JP2004078656A - Icカードリーダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、ICカードを受付けたとき、該ICカードに電源を供給して活性化した後、データ通信するICカードリーダであって、上記ICカードを活性化するために複数種設定した電源電圧の供給順序が異なる複数の活性化モード、例えば、昇順モード、降順モード、または、頻度順モードようなモードを設定して、該活性化モードを選択可能にしたICカードリーダであることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、例えば、記憶素子を内蔵した接触型または非接触型のICカードとデータ通信(データ処理)を行うICカードリーダ(ICカードリーダ/ライタ)に関する。
【従来の技術】
近年、動作電源の電圧値が、例えば、1.8V,3V,5Vのように、異なる動作電源を使用するICカードがあり、また、他のICカードとして、動作電源の電圧値を複数種備えて、それらを選択使用できるICカードもあり(特許文献1参照)、動作電源の異なる複数種類のICカードが共存している。
【0002】
この共存状態の各種のICカードを受入れるICカードリーダとしては、これらの各種のICカードとデータ通信ができるように、異なる電源電圧を複数備えて、ICカードの動作電源に併せてこれを切換える必要がある(特許文献2参照)。
【0003】
上述した各種のICカードの動作電源を判定するには、所定値の電圧を供給して、活性化可否を判定し、活性化不可であれば、また、受信レベルが所定値になければ、次の電圧値の電源を供給して、同様の判定を実行するが、従来は、このような電圧の切換え順序に関しては考慮されておらず、そのため、上述の判定に時間がかかり、処理パフォーマンスが低下するという問題点がある。
【0004】
すなわち、前述の各種のICカードの使用状況は、地域や利用機関により異なり、動作電源の電圧を判定するとき、利用カードの少ない種類から判定すると、それだけ時間がかかることになる。また、動作電源の電圧値が低いICカードに対して、いきなり高い電圧で活性化しデータ通信を行うと、カードのICやデータを破壊する危険性を有している。
【0005】
【特許文献1】特開平9−330387号公報
【特許文献2】特開平10−370901号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述した電源電圧の異なる各種のICカードを受入れて活性化するとき、活性化に要する時間の短縮、および活性化に基づくICカードの破壊を防止し得るICカードリーダの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ICカードを受付けたとき、該ICカードに電源を供給して活性化した後、データ通信するICカードリーダであって、上記ICカードを活性化するために複数種設定した電源電圧の供給順序が異なる複数の活性化モードを設定して、該活性化モードを選択可能にしたICカードリーダであることを特徴とする。
【0008】
実施の形態として、前記活性化モードに、設定した電源電圧の小さい値側から大きな値側に電源を切換える昇順モードを含む。
さらに、前記活性化モードに、設定した電源電圧の大きい値側から小さな値側に電源を切換える降順モードを含む。
さらに、前記活性化モードに、電源電圧の使用頻度の高い値側から低い値側に電源を切換える頻度順モードを含む。
さらに、前記活性化モードに、電源電圧を所定値に固定した固定モードを含む。
さらに、前記活性化モードに、設定した電源電圧の小さい値側から大きな値側に電源を切換える昇順モード、設定した電源電圧の大きい値側から小さな値側に電源を切換える降順モード、電源電圧の使用頻度の高い値側から低い値側に電源を切換える頻度順モード、電源電圧を所定値に固定した固定モードのうち、少なくとも2つのモードを含む。
【0009】
【発明の作用・効果】
この発明によれば、ICカードを活性化するために複数種設定した電源電圧の供給順序が異なる複数の活性化モードを選択することができるので、この活性化モードを、例えば、各種のICカードの使用環境に合わせて選択することにより、活性化に要する時間の短縮ができ、活性化に基づくICカードの破壊を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図面と共に説明する。
図面は、ICカードに対してデータ通信を行って、データの読取り書込みができるICカードリーダを示し、図1において、ICカードリーダ10は、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13を備え、CPU11はフラッシュメモリ12に格納されたプログラムに沿って、ICカードの活性化およびデータ処理を実行し、RAM13は動作に必要なデータを記憶する。
【0011】
インターフェース回路14はCPU11とICカード15とを接続し、発振器16はICカード15に付与するクロックパルスを生成し、電源回路17はICカードに供給する複数の電圧値の電源を生成している。この例では、電圧値が1.8V,3V,5Vを開示しているが、これらの電圧値に限定されるものではない。
【0012】
また、ICカードが使用する電源電圧が、例えば、低電圧電源であって、これによってクロックパルスの周波数も低く変わるような場合は、基本クロックパルスを分周してICカードのクロック周波数に対応させることもできる。
【0013】
前述のICカード15が接点接触による接触型ICカードの場合は、IC接点の接触により通信可能に接続され、また、電波接続による非接触型ICカードの場合は、アンテナを用いて通信可能に接続される。
【0014】
前述のCPU11は上位機器であるホスト18と通信可能に接続されており、該ホスト18からの指令によりICカード15に対してデータ処理を実行する。
【0015】
前述のCPU11とインタフェース回路14とを接続する信号ラインは、ICカードの動作電源電圧を指定する電圧指定信号(Voltage)a1、供給電源をON/OFF制御する電源電圧(Vcc)制御信号a2、供給するクロックを出力/非出力の制御をするクロック(CLK)制御信号a3、初期化するためのリセット信号(RST)a4、入出力されるデータ信号(I/O)a5の各信号ラインである。
【0016】
また、インタフェース回路14とICカード15とを接続する信号ラインは、動作させるための電源電圧(Vcc)b2、クロック信号(CLK)b3、初期化するためのリセット信号(RST)b4、入出力されるデータ信号(I/O)b5の各信号ラインである。
【0017】
この実施例で示すICカードリーダ10は、ICカード15の動作電源電圧が、1.8V,3V,5Vの3種類のICカードを処理する例を示している。なお、これら3種類のICカード15におけるクロックパルスの周波数は同一の周波数とする。
【0018】
これら各種のICカード15を活性化する場合、それぞれに対応する動作電源電圧の供給順次が異なる複数の活性化モードを設定している。
すなわち、いずれかの種類のICカード15が、例えば、ICカードリーダ10に形成したカード挿入口に挿入されて受付けるとき、該ICカード15の動作電源が1.8V,3V,5Vのいずれであるかを判定する必要がある。
【0019】
この判定は、それぞれの動作電源電圧を供給して、読取り可否と、受信レベルを判定するが、その動作電源の供給順序を複数モード設定している。
【0020】
第1モードは、5V→3V→1.8V (降順モード)
第2モードは、5V→1.8V→3V
第3モードは、3V→5V→1.8V
第4モードは、3V→1.8V→5V
第5モードは、1.8V→3V→5V (昇順モード)
第6モードは、1.8V→5V→3V
第7モードは、5V固定(電圧設定モード)
第8モードは、3V固定(電圧設定モード)
第9モードは、1.8V固定(電圧設定モード)
上述の第1モードは、設定した電源電圧の大きい値側から小さな値側に電源を切換える降順モードであり、
上述の第5モードは、設定した電源電圧の小さい値側から大きな値側に電源を切換える昇順モードであり、
第2,3,4,6のモードは、電源電圧の使用頻度の高い値側から低い値側に電源を切換えるモードであって、使用頻度に合ったモードを選択して頻度順モードして使用する。なお、第1,5モードでも、使用頻度が一致すれば、これらも頻度順モードとして適用される。また、第7,8,9のモードは、動作電源が単一のICカードの場合に電圧設定モードとして使用される。
【0021】
そして、上述した第1モードから第9モードの処理プログラムは、フラッシュメモリ12に格納される。
【0022】
ICカードリーダ10が上述した活性化モードのいずれを使用するかは、統計に基づいて選択され、ホスト18側から指定されて使用される活性化モードが設定される。なお、前述の活性化モードの処理プログラムはホスト18側に記憶しておき、ホスト18側で活性モードを選択したときその選択した活性化モードの処理プログラムをダウンロードしてもよい。
【0023】
上述のように構成したICカードリーダ10の活性化処理の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0024】
例えば、金融機関の無人コーナに自動預金支払い機を設置して、多数の金融機関が共同して利用することを想定したとき、各金融機関は固有の電源電圧値を設定した特有のICカードを使用することになり、上述の自動預金支払機は、電源電圧値の異なる複数のICカードを取扱うことになる。同時に多数のICカードを取り扱うことにより、これらの使用統計を考えると、無人コーナの周辺環境により、各種の使用状況が判断され、5Vの電源電圧のICカードが多く使用されているときは、この5Vの電源電圧で、まず活性化すると、高い確率で活性化が完了する。また、これで活性化ができないときは、次に多く使用されている電源電圧値、例えば、3Vとすると、該電源電圧で活性化することにより、次に高い確率で活性化を完了させることができる。
【0025】
このようにICカード15の使用状況に応じて活性化モードを選択して、活性化させる。上述の活性化モードの選択決定はホスト18側で行い、決定した活性化モードをICカードリーダ10のCPU11に送信する。
【0026】
CPU11は、ホスト18から送信された活性化モードを読取り(ステップn1)、フラッシュメモリ12に格納している前述の第1から第9のモードから該当する活性化モードを選択し、その処理プログラムを読出す(ステップn2)。
【0027】
上述の選択された活性化モードが昇順モード(前述した第5モード)であれば、後述する昇順モードで活性化処理を実行し(ステップn3,n4)、また、降順モード(前述した第1モード)であれば、後述する降順モードで活性化処理を実行し(ステップn5,n6)、また、頻度順モード(例えば、第2,3,4,6モード)であれば、後述する頻度順モードで活性化処理を実行し(ステップn7,n8)、また、設定電圧モードであれば、その設定された電圧、例えば、5V、または3V、または1.8Vの電源で活性化処理を実行する(ステップn9,n10)。
【0028】
なお、設定電圧モードの場合は、予め使用カードの電源電圧が判明しているので、設定された電源電圧で活性化が完了する。
【0029】
図3は、前述の図2で説明したステップn4における昇順モードの活性化処理を示し、この昇順モードは、前述した第5モードの、1.8V→3V→5Vの昇順に動作電源電圧を供給して読取り可否を判定するモードである。
【0030】
CPU11から電源回路17の1.8Vを指定した電源と、クロック信号とリセット信号をICカード15に供給して活性化を実行する(ステップn21)。
【0031】
ICカード15は、電源が供給されると、ATR信号(Answer To Reset)を返信するので、CPU11側でこのATR信号が読取れるか否かを判定し、また、読取れた場合、通信パラメータがサポートされているか否か、さらに、付録情報として動作電源電圧の情報があるか否かをチェックする。
【0032】
すなわち、ATR信号が読取れなかった場合、動作電源電圧が異なるものと判断される(ステップn22,n23)。
【0033】
また、上述のATR信号が受信できたとしても、通信パラメータがサポートされていない場合、例えば、通信プロトコルが異なる場合、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn24)。
【0034】
さらに、受信したATR信号の読み取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルにあるとき、または、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録され、該記録された電圧値情報と、供給した電源電圧値とが一致しておれば、活性化完了として処理を終了する(ステップn25)。
【0035】
しかし、付録情報の電圧値が存在するも、該電圧値と活性化のために供給した電圧値とが不一致であれば、付録情報の電圧値に活性化のための供給電圧を設定して、活性化を完了する(ステップn26,n27)。
【0036】
また、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録されていないときであって、しかもATR信号の読取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルにないとき、また、前述のステップn23で、ATR信号が読み取れないと判定されたとき、活性化処理を中止し(ステップn28)、次に昇順のモードで供給電圧があるかを判定し、既に最高電圧での供給が済んでいて次に供給する電圧がないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn29)。
【0037】
しかし、昇順モードとして次に供給する電源電圧があれば、該電圧値に電源電圧を設定して活性化を行ない(ステップn30)、ステップn22にリターンする。
【0038】
このように、昇順モード(前述の第5モード)では、供給する動作電源電圧の値を小さい値から大きな値、この実施例では、1.8V→3V→5Vの昇順に供給して活性化し、これで活性化しないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する。
【0039】
図4は、前述の図2で説明したステップn6における降順モードの活性化処理を示し、この昇順モードは、前述した第1モードの、5V→3V→1.8Vの降順に動作電源電圧を供給して読取り可否を判定するモードである。
【0040】
CPU11から電源回路17の5Vを指定した電源と、クロック信号とリセット信号をICカード15に供給して活性化を実行する(ステップn31)。
【0041】
ICカード15は、電源が供給されると、ATR信号を返信するので、CPU11側でこのATR信号が読取れるか否かを判定し、また、読取れた場合、通信パラメータがサポートされているか否か、さらに、付録情報として動作電源電圧の情報があるか否かをチェックする。
【0042】
すなわち、ATR信号が読取れなかった場合、動作電源電圧が異なるものと判断される(ステップn32,n33)。
【0043】
また、上述のATR信号が受信できたとしても、通信パラメータがサポートされていない場合、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn34)。
【0044】
さらに、受信したATR信号の読み取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルにあるとき、または、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録され、該記録された電圧値情報と、供給した電源電圧値とが一致しておれば、活性化完了として処理を終了する(ステップn35)。
【0045】
しかし、付録情報の電圧値が存在するも、該電圧値と活性化のために供給した電圧値とが不一致であれば、付録情報の電圧値に活性化のための供給電圧を設定して、活性化を完了する(ステップn36,n37)。
【0046】
また、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録されていないときであって、しかもATR信号の読取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルを越えたとき、また、前述のステップn33で、ATR信号が読み取れないと判定されたとき、活性化処理を中止し(ステップn38)、次に降順のモードで供給電圧があるかを判定し、既に最低電圧での供給が済んでいて次に供給する電圧がないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn39)。
【0047】
しかし、降順モードとして次に供給する電源電圧があれば、該電圧値に電源電圧を設定して活性化を行ない(ステップn40)、ステップn32にリターンする。
【0048】
このように、降順モード(前述の第1モード)では、供給する動作電源電圧の値を大きな値から小さい値、この実施例では、5V→3V→1.8Vの降順に供給して活性化し、これで活性化しないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する。
【0049】
図5は、前述の図2で説明したステップn8における頻度順モードの活性化処理を示し、この頻度順モードは、[最高頻度の電圧値]→[次の頻度の電圧値]→[最低頻度の電圧値]の ような頻度順に動作電源電圧を供給して読取り可否を判定するモードである。そして、この頻度の順序は予め、カード使用(利用)の統計をとって設定される。
【0050】
CPU11から電源回路17で指定した最高頻度に対応する電圧値の電源と、クロック信号とリセット信号をICカード15に供給して活性化を実行する(ステップn41)。
【0051】
ICカード15は、電源が供給されると、ATR信号を返信するので、CPU11側でこのATR信号が読取れるか否かを判定し、また、読取れた場合、通信パラメータがサポートされているか否か、さらに、付録情報として動作電源電圧の情報があるか否かをチェックする。
【0052】
すなわち、ATR信号が読取れなかった場合、動作電源電圧が異なるものと判断される(ステップn42,n43)。
【0053】
また、上述のATR信号が受信できたとしても、通信パラメータがサポートされていない場合、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn44)。
【0054】
さらに、受信したATR信号の読み取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルにあるとき、または、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録され、該記録された電圧値情報と、供給した電源電圧値とが一致しておれば(ステップn45)、当該電源電圧値の利用頻度を+1加算して(ステップn48)、活性化完了として処理を終了する。
【0055】
しかし、付録情報の電圧値が存在するも、該電圧値と活性化のために供給した電圧値とが不一致であれば、付録情報の電圧値に活性化のための供給電圧を設定し(ステップn47)、さらに、当該電源電圧値の利用頻度を+1加算して(ステップn48)、活性化完了として処理を終了する。
【0056】
また、ATR信号に動作電源電圧の情報(電圧値)が付録情報として記録されていないときであって、しかもATR信号の読取りレベルが、動作電源電圧の一致と判定できるレベルにないときあるいは越えたとき、また、前述のステップn43で、ATR信号が読み取れないと判定されたとき、活性化処理を中止し(ステップn49)、次に頻度順のモードで次の頻度の供給電圧があるかを判定し、既に最低頻度の電圧での供給が済んでいて次に供給する電圧がないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する(ステップn50)。
【0057】
しかし、頻度順モードとして次の頻度の電源電圧があれば、該電圧値に電源電圧を設定して活性化を行ない(ステップn51)、ステップn42にリターンする。
【0058】
このように、頻度順モードでは、供給する動作電源電圧の値を利用(使用)頻度の高い値側から低い値側に設定して活性化し、これで活性化しないときは、取引きを許容したICカード15ではないと判定し活性化失敗として処理を完了する。
【0059】
上述したようにこの実施例によれば、ICカード15を活性化するために複数種設定した電源電圧の供給順序が異なる複数の活性化モード、すなわち、昇順モード、降順モード、頻度順モードを選択することができるので、この活性化モードを、例えば、各種のICカード15の使用環境に合わせて選択することにより、活性化に要する時間の短縮ができ、活性化に基づくICカードの破壊を防止することができる。
【0060】
なお、上述の実施例では、ICカード15の動作電源電圧を説明の便宜上1.8V,3V,5Vの3種類として説明したが、これらのうちの2種類、または他の種類を含めた4種類以上の動作電源電圧にも適用でき、他の構成も含めて、この発明は実施例の構成に限定されるものではなく、多くの実施の形態を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードリーダのブロック図。
【図2】活性化処理のフローチャート。
【図3】昇順モードによる活性化処理のフローチャート。
【図4】昇順モードによる活性化処理のフローチャート。
【図5】昇順モードによる活性化処理のフローチャート。
【符号の説明】
10・・・ICカードリーダ
11・・・CPU
15・・・ICカード
17・・・電源回路
Claims (6)
- ICカードを受付けたとき、該ICカードに電源を供給して活性化した後、データ通信するICカードリーダであって、
上記ICカードを活性化するために複数種設定した電源電圧の供給順序が異なる複数の活性化モードを設定して、該活性化モードを選択可能にした
ICカードリーダ。 - 前記活性化モードに、設定した電源電圧の小さい値側から大きな値側に電源を切換える昇順モードを含む
請求項1に記載のICカードリーダ。 - 前記活性化モードに、設定した電源電圧の大きい値側から小さな値側に電源を切換える降順モードを含む
請求項1に記載のICカードリーダ。 - 前記活性化モードに、電源電圧の使用頻度の高い値側から低い値側に電源を切換える頻度順モードを含む
請求項1に記載のICカードリーダ。 - 前記活性化モードに、電源電圧を所定値に固定した固定モードを含む
請求項1に記載のICカードリーダ。 - 前記活性化モードに、
設定した電源電圧の小さい値側から大きな値側に電源を切換える昇順モード、
設定した電源電圧の大きい値側から小さな値側に電源を切換える降順モード、
電源電圧の使用頻度の高い値側から低い値側に電源を切換える頻度順モード、
電源電圧を所定値に固定した固定モードのうち、少なくとも2つのモードを含む請求項1に記載のICカードリーダ。
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