JP2004100479A - 2系統冷却装置用サーモスタット - Google Patents

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Abstract

【課題】2系統の冷却水通路を独立して制御できる簡易型構造のサーモスタットを得る。
【解決手段】第1の通路11とこれに常時連通される第2の通路12を有するとともに、前記通路に選択的に接続される第3の通路13を有し、冷却水温度が所定温度以下であるときは第3の通路の連通を遮断し、冷却水温度が所定温度以上のときに開弁する第1の弁体21と、第4の通路14とこれに選択的に連通する第5の通路15を有し、これらの通路を冷却水温度が所定温度以下であるときは遮断するように閉弁し、所定温度以上のときに連通させるように第1の弁体に連動して開弁する第2の弁体22を備える。第1の弁体をもつ第1の制御室23と第2の弁体をもつ第2の制御室24が互いに連通しないようにシールする筒状スリーブ30を設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に使用される内燃機関(以下、エンジンという)を冷却する冷却水を、熱交換器(以下、ラジエータという)との間で循環させる冷却装置において、2系統の独立した冷却水の流量制御を行うために用いられる冷却装置用サーモスタットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンにおいて、これを冷却するためには、一般にはラジエータを用いた水冷式の冷却システムが使用されている。この種の冷却システムにおいては、エンジンに導入する冷却水の温度を制御できるように、ラジエータ側に循環させる冷却水量を調節する熱膨張体を用いたサーモスタットが従来から用いられている。
【0003】
すなわち、上記の熱膨張体を用いたサーモスタットを、冷却水通路の一部、たとえばエンジンの入口側または出口側に介装し、冷却水温度が低い場合に、該制御バルブを閉じて、冷却水をラジエータを経由せずバイパス通路を介して循環させ、また冷却水温度が高くなった場合は、制御バルブを開いて冷却水がラジエータを通して循環させると、冷却水の温度を所要の状態に制御することができるものである。
【0004】
ところで、自動車用エンジンにおいて、エンジンの機械的なフリクションを低減させることで、燃料消費率が良くなることが広く知られている。このような公知技術を基にして、燃費向上を図るための種々の研究、開発が従来からなされている。
そして、燃費向上のためのフリクション低減に最も関係してくるのが、シリンダブロック壁面温度の上昇であり、このシリンダブロック壁面温度の上昇を促進するためには、シリンダヘッドとシリンダブロックの冷却水循環通路を独立させ、暖機時にはシリンダブロックの冷却水を循環させないで、シリンダブロック壁面温度を上げることが重要であることが確認されている。
【0005】
このような要請に応えることができるのが、エンジンの冷却水制御を上述した2系統で行う2系統冷却装置である。すなわち、この2系統冷却装置は、エンジンのシリンダヘッドの冷却水循環通路と、シリンダブロックの冷却水循環通路を独立させて構成し、冷却水の低温時にはシリンダヘッド側の通路のみで冷却水の循環を行わせ、冷却水が高温になった時には、シリンダヘッド、シリンダブロックの両方で冷却水を循環させる構成となっている。
【0006】
このような2系統冷却装置によれば、エンジンブロック側での冷却水の流量を減らすことにより、シリンダブロック壁面温度を上昇させることが可能となっている。そこで、従来は、温度特性の異なる2個のサーモスタットを用い、2系統の冷却水通路の温度制御を行うことで、上記の効果を得ていた。
【0007】
【特許文献1】
たとえば特開平5−215008号公報には、上述した2系統冷却装置用サーモスタットを採用するエンジンの冷却装置において、2個のサーモスタットを用い、シリンダヘッド、シリンダブロックを冷却するための冷却水通路中での冷却水を独立して制御可能となるように構成されている。
【0008】
【特許文献2】
特開昭57−97014号公報には、1個のサーモスタットを用い、2系統の通路での冷却水を制御できるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−215008号公報の冷却装置では、シリンダヘッド、シリンダブロックへの2つの冷却系を独立して設け、これらの通路系を独立して制御することから、2個以上のサーモスタットまたは制御弁を別々の部位に設けることが必要であり、構成部品点数が多く、構造が複雑となり、コスト高となるもので、また装置全体が大型化する等の不具合があった。
【0010】
また、特開昭57−97014号公報の冷却装置では、1個のサーモスタットを用いて上述した2系統での冷却水の制御を行うため、サーモスタットの構造が複雑であり、また装置全体も大型化する等の不具合があった。特に、上述した2系統冷却装置では、2系統の冷却水系を独立して制御し、しかもシリンダブロック側の冷却水温度がシリンダヘッド側よりも高くなるように制御することが必要であるため、構造が複雑となるものであった。
【0011】
特に、上述した2系統冷却装置に用いるサーモスタットにおいては、シリンダヘッド側の冷却水温度よりもシリンダブロック側の冷却水温度を高くするために、上述したシリンダブロック側の通路を連通させる開閉タイミングを、メインバルブ側の開閉タイミングよりもずらして動作させることが望まれている。すなわち、シリンダヘッド側の通路を開閉制御するメインバルブの閉弁時には、シリンダブロック側の通路を開閉制御するサブバルブは閉じており、かつメインバルブ側の開弁時にピストンロッドが所定量リフトするのに合わせて、サブバルブが開くように構成することが望まれる。
【0012】
そして、従来から知られているボトムバイパス式のサーモスタットは、第1、第2の弁体を連動して開弁状態から閉弁状態にしかできず、そのまま使用することは不可能であるので、このような点をも配慮し、2系統冷却装置用サーモスタットとして、簡易型構造をもち、しかも所要の作動状態が得られるものを提供することが求められている。
【0013】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、2系統の冷却水通路を独立して制御することができるとともに、各冷却水通路での冷却水の制御をそれぞれで要求されているタイミングで行うことができ、また構成が簡単で、装置全体の小型化も図れ、コスト面でも有利である2系統冷却装置用サーモスタットを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、自動車用エンジンの独立した2系統の冷却水循環路を持つ冷却装置に用いられ、冷却水の温度変化により熱膨張、収縮する熱膨張体を内蔵し、前記熱膨張体の体積変化により進退動するピストンにより弁体の開閉を行うサーモスタットにおいて、第1の通路とこの第1の通路に常時連通されている第2の通路とを有するとともに、前記第1、第2の通路に選択的に接続される第3の通路を有し、冷却水温度が所定温度以下であるときは第3の通路の連通を遮断するように閉弁し、冷却水温度が前記所定温度を超えたときに開弁する第1の弁体と、第4の通路とこの第4の通路に選択的に連通される第5の通路とを有し、前記第4、第5の通路を冷却水温度が所定温度以下であるときは第1の弁体に連動して遮断するように閉弁し、所定温度以上になったときは第1の弁体に連動して開弁する第2の弁体と、前記第1の弁体を有する第1の制御室と前記第2の弁体を有する第2の制御室とが互いに連通しないようにシールする区画部材を備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明(請求項2記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項1において、前記区画部材は、第2の弁体を内部に組み込んだ筒状スリーブによって構成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明(請求項3記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項2において、前記筒状スリーブは、前記第1の弁体を保持するフレームと一体的に構成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明(請求項4記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項2または請求項3において、前記筒状スリーブは、釣鐘状を呈していることを特徴とする。
【0018】
本発明(請求項5記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項2または請求項3において、前記筒状スリーブは、前記膨張体を収納したケースの所定部に取り付けられたピストンロッドを軸線方向の所定長さにわたって摺動自在に保持する保持部として機能する貫通部を有する形状で形成されていることを特徴とする。
【0019】
本発明(請求項6記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項4または請求項5において、前記筒状スリーブは、第2の弁体が内部で摺動動作して開弁されたときに、第4の通路と第5の通路とを連通させるような連通穴を備えていることを特徴とする。
【0020】
本発明(請求項7記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項2ないし請求項6のいずれか1項において、前記筒状スリーブは、ピストンロッドの保持部にシール手段を備えていることを特徴とする。
【0021】
本発明(請求項8記載の発明)に係る2系統冷却装置用サーモスタットは、請求項2ないし請求項7のいずれか1項において、前記第2の弁体は、筒状スリーブに摺接する部分に摺動手段を備えていることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、従来からあるメインバルブのリフトに合わせてボトム側に設けたバイパス弁が通路を閉じるサーモスタットの機構を改良することにより、シリンダヘッド側の通路を開閉制御するための第1の弁体の閉弁時には、シリンダブロック側の通路を開閉制御するための第2の弁体は閉じており、かつ第1の弁体側の開弁時にピストンロッドが所定量リフトするのに合わせて、第2の弁体が開くように構成することができる。そして、2系統の冷却水通路での冷却水の制御をそれぞれで要求されるタイミングで行える。
【0023】
また、本発明によれば、第1の制御室と第2の制御室とが互いに連通しないように区画し、2系統の冷却水通路を独立して制御できるから、各通路に異なる温度の冷却水を流すことができ、エンジンヘッドの早期暖機に貢献することができる。
したがって、2系統冷却装置において、2系統への冷却水の流量を1個のサーモスタットで簡単かつ確実に行え、また構成部品点数も少なく、装置全体の小型化を図り、コスト低減も可能となる。
【0024】
本発明において、区画部材として筒状スリーブを用い、その内部に第2の弁体を摺動自在に設けることにより、スリーブを内設する筐体側に第2の弁体が直接接触しないので、該弁体の摩耗やかじり等の心配はない。したがって、サーモスタットを付設する筐体部分を、たとえばエンジンブロックに替えることもでき、いわゆるビルトイン構造を採ることが可能である。また、本発明によるサーモスタットによれば、サーモスタット単体でユニット化することが可能であり、エンジンブロック等の筐体側とは無関係に交換可能であるから、メンテナンスや修理などが簡単に行え、メンテナンスコストの面でも有利である。
【0025】
また、本発明によれば、第1の弁体を設けたフレーム部分とは別に、第2の弁体を有する筒状スリーブ等の区画部材部分でも筐体側に保持させた状態で配設されるから、軸ずれしにくい構造である。
【0026】
さらに、本発明によれば、ピストンロッドや第2の弁体の軸線方向の長さを適宜変更し、筒状スリーブとの間での開閉タイミングを変更することにより、第1の弁体が開弁する時期と第2の弁体が開弁する時期とを任意のタイミングでずらすことができる。そして、このようにすれば、2系統での冷却水の制御を所要のタイミングで行うことが簡単に調整できるから、種々の要請に応えることができる。
【0027】
また、本発明において、第2の弁体の外周部分に、筒状スリーブに対する摺動手段としてゴム等を焼き付けることで、第2の弁体の摺動性、さらに該摺動部分のシール性が向上するから、第2の弁体での冷却水制御がより一層確実に行える。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明に係る2系統冷却装置用サーモスタットの一実施の形態を示す。これらの図において、まず、本発明に係るサーモスタット10を含む2系統冷却装置1の概要を図2を用いて以下に説明する。
【0029】
図2において、2はシリンダヘッド2Aおよびシリンダブロック2Bにより構成された内燃機関としての自動車用エンジンであり、このエンジン2のシリンダヘッド2Aおよびシリンダブロック2B内には、それぞれ独立した冷却水通路3,4が形成されている。
5は熱交換器、すなわちラジエータであり、このラジエータ5の冷却水入口部5aおよび冷却水出口部5bは、前記エンジン2のシリンダヘッド2A、シリンダブロック2B内の冷却水通路3,4との間で冷却水をそれぞれ循環させる冷却水回路により接続されている。
【0030】
この冷却水回路は、エンジン2のシリンダブロック2Bに設けられた冷却水の出口部4bからラジエータ2の入口部5aに至る流出側の冷却水通路6を有し、この冷却水通路6には、前記シリンダヘッド2Aに設けられた冷却水の出口部3bからの通路3cが接続され、冷却水は出口側で合流してラジエータ5側に送られるように構成されている。
また、この冷却水通路6の途中で通路3cの合流部分よりも下流側からはバイパス通路7が分岐されている。このバイパス通路7は、前記シリンダヘッド2A、シリンダブロック2Bにおける冷却水通路3,4への冷却水を流量するためのサーモスタット10に接続されている。
【0031】
前記ラジエータ5の出口部5bには、流入側の冷却水通路8が接続され、この通路8が前記サーモスタット10に接続されている。
これらのエンジン2、ラジエータ5、冷却水通路6,8等によって、エンジン2のシリンダヘッド2A、シリンダブロック2Bをそれぞれ冷却する冷却水循環路が形成される。
【0032】
9は上述した冷却水循環路中で冷却水を強制的に循環させるためのウォータポンプ(W/P)であり、前記サーモスタット10と冷却水通路9bを介して接続されるとともに、冷却水通路9aを介して前記シリンダヘッド2Aにおける冷却水通路3の入口部3aに接続されている。また、このウォータポンプ9は、冷却水通路9c、サーモスタット10、さらに冷却水通路9dを介して前記シリンダブロック2B内の冷却水通路5の入口部4aに接続されている。
【0033】
そして、前記ラジエータ5から流入側の冷却水通路8を介してサーモスタット10に供給される冷却水やバイパス通路7を介して供給される冷却水は、該サーモスタット10の動きに制御されながら、冷却水通路9a,9b,9c,9dを介してシリンダヘッド2A内の冷却水通路3と、シリンダブロック2B内の冷却水通路4とに適宜独立して供給されるようになっている。
【0034】
なお、上述したウォータポンプ9は、たとえばエンジン2の図示しないクランクシャフトの回転により回転軸が回転駆動されるように構成され、冷却水回路内で冷却水を強制的に循環させるようになっている。
また、前記ラジエータ5には、強制的に冷却風を送風する冷却ファンユニット(図示せず)が付設されている。
【0035】
以上の構成において、自動車用エンジンのシリンダヘッド2A内の冷却水通路3とシリンダブロック2B内の冷却水通路4とを独立して構成している2系統冷却装置1に用いられ、これらの冷却水通路3,4への冷却水の流量を行う温度感知式自動弁としてのサーモスタット10は、図1に示すように構成されている。
【0036】
すなわち、筐体としてのハウジング10a内に第1の通路11とこの第1の通路11に常時連通されている第2の通路12とを有するとともに、これらの第1、第2の通路11,12に選択的に接続される第3の通路13を有し、冷却水温度が所定温度以下であるとき(低温時)は第3の通路13の連通を遮断するように閉弁状態を維持し、冷却水温度が前記所定温度を超えたとき(高温時)にサーモスタット本体20からのピストン20bが図中上方にリフトすることにより開弁する第1の弁体21と、第4の通路14とこの第4の通路14に選択的に連通される第5の通路15とを有し、これらの通路14,15を冷却水温度が所定温度以下であるときには遮断するように閉弁し、所定温度以上になったときに連通させるようにピストンロッド20aのリフト動作に連動して開弁する第2の弁体22を備える。
【0037】
そして、この第2の弁体22を動作させるピストンロッド20aが貫通する貫通部30aを有するとともに、前記第1の弁体21を有する第1の制御室23と前記第2の弁体22を有する第2の制御室24とが互いに連通しないようにシールする区画部材を兼ねる筒状スリーブ30が設けられている。
【0038】
ここで、上述した第1の通路11は、図2の冷却水回路において、バイパス通路7を経て冷却水が流入する通路に連通する部分であり、第2の通路12はこのサーモスタット10からウォータポンプ9に至る通路9bに相当する部分である。また、第3の通路13は、ラジエータ5からの冷却水通路8に連通する部分である。
一方、第4の通路14は、ウォータポンプ9からこのサーモスタット10に至る通路9cに相当する通路であり、第5の通路15は、シリンダブロック2Bの冷却水通路4に至る通路9dに相当する通路である。
【0039】
前記筒状スリーブ30は、全体がほぼ釣鐘状を呈し、ハウジング10aにおいて第1の制御室23と第2の制御室24に相当する部分を仕切るようにして設けられている。ここで、筒状スリーブ30の上端部中央には、ピストンロッド20aを摺動自在に保持する保持部として機能する貫通部30aが設けられ、この貫通部30aには該ピストンロッドを摺動自在に保持する保持手段とこの部分でのシール性を確保するシール手段(詳細は図示せず)が設けられ、上記の制御室23,24間を連通させないように仕切っている。
【0040】
また、筒状スリーブ30の側部には連通穴30b等が形成され、その外側に開口する第4の通路14との連通が確保されるように構成されている。
さらに、この筒状スリーブ30内で摺動動作する第2の弁体22は、図1に示すようにほぼラッパ状を呈し、下端部外側縁が前記スリーブ30の内周面に摺動自在に接触している。そして、この第2の弁体22は、図中下方に適宜のストロークだけ移動すると、スリーブ30の下端から下方に移動し、これによって開放する隙間で前記第4の通路14から第5の通路15への冷却水の供給が行えるようになっている。
【0041】
ここで、上述した第2の弁体22のスリーブ30への摺接部に、ゴム等の摺動手段を焼き付けておくとよい。このようにすれば、金属同士の摺接部分がなくなり、摺動性、シール性の面で優れている。
また、上述した構造では、第4の通路14と第5の通路15とは逆に配置されていても問題ない。
【0042】
なお、サーモスタット10のサーモスタット本体20には、従来からよく知られているように、ワックスエレメント等を備え、冷却水温度を感知することにより、ワックスの膨張、収縮を利用して第1、第2の弁体21,22を開閉させ、冷却水を流通させるような構造をもつものが用いられている。
【0043】
また、図中25はサーモスタット10の本体20部分を保護するフレーム、26は第1の弁体21を閉弁方向に付勢する弁スプリングである。ここで、図1では図示は省略しているが、フレーム25が弁スプリング26を保持する保持部を有している形状であるとき、これに前記筒状スリーブ30を一体的に設けてもよい。このようにすれば、サーモスタット10の全体がユニット化して構成されるから、ハウジング10aへの組み込み等が簡単に行えるとともに、部品点数を削減できる。また、第2の弁体22やその他の部分に交換等の必要性が生じたり、メンテナンスが必要になったときに、ユニット全体をハウジング10aから簡単に取り外すことができる。
【0044】
以上の構成によるサーモスタット10を備えた2系統冷却装置1によれば、低温時は、第1の弁体21によるメインバルブが閉じており、エンジンのシリンダヘッド2Aからの冷却水が、通路6、バイパス通路7、サーモスタット10の第1の制御室23を介して通路9bからウォータポンプ9に供給され、さらにこのウォータポンプ9により通路9aからシリンダヘッド2A内の冷却水通路3へと供給されることになる。
【0045】
この状態から冷却水温度がある一定の温度になると、サーモスタット本体20内のワックスエレメント等が膨張し、第1の弁体21が開弁して、ラジエータ5からの冷却水が第1、第2の通路11,12による第1の制御室23に流入し、冷却水量が増えるとともに、このとき第1の弁体21と同様に第2の弁体22も下方にリフトして所定の位置で開弁するため、ウォータポンプ9から通路9c,9dを介してシリンダブロック2Bの冷却水通路4にも流れることになる。
【0046】
そして、このときにおいて、第2の弁体22の開弁タイミングを、ピストンロッド20aのリフト量に応じて設定可能であるから、開弁タイミングを所要のタイミングに設定することで、シリンダブロック2B内での温度上昇を適宜調整し、シリンダブロック壁面温度を上昇させて燃費向上を図ることができるのである。
【0047】
図3および図4は本発明の別の実施の形態を示すものであり、この実施の形態では、図3に示すように、区画部材となる筒状スリーブ31の形状を変更した例である。
すなわち、この筒状スリーブ31は、ピストンロッド20aを軸線方向の所定長さにわたって摺動自在に保持する保持部として機能する貫通部31aを有する形状をもって、絞り加工等で形成されている。このような軸線方向での所定長さにわたる保持部として機能する貫通部31aは、ピストンロッド20aや第2の弁体22(ここでは平板状弁体を例示している)を軸ずれを起こさないように軸ずれ防止部としての機能を備えている。なお、このような貫通部31aに、摺動手段やシール材を適宜設けることは前述した実施の形態と同様である。
【0048】
また、この筒状スリーブ31における連通穴31bの例として、図4(a)に示す***や図4(b)に示す長溝を例示している。
なお、図示はしないが、第2の弁体22の外周縁にゴム等の摺動手段を付設してもよいことは言うまでもない。
【0049】
なお、本発明は上述した各実施の形態で説明した構造には限定されず、2系統冷却装置1やこれに用いるサーモスタット10をはじめとする各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることは勿論である。
また、図2に示す冷却装置1において、ウォータポンプ9等の配設位置を適宜変更することは自由であり、また各部の通路のレイアウトも自由に変形して組み合わせることができることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る2系統冷却装置用サーモスタットによれば、従来からあるメインバルブのリフトに合わせてボトム側に設けたバイパス弁が通路を閉じるサーモスタットの機構を改良し、シリンダヘッド側の通路を開閉制御するための第1の弁体の閉弁時には、シリンダブロック側の通路を開閉制御するための第2の弁体は閉弁し、第1の弁体側の開弁時には、ピストンロッドが所定量リフトするのに合わせて、第2の弁体が開くように構成できるから、2系統の冷却水通路での冷却水の制御をそれぞれで要求されるタイミングにより所要の状態で行うことができる。
【0051】
また、本発明によれば、第1の制御室と第2の制御室とが互いに連通しないように区画し、2系統の冷却水通路を独立して制御できるから、各通路に異なる温度の冷却水を流すことができ、エンジンヘッドの早期暖機に貢献することができる。したがって、2系統冷却装置において、2系統への冷却水の流量を1個のサーモスタットで簡単かつ確実に行え、また構成部品点数も少なく、装置全体の小型化やコスト低減を図ることができる。さらには、エンジンヘッドとブロックの冷却水路に限らず、種々の独立した複数の冷却水路の制御に使用できる。たとえば、ヒータとエンジンブロックの冷却水通路やV型エンジンの2つに別れたブロックの冷却水通路などに使用できる。
【0052】
また、本発明において、区画部材として筒状スリーブを用い、その内部に第2の弁体を摺動自在に設けることにより、スリーブを内設する筐体側に第2の弁体が直接接触しないから、該弁体の摩耗やかじり等の心配はなく、動作上での信頼性を確保することができる。そして、このことから、サーモスタットを付設する筐体部分を、たとえばエンジンブロックに代えることもでき、いわゆるビルトイン構造を採ることもできる。また、本発明によれば、サーモスタットのユニット化が可能であり、エンジンブロック等の筐体側とは無関係に交換可能であるから、取り扱いが簡単で、組立性に優れているとともに、メンテナンスや修理なども容易に行え、メンテナンスコストの面でも有利である等の利点もある。
【0053】
また、本発明によれば、第1の弁体を設けたフレーム部分とは別に、第2の弁体を有する筒状スリーブ等の区画部材部分でも筐体側に保持させた状態で配設されるから、軸ずれしにくい構造であり、動作上での信頼性に優れている。
さらに、本発明によれば、ピストンロッドや第2の弁体の軸線方向の長さを適宜変更し、筒状スリーブとの間での開閉タイミングを変更することによって、第1の弁体が開弁する時期と第2の弁体が開弁する時期とを任意のタイミングでずらすことができる。したがって、2系統での冷却水の制御を、それぞれ任意のタイミングで行うことが簡単に調整できるものであり、種々の要請に応えることができる。
【0054】
また、本発明において、第2の弁体の外周部分に、筒状スリーブに対する摺動手段としてゴム等を焼き付けると、第2の弁体の摺動性、さらに該摺動部分のシール性が向上するから、第2の弁体での冷却水制御がより一層確実に行えるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2系統冷却装置用サーモスタットの一実施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図2】本発明に係る2系統冷却装置用サーモスタットを適用する2系統冷却装置の全体の概要を説明するための概略構成図である。
【図3】本発明に係る2系統冷却装置用サーモスタットの別の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図4】(a),(b)は図3のサーモスタットにおけるスリーブの側面図である。
【符号の説明】
1     2系統冷却装置
2     エンジン
2A    シリンダヘッド
2B    シリンダブロック
3,4   冷却水通路
5     ラジエータ
6     冷却水通路
7     バイパス通路
8     冷却水通路
9     ウォータポンプ
9a〜9d 冷却水通路
10    2系統冷却装置用サーモスタット
10a   ハウジング(筐体)
11〜15 第1ないし第5の通路
20    サーモスタット本体
20a   ピストンロッド
21,22 第1、第2の弁体
23,24 第1、第2の制御室
25    フレーム
26    弁スプリング
30    筒状スリーブ(区画部材)
30a   貫通部(保持部)
30b   連通穴
31    筒状スリーブ
31a   貫通部(保持部)
31b   連通穴。

Claims (8)

  1. 自動車用エンジンの独立した2系統の冷却水循環路を持つ冷却装置に用いられ、冷却水の温度変化により熱膨張、収縮する熱膨張体を内蔵し、前記熱膨張体の体積変化により進退動するピストンにより弁体の開閉を行うサーモスタットにおいて、
    第1の通路とこの第1の通路に常時連通されている第2の通路とを有するとともに、前記第1、第2の通路に選択的に接続される第3の通路を有し、冷却水温度が所定温度以下であるときは第3の通路の連通を遮断するように閉弁し、冷却水温度が前記所定温度を超えたときに開弁する第1の弁体と、
    第4の通路とこの第4の通路に選択的に連通される第5の通路とを有し、前記第4、第5の通路を冷却水温度が所定温度以下であるときは第1の弁体と連動して遮断するように閉弁し、所定温度以上になったときに第1の弁体と連動して開弁する第2の弁体と、
    前記第1の弁体を有する第1の制御室と前記第2の弁体を有する第2の制御室とが互いに連通しないようにシールする区画部材を備えていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  2. 請求項1記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記区画部材は、第2の弁体を内部に組み込んだ筒状スリーブによって構成されていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  3. 請求項2記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記筒状スリーブは、前記第1の弁体を保持するフレームと一体的に構成されていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  4. 請求項2または請求項3記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記筒状スリーブは、釣鐘状を呈していることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  5. 請求項2または請求項3記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記筒状スリーブは、前記膨張体を収納したケースの所定部に取り付けられたピストンロッドを軸線方向の所定長さにわたって摺動自在に保持する保持部として機能する貫通部を有する形状で形成されていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  6. 請求項4または請求項5記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記筒状スリーブは、第2の弁体が内部で摺動動作して開弁されたときに、第4の通路と第5の通路とを連通させるような連通穴を備えていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  7. 請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記筒状スリーブは、前記ピストンロッドの保持部にシール手段を備えていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
  8. 請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の2系統冷却装置用サーモスタットにおいて、
    前記第2の弁体は、筒状スリーブに摺接する部分に摺動手段を備えていることを特徴とする2系統冷却装置用サーモスタット。
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