JP2004104700A - 無線通信端末、通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信端末、通信方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2004104700A
JP2004104700A JP2002267230A JP2002267230A JP2004104700A JP 2004104700 A JP2004104700 A JP 2004104700A JP 2002267230 A JP2002267230 A JP 2002267230A JP 2002267230 A JP2002267230 A JP 2002267230A JP 2004104700 A JP2004104700 A JP 2004104700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication terminal
unit
terminal
role
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002267230A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Nakagawa
中川 智尋
Masaru Ota
太田 賢
Takashi Yoshikawa
吉川 貴
Masaharu Kurakake
倉掛 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2002267230A priority Critical patent/JP2004104700A/ja
Publication of JP2004104700A publication Critical patent/JP2004104700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】データの中継を行う無線通信端末を適切に決定する。
【解決手段】資源管理部40が、無線通信端末100の状態を検出する。制御部50は、資源管理部40による検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末100の役割を決定する。そして、無線通信部20が、決定された役割に基づいてデータの送受信を行う。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信端末、通信方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の無線通信端末が集合して形成される無線通信システムがある。無線通信システムでは、複数の無線通信端末間でデータの中継が行われる(例えば、特許文献1参照)。無線通信システムでは、このデータの中継を行う無線通信端末を決定することにより、データ転送の経路制御を行っている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−97821号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信システムでは、データの中継を行う無線通信端末を決定する際に、無線通信端末の状態を考慮していなかった。そのため、処理能力の低い無線通信端末や十分な電力が供給されていない無線通信端末が、データの中継を行う無線通信端末となり、負荷の高いデータの中継を行う場合があった。即ち、データの中継を行う無線通信端末が適切に決定されていないという問題点があった。
【0005】
又、無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信端末を決定する際に、経路制御に関する制御情報がやりとりされる。そのため、無線通信システムにおける制御情報の情報量が多くなり、データ通信の帯域を圧迫するという問題点があった。特に、無線通信端末が密集している場合には制御情報の情報量が膨大となり、帯域圧迫の問題が顕著であった。
【0006】
そこで、本発明は、データの中継を行う無線通信端末を適切に決定することを目的とする。又、無線通信システムにおけるデータの中継を行う無線通信端末を決定する際の制御情報の情報量を削減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線通信端末は、複数の無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信システムにおいて用いられ、無線通信端末の状態を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末の役割を決定する判断手段と、判断手段により決定された役割に基づいて、データの送受信を行う無線通信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
このような本発明に係る無線通信端末によれば、検出手段が、無線通信端末自身の状態を検出する。判断手段は、検出手段による検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末の役割を決定する。そして、無線通信手段が、決定された役割に基づいてデータの送受信を行う。そのため、無線通信端末は、無線通信端末自身の状態に応じて、データの中継における無線通信端末自身の役割を決定することができる。そして、各無線通信端末が、自身の状態に応じて役割を適切に決定する結果、無線通信システムにおいてデータの中継を行う無線通信端末を適切に決定することができる。ここで、無線通信端末の状態とは、無線通信端末の性能や状況等をいう。
【0009】
データの中継における無線通信端末の役割には、データの中継を行う中継担当端末や、中継担当端末にデータの中継を依頼する中継依頼端末がある。又、検出手段は、無線通信端末の状態として、無線通信手段の状態を検出することが好ましい。無線通信手段の状態には、例えば、無線通信手段の通信処理能力、通信バッファの容量等の無線通信手段の性能や、無線通信手段にかかっている負荷、無線通信手段への電力供給状況、通信バッファに保持されているデータ量等の無線通信手段の状況等がある。
【0010】
更に、無線通信端末は、演算処理を行う演算手段を備え、検出手段は、無線通信端末の状態として、演算手段の状態を検出することが好ましい。演算手段の状態には、例えば、演算手段の演算処理能力、メモリの容量等の演算手段の性能や、演算手段にかかっている負荷、演算手段への電力供給状況、メモリの使用状況等の演算手段の状況等がある。
【0011】
又、無線通信手段は、役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信し、判断手段は、他の無線通信端末の制御情報及び検出手段による検出結果に基づいて、役割を決定することが好ましい。ここで、役割を決定するための制御情報とは、役割を決定する際に用いられる情報をいい、無線通信端末の状態に関する情報や、無線通信端末の役割に関する情報等がある。これによれば、無線通信端末は、他の無線通信端末の状態や役割等の制御情報と無線通信端末自身の状態に基づいて、より適切に自身の役割を決定することができる。
【0012】
更に、無線通信端末は、検出手段の検出結果に基づいて、無線通信端末の状態を示す評価値を算出する算出手段を備え、判断手段は、算出手段が算出した評価値に基づいて、役割を決定することが好ましい。これによれば、判断手段は、検出手段が検出した無線通信端末の状態のデータそのものを用いるよりも、算出された評価値を用いて容易に役割を決定することができる。更に、無線通信手段は、無線通信端末間で送受信する無線通信端末の状態に関する情報として評価値を送受信することができるため、制御情報の情報量を削減することができる。
【0013】
又、無線通信端末は、無線通信手段が制御情報を送信するか否かを決定する送信制御手段を備え、無線通信手段は、送信制御手段による決定結果に基づいて、制御情報の送信を行うことが好ましい。これによれば、送信制御手段が、制御情報を送信する必要があるか否かを判断する。そして、送信制御手段が制御情報を送信しないと決定した場合には、無線通信手段は制御情報を送信しない。そのため、無線通信端末は、無線通信システムにおけるデータの中継を行う無線通信端末を決定する際の制御情報の情報量を削減することができる。よって、無線通信端末は、データ通信の帯域を圧迫しない。例えば、送信制御手段は、無線通信端末自身の役割に関する情報に基づいて、制御情報を送信するか否かを決定することができる。又、送信制御手段は、他の無線通信端末の制御情報に基づいて、制御情報を送信するか否かを決定してもよい。
【0014】
更に、制御情報の送信を待機する時間として、複数の無線通信端末間で異なる待機時間が設定され、送信制御手段は、その待機時間に従って制御情報の送信を行うよう無線通信手段を制御することが好ましい。これによれば、無線通信手段は、複数の無線通信端末間で異なるように設定された待機時間だけ制御情報の送信を待機してから制御情報を送信する。そのため、無線通信端末が、待機時間だけ制御情報の送信を控えることになり、無線通信システムにおける制御情報の情報量を削減することができる。更に、各無線通信端末間で制御情報を送信するタイミングを分散させることができる。よって、無線通信端末は、同時に無線通信システム内を多くの制御情報が伝送してしまうことを防止でき、データ通信の帯域の圧迫をより一層防止できる。
【0015】
又、本発明に係る通信方法は、複数の無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信システムにおいて用いられる通信方法であって、無線通信端末が、無線通信端末自身の状態を検出し、その検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末の役割を決定することを特徴とする。このような本発明に係る通信方法によれば、無線通信端末は、無線通信端末自身の状態に応じて、データの中継における無線通信端末自身の役割を決定することができる。そして、各無線通信端末が、自身の状態に応じて役割を適切に決定する結果、無線通信システムにおいてデータの中継を行う無線通信端末を適切に決定することができる。
【0016】
又、無線通信端末は、役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信し、他の無線通信端末の制御情報及び検出結果に基づいて、役割を決定することが好ましい。更に、無線通信端末は、制御情報を送信するか否かを決定し、その決定結果に基づいて、制御情報の送信を行うことが好ましい。
【0017】
又、本発明に係るプログラムは、無線通信端末に、無線通信端末の状態を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて、データの中継における無線端末の役割を決定する判断手段と、判断手段により決定された役割に基づいて、データの送受信を行う無線通信手段として機能させるためのプログラムである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
〔無線通信システム〕
図1に示すように、無線通信システム1は、複数の無線通信端末100,110,120,130,140,150を備える。無線通信システム1では、近接する無線通信端末同士は、無線通信を直接行ってデータの送受信を行う。例えば、無線通信端末100と無線通信端末110や、無線通信端末110と無線通信端末140は、直接データの送受信を行う。又、お互いの間に距離があり、無線通信を直接行うことができない無線通信端末同士は、他の無線通信端末にデータを中継してもらうことにより、データの送受信を行う。即ち、無線通信を直接行うことができない無線通信端末同士は、データを他の無線通信端末を経由させて、データの送受信を行う。例えば、図1に示す無線通信システム1では、無線通信端末100と無線通信端末130は離れており、無線通信を直接行うことができない位置関係にある。この場合には、例えば、無線通信端末110と無線通信端末120が、無線通信端末100と無線通信端末130との間で送受信されるデータを中継する。
【0020】
図1に示す無線通信システム1では、無線通信端末110と無線通信端末120がデータの中継を行う中継担当端末の役割を果たしている。そのため、無線通信端末110と無線通信端末120との間には、中継するデータを伝送する中継リンクが形成される。このようにデータの中継を行う無線通信端末を限定することにより、無線通信システム1内を伝送する情報量を削減できる。又、中継担当端末である無線通信端末110,120以外の無線通信端末100,130,140,150は、中継担当端末にデータの中継を依頼する中継依頼端末となっている。そのため、中継依頼端末である無線通信端末100,140と、無線通信端末100,140と近接する中継担当端末である無線通信端末110との間には、送信先へのデータ及びそのデータの中継を依頼するデータを伝送する中継依頼リンク200,210が形成される。同様に、中継依頼端末である無線通信端末130,150と、無線通信端末130,150と近接する中継担当端末である無線通信端末120との間には、中継依頼リンク230,220が形成される。
【0021】
このようにして、無線通信システム1では、複数の無線通信端末100〜150間でデータの中継が行われる。そのため、無線通信システム1では、データの中継を行う中継担当端末を決定して、データ転送の経路制御を行っている。具体的には、各無線通信端末100〜150がそれぞれ自身のデータ中継における役割を決定することにより、無線通信システム1を構成する各無線通信端末100〜150の役割が決定される。このように複数の無線通信端末100〜150が、マルチホップの通信路を利用してデータの送受信を行う場合には、データ転送の経路制御は非常に重要である。
【0022】
次に、無線通信端末についてより詳細に説明する。図2に、無線通信端末100の構成を示す。尚、無線通信端末110〜150も同様の構成となっている。図2に示すように、無線通信端末100は、情報処理部10と、無線通信部20と、状態保持部30と、資源管理部40と、制御部50と、待機時間保持部60と、タイマ70とから構成される。
【0023】
状態保持部30は、役割を決定するための制御情報を保持する制御情報保持手段である。状態保持部30は、制御情報として、無線通信端末100の状態に関する情報や、無線通信端末100の役割に関する情報を保持する。無線通信端末100の状態に関する情報には、無線通信端末100の状態のデータや、無線通信端末100の状態のデータに基づいて算出した無線通信端末100の状態を示す評価値等がある。無線通信端末の役割に関する情報には、決定している無線通信端末の役割が中継担当端末又は中継依頼端末のいずれであるかや、役割が決定していない役割未決定端末であること等がある。
【0024】
無線通信部20は、決定された無線通信端末100のデータの中継における役割に基づいて、データの送受信を行う無線通信手段である。無線通信部20は、無線通信処理を行うために通信バッファや無線通信インタフェース等の通信処理資源を備えている。又、無線通信部20は、役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信する。無線通信部20は、近接する無線通信を直接行うことができる無線通信端末110,140との間で制御情報を送受信する。無線通信部20は、制御部50の制御に従って制御情報の送信を行う。その際、無線通信部20は、状態保持部30から状態保持部30に保持されている制御情報を取得して送信する。又、無線通信部20は、受信した他の無線通信端末110,140の制御情報を制御部50に入力する。情報処理部10は、演算処理を行う演算手段である。情報処理部10は、様々な情報に関する様々な演算処理を行う。情報処理部10は、演算処理を行うためにCPUやメモリ等の情報処理資源を備えている。
【0025】
資源管理部40は、無線通信端末100の状態を検出する検出手段である。資源管理部40は、無線通信端末100の状態として、無線通信端末100の性能や状況を検出する。具体的には、資源管理部40は、無線通信部20及び情報処理部10の状態を検出する。資源管理部40は、無線通信部20の無線通信処理資源や情報処理部10の情報処理資源を監視し、定期的にその状態を検出する。例えば、資源管理部40は、無線通信部20の状態として、無線通信インタフェースの通信処理能力、無線通信インタフェースの数、通信バッファの容量等の無線通信部20の性能や、無線通信インタフェースにかかっている負荷、無線通信インタフェースへの電力供給状況、通信バッファに保持されているデータ量等の無線通信部20の状況を検出する。又、資源管理部40は、情報処理部10の状態として、CPUの演算処理能力、メモリの容量等の情報処理部10の性能や、CPUにかかっている負荷、CPUへの電力供給状況、メモリの使用状況等の情報処理部10の状況を検出する。資源管理部40は、検出した無線通信端末100の状態のデータを、定期的に制御部50に入力する。
【0026】
待機時間保持部60は、制御情報の送信を待機する待機時間を保持する待機時間保持手段である。待機時間は、複数の無線通信端末100〜150間で異なる時間が設定される。待機時間は、例えば、無線通信端末の性能に応じて設定することができる。無線通信部20や情報処理部10の性能が高いほど待機時間を短くし、無線通信部20や情報処理部10の性能が低いほど待機時間を長くすることが好ましい。タイマ70は、待機時間保持部60から待機時間を取得して、待機時間を計測する。タイマ70は、待機時間が経過すると制御部50に信号を入力する。タイマ70は、信号入力後、再度、待機時間の計測を開始する。
【0027】
制御部50は、資源管理部40による無線通信端末100の状態の検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末100の役割を決定する判断手段である。その際、制御部50は、検出結果に加えて他の無線通信端末110〜150の制御情報に基づいて、無線通信端末100の役割を決定する。又、制御部50は、資源管理部40の検出結果に基づいて、無線通信端末100の状態を示す評価値を算出する算出手段としても機能する。そして、制御部50は、算出した評価値に基づいて役割を決定してもよい。
【0028】
具体的には、まず、制御部50には、資源管理部40から検出した無線通信端末100の状態のデータが入力される。制御部50は、入力された状態のデータに基づいて、無線通信端末100の状態を示す評価値を算出する。制御部50は、各状態のデータをまとめた総合的な評価値を算出する。そのため、評価値は、どの役割に適しているかという役割の適正を判断する基準となる。例えば、制御部50は、各状態のデータの数値範囲とその数値範囲に対応するデータの種類別評価値を保持しておく。そして、制御部50は、入力された各状態のデータの数値からデータの種類別評価値を求め、全ての種類別評価値を合計することにより、評価値を算出することができる。又、制御部50は、各状態のデータに乗算する種類別重みを保持しておく。そして、制御部50は、入力された各状態のデータの数値に種類別重みを乗算してから合計することにより、評価値を算出するようにしてもよい。制御部50は、資源管理部40から入力された無線通信端末100の状態のデータや、算出した評価値を状態保持部30に記録する。制御部50は、資源管理部40から新たに無線通信端末100の状態のデータが入力されると、状態保持部30の情報を更新する。
【0029】
次に、制御部50には、無線通信部20から受信した他の無線通信端末110,140の制御情報が入力される。制御部50は、無線通信部20から他の無線通信端末110,140の制御情報を入力されると、状態保持部30から状態保持部30に保持されている無線通信端末100自身の状態に関する情報を取得する。そして、制御部50は、他の無線通信端末110,140の制御情報に含まれている他の無線通信端末110,140の状態に関する情報と、無線通信端末100自身の状態に関する情報とを比較して、無線通信端末100の役割を決定する。
【0030】
具体的には、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が高い場合や状況が良好な場合には、無線通信端末100の役割を中継担当端末と決定する。一方、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が低い場合や状況が悪い場合には、無線通信端末100の役割を中継依頼端末と決定する。このとき、制御部50は、無線通信部20から他の無線通信端末110,140の状態のデータが入力された場合には状態のデータ同士を比較し、他の無線通信端末110,140の状態を示す評価値が入力された場合には評価値同士を比較する。
【0031】
又、制御部50は、他の無線通信端末110,140の制御情報に役割に関する情報も含まれていた場合、その役割に関する情報と状態に関する情報に基づいて、無線通信端末100の役割を決定してもよい。例えば、制御部50は、無線通信部20から入力された制御情報に他の無線通信端末110,140が中継担当端末であることが含まれていた場合、無線通信端末100の役割を中継依頼端末と決定する。そして、制御部50は、他の無線通信端末110,140の状態に関する情報と、無線通信端末100自身の状態に関する制御情報を比較して、決定した役割が適切かを確認する。このとき、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が低い場合や状況が悪い場合には、決定した中継依頼端末という役割は適切であると判断する。一方、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が高い場合や状況が良好な場合には、決定した中継依頼端末という役割は不適切と判断する。この場合に、制御部50は、一度決定した役割を中継担当端末に変更し、最終決定とする。制御部50は、決定した無線通信端末100の役割を状態保持部30に記録する。
【0032】
更に、制御部50は、無線通信部20が制御情報を送信するか否かを決定する送信制御手段としても機能する。まず、制御部50は、無線通信端末100の役割に関する情報に基づいて、制御情報を送信するか否かを決定する。具体的には、制御部50は、状態保持部30から状態保持部30に保持されている無線通信端末100の役割に関する情報を取得する。
【0033】
制御部50は、無線通信端末100が役割未決定端末の場合には、役割を決定するために、制御情報として無線通信端末100の状態に関する情報を、他の無線通信端末110,140に送信すると決定する。このように自身の状態に関する情報を他の無線通信端末に送信して中継担当端末を探索することにより、役割未決定端末は役割を決定していく。又、制御部50は、無線通信端末100が中継担当端末の場合には、他の無線通信端末110,140に中継担当端末であることを広告するために、制御情報として中継担当端末であること及び無線通信端末100の状態に関する情報を、他の無線通信端末110,140に送信すると決定する。このように中継担当端末となった無線通信端末は、近接する周辺の無線通信端末に中継担当端末であることを定期的に広告する。一方、制御部50は、無線通信端末100が中継依頼端末の場合には、他の無線通信端末110,140に役割を広告する必要がないため、制御情報を他の無線通信端末110,140に送信しないと決定する。
【0034】
又、無線通信部20が他の無線通信端末110,140から制御情報を受信した場合に、制御部50は、他の無線通信端末110,140から制御情報に基づいて、制御情報を送信して応答するか否かを決定する。上記したように、中継担当端末や役割未決定端末は制御情報を送信する。そのため、制御部50は、無線通信部20から受信した他の無線通信端末110,140の制御情報が入力される。制御部50は、無線通信部20から他の無線通信端末110,140の制御情報を入力されると、状態保持部30から状態保持部30に保持されている無線通信端末100自身の状態に関する情報を取得する。そして、制御部50は、他の無線通信端末110,140の制御情報に含まれている他の無線通信端末110,140の状態に関する情報と、無線通信端末100自身の状態に関する情報とを比較して、制御情報を送信するか否かを決定する。
【0035】
具体的には、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が高い場合や状況が良好な場合には、無線通信端末100の役割を中継担当端末と決定するとともに、他の無線通信端末110,140に中継端末端末であることを通知するために制御情報を送信すると決定する。一方、制御部50は、他の無線通信端末110,140よりも、無線通信端末100自身の性能が低い場合や状況が悪い場合には、無線通信端末100の役割を中継依頼端末と決定するとともに、制御情報を送信しないと決定する。このとき、制御部50は、無線通信部20から他の無線通信端末110,140の状態のデータを入力された場合には状態のデータ同士を比較し、状態を示す評価値が入力された場合には評価値同士を比較する。
【0036】
このように無線通信端末は、自身の性能が低い場合や状況が悪い場合には、中継担当端末や役割未決定端末から送信された制御情報に対して応答しない。そのため、中継担当端末や役割未決定端末の制御部50は、自身の状態に関する検出結果を制御情報として他の無線通信端末に対して送信し、その制御情報の送信に対する応答が一定時間内にないことによって、自身の状態の方が他の無線通信端末の状態よりも高いと判断することができる。よって、このような検出結果の送信とそれに対する応答の有無によっても、制御部50は、他の無線通信端末の制御情報及び無線通信端末自身の状態の検出結果に基づいた役割の決定を行うことができる。
【0037】
制御部50は、制御情報を送信すると決定した場合、タイマ70から待機時間を経過すると入力される信号が入力されるまでは、制御情報を送信せずに待機する。そして、制御部50は、タイマ70から信号が入力されると、制御情報を送信するように無線通信部20に指示する。これにより、無線通信部20は、待機時間だけ制御情報の送信を待機してから、制御情報を送信することができる。一方、制御部50は、制御情報を送信しないと決定した場合、タイマ70から信号が入力されても、無線通信部20に対して制御情報の送信の指示を行わない。これにより、無線通信部20は制御情報を送信しない。
【0038】
尚、このような無線通信端末100は、例えば、無線通信端末100に、無線通信端末の状態を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて、データの中継における無線端末の役割を決定する判断手段と、判断手段により決定された役割に基づいて、データの送受信を行う無線通信手段として機能させるためのプログラムを実行させることにより、実現できる。
【0039】
次に、図3に示すように、複数の無線通信端末100〜150が分布している場合に、各無線通信端末100〜150がデータの中継における役割を決定していく様子を説明する。初期状態では、全ての無線通信端末100〜150が役割未決定端末であり、状態保持部30に役割未決定端末であることが記録されているとする。又、無線通信端末100,110,140の中で、無線通信端末110の評価値が最も高く、次に無線通信端末100の評価値が高く、無線通信端末140の評価値が最も低いとする。
【0040】
まず、無線通信端末100〜150の資源管理部40が、無線通信部20や情報処理部10の状態を検出する。無線通信端末100〜150の制御部50は、資源管理部40の検出結果に基づいて評価値を算出し、状態保持部40に記録しておく。無線通信端末100〜150の制御部50は、状態保持部30から役割未決定端末であることを取得し、制御情報として無線通信端末自身の評価値を他の無線通信端末に送信すると決定する。各無線通信端末100〜150のタイマ70がそれぞれの待機時間を経過すると、制御部50は、評価値を送信するように無線通信部20に指示する。その結果、各無線通信端末100〜150の無線通信部20が、複数の無線通信端末100〜150間で異なるように設定された待機時間だけ制御情報の送信を待機してから、近接する無線通信端末に評価値を送信する。これにより、無線通信端末100,110,140の間、無線通信端末120,130,150の間で、それぞれ各無線通信端末の評価値が交換されることになる。
【0041】
このとき、無線通信端末100の待機時間が無線通信端末110,140よりも短く、無線通信端末100が、無線通信端末110,140よりも先に制御情報を送信したとする。無線通信端末110,140の制御部50は、受信した他の無線通信端末100の評価値と、状態保持部30に保持されている自身の評価値とを比較する。このとき、無線通信端末140の制御部50は、自身の評価値が他の無線通信端末100の評価値よりも低いため、無線通信端末140の役割を中継依頼端末と決定する。そして、無線通信端末140の制御部50は、状態保持部30に中継依頼端末と記録する。更に、無線通信端末140の制御部50は、評価値を送信しないと決定する。
【0042】
一方、無線通信端末110の制御部50は、自身の評価値が他の無線通信端末100の評価値よりも高いため、無線通信端末110の役割を中継担当端末と決定する。そして、無線通信端末110の制御部50は、状態保持部30に中継担当端末と記録する。更に、無線通信端末110の制御部50は、中継担当端末であることを広告するために、制御情報を近接する他の無線通信端末100,140に送信すると決定する。そして、無線通信端末110の無線通信部20が、無線通信端末100,140に、中継担当端末であること及び無線通信端末100の評価値を送信する。
【0043】
無線通信端末100は、評価値の送信に対する応答として、無線通信端末110から中継担当端末であることの通知を受ける。そのため、無線通信端末100の制御部50は、無線通信端末100の役割を中継依頼端末と決定する。次に、無線通信端末100の制御部50は、他の無線通信端末110の評価値と無線通信端末100の評価値を比較し、自身の評価値の方が低いため中継依頼端末という役割は適切であることを確認する。
【0044】
又、無線通信端末120,130,150の間でも同様の動作が行われる。その結果、図1に示したように、無線通信システム1においては、無線通信端末110と無線通信端末120が中継担当端末となり、無線通信端末100,130,140,150が中継依頼端末となる。
【0045】
〔通信方法〕
次に、図1に示す無線通信システム1において用いられる通信方法について説明する。まず、図4を用いて、無線通信端末100,110,140の間で役割を決定していく手順について説明する。初期状態では、全ての無線通信端末100,110,140が役割未決定端末であり、状態保持部30に役割未決定端末であることが記録されている。又、無線通信端末110が、無線通信端末100,140よりも評価値が高いとする。又、無線通信端末110は性能が高く、無線通信端末100,140は性能が低いため、無線通信端末110の待機時間は無線通信端末100,140よりも短く設定されているとする。
【0046】
まず、無線通信端末100,110,140の資源管理部40が、無線通信部20や情報処理部10の状態を検出する。無線通信端末100,110,140の制御部50は、資源管理部40の検出結果に基づいて評価値を算出し、状態保持部40に記録する(S101,S102,S103)。無線通信端末100,110,140の制御部50は、状態保持部30から役割未決定端末であることを取得し、制御情報として無線通信端末自身の評価値を他の無線通信端末に送信すると決定する。そして、無線通信端末110の待機時間が無線通信端末100,140よりも短く設定されているため、最初に、無線通信端末110の無線通信部20が、無線通信端末100,140に対して評価値を送信して、中継担当端末を検索する(S104,S105)。
【0047】
無線通信端末100,140の制御部50は、受信した他の無線通信端末110の評価値と、状態保持部30に保持されている自身の評価値とを比較する。このとき、無線通信端末100,140の制御部50は、自身の評価値が他の無線通信端末110の評価値よりも低いため、無線通信端末100,140の役割を中継依頼端末と決定する。そして、無線通信端末100,140の制御部50は、状態保持部30に中継依頼端末と記録する(S106,S107)。更に、無線通信端末100,140の制御部50は、評価値を送信しないと決定し、無線通信部20は評価値を送信しない。
【0048】
その結果、無線通信端末110の制御部50は、中継担当端末探索のために送信した評価値に対する応答が一定時間内にないため、自身の評価値の方が他の無線通信端末100,140の評価値よりも高いと判断する。そして、無線通信端末110の制御部は、自身の役割を中継担当端末と決定する。そして、無線通信端末110の制御部50は、状態保持部30に中継担当端末と記録する(S108)。
【0049】
次に、図5を用いて、各無線通信端末100,110,140の間で役割を決定していく他の手順について説明する。初期状態では、全ての無線通信端末100,110,140が役割未決定端末であり、状態保持部30に役割未決定端末であることが記録されている。又、無線通信端末110が、無線通信端末100,140よりも評価値が高いとする。又、無線通信端末110の役割が中継担当端末に決定されたところであるとする。
【0050】
まず、無線通信端末110の制御部50は、状態保持部30に中継担当端末と記録する。更に、無線通信端末110の制御部50は、中継担当端末であることを広告するために、制御情報を近接する他の無線通信端末100,140に送信すると決定する(S201)。このとき、並行して、無線通信端末100,140の制御部50は、状態保持部30から役割未決定端末であることを取得し、自身の評価値を送信すると決定している。しかし、無線通信端末100,140の制御部50は、タイマ70から待機時間を経過すると入力される信号が入力されるまで、評価値を送信せずに待機するよう無線通信部20を制御する。そのため、無線通信端末100,140は、評価値を送信せずに待機する(S202,S203)。
【0051】
一方、中継担当端末となった無線通信端末110は、線通信端末100,140に、中継担当端末であること及び無線通信端末100の評価値を送信して、中継担当端末であることを広告する(S204,S205)。無線通信端末100,140の制御部50は、無線通信端末110から中継担当端末であることの通知を受けたため、無線通信端末100,140の役割を中継依頼端末と決定する。次に、無線通信端末100,140の制御部50は、他の無線通信端末110の評価値と無線通信端末100,140の評価値を比較し、自身の評価値の方が低いため中継依頼端末という役割は適切であることを確認する。そして、無線通信端末100,140の制御部50は、状態保持部30に中継依頼端末と記録する(S206,S207)。更に、無線通信端末100,140の制御部50は、評価値を送信しないと決定し、無線通信部20は評価値を送信しない。
【0052】
〔効果〕
このような無線通信システム1、無線通信端末100〜150、通信方法及プログラムによれば、資源管理部40が、無線通信端末100〜150自身の状態を検出する。制御部50は、資源管理部40による検出結果に基づいて、データの中継における無線通信端末100〜150自身の役割を決定する。そして、無線通信部20が、決定された役割に基づいてデータの送受信を行う。そのため、無線通信端末100〜150は、無線通信端末100〜150自身の状態に応じて、データの中継における無線通信端末100〜150自身の役割を決定することができる。即ち、無線通信端末100〜150は、資源管理部40による検出結果を経路制御に反映させることができる。そして、各無線通信端末100〜150が、自身の状態に応じて役割を適切に決定する結果、無線通信システム1における役割分担が適切になされ、データの中継を行う無線通信端末を適切に決定することができる。よって、性能の高い無線通信端末や状況の良好な無線通信端末を中継担当端末とすることができ、性能の低い無線通信端末や状況の良好でない無線通信端末のデータの中継における負担を軽減することができる。
【0053】
又、無線通信部20が、役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信し、制御部50は、他の無線通信端末の制御情報及び資源管理部40による検出結果に基づいて役割を決定する。そのため、無線通信端末100〜150は、他の無線通信端末の状態や役割等の制御情報と無線通信端末自身の状態に基づいて、より適切に自身の役割を決定することができる。
【0054】
更に、制御部50は、資源管理部40の検出結果に基づいて無線通信端末の状態を示す評価値を算出し、算出した評価値に基づいて役割を決定することができる。そのため、制御部50は、資源管理部40が検出した無線通信端末の状態のデータそのものを用いるよりも、算出された評価値を用いて容易に役割を決定することができる。更に、無線通信部20は、無線通信端末間で送受信する無線通信端末の状態に関する情報として評価値を送受信すればよいため、制御情報の情報量を削減することができる。
【0055】
又、制御部50は、制御情報を送信する必要があるか否かを判断する。そして、制御部50が制御情報を送信しないと決定した場合には、無線通信部20は制御情報を送信しない。そのため、無線通信端末100〜150は、無線通信システム1におけるデータの中継を行う無線通信端末を決定する際の制御情報の情報量を大幅に削減することができる。よって、無線通信端末100〜150は、データ通信の帯域を圧迫しない効率的な経路制御を行うことができる。
【0056】
更に、制御情報の送信を待機する時間として、複数の無線通信端末100〜150間で異なる待機時間が設定され、制御部50は、その待機時間に従って制御情報の送信を行うよう無線通信部20を制御する。そのため、無線通信部20は、複数の無線通信端末100〜150間で異なるように設定された待機時間だけ制御情報の送信を待機してから制御情報を送信する。よって、無線通信端末100〜150が、待機時間だけ制御情報の送信を控えることになり、無線通信システム1における制御情報の情報量を大幅に削減することができる。更に、各無線通信端末100〜150間で制御情報を送信するタイミングを分散させることができる。よって、無線通信端末100〜150は、同時に無線通信システム1内を多くの制御情報が伝送してしまうことを防止でき、データ通信の帯域の圧迫をより一層防止できる。
【0057】
又、無線通信部20や情報処理部10の性能が高いほど待機時間を短くし、無線通信部20や情報処理部10の性能が低いほど待機時間を長くしておくと、図4に示した通信方法のように、性能が高く評価値が高くなる可能性の高い無線通信端末110が制御情報の送信を行う可能性が高くなる。その結果、性能が低く評価値が低くなる可能性の高い無線通信端末100,140が、制御情報の送信に対する応答を行わないだけで中継担当端末が決定される。よって、無線通信端末100,110,140は、より少ない手順、より少ない制御情報の情報量で役割を決定することができる。又、性能が低い無線通信端末の負荷を軽減することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データの中継を行う無線通信端末を適切に決定することができる。又、無線通信システムにおけるデータの中継を行う無線通信端末を決定する際の制御情報の情報量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信システムを説明する説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る複数の無線通信端末の分布を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る他の通信方法の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 無線通信システム
10 情報処理部
20 無線通信部
30 状態保持部
40 資源管理部
50 制御部
60 待機時間保持部
70 タイマ
100,110,120,130,140,150 無線通信端末
200,210,220,230 中継依頼リンク
300 中継リンク

Claims (14)

  1. 複数の無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信システムにおいて用いられる無線通信端末であって、
    該無線通信端末の状態を検出する検出手段と、
    該検出手段による検出結果に基づいて、前記データの中継における前記無線通信端末の役割を決定する判断手段と、
    該判断手段により決定された役割に基づいて、前記データの送受信を行う無線通信手段と
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記役割には、前記データの中継を行う中継担当端末及び該中継担当端末に前記データの中継を依頼する中継依頼端末が含まれることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記検出手段は、前記無線通信端末の状態として、前記無線通信手段の状態を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. 演算処理を行う演算手段を備え、
    前記検出手段は、前記無線通信端末の状態として、前記演算手段の状態を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  5. 前記無線通信手段は、前記役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信し、
    前記判断手段は、前記他の無線通信端末の制御情報及び前記検出手段による検出結果に基づいて、前記役割を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  6. 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記無線通信端末の状態を示す評価値を算出する算出手段を備え、
    前記判断手段は、前記算出手段が算出した評価値に基づいて、前記役割を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  7. 前記無線通信手段が前記制御情報を送信するか否かを決定する送信制御手段を備え、
    前記無線通信手段は、前記送信制御手段による決定結果に基づいて、前記制御情報の送信を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信端末。
  8. 前記送信制御手段は、前記役割に関する情報に基づいて、前記制御情報を送信するか否かを決定することを特徴とする請求項7に記載の無線通信端末。
  9. 前記送信制御手段は、前記他の無線通信端末の制御情報に基づいて、前記制御情報を送信するか否かを決定することを特徴とする請求項7又は8に記載の無線通信端末。
  10. 前記制御情報の送信を待機する時間として、前記複数の無線通信端末間で異なる待機時間が設定され、
    前記送信制御手段は、前記待機時間に従って前記制御情報の送信を行うよう前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  11. 複数の無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信システムにおいて用いられる通信方法であって、
    前記無線通信端末が、該無線通信端末の状態を検出し、該検出結果に基づいて、前記データの中継における前記無線通信端末の役割を決定することを特徴とする通信方法。
  12. 前記無線通信端末は、前記役割を決定するための制御情報を他の無線通信端末との間で送受信し、該他の無線通信端末の制御情報及び前記検出結果に基づいて、前記役割を決定することを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 前記無線通信端末は、前記制御情報を送信するか否かを決定し、該決定結果に基づいて、前記制御情報の送信を行うことを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
  14. 複数の無線通信端末間でデータの中継を行う無線通信システムにおいて用いられる無線通信端末に、
    該無線通信端末の状態を検出する検出手段と、
    該検出手段による検出結果に基づいて、前記データの中継における前記無線端末の役割を決定する判断手段と、
    該判断手段により決定された役割に基づいて、前記データの送受信を行う無線通信手段として機能させるためのプログラム。
JP2002267230A 2002-09-12 2002-09-12 無線通信端末、通信方法及びプログラム Pending JP2004104700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002267230A JP2004104700A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 無線通信端末、通信方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002267230A JP2004104700A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 無線通信端末、通信方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004104700A true JP2004104700A (ja) 2004-04-02

Family

ID=32265818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002267230A Pending JP2004104700A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 無線通信端末、通信方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004104700A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151872A (ja) * 2006-10-26 2012-08-09 Qualcomm Inc 多重アクセス無線通信システムにおけるコードブック交換のための方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151872A (ja) * 2006-10-26 2012-08-09 Qualcomm Inc 多重アクセス無線通信システムにおけるコードブック交換のための方法および装置
US9019845B2 (en) 2006-10-26 2015-04-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for codebook exchange in a multiple access wireless communication system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lim et al. Design, implementation, and evaluation of energy-aware multi-path TCP
TWI414163B (zh) 異質無線感測網路橋接裝置以及異質無線感測網路橋接裝置之控制方法以及流量平衡方法
US8670724B2 (en) Wireless communication terminal, control method therefor, and information storage medium
JP2005217548A (ja) 無線通信方法、無線通信システム、及び無線端末
KR20090115479A (ko) 무선 근거리 통신망에서 데이터 전송 방법 및 장치 및 이를위한 시스템
JP2009171265A (ja) 監視制御方法および監視制御装置
KR101168357B1 (ko) 센서 네트워크
US20110309921A1 (en) Communication apparatus and method of controlling the same
US9282476B2 (en) Communication control system, communication control device, and communication control method
KR20190035042A (ko) 위치 정보를 제공하는 전자 장치 및 제어 방법
JP2014143461A (ja) 無線基地局、それを用いた無線通信システム及び無線通信接続方法
US9716928B2 (en) Communications apparatus, system, and communications method
JP2019047278A (ja) 圧縮判定処理装置、プログラム及び方法、並びに、無線通信装置
JP5354106B2 (ja) 制御プログラム、制御装置、および制御方法
CN107404404B (zh) 一种基于物联网的终端路由选择方法及物联网终端
JP2004260465A (ja) 無線通信システム、無線通信端末、集中管理サーバ、および通信経路設定方法
JP2004104700A (ja) 無線通信端末、通信方法及びプログラム
JP2004062441A (ja) サービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置
CN104954148A (zh) 节点设备的控制方法、装置及路由器
JP2004297479A (ja) 携帯通信端末、無線基地局、および無線通信システム
CN109196928B (zh) 寻呼和跟踪无线通信装置
JP2013005126A (ja) 通信システムおよびゲートウェイ装置
CN112672386A (zh) 无线设备中的选择性传输
CN113438265B (zh) 可穿戴按摩仪的数据传输方法、***、装置和计算机设备
CN113055989B (zh) 通信控制方法、装置和基站