JP2004070923A - 帳票処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】帳表データをオーバレイ印刷する際に、帳票に明細行を挿入可能とする。
【解決手段】記憶された帳表データの参照及び更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳表処理システムにおいて、罫線枠を変更せず、明細行の明細行ライン情報および変動情報を行の挿入分だけ表示および印刷の位置をサーバ20によりずらす。この位置変更処理に関連して1ページの帳票の明細行ライン情報のの開始および終了位置を記載したページデータもサーバ20により変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】記憶された帳表データの参照及び更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳表処理システムにおいて、罫線枠を変更せず、明細行の明細行ライン情報および変動情報を行の挿入分だけ表示および印刷の位置をサーバ20によりずらす。この位置変更処理に関連して1ページの帳票の明細行ライン情報のの開始および終了位置を記載したページデータもサーバ20により変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示画面上で帳票データを参照、更新(作成を含む)することの可能な帳票処理システムに関し、特に、更新した帳票データをオーバーレイ印刷する帳票処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、帳票を作成し、作成した帳票をデータベースに記憶し、所望の帳票を指定してオーバレイ印刷する帳票処理システムが知られている。従来この種のシステムでは、オーバレイ印刷のために、各ページ共通的に使用する固定部分の情報(書式データあるいはページデータとも呼ばれる)と、固定部分の情報の固定文字列情報に関連付けられ、ページ毎に内容が異なる変動部分の変動情報がデータベースの形態で記憶されている。
【0003】
オーバレイ印刷を行うためには、1枚の印刷用紙に、まず、固定部分の文字列、罫線を印刷した後、変動部分のデータを予め定められた位置に印刷していく。したがって、変動部分のデータはその種類に応じて一定の順所に並べ、各ページとも変動部分の情報の個数は同じでなければならないという制約がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)
また、従来のシステムではデータベースに保存されている固定データおよび変動情報を帳票の形態で表示させて、変動情報の内容を変更することが可能であるが、たとえば、データベース中の変動情報を誤って変更してしてしまうと、データベースのバックアップをとってかない限り、変更された変動情報を基に戻すことは不可能である。また、変動情報の変更後に変更前の変動情報を知りたい事態が生じても、印刷物の形態で残しておかない限り、ユーザは変更前の変動情報を知ることはできないという第1の課題があった。
【0005】
(第2の課題)
上述したようにオーバーレイ印刷のために記憶データにはデータ構造上の制約があるために、従来では、一度、帳票の書式を決定してしまうと、特定の範囲にだけ1行以上の固定データおよび変動情報を挿入できなかった。
【0006】
なお、従来のデータベースベースのデータの挿入処理技術では、1レコード(複数フィールドを1組としたデータセット)の中にフィールド(上記住所録のたとえば、会社名、という項目名)を挿入することが可能である。たとえば、住所録にEメールというフィールドを追加すると、全レコードに対してEメールという変動情報を記憶する領域ができてしまう。このような情報処理技術では、たとえば、住所録の中のAという会社名の人にだけ、Eメールのアドレス情報の記載欄を設け、Bという会社名の人にはEメールのアドレス記載欄を設けないということはできない。
【0007】
そこで、本発明の第1の目的は、記憶データのセキュリティ性を向上させた帳票処理システムを提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、罫線枠などの書式を変更せずに特定のグループ内で帳票の固定文字列とそれに対応する変動情報を追加/削除することの可能な帳票処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような第2の目的を達成するために、本発明は、帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、当該帳票が表示された表示画面上で、明細行の挿入位置を指定する位置指定手段と、前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の明細行ライン情報を挿入する第1の情報処理手段と、前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の変動情報を挿入する第2の情報処理手段と、挿入する明細行の個数と挿入位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0010】
本発明は、さらに、前記第1の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の明細行ライン情報をコピーして前記空白の明細行ライン情報の挿入に代わり、コピーした明細行ライン情報を前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の挿入位置に挿入し、前記第2の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の変動情報をコピーして前記空白の変動情報の挿入に代わり、前記第1の記憶手段中の変動情報の挿入位置にコピーした変動情報を挿入することを特徴とする。
【0011】
本発明は、帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、当該帳票が表示された表示画面上で、削除すべき明細行を範囲指定する位置指定手段と、前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報を削除する第1の情報処理手段と、前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該範囲指定された明細行に対応する変号情報を削除する第2の情報処理手段と、削除する明細行の個数とその削除位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施形態のシステム構成を示す。図1において、クライアント10とサーバ20がLANなどの通信ケーブルで接続されている。クライアント10およびサーバ20は汎用コンピュータを使用することができる。クライアント10からは作成した帳票を表示(参照)するための操作11、印刷の指示のための操作12および作成した帳票のデータを更新するための操作13および後述のキーを作成する操作14が可能である。これらの操作はクライアント10のキーボードまたはマウスにより行われる。サーバ20のハードディスク記憶装置には以下に述べる機能を実現するプログラム、作成した帳票関連データ、セキュリティ関連データおよび作成した帳票データ(データベース形態)に記憶されいる。本実施形態では、セキュリティ機能としては、
(1)更新セキュリティ機能21、
(2)参照・更新間排他機能22
(3)更新・更新間排他機能23
(4)キー作成排他機能24
(5)更新ページの記憶および更新履歴の管理機能25
を実現するためのプログラムが用意されている。
【0014】
また、本実施形態では、従来と同様の帳票作成、印刷等の帳票処理機能26を実現するプログラムの中に、帳票の行編集機能27を実現するプログラムが含まれている。これら機能を実現するためのプログラムは実行時にはハードディスク記憶装置からシステムメモリにロードされた後、CPUにより実行される。
【0015】
ハードディスク記憶装置には図2に示すようなセキュリティ関連のデータがテーブルの形態で予め登録されている。
【0016】
図2において、参照許可テーブル31には作成した帳票データの参照を許可する者のユーザIDが記載されている。更新許可テーブル32には更新を許可する者のユーザID、ユーザ許可端末および更新を許可する帳票のディレクトリあるいは識別番号が記載されている。キー参照許可テーブル33にはキー、すなわち、帳票の検索に使用するキーや本発明に係る後述のページ・グループキーを参照することができる者のユーザIDが記載されている。キー更新許可テーブル34にはこれらキーの更新を許可する者のユーザIDが記載されている。
【0017】
システム動作の説明に先立って、帳票の参照、更新、キーの作成に関連して記憶するフラグ情報を図3を参照して説明しておく。
【0018】
フラグには帳票更新中のユーザの有無を排他オン(更新)/排他オフ(無し)で示すフラグ、帳票参照中のユーザの有無を排他オン(参照)/排他オフ(無し)で示すフラグ、キー作成中のユーザの有無を排他オン(作成)/排他オフ(無し)で示すフラグが用意されている。これらのフラグ情報により、同一の帳票データに対して複数のユーザが同時にアクセスすることを回避する。このための処理は図7および図9を使用して後述する。
【0019】
本実施形態では従来にはない帳票の明細行の挿入/削除機能を実現するために新たにページ毎の書式情報(以下、ページデータと称する)を帳票データの管理のために用意している。そこで、本実施形態では、上述の更新ページの記憶および更新履歴の管理機能(5)を実現するために、帳票の各ページのページデータの中に図4の(A)に示すようにバージョン情報を含ませている。
【0020】
ページデータは明細行の挿入削除機能の説明で詳述するが、ヘッダ行のライン情報、開始、終了それぞれの明細行ライン情報を示す識別情報、フッタの行ライン情報で構成される。
【0021】
ユーザが作成した帳票の変動情報の変更、あるいは固定部分の文字列、いわゆる明細行ライン情報を変更する毎に自動的に帳票のページ毎にバージョン情報が図4の(B)に示すように更新される。
(セキュリティ関連の情報処理)
上述のセキュリティ関連機能を図5〜図10を参照して説明する。
【0022】
図5はサーバ20側のCPU(以下、単にCPUと略記する)により実行されるメインプログラムの内容を説明する。なお、図5において、従来からある情報処理、たとえば、帳票の作成処理等については図5では省略している。図5に示す処理プログラムはCPUが実行可能なプログラム言語で記載され、記録媒体、本実施形態ではハードディスクに保存されている。
【0023】
図5において、CPUはクライアント10からログインのためのユーザIDの入力を受け付け(ステップS501)、ユーザIDを入力したクライアント10に対してログインを許可する場合には、クライアントの端末識別番号とユーザIDを内部メモリに保存する(ステップS502)。ログイン許可の後は、CPUはクライアント10から実行すべき処理内容を受け付ける(ステップS503)。
【0024】
CPUは実行すべき処理内容をステップS504〜S506の間で識別する。実行すべき処理内容が帳票の参照の場合には、手順はステップS504からステップS511へと進み、ここで、CPUはログインしたクライアント10のユーザが帳票の参照を許可されている否かを図2の参照許可テーブル31の参照により判定する。
【0025】
ログインしたユーザのユーザIDと同じユーザIDが参照許可テーブル31に記載されている場合には、CPUはステップS512へと手順を進め、参照要求処理を実行する。参照要求処理の詳細は後述するが。この処理内でCPUはユーザが指示する帳票データを帳票データベースから読み出してクライアントに転送する。クライアント10側では、転送された帳票データをイメージに変換して表示する。
【0026】
一方、参照許可テーブル31にユーザIDが記載されていなかった場合は、このユーザは参照する資格がないとCPUは判断し手順をステップS508に移行させる。
【0027】
これにより、手順がステップS512には移行しないので、ユーザは帳票を参照することができない。
【0028】
ユーザから更新処理が指示された場合には、手順はステップ505〜ステップS521へと進み、更新許可テーブル32の参照によりステップS522の更新要求処理への可否が決定される。
【0029】
ステップS522の詳細を図6に示す。本実施形態では、帳票の更新については、クライアントの端末ID,ユーザIDおよび更新すべき帳票のディレクトリ、あるいは識別番号のそれぞれが更新許可テーブル32に記載されているものと一致した場合に(ステップS601〜S603の判定がすべてYES判定)、更新が許可され、図5のステップS512へ移行する。一方、更新許可されない場合(ステップS601〜S603の判定処理のいずれかがNO判定)には更新は不許可となり、実行手順が図5のステップS508へと移行する。
【0030】
キー作成処理の指示はステップS506で検出され、ステップS531で図2のキー更新許可テーブル34のユーザIDの参照によりステップS532でのキー作成の可否が決定される。
【0031】
ユーザからのキーの参照の指示はステップS507で検出され、ステップS541で、キー参照許可テーブル34のユーザIDの参照によりステップS542でのキー参照処理の可否が決定される。
【0032】
本実施形態ではログイン後のユーザは異なる処理の実行の指示が可能である。ユーザの指示する処理が終了すると、ユーザが処理全体の終了を指示しない限り、手順はステップS508→S503に移行するので、ユーザは、異なる処理の実行を指示することができる。また、その都度指示される処理内容がステップS504からS507の判定処理で識別され、その処理の実行の可否がステップS511、S521,S531,S541で判定される。ユーザが終了の指示をクライアント10から入力するとその指示がステップS508で識別されてクライアント10とサーバ20との間の通信が断される。
【0033】
次に更新が許可された後の図5の更新要求処理について説明する。更新要求処理の詳細を図7に示す。CPUはハードディスク記憶装置に記憶されているフラグ情報(図3参照)を調べ、更新中フラグ参照中フラグ、キー作成中フラグのそれぞれがオン(ビット1)になっているか否かを調べる(ステップS710)。更新中フラグまたは参照中フラグがオンの場合には、他のクライアントのユーザが、帳票のキーまたは帳票を参照中であるので、手順はステップS720→S721へと進む。ここで、CPUは他のクライアント10のユーザがキー作成または参照が終了するまで待機する(ステップS721)。より具体的には、参照中フラグが排他オフとなるのを待機する。
【0034】
他のクライアント10のユーザによるキー作成または帳票の参照が終了したことを検出するとCPUは図2の更新中フラグをオンに設定し、ユーザからの更新指示を実行すべくステップS750の更新処理へと手順を進める。
【0035】
帳票に対して参照、更新、キー作成をしているものがない場合には、全てのフラグ情報がオフとなっているので、このことをステップS720およびステップS730の判定処理で確認すると、CPUは他のユーザの更新要求を排他すべく更新フラグ情報をオンする。また、内部メモリに更新を許可したユーザのユーザIDおよび端末IDを設定する。この後、CPUは更新が許可されたユーザによる指示に応じて帳票の更新処理を行う(ステップS740)。
【0036】
一方、更新資格を有する他のユーザが帳票の更新を行っている場合、すでに更新中フラグがオンになっているので、CPUはユーザのクライアント10に対して、帳票を更新中ユーザがいることのメッセージ、そのユーザID.端末IDを送信し、表示させる(ステップS735)。この後、手順を図5のステップS508に戻す。
【0037】
図7のステップS750の帳票の更新処理の詳細を図8に示す。図8において、CPUは指定されたページの帳票をハードディスク記憶装置上の帳票データベースから読み出して、クライアント10に転送し、表示させる(ステップS810→S820)。
【0038】
クライアント10では、表示画面の帳票に対して更新操作を行い、確定の指示を行うと、従来と同様にして、クライアント10は更新後の帳票データをサーバ20に送信する(ステップS830)。サーバ20のCPUは帳票データベース上の該当するページの帳票データをハードディスク記憶装置上の別の更新履歴情報記憶領域に更新前の帳票データ(ページデータ、図4(B)参照)およびそのときのバージョン情報をコピーにより記憶すると共に、帳票データベースの該当するページの帳票データを更新後の帳票データで書き換える(ステップS840)。
【0039】
なお、この処理に関連して、更新が行われたページに関する変更履歴情報、すなわち、ページのバージョン情報を自動更新する。バージョン情報はページ単位の帳票が新規作成された時に初期的に数値0が与えられ、以後、そのページの更新毎に1づつ加算(インクリメント)される。これまでのバージョン情報、最新バージョン情報および各バージョン情報に対応する帳票データは履歴管理テーブルと呼ばれるテーブルに、帳票ページの識別番号に対応させて記憶される。ユーザが異なるページの更新を行う毎にステップS830〜S850の上述の処理が繰り返し実行され、ユーザの終了指示に応じて、CPUは図8の更新処理手順を終了する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態では、ページ単位での帳票データ(後述の明細行ライン情報、変動情報およびページデータ)の更新が可能であり、また、その更新履歴が保存されるとともに、更新前の帳票データも累積的に保存される。
【0041】
図5のステップS512の参照要求処理の詳細を図9に示す。図9において、CPUは図3の更新中、キー更新中フラグを参照する。これらフラグ情報のいずれかがオンとなっている場合、ユーザが参照しようとしているページの帳票データに対して更新が行われているので、その更新が終了するまで待機を行う(ステップS920)。
【0042】
帳票の更新処理が終了し、更新中フラグまたはキー作成中フラグがオフになったことを検出すると、CPUは参照中フラグをオンし、図10の参照処理を実行する(ステップS921→S940)。
【0043】
一方、他のユーザがキー作成または帳票の更新を行っていない場合には参照フラグをオンして直ちに参照処理を実行する(ステップS920→S930→S940)。
【0044】
上記参照処理の詳細を図10に示す。本実施形態では、3種類の帳票、すなわち、作成時のオリジナルの帳票、更新された帳票、最新の帳票のページを参照することができる。
【0045】
ユーザはクライアント10から種類の指定、なお、更新の帳票については、バージョンの指定を行う。この指定の内容がサーバ20のCPUにより識別される(ステップS1010)。
【0046】
オリジナルの帳票が指定された場合には、オリジナルの帳票データの記憶アドレスを管理するデータ管理テーブルから、記憶アドレスを取得し、帳票データベースの該当記憶アドレスから帳票データを読み出し、クライアント10に転送して表示させる(ステップS1050)。
【0047】
バージョンが指定された帳票の場合には、履歴管理テーブルから該当のバージョンの帳票の記憶アドレスを取得し、帳票データーベースから帳票データを読み出して、クライアント10に転送し、表示させる(ステップS1040)。
【0048】
最新の帳票が指定された場合には、履歴管理テーブルの中の最新バージョンを記憶するテーブルから最新バージョンを取得し、取得したバージョンが“0”(オリジナル)か否かの判定を行う(ステップS1030)。最新バージョンがオリジナルと同じバージョンの場合には、データ管理テーブルから記憶アドレスを読み出す。また、最新バージョンがオリジナルではない場合には、履歴管理テーブルから記憶アドレスを読み出す。読み出された記憶アドレスにしたがって、該当の帳票データが帳票データベースから読み出され、クライアント10に転送されて、表示される(ステップS1050またはS1040)。
【0049】
キー参照および更新に関する排他処理は、帳票データと参照、更新処理と同様とすることができるので、処理の説明を省略する。
【0050】
以上、説明したように、本実施形態では帳票を更新しても、更新前の帳票データが保存され、ユーザが参照できるので、誤って作成した帳票データを修正する場合に役立つ。
【0051】
次に、帳票の作成処理における行の挿入、削除機能について説明する。図11は本実施形態の帳票データの固定部分の構造を示す。
【0052】
図11において、罫線上情報101は複数ページに共通の罫線枠あるいは直線を印刷するための描画情報である。明細行関連情報102は、罫線枠内外に変動情報と関連付けられて印刷される固定文字列である。明細行ライン情報はページ単位でまとめられ、印刷の順にしたがって、並べられている。図11の例では、明細行が各ページ共通に5個あることを示している。データ101、および102には従来と同じフォーマット構造を持つ。103は新規なデータであり、本実施形態ではページデータと呼ぶことにする。ページデータ103はヘッダ情報、ヘッダ行ライン、情報明細行開始情報、明細行終了情報、フッタ行ライン情報を有する。
【0053】
ページ情報は、帳票のページ位置に関する情報である。ヘッダ行ライン情報には帳票のページのヘッダ部分(図12参照)に印刷する固定文字および/またはグループキーを使用する。本実施形態では複数ページを1つのグループにまとめており、このグループに対して与えれた識別名がグループキーである。住所録でいえば、たとえば、会社名がグループキーに相当し、各ページの明細行ライン情報としては、所属部署、氏名、電話、住所等の固定文字列を与えることになる。図11の例では明細行ライン情報は10個あり、2ページで1組のグループを構成することを示している。
【0054】
明細行開始情報は、明細行関連データ102の対応するページにおける行の開始の識別情報を表す。図11の例では第1ページ目の明細行開始情報は明細行ライン情報1となり、第2ページ目の明細行開始行は明細行ライン情報6となる。
【0055】
明細行終了情報は明細行関連データ102の対応するページにおける行の終了の識別情報を表す。図11の例では第1ページ目の明細行終了情報は明細行ライン情報5となり、第2ページ目の明細行開始終了は明細行ライン情報10となる。
【0056】
フッタ行ライン情報はページのフッタ部分(図12参照)に記載する文字列を表す。
【0057】
以上の点を踏まえ、図14を参照して、明細行の挿入処理を説明する。図14はサーバ20側に搭載された帳票更新用プログラムの中に含まれている行挿入処理用プログラムを示す。
【0058】
作成済みのページの指定を受け付けるとCPUは指定されたページの帳票データをクライアント10に転送する。これによりクライアント10の表示画面には図12の符号201で示すような帳票が表示される(ステップS1410→S1420)。
【0059】
ここで、ユーザがマウス等により挿入の実行等の指示および挿入位置、たとえば、明細2と明細3の間を指示すると、サーバ20では、現在表示されている帳票に対応するページデータ103(図11の第1ページ目に対応するページデータ)のヘッダ行ライン情報からグループページグループキーを取得する(ステップS1440)。
【0060】
次にCPUは図12の明細書行ライン上の指定位置に1行分の空白行を作成する。また、図12の符号211で示すように行214を挿入する。帳票イメージは罫線情報103による描画と、明細行ライン情報の描画およびページデータ103の示すヘッダおよびフッタ行ライン情報の描画により作成されるので、これまでの罫線情報により描画される罫線枠はそのままにして、内部に表示する固定文字列(明細ライン情報)を1行分だけ下になるように表示画面に表示される。ユーザはキーボード等により挿入された空白行に対して“明細2−1”と入力すると現在空白の明細行ライン情報として“明細2−1”が与えられる(図13参照)。この時点で、変動情報も入力してもよい。
【0061】
帳票を表示画面に表示させるためにはクライアント10側のCPUは次のような表示制御を行う。ページデータのヘッダおよびフッタライン情報の示す文字列をイメージに展開してクライアント10内のイメージメモリに記憶する。また、ページデータの明細行開始情報および明細行終了情報の示す明細行ライン情報および対応する変動情報ををサーバ20から取得し、これら情報の示す文字列をイメージに展開してイメージメモリに書き込む。上記文字列は、従来と同様罫線情報等から計算により取得する。
【0062】
イメージメモリに書き込められたイメージが一定周期で読み取られ表示装置に出力される。したがって、サーバ20側の変動情報、明細行ライン情報、ページデータを変更すると、その変更に対応して、クライアント10側の表示も変更される。
【0063】
行の挿入に関連して、変動情報(明細行ライン情報の近くに印刷される情報、住所録で言えば、明細行ライン情報が“氏名”とするとこれに対応する実際の人の氏名)のデータ集合についても図13に示すように空白行が挿入される。
【0064】
明細行ライン情報102のデータ集合と変動情報のデータ集合については、明細行ライン情報および変動情報の挿入位置以降のデータは全て記憶アドレスが挿入の行数分だけ繰り下がる。
【0065】
本実施形態が、一般的なデータの挿入処理と異なる点は、ページデータの挿入処理である。明細行の挿入処理により挿入が指示されたページデータの明細行終了情報やそのページ以降の明細行開始情報および終了情報も1つ表示の行位置が繰り下がる。本例では第1ページ目の明細行終了情報は明細行5から明細行4に繰り下がる、このような繰り下げ処理はページデータ全体に施すのではなく、ページグループキーが同一のページデータに限定される。
【0066】
したがって、このページデータの変更のために、CPUはページデータ群を検索し、現在、表示されているグループキー(この例では“A”)の最後部のページ位置を検出する。より具体的には、現在、表示されているページ(挿入が指示されたページ)の次のページのページデータからページグループキーを取り出すと“A”と比較する。一致判定が得られると、次ページのページグループキーを取り出す。一致判定が得られる間はページを更新して比較を繰り返す。不一致判定が得られると、その時の前のページが同一ページグループキーを持つページの最後部となる。
【0067】
このようにして、最後部のページを検出するとCPUは、現在、表示されているページのページデータの明細行終了情報から同一ページグループキーを持つ最後部の明細行開始情報および明細行終了情報までを変更する。
【0068】
検出された最後部のページの最後部の明細行ライン情報が明細行の挿入により繰り下がりそのページに収容しきれない場合、換言すると、最後部のページの帳票に空白行がない場合には、繰り下げにより最終ページからはみ出る明細書ライン情報を表示させるべく、現在の最後部のページデータの後に新規ページデータを作成する。
【0069】
新規ページデータを作成する必要があるか否かは簡単な計算により判定することができる。図11の例では同一のページグループキーを持つ最後部のページ(第2ページ)には空白行がなく、空白行数nはゼロ(0)であり、挿入の行数mは1であるので、
n<mとなる。したがって、このような大小関係を持つ場合には新規ページデータを作成し、新規ページデータに明細行開始情報および明細行終了情報をも記載する。明細行開始情報は、新規ページデータを作成する前の明細行最終情報の示す明細行ライン情報から(m−n−1)行だけ前の明細行ライン情報となる。また、新規ページの明細行終了情報は、新規ページ作成前の最後部のページデータの明細行ライン終了情報と同じとなる。
【0070】
以上の行挿入処理を施すと、罫線枠は変更することなく、同一グループキーを持つ1つの特定グループ(特定範囲)内の明細行を挿入行数分ずらした状態で帳票が表示される(図12の符号201、202、211〜213参照)。
【0071】
以上の説明は、1行分の明細行の挿入を主として説明したが、複数行の明細行の挿入も可能である。これにより、たとえば、他のページの明細行を表示画面上で複数分コピーして、別のページの明細行に挿入するといった、文書処理に見られるような貼り付け処理が可能となる。
【0072】
明細行の削除処理は上述の挿入と逆の処理となる。すなわち、ユーザはクライアント10の表示画面上でマウスの指定により明細行の削除位置を指定する。CPUは指定された明細行の位置から帳票データベース上の明細行ライン情報の削除位置を計算により求め、該当の明細行ライン情報102を削除し、削除した明細行ライン情報以降の記憶アドレスを繰り上げて明細行ライン情報を記憶する。CPUは変動情報についても同様に削除処理を行う。
【0073】
また、同一ページグループキーを持つ最後部のページデータを検出し、明細行の削除により最後部のページデータを消去する必要があるか否かを削除する行数と、上記最後部のページに存在する明細行ライン情報の個数の大小関係から決定する。削除する行数が最後部のページに存在する明細行ライン情報の個数以上となった場合には、各ページデータの明細行開始情報および終了情報の更新後、上記最後部のページデータを削除する。
【0074】
これにより、単なる1行分の明細行の削除だけではなく、表示画面の複数の明細行をユーザがマウスにより範囲指定して、範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報および変動情報をCPUが一括して削除することが可能となる。また、削除と挿入を組み合わせると、範囲指定した1以上の明細行を削除して、別の位置に挿入すると、明細行の移動が可能となる。
【0075】
上述の実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、複数のクライアントとサーバがLAN接続される例であったが、クライアントとサーバ20の機能を1台の帳票作成装置で実現してもよい。
2)帳票をオーバレイするためのプログラムは専用のプログラム言語で記載されることが多いが、このプログラム言語にはいくつかの種類があり、固定情報や変動情報のフォーマットも異なる。したがって、これらフォーマットにしたがって、固定情報および変動情報を作成、記憶すればよい。
3)上述の実施形態ではクライアント10はサーバ20から1ページ分の帳票の変動情報等を受け取ってクライアント10側で帳票イメージを作成していたが、クライアントサーバシステムの形態に応じてサーバ20側で1画面分の表示用データを作成してクライアント10に転送してもよい。
4)上述の実施形態では、キーの参照/更新についてもユーザIDによるチェックをかけたが、帳票の参照/更新のチェックと同じ扱いにすることもできる。この場合には、図2のテーブル33,34は不要となる。
【0076】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では1以上の明細行を帳票の罫線枠の書式を変更することなく帳票に挿入することができ、帳票の変更の自由度が高まる。
【0077】
さらに本発明では1以上の明細行を帳票の罫線枠の書式を変更することなく帳票から削除することができ、帳票の変更の自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】発明実施形態のセキュリティテーブルの構成を示す説明図である。
【図3】排他のために使用するフラグを示す説明図である。
【図4】(A)および(B)は帳票データのバージョン情報を説明するための説明図である。
【図5】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図6】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図7】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図8】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図9】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図10】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図11】本発明実施形態の帳票データの固定部分を示す説明図である。
【図12】挿入前と後の帳票の内容を示す説明図である。
【図13】挿入前と後の明細行ラインデータおよび変動情報の内容を示す説明図である。
【図14】サーバ20のCPUが実行する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 クライアント
20 サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は表示画面上で帳票データを参照、更新(作成を含む)することの可能な帳票処理システムに関し、特に、更新した帳票データをオーバーレイ印刷する帳票処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、帳票を作成し、作成した帳票をデータベースに記憶し、所望の帳票を指定してオーバレイ印刷する帳票処理システムが知られている。従来この種のシステムでは、オーバレイ印刷のために、各ページ共通的に使用する固定部分の情報(書式データあるいはページデータとも呼ばれる)と、固定部分の情報の固定文字列情報に関連付けられ、ページ毎に内容が異なる変動部分の変動情報がデータベースの形態で記憶されている。
【0003】
オーバレイ印刷を行うためには、1枚の印刷用紙に、まず、固定部分の文字列、罫線を印刷した後、変動部分のデータを予め定められた位置に印刷していく。したがって、変動部分のデータはその種類に応じて一定の順所に並べ、各ページとも変動部分の情報の個数は同じでなければならないという制約がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)
また、従来のシステムではデータベースに保存されている固定データおよび変動情報を帳票の形態で表示させて、変動情報の内容を変更することが可能であるが、たとえば、データベース中の変動情報を誤って変更してしてしまうと、データベースのバックアップをとってかない限り、変更された変動情報を基に戻すことは不可能である。また、変動情報の変更後に変更前の変動情報を知りたい事態が生じても、印刷物の形態で残しておかない限り、ユーザは変更前の変動情報を知ることはできないという第1の課題があった。
【0005】
(第2の課題)
上述したようにオーバーレイ印刷のために記憶データにはデータ構造上の制約があるために、従来では、一度、帳票の書式を決定してしまうと、特定の範囲にだけ1行以上の固定データおよび変動情報を挿入できなかった。
【0006】
なお、従来のデータベースベースのデータの挿入処理技術では、1レコード(複数フィールドを1組としたデータセット)の中にフィールド(上記住所録のたとえば、会社名、という項目名)を挿入することが可能である。たとえば、住所録にEメールというフィールドを追加すると、全レコードに対してEメールという変動情報を記憶する領域ができてしまう。このような情報処理技術では、たとえば、住所録の中のAという会社名の人にだけ、Eメールのアドレス情報の記載欄を設け、Bという会社名の人にはEメールのアドレス記載欄を設けないということはできない。
【0007】
そこで、本発明の第1の目的は、記憶データのセキュリティ性を向上させた帳票処理システムを提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、罫線枠などの書式を変更せずに特定のグループ内で帳票の固定文字列とそれに対応する変動情報を追加/削除することの可能な帳票処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような第2の目的を達成するために、本発明は、帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、当該帳票が表示された表示画面上で、明細行の挿入位置を指定する位置指定手段と、前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の明細行ライン情報を挿入する第1の情報処理手段と、前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の変動情報を挿入する第2の情報処理手段と、挿入する明細行の個数と挿入位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0010】
本発明は、さらに、前記第1の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の明細行ライン情報をコピーして前記空白の明細行ライン情報の挿入に代わり、コピーした明細行ライン情報を前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の挿入位置に挿入し、前記第2の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の変動情報をコピーして前記空白の変動情報の挿入に代わり、前記第1の記憶手段中の変動情報の挿入位置にコピーした変動情報を挿入することを特徴とする。
【0011】
本発明は、帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、当該帳票が表示された表示画面上で、削除すべき明細行を範囲指定する位置指定手段と、前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報を削除する第1の情報処理手段と、前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該範囲指定された明細行に対応する変号情報を削除する第2の情報処理手段と、削除する明細行の個数とその削除位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施形態のシステム構成を示す。図1において、クライアント10とサーバ20がLANなどの通信ケーブルで接続されている。クライアント10およびサーバ20は汎用コンピュータを使用することができる。クライアント10からは作成した帳票を表示(参照)するための操作11、印刷の指示のための操作12および作成した帳票のデータを更新するための操作13および後述のキーを作成する操作14が可能である。これらの操作はクライアント10のキーボードまたはマウスにより行われる。サーバ20のハードディスク記憶装置には以下に述べる機能を実現するプログラム、作成した帳票関連データ、セキュリティ関連データおよび作成した帳票データ(データベース形態)に記憶されいる。本実施形態では、セキュリティ機能としては、
(1)更新セキュリティ機能21、
(2)参照・更新間排他機能22
(3)更新・更新間排他機能23
(4)キー作成排他機能24
(5)更新ページの記憶および更新履歴の管理機能25
を実現するためのプログラムが用意されている。
【0014】
また、本実施形態では、従来と同様の帳票作成、印刷等の帳票処理機能26を実現するプログラムの中に、帳票の行編集機能27を実現するプログラムが含まれている。これら機能を実現するためのプログラムは実行時にはハードディスク記憶装置からシステムメモリにロードされた後、CPUにより実行される。
【0015】
ハードディスク記憶装置には図2に示すようなセキュリティ関連のデータがテーブルの形態で予め登録されている。
【0016】
図2において、参照許可テーブル31には作成した帳票データの参照を許可する者のユーザIDが記載されている。更新許可テーブル32には更新を許可する者のユーザID、ユーザ許可端末および更新を許可する帳票のディレクトリあるいは識別番号が記載されている。キー参照許可テーブル33にはキー、すなわち、帳票の検索に使用するキーや本発明に係る後述のページ・グループキーを参照することができる者のユーザIDが記載されている。キー更新許可テーブル34にはこれらキーの更新を許可する者のユーザIDが記載されている。
【0017】
システム動作の説明に先立って、帳票の参照、更新、キーの作成に関連して記憶するフラグ情報を図3を参照して説明しておく。
【0018】
フラグには帳票更新中のユーザの有無を排他オン(更新)/排他オフ(無し)で示すフラグ、帳票参照中のユーザの有無を排他オン(参照)/排他オフ(無し)で示すフラグ、キー作成中のユーザの有無を排他オン(作成)/排他オフ(無し)で示すフラグが用意されている。これらのフラグ情報により、同一の帳票データに対して複数のユーザが同時にアクセスすることを回避する。このための処理は図7および図9を使用して後述する。
【0019】
本実施形態では従来にはない帳票の明細行の挿入/削除機能を実現するために新たにページ毎の書式情報(以下、ページデータと称する)を帳票データの管理のために用意している。そこで、本実施形態では、上述の更新ページの記憶および更新履歴の管理機能(5)を実現するために、帳票の各ページのページデータの中に図4の(A)に示すようにバージョン情報を含ませている。
【0020】
ページデータは明細行の挿入削除機能の説明で詳述するが、ヘッダ行のライン情報、開始、終了それぞれの明細行ライン情報を示す識別情報、フッタの行ライン情報で構成される。
【0021】
ユーザが作成した帳票の変動情報の変更、あるいは固定部分の文字列、いわゆる明細行ライン情報を変更する毎に自動的に帳票のページ毎にバージョン情報が図4の(B)に示すように更新される。
(セキュリティ関連の情報処理)
上述のセキュリティ関連機能を図5〜図10を参照して説明する。
【0022】
図5はサーバ20側のCPU(以下、単にCPUと略記する)により実行されるメインプログラムの内容を説明する。なお、図5において、従来からある情報処理、たとえば、帳票の作成処理等については図5では省略している。図5に示す処理プログラムはCPUが実行可能なプログラム言語で記載され、記録媒体、本実施形態ではハードディスクに保存されている。
【0023】
図5において、CPUはクライアント10からログインのためのユーザIDの入力を受け付け(ステップS501)、ユーザIDを入力したクライアント10に対してログインを許可する場合には、クライアントの端末識別番号とユーザIDを内部メモリに保存する(ステップS502)。ログイン許可の後は、CPUはクライアント10から実行すべき処理内容を受け付ける(ステップS503)。
【0024】
CPUは実行すべき処理内容をステップS504〜S506の間で識別する。実行すべき処理内容が帳票の参照の場合には、手順はステップS504からステップS511へと進み、ここで、CPUはログインしたクライアント10のユーザが帳票の参照を許可されている否かを図2の参照許可テーブル31の参照により判定する。
【0025】
ログインしたユーザのユーザIDと同じユーザIDが参照許可テーブル31に記載されている場合には、CPUはステップS512へと手順を進め、参照要求処理を実行する。参照要求処理の詳細は後述するが。この処理内でCPUはユーザが指示する帳票データを帳票データベースから読み出してクライアントに転送する。クライアント10側では、転送された帳票データをイメージに変換して表示する。
【0026】
一方、参照許可テーブル31にユーザIDが記載されていなかった場合は、このユーザは参照する資格がないとCPUは判断し手順をステップS508に移行させる。
【0027】
これにより、手順がステップS512には移行しないので、ユーザは帳票を参照することができない。
【0028】
ユーザから更新処理が指示された場合には、手順はステップ505〜ステップS521へと進み、更新許可テーブル32の参照によりステップS522の更新要求処理への可否が決定される。
【0029】
ステップS522の詳細を図6に示す。本実施形態では、帳票の更新については、クライアントの端末ID,ユーザIDおよび更新すべき帳票のディレクトリ、あるいは識別番号のそれぞれが更新許可テーブル32に記載されているものと一致した場合に(ステップS601〜S603の判定がすべてYES判定)、更新が許可され、図5のステップS512へ移行する。一方、更新許可されない場合(ステップS601〜S603の判定処理のいずれかがNO判定)には更新は不許可となり、実行手順が図5のステップS508へと移行する。
【0030】
キー作成処理の指示はステップS506で検出され、ステップS531で図2のキー更新許可テーブル34のユーザIDの参照によりステップS532でのキー作成の可否が決定される。
【0031】
ユーザからのキーの参照の指示はステップS507で検出され、ステップS541で、キー参照許可テーブル34のユーザIDの参照によりステップS542でのキー参照処理の可否が決定される。
【0032】
本実施形態ではログイン後のユーザは異なる処理の実行の指示が可能である。ユーザの指示する処理が終了すると、ユーザが処理全体の終了を指示しない限り、手順はステップS508→S503に移行するので、ユーザは、異なる処理の実行を指示することができる。また、その都度指示される処理内容がステップS504からS507の判定処理で識別され、その処理の実行の可否がステップS511、S521,S531,S541で判定される。ユーザが終了の指示をクライアント10から入力するとその指示がステップS508で識別されてクライアント10とサーバ20との間の通信が断される。
【0033】
次に更新が許可された後の図5の更新要求処理について説明する。更新要求処理の詳細を図7に示す。CPUはハードディスク記憶装置に記憶されているフラグ情報(図3参照)を調べ、更新中フラグ参照中フラグ、キー作成中フラグのそれぞれがオン(ビット1)になっているか否かを調べる(ステップS710)。更新中フラグまたは参照中フラグがオンの場合には、他のクライアントのユーザが、帳票のキーまたは帳票を参照中であるので、手順はステップS720→S721へと進む。ここで、CPUは他のクライアント10のユーザがキー作成または参照が終了するまで待機する(ステップS721)。より具体的には、参照中フラグが排他オフとなるのを待機する。
【0034】
他のクライアント10のユーザによるキー作成または帳票の参照が終了したことを検出するとCPUは図2の更新中フラグをオンに設定し、ユーザからの更新指示を実行すべくステップS750の更新処理へと手順を進める。
【0035】
帳票に対して参照、更新、キー作成をしているものがない場合には、全てのフラグ情報がオフとなっているので、このことをステップS720およびステップS730の判定処理で確認すると、CPUは他のユーザの更新要求を排他すべく更新フラグ情報をオンする。また、内部メモリに更新を許可したユーザのユーザIDおよび端末IDを設定する。この後、CPUは更新が許可されたユーザによる指示に応じて帳票の更新処理を行う(ステップS740)。
【0036】
一方、更新資格を有する他のユーザが帳票の更新を行っている場合、すでに更新中フラグがオンになっているので、CPUはユーザのクライアント10に対して、帳票を更新中ユーザがいることのメッセージ、そのユーザID.端末IDを送信し、表示させる(ステップS735)。この後、手順を図5のステップS508に戻す。
【0037】
図7のステップS750の帳票の更新処理の詳細を図8に示す。図8において、CPUは指定されたページの帳票をハードディスク記憶装置上の帳票データベースから読み出して、クライアント10に転送し、表示させる(ステップS810→S820)。
【0038】
クライアント10では、表示画面の帳票に対して更新操作を行い、確定の指示を行うと、従来と同様にして、クライアント10は更新後の帳票データをサーバ20に送信する(ステップS830)。サーバ20のCPUは帳票データベース上の該当するページの帳票データをハードディスク記憶装置上の別の更新履歴情報記憶領域に更新前の帳票データ(ページデータ、図4(B)参照)およびそのときのバージョン情報をコピーにより記憶すると共に、帳票データベースの該当するページの帳票データを更新後の帳票データで書き換える(ステップS840)。
【0039】
なお、この処理に関連して、更新が行われたページに関する変更履歴情報、すなわち、ページのバージョン情報を自動更新する。バージョン情報はページ単位の帳票が新規作成された時に初期的に数値0が与えられ、以後、そのページの更新毎に1づつ加算(インクリメント)される。これまでのバージョン情報、最新バージョン情報および各バージョン情報に対応する帳票データは履歴管理テーブルと呼ばれるテーブルに、帳票ページの識別番号に対応させて記憶される。ユーザが異なるページの更新を行う毎にステップS830〜S850の上述の処理が繰り返し実行され、ユーザの終了指示に応じて、CPUは図8の更新処理手順を終了する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態では、ページ単位での帳票データ(後述の明細行ライン情報、変動情報およびページデータ)の更新が可能であり、また、その更新履歴が保存されるとともに、更新前の帳票データも累積的に保存される。
【0041】
図5のステップS512の参照要求処理の詳細を図9に示す。図9において、CPUは図3の更新中、キー更新中フラグを参照する。これらフラグ情報のいずれかがオンとなっている場合、ユーザが参照しようとしているページの帳票データに対して更新が行われているので、その更新が終了するまで待機を行う(ステップS920)。
【0042】
帳票の更新処理が終了し、更新中フラグまたはキー作成中フラグがオフになったことを検出すると、CPUは参照中フラグをオンし、図10の参照処理を実行する(ステップS921→S940)。
【0043】
一方、他のユーザがキー作成または帳票の更新を行っていない場合には参照フラグをオンして直ちに参照処理を実行する(ステップS920→S930→S940)。
【0044】
上記参照処理の詳細を図10に示す。本実施形態では、3種類の帳票、すなわち、作成時のオリジナルの帳票、更新された帳票、最新の帳票のページを参照することができる。
【0045】
ユーザはクライアント10から種類の指定、なお、更新の帳票については、バージョンの指定を行う。この指定の内容がサーバ20のCPUにより識別される(ステップS1010)。
【0046】
オリジナルの帳票が指定された場合には、オリジナルの帳票データの記憶アドレスを管理するデータ管理テーブルから、記憶アドレスを取得し、帳票データベースの該当記憶アドレスから帳票データを読み出し、クライアント10に転送して表示させる(ステップS1050)。
【0047】
バージョンが指定された帳票の場合には、履歴管理テーブルから該当のバージョンの帳票の記憶アドレスを取得し、帳票データーベースから帳票データを読み出して、クライアント10に転送し、表示させる(ステップS1040)。
【0048】
最新の帳票が指定された場合には、履歴管理テーブルの中の最新バージョンを記憶するテーブルから最新バージョンを取得し、取得したバージョンが“0”(オリジナル)か否かの判定を行う(ステップS1030)。最新バージョンがオリジナルと同じバージョンの場合には、データ管理テーブルから記憶アドレスを読み出す。また、最新バージョンがオリジナルではない場合には、履歴管理テーブルから記憶アドレスを読み出す。読み出された記憶アドレスにしたがって、該当の帳票データが帳票データベースから読み出され、クライアント10に転送されて、表示される(ステップS1050またはS1040)。
【0049】
キー参照および更新に関する排他処理は、帳票データと参照、更新処理と同様とすることができるので、処理の説明を省略する。
【0050】
以上、説明したように、本実施形態では帳票を更新しても、更新前の帳票データが保存され、ユーザが参照できるので、誤って作成した帳票データを修正する場合に役立つ。
【0051】
次に、帳票の作成処理における行の挿入、削除機能について説明する。図11は本実施形態の帳票データの固定部分の構造を示す。
【0052】
図11において、罫線上情報101は複数ページに共通の罫線枠あるいは直線を印刷するための描画情報である。明細行関連情報102は、罫線枠内外に変動情報と関連付けられて印刷される固定文字列である。明細行ライン情報はページ単位でまとめられ、印刷の順にしたがって、並べられている。図11の例では、明細行が各ページ共通に5個あることを示している。データ101、および102には従来と同じフォーマット構造を持つ。103は新規なデータであり、本実施形態ではページデータと呼ぶことにする。ページデータ103はヘッダ情報、ヘッダ行ライン、情報明細行開始情報、明細行終了情報、フッタ行ライン情報を有する。
【0053】
ページ情報は、帳票のページ位置に関する情報である。ヘッダ行ライン情報には帳票のページのヘッダ部分(図12参照)に印刷する固定文字および/またはグループキーを使用する。本実施形態では複数ページを1つのグループにまとめており、このグループに対して与えれた識別名がグループキーである。住所録でいえば、たとえば、会社名がグループキーに相当し、各ページの明細行ライン情報としては、所属部署、氏名、電話、住所等の固定文字列を与えることになる。図11の例では明細行ライン情報は10個あり、2ページで1組のグループを構成することを示している。
【0054】
明細行開始情報は、明細行関連データ102の対応するページにおける行の開始の識別情報を表す。図11の例では第1ページ目の明細行開始情報は明細行ライン情報1となり、第2ページ目の明細行開始行は明細行ライン情報6となる。
【0055】
明細行終了情報は明細行関連データ102の対応するページにおける行の終了の識別情報を表す。図11の例では第1ページ目の明細行終了情報は明細行ライン情報5となり、第2ページ目の明細行開始終了は明細行ライン情報10となる。
【0056】
フッタ行ライン情報はページのフッタ部分(図12参照)に記載する文字列を表す。
【0057】
以上の点を踏まえ、図14を参照して、明細行の挿入処理を説明する。図14はサーバ20側に搭載された帳票更新用プログラムの中に含まれている行挿入処理用プログラムを示す。
【0058】
作成済みのページの指定を受け付けるとCPUは指定されたページの帳票データをクライアント10に転送する。これによりクライアント10の表示画面には図12の符号201で示すような帳票が表示される(ステップS1410→S1420)。
【0059】
ここで、ユーザがマウス等により挿入の実行等の指示および挿入位置、たとえば、明細2と明細3の間を指示すると、サーバ20では、現在表示されている帳票に対応するページデータ103(図11の第1ページ目に対応するページデータ)のヘッダ行ライン情報からグループページグループキーを取得する(ステップS1440)。
【0060】
次にCPUは図12の明細書行ライン上の指定位置に1行分の空白行を作成する。また、図12の符号211で示すように行214を挿入する。帳票イメージは罫線情報103による描画と、明細行ライン情報の描画およびページデータ103の示すヘッダおよびフッタ行ライン情報の描画により作成されるので、これまでの罫線情報により描画される罫線枠はそのままにして、内部に表示する固定文字列(明細ライン情報)を1行分だけ下になるように表示画面に表示される。ユーザはキーボード等により挿入された空白行に対して“明細2−1”と入力すると現在空白の明細行ライン情報として“明細2−1”が与えられる(図13参照)。この時点で、変動情報も入力してもよい。
【0061】
帳票を表示画面に表示させるためにはクライアント10側のCPUは次のような表示制御を行う。ページデータのヘッダおよびフッタライン情報の示す文字列をイメージに展開してクライアント10内のイメージメモリに記憶する。また、ページデータの明細行開始情報および明細行終了情報の示す明細行ライン情報および対応する変動情報ををサーバ20から取得し、これら情報の示す文字列をイメージに展開してイメージメモリに書き込む。上記文字列は、従来と同様罫線情報等から計算により取得する。
【0062】
イメージメモリに書き込められたイメージが一定周期で読み取られ表示装置に出力される。したがって、サーバ20側の変動情報、明細行ライン情報、ページデータを変更すると、その変更に対応して、クライアント10側の表示も変更される。
【0063】
行の挿入に関連して、変動情報(明細行ライン情報の近くに印刷される情報、住所録で言えば、明細行ライン情報が“氏名”とするとこれに対応する実際の人の氏名)のデータ集合についても図13に示すように空白行が挿入される。
【0064】
明細行ライン情報102のデータ集合と変動情報のデータ集合については、明細行ライン情報および変動情報の挿入位置以降のデータは全て記憶アドレスが挿入の行数分だけ繰り下がる。
【0065】
本実施形態が、一般的なデータの挿入処理と異なる点は、ページデータの挿入処理である。明細行の挿入処理により挿入が指示されたページデータの明細行終了情報やそのページ以降の明細行開始情報および終了情報も1つ表示の行位置が繰り下がる。本例では第1ページ目の明細行終了情報は明細行5から明細行4に繰り下がる、このような繰り下げ処理はページデータ全体に施すのではなく、ページグループキーが同一のページデータに限定される。
【0066】
したがって、このページデータの変更のために、CPUはページデータ群を検索し、現在、表示されているグループキー(この例では“A”)の最後部のページ位置を検出する。より具体的には、現在、表示されているページ(挿入が指示されたページ)の次のページのページデータからページグループキーを取り出すと“A”と比較する。一致判定が得られると、次ページのページグループキーを取り出す。一致判定が得られる間はページを更新して比較を繰り返す。不一致判定が得られると、その時の前のページが同一ページグループキーを持つページの最後部となる。
【0067】
このようにして、最後部のページを検出するとCPUは、現在、表示されているページのページデータの明細行終了情報から同一ページグループキーを持つ最後部の明細行開始情報および明細行終了情報までを変更する。
【0068】
検出された最後部のページの最後部の明細行ライン情報が明細行の挿入により繰り下がりそのページに収容しきれない場合、換言すると、最後部のページの帳票に空白行がない場合には、繰り下げにより最終ページからはみ出る明細書ライン情報を表示させるべく、現在の最後部のページデータの後に新規ページデータを作成する。
【0069】
新規ページデータを作成する必要があるか否かは簡単な計算により判定することができる。図11の例では同一のページグループキーを持つ最後部のページ(第2ページ)には空白行がなく、空白行数nはゼロ(0)であり、挿入の行数mは1であるので、
n<mとなる。したがって、このような大小関係を持つ場合には新規ページデータを作成し、新規ページデータに明細行開始情報および明細行終了情報をも記載する。明細行開始情報は、新規ページデータを作成する前の明細行最終情報の示す明細行ライン情報から(m−n−1)行だけ前の明細行ライン情報となる。また、新規ページの明細行終了情報は、新規ページ作成前の最後部のページデータの明細行ライン終了情報と同じとなる。
【0070】
以上の行挿入処理を施すと、罫線枠は変更することなく、同一グループキーを持つ1つの特定グループ(特定範囲)内の明細行を挿入行数分ずらした状態で帳票が表示される(図12の符号201、202、211〜213参照)。
【0071】
以上の説明は、1行分の明細行の挿入を主として説明したが、複数行の明細行の挿入も可能である。これにより、たとえば、他のページの明細行を表示画面上で複数分コピーして、別のページの明細行に挿入するといった、文書処理に見られるような貼り付け処理が可能となる。
【0072】
明細行の削除処理は上述の挿入と逆の処理となる。すなわち、ユーザはクライアント10の表示画面上でマウスの指定により明細行の削除位置を指定する。CPUは指定された明細行の位置から帳票データベース上の明細行ライン情報の削除位置を計算により求め、該当の明細行ライン情報102を削除し、削除した明細行ライン情報以降の記憶アドレスを繰り上げて明細行ライン情報を記憶する。CPUは変動情報についても同様に削除処理を行う。
【0073】
また、同一ページグループキーを持つ最後部のページデータを検出し、明細行の削除により最後部のページデータを消去する必要があるか否かを削除する行数と、上記最後部のページに存在する明細行ライン情報の個数の大小関係から決定する。削除する行数が最後部のページに存在する明細行ライン情報の個数以上となった場合には、各ページデータの明細行開始情報および終了情報の更新後、上記最後部のページデータを削除する。
【0074】
これにより、単なる1行分の明細行の削除だけではなく、表示画面の複数の明細行をユーザがマウスにより範囲指定して、範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報および変動情報をCPUが一括して削除することが可能となる。また、削除と挿入を組み合わせると、範囲指定した1以上の明細行を削除して、別の位置に挿入すると、明細行の移動が可能となる。
【0075】
上述の実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、複数のクライアントとサーバがLAN接続される例であったが、クライアントとサーバ20の機能を1台の帳票作成装置で実現してもよい。
2)帳票をオーバレイするためのプログラムは専用のプログラム言語で記載されることが多いが、このプログラム言語にはいくつかの種類があり、固定情報や変動情報のフォーマットも異なる。したがって、これらフォーマットにしたがって、固定情報および変動情報を作成、記憶すればよい。
3)上述の実施形態ではクライアント10はサーバ20から1ページ分の帳票の変動情報等を受け取ってクライアント10側で帳票イメージを作成していたが、クライアントサーバシステムの形態に応じてサーバ20側で1画面分の表示用データを作成してクライアント10に転送してもよい。
4)上述の実施形態では、キーの参照/更新についてもユーザIDによるチェックをかけたが、帳票の参照/更新のチェックと同じ扱いにすることもできる。この場合には、図2のテーブル33,34は不要となる。
【0076】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では1以上の明細行を帳票の罫線枠の書式を変更することなく帳票に挿入することができ、帳票の変更の自由度が高まる。
【0077】
さらに本発明では1以上の明細行を帳票の罫線枠の書式を変更することなく帳票から削除することができ、帳票の変更の自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】発明実施形態のセキュリティテーブルの構成を示す説明図である。
【図3】排他のために使用するフラグを示す説明図である。
【図4】(A)および(B)は帳票データのバージョン情報を説明するための説明図である。
【図5】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図6】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図7】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図8】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図9】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図10】本発明実施形態のサーバ20のCPUが実行するフローチャートである。
【図11】本発明実施形態の帳票データの固定部分を示す説明図である。
【図12】挿入前と後の帳票の内容を示す説明図である。
【図13】挿入前と後の明細行ラインデータおよび変動情報の内容を示す説明図である。
【図14】サーバ20のCPUが実行する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 クライアント
20 サーバ
Claims (6)
- 帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、
1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、
帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、
更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、
当該帳票が表示された表示画面上で、明細行の挿入位置を指定する位置指定手段と、
前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の明細行ライン情報を挿入する第1の情報処理手段と、
前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の変動情報を挿入する第2の情報処理手段と、
挿入する明細行の個数と挿入位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、
前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段と
を具えたことを特徴とする帳票処理システム。 - 請求項1に記載の帳票処理システムにおいて、
前記第1の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の明細行ライン情報をコピーして前記空白の明細行ライン情報の挿入に代わり、コピーした明細行ライン情報を前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の挿入位置に挿入し、前記第2の情報処理手段は、前記1の記憶手段中の1組以上の変動情報をコピーして前記空白の変動情報の挿入に代わり、前記第1の記憶手段中の変動情報の挿入位置にコピーした変動情報を挿入することを特徴とする帳票処理システム。 - 帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムにおいて、
1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、
帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶しておく第2の記憶手段と、
更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示手段と、
当該帳票が表示された表示画面上で、削除すべき明細行を範囲指定する位置指定手段と、
前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報を削除する第1の情報処理手段と、
前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該範囲指定された明細行に対応する変号情報を削除する第2の情報処理手段と、
削除する明細行の個数とその削除位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理手段と、
前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御手段と
を具えたことを特徴とする帳票処理システム。 - 帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムで実行されるプログラムを記録するコンピュータ可読記録媒体において、
前記帳票処理システム内に第2の記憶手段が設けられており、
1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、
帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶する第2の記憶手段が前記帳票処理システム内に設けられており、
更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示ステップと、
当該帳票が表示された表示画面上で、明細行の挿入位置を指定する位置指定ステップと、
前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の明細行ライン情報を挿入する第1の情報処理ステップと、
前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該指定された挿入位置に対応する位置に挿入する明細行の個数と同数の空白の変動情報を挿入する第2の情報処理ステップと、
挿入する明細行の個数と挿入位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理ステップと、
前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御ステップと
を具えたことを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。 - 請求項4に記載のコンピュータ可読記録媒体において、
前記第1の情報処理ステップでは、前記1の記憶手段中の1組以上の明細行ライン情報をコピーして前記空白の明細行ライン情報の挿入に代わり、コピーした明細行ライン情報を前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の挿入位置に挿入し、前記第2の情報処理ステップでは、前記1の記憶手段中の1組以上の変動情報をコピーして前記空白の変動情報の挿入に代わり、前記第1の記憶手段中の変動情報の挿入位置にコピーした変動情報を挿入することを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。 - 帳票データを第1の記憶手段に記憶しておき、当該記憶された帳票データの参照および更新が可能で、前記帳票データをオーバレイ印刷する帳票処理システムで実行するプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体において、
1ページ分の帳票の前記帳票データは各ページの帳票で共通使用する罫線枠を描画するための罫線情報、複数の明細行に固定文字列をオーバレイ印刷するための複数組の明細行ライン情報および該明細行ライン情報の示す固定文字列に対応させてオーバレイ印刷する変動情報を有し、帳票の内容に応じてページが連続する複数組の帳票データを1つのグループとしてまとめ、当該まとめられたグループに対してグループ識別情報を予め与えておき、
前記帳票処理システム内に帳票の各ページについて、開始の明細行ライン情報を示す明細行開始情報および終了の明細行ライン情報を示す明細行終了情報と、前記グループ識別情報とを1組とした複数組のページデータを記憶した第2の記憶手段が設けられており、
更新対象のページの帳票データを帳票の形態で表示する表示ステップと、
当該帳票が表示された表示画面上で、削除すべき明細行を範囲指定する位置指定ステップと、
前記第1の記憶手段中の明細行ライン情報の中の当該範囲指定された明細行に対応する明細行ライン情報を削除する第1の情報処理ステップと、
前記第2の記憶手段中の変動情報中の当該範囲指定された明細行に対応する変号情報を削除する第2の情報処理ステップと、
削除する明細行の個数とその削除位置に基づき、前記第2の記憶手段の同一グループに存在するページデータの明細行開始情報および明細行終了情報を更新する第3の情報処理ステップと、
前記第1の記憶手段の帳票データと、第2の記憶手段のページデータとに基づき前記表示画面上で当該帳票データを帳票の形態で表示させる表示制御ステップと
を具えたことを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2003124476A JP2004070923A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 帳票処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003124476A JP2004070923A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 帳票処理システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2004070923A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013140419A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Canon Marketing Japan Inc | 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003124476A patent/JP2004070923A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013140419A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Canon Marketing Japan Inc | 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム |
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