JP2004077627A - 画像読取用結像レンズ - Google Patents

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JP2004077627A JP2002235333A JP2002235333A JP2004077627A JP 2004077627 A JP2004077627 A JP 2004077627A JP 2002235333 A JP2002235333 A JP 2002235333A JP 2002235333 A JP2002235333 A JP 2002235333A JP 2004077627 A JP2004077627 A JP 2004077627A
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Tadao Hayashide
林出 匡生
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Abstract

【課題】広角レンズで特に難しい主走査方向の光量補正を精度良く行う。
【解決手段】複数枚のレンズとそれを保持する鏡筒を有する結像レンズであって、該結像レンズの主走査方向光量分布を補正する光量補正手段を鏡筒内部に組み込む。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読取用結像レンズ、及び画像読取装置に関する。特に広角レンズを用いながらも読取範囲内の光量分布ムラが少なく高精度な画像読み取りが行えるようにした、例えばイメージスキャナー、複写機、そしてファクシミリ等の装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の画像読取装置の構成を示す概略図である。
【0003】
同図において、2は原稿台ガラスであり、その面上に原稿1が置かれている。
【0004】
7はキャリッジであり、後述する照明系、反射ミラー、結像レンズ、そして読取手段を一体的に収納しており、モーターなどの副走査機構8により図中の副走査方向へ走査し、原稿1の画像情報を読取っている。
【0005】
読取られた画像情報は図示しないインターフェイスを通じて外部機器であるパーソナルコンピューターなどに送られる。
【0006】
3は照明系であり、キセノン管やハロゲンランプ、LEDアレイなどである。なお、照明系にはアルミ蒸着板などの反射板を組み合わせて用いてもよい。4a〜4eは反射ミラーで原稿からの光束をキャリッジ内部で折り曲げている。5は原稿からの光を後述する読取手段に結ぶ結像レンズである。6は読取手段としてのCCD(Charge Coupled Device)リニアセンサーで紙面垂直方向である主走査方向に複数の受光素子を配列した構成になっている。
【0007】
上記構成においてイメージスキャナーを小型化するにはキャリッジ7の小型化が必要である。キャリッジ7を小型化するためには光学系の物像間距離を縮め光路長を短縮すればよい。
【0008】
そこで、本出願人は特開2000−171705号の画像読取装置において、結像レンズ内に少なくとも一面が光軸に対して回転非対称な形状より成るアナモフィックレンズを導入することによって結像レンズ(結像系)7を広画角化して物像間距離を縮め、光路長自体を短くすることを提案した。
【0009】
レンズを広角化した場合にはその画角のCOS4乗に略比例して読み取り周辺部の光量が減少することが広く知られている。例えば画角30度のレンズであれば周辺部分光量は中央部に対して約56%程度になる。
【0010】
この光量ムラを補正する為に画像中央部を読み取る光束の一部を遮光し、光量分布を均一化する方法が古くから知られている。その一例として、特開平11−150639号では遮光手段をレンズ位置決め部材に付加する発明がされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、該発明をはじめとする従来の方法では光量補正手段が結像レンズ外径を基準として取り付けられる別体の部品であるため、組立精度による光量ムラの悪化が問題となっていた。
【0012】
さらに、広画角レンズを用いた場合に次の問題点が発生する。
【0013】
図5Aに示すのは画像読取レンズの光線通過領域を示す主走査および副走査断面図である。このレンズをより広角化すると図5Bのようになり、副走査断面で見るとレンズ近傍での光束が細くなる。一方、主走査断面で見ると光線通過領域が太くなる。そのため、光量補正板の形状は2Aのような形状であったものが、2Bのように細長い形状にしなくてはならない。
【0014】
より詳しく図6Aで説明する。広角化により図中に示したように光束の径が細くなり、また、前述のように結像レンズの画角のCOS4乗に略比例して読み取り範囲の端部に結像する光量が少なくなるため、中央部に結像する軸上光束をより多く遮光しなければならない。
【0015】
しかしながら、双方とも同じ補正手段によるならば、その取付精度は同じである。そのため図6Bに示すように、同じ取り付け誤差が発生した場合は広角レンズのほうが、光量変化が大きく、画像読取範囲の光量分布ムラが特に悪化する。
【0016】
本発明は上記の課題に鑑み、広角レンズでも精度良く光量補正を行えるようにするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では画像情報を1次元画像として1次元光電変換素子に投影するために、複数枚のレンズとそれを保持する鏡筒を有する結像レンズであって、該結像レンズの主走査方向光量分布を補正する光量補正手段を鏡筒内部に組み込んだことを特徴としている。
【0018】
これにより広角レンズであっても、光束の太い位置で光量補正を行えるため精度の良い光量補正が実現する。
【0019】
請求項2の発明は請求項1の発明において、光量補正手段は主走査方向中央部の光量を端部に比べ減らすように部分遮光する遮光手段であることを特徴している。
【0020】
これにより、結像レンズの画角のCOS4乗に略比例する端部光量低下に合わせて中央部の光量を減じることができ、光量ムラが少なくなる。
【0021】
請求項3の発明は請求項1の発明において、光量補正手段の組み込み位置では結像レンズの軸上光束と最軸外光束が重ならないことを特徴としている。
【0022】
これにより最軸外光束を遮光することなく軸上光束だけを効率よく遮光することができる。
【0023】
請求項4の発明は画像情報を1次元画像として1次元光電変換素子などに投影するために、複数枚のレンズで構成される結像レンズであって、
該結像レンズの主走査方向光量分布を補正する光量補正手段をレンズ面上に付加することを特徴としている。
【0024】
これにより、光量補正の為の部品を無くすことができ、コスト削減ができる。
【0025】
請求項5の発明は請求項4の発明において回転非対称レンズは外径が偏平形状であることを特徴としている。
【0026】
扁平形状のレンズでは遮光部の面積を小さくでき、コストを更に削減できる。
【0027】
請求項6の発明は請求項4の発明において光量補正手段は主走査方向中央部の光量を端部に比べ減らすように部分遮光する遮光手段であることを特徴としている。
【0028】
これにより、結像レンズの画角のCOS4乗に略比例する端部光量低下に合わせて中央部の光量を減じることができ、光量ムラが少なくなる。
【0029】
請求項7の発明はは請求項4の発明において、光量補正手段の設置面では結像レンズの軸上光束と最軸外光束が重ならないことを特徴としている。
【0030】
これにより最軸外光束を遮光することなく軸上光束だけを効率よく遮光することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例である画像読取用結像レンズの断面図である。図中左から第1、第2、第3、第4、第5の5枚のレンズとそれらを保持する鏡筒で構成される結像レンズにおいて、第4レンズと第5レンズの間に光量補正手段である、光量補正板が挿入されている。この位置では軸上光束と最軸外光束が重なっておらず、効率の良い光量補正が実現する。光量補正手段は図のように円盤状の遮光部材を打ち抜き、特に軸上光束を遮光するように設定されている。
【0032】
これにより、結像レンズの外側に光量補正手段を備える従来の方式に比べて、光束が太い位置で光量補正が行えるため、精度の良い光量補正が実現する。
【0033】
また、光量補正部材は鏡筒内壁を基準として組み込まれるが、一般に鏡筒内壁は特に高い精度で加工されるため、鏡筒外壁を基準に光量補正手段を設ける従来の方法に比べて更に良好な光量補正を行える。
【0034】
(実施例2)
図2は本発明の第2の実施例である画像読取用結像レンズの断面図である。
【0035】
図中左から第1、第2、第3、第4、第5の5枚のレンズとそれらを保持する鏡筒で構成される結像レンズにおいて、回転非対称形状の第5レンズは、特に光量補正レンズでもあり、像側の面が光量補正手段である光量補正面となっている。この位置では軸上光束と最軸外光束が重なっておらず、効率の良い光量補正が実現する。光量補正面は図のように遮光部を2箇所設けており、特に軸上光束を遮光するように設定されている。遮光部の作成方法は、遮光物質の蒸着や、塗料の吹付、遮光シートの貼り付けなどでも良い。
【0036】
これにより、結像レンズの外側に光量補正手段を備える従来の方式に比べて、光束が太い位置で光量補正が行えるため、精度の良い光量補正が実現する。
【0037】
また、光量補正面がレンズと一体であるため、光量補正のための部品がなく部品点数が削減される為、従来に比べて特に低コストで良好な光量補正を行える。
【0038】
(実施例3)
図3は本発明の第1の実施例である画像読取用結像レンズの断面図である。
【0039】
図中左から第1、第2、第3、第4、第5の5枚のレンズとそれらを保持する鏡筒で構成される結像レンズにおいて、第4レンズと第5レンズの間に光量補正手段である、光量補正板が挿入されている。この位置では軸上光束と最軸外光束が重なっておらず、効率の良い光量補正が実現する。光量補正手段は図のように筒状の遮光部材を打ち抜き、2箇所の社交部で特に軸上光束を遮光するように設定されている。
【0040】
これにより、結像レンズの外側に光量補正手段を備える従来の方式に比べて、光束が太い位置で光量補正が行えるため、精度の良い光量補正が実現する。
【0041】
また、光量補正部材は鏡筒内壁を基準として組み込まれるが、一般に鏡筒内壁は特に高い精度で加工されるため、鏡筒外壁を基準に光量補正手段を設ける従来の方法に比べて更に良好な光量補正を行える。さらに、筒状は平板状に比べて指やピンセットで掴み易いために、結像レンズ組立時の作業性が向上する。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば広角レンズでも精度の良い光量補正が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である結像レンズの概略を示す図。
【図2】本発明の第2の実施形態である結像レンズの概略を示す図。
【図3】本発明の第3の実施形態である結像レンズの概略を示す図。
【図4】画像読取装置の構成を示す図。
【図5A】結像レンズの画角と光量補正板の形状を示す図。
【図5B】結像レンズの画角と光量補正板の形状を示す図。
【図6】遮光版形状と取付誤差による光量分布ムラを示す図。

Claims (7)

  1. 画像情報を1次元画像として1次元光電変換素子に投影するために、複数枚のレンズとそれを保持する鏡筒を有する結像レンズであって、
    該結像レンズの主走査方向光量分布を補正する光量補正手段を鏡筒内部に組み込んだことを特徴とする画像読取用結像レンズ。
  2. 光量補正手段は主走査方向中央部の光量を端部に比べ減らすように部分遮光する遮光手段であることを特徴とする請求項1記載の画像読取レンズ。
  3. 光量補正手段の組み込み位置では結像レンズの軸上光束と最軸外光束が重ならないことを特徴とする請求項1記載の画像読取レンズ。
  4. 画像情報を1次元画像として1次元光電変換素子などに投影するために、複数枚のレンズで構成される結像レンズであって、
    該結像レンズの主走査方向光量分布を補正する光量補正手段をレンズ面上に付加することを特徴とする画像読取用結像レンズ。
  5. 回転非対称レンズは外径が偏平形状であることを特徴とする請求項4記載の画像読取用結像レンズ。
  6. 光量補正手段は主走査方向中央部の光量を端部に比べ減らすように部分遮光する遮光手段であることを特徴とする請求項4記載の画像読取レンズ。
  7. 光量補正手段の付加されたレンズ面では結像レンズの軸上光束と最軸外光束が重ならないことを特徴とする請求項4記載の画像読取レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015060005A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 画像読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置

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