JP2004080130A - 無線ネットワークシステム、無線基地局および通信方法 - Google Patents

無線ネットワークシステム、無線基地局および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポータブルな無線基地局を利用してフレキシブルかつ安価に無線ネットワークシステムを実現する。
【解決手段】無線基地局は、管轄エリア内の各端末局の端末情報を管理する端末管理サーバ手段と、全無線基地局に関するルーティング情報および全端末局に関する端末情報を用いてパケットのルーティング、中継、再送処理を行う中継サーバ手段と、同報通信パケットの宛先を区別し、管轄エリア内の端末局へ同報送信するとともに、他の管轄エリア内の端末局宛ては1つの同報通信パケットとしてルーティング先の無線基地局へ送信するメッセージ同報サーバ手段とを備え、各無線LANに所属するすべての端末局のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線回線を介してデータの中継伝送を行う複数の無線装置により構成される無線ネットワークシステム、無線基地局および通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線ネットワークシステムには、携帯電話やPHSなどの移動通信システムや、IEEE802,11などで規定されている無線LANに代表されるように、有線ネットワークをバックボーンとして主にアクセス系に無線通信を用いるシステムと、主に有線ネットワークの予備ネットワークとして中継系に無線通信を用いるシステムがある。このような無線ネットワークシステムは、いわゆる通信インフラストラクチャー(通信インフラ)であり、常にアクセスまたは中継を行う環境において用いられるものであるので、災害時などの緊急事態やイベントなどの一時的に使用する場合のシステムとしては適さない。また、行政機関等は緊急事態に備えて防災無線システム等を所有しているが、非常に高価なシステムであるために、一般ユーザが所有して一時的に使用するシステムとして用いることは困難である。
【0003】
一方、一時的に無線ネットワークを形成するシステムとしてはブルートゥース(Bluetooth)がある。これは、移動電話機やパソコンその他のポータブル機器の間を接続する近距離無線ネットワークシステムであり、広範囲な通信に使用されることはほとんどない。また、無線通信のみで構築するネットワークシステムとして、アドホックネットワークの研究が進められている。アドホットネットワークは、いわゆる基地局の概念がなく、各々の無線端末自体がルーティング制御を行うので、各々の無線端末に高い処理能力が必要であり、さらにこれまでのネットワークとは異なるトラヒック制御方法も必要になる。そのため、アドホックネットワークにおけるルーティング制御、トラヒック制御について研究が進められている。
【0004】
また、特表2001−503235号公報に記載の無線ネットワークシステムは、無線通信のみでネットワークを構成し、ネットワーク中のノードが隣接する複数のノードと接続するための中継器となる機能を備えた構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、既存の通信インフラが十分に整備されていない地域、または各種イベントや環境調査等で一時的に通信インフラが必要となった場合に用いる無線ネットワークシステムの需要が高まっている。このシステムでは、中継系とアクセス系の両方の機能を備え、安価で簡単にネットワークを構築できることが条件となる。
【0006】
しかし、IEEE802,11に代表される従来の無線ネットワークシステムは、無線のみによるシステム構成が想定されておらず、有線ネットワークシステムにあるようなネットワーク階層化、再送中継、マルチキャストパケットの処理手段が実装されていない。例えば、異なるエリアのノード間の通信の中継において、発信元と相手先のノード間にある中継ノードは、中継後のパケット再送に関して責任がない。そのため、経路の一部でパケット転送に失敗した場合に、経路全体にわたる再送が発生してしまう。
【0007】
例えば、図12に示すネットワークシステムにおいて、ノードn1からノードn5へパケットを送信するときに、何からの障害によりノードn3とノードn4との間でパケットが喪失した場合には、再度ノード1からノードn5への全経路に渡って再送処理が行われる。このネットワークシステムを無線のみで構成すると、サービスエリアの拡大に伴ってノード数やホップ数が増大するにつれ、この再送処理にかかるコストが重大な障害となるおそれがある。また、アドホックネットワークのように、全ノードが対称な(階層化されていない)ネットワークシステムの場合には、トポロジが複雑になるにつれ、ルーティングテーブルの更新維持処理や、冗長なブロードキャストパケットの送信処理が深刻な障害となる。
【0008】
特表2001−503235号公報に記載の無線ネットワークシステムは、周波数ホッピングという通信方式の特徴を活用して、中継器が送信元と宛先ノードを同期させ、無線通信のみでネットワークが構成されるシステムである。このように接続するすべてのノードで同期が必要な制御方法は、オフィス等で半固定的に使用される端末等で構成される比較的小さいサービスエリアのネットワークに適している。例えば、1回の送信において複数の宛先ノードが存在する場合、中継局は宛先ノードの数だけ伝送チャネルを用意する必要があるが、このとき送信側と受信側のすべてが同期する必要がある。また、トポロジを形成する端末に移動頻度が高い端末が1つでも含まれる場合、中継局はトポロジが変化するたびに、すでに同期しているすべての端末を含めて各端末個別に同期処理を行わなければならない。そのため、1つの中継局に接続できる端末数が非常に小さくなり、特表2001−503235号公報に記載のシステムに近い公知の規格であるブルートゥースでは8端末以下に限定されている。
【0009】
IEEE802,11に代表されるCSMA/CA方式の無線LANを用いる場合は、各ノードは単一の無線チャネルしかもたない。このため、中継や個別通信を行う場合には、チャネル割当を切り替えて使用することになるが、トラヒックが集中するノードがあると、システム全体におけるスループットの著しい低下が避けられない。例えば、図13に示すような直接状に中継ノードが配置されたネットワークにおいて、図13(a) のように単一の無線チャネルを使用すると、スループットは経路上のノード数に反比例する。一方、図13(b) のように十分な数の無線チャネルを使用すると、ホップ数が増加してもスループットの低下は若干のオーバヘッドの分だけですむ。
【0010】
本発明は、以上説明した問題点を考慮し、既存の通信インフラが十分に整備されていない地域、または一時的に通信インフラが必要となった場合において、ポータブルな無線基地局を利用してフレキシブルかつ安価に提供できる無線ネットワークシステム、無線基地局および通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ポータブルな無線基地局とその管轄エリア内の複数の端末局により無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)を構成し、各無線基地局をバックボーン無線リンクの中継器として構成した無線ネットワークシステムにおいて、無線基地局は、管轄エリア内の各端末局の登録や削除の管理を行い、各端末局の端末情報を管理する端末管理サーバ手段と、全無線基地局に関するルーティング情報および全端末局に関する端末情報を用いて、管轄エリア内の端末局から送信されたパケットのルーティング、および無線基地局間あるいは無線基地局と宛先端末局との間の中継、再送処理を行う中継サーバ手段と、ルーティング情報および端末情報を用いて、同報通信パケットの宛先として管轄エリア内の端末局と他の管轄エリア内の端末局を区別し、管轄エリア内の端末局へ同報送信するとともに、他の管轄エリア内の端末局宛ては1つの同報通信パケットとしてルーティング先の無線基地局へ送信するメッセージ同報サーバ手段とを備え、各無線LANに所属するすべての端末局のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行う構成である。
【0012】
さらに、無線基地局は、管轄エリア内の各端末局との通信用(端末アクセス用)に少なくとも1つの無線チャネルと、隣接する無線LANの無線基地局との通信用(エリア間中継用)に必要に応じて複数の無線チャネルを割り当てる構成である。
【0013】
無線基地局の端末管理サーバ手段が行う通信方法は、管轄エリア内の複数の端末局に対して端末情報要求をブロードキャストで送信し、管轄エリア内の各端末局からユニキャストで返信された各端末局の端末情報を受信し、その端末情報をデータベースに登録し、さらに、所定の時間間隔で端末情報要求の送信および端末情報の受信によりデータベースを更新する。また、動作を開始する端末局、または所定の時間間隔でブロードキャストされている端末情報要求を受信できなかった端末局が送信した端末情報登録依頼を受信したときに、管轄エリア内の複数の端末局に対して端末情報要求をブロードキャストで送信する。
【0014】
無線基地局のメッセージ同報サーバ手段が行う通信方法は、管轄エリア内の端末局または隣接する無線基地局から送信された同報通信パケットを受信してその宛先端末アドレスリストを参照し、自身の管轄エリア内の端末局が宛先となっていれば、その端末局へ同報通信パケットをマルチキャスト送信し、他の無線基地局の管轄エリア内の端末局が含まれていれば、宛先端末アドレスリストから自身の管轄エリア内の端末局を除く同報通信パケットを作成してルーティング先の無線基地局へマルチキャスト送信する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の無線ネットワークシステムの基本構成を示す。
図において、本発明のポータブル無線ネットワークシステムは、ポータブルな無線基地局1およびそれと直接通信可能な複数の端末局2により無線LAN3を構成し、各無線LAN3が無線基地局1を中継局として接続される構成である。
【0016】
各無線基地局1は、それぞれ無線LAN3を代表するマスタノードであり、各無線LAN3に所属するすべての端末局2のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行う。
【0017】
(マルチアクセスチャネル)
ネットワークを階層化した場合、システム全体の基幹となる基地局にはトラヒックが集中する。基地局が単一の無線チャネルしかもたない場合は、無線システム全体としてスループットが著しく低下することが予想される。そこで、本発明システムの無線基地局1は、管轄する無線LAN(管轄エリア)内の各端末局2との通信用と、隣接する無線LANの無線基地局1との通信用に、それぞれ別個の無線チャネル(図中、A,B,C,Dで示す)を実装する。前者を端末アクセス用の無線チャネル、後者をエリア間中継用の無線チャネルという。ここでは、隣接する無線基地局とのエリア間中継用にそれぞれ1チャネルずつ合計2チャネルを用意しているが、必要に応じて増減してもよい。
【0018】
図2は、無線チャネルの割り当て例を示す。ここでは、無線基地局1−1〜1−7に対して、4つの無線チャネルA,B,C,Dを次のルールに従って割り当てるものとする。▲1▼1つの無線基地局に、エリア間中継用に2つ、端末アクセス用に1つの無線チャネルを使用し、この3つに互いに異なる無線チャネルを割り当てる。▲2▼地理的に重複する別のエリア間中継用には異なる無線チャネルを割り当てる。▲3▼隣接する無線LANで使用する端末アクセス用には異なる無線チャネルを割り当てる。
【0019】
まず、端の無線基地局1−1には、例えばアルファベット順にエリア間中継用に2つの無線チャネルA,Bと、端末アクセス用に無線チャネルCを割り当てる。ただし、エリア間中継用の無線チャネルAについては相手が存在しないために使用されない。次の無線基地局1−2では、まず無線基地局1−1との通信用にすでに決まっている無線チャネルBを割り当て、無線基地局1−3との通信用に無線基地局1−1で未使用の無線チャネルDを割り当てる。すなわち、エリア間中継用に2つの無線チャネルB,Dと、端末アクセス用に無線チャネルAを割り当てる。以下同様に、無線基地局1−3では、エリア間中継用に2つの無線チャネルD,Cと、端末アクセス用に無線チャネルBを割り当て、無線基地局1−4では、エリア間中継用に2つの無線チャネルC,Aと、端末アクセス用に無線チャネルDを割り当て、無線基地局1−5では、エリア間中継用に2つの無線チャネルA,Bと、端末アクセス用に無線チャネルCを割り当て、以下同様に繰り返す。
【0020】
以上示した図2の例では、エリア間中継用の無線チャネル(図中矢印と破線の範囲で示す)についてはオーバラップは生じていない。一方、エリア間中継用の無線チャネルと端末アクセス用の無線チャネル(図中ハッチングで示す)については一部でオーバラップが生じているが、両者の通信方式等を相違させるか、または中継系の通信を妨げないように端末アクセス系の通信を制御することなどにより対応することができる。
【0021】
なお、既設の通信インフラがない道路や河川敷沿い、山間の渓谷沿いなどに一時利用のネットワークを構築する場合には、無線基地局を直線上に配置することが考えられる。この場合の無線チャネルの割り当て例を図3〜図7に示す。ここではIEEE802.11b 方式を想定して使用する無線チャネル数を4(A,B,C,D)とする。
【0022】
図3に示す例は、各無線基地局1−1〜1−4の管轄エリアが互いに十分に離れている(中継距離が長い)場合に相当し、各端末アクセス用に共通の無線チャネルAを使用し、エリア間中継用にオーバラップが生じないように無線チャネルB,C,Dを巡回して割り当てる。
【0023】
図4に示す例は、中継距離に比べて各無線基地局1−1〜1−4の管轄エリアが広い場合に相当するが、無線チャネルの割り当ては図3の場合と同様である。この場合には、例えば無線基地局1−1,1−2の管轄エリアで使用する無線チャネルAがオーバラップしているので、両者の通信方式等を相違させるか、または中継系の通信を妨げないように端末アクセス系の通信を制御することなどにより対応する。そのため、単一エリア内の無線端末局が少ない場合に適している。
【0024】
図5に示す例は、図2の無線チャネル割り当て例に相当し、上記の▲1▼〜▲3▼のルールに従って、端末アクセス用とエリア間中継用の無線チャネルを割り当てる。この場合には、エリア間中継用の無線チャネルがオーバラップすることはないが、エリア間中継用と端末アクセス用の無線チャネル(例えばB,D)が一部でオーバラップすることがあり、その場合には両者の通信方式等を相違させるか、または中継系の通信を妨げないように端末アクセス系の通信を制御することなどにより対応する。なお、無線チャネルの割り当て順はこれに限定されるものではない。
【0025】
図6に示す例は、端末アクセス用とエリア間中継用にそれぞれ2つの無線チャネルを固定的に配分し、交互に割り当てる。この場合には、各無線チャネルの利得を調整することにより、無線チャネルのオーバラップを最小限に抑えることができる。
【0026】
なお、実際の無線ネットワークシステムの構築時には、無線基地局の配置、サービスエリアの設定、端末局の台数、通信の内容等により、中継系およびアクセス系のトラヒックの比率は変わる。したがって、このトラヒックの比率や利用目的等を考慮し、以上示した無線チャネルの割り当て例の中から適当な形態を選択することになる。
【0027】
次に、無線基地局1がもつ端末管理サーバ機能、中継サーバ機能、メッセージ同報サーバ機能について説明する。
【0028】
(無線基地局の端末管理サーバ機能)
無線基地局の端末管理サーバ機能は、管轄エリア内の各端末局の登録や削除の管理を行い、各端末局の端末プロファイルデータ(端末情報)のデータベースを管理する機能である。
【0029】
図7は、端末情報の登録手順の一例を示す。図において、二重線矢印はブロードキャスト、単線矢印はユニキャストを示す。
【0030】
無線基地局は、管轄エリアに対して端末情報要求をブロードキャストで送信する。管轄エリア内の各端末局は、ブロードキャストされた端末情報要求に含まれる無線基地局情報をもとに、自己の所属するエリアを管轄する無線基地局を親基地局として登録する。次に、各端末局は親基地局に対して、自己のアドレスや名前などのユーザ情報を含む端末情報をユニキャストで送信する。無線基地局は、管轄エリア内の各端末局からユニキャストで送信された端末情報を受信し、端末情報データベースに登録する。さらに、無線基地局は、端末情報要求を所定の時間間隔tで定期的に管轄エリア内にブロードキャストし、その応答によって定期的に端末情報データベースを更新する。
【0031】
なお、各端末局は単一のエリアにのみ所属し、それぞれ1つの無線基地局を親基地局とする。したがって、複数のエリアが物理的に重複する地域にいる端末局は、親基地局以外からの端末情報要求には応えない。また、どのエリアにも所属していない場合は、先着した端末情報要求に対して応答し、以後のものには応答しない。
【0032】
また、動作を開始する端末局はネットワークへ参加するために、端末情報登録依頼をブロードキャストする。この端末情報登録依頼を受信した無線基地局は、管轄エリアに対して端末情報要求をブロードキャストし、以下同様の処理手順により端末局は親基地局を登録し、親基地局は管轄エリア内の端末局から端末情報を吸い上げる。このとき、端末情報要求の定期的ブロードキャストを制御していたタイマはリセットされ、改めて所定の時間間隔tで端末情報要求のブロードキャストが開始される。
【0033】
ここで、端末局が親基地局の管轄エリアから移動し、所定の時間間隔tでブロードキャストされている端末情報要求を受信できなくなってタイムアウトした場合には、動作開始時と同様に端末情報登録依頼をブロードキャストする。これにより、最寄りの無線基地局からブロードキャストされた端末情報要求を受信し、以下同様の処理手順により端末局は親基地局を登録し、親基地局は管轄エリア内の端末局から端末情報を吸い上げる。
【0034】
(無線基地局の中継サーバ機能)
無線基地局の中継サーバ機能は、無線ネットワーク内におけるルーティング情報データベースの作成、更新および保持と、それを用いたルーティング処理を行う機能である。また、管轄エリア内の端末局からの発信に対するルーティングを一括して担当する機能である。
【0035】
図8は、各無線基地局の管轄エリアの端末情報の共有、更新手順の一例を示す。図において、二重線矢印はブロードキャスト、単線矢印はユニキャストを示す。
【0036】
各無線基地局は、ネットワーク上のすべての無線基地局および端末局に関する情報を保持する。そのため、各無線基地局は、自己の情報と管轄エリアの端末情報(エリア情報)を他の無線基地局に対してブロードキャストで送信する。無線基地局aからブロードキャストされたエリア情報を受信した無線基地局bは、無線基地局aのエリア情報を登録・更新し、さらに自己のエリア情報を無線基地局aにユニキャストで返信する。ユニキャストされたエリア情報を受信した無線基地局aは、無線基地局bのエリア情報を登録・更新する。
【0037】
各無線基地局による以上の処理は、その無線基地局がネットワークに参加するとき、図7に示したような端末局の新規参加や移動によって無線基地局のエリア情報が更新されたとき、さらに次に示すようなケースで他の無線基地局からエリア情報要求があったときに行われる。
【0038】
無線基地局aは、所定の時間間隔tで自己が動作中であることを示す動作報告をブロードキャストで送信する。ブロードキャストされた動作報告を受信した無線基地局bは、送信元の無線基地局aの動作確認を行う。この動作報告には、無線基地局aにおけるエリア情報の直近の更新時刻を含む。無線基地局bは、保持している無線基地局aのエリア情報の更新時刻と、動作報告に含まれる更新時刻を比較し、最新のエリア情報を保持しているか否かを確認する。
【0039】
ここで、無線基地局bは、保持している無線基地局aのエリア情報が最新でないと分かれば、無線基地局aに対してエリア情報要求をユニキャストで送信する。このエリア情報要求を受信した無線基地局aは、上記のようにエリア情報をブロードキャストで送信し、無線基地局bとの間でエリア情報の交換を行う。このとき、動作報告をブロードキャストする時間間隔はリセットされる。
【0040】
各無線基地局が動作を終了すると、動作終了通知を他の無線基地局に対してブロードキャストで送信する。無線基地局aからブロードキャストされた動作終了通知を受信した無線基地局bは、無線基地局aのエリア情報をデータベースから削除する。
【0041】
(中継・再送処理)
各端末局は、それぞれ中継サーバ機能を担う親基地局を介して他の端末局との通信を行うことになるが、宛先が親基地局の管轄エリア内の端末局であれば、親基地局はそのままその宛先に中継する。また、宛先が他の無線基地局の管轄エリア内の端末局であれば、親基地局はルーティング情報データベースを元に宛先のエリアを特定し、宛先端末局の親基地局へむけて中継する。
【0042】
ここで図9を参照し、ルーティング情報データベースに従って、無線LAN3−1の端末局2aから無線LAN3−3の端末局2iへパケットを送信する場合における無線基地局1−1,1−2,1−3の中継・再送処理について説明する。
【0043】
端末局2aは、まず親基地局である無線基地局1−1に、自身のアドレスと宛先アドレスを含むパケットを送信する。このとき、端末局2aと無線基地局1−1との間で誤りが生じれば再送処理が行われるが、正常に送信できた場合には、端末局2aは無線基地局1−1から先については関知しないので処理を終了する。
【0044】
無線基地局1−1はルーティング情報データベースを参照し、端末局2aから送信されたパケットの宛先である端末局2iのエントリから無線基地局1−3の管轄エリアであることを確認し、無線基地局1−3のエントリから無線基地局1−2を中継して送信可能であることを確認し、無線基地局1−2にパケットを送信する。このとき、無線基地局1−1と無線基地局1−2との間で誤りが生じれば再送処理が行われるが、正常に送信できた場合には、無線基地局1−1は無線基地局1−2から先については関知しないので処理を終了する。
【0045】
無線基地局1−2はルーティング情報データベースを参照し、無線基地局1−1から転送されたパケットの宛先である端末局2iのエントリから隣接する無線基地局1−3の管轄エリアであることを確認し、無線基地局1−3にパケットを送信する。このとき、無線基地局1−2と無線基地局1−3との間で誤りが生じれば再送処理が行われるが、正常に送信できた場合には、無線基地局1−2は無線基地局1−3から先については関知しないので処理を終了する。
【0046】
最後に、無線基地局1−3は、ルーティング情報データベースを参照し、無線基地局1−2から転送されたパケットの宛先である端末局2iのエントリから自身の管轄エリアであることを確認し、端末局2iにパケットを送信する。このとき、無線基地局1−3と端末局2iとの間で誤りが生じれば再送処理が行われるが、正常に送信できた場合には処理を終了する。
【0047】
以上のようにして端末局2aから端末局2i宛てに送信されたパケットは、無線基地局1−1、無線基地局1−2、無線基地局1−3、端末局2iの順番に中継転送される。ここで、例えば無線基地局1−2と無線基地局1−3との間で誤りが生じた場合には、その間で再送処理が行われるのみで、端末局2aや無線基地局1−1は再送処理に関与しない。このように端末局2aから端末局2iの間のどの段階で誤りが生じたとしても、誤りが生じた中継区間のみの独立した再送処理で対応することができ、再送処理がネットワーク全体に影響を及ぼすことはない。
【0048】
さらに、各中継区間で独立した通信を行う構成は、例えばある経路上において途中の中継器(無線基地局)まで情報を送くれるだけ送っておき、次の中継器には後で送るといった設定が可能になる。また、中継系とアクセス系も独立した通信を行うので、ある宛先端末局に送るべき情報をその親基地局まで送っておき、端末局の処理能力あアプリケーションに合わせて改めて送信することも可能になる。
【0049】
(無線基地局のメッセージ同報サーバ機能)
無線基地局のメッセージ同報サーバ機能は、ルーティング情報と端末情報を用いて、マルチキャスト通信用プロトコルを実装した同報通信パケットを解析し、自身の管轄エリア内の端末局と他の無線基地局の管轄エリア内の端末局を区別して配信する機能である。
【0050】
図10は、無線基地局のメッセージ同報処理の概要を示す。図11は、マルチキャスト通信用プロトコルを実装した同報通信パケットの一例を示す。ここでは、無線基地局1−1,1−2,1−3の順に最適なルーティング経路となるように、各無線基地局のルーティング情報データベースにルーティング情報が設定されているものとする。
【0051】
送信元の端末局2aは、同報メッセージの宛先を決定し、宛先端末数および宛先端末アドレスリストを含む同報通信パケットを親基地局である無線基地局1−1へ送信する(図10▲1▼)。この同報通信パケットは図11(a) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、親基地局アドレスとして無線基地局1−1のアドレス、宛先端末数として9、宛先端末アドレスリストとして端末局2a〜2iのアドレス(全端末局宛ての場合)が設定される。
【0052】
この同報通信パケットを受信した無線基地局1−1は、その宛先端末アドレスリストを参照し、自身の管轄エリア内の端末局が宛先となっていれば、その端末局へ同報通信パケットを送信する(図10▲2▼)。この同報通信パケットは図11(c) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、親基地局アドレスとして無線基地局1−1のアドレス、宛先端末数として3、宛先端末アドレスリストとして端末局2a,2b,2cのアドレスが設定される。
【0053】
また、無線基地局1−1は、同報通信パケットの宛先端末アドレスリストに他の無線基地局の管轄エリア内の端末局が含まれていれば、それぞれの無線基地局(ここでは1−2,1−3)に対応する宛先基地局数および宛先基地局アドレスリストを含み、かつ宛先端末アドレスリストから無線基地局1−1の管轄エリア内の端末局を除く同報通信パケットを作成し、ルーティング情報に従って無線基地局1−2へ送信する(図10▲3▼)。この同報通信パケットは図11(b) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、送信元基地局アドレスとして無線基地局1−1のアドレス、宛先基地局数として2、宛先基地局アドレスリストとして無線基地局1−2,1−3のアドレス、宛先端末数として6、宛先端末アドレスリストとして端末局2d〜2iのアドレスが設定される。
【0054】
次に、この同報通信パケットを受信した無線基地局1−2は、その宛先端末アドレスリストを参照し、自身の管轄エリア内の端末局が宛先となっていれば、その端末局へ同報メッセージを送信する(図10▲4▼)。この同報通信パケットは図11(c) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、親基地局アドレスとして無線基地局1−2のアドレス、宛先端末数として3、宛先端末アドレスリストとして端末局2d,2e,2fのアドレスが設定される。
【0055】
また、無線基地局1−2は、同報通信パケットの宛先基地局アドレスリストに他の無線基地局が含まれていれば、その無線基地局(ここでは1−3)に対応する宛先基地局数および宛先基地局アドレスリストを含み、かつ宛先端末アドレスリストから無線基地局1−2の管轄エリア内の端末局を除く同報通信パケットを作成し、ルーティング情報に従って無線基地局1−3へ送信する(図10▲5▼)。この同報通信パケットは図11(b) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、送信元基地局アドレスとして無線基地局1−2のアドレス、宛先基地局数として1、宛先基地局アドレスリストとして無線基地局1−3のアドレス、宛先端末数として3、宛先端末アドレスリストとして端末局2g〜2iのアドレスが設定される。
【0056】
次に、この同報通信パケットを受信した無線基地局1−3は、その宛先基地局アドレスリストに他の無線基地局が含まれていないので、その宛先端末アドレスリストを参照し、自身の管轄エリア内の端末局へ同報メッセージを送信し(図10▲6▼)、処理を終了する。この同報通信パケットは図11(c) に示すフォーマットであり、送信元アドレスとして端末局2aのアドレス、親基地局アドレスとして無線基地局1−3のアドレス、宛先端末数として3、宛先端末アドレスリストとして端末局2g,2h,2iのアドレスが設定される。
【0057】
このように、各無線基地局間あるいは各無線基地局と端末局間で同一の同報通信パケットが送信されるのは、再送処理を行う場合を除いて1回限りとなる。すなわち、無線基地局1−1の管轄エリア内の端末局2aから、無線基地局1−2の管轄エリア内の端末局2d〜2fおよび無線基地局1−3の管轄エリア内の端末局2g〜2iに送信する同報メッセージは、無線基地局1−1から無線基地局1−2,1−3に対して、図11(b) のフォーマットの同報通信パケットでマルチキャスト送信される。また、無線基地局1−2,1−3からそれぞれ管轄エリア内の端末局に対しては、図11(c) のフォーマットの同報通信パケットでマルチキャスト送信される。したがって、例えば無線基地局1−1,1−2間で端末局2d〜2i宛ての同報通信パケットが喪失しても、その同報通信パケットを無線基地局1−1,1−2間で再送すればよいので、同報によるトラヒックの増加を防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は無線通信のみによって1つのネットワークを形成することができるので、有線ネットワーク設備等の既存インフラ設備がない地域または設置困難の地域での利用や、緊急時等の一時利用において、迅速かつ柔軟な通信サービスを提供することができる。さらに、無線基地局の追加によって容易にサービスエリアの拡大が可能である。
【0059】
また、無線基地局が端末管理サーバ機能、中継サーバ機能、メッセージ同報サーバ機能をもち、各無線LANに所属するすべての端末局のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行うことができる。これにより、各中継区間が独立した通信形態となるので、再送や同報によるトラヒックの増加を防ぐことができる。
【0060】
さらに、本発明の無線ネットワークシステムは、送受信機の変復調方式(PSK、ASK、FSK、SS、OFDM、QAMなど)、アクセス方式(TDMA、FDMA、CDMA、CSMAなど)、および周波数帯は任意である。そのため、例えば中継系(無線基地局間通信)には 2.4GHz帯−IEEE802.11b 、アクセス系(無線基地局−端末局間)には5GHz帯−IEEE802.11a を用いたシステムなど、様々な組み合わせの無線ネットワークシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線ネットワークシステムの基本構成を示す図。
【図2】無線チャネルの割り当て例を示す図。
【図3】無線チャネルの割り当て例を示す図。
【図4】無線チャネルの割り当て例を示す図。
【図5】無線チャネルの割り当て例を示す図。
【図6】無線チャネルの割り当て例を示す図。
【図7】端末情報の登録手順の一例を説明する図。
【図8】各無線基地局の管轄エリアの端末情報の共有、更新手順の一例を説明する図。
【図9】無線基地局の中継・再送処理の概要を説明する図。
【図10】無線基地局のメッセージ同報処理の概要を説明する図。
【図11】マルチキャスト通信用プロトコルを実装した同報通信パケットの一例を示す図。
【図12】階層化されていないネットワークにおけるパケット喪失と再送の仕組みを説明する図。
【図13】直線上に無線基地局が配置されたネットワークにおけるチャネル割り当て例を示す図。
【符号の説明】
1 無線基地局
2 端末局
3 無線LAN

Claims (6)

  1. ポータブルな無線基地局とその管轄エリア内の複数の端末局により無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)を構成し、各無線基地局をバックボーン無線リンクの中継器として構成した無線ネットワークシステムにおいて、
    前記無線基地局は、
    前記管轄エリア内の各端末局の登録や削除の管理を行い、各端末局の端末情報を管理する端末管理サーバ手段と、
    全無線基地局に関するルーティング情報および全端末局に関する端末情報を用いて、前記管轄エリア内の端末局から送信されたパケットのルーティング、および無線基地局間あるいは無線基地局と宛先端末局との間の中継、再送処理を行う中継サーバ手段と、
    前記ルーティング情報および端末情報を用いて、同報通信パケットの宛先として管轄エリア内の端末局と他の管轄エリア内の端末局を区別し、管轄エリア内の端末局へ同報送信するとともに、他の管轄エリア内の端末局宛ては1つの同報通信パケットとしてルーティング先の無線基地局へ送信するメッセージ同報サーバ手段とを備え、
    各無線LANに所属するすべての端末局のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行う構成である
    ことを特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載の無線ネットワークシステムにおいて、
    前記無線基地局は、管轄エリア内の各端末局との通信用(端末アクセス用)に少なくとも1つの無線チャネルと、隣接する無線LANの無線基地局との通信用(エリア間中継用)に必要に応じて複数の無線チャネルを割り当てる構成であることを特徴とする無線ネットワークシステム。
  3. ポータブルな無線基地局とその管轄エリア内の複数の端末局により無線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)を構成し、各無線基地局をバックボーン無線リンクの中継器として構成した無線ネットワークシステムの無線基地局において、
    管轄エリア内の各端末局との通信用(端末アクセス用)に少なくとも1つの無線チャネルと、隣接する無線LANの無線基地局との通信用(エリア間中継用)に必要に応じて複数の無線チャネルを用いる通信手段と、
    前記管轄エリア内の各端末局の登録や削除の管理を行い、各端末局の端末情報を管理する端末管理サーバ手段と、
    全無線基地局に関するルーティング情報および全端末局に関する端末情報を用いて、前記管轄エリア内の端末局から送信されたパケットのルーティング、および無線基地局間あるいは無線基地局と宛先端末局との間の中継、再送処理を行う中継サーバ手段と、
    前記ルーティング情報および端末情報を用いて、同報通信パケットの宛先として管轄エリア内の端末局と他の管轄エリア内の端末局を区別し、管轄エリア内の端末局へ同報送信するとともに、他の管轄エリア内の端末局宛ては1つの同報通信パケットとしてルーティング先の無線基地局へ送信するメッセージ同報サーバ手段とを備え、
    各無線LANに所属するすべての端末局のネットワークへの参加・退出を動的に管理し、送信端末局から宛先端末局までの経路設定、中継、再送、同報処理を行う構成である
    ことを特徴とする無線ネットワークシステムの無線基地局。
  4. 請求項1に記載の無線ネットワークシステムの無線基地局の端末管理サーバ手段が行う通信方法において、
    前記管轄エリア内の複数の端末局に対して端末情報要求をブロードキャストで送信し、
    前記管轄エリア内の各端末局からユニキャストで返信された各端末局の端末情報を受信し、その端末情報をデータベースに登録し、
    さらに、所定の時間間隔で前記端末情報要求の送信および前記端末情報の受信により前記データベースを更新する
    ことを特徴とする無線ネットワークシステムの通信方法。
  5. 請求項4に記載の無線ネットワークシステムの通信方法において、
    動作を開始する端末局、または所定の時間間隔でブロードキャストされている前記端末情報要求を受信できなかった端末局が送信した端末情報登録依頼を受信したときに、前記管轄エリア内の複数の端末局に対して端末情報要求をブロードキャストで送信する
    ことを特徴とする無線ネットワークシステムの通信方法。
  6. 請求項1に記載の無線ネットワークシステムの無線基地局のメッセージ同報サーバ手段が行う通信方法において、
    管轄エリア内の端末局または隣接する無線基地局から送信された同報通信パケットを受信してその宛先端末アドレスリストを参照し、自身の管轄エリア内の端末局が宛先となっていれば、その端末局へ同報通信パケットをマルチキャスト送信し、他の無線基地局の管轄エリア内の端末局が含まれていれば、宛先端末アドレスリストから自身の管轄エリア内の端末局を除く同報通信パケットを作成してルーティング先の無線基地局へマルチキャスト送信する
    ことを特徴とする無線ネットワークシステムの通信方法。
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