JP2004081900A

JP2004081900A - Washer nozzle for vehicle and washer apparatus for vehicle

Info

Publication number: JP2004081900A
Application number: JP2002242519A
Authority: JP
Inventors: Keisuke Kanazawa; 金澤　啓介
Original assignee: Asmo Co Ltd
Current assignee: Asmo Co Ltd
Priority date: 2002-08-22
Filing date: 2002-08-22
Publication date: 2004-03-18

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a washer nozzle for vehicle which can make the arrival range of a washing liquid ejected at a wide angle confirmable easily and accurately. <P>SOLUTION: The washer nozzle 2 has a nozzle body 11, a tip member 12, a washing liquid ejection port 14 for ejecting the washing liquid at a wide angle in a prescribed direction, and a confirmation jet ejection port 16 which is formed in a prescribed angular relationship with the washing liquid ejection port 14 and ejects the washing liquid linearly as an arrival point confirming jet. In this way, the arrival range of the washing liquid ejected at the wide angle can be confirmed easily and accurately at the arrival point of the arrival point confirming jet from the ejection port 16. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントガラス等のウインドガラスに洗浄液を噴射するための車両用ウォッシャノズル及び車両用ウォッシャ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から自動車には、車両用ウォッシャ装置が装備されている。この車両用ウォッシャ装置では、自動車のボンネット上等に、フロントガラスをワイパブレードで払拭する際にフロントガラスに洗浄液を噴射するための車両用ウォッシャノズルが設けられる。そして、この車両用ウォッシャノズルとしては、例えば特表昭５５−５００８５３号に開示されたもののように、出口（洗浄液噴射口）に通じる洗浄液の通路に発振室を有し、該発振室にて洗浄液を左右に振動させて出口から噴射するものがある。このような車両用ウォッシャ装置（車両用ウォッシャノズル）では、フロントガラスに対し洗浄液が微小粒に粉砕されて広角度で噴射され洗浄液の着水範囲が広くなるため、フロントガラスをワイパブレードにて良好に払拭することが可能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような車両用ウォッシャ装置（車両用ウォッシャノズル）では、噴射される洗浄液が広角度に拡散されるため、フロントガラスへの着水点が１点に定まらず着水範囲を大凡の範囲で確認（視認）することになり、精度の高い確認が困難であった。このことは、着水範囲の精度良い設定（調整）を困難とし、ひいてはフロントガラスの良好な払拭動作が行えない原因となる。
【０００４】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を容易に精度良く確認することができる車両用ウォッシャノズル及び車両用ウォッシャ装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明では、車両ウインドガラスに対し洗浄液を所定方向に広角度で噴射するため車両に設けられる車両用ウォッシャノズルにおいて、前記洗浄液を所定方向に広角度で噴射するための洗浄液噴射口と、前記洗浄液噴射口と所定角度関係で形成され、前記洗浄液を着水点確認用ジェットとして線状に噴射するための確認ジェット噴射口とを備えた。
【０００６】
請求項２に記載の発明では、請求項１に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記洗浄液が導入される導入管と、該導入管と連通し外部に開口されるノズル口とを有し、前記車両に対して固定されるノズルボデーと、前記洗浄液噴射口及び前記確認ジェット噴射口の少なくとも一部が形成され前記ノズル口に組付けられる噴射素子とを備えた。
【０００７】
請求項３に記載の発明では、請求項２に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記噴射素子は、その一方の面に洗浄液流路溝を有し、その他の面に確認ジェット流路溝を有し、前記ノズル口に前記噴射素子が組付けられた状態で前記ノズル口の内壁が前記噴射素子の一方の面と密着することで、前記洗浄液流路溝と前記ノズル口の内壁にて前記導入管と前記洗浄液噴射口とを連通する洗浄液流路及び前記洗浄液噴射口が形成され、前記ノズル口に前記噴射素子が組付けられた状態で前記ノズル口の内壁が前記噴射素子の前記他の面と密着することで、前記確認ジェット流路溝と前記ノズル口の内壁にて前記導入管と前記確認ジェット噴射口とを連通する確認ジェット流路及び前記確認ジェット噴射口が形成される。
【０００８】
請求項４に記載の発明では、請求項３に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記洗浄液流路は、洗浄液を左右に振動させて前記洗浄液噴射口から噴射すべく前記導入管から導入された洗浄液を発振させる発振室を有する。
【０００９】
請求項５に記載の発明では、請求項２に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記噴射素子は、長孔状をなしその長手方向中央をその両側で開口形状が対称となるように絞る絞り部を有して洗浄液を噴霧する前記洗浄液噴射口と、前記洗浄液噴射口と並設される前記確認ジェット噴射口とを備えた。
【００１０】
請求項６に記載の発明では、請求項１乃至５のいずれか１項に記載の車両用ウォッシャノズルを備えた車両用ウォッシャ装置を要旨とする。
（作用）
請求項１に記載の発明によれば、洗浄液噴射口から洗浄液が所定方向に広角度で噴射され、確認ジェット噴射口から洗浄液が着水点確認用ジェットとして線状に噴射される。よって、洗浄液噴射口と所定角度関係で形成される確認ジェット噴射口からの着水点確認用ジェットの着水点にて、広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を容易に精度良く確認することができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明によれば、洗浄液噴射口及び確認ジェット噴射口の少なくとも一部が、ノズルボデーのノズル口に組付けられる噴射素子に形成されるため、例えば、導入管と洗浄液噴射口とを連通し複雑な形状となってしまう洗浄液流路を噴射素子とノズルボデーに分割することで容易に形成することができる。又、例えば、車両外部に露出するノズルボデーの位置や組付け方向等を変更することなく、噴射素子を変更、若しくは噴射素子の向きのみ変更することで、着水点確認用ジェットの着水点や広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を変更することができる。
【００１２】
請求項３に記載の発明によれば、噴射素子の一方の面に洗浄液流路溝を形成するだけで、導入管と洗浄液噴射口とを連通し複雑な形状となってしまう洗浄液流路及び洗浄液噴射口を簡単に形成することができる。又、噴射素子の他の面に確認ジェット流路溝を形成するだけで、導入管と確認ジェット噴射口とを連通する確認ジェット流路及び確認ジェット噴射口を形成することができる。
【００１３】
請求項４に記載の発明によれば、洗浄液流路が発振室を有し洗浄液を左右に振動させて微小粒に粉砕して広角度で洗浄液噴射口から噴射するタイプの車両用ウォッシャノズルにおいて、請求項１〜３の効果を得ることができる。
【００１４】
請求項５に記載の発明によれば、洗浄液噴射口が長孔状をなしその長手方向中央をその両側で開口形状が対称となるように絞られた絞り部を有し洗浄液を広角度で噴霧する車両用ウォッシャノズルにおいて、請求項１及び２の効果を得ることができる。
【００１５】
請求項６に記載の発明によれば、車両用ウォッシャ装置において、請求項１乃至５のいずれかの効果を得ることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
（第１の実施の形態）
以下、本発明を具体化した第１の実施の形態を図１〜図４に従って説明する。図２に示すように、自動車１の車両としてのボンネット１ａ上には、左右一対の車両用ウォッシャノズル２（図２中、１つのみ図示する）が車両ウインドガラスとしてのフロントガラス３の左右半分ずつをそれぞれ指向する状態で装着されている。車両用ウォッシャノズル２は、車体前部に装備された車両用ウォッシャ装置４の構成部品をなす。この車両用ウォッシャ装置４は、洗浄液Ｓを溜めておくためのウォッシャタンク５と、ウォッシャタンク５内の洗浄液Ｓをホース６を通して所定の圧力で車両用ウォッシャノズル２に送るためのウォッシャポンプ７とを備えている。
【００１７】
図１に示すように、車両用ウォッシャノズル２は、ノズルボデー１１と、噴射素子としてのチップ部材１２とを備える。ノズルボデー１１は、略円筒状に形成される筒部１１ａと、筒部１１ａの上端からその軸の略直交方向に延びるボデー部１１ｂとを有する。そして、筒部１１ａの内部には、洗浄液Ｓが導入される導入管１１ｃ（図３（ｂ）参照）が形成され、ボデー部１１ｂの内部には、前記導入管１１ｃと連通し該導入管１１ｃの略直交方向の外部に開口されるノズル口１１ｄが形成されている。又、筒部１１ａの外周には、一対の嵌合爪１１ｅが形成され、該嵌合爪１１ｅがボンネット１ａに形成した図示しない係合孔と係合されることでノズルボデー１１が固定される。
【００１８】
チップ部材１２は、図１及び図３（ａ）〜（ｃ）に示すように、少なくとも２平面を有しており、略直方体形状に形成されている。このチップ部材１２において、一方の平面（本実施の形態では下面）には、洗浄液流路溝１２ａが形成され、他の平面（本実施の形態では上面）には、確認ジェット流路溝１２ｂが形成されている。詳しくは、図３（ａ）に示すように、チップ部材１２の下面には、平面にて覆われることで、所定の圧力で導入される洗浄液Ｓを左右に振動させる発振室１２ｃを有する形状の洗浄液流路溝１２ａが形成されている。この洗浄液流路溝１２ａは、前記発振室１２ｃとなる部分と対応した先端側（図３（ａ）中、右側）が外部に開口している。又、図３（ａ）〜（ｃ）に示すように、チップ部材１２の基端側（図３中、左側）には、前記洗浄液流路溝１２ａと連通するとともにチップ部材１２の厚み方向（上下方向）に貫通する貫通孔１２ｄが形成されている。又、図３（ｃ）に示すように、チップ部材１２の上面には、前記貫通孔１２ｄから前記先端側（図３（ｃ）中、右側）に延びる確認ジェット流路溝１２ｂが形成されている。この確認ジェット流路溝１２ｂは、前記先端側（図３（ｃ）中、右側）が外部に開口している。そして、前記チップ部材１２は、前記ノズルボデー１１のノズル口１１ｄに嵌着されることで組付けられる。
【００１９】
このようにノズル口１１ｄにチップ部材１２が組付けられると、その状態でノズル口１１ｄの内壁がチップ部材１２の下面と液密に密着することで、洗浄液流路溝１２ａとノズル口１１ｄの内壁にて洗浄液流路１３と洗浄液噴射口１４とが形成される。この洗浄液噴射口１４は、洗浄液Ｓを所定方向に広角度で噴射するためのものである。又、洗浄液流路１３は、前記導入管１１ｃと洗浄液噴射口１４とを連通するとともに、その中間部に前記発振室１２ｃを有するものである。尚、図３（ａ）は、ノズル口１１ｄに組付けられる前のチップ部材１２を示すが、組付けられることで形成される発振室１２ｃ、洗浄液流路１３及び洗浄液噴射口１４についても併せて番号を付している。
【００２０】
又、ノズル口１１ｄにチップ部材１２が組付けられると、その状態でノズル口１１ｄの内壁がチップ部材１２の上面と液密に密着することで、確認ジェット流路溝１２ｂとノズル口１１ｄの内壁にて確認ジェット流路１５と確認ジェット噴射口１６とが形成される。この確認ジェット噴射口１６は、洗浄液Ｓを着水点確認用ジェットとして線状に噴射するためのものである。又、確認ジェット流路１５は、貫通孔１２ｄを介して前記導入管１１ｃと確認ジェット噴射口１６とを連通するものである。尚、図３（ｃ）は、ノズル口１１ｄに組付けられる前のチップ部材１２を示すが、組付けられることで形成される確認ジェット流路１５及び確認ジェット噴射口１６についても併せて番号を付している。
【００２１】
ここで、前記洗浄液噴射口１４と前記確認ジェット噴射口１６とは、所定角度関係で形成されている。尚、本実施の形態では、洗浄液噴射口１４の一部を構成する洗浄液流路溝１２ａと、確認ジェット噴射口１６の一部を構成する確認ジェット流路溝１２ｂとは、チップ部材１２の平行な平面である下面と上面とに形成されている。即ち、洗浄液噴射口１４と確認ジェット噴射口１６とは平行に形成されている。そして、確認ジェット噴射口１６から着水点確認用ジェットとして噴射される洗浄液Ｓの着水点Ａ（図４参照）が、洗浄液噴射口１４から広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲Ｂの上部（着水範囲Ｂの略境界線上）の中央（θ１＝θ２（図４参照））となるように、設定されている。又、確認ジェット噴射口１６は、洗浄液噴射口１４から噴射される洗浄液Ｓに比べて少量で視認可能な程度の洗浄液Ｓを噴射するように設定されている。
【００２２】
上記のように構成された車両用ウォッシャ装置４（車両用ウォッシャノズル２）では、ウォッシャポンプ７が駆動されると、ホース６等を介して導入管１１ｃに洗浄液Ｓが導入される。すると、洗浄液Ｓは、洗浄液流路１３を介して（発振室１３ｃにて左右に振動され）洗浄液噴射口１４から微小粒に粉砕されて所定方向に広角度で噴射されるとともに、貫通孔１２ｄ及び確認ジェット流路１５を介して確認ジェット噴射口１６から着水点確認用ジェットとして線状に噴射される（図４参照）。このように、フロントガラス３に対し洗浄液Ｓが広角度で噴射されても洗浄液Ｓの着水範囲Ｂは着水点確認用ジェットにより適正な位置に設定できるため、フロントガラス３を図示しないワイパブレードにて良好に払拭することが可能となる。
【００２３】
次に、上記第１の実施の形態の車両用ウォッシャ装置４（車両用ウォッシャノズル２）の特徴的な作用効果を以下に記載する。
（１）洗浄液噴射口１４から洗浄液Ｓが所定方向に広角度で噴射されるとともに、確認ジェット噴射口１６から洗浄液Ｓが着水点確認用ジェットとして線状に噴射される。よって、洗浄液噴射口１４と所定角度関係で形成される確認ジェット噴射口１６からの着水点確認用ジェットの着水点Ａにて、広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲Ｂを専用の測定装置等を使用することなく、容易に精度良く確認することができる。即ち、広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲Ｂは１点に定まらず、特に境目が判別し難いことや、風等の影響を受け易いといったことから、確認（視認）が困難であるが、着水範囲Ｂと所定関係にある着水点確認用ジェットの着水点Ａを見ることで容易に精度良く着水範囲Ｂを確認することができる。この結果、着水範囲Ｂの精度良い設定（調整）が容易となり、ひいてはフロントガラス３を良好に払拭することができる。
【００２４】
（２）チップ部材１２の下面に洗浄液流路溝１２ａを形成し、上面に確認ジェット流路溝１２ｂを形成した。そして、ノズル口１１ｄにチップ部材１２が組付けられた状態でノズル口１１ｄの内壁がチップ部材１２の下面と液密に密着することで、洗浄液流路溝１２ａとノズル口１１ｄの内壁にて洗浄液流路１３と洗浄液噴射口１４とが形成される。又、ノズル口１１ｄにチップ部材１２が組付けられた状態でノズル口の内壁がチップ部材１２の上面と液密に密着することで、確認ジェット流路溝１２ｂとノズル口１１ｄの内壁にて確認ジェット流路１５と確認ジェット噴射口１６とが形成される。このようにすると、洗浄液Ｓを広角度で噴射すべく複雑な形状となってしまう洗浄液流路１３（洗浄液噴射口１４）をスライド型などの特殊成形型を用いることなく容易に（溝を形成するだけで）形成することができる。又、確認ジェット流路１５（確認ジェット噴射口１６）を容易に（溝を形成するだけで）形成することができる。更に、ノズルボデー１１とチップ部材１２とが別体であるため、ボンネット１ａの外部に露出するノズルボデー１１の位置や組付け方向等を変更することなく、チップ部材１２を変更することで、前記着水範囲を変更することができる。
【００２５】
（３）確認ジェット噴射口１６から着水点確認用ジェットとして噴射される洗浄液Ｓの着水点Ａ（図４参照）を、洗浄液噴射口１４から広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲Ｂの上部となるように設定した。このようにすると、着水点確認用ジェットの着水時に瞬間的に運転席からの視界が遮られることを回避することができる。
【００２６】
（４）洗浄液流路溝１２ａをチップ部材１２の下面に形成し、確認ジェット流路溝１２ｂをチップ部材１２の上面に形成した。このように洗浄液流路溝１２ａと確認ジェット流路溝１２ｂとをそれぞれ反対側の面に形成すると、洗浄液流路溝１２ａ及び確認ジェット流路溝１２ｂを下面又は上面の一方に並べて形成した場合等に比べて、略直方体形状のチップ部材１２を小型化することができる。その結果、外部に露出するノズルボデー１１を従来と同様のサイズとすることができ、美観を損ねることがない。
【００２７】
（第２の実施の形態）
以下、本発明を具体化した第２の実施の形態を図５〜図９に従って説明する。尚、本実施の形態は、第１の実施の形態の車両用ウォッシャノズル２が変更されたものであるため、車両用ウォッシャ装置を構成する他の部品（ウォッシャタンク５やウォッシャポンプ７等）については同様の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【００２８】
図６に示すように、車両用ウォッシャノズル２１は、ノズルボデー２２と、噴射素子としての噴射部材２３とを備える。ノズルボデー２２は、略円筒状に形成される筒部２２ａと、筒部２２ａの上端からその軸の略直交方向に延びるボデー部２２ｂとを有する。そして、筒部２２ａの内部には、洗浄液Ｓが導入される導入管２２ｃが形成され、ボデー部２２ｂの内部には、前記導入管２２ｃと連通し該導入管２２ｃの略直交方向の外部に開口されるノズル口２２ｄが形成されている。このノズル口２２ｄの開口部側には、内周面が略球面状の凹部２２ｅが形成されている。このノズルボデー２２は、前記筒部２２ａが前記ボンネット１ａに形成した図示しない係合孔に嵌挿されて固定される。
【００２９】
噴射部材２３は、図５〜図７に示すように、その基部が前記凹部２２ｅに嵌合できるように外周面が略球面状に形成されている。そして、噴射部材２３は、その基部が凹部２２ｅに圧入された嵌合状態でその軸心回りに回動可能に組付けられている。
【００３０】
噴射部材２３には、その後端部分で開口する洗浄液流路２４が円柱状に形成されている。洗浄液流路２４は、図６に示すように、噴射部材２３が凹部２２ｅに圧入された状態において前記導入管２２ｃと連通するようになっている。洗浄液流路２４の先端部分（出口部分）は半球状のドームに形成されている。噴射部材２３の先部は、先端面側から切り込んだ十字状の溝２５，２６により４つに分断されるように延びる４本の延出部２３ａを有している。
【００３１】
溝２５の底部には瓢箪型の洗浄液噴射口２７が、洗浄液流路２４とドーム部分にて連通する状態でその長手方向を溝２５の延びる方向に一致させるように形成されている。図８に示すように、洗浄液噴射口２７の長手方向中央部は、その短手方向両側から互いに対向して対称に突出する一対の絞り部２８により絞られている。
【００３２】
図９に示すように、洗浄液噴射口２７は、その長手方向幅の中心を通る中心線Ｋに対して対称な瓢箪形状を有し、絞り部２８は洗浄液噴射口２７の開口を二等分するように突出している。この絞り部２８は、洗浄液噴射口２７のその他の部分の曲率と連続的に変化する曲率にて形成されている。絞り部２８の突出量ｄは、洗浄液噴射口２７の短手方向最大幅部を基準にして０．１ｍｍ以上あり、洗浄液噴射口２７を長手方向中央で０．２ｍｍ以上絞るようにしている。本実施の形態では、前記突出量ｄを０．１３ｍｍに設定している。この洗浄液噴射口２７は、洗浄液Ｓを所定方向、つまり洗浄液噴射口２７の長手方向に広角度で噴射（噴霧）するためのものであって、その着水範囲を、洗浄液噴射口２７の形状を略相似拡大した形状のようにするためのものである。
【００３３】
溝２６の底部における上部の一部には円型の確認ジェット噴射口２９が、洗浄液流路２４から分岐した確認ジェット流路３０と連通するように形成されている。この確認ジェット噴射口２９は、洗浄液Ｓを着水点確認用ジェットとして線状に噴射するためのものである。尚、十字状の溝２５，２６は、ドライバ等の工具を用いて噴射部材２３を凹部２２ｅに対して回動させるためのもので、洗浄液噴射口２７及び確認ジェット噴射口２９の向き（角度）調整用に設けられたものであり、噴射の際に何ら影響を及ぼすものではない。
【００３４】
ここで、前記洗浄液噴射口２７と前記確認ジェット噴射口２９とは、所定角度関係で形成されている。尚、本実施の形態では、洗浄液噴射口２７と前記確認ジェット噴射口２９とは平行に形成されている。そして、確認ジェット噴射口２９から着水点確認用ジェットとして線状に噴射される洗浄液Ｓの着水点が、洗浄液噴射口２７から広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲の上方の前記絞り部２８と対応した部分となるように設定されている。又、確認ジェット噴射口２９は、洗浄液噴射口２７から噴射される洗浄液Ｓに比べて少量で視認可能な程度の洗浄液Ｓを噴射するように設定されている。
【００３５】
上記のように構成された車両用ウォッシャ装置（車両用ウォッシャノズル２１）では、ウォッシャポンプ７が駆動されると、ホース６等を介して導入管２２ｃに洗浄液Ｓが導入される。すると、洗浄液Ｓは、洗浄液流路２４を介して洗浄液噴射口２７から所定方向に広角度で噴射（噴霧）されるとともに、確認ジェット流路３０を介して確認ジェット噴射口２９から着水点確認用ジェットとして線状に噴射される。このように、前記フロントガラス３に対し洗浄液Ｓが広角度で噴射されても洗浄液Ｓの着水範囲は着水点確認用ジェットにより適正な位置に設定できるため、フロントガラス３を図示しないワイパブレードにて良好に払拭することが可能となる。
【００３６】
次に、上記第２の実施の形態の車両用ウォッシャ装置（車両用ウォッシャノズル２１）の特徴的な作用効果を以下に記載する。
（１）洗浄液噴射口２７から洗浄液Ｓが所定方向に広角度で噴射されるとともに、確認ジェット噴射口２９から洗浄液Ｓが着水点確認用ジェットとして線状に噴射される。よって、洗浄液噴射口２７と所定角度関係で形成される確認ジェット噴射口２９からの着水点確認用ジェットの着水点にて、広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲を専用の測定装置等を使用することなく、容易に精度良く確認することができる。即ち、広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲は１点に定まらず、特に境目が判別し難いことや、風等の影響を受け易いといったことから、確認（視認）が困難であるが、着水範囲と所定関係にある着水点確認用ジェットの着水点を見ることで容易に精度良く着水範囲を確認することができる。この結果、着水範囲の精度良い設定（調整）が容易となり、ひいてはフロントガラス３を良好に払拭することができる。
【００３７】
（２）洗浄液噴射口２７及び確認ジェット噴射口２９が形成された噴射部材２３は、ノズルボデー２２に対して回動可能に組付けられている。即ち、洗浄液噴射口２７と確認ジェット噴射口２９との所定角度関係を保ったまま、洗浄液噴射口２７及び確認ジェット噴射口２９の向き（角度）が変更可能とされている。これにより、洗浄液噴射口２７と所定角度関係で形成される確認ジェット噴射口２９からの着水点確認用ジェットの着水点にて、広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲を容易に精度良く確認しながら、該着水範囲を容易に調整することができる。又、ノズルボデー２２と噴射部材２３とが別体であるため、ボンネット１ａの外部に露出するノズルボデー２２の位置や組付け方向等を変更することなく、噴射部材２３を変更することで、前記着水範囲を変更することができる。
【００３８】
（３）確認ジェット噴射口２９から着水点確認用ジェットとして噴射される洗浄液Ｓの着水点を、洗浄液噴射口２７から広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲の上方の前記絞り部２８と対応した部分となるように設定した。このようにすると、着水点確認用ジェットの着水時に瞬間的に運転席からの視界が遮られることを回避することができる。
【００３９】
上記各実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施の形態では、車両用ウォッシャノズル２，２１が、ノズルボデー１１，２２と、噴射素子（チップ部材１２、噴射部材２３）とを備えるとしたが、洗浄液噴射口と確認ジェット噴射口とを備えていれば、他の構成に変更してもよい。即ち、洗浄液を所定方向に広角度で噴射するための洗浄液噴射口と、前記洗浄液噴射口と所定角度関係で形成され、洗浄液を着水点確認用ジェットとして線状に噴射するための確認ジェット噴射口とを備えていれば、一体成形物よりなる車両用ウォッシャノズルとしてもよい。又、３つ以上の部材からなる車両用ウォッシャノズルとしてもよい。
【００４０】
・上記第１の実施の形態では、洗浄液流路溝１２ａをチップ部材１２の下面に形成し、確認ジェット流路溝１２ｂをチップ部材１２の上面に形成したが、洗浄液流路溝１２ａをチップ部材１２の上面に形成し、確認ジェット流路溝１２ｂをチップ部材１２の下面に形成してもよい。又、洗浄液流路溝１２ａ及び確認ジェット流路溝１２ｂをチップ部材のいずれか１つの面に並べて形成してもよいし、少なくとも一方をチップ部材の側面に形成してもよい。又、洗浄液流路溝１２ａをチップ部材のいずれか１つの面に形成し、比較的単純な確認ジェット流路及び確認ジェット噴射口は、チップ部材に孔を形成することで設けてもよい。尚、これらの場合、チップ部材の寸法等を適宜変更する必要がある。
【００４１】
・上記各実施の形態では、確認ジェット噴射口１６，２９と洗浄液噴射口１４，２７との所定角度関係を平行としたが、予め設定した所定角度関係が保たれる構成であれば該所定角度関係を予め変更してもよい。
【００４２】
・上記各実施の形態の確認ジェット噴射口１６（２９）から着水点確認用ジェットとして噴射される洗浄液Ｓの着水点Ａと、洗浄液噴射口１４（２７）から広角度で噴射される洗浄液Ｓの着水範囲Ｂとの位置関係を、異なる位置関係（例えば、着水点が着水範囲の下部）となるように変更してもよい。
【００４３】
・上記第２の実施の形態では、ノズル口２２ｄの開口部側に内周面が略球面状の凹部２２ｅを形成し、噴射部材２３の基部の外周面を略球面状に形成して前記凹部２２ｅに嵌合させることで、噴射部材２３をノズルボデー２２に対して回動可能としたが、同様の機能を有すれば他の構成に変更してもよい。即ち、洗浄液噴射口２７と確認ジェット噴射口２９との所定角度関係を保ったまま、洗浄液噴射口２７及び確認ジェット噴射口２９の向き（角度）が変更可能であれば、ノズルボデー及び噴射部材（噴射素子）を他の構成に変更してもよい。
【００４４】
・上記各実施の形態では、フロントガラス３に対して洗浄液Ｓを噴射するための車両用ウォッシャノズル２，２１（車両用ウォッシャ装置４）としたが、リアガラス等の他の車両ウインドガラスに対して洗浄液を噴射するためのものに変更してもよい。尚、この場合、車両用ウォッシャノズル２，２１を適宜リアガラス等の他の車両ウインドガラスに対応した位置に変更して固定する必要がある。
【００４５】
上記各実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
（イ）請求項２に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記噴射素子は、その一方の面に洗浄液流路溝を有し、前記ノズル口に前記噴射素子が組付けられた状態で前記ノズル口の内壁が前記噴射素子の一方の面と密着することで、前記洗浄液流路溝と前記ノズル口の内壁にて前記導入管と前記洗浄液噴射口とを連通する洗浄液流路及び前記洗浄液噴射口が形成されることを特徴とする車両用ウォッシャノズル。このようにすると、噴射素子の一方の面に洗浄液流路溝を形成するだけで、導入管と洗浄液噴射口とを連通し複雑な形状となってしまう洗浄液流路を容易に形成することができる。
【００４６】
（ロ）請求項３に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記一方の面は、上下方向の一方の面であって、前記他の面は、上下方向の他方の面であることを特徴とする車両用ウォッシャノズル。このようにすると、例えば略直方体形状の噴射素子を小型化することが可能となる。
【００４７】
（ハ）請求項１乃至５、及び上記（イ）、（ロ）のいずれかに記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、前記所定角度関係を保ったまま、前記洗浄液噴射口及び前記確認ジェット噴射口の角度を変更可能に構成されたことを特徴とする車両用ウォッシャノズル。このようにすると、洗浄液噴射口と所定角度関係で形成される確認ジェット噴射口からの着水点確認用ジェットの着水点にて、広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を精度良く確認しながら、該着水範囲を容易に調整することができる。
【００４８】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１〜５に記載の発明によれば、広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を容易に精度良く確認することができる車両用ウォッシャノズルを提供することができる。
【００４９】
又、請求項６に記載の発明によれば、広角度で噴射される洗浄液の着水範囲を容易に精度良く確認することができる車両用ウォッシャ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施の形態における車両用ウォッシャノズルの分解斜視図。
【図２】自動車の前部側面図。
【図３】（ａ）第１の実施の形態におけるチップ部材の底面図。（ｂ）同チップ部材の側面図。（ｃ）同チップ部材の平面図。
【図４】第１の実施の形態における着水点及び着水範囲を示す模式図。
【図５】第２の実施の形態における噴射部材の斜視図。
【図６】第２の実施の形態における車両用ウォッシャノズルの側断面図。
【図７】第２の実施の形態における噴射部材の側断面図。
【図８】第２の実施の形態における噴射部材の正面図。
【図９】第２の実施の形態における洗浄液噴射口の正面図。
【符号の説明】
１ａ…ボンネット（車両）、２，２１…車両用ウォッシャノズル、３…フロントガラス、１１，２２…ノズルボデー、１１ｃ，２２ｃ…導入管、１１ｄ，２２ｄ…ノズル口、１２…チップ部材（噴射素子）、１２ａ…洗浄液流路溝、１２ｂ…確認ジェット流路溝、１２ｃ…発振室、１３，２４…洗浄液流路、１４，２７…洗浄液噴射口、１５，３０…確認ジェット流路、１６，２９…確認ジェット噴射口、２３…噴射部材（噴射素子）、２８…絞り部、Ｓ…洗浄液。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle washer nozzle and a vehicle washer device for injecting a cleaning liquid into a window glass such as a windshield of an automobile.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an automobile is equipped with a vehicle washer device. In this vehicle washer device, a vehicle washer nozzle for spraying a cleaning liquid onto the windshield when wiping the windshield with a wiper blade is provided, for example, on the hood of an automobile. As this vehicle washer nozzle, for example, as disclosed in Japanese Patent Laying-Open No. 55-500853, an oscillation chamber is provided in a passage of a cleaning liquid leading to an outlet (cleaning liquid injection port). There is one that vibrates right and left and ejects from the outlet. In such a vehicle washer device (vehicle washer nozzle), the cleaning liquid is pulverized into fine particles on the windshield, is sprayed at a wide angle, and the landing area of the cleaning liquid is widened. Can be wiped off.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described vehicle washer device (vehicle washer nozzle), since the cleaning liquid to be sprayed is diffused at a wide angle, the landing point on the windshield is not fixed at one point, and the landing range is roughly. It was confirmed (visually confirmed) within the range, and it was difficult to confirm with high accuracy. This makes it difficult to set (adjust) the water landing range with high accuracy and, consequently, does not allow a good wiping operation of the windshield.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle washer nozzle and a vehicle capable of easily and accurately confirming a landing range of a cleaning liquid sprayed at a wide angle. To provide a washer device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, in a vehicle washer nozzle provided in a vehicle for injecting a cleaning liquid at a wide angle in a predetermined direction onto a vehicle window glass, a cleaning liquid injection for injecting the cleaning liquid at a wide angle in a predetermined direction. A cleaning jet formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid jet for jetting the cleaning liquid linearly as a jet for checking a landing point.
[0006]
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle washer nozzle according to the first aspect, the vehicle wash nozzle has an introduction pipe through which the cleaning liquid is introduced, and a nozzle port that communicates with the introduction pipe and opens to the outside. A nozzle body fixed to the vehicle; and an ejection element formed with at least a part of the cleaning liquid ejection port and the confirmation jet ejection port and assembled to the nozzle port.
[0007]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle washer nozzle according to the second aspect, the injection element has a cleaning liquid flow path groove on one surface and a confirmation jet flow path groove on another surface. Then, the inner wall of the nozzle port is brought into close contact with one surface of the injection element in a state where the injection element is attached to the nozzle port, whereby the cleaning liquid flow channel and the inner wall of the nozzle port are introduced. A cleaning liquid flow path communicating the pipe with the cleaning liquid injection port and the cleaning liquid injection port are formed, and the inner wall of the nozzle port is the other surface of the injection element in a state where the injection element is attached to the nozzle port. The confirmation jet flow path and the confirmation jet ejection port that connect the introduction pipe and the confirmation jet ejection port with the confirmation jet flow channel groove and the inner wall of the nozzle port are formed by being in close contact with each other.
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle washer nozzle according to the third aspect, the cleaning liquid flow path is configured such that the cleaning liquid is introduced from the introduction pipe so as to vibrate the cleaning liquid to the left and right and inject the cleaning liquid from the cleaning liquid injection port. It has an oscillation chamber for oscillating.
[0009]
According to a fifth aspect of the present invention, in the vehicle washer nozzle according to the second aspect, the injection element has a long hole shape and narrows the center in the longitudinal direction so that the opening shape is symmetrical on both sides thereof. The cleaning liquid jet port having a cleaning liquid sprayed therein, and the confirmation jet jet port provided in parallel with the cleaning liquid jet port are provided.
[0010]
According to a sixth aspect of the invention, there is provided a vehicle washer device including the vehicle washer nozzle according to any one of the first to fifth aspects.
(Action)
According to the first aspect of the present invention, the cleaning liquid is jetted at a wide angle from the cleaning liquid injection port in a predetermined direction, and the cleaning liquid is jetted linearly from the confirmation jet injection port as a landing point checking jet. Therefore, the landing range of the cleaning liquid jetted at a wide angle can be easily and accurately confirmed at the landing point of the jet for checking the landing point from the confirmation jet injection port formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port. be able to.
[0011]
According to the invention described in claim 2, since at least a part of the cleaning liquid ejection port and the confirmation jet ejection port are formed in the ejection element assembled to the nozzle port of the nozzle body, for example, the introduction pipe, the cleaning liquid ejection port, Can be easily formed by dividing the cleaning liquid flow path, which has a complicated shape, into the ejection element and the nozzle body. Also, for example, without changing the position of the nozzle body exposed to the outside of the vehicle, the mounting direction, etc., by changing the injection element, or by changing only the direction of the injection element, the landing point of the landing point confirmation jet or The range of landing of the cleaning liquid sprayed at a wide angle can be changed.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, the cleaning liquid flow path and the cleaning liquid having a complicated shape communicate with the introduction pipe and the cleaning liquid injection port only by forming the cleaning liquid flow path groove on one surface of the injection element. The injection port can be easily formed. Further, by simply forming the confirmation jet flow channel on the other surface of the ejection element, it is possible to form the confirmation jet flow path and the confirmation jet ejection port that communicate the introduction pipe and the confirmation jet ejection port.
[0013]
According to the invention as set forth in claim 4, in a vehicle washer nozzle of a type in which the cleaning liquid flow path has an oscillation chamber and vibrates the cleaning liquid to the left and right to pulverize into fine particles and inject the cleaning liquid from the cleaning liquid injection port at a wide angle. The effects of claims 1 to 3 can be obtained.
[0014]
According to the invention as set forth in claim 5, the cleaning liquid injection port has a slot shape and has a narrowed portion whose center in the longitudinal direction is narrowed so that the opening shape is symmetrical on both sides thereof, and the cleaning liquid is sprayed at a wide angle. In the vehicle washer nozzle described above, the effects of claims 1 and 2 can be obtained.
[0015]
According to the invention as set forth in claim 6, in the washer device for a vehicle, the effect of any of claims 1 to 5 can be obtained.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 2, a pair of left and right vehicle washer nozzles 2 (only one is shown in FIG. 2) are provided on a bonnet 1a as a vehicle of the automobile 1 in a left and right half of a windshield 3 as a vehicle window glass. It is mounted in a state where each is pointed. The vehicle washer nozzle 2 is a component of the vehicle washer device 4 mounted on the front of the vehicle body. The vehicle washer device 4 includes a washer tank 5 for storing the cleaning liquid S and a washer pump 7 for sending the cleaning liquid S in the washer tank 5 to the vehicle washer nozzle 2 at a predetermined pressure through a hose 6. Have.
[0017]
As shown in FIG. 1, the vehicle washer nozzle 2 includes a nozzle body 11 and a tip member 12 as an injection element. The nozzle body 11 has a cylindrical portion 11a formed in a substantially cylindrical shape, and a body portion 11b extending from an upper end of the cylindrical portion 11a in a direction substantially orthogonal to its axis. In addition, an introduction pipe 11c (see FIG. 3B) into which the cleaning liquid S is introduced is formed inside the cylindrical portion 11a, and communicates with the introduction pipe 11c inside the body portion 11b. The nozzle opening 11d is formed to be open to the outside in a substantially orthogonal direction. Further, a pair of fitting claws 11e are formed on the outer periphery of the cylindrical portion 11a, and the nozzle body 11 is fixed by engaging the fitting claws 11e with engaging holes (not shown) formed on the bonnet 1a.
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 3A to 3C, the chip member 12 has at least two planes and is formed in a substantially rectangular parallelepiped shape. In the chip member 12, a cleaning liquid flow channel 12a is formed on one plane (lower surface in this embodiment), and a confirmation jet flow channel 12b is formed on another plane (upper surface in this embodiment). Is formed. Specifically, as shown in FIG. 3A, the lower surface of the chip member 12 is covered with a flat surface, and has an oscillation chamber 12 c that vibrates the cleaning liquid S introduced at a predetermined pressure to the left and right. A cleaning liquid channel groove 12a is formed. The front end side (the right side in FIG. 3A) of the cleaning liquid flow channel 12a corresponding to the portion to be the oscillation chamber 12c is open to the outside. As shown in FIGS. 3A to 3C, the base end side (left side in FIG. 3) of the chip member 12 communicates with the cleaning liquid flow channel 12a and has a thickness direction ( A through hole 12d penetrating in the vertical direction) is formed. As shown in FIG. 3C, a confirmation jet channel groove 12b extending from the through hole 12d to the tip side (the right side in FIG. 3C) is formed on the upper surface of the chip member 12. I have. The front end side (the right side in FIG. 3C) of the confirmation jet channel groove 12b is open to the outside. The tip member 12 is assembled by being fitted to the nozzle port 11d of the nozzle body 11.
[0019]
When the chip member 12 is attached to the nozzle port 11d in this manner, the inner wall of the nozzle port 11d is in close contact with the lower surface of the chip member 12 in a liquid-tight manner in this state, so that the cleaning liquid channel groove 12a and the inner wall of the nozzle port 11d are formed. Thus, a cleaning liquid flow path 13 and a cleaning liquid injection port 14 are formed. The cleaning liquid jet port 14 is for jetting the cleaning liquid S in a predetermined direction at a wide angle. The cleaning liquid flow path 13 communicates the introduction pipe 11c with the cleaning liquid injection port 14, and has the oscillation chamber 12c at an intermediate portion thereof. Although FIG. 3A shows the chip member 12 before being assembled to the nozzle port 11d, the oscillation chamber 12c, the cleaning liquid flow path 13, and the cleaning liquid injection port 14 formed by the mounting are also shown. Numbered.
[0020]
When the tip member 12 is attached to the nozzle port 11d, the inner wall of the nozzle port 11d is in close contact with the upper surface of the tip member 12 in a liquid-tight manner in this state. A confirmation jet flow path 15 and a confirmation jet injection port 16 are formed at. The confirmation jet outlet 16 is for ejecting the cleaning liquid S linearly as a landing point confirmation jet. The confirmation jet channel 15 communicates the introduction pipe 11c with the confirmation jet outlet 16 via the through hole 12d. Although FIG. 3C shows the chip member 12 before being assembled to the nozzle port 11d, the confirmation jet channel 15 and the confirmation jet ejection port 16 formed by the assembly are also numbered together. It is attached.
[0021]
Here, the cleaning liquid injection port 14 and the confirmation jet injection port 16 are formed in a predetermined angular relationship. In the present embodiment, the cleaning liquid flow channel 12a forming a part of the cleaning liquid injection port 14 and the confirmation jet flow channel 12b forming a part of the verification jet injection port 16 are parallel to the tip member 12. It is formed on the lower surface and the upper surface which are simple planes. That is, the cleaning liquid injection port 14 and the confirmation jet injection port 16 are formed in parallel. Then, the landing point A (see FIG. 4) of the cleaning liquid S injected as a landing point confirmation jet from the confirmation jet injection port 16 is changed to a landing area B of the cleaning liquid S injected from the cleaning liquid injection port 14 at a wide angle. Is set to be the center (θ1 = θ2 (see FIG. 4)) of the upper part (approximately on the boundary line of the landing area B). Further, the confirmation jet outlet 16 is set so as to jet a small amount of the cleaning liquid S that is visually recognizable as compared with the cleaning liquid S jetted from the cleaning liquid jet port 14.
[0022]
In the vehicle washer device 4 (vehicle washer nozzle 2) configured as described above, when the washer pump 7 is driven, the cleaning liquid S is introduced into the introduction pipe 11c via the hose 6 or the like. Then, the cleaning liquid S is pulverized into fine particles from the cleaning liquid injection port 14 through the cleaning liquid flow path 13 (vibrated to the left and right in the oscillation chamber 13c) and is injected at a wide angle in a predetermined direction. A jet is jetted linearly from the check jet outlet 16 through the check jet channel 15 as a jet for checking a landing point (see FIG. 4). In this way, even if the cleaning liquid S is sprayed at a wide angle onto the windshield 3, the landing range B of the cleaning liquid S can be set to an appropriate position by the landing point checking jet. Wiping can be performed well.
[0023]
Next, the characteristic effects of the vehicle washer device 4 (vehicle washer nozzle 2) of the first embodiment will be described below.
(1) The cleaning liquid S is jetted from the cleaning liquid injection port 14 in a predetermined direction at a wide angle, and the cleaning liquid S is jetted linearly from the confirmation jet injection port 16 as a jet for checking a landing point. Therefore, at the landing point A of the jet for confirming the landing point from the confirmation jet nozzle 16 formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port 14, the landing range B of the cleaning liquid S jetted at a wide angle is dedicated. It can be easily and accurately confirmed without using a measuring device or the like. That is, the landing range B of the cleaning liquid S sprayed at a wide angle is not fixed at one point, and it is difficult to confirm (visually recognize) the boundary B, because it is difficult to distinguish the boundary, and is easily affected by wind and the like. However, the water landing range B can be easily and accurately confirmed by looking at the water landing point A of the water landing point confirmation jet having a predetermined relationship with the water landing range B. As a result, it is easy to set (adjust) the water landing range B with high accuracy, and it is possible to satisfactorily wipe the windshield 3.
[0024]
(2) The cleaning liquid flow channel 12a was formed on the lower surface of the chip member 12, and the confirmation jet flow channel 12b was formed on the upper surface. When the chip member 12 is attached to the nozzle port 11d, the inner wall of the nozzle port 11d is in close contact with the lower surface of the chip member 12 in a liquid-tight manner, so that the cleaning liquid flows in the cleaning liquid channel 12a and the inner wall of the nozzle port 11d. The flow path 13 and the cleaning liquid injection port 14 are formed. When the tip member 12 is attached to the nozzle port 11d and the inner wall of the nozzle port is in close contact with the upper surface of the tip member 12 in a liquid-tight manner, it is confirmed by the confirmation jet channel groove 12b and the inner wall of the nozzle port 11d. A jet channel 15 and a confirmation jet outlet 16 are formed. In this case, the cleaning liquid flow path 13 (cleaning liquid injection port 14), which has a complicated shape to inject the cleaning liquid S at a wide angle, can be easily formed (grooves formed) without using a special molding die such as a slide die. Just) can be formed. Further, the confirmation jet channel 15 (confirmation jet injection port 16) can be easily formed (only by forming a groove). Further, since the nozzle body 11 and the tip member 12 are separate bodies, the water landing is achieved by changing the tip member 12 without changing the position, the mounting direction, and the like of the nozzle body 11 exposed outside the bonnet 1a. The range can be changed.
[0025]
(3) The landing point A (see FIG. 4) of the cleaning liquid S injected as a landing point confirmation jet from the confirmation jet injection port 16 is changed to a landing range of the cleaning liquid S injected from the cleaning liquid injection port 14 at a wide angle. B was set to be on top. With this configuration, it is possible to prevent the field of view from the driver's seat from being momentarily interrupted when the landing point confirmation jet lands.
[0026]
(4) The cleaning liquid flow grooves 12a were formed on the lower surface of the chip member 12, and the confirmation jet flow grooves 12b were formed on the upper surface of the chip member 12. When the cleaning liquid flow grooves 12a and the confirmation jet flow grooves 12b are formed on the opposite surfaces, the cleaning liquid flow grooves 12a and the confirmation jet flow grooves 12b are formed side by side on one of the lower surface or the upper surface. As compared with the above, the chip member 12 having a substantially rectangular parallelepiped shape can be reduced in size. As a result, the nozzle body 11 exposed to the outside can be made the same size as the conventional one, and the aesthetic appearance is not spoiled.
[0027]
(Second embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, since the vehicle washer nozzle 2 of the first embodiment is modified, other components (such as the washer tank 5 and the washer pump 7) constituting the vehicle washer device are described. Are denoted by the same reference numerals, and a detailed description thereof will be omitted.
[0028]
As shown in FIG. 6, the vehicle washer nozzle 21 includes a nozzle body 22 and an ejection member 23 as an ejection element. The nozzle body 22 has a cylindrical portion 22a formed in a substantially cylindrical shape, and a body portion 22b extending from an upper end of the cylindrical portion 22a in a direction substantially orthogonal to its axis. An introduction pipe 22c into which the cleaning liquid S is introduced is formed inside the cylindrical part 22a, and an inside of the body part 22b communicates with the introduction pipe 22c and opens to the outside in a direction substantially orthogonal to the introduction pipe 22c. The nozzle opening 22d is formed. A concave portion 22e whose inner peripheral surface is substantially spherical is formed on the opening side of the nozzle port 22d. The nozzle body 22 is fixed by inserting the cylindrical portion 22a into an engaging hole (not shown) formed in the bonnet 1a.
[0029]
As shown in FIGS. 5 to 7, the outer peripheral surface of the ejection member 23 is formed in a substantially spherical shape so that the base thereof can be fitted into the recess 22 e. The injection member 23 is rotatably mounted around its axis in a fitted state in which its base is pressed into the recess 22e.
[0030]
In the ejection member 23, a cleaning liquid channel 24 that is opened at the rear end portion is formed in a columnar shape. As shown in FIG. 6, the cleaning liquid flow path 24 communicates with the introduction pipe 22c when the ejection member 23 is pressed into the recess 22e. The tip portion (outlet portion) of the cleaning liquid flow path 24 is formed in a hemispherical dome. The tip of the injection member 23 has four extending portions 23a extending so as to be divided into four by cross-shaped grooves 25 and 26 cut from the tip end side.
[0031]
A gourd-shaped cleaning liquid injection port 27 is formed at the bottom of the groove 25 so that the longitudinal direction thereof coincides with the direction in which the groove 25 extends while communicating with the cleaning liquid flow path 24 at the dome portion. As shown in FIG. 8, the central part in the longitudinal direction of the cleaning liquid injection port 27 is narrowed by a pair of narrowing parts 28 symmetrically protruding from both sides in the short direction.
[0032]
As shown in FIG. 9, the cleaning liquid injection port 27 has a gourd shape symmetrical with respect to a center line K passing through the center of the longitudinal width thereof, and the throttle unit 28 bisects the opening of the cleaning liquid injection port 27. So that it protrudes. The throttle portion 28 is formed with a curvature that continuously changes from the curvature of the other portion of the cleaning liquid injection port 27. The protrusion amount d of the throttle portion 28 is 0.1 mm or more based on the maximum width portion in the short direction of the cleaning liquid injection port 27, and the cleaning liquid injection port 27 is narrowed by 0.2 mm or more at the center in the longitudinal direction. In the present embodiment, the protrusion amount d is set to 0.13 mm. The cleaning liquid injection port 27 is for spraying (spraying) the cleaning liquid S at a wide angle in a predetermined direction, that is, in the longitudinal direction of the cleaning liquid injection port 27. This is for making the shape substantially similar and enlarged.
[0033]
A circular confirmation jet outlet 29 is formed at a part of the upper portion of the bottom of the groove 26 so as to communicate with a confirmation jet channel 30 branched from the cleaning liquid channel 24. The confirmation jet outlet 29 is for injecting the cleaning liquid S linearly as a landing point confirmation jet. The cross-shaped grooves 25 and 26 are for rotating the ejection member 23 with respect to the recess 22e using a tool such as a screwdriver, and the directions (angles) of the cleaning liquid ejection port 27 and the confirmation jet ejection port 29. It is provided for adjustment and has no effect on the injection.
[0034]
Here, the cleaning liquid injection port 27 and the confirmation jet injection port 29 are formed in a predetermined angular relationship. In the present embodiment, the cleaning liquid injection port 27 and the confirmation jet injection port 29 are formed in parallel. Then, the landing point of the cleaning liquid S that is linearly injected from the confirmation jet outlet 29 as a landing point checking jet is above the landing area of the cleaning liquid S that is sprayed from the cleaning liquid outlet 27 at a wide angle. It is set to be a portion corresponding to the aperture unit 28. Further, the confirmation jet outlet 29 is set so as to jet a small amount of the cleaning liquid S that is visually recognizable as compared with the cleaning liquid S jetted from the cleaning liquid jet port 27.
[0035]
In the vehicle washer device (vehicle washer nozzle 21) configured as described above, when the washer pump 7 is driven, the cleaning liquid S is introduced into the introduction pipe 22c via the hose 6 or the like. Then, the cleaning liquid S is sprayed (sprayed) at a wide angle in a predetermined direction from the cleaning liquid injection port 27 via the cleaning liquid flow path 24, and the landing point is confirmed from the verification jet injection port 29 via the verification jet flow path 30. It is jetted linearly as a service jet. As described above, even if the cleaning liquid S is sprayed at a wide angle onto the windshield 3, the range of landing of the cleaning liquid S can be set at an appropriate position by the landing point checking jet. Wiping can be performed well.
[0036]
Next, the characteristic effects of the vehicle washer device (vehicle washer nozzle 21) of the second embodiment will be described below.
(1) The cleaning liquid S is jetted at a wide angle in a predetermined direction from the cleaning liquid jetting port 27, and the cleaning liquid S is jetted linearly as a landing point checking jet from the confirmation jet jetting port 29. Therefore, the landing range of the cleaning liquid S jetted at a wide angle at the landing point of the jet for checking the landing point from the confirmation jet injection port 29 formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port 27 is exclusively measured. Confirmation can be made easily and accurately without using a device or the like. That is, the range of landing of the cleaning liquid S sprayed at a wide angle is not fixed at one point, and it is difficult to confirm (visually recognize) the boundary because it is difficult to distinguish the boundary and is easily affected by wind and the like. By checking the landing point of the landing point checking jet having a predetermined relationship with the landing range, the landing range can be easily and accurately confirmed. As a result, accurate setting (adjustment) of the water landing range is facilitated, and the windshield 3 can be wiped well.
[0037]
(2) The jetting member 23 in which the cleaning liquid jetting port 27 and the confirmation jet jetting port 29 are formed is rotatably attached to the nozzle body 22. In other words, the directions (angles) of the cleaning liquid ejection port 27 and the confirmation jet ejection port 29 can be changed while maintaining the predetermined angle relationship between the cleaning liquid ejection port 27 and the confirmation jet ejection port 29. Thereby, the landing range of the cleaning liquid S sprayed at a wide angle can be easily set at the landing point of the landing point checking jet from the confirmation jet outlet 29 formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port 27. The water landing range can be easily adjusted while checking with high accuracy. Further, since the nozzle body 22 and the jetting member 23 are separate bodies, the water landing can be achieved by changing the jetting member 23 without changing the position, the mounting direction, and the like of the nozzle body 22 exposed to the outside of the bonnet 1a. The range can be changed.
[0038]
(3) The landing point of the cleaning liquid S jetted from the checking jet outlet 29 as a jet for checking the landing point is set to the above-mentioned narrowing portion above the range of landing of the cleaning liquid S jetted from the cleaning liquid jet 27 at a wide angle. 28 was set. With this configuration, it is possible to prevent the field of view from the driver's seat from being momentarily interrupted when the landing point confirmation jet lands.
[0039]
The above embodiments may be modified as follows.
In the above embodiments, the vehicle washer nozzles 2 and 21 are provided with the nozzle bodies 11 and 22 and the ejection elements (the chip member 12 and the ejection member 23). May be changed to another configuration. That is, a cleaning liquid injection port for injecting the cleaning liquid at a wide angle in a predetermined direction, and a confirmation jet injection formed in a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port for linearly jetting the cleaning liquid as a landing point confirmation jet. A vehicle washer nozzle made of an integrally molded article having a mouth may be used. Further, a vehicle washer nozzle composed of three or more members may be used.
[0040]
In the first embodiment, the cleaning liquid flow channel 12a is formed on the lower surface of the tip member 12, and the confirmation jet flow channel 12b is formed on the upper surface of the chip member 12. The confirmation jet channel groove 12 b may be formed on the lower surface of the chip member 12. Further, the cleaning liquid flow channel 12a and the confirmation jet flow channel 12b may be formed side by side on any one surface of the chip member, or at least one of them may be formed on the side surface of the chip member. Further, the cleaning liquid flow channel 12a may be formed on any one surface of the chip member, and the relatively simple confirmation jet channel and the confirmation jet injection port may be provided by forming a hole in the chip member. In these cases, it is necessary to appropriately change the dimensions and the like of the chip member.
[0041]
In the above embodiments, the predetermined angle relationship between the confirmation jet injection ports 16 and 29 and the cleaning liquid injection ports 14 and 27 is parallel. However, if the predetermined angle relationship is maintained, the predetermined angle may be maintained. The relationship may be changed in advance.
[0042]
The landing point A of the cleaning liquid S that is jetted as a jet for checking the landing point from the confirmation jet injection port 16 (29) of the above-described embodiments, and the cleaning liquid that is jetted at a wide angle from the cleaning liquid injection port 14 (27). The positional relationship between S and the landing range B may be changed so as to have a different positional relationship (for example, the landing point is below the landing range).
[0043]
In the second embodiment, the concave portion 22e whose inner peripheral surface is substantially spherical is formed on the opening side of the nozzle port 22d, and the outer peripheral surface of the base of the injection member 23 is formed substantially spherical. The injection member 23 is rotatable with respect to the nozzle body 22 by being fitted to the nozzle 22e. However, the injection member 23 may be changed to another configuration as long as it has a similar function. That is, if the directions (angles) of the cleaning liquid ejection port 27 and the confirmation jet ejection port 29 can be changed while maintaining the predetermined angle relationship between the cleaning liquid ejection port 27 and the confirmation jet ejection port 29, the nozzle body and the ejection member (ejection Element) may be changed to another configuration.
[0044]
In each of the above embodiments, the vehicle washer nozzles 2 and 21 (vehicle washer device 4) for injecting the cleaning liquid S to the windshield 3 are used. It may be changed to one for spraying the cleaning liquid. In this case, it is necessary to change the vehicle washer nozzles 2 and 21 to a position corresponding to another vehicle window glass such as a rear glass as needed, and fix the position.
[0045]
The technical ideas that can be grasped from the above embodiments and other examples will be described below together with their effects.
(A) The washer nozzle for a vehicle according to claim 2, wherein the ejection element has a cleaning liquid passage groove on one surface thereof, and the nozzle port is attached to the nozzle port in a state where the ejection element is assembled. The inner wall of the jetting element is in close contact with one surface of the jetting element, so that the cleaning liquid flow path and the cleaning liquid jetting port which communicate the introduction pipe and the cleaning liquid jetting port with the cleaning liquid flow path groove and the inner wall of the nozzle port are formed. A vehicle washer nozzle characterized by being formed. With this configuration, it is possible to easily form the cleaning liquid flow path that has a complicated shape by communicating the introduction pipe with the cleaning liquid injection port only by forming the cleaning liquid flow path groove on one surface of the ejection element. .
[0046]
(B) The vehicle washer nozzle according to claim 3, wherein the one surface is one surface in a vertical direction, and the other surface is the other surface in a vertical direction. Washer nozzle for vehicles. This makes it possible to reduce the size of, for example, a substantially rectangular parallelepiped injection element.
[0047]
(C) In the vehicle washer nozzle according to any one of (1) to (5) and (A) and (B), the cleaning liquid ejection port and the confirmation jet ejection port are maintained while maintaining the predetermined angle relationship. A washer nozzle for a vehicle, wherein the angle is changeable. In this way, the landing range of the cleaning liquid jetted at a wide angle can be accurately checked at the landing point of the jet for checking the landing point from the confirmation jet injection port formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid injection port. Meanwhile, the water landing range can be easily adjusted.
[0048]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the first to fifth aspects of the present invention, it is possible to provide a vehicle washer nozzle capable of easily and accurately confirming a landing range of a cleaning liquid sprayed at a wide angle. it can.
[0049]
Further, according to the invention of claim 6, it is possible to provide a vehicle washer device capable of easily and accurately confirming a landing range of a cleaning liquid jetted at a wide angle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a vehicle washer nozzle according to a first embodiment.
FIG. 2 is a front side view of the automobile.
FIG. 3A is a bottom view of the tip member according to the first embodiment. (B) A side view of the chip member. (C) A plan view of the chip member.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a landing point and a landing range in the first embodiment.
FIG. 5 is a perspective view of an ejection member according to a second embodiment.
FIG. 6 is a side sectional view of a vehicle washer nozzle according to a second embodiment.
FIG. 7 is a side sectional view of an ejection member according to a second embodiment.
FIG. 8 is a front view of an ejection member according to a second embodiment.
FIG. 9 is a front view of a cleaning liquid ejection port according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
1a: hood (vehicle), 2, 21: washer nozzle for vehicle, 3: windshield, 11, 22: nozzle body, 11c, 22c: introduction pipe, 11d, 22d: nozzle opening, 12: tip member (ejection element), 12a: cleaning liquid flow channel groove, 12b: confirmation jet flow channel groove, 12c: oscillation chamber, 13, 24 ... cleaning liquid flow channel, 14, 27 ... cleaning liquid injection port, 15, 30 ... confirmation jet flow channel, 16, 29 ... confirmation Jet injection port, 23: injection member (ejection element), 28: throttle portion, S: cleaning liquid.

Claims

車両ウインドガラス（３）に対し洗浄液（Ｓ）を所定方向に広角度で噴射するため車両（１ａ）に設けられる車両用ウォッシャノズルにおいて、
前記洗浄液（Ｓ）を所定方向に広角度で噴射するための洗浄液噴射口（１４，２７）と、
前記洗浄液噴射口（１４，２７）と所定角度関係で形成され、前記洗浄液（Ｓ）を着水点確認用ジェットとして線状に噴射するための確認ジェット噴射口（１６，２９）と
を備えたことを特徴とする車両用ウォッシャノズル。A vehicle washer nozzle provided in a vehicle (1a) for injecting a cleaning liquid (S) at a wide angle in a predetermined direction onto a vehicle window glass (3),
A cleaning liquid injection port (14, 27) for injecting the cleaning liquid (S) in a predetermined direction at a wide angle;
A confirmation jet ejection port (16, 29) formed at a predetermined angle relationship with the cleaning liquid ejection port (14, 27) for linearly ejecting the cleaning liquid (S) as a landing point confirmation jet. A washer nozzle for a vehicle, comprising:

請求項１に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、
前記洗浄液（Ｓ）が導入される導入管（１１ｃ，２２ｃ）と、該導入管（１１ｃ，２２ｃ）と連通し外部に開口されるノズル口（１１ｄ，２２ｄ）とを有し、前記車両（１ａ）に対して固定されるノズルボデー（１１，２２）と、
前記洗浄液噴射口（１４，２７）及び前記確認ジェット噴射口（１６，２９）の少なくとも一部が形成され前記ノズル口（１１ｄ，２２ｄ）に組付けられる噴射素子（１２，２３）とを備えたことを特徴とする車両用ウォッシャノズル。The vehicle washer nozzle according to claim 1,
The vehicle (1a) has an introduction pipe (11c, 22c) into which the cleaning liquid (S) is introduced, and a nozzle port (11d, 22d) communicating with the introduction pipe (11c, 22c) and opening to the outside. Nozzle body (11, 22) fixed to
An injection element (12, 23) formed with at least a part of the cleaning liquid injection port (14, 27) and the confirmation jet injection port (16, 29) and assembled to the nozzle port (11d, 22d). A washer nozzle for a vehicle, comprising:

請求項２に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、
前記噴射素子（１２）は、その一方の面に洗浄液流路溝（１２ａ）を有し、その他の面に確認ジェット流路溝（１２ｂ）を有し、
前記ノズル口（１１ｄ）に前記噴射素子（１２）が組付けられた状態で前記ノズル口（１１ｄ）の内壁が前記噴射素子（１２）の一方の面と密着することで、前記洗浄液流路溝（１２ａ）と前記ノズル口（１１ｄ）の内壁にて前記導入管（１１ｃ）と前記洗浄液噴射口（１４）とを連通する洗浄液流路（１３）及び前記洗浄液噴射口（１４）が形成され、
前記ノズル口（１１ｄ）に前記噴射素子（１２）が組付けられた状態で前記ノズル口（１１ｄ）の内壁が前記噴射素子（１２）の前記他の面と密着することで、前記確認ジェット流路溝（１２ｂ）と前記ノズル口（１１ｄ）の内壁にて前記導入管（１１ｃ）と前記確認ジェット噴射口（１６）とを連通する確認ジェット流路（１５）及び前記確認ジェット噴射口（１６）が形成されることを特徴とする車両用ウォッシャノズル。The vehicle washer nozzle according to claim 2,
The injection element (12) has a cleaning liquid flow channel (12a) on one surface thereof, and a confirmation jet flow channel (12b) on the other surface thereof.
When the jetting element (12) is attached to the nozzle port (11d), the inner wall of the nozzle port (11d) is in close contact with one surface of the jetting element (12), whereby the cleaning liquid flow channel is formed. (12a) and the inner wall of the nozzle port (11d) form a cleaning liquid flow path (13) and the cleaning liquid injection port (14) that communicate the introduction pipe (11c) and the cleaning liquid injection port (14),
When the jet element (12) is attached to the nozzle port (11d) and the inner wall of the nozzle port (11d) is in close contact with the other surface of the jet element (12), the confirmation jet flow is reduced. A confirmation jet flow path (15) and a confirmation jet ejection port (16) that connect the introduction pipe (11c) and the confirmation jet ejection port (16) with a path groove (12b) and an inner wall of the nozzle port (11d). ) Is formed.

請求項３に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、
前記洗浄液流路（１３）は、洗浄液（Ｓ）を左右に振動させて前記洗浄液噴射口（１４）から噴射すべく前記導入管（１１ｃ）から導入された洗浄液（Ｓ）を発振させる発振室（１２ｃ）を有することを特徴とする車両用ウォッシャノズル。The vehicle washer nozzle according to claim 3,
The oscillating chamber (13) for oscillating the cleaning liquid (S) introduced from the introduction pipe (11c) so as to oscillate the cleaning liquid (S) to the right and left and inject it from the cleaning liquid injection port (14). 12c) A washer nozzle for a vehicle, comprising:

請求項２に記載の車両用ウォッシャノズルにおいて、
前記噴射素子（２３）は、
長孔状をなしその長手方向中央をその両側で開口形状が対称となるように絞る絞り部（２８）を有して洗浄液（Ｓ）を噴霧する前記洗浄液噴射口（２７）と、
前記洗浄液噴射口（２７）と並設される前記確認ジェット噴射口（２９）と
を備えたことを特徴とする車両用ウォッシャノズル。The vehicle washer nozzle according to claim 2,
The injection element (23)
A cleaning liquid injection port (27) for spraying a cleaning liquid (S) having a narrowing portion (28) for forming a long hole and narrowing the center in the longitudinal direction so that the opening shape is symmetrical on both sides;
A washer nozzle for a vehicle, comprising: the cleaning liquid injection port (27) and the confirmation jet injection port (29) arranged in parallel.

請求項１乃至５のいずれか１項に記載の車両用ウォッシャノズル（２，２１）を備えた車両用ウォッシャ装置。A vehicle washer device comprising the vehicle washer nozzle (2, 21) according to any one of claims 1 to 5.