JP2004084306A - 機器制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ性の高い機器制御システムを提供する。
【解決手段】機器制御システムに機器1を制御するための複数枚の記憶カード2の全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部5を介して記憶カード2に書き込んで登録すると共に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部4に登録するようにした暗証コードの登録手段3を設ける。登録消去手段6により暗証コード記憶部4に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段3における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段7を設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気錠のような制御対象である機器を制御するための機器制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカードのような携帯できる記憶カードに暗証コードを登録し、暗証コードを登録した記憶カードにより制御対象である機器を制御することが行われている。
【0003】
制御対象である機器が例えば電気錠の場合、電気錠としては例えば玄関用電気錠と門扉用電気錠とがあり、従来にあっては、玄関用電気錠を開閉するための玄関用の記憶カードと、門扉用電気錠を開閉するための門扉用の記憶カードとを別々に設けていた。このように玄関用の記憶カードと、門扉用電気錠を開閉するための門扉用の記憶カードとを別々に設けると、利用者は別々のカードを所有する必要があり、しかも、使用する際に別々のカードを使い分ける必要があるため使用上面倒であった。
【0004】
そこで、玄関用電気錠の開閉のシステムと門扉用電気錠の開閉のシステムとを同一のシステムとして共通のカードで玄関用電気錠の開閉と門扉用電気錠の開閉とができるようにすることが考えられるが、カードデータが追加書き込みできるようなシステムであると、第三者が恣意的に任意のカードが登録できるため、防犯上に問題があった。
【0005】
また、データの共有に当たり、玄関用・門扉用の暗証コードを共有する方式として両者を有線又は無線にて接続し、暗証コードのやりとりを行うことで一枚の記憶カードで玄関用電気錠と門扉用電気錠とを施解錠可能とする方法があるが、暗証コードデータそのものを通信する必要があり、セキュリティー上相対的に危険となり、暗号化を経る方式であっても制御部の構成が複雑化するという問題があった。
【0006】
また、いずれの従来例においても、第三者が不正に記憶カードに登録されるおそれがあり、このようにして不正に登録されるとセキュリティ上きわめて問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、第三者が不正に記憶カードに登録しても直ぐに不正登録を発見して不正登録された記憶カードが使用できないようにすることが可能であり、また、複数の異なる記憶カードの認証システムにおいて両者を接続することなく記憶カードの共用化ができ、更に、セキュリティ性を高めることができる機器制御システムを提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る機器制御システムは、カード読出し部8において記憶カード2に書込まれた暗証コードが暗証コード記憶部4に記憶されている暗証コードと一致していることを認証した際に機器1を制御するようにした機器制御システムにおいて、該機器制御システムに機器1を制御するための複数枚の記憶カード2の全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部5を介して記憶カード2に書き込んで登録すると共に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部4に登録するようにした暗証コードの登録手段3と、暗証コード記憶部4に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段6と、登録消去手段6により暗証コード記憶部4に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段3における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段7を備え、登録手段3における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カード2にそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カード2の各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段9と、各記憶カード2の暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段10とを設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、1回の登録ルーチンで登録した複数枚の記憶カード2の暗証コードには共通のコードがついているため、仮に第三者が不正なやり方で暗証コードを付けて記憶カードを作成しようとしても共通コードを付けない限り読出し部8で認証できずにセキュリティ性が向上するものであり、しかも、登録消去手段6により暗証コード記憶部4に記憶された過去の暗証コードを消去しなければ最初に登録した複数枚の記憶カード2以外の記憶カード2に暗証コードを登録することができず、従って、仮に第三者が不正に登録消去手段6を操作して正規のやり方で新たに別の暗証コードを登録したとしても、正規の使用者は自分が使用する記憶カード2の暗証コードが消去されて読出し部8で認証できないので、誰かが不正に新たに登録したことが判り、直ぐに、登録消去手段6を操作して不正に登録された暗証コードを消去して新たに記憶カード2に暗証コードを再登録して不正に登録した第三者の登録を無効にできるものである。
【0009】
また、個別コード生成手段9により生成される各記憶カード2の個別コード部分がランダムなコードであることが好ましい。このような構成とすることで、個々の記憶カード2の個別の暗証コードのセキュリティ性が向上するものである。
【0010】
また、共通コード生成手段9により生成される各記憶カード2の共通コード部分がランダムなコードであることが好ましい。このような構成とすることで、登録手段3における一回の登録ルーチンで登録される複数の記憶カード2に登録される共通コードのセキュリティ性が向上するものである。
【0011】
また、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムと、該機器制御システムとは別の機器1’を制御する別の機器制御システムとよりなるシステム群であって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カード2に登録した暗証コードを読み込んで別の機器1’の制御を可能とする追加登録手段11を別の機器制御システムに備えることが好ましい。このような構成とすることで、1つの機器制御システムにおいて機器1を制御するために該機器制御システムの登録手段3において登録してカード書込み部5により書き込んだ記憶カード2の暗証コードを、別の機器1’を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段11で読み込んで該別の機器制御システムに登録することが可能で、共通の記憶カード2を異なる機器制御システムにおいてそれぞれ認証して別々の機器1、1’を制御することができるものである。
【0012】
また、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カード2に登録した暗証コードを別の機器制御システムに登録するに当たって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カード2にそれぞれ付けられた暗証コードの別な機器制御システムへの登録が追加登録手段11における1回の登録ルーチンで行われることが好ましい。このような構成とすることで、1つの機器制御システムにおいて機器1を制御するために該機器制御システムの登録手段3において登録してカード書込み部5により書き込んだ複数枚の記憶カード2の暗証コードを、別の機器1’を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段11で読み込んで該別の機器制御システムに登録するに当たって、別な機器制御システムへの登録が追加登録手段11における1回の登録ルーチンで行うことができて、別な機器制御システムへの複数のカードの暗証コードの追加登録が一括して簡単に行えることになる。
【0013】
また、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カード2にそれぞれ付けられた暗証コードを、別の機器制御システムにおいて追加登録手段11により登録するに当たって、共通のコードが一致している記憶カード2のみ登録可能で、共通のコードが一致していない記憶カード2は登録不能とする登録拒否手段12を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1つの機器制御システムにおいて機器1を制御するために該機器制御システムの登録手段3において登録してカード書込み部5により書き込んだ複数枚の記憶カード2の暗証コードを、別の機器1’を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段11で読み込んで該別の機器制御システムに登録するに当たって、追加登録手段11で不正に登録しようとしても共通のコードが一致しないため、不正登録ができないものである。
【0014】
また、請求項4乃至請求項6のいずれかに記載した別の機器制御システムに、別の機器1’を制御するための複数枚の記憶カード2の全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部5’を介して記憶カード2に書き込んで登録すると共に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部4’に登録するようにした暗証コードの登録手段3’と、暗証コード記憶部4’に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段6’と、登録消去手段6’により暗証コード記憶部4’に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段3’における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段7’を備え、登録手段3’における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カード2にそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カード2の各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段9’と、各記憶カード2の暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段10’とを設けることが好ましい。このような構成とすることで、1つの機器制御システムで登録した記憶カードの暗証コードを別の機器制御システムに追加登録が可能であるだけでなく、1つの機器制御システムにおける複数の記憶カード2への暗証コードの登録と同様のやり方で別の機器制御システムにおいても複数の記憶カード2への暗証コードの登録が可能となるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】
以下の説明においては、一の機器制御システムにおいて制御対象となる機器1の例として玄関用電気錠を例として説明し、別の機器制御システムにおいて制御対象となる機器1’の例として門扉用電気錠を例として説明する。したがって、以下、機器1を玄関用電気錠1、機器1’を門扉用電気錠1’として説明し、また、玄関用電気錠1を制御する一の機器制御システムを玄関用電気錠制御システム、門扉用電気錠1’を制御する別の機器制御システムを門扉用電気錠制御システムとして説明する。
【0017】
玄関用電気錠制御システムは、図1に示す制御ブロック図に示すようなもので、制御対象である機器としての玄関用電気錠1と、この玄関用電気錠1の施錠、解錠の制御を行うための制御部13と、制御部13を操作するための操作部14と、暗証コードを記憶して登録するための暗証コード記憶部4と、記憶カード2に書き込まれた暗証コードが暗証コード記憶部4に記憶されている暗証コードと一致しているか否かの認証を行って暗証コードが一致しているという認証を行った際に記憶カード2のデータを読込んで制御部13に出力するようにしたカード読出し部8と、記憶カード2に暗証コードを書込むためのカード書込み部5とで構成してある。
【0018】
操作部14は室内側に位置するように設けてあり、この操作部14には施錠釦15、解錠釦16、登録釦17、完了釦18、登録消去釦19が設けてあり、また、制御部13には登録手段3、登録消去手段6、再登録受け付け手段7、共通コード生成手段9、個別コード生成手段10が設けてある。また、操作部14には登録人数表示部25が設けてある。
【0019】
室内側に位置する操作部14に設けた解錠釦15を押すと制御部13により玄関用電気錠1が開となるように制御され、また、施錠釦16を押すと制御部13により玄関用電気錠1が閉となるように制御されるものである。
【0020】
一方、本発明においては記憶カード2の暗証コードをカード読込み部5で認証することで制御部13により玄関用電気錠1を開閉制御するか、あるいは記憶カード2の暗証コードをカード読込み部5で認証すると共に記憶カード2に書き込んである玄関用電気錠1を開閉するためのデータを読み込むことによって制御部13により玄関用電気錠1を開閉制御することができるようになっている。このカード読み込み部5は屋外側に設けてあり、したがって、屋外側においては記憶カード2により玄関用電気錠1の開閉を行うものである。
【0021】
この記憶カード2に暗証コードを登録するには以下のようにして登録するようになっている。
【0022】
すなわち図4に示すように、操作部14の登録釦17を押下げると制御部13に設けた共通コード生成手段9により共通コードがランダムなコードとして生成され(例えば暗証コードの先頭の1バイトが生成され)、登録手段3が登録モードとなり、登録させたい記憶カード2をカード書込み部5に接近(実施形態では非接触で書き込む例で示しているが、接触により書き込むようなものであってもよい)させ、更に暗証コードを書き込むために登録釦17を押すことで、個別コード生成手段10により暗証コードの共通コード以外の残りのコードがランダムなコードとして生成され、登録手段3によりカード書込み部5を介して記憶カード2に暗証コードを書き込み、暗証コード記憶部4に上記記憶カード2に書き込み登録される暗証コードと同じ暗証コードを登録する。これで最初の1枚目の記憶カード2への暗証コードの登録及び同じ暗証コードの暗証コード記憶部4への登録が行われるものである。ここで、本発明における登録手段3による1回の登録ルーチンは、登録釦17を押して登録手段3を登録モードとすることで登録ルーチンが開始し、記憶カード2の登録人数があらかじめ設定してある規定人数(例えば8人)になるか、又は完了釦18を押下げることで登録モードが終わることで登録ルーチンが終了する。
【0023】
したがって、登録したい2枚目以降の記憶カード2を規定枚数以内ならば1回の登録ルーチンで上記と同様にして登録することができる。すなわち、2枚目の記憶カード2をカード書込み部5に接近させ、更に登録釦17を押し、共通コード生成手段9により生成された共通コードと、個別コード生成手段10により暗証コードの共通コード以外の残りのコードがランダムなコードとして生成され、登録手段3によりカード書込み部5を介して2枚目の記憶カード2に暗証コードを書き込み、暗証コード記憶部4に上記2枚目の記憶カード2に書き込み登録される暗証コードと同じ暗証コードを登録する。これで2枚目の記憶カード2への暗証コードの登録及び同じ暗証コードの暗証コード記憶部4への登録が行われるものである。3枚目、4枚目も同様にして行い、記憶カード2の登録人数が規定人数(例えば8人)になるか、又は完了釦18を押下げると、登録手段3による1回の登録ルーチンが終了し、登録手段3による登録モードを抜けて通常モードに移行する。したがって、以後は登録消去釦19を押さない限り登録釦17を押しても登録手段3は登録モードとならず、記憶カード2の登録はできないことになり、これにより暗証コード記憶部4に登録された暗証コードの共通コードは全て同一となり、上記登録手段3による1回の登録ルーチンで登録された複数枚の記憶カード2のみが玄関用電気錠1を開閉制御できる記憶カード2となるものである。ここで、上記のようにして記憶カード2に暗証コードを登録していく際に、記憶カード2への登録が1枚ずつ行われる毎に登録人数の合計が登録表示部25に表示され、複数枚の記憶カード2に1回の登録ルーチンで登録している途中で、現在の登録人数を確認し、後何名の登録が可能であるかを確認しながら登録操作ができることになる。
【0024】
そして、上記のようにして登録手段3による1回の登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録した後に、記憶カード2、暗証コード記憶部4に別の暗証コードを登録するには、登録消去釦19を押下げて登録消去手段6により暗証コード記憶部4に登録された過去の暗証コードを消去し、このように登録消去手段6により暗証コード記憶部4に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ再登録受け付け手段7により登録手段3における新たな暗証コードの再登録が可能となっており、このように登録手段3における新たな暗証コードの再登録を可能とした状態で、前述の図4のフローのようにして新たに登録手段3による1回の登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が新たな共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録するものである。
【0025】
このようにして、暗証コード記憶部4に別の新たな暗証コードを登録するのであるが、この場合、暗証コード記憶部4に記憶された過去の暗証コードが消去されるので、先に登録していた暗証コードを登録している暗証カード2を用いて玄関用電気錠1を開閉することはできず、したがって、第3者が不正に暗証コード記憶部4に別の暗証コードを登録した場合には、正当な使用者が自分の記憶カード2が使用できないことを知ることで第3者が不正に暗証コードを登録したことを知ることができて、即座に、登録消去釦19を押下げて登録消去手段6により暗証コード記憶部4に不正に登録された暗証コードを消去し、次に、前述の図4のフローのようにして新たに登録手段3による1回の登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が新たな共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録するものである。これにより、不正な登録を直ぐに発見し、セキュリティ性を向上させることができるものである。
【0026】
なお、共通コード生成手段9により生成した共通コード、個別コード生成手段10により生成した個別コードはそれぞれランダムなコードとなっており、例えば、タイマーカウントをしていて登録時におけるタイマーカウントのランダムな数字を共通コード、各個別コードとしてもよいものである。
【0027】
一方、門扉電気錠システムは図2に示す制御ブロック図に示すようなもので、制御対象である機器としての門扉用電気錠1’と、この門扉用電気錠1’の施錠、解錠の制御を行うための制御部13’と、制御部13’を操作するための操作部14’と、暗証コードを記憶して登録するための暗証コード記憶部4’と、記憶カード2に書き込まれた暗証コードが暗証コードが暗証コード記憶部4’に記憶されている暗証コードと一致しているか否かの認証を行って暗証コードが一致しているという認証を行った際に記憶カード2のデータを読込んで制御部13’に出力するようにしたカード読出し部8’と、記憶カード2に暗証コードを書込むためのカード書込み部5とで構成してある。
【0028】
操作部14’は屋内側に位置するように設けてあり、この操作部14’には施錠釦15’、解錠釦16’、登録釦17’、完了釦18’、登録消去釦19’、追加登録釦20が設けてあり、また、制御部13’には登録手段3、登録消去手段6’、再登録受け付け手段7’、共通コード生成手段9’、個別コード生成手段10’、追加登録手段11、登録拒否手段12が設けてある。また、操作部14’には登録人数表示部25’が設けてある。
【0029】
屋内側に位置する操作部14’に設けた解錠釦15’を押すと制御部13’は門扉用電気錠1’が開となるように制御し、また、施錠釦16’を押すと制御部13’は門扉用電気錠1’が閉となるように制御するようになっている。
【0030】
一方、本発明においては前記玄関用電気錠制御システムで登録した複数の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録して玄関用電気錠1を開閉するための前記複数の記憶カード2により門扉用電気錠1’を開閉できるようにする使用形態と、門扉電気錠システムのみを単独のシステムとして独自の記憶カード2により門扉用電気錠1’のみを開閉できるようにする使用形態とが選択できるようになっている。
【0031】
以下、前記玄関用電気錠制御システムで登録した複数の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録して玄関用電気錠1を開閉するための前記複数の記憶カード2により門扉用電気錠1’を開閉できるようにする使用形態の場合につき説明する。
【0032】
前述のようにして玄関扉電気錠システムにおいて登録した複数枚の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録するには以下のようにして行うようになっている。
【0033】
すなわち図5に示すように、門扉電気錠システムの操作部14’の追加登録釦20を押下げると制御部13’に設けた追加登録手段11が追加登録モードとなるので、登録させたい記憶カード2の1枚目をカード読込み部4に接近(実施形態では非接触で書き込む例で示しているが、接触により書き込むようなものであってもよい)させることで、1枚目の記憶カード2に書き込まれている暗証コードを読み込み、読み込んだ暗証コードを暗証コード記憶部4’に書き込んで登録する。
【0034】
更に、玄関扉電気錠システムにおいて登録した複数枚の記憶カード2のうち2枚目以降の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録するには、図5に示すように、2枚目以降の登録させたい記憶カード2をカード読込み部4に接近させ、この記憶カード2に書き込まれている暗証コードを読み込み、1枚目の記憶カード2に書き込まれていた暗証コードと共通コードが一致している場合(実施形態では先頭の1バイトの共通コードが一致している場合)には読み込んだ暗証コードを暗証コード記憶部4’に書き込んで登録する。ここで、1枚目の記憶カード2に書き込まれていた暗証コードと共通コードが一致していない場合には登録拒否手段12により追加登録手段11による追加登録が行われないようにして暗証コード記憶部4’への登録が行われず、別の記憶カード2の再登録を促するためのブザーや表示などによる警報手段により警報がなされる。このようにして順次登録したい記憶カード2の枚数分繰り返して登録したい枚数分の記憶カード2に書き込まれている暗証コードを読み込み、読み込んだ暗証コードを暗証コード記憶部4’に書き込んで登録する。記憶カード2の登録人数が規定人数(実施形態では8人)に達するか、又は完了釦18’を押下げると、追加登録モードが終わることで追加登録ルーチンが終了する。図6には玄関扉電気錠システムにおいて登録した複数枚の記憶カード2の暗証コードを門扉電気錠システムの暗証コード記憶部4’に書き込んで追加登録する一例を示しており、最初の1バイトの共通コードが同じ場合に追加登録を可能としている。このように門扉電気錠システムに追加登録するに当たり、玄関扉電気錠システムで登録した記憶カード2の共通コードと同じ共通コードを備えた記憶カード2でなければ門扉電気錠システムにおいて追加登録できないので、門扉電気錠システムにおける追加登録のセキュリティ性が向上するものである。
【0035】
上記のように、玄関扉電気錠システムにおいて登録した複数枚の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録することで、玄関扉電気錠システムにおいて登録し且つ門扉電気錠システムに追加登録した複数枚の記憶カード2により玄関用電気錠1、と門扉用電気錠1’との開閉を共用できるようになっており、この玄関用電気錠1、と門扉用電気錠1’との開閉を行う複数枚の記憶カード2は暗証コードの共通コード部分が全て一致したものであり、共通コードが一致しないものを第3者が不正に作成しても玄関用電気錠1、門扉用電気錠1’のいずれも開閉することができず、セキュリティ性が向上するものである。
【0036】
ところで、本発明において、門扉電気錠システムを単独で使用する場合、門扉電気錠システム用の別の複数枚の記憶カード2に他のシステムと切り離して門扉電気錠システム用の暗証コードを登録するには以下のようにして登録するようになっている。
【0037】
すなわち図7に示すように、門扉電気錠システムの操作部14’の登録釦17’を押すと制御部13’に設けた共通コード生成手段9’により共通コードがランダムなコードとして生成され(例えば暗証コードの先頭の1バイトが生成され)、登録手段3’が登録モードとなり、登録させたい記憶カード2をカード書込み部5’に接近(実施形態では非接触で書き込む例で示しているが、接触により書き込むようなものであってもよい)させ、更に暗証コードを書き込むために登録釦17’を押すことで、個別コード生成手段10’により暗証コードの共通コード以外の残りのコードがランダムなコードとして生成され、登録手段3’によりカード書込み部5’を介して記憶カード2に暗証コードを書き込み、暗証コード記憶部4’に上記記憶カード2に書き込み登録される暗証コードと同じ暗証コードを登録する。これで最初の1枚目の記憶カード2への暗証コードの登録及び同じ暗証コードの暗証コード記憶部4’への登録が行われるものである。ここで、本発明における登録手段3’による1回の登録ルーチンは、登録釦17’を押して登録手段3’を登録モードとすることで登録ルーチンが開始し、記憶カード2の登録人数が規定人数(例えば8人)以上、又は完了釦18を押下げることで登録モードが終わることで登録ルーチンが終了する。
【0038】
したがって、登録したい2枚目以降の記憶カード2を枚数分上記と同様にして登録する。すなわち、2枚目の記憶カード2をカード書込み部5’に接近させ、更に登録釦17’を押し、共通コード生成手段9’により生成された共通コードと、個別コード生成手段10’により暗証コードの共通コード以外の残りのコードが生成され、登録手段3’によりカード書込み部5’を介して2枚目の記憶カード2に暗証コードを書き込み、暗証コード記憶部4’に上記2枚目の記憶カード2に書き込み登録される暗証コードと同じ暗証コードを登録する。これで2枚目の記憶カード2への暗証コードの登録及び同じ暗証コードの暗証コード記憶部4’への登録が行われるものである。3枚目、4枚目も同様にして行い、記憶カード2の登録人数が規定人数(例えば8人)になるか、又は完了釦18’を押下げると、登録手段3’による1回の登録ルーチンが終了し、登録手段3’による登録モードを抜けて通常モードに移行する。したがって、以後は登録消去釦19’を押さない限り登録釦17’を押しても登録手段3’は登録モードとならず、記憶カード2の登録はできないことになり、これにより暗証コード記憶部4’に登録された暗証コードの共通コードは全て同一となり、上記登録手段3’による1回の登録ルーチンで登録された複数枚の記憶カード2のみが門扉用電気錠1’を開閉制御できる記憶カード2となるものである。
【0039】
このように、いったん登録手段3’による1回の登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4’に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録した後に、記憶カード2、暗証コード記憶部4’に別の暗証コードを登録するには、登録消去釦19’を押下げて登録消去手段6’により暗証コード記憶部4’に登録された過去の暗証コードを消去し、このように登録消去手段6’により暗証コード記憶部4’に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ再登録受け付け手段7’により登録手段3’における新たな暗証コードの再登録を可能とするものであり、このように登録手段3’における新たな暗証コードの再登録を可能とした状態で、前述の図7のフローのようにして新たに登録手段3’による1回の登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が新たな共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4’に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録するものである。
【0040】
ところで、門扉電気錠システムにおいて玄関用電気錠制御システムで登録した複数の記憶カード2を門扉電気錠システムに追加登録する場合、あるいは門扉電気錠システムのみを単独のシステムとして独自の記憶カード2により門扉用電気錠1’のみを開閉できるようにする場合のいずれの場合にも、既に門扉電気錠システムの暗証コード記憶部4’に暗証コードが登録してある場合には登録消去釦19’を押下げて登録消去手段6’により暗証コード記憶部4’に登録してある暗証コードを消去しない限り、新たな玄関用電気錠制御システムと共通の暗証コードの追加登録又は門扉電気錠システム単独使用における暗証コードの登録ができないものであり、したがって、第3者が不正に門扉電気錠システムの暗証コード記憶部4’に別の暗証コードを追加登録又は登録したとしても、正当な使用者が自分の記憶カード2が使用できないことを知ることで第3者が不正に暗証コードを追加登録又は登録したことを知ることができて、即座に、追加登録釦20又は登録消去釦19’を押下げて登録消去手段6’により暗証コード記憶部4’に不正に登録された暗証コードを消去し、次に、前述の図5の追加登録のフロー、又は図7の単独使用の登録のフローのようにして新たに追加登録手段11による1回の追加登録ルーチンにより複数の記憶カード2の暗証コードを暗証コード記憶部4’に追加登録するか、又は登録手段3’による1回の追加登録ルーチンにより複数の記憶カード2に一部が新たな共通のコードとなった暗証コードを登録すると共に暗証コード記憶部4’に記憶カード2に書き込む暗証コードと同じ暗証コードを登録するものである。これにより、不正な登録を直ぐに発見し、セキュリティ性を向上させることができるものである。
【0041】
ところで、玄関扉電気錠システムにおいて扉21には図3、図8に示すように屋内側に操作部14が設けてあり、屋外側にカード読出し部8を設けてあり、外出時には図8(a)のように「閉扉・施錠」状態において屋内側で操作部14の解錠釦16を押下げ、図8(b)のように「閉扉・解錠」状態とし、次に、図8(c)のように門扉21を押すことで「開扉」とし、図8(d)のように扉21を閉じて「閉扉・施錠」とし、その後、屋外側において記憶カード2をカード読出し部8において読み込んで施錠を行って図8(e)のように「閉扉・施錠」状態とするのであるが、ここで、扉21の屋外側にLED等にて点灯を行う表示部22を設け、通常の施錠状態では表示部22は消灯しており、外出時に上記のように図8(a)、(b)、(c)、(d)のように扉21の解錠操作を行って門扉21を開・閉操作を行った後、図8(d)の段階で上記表示部22が一定時間(例えば30秒)点灯を行うようになっており、上記一定時間(例えば30秒)以内であっても記憶カード2で施錠を行うと表示部22が消灯するようになっている。したがって、上記のように外出時に解錠を行い、扉21を開いて再び閉じて閉扉・解錠状態の場合には必ず表示部22が点灯して施錠がまだなされていないことを表示するので、使用者は表示部22の点灯を目視することで施錠忘れがないようにでき、図8(e)のように施錠して「閉扉・施錠」となると表示部22が消灯するので、施錠したことを確認できるものである。ちなみに、従来は施錠音により施錠を確認しているが、周囲の騒音により施錠時の音が聞き取れない場合あり、また、施錠状態を音で表示すると、近隣の迷惑になるが、上記のように施錠を表示するための表示部22を設けると目視により施錠を確認できるものである。ここで、解錠して扉21を開にし、その後に扉21を閉じた後に表示部22が一定時間(例えば30秒)点灯を行うようにしたのは、点灯時間が必要以上に長いと、施錠を行わずに外出した場合に、表示部22により解錠状態を第3者に知られることになって防犯上好ましくないからである。また、表示部22による表示が短すぎると施錠作業が完了する前に点灯が消灯する可能性が生じ、施錠完了確認ができないという不都合があるので、一定時間、すなわち30秒程度が好ましいものである。なお、上記点灯として一定時間(30秒)以内に施錠すると消灯するようになっている。
【0042】
また、外出から帰宅した場合は、図9(a)のように扉21は「閉扉・施錠」状態であるが、図9(b)のように記憶カード2をカード読出し部8において読み込んで解錠を行って「閉扉・解錠」状態とすると、図9(c)のように上記表示部22が一定時間(例えば30秒)点灯して解錠となったことが使用者に目視により知ることができるようになっており、使用者はこのように解錠したことを確認して扉21を開いて図9(d)のように「開扉・施錠」状態とし、未解錠状態で扉21を開くという誤操作を行うことがないものである。その後、図9(e)のように室内側において扉21を閉じて「閉扉・開錠」とし、次に、操作部14に設けた施錠釦16を押下げて玄関用電気錠1が閉として図9(f)のように「閉扉・施錠」とするものである。
【0043】
なお、表示部22として図10に示すように2つの表示部を設け、1つの表示部22を解錠状態を表示する解錠用表示部22aとして解錠時に赤点灯をし、もう1つの表示部22を施錠状態を表示する施錠用表示部22bとして施錠時に青点灯をするようにしてもよく、この場合には扉21の施錠状態、解錠状態が判別可能である。
【0044】
なお、上記例では玄関扉電気錠システムにおいて扉21の屋外側に表示部22を設けた例を示したが、門扉電気錠システムおいて門扉21’の屋外側に同様の作用をする表示部22を設けてもよいものである。
【0045】
また、上記実施形態においては一の機器制御システムにおいて制御対象となる機器1の例として玄関用電気錠を例として説明し、別の機器制御システムにおいて制御対象となる機器1’の例として門扉用電気錠を例として説明したが、制御する対象となる機器1、1’としては玄関用電気錠、門扉用電気錠以外の他の電気錠であってもよく、また、制御する対象となる機器1、1’としては電気錠以外の他の種々の機器が採用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、機器制御システムに機器を制御するための複数枚の記憶カードの全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部を介して記憶カードに書き込んで登録すると共に記憶カードに書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部に登録するようにした暗証コードの登録手段と、暗証コード記憶部に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段と、登録消去手段により暗証コード記憶部に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段を備え、登録手段における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カードにそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カードの各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段と、各記憶カードの暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段とを設けてあるので、1回の登録ルーチンで登録した複数枚の記憶カードの暗証コードには共通のコードがついているため、仮に第三者が不正なやり方で暗証コードを付けて記憶カードを作成しようとしても共通コードを付けない限り読出し部で認証できずにセキュリティ性が向上するものであり、しかも、登録消去手段により暗証コード記憶部に記憶された過去の暗証コードを消去しなければ最初に登録した複数枚の記憶カード以外の記憶カードに暗証コードを登録することができず、従って、仮に第三者が不正に登録消去手段を操作して正規のやり方で新たに別の暗証コードを登録したとしても、正規の使用者は自分が使用する記憶カードの暗証コードが消去されて読出し部で認証できないので、誰かが不正に新たに登録したことが直ぐに判るものであり、これにより直ぐに、登録消去手段を操作して不正に登録された暗証コードを消去して新たに記憶カードに暗証コードを再登録して不正に登録した第三者の登録を無効にでき、セキュリティ性の高い機器制御システムを提供できる。
【0047】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、個別コード生成手段により生成される各記憶カードの個別コード部分がランダムなコードであるので、個々の記憶カードの個別の暗証コードのセキュリティ性が向上するものである。
【0048】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、共通コード生成手段により生成される各記憶カードの共通コード部分がランダムなコードであるので、登録手段における一回の登録ルーチンで登録される複数の記憶カードに登録される共通コードのセキュリティ性が向上するものである。
【0049】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムと、該機器制御システムとは別の機器を制御する別の機器制御システムとよりなるシステム群であって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カードに登録した暗証コードを読み込んで別の機器の制御を可能とする追加登録手段を別の機器制御システムに備えてあるので、1つの機器制御システムにおいて機器を制御するために該機器制御システムの登録手段において登録してカード書込み部により書き込んだ記憶カードの暗証コードを、別の機器を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段で読み込んで該別の機器制御システムに登録することが可能となり、共通の記憶カードを異なる機器制御システムにおいてそれぞれ認証して別々の機器を制御することができるものであって、使用が便利になると共にセキュリティが向上するものである。
【0050】
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カードに登録した暗証コードを別の機器制御システムに登録するに当たって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カードにそれぞれ付けられた暗証コードの別な機器制御システムへの登録が追加登録手段における1回の登録ルーチンで行われるので、1つの機器制御システムにおいて機器を制御するために該機器制御システムの登録手段において登録してカード書込み部により書き込んだ複数枚の記憶カードの暗証コードを、別の機器を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段で読み込んで該別の機器制御システムに登録するに当たって、別な機器制御システムへの登録が追加登録手段における1回の登録ルーチンで行うことができて、別な機器制御システムへの複数のカードの暗証コードの追加登録が一括して簡単に行えるものであって、追加登録作業が容易に行えるものである。
【0051】
また、請求項6記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カードにそれぞれ付けられた暗証コードを、別の機器制御システムにおいて追加登録手段により登録するに当たって、共通のコードが一致している記憶カードのみ登録可能で、共通のコードが一致していない記憶カードは登録不能とする登録拒否手段を設けるので、1つの機器制御システムにおいて機器を制御するために該機器制御システムの登録手段において登録してカード書込み部により書き込んだ複数枚の記憶カードの暗証コードを、別の機器を制御する機器制御システムに設けた追加登録手段で読み込んで該別の機器制御システムに登録するに当たって、追加登録手段で不正に登録しようとしても共通のコードが一致しないため、不正登録ができず、セキュリティ性が向上するものである。
【0052】
また、請求項7記載の発明にあっては、請求項4乃至請求項6のいずれかに記載した別の機器制御システムに、別の機器を制御するための複数枚の記憶カードの全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部を介して記憶カードに書き込んで登録すると共に記憶カードに書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部に登録するようにした暗証コードの登録手段と、暗証コード記憶部に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段と、登録消去手段により暗証コード記憶部に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段を備え、登録手段における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カードにそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カードの各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段と、各記憶カードの暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段とを設けてあるので、1つの機器制御システムで登録した記憶カードの暗証コードを別の機器制御システムに追加登録が可能であるだけでなく、1つの機器制御システムにおける複数の記憶カードへの暗証コードの登録と同様のやり方で別の機器制御システムにおいても複数の記憶カードへの暗証コードの登録が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の玄関電気錠システムの制御ブロック図である。
【図2】同上の門扉電気錠システムの制御ブロック図である。
【図3】同上の玄関扉と門扉を示す説明図である。
【図4】同上の玄関電気錠システムにおいて記憶カードに暗証コードを書き込み登録し且つ暗証コード記憶部に暗証カードを書き込み登録する操作を示すフローチャートである。
【図5】同上の門扉電気錠システムにおいて玄関電気錠システムにおいて登録した記憶カードの暗証コードを門扉電気錠システムにおける暗証コード記憶部に追加登録する操作を示すフローチャートである。
【図6】同上の玄関扉電気錠システムにおいて登録した複数枚の記憶カードの暗証コードを門扉電気錠システムの暗証コード記憶部に書き込んで追加登録する一例を示す説明図である。
【図7】同上の門扉電気錠システムを単独で使用する場合において記憶カードに暗証コードを書き込み登録し且つ暗証コード記憶部に暗証カードを書き込み登録する操作を示すフローチャートである。
【図8】同上の玄関電気錠システムに表示部を設けた場合における外出時の作用を説明する説明図である。
【図9】同上の玄関電気錠システムに表示部を設けた場合における帰宅時の作用を説明する説明図である。
【図10】同上の表示部を2つ設けた例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、1’ 機器
2 記憶カード
3、3’ 登録手段
4、4’ 暗証コード記憶部
5、5’ カード書き込み部
6、6’ 登録消去手段
7、7’ 再登録受付け手段
8、8’ カード読出し部
9、9’ 共通コード生成手段
10、10’ 個別コード生成手段
11 追加登録手段
12 登録拒否手段

Claims (7)

  1. カード読出し部において記憶カードに書込まれた暗証コードが暗証コード記憶部に記憶されている暗証コードと一致していることを認証した際に機器を制御するようにした機器制御システムにおいて、該機器制御システムに機器を制御するための複数枚の記憶カードの全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部を介して記憶カードに書き込んで登録すると共に記憶カードに書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部に登録するようにした暗証コードの登録手段と、暗証コード記憶部に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段と、登録消去手段により暗証コード記憶部に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段を備え、登録手段における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カードにそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カードの各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段と、各記憶カードの暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段とを設けて成ることを特徴とする機器制御システム。
  2. 個別コード生成手段により生成される各記憶カードの個別コード部分がランダムなコードであることを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  3. 共通コード生成手段により生成される各記憶カードの共通コード部分がランダムなコードであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の機器制御システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムと、該機器制御システムとは別の機器を制御する別の機器制御システムとよりなるシステム群であって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カードに登録した暗証コードを読み込んで別の機器の制御を可能とする追加登録手段を別の機器制御システムに備えて成ることを特徴とする機器制御システム。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより記憶カードに登録した暗証コードを別の機器制御システムに登録するに当たって、請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カードにそれぞれ付けられた暗証コードの別な機器制御システムへの登録が追加登録手段における1回の登録ルーチンで行われることを特徴とする請求項4記載の機器制御システム。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかの機器制御システムにより登録された複数枚の記憶カードにそれぞれ付けられた暗証コードを、別の機器制御システムにおいて追加登録手段により登録するに当たって、共通のコードが一致している記憶カードのみ登録可能で、共通のコードが一致していない記憶カードは登録不能とする登録拒否手段を設けて成ることを特徴とする請求項5記載の機器制御システム。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれかに記載した別の機器制御システムに、別の機器を制御するための複数枚の記憶カードの全てに1回の登録ルーチンでそれぞれの暗証コードの一部を共通のコードとしてカード書き込み部を介して記憶カードに書き込んで登録すると共に記憶カードに書き込む暗証コードと同じ暗証コードを暗証コード記憶部に登録するようにした暗証コードの登録手段と、暗証コード記憶部に登録された過去の暗証コードを消去するための登録消去手段と、登録消去手段により暗証コード記憶部に記憶された過去の暗証コードが消去された時にのみ登録手段における新たな暗証コードの再登録を可能とする再登録受付け手段を備え、登録手段における1回の登録ルーチンで複数枚の記憶カードにそれぞれ暗証コードを登録するに当たって、上記複数枚の記憶カードの各暗証コードの一部を共通のコードとして生成するための共通コード生成手段と、各記憶カードの暗証コードの共通なコード以外の残りの部分をそれぞれ異なるコードとして生成するための個別コード生成手段とを設けて成ることを特徴とする機器制御システム。
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