JP2004076275A

JP2004076275A - Guard fence

Info

Publication number: JP2004076275A
Application number: JP2002234098A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Hosokawa; 細川　豊
Original assignee: SANWA SEKKEI KK; Raiteku KK; Kaihatsu Concrete KK; Wakow Bussan Co Ltd
Current assignee: SANWA SEKKEI KK; Raiteku KK; Kaihatsu Concrete KK; Wakow Bussan Co Ltd
Priority date: 2002-08-09
Filing date: 2002-08-09
Publication date: 2004-03-11
Anticipated expiration: 2022-08-09
Also published as: JP3944550B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a guard fence excellent in workability, simple in construction, executable in low costs, and further excellent in absorption of energy of falling rock. <P>SOLUTION: A net 11 made of a synthetic resin is spread between posts 2L , and the posts 2L are tiltably erected. A counterfort rope device 61 is settled between the upper part of the post 2L and a slope face 101 of a mountain side Y. The superfluous part is set in the rope 62 of the rope device 61 and a buffer member 63 slidably holding the superfluous part is also set. Since the synthetic resin net 11 has a large elongation until the breakage, as compared with a steel net, when catching a falling stone, the net 11 extends to the other side and absorbs a shock. When a specified or larger force acts on the post 2L from the net 11 hit by a falling stone, the superfluous part slides against the buffer member 63 and the post 2L is tilted to the other side to absorb the energy of the falling stone. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、山腹の傾斜面部等に構築し、積雪や落石等を受け止めて道路等への落下、流入することを防止する防護柵に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から山腹の斜面部等に構築して落石や積雪等を受け止めて道路等への落下、流入を防止する防護柵が知られており、例えば、特開平７−１９７４２３号公報には、山腹の斜面部に間隔を置いて縦孔を穿孔し、この縦孔に建て込んだパイプ支柱を並設すると共に、これら各パイプ支柱に複数段のケーブルとともに金網を張設した落石等の防護柵が提案され、防護面には金網が用いられている。
【０００３】
また、防護面に用いる網に係り、特開２０００−２７３８２７号公報には、防護ネットは鋼製又はワイヤー等の剛性線材を並行に取り付けたものや、剛性線材でネット上に編成したもの、複数の水平ロープ材と金網を組み合わせたもの等、公知の各種ネットを含むものである（公報第００１１段）と記載されている。
【０００４】
上記従来技術のように、この種の網を用いる防護体では、ワイヤーロープや鋼製の網を組み合わせることにより、落石等から道路などを防護するようにしている。
【０００５】
しかし、鋼製のワイヤーロープや網を用いるものでは、部材自身が重量物となるため、据付用の重機が必要となり、施工範囲に制約を受け、工期の長期化し、工費が嵩む問題がある。そして、落石防護のために設けられる防護体は重機の使用に不向きな山の斜面などに設けられることが多いため、このような山の斜面に防護体を設ける施工では、部材が重量物であると、その搬入作業も煩雑となり、施工性に劣る問題がある。
【０００６】
また、従来の防護柵では、網に落石を受けると、該網が変形して落石のエネルギーを吸収し、同時に網から支柱に落石のエネルギーが加わり、最終的に曲げモーメントを受けた支柱が変形してエネルギーを吸収する。そして、従来の鋼製の網を用いる防護柵では、網を構成する線材は引張強度に優れるから、落石エネルギーの大きな場合に有効である。しかし、このように大きな落石エネルギーを受ける防護柵では、支柱及びこれを立設する基礎も大型なものが必要となる。
【０００７】
そして、防護柵が落石を受けてから該落石が停止するまでの衝撃吸収時間を長くできれば、落石エネルギーの吸収効果を高めることができる。そこで、防護柵の分野とは異なるが、実開平２−３７９２０号公報の屈倒式仕切用ポールには、ばね材などの屈曲体をポールの下部に設け、ポールを屈倒可能としたものであり、防護柵の支柱を前記ポールのように屈倒可能とすれば、落石を受けてから支柱が倒れる時間だけ、前記衝撃吸収時間を長くすることができ、落石エネルギー吸収効果が向上する。
【０００８】
しかし、従来の防護柵において、支柱を屈倒可能にすると、斜面などに支柱を斜めに設置する場合、自重で支柱が谷側に傾いたり、谷からの風を受けると山側に揺動したりする不具合が予想され、また、単に支柱を傾動可能にしても、未だ十分な吸収効果を得ることができない。
【０００９】
本発明は、施工性に優れ、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、支柱間に合成樹脂からなる網を張設した防護柵であって、前記支柱を傾動可能に立設し、前記支柱の上部と該支柱一側の地山との間に控えロープ装置を設け、この控えロープ装置のロープ材に余長部を設けると共に、この余長部を摺動可能に把持する緩衝具を設けたものである。
【００１１】
この請求項１の構成によれば、合成樹脂からなる網は鋼製などの網に比べ、変形し易く、切断までの伸び率が大きいから、落石を受けると、網が他側に伸びて衝撃を吸収し、落石を受けた網から支柱に所定以上の力が加わると、緩衝具に対して余長部が摺動して支柱が他側に傾動する。このように落石を受けると、網が他側に変形すると共に伸び、さらに、支柱が他側に傾動することにより、落石を受けてから網が変形移動する量及び時間が大となり、衝撃吸収能力が効果的に向上する。
【００１２】
また、支柱が他側に傾動する際、緩衝具に対して控えロープの余長部が摺動することにより、落石エネルギーの一部を吸収できる。
【００１３】
そして、網を合成樹脂とすることにより軽量となり、施工運搬において、クレーンなどの大型重機が不要となり、地形的に施工に制約を受ける場所にも防護柵を設置することができる。また、合成樹脂製の網は柔軟性を有するから、搬入時にも巻く等することにより、コンパクトにでき、同時に現場での作業性も良好となる。
【００１４】
また、請求項２の発明は、前記支柱の他側の傾動位置を位置決め決めする他側位置決め手段を備えるものである。
【００１５】
この請求項２の構成によれば、落石を受けると、網が他側に伸びて衝撃を吸収し、落石を受けた網から支柱に所定以上の力が加わると、緩衝具に対して余長部が摺動して支柱が他側に傾動し、この他側の傾動は他側位置決め手段により位置決めされる位置まで行われた後、支柱が止まり、この後、静止した支柱の強度及び網が更に他側に伸び変形することより落石のエネルギーを効果的に吸収することができる。
【００１６】
また、請求項３の発明は、前記他側位置決め手段は、前記地山に固定した支柱用取付部材と、前記支柱に設けられ前記取付部材に当接する当接部とを備えるものである。
【００１７】
この請求項３の構成によれば、取付部材に支柱を取り付け、支柱が他側に所定量だけ傾動すると、当接部が取付部材に当接し、支柱の傾動が規制される。
【００１８】
また、請求項４の発明は、前記緩衝具には、ロープ材を所定の摩擦力で把持する把持具を複数設けたものである。
【００１９】
この請求項４の構成によれば、把持具を複数設けることにより、ロープ材の摩擦摺動による衝撃吸収効果を高めることができる。特に、共通の把持具を用意し、その数を調整することにより、所望の衝撃吸収効果が得られるから、把持具を汎用品として使用することができる。
【００２０】
また、請求項５の発明は、前記網が無結節網である。
【００２１】
この請求項５の構成によれば、網を構成する線材は、交差部において結ばれずに真っ直ぐに形成されているため、網に力が加わると、その力が網全体に分散するため、高い衝撃吸収機能が得られる。また、結節がないから、その分軽量となり、重ねたり、折ったり、巻いたりした際、コンパクトになる。
【００２２】
そして、結節網では、線材を交差部で結ぶ際に交差部の線材に引張力が集中するからその部分が弱く成り易いが、無結節網ではこのような問題がなく、高い衝撃吸収機能が得られる。
【００２３】
また、請求項６の発明は、前記支柱の一側の傾動位置を位置決めする一側位置決め手段を備えるものである。
【００２４】
この請求項６の構成によれば、支柱の一側位置決め手段を備えるから、控えロープと合わせて、傾動可能な支柱を安定的に立設することができ、風などにより支柱を一側に倒そうとする力が加わっても支柱が揺動することがない。
【００２５】
【発明の実施形態】
以下、本発明の防護体の第１実施形態について図１〜図１９を参照して説明する。同図に示すように、防護柵１は、両側に配置した端末支柱２Ｌ，２Ｒの間に、複数の中間支柱３，３を並設し、これら支柱２Ｌ，３，３，２Ｒ間に網１１を設ける。尚、防護柵１の一側は一例として山側Ｙである。
【００２６】
まず、図６〜図８により網１１の構成について説明すると、前記網１１は合成樹脂からなる貫通型無結筋網であり、例えば合成樹脂製の繊維糸１２，１２Ａを複数撚り合わせて線材１３，１３Ａを形成し、これら線材１３，１３Ａは交差方向をなし、交差部１４により無結筋により相互に固定されている。尚、無結節網にはラッセル式もあるが、好ましくは貫通型を用いる。図６は構造を説明する説明図であり、同図に示すように、線材１３，１３Ａの交差部１４において、一方の線材１３の繊維糸１２，１２の間に隙間により形成する輪部１５に、他方の線材１３Ａの繊維糸１２Ａ，１２Ａを前後逆方向から挿通し、さらに、交差部１４においても繊維糸１２，１２Ａを撚って輪部１５，１５Ａを閉めることにより、両線材１３，１３Ａを交差部１４で固定する。尚、１５Ａは交差部１４で前記繊維糸１２Ａ，１２Ａの間に隙間により形成する輪部である。そして、図６は説明のために輪部１５，１５Ａを開いて図示したが、実際の網１１では、前記輪部１５，１５Ａは閉じられた構造となる。
【００２７】
また、網１１は略長方形状をなし、網１１の縁にはロープ材１６が設けられ、このロープ材１６の四方には金属製の環体１７を設けている。また、図７及び図８に示すように、前記ロープ材１６において線材１３，１３Ａの端部側を折り返し、線材１３，１３Ａの重複部分１８で線材１３，１３Ａ相互を固定し、表裏の線材１３，１３Ａの間にロープ材１６を配置する。
【００２８】
また、網１１に用いる合成樹脂としては、高密度のポリエチレンなどが好適であり、その高密度のポリエチレンを用いた場合、網１１の比重は０．９４〜０．９６である。また、必要に応じて、網１１にカーボンブラックや紫外線吸収剤を使用して耐候性を向上することができる。
【００２９】
次に、前記支柱２Ｌ，２Ｒ，３とその取付構造の詳細について説明する。図９及び図１０などに示すように、支柱２Ｌ，２Ｒ，３とは、Ｈ形鋼からなる本体２１はフランジ部２１Ｆ，２１Ｆを前後に有し、その本体２１の前下部に傾動連結部２２を一体に突出し、その本体２１の後の上下にそれぞれ網係止部２３，２３を設ける。そして、これら網係止部２３，２３に前記ロープ材１６などを係止する。また、両側の支柱２Ｌ，２Ｒは、その支柱３側の上下に横ロープ連結部２４を設け、中間の支柱３は左右両側にそれぞれ横ロープ材連結部２４を設ける。
【００３０】
さらに、支柱２Ｌ，２Ｒ，３の前上部に、一側控えロープ用の一側連結部２５を設け、また、左側の支柱２Ｌはその防護柵外側（右側）に外側控えロープ用の外側連結部２６を設け、右側の支柱２Ｒはその防護柵外側（左側）に外側控えロープ用の外側連結部２６を設けている。尚、それら係止部２３及び連結部２４，２５，２６は板材に孔を有するものである。
【００３１】
また、前記本体２１には、フランジ部２１Ｆ，２１Ｆの端部同士を連結する補強連結板２７が上下に間隔をおいて複数設けられている。
【００３２】
斜面１０１などの設置場所に、支柱の取付部材３１を設ける。図１１〜図１４に示すように、前記取付部材３１は金属などからなり、ベース部３２と、支柱２Ｌ，２Ｒ，３を回動可能に連結する連結受部３３とを一体に有する。この連結受部３３は、間隔を置いて一対の腕部３４，３４を前記ベース部３２に立設し、それら腕部３４，３４の下部間に、支柱２Ｌ，２Ｒ，３の前記傾動連結部２２を挿入すると共に、この傾動連結部２２の孔２２Ａと両腕部３４，３４の孔３４Ａ，３４Ａとに、枢軸たるボルト３６を挿通し、これにより取付金具３１に前記傾動連結部２２を回動可能に連結する。尚、図中３７は、前記腕部３４と前記傾動連結部２２との間に配置された調整用リングであり、合成樹脂などで摩擦係数の小さい部材より構成され、前記ボルト３６が挿通されている。前記ベース部３２は複数のアンカーたるロックボルト３８により斜面１０１などの設置面に固定される。また、設置面とベース部３８と間には緩衝パッド３９を設ける。
【００３３】
また、連結受部３３の上部には、前記支柱２Ｌ，２Ｒ，３の一側傾動位置を位置決めする一側位置決め手段４１が設けられている。この一側位置決め手段４１は、前記腕部３４，３４の前側に略コ時形の受部４２を形成し、この受部４２に着脱可能に設ける調整用プレート４３を備え、この調整用プレート４３は前記受部４２に着脱可能な上下高さを有し、その下縁に腕部３４，３４の上部外面に外嵌する嵌合溝４４を有し、この嵌合溝４４が両側腕部３４，３４に外嵌することにより調整用プレート４３が左右に位置決めされる。その調整用プレート４３に調整用ボルト４５を挿通し、挿通した前後で調整用ボルト４５にナット４６，４６を螺合すると共に、これらナット４６，４６により調整用プレート４３を挟着する。尚、それらナット４６，４６は前記腕部３４，３４間に挿入可能な大きさを有する。そして、ナット４６，４６の螺合位置を調整することにより、調整用ボルト４５の頭部４５Ａの前後位置を調節することができ、頭部４５Ａに前記フランジ部２１Ｆが当たることにより支柱２Ｌ，３，２Ｒの一側回動範囲が規制される。
【００３４】
また、前記連結受部３３には前記ボルト３６位置と離れた位置に、前記支柱２Ｌ，３，２Ｒの回転を防止する仮止め手段４７を設けている。この仮止め手段４７は、前記腕部３４，３４に穿設した孔３４Ｂ，３４Ｂと、前記傾動連結部２２に穿設した孔２２Ｂと、これら孔３４Ｂ，３４Ｂ，２２Ｂに着脱可能に挿入する仮止めピン４８とからなる。そして、この例では、仮止め手段４７により支柱２Ｌ，２Ｒ，３をベース部３２に対して所定角度位置に位置決めできるようになっている。
【００３５】
また、前記支柱の他側の傾動範囲を規制して位置決めする他側位置決め手段が設けられ、この他側位置決め手段４９は、前記支柱２Ｌ，３，２Ｒの当接部たる下端５０と、前記取付部材３１とにより構成され、前記下端４９を斜めに形成し、ベース部３２に対して垂直位置から支柱２Ｌ，３，２Ｋが所定角度であるθ＝２５度他側に回動すると、前記下端下端４９が前記ベース部３２に当接することにより他側への傾動位置を位置決めしている。
【００３６】
隣合う支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの間の上，下段には横ロープ材５１，５１が張設され、これら横ロープ材５１，５１に図示しない結束具により網１１が取り付けられている。前記横ロープ材５１は一方と他方のロープ材５１Ａ，５１Ｂよりなり、一方のロープ材５１Ａを調整張り具たるターンバックル５２により一方の支柱２Ｌ，３，３の前記連結部２４に連結し、他方のロープ材５１Ｂを隣合う他方の支柱３，３，２Ｒの前記連結部２４に連結し、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒ間で両ロープ材５１Ａ，５１Ｂの端部を重ね合わせて重複部５３を形成し、この重複部５３において、両ロープ材５１Ａ，５１Ｂを締め具たるワイヤクリップ５４により所定の摩擦力で締め付けている。尚、下段の横ロープ材５１では、ロープ材５１Ｂにターンバックル５２が用いられている。また、両ロープ材５１Ａ，５１Ｂの重複部５３側の端部は、太さの等しい切断端となっている。
【００３７】
したがって、横ロープ材５１に所定以上の引張力が加わると、ワイヤクリップ５４の締付力に抗してロープ材５１Ａ，５１Ｂが離れる方向に摩擦摺動する。また、両ロープ材５１Ａ，５１Ｂの重複部５３側の端部は、太さの等しい切断端となっているから、端部がワイヤークリップ５４に係止することなく抜け出し、この後の横ロープ材５１から拘束されることなく網１１が変形可能となり、合成樹脂製の網１１の特性を生かすことができる。
【００３８】
前記支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの前上部の一側連結部２５と、防護柵の一側である前側の地山との間には、控えロープ装置６１を設ける。この控えロープ装置６１は、ロープ材６２とこのロープ材６２の余長部６２Ａを摺動可能に把持する緩衝具６３とを備える。
【００３９】
この緩衝具６３は、その緩衝具６３は、図１５〜図１９に示すように、前記ロープ材６２を所定の摩擦力で把持する一対の把持体６４，６４を備え、これら把持体６４，６４の合せ面に、ロープ材６２に嵌合する嵌合溝６５を形成し、両把持体６４，６４をボルトナットなどの締付手段６６により締め付け固定する。相互に固定された把持体６４，６４の側面には、Ｕボルト６７が係合する係合溝６８，６８が形成され、この係合溝６８，６８にＵボルト６７の両端部６７Ｔ，６７Ｔが係合する。また、Ｕボルト６７の両端部６７Ｔ，６７Ｔを挿通するプレート６９を備え、このプレート６９にはロープ材６２の余長部６２Ａ側を遊挿する溝部７０が形成されている。そして、Ｕボルト６７の途中を前記一側連結部２５に挿通連結し、その両端部６７Ｔ，６７Ｔ間に、ロープ材６２を締め付けた把持体６４，６４を嵌め入れ、さらに、端部６７Ｔ，６７Ｔを押さえ板６９に挿通し、端部６７Ｔ，６７Ｔにナット７１を螺合する。そして、前記一対の把持体６４，６４により、ロープ材６２を所定の摩擦力で把持する把持具７２を構成し、また、図１及び図１９に示すように、控えロープ装置６１の緩衝具６３は、前記２つの把持具７２を並べて設けている。このようにＵボルト６７に複数の把持具７２を並べて設けることができ、また、さらに、Ｕボルト６７を長くすれば３個以上の把持具７２を並べて設けることもできる。
【００４０】
また、前記ロープ材６２の反余長部側はアンカーたるロックボルト７３により地山に固定される。
【００４１】
端部支柱２Ｌ，２Ｒの外側連結部２６には、控えロープ装置６１Ａ，６１Ｂが設けられ、これら控えロープ装置６１Ａ，６１Ｂは把持具７２を用いている点と、張設方向が異なる以外は、前記控えロープ装置６１と同一構成であり、前記控えロープ装置６１Ａは、防護柵の左右方向に対して平面約３０度の角度をなし、すなわちその反余長部が一側に位置し、前記控えロープ装置６１Ｂは、防護柵の左右方向に対して平面略５度の角度をなし、すなわちその反余長部が他側に位置し、これらにより支柱２Ｌ，２Ｒを防護柵内側に倒す方向の力に対向している。
【００４２】
そして、防護柵１の施工においては、斜面１０１にロックボルト３８により取付部材３１を固定し、支柱２Ｌ，３，２Ｒを仮止め手段４７により仮固定した状態で、控えロープ装置６１を固定する。調整用ボルト４５は施工前に支柱２Ｌ，３，２Ｒの角度に合わせて予め調整しておき、また、必要に応じて現場で調整し、支柱２Ｌ，３，２Ｒが調整用ボルト４５に当接することで支柱２Ｌ，３，２Ｒの向きを設定できる。尚、仮止め手段４７は、その仮止めが不要になった後に仮止めピン４８を抜いて仮固定を解除する。
【００４３】
このように本実施形態では、請求項１に対応して、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒ間に合成樹脂からなる網１１を張設した防護柵１であって、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒを傾動可能に立設し、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの上部と該支柱２Ｌ，３，３，２Ｒ一側の地山である斜面１０１との間に控えロープ装置６１を設け、この控えロープ装置６１のロープ材６２に余長部６２Ａを設けると共に、この余長部６２Ａを摺動可能に把持する緩衝具６３を設けたから、合成樹脂からなる網１１は鋼製などの網に比べ、切断までの伸び率が大きいから、落石を受けると、網１１が他側に伸びて衝撃を吸収し、落石を受けた網１１から支柱２Ｌ，３，３，２Ｒに所定以上の力が加わると、緩衝具６３に対して余長部６２Ａが摺動して支柱２Ｌ，３，３，２Ｒが他側に傾動する。このように落石を受けると、網１１が他側に変形すると共に伸び、さらに、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒが他側に傾動することにより、落石を受けてから網１１が変形移動する量及び時間が大となり、衝撃吸収能力が効果的に向上する。
【００４４】
また、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒが他側に傾動する際、緩衝具６３に対して控えロープ６２の余長部６２Ａが摺動することにより、落石エネルギーの一部を吸収できる。
【００４５】
そして、網１１を合成樹脂とすることにより軽量となり、施工運搬において、クレーンなどの大型重機が不要となり、地形的に施工に制約を受ける場所にも防護柵１を設置することができる。また、合成樹脂製の網１１は柔軟性を有するから、搬入時にも巻く等することにより、コンパクトにでき、同時に現場での作業性も良好となる。
【００４６】
また、このように本実施形態では、請求項２に対応して、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒ他側の傾動位置を位置決め決めする他側位置決め手段４９を備えるから、落石を受けると、網１１が他側に伸びて衝撃を吸収し、落石を受けた網１１から支柱２Ｌ，３，３，２Ｒに所定以上の力が加わると、緩衝具６３に対して余長部６２Ａが摺動して支柱２Ｌ，３，３，２Ｒが他側に傾動し、この他側の傾動は他側位置決め手段４９により位置決めされる位置まで行われた後、支柱が止まり、この後、静止した支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの強度及び網１１が更に他側に伸び変形することより落石のエネルギーを効果的に吸収することができる。したがって従来のように単に支柱が倒れるだけでなく、所定角度倒れた後、支柱が剛的に落石のエネルギーを受けるから、高い衝撃吸収効果が得られる。
【００４７】
また、このように本実施形態では、請求項３に対応して、他側位置決め手段４９は、地山に固定した支柱用取付部材３１と、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒに設けられ取付部材３１に当接する当接部たる下端５０とを備えるから、取付部材に支柱を取り付け、支柱が他側に所定量だけ傾動すると、下端５０が取付部材３１に当接し、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの傾動を規制することができる。
【００４８】
また、このように本実施形態では、請求項４に対応して、緩衝具６３には、ロープ材６２を所定の摩擦力で把持する把持具７２を複数設けたから、ロープ材６２の摩擦摺動による衝撃吸収効果を高めることができる。特に、共通の把持具７２を用意し、その数を調整することにより、所望の衝撃吸収効果が得られるから、把持具７２及び緩衝具６３を汎用品として使用することができる。
【００４９】
また、このように本実施形態では、請求項５に対応して、網１１が無結節網であるから、網１１を構成する線材１３，１３Ａは、交差部１４において結ばれずに真っ直ぐに形成されているため、網１１に落石等の力が加わると、その力が網１１全体に分散するため、高い衝撃吸収機能が得られる。また、結節がないから、その分軽量で厚さも薄くなり、重ねたり、折ったり、巻いたりした際、コンパクトになる。
【００５０】
また、このように本実施形態では、請求項６に対応して、支柱２Ｌ，３，３，２Ｒの一側の傾動位置を位置決めする一側位置決め手段４１を備えるから、控えロープ装置６１と合わせて、傾動可能な支柱２Ｌ，３，３，２Ｒを安定的に立設することができ、風などにより支柱２Ｌ，３，３，２Ｒを一側に倒そうとする力が加わっても支柱が揺動することがない。
【００５１】
また、実施形態上の効果として、取付部材３１に対して支柱２Ｌ，３，２Ｒの角度を仮固定する仮止め手段４７を設けたから、控えロープ装置６１などの据付作業を容易に行うことができる。また、横ロープ材５１において、両ロープ材５１Ａ，５１Ｂの重複部５３側の端部がワイヤークリップ５４に係止することなく抜け出し可能に構成したから、抜け出し後は、横ロープ材５１から拘束されることなく網１１が変形可能となり、合成樹脂製の網１１の特性を十分に生かすことができる。また、一側位置決め手段４１を備えるから、控えロープ装置６１のロープ材６２をテンションをかけた状態で設置することができる。
【００５２】
図２０は本発明の第２実施形態を示し、上記第１実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では横ロープ材５１は１本のロープ材からなり、その横ロープ材５１の余長部５１Ｙを前記緩衝具６３により把持して前記横ロープ材連結部２４に連結している。また、余長部５１Ｙの端部は、太さの等しい切断端となっており、前記端部が緩衝具６３に係止することなく抜け出し可能しており、この例においても、横ロープ材５１に所定以上の引張力が加わると、把持具７２の締付力に抗して該把持具７２に対して余長部５１Ｙが摩擦摺動し、さらに、余長部５１Ｙの端部が把持具７２などに係止することなく抜け出し、この後の横ロープ材５１から拘束されることなく網１１が変形可能となり、合成樹脂製の網１１の特性を生かすことができる。
【００５３】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、重複部５３及び締め具は本発明の余長部及び緩衝具の他の例であり、例えばロープ材をループ状にして余長部を構成してもよい。また、実施例では地山にコンクリート基礎やコンクリートブロックなどを設けてロックアンカーを固定するようにしてもよい。
【００５４】
【発明の効果】
請求項１の発明は、支柱間に合成樹脂からなる網を張設した防護柵であって、前記支柱を傾動可能に立設し、前記支柱の上部と該支柱一側の地山との間に控えロープ装置を設け、この控えロープ装置のロープ材に余長部を設けると共に、この余長部を摺動可能に把持する緩衝具を設けたものであり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【００５５】
また、請求項２の発明は、前記支柱の他側の傾動位置を位置決め決めする他側位置決め手段を備えるものであり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【００５６】
また、請求項３の発明は、前記他側位置決め手段は、前記地山に固定した支柱用取付部材と、前記支柱に設けられ前記取付部材に当接する当接部とを備えるものであり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【００５７】
また、請求項４の発明は、前記緩衝具には、ロープ材を所定の摩擦力で把持する把持具を複数設けたものであり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【００５８】
また、請求項５の発明は、前記網が無結節網でああり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【００５９】
また、請求項６の発明は、前記支柱の一側の傾動位置を位置決めする一側位置決め手段を備えるものであり、工法簡易にして低価格での施工を可能とし、落石等のエネルギー吸収効果に優れた防護柵を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態を示す防護体の側面図である。
【図２】同上、一部正面図である。
【図３】同上、一部平面図である。
【図４】同上、全体正面図である。
【図５】同上、全体平面図である。
【図６】同上、網の構造を説明する正面説明図である。
【図７】同上、網の端部の平面展開図であり、網とロープ材とを示す。
【図８】同上、一部を断面にした網の側面図であり、図８（Ａ）は網の端部側にロープ材を重ねて配置した状態、図８（Ｂ）は網の端部を折り返して重複部分を形成した状態を示す。
【図９】同上、端末支柱を示し、図９（Ａ）は正面図、図９（Ｂ）は側面図である。
【図１０】同上、中間支柱を示し、図１０（Ａ）は正面図、図１０（Ｂ）は側面図である。
【図１１】同上、支柱下部の側面図である。
【図１２】同上、支柱下部の背面図である。
【図１３】同上、支柱の平面図である。
【図１４】同上、取付部材の正面図であり、調整用プレートを取り外した状態である。
【図１５】同上、緩衝具の正面図である。
【図１６】同上、緩衝具の把持具の平面図である。
【図１７】同上、緩衝具の把持具の側面図である。
【図１８】同上、緩衝具の側面図である。
【図１９】同上、２つの把持具を有する緩衝具の側面図である。
【図２０】本発明の第２実施形態を示す支柱の平面図である。
【符号の説明】
１　防護柵
２　端末支柱
３　中間支柱
１１　網
３１　取付部材
４１　一側位置決め手段
４７　仮止め手段
４９　他側位置決め手段
５０　下端（当接部）
６１　控えロープ装置
６２　ロープ材
６２Ａ　余長部
６３　緩衝具
１０１　　斜面（設置場所）
Ｙ　山側[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a protective fence constructed on an inclined surface of a mountainside to prevent falling or flowing into a road or the like by receiving snow or falling rocks.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A protective fence constructed on a slope of a hillside or the like to receive falling rocks or snowfall and to prevent falling and inflow to a road or the like has been known. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-197423 discloses a protective fence. Vertical holes are drilled at intervals on the slope, pipe posts built in the vertical holes are arranged side by side, and a protective fence such as a falling rock with a wire mesh stretched along with multiple stages of cables on each of these pipe posts is proposed. The protective surface is made of wire mesh.
[0003]
In addition, regarding a net used for a protective surface, JP-A-2000-273827 discloses that a protective net is made of steel or a rigid wire such as a wire attached in parallel, a rigid wire knitted on a net with a rigid wire, And other known nets such as a combination of a horizontal rope material and a wire net (Japanese Patent Publication No. 0011).
[0004]
As in the above-described prior art, in a protective body using this type of net, a road or the like is protected from falling rocks or the like by combining a wire rope or a steel net.
[0005]
However, in the case of using a steel wire rope or net, since the member itself is heavy, a heavy machine for installation is required, and there is a problem that the construction range is restricted, the construction period is lengthened, and the construction cost is increased. And since the protection body provided for rock fall protection is often provided on a mountain slope which is unsuitable for use of heavy equipment, in the construction in which the protection body is provided on such a mountain slope, the members are heavy. Then, the carrying-in work becomes complicated and there is a problem that the workability is inferior.
[0006]
Also, in the conventional protective fence, when rocks are received by the net, the nets deform and absorb the energy of the rocks.At the same time, the energy of the rocks is added to the struts from the net, and the struts that finally receive the bending moment deform. To absorb energy. In a conventional protective fence using a steel net, the wire constituting the net is excellent in tensile strength, and is effective in the case of large rock fall energy. However, a protective fence receiving such a large amount of rockfall energy requires large-sized pillars and foundations on which the pillars are erected.
[0007]
If the impact absorption time from when the protective fence receives the falling rock to when the falling rock stops can be extended, the effect of absorbing the falling rock energy can be enhanced. Therefore, although it is different from the field of protective fences, the bending pole such as a spring material is provided at the lower part of the pole in the folding pole of Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 2-37920 so that the pole can be bent. In addition, if the pillar of the protective fence can be bent over like the pole, the shock absorbing time can be lengthened by the time the pillar falls after receiving the falling rock, and the falling rock energy absorbing effect is improved.
[0008]
However, with conventional protective fences, if the support can be turned over, if the support is installed diagonally on a slope etc., the support will tilt to the valley side due to its own weight, or will swing to the mountain side when receiving wind from the valley. However, a sufficient absorption effect cannot be obtained even if the support column can be simply tilted.
[0009]
An object of the present invention is to provide a protective fence which is excellent in workability, enables construction at a low cost by simplifying a construction method, and has an excellent effect of absorbing energy such as falling rocks.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a protective fence in which a net made of synthetic resin is stretched between pillars, and the pillar is tiltably erected, and is provided between the upper part of the pillar and the ground on one side of the pillar. Is provided with a stay rope device, an extra length portion is provided on the rope material of the stay rope device, and a shock absorber for slidably gripping the extra length portion is provided.
[0011]
According to the structure of the first aspect, the net made of synthetic resin is more easily deformed than the net made of steel or the like, and the elongation until cutting is large. When a force greater than a predetermined value is applied to the support from the net that has received the falling rock, the extra length slides against the shock absorber, and the support tilts to the other side. When the rock is received in this way, the net is deformed and stretched to the other side, and furthermore, the support is tilted to the other side, so that the amount and time for the net to deform and move after receiving the rock is increased, and the shock absorbing capacity is increased. Is effectively improved.
[0012]
Further, when the support column tilts to the other side, a part of the falling rock energy can be absorbed by the extra length of the stay rope sliding with respect to the shock absorber.
[0013]
In addition, since the net is made of a synthetic resin, the weight is reduced, large-sized heavy equipment such as a crane is not required in the construction and transportation, and a protective fence can be installed in a place where the construction is restricted geographically. In addition, since the synthetic resin net has flexibility, it can be compacted by being wound at the time of carrying in, and at the same time, the workability at the site is improved.
[0014]
Further, the invention of claim 2 is provided with another side positioning means for positioning and determining the tilt position of the other side of the column.
[0015]
According to the configuration of claim 2, when falling rocks are received, the net extends to the other side and absorbs impact. The part slides and the column tilts to the other side, and this other-side tilting is performed to the position determined by the other-side positioning means, then the column stops, and then the strength and net of the stationary column are reduced. Further, the energy of the falling rock can be effectively absorbed by extending and deforming to the other side.
[0016]
Also, in the invention according to claim 3, the other-side positioning means includes a pole mounting member fixed to the ground, and a contact portion provided on the column and abutting on the mounting member.
[0017]
According to this configuration, when the support is attached to the mounting member and the support tilts by a predetermined amount toward the other side, the contact portion contacts the mounting member, and the tilt of the support is regulated.
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, the shock absorber is provided with a plurality of grippers for gripping the rope material with a predetermined frictional force.
[0019]
According to the configuration of the fourth aspect, by providing a plurality of gripping tools, it is possible to enhance the shock absorbing effect by frictional sliding of the rope material. In particular, by preparing a common gripping tool and adjusting the number thereof, a desired impact absorbing effect can be obtained, so that the gripping tool can be used as a general-purpose product.
[0020]
In the invention according to claim 5, the network is a knotless network.
[0021]
According to the fifth aspect of the present invention, since the wire constituting the net is formed straight without being tied at the intersection, when a force is applied to the net, the force is dispersed throughout the net, so that a high impact is obtained. An absorption function is obtained. Also, since there are no knots, the weight is reduced by that much, and it becomes compact when layered, folded or rolled.
[0022]
In the knotted net, when the wires are joined at the intersection, the tensile force concentrates on the wire at the intersection, which tends to be weak.However, the knotless net does not have such a problem and has a high shock absorbing function. Can be
[0023]
The invention according to claim 6 is provided with one-side positioning means for positioning a tilt position of one side of the column.
[0024]
According to the configuration of claim 6, since the positioning means is provided on one side of the support, the tiltable support can be stably erected together with the staying rope, and the support is tilted to one side by wind or the like. The strut does not swing even if the force is applied.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of a protection body of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in the figure, the protective fence 1 has a plurality of intermediate supports 3, 3 arranged in parallel between terminal supports 2L, 2R arranged on both sides, and a net 11 between these supports 2L, 3, 3, 2R. Is provided. One side of the protective fence 1 is the mountain side Y as an example.
[0026]
First, the structure of the mesh 11 will be described with reference to FIGS. 6 to 8. The mesh 11 is a penetrating non-knotted mesh made of synthetic resin, for example, by twisting a plurality of fiber yarns 12 and 12A made of synthetic resin into a wire 13. , 13A, and these wires 13, 13A form a crossing direction, and are fixed to each other by crossing portions 14 by means of non-connecting muscles. In addition, although there is also a Russell type as a knotless net, a penetrating type is preferably used. FIG. 6 is an explanatory view for explaining the structure. As shown in FIG. 6, at an intersection 14 of the wires 13, 13 </ b> A, a loop portion 15 formed by a gap between the fiber yarns 12 of one of the wires 13. By inserting the fiber yarns 12A, 12A of the other wire rod 13A from the front and rear opposite directions, and twisting the fiber yarns 12, 12A also at the intersection 14 to close the loop parts 15, 15A, the two wire rods 13, 13A are closed. At the intersection 14. Reference numeral 15A denotes an annular portion formed by a gap between the fiber yarns 12A at the intersection portion 14. Although FIG. 6 shows the loop portions 15 and 15A opened for the sake of explanation, the actual net 11 has a structure in which the loop portions 15 and 15A are closed.
[0027]
Further, the net 11 has a substantially rectangular shape, and a rope member 16 is provided at an edge of the net 11, and a metal ring 17 is provided on four sides of the rope member 16. As shown in FIGS. 7 and 8, the ends of the wires 13, 13 A in the rope 16 are folded back, and the wires 13, 13 A are fixed to each other at an overlapping portion 18 of the wires 13, 13 A. , 13A are arranged with a rope material 16.
[0028]
As the synthetic resin used for the net 11, high-density polyethylene or the like is suitable. When the high-density polyethylene is used, the specific gravity of the net 11 is 0.94 to 0.96. Further, if necessary, the net 11 can be improved in weather resistance by using carbon black or an ultraviolet absorber.
[0029]
Next, details of the columns 2L, 2R, 3 and the mounting structure thereof will be described. As shown in FIGS. 9 and 10 and the like, the pillars 2L, 2R, and 3 mean that a main body 21 made of H-shaped steel has front and rear flange portions 21F and 21F, and a tilting connecting portion 22 Are integrally formed, and mesh retaining portions 23, 23 are provided on the upper and lower sides after the main body 21, respectively. Then, the rope material 16 and the like are locked to these net locking portions 23 and 23. Further, the columns 2L and 2R on both sides are provided with horizontal rope connecting portions 24 on the upper and lower sides of the column 3 side, and the intermediate column 3 is provided with horizontal rope material connecting portions 24 on both the left and right sides.
[0030]
Further, a one-side connecting portion 25 for a one-side stay rope is provided on the front upper part of the columns 2L, 2R, 3 and the left-side column 2L is provided on the outside (right side) of the protective fence for an outside stay rope. The right support 2R is provided with an outer connecting portion 26 for an outer stay rope on the outside (left side) of the protective fence. The locking portion 23 and the connecting portions 24, 25, 26 have holes in the plate material.
[0031]
Further, the main body 21 is provided with a plurality of reinforcing connecting plates 27 for connecting the ends of the flange portions 21F, 21F to each other with a vertical interval.
[0032]
A mounting member 31 for a pillar is provided at an installation location such as the slope 101. As shown in FIGS. 11 to 14, the mounting member 31 is made of metal or the like, and integrally has a base portion 32 and a connection receiving portion 33 that rotatably connects the columns 2L, 2R, and 3 to each other. The connection receiving portion 33 has a pair of arms 34, 34 erected on the base portion 32 at intervals, and between the lower portions of the arms 34, 34, the tilt connection portions of the columns 2 L, 2 R, 3. At the same time, the bolt 36 serving as a pivot is inserted into the hole 22A of the tilt connecting portion 22 and the holes 34A, 34A of the arms 34, 34, thereby turning the tilt connecting portion 22 to the mounting bracket 31. Connect movably. In the drawing, reference numeral 37 denotes an adjusting ring disposed between the arm portion 34 and the tilt connection portion 22. The adjusting ring 37 is made of a member having a small friction coefficient such as synthetic resin, and the bolt 36 is inserted therethrough. I have. The base 32 is fixed to an installation surface such as a slope 101 by a plurality of lock bolts 38 serving as anchors. Further, a buffer pad 39 is provided between the installation surface and the base portion 38.
[0033]
In addition, a one-side positioning means 41 for positioning the one-side tilt position of the columns 2L, 2R, 3 is provided above the connection receiving portion 33. The one-side positioning means 41 is provided with a substantially U-shaped receiving portion 42 on the front side of the arms 34, 34, and is provided with an adjusting plate 43 detachably provided on the receiving portion 42. Has an upper and lower height that can be attached to and detached from the receiving portion 42, and has a fitting groove 44 on the lower edge thereof which is fitted to the upper outer surface of the arms 34, 34. , 34, the adjustment plate 43 is positioned right and left. An adjusting bolt 45 is inserted through the adjusting plate 43, and nuts 46, 46 are screwed to the adjusting bolt 45 before and after the adjusting bolt 43 is inserted, and the adjusting plate 43 is clamped by the nuts 46, 46. The nuts 46 have a size that can be inserted between the arms 34. The front and rear positions of the head 45A of the adjusting bolt 45 can be adjusted by adjusting the screwing positions of the nuts 46, 46. The struts 2L, 3 can be adjusted by the flange 21F hitting the head 45A. , 2R is restricted.
[0034]
Further, a temporary fixing means 47 for preventing rotation of the columns 2L, 3 and 2R is provided at a position apart from the bolt 36 in the connection receiving portion 33. The temporary fixing means 47 is provided with holes 34B, 34B formed in the arms 34, 34, a hole 22B formed in the tilt connecting portion 22, and a temporary insertable and removable insertion in these holes 34B, 34B, 22B. And a locking pin 48. In this example, the columns 2L, 2R, and 3 can be positioned at predetermined angular positions with respect to the base 32 by the temporary fixing means 47.
[0035]
Further, other-side positioning means for regulating and positioning the other-side tilting range of the column is provided, and the other-side positioning means 49 includes a lower end 50 which is a contact portion of the columns 2L, 3, 2R, and the mounting member. The lower end 49 is formed obliquely, and when the support columns 2L, 3, 2K are rotated from the vertical position to the base 32 by a predetermined angle θ = 25 degrees to the other side, the lower end lower end is formed. 49 abuts on the base portion 32 to determine the tilt position to the other side.
[0036]
Horizontal rope members 51, 51 are stretched over and below the adjacent columns 2L, 3, 3, 2R, and the net 11 is attached to the horizontal rope members 51, 51 with a tying tool (not shown). The horizontal rope member 51 is composed of one and the other rope members 51A, 51B. The one rope member 51A is connected to the connecting portion 24 of one of the columns 2L, 3, 3 by a turnbuckle 52 which is an adjusting member. Of the rope material 51B is connected to the connecting portion 24 of the other adjacent column 3, 3, 2R, and the ends of both the rope materials 51A, 51B are overlapped between the columns 2L, 3, 3, 2R to form an overlapping portion 53. In the overlapping portion 53, the rope members 51A and 51B are fastened with a predetermined frictional force by a wire clip 54 serving as a fastener. In the lower horizontal rope member 51, a turnbuckle 52 is used for the rope member 51B. The ends of the rope members 51A and 51B on the overlapping portion 53 side are cut ends having the same thickness.
[0037]
Therefore, when a predetermined or more tensile force is applied to the horizontal rope member 51, the rope members 51A and 51B frictionally slide in a direction in which the rope members 51A and 51B are separated against the tightening force of the wire clip 54. Further, since the ends of the two rope members 51A and 51B on the overlapping portion 53 side are cut ends having the same thickness, the ends come out without being locked to the wire clip 54, and the horizontal rope members thereafter. The net 11 can be deformed without being restrained by 51, and the characteristics of the net 11 made of synthetic resin can be utilized.
[0038]
A stay rope device 61 is provided between the one-side connecting portion 25 of the front upper portion of the columns 2L, 3, 3, and 2R and the ground on the front side, which is one side of the protective fence. The stay rope device 61 includes a rope member 62 and a shock absorber 63 for slidably holding the extra length 62A of the rope member 62.
[0039]
As shown in FIGS. 15 to 19, the shock absorber 63 includes a pair of grippers 64, 64 for gripping the rope member 62 with a predetermined frictional force. A fitting groove 65 to be fitted to the rope material 62 is formed in the mating surface of the two members, and the both gripping bodies 64, 64 are tightened and fixed by tightening means 66 such as a bolt and nut. Engagement grooves 68, 68 with which the U bolt 67 is engaged are formed on the side surfaces of the gripping bodies 64, 64 fixed to each other, and both ends 67T, 67T of the U bolt 67 are formed in the engagement grooves 68, 68. Engage. Further, a plate 69 is provided through which both ends 67T, 67T of the U-bolt 67 are inserted, and a groove 70 for loosely inserting the extra length portion 62A of the rope material 62 is formed in the plate 69. Then, the U-bolt 67 is inserted through the middle of the U-side connecting portion 25 and connected to the one-side connecting portion 25, and the holding members 64, 64 on which the rope member 62 is tightened are fitted between both ends 67T, 67T. Is inserted into the holding plate 69, and the nuts 71 are screwed into the ends 67T, 67T. The pair of gripping bodies 64, 64 constitute a gripping tool 72 for gripping the rope member 62 with a predetermined frictional force. As shown in FIGS. Is provided with the two gripping tools 72 side by side. As described above, the plurality of gripping tools 72 can be provided side by side on the U bolt 67. Further, if the U bolt 67 is made longer, three or more gripping tools 72 can be provided side by side.
[0040]
Further, the extra length side of the rope member 62 is fixed to the ground by a lock bolt 73 serving as an anchor.
[0041]
The staying rope devices 61A and 61B are provided on the outer connecting portions 26 of the end supports 2L and 2R, and the staying rope devices 61A and 61B are different from the point that the holding devices 72 are used and the stretching direction is different. The stay rope device 61A has the same structure as that of the stay rope device 61, and the stay rope device 61A has an angle of about 30 degrees in a plane with respect to the left-right direction of the protective fence. The rope device 61B makes an angle of approximately 5 degrees in a plane with respect to the left-right direction of the protective fence, that is, the extra length is located on the other side, and thereby the force in the direction of tilting the columns 2L and 2R inside the protective fence. Facing.
[0042]
When the protective fence 1 is constructed, the attachment member 31 is fixed to the slope 101 by the lock bolt 38, and the stay rope device 61 is fixed in a state where the columns 2L, 3 and 2R are temporarily fixed by the temporary fixing means 47. The adjustment bolts 45 are adjusted beforehand in accordance with the angles of the columns 2L, 3, 2R before construction, and are adjusted on site if necessary, so that the columns 2L, 3, 2R come into contact with the adjustment bolts 45. Thus, the directions of the columns 2L, 3, 2R can be set. The temporary fixing means 47 releases the temporary fixing pin 48 after the temporary fixing becomes unnecessary, and releases the temporary fixing.
[0043]
As described above, in the present embodiment, the protective fence 1 in which the net 11 made of a synthetic resin is stretched between the columns 2L, 3, 3, and 2R corresponds to claim 1, and the columns 2L, 3, 3, 2R is erected in a tiltable manner, and a stay rope device 61 is provided between the upper part of the support 2L, 3, 3, 2R and the slope 101 which is the ground on one side of the support 2L, 3, 3, 2R. Since the extra length portion 62A is provided on the rope member 62 of the stay rope device 61 and the buffer 63 for slidably holding the extra length portion 62A is provided, the net 11 made of synthetic resin is smaller than a net made of steel or the like. Since the elongation rate until cutting is large, when falling rocks are received, the net 11 expands to the other side to absorb the impact, and a predetermined force or more is applied to the columns 2L, 3, 3, and 2R from the net 11 that has received the rocks. The extra length 62A slides with respect to the buffer 63 so that the columns 2L, 3, 3, and 2R are on the other side. To tilt. When the rock 11 is received in this way, the net 11 is deformed and extended to the other side, and furthermore, the columns 2L, 3, 3, and 2R are tilted to the other side, so that the net 11 deforms and moves after receiving the rock fall. And the time becomes longer, and the shock absorbing ability is effectively improved.
[0044]
Further, when the columns 2L, 3, 3, and 2R are tilted to the other side, a part of the falling rock energy can be absorbed by the extra length 62A of the retaining rope 62 sliding with respect to the shock absorber 63.
[0045]
And, since the net 11 is made of a synthetic resin, the weight is reduced, and a large heavy machine such as a crane is not required in the construction and transportation, and the protective fence 1 can be installed in a place where construction is restricted geographically. In addition, since the synthetic resin net 11 has flexibility, it can be compacted by being wound at the time of carrying in, and at the same time, the workability on site can be improved.
[0046]
Further, in this embodiment, in accordance with the present invention, since the other side positioning means 49 for determining the tilting position of the other side of the columns 2L, 3, 3, 2R is provided, when a falling rock is received, 11 extends to the other side to absorb the impact, and when a predetermined force or more is applied to the columns 2L, 3, 3, and 2R from the net 11 that has received the falling rock, the extra length portion 62A slides against the shock absorber 63. The supporting columns 2L, 3, 3, and 2R are tilted to the other side, and the tilting of the other side is performed until the position is determined by the other-side positioning means 49, and then the columns are stopped. The strength of the 3,3,2R and the further expansion and deformation of the net 11 on the other side allow the energy of rock fall to be effectively absorbed. Therefore, not only does the column simply fall as in the related art, but also after the column has fallen by a predetermined angle, the column rigidly receives the energy of falling rocks, so that a high shock absorbing effect can be obtained.
[0047]
Further, in this embodiment, in accordance with the third aspect, the other-side positioning means 49 includes the mounting member 31 for the pole fixed to the ground and the mounting members provided on the columns 2L, 3, 3, and 2R. The lower end 50 abuts on the mounting member 31 and the lower end 50 comes into contact with the mounting member 31 when the column is tilted to the other side by a predetermined amount. 2R tilt can be regulated.
[0048]
Further, in this embodiment, a plurality of gripping tools 72 for gripping the rope material 62 with a predetermined frictional force are provided in the buffering tool 63 according to the fourth aspect of the present invention. Can enhance the shock absorbing effect. In particular, by preparing a common gripping tool 72 and adjusting the number thereof, a desired impact absorbing effect can be obtained, so that the gripping tool 72 and the buffer 63 can be used as general-purpose products.
[0049]
Further, in this embodiment, according to claim 5, since the net 11 is a knotless net, the wires 13 and 13A constituting the net 11 are formed straight at the intersection 14 without being tied. Therefore, when a force such as a falling rock is applied to the net 11, the force is dispersed throughout the net 11, so that a high shock absorbing function can be obtained. In addition, since there are no knots, the weight is reduced and the thickness is reduced by that much, and it becomes compact when layered, folded or rolled.
[0050]
Further, in the present embodiment, the one-side positioning means 41 for positioning the one-side tilting position of one of the columns 2L, 3, 3, and 2R is provided according to the sixth aspect. Therefore, the tiltable columns 2L, 3, 3, 2R can be stably erected, and even if a force is applied to the columns 2L, 3, 3, 2R to one side due to wind or the like, the columns can be tilted. Does not swing.
[0051]
Further, as an effect on the embodiment, since the temporary fixing means 47 for temporarily fixing the angles of the columns 2L, 3 and 2R with respect to the mounting member 31 is provided, the installation work of the stay rope device 61 and the like can be easily performed. . In the horizontal rope material 51, the ends of the two rope materials 51A and 51B on the overlapping portion 53 side are configured to be able to escape without being locked to the wire clip 54. Thus, the net 11 can be deformed without using it, and the characteristics of the synthetic resin net 11 can be fully utilized. Further, since the one-side positioning means 41 is provided, the rope member 62 of the stay rope device 61 can be installed in a state of being tensioned.
[0052]
FIG. 20 shows a second embodiment of the present invention. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted. In this example, one horizontal rope member 51 is used. The extra length 51Y of the horizontal rope material 51 is gripped by the buffer 63 and connected to the horizontal rope material connecting portion 24. In addition, the end of the extra length portion 51Y is a cut end having the same thickness, and the end can be pulled out without being locked to the shock absorber 63. When a predetermined or more tensile force is applied to the gripping tool 72, the extra length 51Y frictionally slides against the gripping tool 72, and the end of the extra length 51Y is gripped by the gripping tool. Thus, the net 11 can be deformed without being locked by the horizontal rope member 51, and can be deformed without being restrained by the horizontal rope member 51, so that the characteristics of the net 11 made of synthetic resin can be utilized.
[0053]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made within the scope of the present invention. For example, the overlapping portion 53 and the fastener are other examples of the extra length portion and the shock absorbing device of the present invention. For example, the extra length portion may be formed by forming a rope material into a loop shape. In the embodiment, a concrete foundation or a concrete block may be provided on the ground to fix the lock anchor.
[0054]
【The invention's effect】
The invention according to claim 1 is a protective fence in which a net made of synthetic resin is stretched between pillars, and the pillar is tiltably erected, and is provided between the upper part of the pillar and the ground on one side of the pillar. The stay rope device is provided in the rope material of the stay rope device, and an extra length portion is provided, and a buffer is provided for slidably holding the extra length portion. It is possible to provide a protective fence which enables construction and has an excellent effect of absorbing energy such as falling rocks.
[0055]
Further, the invention of claim 2 is provided with another side positioning means for positioning and determining the tilting position of the other side of the support pillar, enabling construction at a low cost by simplifying the construction method, and effect of absorbing energy such as falling rocks. An excellent protective fence can be provided.
[0056]
According to a third aspect of the present invention, the other-side positioning means includes a column mounting member fixed to the ground, and a contact portion provided on the column and contacting the mounting member. It is possible to provide a protective fence which is simple and can be constructed at a low price and which is excellent in an effect of absorbing energy such as falling rocks.
[0057]
Further, the invention according to claim 4 is characterized in that the shock absorber is provided with a plurality of grippers for gripping the rope material with a predetermined frictional force. A protective fence excellent in the energy absorbing effect of the present invention can be provided.
[0058]
Further, the invention according to claim 5 can provide a protective fence which is a knotless net, enables construction at a low cost by simplifying a construction method, and is excellent in an effect of absorbing energy such as falling rocks.
[0059]
The invention according to claim 6 is provided with one-side positioning means for positioning the tilting position of one side of the column, and enables construction at a low cost by simplifying the construction method, and has an effect of absorbing energy such as falling rocks. An excellent protective fence can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a protective body according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial front view of the same.
FIG. 3 is a partial plan view of the same.
FIG. 4 is an overall front view of the same.
FIG. 5 is an overall plan view of the same.
FIG. 6 is an explanatory front view illustrating the structure of the net;
FIG. 7 is a plan exploded view of the end of the net, showing the net and the rope material.
FIG. 8 is a side view of the net with a partial cross section, in which FIG. 8 (A) shows a state in which the rope material is arranged on the end side of the net and FIG. 8 (B) shows the end of the net. Is folded to form an overlapped portion.
9A and 9B show a terminal support, FIG. 9A is a front view, and FIG. 9B is a side view.
10 (a) and 10 (b) show an intermediate support, and FIG. 10 (A) is a front view and FIG.
FIG. 11 is a side view of the lower part of the support.
FIG. 12 is a rear view of the lower part of the support column.
FIG. 13 is a plan view of the support column.
FIG. 14 is a front view of the same mounting member, with the adjustment plate removed.
FIG. 15 is a front view of the shock absorber according to the third embodiment.
FIG. 16 is a plan view of the gripper of the shock absorbing device.
FIG. 17 is a side view of the holding tool of the shock absorbing tool.
FIG. 18 is a side view of the shock absorber.
FIG. 19 is a side view of the shock absorber having the two gripping tools.
FIG. 20 is a plan view of a column showing a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Guard fence
2 Terminal support
3 middle supports
11 net
31 Mounting member
41 One-side positioning means
47 Temporary fastening means
49 Other-side positioning means
50 Lower end (contact part)
61 Stay rope device
62 rope material
62A extra length
63 shock absorber
101 Slope (location)
Y mountain side

Claims

支柱間に合成樹脂からなる網を張設した防護柵であって、前記支柱を傾動可能に立設し、前記支柱の上部と該支柱一側の地山との間に控えロープ装置を設け、この控えロープ装置のロープ材に余長部を設けると共に、この余長部を摺動可能に把持する緩衝具を設けたことを特徴とする防護柵。A protective fence in which a net made of synthetic resin is stretched between columns, and the columns are tiltably erected, and a retaining rope device is provided between the upper portion of the columns and the ground on one side of the columns, A protective fence comprising: an extra length portion provided in the rope material of the stay rope device; and a shock absorber for slidably holding the extra length portion.

前記支柱の他側の傾動位置を位置決め決めする他側位置決め手段を備えることを特徴とする請求項１記載の防護体。2. The protective body according to claim 1, further comprising another side positioning means for determining a tilt position of the other side of the column.

前記他側位置決め手段は、前記地山に固定した支柱用取付部材と、前記支柱に設けられ前記取付部材に当接する当接部とを備えることを特徴とする請求項２記載の防護柵。3. The protective fence according to claim 2, wherein the other-side positioning means includes a pole mounting member fixed to the ground, and a contact portion provided on the column and in contact with the mounting member. 4.

前記緩衝具には、ロープ材を所定の摩擦力で把持する把持具を複数設けたことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の防護柵。The protective fence according to any one of claims 1 to 3, wherein the shock-absorbing member is provided with a plurality of grippers for gripping the rope material with a predetermined frictional force.

前記網が無結節網であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の防護柵。The protective fence according to any one of claims 1 to 4, wherein the net is a knotless net.

前記支柱の一側の傾動位置を位置決めする一側位置決め手段を備えることを特徴とする請求項１記載の防護柵。2. The protective fence according to claim 1, further comprising one-side positioning means for positioning a tilt position on one side of the support.