JP2004075199A - シート状洗剤の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート状部材の表面に、ドウ状洗剤からなる敷設層を、非敷設部を間欠的に精度良く介在させつつ容易に形成して、生産能力を向上できるシート状洗剤の製造方法を提供する。
【解決手段】 一方向に移動するシート状部材12の表面に、ドウ状洗剤13を敷設してなる敷設層14を、移動方向Xに間欠的に形成してシート状洗剤を製造する方法であって、ドウ状洗剤13をシート状部材12に敷設する塗布ヘッド16の上流側において、敷設部間の非敷設部15に対応するシート状部材12の一部をこれの裏面側に折り込んで連続的な被敷設面30を表面側に形成し、ドウ状洗剤13を連続的に供給して敷設層14を形成した後、塗布ヘッド16の下流側において非敷設部15を被敷設面30と同一面に復帰させて、連続的に敷設した敷設層14の間に非敷設部15を間欠的に介在させる。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、一方向に移動するシート状部材の表面に、流動性物質としてのドウ状洗剤を敷設してなる敷設層を移動方向に間欠的に形成して、シート状洗剤を製造するシート状洗剤の製造方法及びシート状洗剤包装体の製造方法に関する。
 表裏一対のシート状部材の周縁部をシールして形成した矩形状の平坦な袋に、流動性物質を収容した製品を大量に製造する方法として、図4に示すように、コンベア41によって一方向に移動する帯状の裏面シート42の表面に、流動性物質の敷設層43を非敷設部44を介在させつつ縦横に配置し、配置した敷設層43を覆って表面シート45を配設した後、非敷設部44において表裏のシート42,45をシールすると共に、シール部を適宜切断分割する方法が考えられる。
 一方向に流れて移動する帯状の裏面シート42に対して、移動方向Xに非敷設部44を介在させつつ流動性物質の敷設層43を配置する方法として、例えば塗布ヘッド46による流動性物質の供給及び停止を所定の時間間隔毎に繰り返して、非敷設部44を間欠的に設ける方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−277463号公報
 塗布ヘッド46による流動性物質の供給及び停止を所定の時間間隔毎に繰り返して、非敷設部44を間欠的に設ける方法によれば、塗布ヘッド46の制御が煩雑になると共に、裏面シート42の移動速度に応じて非敷設部44を精度良く介在させることが困難であり、また生産能力も高くない。
 本発明は、一方向に移動するシート状部材の表面に、流動性物質としてのドウ状洗剤からなる敷設層を、非敷設部を移動方向に間欠的に精度良く介在させつつ容易に形成でき、シート状洗剤の生産能力を向上できるシート状洗剤の製造方法及びシート状洗剤包装体の製造方法を提供することを目的とする。
 本発明は、一方向に移動するシート状部材の表面に、ドウ状洗剤を敷設してなる敷設層を、移動方向に間欠的に形成してシート状洗剤を製造する方法であって、前記ドウ状洗剤をシート状部材に敷設する敷設手段の上流側において、敷設部間の非敷設部に対応するシート状部材の一部を当該シート状部材の裏面側に折り込んで連続的な被敷設面を表面側に形成し、該被敷設面に前記敷設手段からドウ状洗剤を連続的に供給して前記敷設層を形成した後、前記敷設手段の下流側において前記シート状部材の折り込まれた非敷設部を前記被敷設面と同一面に復帰させて、連続的に敷設した前記ドウ状洗剤からなる敷設層の間に非敷設部を間欠的に介在させるシート状洗剤の製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
 また、本発明は、表裏一対のシートの周縁部をシールして形成される、平面が矩形状の平坦な袋に流動性物質としてのドウ状洗剤を収容したシート状洗剤包装体の製造方法であって、一方向に移動する裏面シートの表面に、ドウ状洗剤を敷設してなる敷設層を、移動方向に間欠的に形成する際に、前記ドウ状洗剤を裏面シートに敷設する敷設手段の上流側において、敷設部間の非敷設部に対応する裏面シートの一部を当該裏面シートの裏面側に折り込んで連続的な被敷設面を表面側に形成し、該被敷設面に前記敷設手段からドウ状洗剤を連続的に供給して前記敷設層を形成した後、前記敷設手段の下流側において前記裏面シートの折り込まれた非敷設部を前記被敷設面と同一面に復帰させて、連続的に敷設した前記ドウ状洗剤からなる敷設層の間に非敷設部を間欠的に介在させ、前記ドウ状洗剤の敷設層を覆って表面シートを配し、表裏一対のシートの周縁部をシールするシート状洗剤包装体の製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
 上記記載における「シート状部材」は、容易に折り曲げることが可能で、且つ折り曲げを解除した後、元の状態に復帰して、好ましくは折り曲げた状態が残らないような、厚さの薄い可撓性を有する部材であって、例えばフィルム、紙、布、織布、不織布等を用いることができる。
 上記記載におけるシート状部材を一方向に移動する手段としては、例えば被搬送物を載置して連続搬送するベルト状又はブロック状の搬送装置であるベルトコンベアやトッププレート・チェーン等の連続搬送装置を用いることができる。
 上記記載における「流動性物質」は、シート状部材の表面に供給可能な流動性を備えると共に、層状に敷設された際に保形性を備えるもので、例えば粘稠性を有するペースト状或いは半流動状の物質の他、粉状或いは粒状の物質も含まれる。
 上記記載における「敷設」とは、敷設手段を介してシート状部材に供給することにより、流動性物質を当該シート状部材の表面に層状に設けることを意味し、流動性物質をシート状部材の表面に塗布すること、押し出し成形やロール成形した流動性物質をシート状部材の表面を覆って配設すること、或いは流動性物質をシート状部材の表面に散布すること等を含む。
 本発明のシート状洗剤の製造方法及びシート状洗剤包装体の製造方法によれば、一方向に移動するシート状部材の表面に、流動性物質としてのドウ状洗剤からなる敷設層を、非敷設部を移動方向に間欠的に精度良く介在させつつ容易に形成でき、シート状洗剤の生産能力を向上させることができる。
 本発明の好ましい実施形態について説明する。表裏一対のシートの周縁部をシールして形成した平面が矩形状の平坦な袋に、流動性物質としてのドウ状洗剤を収容したシート状洗剤包装体を量産する際に、後述する間欠敷設方法及び間欠敷設装置を採用した。図1に示す間欠敷設装置10を用いて一方向に連続供給されてコンベア11によって流れるように移動する帯状の裏面シート12の表面に、ドウ状洗剤13からなる塗布層(敷設層)14を、移動方向Xに非塗布部(非敷設部)15を介在させつつ間欠的に形成する。なお「ドウ」とは、特開平10−204499号公報に記載されるように、粉末組成物と液体、ペースト、ゲル等の流動性を有する物質との捏和物をいい、流動性を有する物質は加熱や応力により流動化するものも含まれる。
 非塗布部15を介在させつつ配置した塗布層14の表面に次の工程で図4に示す方法と同様に表面シートを配した後、非塗布部15において表裏のシートをシールし、シール部を適宜切断分割して、表裏一対のシートからなる矩形状の平坦な袋にドウ状洗剤が収容されたシート状洗剤包装体を得る。
 本実施形態におけるドウ状洗剤13は、敷設手段としての塗布ヘッド16を介して裏面シート12の表面に塗布することが可能な流動性及び可塑性を備えるペースト状の洗剤であって、粘稠性を有し、また崩れたり流出したりすることなく層状に塗布された状態を保持する保形性を備える。また、裏面シート12及び表面シートは、例えばポリビニルアルコール系繊維からなる繊維シートや、各種の水溶性フィルムによって構成される。したがって、洗濯機による洗濯の際に、シール部を切断して個々に分割したシート状洗剤包装体を洗濯槽内に所定個数投入すれば、ドウ状洗剤13を覆う表裏のシートが速やかに溶解して、包装されていたドウ状洗剤13が洗濯水中に容易に溶解する。
 本実施形態によれば、間欠敷設装置10は、ドウ状洗剤13を裏面シート12に塗布する塗布ヘッド16と、塗布ヘッド16の上流側に配置される裏面シート12の折り込み手段17と、塗布ヘッド16の下流側に配置される折り込み解除手段18とを備える。
 折り込み手段17は、コンベア11によって移動する裏面シート12の移動方向Xに所定の間隔(例えば70mm)をおいてコンベア11の表面に複数形成された、移動方向Xと垂直な方向に延長する押し込み溝としてのピン挿入溝19と、移動方向Xにピン挿入溝19と同速度で移動し、移動方向Xへの移動時における中心軸の高さがピン挿入溝19の中心の高さと略一致するように配されることにより、ピン挿入溝19に沿って各々挿入される挿入部材としての複数のピン部材20と、コンベア11を方向転換させて移動方向Xに案内する上流側ロール部材21とによって構成される。押し込み溝の機能としては、シートを支える離間した2つの押し込み溝の縁部と2つの押し込み溝の縁部に挟まれた空間があればよく、例えば細棒を2本並べることでも構成できる。また、押し込み溝の縁部は後述するように流動性物質を敷設する際は近づいてシートの表面を実質的に連続にする。挿入部材はこの離間した2つの縁部の間にシートの一部を押し込む為のものである。
 ピン挿入溝19は、図2(a)に示すように、コンベア11のベルト本体22の表面に、厚さが例えば5mmのウレタンからなるスポンジ板23を、例えば5mm程度の隙間を設けつつ密着配置することにより、当該隙間によって例えば幅が5mm、深さが5mmの大きさで設ける。また、スポンジ板23の表面は、厚さが例えば0.2mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる保護膜プレート24で覆われていると共に、この保護膜プレート24の端部が、ピン挿入溝19の表面開口部に縁部として張り出していることにより、ピン挿入溝19の開口幅kが0.2mm程度となっている。
 なお、スポンジ板23は、上流側ロール部材21上での方向転換時において、ベルト本体22からの剥離が抑制される程度の柔軟な材質を備えるものである。また、保護膜プレート24は、裏面シート12を折り込む際に、ピン挿入溝19のピン部材20を挿入できる程度に変形可能な弾性を備えるものである。
 ピン部材20は、直径が例えば3mmの丸鋼であって、その両端にベアリング25が取り付けられている(図1参照)。また、コンベア11を挟んだ両側には、ピン搬送系を構成する一対のピンガイドレール26が設置されていて、各ピンガイドレール26に沿ってベアリング25を各々転動させることにより、各ピン部材20を、コンベア11と同速度で且つ中心軸の高さがピン挿入溝19の中心の高さと略一致するようにしつつ、移動方向Xに移動させることができる。さらに、ピン部材20は、ピンガイドレール26に沿って、ピン挿入溝19と同じピッチ(例えば70mm)で配設されることにより、移動方向Xにおいて、複数のピン挿入溝19にピン部材20を各々同時に挿入配置することができる。
 上流側ロール部材21は、直径が例えば125mmの円筒状の部材であって、後述する下流側ロール部材27との間にコンベア11を巻回し、駆動モータの駆動力によってコンベア11を所定の速度で無端状に回動させる。また、上流側ロール部材21は、下方を移動しているコンベア11を上方に方向転換させる際に、その外周面の曲率によって、図2(b)に示すようにピン挿入溝19の開口幅kを拡幅し、すなわち押し込み溝の縁を離間させ、また外周面から移動方向Xにコンベア11を移行させる際に、ピン挿入溝19の開口幅を再び狭め押し込み溝の縁を近づける(図2(d)参照)。
 そして、本実施形態によれば、ピン挿入溝19が上流側ロール部材21の外周面に位置してその開口幅kが広がった状態から(図2(b)参照)、この外周面を通過して開口幅kが狭まった状態に移行する際に(図2(d)参照)、図2(c)に示すように、シート供給ロール28(図1参照)から連続的に巻出し供給される裏面シート12を挟み込みつつ、張り出した保護膜プレート24の弾性に抗してピン部材20をピン挿入溝19に挿入することによって、非塗布部15に対応する裏面シート部材12の一部を、当該裏面シート部材12の裏面側に折り込む。
 また、ピン部材20を介して裏面シート12がピン挿入溝19に折り込まれる際に、上流側ロール部材21の外周面において拡幅していた保護膜プレート24の先端と隣接するスポンジ板23との間の開口幅kは、シート供給ロール28の外周面から移動方向Xに移行しつつ再び狭められることにより(図2(d)参照)、一対の上流側及び下流側の押し込み溝の縁部が近づき、結果として裏面シート12の折り込み縁部29は互いに近接することになるので、裏面シート12の表面側には、塗布ヘッド16からドウ状洗剤13を塗布するための連続的な被塗布面(被敷設面)30が形成される。この被塗布面30には、図1及び図2(E)に示すように、ドウ状洗剤13が塗布ヘッド16から連続的に塗布される。
 ここで、本実施形態によれば、ピン部材20の中心軸の高さがピン挿入溝19の中心の高さと略一致した状態で、各ピン部材20はピン挿入溝19に挿入配置されるが、ピン部材20のピン挿入溝19内における高さ方向の位置や横方向の位置を調整することにより、ピン部材20によって挟み込まれる裏面シート12の折り込み量を増減して、後述する非塗布部15の幅を容易に調整できる。かかるピン部材20のピン挿入溝19内における位置の調整は、例えばコンベア11が巻回される上流側ロール部材21及び下流側ロール部材27と、ピン部材20に取り付けられたベアリング25を案内するピンガイドレール26との相対位置を制御することにより、容易に行うことができる。また、ピン部材20の径の大きさを変更することによっても、ピン部材20によって挟み込まれる裏面シート12の折り込み量を増減して、非塗布部15の幅を容易に調整できる。
 なお、本実施形態によれば、上流側ロール部材21の上方には、当該上流側ロール部材21の上端部分を通過するコンベア11と接するようにして、ピン押し込みロール31を設けても良い。このピン押し込みロール31によってピン部材20を押さえつけることにより、ピン部材20をピン挿入溝19へ挿入することによる裏面シート12の折り込みを、さらにスムースに行うことができるようになる。
 一方、本実施形態によれば、折り込み解除手段18は、コンベア11を裏面シート12の移動方向Xから下方に方向転換させる下流側ロール部材27と、当該下流側ロール部材27よりも下流側において、裏面シート部材12を移動方向Xに引っ張る張力付与手段(図示せず)とによって構成される。
 下流側ロール部材27は、直径が例えば125mmの上流側ロール部材21と同様の円筒状の部材であって、移動方向Xに移動しているコンベア11を下方に向けて方向転換させる際に、その外周面の曲率によって、図3に示すように、ピン挿入溝19の開口幅kを拡幅すると共に、引き続き移動方向Xに沿って移動するピン部材20がピン挿入溝19から取り出されるようにして、非塗布部15に位置する裏面シート12の折り込み状態を解除する。
 張力付与手段は、例えば次工程であるシール工程にドウ状洗剤13が塗布された裏面シート12を送り出す送り出しローラ(図示せず)等からなり、その送り出し速度が、コンベア11による移動方向Xへの裏面シート12の移動速度よりも早くなっていることにより、裏面シート12を移動方向Xの下流側に引っ張り、裏面シート12の折り込み縁部29,29を離間させて、裏面シート12の非塗布部15を被塗布面30と同一面に復帰させる(図3参照)。
 また、本実施形態によれば、下流側ロール部材27の上流側には、カッティ ング手段としてのカッテイングロール32を、裏面シート12の表面に連続塗布されて形成された塗布層14の上方に配置している。カッテイングロール32は、その円周の1/4の長さがピン挿入溝19のピッチと同じ長さとなる大きさの円筒状の部材であって、その円周を4分割する位置に各々カッター33を突出して設けてある。カッター33は、裏面シート12の非塗布部15が折り込まれたピン挿入溝19の直上部分に配置してあり、当該直上部分において、塗布面30に連続的に塗布されたドウ状洗剤13による塗布層14に食い込んで、切れ目を形成する。カッテイングロール32は、その周面の回転速度が、移動方向Xへのコンベアの移動速度と一致するように制御され、4箇所のカッター33が、所定ピッチで配された複数の各ピン挿入溝19の直上部分の塗布層14に順次食い込んで、各々切れ目を形成する。
 カッター33によって、下流側ロール部材27の上流側において連続的な塗布層14に予め切れ目を形成しておくことにより、ピン挿入溝19からピン部材20を取り出しつつ裏面シート12の折り込み縁部29を離間させる際に、粘稠性を有するドウ状洗剤13であっても当該ドウ状洗剤13を切れ目を介して両側に容易に切り離すことができ、ドウ状洗剤13が非塗布部15にはみ出したり、ピン部材20が取り出される際にドウ状洗剤13が付着して当該ピン部材20が汚れるのを容易に回避することが可能になる。
 なお、ドウ状洗剤13をカッティングした後のカッター33をブラシ、織布、不織布、エアー等により清掃するカッター汚れ除去手段(図示せず)を、カッティングロール32に隣接して設けた。また、折り込み解除手段18より下流側におけるピンガイドレール26と隣接する位置には、ブラシ、織布、不織布、エアー等によりピン挿入溝19から取り出されたピン部材20を清掃するピン汚れ除去手段(図示せず)を設けた。
 非塗布部15が折り込まれたピン挿入溝19の直上部分において連続的な塗布層14に予め切れ目を形成する他の方法としては、例えば、カッターが上下することにより切れ目を形成するレシプロ式のカッティング方法や、塗布層14に食い込んだ後、塗布層14の移動速度と共にカッターが一定時間塗布層14に食い込んだ状態を維持することによって切れ面をより確実に形成する等速レシプロ式のカッティング方法、或いは塗布層14の幅方向に対してカッターを移動することにより塗布層14に切れ目を形成するトラバース式のカッティング方法を採用することもできる。
 本実施形態によれば、上述の構成を有する間欠敷設装置10を用いることにより、移動方向Xに連続供給されてコンベア11によって移動する帯状の裏面シート12の表面に、ドウ状洗剤13からなる塗布層14を、移動方向Xに間欠的に非塗布部15を介在させつつ容易に形成できる。すなわち、まず塗布ヘッド16の上流側において、非塗布部15に位置する裏面シート12を、ピン部材20をピン挿入溝19に挿入しつつ当該裏面シート12の裏面側に折り込んで、連続的な被塗布面30を裏面シート12の表面側に形成する。次に被塗布面30に塗布ヘッド16からドウ状洗剤13を連続的に供給して塗布層14を形成した後、塗布ヘッド16の下流側において裏面シート12の折り込まれた非塗布部15を塗布面30と同一面に復帰させて、連続的に敷設したドウ状洗剤13からなる塗布層14の間に非塗布部15を間欠的に介在させる。
 なお、塗布ヘッド16を、移動方向Xと直交する方向に隣接して一対設け、裏面シート12に対して2列にドウ状洗剤13を塗布する。一対の塗布ヘッド16を所定の間隔をおいて配置することにより、2列の塗布層14の間に移動方向Xに沿った縦方向の非塗布部15を容易に形成でき、これによって塗布層14を、縦横に非塗布部15を介在させつつ裏面シート12に2列に配置する。
 本実施形態によれば、塗布ヘッド16によるドウ状洗剤13の供給及び停止を所定の時間間隔毎に繰り返して塗布ヘッド16を間欠制御することなく、塗布ヘッド16によるドウ状洗剤13の連続的な供給を維持したまま、裏面シート12の流れに沿って裏面シート12の折り込み及び折り込みの解除を繰り返すことによって非塗布部15を間欠的に介在させるので、コンベア11によって一方向に移動する帯状の裏面シート12の表面に、ドウ状洗剤13からなる塗布層14を、非塗布部15を移動方向Xに間欠的に精度良く介在させつつ容易に形成することが可能になり、シート状洗剤包装体の生産能力を向上させることができる。
 なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、シート状部材の表面に敷設層を間欠的に形成した後の工程において、ドウ状洗剤の敷設層を覆って表面側のシート状部材を配設し非敷設部をシールする必要は必ずしもなく、次工程における加工は任意である。さらに、カッテイング手段は必ずしも設ける必要はなく、折り込み手段や折り込み解除手段は上記実施形態のものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態にかかる製造方法に用いる間欠敷設装置の構成を説明する側面図である。 シート状部材を裏面側に折り込む状況を説明する、(a)は図1のA部拡大図、(b)は図1のB部拡大図、(c)は図1のC部拡大図、(d)は図1のD部拡大図、(e)は図1のE部拡大図である。 シート状部材の折り込みを解除する状況を説明する、図1のF部拡大図である。 表裏一対のシート状部材の周縁部をシールしてなる矩形状の平坦な袋に流動性物質を収容した製品を製造する従来の方法を例示する説明図である。
符号の説明
10 間欠敷設装置
11 コンベア
12 裏面シート(シート状部材)
13 ドウ状洗剤(流動性物質)
14 塗布層(敷設層)
15 非塗布部(非敷設部)
16 塗布ヘッド(敷設手段)
17 折り込み手段
18 折り込み解除手段
19 ピン挿入溝(押し込み溝、折り込み手段)
20 ピン部材(挿入部材、折り込み手段)
21 上流側ロール部材(折り込み手段)
22 ベルト本体
23 スポンジ板
24 保護膜プレート
25 ベアリング
26 ピンガイドレール
27 下流側ロール部材(折り込み解除手段)
28 シート供給ロール
29 折り込み縁部
30 被塗布面(被敷設面)
31 ピン押し込みロール
32 カッテイングロール
33 カッター(カッテイング手段)
X 移動方向
k 開口幅

Claims (4)

  1. 一方向に移動するシート状部材の表面に、ドウ状洗剤を敷設してなる敷設層を、移動方向に間欠的に形成してシート状洗剤を製造する方法であって、
     前記ドウ状洗剤をシート状部材に敷設する敷設手段の上流側において、敷設部間の非敷設部に対応するシート状部材の一部を当該シート状部材の裏面側に折り込んで連続的な被敷設面を表面側に形成し、該被敷設面に前記敷設手段からドウ状洗剤を連続的に供給して前記敷設層を形成した後、前記敷設手段の下流側において前記シート状部材の折り込まれた非敷設部を前記被敷設面と同一面に復帰させて、連続的に敷設した前記ドウ状洗剤からなる敷設層の間に非敷設部を間欠的に介在させるシート状洗剤の製造方法。
  2. 前記折り込み解除手段の上流側に配置されたカッティング手段により、前記シート状部材を折り込んだ非敷設部の直上部分において、前記連続的に敷設された前記折り込み解除手段の上流側に配置され、前記シート状部材を折り込んだ非敷設部の直上部分において、前記連続的に敷設されたドウ状洗剤による敷設層に切れ目を形成する請求項1記載のシート状洗剤の製造方法。
  3. 表裏一対のシートの周縁部をシールして形成される、平面が矩形状の平坦な袋に流動性物質としてのドウ状洗剤を収容したシート状洗剤包装体の製造方法であって、
     一方向に移動する裏面シートの表面に、ドウ状洗剤を敷設してなる敷設層を、移動方向に間欠的に形成する際に、
     前記ドウ状洗剤を裏面シートに敷設する敷設手段の上流側において、敷設部間の非敷設部に対応する裏面シートの一部を当該裏面シートの裏面側に折り込んで連続的な被敷設面を表面側に形成し、該被敷設面に前記敷設手段からドウ状洗剤を連続的に供給して前記敷設層を形成した後、前記敷設手段の下流側において前記裏面シートの折り込まれた非敷設部を前記被敷設面と同一面に復帰させて、連続的に敷設した前記ドウ状洗剤からなる敷設層の間に非敷設部を間欠的に介在させ、
     前記ドウ状洗剤の敷設層を覆って表面シートを配し、表裏一対のシートの周縁部をシールするシート状洗剤包装体の製造方法。
  4. 前記表面シート及び裏面シートが水溶性フィルムによって構成されるものである請求項3記載のシート状洗剤包装体の製造方法。
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KR101259425B1 (ko) 2009-02-24 2013-04-30 주식회사 엘지생활건강 시트형 세제, 세제 조성물 및 그 제조 방법

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