JP2004084366A - 戸当り - Google Patents

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Masato Sekiguchi
関口 正人
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Abstract

【課題】必要に応じて容易に取り外し可能、かつ、構造が単純にでき、施工および交換が容易で、取付位置の自由度が高い戸当りを提供すること。
【解決手段】戸当り10を固定部材11および戸当り本体20から構成し、床1または壁2に固定した固定部材11に戸当り本体20を着脱自在に取り付け可能としたことにより、掃除の際に必要に応じて容易に取り外すことができる。また、固定部材11および戸当り本体20に、互いに係合する係合凸部12および係合凹部22を設けるだけの単純な構造としたことにより、床1に孔や凹みを設ける必要がなく、取付施工や交換の作業が容易にできるとともに、係合凸部12や係合凹部22の寸法を大きくしなくても係合状態を維持できるので、固定部材11が邪魔にならず、取付位置の自由度を高くできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の開動作の範囲を制限する戸当りに関する。
【0002】
【背景技術】
扉の開き過ぎにより、扉に付属するハンドルやドアノブ等の突出物が壁や窓等に当たって、これらが損傷を受けたり、扉を支持する蝶番が変形や破損してしまうことを防止するために、扉の開動作の範囲を制限するための戸当りが知られている。
従来、このような戸当りは、床や壁に固定され、開けた扉に当接することで、この当接する位置を超えて扉が開かないようにするものである。通常、戸当りの扉に当接する部分には、当接時の衝撃を緩和するためにゴムや合成樹脂製の緩衝材が設けられている。また、戸当りおよび戸当りと当接する扉の互いに対向する位置には、フックおよびリングが設けられており、これらのフックおよびリングの係合によって、扉を開放状態位置に維持できるようになっている。
【0003】
しかし、上述の床や壁に固定される戸当りは、床や壁から突出して設けられているため、掃除の際に邪魔になるという不都合がある。特に、掃除機を用いて掃除する場合には、通常使用される幅広のノズルでは戸当りにぶつかってしまい、その周辺がきれいにできないため、隙間用の細いノズルに付け換える必要があり掃除に手間が掛かってしまう。
このような不都合の解消を目的に考案された戸当りとして、実開平6−1677号公報に開示された戸当り(従来例1)、および特開平10−339067号公報に開示された戸当り(従来例2)が提案されている。
【0004】
従来例1の戸当りは、床面下に収納可能に構成されたものであって、床内に埋め込まれた筒体と、この筒体内に収納および床面から突出可能に取り付けられた戸当り部と、この戸当り部を上方に付勢するコイルスプリングとを備えている。さらに、この戸当りは、筒体内に戸当り部を収納した収納状態を維持し、また、収納状態を解除するための機構を備えている。
従って、従来例1の戸当りでは、戸当り部を筒体内に収納することにより、床面から突出する部分がなくなるので、床面を掃除しやすくできるとともに、戸当り部の収納状態を解除して床面から突出させることで、戸当りとして機能させることができる。
【0005】
従来例2の戸当りは、戸当り部材と固定部材とを備えたものであって、固定部材が床面および壁面に固定され、この固定部材に対して戸当り部材が着脱自在に取り付けできるように構成されたものである。すなわち、固定部材は、板材を折り曲げてL字形に形成され、床面および壁面の交差部にビス止め固定され、戸当り部材は、凹部を有して形成されており、戸当り部材の凹部を固定部材に嵌合することで、戸当り部材が着脱自在に取り付けられる。そして、扉が戸当り部材に当接する際の荷重が固定部材の壁面に沿った立ち上がり部分および壁によって支持される構造となっている。
従って、従来例2の戸当りでは、戸当り部材を着脱自在に固定部材に取り付けできることにより、掃除の際には戸当り部材を固定部材から外すことで、戸当りが邪魔にならず掃除しやすくできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例1の戸当りでは、筒体やコイルスプリング、収納および解除機構等の部品点数が多く、構造が複雑になってしまい製造コストが高くなるという問題がある。さらに、筒体を床内に埋め込む必要があるため、床に孔や凹みを形成しなければならず、戸当りの取付施工に手間が掛かり、取り付け後の交換も困難であるという問題がある。
また、従来例2の戸当りでは、L字形の固定部材を床面および壁面の交差部に固定することで扉が当接する荷重を支持しているため、壁面から離して設置する場合には、固定部材の立ち上がり部分のみで荷重を支持できるだけの部材寸法が必要になる。すなわち、戸当り部材が転倒しないためには、固定部材の立ち上がり部分が戸当り部材と同程度の高さ寸法を備える必要があるので、戸当り部材を外しても固定部材の立ち上がり部分が床面から突出してしまうことになる。従って、従来例2の戸当りを壁面から離して設置すると、掃除の際に邪魔にならないという上述の効果を得ることができず、取付位置が限定されてしまうという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、必要に応じて容易に取り外し可能、かつ、構造が単純にでき、施工および交換が容易で、取付位置の自由度が高い戸当りを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の戸当りは、床または壁に固定される固定部材と、この固定部材に着脱自在に取り付けられる戸当り本体とを備え、前記固定部材および前記戸当り本体のいずれか一方には、他方に設けられた係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、前記係合凸部は、前記係合凹部に向かって突出する突出部と、この突出部の先端側に設けられ当該突出部の突出方向と交差する方向に延出する突片とを有し、前記係合凸部および前記係合凹部を互いに所定方向にずらして、前記突片が当該係合凹部を係止することで、前記固定部材が固定された床または壁から離れる方向への前記戸当り本体の移動が規制されることを特徴とする。
【0009】
なお、ここで、係合凸部および係合凹部を互いにずらす「所定方向」とは、戸当り本体に扉が当接した際に作用する力や、戸当り本体の自重等の作用荷重によって、戸当り本体が容易に固定部材から外れてしまうことのない方向を意味する。すなわち、係合凸部および係合凹部を互いにずらして係合させる方向と逆向きの荷重が作用しないように、適宜ずらす方向を設定できる。また、「所定方向」は、直線に沿った一方向や、途中に折れ曲がり部分を含んだ二方向以上の方向、円弧等の曲線に沿った回転方向でもよい。
【0010】
このような本発明によれば、戸当りを固定部材および戸当り本体から構成し、床または壁に固定した固定部材に戸当り本体を着脱自在に取り付け可能としたことにより、掃除の際に必要に応じて容易に取り外すことができる。
また、固定部材および戸当り本体に、互いに係合する係合凸部および係合凹部を設けるだけの単純な構造としたことにより、床に孔や凹みを設ける必要がなく、取付施工や交換の作業が容易にできる。
さらに、係合凸部の突片が係合凹部を係止することにより、係合凸部や係合凹部の寸法を大きくしなくても係合状態を維持でき、固定部材の寸法を小さくできるので邪魔にならず、固定部材を床または壁の任意の位置に取り付けられ、取付位置の自由度が高くできる。また、戸当り本体が固定部材から不用意に外れることがないので、戸当りとしての機能が損なわれることなく、扉の開き過ぎを防止できる。
【0011】
また、本発明の戸当りでは、前記突出部の先端には、前記突片を当該突出部の全周に渡って設けた頭部が形成され、前記係合凹部は、前記突出部が挿通可能で、かつ前記頭部が挿通不能な孔径を有した小孔部と、前記頭部が挿通可能な孔径を有した大孔部とが連続して形成された係合孔であり、前記大孔部に挿通された前記突出部および前記頭部を前記小孔部の方向にずらすことで、当該頭部が当該小孔部の縁を係止することを特徴とする。
このような構成では、突出部の先端全周に渡って設けた突片で形成された頭部を有する係合凸部と、大孔部および小孔部が連続形成された係合孔とが係合することにより、係合凸部として例えば、頭付きのピン等を採用することで、より簡単に係合凸部を形成できるとともに、係合孔の小孔部の縁を頭部が係止することで、小孔部から大孔部へ向かう以外の方向への移動が規制され、戸当り本体をより確実に取り付けることができる。すなわち、扉が当接する時の力や自重等の外力が作用する方向に対して、係合孔の大孔部および小孔部を適切に配置することで、戸当り本体が固定部材から不用意に外れないようにできる。
【0012】
また、本発明の戸当りでは、前記係合凸部が設けられる前記固定部材または前記戸当り本体は、少なくとも一部が板状部材から構成されており、前記係合凸部の突出部および突片は、前記板状部材の一部を切り起こして曲げ加工により形成され、前記係合凹部は、前記突出部および突片が挿通可能な孔径を有した係合孔であり、前記突出部および突片を前記係合孔に挿通し、当該突片の延出方向にずらすことで、当該突片の先端側が前記係合孔の縁を係止することを特徴とする構成が採用できる。
このような構成では、固定部材または戸当り本体を構成する板状部材の一部を切り起こして曲げ加工により係合凸部を形成することで、係合凸部を構成するために別部材を用意する必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。また、係合孔の縁を突片の先端側が係止することで、戸当り本体の移動が規制され、取り付け状態を確実に維持できる。
【0013】
さらに、本発明の戸当りでは、前記戸当り本体と前記固定部材とを圧着させる弾性部を備えたことを特徴とする。
なお、ここで弾性部とは、戸当り本体や固定部材に取り付けられる別部材としての弾性部材であってもよく、また、戸当り本体や固定部材の一部を加工して形成したものでもよい。
このような構成では、戸当り本体と固定部材とを圧着させる弾性部を備えることにより、戸当り本体を固定部材に密着して取り付けることができ、戸当り本体と固定部材とのがたつきやずれを防止して、両者の取付状態を良好に維持できる。
【0014】
また、本発明の戸当りでは、前記係合凸部が前記固定部材に設けられ、前記係合凹部が前記戸当り本体に設けられたことを特徴とする。
このような構成では、床または壁に固定される固定部材に係合凸部を設け、戸当り本体に係合凹部を設けることにより、係合凸部が設けられた部分以外の固定部材の厚さ寸法を小さくでき、戸当り本体を外した状態において、固定部材の床や壁からの出張りを小さくし、より邪魔にならないようにできる。また、ごみやほこりが溜まりやすい床側や壁側に係合孔を設けないので、係合孔にごみやほこりが溜まって戸当り本体の着脱が困難になる不具合を回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
【0016】
〔第1実施形態〕
図1ないし図3に、第1実施形態に係る戸当り10を示す。図1は、戸当り10の構成を示す分解斜視図であり、図2は、戸当り10の取付方法を示す斜視図であり、図3は、戸当り10の取付状態を示す縦断面図である。
図1ないし図3において、戸当り10は、建物等の床1に固定された固定部材11と、この固定部材11に着脱自在に取り付けられる戸当り本体20と、固定部材11に取り付けられた弾性部としての波形座金15とを備えて構成されている。
戸当り10は、図示しない扉の開き過ぎにより、扉に付属するハンドルやドアノブ等の突出物が壁2に当たって、この壁2が損傷を受けることを防止するために、扉の開動作の範囲を制限するものであって、この戸当り10に図1中下方右側から扉が当接することで、その当接した位置を超えて扉が壁2の側へ行き過ぎないようになっている。
【0017】
固定部材11は、角が丸められた略三角形状の金属製板材からなり、1つの角を壁2に向け、この角と対向する辺を壁2に略平行にして、3つの角の近辺にそれぞれ設けられたビス孔19を挿通するビス18によって床1の表面に固定されている。固定部材11の上面には、係合凸部としての2つの係合ピン12が壁2と交差する方向に並べて突設されている。なお、係合ピン12を壁2と平行になるように並べて突設してもよい。
係合ピン12は、固定部材11の上面から上方に突出する突出部としての幹部12Aと、この幹部12Aの上端に一体的に形成され、幹部12Aよりも水平投影面積の大きい頭部12Bとを有している。すなわち、係合ピン12は、略円柱状の幹部12Aと、この幹部12Aよりも径の大きな略円板状の頭部12Bとから縦方向の断面略T字形に形成されている。
なお、係合ピン12の高さ寸法は、本実施形態において固定部材11の上面から10mm以下に設定されている。
【0018】
弾性部としての波形座金15は、リング状の座金の円周に沿って波形に形成されたもので、2つの係合ピン12それぞれの幹部12Aが挿通されて固定部材11に取り付けられている。また、波形座金15は、その内径が係合ピン12の頭部12Bよりも小さくなっており、頭部12Bに引っ掛かるため、係合ピン12から外れないようになっている。
なお、弾性部としては、波形座金15に限らず、皿ばねやコイル状のばね座金等の弾性部材が採用できる。また、このような別体の弾性部材を取り付けるものに限らず、固定部材11の一部を切り起こす等の方法により弾性部を形成してもよい。
【0019】
戸当り本体20は、固定部材11と略同形状の金属製板材からなるベース21と、このベース21の上に固定される戸当り部材25とを備えて構成されている。この戸当り本体20において、扉が当接する側、すなわち、戸当り本体20を固定部材11に取り付けた状態で壁2の反対側となる側面が当接側面20Aとされている。
ベース21は、固定部材11の係合ピン12と対応する位置に2つの係合孔22を有し、また3つの角の近辺には、ねじ孔23が設けられている。
ベース21の係合孔22の周辺部分は、図3に示すように、上面が上方に突出し、下面には波形座金15が収まる凹みを形成するようにプレス加工されている。従って、係合孔22の周辺部分以外のベース21下面は、固定部材11の上面と隙間なく密着するようになっている。
【0020】
係合孔22は、ベース21を貫通して設けられており、係合ピン12の頭部12Bを挿通可能な孔径を有した大孔部22Aと、係合ピン12の幹部12Aを挿通可能で、かつ頭部12Bを挿通不能な孔径を有した小孔部22Bとが連続して形成されている。また、係合孔22は、その小孔部22Bを当接側面20Aに向けて配置されている。
なお、大孔部22Aから小孔部22Bに向かう方向は、当接側面20Aに対して略直交して配置しているが、これに限らず、係合孔22の大孔部22Aから小孔部22Bに向かう方向が当接側面20Aに対して傾斜する傾斜角度を0度から90度の範囲に設定できる。
【0021】
戸当り部材25は、固定部材11およびベース21と平面略同形状のフランジ部25Aと、このフランジ部25Aから立ち上がる柱部25Bとが一体に形成された、合成樹脂製の部材である。そして、戸当り部材25は、フランジ部25Aの3つの角の近辺にそれぞれ設けられた挿通孔29を挿通するねじ28によってベース21に固定されている。
なお、戸当り部材25をベース21に固定する方法は、ねじ止めに限らず、かしめや、嵌め込み、接着等の固定方法を採用できる。
【0022】
戸当り部材25の柱部25Bの上端には、扉が当接する当接部材26が当接側面20Aから突出して固定され、この当接部材26を貫通してリング27が回動自在に取り付けられている。
当接部材26は、扉が当接する際の衝撃を緩和するための緩衝材としての機能を有するものであり、ゴムや合成樹脂等の弾性材料から形成されている。
リング27は、金属製の棒材から曲げ加工により形成された、略環状の部材であって、このリング27を扉側に回動し、扉に固定された図示しないフックに係止することにより、扉を開放状態位置に固定することができ、すなわち、戸当り10がドアストッパーとして利用できる。
なお、戸当り10をドアストッパーとして機能させるためには、戸当り10にリング27を取り付けることに限らず、戸当り10にフックを取り付け、扉にリング状部材を取り付けることでもよい。
【0023】
以上の構成を備える本実施形態の戸当り10の取付方法について、以下に説明する。
先ず、床1に固定部材11をビス止め固定する。この際、戸当り本体20の取り付け後に当接側面20Aが壁2の逆側である扉側に向くように、固定部材11の方向を合わせて固定する。
次に、戸当り部材25をベース21にねじ止め固定した戸当り本体20の当接側面20Aが扉側に向くように方向を合わせながら、係合孔22に係合ピン12を挿通する。この際、ベース21の底面に当接する波形座金15の弾性力に抗しながら、係合ピン12の頭部12Bを係合孔22の大孔部22Aに挿通する。
最後に、戸当り本体20を所定の方向としての壁2に向かう方向Aにずらすことで、幹部12Aが小孔部22Bに挿通され、頭部12Bが小孔部22Bの縁を係止することとなる。
【0024】
以上により戸当り本体20は、ベース21の底面を上方に付勢する波形座金15により頭部12Bと小孔部22Bの縁とが圧着された状態で、固定部材11に取り付けられる。
また、戸当り本体20を壁2から離れる方向にずらし、すなわち、係合ピン12を係合孔22の小孔部22Bから大孔部22Aに移動し、頭部12Bを大孔部22Aから外すことで、戸当り本体20を固定部材11から取り外すことができる。
【0025】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 戸当り10を固定部材11および戸当り本体20から構成し、床1に固定した固定部材11に戸当り本体20を着脱自在に取り付け可能としたことにより、掃除の際に必要に応じて容易に取り外すことができ、戸当り10が邪魔にならず、戸当り10の周辺まできれいに掃除することができる。
【0026】
(2) 戸当り10を固定部材11および戸当り本体20に、互いに係合する係合ピン12および係合孔22を設けるだけの単純な構造としたことにより、床1に孔や凹みを設ける必要がなく、取付施工や交換の作業が容易にできる。
【0027】
(3) 係合ピン12の頭部12Bが係合孔22の小孔部22Bの縁を係止することにより、係合ピン12の高さ寸法を10mm以下と小さくしても係合状態を維持できるので、固定部材11が邪魔にならず、固定部材11を床1の任意の位置に取り付けられ、取付位置の自由度が高くできる。また、戸当り本体20が固定部材11から不用意に外れることがないので、戸当り10の機能が損なわれることなく、扉の開き過ぎを防止できる。
【0028】
(4) 係合孔22の大孔部22Aから小孔部22Bに向かう方向が当接側面20Aに対して傾斜する傾斜角度を0度から90度の範囲に設定し、係合ピン12の頭部12Bが小孔部22Bの縁を係止することにより、壁2から離れる方向以外の方向への戸当り本体20の移動が規制されるので、戸当り10に扉が当接しても、戸当り本体20が固定部材11から不用意に外れないようにできる。
【0029】
(5) 係合ピン12の頭部12Bと係合孔22の小孔部22Bの縁とを圧着させる波形座金15を備えることにより、戸当り本体20と固定部材11とのがたつきやずれを防止して、両者の取付状態を良好に維持できる。
【0030】
(6) 床1に固定される固定部材11に係合ピン12を設けることにより、係合ピン12の部分以外の固定部材11の厚さ寸法を小さくでき、戸当り本体20を外した状態において、固定部材11の床1からの出張りを小さく邪魔にならないようにできる。また、ごみやほこりが溜まりやすい床側に係合孔22を設けないので、ごみやほこりによる戸当り本体20の着脱が困難になる不具合を回避できる。
【0031】
(7) 係合ピン12および係合孔22をそれぞれ2つずつ設けることにより、戸当り本体20を固定部材11に取り付けた状態での係合ピン12を中心とする戸当り本体20の回転を防止できる。
【0032】
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態に係る戸当り30を示す斜視図である。
第2実施形態に係る戸当り30は、係合凸部および係合凹部の構成が、前述の第1実施形態の場合と異なるもので、その他の構成および取付方法は第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と異なる構成要件について、以下に説明する。
【0033】
図4において、戸当り30は、建物等の床1に固定される固定部材31と、この固定部材31に着脱自在に取り付けられる戸当り本体35とを備えて構成されている。
戸当り本体35は、金属製の板材からなるベース36と、このベース36の上に固定される戸当り部材25とを備えて構成されている。この戸当り本体35において、扉が当接する側が当接側面35Aとされている。また、戸当り部材25は、前述の第1実施形態と同様の部材である。
ベース36には、2つの平面略矩形状の係合孔37が設けられている。
【0034】
固定部材31は、金属製の板材から形成され、その上面の係合孔37と対応する位置には、係合凸部としての2つの係合爪32が切り起こしにより形成されている。
係合爪32は、固定部材31の上面から上方に切り起こされた突出部32Aと、この突出部32Aの上端から略水平方向に延びる突片32Bとを有している。この突片32Bと固定部材31の上面との間隔は、ベース36の板材の厚さ寸法より若干小さくされ、突片32Bの先端側は上方に曲げ上げられている。
【0035】
以上の構成を備える本実施形態における戸当り30の取付方法は、前述の第1実施形態の場合とほぼ同様であるが、異なる点についてのみ、以下に説明する。戸当り本体35の当接側面35Aの方向を合わせながら、床1に固定された固定部材31の係合爪32に係合孔37を挿通する。そして、係合爪32の突片32Bを係合孔37の縁で上方に押し上げながら、戸当り本体35を壁2に向かう方向Aにずらすことで、突片32Bが係合孔37の縁を係止し、係合爪32の弾性によってベース36が固定部材31に向かって押圧されることとなる。
【0036】
このような本実施形態によれば、前述の(1)の効果に加えて、次のような効果がある。
(8) 戸当り30を固定部材31および戸当り本体35に、互いに係合する係合爪32および係合孔37を設けるだけの単純な構造としたことにより、床1に孔や凹みを設ける必要がなく、取付施工や交換の作業が容易にできる。
【0037】
(9) 係合爪32の突片32Bが係合孔37の縁を係止することにより、係合爪32の高さ寸法が小さくても係合状態を維持できるので、固定部材31が邪魔にならず、固定部材31を床1の任意の位置に取り付けられ、取付位置の自由度が高くできる。
【0038】
(10) 係合爪32の弾性によってベース36が固定部材31に向かって押圧されることにより、戸当り本体35の取付状態が維持され、固定部材31から不用意に外れることがないので、戸当り30の機能が損なわれることなく、安定して扉の開き過ぎを防止できる。さらに、別途弾性部を設けなくても、戸当り本体35と固定部材31とのがたつきやずれを防止して、両者の取付状態を良好に維持でき、部品点数や加工工数の削減を図ることができる。
【0039】
(11) 床1に固定される固定部材31に係合爪32を設けることにより、係合爪32の部分以外の固定部材31の厚さ寸法を小さくでき、戸当り本体35を外した状態において、固定部材31の床1からの出張りを小さく邪魔にならないようにできる。また、ごみやほこりが溜まりやすい床側に係合孔37を設けないので、ごみやほこりによる戸当り本体35の着脱が困難になる不具合を回避できる。
【0040】
(12) 係合爪32および係合孔37をそれぞれ2つずつ設けることにより、戸当り本体35を固定部材31に取り付けた状態での戸当り本体35の回転を防止できる。
【0041】
〔第3実施形態〕
図5は、第3実施形態に係る戸当り40を示す斜視図である。
第3実施形態に係る戸当り40は、係合凸部および係合凹部の構成が、前述の第1実施形態の場合と異なるもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と異なる構成要件について、以下に説明する。
【0042】
図5において、戸当り40は、建物等の床1に固定される固定部材41と、この固定部材41に着脱自在に取り付けられる戸当り本体45と、固定部材41に取り付けられた弾性部としての波形座金15とを備えて構成されている。
固定部材41の上面には、第1実施形態と同様の係合凸部としての2つの係合ピン12が壁2と略平行な方向に並べて突設されている。
【0043】
戸当り本体45は、金属製の板材からなるベース46と、このベース46の上に固定される戸当り部材25とを備えて構成されている。この戸当り本体45において、扉が当接する側が当接側面45Aとされている。また、戸当り部材25は、前述の第1実施形態と同様の部材である。
ベース46には、2つの係合孔47が設けられている。これらの係合孔47は、係合ピン12の間隔を直径とする円周に沿って設けられ、係合ピン12の頭部12Bを挿通可能な大孔部47Aと、この大孔部47Aに連続する細長状の小孔部47Bとを備えている。
【0044】
以上の構成を備える本実施形態における戸当り40の取付方法は、前述の第1実施形態の場合とほぼ同様であるが、異なる点についてのみ、以下に説明する。床1に固定された固定部材41の係合ピン12に係合孔47の大孔部47Aを挿通する。そして、戸当り本体45の当接側面45Aが扉の側になるように、戸当り本体45を回転方向Bに回すことで、係合ピン12の頭部12Bが係合孔47の小孔部47Bの側に移動し、小孔部47Bの縁を係止することとなる。
【0045】
このような本実施形態によれば、前述の(1)〜(3)、(5)、(6)の効果に加えて、次のような効果がある。
(13) 戸当り本体45を回転方向Bに回転させて、係合孔47の小孔部47Bに係合ピン12を挿通し、頭部12Bで小孔部47Bの縁を係止することにより、戸当り40に扉が当接するような直線的な力の作用では、その当接方向に戸当り本体45が移動せず、固定部材41から不用意に外れることを防止できる。
【0046】
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、以上述べた実施の形態に対し、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができる。
また、本発明に係る戸当り10,30,40を形成するための固定部材11,31,41や戸当り本体20,35,45の形状や材質は、その実施にあたって任意に決められてよく、前記各実施形態で説明した形状や材質に限定されない。
【0047】
また、前述の各実施形態では、固定部材11,31,41を床1に固定したが、これに限らず、壁2に固定することができる。その際、戸当り本体20,35,45の取り付けに当たって、係合凸部と係合凹部とを互いにずらす方向としては、戸当り本体の自重により作用する力の方向、すなわち、下方に向かって戸当り本体をずらしながら取り付ける構成とすることが望ましい。
このように構成することにより、戸当たり本体が固定部材から不用意に外れることを防止し、両者の取付状態を良好にできる。
【0048】
また、前述の各実施形態では、係合凸部および係合凹部をそれぞれ2つずつ設けることにより、戸当り本体20,35,45の回転を防止できたが、これに限らず、係合凸部および係合凹部をそれぞれ1つずつとすることができる。係合凸部および係合凹部をそれぞれ1つずつとした戸当りとして、例えば、図6および図7に示すような構造を採用することができる。
図6および図7は、本発明の変形例に係る戸当り50,60の構造を示す斜視図である。
【0049】
図6において、戸当り50は、建物等の床等に固定される固定部材51と、この固定部材51に着脱自在に取り付けられる戸当り本体55と、固定部材51に取り付けられた弾性部としての波形座金15とを備えて構成されている。
固定部材51の上面には、前述の第1実施形態と同様の係合凸部としての係合ピン12が1つ突設され、この係合ピン12に隣接して突起部52が設けられている。この突起部52は、固定部材51を形成する板材を切り起こして形成されたもので、係合ピン12と略同一の高さ寸法とされている。
【0050】
戸当り本体55を構成するベース56には、前述の第1実施形態と同様の係合凹部としての係合孔22と、突起部52を挿通可能な挿通孔57とが設けられている。挿通孔57は、突起部52と略同一の幅寸法を有した略矩形状に形成されている。
このような戸当り50の取付方法は、前述の第1実施形態と同様であり、係合ピン12を係合孔22に挿通した状態で、戸当り本体55を方向Aにずらすことで、係合ピン12の頭部12Bが係合孔22の小孔部22Bの縁を係止する。この際、突起部52が挿通孔57に挿通された状態で、挿通孔57の中を移動することとなる。
従って、突起部52が挿通孔57に挿通されていることにより、戸当り本体55の係合ピン12を中心とした回転移動を規制することができる。
【0051】
図7において、戸当り60は、建物等の床等に固定される固定部材61と、この固定部材61に着脱自在に取り付けられる戸当り本体65と、固定部材61に取り付けられた弾性部としての波形座金63とを備えて構成されている。
固定部材61の上面には、係合凸部としての係合ピン62が1つ突設されている。この係合ピン62は、断面矩形状の突出部としての幹部62Aと、この幹部62Aの上端に一体に形成された平面矩形状の頭部62Bとを有している。
波形座金63は、係合ピン62の幹部62Aに挿通可能な平面四角形環状の座金であり、各辺に沿って上下方向に屈折した波形に形成されている。なお、波形座金63は、前述の第1実施形態の場合と同様に丸形リング状であってもよい。
【0052】
戸当り本体65を構成するベース66には、係合凹部としての係合孔67が1つ設けられている。係合孔67は、係合ピン62の頭部62Bを挿通可能な平面矩形状の大孔部67Aと、係合ピン62の幹部62Aを挿通可能で、かつ頭部62Bを挿通不能な幅寸法を有した平面矩形状の小孔部67Bとが連続して、平面凸字状に形成されている。
このような戸当り60の取付方法は、前述の第1実施形態と同様であり、係合ピン62を係合孔67に挿通した状態で、戸当り本体65を方向Aにずらすことで、係合ピン62の頭部62Bが係合孔67の小孔部67Bの縁を係止する。
従って、係合ピン62の幹部62Aが係合孔67の小孔部67Bの側面に当接することにより、戸当り本体65の係合ピン62を中心とした回転移動を規制することができる。
【0053】
また、前述の各実施形態では、戸当り本体20,35,45はベース21,36,46を有し、このベース21,36,46に係合孔22,37,47を設けたが、これに限らず、ベースを省略し戸当り部材に係合孔を設けることができる。戸当り部材に係合孔を設けた戸当りとして、例えば、図8に示すような構造を採用することができる。
図8は、本発明の変形例に係る戸当り70の構造を示す斜視図である。
図8において、戸当り70は、建物等の床等に固定される固定部材71と、この固定部材71に着脱自在に取り付けられる戸当り本体としての戸当り部材75とを備えて構成されている。
固定部材71の上面には、係合凸部としての3つの係合ピン72が突設されている。この係合ピン72は、前述の第1実施形態と同様、突出部としての幹部72Aと、この幹部72Aの上端に一体に形成された頭部72Bとを有している。
【0054】
戸当り部材75は、固定部材71と略同一形状のフランジ部76を備えており、このフランジ部76には、係合ピン72と対応した位置に係合凹部としての係合孔77が3つ設けられている。係合孔77は、係合ピン72の頭部72Bを挿通可能な大孔部77Aと、係合ピン72の幹部72Aを挿通可能で、かつ頭部72Bを挿通不能な孔径を有した小孔部77Bとが連続して形成されている。
このような戸当り70の取付方法は、前述の第1実施形態と同様であり、係合ピン72を係合孔77に挿通した状態で、戸当り部材75を方向Aにずらすことで、係合ピン72の頭部72Bが係合孔77の小孔部77Bの縁を係止する。
従って、戸当り本体としてベースを省略したことにより、部品点数を削減し、コストを低減できる。
なお、本変形例では、波形座金等の弾性部が設けられておらず、本発明において、このように弾性部を設けない構成を採用することもできる。
【0055】
また、前述の各実施形態では、固定部材11,31,41に係合凸部を設け、戸当り本体20,35,45に係合凹部を設けたが、これに限らず、固定部材に係合凹部を設け、戸当り本体に係合凸部を設けることができる。固定部材に係合凹部を設け、戸当り本体に係合凸部を設けた戸当りとして、例えば、図9に示すような構造を採用することができる。
図9は、本発明の変形例に係る戸当り80の構造を示す斜視図である。
図9において、戸当り80は、建物等の床等に固定される固定部材81と、この固定部材81に着脱自在に取り付けられる戸当り本体85とを備えて構成されている。
固定部材81は、金属板材から略三角形状に形成され、3つの角のうち、図示しない壁に向けて配置される1つの角以外の2つの角には、板厚方向中間部分から下側が凹んだ係合凹部82が設けられている。
【0056】
戸当り本体85を構成するベース86には、係合凹部82と対応した位置に係合凸部87が設けられている。この係合凸部87は、ベース86の外縁に沿って下方に突出する突出部87Aと、この突出部87Aの下端に設けられ係合凹部82の凹みと略同形状の突片87Bとを有している。
このような戸当り80の取付方法は、戸当り本体85の係合凸部87と固定部材81の係合凹部82との位置を合わせた状態で、戸当り本体85を方向Aにずらすことで、係合凸部87が係合凹部82に係合する。
従って、固定部材81の側面に凹みとしての係合凹部82を設けることにより、固定部材81の表面に突出する部材を設けなくても、戸当り本体85の係合凸部87と係合することができるので、床面から上方に突出する部材をさらに少なくできる。
【0057】
また、前述の第1実施形態では、係合ピン12の高さ寸法を固定部材11の上面から10mm以下に設定したが、これに限らず、固定部材に設けられる係合ピンの高さ寸法を固定部材の上面から5mm以下に設定することが望ましい。このようにすることで、床面から上方に突出する係合ピンの高さが抑えられ、掃除の際により邪魔にならず、掃除をしやすくできる。
また、係合凸部としての係合ピンは、前述の第1実施形態で示したような略円柱状の幹部と略円板状の頭部とを備えたピンを固定部材に取り付けたものに限らず、固定部材の一部を切り起こして、側面略T字形や逆L字形等に形成されたものであってもよい。
【0058】
また、前述の第1実施形態では、係合孔22の大孔部22Aから小孔部22Bに向かう方向が当接側面20Aに対して傾斜する傾斜角度を0度から90度の範囲に設定したが、係合孔22の大孔部22Aから小孔部22Bに向かう方向が当接側面20Aに対して傾斜する傾斜角度を45度から90度の範囲に設定することが望ましい。このような傾斜角度に設定することにより、戸当りに扉が当接する等の力が作用した際に、固定部材から戸当り本体がより外れにくくすることができる。
【0059】
また、前述の各実施形態では、固定部材11,31,41を床1にビス止めにより固定したが、これに限らず、床の内部に配置される金属製の下地材に溶接してもよく、また、接着剤や両面テープで床面に貼り付けてもよい。
また、前述の第1、第3実施形態では、固定部材11,41に弾性部としての波形座金15を取り付けるものとしたが、これに限らず、弾性部を戸当り本体側に設けてもよく、また弾性部を設けなくてもよい。
また、前述の第2実施形態では、係合爪32の弾性によってベース36が固定部材31に向かって押圧されるものとしたが、これに限らず、係合爪が弾性を有してしなくてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の戸当りによれば、必要に応じて容易に取り外し可能、かつ、構造が単純にでき、施工および交換が容易で、取付位置の自由度が高くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る戸当りを示す分解斜視図である。
【図2】前記実施形態の戸当りを示す斜視図である。
【図3】前記実施形態の戸当りを示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る戸当りを示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る戸当りを示す斜視図である。
【図6】本発明の変形例に係る戸当りを示す斜視図である。
【図7】前記変形例とは異なる本発明の変形例に係る戸当りを示す斜視図である。
【図8】前記変形例とは異なる本発明の変形例に係る戸当りを示す斜視図である。
【図9】前記変形例とは異なる本発明の変形例に係る戸当りを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…床、2…壁、11,31,41…固定部材、12…係合凸部である係合ピン、12A…突出部である幹部、12B…突片である頭部、15…弾性部である波形座金、20,35,45…戸当り本体、22,37,47…係合凹部である係合孔、22A,47A…大孔部、22B,47B…小孔部、32…係合凸部である係合爪、32A…突出部、32B…突片。

Claims (5)

  1. 床または壁に固定される固定部材と、この固定部材に着脱自在に取り付けられる戸当り本体とを備え、
    前記固定部材および前記戸当り本体のいずれか一方には、他方に設けられた係合凹部に係合する係合凸部が設けられ、
    前記係合凸部は、前記係合凹部に向かって突出する突出部と、この突出部の先端側に設けられ当該突出部の突出方向と交差する方向に延出する突片とを有し、
    前記係合凸部および前記係合凹部を互いに所定方向にずらして、前記突片が当該係合凹部を係止することで、前記固定部材が固定された床または壁から離れる方向への前記戸当り本体の移動が規制される戸当り。
  2. 前記突出部の先端には、前記突片を当該突出部の全周に渡って設けた頭部が形成され、
    前記係合凹部は、前記突出部が挿通可能で、かつ前記頭部が挿通不能な孔径を有した小孔部と、前記頭部が挿通可能な孔径を有した大孔部とが連続して形成された係合孔であり、
    前記大孔部に挿通された前記突出部および前記頭部を前記小孔部の方向にずらすことで、当該頭部が当該小孔部の縁を係止する請求項1に記載の戸当り。
  3. 前記係合凸部が設けられる前記固定部材または前記戸当り本体は、少なくとも一部が板状部材から構成されており、
    前記係合凸部の突出部および突片は、前記板状部材の一部を切り起こして曲げ加工により形成され、
    前記係合凹部は、前記突出部および突片が挿通可能な孔径を有した係合孔であり、
    前記突出部および突片を前記係合孔に挿通し、当該突片の延出方向にずらすことで、当該突片の先端側が前記係合孔の縁を係止する請求項1に記載の戸当り。
  4. 前記戸当り本体と前記固定部材とを圧着させる弾性部を備えた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の戸当り。
  5. 前記係合凸部が前記固定部材に設けられ、前記係合凹部が前記戸当り本体に設けられた請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の戸当り。
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