JP2004062739A - 入力処理装置、入力処理方法、プログラム - Google Patents

入力処理装置、入力処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】番組ガイド表としてのGUIの操作性を向上させる
【解決手段】カーソルが番組タイトル領域X3に配置表示されている状態において、決定キー23に対する特定の操作が行われるのに応じて、機能ボタンウィンドウA3を表示して、上記カーソルCRをこの機能ボタンウィンドウA3に移動させるようにする。
これにより、機能ボタンウィンドウA3を表示させるための別途の専用操作子を設けることなく、GUI画像に対する操作性をこれまでよりも向上させることが可能となる。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザ操作に応じた操作情報を入力するのに応じて所要の処理を実行する入力処理装置及び入力処理方法に関するものである。また、このような入力処理装置が実行すべきプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放送衛星や通信衛星等の衛星によって、テレビジョン信号をデジタル信号化して伝送し、例えば各家庭においてこの放送信号を受信して視聴する、デジタル衛星放送システムが普及してきている。このような放送システムにおいては、例えば150近くあるチャンネルを確保することが可能であるため、例えばこれまでの地上波による放送と比較しても、非常に多くの番組を放送することができる。
【0003】
そこで、デジタル衛星放送システムでは、多くの番組のなかから所望の番組を確実に選択できるようにするために、放送番組についての情報である、電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide) の情報を伝送するようにしている。デジタル衛星放送受信装置側では電子番組ガイドのデータに基づいて番組ガイド表を作成して表示出力可能に構成されている。この番組ガイド表は、GUI(Graphical User Interface)として構成されており、例えばユーザは、この番組ガイド表に対する操作を行うことで所望の番組を選択することなどができるようになっている。
【0004】
図12は、上記番組ガイド表の表示態様例を簡略化して示している。
この図に示す番組ガイド表をY軸(縦軸)方向に沿ってみた場合には、放送日時を示す時間領域、及びチャンネルごとの放送番組が表示される番組表示領域に区分されている。
また、この番組ガイド表をX軸(横軸)方向に沿ってみた場合には、左から放送チャンネルを英数字により示すチャンネル領域、及び各チャンネルごとにその放送時間帯に応じて区分されたタイトルバーにより番組タイトルが示される番組タイトル領域に区分されている。つまり、この図に示す番組ガイド表では、X軸方向が主として時間軸に沿っており、Y軸方向は主として放送チャンネルごとに番組が区分されていることになる。
【0005】
このような番組ガイド表を利用して、例えばユーザが所望の番組を選択して視聴するためには、例えばタイトルバーごとに配置されるカーソルCRを上下左右方向に任意に移動させ、所望の番組を示すタイトルバーにカーソルが配置された状態で選局の決定操作を行うようにされる。なお、カーソルを上下左右方向に移動させるには、例えばデジタル衛星放送受信機に付属するリモートコントローラの操作パネル上において、カーソル移動のために用意された上キー、下キー、左キー、右キーなどのキーを操作するようにして行われる。また、カーソル移動操作により選択した項目の決定などを始めとする、各種決定操作については、上記上下左右キーと共に配置される決定キーを操作するようにされる。
【0006】
そして、例えばカーソルCRがタイトルバー領域の最上行又は最下行のタイトルバーに配置された状態で、さらに、上キー、又は下キーを操作した場合には、チャンネル領域及びタイトルバー領域が上から下方向又は下から上方向に沿ってスクロールされるようにして、他のチャンネルのタイトルバーが表示されるようになっている。
また、カーソルCRがタイトルバー領域の最左端又は最右端のタイトルバーに配置された状態で、さらに、左キー、又は右キーを操作した場合には、チャンネル領域及びタイトルバー領域が右方向又は左方向に沿ってスクロールされるようにして、前後の時間帯に対応したタイトルバーが表示されるようになっている。つまり、タイトルバー領域に表示されていないチャンネル又は時間帯の番組を閲覧したいときには、カーソル移動操作によって画面をスクロールさせることで行うようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した番組閲覧のための操作によると、例えば、現在表示中にある日時から相当に離れた日時の番組を閲覧しようとするときには、左キー又は右キー操作によって、横方向におけるタイトルバー領域のスクロールを比較的長時間行わなければならない。同様にして、現在表示中のチャンネル番号から離れた番号のチャンネルを参照したいときにも、上キー又は左キーによって比較的長時間のスクロール操作を行わねばならない。
つまり、現状の番組ガイド表に対する操作の仕様では、迅速に所望の番組の情報を参照することができない場合があるという不都合を抱えている。
【0008】
このための解決策として、1つには、チャンネル番号や日時などを指定して、その指定されたチャンネルにジャンプするようにしてタイトルバー領域の表示を切り換え可能な機能操作領域を、上記番組ガイド表とは別の配置領域、若しくは別ウィンドウの領域として設けることが考えられる。
そして、ユーザが必要に応じて、この機能操作領域に対してカーソルを移動させてアクティブとしたうえで、所要の操作を行うことで、上記したようなジャンプ操作を行えるようにする。
【0009】
しかしながら、先の説明によると、上下左右キーによるカーソル移動操作は、タイトルバー領域上のタイトルバー選択のために占有されている仕様となっている。つまり、上下左右キーによるカーソル移動によっては、タイトルバー領域上のタイトルバーの間でしかカーソル移動させることができない。従って、仮に上記したようなジャンプ操作などのための機能操作領域を追加して設けたとしても、上下左右キーの操作によっては、この機能操作領域にカーソルを移動させることができないことになる。
【0010】
例えばパーソナルコンピュータなどのGUI画面上では、マウス操作に応じてマウスカーソルを移動させることができるようになっている。このマウスカーソルに関しては、原則としてマウス操作に応じて、GUI画面上の任意の位置に配置させることができるので、上記したような問題は生じない。
しかしながら、番組ガイド表に対するカーソル移動操作のための上下左右キーは、前述もしたように、一般にはデジタル衛星放送受信機に付属するリモートコントローラに設けられているものである。このようなリモートコントローラには、マウスと同等の機能を有するような操作子が設けられない場合が多い。従って、このようなリモートコントローラを前提とした場合には、カーソル移動操作のための操作子は、必然的に上下左右キーに限定されることになり、上記したような問題が避けられないこととなる。
【0011】
そこで、例えば、上記した機能操作領域にカーソルをジャンプさせるための操作子をリモートコントローラに追加することも考えられるが、この場合には、さほど広くはないリモートコントローラ上の操作パネル上に配置される操作子が増加することになる。これでは、かえって操作を複雑にして、操作性を妨げることにもなってしまい、好ましくない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記した課題を考慮して、入力処理装置として以下のように構成することとした。
すなわち、少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成手段と、操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段とを備えるようにし、さらに、上記入力手段が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力手段が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるように、上記ユーザインターフェイス画像形成手段を制御する制御手段を備えるようにした。
【0013】
また、本発明では、上記入力処理装置における入力処理方法として以下のようにすることとした。
つまり、少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成処理と、操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段とを実行するようにし、さらに、上記入力処理が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力処理が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるようにすることができるカーソル移動制御処理を実行することとした。
【0014】
さらに、本発明では、上記入力処理装置が実行するプログラムとして以下のようにすることとした。
すなわち、少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成処理と、操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段と、上記入力処理が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力処理が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるようにすることができるカーソル移動制御処理とを入力処理装置に実行させるようにした。
【0015】
上記構成によれば、原則としてカーソル移動は第1の操作対象領域において行われるようにされ、且つ、このカーソル移動は、少なくとも所定の1方向への移動を指示するカーソル移動操作に応じて行われるように構成される。
そのうえで、カーソルが上記第1の操作対象領域内の所定領域に配置されている状態で、決定操作子に対する特定の操作が行われることに応じて、上記カーソルが、第2の操作対象領域に移動するようにして配置されるようになる。
つまり、本発明によっては、カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態で、上記決定操作子に対する特定の操作を行うことで、第2の操作対象領域を操作可能な状態とすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態としての入力処理装置は、デジタル衛星放送受信機に備えられているものとされる。また、以降の説明は次の順序で行うこととする。
1.デジタル衛星放送受信機
2.リモートコントローラ
3.番組ガイド表
4.機能ボタンウィンドウを使用するための操作手順
5.処理動作
【0017】
1.デジタル衛星放送受信機
図1は、本発明の実施の形態としてのデジタル衛星放送受信機1についての要部の構成例を示している。
例えばここでは図示しない通信衛星又は放送衛星から送信された放送波は、パラボラアンテナ30により受信され、デジタル衛星放送受信装置1のチューナ部2に供給される。この放送波には規定のフォーマットにしたがって番組ガイド情報のデータ(以降、EPG(Electronic Program Guide) データという)が重畳されている。
なお、上記放送波としては、デジタル衛星放送波の他に有線放送波や地上波などの何れとされても構わない。また、受信した放送波がアナログ信号又はデジタル信号の何れとされるかによって、チューナ2部及び以降説明する各機能回路部の内部構成は適宜変更されることになる。
【0018】
チューナ部2は、システムコントローラ8の制御に従って選局処理を行い、選局して得られたチャンネルに対応するストリームデータを得る。この場合、チューナ部2から出力されたストリームデータは、番組情報抽出部3に供給される。なお、チューナ部2から出力されるストリームデータには、受信チャンネルの番組内容としての映像/音声情報の他、EPGデータなどの付加情報も多重化されている。
【0019】
番組情報抽出部3は、入力されたストリームデータからEPGデータを抽出し、システムコントローラ8に転送する。
システムコントローラ8では、転送されたEPGデータに基づいて、例えばRAM10を作業領域として使用し、番組ガイド表としての管面表示用データ(画像データ)を生成可能とされている。番組ガイド表は、番組閲覧、選択などのためのGUI画像として機能する。なお、本実施の形態における番組ガイド表の具体的な表示形態例については後述する。
【0020】
システムコントローラ8の処理によって生成された管面表示用データは、管面表示信号作成処理部7に供給される。管面表示信号作成処理部7は、システムコントローラ8から供給された管面表示用データをもとに、表示用画像信号を作成して合成処理部5に供給するようにされている。
【0021】
また、番組情報抽出部3では、番組情報を抽出したストリームデータから、さらに、番組内容としての映像信号データ及び音声信号データを抽出する。そして、映像信号データを映像信号処理部4に対して出力し、音声信号データを音声信号処理部6に対して出力する。
デジタル衛星放送システムにおいて、放送として送信される映像/音声信号データは、例えばMPEG2方式により圧縮符号化されている。
そこで、映像信号処理部4は、番組情報抽出部3から入力された映像信号データについて上記MPEG2方式に対応した復調処理等をはじめとする所要の信号処理を施した映像信号を得る。そして、この映像信号を合成処理部5に出力する。
【0022】
合成処理部5は、映像信号処理部4から出力された映像信号と管面表示信号作成処理部7から出力された画像信号を合成し、その合成した信号を映像出力として、モニタ装置(テレビジョン受像機)41に出力するようにされている。このとき管面表示信号作成処理部7から入力された画像信号が、番組ガイド表としてのものであれば、モニタ装置41には、現在受信中の番組画像に重畳されるようにして、番組ガイド表が表示されることになる。
【0023】
音声信号再生処理部6は、番組情報抽出部5から供給された音声信号データについて、例えばMPEG2方式に対応した復調処理をはじめとする所要の信号処理を施すことによって、ここでは最終的にアナログの音声信号を得るようにされている。また、音声信号再生処理部6においては、先に説明した映像信号処理部4から出力される映像信号の出力タイミングに同期した音声信号を得るようにされている。そして、この音声信号をスピーカ42に出力する。
【0024】
システムコントローラ8は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、当該デジタル衛星放送受信機1についての動作制御を実行する。
この場合、システムコントローラ8に対しては、ROM9及びRAM10が備えられる。ROM10には、システムコントローラ8が各種動作機能を実現するために実行すべきプログラムが記憶される。また、デバイス設定情報なども格納される。
特に、本実施の形態においては、ROM9内にEPG対応GUIプログラム9Aが記憶される。システムコントローラ8は、このEPG対応GUIプログラム9Aを実行することによって、後述するGUIとしての番組ガイド表の表示、及びこの番組ガイド表に対する操作に応じた所要の動作を実現する。
なお、EPG対応GUIプログラム9Aは、例えば工場出荷時において、ROM9に書き込むようにして記憶される。或いは、ROM9を不揮発性メモリとして構成した上で、所定の記憶媒体に記憶されたEPG対応GUIプログラム9Aを読み出して書き込みを行うことで、ROM9に記憶させることもできる。
RAM10は、システムコントローラ8が各種制御処理を実行する場合の作業領域であり、システムコントローラ8が実行する処理に応じて、適宜、各種データが保持される。
【0025】
また、本実施の形態のデジタル衛星放送受信機1に対しては、リモートコントローラ20が付属されている。ユーザは、リモートコントローラ20に対する操作を行うことで、デジタル衛星放送受信機1にて所望の動作が実行されるようにコントロールすることができる。
リモートコントローラ20に対して操作が行われるのに応じては、その操作に応じた操作情報が、例えば赤外線信号や電波などにより無線の形態で送信出力される。このようにして送信された操作情報は、デジタル衛星放送受信機1側に備えられる受信部11にて受信される。
受信部11では、受信したコード信号をシステムコントローラ8が処理可能なコマンドに変換し、システムコントローラ8に対して転送する。システムコントローラ8では、入力したコマンドに応答した所要の制御処理を実行する。これにより、デジタル衛星放送受信機1では、ユーザ操作に応じた動作が行われることになる。
なお、デジタル衛星放送受信機1の本体に対して各種操作子を設け、この操作子に対する操作に対応するコマンドに応じて、システムコントローラ8が所要の制御処理を実行するように構成してもよい。
【0026】
2.リモートコントローラ
図2は、上記図1に示したリモートコントローラの外観として、各種操作子が配置される操作パネル部位を示している。なお、この図においては、本実施の形態としての番組ガイド表に対する操作に必要な最小限の操作子のみを抜き出して示している。
先ずこの場合には、数字キー部11が示されている。この数字キー部21には、図示するようにして、操作子として、数字が割り当てられた所定数のキーが配置されている。この数字キー部21としての各数字キーは、チャンネル番号を直接的に指定して選局する操作を行う場合に、チャンネル番号の数値を入力するためなどに用いられる。
また、本実施の形態においては、後述するようにして、番組ガイド表上での機能ボタンウィンドウA3に対する操作として、番組ガイド表上で閲覧するチャンネル番号を指定するために、その数値を入力する際にも用いられる。
【0027】
上記数字キー部21の下側には、上キー22A、下キー22B、左キー23C、右キー22Dが、それぞれ上下左右の位置に対応するようにして配置されて設けられる。なお、これらのキーを一括していう場合には、上下左右キー22と表記する。
【0028】
上キー22A、下キー22B、左キー23C、右キー22Dは、それぞれ上方向、下方向、左方向、右方向に対応する所定の指示を与える操作を行う際に用いられる。そして、本実施の形態では、これら上下左右キー22を操作することによって、番組ガイド表上に表示されるカーソルを上下左右方向に移動させることが可能とされている。
また、例えば上下左右キー22のうち、上キー22A、下キー22Bについては、何らかの値の増減に対応した操作のために割り当てることも可能とされている。例えば、映像/音声等に関する所定の調整設定モードに移行したときに、その調整値を増減させるための操作に割り当てることができる。また、選局に際してチャンネル番号をインクリメント/デクリメントさせるようにして切り換える操作や、音声信号処理部6から出力される音量の調節に割り当てることも可能である。
【0029】
また、上記した上下左右キー22の中央には、決定キー23が設けられる。
決定キー23は、各種操作の流れにおいて決定操作を必要とする際に、この決定操作を行うための操作子である。
本実施の形態の場合、後述するようにして、この決定キー23に対し、所定時間以上にわたる押圧操作(所謂長押し操作)を行うことにより、番組ガイド表上に機能ボタンウィンドウA3を表示させることができる。
【0030】
3.番組ガイド表
続いて、本実施の形態のデジタル衛星放送受信機1によりモニタ装置41の表示画面に表示出力される番組ガイド表について、その概要を説明しておくこととする。
図3は、番組ガイド表の基本的な表示態様例を示している。
この図に示す番組ガイド表100を、先ず、縦軸(Y軸)方向に沿って見た場合には、上側から順に日にち領域Y1、時刻領域Y2、番組表示領域Y3に区分される。
また、上記番組表示領域Y3は、横軸(X軸)方向に沿って、左から局ロゴ領域X1、チャンネル領域X2、番組タイトル領域X3に区分される。
【0031】
局ロゴ領域X1には、右隣のチャンネル領域X2に表示されるチャンネルに対応する放送局の局ロゴとしての絵柄などが表示される。
チャンネル領域X2には、上下方向に沿った行ごとに放送局のチャンネル番号が表示される。このチャンネル領域X2におけるチャンネル番号の表示は、上から下の行にかけて、チャンネル番号としての値が大きくなっていくようにして配列される。なお、最も大きな値のチャンネル番号の次の行には、始めに戻るようにして、最も小さいチャンネル番号が表示されるようになっている。
【0032】
番組タイトル領域X3には、チャンネル領域X2において表示されるチャンネルの行ごとに対応して、タイトルバーA1が横方向に連結されるようにして表示される。このタイトルバーA1の各々は1つの放送番組に対応しており、少なくとも、対応する番組のタイトルが表示される。なお、番組に関する内容や出演者などの付加的な情報が表示されるようにしてもよい。
また、この番組タイトル領域X3において、タイトルバーA1として表示される番組スケジュールとしては、先ず、日にち領域Y1において表示される複数の日にち指定ボタンBT1のうち、枠強調表示Wが配置される指定ボタンBT1が示す日にちの内容が示されている。また、時刻領域Y2が示す時間帯に対応した内容が示されている。
また、この図においては、番組タイトル領域X3内の1つのタイトルバーA1に対して、カーソルCRが配置表示されている。このカーソルCRが配置されたタイトルバーA1は、他のカーソルCRが配置されていないとされるタイトルバーA1とは異なる所定の設定色により表示される。つまり、タイトルバーA1そのもの表示色を特定の色とすることでカーソルCRが配置されることを表現している。
そして、このカーソルCRは、原則として、ユーザのリモートコントローラ20における上下左右キー22に対する操作に応じて、番組タイトル領域X3内において、タイトルバー間で移動可能とされている。
【0033】
また、日にち領域Y1には、図示するようにして、横方向に配列された複数の日にち指定ボタンBT1が表示される。そして、ここでは、最も左側に「今日」と表示される指定ボタンBT1を表示し、以降、これに続けて、今日より後の日にちが順次表示された指定ボタンBT1を表示するようにしている。つまり、日にち領域Y1においては、現在時点を含む日にちを起点として、以降の日にちが提示されるものである。
そして、前述もしたように、日にち領域Y1においては、枠強調表示Wが行われた日にち指定ボタンBT1により、番組表示領域Y3内(番組タイトル領域X3)に表示される番組スケジュールがいつの日にちの内容であるのかを示すようにされている。
【0034】
なお、本実施の形態では、このようにして番組ガイド表100上に表示される日にち領域Y1に対する操作を行うためには、ユーザは、リモートコントローラ20に配される決定キー23に対する長押し操作を行って、機能ボタンウィンドウA3を番組ガイド表100上に表示させる必要がある。
つまり、詳しいことは後述するが、この機能ボタンウィンドウA3には、上記番組タイトル領域X3において配置されているカーソルCRを、上記日にち領域Y1に対して移動させるための操作ボタンが配置されており、ユーザは、このボタンに対する操作を行うことで、各日にち指定ボタンBT1をカーソルCRにより選択することができるようにされる。
そして、所望の日にち指定ボタンBT1を決定する操作を行うことにより、この決定された日にち指定ボタンBT1が示す日にちに対応する内容の番組タイトル群が、番組タイトル領域X3に表示されるように、表示内容を切り換えることができる。
【0035】
また、番組ガイド表100の右上には、図示するように現在日時を示す現在日時エリアA2が表示される。
【0036】
上記図3を参照した説明によると、番組ガイド表100の構造概念としては、横軸(X軸)方向が放送時間に対応し、縦軸(Y軸)が放送局のチャンネル番号に対応していることとなる。そして、このマトリクスに対応させるようにして、番組タイトル領域X3内のタイトルバーA1(番組タイトル)による番組スケジュールの表示が行われているということがいえる。
そこで、このような本実施の形態の番組ガイド表100の構造概念と、基本的には、番組タイトル領域X3内で移動可能とされるカーソルCRの移動操作との対応について、図4により説明しておくこととする。
【0037】
図4には、図3に示したのと同様の番組ガイド表100が示されている。
上記もしたように、横軸(X軸)方向は、放送時間が対応する。そして、時刻領域Y2において示される時刻が左から右にいくに従って進行していることから分かるように、番組タイトル領域X3においても、左から右にかけて時間が進行していくものとして扱われることになる。
【0038】
そして、例えば番組タイトル領域X3内の或る1つのタイトルバーA1にカーソルCRが配置される状態で、X軸方向に沿ったカーソル移動操作として、右キー22Dが操作されれば、カーソルCRは、同じチャンネルにおける1つ右隣のタイトルバーA1に移動する。つまり、同じチャンネルにおいて、時間的に1つ先の番組を選択することになる。同じく、左キーを操作することによっては、カーソルCRは、同じチャンネルにおける1つ左隣のタイトルバーA1に移動して、同じチャンネルにおける時間的に1つ前の番組が選択されることになる。
【0039】
また、例えばカーソルCRが、或るチャンネルに対応するタイトルバーA1のうち、最も右にあるタイトルバーA1に位置している状態で、さらに右キー22Dが操作されたとする。この場合には、番組タイトル領域X3内において、左から右方向への画面のスクロールが行われたうえで、同じチャンネル領域(行)内で時間的に1つ後となる番組のタイトルバーA1に対してカーソルCRを配置して表示するようにされる。また、このようにして時間的に先のタイトルバーA1をカーソルCRが示すのに対応して、時刻領域Y2における時刻表示も先に進むようにして変化する。
同様にして、カーソルCRが、最も左にあるタイトルバーA1に配置されているときに、さらに左キー22Cが操作されたのであれば、上記とは逆の表示が行われる。つまり、番組タイトル領域X3内において右から左方向への画面のスクロールを行ったうえで、同じチャンネル領域(行)内で時間的に1つ前となる番組のタイトルバーA1に対してカーソルCRを配置して表示する。また、これに応じて、時刻領域Y2における時刻表示も遡るようにして変化する。
【0040】
また、縦軸(Y軸)方向はチャンネル番号に対応しているが、チャンネル領域X2においては、上から下の行にかけて、順次、受信可能なチャンネル番号が昇順で表示されている。つまり、縦軸(Y軸)方向は、上から下に進むのに従って、チャンネル番号が増加していくようになっている。
【0041】
そして、Y軸方向に沿ったカーソル移動操作として、下キー22Bが操作されたとすれば、カーソルCRは、現在のタイトルバーA1から、その1行下において隣接して配置されているタイトルバーA1に移動することになる。つまり、次に大きな数値のチャンネル番号における、同じ時刻に放送されている番組のタイトルバーA1に移動することになる。
また、例えばカーソルCRが、番組タイトル領域X3において、最下行のタイトルバーA1に位置している状態で、さらに下キー22Bが操作された場合には、番組タイトル領域X3内において、例えば1行分の下から上方向への画面のスクロールが行われる。そして、このスクロールにより新たに最下行として表示された、次に大きな数値のチャンネル番号の行において、操作前にカーソルCRが配置されていたタイトルバーA1と同じ時刻に放送されている番組のタイトルバーA1にカーソルCRが移動することになる。
【0042】
なお、例えば上記した状態から、さらに下キー22Bを繰り返し操作してスクロールを行っていくと、最終的には、受信可能なチャンネル番号のうち、最大の数値のチャンネル番号の行内のタイトルバーA1にカーソルが表示されることになる。そして、さらに下キー22Bを操作した場合、本実施の形態では、次に最下行に表示されるチャンネルは、受信可能なチャンネル番号のうち最小の数値のチャンネルに戻るようにされる。つまり、本実施の形態では、チャンネル番号は、最大値と最小値のチャンネルがつながることとなっており、番組タイトル領域X3内において、Y軸方向におけるスクロールを続けることによっては、チャンネル番号が循環するようにして表示が切り換わるものである。
【0043】
また、Y軸方向に沿ったカーソル移動操作として、上キー22Aが操作された場合には、カーソルCRは、現在のタイトルバーA1から、その1行上において隣接して配置されているタイトルバーA1に移動し、次に小さな数値のチャンネル番号における、同じ時刻に放送されている番組を示すことになる。
【0044】
そして、カーソルCRが、番組タイトル領域X3において、最上行のタイトルバーA1に位置している状態で、さらに上キー22Aが操作された場合であるが、この場合は、上記下方向操作に伴うスクロールとは逆の表示が行われるようになる。すなわち、この場合は、例えば1行分の上から下方向への画面のスクロールが行われる。そして、このスクロールにより新たに最上行として表示された、次に小さな数値となるチャンネル番号の行において、操作前にカーソルCRが配置されていたタイトルバーA1と同じ時刻に放送されている番組のタイトルバーA1にカーソルCRが移動することになる。
そして、さらに上キー22Aを繰り返し操作してスクロールを行っていき、最小の数値のチャンネル番号に行き当たると、この場合は、次に最上行に表示されるチャンネルとして、受信可能なチャンネル番号のうち最大の数値のチャンネルに戻るようにされる。
【0045】
これまでの説明から分かるように、本実施の形態の番組ガイド表の構造概念としては、X軸に放送時間をとり、Y軸にチャンネル番号を対応させたマトリクス的な構造を有しているといえる。
そしてこれに対応するカーソル移動の基本概念として、X軸方向に沿ったカーソル移動操作(上キー22A,下キー22Bの操作)によっては、放送時間に従って番組(タイトルバーA1)を順次選択していることになる。これに対して、Y軸方向に沿ったカーソル移動操作(左キー22C,右キー22Dの操作)によっては、チャンネル番号を順次選択することになる。
【0046】
4.機能ボタンウィンドウを使用するための操作手順
続いては、これまでの説明をふまえて、本実施の形態の番組ガイド表100に対する操作として、機能ボタンウィンドウA3を使用するための操作手順について、図5〜図8を参照して説明を行うこととする。
【0047】
ここで先ず、図5(a)に示すようにして番組ガイド表100が表示されている状態にあるとする。この図において表示される番組ガイド表100では、図示する現在日時表示エリアA2に示されるように、「今日」の日にち決定ボタンBT1に対して枠強調表示Wが行われており、番組タイトル領域X3における表示内容は、この「今日」に対応する「11日(月)」の番組スケジュールとなっている。また、この場合、カーソルCRは、番組タイトル領域X3内において、図示するように「183」チャンネルにおける現在時刻に対応するタイトルバーA1に対して配置されている。
【0048】
この図に示す状態から、ユーザが、リモートコントローラ20上に配される決定キー23を所定時間以上にわたって押圧操作することで、この決定キー23に対する長押し操作を行ったとする。
すると、図5(b)に示すようにして、この番組ガイド表100上には、機能ボタンウィンドウA3が表示されるようになると共に、カーソルCRがこの機能ボタンウィンドウA3内に移動するようにして配置されるようになる。
このようにして表示される機能ボタンウィンドウA3としては、例えば次の図6に示すようなものとなる。
【0049】
図6には、上記図5(b)に示したようにして表示される機能ボタンウィンドウA3のみを抜き出して示している。
先ず、この図6に示されるようにして、本実施の形態の機能ボタンウィンドウA3としては、その内部に日にち領域移動ボタンA13、チャンネル指定入力ボックスA12、閉じるボタンA11が配置される。
【0050】
上記日にち領域移動ボタンA13は、カーソルCRを日にち指定ボタンBT1に対して移動させるためのボタンである。
つまり、この日にち領域移動ボタンA13に対してカーソルCRを配置させた状態で、決定キー23に対する操作を行うことで、カーソルCRを日にち領域Y1に対してさらに移動させることができるものである。
なお、この場合、上記のようにして機能ボタンウィンドウA3が表示されるのに応じては、図のように先ずこの日にち領域移動ボタンA13に対してカーソルCRが配置されるようになる。
【0051】
チャンネル指定入力ボックスA12は、指定したチャンネルに対応した表示内容をタイトル領域X3内に表示させるための入力ボックスである。
ユーザは、このチャンネル指定入力ボックスに対し、後述するようにして数値入力を行うことで、入力した数値に対応するチャンネル番号を指定することができる。そして、このようにして数値を入力したところで、決定キー23に対する操作を行うことにより、この指定したチャンネル番号に対応する表示内容を番組表示領域Y3内に表示させることができる。
【0052】
閉じるボタンA11は、当該機能ボタンウィンドウA3を番組ガイド表100上から消去するためのボタンである。
つまり、ユーザは、この閉じるボタンA11にカーソルCRを移動させ、ここで決定キー23に対する操作を行うことにより、該機能ボタンウィンドウA3を閉じることができる。また、これと共に、カーソルCRを、番組表示領域Y3における元のタイトルバーA1に戻すことができる。
【0053】
この図6に示したような機能ボタンウィンドウA3において、上記したようにしてカーソルCRを日にち領域移動ボタンA13に配置させた上で、これを決定する操作を行うことによっては、日にち指定ボタンBT1に対する操作を行うことが可能となる。この操作手順例を次の図7を用いて説明する。
日にち領域移動ボタンA13は、例えば図6にも示すようにして、「日にちへ」という文字が表記されたボタンとされている。この日にち領域移動ボタンA13は、上記もしているように日にち領域Y1に対してさらにカーソルCRを移動させるためのボタンとされる。ユーザは、日にち領域Y1に対してカーソルCRを移動させたいと思った場合には、この日にち領域移動ボタンA13に対する操作として、リモートコントローラ20の決定キー23に対する押圧操作を1回行うようにされる。
これによって、カーソルCRは、例えば図7(a)に示すようにして、日にち領域Y1に配列される複数の日にち指定ボタンBT1のうち、1つの日にち指定ボタンBT1に移動する。
また、これと同時に、機能ボタンウィンドウA3は、上記のようにしてカーソルCRが日にち領域Y1に対して移動されるのに応じ、図示するようにして自動的に閉じられるものとなる。
【0054】
ここで、上記日にち領域移動ボタンA13に対する操作に応じては、枠強調表示Wが行われていた日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCRが配置されることとなっている。つまり、それまでにおいて、番組表示エリアY3に表示されていた番組スケジュールの日にちに対応する日にち指定ボタンA13に対して、先ず、カーソルCRが配置されるものである。
図7(a)の場合は、これまで現在時刻に対応した日の番組スケジュールを番組表示エリアY3に表示させていたものとされる。このため、図7(a)においては、「今日」と表記された日にち指定ボタンBT1に枠強調表示Wが施されていると共に、カーソルCRが配置されているものである。
【0055】
そして、上記図7(a)に示すようにして、日にち領域Y1にカーソルCRを移動させた後は、ユーザは、リモートコントローラ20の左キー22C又は右キー22Dを操作することによって、日にち領域Y1に配列されている日にち指定ボタンBT1の間でカーソルCRを移動させることができるようにされている。
【0056】
例えば図7(a)に示す状態から右キー22Dを2回押圧操作すると、カーソルCRは、先ず、「今日」と表記された右側に位置する、「12日(日)」の日にちが表記された日にち指定ボタンBT1に移動し、さらに、図7(b)に示すようにして、「12日(日)」の日にち指定ボタンBT1の右側に位置する、「13日(月)」の日にち指定ボタンBT1にした状態が得られることになる。
また、上記のようにして、日にち領域Y1においてカーソルが移動されるのに伴っては、枠強調表示Wも連動するようにして移動するようにされる。
従って、図7(b)に示すようにして、「13日(月)」の日にち指定ボタンBT1にカーソルCR(及び枠強調表示W)を移動させた状態では、番組表領域Y3には、このカーソルCRが配置された日にち指定ボタンBT1が示す「13日、月曜日」の番組スケジュールが表示されることになる。
なお、この際におけるチャンネル領域X2における各行のチャンネル番号は、図7(a)に示したように、最初にカーソルCRが日にち領域Y1に移動したときの表示内容が維持される。また、時刻領域Y2が示す放送時刻も同様である。
【0057】
そして、例えば上記図7(b)に示すようにして、日にち領域Y1における何れかの日にち指定ボタンBT1にカーソルCRが配置されている状態のもとで、ユーザが、下キー22Bに対する操作を行った場合には、図7(c)に示すようにして、カーソルCRが移動する。
つまり、カーソルCRは、番組表示領域Y3における最上行に位置するタイトルバーA1に移動するようにされる。このとき、日にち領域Y1においては、先の図7(b)においてカーソルCRにより選択されていた「13日(月)」の日にち指定ボタンBT1に対して枠強調表示Wが行われている状態にある。従って、このときに番組表示領域Y3に表示されているのは、「13日/月曜日」の番組スケジュールとなっているものである。
なお、この図7(b)から図7(c)に示す遷移は、下キー22Bに対する操作以外に、決定キー23を操作した場合にも得られるものとされる。
【0058】
このようにしてユーザは、先ず、図7(a)に示した状態から、左キー22C又は右キー22Dを操作して、図7(b)に例示したように、日にち指定ボタンBT1のうちから任意のボタンを選択することで、自分が閲覧したい番組スケジュールの日にちを選択することができる。そして、この後において、下キー22Bに対する操作を行うことで、選択した日にちの番組スケジュールが表示された番組表示領域Y3にカーソルCRを戻して、再び、番組ごとのタイトルバーA1間で移動させる操作を行うことができるものである。
【0059】
続いて、図6に示した機能ボタンウィンドウA3において、チャンネル指定入力ボタンA12を使用した操作手順例を次の図8に示す。
先ず、ユーザは、図6において示した機能ボタンウィンドウA3の状態から、例えば上キー22A、或いは下キー22Bに対する操作を行って、図8(a)に示すようにしてこのチャンネル指定入力ボックスA12に対してカーソルCRを配置することで、このチャンネル指定入力ボックスA12に対する操作が可能となる。
このようにして最初にチャンネル指定入力ボックスA12にカーソルCRが移動されたときには、チャンネル指定入力ボックスA12には、例えばこの図8(a)に示すようにして[−−−]と表示される状態となる。これは、指定チャンネルの数値入力が未だ行われていないことを示している。
【0060】
ユーザは、この図8(a)に示すチャンネル指定入力ボックスA12に対して、例えばリモートコントローラ20に備えられる数字キー部21の数字キーを操作して、自分が参照したいとするチャンネル番号を、その数値として入力することで指定することができる。なお、本実施の形態としては、デジタル衛星放送であることに対応して3桁のチャンネル番号の数値を入力することとされている。ここでは、図8(b)に示すようにして、チャンネル番号[141]の数値が入力されたこととする。
ユーザは、自身が入力したチャンネル番号の数値に誤りがないか確認した上で、決定操作を行うようにされる。この決定操作は、リモートコントローラ20に備えられる決定キー23を1回押圧操作するようにされる。
そして、この決定操作に応じて、番組ガイド表100における番組表示領域Y3は、図8(c)に示すようにして表示内容が変更される。
また、このようにして入力した数値(チャンネル番号)を決定する操作が行われるのに応じては、図示するようにこの機能ボタンウィンドウA3は閉じられるようになる。
【0061】
図8(c)に示す番組ガイド表100では、チャンネル領域Y2において、図8(b)に示すようにして入力指定されたチャンネル番号を基準チャネルとした上で、この基準チャンネルをY軸方向においてほぼ中央となる行位置に表示させる。従って、チャンネル領域Y2においては、この基準のチャンネル番号を起点として、このチャンネル番号から順次小さくなっていくチャンネル番号を上方向の行ごとに表示させ、同様に、このチャンネル番号から順次大きくなっていくチャンネル番号を下方向の行ごとに表示させることになる。そして、番組表示領域Y3の各行において、これらのチャンネル番号と、現在時刻領域Y2が示す時間帯に対応した番組を示すタイトルバーA1を表示させることになる。
【0062】
また、決定操作前には、図8(b)示したようにチャンネル指定入力ボックスA12に配置されていたカーソルCRは、上記のようにして機能ボタンウィンドウA3が閉じられるのに応じ、番組表示領域Y3内において、基準チャンネルの行におけるタイトルバーA1に自動的に移動するようになっている。
このとき、基準チャンネルの行において、どのタイトルバーA1にカーソルCRを移動させるのかについては、例えば次のようにして決定される。つまり、先に図5(b)に示したようにして、カーソルCRが機能操作エリアA3に対して移動される直前の、最上行におけるタイトルバーA1が占有していた時間帯内において、所定規則に従って設定した時刻を含む時間帯のタイトルバーA1にカーソルCRを配置させるようにする。そして、上記した規則としては、例えば先のタイトルバーA1が占有していた時間帯における開始時刻(又は終了時刻)、又はちょうど中間の時刻とすることが考えられる。また、例えば日にち領域Y1及び時刻領域Y2により示される現在有効な日時が現在時刻を含んでいる場合には、現在時刻に対応させることも考えられる。
【0063】
なお、チャンネル指定入力ボックスA12に入力指定されたチャンネル番号と同じチャンネル番号が実際に存在しなかった場合には、入力指定されたチャンネル番号に最も近いとされるチャンネル番号を基準として、Y軸方向においてほぼ中央となる行位置に表示させることとしている。
【0064】
上記図5〜図8による説明から分かるように、本実施の形態では、ユーザは、所望の日にち、又はチャンネル番号へジャンプするようにして番組表領域Y3の表示内容を切り換えようとする場合は、決定キー23に対する長押し操作を行うことで、機能ボタンウィンドウA3を表示するようにされる。
そして、この機能ボタンウィンドウA3に対する操作として、日にち領域移動ボタンA13を対象として操作を行うことで、日にち領域Y1にカーソルCRをさらに移動させることができる。その上で、この日にち領域Y1における日にち指定ボタンBT1間のカーソル移動操作で以て、指定した日にちへジャンプするようにして番組表領域Y3の表示内容を切り換えることができる。
また、チャンネル指定入力ボックスA12を対象として操作を行うことによっては、指定したチャンネル番号へジャンプするようにして番組表領域Y3の表示内容を切り換えることが可能とされている。
【0065】
つまり、本実施の形態では、上記のようにして表示させた機能ボタンウィンドウA3に設けられた、上記チャンネル指定入力ボックスA12又は上記日にち領域移動ボタンA13に対する操作によって、ユーザが目的とする番組スケジュールの情報を、チャンネル又は日にちを基準として、即座に切り換えることが可能とされているものである。
例えば従来においては、番組表示領域Y3内に現在表示されている番組スケジュールから離れたチャンネル又は日にちに移動するためには、例えば番組表示領域Y3内におけるカーソル移動操作により画面のスクロールを継続させていた。これに対して、本実施の形態では、スクロールを継続させる操作を行う必要はないものであり、それだけ、番組ガイド表を閲覧するのにあたっての操作性が向上されることになる。
【0066】
また、この際、本実施の形態では、上記のような機能ボタンウィンドウA3を表示させるための操作として、リモートコントローラ20に配される決定キー23に対する長押し操作を割り与えるようにしている。
この決定キー23は、本実施の形態のリモートコントローラ20のように上下左右キー22が備えられるリモートコントローラには、殆どの場合において設けられている操作キーであるといえる。つまり、このような決定キー23は、例えば上記上下左右キー22を介したカーソル移動操作で選択された項目を始めとする、各種項目についての決定を行うために必要な操作キーとして設けられているものである。
つまり、本実施の形態では、このように各種選択された項目を決定するために割り与えられた既存の操作キー(決定キー23)によって、機能ボタンウィンドウA3表示することを可能としている。これによって、例えば上記のようにしてユーザが目的とする番組スケジュールの情報をチャンネル又は日にちを基準として即座に切り換えることを実現するために、リモートコントローラに操作子を別途追加する必要がない。
従って、このようなリモートコントローラにおける操作の複雑化を招くことなく、操作性を大幅に向上させることが可能となるものである。
【0067】
5.処理動作
続いては、本実施の形態のデジタル衛星放送受信機1において、上記図5〜図8により説明したような、機能ボタンウィンドウA3を使用した操作を実現可能とするために、システムコントローラ8が実行する処理動作について、図9〜図11のフローチャートを参照して説明を行うこととする。
なお、以降説明する処理は、システムコントローラ8が、ROM9に記憶されたEPG対応GUIプログラム9Aに従って実行するものとされる。
【0068】
先ず、システムコントローラ8は、図9に示すステップS101の処理として、番組ガイド表100が画面上に表示されている状態の下で、決定キー23に対する長押し操作が行われたか否かについて判別している。
そして、受信部11から供給される上記決定キー23に対応する操作情報が、例えば2秒以上継続して得られた場合には、上記ステップS101にて肯定結果が得られてステップS102に進むことになる。
【0069】
ステップS102においては、機能ウィンドウA3を番組ガイド表100上に表示するための処理を実行する。つまり、先に図6において示したような機能ボタンウィンドウA3としてのGUI画像を生成し、これを番組ガイド表100上に表示させるものである。
そして、続くステップS103においては、このようにして表示させた機能ボタンウィンドウA3内における、日にち領域移動ボタンA13に対してカーソルCRを配置表示させる。
これにより、先に図6において示した機能ボタンウィンドウA3の表示態様が得られることになる。
【0070】
次のステップS104においては、決定キー23が操作されたか否かを判別している。つまり、上記日にち領域移動ボタンA13に対する決定操作が行われたか否かを判別する。
ステップS104にて否定結果が得られた場合には、次のステップS105において下キー22Bが操作されたか否かを判別する。これは、チャンネル指定入力ボックスA12に対してカーソルCRを移動する操作があったか否かを判別するものである。
さらに、上記ステップS105において否定結果が得られた場合には、ステップS106において上キー22Aが操作されたか否かについて判別する。つまり、閉じるボタンA11に対しカーソルCRを移動させる操作があったか否かを判別する。このステップS106において、否定結果が得られた場合には図示するようにしてステップS104に進んで再び決定キー23に対する操作が行われたか否かについて判別するようにされる。
【0071】
この図9では、ステップS106において上キー22Aが操作されて肯定結果が得られた場合の処理が示されている。つまり、ユーザにより閉じるボタンA11にカーソルCRを移動させる操作があった場合についての処理を示すものである。
先ず、ステップS106において肯定結果が得られた場合には、ステップS107の処理に進んで、カーソルCRを日にち領域移動ボタンA13から閉じるボタンA11に対して移動させる処理を行う。
【0072】
そして、続くステップS108の処理としては、上キー22Aに対する操作が行われたか否かについての判別を行う。つまり、チャンネル指定入力ボックスA12に対してカーソルCRを移動させる操作があったか否かを判別するものである。
ステップS108において、否定結果が得られた場合はステップS109に進み、下キー22Bに対する操作が行われたか否かについて判別することにより、日にち領域移動ボタンA13に対してカーソルCRを移動させる操作があったか否かを判別する。
このステップS109において、肯定結果が得られた場合には図示するようにステップS103に進み、カーソルCRを、この閉じるボタンA11から日にち領域移動ボタンA13に対して移動させる処理を行う。つまり、これにより、カーソルCRを機能ボタンウィンドウA3における最も上に位置する日にち領域移動ボタンA13に戻すようにするものである。但し、この場合は下キー22Bに対する操作を無効として、カーソルCRの移動を行わせないようにしてもよい。
このステップS109において、肯定結果が得られた場合はステップS110に進む。
【0073】
ステップS110においては、決定キー23に対する操作が行われたか否かの判別を行う。このステップS110で否定結果が得られた場合は上記したステップS108に進み、再び上キー22Aに対する操作の有無を判別する。
また、このステップS110において、肯定結果が得られた場合には、ステップS111に進み、現在表示されている機能ボタンウィンドウA3を閉じる処理を行う。
そして、このようにして機能ボタンウィンドウA3を閉じる処理を実行すると、ステップS112に進む。
【0074】
ステップS112においては、上記ステップS107における処理により配置していたカーソルCRを、元のタイトルバーA1に対して移動させる処理を行う。
つまり、このステップS112においては、機能ボタンウィンドウA3を表示させるための操作が行われた時点に、番組表示領域Y3にてカーソルCRが表示されていた元のタイトルバーA1に対して、該カーソルCRを戻すようにして配置表示させるものである。
このようにしてステップS112においてカーソルCRを元のタイトルバーA1に対して移動させると、図示するように、以降はこの図に示す処理動作を繰り返すようにされる。
【0075】
この図9において示した上記ステップS104にて、決定キー23が操作され、肯定結果が得られた場合には、図10に示す処理に進む。
この図10においては、日にち領域移動ボタンA13を決定する操作があった場合の処理について示されている。
先ず、この図10では、上記のようにしてステップS104にて日にち領域移動ボタンA13を決定する操作が行われたことに伴い、図示するステップS201の処理によって、機能ボタンウィンドウA3を閉じるようにされる。
【0076】
次のステップS202においては、日にち領域Y1に表示される日にち指定ボタンBT1のうち、現在、番組表示領域Y3に対して表示させている番組内容に対応しており、枠強調表示Wが行われている日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCRを移動させるようにして配置表示する。そして、ステップS203の以降の処理に進む。
【0077】
ステップS203においては、左キー22Cに対する操作が行われたか否かを判別する。そして、肯定結果が得られたのであれば、ステップS205において、1日前(左隣)の日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCR(及び強調表示枠W)を移動させるようにして配置表示し、この後、ステップS207に進む。
また、上記ステップS203において左キー22Cに対する操作が行われないとして否定結果が得られた場合にはステップS204において、右キー22Dに対する操作が行われたか否かについて判別する。そして、肯定結果が得られたのであれば、ステップS206において、1日後ろ(右隣)の日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCR(及び強調表示枠W)を移動させるようにして配置表示した後、ステップS207に進む。
また、このステップS204において、否定結果が得られたのであれば後述するステップS208に進む。
【0078】
なお、上記ステップS203において、「今日」と表記された最も左の日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCRが配置された状態で、左キー22Cに対する操作が行われても、これ以上前の日にち指定ボタンBT1は無いので、カーソル移動をさせることはできない。従って、この場合に対応しては、左キー22Cに対する操作が行われたとしても、このステップS203の処理としては、肯定結果ではなく否定結果を取るようにされる。
同じく、上記ステップS204において、最も右の日にち指定ボタンBT1に対してカーソルCRが配置された状態で、右キー22Dに対して操作が行われたとしても、このステップS204の処理としては否定結果を取るようにされる。
【0079】
そして、ステップS207においては、先のステップS205又はステップS206の処理により移動されたカーソルCRが配置される日にち指定ボタンBT1が示す日にちと、現在時刻領域Y2で有効となっている時間帯に対応する番組内容の、番組タイトル領域X3としての画像を生成する。そして、この生成した画像を利用して、番組ガイド表100の表示出力を行う。
このようなステップS203〜S207の処理によって、図7(a)→(b)による遷移として説明したように、カーソルCRが日にち指定ボタンBT1を移動するのに応じて、その移動された日にち指定ボタンBT1が示す日にちの番組内容となるように、番組タイトル領域X3における表示が切り換えられていくことになる。
このステップS207の処理を実行すると、ステップS208に進む。
【0080】
ステップS208においては、決定キー23、又は下キー22Bに対する操作が行われたか否かについて判別する。
決定キー23、又は下キー22Bに対する操作が行われず、否定結果が得られた場合には、ステップS203に進み、上記説明したステップS203〜ステップS207の処理を待機するようにされる。
また、肯定結果が得られた場合には、ステップS209に進み、カーソルCRを番組タイトル領域X3内の最上行のタイトルバーA1に移動する処理を実行する。これにより、図7(b)→(c)の遷移として説明したように、カーソルCRが、番組タイトル領域X3内の最上行のタイトルバーA1に移動するようにして、番組タイトル領域X3内に戻るようにされる。
なお、ここでは、上記のようにしてカーソルCRを番組タイトル領域X3内に対して戻すにあたり、先の図9に示したステップS112での処理とは異なり、カーソルCRを最上行のタイトルバーA1に移動させるようにした。この場合は、これまでの処理によって1度カーソルCRが日にち指定ボタンBT1に対して移動していたことより、ここで元のタイトルバーA1に対してカーソルCRを戻すようにしてしまうとユーザにとって不自然な操作感を与えてしまう。このために、ここでは上記のようにしてカーソルCRを最上行のタイトルバーA1に移動させるようにしたものである。
【0081】
このようにして番組タイトル領域X3における最上行のタイトルバーA1に対してカーソルCRを移動させると、図示するように図9に示す処理に移行して、先に説明したような図9における処理動作を繰り返すようにされる。
【0082】
続いて、図9に示したステップS105、及びステップS108において、肯定結果が得られた場合には、図11に示す処理に進む。
図11においては 先ず、ステップS301の処理により、チャンネル指定入力ボックスA12にカーソルを移動させるようにして配置表示する。
【0083】
次のステップS302においては、数字キー部21を形成する数字キーによる数値入力操作が行われたか否かを判別する。そして、ここで肯定結果が得られた場合には、ステップS303において、数字キーにより入力された数値を、チャンネル指定入力ボックスA12内の所要の桁の数値として表示させるための処理を実行して、再度ステップS302の判別処理に戻る。
【0084】
ステップS302において否定結果が得られた場合には、ステップS304において、決定キー23に対する操作が行われたか否かについて判別する。そして、肯定結果が得られた場合には、ステップS305以降の処理に進む。
【0085】
ステップS305においては、チャンネル指定入力ボックスA12において適正にチャンネル番号数値が入力されているか否かについて判別する。つまり、この場合には3桁全ての数値が入力済とされているか否かについて判別する。ここで否定結果が得られた場合には、ステップS302の処理に戻るようにされる。これにより、ユーザは、適正な3桁のチャネル番号数値を入力する操作をし直すことができる。
そして、ステップS305において肯定結果が得られたのであれば、ステップS306の処理に進む。
【0086】
ステップS306の処理においては、先ず、機能ボタンウィンドウA3を閉じる処理を実行する。
そして、次のステップS307においては、入力された数値と同じチャンネル番号がある場合には、このチャンネル番号を基準とする。また、入力された数値と同じチャンネル番号が無いとされる場合には、入力された数値に最も近いとされるチャンネル番号を1つ選択し、このチャンネル番号を基準とする。
そして、上記のようにして選択した基準のチャンネル番号をもとに、番組表示領域Y3に表示させる内容に対応したチャンネルリストを形成する。つまり、例えば図8(c)に示すような、基準のチャンネル番号をほぼ中心に、その前後のチャンネルごとに番組スケジュールが対応したリスト情報を作成するものである。
【0087】
そして、次のステップS308においては、上記ステップS307により作成したチャンネルリストを利用して、現在の日にち領域Y1及び時刻領域Y2により示されている、現在有効とされている日時に対応する番組タイトル領域X3の画像を生成する。そして、このようにして生成した画像を利用して、番組ガイド表100の表示出力を行う。
【0088】
さらに次のステップS309においては、先のステップS307において基準とされたチャンネル番号における、特定時刻を含むタイトルバーA1に対してカーソルCRが移動されるようにして配置表示させる。なお、この際において、上記特定時刻をどのようにして決定するのかは、先に図8(c)において説明したとおりでよい。つまり、カーソルCRが機能操作エリアA3に対して移動される直前の、最上行におけるタイトルバーA1が占有していた時間帯内において、所定規則に従って設定した時刻を特定時刻とすればよい。
このようにして、ステップS306〜S309までの処理が実行されることで、例えば先に図8(c)にて説明したように、チャンネル指定操作に応じて表示内容が変更された番組ガイド表100が表示されることになる。
【0089】
また、ステップS304において、決定キー23に対する操作がないと判別された場合にはステップS310の処理により、下キー22Bに対する操作が行われたか否かについて判別する。この場合の下キー22Bに対する操作はつまり、現在チャネル指定入力ボックスA12に配置されているカーソルCRを、閉じるボタンA11に対して移動させる操作であることから、ここで肯定結果が得られた場合には、先に図9に示したステップS107の処理に移行するようにされる。
また、このステップS310において否定結果が得られた場合には、ステップS311において、上キー22Aに対する操作が行われたか否かについての判別が行われる。ここでの上キー22Aに対する操作は、日にち領域移動ボタンA13に対してカーソルを移動させるための操作であるから、ここで肯定結果が得られた場合には、図9に示したステップS103の処理に移行することになる。
【0090】
なお、本発明としては、これまでに説明した実施の形態としての構成に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、第1の操作対象領域としての番組タイトル領域X3から第2の操作対象領域としての機能ボタンウィンドウA3に対してカーソルを移動させるための操作として、決定キー23に対する長押し操作を割り当てるようにしている。
しかしながら、このような機能ボタンウィンドウA3を表示させるための決定キー23に対する操作としては、例えば所謂ダブルクリック操作のように、この決定キー23を所定時間内に所定回数押圧する操作など、他の操作を割り当てるようにしてもよい。
【0091】
また、これまでの説明によると、本実施の形態の機能ボタンウィンドウA3は、従来における番組タイトル領域X3に対するカーソル移動操作機能を拡張する機能を実現するための、入力ボックスやボタンなどの機能操作子が設けられる操作対象領域であるということがといえる。
従って、機能ボタンウィンドウA3に対しては、上記実施の形態として示したチャンネル指定入力ボックスA12、及び日にち領域移動ボタンA13の他にも、ユーザが番組ガイド表100を利用する際における操作性が向上されるような機能操作子が他にも設けられてよいものである。
【0092】
また、上記実施の形態では、デジタル衛星放送受信機1が受信するデジタル衛星放送に重畳されるEPGデータに基づいて表示するGUI画像である番組ガイド表を例に挙げているが、本発明としては、デジタル衛星放送以外の番組ガイド表を表示するようなシステムにも適用できる。つまり、本発明が適用される装置としては、デジタル衛星放送受信機以外の放送受信装置であってもよい。
さらには、本発明は放送受信装置以外の機器に適用されてよいものであり、従って番組ガイド表以外のGUIにも適用できるものである。
つまり、特定の操作キーによって、ある特定の操作対象領域におけるカーソル移動のための操作が行われるように構成されていることで、その特定の操作対象領域内にカーソル移動操作が占有されてしまうようなGUI全般に対して適用できる。例えばパーソナルコンピュータ上で起動するアプリケーションソフトウェアとして、上下左右キーなどの操作によって特定の画面領域でカーソル移動をさせ、且つ、決定キーにより、このカーソル移動により選択された項目についての決定を行うGUIを有するものにも適用することが可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明では、カーソルが第1の操作対象領域内(番組タイトル領域X3)に配置表示されている状態において、決定操作子に対する特定の操作が行われるのに応じて、上記カーソルを第2の操作対象領域(機能ボタンウィンドウA3)に対して移動させるようにしている。
つまり、本発明では、カーソルが上記第1のユーザインターフェイス画像内に配置されている状態で、上記決定操作子に対する特定の操作が行われるのに応じて、第2の操作対象領域を操作可能な状態にさせることとしている。
【0094】
例えば従来では、第1の操作対象領域内において、所定の1方向にカーソル移動をさせるための操作子(例えば上下左右キー)、及び決定操作子に対する操作を行うことによっては、第1の操作対象領域内でカーソルを移動させるか、或いはこのカーソルにより指し示された項目についての決定を行うことしかできなかったものである。
これに対して、上記した本発明の構成によっては、上記決定操作子に対して或る特定の操作を割り与えることのみによって、第1の操作対象領域から第2の操作対象領域に対してカーソルを移動させることが可能とされる。
【0095】
さらに、従来より、上記のような決定操作子は、所定の1方向にカーソルを移動させるための操作子が設けられている場合に、カーソル移動により選択された項目を決定するための操作子として通常設けられるべきものである。そして、上記もしているように、本発明では、該決定操作子に対する単なる操作(決定操作)ではなく、この決定操作子に対する特定の操作に応じることにより、第1の操作対象領域から第2の操作対象領域に対してカーソルを移動させるようにしている。
【0096】
従って、本発明では、別途専用の操作子を設けることなく、第2の操作対象領域に対する操作が可能な状態を得ることが可能となる。すなわち、本発明によっては、新たな操作子が増設されることに伴う操作の複雑化を防止しつつ、GUI画像に対する操作性をこれまでよりも向上させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのデジタル衛星放送受信機についての要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のデジタル衛星放送受信機に付属するリモートコントローラの操作パネル面の構成例を示す平面図である。
【図3】本実施の形態のGUI画像である番組ガイド表の表示態様例を示す説明図である。
【図4】本実施の形態の番組ガイド表の構造概念とカーソル移動操作との対応を示す説明図である。
【図5】本実施の形態の番組ガイド表に機能ボタンウィンドウを表示するための操作手順例を示す説明図である。
【図6】機能ボタンウィンドウを使用するための操作手順例を示す説明図である。
【図7】機能ボタンウィンドウ内における日にち領域移動ボタンに対する操作手順例を示す説明図である。
【図8】機能ボタンウィンドウ内におけるチャンネル指定入力ボックスに対する操作手順例を示す説明図である。
【図9】機能ボタンウィンドウに対する操作に対応する処理動作として、主に、閉じるボタンに対する操作に応じた処理動作を示すフローチャートである。
【図10】機能ボタンウィンドウに対する操作に対応する処理動作として、日にち領域移動ボタン及び日にち指定ボタンに対する操作に応じた処理動作を示すフローチャートである。
【図11】機能ボタンウィンドウに対する操作に対応する処理動作として、チャンネル指定入力ボックスに対する操作に応じた処理動作を示すフローチャートである。
【図12】従来における番組ガイド表の表示態様例を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル衛星放送受信機、2 チューナ部、3 番組情報抽出部、4 映像信号処理部、5 合成処理部、6 音声信号処理部、7 管面表示信号生成処理部、8 システムコントローラ、9 ROM、9A EPG対応GUIプログラム、10 RAM、11 受信部、20 リモートコントローラ、21 数字キー部、22A 上キー、22B 下キー、22C 左キー、22D 右キー、23 決定キー、30 パラボラアンテナ、41 モニタ装置、42 スピーカY1 日にち領域、Y2 時刻領域、Y3 番組表示領域、X1 局ロゴ領域、X2 チャンネル領域、X3 番組タイトル領域、A1 タイトルバー、A2 現在日時表示エリア、A3 機能ボタンウィンドウ、A11 閉じるボタン、A12 チャンネル指定入力ボックス、A13 日にち領域移動ボタン、BT1 日にち指定ボタン、CR カーソル、W 枠強調表示

Claims (8)

  1. 少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成手段と、
    操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段と、
    上記入力手段が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力手段が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるように、上記ユーザインターフェイス画像形成手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする入力処理装置。
  2. 上記制御手段は、
    上記第2の操作対象領域内の所定領域に上記カーソルが位置している状態において、上記入力手段により、所定の操作子に対する操作に応じた操作情報を入力したのに応じて、上記第1の操作対象領域における表示内容が変更されるように、ユーザインターフェイス画像形成手段を制御可能とされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力処理装置。
  3. 上記制御手段は、
    上記第2の操作対象領域内の所定領域に上記カーソルが位置している状態において、上記入力手段により、所定の操作子に対する操作に応じた操作情報を入力したのに応じて、上記カーソルが、上記第2の操作対象領域から、上記第1の操作対象領域とは異なる第3の操作対象領域内へと移動して配置されるように、上記ユーザインターフェイス画像形成手段を制御可能とされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力処理装置。
  4. 上記決定操作子に対する特定の操作は、該決定操作子に対する所定時間以上にわたる押圧操作であることを特徴とする請求項1に記載の入力処理装置。
  5. 上記入力手段が入力するカーソル移動操作情報は、上下左右の何れかの1方向に対してカーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じた操作情報であること、
    を特徴とする請求項1に記載の入力処理装置。
  6. 上記ユーザインターフェイス画像形成手段は、
    番組ガイド表とされるユーザインターフェイス画像として、上記第1の操作対象領域については、番組タイトルが示される複数の番組タイトル領域を互いに隣接させて配置させるようにして形成し、
    上記制御手段は、上記第1の操作対象領域内に上記カーソルが位置している場合には、カーソル移動のための操作情報に応じて、上記各番組タイトル領域間で上記カーソルを移動可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力処理装置。
  7. 少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成処理と、
    操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段と、
    上記入力処理が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力処理が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるようにすることができるカーソル移動制御処理と、
    を実行することを特徴とする入力処理方法。
  8. 少なくとも第1の操作対象領域と、該第1の操作対象領域とは異なる操作対象領域である第2の操作対象領域とを形成可能とされると共に、所要の操作対象領域内にカーソルを配置表示可能なユーザインターフェイス画像形成処理と、
    操作情報として少なくとも、所定の1方向に上記カーソルを移動させるための操作子に対して行われた操作に応じたカーソル移動操作情報と、ユーザインターフェイス画像に対する操作として、所要の項目についての決定操作を行うための決定操作子に対して行われた操作に応じた操作情報とを入力可能な入力手段と、
    上記入力処理が入力した上記カーソル移動操作情報に応じて、上記第1の操作対象領域内におけるカーソルが所要の位置に移動するように制御可能とされていると共に、上記カーソルが上記第1の操作対象領域内に配置されている状態の下で、上記決定操作子に対して特定の操作が行われたことに応じて上記入力処理が入力した操作情報に基づいて、上記カーソルを上記第1の操作対象領域から上記第2の操作対象領域へと移動させることで、上記第2の操作対象領域が操作可能となるようにすることができるカーソル移動制御処理と、
    を入力処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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