JP2004083230A - 物品の搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1コンベア10と、第1コンベア10に接続される第2のコンベア20とを有し、第1コンベア10上に所定幅に拡がった状態で搬送されてくる多数の物品Cが第2コンベア20側縁から第2コンベア20上に流入し、流入した物品が第2コンベア20上に所定幅に拡がって下手に搬送される物品の搬送装置において、物品Cが磁性を有するものとし、第2コンベア20側縁の上手側の乗り移り箇所から流入する物品を下手側の乗り移り箇所から流入する物品よりも第2コンベア30側縁から幅方向に所定距離だけ離れた位置まで磁力により案内して物品の流れを制御する案内用磁石軌道30を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば同時に大量の缶を製造して搬送する缶の搬送ライン等に適用される物品の搬送装置に関し、特に多数の物品を一方の第1コンベアから他方の第2コンベアに側方から乗り移らせる搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の缶の搬送装置としては、第1コンベアと、この第1コンベアに接続される第2のコンベアとを有し、第1コンベア上に所定幅に拡がった状態で搬送されてくる多数の缶が第2コンベア側縁から第2コンベア上に流入し、流入した缶が第2コンベア上に所定幅に拡がって下手に搬送されるようになったものが知られている。
この第1コンベアから第2コンベアへの乗り移りは、後続の缶が前の缶を押しながらぶつかり合い、第2コンベアの幅方向へ成り行きに任せて広がっていく方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の缶の搬送装置では、多数の缶が第2コンベアの側縁に所定幅に拡がった状態で流入するので、乗り移り箇所が第2コンベアの上手側から下手側にかけて複数箇所存在する。第2コンベアの下手側の乗り移り箇所では、乗り移った缶が先に乗り移って搬送されてくる上手側の多数の缶の圧力で押されてぶつかるため、缶倒れや缶外面の傷つきが発生しやすいという問題があった。
【0004】
この缶倒れを防止するために、従来はアッパーガイド(缶高さよりやや高い位置でコンベアライン上を覆う板状ガイド)を設けていたが、缶高さが異なる缶に対しては、アッパガイドの高さを変更する必要があり、変更作業に時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来技術を解決するためになされたもので、その目的とするところは、第1コンベアから第2コンベアへの乗り移り部の物品の流れをスムースにして物品同士のぶつかり合いを少なくし、物品のつまりや物品外面の傷付きを防止し得る物品の搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、第1コンベアと、該第1コンベアに接続される第2のコンベアとを有し、前記第1コンベア上に所定幅に拡がった状態で搬送されてくる多数の物品が前記第2コンベア側縁から第2コンベア上に流入し、流入した物品が第2コンベア上に所定幅に拡がって下手に搬送される物品の搬送装置において、
前記物品が磁性を有するものとし、前記第2コンベア側縁の上手側の乗り移り箇所から流入する物品を下手側の乗り移り箇所から流入する物品よりも第2コンベア側縁から幅方向に所定距離だけ離れた位置まで磁力により案内して物品の流れを制御する磁気案内手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
第2コンベア上の物品の幅方向の位置関係が前記第1コンベア上の物品の幅方向の位置関係に対応する構成としたことを特徴とする。
前記磁気案内手段は、第2コンベアの下方に配置される固定の案内用磁石軌道によって構成することが好ましい。
前記磁気案内手段は、第2コンベアの上方に配置される固定の案内用磁石軌道によって構成してもよい。
【0008】
前記案内用磁石軌道は、物品を案内する複数の軌道に沿って配置される複数本のマグネットレールによって構成されることが好適である。
磁気案内手段は隣接する複数の乗り移り箇所から流入する物品をまとめて一つの搬送ラインに案内することが好ましい。
隣り合うマグネットレールの対向面の磁極は同極となっていることが好適である。
物品としては、スチール缶等の磁石に吸引される缶等、種々の物品に適用可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
実施の形態1
図1乃至図3は、本発明の実施の形態1に係る物品の搬送装置を示している。
この物品の搬送装置1は、大量の缶を製造する缶の搬送ラインに適用されるもので、第1コンベア10と、この第1コンベア10に接続される第2のコンベア20とを有し、第1コンベア10上に所定幅に拡がった状態で搬送されてくる多数の缶Cが第2コンベア20の流入側側縁2aから第2コンベア20上に乗り移り、乗り移った缶Cが第2コンベア20上に所定幅に拡がって下手に搬送される構成となっている。
【0010】
缶Cはスチール缶等の磁性を有するものであり、第2コンベア20側縁の上手側の乗り移り箇所から流入する缶を下手側の乗り移り箇所から流入する缶よりも第2コンベア側縁から幅方向に所定距離だけ離れた位置まで磁力により案内して物品Cの流れを制御する磁気案内手段としての案内用磁石軌道30が設けられている。
第1コンベア10と第2コンベア20は互いに直交する配置で、第1コンベア10の下流端が第2コンベア20の側縁に直角に接続され、第2コンベア20側縁から直角に缶Cが乗り移る。
【0011】
第1,第2コンベア10,20は多数の缶Cを複数列に整列させて搬送する多列構成で、図示例では、第1コンベア10は12列で搬送するために12のレーンに区分され、第2コンベア20のコンベア幅は約缶7列分の幅に設定されている。案内用磁石軌道30は、12列の缶列の流れを6〜7列程度の幅のランダムな缶流に制御する。
第2コンベア20の搬送速度V2は、第1コンベア10の搬送速度V1の2倍程度の速度に設定されている。図示例では1.8倍程度に設定している。
【0012】
第1,第2コンベア10,20は、それぞれ回転駆動される無端状のベルト11,21と、ベルト11,21を回転駆動するモータ12,22とを備えている。ベルト21はプラスチックス等の非磁性材料によって構成される。
第2コンベア20について説明すると、ベルト21を支持するフレーム23と、フレーム23を所定高さに支持する支持脚24と、フレーム23の前後に配置されたベルト11,12が掛け回されるスプロケット25,26とを備え、一方のスプロケット25がモータ22によって回転駆動される。ベルト21はスプロケット25,26が噛み合うチェーン構成となっている。また、ベルト21の左右側縁には上下に延びる複数の支柱28が立設され、支柱28に前後に延びる側方ガイド29が取り付けられている。
【0013】
案内用磁石軌道30は第2コンベア20の下方に配置されるもので、缶を案内する複数の軌道に沿って互いに平行に配置される5本の第1,第2,第3,第4,第5マグネットレール31,32,33,34,35を備えている。これら第1〜第5マグネットレール31〜35は、搬送方向下流側から上流に向けて番号順に順番に配置されている。
【0014】
各マグネットレール31〜35の形状は「く」の字形状で、図3に示すように、第2コンベア20の缶流入側の側縁から第2コンベア20の搬送方向に対して所定角度斜めに配置される斜行レール部301と、この斜行レール部301のレール端から第2コンベア20の搬送方向に沿って下流側に延びるストレート部302と、を備えている。ストレート部302は徐々に磁力を弱くして缶の離れをスムースにするための消磁区間である。各マグネットレールの幅はほぼ缶径に等しい。
【0015】
次に各マグネットレールの配置について説明する。
第1マグネットレール31は、第2コンベア20の搬送方向最下流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第3レーンA3からの乗り移り箇所C3に位置し、他端が第2コンベア20の流入側側縁20aに近い第1搬送ラインB1上に位置しており、ストレート部302が第1搬送ラインB1に沿って所定距離だけ延びている。
第2マグネットレール32は、第1マグネットレール31に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第5レーンA5からの乗り移り箇所C5に位置し、他端が第2コンベア20上の第1搬送ラインB1の反流入側の第2搬送ラインB2上に位置しており、ストレート部302が第2搬送ラインB2に沿って所定距離だけ延びている。
【0016】
第3マグネットレール33は、第2マグネットレール32に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第7レーンA7からの乗り移り箇所C7に位置し、他端が第2コンベア20上の第2案内ラインB2の反流入側の第3搬送ラインB3上に位置しており、ストレート部302が第3搬送ラインB3に沿って所定距離だけ延びている。
第4マグネットレール34は、第3マグネットレール33に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第9レーンA9からの乗り移り箇所C9に位置し、他端が第2コンベア20上の第3搬送ラインB3の反流入側に位置する第4搬送ラインB4上に位置しており、ストレート部302が第4搬送ラインB4に沿って所定距離だけ延びている。
【0017】
第5マグネットレール35は、第4マグネットレール34に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第11レーンA11からの乗り移り箇所C11に位置し、他端が第2コンベア20上の第4搬送ラインB4の反流入側に位置する第5搬送ラインB5上に位置しており、ストレート部302が第5搬送ラインB5に沿って所定距離だけ延びている。
上記した第1乃至第5搬送ラインB1〜B5は、缶の搬送位置を意味するものではなく、第2コンベア20の幅方向の位置を意味するもので、第2コンベア20上の缶の搬送位置は任意である。
【0018】
各マグネットレール31〜35は、図1(D)に示すように、ベースプレート30aと、ベースプレート30a上に重ねられる磁石30bと、磁石30b上面を覆い磁石30bをベースプレート30aに対して固定する薄肉の磁石カバー30cと、を備えた構成となっている。ベースプレート30aと磁石30bは同一幅で、ベースプレート30aの下面には取付用のねじ穴30dが設けられ、第2コンベア20のフレーム23にねじ部材203によって固定され、ベルト22の裏側からベルト202上面の缶Cに磁力を作用させる。
磁石30bは上面の左右半分がそれぞれN極とS極に着磁され、磁石カバー30cは磁力作用面となる磁石上面を覆う上面部30c1と、上面部30c1の左右側縁から下方に屈曲して磁石側面を支持すると共に下端部がベースプレート30aの左右側面にねじ部材204によって固定される側面部30c2とから構成されている。
第1〜第5マグネットレール31〜35は、それぞれ中心線に対して左右がS極,N極となっており、隣り合うマグネットレールの対向部分は同極となっている。
【0019】
次に、本実施の形態の物品の搬送装置による缶の搬送について説明する。
第2コンベア20側縁の各乗り移り箇所C1〜C12から第2コンベア20上に乗り移った複数列の缶Cのうち、あるマグネットレール付近の缶、たとえば第2マグネットレール32付近の缶については第2マグネットレール32に引き寄せられてガイドされる。その缶より上流に位置する缶は、先行して流入した缶(第2マグネットレール32に引き寄せられた缶あるいは第2マグネットレール32には引き寄せられていない缶)にブロックされるか、あるいは上流に位置する第3マグネットレール33に吸着されて下流側の缶と干渉しないように、第3マグネットレール32に沿って横ずれしながら搬送される。
第1,第2マグネットレール31,32間、第3,第4マグネットレール33,34の間、第4,第5マグネットレール34,35の間も同様に、下流側のマグネットレールに引き寄せられた缶の上流に位置する缶は、一部はブロックされ、一部は上流側のマグネットレールによって案内されて下流側の缶との干渉が回避される。
【0020】
図示構成では、概ね、第1コンベア10の第3〜第12レーンの10列の缶列の隣り合う2列の缶が、近くに位置する第1〜第5マグネットレール31〜35によってそれぞれ案内され、6〜7列程度の幅に拡がったランダムな缶群として下流に搬送される。
第1〜第5マグネットレール31〜35の各斜行レール部301によって、第2コンベアの各搬送ラインB1〜B5付近まで案内された缶は、ストレート部302に沿って徐々に消磁されつつ下流側に搬送され、スムースにマグネットレールから離れる。
【0021】
このように、側方から流入した缶が複数のマグネットレール31〜35によって互いに干渉することなく第2コンベア20の搬送方向に案内されるので、缶C同士の衝突による缶倒れや缶外面の傷つきを防止することができる。
また、缶高さが変わっても、案内用磁石軌道30を第2コンベア20の下方に配置しているので、案内用磁石軌道30を変えることなくそのまま使用することができる。
なお、各マグネットレール31〜35を斜行レール部301とストレート部302によって構成しているが、斜行レール部301に消磁区間をとれるだけ斜行レール部301が長い場合には、斜行レール部301のみでもよい。また、斜行レール部301は直線的に構成しているが、円弧形状など曲線構成としてもよい。
【0022】
次に本発明の他の実施の形態について説明する。以下の説明では、異なる点のみについて説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2
図4および図5は本発明の実施の形態2に係る物品の搬送装置を示している。この実施の形態では、第1コンベア10上を搬送されてくる多列の缶列は一つ置きの千鳥配置となっており、第1コンベア10による押し出し速度V1より第2コンベア20の速度V2が2倍程度に設定されている。図示例では、第1コンベア10の搬送面は第1から第19レーンA1〜A19に区分され、19レーンのうち17レーンを使用して17列の缶列が千鳥配置となって搬送される。
この実施の形態では、第1コンベア10から乗り移る缶列が多くなった分だけ、案内用磁石軌道30を構成するマグネットレールの本数を6本に増やしたものである。
【0023】
すなわち、案内用磁石軌道30は、缶を案内する複数の軌道に沿って互いに間隔を開けて平行に配置される6本の第1,第2,第3,第4,第5,第6マグネットレール31,32,33,34,35,36によって構成され、各マグネットレールは、概ね、缶列3列に対して一本の割合で配置されている。
【0024】
第1マグネットレール31は搬送方向最下流側に配置され、斜行レール部301の一端は第1コンベア10の第1レーンA1からの乗り移り箇所C1に位置し、他端が第2コンベア20の流入側側縁20aに近い第1搬送ラインB1上に位置しており、ストレート部302が第1搬送ラインB1に沿って所定距離だけ延びている。
第2マグネットレール32は、第1マグネットレール31に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第4レーンA4からの乗り移り箇所C4に位置し、他端が第2コンベア20上の第1搬送ラインB1の反流入側に位置する第2搬送ラインB2上に位置しており、ストレート部302が第2搬送ラインB2に沿って所定距離だけ延びている。
【0025】
第3マグネットレール33は、第2マグネットレール32に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第7レーンA7からの乗り移り箇所C7に位置し、他端が第2搬送ラインB2の反流入側に位置する第3搬送ラインB3上に位置しており、ストレート部302が第3搬送ラインB3に沿って所定距離だけ延びている。
【0026】
第4マグネットレール34は、第3マグネットレール33に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第10レーンA10からの乗り移り箇所C10に位置し、他端が第3搬送ラインB3の反流入側に位置する第4搬送ラインB4上に位置しており、ストレート部302が第4搬送ラインB4に沿って所定距離だけ延びている。
第5マグネットレール35は、第4マグネットレール34に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第13レーンA13からの乗り移り箇所C13に位置し、他端が第4搬送ラインB4の反流入側に位置する第5搬送ラインB5上に位置しており、ストレート部302が第5搬送ラインB5に沿って所定距離だけ延びている。
【0027】
第6マグネットレール36は、第5マグネットレール35に対して搬送方向上流側に配置され、斜行レール部301の一端が第1コンベア10の第16レーンA16からの乗り移り箇所C16に位置し、他端が第5搬送ラインB5の反流入側に位置する第6搬送ラインB6上に位置しており、ストレート部302が第6ラインB6に沿って所定距離だけ延びている。
【0028】
この実施の形態2についても、第2コンベア20側縁の各乗り移り箇所C1〜C17から第2コンベア20上に乗り移った複数列の缶Cのうち、あるマグネットレール付近の缶、たとえば第2マグネットレール32付近の缶については第2マグネットレール32に引き寄せられてガイドされる。その缶より上流に位置する缶は、先行して流入した缶(第1マグネットレール32に引き寄せられた缶あるいは第2マグネットレール32には引き寄せられていない缶)にブロックされるか、あるいは上流に位置する第3マグネットレール33に吸着されて他の缶と干渉しないように、第3マグネットレール33に沿って横ずれしながら搬送される。
図示構成では、概ね、第1コンベア10の第1〜第17レーンの17列の缶列の隣り合う3列の缶が、近くに位置する第1〜第6マグネットレール31〜36によってそれぞれ案内され、6〜7列程度の幅に拡がったランダムな缶群として下流に搬送される。
【0029】
この実施の形態2では、第1コンベア10の缶列を千鳥配置とし、押し出される速度V1よりも第2コンベア20による搬送速度V2を2倍程度としているが、缶が千鳥配置で無く実施の形態1と同様に前後に密の配列の場合には、第2コンベアの搬送速度を第1コンベアからの流入速度の3倍程度にすれば缶の干渉を回避することができる。
【0030】
なお、上記各実施の形態では、第1コンベア10と第2コンベア20が直交している場合について説明したが、斜めに接続される場合についても適用可能であることはもちろんである。
また、上記各実施の形態では、第1コンベア10から多数の缶が多列に整列して第2コンベア20に乗り移る場合について説明したが、第1コンベア上で多数の缶が整列しないで不規則に搬送されるランダム搬送についても適用可能である。その場合には、乗り移り箇所が不特定となるが、乗り移り箇所に最も近いマグネットレールに沿って案内される。
【0031】
また、第1コンベア10から乗り移る缶列数に対応して2列毎あるいは3列毎にマグネットレールを配置したが、1列毎に配置してもよいし、4列以上離して配置してもよい。本数を減らす場合には、マグネットレールを1本だけとし、上手側の乗り移り箇所の半分程度の缶列を下手側の乗り移り箇所の缶列よりも第2コンベアの乗り移り側側縁よりも遠くへ案内して後は成り行き任せとしてもよい。乗り移り部で缶同士の多少のぶつかり合いがあったとしても、上流側の先に乗り移った缶を磁力によっていくらかでも第2コンベアの側縁から離れた位置まで移動させることにより、下流側の後から乗り移った缶に加わる圧力が軽減できればよい。
【0032】
さらに、第2コンベア20に乗り移った缶はをランダムに搬送される構成となっているが、第2コンベア20に乗り移った缶を、所定数の缶列に整列させて搬送することもできる。
また、案内用磁石軌道30を連続するマグネットレールによって構成したが、軌道に沿って点状の磁石を所定距離だけ離して飛び石状に配置するようにしてもよいし、電磁石によって構成してもよい。
また、案内用磁石軌道30は缶に磁力を作用させて所定方向に案内できればよく、第2コンベア20の上方に配置してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本請求項1に記載の発明によれば、第2コンベア側縁の上手側の乗り移り箇所から流入する物品を下手側の乗り移り箇所から流入する物品よりも第2コンベア側縁から所定距離だけ離れた幅方向所定位置まで磁力により案内して物品の流れを制御する磁気案内手段を設けたので、従来の成り行き任せによる乗り移りのように、下手側の物品に上手側の物品の圧力が過度に加わることを防止することができ、物品の流れがスムースになり、物品の倒れや衝突による物品外面の傷つき等を防止することができる。また、従来ように物品の倒れ防止用のアッパーガイド等が不要となり、物品の高さが変わっても対応できる。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、第2コンベア上の物品の幅方向の位置関係が第1コンベア上の物品の幅方向の位置関係に対応する構成としたので、物品同士が互いに干渉することなく、第2コンベアへの乗り移りがよりスムースになる。請求項3に記載の発明によれば、磁気案内手段は、第2コンベアの下方に配置される固定の案内用磁石軌道によって構成されるので、構成が非常に簡単になり、また、物品を磁気吸引力でコンベアに対して吸引するので、搬送される物品が安定する。
また、請求項4に記載のように、案内用磁石軌道を第2コンベアの上方に配置すれば、物品の第2コンベアに対する接触荷重が小さくなり、物品が移動させやすくなる。
【0035】
請求項5に記載の発明によれば、案内用磁石軌道は、物品を案内する軌道に沿って配置される複数本のマグネットレールによって構成されるので、物品はマグネットレールに沿って安定して移動する。
請求項6に記載の発明によれば、磁気案内手段は隣接する複数の乗り移り箇所から流入する物品をまとめて一つの搬送ラインに案内するようにしたので、第2コンベア上の物品の列数を第1コンベア上の物品の列数よりも減らすことができる。
【0036】
請求項7に記載の発明によれば、隣り合うマグネットレールの対向面の磁極は同極となっているので、物品が隣り合うマグネットレールにまたがることがなく、一つのマグネットレールに沿って案内される。
請求項8に記載のように、本発明を缶の搬送に適用すれば、缶の倒れや缶外面の傷つきを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係る物品の搬送装置を示すもので、(A)は一部破断平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は案内用磁石軌道を構成するマグネットレール部分の断面図である。
【図2】図2は図1の装置の缶の搬送状態を示す平面図である。
【図3】図3は図1の装置の案内用磁石軌道のマグネットレールの配置構成を示す平面図である。
【図4】図4は本発明の実施の形態2に係る物品の搬送装置の一部破断要部平面図である。
【図5】図5は図4の装置の缶の搬送状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 物品の搬送装置、10 第1コンベア、20 第2のコンベア
11,21 ベルト、12,22 モータ、23 フレーム
A1〜A12 第1〜第12レーン(第1コンベア)
B1〜B6 第1〜第搬送ライン(第2コンベア)
C1〜C12 乗り移り箇所
C 缶
30 案内用磁石軌道
31〜35 第1〜第5マグネットレール
301 斜行レール部、302 ストレート部
30a ベースプレート、30b 磁石、
30c 磁石カバー、30c1 上面部 30c2 側面部
30d ねじ穴、203,204 ねじ部材
Claims (8)
- 第1コンベアと、該第1コンベアに接続される第2のコンベアとを有し、前記第1コンベア上に所定幅に拡がった状態で搬送されてくる多数の物品が前記第2コンベア側縁から第2コンベア上に流入し、流入した物品が第2コンベア上に所定幅に拡がって下手に搬送される物品の搬送装置において、
前記物品が磁性を有するものとし、前記第2コンベア側縁の上手側の乗り移り箇所から流入する物品を下手側の乗り移り箇所から流入する物品よりも第2コンベア側縁から幅方向に所定距離だけ離れた位置まで磁力により案内して物品の流れを制御する磁気案内手段を設けたことを特徴とする物品の搬送装置。 - 第2コンベア上の物品の幅方向の位置関係が前記第1コンベア上の物品の幅方向の位置関係に対応する構成とした請求項1に記載の物品の搬送装置。
- 前記磁気案内手段は、第2コンベアの下方に配置される固定の案内用磁石軌道によって構成される請求項1又は2に記載の物品の搬送装置。
- 前記磁気案内手段は、第2コンベアの上方に配置される固定の案内用磁石軌道によって構成される請求項1又は2に記載の物品の搬送装置。
- 前記案内用磁石軌道は、物品を案内する複数の軌道に沿って配置される複数本のマグネットレールによって構成される請求項3又は4に記載の物品の搬送装置。
- 磁気案内手段は隣接する複数の乗り移り箇所から流入する物品をまとめて一つの搬送ラインに案内する請求項1乃至5のいずれかの項に記載の物品の搬送装置。
- 隣り合うマグネットレールの対向面の磁極は同極となっている請求項5に記載の物品の搬送装置。
- 物品は缶である請求項1乃至7のいずれかの項に記載の物品の搬送装置。
Priority Applications (1)
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