JP2004110101A - サービス情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報提供者による、音声やイメージデータ等の情報を登録する手段と、該情報を情報利用者に配信する手段とを可能とする情報配信システムに関する。特に電話機による音声情報およびFAXによるイメージ情報の登録と、カーナビと携帯情報端末を利用した該情報の取得利用手段を主軸とした情報の配信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、サービス情報提供者から位置情報と共にサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を前記位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システムとする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、情報提供者による、音声とイメージデータ(FAXコンテンツ)の二種類の情報を登録する手段と、該情報を情報利用者(ユーザー)に配信する手段とを可能とする情報配信システムに関する。とりわけ本発明では電話機による音声情報登録およびFAXによるイメージ情報の登録と、カーナビと携帯情報端末を利用した該情報の取得利用手段を主軸とした情報の配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動しながら情報を受け取るコンピュータ装置として様々なものがある。代表的なものとしては、自動車に搭載されるカーナビゲーションシステム、個人が携帯して用いる携帯情報端末(PDA<Personal Digital(Data) Assistants>)などがある。PDAは一般には手のひらに収まるサイズの、バッテリで駆動する電子機器で、液晶ディスプレイ、ペン入力機能などを備えた特殊化されたコンピュータ装置である。
【0003】
最近では、電話回線や無線LANなどでインターネットと結び付けることによって、その利用範囲を広げている。
【0004】
これらの移動コンピュータ端末は、タウン情報や観光情報などが地図と結び付けられて表示されることによって、情報利用者(以下、“ユーザー”と表記)への利便性が図られている。例えばカーナビの地図情報は、GPSや無線LANなどで現在地を常時把握し、現在地周辺の地図と目的地までのルートを探索し、地図上にユーザーの現在地と進むべき方向を表示することによって目的地までの進路ガイドをする役割を果たしている。
【0005】
カーナビの外部記憶装置としてはDVDやCDが使われ、該記憶装置に予め地図情報が登録されていて、自動車の現在地位をGPS等で算出した緯度経度をもとに現在地を含む地図を該記憶装置から読み取り、ディスプレイ上に表示している。最近は通信速度が速くなっていることもあり、地図情報も管理センターから送信する方法も可能となっている。この場合には、カーナビ自体に地図情報を持っていなくてもよいので、管理センターとつながる場所にいる限り、どこでも地図情報が得られ、最新の地図情報が得られるというメリットがある。しかし通信速度が速くなったとは言え、目的の地図情報を入手するまでに時間が掛かるというデメリットもある。そのため、新たにできた道路を含む区画地図のみを取り寄せ、カーナビに搭載の地図と組み合わせて最新地図として利用する方法も登場している。この方法では、一部の地図情報のみダウンロードすればよいために、地図情報の取得時間を大幅に短縮することもできる。またカーナビの場合、音声による案内もごく一般的なものとなっている。自動車の運転中はしょっちゅうディスプレイ画面に目を配るわけにもいかないために、音声によるガイドは運転手には便利なガイド手段となっている。
【0006】
ハードディスクの小型化と大容量化によって、最近ではカーナビにハードディスクを搭載するシステムも登場している。ハードディスクは高速の書き込みが可能であり、読み取りも速いことから、利用範囲は広い。カーナビは自動車に搭載するものであるために、振動に弱い機器類は自動車に搭載することは不向きであった。しかしながらハードディスクの小型化に伴い、現在の自動車の走行時の振動にも十分に絶えられるほどに改良されている。この点も、カーナビの外部記憶媒体として利用されるようになった要因の一つに挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、情報提供者が容易に情報提供が行え、かつユーザーが移動中に端末で地図と結び付いた情報を容易に取得できるシステムを提供することである。とくに本発明では電話機で音声による情報登録とFAXによる情報登録、およびカーナビと携帯情報端末の組み合わせによる情報の取得と活用を可能とするシステムを中心に据えている。また本発明においては、常に新しい情報をユーザーに提供できる情報の配信システムを目指す。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明が解決しようとする課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、サービス情報提供者から位置情報と共にサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を前記位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システムとする。
【0009】
請求項2に記載された発明は、移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、サービス情報提供者からサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を予め登録してある前記サービス情報提供者の位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システムである。
【0010】
請求項3に記載された発明は、移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、サービス情報提供者から位置情報と共にサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を前記位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信して前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システムである。
【0011】
請求項4に記載された発明は、移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、サービス情報提供者からサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を予め登録してある前記サービス情報提供者の位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信して前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システムである。
【0012】
請求項5に記載された発明は、前記サービス情報が音声・画像情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4記載のサービス情報配信システムである。
【0013】
請求項6に記載された発明は、前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積されたデータを他の移動コンピュータ端末機器に転送する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4記載のサービス情報配信システムである。
【0014】
本発明では情報提供者および情報利用者(ユーザー)との結び付きを、サービス情報の受信・送信を行う情報管理センターが行う。サービス情報の登録に対しては電話機で情報の登録ができる手段を用意する。移動コンピュータ端末機器としては、カーナビゲーション装置、PDA、携帯電話などが用いられる。
【0015】
通常の電話機からの情報登録では、音声やFAX(イメージ)を中心に情報の提供を行う。インターネットを利用する手段も可能である。
【0016】
情報管理センターではサービス情報提供者からの情報にいくつかの情報を付加して配信用情報に加工し、データベースに登録保存する。この付加情報の主なものが地図情報である。ユーザーは地図情報から、地図上の地点に置かれた情報提供者の情報を取得する。従って、本発明ではユーザーは移動中に現在地、移動途中の道筋、目的地などの場所に結び付いた情報が取得できることになる。自動車の場合にはカーナビゲーション装置であり、徒歩の場合にはPDAが情報を見るための主となる媒体である。もちろんパソコン、携帯電話あるいはPHSなどから携帯情報端末に情報を落とすことも可能である。具体的には以下の手段を有するシステムである。
【0017】
本発明のシステムを例で説明する。この例のシステムでは、情報提供者によるコンテンツの登録、情報管理センターにおける情報の加工・保存、ユーザーによる情報の取得利用の三つのステージからなっている。情報提供者およびユーザーは会員であることが必要となるが、一度会員登録を済ませておけば、基本的に解約申請まで会員として本システムが利用できる。会員登録時に情報提供者が情報の提供元となる住所を記述し、この住所からサービス情報配信システムが緯度経度を割り出して情報提供者管理データベースに記録する。情報登録に関しては、電話機からの音声またはFAXで情報管理センターに送信する方法が主軸である。もちろんインターネットでの情報送信でもかまわない。基本的に音声コンテンツもFAXコンテンツもイメージデータとして元情報データベースに保存する。
【0018】
元情報データベースから元情報を読み出し、種別(情報の種類)や緯度経度などのデータを付加し、加工情報データベースに保存する。この場合、加工情報データベースに登録された加工情報は期限付きであり、期限が来たら自動的に該データベースから消去される。基本的に情報提供者からのコンテンツはそのまま地図情報とともにユーザーに配信することもできるが、音声の場合には人の声によって聞き取りにくいことがあるし、手書き文字によるFAX送信の場合には読みにくいことがある。また公序良俗に反する内容などもある。そこで情報管理センターで元情報の内容をチェックし、場合によっては元情報の内容を変えずに音声の吹き替えや文字情報の書き換えなどして加工情報を作成する。公序良俗に反する情報に対しては、その旨を情報提供者に知らせ、加工情報データベースには載せない。
【0019】
地図情報は地図データベースに記録してある。地図情報をユーザーに提供する場合には、地図データベースから要求されている区画の地図データを読み出し、関連する加工情報の緯度経度から目印を地図情報に付加し、ユーザーに送信し、目印付き地図をディスプレイ画面上に表示する。地図情報がユーザー所有の記憶装置(例えばカーナビのハードディスクやDVD)にあるときは、ユーザーの地図情報を使い、加工情報のみを送信する方法もある。加工情報の取得には以下の二通りの方法がある。
・地図上の目印を指定して特定のコンテンツのみの選択取得
・指定した目的(例えば種別)に対応するコンテンツの選択取得
前者の場合は1単位ずつの情報取得であり、後者の場合には位置情報に結び付いた関連する種別の複数の情報を同時取得することになる。なお上記の目的は、そのつどユーザーが指定してもよいし、あるいはユーザー管理データベースに会員登録する際に利用目的を登録しておくことによって、利用目的に合致した情報のみを選択して取得することも可能である。この点に関してはシステム設計の問題であり、本発明では直接関与しない。
【0020】
この例の最終的端末は携帯情報端末を想定している。カーナビで直接参照することもできるが、自動車から降りて街や観光地を散策するときの情報参照には携帯情報端末を用いる。すなわち、カーナビと携帯情報端末を電波でつなぎ、カーナビのハードディスクに保存してある加工情報と地図情報を選択してダウンロードすれば、携帯情報端末だけで情報を参照することができる。このほか加工情報は、パソコンや携帯電話に携帯情報端末をつないでインターネットからの携帯情報端末にダウンロードすることもできるし、無線LANの電波の届く範囲にいる場合には、直接携帯情報端末にダウンロードすることもできる。電話機能を有する携帯情報端末の場合には、直接携帯情報端末でインターネット接続してダウンロードすることも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム実施の形態の一例を図面を用いて説明する。図1は、本発明のサービス情報配信システムを実現するためのシステム構成図である。情報管理センター1には情報管理サーバー110が据え付けられ、情報提供者2とユーザー3との情報の橋渡しをしている。情報管理サーバーの管理下にある主なデータベースとしては情報提供者管理DB、ユーザー管理DB、元情報DB、加工情報DB(提供情報DB)、地図DBがある(DBは“データベース”の意味)。情報提供者もユーザーも情報管理センターの会員である必要がある。会員登録は、情報提供者およびユーザーが本システムを利用する最初のときに一度だけ行えばよい。登録する管理情報は住所、氏名、生年月日(企業団体の場合には不要)、電話番号、FAX番号、e−mail、所属企業・団体、提供情報の種類(情報提供者のみ)、利用目的等である。とくに情報提供者の場合には、提供情報を地図上に載せる必要があるために、情報提供場所の住所も記述する。
【0022】
この情報提供場所の住所と地図情報(地図DB)とから緯度経度を割り出し、地図上に目印を付ける場所が決定される。緯度経度は付加情報として、情報提供者の記述した個人情報とともに情報提供者管理DBに記録する。登録処理を済ませたあと、情報管理サーバーは識別子(ID)とパスワードを情報提供者あるいはユーザーに送信する。IDは情報管理センターで作成し、パスワードは情報提供者またはユーザーが決める方法を採ってもよい。もちろん、パスワードも情報管理センターで作成し、登録者に通知する方法でもかまわない。いずれにしろID、パスワードは付加情報として、情報提供者に対しては情報提供者管理DBに、ユーザーに対してはユーザー管理DBに記録する。
【0023】
情報提供者は端末210から情報を登録する。端末としては電話機、FAX、携帯電話、PHS、パソコンなどが利用でき、音声、FAX(FAX送信によるイメージデータ)、イメージデータ(インターネットの電子メール送信によるイメージデータ)を情報として送信できる。情報提供者から送信された情報は元情報DBに記録される。FAX送信のデータもイメージデータであるから、システム上はインターネット送信のイメージデータと同等のものとして扱われる。基本的に情報提供者から送信されてきた情報はそのまま提供情報として使用する。
【0024】
元情報に種別区分(情報の種類を表す区分)、緯度経度、保存期間等を付加して加工情報(提供情報)を作成し、加工情報DBに記録する。種別区分は提供者側から指定されてある場合にはその区分をそのまま加工情報に付加する。指定がない場合には、予め会員登録時に登録した情報提供者管理DBの“提供情報の種類”を種別区分として加工情報に付加する。
【0025】
本発明では電話機による音声やFAXによるイメージデータの送信による情報登録も可としている。これは、パソコンや携帯電話などに不慣れな人や、インターネットに慣れていない人にも情報提供手段を提供するためである。音声、FAXによる情報も基本的にはそのまま加工情報に移し、提供情報とする。しかし、音声や手書きイメージデータの場合には、聞き取りにくかったり、読み取りにくい場合がある。従って、元情報を加工情報に移す場合には、人手によるチェックを入れ、問題のある元情報に対しては、情報提供者に問い合わせて再登録を要求することもある。また情報提供者の許可を得て、情報管理センターで音声の吹き替えや手書き情報の書き換えなどを行うこともある。公序良俗に反する元情報の場合には、加工情報を作成しない。このような情報のチェック、吹き替え、書き換え等の処理はシステムの運用の仕方であり、直接本発明の関与するところではない。
【0026】
図2は、加工情報を作成するときの元情報の所在を示した図である。矢印はデータの移動元と移動先を表している。ただし、緯度経度から地図DBの丸印への矢印は、緯度経度が地図上の位置をポイントしていることを表している。保存期間はこの情報が加工情報DBに保存されている期間であり、同時にユーザーに開示している期間でもある。保存期間は提供者からの掲示希望期間でもよいし、掲示希望期間がなければ、システムが決めた期間(例えば1カ月)が設定される。この保存期間を設けているのは、提供情報量が増えすぎて提供情報が煩雑になることを防ぐとともに、常に新しい情報をユーザーに提供するためである。
【0027】
地図DBは分割されて保存されている。ユーザーが地図情報を要求した場合、要求された区画地図が地図DBより読み出され、送信される。このとき、加工情報の緯度経度をもとに送信区画地図に目印を付加して表示する。図3はユーザー端末のディスプレイ画面に表示された地図情報である。地図情報には提供情報(加工情報)のある位置に目印が付けられている(図では丸印)。この目印を選択すると、提供情報が情報管理サーバーから送信され、画面上に提供情報が表示される。例えば図の右の丸印を選択すると、スーパーマーケットの情報が画面表示されると同時に、音声登録されている場合には、音声が流れる。
【0028】
目印だけではユーザーには何の情報か分からない。このような問題を解決するには、種別ごとに目印に色を付けて色分けしたり、目印自体をアイコンにする方法も採れる。提供情報が多いときには、地図上に目印が多くなり、見にくくなることがある。このような場合、ユーザーが種別を指定すれば、指定した種別のみが選択されて地図上に目印が表示される。
【0029】
基本的に地図情報は情報管理サーバーから端末に送信される。地図情報には提供情報の場所を示す目印が付け加えられ、ユーザー端末の画面上に表示される。地図情報は地図DB上は区画化され、容量としては小さなものであるが、カーナビのような場合には、地図情報を取得するときに、そのつど地図情報を取得していたのでは表示速度が遅れるおそれがあるために、予め現在地(通常出発地点)から目的地をつなぐ広範囲の地図情報をダウンロードすることになる。範囲にもよるが、ダウンロードに時間が掛かるために、地図情報をカーナビがDVDやCDに予め持っている場合には、地図情報はDVDやCDのものを使用し、提供情報の緯度経度のみを受信し、地図上に重ねて表示することも可能である。
【0030】
なおカーナビの場合には、本発明ではハードディスクを搭載したものを使用する。例えば自動車で移動する場合、出発前に現在地と目的地を指定して経路探索を行い、探索経路に沿った区画地図と提供情報を取得し、ハードディスクに保存する方法も採れる。また提供情報に関しては、そのコンテンツ(中身)までは取得せずに緯度経度(ただし、種別、情報の名称<無くても可>、加工情報DB上のアドレスも含む)のみを取得し、地図上に目印を表示する。地図上の目印を選択すれば、目印に対応したコンテンツが取得できる。図4は、出発地と目的地を指定して探索経路を行った結果、地図DBから予め取得すべき区画地図情報を示している。図では、斜線で示した区画の地図(区画地図)がダウンロードされる。この地図には情報の提供場所が載っている。情報提供場所は図では×印で表しているが、アイコンであってもよい。経路上のすべての提供情報コンテンツを取得するとなると、データ量が膨大になるだけでなく、ダウンロードの時間も掛かる。そこで地図情報には、目印を記述するための情報提供場所の緯度経度と種別、それにそのコンテンツが加工情報DBのどこにあるかを示すアドレス(検索キーでもよい)のみをダウンロードし、地図情報とともに保存している。この情報提供場所を示す情報を「提供情報インデックス(情報インデックス)」と呼び、その中身を「提供情報コンテンツ(情報コンテンツ)」と呼ぶ。
【0031】
図5は、経路探索の結果得られた地図情報と情報インデックスである。地図情報は区画化された区画地図である。図4からも分かるように、区画地図は経路に含まれていない区画地図も取得の対象となる。というのも、経路が区画境界線付近を通過するときにも、その近辺の地図を表示する必要があるからである。もちろん経路外(経路を含まない区画)は白紙状態で表示しても問題はないが、地図情報の表示に正確性と確かなナビゲートを行うには、経路を含まない経路近辺の区画も取得の対象としておく方が親切である。特に本発明では経路上の情報を知りたいという場合には、経路が通らない区画でも、経路の近辺なら表示の対象にしておく方がユーザーにとって便利である。情報インデックスは緯度経度、種別(例えばレストラン情報、名所旧跡情報、みやげ物店等の情報の種類区分)、アドレスなどが登録されている。緯度経度は地図上に目印を付けるときに使われ、種別は目印の色分けやアイコンを決めるときに必要となる。アドレスは加工情報DB上のアドレスであり、提供情報コンテンツを取得するときに使用する。図の例では情報1と情報2を選択し、加工情報DBより対応するコンテンツをハードディスクにダウンロードしている。なお、アドレスはDBの検索キーであってもよい。むしろ、DB上の絶対的位置を示すアドレスよりも検索キーの方が融通がきく。カーナビが地図情報を最初から備えている場合には、図5の経路区画地図情報のダウンロードは必要なく、情報インデックスのみをダウンロードすることになる。
【0032】
自動車を降りて散策する場合には、カーナビを持ち歩くわけにはいかない。そこで、カーナビに蓄えた提供情報コンテンツを選択して携帯情報端末にダウンロードする。すなわち、カーナビから無線で携帯情報端末のメモリカードに選択した提供情報コンテンツを転送する。PHSを使って現在位置の緯度経度を知ることもできるし、GPSを搭載した携帯情報端末であれば、直接携帯情報端末で現在地の緯度経度が割り出せ、得た緯度経度情報をもとに、その場における地図情報と提供情報が簡単に表示できる。図6はカーナビから携帯情報端末に、選択して提供情報コンテンツをコピーするときのイメージ図である。
【0033】
携帯情報端末に地図情報と提供情報コンテンツをダウンロードする方法としては、このほか、無線LANから直接携帯情報端末にダウンロードする方法がある。無線LANは鉄道の駅や主要施設に設置されたアンテナより出される電波を、携帯情報端末が受信して通信するものである。また携帯電話と携帯情報端末を接続し、携帯電話で情報管理センターにインターネット接続を行い、携帯電話を経由して一気に携帯情報端末にダウンロードすることもできる。家庭のパソコンを端末とした場合には、インターネット接続して提供情報をダウンロードすることもできるので、カーナビと同様にパソコンに蓄積しておいた提供情報コンテンツを選択して携帯情報端末にコピーすることもできる。現在のところ一般的ではないが、電話付き多機能携帯情報端末の場合には、携帯情報端末で直接情報管理センターのサーバーにインターネット接続して情報取得し、メモリに保存することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、情報の提供者と情報の利用者を結び付ける情報の配信システムに関するものであり、情報の提供者が提供したい情報を、電話機での音声登録とFAXによるFAXデータでの情報登録ができることに特徴がある。音声やFAXによる登録は、パソコンやインターネットに慣れていない人にも簡単に使えるために、本システムを利用して情報提供者となることが容易にできる。情報提供者の送信された元情報は加工され、自動的に地図情報と結び付けられ、加工情報(提供情報)として保存されるために、ユーザーにとっては地図上の場所で情報が取得できる便利さがある。
【0035】
本発明では音声をサポートしていることから、カーナビでの利用にも便利なシステムとなっている。なぜなら、自動車を運転しながら提供情報コンテンツを耳で聞くことができるからである。ハードディスクを備えたカーナビの場合には、大量の情報を蓄積することができるために、出発前に予め経路に沿った情報を取り寄せておいてハードディスクに蓄積しておけば、経路上の地点・地点を通過するたびに、その地点の情報を自動的に聞くこともできる。
【0036】
現在地、目的地に向かう途中、目的地などでの情報を知りたいとき、カーナビでの情報取得は非常に便利なものである。しかし自動車を降りて徒歩で周辺を散策する場合には、カーナビを持ち歩くわけにはいかない。そのような場合、携帯情報端末が役立つ。携帯情報端末は携帯電話やPHSに比べてコンピュータとしての機能に優れている。また画面も携帯電話やPHSに比べて大きい。しかし無線LANを使う場合には、無線LANのアンテナが設置されている場所(基地局)を探さなければならない。この点、ハードディスクを備えたカーナビでは大量の情報を同時に記録保存できるために、経路に沿った情報を予め情報管理センターよりダウンロードしてハードディスクに蓄積しておき、気に入った場所を散策するときにカーナビから携帯情報端末にその周辺の情報のみをコピーすれば、基地局の問題は解決する。
【0037】
もちろん、インターネットに接続可能で、しかも携帯情報端末と接続可能な通信デバイス(端末)を用いれば、カーナビ以外にも基地局の問題を解決することができる。このようなデバイスとして、例えば携帯電話やPHSが使える。もちろん、鉄道を利用する場合には、基地局として駅があるので、目的地やその途中の提供情報を乗車駅でダウンロードすることも可能である。すなわち、本発明における情報の取得はカーナビを主としたものではあるが、様々な方法が採れる有利さがある。この点は情報の登録においても言えることで、音声もFAX情報もイメージデータであるから、音声入力装置やイメージ取込装置(例えばデジタルカメラ、イメージスキャナなどを備えた装置)を備えたパソコンでインターネットを介して情報管理センターに接続して、情報登録ができるし、携帯電話やPHSなどでも登録が行える。このように、情報登録に関しても幅広い機器が適用できるのも、本発明のメリットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス情報配信システムのシステムブロック図である。
【図2】本発明のサービス情報配信システムにおいて、元情報から加工情報(提供情報)を作成するときのデータのつながりと移動を説明するための図である。
【図3】本発明のサービス情報配信システムにおいて、地図情報と提供情報の結び付きを説明するための図である。
【図4】本発明のサービス情報配信システムを用いての出発地から目的地までの経路探索と、その経路に沿った地図情報と提供情報を取得する方法を説明するための地図情報図である。
【図5】図4の経路沿いの情報をカーナビのハードディスクにダウンロードするときの、データのつながりと移動を説明するための図である。
【図6】カーナビから携帯情報端末に、選択して提供情報コンテンツをコピーするときのイメージ図である。
【符号の説明】
1    情報管理センター
110  情報管理サーバー
2    情報提供者
210  端末(電話機、FAX、パソコン、携帯電話、PHS、携帯情報端末等)
3    ユーザー(情報利用者)
310  端末(カーナビ、携帯電話、PHS、携帯情報端末等)

Claims (6)

  1. 移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、
    サービス情報提供者から位置情報と共にサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を前記位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、を備えたことを特徴とするサービス情報配信システム。
  2. 移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、
    サービス情報提供者からサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を予め登録してある前記サービス情報提供者の位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、
    を備えたことを特徴とするサービス情報配信システム。
  3. 移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、
    サービス情報提供者から位置情報と共にサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を前記位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信して前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、
    を備えたことを特徴とするサービス情報配信システム。
  4. 移動コンピュータ端末機器に通信回線を介してサービス情報を配信するシステムにおいて、
    サービス情報提供者からサービス情報を受信し、受け取ったサービス情報を予め登録してある前記サービス情報提供者の位置情報とともに前記移動コンピュータ端末機器に送信して前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積し、前記移動コンピュータ端末機器において表示される地図上の前記位置情報に相当する位置にアイコンを示し、該アイコンに前記サービス情報をリンクさせる手段、
    を備えたことを特徴とするサービス情報配信システム。
  5. 前記サービス情報が音声・画像情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4記載のサービス情報配信システム。
  6. 前記移動コンピュータ端末機器の記録装置に蓄積されたデータを他の移動コンピュータ端末機器に転送する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4記載のサービス情報配信システム。
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