JP2004080540A - Cellular phone, rescue communication system using the same and mobile communication exchanger - Google Patents

Cellular phone, rescue communication system using the same and mobile communication exchanger Download PDF

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JP2004080540A JP2002239795A JP2002239795A JP2004080540A JP 2004080540 A JP2004080540 A JP 2004080540A JP 2002239795 A JP2002239795 A JP 2002239795A JP 2002239795 A JP2002239795 A JP 2002239795A JP 2004080540 A JP2004080540 A JP 2004080540A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To enable efficiently communicating with a rescue brigade while saving electricity of a storage battery of a cellular phone for rescuing a cellular phone's user under a circumstance of emergency. <P>SOLUTION: A cellular phone 1 has a switch to a battery saving mode which is powered on only during arbitrary time at a prescribed time. A mobile communication exchanger 5 makes a call to the cellular phone 1 owned by a user to whom a rescue is requested during the arbitrary time at the prescribed time, switches the cellular phone 1 to a hand-free mode if necessary, furthermore switches the cellular phone 1 to the battery saving mode, and establishes communication between the user and rescue crew. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた救助用通信システムに関し、特に、緊急時以外のときは、一般的な携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた通信システムであって、緊急時においては、所定の時刻の任意時間中に通信を行うことにより、携帯電話機の充電池の電力を有効に使用することができる携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた救助用通信システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話機は、急速に普及するとともに高機能化され、例えば、画像を撮像して送信できる機能が付加されるなど、様々な機能が付加されている。
【０００３】
従来の様々な機能としては、迷子になる可能性がある対象者に、ＧＰＳアンテナと受信機及び携帯電話機からなる移動局セットを予め携帯させ、ＧＰＳ（全地球測位システム）から与えられる移動局の位置情報を自動的に基地局に送信することによって、迷子の探索・発見を助ける機能がある（例えば、実用新案文献１参照。）。
【０００４】
また、付加電源手段，第一の電源接続手段及び第二の電源接続手段を利用して、盗難等により行方不明となった移動無線端末装置を、その主電源を切断されていても、通常の接続動作を利用して、しかも所持者に悟られることなく探索する機能がある（例えば、特許文献１参照。）。
【０００５】
また、無線回線制御装置が電源投入切断の動作モードを指示すると、コードレス電話機が指示された動作モードに設定し、呼出しのために必要な制御チャネルの専有時間を少なくして、コードレス電話機の電力を節電する機能がある（例えば、特許文献２参照。）。
【０００６】
【実用新案文献１】
実用新案登録第３０６８６０３号公報　（第４項、段落０００８）
【特許文献１】
特開昭６２−０９１０３０号公報　（第１項、特許請求の範囲）
【特許文献２】
特開昭６３−１７５５３０号公報　（第７項、特許請求の範囲）
【０００７】
ところで、携帯電話機は、無線基地局との交信が可能な移動体通信エリア内であれば、通常の通話機能により自由に電話をかけることができる。したがって、携帯電話機のユーザが、例えば、上記移動通信エリア内で事故や天災に遭遇しても、ユーザが携帯電話機を操作でき、かつ、無線基地局との交信が可能な場合には、通常の通話機能を利用して携帯電話機から消防署に電話をかけるなどして容易に助けを求めることができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、地震などにより建物が崩壊し、ユーザががれきの下に閉じ込められた場合などには、ユーザは、交信電波ががれきに遮られたり無線基地局が機能不能となり通信できない状態であっても、自分が生きていること及び自分の位置を救助隊に連絡し救出してもらおうとする。また、通信不可能と分っていても、電話がかかってくることを思うと、携帯電話機をパワーオンの状態に維持したまま、電話がかかってくるのを待ってしまう。
このため、携帯電話機の充電池を節電しながら、効率良く救助隊と連絡することができないといった問題があった。
【０００９】
また、ユーザががれきの下に閉じ込められる際、気を失ったりすると、意識がもどったときには充電池の電力が無くなっているといった事態や、ユーザが身動きできないようにがれきに埋もれてしまい、呼出しがあっても応答することができず、呼出しが多いほど充電池の電力が早くなくなるといった最悪の事態も想定されるのに対し、従来の携帯電話機は、かかる事態に対応するための救助に関する特別な機能を有していないといった問題があった。
【００１０】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、非常事態の環境下における携帯電話機のユーザを救助するために、携帯電話機の充電池を節電しながら、効率良く救助隊と連絡することを可能とする携帯電話機及び移動体通信交換機，並びに携帯電話機を用いた救助用通信システムの提供を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の携帯電話機は、所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モードを有する構成としてある。
このようにすると、所定の時刻の任意時間中に通信を行うことができ、かつ、任意時間以外においては、充電池を節電することができる。
【００１２】
また、本発明の携帯電話機は、移動体通信交換機からのバッテリ・セービング・モード切替信号を受信すると、自動的に前記バッテリ・セービング・モードに切り替わる構成としてある。
このようにすると、ユーザが携帯電話機を操作できない場合であっても、バッテリ・セービング・モードに切り替えることができる。
【００１３】
また、本発明の携帯電話機は、前記バッテリ・セービング・モードにおいて、パワーオンした後に、位置登録信号を送信する構成としてある。
このようにすると、自動的にユーザの概略現在位置を送信することができる。
なお、従来の通信システムにおいては、携帯電話機は、位置が変わらなければ、位置登録信号を送信しない構成となっていた。
【００１４】
また、本発明の携帯電話機は、移動体通信交換機からのハンドフリーモード切替信号を受信すると、自動的にハンドフリーモードに切り替わる構成としてある。
このようにすると、ユーザが携帯電話機を操作できない場合であっても、ハンドフリーモードによって通信することができる。
【００１５】
また、本発明の移動体通信交換機は、救助願いの出されたユーザが所持する、上記請求項１〜４のいずれかに記載の携帯電話機の電話番号を記憶する記憶部と、この記憶部および移動体通信交換機本体を制御する制御部とを具備し、少なくとも前記携帯電話機の前記所定時刻の任意時間中に、該携帯電話機に対し呼出しを行う構成としてある。
このようにすると、救助依頼を受けたユーザの携帯電話機がパワーオンしているときに、すなわち、携帯電話機のパワーオンと同期して、呼出しを行うことができる。
【００１６】
また、本発明の移動体通信交換機は、前記携帯電話機に、強制的に前記バッテリ・セービング・モードへ切り替えるバッテリ・セービング・モード切替信号を送信する構成としてある。
このようにすると、ユーザが携帯電話機を操作することができない場合であっても、携帯電話機を遠隔操作でバッテリ・セービング・モードに切り替えることができる。
【００１７】
また、本発明の移動体通信交換機は、前記携帯電話機に、強制的にハンドフリーモードへ切り替えるハンドフリーモード切替信号を送信する構成としてある。
このようにすると、ユーザが携帯電話機を操作できない場合であっても、携帯電話機をハンドフリーモードとすることができる。
【００１８】
また、本発明の移動体通信交換機は、前記呼出しに対して、前記携帯電話機から応答があると、通話接続を行うとともに、該携帯電話機の位置情報を制御卓へ出力する構成としてある。
このようにすると、位置情報を管理しやすくなり、救助活動を迅速に行うことができる。
【００１９】
また、本発明の携帯電話機を用いた救助用通信システムは、所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モードを有する携帯電話機と、救助願いの出されたユーザが所持する前記携帯電話機に対し、少なくとも前記所定時刻の任意時間中に、呼出しを行う移動体通信交換機と、を具備した構成としてある。
このように、本発明は、携帯電話機を用いた救助用通信システムとしても有効であり、所定の時刻の任意時間中に通信を行おうとするので、携帯電話機の充電池の電力を有効に使用することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた救助用通信システムの好適な実施形態について、図面を参照して説明する。
【００２１】
［携帯電話機］
図１は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の概略正面図を示している。
図２は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の要部の構成を説明するための概略ブロック図を示している。
図１において、携帯電話機１は、上面に伸縮自在のアンテナ１１と、正面に操作キーなどが配設された操作部１３および画像情報を出力する表示部１４と、側面にモード切替スイッチ３を備えている。
【００２２】
また、携帯電話機１は、図２に示すように、アンテナ１１と、電波信号の送受信を行う無線回路部１２と、プログラムにより動作制御を行う制御回路部２と、操作キーなどが配設された操作部１３と、画像情報を出力する表示部１４と、音声情報を出力するスピーカおよび音声情報を入力するマイクとからなる送受話器１５と、音声情報を信号化処理する信号処理部１６と、振動を検出し振動信号を出力する振動検出部１７と、電話番号などを記憶する記憶回路部１８と、モード切替スイッチ３と、電源部４とで構成してある。
【００２３】
モード切替スイッチ３は、携帯電話機１の側面に設けられたスライド式スイッチであり、運転モード位置３１，通常モード位置３２又は救助モード位置３３のいずれかにセットされる。
携帯電話機１は、モード切替スイッチ３が救助モード位置３３にセットされると、所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モード（Ｂ．Ｓ．Ｍ）へ切り替わる。すなわち、制御回路部２は、内部タイマ（図示せず）が所定の時刻となると、パワーオンし、任意時間が経過すると自動的にパワーオフする。
【００２４】
なお、モード切替スイッチ３は、この構造に限定されるものではなく、たとえば、操作部１３にバッテリ・セービング・モードに切り替える入力信号をキー入力する構成としてもよい。
また、制御回路部２は、後述するように、移動体通信交換機５からバッテリ・セービング・モード切替信号やハンドフリーモード切替信号を入力すると、バッテリ・セービング・モードやハンドフリーモードへの切替えを行う構成としてある。
【００２５】
次に、携帯電話機１の基本的な動作について、図面を参照して説明する。
図３は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の基本的な動作を説明するための概フローチャート図を示している。
同図において、先ず、携帯電話機１は、制御回路部２がモード切替スイッチ３又は移動体通信交換機５からのバッテリ・セービング・モード切替信号を入力したか否かを判断する（ステップＳ１）。
【００２６】
すなわち、携帯電話機１は、ユーザがバッテリ・セービング・モードに切り替えなくても、移動体通信交換機５からのバッテリ・セービング・モード切替信号を受信すると、自動的にバッテリ・セービング・モードに切り替わる。
このため、例えば、ユーザが、気を失ってしまったり、身動きできないようにがれきの下に閉じ込められたりして、携帯電話機１を操作できない場合であっても、バッテリ・セービング・モードに切り替わることができ、電力の消費を低減することができる。
【００２７】
次に、制御回路部２は、バッテリ・セービング・モード切替信号を入力すると、通話中か否かを判断し（ステップＳ２）、通話中のときは、通話が終了するまで、通話状態を維持する。このようにすると、例えば、バッテリ・セービング・モード作動中であっても、ユーザは、救助隊員と任意時間を越えて通話することができる。
すなわち、携帯電話機１は、バッテリ・セービング・モードにおける所定の時刻の任意時間中に着信し、ユーザがこの着信に応答すると通話状態に入る。ここで、任意時間は短く設定されているが、携帯電話機１は、かかる場合であっても、通話状態にあるときは、任意時間を越えて通話することができる。
【００２８】
次に、制御回路部２は、現在の時間が所定の時刻の任意時間内であるか否かを判断し（ステップＳ４）、任意時間外であるときは、携帯電話機１をパワーオフし（ステップＳ５）、逆に、現在の時間が任意時間内でありパワーオフされているときは、携帯電話機１をパワーオンする（ステップＳ６）。
【００２９】
次に、携帯電話機１は、制御回路部２がモード切替スイッチ３又は移動体通信交換機５からのバッテリ・セービング・モードの解除信号を入力したか否かを判断する（ステップＳ７）。そして、解除信号を入力しないときは、次回の所定の時刻の任意時間になるまで、パワーオフの状態に維持される。
【００３０】
これに対し、ユーザは、例えば、救助隊員のがれきを除去する作業音などを聞き、今なら携帯電話機１で連絡できると感じた場合などには、モード切替スイッチ３を操作し、バッテリ・セービング・モードを解除して運転モードに切り替えることができる。このようにすると、携帯電話機１はパワーオンされ（ステップＳ８）、ユーザは、外部に自由に電話をかけることができる。
また、救助隊員も、移動体通信交換機５からバッテリ・セービング・モードの解除信号を携帯電話機１に送信し、バッテリ・セービング・モードを解除することができ、例えば、新たな状況をユーザに連絡することができる。
【００３１】
なお、本実施形態のバッテリ・セービング・モードは、所定の時刻の任意時間として、各時の００分から２分間としてある、すなわち、一日では、０時００分から０時０２分まで、次は、１時００分から１時０２分まで、続いて、２時００分から２時０２分まで、…、２３時００分から２３時０２分まで、計２４回パワーオンされる。
【００３２】
また、所定の時刻の任意時間は、上記の時刻及び時間に限定されるものではなく、たとえば、２時間毎に１分間パワーオンしたり、あるいは、各時の３０分から２分間パワーオンする構成としてもよい。
ことろで、携帯電話機１は、標準時間信号にもとづいて内部タイマ（図示せず）の時間合わせを自動的に行っているので、内部タイマの時刻は正確であることは勿論である。
【００３３】
また、図示してないが、携帯電話機１は、上記周期でパワーオンされるとき、強制的に、すなわち、他の分割エリアへ携帯電話機１が移動しない場合であっても、位置登録信号を移動体通信交換機５へ送信する。
「位置登録信号」とは、携帯電話機が任意に分割されたエリアから他のエリアへ移動すると自動的に無線基地局に送信される位置信号をいう。これにより、移動体通信交換機５は、携帯電話機１がいずれのエリアに存在するかを把握でき、携帯電話機１を呼び出す際、このエリア内の無線基地局だけから呼出しを行うことができる。
【００３４】
また、例えば、ユーザが身動きできないなどの理由で携帯電話機１を操作できず、携帯電話機１が着信しても応答できない場合も想定される。かかる場合には、図示してないが、携帯電話機１は、移動体通信交換機５から送信されるハンドフリーモード切替信号を受信すると、自動的にハンドフリーモードに切り替えられる構成としてある。
【００３５】
上述したように、本実施形態の携帯電話機１は、バッテリ・セービング・モードに切り替えられると、制御回路部２の内部タイマ（図示せず）が所定の時刻になるとパワーオンし、任意時間が経過すると自動的にパワーオフし、すなわち、通信に必要な時間帯だけ自動的かつ周期的にパワーオンするので、通信する機会を確保しつつ節電することができる。
【００３６】
また、携帯電話機１は、ユーザが携帯電話機１を操作できない場合であっても、移動体通信交換機５からバッテリ・セービング・モード切替信号を受信すると、バッテリ・セービング・モードに切り替わる。さらに、ハンドフリーモード切替信号を受信すると、ハンドフリーモードに切り替わる。
したがって、ユーザが携帯電話機を操作できない場合であっても、節電しながらハンドフリーモードによる通話を行うことができる。
【００３７】
［移動体通信交換機］
図４は、本発明の実施形態にかかる移動体通信交換機の要部の構成を説明するための概略ブロック図を示している。
同図において、移動体通信交換機５は、移動体通信交換機本体５１と、プログラムにより動作制御を行う制御部５２および記憶部５３とからなっている。
【００３８】
移動体通信交換機本体５１は、ＰＤＣやｃｄｍａＯｎｅ等の交換方式の交換機であり、無線基地局７１，７２と接続されている。
また、記憶部５３は、不揮発メモリなどの記憶装置であり、救助を依頼されたユーザの携帯電話機１の電話番号を入力する記憶部であり、複数の電話番号を記憶することができる。なお、記憶部５３のこの部分のデータは、一般的に、加入者データと呼ばれている。
また、制御部５２は、コンピュータなどの制御装置からなり、移動体通信交換機本体５１と記憶部５３を制御する。
【００３９】
次に、移動体通信交換機５の基本的な動作について、図面を参照して説明する。
図５は、本発明の実施形態にかかる移動体通信交換機の基本的な動作を説明するための概フローチャート図を示している。
同図において、先ず、移動体通信交換機５は、救助を依頼され（ステップＳ１１）上記電話番号を記憶部５３に入力されると、携帯電話機１に対して呼出しを行う（ステップＳ１２）。
【００４０】
次に、制御部５２は、この呼出しに対して応答があるか否かを判断し（ステップＳ１３）、応答があるときは、救助隊携帯端末７３と接続し、ユーザと救助隊員とを通話させる（ステップＳ１４）。
そして、通話終了後、バッテリ・セービング・モード切替信号を出力し、携帯電話機１をバッテリ・セービング・モード（Ｂ．Ｓ．Ｍ）へ切り替える。（ステップＳ１５）。
【００４１】
このように、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に、強制的にバッテリ・セービング・モードへ切り替えるバッテリ・セービング・モード切替信号を送信する構成としてある。これにより、ユーザが携帯電話機１を操作することができない場合であっても、携帯電話機１を遠隔操作でバッテリ・セービング・モードに切り替えることができる。
【００４２】
また、制御部５２は、上記ステップＳ１３において、応答が無いとき、ハンドフリーモード切替信号を出力し（ステップＳ１６）、救助隊員が携帯電話機１を介して捜索（声による呼びかけ）を行う（ステップＳ１７）。
このように、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に、強制的にハンドフリーモードへ切り替えるハンドフリーモード切替信号を送信する構成としてある。これにより、ユーザが携帯電話機１を操作することができない場合であっても、携帯電話機１を遠隔操作でハンドフリーモードに切り替えることができる。
【００４３】
移動体通信交換機５は、この救助隊員に声の捜索に対して返事があるか否かを確認し、すなわち、返事があるか否かを判断し（ステップＳ１８）、返事があるときは、ユーザとの通話を続行する（ステップＳ１９）。
そして、通話終了後、バッテリ・セービング・モード切替信号を出力し、携帯電話機１をバッテリ・セービング・モード（Ｂ．Ｓ．Ｍ）へ切り替える（ステップＳ２０）。
また、移動体通信交換機５は、ステップＳ１８において返事が無いことを確認すると、携帯電話機１をバッテリ・セービング・モードへの切り替える（ステップＳ２１）。
【００４４】
次に、制御部５２は、ステップＳ１５，Ｓ２０，又はＳ２１において、携帯電話機１をバッテリ・セービング・モードへ切り替えた後、救助依頼が解除されたか否かを判断し（ステップＳ２２）、ユーザが救助されるなどして、救助依頼が解除されたときには、携帯電話機１に対するバッテリ・セービング・モード切替信号やハンドフリーモード切替信号をリセット（ステップＳ２３）して、救助依頼を終了させる。
【００４５】
また、移動体通信交換機５は、ステップＳ２２において、救助依頼が解除されないときは、携帯電話機１のバッテリ・セービング・モードを維持した状態でステップＳ１２にもどり、少なくとも所定の時刻の任意時間中に、携帯電話機１に対して呼出し等（ステップＳ１２〜Ｓ２２）を行う構成としてある。
【００４６】
なお、移動体通信交換機５は、所定の時刻の任意時間でないときであっても、携帯電話機１に対して、呼出し等（ステップＳ１２〜Ｓ２２）を行う構成としてもよく、このようにすることにより、たとえば、ユーザが地震などの災害によってがれきの下に閉じ込められたとき、携帯電話機１を操作できない状態で閉じ込められており、さらに、がれきに電波が遮られるなどして携帯電話機１と移動体通信交換機５とが通信不可能な場合であっても、がれきが除去され通信可能となると、いち早くユーザと連絡を行うことができる。
【００４７】
また、移動体通信交換機５は、災害地域の地図上に救助を待つユーザをプロットする制御卓５４を備えており、携帯電話機１の位置情報（位置登録情報を含む。）を制御卓５４に出力する（図４参照）。このようにすると、救助を待つ人が多い場合であっても、状況を正確かつ迅速に把握することができる。
なお、「位置情報」とは、位置に関する情報をいい、たとえば、ユーザが覚えていた位置や、ＧＰＳ（全地球測位システム）からの位置に関する情報を含むものとする。
【００４８】
上述したように、本実施形態の移動体通信交換機５は、救助を依頼されたユーザの携帯電話機１に対して、少なくとも救助依頼を受けたときおよび所定の時刻の任意時間中に、呼出しを行い、さらに、状況に応じてハンドフリーモードへの切替えやバッテリ・セービング・モードへの切替えを行なうことにより、携帯電話機１を節電した状態で効率良くユーザとの連絡を行うことができる。
【００４９】
なお、移動体通信交換機５は、地震などの災害が発生しておらず、特別の救助本部が開設されていないときは、携帯電話機１に呼出しを行い（ステップＳ１２）、受信した無線基地局における１１９番通報の連絡先と接続して通話を行ってもよい（ステップＳ１４）。
このようにすると、携帯電話機１のユーザは、１１９番通報の担当官によって、呼出しを受けることができる。また、救助を求めるユーザがこの呼出しに応答すると、上記担当官と直接通話することができるので、地震などの災害が発生していない場合であっても、より迅速に救助されることができる。
【００５０】
また、図示してないが、ステップＳ１４及びＳ１９において、ユーザと救助隊員が、任意時間の２分間を越えて通話を行うことも想定されるが、かかる場合には、制御部５２は、バッテリ・セービング・モード切替信号を出力する前に、通話状態にあるか否かを判断し、通話状態にあるときは、通話が終了した後に、バッテリ・セービング・モード切替信号を出力する（ステップＳ５，Ｓ１０）ことは勿論である。
【００５１】
［携帯電話機を用いた救助システム］
図６は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機を用いた救助システムの構成を説明するための概略ブロック図を示している。
同図において、携帯電話機を用いた救助システム７は、救助を求めるユーザが使用する携帯電話機１と、複数の無線基地局７１，７２を有する移動体通信交換機５と、救助隊携帯端末７３とからなっている。
なお、携帯電話機１は、上記実施形態の携帯電話機とほぼ同じ構造としてあり、また、移動体通信交換機５は、上記実施形態の移動体通信交換機とほぼ同じ構造としてある。
【００５２】
携帯電話機１は、少なくとも所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モードを有しており、また、移動体通信交換機５は、所定時刻の任意時間中に、携帯電話機１への呼出しを行う構成としてある。
このように、本発明は、携帯電話機を用いた救助用通信システムとしても有効であり、携帯電話機１を節電するとともに、ユーザとの通話を効率良く行うことができる。
【００５３】
なお、本システムにおいては、携帯電話機１ａを使用することができない圏外（不感知エリア）においては、あるいは、無線基地局が災害によって破壊されたために圏外となってしまった場合においては、暫定回線を用いて可搬型無線基地局７２ａを開局し、救助隊携帯端末７３ａと携帯電話機１ａとの通話を確保することができる。
【００５４】
（第一通話例）
次に、本実施形態の救助システムによる第一通話例について、図面を参照して説明する。
図７は、本発明にかかる救助システムの第一通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
同図において、ユーザは、地震などの災害によってがれきの下に閉じ込められたとき、先ず、９時２０分に携帯電話機１から通常の電話発振を行うが、この電波はがれきにによって遮断される。そして、ユーザは、９時２５分に携帯電話機１のモード切替スイッチ３を操作しバッテリ・セービング・モードに切り替える。これによって、携帯電話機１は、各時の０２分から５８分までの間はパワーオフとなり、内部タイマなどを除いてほとんど電力を消費しない構成としてある。
【００５５】
また、災害発生後に、ユーザの家族などから、救助依頼が行われている。
この救助依頼に対して、移動体通信交換機５は、直ちに携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、応答が無いのでハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行う。捜索（Ｄ）に対して返事が無いのでバッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を送信する。
【００５６】
携帯電話機１は、各時の００分から２分間だけパワーオン状態（着信待ち受け状態）となる。また、携帯電話機１は、パワーオン状態となるたびに、位置登録信号（Ａ）を出力する。一方、移動体通信交換機５は、前回と同様に呼出し（Ｂ）、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）、捜索（Ｄ）及びバッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を送信する。
しかし、がれきに電波が遮られ１１時１０分までは携帯電話機１と移動体通信交換機５とは、交信できない状況にある。そして、救助活動が進むにつれて、上に覆い被さっていたがれきが除去されて、１１時１０分からは携帯電話機１と移動体通信交換機５は通信可能な状況となる。
【００５７】
携帯電話機１は、１２時００分になると、パワーオン状態となり位置登録信号（Ａ）を出力する。また、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に呼出し（Ｂ）を行ない、ユーザが応答（Ｆ）する。
そして、救助隊員とユーザは、通話（Ｇ）を行うことができ、ユーザの位置や状況を説明し、互いに救助に関する情報を連絡しあうことができる。そして、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信する。
【００５８】
このように、本通話例においては、ユーザは、バッテリ・セービング・モードに切り替え、がれきが除去されて通信可能となるまで、携帯電話機１の電力を節電することができる。
【００５９】
（第二通話例）
次に、本実施形態の救助システム７の第二通話例について、図面を参照して説明する。
図８は、本発明にかかる救助システムの第二通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
同図において、ユーザは、たとえば、地震などの災害によってがれきの下に閉じ込められたとき、携帯電話機１を操作できない状態で閉じ込められており、携帯電話機１は、移動体通信交換機５と通信可能な場合である。
【００６０】
災害発生後に、ユーザの家族などから救助依頼が行われると、この救助依頼に対して、移動体通信交換機５は、直ちに携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、応答が無いのでハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行う。ユーザは、携帯電話機１を全く操作しないで、捜索（Ｄ）に対して返事（Ｈ）だけを行い、救助隊員と通話（Ｇ）を行うことがででき、ユーザの位置や状況を説明し、互いに救助に関する情報を連絡しあうことができる。
【００６１】
続いて、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信し、携帯電話機１の電力を浪費しないようにする。
【００６２】
次に、携帯電話機１は、１０時００分になると、パワーオン状態となり位置登録信号（Ａ）を出力する。また、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に呼出し（Ｂ）を行ない、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信する。救助隊員とユーザは、通話（Ｇ）により、ユーザの状況や救助に関する情報を連絡しあうことができる。そして、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信する。
【００６３】
このように、本通話例においては、ユーザの家族などからの救助依頼によって、移動体通信交換機５が呼出しを行い、応答がないときはハンドフリーモードに切り替え、救助隊員と通話した後に、バッテリ・セービング・モードに切り替える。
【００６４】
（第三通話例）
次に、本実施形態の救助システムの第三通話例について、図面を参照して説明する。
図９は、本発明にかかる救助システムの第三通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
同図において、ユーザは、たとえば、地震などの災害によってがれきの下に閉じ込められたとき、携帯電話機１を操作できない状態で閉じ込められており、携帯電話機１は、がれきに電波が遮られるなどして移動体通信交換機５と通信不可能な場合である。
【００６５】
携帯電話機１は、ユーザ及び移動体通信交換機５によって、バッテリ・セービング・モードに切り替えられないので、移動体通信交換機５からのバッテリ・セービング・モード切替信号を受信するまでパワーオンの状態を維持する。
また、移動体通信交換機５は、救助依頼に対して、第一通話例と同様に、携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行い、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を送信する。
【００６６】
すなわち、携帯電話機１と移動体通信交換機５とは、がれきに電波が遮られ交信できない状況にある。そして、救助活動が進むにつれて、上に覆い被さっていたがれきが除去されて、１１時１０分からは携帯電話機１と移動体通信交換機５は通信可能な状況となる。
【００６７】
移動体通信交換機５は、１２時００分に携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、応答が無いのでハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行う。ユーザは、携帯電話機１を全く操作しないで、捜索（Ｄ）に対して返事（Ｈ）だけを行い、救助隊員と通話（Ｇ）を行うことがででき、ユーザの位置や状況を説明し、互いに救助に関する情報を連絡しあうことができる。
【００６８】
続いて、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信し、携帯電話機１の電力を浪費しないようにする。
【００６９】
次に、携帯電話機１は、図示してないが、１３時００分になると、パワーオン状態となり位置登録信号（Ａ）を出力する。また、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に呼出し（Ｂ）を行ない、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員とユーザは、通話（Ｇ）を行うことがででき、その後のユーザの状況や救助に関する情報を連絡しあうことができる。そして、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信する。
【００７０】
このように、本通話例においては、ユーザの家族などが救助依頼すると、ユーザは、携帯電話機１を操作しなくても、移動体通信交換機５が、携帯電話機１をハンドフリーモードに切り替えるので、救助隊員と通話することができる。
【００７１】
（第四通話例）
次に、本実施形態の救助システムの第四通話例について、図面を参照して説明する。
図１０は、本発明にかかる救助システムの第四通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
同図において、ユーザは、たとえば、地震などの災害によってがれきの下に閉じ込められたとき、携帯電話機１を操作できない状態で閉じ込められており、携帯電話機１と移動体通信交換機５とは、無線基地局７１が災害により被害を受けたため通信不可能な場合である。
【００７２】
携帯電話機１は、ユーザ及び移動体通信交換機５によって、バッテリ・セービング・モードに切り替えられないので、移動体通信交換機５からのバッテリ・セービング・モード切替信号を受信するまでパワーオンの状態を維持する。
また、移動体通信交換機５は、救助依頼に対して、第三通話例と同様に、携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行い、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を送信するが、無基地局７１が被害を受けて通信不可能な状態にあるため、携帯電話機１と通信を行うことはできない。
【００７３】
そして、１１時１０分に無線基地局７１が復旧され通信不可能な状態になると、あるいは、可搬型無線基地局７２ａが設置されると、携帯電話機１と移動体通信交換機５は通信可能な状況となる。
【００７４】
移動体通信交換機５は、１２時００分になると、携帯電話機１に対して呼出し（Ｂ）を行い、応答が無いのでハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員による声による捜索（Ｄ）を行う。ユーザは、携帯電話機１を全く操作しないで、捜索（Ｄ）に対して返事（Ｈ）だけを行い、救助隊員と通話（Ｇ）を行うことがででき、ユーザの位置や状況を説明し、互いに救助に関する情報を連絡しあうことができる。
【００７５】
続いて、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信し、携帯電話機１の電力を浪費しないようにする。
【００７６】
次に、携帯電話機１は、１３時００分になると、図示してないが、再びパワーオン状態となり位置登録信号（Ａ）を出力する。また、移動体通信交換機５は、携帯電話機１に呼出し（Ｂ）を行ない、ハンドフリーモード切替信号（Ｃ）を送信し、救助隊員とユーザは、通話（Ｇ）を行うことがででき、その後のユーザの状況や救助に関する情報を連絡しあうことができる。そして、移動体通信交換機５は、通話（Ｇ）の終了後に、バッテリ・セービング・モード切替信号（Ｅ）を携帯電話機１に送信する。
【００７７】
このように、本通話例においては、無線基地局７１が復旧され通信不可能な状態になると、あるいは、可搬型無線基地局７２ａが設置されると、第三通話例と同様に、ユーザは、携帯電話機１を操作しなくても、移動体通信交換機５が、携帯電話機１をハンドフリーモードに切り替えるので、救助隊員と通話することができる。
【００７８】
このように、本実施形態の救助用通信システムは、所定の時刻の任意時間中に通信を行う又は通信を行おうとするので、携帯電話機の充電池の電力を有効に使用することができる。
また、ユーザが携帯電話機１を操作できない場合を想定して、移動体通信交換機５は、携帯電話機１をハンドフリーモードに切り替えることができるので、ユーザは、身動きできない状態でも救助隊員と通話することができる。
【００７９】
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた救助用通信システムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、移動体通信交換機５が、制御部５２，記憶部５３及び制御卓５４を備えた構成としてあるが、地震などの災害に対する救助活動の場合には、制御部５２，記憶部５３及び制御卓５４を対策本部が有する構成としてもよい。
【００８０】
また、移動体通信交換機５は、所定の時刻の任意時間以外の時間にも、救助依頼のあったユーザが所持する携帯電話機１に対して、呼出し等の動作（ステップＳ１２〜Ｓ２２）を行ってもよいことは勿論である。
【００８１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる携帯電話機，移動体通信交換機，及び携帯電話機を用いた救助用通信システムによれば、ユーザが事故や災害に遭遇したとき、バッテリ・セービング・モードによって、携帯電話機の充電池を節電しながら、効率良く救助隊と連絡することができ、救助活動において極めて大きな効果を発揮することができる。
また、ユーザが携帯電話機を操作できない状態であっても、移動体通信交換機が、携帯電話機をハンドフリーモードへ切り替えることができるので、救助隊員と通話することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の概略正面図を示している。
【図２】図２は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の要部の構成を説明するための概略ブロック図を示している。
【図３】図３は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の基本的な動作を説明するための概フローチャート図を示している。
【図４】図４は、本発明の実施形態にかかる移動体通信交換機の要部の構成を説明するための概略ブロック図を示している。
【図５】図５は、本発明の実施形態にかかる移動体通信交換機の基本的な動作を説明するための概フローチャート図を示している。
【図６】図６は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機を用いた救助システムの構成を説明するための概略ブロック図を示している。
【図７】図７は、本発明にかかる救助システムの第一通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
【図８】図８は、本発明にかかる救助システムの第二通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
【図９】図９は、本発明にかかる救助システムの第三通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
【図１０】図１０は、本発明にかかる救助システムの第四通話例を説明するための概略タイミングチャート図を示している。
【符号の説明】
１，１ａ　携帯電話機
２　制御回路部
３　モード切替スイッチ
４　電源部
５　移動体通信交換機
７　救助システム
１１　アンテナ
１２　無線回路部
１３　操作部
１４　表示部
１５　送受話器
１６　信号処理部
１７　振動検出部
１８　記憶回路部
３１　運転モード位置
３２　通常モード位置
３３　救助モード位置
５１　移動体通信交換機本体
５２　制御部
５３　記憶部
５４　制御卓
７１，７２　無線基地局
７２ａ　可搬型無線基地局
７３，７３ａ　救助隊携帯端末
Ａ　位置登録信号
Ｂ　呼出し
Ｃ　ハンドフリーモード切替信号
Ｄ　捜索
Ｅ　バッテリ・セービング・モード切替信号
Ｆ　応答
Ｇ　通話
Ｈ　返事[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile phone, a mobile communication exchange, and a rescue communication system using the mobile phone, and particularly to a general mobile phone, a mobile communication exchange, and a mobile phone except in an emergency. In a communication system, a mobile phone, a mobile communication exchange, and a mobile communication system capable of effectively using power of a rechargeable battery of a mobile phone by performing communication during an arbitrary time at a predetermined time in an emergency. The present invention relates to a rescue communication system using a telephone.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, mobile phones have rapidly become popular and have advanced functions. For example, various functions have been added, such as a function of capturing and transmitting an image.
[0003]
Conventional various functions include a mobile station set including a GPS antenna, a receiver, and a mobile phone in advance carried by a subject who may be lost, and a mobile station set provided by a GPS (Global Positioning System). There is a function of assisting the search and discovery of lost children by automatically transmitting position information to the base station (for example, see Utility Model Document 1).
[0004]
In addition, even if the main wireless power supply is cut off by using the additional power supply means, the first power supply connection means, and the second power supply connection means, even if the mobile wireless terminal device which is lost due to theft or the like is cut off, the normal There is a function of using a connection operation and performing a search without being realized by the holder (for example, see Patent Document 1).
[0005]
Also, when the radio circuit controller instructs the power on / off operation mode, the cordless telephone sets the instructed operation mode, reduces the control channel occupation time required for calling, and reduces the power of the cordless telephone. There is a power saving function (for example, see Patent Document 2).
[0006]
[Utility model document 1]
Japanese Utility Model Registration No. 3068603 (paragraph 4, paragraph 0008)
[Patent Document 1]
JP-A-62-091030 (Claim 1, Claims)
[Patent Document 2]
JP-A-63-175530 (Claim 7, Claims)
[0007]
By the way, a mobile phone can freely make a call using a normal call function within a mobile communication area where communication with a wireless base station is possible. Therefore, even if the user of the mobile phone encounters an accident or a natural disaster in the mobile communication area, for example, if the user can operate the mobile phone and can communicate with the wireless base station, a normal You can easily ask for help by calling the fire department from your mobile phone using the call function.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, for example, when a building collapses due to an earthquake or the like and the user is trapped under the debris, the user cannot communicate because the communication radio wave is blocked by the debris or the radio base station becomes inoperable. Nevertheless, they will try to contact their rescue squad to inform them that they are alive and their location. In addition, even if it is determined that communication is impossible, if a call is received, the user waits for the call while maintaining the mobile phone in a power-on state.
For this reason, there was a problem that it was not possible to efficiently communicate with the rescue squad while saving power in the rechargeable battery of the mobile phone.
[0009]
Also, if the user loses consciousness when trapped under the debris, the power of the rechargeable battery is lost when the user returns to consciousness, or the user is buried in the debris so that the user can not move. In the worst case scenario, where the call cannot be answered and the number of calls increases, the power of the rechargeable battery becomes shorter, whereas the conventional mobile phone is equipped with a special function related to rescue to cope with such a situation. There was a problem that it did not have.
[0010]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problem, and in order to rescue a user of a mobile phone under an emergency situation, to efficiently communicate with a rescue squad while saving power of a rechargeable battery of the mobile phone. It is an object of the present invention to provide a mobile phone and a mobile communication exchange which enable the communication and a rescue communication system using the mobile phone.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the mobile phone of the present invention has a configuration having a battery saving mode in which power is turned on only during an arbitrary time at a predetermined time.
With this configuration, communication can be performed during an arbitrary time at a predetermined time, and power can be saved in the rechargeable battery at times other than the arbitrary time.
[0012]
Further, the mobile phone according to the present invention is configured such that upon receiving a battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange, the mobile phone automatically switches to the battery saving mode.
In this way, even if the user cannot operate the mobile phone, the mode can be switched to the battery saving mode.
[0013]
Further, the mobile phone of the present invention is configured to transmit a position registration signal after power-on in the battery saving mode.
By doing so, the approximate current position of the user can be automatically transmitted.
In the conventional communication system, the mobile phone does not transmit the position registration signal unless the position changes.
[0014]
Further, the mobile phone of the present invention is configured to automatically switch to the hand-free mode when receiving the hand-free mode switching signal from the mobile communication exchange.
In this way, even when the user cannot operate the mobile phone, communication can be performed in the hands-free mode.
[0015]
A mobile communication exchange according to the present invention further comprises: a storage unit for storing a telephone number of the mobile phone according to any one of claims 1 to 4, which is owned by a user who has requested rescue; A control unit for controlling the main body of the mobile communication exchange, wherein at least during a predetermined time of the predetermined time of the mobile phone, a call is made to the mobile phone.
In this way, the call can be made when the mobile phone of the user who has received the rescue request is powered on, that is, in synchronization with the power on of the mobile phone.
[0016]
Further, the mobile communication exchange of the present invention is configured to transmit a battery saving mode switching signal for forcibly switching to the battery saving mode to the mobile phone.
With this configuration, even if the user cannot operate the mobile phone, the mobile phone can be switched to the battery saving mode by remote control.
[0017]
The mobile communication exchange of the present invention is configured to transmit a hand-free mode switching signal for forcibly switching to a hand-free mode to the mobile phone.
With this configuration, even when the user cannot operate the mobile phone, the mobile phone can be set to the hands-free mode.
[0018]
Further, the mobile communication exchange of the present invention is configured such that, when a response is made from the mobile phone to the call, a call connection is made and the position information of the mobile phone is output to a control console.
By doing so, it becomes easier to manage the position information, and the rescue operation can be performed quickly.
[0019]
Further, a rescue communication system using the mobile phone of the present invention includes a mobile phone having a battery saving mode in which the power is turned on only during an arbitrary time at a predetermined time, and the mobile phone carried by a user who has requested rescue. A mobile communication exchange for making a call to the telephone at least during an arbitrary time of the predetermined time is provided.
As described above, the present invention is also effective as a rescue communication system using a mobile phone, and attempts to perform communication during an arbitrary time at a predetermined time, thereby effectively using the power of the rechargeable battery of the mobile phone. be able to.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, preferred embodiments of a mobile phone, a mobile communication exchange, and a rescue communication system using the mobile phone according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
[Mobile phone]
FIG. 1 is a schematic front view of a mobile phone according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic block diagram for explaining a configuration of a main part of the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
In FIG. 1, a mobile phone 1 includes a telescopic antenna 11 on an upper surface, an operation unit 13 having operation keys and the like disposed on a front surface, a display unit 14 for outputting image information, and a mode changeover switch 3 on a side surface. ing.
[0022]
As shown in FIG. 2, the mobile phone 1 is provided with an antenna 11, a radio circuit unit 12 for transmitting and receiving radio signals, a control circuit unit 2 for controlling operation by a program, operation keys, and the like. An operation unit 13, a display unit 14 for outputting image information, a handset 15 including a speaker for outputting audio information and a microphone for inputting audio information, a signal processing unit 16 for converting audio information into a signal, , A vibration detection unit 17 that detects vibrations and outputs a vibration signal, a storage circuit unit 18 that stores a telephone number and the like, a mode switch 3, and a power supply unit 4.
[0023]
The mode changeover switch 3 is a slide switch provided on a side surface of the mobile phone 1 and is set to any one of the operation mode position 31, the normal mode position 32, and the rescue mode position 33.
When the mode changeover switch 3 is set to the rescue mode position 33, the mobile phone 1 switches to the battery saving mode (BSM) in which the power is turned on only during an arbitrary time at a predetermined time. That is, the control circuit unit 2 powers on when an internal timer (not shown) reaches a predetermined time, and automatically powers off when an arbitrary time has elapsed.
[0024]
The mode changeover switch 3 is not limited to this structure. For example, the mode changeover switch 3 may be configured to key-input an input signal for switching to the battery saving mode to the operation unit 13.
Further, as will be described later, when a battery saving mode switching signal or a hand-free mode switching signal is input from the mobile communication exchange 5, the control circuit unit 2 switches to the battery saving mode or the hand-free mode. There is a configuration.
[0025]
Next, a basic operation of the mobile phone 1 will be described with reference to the drawings.
FIG. 3 is a schematic flowchart for explaining a basic operation of the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
In the figure, first, the mobile phone 1 determines whether or not the control circuit unit 2 has input a mode switching switch 3 or a battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange 5 (step S1).
[0026]
That is, even if the user does not switch to the battery saving mode, the mobile phone 1 automatically switches to the battery saving mode when receiving the battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange 5.
Therefore, for example, even when the user cannot operate the mobile phone 1 due to being fainted or trapped under the debris so that he / she cannot move, the user may switch to the battery saving mode. Power consumption can be reduced.
[0027]
Next, when the battery saving mode switching signal is input, the control circuit unit 2 determines whether or not a call is in progress (step S2). If the call is in progress, the call state is maintained until the call ends. . In this way, for example, even during the operation of the battery saving mode, the user can talk to the rescue worker for more than an arbitrary time.
That is, the mobile phone 1 receives an incoming call during a predetermined time in the battery saving mode and enters a talking state when the user responds to the incoming call. Here, the arbitrary time is set to be short, but even in such a case, the mobile phone 1 can talk over the arbitrary time when in a call state.
[0028]
Next, the control circuit unit 2 determines whether or not the current time is within an arbitrary time of a predetermined time (step S4). If the current time is outside the arbitrary time, the control circuit unit 2 powers off the mobile phone 1 (step S4). S5) Conversely, if the current time is within the arbitrary time and the power is off, the mobile phone 1 is powered on (step S6).
[0029]
Next, the mobile phone 1 determines whether or not the control circuit unit 2 has input a battery saving mode release signal from the mode changeover switch 3 or the mobile communication exchange 5 (step S7). When the release signal is not input, the power-off state is maintained until an arbitrary time at the next predetermined time.
[0030]
On the other hand, the user hears, for example, a work sound for removing the debris of the rescue squad, and if the user feels that the mobile phone 1 can be contacted now, the user operates the mode changeover switch 3 to operate the battery saving mode. The mode can be released and switched to the operation mode. By doing so, the mobile phone 1 is powered on (step S8), and the user can freely make a call outside.
In addition, the rescue squad can also transmit a battery saving mode release signal from the mobile communication exchange 5 to the mobile phone 1 to release the battery saving mode, for example, to notify the user of a new situation. be able to.
[0031]
Note that the battery saving mode of the present embodiment is set as an arbitrary time at a predetermined time, from 00 minutes to 2 minutes at each time. That is, in a day, from 0:00 to 0:02, The power is turned on 24 times from 1:00 to 1:02, then from 2:00 to 2:02,..., From 23:00 to 23:02.
[0032]
The arbitrary time of the predetermined time is not limited to the above time and time. For example, the power is turned on for one minute every two hours, or the power is turned on for 30 minutes from each hour for two minutes. Is also good.
In addition, since the mobile phone 1 automatically adjusts the time of the internal timer (not shown) based on the standard time signal, it is needless to say that the time of the internal timer is accurate.
[0033]
Although not shown, when the mobile phone 1 is powered on in the above-described cycle, the mobile phone 1 moves the position registration signal forcibly, that is, even if the mobile phone 1 does not move to another divided area. It is transmitted to the mobile communication exchange 5.
The “position registration signal” refers to a position signal automatically transmitted to the wireless base station when the mobile phone moves from an arbitrarily divided area to another area. As a result, the mobile communication exchange 5 can know in which area the mobile phone 1 is located, and when calling the mobile phone 1, can call only from the wireless base station in this area.
[0034]
In addition, for example, it is assumed that the mobile phone 1 cannot be operated because the user cannot move, and the mobile phone 1 cannot answer even if a call is received. In such a case, although not shown, the mobile phone 1 is configured to automatically switch to the hand-free mode when receiving the hand-free mode switching signal transmitted from the mobile communication exchange 5.
[0035]
As described above, when the mobile phone 1 of the present embodiment is switched to the battery saving mode, the power is turned on when an internal timer (not shown) of the control circuit unit 2 reaches a predetermined time, and an arbitrary time elapses. Then, the power is automatically turned off, that is, the power is automatically and periodically turned on only during a time period necessary for communication, so that it is possible to save power while securing a communication opportunity.
[0036]
In addition, even when the user cannot operate the mobile phone 1, the mobile phone 1 switches to the battery saving mode when receiving the battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange 5. Further, when the hand-free mode switching signal is received, the mode is switched to the hand-free mode.
Therefore, even when the user cannot operate the mobile phone, it is possible to make a call in the hands-free mode while saving power.
[0037]
[Mobile communication exchange]
FIG. 4 is a schematic block diagram for explaining a configuration of a main part of the mobile communication exchange according to the embodiment of the present invention.
In FIG. 1, the mobile communication exchange 5 comprises a mobile communication exchange main body 51, a control unit 52 for performing operation control by a program, and a storage unit 53.
[0038]
The mobile communication switch body 51 is a switch of a switching system such as PDC or cdmaOne, and is connected to the wireless base stations 71 and 72.
The storage unit 53 is a storage device such as a non-volatile memory, and is a storage unit for inputting the telephone number of the mobile phone 1 of the user who has been requested for rescue, and can store a plurality of telephone numbers. Note that the data in this part of the storage unit 53 is generally called subscriber data.
The control unit 52 includes a control device such as a computer, and controls the mobile communication exchange main body 51 and the storage unit 53.
[0039]
Next, a basic operation of the mobile communication exchange 5 will be described with reference to the drawings.
FIG. 5 is a schematic flowchart for explaining the basic operation of the mobile communication exchange according to the embodiment of the present invention.
In the figure, first, the mobile communication exchange 5 is requested to rescue (step S11), and when the telephone number is input to the storage unit 53, calls the mobile phone 1 (step S12).
[0040]
Next, the control unit 52 determines whether or not there is a response to this call (step S13). If there is a response, the control unit 52 connects to the rescue squad mobile terminal 73 and makes the user and the rescue squad talk. (Step S14).
Then, after the end of the call, a battery saving mode switching signal is output, and the mobile phone 1 is switched to the battery saving mode (BSM). (Step S15).
[0041]
As described above, the mobile communication exchange 5 is configured to transmit the battery saving mode switching signal for forcibly switching to the battery saving mode to the mobile phone 1. Thus, even when the user cannot operate the mobile phone 1, the mobile phone 1 can be remotely switched to the battery saving mode.
[0042]
In step S13, when there is no response in step S13, the control unit 52 outputs a hand-free mode switching signal (step S16), and the rescue worker searches (calls by voice) via the mobile phone 1 (step S17). ).
As described above, the mobile communication exchange 5 is configured to transmit, to the mobile phone 1, the hand-free mode switching signal for forcibly switching to the hand-free mode. Thereby, even when the user cannot operate the mobile phone 1, the mobile phone 1 can be switched to the hands-free mode by remote control.
[0043]
The mobile communication exchange 5 checks whether or not the rescue worker has answered the search for voice, that is, determines whether or not there is a response (step S18). The communication with the user is continued (step S19).
Then, after the end of the call, a battery saving mode switching signal is output, and the mobile phone 1 is switched to the battery saving mode (BSM) (step S20).
When confirming that there is no response in step S18, the mobile communication exchange 5 switches the mobile phone 1 to the battery saving mode (step S21).
[0044]
Next, after switching the mobile phone 1 to the battery saving mode in step S15, S20, or S21, the control unit 52 determines whether the rescue request has been canceled (step S22). When the rescue request is canceled, for example, the battery saving mode switching signal and the hands-free mode switching signal for the mobile phone 1 are reset (step S23), and the rescue request is terminated.
[0045]
If the rescue request is not canceled in step S22, the mobile communication exchange 5 returns to step S12 while maintaining the battery saving mode of the mobile phone 1, and at least during an arbitrary time at a predetermined time, The mobile phone 1 is configured to make a call or the like (steps S12 to S22).
[0046]
The mobile communication exchange 5 may be configured to make a call or the like (steps S12 to S22) to the mobile phone 1 even when it is not an arbitrary time of the predetermined time. For example, when a user is trapped under debris by a disaster such as an earthquake, the user is trapped in a state where the mobile phone 1 cannot be operated, and furthermore, radio waves are blocked by the debris and mobile communication with the mobile phone 1 is performed. Even when communication with the exchange 5 is not possible, if the debris is removed and communication becomes possible, it is possible to quickly contact the user.
[0047]
In addition, the mobile communication exchange 5 includes a control console 54 for plotting users waiting for rescue on a map of a disaster area, and outputs position information (including position registration information) of the mobile phone 1 to the control console 54. (See FIG. 4). In this way, even if there are many people waiting for rescue, the situation can be accurately and quickly grasped.
The “position information” refers to information related to a position, and includes, for example, a position remembered by a user and information related to a position from a GPS (Global Positioning System).
[0048]
As described above, the mobile communication exchange 5 of the present embodiment makes a call to the mobile phone 1 of the user who has been requested to rescue at least when the rescue request is received and at any time at a predetermined time. Further, by switching to the hand-free mode or the battery saving mode according to the situation, it is possible to efficiently communicate with the user while the power of the mobile phone 1 is saved.
[0049]
When no disaster such as an earthquake has occurred and no special rescue headquarters has been established, the mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (step S12), and the mobile station 5 receives the call. A call may be made by connecting to the contact number of the 119th report (step S14).
In this way, the user of the mobile phone 1 can be called by the officer in charge of the 119th call. In addition, when the user who seeks rescue responds to this call, he / she can talk directly with the above-mentioned officer, so that even if no disaster such as an earthquake has occurred, rescue can be made more quickly.
[0050]
Although not shown, in steps S14 and S19, it is assumed that the user and the rescue worker make a call for more than two minutes, which is an arbitrary time. Before outputting the saving mode switching signal, it is determined whether or not the telephone is in a call state. If the telephone is in the talking state, a battery saving mode switching signal is output after the telephone call is ended (steps S5 and S10). Of course).
[0051]
[Rescue system using mobile phone]
FIG. 6 is a schematic block diagram for explaining a configuration of a rescue system using the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
In the figure, a rescue system 7 using a mobile phone includes a mobile phone 1 used by a user seeking rescue, a mobile communication exchange 5 having a plurality of wireless base stations 71 and 72, and a rescue squad mobile terminal 73. Has become.
Note that the mobile phone 1 has substantially the same structure as the mobile phone of the above embodiment, and the mobile communication exchange 5 has substantially the same structure as the mobile communication exchange of the above embodiment.
[0052]
The mobile phone 1 has a battery saving mode in which the power is turned on at least during an arbitrary time at a predetermined time, and the mobile communication exchange 5 transmits a signal to the mobile phone 1 during an arbitrary time at the predetermined time. It is configured to make a call.
As described above, the present invention is also effective as a rescue communication system using a mobile phone, and can save power of the mobile phone 1 and efficiently communicate with a user.
[0053]
In the present system, the provisional line is set up outside the service area where the mobile phone 1a cannot be used (insensitive area), or when the wireless base station is out of service area due to being destroyed by a disaster. The portable radio base station 72a can be used to open the mobile radio base station 72a and secure a call between the rescue squad mobile terminal 73a and the mobile phone 1a.
[0054]
(First call example)
Next, a first call example by the rescue system of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
FIG. 7 is a schematic timing chart for explaining a first example of a call of the rescue system according to the present invention.
In the figure, when a user is trapped under rubble by a disaster such as an earthquake, first, at 9:20, a normal telephone oscillation is performed from the mobile phone 1, but this radio wave is cut off by the rubble. Then, the user operates the mode changeover switch 3 of the mobile phone 1 at 9:25 to switch to the battery saving mode. As a result, the mobile phone 1 is configured to be powered off from 02 minutes to 58 minutes each time, and to consume little power except for the internal timer and the like.
[0055]
Also, after a disaster occurs, a rescue request is made from a user's family or the like.
In response to the rescue request, the mobile communication exchange 5 immediately calls the mobile phone 1 (B), transmits a hand-free mode switching signal (C) because there is no response, and searches by voice by a rescue worker. Perform (D). Since there is no response to the search (D), the battery saving mode switching signal (E) is transmitted.
[0056]
The mobile phone 1 is in a power-on state (incoming call waiting state) for only 2 minutes from 00 minutes each time. The mobile phone 1 outputs a position registration signal (A) every time the mobile phone 1 is turned on. On the other hand, the mobile communication exchange 5 transmits a call (B), a hand-free mode switching signal (C), a search (D), and a battery saving mode switching signal (E) as in the previous case.
However, the radio wave is blocked by debris, and the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 cannot communicate with each other until 11:10. Then, as the rescue operation progresses, the debris covering the upper part is removed, and from 11:10, the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 can communicate with each other.
[0057]
At 12:00, the mobile phone 1 enters a power-on state and outputs a position registration signal (A). The mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (B), and the user responds (F).
Then, the rescuer and the user can make a call (G), explain the position and situation of the user, and communicate information about rescue with each other. Then, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1.
[0058]
As described above, in the present call example, the user can switch to the battery saving mode and save power of the mobile phone 1 until the debris is removed and communication becomes possible.
[0059]
(Example of second call)
Next, a second call example of the rescue system 7 of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
FIG. 8 is a schematic timing chart for explaining a second example of the call of the rescue system according to the present invention.
In the figure, when a user is trapped under debris by a disaster such as an earthquake, for example, the user is locked in a state in which the mobile phone 1 cannot be operated, and the mobile phone 1 can communicate with the mobile communication exchange 5. Is the case.
[0060]
When a rescue request is made from the user's family or the like after the occurrence of the disaster, the mobile communication exchange 5 immediately calls (B) the mobile phone 1 in response to the rescue request, and there is no response. A mode switch signal (C) is transmitted, and a search (D) by voice by a rescue worker is performed. The user can answer (H) only the search (D) and make a call (G) with the rescue personnel without operating the mobile phone 1 at all, and explain the position and situation of the user, They can communicate information about rescue with each other.
[0061]
Subsequently, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1 so that the power of the mobile phone 1 is not wasted.
[0062]
Next, at 10:00, the mobile phone 1 enters a power-on state and outputs a position registration signal (A). The mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (B) and transmits a hand-free mode switching signal (C). The rescuer and the user can communicate information about the user's situation and rescue by calling (G). Then, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1.
[0063]
As described above, in this communication example, the mobile communication exchange 5 makes a call in response to a rescue request from the user's family or the like. When there is no response, the mobile communication exchange 5 switches to the hands-free mode. Switch to saving mode.
[0064]
(Example of third call)
Next, a third call example of the rescue system of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
FIG. 9 is a schematic timing chart for explaining a third example of the call of the rescue system according to the present invention.
In the figure, for example, when a user is trapped under debris due to a disaster such as an earthquake, the user is trapped in a state in which the mobile phone 1 cannot be operated. This is a case where communication with the mobile communication exchange 5 is impossible.
[0065]
Since the mobile phone 1 cannot be switched to the battery saving mode by the user and the mobile communication exchange 5, the mobile phone 1 maintains the power-on state until receiving the battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange 5. .
In response to the rescue request, the mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (B) and transmits a hand-free mode switching signal (C) to the rescue squad, as in the first call example. (D), and transmits a battery saving mode switching signal (E).
[0066]
That is, the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 cannot communicate with each other because the radio waves are blocked by debris. Then, as the rescue operation progresses, the debris covering the upper part is removed, and from 11:10, the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 can communicate with each other.
[0067]
The mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 at 12:00 (B), transmits a hand-free mode switching signal (C) because there is no response, and searches by voice by a rescue worker (D). I do. The user can answer (H) only the search (D) and make a call (G) with the rescue personnel without operating the mobile phone 1 at all, and explain the position and situation of the user, They can communicate information about rescue with each other.
[0068]
Subsequently, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1 so that the power of the mobile phone 1 is not wasted.
[0069]
Next, although not shown, at 13:00, the mobile phone 1 enters a power-on state and outputs a position registration signal (A). Further, the mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (B), transmits a hand-free mode switching signal (C), and the rescue worker and the user can make a call (G), and thereafter, Information on the situation of the user and rescue can be communicated. Then, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1.
[0070]
As described above, in this call example, when the user's family or the like requests rescue, the user switches the mobile phone 1 to the hand-free mode without operating the mobile phone 1 because the mobile communication exchange 5 switches the mobile phone to the hand-free mode. You can talk to rescue workers.
[0071]
(Example of fourth call)
Next, a fourth communication example of the rescue system of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
FIG. 10 is a schematic timing chart for explaining a fourth example of a call of the rescue system according to the present invention.
In the figure, for example, when a user is trapped under debris by a disaster such as an earthquake, the user is trapped in a state where the mobile phone 1 cannot be operated, and the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 are connected to a radio base station. This is the case where communication is not possible because the station 71 has been damaged by the disaster.
[0072]
Since the mobile phone 1 cannot be switched to the battery saving mode by the user and the mobile communication exchange 5, the mobile phone 1 maintains the power-on state until receiving the battery saving mode switching signal from the mobile communication exchange 5. .
In response to the rescue request, the mobile communication exchange 5 makes a call (B) to the mobile phone 1 and transmits a hand-free mode switching signal (C) to the rescue squad, as in the third call example. Search by voice (D), and transmits a battery saving mode switching signal (E). However, since the non-base station 71 is damaged and cannot communicate, it communicates with the mobile phone 1. It is not possible.
[0073]
When the wireless base station 71 is restored at 11:10 and communication becomes impossible, or when the portable wireless base station 72a is installed, the mobile phone 1 and the mobile communication exchange 5 can communicate with each other. It becomes.
[0074]
At 12:00, the mobile communication exchange 5 makes a call (B) to the mobile phone 1 and transmits a hand-free mode switching signal (C) because there is no response, so that the rescue crew searches by voice ( Perform D). The user can answer (H) only the search (D) and make a call (G) with the rescue personnel without operating the mobile phone 1 at all, and explain the position and situation of the user, They can communicate information about rescue with each other.
[0075]
Subsequently, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1 so that the power of the mobile phone 1 is not wasted.
[0076]
Next, at 13:00, the mobile phone 1 enters the power-on state again, not shown, and outputs the position registration signal (A). Further, the mobile communication exchange 5 calls the mobile phone 1 (B), transmits a hand-free mode switching signal (C), and the rescue worker and the user can make a call (G), and thereafter, Information on the situation of the user and rescue can be communicated. Then, after the end of the call (G), the mobile communication exchange 5 transmits a battery saving mode switching signal (E) to the mobile phone 1.
[0077]
As described above, in the present call example, when the wireless base station 71 is restored and becomes incapable of communication, or when the portable wireless base station 72a is installed, the user, like the third call example, Even without operating the mobile phone 1, the mobile communication exchange 5 switches the mobile phone 1 to the hands-free mode, so that it is possible to talk with the rescue squad.
[0078]
As described above, the rescue communication system of the present embodiment performs communication or attempts to perform communication during an arbitrary time at a predetermined time, so that the power of the rechargeable battery of the mobile phone can be used effectively.
Also, assuming that the user cannot operate the mobile phone 1, the mobile communication exchange 5 can switch the mobile phone 1 to the hands-free mode, so that the user can talk to the rescue squad even when he cannot move. Can be.
[0079]
As described above, the present invention has been described with reference to the preferred embodiment. However, the mobile phone, the mobile communication exchange, and the rescue communication system using the mobile phone according to the present invention are limited only to the above-described embodiment. Rather, it goes without saying that various modifications can be made within the scope of the present invention.
For example, the mobile communication exchange 5 is configured to include a control unit 52, a storage unit 53, and a control console 54. In the case of a rescue operation for a disaster such as an earthquake, the control unit 52, the storage unit 53, and the control console 54 are used. 54 may be included in the countermeasure headquarters.
[0080]
Also, the mobile communication exchange 5 performs operations such as calling (steps S12 to S22) to the mobile phone 1 owned by the user who has requested rescue at times other than the predetermined time. Of course, it is good.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the mobile phone, the mobile communication exchange, and the rescue communication system using the mobile phone according to the present invention, when the user encounters an accident or disaster, the mobile phone is switched to the battery saving mode. It is possible to efficiently communicate with the rescue squad while conserving the power of the rechargeable battery of the telephone, and to exert an extremely large effect in rescue activities.
Further, even when the user cannot operate the mobile phone, the mobile communication exchange can switch the mobile phone to the hands-free mode, so that it is possible to talk with the rescue worker.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a mobile phone according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic block diagram illustrating a configuration of a main part of the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic flowchart for explaining a basic operation of the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic block diagram for explaining a configuration of a main part of the mobile communication exchange according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic flowchart for explaining a basic operation of the mobile communication exchange according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic block diagram for explaining a configuration of a rescue system using the mobile phone according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic timing chart for explaining a first call example of the rescue system according to the present invention.
FIG. 8 is a schematic timing chart for explaining a second communication example of the rescue system according to the present invention.
FIG. 9 is a schematic timing chart for explaining a third example of a call in the rescue system according to the present invention.
FIG. 10 is a schematic timing chart for explaining a fourth example of a call of the rescue system according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1,1a mobile phone
2 Control circuit section
3 Mode switch
4 Power supply section
5 Mobile communication exchange
7 Rescue system
11 Antenna
12 Radio circuit section
13 Operation section
14 Display
15 Handset
16 signal processing unit
17 Vibration detector
18 Memory circuit section
31 Operation mode position
32 Normal mode position
33 Rescue mode position
51 Mobile communication switch body
52 control unit
53 storage unit
54 control console
71,72 Wireless base station
72a Portable wireless base station
73,73a Rescue team mobile terminal
A Position registration signal
B Call
C Hand-free mode switching signal
D Search
E Battery saving mode switching signal
F response
G call
H reply

Claims (9)

所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モードを有することを特徴とする携帯電話機。A mobile phone having a battery saving mode in which the power is turned on only during an arbitrary time at a predetermined time. 移動体通信交換機からのバッテリ・セービング・モード切替信号を受信すると、自動的に前記バッテリ・セービング・モードに切り替わることを特徴とする請求項１記載の携帯電話機。2. The mobile phone according to claim 1, wherein the mobile phone automatically switches to the battery saving mode when receiving a battery saving mode switching signal from a mobile communication exchange. 前記バッテリ・セービング・モードにおいて、パワーオンした後に、位置登録信号を送信することを特徴とする請求項１又は２記載の携帯電話機。3. The mobile phone according to claim 1, wherein in the battery saving mode, a location registration signal is transmitted after power-on. 移動体通信交換機からのハンドフリーモード切替信号を受信すると、自動的にハンドフリーモードに切り替わることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の携帯電話機。The mobile phone according to any one of claims 1 to 3, wherein the mode is automatically switched to a hand-free mode when a hand-free mode switching signal is received from the mobile communication exchange. 救助願いの出されたユーザが所持する、上記請求項１〜４のいずれかに記載の携帯電話機の電話番号を記憶する記憶部と、この記憶部および移動体通信交換機本体を制御する制御部とを具備し、
少なくとも前記携帯電話機の前記所定時刻の任意時間中に、該携帯電話機に対し呼出しを行うことを特徴とする移動体通信交換機。A storage unit for storing a telephone number of the mobile phone according to any one of claims 1 to 4, which is owned by a user who has made a request for rescue, and a control unit for controlling the storage unit and a mobile communication exchange main body. With
A mobile communication exchange, wherein a call is made to the mobile phone at least during an arbitrary time of the predetermined time of the mobile phone. 前記携帯電話機に、強制的に前記バッテリ・セービング・モードへ切り替えるバッテリ・セービング・モード切替信号を送信することを特徴とする請求項５記載の移動体通信交換機。6. The mobile communication switching system according to claim 5, wherein a battery saving mode switching signal for forcibly switching to the battery saving mode is transmitted to the mobile phone. 前記携帯電話機に、強制的にハンドフリーモードへ切り替えるハンドフリーモード切替信号を送信することを特徴とする請求項５又は６記載の移動体通信交換機。7. The mobile communication exchange according to claim 5, wherein a hand-free mode switching signal for forcibly switching to a hand-free mode is transmitted to the mobile phone. 前記呼出しに対して、前記携帯電話機から応答があると、通話接続を行うとともに、該携帯電話機の位置情報を制御卓へ出力することを特徴とする請求項５〜７のいずれかに記載の移動体通信交換機。The mobile phone according to any one of claims 5 to 7, wherein when a response is received from the mobile phone to the call, a call connection is made and position information of the mobile phone is output to a control console. Body communication switchboard. 所定の時刻の任意時間中だけパワーオンするバッテリ・セービング・モードを有する携帯電話機と、
救助願いの出されたユーザが所持する前記携帯電話機に対し、少なくとも前記所定時刻の任意時間中に呼出しを行う移動体通信交換機と、
を具備したことを特徴とする携帯電話機を用いた救助用通信システム。A mobile phone having a battery saving mode that powers on only during an arbitrary time at a predetermined time;
A mobile communication exchange that makes a call to the mobile phone possessed by the user who has been requested for rescue at least during an arbitrary time of the predetermined time,
A rescue communication system using a mobile phone, comprising:
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007066393A1 (en) 2005-12-07 2007-06-14 Fujitsu Limited Mobile terminal device, communication system, method of controlling electric power and electric power control program
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