JP2004070784A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】RF−IDタグへの書き込みが失敗した場合にその確認が難しい為、書き込み成功品と失敗品とを敏速に区別する作業が出来ていなかった。
【課題を解決するための手段】
例えばラベルでは内蔵素子への書き込みが失敗したものはカッタによる切断間隔を変える、或いは剥離する等の方法で仕分け、
カット紙等では別々な排紙トレイに出力する。
【選択図】 図1
【課題を解決するための手段】
例えばラベルでは内蔵素子への書き込みが失敗したものはカッタによる切断間隔を変える、或いは剥離する等の方法で仕分け、
カット紙等では別々な排紙トレイに出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像を被記録媒体表面に記録する動作と、被記録媒体に内蔵された素子に情報の書き込み動作を並行して行なう記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術及び電子通信技術の発達により、非接触で情報を送受信可能なRF−ID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる自動認識システムが開発されている。
【0003】
RF−IDシステムは、メモリを含む電子回路を搭載し、情報を保持するRF−IDタグとRF−IDタグをコントロールするRF−IDリーダ/ライタ等から構成される。
【0004】
このRF−IDシステムの特徴として、データの新規書込み及び追記、複数のRF−IDタグとの同時通信が可能の他、障害物等の影響を受けにくいなどが挙げられる。
【0005】
これらはバーコードや二次元コードなどの自動認識システムには無い機能を持っている。
【0006】
これまでバーコードや二次元コードでは自動化が困難であった分野だけではなく、従来の自動認識システムで自動化が行われていた、物流・流通分野においても、その利便性から注目されている。
【0007】
カードやラベルなどの用紙(記録媒体)に内蔵され、前記システムで使用するRF−IDタグは、記録媒体表面への記録とRF−IDタグへの情報の書き込みを行う必要があるが、近年は、これらの作業を別々の装置で分担するのではなく、記録装置にRF−IDタグへの書き込み機能を追加し、媒体表面への記録と、RF−IDタグへの書き込みを一括して行なう記録装置を使用する。
【0008】
この際、媒体であるカードやラベルは連続して給送されてくるため、記録装置内部では同時に複数枚の媒体表面への記録、及びRF−IDへの書き込みがなされる状態となっており、RF−IDタグへの書き込みが失敗した場合にその確認が難しい為、書き込み成功品と失敗品とを敏速に区別する作業が出来ていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、被記録媒体表面への画像記録と内蔵された素子に情報の書き込みを並行して行い、もし情報の書き込みに失敗したものが発生した場合に成功品と区別できる記録装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は為され、以下の各手段を実施した。
【0011】
上記目的を達成するために本発明は、被記録媒体表面に画像を記録する記録手段と、被記録媒体に内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段と、前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と、前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体を仕分けする仕分け手段とを備える。
【0012】
上記目的を達成するために本発明は、仕分手段は、前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体の排紙先を変更することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために本発明は、ラベル表面に画像を記録する記録手段と、前記ラベルに内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段を有する記録装置において、前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを仕分けする仕分け手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記ラベルの切断位置を変更することを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを剥離することを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記比較手段による比較
結果で不一致と出力されたラベルを剥離しないことを特徴とする。
【作用】
本発明によれば、被記録媒体に内蔵したRF−IDタグ等へのデータ書き込み状態により、正常に書き込まれたものと失敗品との区別を容易に行なうことができ、目視にて確認することのできないデータ書き込み失敗品が誤って使用されることを未然に防止できる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施例)
本発明を実施した記録装置と切断装置(以下カッタと呼ぶ)を示す模式図を図1に示す。
【0019】
記録装置100は、例えばRF−ID素子を内蔵したラベルがロール形状に巻かれた連続ラベル紙103を供給するロール給紙部101、供給された連続紙を記録部104の下部を搬送させる搬送部102、搬送される連続紙に例えば複数の記録ヘッドを用いて連続的にカラー記録する記録部104、通信可能範囲に入ってくる(メモリを含む電子回路を搭載し、情報を保持する)RF−ID素子へ情報の書き込み、読み込みするRF−IDリーダ/ライタ105、及び連続的なラベル紙を任意の指定位置で切断できるカッタ106から構成される。
【0020】
本発明を実施した記録装置が使用する被記録媒体の例を図11に示す。
【0021】
例えばメモリを含む電子回路を搭載し、該メモリに情報を保持するRF−ID等の素子1104を内蔵したタグが付けられた複数のラベル1103がほぼ等間隔に台紙1102上に仮付けされ、ロール状の連続ラベル紙1101として用いられる。
【0022】
本発明を実施した上記記録装置100の電気的なブロック図を図12に示す。
【0023】
ホストコンピュータ(ホストPC)1200は、記録に使用する記録データを記録装置100のインタフェイスコントローラ1202に転送して記録開始を指示する。
【0024】
CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)1201は記録データの受信、記録動作、RF−IDタグの情報を読み取り又はRF−IDタグに情報を書き込むRF−ID(Radio Frequency Identification)リーダ/ライタの制御、そして記録媒体(用紙)のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。
【0025】
CPU1201はホストPC1200から受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ1204にビットマップ展開して描画する。
【0026】
記録前の動作処理としてCPU1201は入出力回路1210、駆動部1220を介して図示しないキャッピングモータと記録ヘッドアップダウンモータを駆動し、記録ヘッド203のキャッピングを解除し、記録位置に移動させる。
【0027】
さらに、駆動部1220を介してRF−ID素子1212内蔵のラベル用紙等を繰り出す給紙モータ1222、及び定速度で用紙を搬送する搬送モータ1223等を駆動し用紙を記録位置に搬送する。
【0028】
定速度で搬送される用紙の記録タイミングを決定するための先端検知センサ1207でラベル先端位置を検出する。
【0029】
その後用紙搬送に同期して、CPU1201はイメージメモリ1204から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路1214を介して、記録ヘッド104K、104C、104LC、104M、104LM、及び104Yに順次データ転送し、各々の記録ヘッドが持つ多数のノズルから記録データに基づき、選択的にインクを吐出させ、カラー記録する。
【0030】
前述の通り、K:ブラック、C:シアン、LC:淡シアン、M:マジェンタ、LM:淡マジェンタ、Y:イエローを意味する。
【0031】
CPU1201の動作はプログラムROM1203に記憶された処理プログラムに基づき、実行される。
【0032】
プログラムROM1203には後述する制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。
【0033】
又作業用のメモリとしてワークRAM1205を使用する。
【0034】
EEPROM1206は不揮発性のメモリで記録ヘッド相互の微小記録位置調整値等、装置固有のパラメータを記憶する。
【0035】
RF−ID素子1212内のメモリへ通信アンテナ1213を介して情報の書き込み、読み込みを行なうRF−IDリーダ/ライタ105とCPU1201は例えば非同期のシリアルインタフェース、又はバス形式の入出力(I/O)を介して接続される。
【0036】
又カッタ106には用紙送り方向のカット位置をより正確に決定するためのラベル先端、後端を検知するカット位置センサ1208、記録動作中継続的に回転し用紙のカット動作時のみ、トリガソレノイド1224が動作して、回転刃(図示せず)と連結され、瞬時に回転刃を駆動するカッタモータ1221等を備えている。
【0037】
インク満タン検知センサ1209は図示しないサブタンク内に備えたセンサで、各インクの色毎に独立して検知する。
【0038】
サブタンクはインクを補給するインクカートリッジからインクを受け、一旦貯蔵するバッファの役目をし、インク補給時に、もしサブタンク内の満タン検知センサ1209が一定時間検知しなければインクカートリッジが空と判断し、該当する色のインクカートリッジ交換を促す。
【0039】
CPU1201は色毎にインク満タン検知センサ1209の出力をADコンバータ1211で読み取ることが出来る。
【0040】
次に、記録装置100の排紙側に取り付けられたカッタ106を用いて連続ラベル紙103を切断している模式図を図2に示す。
【0041】
カッタ106は、ホストPC1200から送られてきた記録データやカッタ制御を行なうコマンドなどに従って、記録装置100と同期して、記録された連続紙を所定の箇所で切断する。
【0042】
前記コマンドにおいて所定切断間隔を例えば3とした場合、用紙サイズや搬送速度など各諸条件やテーブルで用意された切断タイミングなどによって、例えばRF−IDリーダ/ライタ105によるデータ書き込み成功品201を3枚間隔で切断する(図2(A)参照)。
【0043】
一方、データ書き込み失敗品が発生した場合、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子のメモリへの書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0044】
この場合、成功品と区別するため、CPU1201はカッタ106の制御を行なって書き込み失敗品202のラベルを連続ラベル紙から1枚毎切断する(図2(B)参照)。
【0045】
同様に、カッタ106で連続紙を切断する状態2を示す模式図を図3に示す。
【0046】
図1の装置と同様の手段を用いて連続ラベル紙103を切断している状態を示しており、図2に示した状態と比較して、ホストPC1200から転送されてきたコマンドが異なった場合の処理を表している。
【0047】
例えば、前記コマンドにおいて連続ラベル紙からラベルを一枚ずつ切断する場合、所定切断間隔を1とし、用紙サイズや搬送速度など各諸条件やテーブルで用意された切断タイミングによって、カッタ106により連続ラベル紙103は、例えばRF−IDリーダ/ライタ105によるデータ書き込み成功品ラベル301を1枚毎に切断する(図3(A)参照)。
【0048】
一方、データ書き込み失敗品のラベルが発生した場合、図2の例と同様、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子への書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0049】
この場合、成功品のラベルと区別するため、CPU1201はカッタ106の制御を行なってデータ書き込み失敗品ラベル302を含むラベル2枚毎切断する(図3(B)参照)。
【0050】
図3では失敗処理用の切断所定枚数を2としたが、該切断所定枚数をN枚(Nは2以上の整数)として設定することも可能である。
【0051】
エラー処理における切断所定枚数の設定は、ホストから転送されるコマンド内で指定する場合、またテーブルとして予め指定する場合など、どちらでも設定を行なうことができ、これに対応した失敗処理用の所定枚数切断タイミングにより、切断することが可能である。
【0052】
実施例1におけるCPU1201の動作フローを図4に示す。
【0053】
これらの動作フローに対応するプログラムがROM1203に記憶され、該プログラムに基づき、CPU1201が処理動作を実行する。
【0054】
記録装置100にカッタ106を備え、連続紙を用いて被記録媒体表面への記録、及び内蔵するRF−ID素子のメモリへの情報の書き込みを並行して行なう場合、先ず切断枚数の設定を行なう(401)。
【0055】
連続ラベル紙が搬送され(402)、RF−ID素子を内蔵した被記録媒体が通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(403)と通信開始され、データの書き込みがRF−ID素子のメモリに行なわれる(404)。
【0056】
CPU1201はデータ書き込みが成功したか否かチェックを行ない(405)、成功した場合には予め設定された切断枚数分用紙が搬送される(408)とカッタ106によりラベルの切断処理が行われる(409)。
【0057】
一方、データ書き込みが失敗した場合には、CPU1201がRF−IDリーダ/ライタからコマンドを受信(406)し、失敗処理用の切断枚数に設定変更する(407)。
【0058】
データ書き込みの成功品と失敗品とでラベルの切断個所(切断する枚数単位)が異なるので、ラベルの数を見れば、成功品のラベルと失敗品のラベルの仕分けを行なうことが可能となる。
【0059】
ホストコンピュータから送られてきたデータが全て終了すると(410)、用紙搬送も停止し(411)、次の処理まで待機する。
【0060】
(第2の実施例)
本発明における記録装置100と剥離装置506を示す模式図を図5に示す。
【0061】
記録装置100の排紙側に剥離装置506を備え、ラベルの台紙からの剥離動作が可能である。
【0062】
尚電気的なブロック図は図12とほぼ同様であり、説明は省略する。
【0063】
剥離装置によりラベルを剥離する状態を図6に示す。
記録装置100の排紙側に取り付けられた剥離装置506を用いてラベル紙である被記録媒体103を剥離している状態を示している(図6(B)参照)。
【0064】
媒体表面への記録と内蔵されたRF−ID素子へのデータ書き込みを行なったラベル紙103において、データ書き込み失敗が発生した場合、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子への書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0065】
書き込み失敗コマンドを受信した場合、失敗品のラベルのみを区別できるように台紙からラベルを剥離する。
【0066】
例えば、該当ラベルが剥離装置506に到達した時剥離レバ600を押し上げ台紙のスロープ変化を大きくすることによって図6(B)の様に書き込み失敗品のラベル601は台紙から剥離できる。
【0067】
書き込み失敗品のラベル601を剥離位置で蓄積する場合と、図6(B)の状態で一時停止する処理も考えられる。
【0068】
剥離レバ600の動作は図示しないソレノイド等を用いて駆動する。
【0069】
また、実施例2において、データ書き込み失敗品を剥離する例を挙げたが、データ記録成功品のラベルを剥離して貼り付ける作業を行なうような場合には、データ記録失敗品ラベルは剥離することなく台紙につけたままにすることも可能である。
【0070】
実施例2における処理の流れを図7に示す。
【0071】
ラベル紙が搬送され(701)、RF−IDタグを内蔵した被記録媒体が通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(702)と通信が開始され、データの書き込みが行なわれる(703)。
【0072】
書き込み終了後に、データ書き込みが成功したか否かチェックを行なう(704)。
【0073】
データ書き込みが失敗した場合には、CPU1201がRF−IDリーダ/ライタからコマンドを受信(705)し、失敗処理用の剥離操作を行なう(706)。
【0074】
データ書き込み成功品のラベルと失敗品のラベルとで剥離されるか否か異なるので、仕分けを行なうことが可能となる。
【0075】
指定記録枚数の記録動作が全て終了すると(707)、搬送動作も停止し(708)、次の処理まで待機する。
【0076】
(第3の実施例)
実施例3における記録装置と仕分け装置の模式図を図8に示す。
【0077】
本発明の記録装置は実施例1がラベル等の連続紙を扱うものに対し1枚毎のカット紙を扱う。
【0078】
給紙部801、排紙部806の電気的な構成は図12と多少異なるが記録装置本体部はほぼ同じである。
【0079】
給紙部801はカット紙を1枚毎分離、ピックアップするモータ(図示せず)を備え、排紙部は図12のカッタモータ1221が排紙トレイをアップダウンさせるモータに代用できる。
【0080】
給紙部801に積載されたカード等のカット紙803は1枚毎に分離、ピックアップされ記録装置本体搬送部802に給送される。
記録装置本体内部の構造、動作は実施例1とほぼ同じであり、省略する。
【0081】
排紙部806には2段の排紙トレイが備えられる。
【0082】
排紙部の仕分け状態を示す模式図を図9に示す。
【0083】
記録装置の排紙側に取り付けられた2段のトレイを用いてカット紙である被記録媒体803を仕分けしている状態を示している。
【0084】
カット紙に内蔵するRF−IDタグへのデータ書き込みにおいて、失敗品のカードが発生した場合は、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105から書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0085】
書き込み失敗コマンドを受信した場合、CPU1201は、排紙トレイを上昇させ、(図9(B)参照)、書き込み失敗した被記録媒体901を下側のトレイに積載する。
【0086】
通常動作では定位置に待機しており(図9(A)参照)、データ記録成功品カード902と区別できる。
【0087】
第3の実施例では、仕分け手段としてトレイ操作により仕分けを行なったが、これ以外にも可動式フラップを用いて、搬送先を変更するなど、他の手段を用いて仕分け先変更を行なっても、本実施例を実現可能である。
【0088】
本発明実施例3における処理の流れを図10のフローに示す。
【0089】
かかるフローに対応するプログラムが記憶され、前述と同様にCPUにより実行され、処理が行われる。
【0090】
カット紙が搬送され(1001)、RF−IDタグと通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(1002)と通信が開始され、RF−IDリーダ/ライタ105からRF−IDタグへデータの書き込みが行なわれる(1003)。
【0091】
データ書き込み終了後に、書き込みが成功したか否かチェックを行う(1004)。
【0092】
データ記録が失敗した場合には、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105から書き込み失敗のコマンドを受信(1005)し、失敗時の処理を行なう(1006)。
【0093】
失敗時の処理とは図9で述べたように、例えば下段のスタッカ(排紙トレイ)に書き込み失敗の被記録媒体(カット紙)をスタックする処理を指す。成功した場合は、上段のスタッカに排紙される。
【0094】
データ記録の成功品と失敗品とでスタックする排紙先が異なるので、明白に区別できる。
【0095】
所望枚数の記録動作が全て終了すると(1007)、搬送動作も停止し(1008)、次の処理まで待機する。
【0096】
(その他の実施例)
前記実施例はそれぞれ排他的に実施されるだけでなく、例えばカッタを用いて記録媒体を切断した後、排紙先を変更するなど、各々の実施例を組み合せて実施することも可能である。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えばRF−IDタグ等の通信素子を内蔵する被記録媒体に、記録装置を用いて被記録媒体表面への記録と通信素子への書き込みを並行して行なう場合、データ書き込みの成功品と失敗品とを即時区別することが可能となり、記録、及びデータ書き込みされた被記録媒体に対する信頼度が格段に高められる。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した記録装置と切断装置を示す模式図である。
【図2】切断装置により連続紙を切断する状態を示す模式図である。
【図3】切断装置により連続紙を切断する状態を示す模式図である。
【図4】実施例1における処理の流れ図である。
【図5】実施例2における画像記録装置と剥離装置を示す模式図である。
【図6】剥離手段によりラベルを剥離する状態を示す模式図である。
【図7】実施例2における処理の流れ図である。
【図8】実施例3における画像記録装置と仕分け装置を示す
模式図である。
【図9】仕分け手段により仕分けする状態を示す模式図である。
【図10】実施例3における処理の流れ図である。
【図11】ラベル紙に内蔵されたRF−IDタグを示す図である。
【図12】本発明を実施した記録装置の電気的なブロック図を示す。
【符号の説明】
101 ロール給紙部
102 搬送部
103 被記録媒体
104 記録ヘッド
105 RF−IDリーダ/ライタ
106 カッタ
201 データ書き込み成功品
202 データ書き込み失敗品
301 データ書き込み成功品
302 データ書き込み失敗品
506 剥離装置
601 データ書き込み失敗品
602 データ書き込み成功品
801 給紙部
802 搬送部
803 被記録媒体(カット紙)
804 記録ヘッド
805 RF−IDリーダ/ライタ
806 排紙部(仕分け手段)
901 データ記録失敗品
902 データ記録成功品
1101 ラベルロール紙
1102 台紙
1103 ラベル
1104 RF−IDタグ
1200 ホストコンピュータ(ホストPC)
1201 CPU(Central Processing Unit)
1202 インタフェースコントローラ
1203 プログラムROM
1204 イメージメモリ
1205 ワークRAM
1206 EEPROM
1207 先端検知センサ
1208 カット位置センサ
1209 インク満タンセンサ
1210 入出力ポート(I/O)
1211 A/Dコンバータ
1212 RF−IDタグ
1213 通信アンテナ
1214 記録ヘッド制御回路
1221 カッタモータ
1222 給紙モータ
1223 搬送モータ
1224 カッタトリガソレノイド
【産業上の利用分野】
本発明は、画像を被記録媒体表面に記録する動作と、被記録媒体に内蔵された素子に情報の書き込み動作を並行して行なう記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術及び電子通信技術の発達により、非接触で情報を送受信可能なRF−ID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる自動認識システムが開発されている。
【0003】
RF−IDシステムは、メモリを含む電子回路を搭載し、情報を保持するRF−IDタグとRF−IDタグをコントロールするRF−IDリーダ/ライタ等から構成される。
【0004】
このRF−IDシステムの特徴として、データの新規書込み及び追記、複数のRF−IDタグとの同時通信が可能の他、障害物等の影響を受けにくいなどが挙げられる。
【0005】
これらはバーコードや二次元コードなどの自動認識システムには無い機能を持っている。
【0006】
これまでバーコードや二次元コードでは自動化が困難であった分野だけではなく、従来の自動認識システムで自動化が行われていた、物流・流通分野においても、その利便性から注目されている。
【0007】
カードやラベルなどの用紙(記録媒体)に内蔵され、前記システムで使用するRF−IDタグは、記録媒体表面への記録とRF−IDタグへの情報の書き込みを行う必要があるが、近年は、これらの作業を別々の装置で分担するのではなく、記録装置にRF−IDタグへの書き込み機能を追加し、媒体表面への記録と、RF−IDタグへの書き込みを一括して行なう記録装置を使用する。
【0008】
この際、媒体であるカードやラベルは連続して給送されてくるため、記録装置内部では同時に複数枚の媒体表面への記録、及びRF−IDへの書き込みがなされる状態となっており、RF−IDタグへの書き込みが失敗した場合にその確認が難しい為、書き込み成功品と失敗品とを敏速に区別する作業が出来ていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、被記録媒体表面への画像記録と内蔵された素子に情報の書き込みを並行して行い、もし情報の書き込みに失敗したものが発生した場合に成功品と区別できる記録装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は為され、以下の各手段を実施した。
【0011】
上記目的を達成するために本発明は、被記録媒体表面に画像を記録する記録手段と、被記録媒体に内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段と、前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と、前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体を仕分けする仕分け手段とを備える。
【0012】
上記目的を達成するために本発明は、仕分手段は、前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体の排紙先を変更することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために本発明は、ラベル表面に画像を記録する記録手段と、前記ラベルに内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段を有する記録装置において、前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを仕分けする仕分け手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記ラベルの切断位置を変更することを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを剥離することを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するために本発明は、仕分け手段とは前記比較手段による比較
結果で不一致と出力されたラベルを剥離しないことを特徴とする。
【作用】
本発明によれば、被記録媒体に内蔵したRF−IDタグ等へのデータ書き込み状態により、正常に書き込まれたものと失敗品との区別を容易に行なうことができ、目視にて確認することのできないデータ書き込み失敗品が誤って使用されることを未然に防止できる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施例)
本発明を実施した記録装置と切断装置(以下カッタと呼ぶ)を示す模式図を図1に示す。
【0019】
記録装置100は、例えばRF−ID素子を内蔵したラベルがロール形状に巻かれた連続ラベル紙103を供給するロール給紙部101、供給された連続紙を記録部104の下部を搬送させる搬送部102、搬送される連続紙に例えば複数の記録ヘッドを用いて連続的にカラー記録する記録部104、通信可能範囲に入ってくる(メモリを含む電子回路を搭載し、情報を保持する)RF−ID素子へ情報の書き込み、読み込みするRF−IDリーダ/ライタ105、及び連続的なラベル紙を任意の指定位置で切断できるカッタ106から構成される。
【0020】
本発明を実施した記録装置が使用する被記録媒体の例を図11に示す。
【0021】
例えばメモリを含む電子回路を搭載し、該メモリに情報を保持するRF−ID等の素子1104を内蔵したタグが付けられた複数のラベル1103がほぼ等間隔に台紙1102上に仮付けされ、ロール状の連続ラベル紙1101として用いられる。
【0022】
本発明を実施した上記記録装置100の電気的なブロック図を図12に示す。
【0023】
ホストコンピュータ(ホストPC)1200は、記録に使用する記録データを記録装置100のインタフェイスコントローラ1202に転送して記録開始を指示する。
【0024】
CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)1201は記録データの受信、記録動作、RF−IDタグの情報を読み取り又はRF−IDタグに情報を書き込むRF−ID(Radio Frequency Identification)リーダ/ライタの制御、そして記録媒体(用紙)のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。
【0025】
CPU1201はホストPC1200から受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ1204にビットマップ展開して描画する。
【0026】
記録前の動作処理としてCPU1201は入出力回路1210、駆動部1220を介して図示しないキャッピングモータと記録ヘッドアップダウンモータを駆動し、記録ヘッド203のキャッピングを解除し、記録位置に移動させる。
【0027】
さらに、駆動部1220を介してRF−ID素子1212内蔵のラベル用紙等を繰り出す給紙モータ1222、及び定速度で用紙を搬送する搬送モータ1223等を駆動し用紙を記録位置に搬送する。
【0028】
定速度で搬送される用紙の記録タイミングを決定するための先端検知センサ1207でラベル先端位置を検出する。
【0029】
その後用紙搬送に同期して、CPU1201はイメージメモリ1204から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路1214を介して、記録ヘッド104K、104C、104LC、104M、104LM、及び104Yに順次データ転送し、各々の記録ヘッドが持つ多数のノズルから記録データに基づき、選択的にインクを吐出させ、カラー記録する。
【0030】
前述の通り、K:ブラック、C:シアン、LC:淡シアン、M:マジェンタ、LM:淡マジェンタ、Y:イエローを意味する。
【0031】
CPU1201の動作はプログラムROM1203に記憶された処理プログラムに基づき、実行される。
【0032】
プログラムROM1203には後述する制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。
【0033】
又作業用のメモリとしてワークRAM1205を使用する。
【0034】
EEPROM1206は不揮発性のメモリで記録ヘッド相互の微小記録位置調整値等、装置固有のパラメータを記憶する。
【0035】
RF−ID素子1212内のメモリへ通信アンテナ1213を介して情報の書き込み、読み込みを行なうRF−IDリーダ/ライタ105とCPU1201は例えば非同期のシリアルインタフェース、又はバス形式の入出力(I/O)を介して接続される。
【0036】
又カッタ106には用紙送り方向のカット位置をより正確に決定するためのラベル先端、後端を検知するカット位置センサ1208、記録動作中継続的に回転し用紙のカット動作時のみ、トリガソレノイド1224が動作して、回転刃(図示せず)と連結され、瞬時に回転刃を駆動するカッタモータ1221等を備えている。
【0037】
インク満タン検知センサ1209は図示しないサブタンク内に備えたセンサで、各インクの色毎に独立して検知する。
【0038】
サブタンクはインクを補給するインクカートリッジからインクを受け、一旦貯蔵するバッファの役目をし、インク補給時に、もしサブタンク内の満タン検知センサ1209が一定時間検知しなければインクカートリッジが空と判断し、該当する色のインクカートリッジ交換を促す。
【0039】
CPU1201は色毎にインク満タン検知センサ1209の出力をADコンバータ1211で読み取ることが出来る。
【0040】
次に、記録装置100の排紙側に取り付けられたカッタ106を用いて連続ラベル紙103を切断している模式図を図2に示す。
【0041】
カッタ106は、ホストPC1200から送られてきた記録データやカッタ制御を行なうコマンドなどに従って、記録装置100と同期して、記録された連続紙を所定の箇所で切断する。
【0042】
前記コマンドにおいて所定切断間隔を例えば3とした場合、用紙サイズや搬送速度など各諸条件やテーブルで用意された切断タイミングなどによって、例えばRF−IDリーダ/ライタ105によるデータ書き込み成功品201を3枚間隔で切断する(図2(A)参照)。
【0043】
一方、データ書き込み失敗品が発生した場合、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子のメモリへの書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0044】
この場合、成功品と区別するため、CPU1201はカッタ106の制御を行なって書き込み失敗品202のラベルを連続ラベル紙から1枚毎切断する(図2(B)参照)。
【0045】
同様に、カッタ106で連続紙を切断する状態2を示す模式図を図3に示す。
【0046】
図1の装置と同様の手段を用いて連続ラベル紙103を切断している状態を示しており、図2に示した状態と比較して、ホストPC1200から転送されてきたコマンドが異なった場合の処理を表している。
【0047】
例えば、前記コマンドにおいて連続ラベル紙からラベルを一枚ずつ切断する場合、所定切断間隔を1とし、用紙サイズや搬送速度など各諸条件やテーブルで用意された切断タイミングによって、カッタ106により連続ラベル紙103は、例えばRF−IDリーダ/ライタ105によるデータ書き込み成功品ラベル301を1枚毎に切断する(図3(A)参照)。
【0048】
一方、データ書き込み失敗品のラベルが発生した場合、図2の例と同様、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子への書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0049】
この場合、成功品のラベルと区別するため、CPU1201はカッタ106の制御を行なってデータ書き込み失敗品ラベル302を含むラベル2枚毎切断する(図3(B)参照)。
【0050】
図3では失敗処理用の切断所定枚数を2としたが、該切断所定枚数をN枚(Nは2以上の整数)として設定することも可能である。
【0051】
エラー処理における切断所定枚数の設定は、ホストから転送されるコマンド内で指定する場合、またテーブルとして予め指定する場合など、どちらでも設定を行なうことができ、これに対応した失敗処理用の所定枚数切断タイミングにより、切断することが可能である。
【0052】
実施例1におけるCPU1201の動作フローを図4に示す。
【0053】
これらの動作フローに対応するプログラムがROM1203に記憶され、該プログラムに基づき、CPU1201が処理動作を実行する。
【0054】
記録装置100にカッタ106を備え、連続紙を用いて被記録媒体表面への記録、及び内蔵するRF−ID素子のメモリへの情報の書き込みを並行して行なう場合、先ず切断枚数の設定を行なう(401)。
【0055】
連続ラベル紙が搬送され(402)、RF−ID素子を内蔵した被記録媒体が通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(403)と通信開始され、データの書き込みがRF−ID素子のメモリに行なわれる(404)。
【0056】
CPU1201はデータ書き込みが成功したか否かチェックを行ない(405)、成功した場合には予め設定された切断枚数分用紙が搬送される(408)とカッタ106によりラベルの切断処理が行われる(409)。
【0057】
一方、データ書き込みが失敗した場合には、CPU1201がRF−IDリーダ/ライタからコマンドを受信(406)し、失敗処理用の切断枚数に設定変更する(407)。
【0058】
データ書き込みの成功品と失敗品とでラベルの切断個所(切断する枚数単位)が異なるので、ラベルの数を見れば、成功品のラベルと失敗品のラベルの仕分けを行なうことが可能となる。
【0059】
ホストコンピュータから送られてきたデータが全て終了すると(410)、用紙搬送も停止し(411)、次の処理まで待機する。
【0060】
(第2の実施例)
本発明における記録装置100と剥離装置506を示す模式図を図5に示す。
【0061】
記録装置100の排紙側に剥離装置506を備え、ラベルの台紙からの剥離動作が可能である。
【0062】
尚電気的なブロック図は図12とほぼ同様であり、説明は省略する。
【0063】
剥離装置によりラベルを剥離する状態を図6に示す。
記録装置100の排紙側に取り付けられた剥離装置506を用いてラベル紙である被記録媒体103を剥離している状態を示している(図6(B)参照)。
【0064】
媒体表面への記録と内蔵されたRF−ID素子へのデータ書き込みを行なったラベル紙103において、データ書き込み失敗が発生した場合、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105からRF−ID素子への書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0065】
書き込み失敗コマンドを受信した場合、失敗品のラベルのみを区別できるように台紙からラベルを剥離する。
【0066】
例えば、該当ラベルが剥離装置506に到達した時剥離レバ600を押し上げ台紙のスロープ変化を大きくすることによって図6(B)の様に書き込み失敗品のラベル601は台紙から剥離できる。
【0067】
書き込み失敗品のラベル601を剥離位置で蓄積する場合と、図6(B)の状態で一時停止する処理も考えられる。
【0068】
剥離レバ600の動作は図示しないソレノイド等を用いて駆動する。
【0069】
また、実施例2において、データ書き込み失敗品を剥離する例を挙げたが、データ記録成功品のラベルを剥離して貼り付ける作業を行なうような場合には、データ記録失敗品ラベルは剥離することなく台紙につけたままにすることも可能である。
【0070】
実施例2における処理の流れを図7に示す。
【0071】
ラベル紙が搬送され(701)、RF−IDタグを内蔵した被記録媒体が通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(702)と通信が開始され、データの書き込みが行なわれる(703)。
【0072】
書き込み終了後に、データ書き込みが成功したか否かチェックを行なう(704)。
【0073】
データ書き込みが失敗した場合には、CPU1201がRF−IDリーダ/ライタからコマンドを受信(705)し、失敗処理用の剥離操作を行なう(706)。
【0074】
データ書き込み成功品のラベルと失敗品のラベルとで剥離されるか否か異なるので、仕分けを行なうことが可能となる。
【0075】
指定記録枚数の記録動作が全て終了すると(707)、搬送動作も停止し(708)、次の処理まで待機する。
【0076】
(第3の実施例)
実施例3における記録装置と仕分け装置の模式図を図8に示す。
【0077】
本発明の記録装置は実施例1がラベル等の連続紙を扱うものに対し1枚毎のカット紙を扱う。
【0078】
給紙部801、排紙部806の電気的な構成は図12と多少異なるが記録装置本体部はほぼ同じである。
【0079】
給紙部801はカット紙を1枚毎分離、ピックアップするモータ(図示せず)を備え、排紙部は図12のカッタモータ1221が排紙トレイをアップダウンさせるモータに代用できる。
【0080】
給紙部801に積載されたカード等のカット紙803は1枚毎に分離、ピックアップされ記録装置本体搬送部802に給送される。
記録装置本体内部の構造、動作は実施例1とほぼ同じであり、省略する。
【0081】
排紙部806には2段の排紙トレイが備えられる。
【0082】
排紙部の仕分け状態を示す模式図を図9に示す。
【0083】
記録装置の排紙側に取り付けられた2段のトレイを用いてカット紙である被記録媒体803を仕分けしている状態を示している。
【0084】
カット紙に内蔵するRF−IDタグへのデータ書き込みにおいて、失敗品のカードが発生した場合は、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105から書き込み失敗のコマンドを受信する。
【0085】
書き込み失敗コマンドを受信した場合、CPU1201は、排紙トレイを上昇させ、(図9(B)参照)、書き込み失敗した被記録媒体901を下側のトレイに積載する。
【0086】
通常動作では定位置に待機しており(図9(A)参照)、データ記録成功品カード902と区別できる。
【0087】
第3の実施例では、仕分け手段としてトレイ操作により仕分けを行なったが、これ以外にも可動式フラップを用いて、搬送先を変更するなど、他の手段を用いて仕分け先変更を行なっても、本実施例を実現可能である。
【0088】
本発明実施例3における処理の流れを図10のフローに示す。
【0089】
かかるフローに対応するプログラムが記憶され、前述と同様にCPUにより実行され、処理が行われる。
【0090】
カット紙が搬送され(1001)、RF−IDタグと通信アンテナ1213との通信範囲内に入る(1002)と通信が開始され、RF−IDリーダ/ライタ105からRF−IDタグへデータの書き込みが行なわれる(1003)。
【0091】
データ書き込み終了後に、書き込みが成功したか否かチェックを行う(1004)。
【0092】
データ記録が失敗した場合には、CPU1201はRF−IDリーダ/ライタ105から書き込み失敗のコマンドを受信(1005)し、失敗時の処理を行なう(1006)。
【0093】
失敗時の処理とは図9で述べたように、例えば下段のスタッカ(排紙トレイ)に書き込み失敗の被記録媒体(カット紙)をスタックする処理を指す。成功した場合は、上段のスタッカに排紙される。
【0094】
データ記録の成功品と失敗品とでスタックする排紙先が異なるので、明白に区別できる。
【0095】
所望枚数の記録動作が全て終了すると(1007)、搬送動作も停止し(1008)、次の処理まで待機する。
【0096】
(その他の実施例)
前記実施例はそれぞれ排他的に実施されるだけでなく、例えばカッタを用いて記録媒体を切断した後、排紙先を変更するなど、各々の実施例を組み合せて実施することも可能である。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えばRF−IDタグ等の通信素子を内蔵する被記録媒体に、記録装置を用いて被記録媒体表面への記録と通信素子への書き込みを並行して行なう場合、データ書き込みの成功品と失敗品とを即時区別することが可能となり、記録、及びデータ書き込みされた被記録媒体に対する信頼度が格段に高められる。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した記録装置と切断装置を示す模式図である。
【図2】切断装置により連続紙を切断する状態を示す模式図である。
【図3】切断装置により連続紙を切断する状態を示す模式図である。
【図4】実施例1における処理の流れ図である。
【図5】実施例2における画像記録装置と剥離装置を示す模式図である。
【図6】剥離手段によりラベルを剥離する状態を示す模式図である。
【図7】実施例2における処理の流れ図である。
【図8】実施例3における画像記録装置と仕分け装置を示す
模式図である。
【図9】仕分け手段により仕分けする状態を示す模式図である。
【図10】実施例3における処理の流れ図である。
【図11】ラベル紙に内蔵されたRF−IDタグを示す図である。
【図12】本発明を実施した記録装置の電気的なブロック図を示す。
【符号の説明】
101 ロール給紙部
102 搬送部
103 被記録媒体
104 記録ヘッド
105 RF−IDリーダ/ライタ
106 カッタ
201 データ書き込み成功品
202 データ書き込み失敗品
301 データ書き込み成功品
302 データ書き込み失敗品
506 剥離装置
601 データ書き込み失敗品
602 データ書き込み成功品
801 給紙部
802 搬送部
803 被記録媒体(カット紙)
804 記録ヘッド
805 RF−IDリーダ/ライタ
806 排紙部(仕分け手段)
901 データ記録失敗品
902 データ記録成功品
1101 ラベルロール紙
1102 台紙
1103 ラベル
1104 RF−IDタグ
1200 ホストコンピュータ(ホストPC)
1201 CPU(Central Processing Unit)
1202 インタフェースコントローラ
1203 プログラムROM
1204 イメージメモリ
1205 ワークRAM
1206 EEPROM
1207 先端検知センサ
1208 カット位置センサ
1209 インク満タンセンサ
1210 入出力ポート(I/O)
1211 A/Dコンバータ
1212 RF−IDタグ
1213 通信アンテナ
1214 記録ヘッド制御回路
1221 カッタモータ
1222 給紙モータ
1223 搬送モータ
1224 カッタトリガソレノイド
Claims (8)
- 被記録媒体表面に画像を記録する記録手段と、被記録媒体に内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段と、
前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、
前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と、
前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体を仕分けする仕分け手段とを備える記録装置。 - 前記仕分手段は、前記比較手段による比較結果で不一致と出力された被記録媒体の排紙先を変更することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- ラベル表面に画像を記録する記録手段と、前記ラベルに内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段を有する記録装置において、
前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、
前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを仕分けする仕分け手段とを備えたことを特徴とする、記録装置。 - 前記仕分け手段は前記ラベルの切断位置を変更することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記仕分け手段は前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを剥離することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記仕分け手段は前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを剥離しないことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 台紙に貼り付けられたラベルに情報を記録する記録手段と、
被記録媒体に内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段と、
前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、
前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と、
前記比較手段による比較結果で不一致と出力されたラベルを前記台紙から剥がす手段とを備える記録装置。 - 台紙に貼り付けられたラベルに情報を記録する記録手段と、
被記録媒体に内蔵された素子に情報を書き込む書き込み手段と、
前記素子に書き込まれた情報を読み出す読み出し手段と、
前記書き込み手段の書き込みデータと前記読み出し手段で読み出されたデータを比較するデータ比較手段と、
前記比較手段による比較結果で一致と出力されたラベルを前記台紙から剥がす手段とを備える記録装置。
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