JP2004065882A - 歯科医療用マスク - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は安心して衛生的な歯科治療ができる歯科医療用マスクを提供する。
【解決手段】マスクの口が接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成して両
端に耳かけ用の切り込み穴を設けた。
【選択図】図２

Description

【００１】
【発明に属する技術分野】
本発明は歯科医療用のマスクに関するものである。
【００２】
【従来の技術】
従来、歯の治療においては水や削りカス、血液、唾液などが口中から飛散し患者の顔やその周辺を汚していたがそれを防止する物はなかった。せいぜい着衣に配慮してエプロンをかけるのが唯一の対応手段であった。
【００３】
【発明が解決しようとする課題】
この考案は安心して衛生的な歯科治療を提供するためになされたものであ
る。
【００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するために開発されたものであって、第１に請求項１ではマスクの口に接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成し両端に耳かけ用の切り込み穴を設けている。これによりマスクを付けて治療が可能となり飛散した汚物で顔を汚すことを防止できる。第２に請求項２は上記マスクの裏面に樹脂製フイルムを貼り合せている。これにより水がマスクに付着しても顔まで浸透しない。
【００５】
マスクは不織布で作られ両端に耳かけ用の切り込み穴が設けられている。
これを図２で説明すると不織布の両サイドの端は顔の幅より広く、下を顎より長くすることで目より下の部分が覆われる。
【００６】
素材は上記不織布以外にも紙、布地、ガーゼ、樹脂発泡体などでも作ることができるが、柔らかいものでないと口を開いたとき顔に密着した適切な形状の確保が難しい。衛生面などを考え低コストで使い捨てタイプができる不織布が最適である。
【００７】
口に接する部分の開口部の穴は口を一杯に開けた時と略同じ面積を有しており、口は下に向かって開いていくがマスクの最下部は装着時顎の下まであるので開口しても顎がマスクから露出することはない。
【００８】
不織布はある程度生地自体が伸びる特性があるので差異がある顔のサイズに幅広く対応が可能である。両端の耳かけ用の切り込み穴は各１個でもよいが穴までの幅を変えて各２個設ければ子供、大人の双方に使うことができる
【００９】
歯の治療は診療台を倒しやや頭が斜め下になる状施で行なわれるが、マスクの最上部は鼻先を覆っているので、鼻の中を見られたり汚水などが鼻に入る心配もなく安心して治療が受けられる。
【０１０】
【発明の効果】
かくしてできた歯科医療用のマスクを付ければ治療において口中から飛散する汚れた水や削りカスで顔を汚すこともなく、化粧が乱れたり医師やスタッフの手が直接顔に触ることもなく治療が受けられる。
又、治療時には医師の説明に応えたり口の洗浄を何度も行う必要があるがマスクが固定されているので起き上がって口の洗浄等をしても支障なく容易にできる。治療には各種の機器や薬品を使うがマスクで覆われているので誤って顔に当たっても怪我をしない。
【０１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を利用して説明をする。本発明のマスク１は図１及び図２で示されるように口が接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴２が形成されており両端に耳かけ用の切り込み穴３が設けられている。本発明のマスクを付けて口を大きく開いた場合を説明する。図２のごとく目から下が覆われて開口部の穴を通して口全体を正確に捉え治療することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のマスクの平面図
【図２】本発明のマスクを顔に付けた斜視図
【符号の説明】
１はマスク
２開口部の穴
３切り込み穴

Claims (2)

1. マスクの口に接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成し、両端に耳かけ用の切り込み穴が設けられていることを特徴とするマスク。
2. 裏面に樹脂製フイルムを貼り合せた請求項１に記載のマスク。

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