JP2004104621A - 画像符号化装置、画像復号化装置及びそれらの方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置及びそれらの方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画質と圧縮率を保持した状態で付加情報の付与が可能な画像フォーマットと符号化システムを提供する。
【解決手段】与えられた画像に対し特定ピクセルサイズのブロック画像に分割するブロック分割手段101と、ブロックを代表する代表色を少なくとも1つ以上算出する代表色算出手段102と、代表色の中で符号化フォーマットに基づき少なくとも2つ以上の代表色の補間で表現できるものを決定すると同時に代表色間の補間係数を決定する補間代表色決定手段103と、代表色及び補間係数に従い代表色間の補間で求められた補間代表色の中から、ブロックを構成する各ピクセルの色を代表させるものを決定し、そのインデックス情報に符号化するピクセル情報符号化手段104と、代表色、補間係数及び符号化ピクセル情報とを符号化フォーマットに従って構成する符号化ブロック生成手段105と、符号化ブロックを連結するブロック連結手段106とで構成される。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロック単位の画像符号化法に関するものであり、特に、3次元コンピュータグラフィックス分野における圧縮率固定のテクスチャ画像圧縮に関わる。
【0002】
【従来の技術】
3次元コンピュータグラフィクス分野では、3次元を構成するモデル(一般には三角形パッチで構成されるポリゴンモデルが用いられる)表面に実世界から取得した撮影画像(テクスチャ画像)を貼り付けるテクスチャマッピングを行うことで高品位な画像を生成する。
【0003】
よりリアルな物体を表現するためには、より高精細で大量のテクスチャ画像が必要であり、グラフィックス・システムはこれら大量の画像データを保持、転送、処理するためのメモリやバス・バンド幅、プロセッシングパワーが必要となってきた。いままで、必要なメモリ量やバス・バンド幅を減少させるために、さまざまな画像圧縮方法が試みられてきた。エントロピー符号化/ロスレス符号化、DCT、JPEG、BTC、CCC、S3TCなどが存在する。これらの方法にはそれぞれ下記のような短所が存在する。
【0004】
(1) エントロピー符号化は、予測可能性に基づくもので符号化する場合には最も出現頻度の高いシンボルに短い符号長を割り当てることでデータ量の符号化を実現している。ところが、特定の個所へのランダムアクセスに向かないという欠点が存在する。
【0005】
1シンボルの解釈に一連の系列解釈が必要で、非効率な演算が必要であったりスループットが低減するといった問題が存在する。
【0006】
また、圧縮率が固定でない点も問題で、リアルタイム・グラフィックスシステムなどでメモリ量に制約のある場合など圧縮率が不定なこれらの手法は扱うことができなかった。
【0007】
(2) 離散コサイン変換Discrete Cosine Transform(DCT)やJPEG等の符号化方法は画質を制御して符号化することが可能である。
【0008】
これらの方法は画像情報を直交した周波数成分に分解するため、視覚的に影響の少ない部分、例えば低周波数成分のみを個別にカットすることで、画質を保持しながら圧縮率をあげることが可能である。
【0009】
しかし、圧縮率をかせぐ必要性から扱える処理単位が8×8ピクセルや16×16ピクセルといった大きな画像ブロックに限定されてしまう。
【0010】
非常に小さな画像エリアや1ピクセル単位のランダムアクセスであっても、1ブロック分のピクセル情報を扱う必要があるため、バス幅、計算負荷ともに高くなる。さらに、符号化データ量が不定なためのメモリ配置の問題や、高速な処理演算器か専用ハードウェアが必要なうえバッファ用メモリも必要といった問題もある。また、圧縮率をあげることでエッジが揺らいだり色調が変わる等、単純なポストフィルタリング処理では修復できない画像劣化が発生する問題があった。
【0011】
(3) Block truncation coding(BTC)やColor Cell compression(CCC)と呼ばれる手法では、4×4ピクセル画像ブロックを代表色2色と1ビットに量子化した16bitピクセル情報(どちらの代表色で表現するかで2パターン)で符号化したものである。復号化は、前記2代表色を符号化された16bit情報の各ビットから2代表色をルックアップテーブルで選択することによって行う。
【0012】
これらBTC/CCCは2段階の色再現性しかないため、画質が落ちる原因にもなっている。特に2代表色を8bitのカラーインデックスで表現するため、カラールックアップテーブルを別途転送する必要があり、情報転送量が増加する問題があった。ピクセル毎に3bit情報を割り当てるCCC方法も存在するが、メモリの配置にオーバーヘッドが発生する問題があった。さらに、代表色を透過キーに割り当てて表示させた場合、画質に大きな劣化が発生する問題があった。
【0013】
(4) ピクセル毎の量子化ビットを2ビットにすることで画質を向上する方法もある。S3TC(米国特許5956431)方法は、代表色2色とその代表色間に定義される2色の計4代表色を設定し、ピクセル毎に2bitでこれらの代表色を割当ることで、画像諧調表現の向上をおこなっている。
【0014】
(5) BTC方法では、ピクセル毎に2ビットを4代表色(”J.D.Kim,et.al,”Progressive Imaging on the Internet via WWW Browser using Adaptive Block Truncation Coding”,Multimedia Computing and Networking 1996, 1996)や、3代表色(”Y.A.Alaska and D.A.Lee,”Three Level Block Truncation Coding”, Proc. 1990 IEEE Southeastcon, Vol.2, IEEE Press, Piscataway, N.J., pp. 420−423, 1990)にして画質を向上させる手法もある。
【0015】
代表色を増やすことで符号化画像のデータ量が増える一方で、さらに透過情報といった付加的情報を埋め込もうとすると符号化時のデータ量が増加する問題がある。
【0016】
以上述べたように、ブロック単位の画像符号化法の中には、画質の向上と付加情報の付与を両立させるような画像符号化フォーマット及び符号化手法は存在しない。
【0017】
【特許文献1】
米国特許 5,956,431 ”SYSTEM AND METHOD FOR FIXED−RATE BLOCK−BASED IMAGECOMPRESSION WITH INFERRED PIXEL VALUES”
【0018】
【非特許文献1】
G.Campbell et.al, ”Two bit/pixel full Color Encoding”, Siggraph86’ pp.215−223
【0019】
【非特許文献1】
J.D.Kim,et.al, ”Progressive Imaging on the Internet via WWW Browser using Adaptive Block Truncation Coding”,Multimedia Computing and Networking 1996, 1996
【0020】
【非特許文献2】
Y.A.Alaska and D.A.Lee, ”Three Level Block Truncation Coding”, Proc. 1990 IEEE Southeastcon, Vol.2, IEEE Press, Piscataway, N.J., pp. 420−423,
1990
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のブロック単位の画像符号化手法は、圧縮率の向上が目的でピクセル毎の属性情報を含めた符号化は考慮されていない。そのため、画質と圧縮率を保持した状態で付加情報の付与が可能な効率的画像フォーマットと符号化法が求められている。
【0022】
そこで、上記目的を達成するために、本発明を提供する。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割部と、前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出部と、前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定部と、前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色で表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化部と、前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを組み合わせ、ブロック単位の符号化画像である符号化ブロックを生成する符号化ブロック生成部と、前記生成した符号化ブロックを連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結部と、を有することを特徴とする画像符号化装置である。
【0024】
請求項2の発明は、画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割部と、前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出部と、前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定し、この補間代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定部と、前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化部と、前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを、前記決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成する符号化ブロック生成部と、前記決定した各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するヘッダ情報生成部と、前記生成した符号化ブロック及び前記生成したヘッダ情報を連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結部と、を有することを特徴とする画像符号化装置である。
【0025】
請求項3の発明は、画像情報を特定の符号化された画像ブロックに分割するブロック分割部と、前記分割された各符号化された画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出する補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解部と、前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出する補間代表色算出部と、前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化部と、前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結部と、を有することを特徴とする画像復号化装置である。
【0026】
請求項4の発明は、画像情報をヘッダ情報と符号化された画像ブロックに分割するブロック分割部と、前記ヘッダ情報から前記分割された各画像ブロック単位に符号化フォーマットを判定するフォーマット判定部と、前記分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解部と、前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記判定した符号化フォーマットに従った数だけ算出する補間代表色算出部と、前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化部と、前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結部と、を有することを特徴とする画像復号化装置である。
【0027】
請求項5の発明は、画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出ステップと、前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定ステップと、前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色で表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化ステップと、前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを組み合わせ、ブロック単位の符号化画像である符号化ブロックを生成する符号化ブロック生成ステップと、前記生成した符号化ブロックを連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結ステップと、を有することを特徴とする画像符号化方法である。
【0028】
請求項6の発明は、画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出ステップと、前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定し、この補間代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定ステップと、前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化ステップと、前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを、前記決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成する符号化ブロック生成ステップと、前記決定した各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するヘッダ情報生成ステップと、前記生成した符号化ブロック及び前記生成したヘッダ情報を連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結ステップと、を有することを特徴とする画像符号化方法である。
【0029】
請求項7の発明は、画像情報を特定の符号化された画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、前記分割された各符号化された画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出する補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解ステップと、前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出する補間代表色算出ステップと、前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化ステップと、前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結ステップと、を有することを特徴とする画像復号化方法である。
【0030】
請求項8の発明は、画像情報をヘッダ情報と符号化された画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、前記ヘッダ情報から前記分割された各画像ブロック単位に符号化フォーマットを判定するフォーマット判定ステップと、前記分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解ステップと、前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記判定した符号化フォーマットに従った数だけ算出する補間代表色算出ステップと、前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化ステップと、前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結ステップと、を有することを特徴とする画像復号化方法である。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
実施形態1は、下記の通りである。
【0032】
少なくとも2つ以上の代表色、前記代表色を補間することで新たな代表色を定義するための少なくとも1つ以上の補間係数及び前記代表色、あるいは前記補間係数に基づき求めた補間代表色のいずれかを各ピクセルのカラー情報として選択するためのインデックス情報で画像ブロックが構成される
ことを特徴とするブロック単位の画像符号化方法である。
【0033】
(実施形態2)
実施形態2は、下記の通りである。
【0034】
画像情報を特定ブロックに分割するブロック分割手段と、
前記ブロック分割手段で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色を求めるための代表色算出手段と、
前記代表色算出手段で求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できるものを決定し、補間係数を計算するための補間代表色決定手段と、
ブロックを構成する各ピクセルを前記代表色算出手段で求めた代表色、あるいは前記補間代表色決定手段で求めた補間代表色で表現するかを決定し符号化するためのピクセル情報符号化手段と、
前記代表色算出手段で求めた代表色と前記補間代表色決定手段で求めた補間係数及び前記ピクセル情報符号化手段で求めた符号化画像とを組み合わせ、ブロック単位の符号化画像を生成するための符号化ブロック生成手段と、
前記符号化ブロック生成手段で生成した符号化ブロックを連結し、最終的に符号化した画像を構成するためのブロック連結手段と、
を有する
ことを特徴とするブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0035】
(実施形態3)
実施形態3は、下記の通りである。
【0036】
画像情報を特定ブロックに分割するブロック分割手段と、
前記ブロック分割手段で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色を求めるための代表色算出手段と、
前記代表色算出手段で求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できるものを決定し、補間できる代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定し、補間係数を計算するための補間代表色決定手段と、
ブロックを構成する各ピクセルを前記代表色算出手段で求めた代表色、あるいは前記補間代表色決定手段で求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定し符号化するためのピクセル情報符号化手段と、
前記代表色算出手段で求めた代表色と前記補間代表色決定手段で求めた補間係数及び前記ピクセル情報符号化手段で求めた符号化画像とを前記補間代表色決定手段で決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成するための符号化ブロック生成手段と、
前記補間代表色決定手段で決定された各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するためのヘッダ情報生成手段と、
前記符号化ブロック生成手段で生成した符号化ブロック及び前記ヘッダ情報生成手段で生成したヘッダ情報を連結し、最終的に符号化した画像を構成するためのブロック連結手段と、
を有する
ことを特徴とするブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0037】
(実施形態4)
実施形態4は、下記の通りである。
【0038】
前記ヘッダ情報生成手段は、
前記補間代表色決定手段で決定した各ブロック毎の符号化フォーマットの識別情報を保存しておくためのテーブル情報をヘッダ情報として生成する
ことを特徴とする実施形態3に記載のブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0039】
(実施形態5)
実施形態5は、下記の通りである。
【0040】
前記補間代表色決定手段は、
前記ブロック分割手段で分割したブロックを構成するピクセル・カラーの分布特性に応じて符号化符号フォーマットを決定する
ことを特徴とする実施形態3及び4に記載のブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0041】
(実施形態6)
実施形態6は、下記の通りである。
【0042】
前記代表色算出手段は、
画像全体で支配的なカラー情報を代表色に含めて生成する
ことを特徴とする、前記実施形態2から5に記載のブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0043】
(実施形態7)
実施形態7は、下記の通りである。すなわち、2代表色を結ぶ線分から他の代表色までの距離で補間代表色、補間係数を決定である。
【0044】
前記補間代表色算出手段は、
前記代表色算出手段で求めた代表色の中で、特定の代表色と前記代表色を含まない異なる2つの代表色を結ぶ直線までの色空間上の距離に基づき、補間代表色を決定し、前記2代表色間の補間係数をそれぞれ算出する
ことを特徴とする実施形態2から6に記載のブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0045】
(実施形態8)
実施形態8は、下記の通りである。すなわち、3代表色で構成される平面までの距離で補間代表色、補間係数を決定である。
【0046】
前記補間代表色算出手段は、
前記代表色算出手段で求めた代表色の中で、特定の代表色と前記代表色を含まない異なる3つの代表色で定義される色空間内平面までの距離に基づき、補間代表色を決定し、前記3代表色間の補間係数をそれぞれ算出する
ことを特徴とする実施形態2から6に記載のブロック単位の画像符号化装置及び方法である。
【0047】
(実施形態9)
実施形態9は、下記の通りである。
【0048】
画像情報を特定符号化ブロック画像に分割するブロック分割手段と、
前記ブロック分割手段で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出すための符号化ブロック分解手段と、
前記ブロック分解手段で求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出するための補間代表色算出手段と、
前記補間代表色算出手段で求めた補間代表色と、前記代表色及び符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号するためのピクセル情報復号化手段と、
前記ピクセル情報復号化手段で求めたブロック単位の復号化画像を連結し、最終的に復号化した画像を構成するためのブロック連結手段と、
を有する
ことを特徴とするブロック単位の画像復号化装置及び方法である。
【0049】
(実施形態10)
実施形態10は、下記の通りである。
【0050】
画像情報をヘッダ情報と符号化ブロック画像に分割するブロック分割手段と、
前記ヘッダ情報から前記ブロック分割手段で分割された各画像ブロック単位に符号化符号化フォーマットを判定するためのフォーマット判定手段と、
前記ブロック分割手段で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出すための符号化ブロック分解手段と、
前記ブロック分解手段で求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記フォーマット判定手段でも判定したフォーマットに従った数だけ算出するための補間代表色算出手段と、
前記補間代表色算出手段で求めた補間代表色と、前記代表色及び符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号するためのピクセル情報復号化手段と、
前記ピクセル情報復号化手段で求めたブロック単位の復号化画像を連結し、最終的に復号化した画像を構成するためのブロック連結手段と、
を有する
ことを特徴とするブロック単位の画像復号化装置及び方法である。
【0051】
【実施例】
以下、本発明の実施例の構成を、図面を参照しながら説明する。
【0052】
(第1の実施例)
(1)ブロック単位の画像符号化システムの構成
図1は、本発明のブロック単位の画像符号化システム(以下、本符号化システムという)の第1の実施例に関わる構成図である。
【0053】
本符号化システムは、与えられた画像に対し特定ピクセルサイズのブロック画像に分割するためのブロック分割手段101と、ブロックを代表する代表色を少なくとも1つ以上算出するための代表色算出手段102と、前記代表色算出手段102で算出した代表色の中で、符号化フォーマットに基づき少なくとも2つ以上の代表色の補間で表現できるものを決定すると同時に前記代表色間の補間係数を決定するための補間代表色決定手段103と、前記代表色算出手段102で求めた代表色及び前記補間代表色決定手段で求めた補間係数に従い代表色間の補間で求められた補間代表色の中から、ブロックを構成する各ピクセルの色を代表させるものを決定し、そのインデックス情報に符号化するためのピクセル情報符号化手段104と、前記代表色算出手段102で求めた代表色、前記補間代表色決定手段103で求めた補間係数及び前記ピクセル情報符号化手段104で求めた符号化ピクセル情報とを符号化フォーマットに従って構成するための符号化ブロック生成手段105と、前記符号化ブロック生成手段105で生成した符号化ブロックを連結し最終的な符号化画像を生成するためのブロック連結手段106、とで構成される。
【0054】
(2)本符号化システム全体の処理の流れ
本符号化システム全体の処理の流れを図2に示す。この図を参考に符号化処理の手順を説明する。
【0055】
(2−1)ブロックの分割
ブロックの分割202では、与えられた符号化画像を特定ブロックサイズの画像ブロックに分割を行う。ここでは4×4ピクセル毎に画像をブロック分解することを考える。画像のピクセル・サイズが256×256である場合、64×64個の画像ブロックが生成されることになる。
【0056】
代表色の算出203では、ブロックを構成する16ピクセルのカラー情報を4色のカラー情報で代表化させることを考える。代表化カラー情報を算出するにはクラスタリング法を用いる。ここでは4代表色へのクラスタリング手順について説明を行う。
【0057】
(2−2)代表色の算出
代表色を算出するための処理フローを図3に示す。
【0058】
この処理の役割は、ブロック内の全ピクセルの色分布を調べて、4つの代表色(C0,C1,C2,C3)を求めることである。支配色優先302では、支配色(ここでは符号化対象の画像内にもっとも多く使用されている色とする)を優先的に代表色とするかどうかを決める。1色で塗りつぶされた背景の上に絵や文字が描かれているような画像の場合、支配色を優先させることによってエッジ部分の再現性を高めることができる。支配色を優先させる場合には、その背景色そのものを代表色C3とする(303)。初期設定(n=1,δ)307以降の処理では、3つまたは4つの代表色を算出するために、クラスタリング処理を実行する。クラスタを順次2分割していく際には、各クラスタの分散σを算出し、分散の大きいクラスタを優先的に2分割する(308)。分散σは、以下のように算出する。
【0059】
【数1】
Figure 2004104621
初期セントロイドの決定309では、あるクラスタを2分割するために、2つの初期セントロイド(クラスタの中心)を決定する。セントロイドの決定は以下の手順で行なう(図4)。
【0060】
1.クラスタの重心gを求める。
【0061】
2.gから最も遠い要素をd0とする。
【0062】
3.d0から最も遠い要素をd1とする。
【0063】
4.gとd0及びgとd1のそれぞれの1:2の内分点をC0,C1とする。
【0064】
但し、2要素間の距離には、RGBの3次元空間でユークリッド距離を用いる。312、313のループは、一般によく知られたクラスタリングアルゴリズムである K−Means 法と同様の処理を行なっている。
【0065】
以上の手順により、4つの代表色(C0,C1,C2,C3)を求めることができる。
【0066】
(2−3)補間代表色の決定
補間代表色の決定204では、前記代表色の算出203で求めた4つの代表色の中から、ほかの代表色の補間によって表現できるものがあるかどうかを判定し、補間することが可能な場合、その代表色の選択と補間係数の決定を行う。
【0067】
「補間」とは、色空間上の分布に基づいて、一の代表色(以下、補間代表色という)が他の代表色(以下、保存代表色という)によって表現することをいい、その補間をするための係数を補間係数という。
【0068】
ここで、補間代表色の数に応じて4つの符号化フォーマットを定義する。補間で表現できる代表色が多いほど代表色として保持しておく保存代表色のデータサイズが少なくて済むため、その空いたデータ領域を透過率情報等のほかの属性情報に割り当てられることができるようになる。一方、補間で表現できる代表色を増やすほど画質自体は劣化するわけで、確保しておく画質と他の付加しておきた画像情報との関係で符号化フォーマットを選択するといった使い方が考えられる。以下に定義する各符号化フォーマットにおけるブロックに保存代表色の数、補間代表色の数、補間係数の数を示す。
【0069】
符号化フォーマット0:
保存代表色数 4色、 補間代表色数 0色、 補間係数の数 0
符号化フォーマット1:
保存代表色数 3色、 補間代表色数 1色、 補間係数の数 1
符号化フォーマット2:
保存代表色数 3色、 補間代表色数 1色、 補間係数の数 1
符号化フォーマット3:
保存代表色数 2色、 補間代表色数 2色、 補間係数の数 2
符号化フォーマット1、2、3で符号化をする際、4色の代表色のうち1色または2色を補間する必要がある。
【0070】
補間代表色を決定するための処理フローを図5から図7に示す。
【0071】
まず、4つの代表色のうち、どのピクセルにも割り当てられていない、つまり復号の際に決して参照されることがない代表色を除去する(502,602,702)。除去した結果、残った代表色の数で補間が必要かどうかが判定される。
【0072】
符号化フォーマット1あるいは2の場合、残された代表色が3色以下であった場合(502,504,505,603,604,605)、それぞれを代表色として登録する(506,507,508,606,607,608)ことで補間するべき代表色を決定する必要はないが、残された代表色が4色であった場合、補間するべき代表色を1つ決定する必要がある。また、符号化フォーマット3の場合、残された代表色が2色以下であった場合(703,704)、それぞれを代表色として登録し(706,707)、補間するべき代表色は決定する必要がない。但し、残された代表色が3色または4色であった場合(705)には、それぞれ1色あるいは2色を補間するべき代表色として決定する必要がある。
【0073】
補間の対象(補間される代表色)を決定する際には、残された代表色の中に支配色が含まれているかどうかを判定する(509,609,708,709)。支配色が含まれている場合には、支配色のピクセルをそのままの色で再現した方がよいため、補間の対象には含めず、代表色として登録する(510,610,710,711)。支配色の代表色登録が終了し、残された代表色の中から補間するべき代表色を決定することになる。符号化フォーマット1の場合、残された代表色4つの中から1つの補間代表色を決定すればよい(511,512)、符号化フォーマット2の場合、残された代表色3つの中から1つの補間代表色を決定すればよい(611,612)、符号化フォーマット3の場合、残された代表色3つの中ら1つの補間代表色を決定する場合(712,713)と、残された代表色4つの中から2つの補間代表色を決定する場合(714,715)が存在する。
【0074】
上記の代表色の組み合わせの中から、もっとも補間することで誤差の少ないものを選び、それを補間代表色として決定することになる。
【0075】
補間の方法としては、代表色3つから1つの代表色を補間する場合、図8(a)に示すように2つの代表色C0,C1(RGBカラーを3次元座標にプロットしたもの)を結んだ直線に対して、もう1つの代表色から垂線を下ろして補間色を決定する。垂線の足が線分C0−C1上に存在すれば、”補間が可能である”と判断する、また、直線におろした垂線の長さから補間した場合の誤差(補間誤差ε)を求めることができる(613,716)。この誤差を最小とする補間代表色の組み合わせを決定し、そのときの直線上に降ろした垂線の足C2’ の線分C0−C1における内分比率を補間係数Ratioとして求める(614,717)。
【0076】
代表色4つから1つの代表色を補間する場合、図8(b)に示すように3つの代表色C0,C1,C2(RGBカラーを3次元座標にプロットしたもの)で定義される平面に、もう1つの代表色から垂線を下ろして補間色を決定する。垂線の足がC0,C1,C2で囲まれる三角形内に存在すれば、”補間が可能である”と判断する、また、平面におろした垂線の長さから補間した場合の誤差(補間誤差ε)を求めることができる(513)。この誤差を最小とする補間代表色の組み合わせを決定し、そのときの垂線の足C3’を表現するベクトルC0−C1の内分比率を補間係数Ratio1、ベクトルC0−C2の内分比率を補間係数Ratio2として求める(514)。
【0077】
代表色4つから2つの代表色を補間する場合、図8(c)に示すように2つの代表色C0,C1(RGBカラーを3次元座標にプロットしたもの)を結んだ直線に対して、それぞれ2つの代表色から垂線を下ろして補間色を決定する。両者の垂線の足が線分C0C1上に存在すれば、”補間が可能である”と判断する、また、直線におろした垂線の長さを合計することで補間した場合の誤差(補間誤差ε)を求めることができる(716)。
【0078】
この誤差が最小とする補間代表色の組み合わせを決定し、そのときの直線上に降ろした垂線の足C2’,C3’の線分C0−C1における内分比率を補間係数Ratio1,Ratio2として求める(717)。
【0079】
(2−4)ピクセル情報の符号化
ピクセル情報の符号化205では、前記代表色の算出203で求めた代表色及び前記補間代表色の決定204で求めた補間係数から求められる補間代表色の中から、各ピクセルの色を代表させるものを決定し、そのインデックス情報から符号化を行うものである。
【0080】
ここでは、代表色及び補間代表色あわせて4色のいずれかを選択すればよいのでインデックス情報としては2bitあればよいことになる。このピクセル色の代表化では各ピクセル色と代表色、あるいは補間代表色との色空間上の距離を判定尺度にもっとも近い代表色を選ぶことにする。
【0081】
(2−5)符号化ブロックの生成
符号化ブロックの生成206では、前記代表色の算出203で求めた代表色、前記補間代表色の決定204で求めた補間係数及び前記ピクセル情報の符号化205で求めた符号化されたピクセル情報とを前記符号化フォーマットに従ってレイアウトし、符号化ブロックを生成する。
【0082】
代表色カラ−を16bit、補間係数を4bit、つまり16ステップの補間割合、各ピクセルの符号化ビットとして2bit(代表色、あるいは補間代表色のうちいずれかをあらわすインデックス情報)とし、符号化ブロック全体のデータサイズは96bitとすると、属性情報として付与できる空きデータサイズは以下のようになる。
【0083】
符号化フォーマット0: 空きデータサイズ 0bit
符号化フォーマット1: 空きデータサイズ 8bit
符号化フォーマット2: 空きデータサイズ 12bit
符号化フォーマット3: 空きデータサイズ 24bit
各符号化フォーマットにおける代表色、補間係数及び符号化ピクセル情報のレイアウトを図9に示す。
【0084】
これらの余ったデータ領域には各代表色毎の透過率情報を入れることができる。代表色あたりの透過率情報は、符号化フォーマット1の場合2bit,符号化フォーマット2の場合4bit、符号化フォーマット3の場合12bit埋め込むことができる。また、符号化ブロックを2×2ピクセルで構成されるサブブロックに分けサブブロック単位に透過率を指定することもできる(1つの符号化ブロックに対し4つのサブブロックが定義されることになる)。この場合、サブブロックあたりの透過率情報は、符号化フォーマット1の場合2bit、符号化フォーマット2の場合3bit、符号化フォーマット3の場合6bit埋め込むことができる。
【0085】
また、このフォーマットは固定したものである必要はなく、画質を優先したい場合代表色の色解像度を16bitから24bitに変更しても構わない。
【0086】
(2−6)全ブロックの終了
全ブロックの終了207では、前記代表色の算出203から前記符号化ブロックの生成206までの一連の符号化処理が全ブロックにわたって終了したかどうかを判定する。
【0087】
(2−7)ブロックの連結
ブロックの連結208では、前記符号化ブロックの生成206で生成した符号化されたブロック画像を連結し、符号化された画像の生成を行う。今回の場合、64×64ブロックが存在し、各符号化ブロックのデータサイズが96bitであることから、符号化画像全体で64×64×96bit=50KByteのデータ量となる。
【0088】
(2−8)まとめ
以上の処理の流れから画像をブロック単位に符号化することができる。
【0089】
符号化フォーマットが異なっても符号化後のブロックデータサイズは一定なため、圧縮率等は固定である。元の画像が256×256pixel 24bitRGBカラー画像の場合、データ量は256×256×4=262KByteであることから、圧縮率は50/262=0.19程度となり、256×256pixel 24bit RGBカラ−画像の場合、50/197=0.25程度となる。
【0090】
(3)ブロック単位の画像復号化システムの構成
図10は、本発明のブロック単位の画像復号化システム(以下、本復号化システムという)の第1の実施例に関わる構成図である。
【0091】
本復号化システムは、画像情報を特定符号化ブロック画像に分割するブロック分割手段1001と、前記ブロック分割手段1001で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出すための符号化ブロック分解手段1002と、前記ブロック分解手段1002で求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出するための補間代表色算出手段1003と、前記補間代表色算出手段1003で求めた補間代表色と、前記代表色及び符号化画像とから、ピクセル単位にカラ−情報を復号するためのピクセル情報復号化手段1004と、前記ピクセル情報復号化手段1004で求めたブロック単位の復号化画像を連結し、最終的に復号化した画像を構成するためのブロック連結手段1005、とで構成される。
【0092】
(4)本復号化システムにおける全体の処理の流れ
本復号化システムにおける全体の処理の流れは図11のようになる。この図を参考に復号処理の説明を行う。
【0093】
(4−1)ブロックの分割
ブロックの分割1102では、与えられた符号化画像を特定ブロックサイズの画像ブロックに分割を行う。ここでは符号化されたブロックサイズは96bitと固定であるため、96bitを単位として符号化画像をブロック分割することになる。
【0094】
(4−2)符号化ブロックの分解
符号化ブロックの分解1103では、前記ブロックの分割1102で分割して求めたブロック単位に復号化に必要な構成要素への分解及び取り出しを行う。前記復号化に必要な構成要素は符号化時に設定した符号化フォーマットに基づいて代表色及び補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す。
【0095】
(4−3)補間代表色の算出
補間代表色の算出1104では、前記符号化ブロックの分解1103で取り出した代表色及び補間係数から復号用代表色を求める。符号化時の符号化フォーマットに応じて以下のような計算で4つの復号用代表色Cd0〜Cd3を求める。各方法に応じて他の代表色の補間で求める復号用代表色の数が異なる。
【0096】
符号化フォーマット0の場合:
Cd0=C0,Cd1=C1,Cd2 =C2,Cd3=C3
符号化フォーマット1の場合:
Cd0=C0,
Cd1=C1,
Cd2=C2,
Cd3=(Ratio1/15)*(C1−C0)+(Ratio2/15)*(C2−C0)
符号化フォーマット2の場合:
Cd0=C0,
Cd1=C1,
Cd2=C2,
Cd3=Ratio/15)*C0+(1−Ratio/15)*C1
符号化フォーマット3の場合:
Cd0=C0,
Cd1=C1,
Cd2=(Ratio1/15)*C0+(1−Ratio1/15)*C1,
Cd3=(Ratio2/15)*C0+(1−Ratio2/15)*C1
(4−4)ピクセル情報の復号化
ピクセル情報の復号化1105では、前記符号化ブロックの分解1103で取り出した符号化画像に含まれる各ピクセル毎のインデックス情報から、インデックスで指定される代表色、あるいは補間代表色をピクセルカラ−情報として復号する。2bitのインデックス情報と復号用代表色との関連づけは以下のように行うことができる。
【0097】
インデックス0 ”00”は、復号用代表色Cd0になる
インデックス1 ”01”は、復号用代表色Cd1になる
インデックス2 ”10”は、復号用代表色Cd2になる
インデックス3 ”11”は、復号用代表色Cd3になる
(4−5)全ブロック終了
全ブロック終了1106では、上記符号化ブロックの分解1103からピクセル情報の復号化1105、にいたる処理が全ブロックに渡って処理を施したかを判定する。
【0098】
(4−6)ブロックの連結
ブロックの連結1107では、前記ピクセル情報の復号化1105でピクセルカラ−情報を復号したブロック画像を元の連結状態を保持したまま結合することで最終的に復号画像を生成する。64×64ブロックの連結を行えば、256×256ピクセルの画像が生成されることになる。
【0099】
(第2の実施例)
図12は、本発明のブロック単位の画像符号化システム(以下、本符号化システムという)の第2の実施例に関わる構成図である。
【0100】
(1)本符号化システムの構成
本符号化システムは、画像情報を特定ブロックに分割するブロック分割手段1201と、前記ブロック分割手段1201で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色を求めるための代表色算出手段1202と、前記代表色算出手段1202で求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できるものを決定し、補間できる代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定し、補間係数を計算するための補間代表色決定手段1203と、ブロックを構成する各ピクセルを前記代表色算出手段1202で求めた代表色、あるいは前記補間代表色決定手段1203で求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定し符号化するためのピクセル情報符号化手段1204と、前記代表色算出手段1202で求めた代表色と前記補間代表色決定手段1203で求めた補間係数及び前記ピクセル情報符号化手段1204で求めた符号化画像とを前記補間代表色決定手段1203で決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成するための符号化ブロック生成手段1205と、前記補間代表色決定手段1203で決定された各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するためのヘッダ情報生成手段1207と、前記符号化ブロック生成手段1205で生成した符号化ブロック及び前記ヘッダ情報生成手段1207で生成したヘッダ情報を連結し、最終的に符号化した画像を構成するためのブロック連結手段1206、とで構成される。
【0101】
(2)本符号化システム全体の処理の流れ
本符号化システム全体の処理の流れを図13に示す。
【0102】
ブロックの分割1302及び代表色の算出1303は、第1の実施例におけるブロックの分割202及び代表色の算出203と同様であるため説明を省略する。
【0103】
第1の実施例における符号化システムの処理フロ−との違いは、ブロック毎に補間代表色の決定1304で符号化フォーマットの決定、補間するべき代表色数の決定及びその符号化フォーマットに対応した補間係数等の情報を算出している点である。図14は、補間代表色決定手段における符号化フォーマット決定の様子を説明するための図である。
【0104】
符号化フォーマットを選択する際のパラメ−タとして、画質の重要度(補間誤差の許容範囲)や透過度αの重要度等を用いる。例えば、テクスチャの端に近いブロックは画質よりも透過度を優先したいという要求があれば、符号化フォーマット0よりも符号化フォーマット3を選んだ方がよいということになる。
【0105】
補間の際に生じる誤差(補間誤差)は、第1の実施例の図5から図7で示した処理と同様にして算出する。符号化フォーマット3から順に補間誤差を算出し(1403)、あるしきい値以下でなければ、符号化フォーマット2,1,0へと状態を遷移させる(1406,1411,1416)。
【0106】
符号化フォーマット0以外のものは、画質優先かα値優先かを選択し、最終的なフォーマットを決定する(1405,1410,1415)。
【0107】
決定した符号化フォーマットに対応した補間代表色決定の処理フロ−は、第1の実施例における補間代表色の決定204で記述した処理フロ−と同じであるため、ここでは省略する。
【0108】
ピクセル情報の符号化1305は、第1の実施例におけるピクセル情報の符号化205と同様に、ピクセル毎に代表色へのインデックス情報を生成する。
【0109】
符号化ブロックの生成1306では、前記補間代表色の決定1304で決定した符号化フォーマットに従って代表色、補間係数、符号化ピクセル情報等をレイアウトして符号化ブロックを生成する。
【0110】
ヘッダ情報の追加1307は、各ブロック毎の符号化フォーマット種別をヘッダ情報に追加、登録するための手段である。ヘッダ情報におけるブロック単位のフォーマット識別テ−ブル情報の例を図15に示す。
【0111】
ここでは、符号化方法を識別するファイル形式と、ブロックサイズとブロックの数等画像サイズ情報、そして、ブロック毎の符号化フォーマット及び画質優先フォーマットかα優先フォーマットかの区別が可能な識別子が埋め込まれている。
【0112】
全ブロック終了1308では、前記代表色の算出1303から前記ヘッダ情報の追加1307までの一連の符号化処理が全ブロックにわたって終了したかどうかの判定を行う。
【0113】
ブロックの連結1309では、前記符号化ブロックの生成1306で生成した符号化されたブロック画像を連結すると同時に、前記ヘッダ情報の追加1307で生成したヘッダ情報を追加して最終的に符号化された画像の生成を行う。第1の実施例での符号化システムと同様、符号化後のデータサイズは変わらず、64×64ブロックにおいて各ブロックのデータサイズが96bitであることから、符号化画像全体で64×64×96bit = 50KByteのデータ量となる。
【0114】
第1の実施例との大きな違いは、ブロック毎に符号化フォーマットを変えることができる点である。
【0115】
ブロック単位に画質優先、あるいは透過率等の属性情報優先、等の切替が可能になったり、画質を一定水準に保持した状態で最適な属性情報の付与が可能となる。
【0116】
(3)ブロック単位の画像復号化システムの構成
図16は、本発明のブロック単位の画像復号化システム(以下、本復号化システムという)の第2の実施例に関わる構成図である。
【0117】
本復号化システムは、画像情報をヘッダ情報と符号化ブロック画像に分割するブロック分割手段1601と、前記ヘッダ情報から前記ブロック分割手段1601で分割された各画像ブロック単位に符号化符号化フォーマットを判定するためのフォーマット判定手段1602と、前記ブロック分割手段1601で分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出すための符号化ブロック分解手段1603と、、前記符号化ブロック分解手段1603で求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記フォーマット判定手段1603で判定したフォーマットに従った数だけ算出するための補間代表色算出手段1604と、前記補間代表色算出手段1604で求めた補間代表色と、前記代表色及び符号化画像とから、ピクセル単位にカラ−情報を復号するためのピクセル情報復号化手段1605と、前記ピクセル情報復号化手段1605で求めたブロック単位の復号化画像を連結し、最終的に復号化した画像を構成するためのブロック連結手段1606、とで構成される。
【0118】
(4)本復号化システム全体の処理の流れ
本復号化システム全体の処理の流れを図17に示す。この図を参考に説明を行う。
【0119】
ブロックの分割1702では、ヘッダ情報と符号化画像を分割すると同時に符号化画像をブロックサイズである96bit単位にブロック分割を行う。
【0120】
第1の実施例における復号化システムとの違いは、フォーマットの判定1703で各ブロックの符号化フォーマット判定を行っている点である。ここでは、前記ブロックの分割で取得したヘッダ情報に保存されたブロック毎の符号化フォーマット識別テ−ブル(図15)を参照して、該当するブロックのフォーマットを判定する。
【0121】
符号化ブロックの分解1704は、前記フォーマットの判定1703で判定した符号化フォーマットに従って代表色、補間係数及び符号化ピクセル情報の分解、取り出しを行う。
【0122】
補間代表色の算出1705は、前記フォーマットの判定1703で求めた符号化フォーマットに応じて復号代表色を算出する。各符号化フォーマットに応じた復号代表色の算出方法は第1の実施例における補間代表色の算出1104に記載の方法と同様である。
【0123】
ピクセル情報の復号化1706は、第1の実施例におけるピクセル情報の復号化1105と同様であるため、ここでは省略する。
【0124】
全ブロック終了1707では、前記フォーマットの判定1703から前記ピクセル情報の復号化1706までの一連の復号化処理が全ブロックにわたって終了したかを判定する。
【0125】
ブロックの連結1709では、前記ピクセル情報の復号化1706でピクセルカラ−情報を復号したブロック画像を元の連結状態を保持したまま結合することで最終的に復号画像を生成する。64×64ブロックの連結を行えば、256×256ピクセルの画像が生成されることになる。
【0126】
第1の実施例との違いは、ブロック毎に異なる符号化フォーマットで符号化された画像であってもヘッダ情報を参照することで、復号することが可能な点である。
【0127】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、画質と圧縮率を保持した状態で付加情報の付与が可能な効率的画像フォーマットで画像の符号化復号化が可能となる。また、ブロック領域単位に異なる符号化フォーマットが適用できるため用途に応じた柔軟で効率的な画像圧縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化システムの第1の実施例の構成図である。
【図2】画像符号化システムの第1の実施例の処理フロ−を説明するための図である。
【図3】代表色の算出における具体的な処理フロ−を説明するための図である。
【図4】代表色の算出におけるクラスタリング処理の様子を説明するための図である。
【図5】補間代表色の決定において符号化フォーマット1における処理フロ−図である。
【図6】補間代表色の決定において符号化フォーマット2における処理フロ−図である。
【図7】補間代表色の決定において符号化フォーマット3における処理フロ−図である。
【図8】代表色の数に応じた補間代表色と補間係数決定の様子を説明するための図である。
【図9】各符号化フォーマットのレイアウトを説明するための図である。
【図10】本発明の画像復号化システムの第1の実施例の構成図である。
【図11】画像復号化システムの第1の実施例の処理フロ−を説明するための図である。
【図12】本発明の画像符号化システムの第2の実施例の構成図である。
【図13】画像符号化システムの第2の実施例の処理フロ−を説明するための図である。
【図14】補間代表色決定手段における符号化フォーマット決定の様子を説明するための図である。
【図15】ヘッダ情報に登録されるデータを説明するための図である。
【図16】本発明の画像復号化システムの第2の実施例の構成図である。
【図17】画像復号化システムの第2の実施例の処理フロ−を説明するための図である。
【符号の説明】
101  ブロック分割手段
102  代表色算出手段
103  補間代表色決定手段
104  ピクセル情報符号化手段
105  符号化ブロック生成手段
106  ブロック連結手段

Claims (8)

  1. 画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割部と、
    前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出部と、
    前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定部と、
    前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色で表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化部と、
    前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを組み合わせ、ブロック単位の符号化画像である符号化ブロックを生成する符号化ブロック生成部と、
    前記生成した符号化ブロックを連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割部と、
    前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出部と、
    前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定し、この補間代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定部と、
    前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化部と、
    前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを、前記決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成する符号化ブロック生成部と、
    前記決定した各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するヘッダ情報生成部と、
    前記生成した符号化ブロック及び前記生成したヘッダ情報を連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 画像情報を特定の符号化された画像ブロックに分割するブロック分割部と、
    前記分割された各符号化された画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出する補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解部と、
    前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出する補間代表色算出部と、
    前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化部と、
    前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像復号化装置。
  4. 画像情報をヘッダ情報と符号化された画像ブロックに分割するブロック分割部と、
    前記ヘッダ情報から前記分割された各画像ブロック単位に符号化フォーマットを判定するフォーマット判定部と、
    前記分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解部と、
    前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記判定した符号化フォーマットに従った数だけ算出する補間代表色算出部と、
    前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化部と、
    前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像復号化装置。
  5. 画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、
    前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出ステップと、
    前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定ステップと、
    前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色で表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化ステップと、
    前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを組み合わせ、ブロック単位の符号化画像である符号化ブロックを生成する符号化ブロック生成ステップと、
    前記生成した符号化ブロックを連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  6. 画像情報を特定の画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、
    前記分割した各画像ブロック単位において少なくとも2つ以上の代表色を求める代表色算出ステップと、
    前記求めた代表色から他の2つ以上の代表色の補間で表現できる代表色を補間代表色として決定し、この補間代表色の数に応じた符号化フォーマットを決定すると共に、その補間を行うための補間係数を計算する補間代表色決定ステップと、
    前記各画像ブロックを構成する各ピクセルを、前記求めた代表色、または、前記求めた補間代表色のいずれで表現するかを決定して符号化して符号化画像を求めるピクセル情報符号化ステップと、
    前記求めた代表色、前記求めた補間係数及び前記求めた符号化画像とを、前記決定した符号化フォーマットに応じて配置することでブロック単位の符号化画像を生成する符号化ブロック生成ステップと、
    前記決定した各ブロック毎の符号化フォーマット情報を格納したヘッダ情報を生成するヘッダ情報生成ステップと、
    前記生成した符号化ブロック及び前記生成したヘッダ情報を連結して最終的な符号化画像を構成するブロック連結ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  7. 画像情報を特定の符号化された画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、
    前記分割された各符号化された画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出する補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解ステップと、
    前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を算出する補間代表色算出ステップと、
    前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化ステップと、
    前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像復号化方法。
  8. 画像情報をヘッダ情報と符号化された画像ブロックに分割するブロック分割ステップと、
    前記ヘッダ情報から前記分割された各画像ブロック単位に符号化フォーマットを判定するフォーマット判定ステップと、
    前記分割された各画像ブロック単位に少なくとも2つ以上の代表色、補間代表色を算出するための補間係数及びピクセル情報を符号化した符号化画像を取り出す符号化ブロック分解ステップと、
    前記求めた代表色及び補間係数から補間代表色を前記判定した符号化フォーマットに従った数だけ算出する補間代表色算出ステップと、
    前記求めた補間代表色、前記代表色及び前記符号化画像とから、ピクセル単位にカラー情報を復号してブロック毎の復号化画像を求めるピクセル情報復号化ステップと、
    前記求めたブロック単位の復号化画像を連結して最終的な復号化画像を構成するブロック連結ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする画像復号化方法。
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