JP2004062975A - Information recording and reproducing device and method, and program - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an information recording and reproducing device and method which can predict the validity term of a recording medium in which the maintaining of the quality of a constant level is possible by supervising the quality variation of the medium without being affected by individual difference between makers of the recording medium and between manufacture lots and which can notify a use about the prediction of the change of the property of the medium and a program. <P>SOLUTION: This device is provided with a disk-shaped recording medium 201, a magnetic head 206, a recording processing part 207, a reproduction processing part 208, a diagnostic processing part 209, a display part 210, a disk ID detecting part 211, a system controller 212 and a memory 213. The diagnostic processing part 209 performs a disk diagnosis and saves the property of the disk 201 in a memory 213 as diagnostic history information and predicts the change of the property of the disk 201 based on the diagnostic history information and displays the result on a display and the user is notified. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録再生装置及び方法、並びにプログラムに関し、特に、ディスク状記録媒体を利用して情報の書き換え、読み出しが可能な情報記録再生装置及び方法、並びにプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、情報の書き換え、読み出しが可能なディスク状記録媒体の高密度化、大容量化が急速に進展している。このようなディスク状記録媒体は、コンピュータとの親和性に優れ、マルチメディア社会の中核を担う基盤メディアとしてさらなる発展が期待されている。ディスク状記録媒体が取り扱う信号は多岐に渡り、多チャンネル音声信号はもちろんのこと、多画素、高品位な静止画像や高精細動画像を多量に記憶することが可能である。そして、可搬容易性、取扱容易性、少スペース性、及び検索即応性といった大幅なる機能向上を果たしたディスク状記録媒体の情報記録再生装置が提案されている。
【０００３】
従来、ディスク状記録媒体の記録再生装置は、記録再生の信頼性を高めるために、当該媒体への記録或いは当該媒体の再生に先立って試行記録（テスト記録）又は試行再生（テスト再生）を行い、記録や再生の諸条件が最良になるように各種パラメータを最適に設定し、しかる後に実際の記録又は再生を行うアルゴリズムを有している。
【０００４】
ここで、試行記録時又は試行再生時には、記録・再生による復号時のエラー発生数を最小にすることを目的として上述の各種パラメータを最適化する。そして、ディスク状記録媒体に何らかの不具合が起きてしまい、記録・再生の品位を一定レベル以上に保てない事態が発生すると、当該ディスク状記録媒体を装置から排出し、同時に“記録不能“もしくは”再生不能”といった異常発生メッセージをユーザに通知するようになっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の情報記録再生装置では、当該装置及びディスク状記録媒体の少なくとも一方で何らかの不具合が発生した場合は、異常発生メッセージが突然通知されると共に、ディスク状記録媒体への情報の読み書きが禁止される事態に陥る可能性がある。換言すれば、ユーザ側にとって貴重な情報記録の機会を不意に逸するという問題だけでなく、これまで記録した貴重な情報が再生不能といった障害に予告無く直面してしまうという危険性も孕んでいる。こうした障害は、装置もしくはディスク状記録媒体に不具合が発生して初めて、ユーザがそれらの対処を取らざるを得ないのが実情である。
【０００６】
また、こうしたディスク状記録媒体の品質は、市場規模の拡大に伴ってメーカー間の特性の違いや絶え間ない品質改良による製造ロット間での特性個体差により大きく異なる傾向にある。
【０００７】
一方、ユーザ側も、その使途に応じてディスク状記録媒体に求める品質が多様化している。例えば、記録・再生を繰り返し行ったときの耐久性が高いものを望む場合もあれば、環境温度変化の激しい状況下で使うのに好適なものを望む場合もある。ところが、ユーザが新規にディスク状記録媒体を購入する際、上述のニーズを満足するための尺度を得ることができないのが実情である。
【０００８】
さらに、実際に使用中のディスク状記録媒体に対して記録・再生を何度も繰り返したり、悪条件の場所に放置してしまったりした場合には、ユーザが当該ディスク状記録媒体の特性変化を懸念してもそれを検知する術がない。
【０００９】
図２２は、ディスク状記録媒体の特性変化を模式的に示す図である。
【００１０】
図２２において、縦軸は記録再生のエラーレートを表し、横軸は再生レーザーパワー（ｍＷ）を表している。縦軸のエラーレートは、再生データにおける復号時のエラー発生個数をデータ総数で除算したものであり、数値が少ないほどエラー発生頻度が少なく、記録再生機能の高性能、高信頼性を示すものである。ここで、同図中ａは、あるディスク状記録媒体の使用開始当初の特性例を示す。縦軸のエラーレートにおいて、再生系誤り訂正処理によって復号可能限界となる所定値を設定し、この所定値以下を満たすエラーレートを確保できる再生レーザーパワーの範囲を再生パワーマージンと称している。図中のａにおける再生パワーマージンは、Ｐｒ２〜Ｐｒ１（ｍＷ）の範囲であることを示す。ここで、エラーレートが最下点となるところが、最適再生レーザーパワーとなる。
【００１１】
このａなる特性を有していたディスク状記録媒体が、所定期間の使用によって、特性が図中ｂのような経時変化をしたとする。この場合、再生レーザーパワーがＰｒ０（ｍＷ）時のエラーレートが、使用開始当初の特性例ａと変わらないものの再生パワーマージンが狭化していることがわかる。すなわち、実使用においては、Ｐｒ０なる再生レーザーパワーを適用すれば初期状態ａと同等のエラーレートを有する。しかしながら、再生パワーマージンが狭い為、環境温度の急激な変化などを補正しきれないと、復号時エラー発生という信頼性低下に陥ってしまう。
【００１２】
一方、媒質の特性がａからｃのような経時変化をした場合は、エラーレート、再生パワーマージンが共に悪化し、このまま経時変化が進めば、この媒体を使用し続けることができなくなることを示唆している。
【００１３】
そこで、本発明は、上記問題を解消するために成されたもので、記録媒体のメーカー間や製造ロット間等による個体差に影響されることなく、品質変化を監視して一定レベルの品質維持が可能な有効期限を予測してユーザに通知することができる情報記録再生装置及び方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の情報記録再生装置は、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生手段を備える情報記録再生装置において、前記記録再生手段は、前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断手段と、前記診断手段により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存するメモリ手段と、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測手段と、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【００１５】
請求項２記載の情報記録再生装置は、請求項１記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、前記記録媒体の特性の診断を前記記録媒体の温度変化に応じて行うことを特徴とする。
【００１６】
請求項３記載の情報記録再生装置は、請求項１又は２記載の情報記録再生装置において、前記記録再生手段は、ディスク状記録媒体を用いた記録再生動作を行うことを特徴とする。
【００１７】
請求項４記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至３のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、記録パワーを複数段階切り換えて所定のデータの記録を行い、当該記録されたデータの再生により所定の記録条件を満足する記録パワーマージンを算出し、当該記録パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００１８】
請求項５記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至４のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、再生パワーを複数段階切り換えて所定のデータの再生を行い、当該記録されたデータの再生により所定の再生条件を満足する再生パワーマージンを算出し、当該再生パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００１９】
請求項６記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至５のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、前記記録又は前記再生に関する所定のパラメータの初期値を設定して最良のエラーレートを算出し、当該エラーレートを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００２０】
請求項７記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至６のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、前記記録媒体の記録再生が不能な個所である欠陥個所を検出する欠陥検出手段を備え、検出された欠陥個所を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００２１】
請求項８記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至７のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、前記記録媒体の反り量を検出するチルト検出手段を備え、検出されたチルト量を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００２２】
請求項９記載の情報記録再生装置は、請求項４乃至８のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記予測手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録パワーマージンの経時変化量を少なくとも一次曲線で近似曲線化し、前記記録媒体の特性が前記所定レベルに達する時期を算出する算出手段を備えることを特徴とする。
【００２３】
請求項１０記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至９のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記表示手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性の経時相対変化量を表示することを特徴とする。
【００２４】
請求項１１記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至１０のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記表示手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性を所定基準レベルと比較して表示することを特徴とする。
【００２５】
請求項１２記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記診断手段は、通常の運用時に得られる前記記録媒体の特性を診断履歴情報として保存すると共に、操作スイッチ、タッチパネル、音声認識、及びポインティングデバイスによる指示又はそれらの組み合わせにより診断動作を開始することを特徴とする。
【００２６】
請求項１３記載の情報記録再生装置は、請求項１乃至１２のいずれか１項に記載の情報記録再生装置において、前記記録媒体が有する固有識別番号を検出する固有識別番号検出手段と、当該固有識別番号を有していない記録媒体に対して新たな固有識別番号を生成する生成手段と、前記生成された固有識別番号を前記記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【００２７】
上記目的を達成するために、請求項１４記載の情報記録再生装置は、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生手段を備える情報記録再生装置において、前記記録再生手段は、前記記録媒体の固有識別番号と前記情報記録再生装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断手段と、前記診断手段により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録手段と、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測手段と、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【００２８】
上記目的を達成するために、請求項１５記載の情報記録再生方法は、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生工程を備える情報記録再生方法において、前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断工程と、前記診断工程にて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存するメモリ工程と、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測工程と、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む情報を表示する表示工程とを備えることを特徴とする。
【００２９】
請求項１６記載の情報記録再生方法は、請求項１５記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、前記記録媒体の特性の診断を前記記録媒体の温度変化に応じて行うことを特徴とする。
【００３０】
請求項１７記載の情報記録再生方法は、請求項１５又は１６記載の情報記録再生方法において、前記記録再生工程は、ディスク状記録媒体を用いた記録再生動作を行うことを特徴とする。
【００３１】
請求項１８記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至１７のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、記録パワーを複数段階切り換えて所定のデータの記録を行い、当該記録されたデータの再生により所定の記録条件を満足する記録パワーマージンを算出し、当該記録パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００３２】
請求項１９記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至１８のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、再生パワーを複数段階切り換えて所定のデータの再生を行い、当該記録されたデータの再生により所定の再生条件を満足する再生パワーマージンを算出し、当該再生パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００３３】
請求項２０記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至１９のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、前記記録又は前記再生に関する所定のパラメータの初期値を設定して最良のエラーレートを算出し、当該エラーレートを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００３４】
請求項２１記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２０のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、前記記録媒体の記録再生が不能な個所である欠陥個所を検出する欠陥検出工程を備え、検出された欠陥個所を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００３５】
請求項２２記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２１のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、前記記録媒体の反り量を検出するチルト検出工程を備え、検出されたチルト量を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする。
【００３６】
請求項２３記載の情報記録再生方法は、請求項１８乃至２２のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記予測工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録パワーマージンの経時変化量を少なくとも一次曲線で近似曲線化し、前記記録媒体の特性が前記所定レベルに達する時期を算出する算出工程を備えることを特徴とする。
【００３７】
請求項２４記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２３のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記表示工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性の経時相対変化量を表示することを特徴とする。
【００３８】
請求項２５記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２４のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記表示工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性を所定基準レベルと比較して表示することを特徴とする。
【００３９】
請求項２６記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２５のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記診断工程は、通常の運用時に得られる前記記録媒体の特性を診断履歴情報として保存すると共に、操作スイッチ、タッチパネル、音声認識、及びポインティングデバイスによる指示又はそれらの組み合わせにより診断動作を開始することを特徴とする。
【００４０】
請求項２７記載の情報記録再生方法は、請求項１５乃至２６のいずれか１項に記載の情報記録再生方法において、前記記録媒体が有する固有識別番号を検出する固有識別番号検出工程と、当該固有識別番号を有していない記録媒体に対して新たな固有識別番号を生成する生成工程と、前記生成された固有識別番号を前記記録媒体に記録する記録工程とを備えることを特徴とする。
【００４１】
上記目的を達成するために、請求項２８記載の情報記録再生方法は、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生工程を備える情報記録再生方法において、前記記録再生工程は、前記記録媒体の固有識別番号と前記情報記録再生装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断工程と、前記診断工程により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録工程と、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測工程と、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示工程とを備えることを特徴とする。
【００４２】
上記目的を達成するために、請求項２９記載のプログラムは、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生ステップを備える情報記録再生方法を情報記録再生装置に実行させるプログラムにおいて、前記プログラムは、前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断ステップと、前記診断工程にて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存する保存ステップと、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測ステップと、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【００４３】
上記目的を達成するために、請求項３０記載のプログラムは、記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生ステップを備える情報記録再生方法を情報記録再生装置に実行させるプログラムにおいて、前記プログラムは、前記記録媒体の固有識別番号と前記記録再生ステップを実行する装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断ステップと、前記診断ステップにて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録ステップと、前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測ステップと、前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【００４４】
【本発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【００４５】
（第１の実施の形態）
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【００４６】
＜記録再生装置２００の全体構成及び一連の動作＞
本発明の第１の実施の形態に係る情報記録再生装置は、図１に示す記録再生装置２００から成る。記録再生装置２００は、ディスク状記録媒体２０１（以下、単に「ディスク」という。）と、光ピックアップ２０２と、スピンドルモータ（ＳＭ）２０３と、トラバースモータ（ＴＭ）２０４と、サーボＤＳＰ（Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｓｉｇｎａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）２０５と、磁気ヘッド２０６と、記録処理部２０７と、再生処理部２０８と、診断処理部２０９と、表示部２１０と、ディスクＩＤ検出部２１１と、システムコントローラ２１２と、メモリ２１３と、ＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ　Ｕｓｅｒ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）２１４とによって構成される。
【００４７】
上述した記録再生装置２００において、まず、メモリ２１３は、不図示のデータバスを介して機能ブロック毎にタイム・シェアリングして使用されるメモリ空間であり、不揮発性ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｍｅｍｏｒｙ）機能を備えるメモリ群から成る。また、メモリ２１３は、システムコントローラ２１２により制御及び管理される。
【００４８】
システムコントローラ２１２は、ＧＵＩ２１４を介してユーザ指定コマンドを受信したり、所定のプログラムを実行することにより、記録再生装置２００全体を統括制御する。ＧＵＩ２１４は、ユーザと記録再生装置２００とのインタフェースであり、ユーザからのキー操作等に基づいてシステムコントローラ２１２にユーザ指定コマンドを指示する機能を有する。
【００４９】
光ピックアップ２０２は、不図示の光学カップリング群、レーザーダイオード、アクチュエータ、及び受光素子等から成り、ディスク２０１へのレーザ光照射や情報検出を行う。この情報検出は、ディスク２０１からの反射光量差を検出し、再生電気信号を取得することにより行われる。
【００５０】
サーボＤＳＰ２０５は、ディスク２０１の駆動全般をコントロールするプロセッサであり、トラバースモータ２０４（ＴＭ）を駆動制御することによって、光ピックアップ２０２や磁気ヘッド２０６がディスク２０１の所定アドレス上に位置するように制御を行う。また、光ピックアップ２０２内のアクチュエータを制御することによって、フォーカス制御及びラッキング制御を行う。また、スピンドルモータ２０３（ＳＭ）によって、ディスク２０１が所定の回転数で回転するように駆動制御を行う。
【００５１】
再生処理部２０８は、光ピックアップ２０２より得られた再生信号をマトリックス演算し、所定信号振幅に増幅した後、ディジタル化して再生ＰＬＬ（Ｐｈａｓｅ　Ｌｏｃｋｅｄ　Ｌｏｏｐ）によるクロック成分抽出、波形等化、及び復号処理といった一連の再生処理動作を行う。ディスクＩＤ検出部２１１は、ディスク２０１の固有の管理番号（以下、「ディスクＩＤ」という。）を読み取って、システムコントローラ２１２にディスクＩＤ情報として送信する。記録処理部２０７は、ディスク２０１に記録するデータを記録フォーマットに準ずるように、ブロック化、同期信号付加、パリティ付加、及び変調等の一連の記録処理を行い、磁気ヘッド２０６によって、ディスク２０１に磁界変調記録を行う。
【００５２】
診断処理部２０９は、再生処理部２０８より得られる再生信号及びシステムコントローラ２１２より得られる信号に基づいて、再生信号の特性を診断する機能を有する。表示部２１０は、ＧＵＩ２１４と連動しており、記録再生装置２００の各種情報のモニタリング、ユーザ指定コマンドのエントリー、及び再生映像モニタリング等の機能を有する。
【００５３】
＜診断処理部２０９の具体的構成及び一連の動作＞
図２は、図１における診断処理部２０９の内部構成を示すブロック図である。
【００５４】
図２において、診断処理部２０９は、後述する記録パワー診断処理１０１、再生パワー診断処理１０２、欠陥処理１０３、チルト診断処理１０４、診断履歴管理１０５、特性変化予測１０６、及び表示情報生成１０７を含む処理機能を有する。診断処理部２０９の各処理機能の動作を説明する。
【００５５】
＜記録パワー診断処理１０１の動作＞
図３、図４、及び図５を参照して記録パワー診断処理１０１の動作を説明する。
【００５６】
図３は、図２における記録パワー診断処理１０１の動作処理を示すフローチャートである。
【００５７】
ステップＳ８０１：ユーザ領域への記録可否判定
記録パワー診断にあたり、ディスク２０１上のユーザ領域への記録可否を判定する。ユーザ領域への記録が許可されているときは（ステップＳ８０１でＹＥＳ）、ステップＳ８０２へ進み、目標アドレスにシークしてユーザ領域に試行録再を実施する。一方、ユーザ領域への記録が禁止されているときは（ステップＳ８０１でＮＯ）、ディスク２０１上の所定位置（例えば、最内周もしくは最外周の一部）に設けられているテスト領域にシークして試行録再を実施する。
【００５８】
ステップＳ８０２、Ｓ８０３：目標アドレスにシーク、テスト領域にシーク
診断を実施するディスク位置にシークする。
【００５９】
ステップＳ８０４：初期値設定
記録レーザーパワー、再生レーザーパワー、及びフォーカスオフセットやトラッキングオフセットといったサーボ系パラメータの初期値を設定する。初期値の設定には、予めディスク２０１に記録されたディスク管理情報に含まれている推奨値に所定の比率を与えて算出する方法を用いてもよく、実際に試行録再を行って最適値を求める方法を用いてもよい。
【００６０】
ステップＳ８０５：記録パワーを段階的に切り換えてディスクに記録
図４は、図３のステップＳ８０５における記録パワーの段階的切り換えを示す図であり、（ａ）は記録データ量の特性図、（ｂ）はディスクへの記録方法を示す図である。
【００６１】
図４（ａ）において、横軸は記録時間ｔを表し、縦軸は記録パワーを表している。同図に示すように、最低記録パワーＰＷ１から最高記録パワーＰＷ９まで９段階に記録パワーを切り換えて所定のデータをディスク２０１に記録する。各記録パワーにより記録する期間ｔは、エラーレートを計測するために十分な期間とする。
【００６２】
ディスク２０１へのデータの記録に際しては、実際の使用状況に出来るだけ近い条件を再現する為、図４（ｂ）に示すように、ディスク２０１上の中央トラックＮ、中央トラックＮの内周側に隣接する隣接トラックＮ−１、及び中央トラックＮの外周側に隣接する隣接トラックＮ＋１の順に３トラック分を記録する。こうすることで、中央トラックＮに対して、隣接トラックＮ−１とＮ＋１からのクロスライトの影響を踏まえた試行録再データを得ることができる。
【００６３】
ステップＳ８０６：試行記録データを再生
ステップＳ８０５で記録されたデータにおいて、３トラック分記録したうちの中央トラックＮについてステップＳ８０４で設定された再生パワーで再生する。
【００６４】
ステップＳ８０７：記録パワー診断
記録パワー診断動作による特性の変化を図５（ａ）に示す。図５（ａ）は、図３のステップＳ８０６までに得られた記録パワーの依存特性であり、縦軸はビットエラーレートを表し、横軸は記録レーザーパワーを表している。縦軸のＢ１は、記録レーザーパワーの最適値：Ｚ１におけるエラーレート最良点である。また、縦軸のＡ１は、記録再生のエラー訂正処理によって十分に訂正可能なエラーレート所定値である。このエラーレート所定値Ａ１を得ることができる記録パワーの上限値をＸ１、下限値をＹ１とすると、記録パワーマージン（ＷＲＩＴＥ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ）は、
ＷＲＩＴＥ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ＝（Ｘ１−Ｙ１）×１００／Ｚ１（％）となる。
【００６５】
記録パワー診断処理１０１では、上記動作フローから得られた最適記録パワーＺ１、最良エラーレートＢ１、及び記録パワーマージン（ＷＲＩＴＥ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ）を診断履歴管理１０５へ出力する。
【００６６】
＜再生パワー診断処理１０２の動作＞
上記図５（ｂ）及び図６を用いて再生パワー診断処理１０２の動作を説明する。
【００６７】
図６は、図２における再生パワー診断処理１０２の動作処理を示すフローチャートである。
【００６８】
ステップＳ９０１：目標アドレスにシーク
診断を実施するディスク位置（目標アドレス）にシークする。
【００６９】
ステップＳ９０２：記録再生パラメータの初期値設定
記録レーザーパワー、再生レーザーパワー、及びフォーカスオフセットやトラッキングオフセットといったサーボ系パラメータの初期値を設定する。初期値の設定には、予めディスク管理情報に記録されている推奨値に所定の比率を与えて算出する方法を用いてもよく、実際に試行録再を行う方法を用いてもよい。
【００７０】
ステップＳ９０３：ユーザデータで診断判定（診断対象データの選択）
再生パワー診断にあたり、ディスク上のユーザ領域に既記録済みのユーザデータがあるときは、これを用いて診断する。すなわち、ディスク２０１上のユーザ領域に既記録済みのユーザデータがあるか否かを判定し、既記録済みのユーザデータがあるときは（ステップＳ９０３でＹＥＳ）、ステップＳ９０５ヘ進む一方、既記録済みのユーザデータが無いときは（ステップＳ９０３でＮＯ）、ステップＳ９０４へ進み、所定の記録データを記録試行する。
【００７１】
ステップＳ９０４：最適記録パワーでディスクに記録
ステップＳ９０３において、ユーザ領域に既記録済みのユーザデータが無いときは、ステップＳ９０２で設定された記録パワーで所定の記録データを記録する。この際、上記記録パワー診断で詳述したとおり３トラック記録を行い、中央トラックＮを着目する。
【００７２】
ステップＳ９０５：再生パワーを段階的に切り換えてディスクを再生
ユーザ領域に既記録済みのユーザデータがあるときは、当該ユーザデータについて再生パワーを複数段階切り換えて再生試行する。既記録済みのユーザデータが無いときは、ステップＳ９０４で記録された記録データを用い、当該記録データにおける中央トラックＮについて再生パワーを複数段階切り換えて再生試行する。
【００７３】
ステップＳ９０６：再生パワー診断
再生パワー診断動作による特性の変化を図５（ｂ）に示す。図５（ｂ）は、図６のステップＳ９０５までに得られた再生パワーの依存特性であり、縦軸はビットエラーレートを表し、横軸は再生レーザーパワーを表している。縦軸のＢ２は、再生レーザーパワーの最適値：Ｚ２におけるエラーレート最良点である。また、縦軸のＡ２は、記録再生のエラー訂正処理によって十分に訂正可能なエラーレート所定値である。このエラーレート所定値Ａ２を得ることができる再生パワーの上限値をＸ２、下限値をＹ２とすると、再生パワーマージン（ＲＥＡＤ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ）は、
ＲＥＡＤ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ＝（Ｘ２−Ｙ２）×１００／Ｚ２（％）となる。
【００７４】
再生パワー診断処理１０２では、上記動作フローから得られた最適再生パワーＺ２、最良エラーレートＢ２、及び再生パワーマージン（ＲＥＡＤ　ＰＯＷＥＲ　ＭＡＲＧＩＮ）を診断履歴管理１０５へ出力する。
【００７５】
＜欠陥診断１０３の具体的構成及び動作＞
図７、図８を用いて欠陥診断１０３の動作を説明する。
【００７６】
図７は、図２における欠陥診断１０３の動作処理を示すフローチャートである。
【００７７】
ステップＳ１１０１：目標アドレスにシーク
診断を実施するディスク位置（目標アドレス）にシークする。
【００７８】
ステップＳ１１０２：欠陥検出
図８は、図７のステップＳ１１０２の欠陥検出による動作を示す図であり、（ａ）は機能ブロック図、（ｂ）は動作図である。
【００７９】
図８（ａ）において、欠陥検出部は、ピークホールド４０１と、オフセット設定４０２と、比較手段４０３と、アドレス管理４０４とで構成されている。図８（ｂ）において、縦軸は光量ゼロを基準レベルにしたときの反射光量を表し、横軸は入力信号の時間推移を表している。図８（ａ）及び図８（ｂ）を用いて動作説明を行う。
【００８０】
図８（ａ）及び図８（ｂ）において、入力信号▲１▼は光ピックアップ２０２からの反射光量を表す受光素子出力の和信号であり、ディスク２０１上に何らかの欠陥がある場合、当該個所において反射光量が低下する。入力信号▲１▼に対して、これをピークホールド４０１で最大値ホールドし、所定のオフセット量δを与えて比較レベル▲２▼を設定する。比較手段４０３では、入力信号▲１▼と比較レベル▲２▼とを比較し、入力信号▲１▼が比較レベル▲２▼を下回ったとき、欠陥検知信号▲３▼を出力する。アドレス管理４０４は、欠陥検知信号▲３▼を検出したディスク２０１上のアドレス情報を取得する。また、欠陥総数を取得する。
【００８１】
ステップＳ１１０３：欠陥診断出力
ステップＳ１１０２で得られた欠陥個所のアドレス情報及び欠陥総数を診断履歴管理１０５へ出力した後、本処理を終了する。
【００８２】
以上説明したように、ディスク２０１上の欠陥については、情報記録の有無に関わらず検出可能である。通常は、ディスク２０１に記録されたディスク管理情報に欠陥個所のアドレス情報が含まれているので、これらを参照の上欠陥診断を効率的に行う。
【００８３】
＜チルト診断１０４の具体的構成及び動作＞
図９、図１０を用いてチルト診断１０４の動作を説明する。
【００８４】
図９は、図２におけるチルト診断１０４の動作処理を示すフローチャートである。
【００８５】
ステップＳ１００１：目標アドレスにシーク
診断を実施するディスク位置（目標アドレス）にシークする。
【００８６】
ステップＳ１００３：チルト検出
図１０は、ディスク反射光量を監視するチルト検出部の構成を示す構成図である。
【００８７】
図１０において、チルト検出部は、光ピックアップ５０１と、レーザーダイオード５０２と、受光素子５０３ａ、５０３ｂと、Ｉ／Ｖ変換器５０４ａ、５０４ｂと、差分検出器５０５と、ディスク５０６ａ（ディスク５０６ｂ）とで構成されている。図１０を用いて動作説明を行う。
【００８８】
図１０において、光ピックアップ５０１上のレーザーダイオード５０２よりディスク５０６ａ面上に光が照射され、その反射光が受光素子５０３ａ、５０３ｂに入射される。受光素子５０３ａ、５０３ｂは入射光量を光電流に変換する。Ｉ／Ｖ変換器５０４ａ、５０４ｂは入力された光電流を電圧信号に変換する。差分検出器５０５は、受光素子５０３ａ、５０３ｂの出力差を差分演算する。
【００８９】
ディスク５０６ａに反りが無い場合、すなわち対物レンズの光軸とディスク面とが垂直である場合は、光路経路は５０７ａをたどり、ディスク５０６ａからの反射光は受光素子５０３ａ、５０３ｂに均等に入射される。したがって、差分検出器５０５の出力値はゼロとなる。
【００９０】
一方、ディスク５０６ａに反りがある場合（ディスク５０６ｂ）、すなわち対物レンズの光軸とディスク面とが傾いている場合は、光路経路は、例えば５０７ｂをたどり、ディスク５０６ｂからの反射光は受光素子５０３ａ、５０３ｂに不均等に入射される。したがって、差分検出器５０５によって、ディスクの反りの方向並びに反り量に比例した信号成分を得ることができる。これにより、チルトの方向と量とが得られる。
【００９１】
ステップＳ１００３：チルト診断出力
ステップＳ１００２で得られたチルトの方向と量とを、ディスク２０１上の該当アドレス情報と共に診断履歴管理１０５へ出力した後、本処理を終了する。
【００９２】
＜診断履歴管理１０５の具体的構成＞
図１１は、図２における診断履歴管理１０５の具体的な構成を示す図である。
【００９３】
図１１において、診断履歴管理１０５には、ディスクＩＤ別に、ディスク２０１の診断履歴情報が保存される。診断項目としては、反り（Ｔｉｌｔ）、欠陥（Ｄｅｆｅｃｔ）、エラーレート（Ｅｒｒｏｒ　Ｒａｔｅ）、記録パワーマージン（Ｗｒｉｔｅ　Ｐｏｗｅｒ　Ｍａｒｇｉｎ）、及び再生パワーマージン（Ｒｅａｄ　Ｐｏｗｅｒ　Ｍａｒｇｉｎ）がある。各診断項目における診断結果が、診断日時（Ｄａｔｅ１、Ｄａｔｅ２、・・・、ＤａｔｅＮ）、ディスクアドレスと共に診断履歴情報として保存される。
【００９４】
＜特性変化予測１０６の動作＞
図１２、図１３を用いて特性変化予測１０６の動作を説明する。
【００９５】
図１２は、図２における特性変化予測１０６の動作を示す図であり、（ａ）は記録パワーマージンの診断履歴情報に基づく将来の媒体特性変化予測を示し、（ｂ）は欠陥診断の履歴情報に基づく将来の媒体特性変化予測を示す。
【００９６】
図１２（ａ）において、記録パワーマージンは、時刻ｔ０時にＭ２（％）なる値を備えていたが、経時変化によって時刻ｔ１以降低下し続けている。そこで、ディスク２０１の実使用における必要最低限度の記録パワーマージンをＭ１（％）とし、記録パワーマージンＭ２からＭ１に至るまでの経時変化量を、例えば一次曲線（一次関数）で近似する。そして、記録パワーマージンの最低限度Ｍ１に到達する時刻ｔ２を予測結果として出力する。なお、記録パワーマージンの経時変化量は、少なくとも一次曲線以上で近似曲線化してもよい。
【００９７】
図１２（ｂ）において、ディスク２０１上に欠陥がある場合、当該個所は極端にエラーレートが悪化するので、記録再生の実使用に耐えない。しかしながら、こうした欠陥は、時間経過と共に徐々に変化するものではなく、外部からの衝撃等がなければ将来に渡っても現状値を維持し続けるものである。図１２（ｂ）では、使用当初の時刻ｔ３において、Ｄ１（％）なる値の欠陥があったが、時刻ｔ４に至るまでに何らかの衝撃を受けてＤ２（％）なる値まで増加した。しかし、時刻ｔ５に至ってもなおＤ２（％）を維持している。このように、欠陥に関しては、過去の履歴に基づく現状値をそのままユーザに通知するように対処する。
【００９８】
図１３は、図２における特性変化予測１０６の動作処理を示すフローチャートである。
【００９９】
ステップＳ１５０１：診断履歴情報抽出
診断履歴管理１０５より診断項目別に診断履歴情報を抽出する。
【０１００】
ステップＳ１５０２：基準値判定
ステップＳ１５０１で抽出された診断履歴情報より最新の診断結果がディスク２０１の記録再生の基本特性を維持するのに必要最低限のレベル（所定レベル）をクリアしているか否かを判定する。この結果、必要最低限のレベルをクリアしている、すなわちディスク２０１が記録再生できるレベルにあると判断されたときは（ステップＳ１５０２でＹＥＳ）、ステップＳ１５０３へ進む一方、記録再生できるレベルに無いと判断されたときは（ステップＳ１５０１でＮＯ）、ステップＳ１５０７へ進み、ユーザに警告表示を行って（ステップＳ１５０７）、本処理を終了する。
【０１０１】
ステップＳ１５０３：経時変化量算出
診断履歴情報より経時変化量、ディスク２０１の特性の経時相対変化量を抽出する。
【０１０２】
ステップＳ１５０４：診断項目判別
診断項目に欠陥があったときは（ステップＳ１５０４でＹＥＳ）、ステップＳ１５０６を経由して最新の欠陥情報をそのまま表示情報生成１０７へ出力する一方、診断項目に欠陥がなかったときは（ステップＳ１５０４でＮＯ）、ステップＳ１５０５へ進む。
【０１０３】
ステップＳ１５０５：基準値オーバー予測
ステップＳ１５０１における診断履歴情報、ステップＳ１５０３におけるディスク２０１の経時相対変化量により基準値をオーバーする臨界値を近似的に予測し、現状の使用頻度に基づいて実使用可能限界時期を表示情報生成１０７へ出力する。なお、上記予測に際しては、当該ディスク２０１を過去の履歴と同等の使用頻度で使うことを前提として計算している。
【０１０４】
＜表示情報生成１０７の動作＞
図１４、図１５を用いて表示情報生成１０７の動作を説明する。
【０１０５】
図１４は、図２の表示情報生成１０７によるレーダーチャートを用いた診断履歴情報を示す図であり、（ａ）は絶対レベルの表示例、（ｂ）は診断履歴情報の経時相対変化量を示す表示例である。
【０１０６】
図１４（ａ）及び図１４（ｂ）では、診断項目として最良エラーレート、レーザーパワーマージン、チルト（反り）、及び欠陥（キズ）の４項目を例示している。図中の矢印は、外側に行くほど特性が良好であることを示し、例えば、最良エラーレート、レーザーパワーマージン、チルト、欠陥が小さいほど矢印外側方向にプロットされる。
【０１０７】
図１４（ａ）では、欠陥、チルトは太線で示す基準レベルに対して同等であり、最良エラーレートは基準値より良好、レーザーパワーマージンは基準値以下というように診断結果の可否を基準レベルと比較することができる。
【０１０８】
図１４（ｂ）では、使用開始当初の診断結果が太線で示され、それに対する現在の診断結果をプロットしたものである。この例では、最良エラーレート、チルト、レーザーパワーマージンは、使用開始当初と変わらない特性を有しているが、欠陥が増えていることが確認できる。このように視覚的にわかりやすいチャートを駆使する表示手法はもちろんのこと、得点のように数字で表示することも可能である。
【０１０９】
図１５は、図２の表示情報生成１０７による特性変化予測結果の表示情報生成例を示す図である。この例では、診断項目それぞれに対して、初期状態からの経時相対変化量を表示し、劣化が発生した項目を全て勘案してディスク媒体トータルの使用限度を予測表示するものである。
【０１１０】
＜記録再生装置２００の一連の診断動作＞
診断処理部２０９の具体的な構成ならびに一連の動作を詳述したが、ここで診断処理部２０９の動作を踏まえた記録再生装置２００の一連の診断動作について、図１６に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１１１】
図１６は、図１の記録再生装置２００の診断動作処理を示すフローチャートである。
【０１１２】
ステップＳ７０１、Ｓ７０２：ディスクＩＤ検出
ディスク２０１に予め記録されているディスク管理情報等よりディスク２０１固有のディスクＩＤを検出する（ステップＳ７０１）。ディスクＩＤを検出したときはステップＳ７０３へ進む一方、ディスクＩＤを検出できなかったときは、ステップＳ７１１へ進む。
【０１１３】
ステップＳ７１１：ディスクＩＤ生成
ディスクＩＤが検出できず、ディスクＩＤが無いディスク２０１については、別途ディスクＩＤを生成して当該ディスク２０１に記録し、ステップＳ７０６へ進む。
【０１１４】
ステップＳ７０３〜Ｓ７０５：履歴情報参照
検出されたディスクＩＤに基づいて装置２００内部のメモリ２１３より診断履歴情報を参照し（ステップＳ７０３）、診断履歴情報がないときはステップＳ７０６へ進む一方、診断履歴情報があるときは、診断履歴情報を読み出して（ステップＳ７０５）、ステップＳ７０６へ進む。
【０１１５】
ステップＳ７０６、Ｓ７０７：診断実施
診断履歴情報の各項目別にディスク２０１の診断を実施し（ステップＳ７０６）、診断が実施できないときはステップＳ７０８へ進む一方、診断が実施できるときはディスク診断を実施して（ステップＳ７０７）、ステップＳ７０８へ進む。これにより、通常のユーザ使用動作において計測可能な診断結果を蓄積することはもちろん、別途、ユーザがディスク２０１全体の特性を一括診断するモードを選択することによっても、もれなく当該ディスク２０１の特性の詳細を得ることが可能である。
【０１１６】
ステップＳ７０８〜Ｓ７１０：診断予測、結果表示
実施された診断結果又はこれまでの診断履歴情報よりディスク２０１の特性変化予測が可能であるときは（ステップＳ７０８でＹＥＳ）、診断結果又は診断履歴情報に基づいて特性変化予測を実施して近似出力し、その出力結果を表示する一方、特性変化が予測できないときは（ステップＳ７０８でＮＯ）、これまでの診断履歴情報及び診断結果の少なくとも一方を表示して本処理を終了する。
【０１１７】
上記第１の実施の形態によれば、診断処理部２０９において、ディスク診断を実施してディスク２０１の特性を診断履歴情報としてメモリ２１３に保存し、当該診断履歴情報に基づいてディスク２０１の特性変化予測を行い、その結果を表示してユーザに通知するので、ディスク状記録媒体の品質変化を監視し、記録再生を維持できる一定レベルの品質を維持する有効期限を予測してユーザに通知することができる。
【０１１８】
また、上記第１の実施の形態によれば、ディスク状記録媒体の特性といった信頼性の経時変化を絶えず監視することができる。さらに、ユーザにおいては、ディスク状記録媒体の新規購入時の選択に際して有効な情報を得られるばかりでなく、経時変化したディスク状記録媒体の特性変化状況、使用可否の指針を得ることができる。
【０１１９】
（第２の実施の形態）
図１７は、本発明の第２の実施の形態に係る記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【０１２０】
本第２の実施の形態では、診断処理部２０９において、図１７に示したように、システムコントローラ２１２から媒体（ディスク２０１）周囲の温度情報１８０１を得ることによって、媒体の温度依存性を監視して特性変化予測を行うものである。
【０１２１】
温度検出の具体的方法としては、赤外線センサや温度センサ等を用いて媒体周囲の環境温度（例えば、媒体の表面温度等）を測定するものとする。上記第１の実施の形態では、媒体の経時特性変化を診断するものであったのに対し、本第２の実施の形態では、実使用環境における温度変化に応じて媒体の特性がどのように変化するかを掌握できるようにしたものである。
【０１２２】
本第２の実施の形態に基づく記録再生装置２００の診断動作について、図１８に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１２３】
ステップＳ２００１、Ｓ２００２：ディスクＩＤ検出
ディスク２０１に予め記録されているディスク管理情報等よりディスク固有のディスクＩＤを検出する（ステップＳ２００１）。ディスクＩＤを検出したときはステップ２００３へ進む一方、ディスクＩＤを検出できなかったときは、ステップＳ２０１１へ進む。
【０１２４】
ステップＳ２０１１：ディスクＩＤ生成
ディスクＩＤが検出できず、ディスクＩＤが無いディスク２０１については、別途ディスクＩＤを生成して当該ディスク２０１に記録し、ステップＳ２００６へ進む。
【０１２５】
ステップＳ２００３〜Ｓ２００５：履歴情報参照
検出されたディスクＩＤに基づいて装置２００内部のメモリ２１３より診断履歴情報を参照し（ステップＳ２００３）、診断履歴情報がないときはステップＳ２００６へ進む一方、診断履歴情報があるときは、診断履歴情報を読み出して（ステップＳ２００５）、ステップＳ２００６へ進む。
【０１２６】
ステップＳ２００６〜Ｓ２００７：環境温度変化を監視
装置２００内部の不図示の温度センサによって、ディスク２０１の環境温度を取得する。そして、予め設定した所定温度差以上の変動があるときは（ステップＳ２００６でＹＥＳ）、ディスク２０１のディスク診断（特性診断）を実施する（ステップＳ２００７）。
【０１２７】
ステップＳ２００８、Ｓ２００９：診断実施
診断履歴情報の各項目別にディスク２０１の診断を実施し（ステップＳ２００８）、診断が実施できないときはステップＳ２０１０へ進む一方、診断が実施できるときはディスク診断を実施して（ステップＳ２００９）、ステップＳ２０１０へ進む。これにより、通常のユーザ使用動作において計測可能な診断結果を蓄積することはもちろん、別途、ユーザがディスク２０１全体の特性を一括診断するモードを選択することによっても、もれなく当該ディスク２０１の特性の詳細を得ることが可能である。診断の履歴は、図１９に示すように、媒体の環境温度依存性に基づく診断履歴情報として管理される。
【０１２８】
ステップＳ２０１０〜Ｓ２０１２：診断予測、結果表示
実施された診断結果又はこれまでの診断履歴情報よりディスク２０１の特性変化予測が可能であるときは（ステップＳ２０１０でＹＥＳ）、診断結果又は診断履歴情報に基づいて特性変化予測を実施して近似出力し、その出力結果を表示する一方、特性変化が予測できないときは（ステップＳ２０１０でＮＯ）、これまでの診断履歴情報及び診断結果の少なくとも一方を表示して本処理を終了する。
【０１２９】
上記第２の実施の形態によれば、ディスク診断を実施し、診断履歴情報及び媒体の環境温度変化に基づいて特性変化予測を行うので、ディスク状記録媒体の品質変化を監視し、記録再生を維持できる一定レベルの品質を維持する有効期限を主に環境温度変化に基づいて予測してユーザに通知することができる。
【０１３０】
また、ディスク状記録媒体の用途によっては、モバイル環境下での使用も考えられる。こうしたモバイル機器は、通常、小型化・密閉化されているので機器内部の温度上昇が著しい環境下におかれる。本発明では、過酷な使用環境下におかれる媒体の特性変化の履歴を、温度変化を監視することによって診断実行する機能を有する。これにより、ユーザはディスク状記録媒体の使途に応じて特性変化状況、使用可否の指針を得ることができる。
【０１３１】
（第３の実施の形態）
図２０は、本発明の第３の実施の形態に係る記録再生装置の診断動作処理を示すフローチャートである。
【０１３２】
本第３の実施の形態では、これまで詳述したような一連の診断履歴情報、特性変化予測結果を媒体（ディスク２０１）の一部に記録保存して診断履歴情報を管理・運用するものである。
【０１３３】
上記第１、第２の実施の形態では、異なる機器（記録再生装置２００）間で媒体を使用する場合、過去の診断履歴情報が反映されず、また、診断履歴情報が特定使用機種に限った特性に留まるものであった。すなわち、機器と媒体との相性まで診断することができないものであった。本第３の実施の形態では、機器間の個体差と媒体間の個体差との相性を踏まえて媒体の経時特性変化を掌握し、異なる機器間においても診断履歴情報を照会し、共有できるようにしたものである。
【０１３４】
本第３の実施の形態に基づく記録再生装置２００の診断動作について、図２０に示すフローチャートを用いて説明する。
【０１３５】
ステップＳ２１０１：媒体から診断履歴情報読み出し
ディスク２０１に予め記録されているディスク管理情報等を参照し、当該ディスク２０１に診断履歴情報が記録されているときは、当該診断履歴情報を読み出す。
【０１３６】
ステップＳ２１０２：媒体と機器固体番号照会
ディスク２０１固有のディスクＩＤをディスクＩＤ検出部２１１によりディスク２０１から読み取り、使用機器固体番号と共に、診断履歴情報を参照する。読み出した診断履歴情報が、当該使用機器固体番号と異なるときは、以降の診断動作、診断結果を前情報と独立して保存する。診断履歴情報が使用機器固体番号と一致しているときは、上記第１の実施の形態と同様の動作手順を行う。
【０１３７】
ステップＳ２１０３：目標アドレスにシーク
診断を実施するディスク位置（目標アドレス）にシークする。
【０１３８】
ステップＳ２１０４：記録再生パラメータの初期値設定
記録レーザーパワー、再生レーザーパワー、及びフォーカスオフセットやトラッキングオフセットといったサーボ系パラメータの初期値を設定する。初期値の設定には、予めディスク管理情報に記録されている推奨値に所定の比率を与えて算出する方法を用いてもよく、実際に試行録再を行う方法を用いてもよい。
【０１３９】
ステップＳ２１０５：診断実施、結果表示
各項目別に診断を実施する。通常のユーザ使用動作において計測可能な診断結果を蓄積することはもちろん、別途、ユーザがディスク全体の特性を一括診断するモードを選択することによって、もれなく、当該ディスクの特性の詳細を得ることが可能である。
【０１４０】
診断結果の表示リクエストがあった場合、各診断項目における機器間の違いによる特性差も表示する。また、これまでの診断履歴情報から、ディスクの特性変化予測が可能であれば、近似出力する。特性変化が予測できない場合は、これまでの履歴情報を表示する。
【０１４１】
ステップＳ２１０６：診断履歴を更新し、媒体に保存
最後に、得られた診断履歴情報を機器固有番号と共に更新し、媒体に保存する。
【０１４２】
上記第３の実施の形態によれば、ディスク２０１固有のディスクＩＤを読み出し、使用機器番号及び診断履歴情報を参照し、読み出したディスクＩＤと診断履歴情報における使用機器番号とが異なるときは、診断した診断履歴情報をディスク２０１に記録するので、ディスク２０１を他の記録再生装置で使用しても当該ディスク２０１の特性診断を行うことができる。
【０１４３】
また、上記第３の実施の形態によれば、機器と媒体との組み合わせの不具合といった相性問題に対しても、機器固有ＩＤとディスクＩＤとを独立管理して診断実行することができる。これにより、ユーザは機器と媒体との組み合わせ状況によるディスク状記録媒体の特性変化状況、使用可否の指針を得ることができる。
【０１４４】
本発明は、上記第１〜上記第３の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム（図３、図６、図７、図９、図１３、図１６、図１８、及び図２０の処理に基づくプログラム）を記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ（又はＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムを読みだして実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【０１４５】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が上記第１〜上記第３の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体及び当該プログラムは本発明を構成することとなる。
【０１４６】
上記プログラムを供給するための記憶媒体としては、ＲＯＭ、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ＋ＲＷ、磁気テープ、及び不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【０１４７】
また、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給されてもよい。
【０１４８】
コンピュータが読みだしたプログラムを実行することにより、上記第１〜上記第３の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳ等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記第１〜上記第３の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
【０１４９】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに記憶された後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記第１〜上記第３の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
【０１５０】
図２１は、本発明の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータに読み出し可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【０１５１】
図２１において、コンピュータ機能２２００は、ＣＰＵ２２０１と、ＲＯＭ２２０２と、ＲＡＭ２２０３と、キーボード（ＫＢ）２２０９のキーボードコントローラ（ＫＢＣ）２２０５と、表示部としてのＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）２２１０のＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）２２０６と、ハードディスク（ＨＤ）２２１１及びフレキシブルディスク（ＦＤ）２２１２のディスクコントローラ（ＤＫＣ）２２０７と、ネットワーク２２２０との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ（ＮＩＣ）２２０８とが、システムバス２２０４を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【０１５２】
ＣＰＵ２２０１は、ＲＯＭ２２０２或いはＨＤ２２１１に記憶されたソフトウェア、或いはＦＤ２２１２より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス２２０４に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、ＣＰＵ２２０１は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ＲＯＭ２２０２、或いはＨＤ２２１１、或いはＦＤ２２１２から読み出して実行することで、上記第１〜上記第３の実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【０１５３】
ＲＡＭ２２０３は、ＣＰＵ２２０１の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。ＫＢＣ２２０５は、ＫＢ２２０９や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。ＣＲＴＣ２２０６は、ＣＲＴ２２１０の表示を制御する。ＤＫＣ２２０７は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第１〜第３の実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するＨＤ２２１１及びＦＤ２２１２とのアクセスを制御する。ＮＩＣ２２０８は、ネットワーク２２２０上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【０１５４】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、情報の記録及び情報の再生の少なくとも１つを行うときに記録媒体の特性を診断して診断履歴情報とし、当該診断履歴情報に基づいて記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測し、診断履歴情報及び予測された時期を含む所定の情報を表示するので、記録媒体のメーカー間や製造ロット間等による個体差に影響されることなく、品質変化を監視して一定レベルの品質維持が可能な有効期限を予測してユーザに通知することができる。
【０１５５】
また、本発明によれば、情報の記録及び情報の再生の少なくとも１つを行うときに、記録媒体の温度変化に応じて記録媒体の特性を診断して診断履歴情報とし、当該診断履歴情報に基づいて記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測し、診断履歴情報及び予測された時期を含む所定の情報を表示するので、記録媒体のメーカー間や製造ロット間等による個体差及び温度変化に影響されることなく、品質変化を監視して一定レベルの品質維持が可能な有効期限を予測してユーザに通知することができる。
【０１５６】
また、本発明によれば、記録媒体の固有識別番号と情報記録再生装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて記録媒体の特性を診断し、当該記録媒体の特性を診断履歴情報として記録媒体に記録し、診断履歴情報に基づいて記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測し、診断履歴情報及び予測された時期を含む所定の情報を表示するので、情報記録再生装置と記録媒体との組み合わせによる不具合に対しても、記録媒体の診断が実行でき、品質変化を監視して一定レベルの品質維持が可能な有効期限を予測してユーザに通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図２】図１における診断処理部２０９の内部構成を示すブロック図である。
【図３】図２における記録パワー診断処理１０１の動作処理を示すフローチャートである。
【図４】図３のステップＳ８０５における記録パワーの段階的切り換えを示す図であり、（ａ）は記録データ量の特性図、（ｂ）はディスクへの記録方法を示す図である。
【図５】記録パワー診断による特性変化及び再生パワー診断による特性変化を示す図であり、（ａ）は図３のステップＳ８０６までに得られた記録パワーの依存特性、（ｂ）は図６のステップＳ９０５までに得られた再生パワーの依存特性である。
【図６】図２における再生パワー診断処理１０２の動作処理を示すフローチャートである。
【図７】図２における欠陥診断１０３の動作処理を示すフローチャートである。
【図８】図７のステップＳ１１０２の欠陥検出による動作を示す図であり、（ａ）は機能ブロック図、（ｂ）は動作図である。
【図９】図２におけるチルト診断１０４の動作処理を示すフローチャートである。
【図１０】ディスク反射光量を監視するチルト検出部の構成を示す構成図である。
【図１１】図２における診断履歴管理１０５の具体的な構成を示す図である。
【図１２】図２における特性変化予測１０６の動作を示す図であり、（ａ）は記録パワーマージンの診断履歴情報に基づく将来の媒体特性変化予測を示し、（ｂ）は欠陥診断の履歴情報に基づく将来の媒体特性変化予測を示す。
【図１３】図２における特性変化予測１０６の動作処理を示すフローチャートである。
【図１４】図２の表示情報生成１０７によるレーダーチャートを用いた診断履歴情報を示す図であり、（ａ）は絶対レベルの表示例、（ｂ）は診断履歴情報の経時相対変化量を示す表示例である。
【図１５】図２の表示情報生成１０７による特性変化予測結果の表示情報生成例を示す図である。
【図１６】図１の記録再生装置２００の診断動作処理を示すフローチャートである。
【図１７】本発明の第２の実施の形態に係る記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。
【図１８】図１７の記録再生装置２００の診断動作処理を示すフローチャートである。
【図１９】本発明の第２の実施の形態における診断履歴情報を示す図である。
【図２０】本発明の第３の実施の形態に係る記録再生装置２００の診断動作処理を示すフローチャートである。
【図２１】本発明の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータに読み出し可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図２２】ディスク状記録媒体の特性変化を模式的に示す図である。
【符号の説明】
１０１　記録パワー診断
１０２　再生パワー診断
１０３　欠陥診断
１０４　チルト診断
１０５　履歴情報管理
１０６　特性変化予測
１０７　表示情報生成
２０１　ディスク状記録媒体
２０２　光ピックアップ
２０３　スピンドルモータ
２０４　トラバースモータ
２０５　サーボＤＳＰ
２０６　磁気ヘッド
２０７　記録処理部
２０８　再生処理部
２０９　診断処理部
２１０　表示部
２１１　ディスクＩＤ検出部
２１２　システムコントローラ
２１３　メモリ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an information recording / reproducing apparatus, method, and program, and more particularly, to an information recording / reproducing apparatus, method, and program capable of rewriting and reading information using a disk-shaped recording medium.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the density and capacity of disc-shaped recording media capable of rewriting and reading information have been rapidly developing. Such a disk-shaped recording medium is excellent in compatibility with a computer, and is expected to further develop as a basic medium that plays a central role in a multimedia society. The disc-shaped recording medium handles a wide variety of signals, and can store a large amount of multi-pixel, high-quality still images and high-definition moving images as well as multi-channel audio signals. Then, there has been proposed an information recording / reproducing apparatus for a disk-shaped recording medium which has greatly improved functions such as portability, easy handling, small space, and search responsiveness.
[0003]
2. Description of the Related Art Conventionally, a recording / reproducing apparatus for a disk-shaped recording medium performs trial recording (test recording) or trial reproduction (test reproduction) prior to recording on the medium or reproducing the medium in order to increase the reliability of recording / reproduction. There is an algorithm that optimally sets various parameters so that various conditions of recording and reproduction are optimized, and then performs actual recording or reproduction.
[0004]
Here, at the time of trial recording or trial reproduction, the various parameters described above are optimized for the purpose of minimizing the number of errors that occur during decoding by recording / reproduction. If a problem occurs in the disk-shaped recording medium and the quality of recording / reproduction cannot be maintained at a certain level or more, the disk-shaped recording medium is ejected from the apparatus, and at the same time, "recording disabled" or " An abnormal occurrence message such as "unable to reproduce" is notified to the user.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional information recording / reproducing apparatus, when any trouble occurs in at least one of the apparatus and the disc-shaped recording medium, an abnormality occurrence message is suddenly notified, and reading / writing of information to / from the disc-shaped recording medium is performed. You may fall into a ban. In other words, there is not only a problem that the user side unexpectedly misses a valuable information recording opportunity, but also a risk that the previously recorded valuable information may face a failure such as an inability to reproduce without notice. . It is a fact that the user is forced to take countermeasures for such a failure only when a failure occurs in the apparatus or the disk-shaped recording medium.
[0006]
In addition, the quality of such disk-shaped recording media tends to greatly differ due to differences in characteristics between manufacturers and individual characteristics among manufacturing lots due to continuous quality improvement as the market scale expands.
[0007]
On the other hand, on the user side, the quality required of the disc-shaped recording medium is diversified according to the usage. For example, there may be a case where a device having high durability when recording / reproducing is repeatedly performed is desired, and a case where a device suitable for use in a situation where the environmental temperature changes drastically is desired. However, when a user purchases a new disk-shaped recording medium, a measure for satisfying the above-mentioned needs cannot be obtained.
[0008]
Further, if recording / reproducing is repeatedly performed on a disk-shaped recording medium that is actually being used, or the disk-shaped recording medium is left in an unfavorable condition, the user may change the characteristics of the disk-shaped recording medium. There is no way to detect that concern.
[0009]
FIG. 22 is a diagram schematically showing a characteristic change of the disk-shaped recording medium.
[0010]
In FIG. 22, the vertical axis represents the recording / reproducing error rate, and the horizontal axis represents the reproducing laser power (mW). The error rate on the vertical axis is obtained by dividing the number of errors occurring during decoding in the reproduced data by the total number of data, and the smaller the numerical value is, the lower the frequency of error occurrence is, indicating the high performance and high reliability of the recording / reproducing function. is there. Here, a in the figure shows an example of characteristics at the beginning of use of a certain disk-shaped recording medium. For the error rate on the vertical axis, a predetermined value which is a decoding limit by the reproduction error correction processing is set, and a range of the reproduction laser power which can secure an error rate satisfying the predetermined value or less is referred to as a reproduction power margin. The reproduction power margin at a in the figure indicates that it is in the range of Pr2 to Pr1 (mW). Here, the point where the error rate becomes the lowest point is the optimum reproduction laser power.
[0011]
It is assumed that the disk-shaped recording medium having the characteristic "a" has been changed over time as shown in FIG. In this case, although the error rate when the reproducing laser power is Pr0 (mW) is not different from the characteristic example a at the beginning of use, the reproducing power margin is narrowed. That is, in actual use, if a reproduction laser power of Pr0 is applied, the error rate is equal to that of the initial state a. However, since the reproduction power margin is narrow, if a sudden change in the environmental temperature cannot be corrected, an error occurs at the time of decoding.
[0012]
On the other hand, when the characteristics of the medium change over time from a to c, both the error rate and the reproduction power margin deteriorate, suggesting that if the change over time continues, the medium cannot be used continuously. are doing.
[0013]
Therefore, the present invention has been made to solve the above-mentioned problem, and monitors a quality change without being affected by individual differences between manufacturers of recording media or between production lots, and maintains a certain level of quality. It is an object of the present invention to provide an information recording / reproducing apparatus and method, and a program, which are capable of predicting an expiration date that can be performed and notifying a user of the expiration date.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
An information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the information recording / reproducing apparatus includes at least one of recording / reproducing means for recording information on a recording medium and reproducing the information recorded on the recording medium. In the reproducing apparatus, the recording / reproducing means includes: a diagnosing means for diagnosing a characteristic of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information; and a characteristic of the recording medium obtained by the diagnosing means. A memory means for storing the diagnosis history information, a prediction means for predicting when the characteristic of the recording medium reaches a predetermined level based on the diagnosis history information, and a predetermined means including the diagnosis history information and the predicted time. Display means for displaying information.
[0015]
The information recording / reproducing apparatus according to claim 2 is the information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the diagnosis unit diagnoses characteristics of the recording medium according to a temperature change of the recording medium. .
[0016]
According to a third aspect of the present invention, in the information recording / reproducing apparatus according to the first or second aspect, the recording / reproducing means performs a recording / reproducing operation using a disk-shaped recording medium.
[0017]
An information recording / reproducing apparatus according to a fourth aspect is the information recording / reproducing apparatus according to any one of the first to third aspects, wherein the diagnosis unit performs recording of predetermined data by switching a recording power in a plurality of stages, A recording power margin satisfying a predetermined recording condition is calculated by reproducing the recorded data, and the recording power margin is stored as the diagnosis history information.
[0018]
An information recording / reproducing apparatus according to a fifth aspect of the present invention is the information recording / reproducing apparatus according to any one of the first to fourth aspects, wherein the diagnostic means switches a reproducing power in a plurality of stages to reproduce predetermined data. A reproduction power margin satisfying a predetermined reproduction condition is calculated by reproducing the recorded data, and the reproduction power margin is stored as the diagnosis history information.
[0019]
The information recording / reproducing apparatus according to claim 6 is the information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the diagnostic unit sets an initial value of a predetermined parameter relating to the recording or the reproduction. And calculating the best error rate, and storing the error rate as the diagnosis history information.
[0020]
An information recording / reproducing apparatus according to claim 7 is the information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein the diagnosing unit is configured to detect a defective portion that is a location where recording / reproduction on the recording medium is not possible. It is characterized by comprising a defect detecting means for detecting, and storing the detected defect portion as the diagnosis history information.
[0021]
An information recording / reproducing apparatus according to claim 8 is the information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 1 to 7, wherein the diagnosing means includes a tilt detecting means for detecting a warpage amount of the recording medium, The detected tilt amount is stored as the diagnosis history information.
[0022]
The information recording / reproducing apparatus according to claim 9 is the information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 4 to 8, wherein the predicting unit performs the recording based on diagnosis history information obtained by the diagnosing unit. It is characterized by comprising a calculating means for converting the amount of change in power margin with time into an approximate curve by at least a linear curve, and calculating a time when the characteristic of the recording medium reaches the predetermined level.
[0023]
The information recording / reproducing apparatus according to claim 10, wherein the display unit is configured to perform the recording based on diagnosis history information obtained by the diagnosing unit. It is characterized by displaying a relative change amount of the characteristic of the medium over time.
[0024]
The information recording / reproducing apparatus according to claim 11, wherein the display unit is configured to perform the recording based on diagnosis history information obtained by the diagnosing unit. The characteristic of the medium is displayed by comparing it with a predetermined reference level.
[0025]
13. The information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the diagnostic unit is configured to determine a characteristic of the recording medium obtained during a normal operation by using diagnostic history information. And a diagnostic operation is started by an instruction from an operation switch, a touch panel, voice recognition, a pointing device, or a combination thereof.
[0026]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the information recording / reproducing apparatus according to any one of the first to twelfth aspects, a unique identification number detecting means for detecting a unique identification number of the recording medium; It is characterized by comprising generating means for generating a new unique identification number for a recording medium having no identification number, and recording means for recording the generated unique identification number on the recording medium.
[0027]
An information recording / reproducing apparatus according to claim 14, wherein the information recording / reproducing apparatus includes at least one of recording / reproducing means for recording information on a recording medium and reproducing the information recorded on the recording medium. In the reproducing apparatus, the recording / reproducing means is obtained by a diagnosing means for diagnosing a characteristic of the recording medium based on a combination of a unique identification number of the recording medium and a unique identification number of the information recording / reproducing apparatus; Recording means for recording the obtained characteristics of the recording medium as diagnostic history information on the recording medium; predicting means for predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnostic history information; And display means for displaying predetermined information including the predicted time.
[0028]
In order to achieve the above object, an information recording / reproducing method according to claim 15, comprising: a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium. In the reproducing method, a diagnosis step of diagnosing the characteristics of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information, and using the characteristics of the recording medium obtained in the diagnosing step as diagnosis history information. A memory step of storing, a prediction step of predicting when the characteristic of the recording medium reaches a predetermined level based on the diagnosis history information, and a display step of displaying information including the diagnosis history information and the predicted time. It is characterized by having.
[0029]
An information recording / reproducing method according to a sixteenth aspect of the present invention is the information recording / reproducing method according to the fifteenth aspect, wherein the diagnosing step performs a diagnosis of characteristics of the recording medium in accordance with a temperature change of the recording medium. .
[0030]
An information recording / reproducing method according to claim 17 is the information recording / reproducing method according to claim 15 or 16, wherein the recording / reproducing step performs a recording / reproducing operation using a disk-shaped recording medium.
[0031]
An information recording / reproducing method according to claim 18 is the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 17, wherein the diagnosing step records predetermined data by switching a recording power in a plurality of steps, A recording power margin satisfying a predetermined recording condition is calculated by reproducing the recorded data, and the recording power margin is stored as the diagnosis history information.
[0032]
The information recording / reproducing method according to claim 19 is the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 18, wherein the diagnosis step reproduces predetermined data by switching reproduction power in a plurality of steps, A reproduction power margin satisfying a predetermined reproduction condition is calculated by reproducing the recorded data, and the reproduction power margin is stored as the diagnosis history information.
[0033]
20. The information recording / reproducing method according to claim 20, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 19, the diagnosis step sets an initial value of a predetermined parameter relating to the recording or the reproduction. And calculating the best error rate, and storing the error rate as the diagnosis history information.
[0034]
21. The information recording / reproducing method according to claim 21, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 20, the diagnosing step includes detecting a defective portion which is a portion where recording / reproducing of the recording medium is impossible. A defect detecting step for detecting is provided, and the detected defect location is stored as the diagnosis history information.
[0035]
An information recording / reproducing method according to claim 22, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 21, the diagnosing step includes a tilt detecting step of detecting a warpage amount of the recording medium, The detected tilt amount is stored as the diagnosis history information.
[0036]
The information recording / reproducing method according to claim 23, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 18 to 22, the prediction step is performed based on diagnosis history information obtained in the diagnosis step. The method is characterized in that the method further comprises a calculating step of approximating at least a linear curve of an amount of change in power margin with time and calculating a timing at which the characteristics of the recording medium reach the predetermined level.
[0037]
The information recording / reproducing method according to claim 24, wherein, in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 23, the displaying step includes performing the recording based on diagnosis history information obtained in the diagnosis step. It is characterized by displaying a relative change amount of the characteristic of the medium over time.
[0038]
The information recording / reproducing method according to claim 25, wherein, in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 24, the displaying step includes the step of recording the recording based on diagnosis history information obtained in the diagnosis step. The characteristic of the medium is displayed by comparing it with a predetermined reference level.
[0039]
The information recording / reproducing method according to claim 26, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 25, the diagnosing step includes determining a characteristic of the recording medium obtained during normal operation by using diagnostic history information. And a diagnostic operation is started by an instruction from an operation switch, a touch panel, voice recognition, a pointing device, or a combination thereof.
[0040]
An information recording / reproducing method according to claim 27, wherein in the information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 26, a unique identification number detecting step of detecting a unique identification number of the recording medium; It is characterized by comprising a generation step of generating a new unique identification number for a recording medium having no identification number, and a recording step of recording the generated unique identification number on the recording medium.
[0041]
29. An information recording / reproducing method according to claim 28, further comprising: a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium. In the reproducing method, the recording / reproducing step includes a diagnostic step of diagnosing characteristics of the recording medium based on a combination of a unique identification number of the recording medium and a unique identification number of the information recording / reproducing device; A recording step of recording the obtained characteristics of the recording medium as diagnostic history information on the recording medium; a prediction step of predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnostic history information; And a display step of displaying predetermined information including the predicted time.
[0042]
In order to achieve the above object, a program according to claim 29, further comprising an information recording / reproducing method including a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium. In a program to be executed by an information recording / reproducing apparatus, the program is obtained in a diagnosis step of diagnosing a characteristic of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information, and the diagnosis step. Storing the characteristics of the recorded recording medium as diagnostic history information, predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnostic history information, and storing the diagnostic history information and the predicted And a display step of displaying predetermined information including a time.
[0043]
In order to achieve the above object, a program according to claim 30 is an information recording / reproducing method including a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium. In a program to be executed by an information recording / reproducing apparatus, the program includes a diagnosing step of diagnosing characteristics of the recording medium based on a combination of a unique identification number of the recording medium and a unique identification number of an apparatus performing the recording / reproducing step. Recording a characteristic of the recording medium obtained in the diagnosing step on the recording medium as diagnostic history information, and predicting when the characteristic of the recording medium reaches a predetermined level based on the diagnostic history information. A prediction step; and a display step of displaying predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. And wherein the Rukoto.
[0044]
[Embodiment of the present invention]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0045]
(First Embodiment)
FIG. 1 is a block diagram showing the overall configuration of the information recording / reproducing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
[0046]
<Overall configuration and a series of operations of the recording / reproducing device 200>
The information recording / reproducing apparatus according to the first embodiment of the present invention comprises the recording / reproducing apparatus 200 shown in FIG. The recording / reproducing apparatus 200 includes a disk-shaped recording medium 201 (hereinafter, simply referred to as a “disk”), an optical pickup 202, a spindle motor (SM) 203, a traverse motor (TM) 204, and a servo DSP (Digital Signal Processor). ) 205, magnetic head 206, recording processing unit 207, reproduction processing unit 208, diagnostic processing unit 209, display unit 210, disk ID detection unit 211, system controller 212, memory 213, GUI ( Graphic User Interface) 214.
[0047]
In the above-described recording / reproducing apparatus 200, first, the memory 213 is a memory space used by time sharing for each functional block via a data bus (not shown), and has a nonvolatile RAM (Random Access Memory) function. It comprises a group of memories. The memory 213 is controlled and managed by the system controller 212.
[0048]
The system controller 212 controls the entire recording and reproducing apparatus 200 by receiving a user-specified command via the GUI 214 and executing a predetermined program. The GUI 214 is an interface between the user and the recording / reproducing device 200, and has a function of instructing the system controller 212 to issue a user designation command based on a key operation or the like from the user.
[0049]
The optical pickup 202 includes an optical coupling group (not shown), a laser diode, an actuator, a light receiving element, and the like, and irradiates the disk 201 with laser light and detects information. This information detection is performed by detecting a difference in the amount of reflected light from the disk 201 and obtaining a reproduced electric signal.
[0050]
The servo DSP 205 is a processor that controls the entire drive of the disk 201, and controls the traverse motor 204 (TM) so that the optical pickup 202 and the magnetic head 206 are located at predetermined addresses on the disk 201. Do. Further, by controlling an actuator in the optical pickup 202, focus control and racking control are performed. In addition, drive control is performed by the spindle motor 203 (SM) so that the disk 201 rotates at a predetermined rotation speed.
[0051]
The reproduction processing unit 208 performs a matrix operation on the reproduction signal obtained from the optical pickup 202, amplifies the signal to a predetermined signal amplitude, digitizes the signal, extracts a clock component by a reproduction PLL (Phase Locked Loop), equalizes a waveform, and decodes the signal. Is performed. The disk ID detection unit 211 reads a unique management number (hereinafter, referred to as “disk ID”) of the disk 201 and transmits it to the system controller 212 as disk ID information. The recording processing unit 207 performs a series of recording processes such as blocking, synchronization signal addition, parity addition, and modulation so that data to be recorded on the disk 201 conforms to the recording format. Perform modulation recording.
[0052]
The diagnosis processing unit 209 has a function of diagnosing the characteristics of the reproduction signal based on the reproduction signal obtained from the reproduction processing unit 208 and the signal obtained from the system controller 212. The display unit 210 is linked with the GUI 214, and has functions such as monitoring of various information of the recording / reproducing device 200, entry of a user-specified command, and monitoring of reproduced video.
[0053]
<Specific configuration of diagnostic processing unit 209 and a series of operations>
FIG. 2 is a block diagram showing an internal configuration of the diagnosis processing unit 209 in FIG.
[0054]
In FIG. 2, a diagnosis processing unit 209 includes a recording power diagnosis processing 101, a reproduction power diagnosis processing 102, a defect processing 103, a tilt diagnosis processing 104, a diagnosis history management 105, a characteristic change prediction 106, and a display information generation 107, which will be described later. It has a processing function. The operation of each processing function of the diagnostic processing unit 209 will be described.
[0055]
<Operation of Recording Power Diagnosis Processing 101>
The operation of the recording power diagnostic processing 101 will be described with reference to FIGS. 3, 4, and 5.
[0056]
FIG. 3 is a flowchart showing an operation process of the recording power diagnosis process 101 in FIG.
[0057]
Step S801: Whether recording to the user area is possible
In performing the recording power diagnosis, it is determined whether or not recording to the user area on the disk 201 is possible. If recording in the user area is permitted (YES in step S801), the process advances to step S802 to seek to the target address and perform trial recording / reproduction in the user area. On the other hand, when the recording in the user area is prohibited (NO in step S801), the seek is performed to the test area provided at a predetermined position (for example, the innermost circumference or a part of the outermost circumference) on the disk 201. Perform trial record replay.
[0058]
Steps S802 and S803: seek to target address, seek to test area
Seek to the disk location where the diagnosis is to be performed.
[0059]
Step S804: Initial value setting
Initial values of servo parameters such as recording laser power, reproducing laser power, and focus offset and tracking offset are set. For the setting of the initial value, a method of calculating by giving a predetermined ratio to the recommended value included in the disk management information recorded in advance on the disk 201 may be used. May be used.
[0060]
Step S805: Recording power is switched stepwise to record on the disc
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing stepwise switching of the recording power in step S805 in FIG. 3, wherein FIG. 4A is a characteristic diagram of the amount of recording data, and FIG. 4B is a diagram showing a method of recording on a disk.
[0061]
In FIG. 4A, the horizontal axis represents the recording time t, and the vertical axis represents the recording power. As shown in the figure, the recording power is switched in nine steps from the lowest recording power PW1 to the highest recording power PW9, and predetermined data is recorded on the disk 201. The period t for recording with each recording power is a period sufficient for measuring the error rate.
[0062]
When data is recorded on the disk 201, the center track N on the disk 201 and the inner peripheral side of the center track N on the disk 201 are reproduced as shown in FIG. Three tracks are recorded in the order of the adjacent track N-1 and the adjacent track N + 1 adjacent to the outer periphery of the center track N. In this manner, trial recording / reproduction data can be obtained for the center track N in consideration of the influence of the cross write from the adjacent tracks N-1 and N + 1.
[0063]
Step S806: Reproduce trial record data
In the data recorded in step S805, the center track N of the three tracks recorded is reproduced with the reproduction power set in step S804.
[0064]
Step S807: Recording power diagnosis
FIG. 5A shows a change in characteristics due to the recording power diagnosis operation. FIG. 5A shows the dependence of the recording power obtained up to step S806 in FIG. 3, where the vertical axis represents the bit error rate and the horizontal axis represents the recording laser power. B1 on the vertical axis is the best point of the error rate at the optimum value of the recording laser power: Z1. A1 on the vertical axis is a predetermined error rate value that can be sufficiently corrected by the error correction processing for recording and reproduction. Assuming that the upper limit of the recording power capable of obtaining the predetermined error rate value A1 is X1 and the lower limit is Y1, the recording power margin (WRITE POWER MARGIN) is:
WRITE POWER MARGIN = (X1−Y1) × 100 / Z1 (%).
[0065]
In the recording power diagnosis processing 101, the optimum recording power Z1, the best error rate B1, and the recording power margin (WRITE POWER MARGIN) obtained from the above operation flow are output to the diagnosis history management 105.
[0066]
<Operation of playback power diagnostic processing 102>
The operation of the reproduction power diagnosis processing 102 will be described with reference to FIGS.
[0067]
FIG. 6 is a flowchart showing an operation process of the reproduction power diagnosis process 102 in FIG.
[0068]
Step S901: seek to target address
Seek to the disk position (target address) where diagnosis is performed.
[0069]
Step S902: Initial value setting of recording / reproduction parameters
Initial values of servo parameters such as recording laser power, reproducing laser power, and focus offset and tracking offset are set. For the setting of the initial value, a method of calculating by giving a predetermined ratio to the recommended value recorded in advance in the disk management information may be used, or a method of actually performing trial recording and reproduction may be used.
[0070]
Step S903: Diagnosis judgment based on user data (selection of diagnosis target data)
In the reproduction power diagnosis, when there is already recorded user data in the user area on the disc, the diagnosis is performed using this. That is, it is determined whether or not there is already recorded user data in the user area on the disk 201. If there is already recorded user data (YES in step S903), the process proceeds to step S905, while If no user data exists (NO in step S903), the process advances to step S904 to try to record predetermined recording data.
[0071]
Step S904: Recording on the disk with the optimum recording power
In step S903, when there is no recorded user data in the user area, predetermined recording data is recorded with the recording power set in step S902. At this time, three-track recording is performed as described in detail in the recording power diagnosis, and attention is paid to the center track N.
[0072]
Step S905: Reproduce the disc by switching the reproducing power stepwise
If there is already recorded user data in the user area, the reproduction power of the user data is switched at a plurality of levels to try reproduction. If there is no user data that has been recorded, the recording data recorded in step S904 is used, and the reproduction power of the center track N in the recording data is switched at a plurality of levels to try reproduction.
[0073]
Step S906: Playback power diagnosis
FIG. 5B shows a change in characteristics due to the reproduction power diagnosis operation. FIG. 5B shows the dependence of the reproduction power obtained up to step S905 in FIG. 6, where the vertical axis represents the bit error rate and the horizontal axis represents the reproduction laser power. B2 on the vertical axis is the best point of the error rate at the optimum value of the reproduction laser power: Z2. A2 on the vertical axis is a predetermined error rate value that can be sufficiently corrected by the error correction processing for recording and reproduction. Assuming that the upper limit of the reproduction power capable of obtaining the predetermined error rate A2 is X2 and the lower limit is Y2, the reproduction power margin (READ POWER MARGIN) is as follows.
READ POWER MARGIN = (X2-Y2) × 100 / Z2 (%)
[0074]
In the reproduction power diagnosis processing 102, the optimum reproduction power Z2, the best error rate B2, and the reproduction power margin (READ POWER MARGIN) obtained from the above operation flow are output to the diagnosis history management 105.
[0075]
<Specific configuration and operation of defect diagnosis 103>
The operation of the defect diagnosis 103 will be described with reference to FIGS.
[0076]
FIG. 7 is a flowchart showing an operation process of the defect diagnosis 103 in FIG.
[0077]
Step S1101: Seek to target address
Seek to the disk position (target address) where diagnosis is performed.
[0078]
Step S1102: Defect detection
FIGS. 8A and 8B are diagrams showing the operation based on the defect detection in step S1102 of FIG. 7, wherein FIG. 8A is a functional block diagram, and FIG. 8B is an operation diagram.
[0079]
8A, the defect detection unit includes a peak hold 401, an offset setting 402, a comparing unit 403, and an address management 404. In FIG. 8B, the vertical axis represents the reflected light amount when zero light amount is set to the reference level, and the horizontal axis represents the time transition of the input signal. The operation will be described with reference to FIGS. 8A and 8B.
[0080]
8A and 8B, the input signal {circle around (1)} is the sum signal of the outputs of the light receiving elements indicating the amount of reflected light from the optical pickup 202. If there is any defect on the disk 201, the input signal {circle around (1)} is The amount of reflected light decreases. The input signal {circle around (1)} is held at the maximum value by the peak hold 401, and a predetermined offset amount δ is given to set the comparison level {circle around (2)}. The comparison means 403 compares the input signal (1) with the comparison level (2), and outputs a defect detection signal (3) when the input signal (1) falls below the comparison level (2). The address management 404 obtains address information on the disk 201 that has detected the defect detection signal (3). Further, the total number of defects is obtained.
[0081]
Step S1103: Defect diagnosis output
After outputting the address information of the defect location and the total number of defects obtained in step S1102 to the diagnosis history management 105, the present process is terminated.
[0082]
As described above, a defect on the disk 201 can be detected regardless of whether information is recorded. Normally, the disk management information recorded on the disk 201 includes the address information of the defective part, so that the defect diagnosis is efficiently performed by referring to the information.
[0083]
<Specific configuration and operation of tilt diagnosis 104>
The operation of the tilt diagnosis 104 will be described with reference to FIGS.
[0084]
FIG. 9 is a flowchart showing an operation process of the tilt diagnosis 104 in FIG.
[0085]
Step S1001: seek to target address
Seek to the disk position (target address) where diagnosis is performed.
[0086]
Step S1003: tilt detection
FIG. 10 is a configuration diagram illustrating a configuration of a tilt detection unit that monitors the amount of reflected light from a disk.
[0087]
In FIG. 10, the tilt detection unit includes an optical pickup 501, a laser diode 502, light receiving elements 503a and 503b, I / V converters 504a and 504b, a difference detector 505, and a disk 506a (disk 506b). It is configured. The operation will be described with reference to FIG.
[0088]
In FIG. 10, light is emitted from a laser diode 502 on an optical pickup 501 onto the surface of a disk 506a, and the reflected light is incident on light receiving elements 503a and 503b. The light receiving elements 503a and 503b convert the amount of incident light into a photocurrent. The I / V converters 504a and 504b convert the input photocurrent into a voltage signal. The difference detector 505 calculates the difference between the output difference between the light receiving elements 503a and 503b.
[0089]
When the disk 506a is not warped, that is, when the optical axis of the objective lens is perpendicular to the disk surface, the optical path follows the path 507a, and the reflected light from the disk 506a is equally incident on the light receiving elements 503a and 503b. . Therefore, the output value of the difference detector 505 becomes zero.
[0090]
On the other hand, when the disk 506a is warped (disk 506b), that is, when the optical axis of the objective lens and the disk surface are inclined, the optical path follows, for example, 507b, and the light reflected from the disk 506b receives the light receiving element 503a. , 503b. Therefore, the difference detector 505 can obtain a signal component proportional to the direction and amount of warpage of the disk. Thereby, the direction and amount of tilt are obtained.
[0091]
Step S1003: Tilt diagnosis output
After outputting the tilt direction and amount obtained in step S1002 together with the corresponding address information on the disk 201 to the diagnosis history management 105, the present process is terminated.
[0092]
<Specific configuration of diagnosis history management 105>
FIG. 11 is a diagram showing a specific configuration of the diagnosis history management 105 in FIG.
[0093]
11, the diagnosis history management 105 stores diagnosis history information of the disk 201 for each disk ID. The diagnostic items include a warp (Tilt), a defect (Defect), an error rate (Error Rate), a recording power margin (Write Power Margin), and a reproduction power margin (Read Power Margin). A diagnosis result of each diagnosis item is stored as diagnosis history information together with a diagnosis date and time (Date1, Date2,..., DateN) and a disk address.
[0094]
<Operation of Characteristic Change Prediction 106>
The operation of the characteristic change prediction 106 will be described with reference to FIGS.
[0095]
FIGS. 12A and 12B are diagrams showing the operation of the characteristic change prediction 106 in FIG. 2, wherein FIG. 12A shows the future medium characteristic change prediction based on the diagnosis history information of the recording power margin, and FIG. 12B shows the defect diagnosis history information. 3 shows a prediction of a future change in the medium characteristics based on the above.
[0096]
In FIG. 12A, the recording power margin has a value of M2 (%) at time t0, but continues to decrease after time t1 due to a change with time. Therefore, the minimum required recording power margin in actual use of the disk 201 is defined as M1 (%), and the amount of change with time from the recording power margin M2 to M1 is approximated by, for example, a linear curve (linear function). Then, a time t2 when the recording power margin reaches the minimum limit M1 is output as a prediction result. The amount of change over time in the recording power margin may be approximated by at least a linear curve or more.
[0097]
In FIG. 12B, when there is a defect on the disk 201, the error rate is extremely deteriorated at the location, so that it cannot withstand the actual use of recording and reproduction. However, such defects do not change gradually with the passage of time, but maintain their current values over the future unless there is an external impact or the like. In FIG. 12B, at time t3 at the beginning of use, there was a defect with a value of D1 (%), but by a certain shock before time t4, it increased to a value of D2 (%). However, D2 (%) is still maintained even at time t5. As described above, with respect to the defect, a measure is taken to notify the user of the current value based on the past history as it is.
[0098]
FIG. 13 is a flowchart showing an operation process of the characteristic change prediction 106 in FIG.
[0099]
Step S1501: Extraction of diagnosis history information
The diagnosis history information is extracted from the diagnosis history management 105 for each diagnosis item.
[0100]
Step S1502: Reference value judgment
Based on the diagnosis history information extracted in step S1501, it is determined whether the latest diagnosis result has cleared the minimum level (predetermined level) necessary to maintain the basic characteristics of recording and reproduction on the disk 201. As a result, if it is determined that the required minimum level has been cleared, that is, it is determined that the disk 201 is at a level at which recording and reproduction can be performed (YES at step S1502), the process proceeds to step S1503, while if it is not at a level at which recording and reproduction is possible If it is determined (NO in step S1501), the process proceeds to step S1507, a warning is displayed to the user (step S1507), and the process ends.
[0101]
Step S1503: Time-dependent change amount calculation
A temporal change amount and a temporal relative change amount of the characteristics of the disk 201 are extracted from the diagnosis history information.
[0102]
Step S1504: diagnosis item discrimination
If there is a defect in the diagnosis item (YES in step S1504), the latest defect information is output to display information generation 107 as it is via step S1506, while if there is no defect in the diagnosis item (step S1504). NO), and proceed to step S1505.
[0103]
Step S1505: Reference value over prediction
Based on the diagnosis history information in step S1501 and the relative change amount of the disk 201 with time in step S1503, the critical value exceeding the reference value is approximately predicted, and the actual usable limit time is displayed on the display information generation 107 based on the current usage frequency. Output. In the above estimation, the calculation is performed on the assumption that the disk 201 is used at the same usage frequency as the past history.
[0104]
<Operation of display information generation 107>
The operation of the display information generation 107 will be described with reference to FIGS.
[0105]
FIGS. 14A and 14B are diagrams showing diagnosis history information using a radar chart by the display information generation 107 in FIG. 2, wherein FIG. 14A shows a display example of an absolute level, and FIG. 14B shows a relative temporal change amount of the diagnosis history information. It is a display example.
[0106]
FIGS. 14A and 14B illustrate four diagnostic items, namely, the best error rate, the laser power margin, the tilt (warp), and the defect (scratch). The arrows in the figure indicate that the characteristics are better as going outward, for example, the smaller the best error rate, the laser power margin, the tilt, and the defect, the more the arrow is plotted outward.
[0107]
In FIG. 14A, the defect and the tilt are equivalent to the reference level shown by the thick line, the best error rate is better than the reference value, and the laser power margin is less than the reference value. Can be compared.
[0108]
In FIG. 14B, the diagnosis result at the beginning of use is indicated by a bold line, and the current diagnosis result is plotted. In this example, although the best error rate, tilt, and laser power margin have the same characteristics as those at the beginning of use, it can be confirmed that defects are increasing. Not only the display method that makes full use of the visually easy-to-understand chart as described above, but also it is possible to display numerically like a score.
[0109]
FIG. 15 is a diagram illustrating a display information generation example of the characteristic change prediction result by the display information generation 107 in FIG. In this example, the relative change with time from the initial state is displayed for each diagnostic item, and the usage limit of the total disk medium is predicted and displayed in consideration of all the items in which the deterioration has occurred.
[0110]
<A series of diagnostic operations of the recording/reproducing device 200>
The specific configuration and a series of operations of the diagnostic processing unit 209 have been described in detail. Here, a series of diagnostic operations of the recording / reproducing apparatus 200 based on the operation of the diagnostic processing unit 209 will be described with reference to a flowchart illustrated in FIG. I do.
[0111]
FIG. 16 is a flowchart showing a diagnostic operation process of the recording / reproducing apparatus 200 of FIG.
[0112]
Steps S701 and S702: Disk ID detection
A disc ID unique to the disc 201 is detected from disc management information or the like recorded in the disc 201 in advance (step S701). When the disk ID is detected, the process proceeds to step S703. When the disk ID is not detected, the process proceeds to step S711.
[0113]
Step S711: Disk ID generation
For the disk 201 having no disk ID detected and having no disk ID, a disk ID is separately generated and recorded on the disk 201, and the process proceeds to step S706.
[0114]
Steps S703 to S705: Refer to history information
The diagnostic history information is referred from the memory 213 in the device 200 based on the detected disk ID (step S703). If there is no diagnostic history information, the process proceeds to step S706. Is read (step S705), and the process proceeds to step S706.
[0115]
Step S706, S707: Diagnosis execution
The diagnosis of the disk 201 is performed for each item of the diagnosis history information (step S706). When the diagnosis cannot be performed, the process proceeds to step S708. When the diagnosis can be performed, the disk diagnosis is performed (step S707), and the step S708 is performed. Proceed to. As a result, not only can the diagnostic results measurable in the normal user use operation be accumulated, but also if the user selects a mode for collectively diagnosing the characteristics of the entire disk 201, the details of the characteristics of the relevant disk 201 can be completely obtained. It is possible to obtain
[0116]
Steps S708 to S710: Diagnosis prediction and result display
If the characteristic change of the disk 201 can be predicted from the executed diagnosis result or the diagnosis history information so far (YES in step S708), the characteristic change is predicted based on the diagnosis result or the diagnosis history information, and the approximate output is performed. Then, while the output result is displayed, if the characteristic change cannot be predicted (NO in step S708), at least one of the diagnosis history information and the diagnosis result up to now is displayed, and the process ends.
[0117]
According to the first embodiment, the diagnosis processing unit 209 performs disk diagnosis, stores the characteristics of the disk 201 in the memory 213 as diagnosis history information, and changes the characteristics of the disk 201 based on the diagnosis history information. Since the prediction is performed, the result is displayed and the user is notified, the quality change of the disk-shaped recording medium is monitored, and the user is notified by predicting the expiration date for maintaining a certain level of quality capable of maintaining the recording and reproduction. Can be.
[0118]
Further, according to the first embodiment, it is possible to constantly monitor a temporal change in reliability such as characteristics of a disk-shaped recording medium. Further, the user can not only obtain effective information when selecting a new disk-shaped recording medium at the time of new purchase, but also can obtain a guideline of a characteristic change state of the disk-shaped recording medium that has changed with time and availability.
[0119]
(Second embodiment)
FIG. 17 is a block diagram showing the overall configuration of the recording / reproducing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
[0120]
In the second embodiment, the temperature dependency of the medium is monitored in the diagnostic processing unit 209 by obtaining the temperature information 1801 around the medium (disk 201) from the system controller 212 as shown in FIG. In this way, the characteristic change is predicted.
[0121]
As a specific method of temperature detection, an ambient temperature around the medium (for example, the surface temperature of the medium) is measured using an infrared sensor, a temperature sensor, or the like. In the above-described first embodiment, the aging characteristic change of the medium is diagnosed. In the second embodiment, however, how the characteristics of the medium change according to the temperature change in the actual use environment. It allows you to grasp whether it will change.
[0122]
A diagnostic operation of the recording / reproducing apparatus 200 according to the second embodiment will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0123]
Step S2001, S2002: Disk ID detection
A disc ID unique to the disc is detected from disc management information or the like recorded in the disc 201 in advance (step S2001). When the disk ID is detected, the process proceeds to step 2003. When the disk ID is not detected, the process proceeds to step S2011.
[0124]
Step S2011: Disk ID generation
For the disk 201 having no disk ID and no disk ID, a disk ID is separately generated and recorded on the disk 201, and the process proceeds to step S2006.
[0125]
Steps S2003 to S2005: Refer to history information
The diagnostic history information is referred to from the memory 213 in the apparatus 200 based on the detected disk ID (step S2003). If there is no diagnostic history information, the process proceeds to step S2006. Is read (step S2005), and the process proceeds to step S2006.
[0126]
Steps S2006 to S2007: Monitor environmental temperature changes
The environmental temperature of the disk 201 is acquired by a temperature sensor (not shown) inside the device 200. If there is a change equal to or larger than the predetermined temperature difference (YES in step S2006), a disk diagnosis (characteristic diagnosis) of the disk 201 is performed (step S2007).
[0127]
Step S2008, S2009: Diagnosis execution
The diagnosis of the disk 201 is performed for each item of the diagnosis history information (step S2008). When the diagnosis cannot be performed, the process proceeds to step S2010. When the diagnosis can be performed, the disk diagnosis is performed (step S2009), and the step S2010 is performed. Proceed to. As a result, not only can the diagnostic results measurable in the normal user use operation be accumulated, but also if the user selects a mode for collectively diagnosing the characteristics of the entire disk 201, the details of the characteristics of the relevant disk 201 can be completely obtained. It is possible to obtain The diagnosis history is managed as diagnosis history information based on the environmental temperature dependency of the medium, as shown in FIG.
[0128]
Steps S2010 to S2012: Diagnosis prediction and result display
If the characteristic change of the disk 201 can be predicted from the executed diagnosis result or the diagnosis history information so far (YES in step S2010), the characteristic change prediction is performed based on the diagnosis result or the diagnosis history information, and the approximate output is performed. Then, while the output result is displayed, if the characteristic change cannot be predicted (NO in step S2010), at least one of the diagnosis history information and the diagnosis result up to now is displayed, and the process ends.
[0129]
According to the second embodiment, the disk diagnosis is performed, and the characteristic change is predicted based on the diagnosis history information and the environmental temperature change of the medium. Therefore, the quality change of the disk-shaped recording medium is monitored, and the recording / reproducing is performed. An expiration date for maintaining a certain level of quality that can be maintained can be predicted based on environmental temperature changes and notified to the user.
[0130]
Further, depending on the use of the disc-shaped recording medium, use in a mobile environment is also conceivable. Such mobile devices are usually miniaturized and hermetically sealed, so that they are placed in an environment where the temperature inside the device rises remarkably. The present invention has a function of diagnosing and executing the history of the characteristic change of the medium in a severe use environment by monitoring the temperature change. As a result, the user can obtain a characteristic change status and a guideline of whether the disk-shaped recording medium can be used according to the usage of the disk-shaped recording medium.
[0131]
(Third embodiment)
FIG. 20 is a flowchart showing a diagnostic operation process of the recording / reproducing apparatus according to the third embodiment of the present invention.
[0132]
In the third embodiment, a series of diagnosis history information and characteristic change prediction results as described in detail above are recorded and saved in a part of the medium (disk 201) to manage and operate the diagnosis history information. is there.
[0133]
In the first and second embodiments, when a medium is used between different devices (recording / reproducing apparatuses 200), the past diagnosis history information is not reflected, and the diagnosis history information is limited to a specific use model. It was a characteristic. That is, it has not been possible to diagnose the compatibility between the device and the medium. In the third embodiment, it is possible to grasp the change of the characteristics over time of the medium based on the compatibility between the individual difference between the devices and the individual difference between the media, and refer to and share the diagnosis history information between different devices. It was made.
[0134]
A diagnostic operation of the recording / reproducing apparatus 200 according to the third embodiment will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0135]
Step S2101: Reading diagnosis history information from the medium
If the diagnostic history information is recorded on the disk 201 by referring to the disk management information or the like recorded in advance on the disk 201, the diagnostic history information is read.
[0136]
Step S2102: Inquire medium and device individual number
The disc ID unique to the disc 201 is read from the disc 201 by the disc ID detection unit 211, and the diagnosis history information is referred to together with the individual device number to be used. When the read diagnosis history information is different from the used device individual number, the subsequent diagnosis operation and diagnosis result are stored independently of the previous information. When the diagnosis history information matches the used device individual number, the same operation procedure as in the first embodiment is performed.
[0137]
Step S2103: seek to target address
Seek to the disk position (target address) where diagnosis is performed.
[0138]
Step S2104: Initial value setting of recording / reproducing parameters
Initial values of servo parameters such as recording laser power, reproducing laser power, and focus offset and tracking offset are set. For the setting of the initial value, a method of calculating by giving a predetermined ratio to the recommended value recorded in advance in the disk management information may be used, or a method of actually performing trial recording and reproduction may be used.
[0139]
Step S2105: Diagnosis execution, result display
Diagnose each item separately. In addition to accumulating the measurable diagnostic results in normal user operation, the user can select the mode to collectively diagnose the characteristics of the entire disk, and obtain the details of the characteristics of the disk without exception. It is.
[0140]
When there is a display request for a diagnosis result, a characteristic difference due to a difference between devices in each diagnosis item is also displayed. If the characteristic change of the disk can be predicted from the diagnosis history information so far, the approximate output is made. If the characteristic change cannot be predicted, the history information so far is displayed.
[0141]
Step S2106: Update the diagnosis history and save it on the medium
Finally, the obtained diagnostic history information is updated together with the device unique number and stored in a medium.
[0142]
According to the third embodiment, the disk ID unique to the disk 201 is read, the used device number and the diagnosis history information are referred to, and when the read disk ID is different from the used device number in the diagnosis history information, the diagnosis is performed. Since the diagnostic history information thus recorded is recorded on the disk 201, the characteristic diagnosis of the disk 201 can be performed even if the disk 201 is used in another recording / reproducing apparatus.
[0143]
Further, according to the third embodiment, it is possible to diagnose and execute the device unique ID and the disk ID independently by managing the device unique ID and the disk ID even with respect to the compatibility problem such as the malfunction of the combination of the device and the medium. As a result, the user can obtain a guideline for the characteristic change state of the disc-shaped recording medium and the useability of the disc-shaped recording medium depending on the combination state of the device and the medium.
[0144]
The present invention provides a software program for realizing the functions of the first to third embodiments (processing of FIG. 3, FIG. 6, FIG. 7, FIG. 9, FIG. 13, FIG. 16, FIG. 18, and FIG. The present invention can also be implemented by supplying a storage medium storing a program based on the above to a system or an apparatus, and reading and executing the program stored in the storage medium by a computer (or CPU or MPU) of the system or the apparatus. Needless to say, the purpose is achieved.
[0145]
In this case, the program itself read from the storage medium realizes the functions of the first to third embodiments, and the storage medium storing the program and the program constitute the present invention. Become.
[0146]
ROM, flexible disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-RW, DVD + RW as storage media for supplying the program , A magnetic tape, a nonvolatile memory card, or the like.
[0147]
The program may be supplied directly from a storage medium storing the program, or by downloading from another computer or database (not shown) connected to the Internet, a commercial network, a local area network, or the like. .
[0148]
By executing the program read by the computer, not only the functions of the first to third embodiments are realized, but also an OS or the like running on the computer based on the instructions of the program. It goes without saying that a part or all of the actual processing is performed, and the functions of the first to third embodiments are realized by the processing.
[0149]
Further, after the program code read from the storage medium is stored in a memory provided in an extended function board inserted into the computer or an extended function unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. It goes without saying that a CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the processing realizes the functions of the first to third embodiments. Absent.
[0150]
FIG. 21 is a block diagram showing the configuration of a computer that reads a program for realizing the functions of the present invention from a storage medium readable by the computer and executes the program.
[0151]
In FIG. 21, a computer function 2200 includes a CPU 2201, a ROM 2202, a RAM 2203, a keyboard controller (KBC) 2205 of a keyboard (KB) 2209, a CRT controller (CRTC) 2206 of a CRT display (CRT) 2210 as a display unit, and The disk controller (DKC) 2207 of the hard disk (HD) 2211 and the flexible disk (FD) 2212 and the network interface controller (NIC) 2208 for connection to the network 2220 can communicate with each other via the system bus 2204. It has a connected configuration.
[0152]
The CPU 2201 comprehensively controls each component connected to the system bus 2204 by executing software stored in the ROM 2202 or the HD 2211 or software supplied from the FD 2212. That is, the CPU 2201 reads out a processing program according to a predetermined processing sequence from the ROM 2202, the HD 2211 or the FD 2212 and executes the processing program, thereby realizing the operations in the first to third embodiments. Perform control.
[0153]
The RAM 2203 functions as a main memory or a work area of the CPU 2201. The KBC 2205 controls an instruction input from the KB 2209 or a pointing device (not shown). The CRTC 2206 controls display on the CRT 2210. The DKC 2207 controls access to the HD 2211 and the FD 2212 which store a boot program, various applications, an edit file, a user file, a network management program, and a predetermined processing program in the first to third embodiments. The NIC 2208 exchanges data with a device or a system on the network 2220 bidirectionally.
[0154]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, when at least one of information recording and information reproduction is performed, a characteristic of a recording medium is diagnosed to be diagnostic history information, and recording is performed based on the diagnostic history information. Predict when the characteristics of the medium reach a predetermined level, and display predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time, so that it is not affected by individual differences between manufacturers of recording media or between manufacturing lots. In addition, it is possible to monitor the quality change, predict the expiration date at which the quality can be maintained at a certain level, and notify the user.
[0155]
According to the present invention, when at least one of recording of information and reproduction of information is performed, characteristics of the recording medium are diagnosed in accordance with a change in temperature of the recording medium to be diagnostic history information. It predicts when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the information and displays predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. Irrespective of the quality, it is possible to monitor the quality change, predict the expiration date at which a certain level of quality can be maintained, and notify the user.
[0156]
Further, according to the present invention, the characteristics of the recording medium are diagnosed based on a combination of the unique identification number of the recording medium and the unique identification number of the information recording / reproducing device, and the characteristics of the recording medium are recorded on the recording medium as diagnosis history information. Recording, predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information, and displaying the predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. Diagnosis of the recording medium can be executed even for a failure caused by the combination, and a change in quality can be monitored to predict a validity period at which a certain level of quality can be maintained and notify the user.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of an information recording / reproducing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an internal configuration of a diagnostic processing unit 209 in FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing an operation process of a recording power diagnosis process 101 in FIG. 2;
4A and 4B are diagrams illustrating stepwise switching of recording power in step S805 in FIG. 3, wherein FIG. 4A is a characteristic diagram of a recording data amount, and FIG. 4B is a diagram illustrating a recording method on a disc.
5A and 5B are diagrams showing a characteristic change by a recording power diagnosis and a characteristic change by a reproduction power diagnosis, wherein FIG. 5A shows a recording power dependence characteristic obtained up to step S806 in FIG. 3, and FIG. This is the reproduction power dependence characteristic obtained up to step S905.
FIG. 6 is a flowchart showing an operation process of a reproduction power diagnosis process 102 in FIG. 2;
FIG. 7 is a flowchart showing an operation process of a defect diagnosis 103 in FIG. 2;
8A and 8B are diagrams showing an operation based on defect detection in step S1102 in FIG. 7, where FIG. 8A is a functional block diagram and FIG. 8B is an operation diagram.
9 is a flowchart showing an operation process of the tilt diagnosis 104 in FIG.
FIG. 10 is a configuration diagram illustrating a configuration of a tilt detection unit that monitors the amount of reflected light from a disc.
11 is a diagram showing a specific configuration of a diagnosis history management 105 in FIG.
12A and 12B are diagrams showing the operation of the characteristic change prediction 106 in FIG. 2, wherein FIG. 12A shows a future medium characteristic change prediction based on the diagnosis history information of the recording power margin, and FIG. 12B shows defect diagnosis history information. 2 shows a prediction of a future change in a medium characteristic based on the above.
13 is a flowchart showing an operation process of a characteristic change prediction 106 in FIG.
14A and 14B are diagrams showing diagnosis history information using a radar chart by the display information generation 107 in FIG. 2, wherein FIG. 14A shows a display example of an absolute level, and FIG. 14B shows a relative temporal change amount of the diagnosis history information. It is a display example.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of display information generation of a characteristic change prediction result by the display information generation 107 in FIG. 2;
FIG. 16 is a flowchart showing a diagnostic operation process of the recording / reproducing apparatus 200 of FIG. 1;
FIG. 17 is a block diagram illustrating an overall configuration of a recording / reproducing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
18 is a flowchart showing a diagnostic operation process of the recording / reproducing device 200 in FIG.
FIG. 19 is a diagram showing diagnosis history information according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a flowchart showing a diagnostic operation process of the recording / reproducing device 200 according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a block diagram illustrating a configuration of a computer which reads a program for causing a computer to realize the functions of the present invention from a storage medium readable by the computer and executes the program.
FIG. 22 is a diagram schematically showing a change in characteristics of a disk-shaped recording medium.
[Explanation of symbols]
101 Recording power diagnosis
102 Playback power diagnosis
103 Defect diagnosis
104 Tilt diagnosis
105 History information management
106 Characteristic change prediction
107 Display information generation
201 Disk-shaped recording medium
202 Optical Pickup
203 spindle motor
204 traverse motor
205 Servo DSP
206 magnetic head
207 Record processing unit
208 Playback processing unit
209 Diagnosis processing unit
210 Display
211 Disk ID detection unit
212 System Controller
213 memory

Claims (30)

記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生手段を備える情報記録再生装置において、
前記記録再生手段は、前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断手段と、
前記診断手段により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存するメモリ手段と、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測手段と、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報記録再生装置。An information recording / reproducing apparatus comprising recording / reproducing means for performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
A diagnosing unit that diagnoses a characteristic of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information,
Memory means for storing the characteristics of the recording medium obtained by the diagnosis means as diagnosis history information,
Prediction means for predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information,
Display means for displaying predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. 前記診断手段は、前記記録媒体の特性の診断を前記記録媒体の温度変化に応じて行うことを特徴とする請求項１記載の情報記録再生装置。2. The information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the diagnosis unit diagnoses characteristics of the recording medium in accordance with a change in temperature of the recording medium. 前記記録再生手段は、ディスク状記録媒体を用いた記録再生動作を行うことを特徴とする請求項１又は２記載の情報記録再生装置。3. The information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the recording / reproducing means performs a recording / reproducing operation using a disk-shaped recording medium. 前記診断手段は、記録パワーを複数段階切り換えて所定のデータの記録を行い、当該記録されたデータの再生により所定の記録条件を満足する記録パワーマージンを算出し、当該記録パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。The diagnostic means performs predetermined data recording by switching the recording power in a plurality of steps, calculates a recording power margin satisfying a predetermined recording condition by reproducing the recorded data, and determines the recording power margin as the diagnostic history. 4. The information recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the information is stored as information. 前記診断手段は、再生パワーを複数段階切り換えて所定のデータの再生を行い、当該記録されたデータの再生により所定の再生条件を満足する再生パワーマージンを算出し、当該再生パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。The diagnosis means performs predetermined data reproduction by switching the reproduction power in a plurality of stages, calculates a reproduction power margin satisfying predetermined reproduction conditions by reproducing the recorded data, and sets the reproduction power margin to the diagnostic history. The information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the information is stored as information. 前記診断手段は、前記記録又は前記再生に関する所定のパラメータの初期値を設定して最良のエラーレートを算出し、当該エラーレートを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。6. The apparatus according to claim 1, wherein the diagnostic unit sets an initial value of a predetermined parameter related to the recording or the reproduction, calculates a best error rate, and stores the error rate as the diagnosis history information. The information recording / reproducing device according to any one of the above items. 前記診断手段は、前記記録媒体の記録再生が不能な個所である欠陥個所を検出する欠陥検出手段を備え、検出された欠陥個所を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。4. The apparatus according to claim 1, wherein the diagnosis unit includes a defect detection unit configured to detect a defect location that is a location where recording / reproduction on the recording medium is not possible, and stores the detected defect location as the diagnosis history information. 7. The information recording / reproducing apparatus according to any one of 6. 前記診断手段は、前記記録媒体の反り量を検出するチルト検出手段を備え、検出されたチルト量を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。8. The diagnostic device according to claim 1, wherein the diagnostic unit includes a tilt detecting unit that detects an amount of warpage of the recording medium, and stores the detected amount of tilt as the diagnosis history information. 9. Information recording and reproducing device. 前記予測手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録パワーマージンの経時変化量を少なくとも一次曲線で近似曲線化し、前記記録媒体の特性が前記所定レベルに達する時期を算出する算出手段を備えることを特徴とする請求項４乃至８のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。The predicting means approximates the temporal change of the recording power margin with at least a linear curve based on the diagnostic history information obtained by the diagnostic means, and calculates a time when the characteristics of the recording medium reach the predetermined level. The information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 4 to 8, further comprising a calculating unit. 前記表示手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性の経時相対変化量を表示することを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。The information according to any one of claims 1 to 9, wherein the display unit displays a relative change in the characteristics of the recording medium over time based on the diagnosis history information obtained by the diagnosis unit. Recording and playback device. 前記表示手段は、前記診断手段により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性を所定基準レベルと比較して表示することを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。11. The display device according to claim 1, wherein the display unit displays the characteristics of the recording medium by comparing the characteristics of the recording medium with a predetermined reference level based on the diagnosis history information obtained by the diagnosis unit. 12. Information recording and reproducing device. 前記診断手段は、通常の運用時に得られる前記記録媒体の特性を診断履歴情報として保存すると共に、操作スイッチ、タッチパネル、音声認識、及びポインティングデバイスによる指示又はそれらの組み合わせにより診断動作を開始することを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。The diagnostic means stores the characteristics of the recording medium obtained during normal operation as diagnostic history information, and starts a diagnostic operation by an operation switch, a touch panel, voice recognition, and an instruction from a pointing device or a combination thereof. The information recording / reproducing apparatus according to any one of claims 1 to 11, wherein 前記記録媒体が有する固有識別番号を検出する固有識別番号検出手段と、当該固有識別番号を有していない記録媒体に対して新たな固有識別番号を生成する生成手段と、前記生成された固有識別番号を前記記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする請求項１乃至１２のいずれか１項に記載の情報記録再生装置。A unique identification number detecting means for detecting a unique identification number of the recording medium; a generating means for generating a new unique identification number for a recording medium not having the unique identification number; 13. The information recording / reproducing apparatus according to claim 1, further comprising: recording means for recording a number on the recording medium. 記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生手段を備える情報記録再生装置において、
前記記録再生手段は、前記記録媒体の固有識別番号と前記情報記録再生装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断手段と、
前記診断手段により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録手段と、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測手段と、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報記録再生装置。An information recording / reproducing apparatus comprising recording / reproducing means for performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
Diagnostic means for diagnosing characteristics of the recording medium based on a combination of a unique identification number of the recording medium and a unique identification number of the information recording / reproducing device,
Recording means for recording the characteristics of the recording medium obtained by the diagnostic means as diagnostic history information on the recording medium,
Prediction means for predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information,
Display means for displaying predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. 記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生工程を備える情報記録再生方法において、
前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断工程と、
前記診断工程にて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存するメモリ工程と、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測工程と、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む情報を表示する表示工程とを備えることを特徴とする情報記録再生方法。An information recording / reproducing method comprising a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
Diagnosing a characteristic of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information,
A memory step of storing the characteristics of the recording medium obtained in the diagnosis step as diagnosis history information,
A prediction step of predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information;
A display step of displaying information including the diagnosis history information and the predicted time. 前記診断工程は、前記記録媒体の特性の診断を前記記録媒体の温度変化に応じて行うことを特徴とする請求項１５記載の情報記録再生方法。16. The information recording / reproducing method according to claim 15, wherein in the diagnosing step, a characteristic of the recording medium is diagnosed in accordance with a temperature change of the recording medium. 前記記録再生工程は、ディスク状記録媒体を用いた記録再生動作を行うことを特徴とする請求項１５又は１６記載の情報記録再生方法。17. The information recording / reproducing method according to claim 15, wherein the recording / reproducing step performs a recording / reproducing operation using a disk-shaped recording medium. 前記診断工程は、記録パワーを複数段階切り換えて所定のデータの記録を行い、当該記録されたデータの再生により所定の記録条件を満足する記録パワーマージンを算出し、当該記録パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１５乃至１７のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。The diagnosing step performs predetermined data recording by switching the recording power in a plurality of stages, calculates a recording power margin satisfying a predetermined recording condition by reproducing the recorded data, and determines the recording power margin as the diagnostic history. 18. The information recording / reproducing method according to claim 15, wherein the information is stored as information. 前記診断工程は、再生パワーを複数段階切り換えて所定のデータの再生を行い、当該記録されたデータの再生により所定の再生条件を満足する再生パワーマージンを算出し、当該再生パワーマージンを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１５乃至１８のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。The diagnosing step performs predetermined data reproduction by switching the reproduction power in a plurality of stages, calculates a reproduction power margin satisfying predetermined reproduction conditions by reproducing the recorded data, and sets the reproduction power margin to the diagnostic history. 19. The information recording / reproducing method according to claim 15, wherein the information is stored as information. 前記診断工程は、前記記録又は前記再生に関する所定のパラメータの初期値を設定して最良のエラーレートを算出し、当該エラーレートを前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１５乃至１９のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。20. The diagnosis step, wherein an initial value of a predetermined parameter relating to the recording or the reproduction is set, a best error rate is calculated, and the error rate is stored as the diagnosis history information. The information recording / reproducing method according to any one of the above items. 前記診断工程は、前記記録媒体の記録再生が不能な個所である欠陥個所を検出する欠陥検出工程を備え、検出された欠陥個所を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１５乃至２０のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。16. The diagnosis method according to claim 15, wherein the diagnosis step includes a defect detection step of detecting a defect point where recording and reproduction of the recording medium is impossible, and stores the detected defect point as the diagnosis history information. 21. The information recording / reproducing method according to any one of 20. 前記診断工程は、前記記録媒体の反り量を検出するチルト検出工程を備え、検出されたチルト量を前記診断履歴情報として保存することを特徴とする請求項１５乃至２１のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。22. The diagnosis method according to claim 15, wherein the diagnosis step includes a tilt detection step of detecting a warp amount of the recording medium, and stores the detected tilt amount as the diagnosis history information. Information recording and reproduction method. 前記予測工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録パワーマージンの経時変化量を少なくとも一次曲線で近似曲線化し、前記記録媒体の特性が前記所定レベルに達する時期を算出する算出工程を備えることを特徴とする請求項１８乃至２２のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。The predicting step approximates the amount of change over time of the recording power margin with at least a linear curve based on the diagnosis history information obtained in the diagnosis step, and calculates a time when the characteristics of the recording medium reach the predetermined level. 23. The information recording / reproducing method according to claim 18, further comprising a calculating step. 前記表示工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性の経時相対変化量を表示することを特徴とする請求項１５乃至２３のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。The information according to any one of claims 15 to 23, wherein the display step displays a relative temporal change amount of a characteristic of the recording medium based on diagnosis history information obtained in the diagnosis step. Recording and playback method. 前記表示工程は、前記診断工程により得られた診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性を所定基準レベルと比較して表示することを特徴とする請求項１５乃至２４のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。25. The display method according to claim 15, wherein the display step displays the characteristic of the recording medium by comparing the characteristic with a predetermined reference level based on the diagnosis history information obtained in the diagnosis step. Information recording and reproduction method. 前記診断工程は、通常の運用時に得られる前記記録媒体の特性を診断履歴情報として保存すると共に、操作スイッチ、タッチパネル、音声認識、及びポインティングデバイスによる指示又はそれらの組み合わせにより診断動作を開始することを特徴とする請求項１５乃至２５のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。The diagnostic step saves the characteristics of the recording medium obtained during normal operation as diagnostic history information, and starts a diagnostic operation by an operation switch, a touch panel, voice recognition, and an instruction by a pointing device or a combination thereof. The information recording / reproducing method according to any one of claims 15 to 25, characterized in that: 前記記録媒体が有する固有識別番号を検出する固有識別番号検出工程と、当該固有識別番号を有していない記録媒体に対して新たな固有識別番号を生成する生成工程と、前記生成された固有識別番号を前記記録媒体に記録する記録工程とを備えることを特徴とする請求項１５乃至２６のいずれか１項に記載の情報記録再生方法。A unique identification number detecting step of detecting a unique identification number of the recording medium; a generating step of generating a new unique identification number for a recording medium not having the unique identification number; 27. The information recording / reproducing method according to claim 15, further comprising: a recording step of recording a number on the recording medium. 記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生工程を備える情報記録再生方法において、
前記記録再生工程は、前記記録媒体の固有識別番号と前記情報記録再生装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断工程と、
前記診断工程により得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録工程と、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測工程と、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示工程とを備えることを特徴とする情報記録再生方法。An information recording / reproducing method comprising a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
The recording / reproducing step, a diagnosis step of diagnosing the characteristics of the recording medium based on a combination of the unique identification number of the recording medium and the unique identification number of the information recording / reproducing device,
A recording step of recording the characteristics of the recording medium obtained in the diagnostic step on the recording medium as diagnostic history information,
A prediction step of predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information;
Displaying a predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. 記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生ステップを備える情報記録再生方法を情報記録再生装置に実行させるプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記情報の記録及び前記情報の再生の少なくとも１つを行うときに前記記録媒体の特性を診断する診断ステップと、
前記診断工程にて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として保存する保存ステップと、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測ステップと、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とするプログラム。In a program for causing an information recording / reproducing apparatus to execute an information recording / reproducing method including a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
A diagnosing step of diagnosing a characteristic of the recording medium when performing at least one of recording of the information and reproduction of the information;
A storage step of storing the characteristics of the recording medium obtained in the diagnosis step as diagnosis history information,
A prediction step of predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information;
A display step of displaying predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time. 記録媒体への情報の記録及び前記記録媒体に記録された情報の再生の少なくとも１つを行う記録再生ステップを備える情報記録再生方法を情報記録再生装置に実行させるプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記記録媒体の固有識別番号と前記記録再生ステップを実行する装置の固有識別番号との組み合わせに基づいて前記記録媒体の特性を診断する診断ステップと、
前記診断ステップにて得られた記録媒体の特性を診断履歴情報として当該記録媒体に記録する記録ステップと、
前記診断履歴情報に基づいて前記記録媒体の特性が所定レベルに達する時期を予測する予測ステップと、
前記診断履歴情報及び前記予測された時期を含む所定の情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とするプログラム。In a program for causing an information recording / reproducing apparatus to execute an information recording / reproducing method including a recording / reproducing step of performing at least one of recording information on a recording medium and reproducing information recorded on the recording medium,
A diagnosing step of diagnosing the characteristics of the recording medium based on a combination of a unique identification number of the recording medium and a unique identification number of a device that executes the recording and reproducing step;
A recording step of recording the characteristics of the recording medium obtained in the diagnostic step on the recording medium as diagnostic history information,
A prediction step of predicting when the characteristics of the recording medium reach a predetermined level based on the diagnosis history information;
A display step of displaying predetermined information including the diagnosis history information and the predicted time.

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