JP2004075509A - 装飾ガラス及び装飾ガラスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供することを目的する。
また、熱膨張係数の異なる板ガラスを重ねて加熱溶融してもひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供する。
【解決手段】板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質である装飾ガラスである。
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスである。
【選択図】なし。
また、熱膨張係数の異なる板ガラスを重ねて加熱溶融してもひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供する。
【解決手段】板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質である装飾ガラスである。
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスである。
【選択図】なし。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドアガラス、窓ガラス、間仕切りガラス等の一般建築物や店舗に使用される装飾ガラス製品や額縁等のガラス装飾物である装飾ガラスとガラス瓶、コップあるいはインテリア用ガラス製品の製造方法と装飾ガラスに関するものである。
このような装飾ガラス製品の製造には、色毎に区分された模様に対応する色ガラスを個個に加工し、それら色ガラスを接着し、シーリング加工し一枚の装飾ガラスを製作する方法、また一枚のガラス板に所定の模様に型とった形状に加工された色ガラスを載置して、加熱し、色ガラスとガラス板とを溶融させて接合する方法が採用されていた。
【0002】
【従来の技術】
従来装飾ガラス製品としては、ステンドガラスのような多種類の色ガラスを組み合わせた装飾ガラスが知られている。このような装飾ガラス製品の製造には、色毎に区分された模様に対応する色ガラスを個々に加工し、それら色ガラスを接合し、シーリング加工して一枚の装飾ガラスを作製する方法、又は、一枚のガラス板に所定の模様に型とった形状に加工された色ガラスを載置して、加熱し、色ガラスとガラス板とを溶融させて接合する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の方法は、製作に手間がかかり多量生産に向かず、又熟練を要するので、一品的な製造に留まるという課題があった。
【0004】
又、後者の方法は、色ガラスと板ガラスとの熱膨張の違いから、出来上がった装飾ガラス製品のガラス板と色ガラスとの接合部にひび割れや破損が発生すという課題があった。
【0005】
このために、色ガラスと板ガラスとの熱膨張係数を同じようにするよう調整することも考えられるが、一様の熱膨張係数を持った色ガラスを製造するには困難であり、又使用可能な色ガラスが限定されてしまうと言う課題があった。
【0006】
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供することを目的する。
また、熱膨張係数の異なる板ガラスを重ねて加熱溶融してもひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、請求項1記載のように、板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
【0008】
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質である装飾ガラスである。
【0009】
溶融させたガラスに整粒した発光体を混入させ吹き棒に前記ガラスを巻き取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
【0010】
溶融させたガラスを吹き棒に巻取りながら巻取り部に形成する積層部に整粒した発光体を撒布しながら巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
【0011】
予め整粒した発光体を平面に撒布して置き、この発光体に溶融したガラスを巻き取り、前記発光体上に巻き取ったガラスを転がし貼着させて宙吹きで製造する装飾ガラス。
【0012】
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスである。
【0013】
重ね合す板ガラス面を洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定し、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造方法である。
【0014】
膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱溶融させ装飾ガラスを製造する方法において、前記膨張係数の異なる板ガラスを粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合し、該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法である。
【0015】
重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とした装飾ガラスの製造方法である。
【0016】
板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスの製造方法である。
【0017】
上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚い事を特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0018】
加熱炉の炉床面が最下層のガラスと接する下敷き材が素焼の陶器であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0019】
前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0020】
前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃で保持時間が5〜120分保持しその後徐冷することを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0021】
好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730〜770℃である装飾ガラスの製造方法である。
【0022】
【実施の形態】
板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、太陽、蛍光灯等から放出される僅かな紫外線を自ら貯え発光する発光体「蓄光体ともいう」(例えばこの発光体はむさくパーク社製を使った)、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質を粒状に加工したものか粉末であってもよい。
層間に装入するカレットは接着剤を用いず無作為に散りばめる方法と接着剤を用いて任意のデザインを描く方法とがあるがどちらも適用できる。
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させたると、強化ガラス合板でき、ガラス板の下に敷く棚板の形状を選定するとガラス製の瓦などの形状が得られ陶器に変わる建築資材が製造できる。
【0023】
重ね合す板ガラス面を脱脂剤等で洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定または無作為に散りばめる、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを窯業炉の炉床に予め用意した素焼の陶器の上に載せて加熱融解させて装飾ガラスを製造する。
【0024】
膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱融解させ装飾ガラスを製造する場合には、ガラスの亀裂や破壊を避けるために張り合わせるガラス板、即ち膨張係数の異なる板ガラスを予め粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合する。混合割合は膨張係数が大きく異なる場合には膨張係数の大きいガラス材の配合割合を多く、例えば2:1の割合で膨張係数の差が小さい場合には1:1であってもよい。なお同一組成のガラスであれば熱膨張係数が同一であるので使わなくてもよい。
該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを窯業釜に装入して加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法である。
【0025】
重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とすると上側の食み出した部分のガラスが軟化融解し下側のガラスを包むように融合するので丸みを帯びたガラス端面が得られる。
【0026】
板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスであれば遠近感のある装飾ガラスの製造が可能である。
【0027】
上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚くすると、上の板ガラスの重みで下の板ガラスを押さえるので層間にある空気が膨張しても歪の発生を抑制できる。
【0028】
窯業炉の炉床に素焼でできた敷板を予め敷いてこの上に板ガラスを装入し加熱融解させる温度が700〜800℃で保持時間が5〜120分保持しその後徐冷するが、加熱温度が700℃以下では融着が不十分で取り扱い中に接合部が外れる可能性が有り、又800℃を越えると粘度が小さくなりすぎて流動するので不適である。
好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730〜770℃である装飾ガラスの製造方法である。
【0029】
珪砂、ソーダ灰、石灰などのニューな原料を秤量してミキサーで混合し溶融釜で溶融するかそれとも廃ガラスを溶融させた1400℃程に高温に保ったガラスに発光体を混入させ吹き棒に前記ガラスを巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。別な方法として溶融させたガラスを吹き棒に巻取りながら巻取り部に形成する積層部に整粒した発光体を撒布しながら巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
又は予め整粒した発光体を平面に撒布して置き、この発光体に溶融したガラスを巻き取り、前記発光体上に巻き取ったガラスを転がし貼着させて宙吹きで製造する装飾ガラス。
発光体は予め整粒、例えば粒径が1mm以下で最小粒が0.1mm程度であってもよいが、加工する装飾ガラスの厚みによって入れ込む粒度を選定することが肝要である。
【0030】
【実施例】
装飾ガラスの製造に関する実施例について記述する。
市販の板ガラス500mm*500mmの面積を有すし厚みが3mmと同じ大きさで厚みが5mmの板ガラスを用意し、厚みの薄い板ガラスを下側に置き、重ね合す面の汚れを脱脂剤で洗浄する。
ガラス面に予め用意した赤、青、黄、緑、茶色の廃瓶を別々に砕いて作った粒径が3mm以下のガラスカレットをモザイク模様に並び詰め、接着剤で固定する。
融着させ冷却段階でひび割れや破損の防止するために、下側のガラス板と同一の組成を有するガラスを粉砕した粉末と上側に載せる板ガラスと同一の組成を有する板ガラスを粉砕した粉末を1対1の割合で混合して得たガラス粉末をカレットを敷き詰めた面に厚さが1mm程度に均一になるように撤布する。
窯業炉の炉床に素焼に敷板を敷いてこの上にカレットを敷き詰めた面が上になるように置き、更にこの上に板ガラスを合せ載せる。
窯業炉の電源を投入し昇温を開始するが、本実施例では保持温度を750℃に設定して10時間掛けて昇温した。保持温度に達してから45分間保持しその後550℃まで徐冷し、更に550℃で30分保持後525℃まで温度を下げてこの温度で2時間保持後自然冷却して装飾ガラスを得た。
【0031】
市販の板ガラス縦500mm*横500mmの面積を有すし厚みが3mmと同じ大きさで厚みが5mmの板ガラスを用意しこれを切断し縦250mm*横250mm*3(A)と253mm*253mm*5mm(B)の大きさの板ガラスを用意する。
厚みの薄い板ガラス(A)を下側に置き、重ね合す面の汚れを脱脂剤で洗浄する。
ガラス面に予め用意した廃瓶を砕いて作った粒径が3mm以下のガラスカレットをモザイク模様に並び詰接着剤で固定する、更に発光体を散りばめる。
融着させ冷却段階でひび割れや破損の防止するために、下側のガラス板(A)の切断し残ったガラスを粉砕した粉末と上側に載せる板ガラス(B)の切断して残った板ガラスを粉砕した粉末を1対2の割合で混合して得たガラス粉末をカレットが敷き詰めたられた面に厚さが1mm程度に均一になるように撒布する。
窯業炉の炉床に素焼で出来た敷板を敷いてこの上にカレットを敷き詰めた面が上になるように置き、更にこの上に板ガラスを合せ載せる。
窯業炉の電源を投入し昇温を開始するが、本実施例では保持温度を730℃に設定して10時間掛けて昇温した。保持温度に達してから120分間保持しその後550℃まで徐冷し、更に550℃で30分保持後525℃まで温度を下げてこの温度で2時間保持後自然冷却して装飾ガラスを得た。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明で得られた装飾ガラスは板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスであるので装飾性の高い板ガラスが容易にえられる。
【0033】
請求項2の発明では前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質であから融点の低いカレットは融着し、融解、溶解しない材料はそのままの形状を保ち予め狙った造形美が得られる。
なお、カレットに発光体「蓄光体」を鏤めた装飾ガラスであれば太陽光、蛍光等の微量の紫外線を吸収し暗視野で妖艶な光を放つ。
【0034】
請求項3,4,5の発明を実施することによって通常の吹きガラス方で製造した色ガラスでは味わえない暗闇の中で妖艶な光を発光するコップ、装飾品が容易に出来るが、本製造法においては宙吹きで造ると限定したが型吹きの中の廻し吹き吹き込みで作ってもよい。
【0035】
請求項6の発明では重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスで下に敷く棚板の形状に沿って曲面を造るので採光のある屋根材や壁材が得られる。
【0036】
請求項7の発明では重ね合す板ガラス面を洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定し、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスであるので光の乱反射する装飾ガラスの提供ができる更に、使うガラスカレットによって光の屈折率が変わり装飾ガラスの観る角度によって違った模様の造形が得られる。
【0037】
請求項8の発明は膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱溶融させ装飾ガラスを製造する方法において、前記膨張係数の異なる板ガラスを粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合し、該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法であるので、熱膨張係数が異なっていても冷却時に亀裂や破損が生じない装飾ガラスが製造できる。
【0038】
請求項9の発明では重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とし装飾ガラスの製造方法であるので、上側のガラスのはみでた部分が軟化し垂れ下がり下側のガラス側面を覆い融着するので強固な併せ部分が形成される。
【0039】
請求10の発明は板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスであるので遠近感を表現できる装飾ガラスを提供できる。
【0040】
請求項11の発明は上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚い事を特徴とする装飾ガラスの製造方法であるので層間にある空気が膨張しても重し代わりとなってガラスがずれない。
【0041】
請求項12の発明は加熱炉の炉床面が最下層のガラスと接する下敷き材が素焼の陶器であるので下側のガラスが融解しても融着を起こさない。
【0042】
請求項13の発明は板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法であるので過不足なく融解でき層間のガラスが強固に融着して併せ装飾ガラスが提供でき、好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730から770℃である装飾ガラスの製造方法であるから強度的に優れた装飾ガラスが提供できる。
【0043】
本発明の装飾ガラスは層間に残された空気を層間に閉じ込め封をするので断熱効果が期待できる。
また、蓄光材料の使用により標識・看板などの機能性を有する製品や昼夜の違いにより景観の異なる製品の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する工程図で板ガラスの表面を脱脂する。
【図2】脱脂したガラス表面にカレット載せてデザインする。
【図3】デザインしたカレットに板ガラスを重ねる。
【図4】重ね合わせた板ガラスを炉の中に挿入して加熱焼成する。
【図5】本発明法である宙吹きで発光体を閉じ込めたコップの写真である。
【図6】本発明法でカレットを板ガラスに入れ込んだステンドの一例写真である。
【図7】本発明法でカレットを板ガラスの入れ込んだステンドの写真。
【図8】本発明法でカレットを板ガラスの入れ込んだステンドの写真。
【発明の属する技術分野】
本発明はドアガラス、窓ガラス、間仕切りガラス等の一般建築物や店舗に使用される装飾ガラス製品や額縁等のガラス装飾物である装飾ガラスとガラス瓶、コップあるいはインテリア用ガラス製品の製造方法と装飾ガラスに関するものである。
このような装飾ガラス製品の製造には、色毎に区分された模様に対応する色ガラスを個個に加工し、それら色ガラスを接着し、シーリング加工し一枚の装飾ガラスを製作する方法、また一枚のガラス板に所定の模様に型とった形状に加工された色ガラスを載置して、加熱し、色ガラスとガラス板とを溶融させて接合する方法が採用されていた。
【0002】
【従来の技術】
従来装飾ガラス製品としては、ステンドガラスのような多種類の色ガラスを組み合わせた装飾ガラスが知られている。このような装飾ガラス製品の製造には、色毎に区分された模様に対応する色ガラスを個々に加工し、それら色ガラスを接合し、シーリング加工して一枚の装飾ガラスを作製する方法、又は、一枚のガラス板に所定の模様に型とった形状に加工された色ガラスを載置して、加熱し、色ガラスとガラス板とを溶融させて接合する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の方法は、製作に手間がかかり多量生産に向かず、又熟練を要するので、一品的な製造に留まるという課題があった。
【0004】
又、後者の方法は、色ガラスと板ガラスとの熱膨張の違いから、出来上がった装飾ガラス製品のガラス板と色ガラスとの接合部にひび割れや破損が発生すという課題があった。
【0005】
このために、色ガラスと板ガラスとの熱膨張係数を同じようにするよう調整することも考えられるが、一様の熱膨張係数を持った色ガラスを製造するには困難であり、又使用可能な色ガラスが限定されてしまうと言う課題があった。
【0006】
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供することを目的する。
また、熱膨張係数の異なる板ガラスを重ねて加熱溶融してもひび割れや破損が発生せずに、各種色模様を配置した装飾ガラス製品を製造することができる装飾ガラス製品とその製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、請求項1記載のように、板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
【0008】
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質である装飾ガラスである。
【0009】
溶融させたガラスに整粒した発光体を混入させ吹き棒に前記ガラスを巻き取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
【0010】
溶融させたガラスを吹き棒に巻取りながら巻取り部に形成する積層部に整粒した発光体を撒布しながら巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
【0011】
予め整粒した発光体を平面に撒布して置き、この発光体に溶融したガラスを巻き取り、前記発光体上に巻き取ったガラスを転がし貼着させて宙吹きで製造する装飾ガラス。
【0012】
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスである。
【0013】
重ね合す板ガラス面を洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定し、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造方法である。
【0014】
膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱溶融させ装飾ガラスを製造する方法において、前記膨張係数の異なる板ガラスを粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合し、該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法である。
【0015】
重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とした装飾ガラスの製造方法である。
【0016】
板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスの製造方法である。
【0017】
上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚い事を特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0018】
加熱炉の炉床面が最下層のガラスと接する下敷き材が素焼の陶器であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0019】
前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0020】
前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃で保持時間が5〜120分保持しその後徐冷することを特徴とする装飾ガラスの製造方法である。
【0021】
好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730〜770℃である装飾ガラスの製造方法である。
【0022】
【実施の形態】
板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスである。
また、前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、太陽、蛍光灯等から放出される僅かな紫外線を自ら貯え発光する発光体「蓄光体ともいう」(例えばこの発光体はむさくパーク社製を使った)、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質を粒状に加工したものか粉末であってもよい。
層間に装入するカレットは接着剤を用いず無作為に散りばめる方法と接着剤を用いて任意のデザインを描く方法とがあるがどちらも適用できる。
重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させたると、強化ガラス合板でき、ガラス板の下に敷く棚板の形状を選定するとガラス製の瓦などの形状が得られ陶器に変わる建築資材が製造できる。
【0023】
重ね合す板ガラス面を脱脂剤等で洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定または無作為に散りばめる、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを窯業炉の炉床に予め用意した素焼の陶器の上に載せて加熱融解させて装飾ガラスを製造する。
【0024】
膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱融解させ装飾ガラスを製造する場合には、ガラスの亀裂や破壊を避けるために張り合わせるガラス板、即ち膨張係数の異なる板ガラスを予め粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合する。混合割合は膨張係数が大きく異なる場合には膨張係数の大きいガラス材の配合割合を多く、例えば2:1の割合で膨張係数の差が小さい場合には1:1であってもよい。なお同一組成のガラスであれば熱膨張係数が同一であるので使わなくてもよい。
該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを窯業釜に装入して加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法である。
【0025】
重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とすると上側の食み出した部分のガラスが軟化融解し下側のガラスを包むように融合するので丸みを帯びたガラス端面が得られる。
【0026】
板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスであれば遠近感のある装飾ガラスの製造が可能である。
【0027】
上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚くすると、上の板ガラスの重みで下の板ガラスを押さえるので層間にある空気が膨張しても歪の発生を抑制できる。
【0028】
窯業炉の炉床に素焼でできた敷板を予め敷いてこの上に板ガラスを装入し加熱融解させる温度が700〜800℃で保持時間が5〜120分保持しその後徐冷するが、加熱温度が700℃以下では融着が不十分で取り扱い中に接合部が外れる可能性が有り、又800℃を越えると粘度が小さくなりすぎて流動するので不適である。
好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730〜770℃である装飾ガラスの製造方法である。
【0029】
珪砂、ソーダ灰、石灰などのニューな原料を秤量してミキサーで混合し溶融釜で溶融するかそれとも廃ガラスを溶融させた1400℃程に高温に保ったガラスに発光体を混入させ吹き棒に前記ガラスを巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。別な方法として溶融させたガラスを吹き棒に巻取りながら巻取り部に形成する積層部に整粒した発光体を撒布しながら巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
又は予め整粒した発光体を平面に撒布して置き、この発光体に溶融したガラスを巻き取り、前記発光体上に巻き取ったガラスを転がし貼着させて宙吹きで製造する装飾ガラス。
発光体は予め整粒、例えば粒径が1mm以下で最小粒が0.1mm程度であってもよいが、加工する装飾ガラスの厚みによって入れ込む粒度を選定することが肝要である。
【0030】
【実施例】
装飾ガラスの製造に関する実施例について記述する。
市販の板ガラス500mm*500mmの面積を有すし厚みが3mmと同じ大きさで厚みが5mmの板ガラスを用意し、厚みの薄い板ガラスを下側に置き、重ね合す面の汚れを脱脂剤で洗浄する。
ガラス面に予め用意した赤、青、黄、緑、茶色の廃瓶を別々に砕いて作った粒径が3mm以下のガラスカレットをモザイク模様に並び詰め、接着剤で固定する。
融着させ冷却段階でひび割れや破損の防止するために、下側のガラス板と同一の組成を有するガラスを粉砕した粉末と上側に載せる板ガラスと同一の組成を有する板ガラスを粉砕した粉末を1対1の割合で混合して得たガラス粉末をカレットを敷き詰めた面に厚さが1mm程度に均一になるように撤布する。
窯業炉の炉床に素焼に敷板を敷いてこの上にカレットを敷き詰めた面が上になるように置き、更にこの上に板ガラスを合せ載せる。
窯業炉の電源を投入し昇温を開始するが、本実施例では保持温度を750℃に設定して10時間掛けて昇温した。保持温度に達してから45分間保持しその後550℃まで徐冷し、更に550℃で30分保持後525℃まで温度を下げてこの温度で2時間保持後自然冷却して装飾ガラスを得た。
【0031】
市販の板ガラス縦500mm*横500mmの面積を有すし厚みが3mmと同じ大きさで厚みが5mmの板ガラスを用意しこれを切断し縦250mm*横250mm*3(A)と253mm*253mm*5mm(B)の大きさの板ガラスを用意する。
厚みの薄い板ガラス(A)を下側に置き、重ね合す面の汚れを脱脂剤で洗浄する。
ガラス面に予め用意した廃瓶を砕いて作った粒径が3mm以下のガラスカレットをモザイク模様に並び詰接着剤で固定する、更に発光体を散りばめる。
融着させ冷却段階でひび割れや破損の防止するために、下側のガラス板(A)の切断し残ったガラスを粉砕した粉末と上側に載せる板ガラス(B)の切断して残った板ガラスを粉砕した粉末を1対2の割合で混合して得たガラス粉末をカレットが敷き詰めたられた面に厚さが1mm程度に均一になるように撒布する。
窯業炉の炉床に素焼で出来た敷板を敷いてこの上にカレットを敷き詰めた面が上になるように置き、更にこの上に板ガラスを合せ載せる。
窯業炉の電源を投入し昇温を開始するが、本実施例では保持温度を730℃に設定して10時間掛けて昇温した。保持温度に達してから120分間保持しその後550℃まで徐冷し、更に550℃で30分保持後525℃まで温度を下げてこの温度で2時間保持後自然冷却して装飾ガラスを得た。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明で得られた装飾ガラスは板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラスであるので装飾性の高い板ガラスが容易にえられる。
【0033】
請求項2の発明では前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質であから融点の低いカレットは融着し、融解、溶解しない材料はそのままの形状を保ち予め狙った造形美が得られる。
なお、カレットに発光体「蓄光体」を鏤めた装飾ガラスであれば太陽光、蛍光等の微量の紫外線を吸収し暗視野で妖艶な光を放つ。
【0034】
請求項3,4,5の発明を実施することによって通常の吹きガラス方で製造した色ガラスでは味わえない暗闇の中で妖艶な光を発光するコップ、装飾品が容易に出来るが、本製造法においては宙吹きで造ると限定したが型吹きの中の廻し吹き吹き込みで作ってもよい。
【0035】
請求項6の発明では重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラスで下に敷く棚板の形状に沿って曲面を造るので採光のある屋根材や壁材が得られる。
【0036】
請求項7の発明では重ね合す板ガラス面を洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定し、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスであるので光の乱反射する装飾ガラスの提供ができる更に、使うガラスカレットによって光の屈折率が変わり装飾ガラスの観る角度によって違った模様の造形が得られる。
【0037】
請求項8の発明は膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱溶融させ装飾ガラスを製造する方法において、前記膨張係数の異なる板ガラスを粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合し、該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法であるので、熱膨張係数が異なっていても冷却時に亀裂や破損が生じない装飾ガラスが製造できる。
【0038】
請求項9の発明では重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とし装飾ガラスの製造方法であるので、上側のガラスのはみでた部分が軟化し垂れ下がり下側のガラス側面を覆い融着するので強固な併せ部分が形成される。
【0039】
請求10の発明は板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した装飾ガラスであるので遠近感を表現できる装飾ガラスを提供できる。
【0040】
請求項11の発明は上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚い事を特徴とする装飾ガラスの製造方法であるので層間にある空気が膨張しても重し代わりとなってガラスがずれない。
【0041】
請求項12の発明は加熱炉の炉床面が最下層のガラスと接する下敷き材が素焼の陶器であるので下側のガラスが融解しても融着を起こさない。
【0042】
請求項13の発明は板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法であるので過不足なく融解でき層間のガラスが強固に融着して併せ装飾ガラスが提供でき、好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730から770℃である装飾ガラスの製造方法であるから強度的に優れた装飾ガラスが提供できる。
【0043】
本発明の装飾ガラスは層間に残された空気を層間に閉じ込め封をするので断熱効果が期待できる。
また、蓄光材料の使用により標識・看板などの機能性を有する製品や昼夜の違いにより景観の異なる製品の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する工程図で板ガラスの表面を脱脂する。
【図2】脱脂したガラス表面にカレット載せてデザインする。
【図3】デザインしたカレットに板ガラスを重ねる。
【図4】重ね合わせた板ガラスを炉の中に挿入して加熱焼成する。
【図5】本発明法である宙吹きで発光体を閉じ込めたコップの写真である。
【図6】本発明法でカレットを板ガラスに入れ込んだステンドの一例写真である。
【図7】本発明法でカレットを板ガラスの入れ込んだステンドの写真。
【図8】本発明法でカレットを板ガラスの入れ込んだステンドの写真。
Claims (15)
- 板ガラス層間にカレットを装入し、前記板ガラスを加熱融解させた装飾ガラス。
- 前記カレットは廃ガラス、着色ガラス、発光体、金属、岩石、鉱物、スラグ、その他の無機質である請求項1記載の装飾ガラス。
- 溶融させたガラスに整粒した発光体を混入させ吹き棒に前記ガラスを巻き取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
- 溶融させたガラスを吹き棒に巻取りながら巻取り部に形成する積層部に整粒した発光体を撒布しながら巻取り宙吹きで製造した装飾ガラス。
- 予め整粒した発光体を平面に撒布して置き、この発光体に溶融したガラスを巻き取り、前記発光体上に巻き取ったガラスを転がし貼着させて宙吹きで製造する装飾ガラス。
- 重ね合す板ガラスの間に強化板ガラスを挟んで加熱融解させた装飾用ガラス。
- 重ね合す板ガラス面を洗浄し、該面にカレットを並べ該カレットを接着剤で固定し、次いで板ガラスを重ね合わせて該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造方法。
- 膨張係数の異なる板ガラスを重ね合わせて加熱溶融させ装飾ガラスを製造する方法において、前記膨張係数の異なる板ガラスを粉砕し、該粉砕した粉末を所定割合で混合し、該混合粉末を前記膨張係数の異なる板ガラス層間に撒布または貼着させ更にカレットを装着し該板ガラスを加熱融解させて装飾ガラスの製造する方法。
- 重ね合す上側の板ガラスは下側の板ガラスの厚み寸法より大きい面積とした請求項7,8記載の装飾ガラスの製造方法。
- 板ガラスを多重層重ね層間に前記カレットを装入した請求項7,8,9記載の装飾ガラスの製造方法。
- 上に合せる板ガラスの板厚は下側の板厚より厚い事を特徴とする請求項7,8,9,10記載の装飾ガラスの製造方法。
- 加熱炉の炉床面が最下層のガラスと接する下敷き材が素焼の陶器であることを特徴とする請求項7,8,9,10,11記載の装飾ガラスの製造方法。
- 前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃であることを特徴とする装飾ガラスの製造方法。
- 前記板ガラスを加熱融解させる温度が700〜800℃で保持時間が5〜120分保持しその後徐冷することを特徴とする装飾ガラスの製造方法。
- 好ましくは前記板ガラスを加熱融解させる温度が730から770℃である装飾ガラスの製造方法。
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2002
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