JP2004098322A - 電気泳動表示パネル搭載型ブックカバー及び電気泳動表示パネル搭載型ファイル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本の外側を覆うブックカバーであって、ブックカバーの本の外側にかけられた状態における表表紙、裏表紙、背表紙及び本の表紙の内側に折られる折り返し面のうち、少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されており、かつ、表示状態及び非表示状態を任意に切り替え得るスイッチを少なくとも一つ有する電気泳動表示パネル搭載型ブックカバー、ファイルを提供する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本から独立して設けられ、しかも、本の表紙等を覆う、ブックカバー等の、本の題名等の表示が適切に可能な電気泳動表示パネル搭載型ブックカバーや、各種書類等を綴じ込み可能な、背表紙を含む表紙を持つ電気泳動表示パネル搭載型ファイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ブックカバーやファイルの背表紙等に、本の内容を示す、題名等の記載可能な部分を設け、ここに内容物、例えば本の題名や、ファイルの書類の識別名称等を背に表示する考えは持たれていて、例えば特開2000−177268に示す様に、本の背表紙に題名記載が容易な様に、白色の題名記載部が設けられるという従来技術は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、その様なブックカバーやファイルの背表紙などの表示は一様であり、題名記載部は同一の表示しか行えなかった。また、その表示を隠して非表示にするにはその表示を消去するか別紙にて隠蔽紙を貼り付ける必要性があった。
【0004】
非表示状態を表示状態に戻す、再表示を行うためには、さらにいったん消去した上に書き加えるか、隠蔽紙を剥がす等の行為が必要となる。従って、この様な事を繰り返すのはブックカバーやファイルの破けなどの耐久性の問題や美観上、さらに、表示が不正確になりやすい等の問題点からでも困難である。
【0005】
また、逆に常に修正可能な様に、消去可能な鉛筆等で記載する事も可能であるが、その様な表示は消えやすく、判別も困難な場合が少なくなく、安定した表示にはなっていなかった。
【0006】
さらに、表示以外の模様や背景については、表示するか文字のみにするかしか出来ず、実質的に表示と非表示を選択することはできなかった。
【0007】
また、内容が変化する、例えばブックカバーの中に入れる本を変える、もしくはファイルされている書類を差し替える等の事により内容が変わり、その表示を変える必要性がある場合には、その修正は同様に容易ではなかったのが現状であった。
【0008】
本発明は上述のような、ブックカバーやファイルなどにおいて、その表示を自由に設定でき、しかもその表示、消去を自由に変更可能なブックカバーやファイルなどを提供すること等を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に係る本発明では、本の外側を覆うブックカバーであって、ブックカバーの本の外側にかけられた状態における表表紙、裏表紙、背表紙及び本の表紙の内側に折られる折り返し面のうち、少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されており、かつ、前記表示パネルの表示状態及び非表示状態を任意に切り替えることができるスイッチを少なくとも一つ有することを特徴とする電気泳動表示パネル搭載型ブックカバーを提供するものである。
【0010】
また、請求項2に係る本発明では、前記表示パネルが、少なくとも一方が透明な対向する一対の基板間に透明分散媒中に少なくとも1種の電気泳動粒子が分散した分散系を有する電気泳動表示パネルであることを特徴とする、請求項1に記載の電気泳動表示パネル搭載型ブックカバーを提供するものである。
【0011】
請求項3に係る本発明では、前記透明な基板の少なくとも一方の面にカラーフィルタを形成したことを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示パネル搭載型ブックカバーを提供するものである。
【0012】
請求項4に係る本発明では、書類を綴じ込むファイルであって、ファイルの表表紙、裏表紙、背表紙のうち少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されており、かつ、前記パネルの表示状態及び非表示状態を任意に切り替えることができるスイッチを少なくとも一つ有することを特徴とする電気泳動表示パネル搭載型ファイルを提供するものであるを提供するものである。
【0013】
請求項5に係る本発明では、前記表示パネルが、少なくとも一方が対向する一対の透明な基板間に透明分散媒中に少なくとも1種の電気泳動粒子が分散した分散系を有する電気泳動表示パネルであることを特徴とする、請求項4に記載の電気泳動表示パネル搭載型ファイルを提供するものである。
【0014】
請求項6に係る本発明では、前記透明な基板の少なくとも一方の面にカラーフィルタを形成したことを特徴とする請求項5に記載の電気泳動表示パネル搭載型ファイルを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(1)基本構成
マイクロコンピュータとメモリを有するブックカバーは、図8に示すようにROM42、RAM43、データを格納する不揮発メモリ45、MPU44またはメモリ45の内容を表示する電気泳動式のディスプレイ46、ディスプレイ46を駆動するドライバ47、外部から電源の供給および情報の入出力を行なうCLKやGRD等を含むI/O48と、スイッチ24、25から構成される。
【0016】
ブックカバー41に対しては、I/O48を通じて、電源電圧(Vpp,Vcc)、接地電圧(GND)が供給され、また、制御信号としてリセット信号(RST)、入力信号(I/O)、クロック信号(CLK)が入出力されて、CPU、メモリ、ディスプレイおよびドライバに対し必要に応じて供給されるとともに、外部に露出したスイッチ24、25の入力が伝達可能になっている、もしくはスイッチ24、25の状態が分かる様になっている。
【0017】
ブックカバーの内部では、MPU44による制御のもと、不揮発メモリ45の所定のアドレスに所望のデータが格納され、またMPU44又は不揮発メモリ45の内容は外部からの電力の供給によりドライバ47の制御に基づきディスプレイ46に表示可能になっている。
【0018】
ブックカバーの電気泳動表示パネル21、22、23と他の部分の材料は、一般的なカブックカバーなどと同程度の折り曲げ強度を有するような材料を適宜選択可能である。この場合は、例えばプラスチック、ポリマー、エラストマー等の材料を用いて薄く柔軟性を有する構成することもでき、全体として折り曲げ等が可能な構成となっており、折り返しを設けることや、背の部分で折り曲げることが容易になる構成になっている。
【0019】
また、同様にファイルの場合においても背の部分で折り曲げることが容易になる構成になっている。
【0020】
なお、MPUとROMやRAMを1チップ化したCPU構成や、さらにチップ内にドライバを含むカスタムLSI構成等でも構わない事は当然である。
(2)ディスプレイの構成
表示に際してはバックライトが無くても十分なコントラストを有するものを好適に使用できる。これは柔軟性を有する薄い基板上に、各種電気泳動方式を用いた表示体等を組合せることで実現できる。
【0021】
ディスプレイが電気泳動方式であると、メモリ性を有し、低消費電力であるばかりではなく、反射型であり、ブックカバーとして好適であるばかりではなく、本棚に置く事を想定できるので、発光タイプが不自然だけではなく、表示中の発熱も実質上ないという利点を有する。
【0022】
特に、マイクロカプセル型電気泳動方式を用いた表示体を用いると、従来の紙に近い画像の表示が可能となる。
【0023】
以下、ディスプレイにフィルム式のマイクロカプセル型電気泳動方式のディスプレイを用いる場合について詳細に説明する。
【0024】
紙、プラスチック等の可撓性を有する基材上に、電極フィルム、画像表示層、電極フィルム及びこの表示部を保護する表面保護層が積層されている。なお、表面保護層は省略することも可能である。
【0025】
電極フィルムはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等の寸法安定性の優れた透明なプラスチックフィルムに電極が形成されているものである。電極フィルムも同様な基材の電極が形成されてなるものであるが、必ずしも透明性は要求されない。
【0026】
電極の方式は任意のものを選択可能であるが、下記のようなマイクロカプセル型電気泳動方式を用いる場合は、電極フィルムは全面に同一の電位がかかる共通電極とし、電極フィルムにはアクティブマトリックス電極、セグメント電極等による電極を採用することができる。
【0027】
画像表示層にマイクロカプセル型電気泳動方式のディスプレイを用いた場合の構成について説明する。
【0028】
マイクロカプセル50の一例を図9に示す。マイクロカプセル50は、メタクリル酸樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴム等をカプセル殻51とし、内部には酸化チタンからなる白の粒子53とカーボンブラックからなる黒の粒子54が、シリコーンオイル等の粘性の高い分散媒で分散され封入されている。白の粒子である酸化チタンは正電荷を帯びており、一方黒の粒子であるカーボンブラックは負電荷を帯びている。
【0029】
このため、図10(b)に示すように、二つの電極フィルム55、56に電界を印加して、電極フィルム55が負極、電極フィルム56が正極になった場合、正に帯電した白の粒子53が電極フィルム55側に引かれ、黒の粒子54が電極フィルム56側に引かれるので、少なくとも電極フィルム55を透明電極としておき、電極フィルム55側の上方から観察するとその部分が白く見える。
【0030】
逆に電極フィルム55が正極、電極フィルム56が負極になった場合、正に帯電した白の粒子53が電極フィルム56側に引かれ、黒の粒子54が電極フィルム55側に引かれるので、電極フィルム55の上方から観察するとその部分が黒く見える。
【0031】
マイクロカプセル層は、このようなマイクロカプセル50を多数有しており、電極フィルム55、56の各アドレス電極の電界を制御することで、図10(a)で「A」という文字を黒で表示したように、所望の文字や図形を白と黒の画素で表示させることができる。
【0032】
上記の例に於いては、マイクロカプセルは白黒の2種類の粒子を含有させたモノクロ(白黒)の表示であるが、粒子の位置を電位のかけ方で多段階に調整することで中間調の表示を行うこと、異なる色の粒子を含有させてカラー表示させる或いは2種類以上の粒子を含有させることなども可能である。
【0033】
また、上記のマイクロカプセルでは白黒の2種類の粒子を含有させているが、1種類の粒子を用い、分散媒を黒に着色させることでもモノクロ(白黒)表示を実現することができる。
【0034】
すなわち、図11に示すように白の粒子である酸化チタンを正電荷に帯電させ、黒に着色した分散媒52に分散させたマイクロカプセルを用い、二つの電極フィルム55、56に電界を印加して、電極フィルム55が負極、電極フィルム56が正極になった場合、正に帯電した白の粒子53が電極フィルム55側に引かれ、黒に着色した分散媒52は必然的に56の電極フィルム側に押し下げられるので、電極フィルム55側の上方から観察するとその部分が白く見える。
【0035】
逆に、電極フィルム55が正極、電極フィルム56が負極になった場合、正に帯電した白の粒子53が電極フィルム56側に引かれ、黒に着色した分散媒52は必然的に電極フィルム55側に押し上げられるので、電極フィルム55側の上方から観察するとその部分が黒に見える。
【0036】
マイクロカプセルをアクティブマトリックス駆動法で駆動する場合は、電極フィルム56は画素電極として画素毎に独立してパターニングされ、図示しない薄膜トランジスタ、信号電極、および走査電極を併設し、電極フィルム55は光透過性基材上に一様に形成された透明な共通電極とする。
【0037】
この場合、電極フィルム55を共通電極にすると全面同一電位になるので、電極フィルム56側の各アドレス電極の電界を制御することで、上記の原理に基づき電極位置のマイクロカプセル内の粒子を移動させ、所望の画像を表示させることができる。
【0038】
同様に、電極フィルム56を共通電極とし(電位をゼロとする)、電極フィルム55側の各アドレス電極の電界を制御する(正または負の電位を与える)ことで、電極位置のマイクロカプセル内の粒子を移動させることで所望の画像を表示させるようにしてもよい。
【0039】
時分割駆動の場合は、電極フィルム55、56は互いに直交するライン状のITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ)等の透明導電体からなる透明電極により構成され、両電極の交わる領域にマイクロカプセルを形成する。
【0040】
もちろん、駆動方式は上述したものに限定されず、用途に応じて最適なものを選択すればよい。
【0041】
マイクロカプセルの径は、種々のものを採用することが可能だが、約40μm〜約100μmのものを採用すると十分な解像度と応答性を得ることができる。表示画像の解像度は主として電極フィルム中の電極の配置(解像度)に依存するが、マイクロカプセルの径が小さければ分散媒中のマイクロカプセルの移動速度が速くなり、結果として表示の際の応答性に優れる(応答速度が速い)というメリットがある。
【0042】
上記の例では、モノクロ(白黒)の画像表示の例であるが、カラー画像表示の場合にはに示すように画素単位に分割されたR(赤),G(緑),B(青)の色を有するカラーフィルタを画素単位で電界を印加することができる透明な電極フィルム側に設けることで実現できる。
【0043】
すなわち、白い粒子が電極フィルム側に引かれている部分の観察光は白粒子で反射されカラーフィルタを通過してくるので、カラーフィルタの色が観察されることになる。
【0044】
なお、図11では電極55を共通電極としているが、電極56側を共通電極としても良い。
【0045】
この場合のディスプレイは可撓性を有する材料で作製され、電極等のパターニングも印刷法、蒸着法でプラスチックフィルムなどの基板に形成することが可能である。表示画面サイズも、用途、要望に応じて任意のサイズのものを作成することができる。また、フィルムを用いて作製される場合、嵩張らず軽い表示媒体を得られ、本発明の表示媒体として好適に用いることが可能であるが、表示パネル等のTFTやカラーフィルターとの関係上寸法精度が求められる場合は、重量的に不利な点はあるものの、ステンレス等の固い基板の上にアクリル樹脂を塗布したもの等などから適宜選択することも可能であり、用途に応じて適宜選択できる。
【0046】
マイクロカプセル層においては、マイクロカプセル50の位置配置は多少の変動があっても表示に問題は生じない。従って、折り曲げて使用したり、曲面の箇所に取付けて使用することなども可能である。
【0047】
各粒子は粘性の高い分散媒に分散されており、一度電界を印加した後は電源が切断されても粒子の位置が変化しない。このように、ディスプレイの電源を切っても表示画像が消えない不揮発性(メモリー性)を有するので、初期の表示や書き換え時のみ電界を印加すればよく、通常の表示装置に比べて表示に必要な電力も少なくてすみ、大幅な省電力化が可能である。
【0048】
さらに、ディスプレイ46内においては、マイクロカプセル50の位置配置は多少の変動があっても表示に問題は生じない。したがって電極シート55、56を含め、ディスプレイ46全体を薄く可撓性を持たせる材料を用いることで、紙のような柔軟性を持たせることができる。
【0049】
また、黒い粒子54のカーボンブラックは、通常の印刷を行うインクと同じ材料であるので、極めて紙の印刷物に近い自然な表示を行うことが可能となる。
【0050】
例として液晶表示装置(LCD)と比較してみる。
【0051】
液晶表示装置における表示媒体自身は薄いもので約5μmに対し、電気泳動型ディスプレイは現在約数十μm(40μm〜70μm程度)厚いものである。しかし、表示媒体を保護ずる保護層としてのガラスは薄いものでも500とか300μmであり、これを対で使うので、結構な厚みになってしまう。さらに偏光板や位相差板(フィルム)が必要であるが、これらも200μm〜300μm程度の厚みを有する。さらにTFT等の電極が必要であるため、液晶表示装置で光学特性を出すために、これらの層を含めてかなりの厚みが必要なる。しかも、ガラス保護層等があるため折り曲げることができない。このように、液晶表示装置を用いたのではこれまでの紙と変わらない使用感のブックカバー等を作成するのは困難である。
【0052】
一方、電気泳動式のディスプレイならば、ガラス等で代表される保護層等も用途によっては省略可能であり、省略しないまでもフィルム等により代替可能であり、また、全体をフィルム構成とすることで、容易に1mm以内とすることが可能であり、折り曲げ等も可能である。さらに、画像のメモリー効果を有するので、画像の描画や書換え時以外は電力が不要であるのでブックカバーやファイルに好適に用いることができる。
(3)システム構成と各部の機能
ブックカバーの場合で説明すれば、本の題名、著者名、発行年月日、発行者、本の絵柄等に関するデータ等を記憶している。他方、コンピュータ端末にはブックカバーに対して情報に入出力を行なうリーダライタが接続されており、ブックカバーをコンピュータ端末の接続コネクター等や挿入口等の接続機構に接続(挿入)することで相互にデータ送信を行なうものである。
【0053】
読み取った情報は端末装置のディスプレイに表示可能である。
【0054】
また、スイッチについては、表示を1種類とする構成も可能であるが、複数あれば多くの種類、例えば文字表示だけではなく、背景表示する、1種類の画像表示ではなく、文字部分だけを表示させる事が可能になる等、多くの表示制御にも対応可能である。
【0055】
また、そのスイッチは、押す毎にON/OFFを交代に変化させるスイッチの他、押した状態がONであり、戻した状態がOFFである様なタイプなど、多くのタイプのスイッチが適用可能である。
【0056】
例えば、文字表示がされた状況で文字表示ON/OFFスイッチを押すと、文字表示は消える。再び文字表示ON/OFFスイッチを押すと文字表示がなされた。
【0057】
背景表示がされた状況で背景表示ON/OFFスイッチを押すと、背景表示は消える。再び背景表示ON/OFFスイッチを押すと背景表示がなされた。
【0058】
文字表示ON/OFFスイッチ及び背景表示ON/OFFスイッチの操作の組み合わせにより所望の表示状態に瞬時に切り替えることができた。
【0059】
また、表示パネルは表表紙、裏表紙、背表紙及び本の表紙の内側に折られる折り返し面のうち、少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されていれば本願発明に適用可能であるが、複数設けることによりより確実な内容がわかりやすくなるものであり、これにより効果が高くなる。また、必要に応じてこれら以外の部位に表示を追加するものであっても構わない。
【0060】
さらに、折った部分でも表示可能な程度の柔軟性のあるディスプレイを用いる場合は、表表紙、裏表紙、背表紙及び本の表紙の内側に折られる折り返し面を繋げて一体ディスプレイとすることも可能である。
【0061】
この様なブックカバー等を用いれば、色々な本や内容に対してその本やその内容の表示を表示させることができる。
【0062】
ブックカバーやファイルへの電力の供給は、電池カバー内の電池により行われるのが一般的であるが、外部のリーダライタから接続端子を通じて行われるものでも良い。この場合は、ブックカバーやファイル内の情報の読出しや書込みもこの外部端子を通じて行われる構成も可能である。なお、ブックカバーやファイルにアンテナコイルを設け、非接触式にした場合は外部端末のアンテナから電力と情報の両者を得るようにすることもできる。
【0063】
ROM42はブックカバーやファイルの動作を規定するプログラム、本に関する各種情報などを格納した不揮発性メモリである。
【0064】
不揮発メモリ45はEEPROM等からなり、データを書換え可能に格納する不揮発性メモリであり、ブックカバーやファイルの動作を規定するプログラムは不揮発メモリ45に格納するようにしても良い。
【0065】
ディスプレイ46への情報の表示はROM42内のプログラムおよびドライバ47の制御に基づいて行なう。
【0066】
【実施例】
<実施例1>
本発明の一実施形態として電気泳動カラー表示パネル付きブックカバーの作成法について説明する。
【0067】
まず、電気泳動表示パネルの作製方法について説明する。
【0068】
テトラクロロエチレン溶媒100部に、溶液中で負に帯電するポリエチレン樹脂で表面被覆した平均粒径3μmの酸化チタン60部と、溶液中で正に帯電するアルキルトリメチルアンモニウムクロライドで表面被覆した平均粒径4.0μmのカーボンブラック40部とが分散された分散液を作成した。
【0069】
この分散液40部と、水80部にゼラチン10部と乳化剤としてポリスチレンスルホン酸ナトリウム0.1部を配合した水溶液とを混合し、液温を40℃に調整した後、液温を保ちながらホモジナイザーを用いて攪拌し、水中油滴型のエマルジョンを得た。
【0070】
次いで、得られた水中油滴型エマルジョンと40℃に調整された水80部にアラビアゴム10部を配合した水溶液とをディスパーを用いて混合し、溶液の液温を40℃に保ちながら、酢酸を用いて溶液のpHを4に調整し、コアセルベーションによりマイクロカプセル壁を形成した。
【0071】
次に液温を5℃に低下させた後、37重量%ホルマリン溶液1.9部を加えて、マイクロカプセル壁を硬化させた、白色及び黒色の粒子が分散した分散液を封入したマイクロカプセルを作成した。
【0072】
このようにして作成したマイクロカプセルを、ふるい分けによりそれぞれ40μmの径に揃えた。
【0073】
得られたマイクロカプセル100部と、ポリウレタン樹脂溶液(ニッポラン5037、日本ポリウレタン工業社製)100部と、硬化剤(コロネートHL、日本ポリウレタン工業社製)5部とを混合して、塗工液を作成した。
【0074】
図1に示すように、この塗工液を10μm厚のSUS304からなる基板1上にアプリケーターを用いて塗布し、120℃で20分乾燥し、膜厚50μmのマイクロカプセル層16を得た。図中、参照符号15はマイクロカプセル層16の塗布に用いたバインダを示す。なお、基板1上にはアクリル樹脂を乾燥厚で0.01mmコーティングし、さらにアクリル樹脂上に酸化インジウム錫(以下ITOと略す)からなる、縦370μm×横110μmのパターンが20μmの間隔を空けて繰り返し形成されている20nm厚の画素電極2、及び市販のMOS−FETタイプのスイッチング素子(図示せず)を設ける。
【0075】
個々のマイクロカプセル14中には透明分散媒11中に分散された粒径200〜300nmの酸化チタン及び粒径50〜100nmのカーボンブラックが封入されている。
【0076】
次に、カラーフィルタを以下の方法で作成した。
【0077】
まず、メタクリル酸ブチル50部、メタクリル酸メチル20部、アクリル酸30部をシクロヘキサノンを溶媒として共重合させ、アクリル樹脂を作成した。
【0078】
このアクリル樹脂25部に対し、溶媒が47部の比率になるようにアクリル樹脂溶液を調整し、これに赤色顔料(Pigment Red22)20部を配合し、ビーズミルで1時間分散した。その後、更に感光性モノマーとしてジペンタエリスリトール4部、ヘキサアクリレート4部、および光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド0.3部をディスパーにて混合し、赤色フォトレジスト材料を調整した。
【0079】
この赤色フォトレジスト材料を、0.1mm厚のPETフィルム基材4上にスピンコートし、常温で5分間放置して膜表面を平滑化した後、減圧乾燥させて赤色フォトレジスト層を形成した。
【0080】
そして、この赤色フォトレジスト層に、縦100mm×横110μmの露光部ストライプパーターンが横方向280μmの遮光部を介して繰り返し形成されてなるフォトマスクを密着させ、超高圧水銀灯により、露光量150mJ/cm2の条件で密着露光した。
【0081】
露光後、温度20℃の1%炭酸ナトリウム水溶液を噴出圧力1kg/cm2で噴霧するスプレー現像を20秒間行い、未露光部位を除去して、PETフィルム基材を露出させた。
【0082】
現像処理後の基板4を乾燥した後、EBキュアプロセスにより硬膜処理を行い、図2に示すように、膜厚1.1μmの赤色パターン111を得た。
【0083】
次に、この赤色パターンが形成された基板上に、色材として緑色顔料(Pigment Green7)を用い、前記と同様の組成で作成した緑色フォトレジスト材料を使用し、緑色フォトレジスト層を形成した。
【0084】
そして前記と同様のフォトマスクを赤色パターンを形成した位置から横方向に130μm移動させた位置に設置し、露光量200mJ/cm2の条件で密着露光した。
【0085】
露光後、温度20℃の1%炭酸ナトリウム水溶液を噴出圧力1kg/cm2で噴霧するスプレー現像を30秒間行い、未露光部位を除去してガラス基板を露出させた。
【0086】
現像処理後の基板4を乾燥した後、前記と同様にEBキュアプロセスにより硬膜処理を行い、膜厚1.2μmの緑色パターン112を得た。
【0087】
更に、前記と同様に、色材として青色顔料(Pigment Blue15:6)を用い、青色フォトレジスト材料を作成し、膜厚1.1μmの青色パターン113を得た。
【0088】
このようにして3色の着色パターンが形成されたカラーフィルタの前面に、ITO電極3をAr−02雰囲気下におけるRFスパッタ法で20nm厚形成し、これを前記のマイクロカプセル層16上に、画素電極2と着色パターン111,112,113との位置を合わせて張り合わせ、図1に示す多色表示パネルである電気泳動表示パネルを得た。
【0089】
得られた電気泳動表示パネルは、文字表示ON/OFF用スイッチ(松下電子部品株式会社製:超小型リフローライトタッチスイッチ)、背景表示ON/OFF用スイッチ(同)、電池カバーとともに、電極から表示パネルを駆動させる駆動回路、及び記憶装置へ配線を行い、皮製のブックカバーに取り付けた。
【0090】
図3は、ブックカバーの表表紙26、裏表紙27、背表紙28、及び本の表紙の内側に折られる折り返し面29の全面に電気泳動表示パネルを搭載したブックカバーの外面展開図である。図5に示すようにブックカバーの内面には表示する文字及び背景を入力するための入力端子31を有する。
【0091】
(松下電池工業株式会社製コイン型リチウム電池CR1616、起電力3V)リチウム電池2つを電池カバーに填め込んだ状態で、その電池より電源を供給した状態で、入力端子とコンピュータ端末を接続し、電気泳動表示パネルに所望の表示内容、例えば、「書名:吾輩は猫である、著者名:夏目漱石、発表:1905年、背景絵柄:猫の足跡の絵柄情報」などの本と対応する情報を送信することで表示がなされた。入力内容を変更する際には同様の操作で上書きがなされた。
【0092】
次に、この動作については、図12に示すフローチャートの様に、接続/PowerONの状態200になった場合、通信スタンバイ201がされ、通信開始か否かを判断202をする。
【0093】
その判断の結果、データ通信が開始されなければ、次のスイッチ24の入力があるか否かの判断203に進み、他方、データ通信が開始されれば、背景データを受信したか否かの判断211に進む。
【0094】
スイッチ24の入力があるか否かの判断203に進んだ場合、背景表示を行うか否かの判断を行う。
【0095】
この場合、スイッチ24が押されている場合は、背景表示をする意志であるものと判断し、背景データの読み出し204を行い、そのデータを基に背景表示処理205を行い、スイッチ25の入力があるか否かの判断207に進む。
【0096】
他方、スイッチ24が押されていない場合は、背景表示を消去する意志であると判断し、背景表示消去処理206を行い、スイッチ25の入力があるか否かの判断207に進む。
【0097】
何れの処理を行っても、背景表示に関する処理を終了したものとして、スイッチ25の入力があるか否かの判断207に進む。
【0098】
スイッチ25の入力があるか否かの判断207に進んだ場合、文字表示を行うか否かの判断を行う。
【0099】
この場合、スイッチ25が押されている場合は、文字表示をする意志であるものと判断し、文字データの読み出し208を行い、そのデータを基に文字表示処理209を行い、通信終了処理217に進む。
【0100】
他方、スイッチ24が押されていない場合は、文字表示を消去する意志であると判断し、文字表示消去処理210を行い、通信終了処理217に進む。
【0101】
また、通信開始の判断202にて背景データを受信したか否かの判断211に進んで、背景データを受信したと判断した場合、背景データを更新する処理212を行い、引き続いて背景表示処理213を行い、文字データを受信したか否かの判断214に進む。
【0102】
他方、通信開始の判断202にて背景データを受信したか否かの判断211に進んで、背景データを受信していないと判断した場合、そのまま何らの処理を行う事なく文字データを受信したか否かの判断214に進む。
【0103】
何れの場合でも、文字データを受信したか否かの判断214に進んで、文字データを受信したと判断した場合、文字データを更新する処理215を行い、引き続いて文字表示処理216を行い、通信終了処理217に進む。
【0104】
他方、文字データを受信したか否かの判断214に進んで、文字データを受信ていないと判断した場合、そのまま何らの処理を行う事なく通信終了処理217に進む。
【0105】
最後に、通信終了処理217の後に接続/PowerOFF218処理を行い全ての処理を終わる。
【0106】
なお、本フローチャートはNULL通信しないと常に書き換え動作してしまうので1サイクル終了としたが、他の通信方式であれば、その方式に合わせたフローチャートに適宜変形実施すればよい事は当然である。
【0107】
また、データ更新された場合は内容確認のために必ず表示処理とするフローチャートとしているが、用途によりデータ更新された場合もデータ更新状態を判断する処理を含むフローチャートとする事は適宜変形実施可能である。
【0108】
尚、実際の使用にあたっては図3に示す折り返しの部分で矢印に示す方向に折り曲げて図4のように本にかけて使用する。
【0109】
<実施例2>
本発明の一実施形態として電気泳動表示パネル付きファイルの作成法について説明する。
【0110】
電気泳動表示パネルの作成方法を以下に示す。実施例1と同様にして作成したマイクロカプセル塗工液を、アクリル樹脂10μmを塗工したSUS304基板上にアプリケーターを用いて塗布し、120℃20分間乾燥し、膜厚50μmのマイクロカプセル層を得た。尚、アクリル樹脂10μmを塗工したSUS304基板には、アクリル樹脂上にITOからなる縦110μm×横110μmのパターンが20μmの間隔を空けて繰り返し形成されている画素電極、マトリクス電極、及びスイッチング素子が設けられている。また、個々のマイクロカプセル中には、透明分散媒中に分散された白色粒子及び黒色粒子が封入されている。電気泳動表示パネルの構成を図6に示す。
【0111】
得られた電気泳動表示パネルは電極から駆動回路へ配線を行い、プラスチック製のファイルに取り付けた。
【0112】
図7は、電気泳動表示パネルをファイルの表表紙及び背表紙に搭載したファイルの外面展開図である。内面には実施例1と同様に表示する文字及び背景を入力するための入力端子31を有する。
【0113】
リチウム電池より電源を供給した状態で入力端子とパソコン端末を接続し、電気泳動表示パネルに所望の表示内容を送信することで表示がなされた。入力内容を変更する際には同様の操作で上書きがなされた。
【0114】
他は実施例1と同様である。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、ブックカバーやファイルの背表紙などにおいて、その表示を自由に設定でき、しかもその表示、消去を自由に変更可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多色表示パネルの構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す多色表示パネルのカラーフィルターパターンを示す上面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るブックカバーの構成を表す外面展開図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るブックカバーの構成を表す外面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るブックカバーの構成を表す内面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る電気泳動表示パネルの構成を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るファイルの構成を表す外面展開図である。
【図8】本願発明のブックカバーの配線図である。
【図9】本願発明のブックカバーに用いられるマイクロカプセルの概略断面図である。
【図10】本願発明のブックカバーに用いられるマイクロカプセルの駆動状態と表示の関連説明斜視図である。
【図11】本願発明のブックカバーに用いられる図9マイクロカプセルとは別のマイクロカプセルを用いた場合の駆動状態の説明斜視図である。
【図12】本願発明のブックカバーの表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・基板
2・・・画素電極
3・・・透明電極
4・・・透明ガラス基板
5・・・アクリル樹脂層
11・・・透明分散媒
12・・・白色粒子
13・・・黒色粒子
14・・・黒色粒子と白色粒子を封入したマイクロカプセル
15・・・バインダ材
16・・・マイクロカプセル層
21、22、23・・・電気泳動表示パネル
24・・・文字ON/OFFスイッチ
25・・・背景ON/OFFスイッチ
26・・・表表紙
27・・・裏表紙
28・・・背表紙
29・・・折り返し面
31・・・入力端子
32・・・電池カバー
42・・・ROM
43・・・RAM
44・・・MPU
45・・・不揮発メモリ
46・・・ディスプレイ
47・・・ドライバ
48・・・I/O
50・・・マイクロカプセル
51・・・カプセル殻
52・・・分散媒
53・・・白の粒子
54・・・黒の粒子
55、56・・・電極フィルム
111・・・赤色パターン
112・・・緑色パターン
113・・・青色パターン
202、203、207、211、214・・・判断
200、201、204、205、206、208、209、210、212、213、215、216、217、218・・・処理
Claims (6)
- 本の外側を覆うブックカバーであって、ブックカバーの本の外側にかけられた状態における表表紙、裏表紙、背表紙及び本の表紙の内側に折られる折り返し面のうち、少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されており、かつ、前記表示パネルの表示状態及び非表示状態を任意に切り替えることができるスイッチを少なくとも一つ有することを特徴とする電気泳動表示パネル搭載型ブックカバー。
- 前記表示パネルが、少なくとも一方が透明な対向する一対の基板間に透明分散媒中に少なくとも1種の電気泳動粒子が分散した分散系を有する電気泳動表示パネルであることを特徴とする、請求項1に記載の電気泳動表示パネル搭載型ブックカバー。
- 前記透明な基板の少なくとも一方の面にカラーフィルタを形成したことを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示パネル搭載型ブックカバー。
- 書類を綴じ込むファイルであって、ファイルの表表紙、裏表紙、背表紙のうち少なくとも一箇所に表示パネルが搭載されており、かつ、前記パネルの表示状態及び非表示状態を任意に切り替えることができるスイッチを少なくとも一つ有することを特徴とする電気泳動表示パネル搭載型ファイル。
- 前記表示パネルが、少なくとも一方が対向する一対の透明な基板間に透明分散媒中に少なくとも1種の電気泳動粒子が分散した分散系を有する電気泳動表示パネルであることを特徴とする、請求項4に記載の電気泳動表示パネル搭載型ファイル。
- 前記透明な基板の少なくとも一方の面にカラーフィルタを形成したことを特徴とする請求項5に記載の電気泳動表示パネル搭載型ファイル。
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