JP2004106888A - ボトルキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】原料収納部の下端開口を底蓋で封止したときの気密性が高く、原料収納部に収納した粉末等の変質や腐敗等を的確に防止できるようにする。
【解決手段】子キャップ2の原料収納部となる内筒9と底蓋3とに、互いに螺合して緊締するネジ部9a・3eを形成するとともに、底蓋3と親キャップ1の外筒6とに互いに嵌脱自在に嵌合する回り止め部3f・7を設け、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋が回り止め部により内筒との追従回転を規制されて、内筒から脱落するようにする。内筒9内には、原料11と共に圧力気体を封入する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末状又は液状の原料を収容する原料収容部を有し、開栓操作に伴い原料収容部の底蓋を脱落させて原料をボトル内に放出するボトルキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のボトルキャップとして、例えば特許文献1(実公昭44−12957号公報)及び特許文献2(特許第3281730号公報)に記載のものがある。
【0003】
特許文献1に記載のものは、可撓性樹脂からなる円筒状のパッキング(外筒)と、原料収容部となる筒体(内筒)を有する蓋(キャップ)と、環状の突縁(鍔部)を有する押込栓(底蓋)とからなり、パッキングをボトルの口部内に嵌挿するとともに、押込栓を筒体の下面開口内に嵌挿して該筒体を密閉し、蓋をボトルの口部に螺合させて該口部を閉じる構造になっている。蓋の筒体の下部は漏斗状にすぼまっていて、蓋でボトルの口部を完全に閉じたとき、筒体の下端が押込栓の環状突縁と係合するようになっている。蓋をボトルの口部に対して開く方向に回すと、筒体は蓋と共に上昇するが、押込栓はパッキングの下端で上昇を規制されるため、筒体から脱落し、筒体内に収容した粉末がボトル内に放出される。
【0004】
また、特許文献2のものは、ボトルの口頚部外周に下部を抜け出し不能に嵌着固定した嵌合筒部の中途内周にフランジを延設し、該フランジ内周より支持筒部を一体に垂設してなる連結部材(外筒)と、頂壁の裏面中央部より収納筒部(内筒)を垂設したキャップと、その収納筒部下端に液密且つ離脱可能に嵌着させてその上部を原料収納部とする皿状の底蓋とを備え、また連結部材(外筒)の嵌合筒部の外周下部に第1螺条を周設するとともに、該第1螺条と空転域を介して上方に第2螺条を周設し、キャップの周壁内周下部に上記第1螺条と螺合する螺条を周設しており、キャップを連結部材(外筒)に対して開く方向に回して上昇させると、キャップの螺条が連結部材(外筒)の第1螺条から外れて空転する前に、底蓋の周縁上面が支持筒部の下端に係止されて脱落するようになっている。底蓋は、その底壁上面の周縁部に、キャップの収納筒部の内周下端部に嵌合するシール筒部を立設して液密性を保持するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
実公昭44−12957号公報(第1頁、第1図、第2図)
【特許文献2】
特許第3281730号公報(第2頁、第1図、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載のものは、押込栓(底蓋)を原料収容部である筒体(内筒)に押し込んでいるものの、これらの間の気密性を確保することは難しく、ボトル内の湿気を含む空気が原料収容部である筒体(内筒)内に浸入し、粉末等の原料が酸素や湿気と接触することにより変質や腐敗等を招く。また、押込栓の環状の突縁(鍔部)とパッキング(外筒)の下端とは単に当接しているだけであるので、筒体(内筒)とパッキング(外筒)との間の空間にボトル内の液体が入り込み、この液体が蓋(キャップ)に漏れを生じさせる恐れがある。
【0007】
特許文献2に記載のものは、キャップの収納筒部と底蓋との間の液密性を確保するために、底蓋の上面に、キャップの収納筒部の内周下端部に嵌合するシール筒部を立設しているものの、これも気密性を確保することは難しく、ボトル内の湿気を含む空気が収容筒部内に浸入し、粉末等の原料が酸素と接触することにより変質や腐敗等を招く。また、底蓋が脱落した後、キャップと連結部材(外筒)との間に、それらの螺条が螺合しない空転域が形成されるため、この空転域による隙間から液漏れが生ずる。
【0008】
更に、これら従来技術とも、底蓋は、脱落後にボトル内の液体中に自由に浮遊できる解放状態となるので、液体をボトルから注出するたびに、底蓋が注出の流れの邪魔をしたり、キャップ全体をボトルから外した場合、底蓋が液体と共にボトルから排出されるため、底蓋を液体と共に飲み込んでしまう危険性がある。
【0009】
本発明の第1の目的は、原料収納部の下端開口を底蓋で封止したときの気密性が高く、原料収納部に収納した粉末等の変質や腐敗等を的確に防止できるようにすることにある。
【0010】
本発明の第2の目的は、ボトル内の液体に対する漏れも確実に防止できるようにすることにある。
【0011】
本発明の第3の目的は、底蓋を脱落後にキャップに懸垂できるようにして、自由に浮遊することによる弊害を防止できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とからなり、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるボトルキャップであって、次のような形態がある。
【0013】
本発明の第1の形態は、内筒と底蓋とに、互いに螺合して緊締するネジ部を形成するとともに、底蓋と親キャップの外筒とに互いに嵌脱自在に嵌合する回り止め部を設け、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋が回り止め部により内筒との追従回転を規制されて、内筒から脱落するようにしたことを特徴とする。
【0014】
このような構造によると、底蓋は、そのネジ部を原料収納部である内筒のネジ部に螺合させて内筒の下端開口を緊締状態で封止するので、気密性が高い。このようにネジ部を螺合させて緊締しても、底蓋は親キャップの外筒により内筒との追従回転を規制されるので、開封時における内筒からの脱落は支障なく行われる。
【0015】
本発明の第1の形態の好適な具体的態様は次のとおりである。
底蓋の周縁に、内筒の下端部を密に嵌入させることができる環状溝が形成され、該環状溝の内面に、内筒の下端部のネジ部と螺合するネジ部が形成されている。
【0016】
このような構造にすると、内筒の下端部を底蓋の周縁の環状溝に圧入させた状態で、該環状溝内で底蓋側のネジ部と内筒側のネジ部とを螺合させることができるので、気密性が一層高くなる。
【0017】
回り止め部が、底蓋と外筒のうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっている。
このような構造にすると、底蓋の回り止め設定を簡単に行える。
【0018】
底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂される。
このような構造にすると、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、その外筒に底蓋を懸垂したままの状態で親キャップと一緒にボトルから取り出すことができる。
【0019】
本発明の第2の形態は、内筒と底蓋とに、互いに螺合して緊締するネジ部を形成するとともに、底蓋と親キャップの外筒とに嵌合部を嵌合させて、外筒に対する底蓋の回転を規制する回り止め部材を備え、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋が回り止め部材により子キャップとの追従回転を規制されて、回り止め部材と共に内筒及び外筒から脱落するようにしたことを特徴とする。
【0020】
このような構造によると、底蓋は、そのネジ部を原料収納部である内筒のネジ部に螺合させて内筒の下端開口を緊締状態で封止するので、気密性が高い。このようにネジ部を螺合させて緊締しても、底蓋は回り止め部材により内筒との追従回転を規制され、開封時には回り止め部材と共に脱落するので、その脱落は支障なく行われる。
【0021】
本発明の第2の形態の好適な具体的態様は次のとおりである。
回り止め部材と外筒との嵌合部が、そのうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっている。
このような構造にすると、回り止め部材による底蓋の回り止め設定を簡単に行える。
【0022】
回り止め部材が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、底蓋が内筒から脱落したときに、回り止め部材が底蓋を保持した状態で親キャップの外筒に懸垂される。
このような構造にすると、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、底蓋を回り止め部材に保持してそれと共に外筒から懸垂したままの状態で、親キャップと一緒にボトルから取り出すことができる。
【0023】
子キャップの内筒を親キャップの外筒に挿入して、子キャップで外筒の上端開口を封止するときに、底蓋が、外筒を貫通してその下端開口から抜け出る大きさになっている。
このような構造にすると、内筒を外筒に挿入させながら子キャップで外筒の上端開口を封止する前に、内筒に原料を収容してその下端開口を底蓋で封止しておくことができるので、原料の収容作業、及び親キャップと子キャップと底蓋と回り止め部材の組み立て作業の自動化を容易に行える。
【0024】
上記第1及び第2の形態のいずれの場合も、内筒内に圧力気体を封入し、底蓋が内筒から脱落するとき、内筒内の原料が圧力気体と共にボトル内に噴出されるようにすれば、内筒内への酸素や湿気の浸入を内圧により防止できるとともに、ボトル内への原料の放出を一気に行える。
【0025】
また、第1及び第2の形態のいずれの場合も、内筒内に圧力気体を封入することに代えて、又は圧力気体を封入することに加えて、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方を封入してもよい。
【0026】
更に、第1及び第2の形態のいずれの場合も、子キャップの頂部下面に、子キャップで外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設すれば、外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができる。
【0027】
本発明の第3の形態は、子キャップの頂部下面に、子キャップで外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したこと、内筒内に圧力気体を封入し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回して底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落されるとき、内筒内の原料が圧力気体と共にボトル内に噴出されるようにしたことを特徴とする。
【0028】
このような構造によると、外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができる。また、内筒内への酸素及び湿気の浸入を内圧により防止できるとともに、ボトル内への原料の放出を一気に行える。
【0029】
本発明の第3の形態の場合、好ましくは、底蓋に、上面が凸面、下面が凹面となる押込部と、該押込部とで断面J状をなして環状凹溝を形成する周壁部とを形成し、その押込部を内筒内に圧入するとともに、環状凹溝に内筒の下端開口縁を圧入させて内筒の下端開口を底蓋で封止し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋の周壁部が外筒の下端開口縁に当接して底蓋が内筒との追従上昇を規制され、底蓋が内筒から脱落されるようにする。
【0030】
このような構造にすると、底蓋を内筒にネジ込まなくとも気密及び液密に封止できるとともに、底蓋の回転止めのための手段を設けなくとも、底蓋を脱落できる。
【0031】
本発明の第4の形態は、子キャップの頂部下面に、子キャップで外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したこと、底蓋に、上面が凸面、下面が凹面となる押込部と、該押込部とで断面J状をなして環状凹溝を形成する周壁部とを形成し、その押込部を内筒内に圧入するとともに、環状凹溝に内筒の下端開口縁を圧入させて内筒の下端開口を底蓋で封止し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋の周壁部が外筒の下端開口縁に当接して底蓋が内筒との追従上昇を規制され、底蓋が内筒から脱落されるようにしたこと、内筒内に、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方を封入したことを特徴とする。
【0032】
このような構造によると、外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができる。また、底蓋を内筒にネジ込まなくとも気密及び液密に封止できるとともに、底蓋の回転止めのための手段を設けなくとも、底蓋を脱落できる。更に、内筒内の原料の変質や腐敗等を防止できる。
【0033】
第3及び第4の形態において、底蓋の凹面となっている下面の中央に、下向きの突起を一体に設ければ、組立時にこの突起を治具で把持することで底蓋による封止を自動化できるとともに、脱落した底蓋がボトル内の液中に沈降する際に方向性を与えることができる。
【0034】
また、第3及び第4の形態においても、底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂されるようにすれば、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、その外筒に底蓋を懸垂したままの状態で親キャップと一緒にボトルから取り出すことができる。
【0035】
上記第1、第2、第3及び第4の形態のいずれの場合も、外筒の内周面と中途と内筒の外周面の中途とにそれぞれ段部を形成し、これら段部が、子キャップで親キャップの上端開口を閉じたとき上下に対向するようにすれば、ボトル内の液が外筒の内周面と内筒の外周面との間を浸透して上昇してくるのを堰止めできる。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0037】
図1〜図5は本発明の第1実施例のボトルキャップを示し、図1及び図2は組み立て前の状態、図3は組み立てた状態、図4はボトルにセットした状態、図5は開封の動作状態である。このボトルキャップは、図1及び図2に示すように、それぞれ樹脂成型された親キャップ1と子キャップ2と底蓋3とからなる。
【0038】
親キャップ1は、ペットボトル等のボトル50の口部50aに被せるキャップ本体5に、上下両端が開口した外筒6を一体に設けている。外筒6は、キャップ本体5の頂部5aを上下に一体に貫通しており、頂部5aより上側に突出した上部は、上端が開口する口部6aとなり、また頂部5aより下側に突出した下部は、キャップ本体5の胴部5bとの間に隙間を形成しながらその下端よりも下方に垂下して下端が開口する垂下筒部6bとなっている。この垂下筒部6bは、頂部5aの近くで段差をなして細くなってから、下端開口に向かって徐々に先細となっている。垂下筒部6bの下端には、底蓋3の回り止めのための矩形の凸部7が、一箇所又は対向する二箇所に設けられている。また、垂下筒部6bの内周面の中途には、肉厚を僅かに厚くする微小な段部6cが形成されている。
【0039】
キャップ本体5の胴部5bの内周面には、図4に示すように、ボトル50の口部50aの雄ネジと螺合する雌ネジ5cが形成され、また外筒6の口部6aの外周面には雄ネジ6dが形成されている。胴部5bの外周面には、指を掛けて開ける際の滑り止め用ローレット5dが刻設されている。
【0040】
子キャップ2は、原料及び圧力気体充填部(カプセル)となる内筒9を、キャップ本体8の頂部8aの下面から一体に突設するとともに、この内筒9の外周の至近位置において、肉薄の短い密閉リング10を一体に突設している。内筒9は、キャップ本体8の胴部8bとの間に隙間を形成しながらそれよりもはるかに長く突出している。内筒9は、外筒6よりも径がやや小さく、外筒6との間に僅かな隙間を形成して挿入できるようになっているが、長さは外筒6よりも若干長くなっている。内筒9の外周面の下端部には、ネジ山数の少ない雄ネジ9aが形成されている。内筒9は、内径については終端から下端まで同じであるが、外径は、内筒9の肉厚を徐々に薄くするように上端から下端に向かって徐々に小さくなっている。また、内筒9の外周面には、肉厚を僅かに薄くする微小な段部9cが形成されている。
【0041】
子キャップ2の胴部8bの環状の下周縁部分8cは、全周にわたる切り込み8dによりその上側の部分と分離可能になっている。この切り込み8dより上側において、胴部8bの内周面には、外筒6の口部6aの雄ネジ6dと螺合する雌ネジ8eが形成されている。図3に示すように、この雌ネジ8eを雄ネジ6cに螺合させ、更に環状の下周縁部分8cが雄ネジ6dの終端を強制的に越えるところまで子キャップ2を外筒6の口部6aに被せると、口部6aが気密かつ液密に封止される。このとき、子キャップ2は、その環状の下周縁部分8cが口部6aに対し回転不能に固定され、また内筒9の雄ネジ9aを有する下端部が、外筒6の垂下筒部6bの下端開口から突出し、内筒9の外周面中途の微小な段部9cと外筒6の内周面中途の微小な段部6cとが、近接して上下に対向する。更に、密閉リング10が外筒6の口部6a内に圧入するとともに、子キャップ2の頂部8aが外筒6の上端に圧接し、密閉リング10が子キャップ2の胴部8bの角部とで外筒6の口部6aを内外から挟持する状態となる。胴部8bの外周面には、指を掛けて開ける際の滑り止め用ローレット8fが刻設され、また頂部8aの上面には、開ける方向を指示する矢印8gが浮き出し形成されている。
【0042】
底蓋3は、上面が凸面、下面が凹面となる押込部3aと、該押込部3aの周縁とで断面J状をなして環状凹溝3bを形成する周壁部3cと、押込部3aの凹面となっている下面の中央から下向きに突出する突起3dとを一体成型している。環状凹溝3b内、つまり周壁部3cの内周面には、ネジ山数の少ない雌ネジ3eが形成され、この雌ネジ3eと内筒9の下端部の雄ネジ9aとを螺合させて、内筒9の下端部を環状凹溝3b内に嵌め込むとともに、押込部3aを内筒9内に押し込むことにより、底蓋3は、圧力気体と原料11を充填した内筒9の下端開口を気密かつ液密に封止する。また周壁部3cには、外筒6に対する回り止めのための矩形の凹部3fが、一箇所又は対向する二箇所に設けられている。この凹部3fを外筒6の凸部7と嵌脱自在に嵌合させることにより、底蓋3は、外筒6に対し回り止めされる。
【0043】
なお、底蓋3の回り止めのための凹部と凸部は、外筒6側を凹部、底蓋3側を凸部としてもよい。
【0044】
内筒9内に充填する原料11としては、緑茶、コーヒー、紅茶、濃縮ミネラル、海洋深層水抽出ミネラル、健康食品、薬剤、濃縮果汁、乳製品、アルコール、濃縮野菜、スープ原料、ビタミン類、糖類、薬草類、発酵菌などを、粉末や顆粒や錠剤や液体としたものが挙げられる。また、圧力気体としては、原料11の品質を安全に維持できる不活性ガスが良く、例えば窒素、ヘリウム、アルゴン、二酸化炭素、亜酸化窒素又はこれらの混合ガスが挙げられる。
【0045】
底蓋3は、可撓性の連結片12にて外筒6に連結されている。この連結片12の上端部は外筒6の外周面に、下端部は底蓋3の下面にそれぞれ固定され、底蓋3を内筒9から外したとき、連結片12は、ほぼ真っ直ぐな状態に復元して底蓋3を外筒6に対し懸垂状態とする。底蓋3は、連結片12と共に外筒6(親キャップ1)と一体に樹脂成型することが可能である。
【0046】
この第1実施例のボトルキャップは、親キャップ1と子キャップ2と底蓋3とを図3に示すように組み立て、内筒9内には、不活性ガス等の圧力気体と共に原料11を充填して底蓋3で封止するとともに、外筒6の口部6aは、子キャップ2のキャップ本体8で封止し、また底蓋3は、その凹部3fを外筒6の凸部7と嵌合させて外筒6に対し回り止め状態とする。そして、このように組み立てたボトルキャップを、図4に示すように、ペットボトル等のボトル50の口部50aに装着する場合、外筒6をボトル口部50a内に挿入し、親キャップ1のキャップ本体5の雌ネジ5cをボトル口部50aの雄ネジに螺合させて固く緊締することにより、該キャップ本体5にてボトル口部50aを封止する。
【0047】
このようにボトル50に装着された本ボトルキャップは、内筒9内に圧力気体が充填されているので、内筒9内への酸素や湿気の浸入を内圧により防止できるに加え、底蓋3は、内筒9の下端部を環状凹溝3bに嵌め込んで内筒9にネジ止めされているので、底蓋3に圧力気体による内圧がかかっていても、内筒9内からの圧力気体の漏れを確実に防止できる。
【0048】
外筒6と内筒9との間では、それらの中途において、外筒6の内周面の段部6cと内筒6の外周面の段部9cとが近接して対向するので、ボトル50内の液が外筒6の内周面と内筒9の外周面との間を浸透して上昇してくるのを堰止めできる。
【0049】
外筒6の口部6aと子キャップ2との間では、上記のように、子キャップ2の密閉リング10が外筒6内に圧入するとともに、子キャップ2の頂部8aが外筒6の上端に圧接し、密閉リング10が胴部8bの角部とで外筒6の口部6aを内外から挟持するので、外筒6の口部6aに対する子キャップ2の気密性及び液密性は非常に高い。
【0050】
図4に示す装着状態で、子キャップ2を開けることに伴う動作について図5を参照して説明する。
同図(A)の状態から子キャップ2の胴部8bに指を掛けて矢印方向に回すと、胴部8bの環状の下周縁部分8cは、外筒6の口部6aに対し回転不能になっているので、同図(B)に示すように切り込み8dにおいて上下に分離し、下周縁部分8cはそのまま残るのに対し、それより上側の胴部8bは口部6aとの螺合により回転しながら上昇する。これに伴い内筒9も回転しながら上昇するが、底蓋3は、外筒6に対し回り止めされているので内筒9に追従して回転せず、子キャップ2を更に回して内筒9を更に上昇させると、内筒9の下端の雄ネジ9aと底蓋3の雌ネジ3eとの螺合が外れ、底蓋3は、内筒9の下端から解放される。
【0051】
なお、子キャップ2の胴部8bが切り込み8dにおいて上下に分離する力(ひねり)を子キャップ2に与えても、親キャップ1は、ボトル50の口部50aに対し回転しないように、しっかりと緊締されている。
【0052】
内筒9の下端から解放された底蓋3は、内筒9内に充填されている圧力気体にて同図(C)に示すように押し下げられ、底蓋3の凹部3fと外筒6の下端の凸部7との嵌合が外れて、底蓋3は外筒6からも解放されて脱落する。これにより同図(D)に示すように、内筒9内の原料11が圧力気体と共にボトル50内に一気に噴出され、ボトル50内の液体と混合する。脱落した底蓋3は、連結片12がほぼ真っ直ぐな状態に復元することにより外筒6に懸垂される。
【0053】
ボトル50内の液体を飲むには、子キャップ2を外筒6の口部6aから外して内筒9を外筒6から抜き出し、口部6aを開ける。その際、必要に応じ、子キャップ2を外筒6の口部6aに対し再び閉めてボトル50自体を振り、原料11が液体によく混合してから、子キャップ2を外す。
【0054】
子キャップ2の胴部8bが切り込み8dにおいて上下に分離することで、底蓋3が脱落することを確認できるが、ボトル50が内部を透視できるようになっている場合には、底蓋3が脱落したことを目視確認できる。
【0055】
親キャップ1をボトル50から外せば、これと共に底蓋3も懸垂状態のまま一緒に取り出すことができるので、ボトル50のリサイクル性が良い。
【0056】
子キャップ2の胴部8bに切り込み8dを設け、その環状の下周縁部分8cを外筒6の口部6aに対し回転不能とすることで、子キャップ2の封止の緩みを防止できるとともに、切り込み8dで分離するまで子キャップ2を強制的に回さないと、底蓋3を脱落させて原料11の噴出を行えないという確認になるが、必ずしもこのような構造にする必要はない。
【0057】
図6〜図8は本発明の第2実施例のボトルキャップを示し、図6は組み立てた状態、図7はボトルにセットした状態、図8は開ける動作状態で、それぞれ第1実施例における図3、図4、図5に対応する。上記第1実施例では、底蓋3を外筒6に連結して懸垂状態とするための連結片12を設けたが、第2実施例ではこれを省略しただけで、その他については第1実施例と同じである。
【0058】
従って、第2実施例では、底蓋3が外筒6に懸垂されることなく、ボトル50内の液中に沈降する。図9(A)は、子キャップ2を開く方向に回して原料11が噴出されるとともに、底蓋3が沈降していく状態、同図(B)は子キャップ2を再び閉める状態、同図(C)は、ボトル50を振って原料11の混合を行っている状態をそれぞれ示す。底蓋3は、突起3dを有するので、ボトル50内の液中に沈降する際にこの突起3dにて方向性を与えられる。
【0059】
図10〜図13は本発明の第3実施例のボトルキャップを示し、図10は組み立てまでの断面図、図11は底蓋の斜視図、図12は回り止め部材の斜視図、図13は開封する動作状態の断面図である。この第3実施例のボトルキャップは、図10(A)に示すように、親キャップ1と子キャップ2と底蓋3に加え回転止め部材4からなる。
【0060】
第3実施例における親キャップ1は、外筒6の下端に、第1実施例における回り止め用の凸部7に代えて凹部7aを設けているが、その他については第1実施例の親キャップと同じである。また、第3実施例における子キャップ2は、第1実施例では内筒9の外周面の下端に設けた雄ネジ9aに代えて、内筒9の内周面の下端に雌ネジ9dを形成しているが、その他については第1実施例の子キャップと同じである。
【0061】
第3実施例における底蓋3は、第1実施例のものとは大幅に異なり、図11に示すように押込部13aと鍔部13bとからなり、押込部13aの外周に、内筒9の雌ネジ9dと螺合する雄ネジ13cを形成し、鍔部13bの外周に環状溝13dを形成し、また鍔部13bの下面に、断面台形の十字状溝13eを形成している。
【0062】
底蓋3は、その雄ネジ13cを内筒9の雌ネジ9dに螺合させて押込部13aを内筒9に押し込むと、内筒9の下端開口を気密かつ液密に封止する。その際の螺合作業には、十字状溝13eを利用して底蓋3を回すことができる。底蓋3の鍔部13bの外径は、内筒9の下端の外径とほぼ等しいので、内筒9は底蓋3で封止したまま外筒6に挿入でき、しかも図10(B)に示すように、子キャップ2を外筒6の口部6aに被せて内筒9を外筒6に最大限に挿入すると、底蓋3は外筒6の下端開口から抜け出る。
【0063】
第3実施例で加わった回り止め部材4は、図12に示すように、リング部14aの内側に、断面台形の十字状リブ14bを一体に設けるとともに、リング部14aの内周面に環状突部14cを形成し、リング部14aの対向する二箇所から回り止め用の矩形凸部14dを一体に突設している。そして、この回り止め部材4は、可撓性の連結片12にて外筒6に連結されている。この連結片12の上端部は外筒6の外周面に、下端部は回り止め部材4のリング部14aにそれぞれ固定され、連結片12は、ほぼ真っ直ぐな状態に復元すると回り止め部材4を外筒6に対し懸垂状態とする。回り止め部材4は、連結片12と共に外筒6(親キャップ1)と一体に樹脂成型することが可能である。
【0064】
回り止め部材4は、親キャップ1と子キャップ2と底蓋3とを図10(B)に示すように組み合わせた後、同図(C)に示すように底蓋3に向かって押し付け、回り止め部材4の断面台形の十字状リブ14bを底蓋3の断面台形の十字状溝13eに強制的に嵌合させるとともに、回り止め部材4の内周の環状突部14を底蓋3の外周の環状溝13dに強制的に嵌合させ、更に回り止め部材4の凸部14dを外筒6の下端の凹部7aに嵌脱自在に嵌合させる。
【0065】
これにより回り止め部材4と底蓋3とは互いに外れないように合体され、しかも回り止め部材4は、底蓋3を抱持して外筒6に対し回り止め状態とする。
【0066】
第3実施例のボトルキャップの場合、図13(A)に示すように、子キャップ2を矢印方向に回すと、その胴部8bの環状の下周縁部分8cを残して内筒9も回転しながら上昇するが、底蓋3は、回り止め部材4にて外筒6に対し回り止めされているので内筒9に追従して回転せず、子キャップ2を更に回して内筒9を更に上昇させると、同図(B)に示すように内筒9の下端の雌ネジ9dと底蓋3の雄ネジ13cとの螺合が外れ、底蓋3は、内筒9の下端から解放される。
【0067】
内筒9の下端から解放された底蓋3は、内筒9内に充填されている圧力気体にて押し下げられ、これと一体に回り止め部材4も押し下げられて、その凸部14dが外筒6の下端の凹部7aから外れ、回り止め部材4が外筒6から解放されて底蓋3を保持したまま脱落する。これにより同図(C)に示すように、内筒9内の原料11が圧力気体と共に一気に噴出される。脱落した回り止め部材4は、連結片12がほぼ真っ直ぐな状態に復元することにより、底蓋3を保持したまま外筒6に懸垂される。
【0068】
第3実施例のボトルキャップの場合、回り止め部材4を必要とするが、組み立ては、子キャップ2の内筒9内に原料11及び圧力気体を充填して底蓋3で封止した後、その封止した内筒9をそのまま外筒6に挿入して子キャップ2を外筒6の口部6aに被せ、回り止め部材4を底蓋3に向かって押し付けるだけで完了するので、特別な治具や反転機構等が不要であり、自動化が容易である。
【0069】
図14〜図17は本発明の第4実施例のボトルキャップを示し、図14及び図15は組み立て前の状態、図16は組み立てた状態、図17はボトルにセットした状態をそれぞれ示す。
【0070】
第4実施例のボトルキャップは、底蓋3を子キャップ2の内筒9の下端にネジ止めしないで、内筒9の下端開口を嵌合構造だけで気密かつ液密に封止できるようにしたものである。すなわち、底蓋3の環状凹溝3b内の雌ネジ3eを省略して、環状凹溝3bの断面を逆Ω状にする一方、内筒9の下端縁を外側に膨らむ突縁9eとし、これら断面逆Ω状の環状凹溝3bと外側に膨らんだ突縁9eとを強制的に嵌合させて封止する。
【0071】
第4実施例の場合には、底蓋3を内筒9の下端にネジ止めしていないので、外筒6に対して底蓋3を回り止めする必要はなく、子キャップ2を回して内筒9を上昇させていくと、底蓋3の周壁部3cが外筒6の下端に当接して底蓋3はそれ以上の上昇を拘束されるため、更に上昇していく内筒9から底蓋3が外れて脱落する。これが脱落すると、内筒9内の原料11が圧力気体と共に一気に噴出される。底蓋3はボトル内の液中に沈降する。
【0072】
なお、第4実施例の場合にも、上述した実施例の場合と同様に、底蓋3を連結片にて外筒5に連結してもよいこと勿論である。
【0073】
子キャップ2の胴部8bに、切り込み8dにより分離する環状の下周縁部分8cを設けない場合には、ボトル50にセットした状態で子キャップ2を不用意に回して開けないように、図18に示すように、子キャップ2の胴部8bと親キャップ1の胴部5bとを、透明又は半透明のシュリンクフィルム51にて包被する。このシュリンクフィルム51には、上側部分51aと下側部分51bとに上下に二分するための切り取り線51cと、上側部分51aを縦に切り裂くための切り裂き線51dとが設けられており、ボトルキャップの開封時には、切り裂き線51dで上側部分51aを切り裂いてから、子キャップ2の胴部8bに指を掛けてこれを回す。すると、シュリンクフィルム51が、切り取り線51cで上下に分離して、子キャップ2の胴部8bを包被していた上側部分51aは外れてしまうが、下側部分51bは、図19に示すように親キャップ1の胴部5bを包被したまま残る。このような状態になることで、当該ボトルキャップが開封されたことが分かる。これは、上記第1〜第4のいずれの実施例にも適用できる。
【0074】
上記の実施例では、内筒9内の原料11が酸素や湿気に接触して変質や腐敗等をしないようにするのに、内筒9内に圧力気体を封入したが、図20に示すように、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方21を内筒9内に封入してもよい。その場合、脱酸素剤又は除湿剤21を多孔質の容器22内に入れ、容器22ごと内筒9の奥端まで圧入する。その圧入に加えて、圧力気体も封入してもよい。
【0075】
図21に示すように、外筒6に、その下端から所要長さの排出用溝6eを設けておけば、子キャップ2をその内筒9と共に抜き出してボトル50内の液体を外筒6の口部6aから注出する際、外筒6とボトル50の口部50aとの間に液体を残留させることなく、注出できる。
【0076】
図22に、本発明によるボトルキャップの組み立てから、圧力気体及び原料の充填、ボトルへの装着までを自動的に行う方法を例示する。
第1実施例及び第2実施例のボトルキャップの場合、図20(1)に示すように、親キャップ1を逆さにして底蓋3を外筒5にセットする。同図(2)に示すように、子キャップ2を逆さにして内筒9内に原料ホッパ52から原料11を定量投入する。
【0077】
同図(3)に示すように、親キャップ1及び子キャップ2を充填機53の圧力室54内に入れ、圧力室54内を真空ポンプ55に真空にした後、圧力気体供給装置56から圧力気体として窒素等の不活性ガスを供給する。
【0078】
同図(4)に示すように、圧力室54内で底蓋3を治具57にて固定しておいたまま、子キャップ2をネジ込み装置58にて親キャップ1にネジ込んで、原料と圧力気体を充填した内筒9を封止した後、全体を反転させる。
【0079】
一方、同図(5)に示すように、ボトル50内にボトリングマシン59にて液体を充填しておく。そして、同図(6)に示すように、スクリューキャッパ60にて親キャップ1をボトル50の口部50aに螺合緊締する。螺合によらない場合には、同図(7)に示すように、プレスキャッパ61にて親キャップ1をボトル50の口部に強制的に嵌合させる。
【0080】
上述した実施例では、ボトル胴部に対し口部50aがすぼまったボトル50に適用した場合について説明したが、本発明によるボトルキャップは、図23及び図24に示すように、口部が胴部と同じような大きさの広口のボトルにも適用できる。
【0081】
【発明の効果】
本発明による効果を請求項毎に挙げると次のとおりである。
<請求項1>
底蓋は、そのネジ部を原料収納部である内筒のネジ部に螺合させて内筒の下端開口を緊締状態で封止するので、気密性が高い。このようにネジ部を螺合させて緊締しても、底蓋は親キャップの外筒により内筒との追従回転を規制されるので、開封時における内筒からの脱落は支障なく行われる。
【0082】
<請求項2>
内筒の下端部を底蓋の周縁の環状溝に圧入させた状態で、該環状溝内で底蓋側のネジ部と内筒側のネジ部とを螺合させることができるので、気密性が一層高くなる。
【0083】
<請求項3>
底蓋を外筒に対し回り止めする回り止め部が、底蓋と外筒のうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっているので、底蓋の回り止め設定を簡単に行える。
【0084】
<請求項4>
底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂されるので、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、その外筒に底蓋を懸垂したままの状態で親キャップと一緒にボトルから取り出すことができるので、底蓋の誤飲を防止できる。
【0085】
<請求項5>
底蓋は、そのネジ部を原料収納部である内筒のネジ部に螺合させて内筒の下端開口を緊締状態で封止するので、気密性が高い。このようにネジ部を螺合させて緊締しても、底蓋は回り止め部材により内筒との追従回転を規制され、開封時には回り止め部材と共に脱落するので、その脱落は支障なく行われる。
【0086】
<請求項6>
回り止め部材と外筒との嵌合部が、そのうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっているので、回り止め部材による底蓋の回り止め設定を簡単に行える。
【0087】
<請求項7>
回り止め部材が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、底蓋が内筒から脱落したときに、回り止め部材が底蓋を保持した状態で親キャップの外筒に懸垂されるので、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、底蓋を回り止め部材に保持してそれと共に外筒から懸垂したままの状態で、親キャップと一緒にボトルから取り出すことができるので、底蓋の誤飲を防止できる。
【0088】
<請求項8>
子キャップの内筒を親キャップの外筒に挿入して、子キャップで外筒の上端開口を封止するときに、底蓋が、外筒を貫通してその下端開口から抜け出る大きさになっているので、内筒を外筒に挿入させながら子キャップで外筒の上端開口を封止する前に、内筒に原料を収容してその下端開口を底蓋で封止しておくことができるので、原料の収容作業、及び親キャップと子キャップと底蓋と回り止め部材の組み立て作業の自動化を容易に行える。
【0089】
<請求項9>
内筒内に圧力気体を封入し、底蓋が内筒から脱落するとき、内筒内の原料が圧力気体と共にボトル内に噴出されるようにしたので、内筒内への酸素や湿気の浸入を内圧により防止でき、原料が酸素や湿気と接触することによる変質や腐敗等を防止できるとともに、ボトル内への原料の放出を一気に行える。
【0090】
<請求項10>
内筒内に、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方を封入したので、原料が酸素や湿気と接触することによる変質や腐敗等を防止できる
【0091】
<請求項11>
子キャップの頂部下面に、子キャップで外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したので、外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができる。
【0092】
<請求項12>
外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができるとともに、内筒内への酸素及び湿気の浸入を内圧により防止できるとともに、ボトル内への原料の放出を一気に行える。
【0093】
<請求項13>
底蓋を内筒にネジ込まなくとも封止できるとともに、底蓋の回転止めのための手段を設けなくとも、底蓋を脱落できる。
【0094】
<請求項14>
外筒の上端開口に対する気密性及び液密性を高めることができる。また、底蓋を内筒にネジ込まなくとも気密及び液密に封止できるとともに、底蓋の回転止めのための手段を設けなくとも、底蓋を脱落できる。更に、内筒内の原料の変質や腐敗等を防止できる。
【0095】
<請求項15>
底蓋の凹面となっている下面の中央に、下向きの突起を一体に設けたので、組立時にこの突起を治具で把持することで底蓋による封止を自動化できるとともに、脱落した底蓋がボトル内の液中に沈降する際に方向性を与えることができる。
【0096】
<請求項16>
底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂されるので、底蓋が内筒から脱落した後、底蓋の自由な浮遊を拘束できるとともに、親キャップをボトルから外すと、その外筒に底蓋を懸垂したままの状態で親キャップと一緒にボトルから取り出すことができるので、底蓋の誤飲を防止できる。
【0097】
<請求項17>
外筒の内周面と中途と内筒の外周面の中途とにそれぞれ段部を形成し、これら段部が、子キャップで親キャップの上端開口を閉じたとき上下に対向するようにしたので、ボトル内の液が外筒と内筒との間を浸透して上昇してくるのを堰止めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のボトルキャップの組み立て前の状態で、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図2】同様の状態で、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図3】同実施例の組み立てた状態で、(A)は正面図、(B)は断面図である。
【図4】同実施例のボトルにセットした状態の断面図である。
【図5】同実施例の開封の動作状態を(A)、(B)、(C)、(D)の順序で示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例のボトルキャップの組み立てた状態で、(A)は正面図、(B)は断面図である。
【図7】同実施例のボトルにセットした状態の断面図である。
【図8】同実施例の開封の動作状態を(A)、(B)、(C)、(D)の順序で示す断面図である。
【図9】開封よりボトル内の液体を飲用するまでの操作を(A)、(B)、(C)の順序で示す斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例のボトルキャップについて、その組み立てまでを(A)、(B)、(C)の順序で示す断面図である。
【図11】同実施例における底蓋の斜視図である。
【図12】同実施例における回り止め部材の斜視図である。
【図13】同実施例の開封の動作状態を(A)、(B)、(C)の順序で示す断面図である。
【図14】本発明の第3実施例のボトルキャップの組み立て前の状態で、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図15】同様の状態で、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図16】同実施例の組み立てた状態で、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図17】同実施例のボトルにセットした状態の断面図である。
【図18】本発明によるボトルキャップをシュリンクフィルムで包被した使用例を示す斜視図である。
【図19】同上においてシュリンクフィルムの一部を取り除いた状態の斜視図である。
【図20】内筒内に脱酸素剤又は除湿剤を封入した実施例の断面図である。
【図21】外筒に排出用溝を設けた実施例の断面図である。
【図22】本発明によるボトルキャップの組み立てから、圧力気体及び原料の充填、ボトルへの装着までを自動的に行う方法の一例を示す説明図である。
【図23】広口のボトルに適用した実施例の斜視図である。
【図24】同上の断面図である。
【符号の説明】
1 親キャップ
2 子キャップ
3 底蓋
3a 押込部
3b 環状凹溝
3c 周壁部
3d 突起
3e 雌ネジ
3f 凹部
4 回転止め部材
5 キャップ本体
5a 頂部
5b 胴部
5c 雌ネジ
5d ローレット
6 外筒
6a 口部
6b 垂下筒部
6c 段部
6d 雄ネジ
6e 排出用溝
7 凸部
7a 凹部
8 キャップ本体
8a 頂部
8b 胴部
8c 下周縁部分
8d 切り込み
8e 雌ネジ
8f ローレット
8g 矢印
9 内筒
9a 雄ネジ
9c 段部
9d 雌ネジ
9e 突縁
10 密閉リング
11 原料
12 連結片
13a 押込部
13b 鍔部
13c 雄ネジ
13b 鍔部
13e 十字状溝
14a リング部
14b 十字状リブ
14c 環状突部
14d 凸部
21 脱酸素剤又は除湿剤
22 容器
50 ボトル
50a ボトル口部
51 シュリンクフィルム
51a 上側部分
51b 下側部分
51c 切り取り線
51d 切り裂き線
52 原料ホッパ
53 充填機
54 圧力室
55 真空ポンプ
56 圧力気体供給装置
57 治具
58 ネジ込み装置
59 ボトリングマシン
60 スクリューキャッパ
61 プレスキャッパ

Claims (17)

  1. ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とからなり、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるボトルキャップにおいて、
    前記内筒と前記底蓋とに、互いに螺合して緊締するネジ部を形成するとともに、底蓋と親キャップの外筒とに互いに嵌脱自在に嵌合する回り止め部を設け、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋が回り止め部により内筒との追従回転を規制されて、内筒から脱落するようにしたことを特徴とするボトルキャップ。
  2. 底蓋の周縁に、内筒の下端部を圧入させることができる環状溝が形成され、該環状溝の内面に、内筒の下端部のネジ部と螺合するネジ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボトルキャップ。
  3. 回り止め部が、底蓋と外筒のうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボトルキャップ。
  4. 底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のボトルキャップ。
  5. ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とからなり、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるボトルキャップにおいて、
    前記内筒と前記底蓋とに、互いに螺合して緊締するネジ部を形成するとともに、底蓋と前記親キャップの外筒とに嵌合部を嵌合させて、外筒に対する底蓋の回転を規制する回り止め部材を備え、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋が回り止め部材により子キャップとの追従回転を規制されて、回り止め部材と共に内筒及び外筒から脱落するようにしたことを特徴とするボトルキャップ。
  6. 回り止め部材と外筒との嵌合部が、そのうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられた凸部で、これら凹部と凸部とが外筒の長さ方向に嵌脱自在に嵌合するようになっていることを特徴とする請求項5に記載のボトルキャップ。
  7. 回り止め部材が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、底蓋が内筒から脱落したときに、回り止め部材が底蓋を保持した状態で親キャップの外筒に懸垂されることを特徴とする請求項5又は6に記載のボトルキャップ。
  8. 子キャップの内筒を親キャップの外筒に挿入して、子キャップで外筒の上端開口を封止するときに、底蓋が、外筒を貫通してその下端開口から抜け出る大きさになっていることを特徴とする請求項7に記載のボトルキャップ。
  9. 内筒内に圧力気体を封入し、底蓋が内筒から脱落するとき、内筒内の原料が圧力気体と共にボトル内に噴出されるようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のボトルキャップ。
  10. 内筒内に、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方を封入したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のボトルキャップ。
  11. 子キャップの頂部下面に、子キャップで外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のボトルキャップ。
  12. ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とからなり、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるボトルキャップにおいて、
    前記子キャップの頂部下面に、子キャップで前記外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したこと、
    前記内筒内に圧力気体を封入し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回して底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落されるとき、内筒内の原料が圧力気体と共にボトル内に噴出されるようにしたこと、
    を特徴とするボトルキャップ。
  13. 底蓋に、上面が凸面、下面が凹面となる押込部と、該押込部とで断面J状をなして環状凹溝を形成する周壁部とを形成し、その押込部を内筒内に圧入するとともに、環状凹溝に内筒の下端開口縁を圧入させて内筒の下端開口を底蓋で封止し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋の周壁部が外筒の下端開口縁に当接して底蓋が内筒との追従上昇を規制され、底蓋が内筒から脱落されるようにしたことを特徴とする請求項12に記載のボトルキャップ。
  14. ボトルの口部に挿入する外筒を備えた親キャップと、その外筒に挿入して原料収納部となる内筒を備えた子キャップと、その内筒の下端開口を封止する底蓋とからなり、親キャップをボトルの口部に被せるとともに、子キャップを親キャップの外筒に螺合させることにより、該外筒の上端開口とともにボトルの口部を封止でき、また子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回すことにより、底蓋が親キャップの外筒によって内筒から脱落され、内筒内の原料がボトル内に放出されるボトルキャップにおいて、
    前記子キャップの頂部下面に、子キャップで前記外筒の上端開口を閉じたとき該上端開口内に圧入して、子キャップの胴部とで外筒の上端開口部を挟持する密閉リングを突設したこと、
    前記底蓋に、上面が凸面、下面が凹面となる押込部と、該押込部とで断面J状をなして環状凹溝を形成する周壁部とを形成し、その押込部を内筒内に圧入するとともに、環状凹溝に内筒の下端開口縁を圧入させて内筒の下端開口を底蓋で封止し、子キャップを親キャップの外筒に対し開く方向に回したときに、底蓋の周壁部が外筒の下端開口縁に当接して底蓋が内筒との追従上昇を規制され、底蓋が内筒から脱落されるようにしたこと、
    内筒内に、脱酸素剤と除湿剤の両方又はいずれか一方を封入したことを特徴とするボトルキャップ。
  15. 底蓋の凹面となっている下面の中央に、下向きの突起を一体に設けたことを特徴とする請求項13又は14に記載のボトルキャップ。
  16. 底蓋が可撓性の連結片にて親キャップの外筒に連結され、内筒から脱落したときに親キャップの外筒に懸垂されることを特徴とする請求項12〜15のいずかに記載のボトルキャップ。
  17. 外筒の内周面と中途と内筒の外周面の中途とにそれぞれ段部を形成し、これら段部が、子キャップで親キャップの上端開口を閉じたとき上下に対向するようにしたことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のボトルキャップ。
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