JP2004061783A - 語学教育装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔地の学習者に対しても集合型教室と同じレベルの教育が可能な、3次元映像の臨場感のすぐれた雰囲気での学習をする語学教育装置を提供すること。
【解決手段】サーバ1と、教育者用コンピュータ2と、学習者用コンピュータ3−1、3−2・・・をインターネットの如き回線で接続し、サーバ1から仮想3次元映像の人物映像、背景映像を学習者に提供し、これを3次元の仮想現実環境として再生し、また教育者においては学習者と同一視点で、また学習者や教育者をコンピュータグラフィック映像と関連づけて表示出力できる語学教育装置を提供すること。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ1と、教育者用コンピュータ2と、学習者用コンピュータ3−1、3−2・・・をインターネットの如き回線で接続し、サーバ1から仮想3次元映像の人物映像、背景映像を学習者に提供し、これを3次元の仮想現実環境として再生し、また教育者においては学習者と同一視点で、また学習者や教育者をコンピュータグラフィック映像と関連づけて表示出力できる語学教育装置を提供すること。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は語学教育装置に係り、特に多人数で同時に演習可能な教科または教材で、教育者及び学習者同士あるいは学習者同士が仮想空間上で実世界シミュレートを体験することにより、実世界での教育効果の向上をはかるようにした語学教育装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の語学教育装置では教室内に多数の据え置き型のCRT表示装置とヘッドフォンを設け、この表示装置に2次元画面を表示し、ヘッドフォン等からの音声で学習者に問題を提示してコンピュータが回答、採点するという、学習者の暗記能力向上を主眼においたシステムが一般的であり、実世界における雰囲気に比べて臨場感に欠けているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術による語学教育装置で、あらかじめ定められたシナリオ通りの教材を受ける学習、及びあらかじめ定められたシナリオのない自由会話のような演習では、実世界に比べて臨場感に欠けるため、教育結果を即戦力に結びつけるという観点においてはコミュニケーション等の教育効果が限定的なものになっている。
【0004】
また、教室より遠隔地に所在する学習者は、教育実施場所となる教室まで出張しなければならず、教室に出張しなければ同レベルの教育受講の機会を逸することになり、出張すれば受講のための費用がかさむことになる。
【0005】
従来技術では、学習及び演習結果を点数として管理することが一般的であり、過程をふまえた問題点分析の機能が不足している。
【0006】
現状の語学教育分野において、3次元映像を利用した装置は一般に存在していないが、仮想現実の環境における学習又は演習過程を評価する機能の要求が高まっている。
【0007】
従来技術において、3次元の仮想現実の環境を実現する語学教育システムは存在していないが、この3次元の語学教育システムの使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるため、仮想現実の環境内で教育者から学習者への指示等を伝達する手段が必要となる。
【0008】
従来の語学教育におけるコミュニケーション訓練は、教育者と学習者が同じ部屋に集まって実施しているだけであり、教育者が学習者の立場で、逆に学習者が教育者の立場に立って行うことがなかったので、立場が常に一方的なものとなり、臨場感を高めることができなかった。
【0009】
従来技術では、3次元映像を使用した仮想実現の環境下での語学教育装置は存在していないが、臨場感をより高めるために教育者及び学習者をコンピュータグラフィックによる現実の人間により近い映像として関連付けて登録する機能が必須であり、このような機能の提供が要求されている。
【0010】
従って本発明の目的は前記の課題を解決した語学教育装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成を図1に示す。図1において1はサーバ、2は教育者用コンピュータ、3−1、3−2・・・3−nは学習者用コンピュータ、4はマイク付ヘッドフォン、5はヘッドマウントディスプレイ、NTはWAN、専用線、インターネット等のネットワーク、VLSは仮想語学装置、S−1は3次元人物映像、S−2は3次元背景映像である。
【0012】
本発明の前記目的は下記(1)〜(5)により達成することができる。
【0013】
(1)ネットワークにより接続された教育者用コンピュータと、学習者用コンピュータと、サーバにより構成された語学教育装置において、教育者用コンピュータには、メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と割込処理を行う割込処理手段を具備し、学習者用コンピュータには、メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と、割込処理を行う割込処理手段を具備し、サーバには、仮想現実の環境を実現するための3次元映像を出力する仮想現実環境実現手段と、メニュー画面を制御するメニュー画面制御手段と、教育者又は学習者から入力されたログインIDにもとづき、教育者又は学習者に対応したメニュー画面を出力制御するログインID・映像関連手段と、3次元映像を管理する3次元映像管理手段と、要求されたシナリオを選択管理するシナリオ管理手段と、メッセージの削除、編集、発信を行うメッセージ削除・編集・発信制御手段を具備し、複数の学習者に対してヘッドマウントディスプレイ制御手段により3次元映像及び音声による仮想現実の環境で語学教育を実施することを可能としたことを特徴とする語学教育装置。
【0014】
(2)前記(1)の語学教育装置において、サーバに学習の履歴を記録又は再生する学習履歴記録再生手段を設け、学習記録された選択されたときの学習内容を巻き戻し又は早送りを含む前記学習履歴記録再生手段で再生し、又は模範解答付きで再生することを特徴とする語学教育装置。
【0015】
(3)前記(1)の語学教育装置において、教育者用のコンピュータに割込処理手段を設け、教育者からのメッセージを個々の学習者又は学習者全員に伝達することを特徴とする語学教育装置。
【0016】
(4)前記(1)の語学教育装置において、サーバに仮想現実空間において体験を共有する体験共有手段を設け、教育者は任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験し、逆に教育者の行動を同じ視点で学習者が共有体験できることを特徴とする語学教育装置。
【0017】
(5)前記(1)の語学教育装置において、サーバに仮想現実の環境を使用する教育者又は学習者を、この語学教育装置に登録されるコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更又は解除する3次元映像管理手段を設け、前記教育者又は学習者を前記コンピュータグラフィックの映像として表示することを特徴とする語学教育装置。
【0018】
本発明により下記の作用効果を奏することができる。
【0019】
(1)3次元の仮想現実の環境下で教育または訓練を実施することにより、現実世界により近い臨場感のある体験が可能となり、教育効果を即戦力として活用可能となる。また学習者が遠隔地にいても、集合型教室の学習者と同等レベルの語学教育を受けることができるので、同等の教育効果が期待でき、教育費用の削減にも効果が期待できる。
【0020】
(2)学習または演習効果だけでなく、結果にたどり着くまでの過程を再現し、評価することができるため、教育等の結果をフィードバックし、教材の適正化を迅速に実施可能となる。
【0021】
(3)本語学教育装置の使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるが、教育者及び学習者に情報を伝達するため、3次元画像上にメッセージをテロップ表示することができる。また音声によってメッセージの割込みを実施、使用者にメッセージを伝達することができる。
【0022】
(4)教育者が任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験できるので、教育者が学習者の改善すべき点等を正確にチェックすることができる。逆に学習者が教育者の行動を同じ視点で共有体験できるので、教育者と他の学習者とのやりとりを共有することが可能となり、学習者が自己の学習に参考とすべき点を認識することができ、いずれの場合も学習効果を高めることができる。
【0023】
(5)本語学教育装置で提供できる仮想現実の環境内でコミュニケーションする際に、教育者及び又は学習者を登録されているコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更できるので、より臨場感を増すことができ、学習効果が向上できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の概略を図1により説明する。本発明においては、サーバ1、教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3−1、3−2・・・3−8等により集合型教室を構成するとともに、これらをWAN、専用線、インターネットNT等を経由して遠隔地に設けられた学習者用コンピュータ3−11、3−12・・・と接続し、論理的な教室である仮想語学装置VLSを構成する。
【0025】
サーバ1には、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元人物映像S−1、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元背景映像S−2(図1ではマーケットの映像)等を保持し、教材として使用する。
【0026】
教育者及び学習者はステレオ用のマイク付ヘッドフォン4と、3次元映像を表示するヘッドマウント・ディスプレイ5を使用して、サーバ1より出力される3次元映像にもとづき語学教育を行うものである。
【0027】
本発明の一実施の形態を図2〜図7にもとづき説明する。図2は本発明の実施の形態、図3は本発明における画面遷移図、図4は本発明における動作フローチャート、図5は本発明におけるメニュー画面説明図(その1)、図6は本発明におけるメニュー画面説明図(その2)、図7は本発明におけるメニュー画面説明図(その3)である。
【0028】
図2において、他図と同一部は同符号を付し、1はサーバ、2は教育者用コンピュータ、3は学習者用コンピュータ、4はマイク付ヘッドフォン、5はヘッドマウント・ディスプレイ、10はCPU、11は仮想現実環境実現手段、12はメニュー画面制御手段、13はログインID・映像関連手段、14は3次元映像管理手段、15はシナリオ選択管理手段、16はメッセージ削除・編集・発信制御手段、17は体験共有手段、18は学習履歴記録再生手段、19は外部記憶装置、20はCPU、21はメニュー画面受信表示制御装置、22はヘッド・マウントディスプレイ制御手段、23は割込処理手段、24は仮想現実環境移動割込処理手段、25はダウンロード手段、26は外部記憶手段、30はCPU、31はメニュー画面受信表示制御手段、32はヘッドマウントディスプレイ制御手段、33は割込処理手段、34は仮想現実環境移動割込処理手段、35はダウンロード手段、36は外部記憶装置である。
【0029】
サーバ1は本発明の語学教育装置において使用する複数の3次元映像を保持して教育者の要求にもとづき学習者に送出したり、教育者のログインIDや学習者のログインIDにもとづきメニュー画面を出力するものであり、CPU10、仮想現実環境実現手段11、メニュー画面制御手段12、ログインID・映像関連手段13、3次元映像管理手段14、シナリオ選択管理手段15、メッセージ削除・編集・発信制御手段16、体験共有手段17、学習履歴記録再生手段18を有し、外部記憶装置19が接続されている。
【0030】
なお前記仮想現実環境実現手段11は、CPU10をこのような手段として動作させるソフトウェアを図示省略した主記憶に保持させることにより得られる機能を示したものであり、メニュー画面制御手段12〜学習履歴記録再生手段18も同様である。
【0031】
仮想現実環境実現手段11は、シナリオ選択管理手段15が外部記憶装置19より選択抽出したシナリオや、コンピュータグラフィックによる3次元人物映像S−1、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元背景映像S−2等の仮想現実世界での学習及び演習イメージを、教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3に送出するものである。
【0032】
メニュー画面制御手段12は、図5〜図7に示すメニュー画面を教育者用コンピュータ2あるいは学習者用コンピュータ3からの指示により選択的に読出してこれを送出するものである。
【0033】
ログインID・映像関連手段13は、教育者または学習者が自己のコンピュータの起動時において投入するIDを解読して、教育者用コンピュータに対してはそれに対応したメニュー画面を出力し、学習者用コンピュータに対してはそれに対応したメニュー画面を出力し、それに応じた制御を行うものである。なお教育者用コンピュータ2に対しては、このログインIDの解読にもとづき、図5のトップメニュー画面M0において、全項目1〜5が出力表示される。しかし学習者用コンピュータに対してはトップメニュー画面M0において○印の付加された項目1、2、5のみ表示され、項目3、4は表示されない。
【0034】
3次元映像管理手段14は、この語学教育装置にキャラクタの如きコンピュータグラフィック映像を登録したり、仮想現実の環境を使用する教育者または学習者をこのコンピュータグラフィック映像と関連付けて登録、変更、解除するものである。
【0035】
シナリオ選択管理手段15は、教育者が学習者に適した学習用のシナリオを指示されたとき、これに応じて指示されたシナリオを外部記憶装置19より読出すものである。この読出したシナリオは、仮想現実環境実現手段11により所定の学習者のコンピュータに対して出力される。
【0036】
メッセージ削除・編集・発信制御手段16は、教育者から学習者に対してメッセージを発信するとき、このメッセージを編集したり、発信したり、すでに発信ずみのメッセージを削除する制御を行うものである。
【0037】
体験共有手段17は、仮想空間内で例えば教育者が学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験したり、逆に教育者の行動を同じ視点で学習者が共有体験できるものである。
【0038】
学習履歴記録再生手段18は、学習した教材に、学習日時と、学習者名を記録するとともに、教材の早送り巻戻し機能を有する再生手段であり、学習した教材によっては模範解答を用意しておく。
【0039】
外部記憶装置19は、本発明の語学教育装置が必要とするソフトウエアや各種データを保持するものであり、例えば仮想現実環境用のデータや、キャラクタの如きコンピュータグラフィック映像等が格納されている。
【0040】
教育者用コンピュータ2は、教育者が使用してシナリオを選択したり、メッセージを作成出力したり、共有体験を設定したり、記録再生指示を行ったり、教育者、学習者を登録映像に対応設定するものであり、CPU20、メニュー画面受信表示制御手段21、ヘッドマウントディスプレイ制御手段22、割込処理手段23、仮想現実環境移動割込処理手段24、ダウンロード手段25を有し、外部記憶装置26が接続されている。
【0041】
メニュー画面受信表示制御手段21は、起動時におけるログインIDをサーバ1が識別して、教育者用コンピュータ2に対応した、図5に示すトップメニュー画面M0を出力して、教育者がこれにもとづき選択、処理等を行ったとき、これに対応した動作を行うものである。
【0042】
このメニュー画面受信表示制御手段21は、CPU20をこのような手段として動作させるソフトウェアを図示省略した主記憶に保持させることにより得られる機能を示したものであり、ヘッドマウントディスプレイ制御手段22〜ダウンロード手段26も同様である。
【0043】
ヘッドマウントディスプレイ制御手段22は、サーバ1から出力された仮想現実環境の3次元映像データ、3次元の音データを受信して3次元映像データはヘッドマウントディスプレイに出力し、3次元の音データはマイク付ヘッドフォンに出力し、3次元の仮想現実環境を再現するものである。
【0044】
割込処理手段23は、メッセージ配信または共有体験の設定等における割込処理を行うものであり、机上に設置されるCRTや液晶の如き表示装置にもとづき実施するものである。
【0045】
仮想現実環境移動割込処理手段24は、3次元の仮想現実環境での移動又は割込に対する処理を行うものであり、例えば学習者が学習か演習(自習のこと)を選択するものであり、キーボードあるいはマウス等により指示を行うものである。この機能は学習者が使用する場合が多いので学習者用コンピュータには必要なものであるが、教育者用コンピュータと学習者用コンピュータとは基本的に同一機能で構成されているので、このような手段を有するものである。
【0046】
ダウンロード手段25は、サーバ1からソフトウェアまたはデータをダウンロードするものである。教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3には基本ソフトウェア(OS)のみを格納し、学習または各種設定を実施するとき、サーバ1と直接通信するか、またはソフトウェア又はデータをサーバ1からダウンロードして実行するものである。
【0047】
外部記憶装置26は、使用頻度の大きいデータを保持するもので、例えばサーバ1側から送出された、図3に示す如き、トップメニュー画面、教育者、学習者設定画面、シナリオ選択画面、メッセージ選択画面、共有設定画面、記録再生指示画面等を一時保持するものである。
【0048】
学習者用コンピュータ3は、学習者が使用して仮想現実環境を実現して臨場感の高い学習雰囲気を得るものであり、CPU30、メニュー画面受信表示制御手段31、ヘッドマウントディスプレイ制御手段32、割込処理手段33、仮想現実環境移動割込処理手段34、ダウンロード手段35等を有し、外部記憶装置36が接続されている。
【0049】
学習者用コンピュータ3は、教育者用コンピュータ2と基本的に同機能であり、学習者用コンピュータ3のメニュー画面受信表示制御手段31は教育者用コンピュータ2のメニュー画面受信表示制御手段21と対応し、ヘッドマウントディスプレイ制御手段31はヘッドマウントディスプレイ制御手段22と対応し、割込処理手段33は割込処理手段23と対応し、仮想現実環境移動割込処理手段34は仮想現実環境移動割込処理手段24と対応し、ダウンロード手段35はダウンロード手段25と対応し、これらは同機能であるので詳細な説明は省略する。
【0050】
本発明の動作について、図4に示すフローチャートにもとづき説明する。
【0051】
S0.学習の開始に先立ち、教育者または学習者は自己の教育者用コンピュータまたは学習者用コンピュータの電源投し、ログインIDを行う。これらのログインIDがサーバ1のログインID・映像関連手段13に伝達され、教育者用コンピュータ2には、図5に示す項目1「教育者、学習者設定画面へ」〜項目5「記録再生指示画面へ」の5項目全体が表示されたトップメニュー画面M0が出力され、表示される。また学習者用コンピュータ31には、図5に示すトップメニュー画面M0より項目3「メッセージ選択画面へ」と項目4「共有体験設定画面へ」が削除された項目1、2、5の3つの項目が表示されたトップメニュー画面が、ログインID・映像関連手段13により出力される。これらのトップメニュー画面は、教育者用コンピュータまたは学習者用コンピュータにおいて選択制御が行われるとそれに対応して遷移するが、通常はこれらのトップメニュー画面は各コンピュータの表示面に出力された状態にある。
【0052】
このトップメニュー画面M0が出力された状態で、教育者は項目1「教育者、学習者設定画面へ」を、例えばキーボードにより選択する。これによりサーバ1のメニュー画面制御手段12が外部記憶装置19に保持された、図5に示す、教育者、学習者設定画面M1を読出し、これを教育者用コンピュータ2の図示省略した表示部に表示する。例えば学習者Aを登録映像4に設定するとき、学習者Aと登録映像4を選択し、登録キーをタッチすれば、シナリオにおける学習者Aを、キャラクタ画像の如き登録映像4を置換して表示することができる。このような学習者設定を学習開始前に実施する。
【0053】
S1.教育者及び学習者はヘッドマウントディスプレイ及びマイク付ヘッドフォンの装着を行い、その電源をオンにする。
【0054】
S2.教育者は、トップメニュー画面M0より項目2「シナリオ選択画面へ」を選択する。これによりメニュー画面制御手段12が、外部記憶装置19より、図5に示す、シナリオ選択画面M2を読み出して教育者用コンピュータ2に送出する。教育者用コンピュータ2では、メニュー画面受信表示制御手段21がこれを受信表示制御する。教育者はこのシナリオ選択画面M2より開始を指示してシナリオ選択を学習者に応じて行う。また教育者も参加するシナリオであればその選択を行う。このように学習者に応じたシナリオを選択したのち、終了を指示すると、トップメニュー画面M0が再び表示される。
【0055】
S3.教育者が学習状態を記録すべきであると判断したとき、図5に示すシナリオ選択画面M2において「記録する」という項目を選択する。これにより、学習履歴記録再生手段18により、学習者毎に、シナリオ番号と記録日時が記録されることになる。
【0056】
S4.このように記録状態でシナリオが学習者に送出されると、ヘッドアップディスプレイ制御手段32によりバーチャル環境での映像が出力され、学習開始となる。
【0057】
S5.その後バーチャル環境での学習が終了される。
【0058】
S6.そのとき記録も終了されることになる。
【0059】
S7.ところで前記S3において記録すると選択しない場合は、選択されたシナリオが学習者に出力されバーチャル環境での学習が開始される。
【0060】
S8.その後バーチャル環境での学習が終了される。
【0061】
このように記録された学習状態を例えば学習者が再生したいとき、トップメニュー画面M0の項目5「記録再生指示画面へ」を選択する。これによりサーバ1の学習履歴記録再生手段18が動作して、外部記憶装置19より、図7に示す記録再生指示画面M5−1を読出し、これを学習者に送る。学習者用コンピュータ3ではこれをメニュー画面受信表示制御手段32が受信して、図示省略した表示部に表示する。
【0062】
学習者はこれをみてシナリオ・記録時等より再生したいシナリオを選択すると、これがサーバ1より出力され、図7の記録再生画面M5−2に示す如く、再生される。なおこの再生画面は外人と会話中の学習を示している。再生が終了すれば記録再生指示画面M5−1に戻る。そして記録の再生は学習中でなければ可能である。
【0063】
学習中に、同一の視点から体験させるため教育者が共有体験をした方がよいと判断したとき、この共有設定は随時実施可能である。この共有設定に際して、教育者は、図5に示すトップメニュー画面より項目4「共有体験設定画面へ」を選択する。これにより図7に示す共有設定画面(能動的体験設定)M4−1が教育者用コンピュータ2の表示部に出力される。この図面は、例えば教育者用コンピュータ2を使用する教育者1の体験を学習者1、2、3の3名に体験させたい場合、共有者として学習者1、2、3を選択し、開始を指示する。これにより学習者1、2、3は教育者1と同じ視点で体験することができる。
【0064】
ところで教育者1が学習者と同じ視点で体験したい場合は、図7の共有設定画面M4−1の受動を選択する。これにより図7に示す共有設定画面(受動的体験設定)M4−2が出力される。教育者1は自分が共有体験したい相手として例えば学習者2を選択すると、これが選択され、開始と選択すると教育者1が学習者2のみと同席状態の同一視点での体験を共有することができる。その後能動を選択すれば再び図7の共有設定画面M4−1に戻る。
【0065】
なお学習中に共有体験の設定を実施する場合には、先に該当者に対してメッセージを伝えておく方が親切である。
【0066】
学習の途中に教育者から学習者にメッセージを伝達したい場合は、教育者用コンピュータ2に表示されているトップメニュー画面M0より項目3「メッセージ選択画面へ」を選択する。これによりサーバ1のメッセージ削除・編集・発信制御手段16が動作して、外部記憶装置19より、図6に示すメッセージ選択画面M3−1を出力し、これを教育者用コンピュータ2の表示部に表示する。
【0067】
教育者は、これより登録、変更、参照のいずれか1つの項目を選択すれば、教育者用コンピュータ2にサーバ1から図6に示すメッセージ編集画面M3−2が伝達、表示される。そしてこれにもとづき編集中のメッセージ番号、メッセージを映像(テロップ)で伝達するのか音声で伝達するのかを示す伝達手段、枠M内に示されるメッセージ内容、例えば「教育者Aからの指示です。学習を中断します。ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンを外して下さい。」を記入する。
【0068】
これら所定の入力が完了すると教育者は完了項目を選択する。これにより今度はメッセージ発信画面M3−3がサーバ1から伝達され、表示される。
【0069】
教育者はこの画面M3−3より通知先とメッセージ番号を入力し、発信項目を選択する。これにより割込処理手段23が発信処理を行い、通知先の学習者用コンピュータにおいてヘッドマウントディスプレイ制御手段32により学習者にメッセージが伝達される。
【0070】
図3はメニュー画面の遷移図を示す。そして斜線部分は教育者用コンピュータ2にのみ表示されるものであり、学習者用コンピュータ3には表示されないものである。
【0071】
例えばトップメニュー画面M0における選択状態により、教育者用コンピュータでは、教育者、学習者設定画面M1、シナリオ選択画面M2、メッセージ選択画面M3−1、共有設定画面M4−1、記録再生指示画面M5−1のいずれかが表示可能であるが、学習者用コンピュータでは教育者、学習者設定画面M1、シナリオ選択画面M2、記録再生指示画面M5−1のいずれかのみが表示可能であること、また記録再生指示画面M5−1において終了が選択されるときトップメニュー画面M0に戻ること、記録再生指示画面M5−1において再生が選択されるとき記録再生画面M5−2が表示されること、記録再生画面M5−2において終了が選択されるとき記録再生指示画面M5−1に戻ること等が示されている。
【0072】
【発明の効果】本発明により下記の効果を奏することができる。
【0073】
(1)3次元の仮想現実の環境下で教育または訓練を実施することにより、現実世界により近い臨場感のある体験が可能となり、教育効果を即戦力として活用可能となる。また学習者が遠隔地にいても、集合型教室の学習者と同等レベルの語学教育を受けることができるので、同等の教育効果が期待でき、教育費用の削減にも効果が期待できる。
【0074】
(2)学習または演習結果だけでなく、結果にたどり着くまでの過程を再現し、評価することができるため、教育等の結果をフィードバックし、教材の適正化を迅速に実施可能となる。
【0075】
(3)本語学教育装置の使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるが、教育者及び学習者に情報を伝達するため、3次元画像上にメッセージをテロップ表示することができる。また音声によってメッセージの割込みを実施、使用者にメッセージを伝達することができる。
【0076】
(4)教育者が任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験できるので、教育者が学習者の改善すべき点等を正確にチェックすることができる。逆に学習者が教育者の行動を同じ視点で共有体験できるので、教育者と他の学習者とのやりとりを共有することが可能となり、学習者が自己の学習に参考とすべき点を認識することができ、いずれの場合も学習効果を高めることができる。
【0077】
(5)本語学教育装置で提供できる仮想現実の環境内でコミュニケーションする際に、教育者及び又は学習者を登録されているコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更できるので、より臨場感を増すことができ、学習効果が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施の形態である。
【図3】本発明におけるメニュー画面遷移図である。
【図4】本発明における動作フローチャートである。
【図5】本発明におけるメニュー画面説明図(その1)である。
【図6】本発明におけるメニュー画面説明図(その2)である。
【図7】本発明におけるメニュー画面説明図(その3)である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 教育者用コンピュータ
3 学習者用コンピュータ
4 マイク付ヘッドフォン
5 ヘッドマウントディスプレイ
10 CPU
11 仮想現実環境実現手段
12 メニュー画面制御手段
13 ログインID・映像関連手段
14 3次元映像管理手段
15 シナリオ選択管理手段
16 メッセージ削除・編集・発信制御手段
17 体験共有手段
18 学習履歴記録再生手段
19 外部記憶装置
【発明の属する技術分野】本発明は語学教育装置に係り、特に多人数で同時に演習可能な教科または教材で、教育者及び学習者同士あるいは学習者同士が仮想空間上で実世界シミュレートを体験することにより、実世界での教育効果の向上をはかるようにした語学教育装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の語学教育装置では教室内に多数の据え置き型のCRT表示装置とヘッドフォンを設け、この表示装置に2次元画面を表示し、ヘッドフォン等からの音声で学習者に問題を提示してコンピュータが回答、採点するという、学習者の暗記能力向上を主眼においたシステムが一般的であり、実世界における雰囲気に比べて臨場感に欠けているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術による語学教育装置で、あらかじめ定められたシナリオ通りの教材を受ける学習、及びあらかじめ定められたシナリオのない自由会話のような演習では、実世界に比べて臨場感に欠けるため、教育結果を即戦力に結びつけるという観点においてはコミュニケーション等の教育効果が限定的なものになっている。
【0004】
また、教室より遠隔地に所在する学習者は、教育実施場所となる教室まで出張しなければならず、教室に出張しなければ同レベルの教育受講の機会を逸することになり、出張すれば受講のための費用がかさむことになる。
【0005】
従来技術では、学習及び演習結果を点数として管理することが一般的であり、過程をふまえた問題点分析の機能が不足している。
【0006】
現状の語学教育分野において、3次元映像を利用した装置は一般に存在していないが、仮想現実の環境における学習又は演習過程を評価する機能の要求が高まっている。
【0007】
従来技術において、3次元の仮想現実の環境を実現する語学教育システムは存在していないが、この3次元の語学教育システムの使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるため、仮想現実の環境内で教育者から学習者への指示等を伝達する手段が必要となる。
【0008】
従来の語学教育におけるコミュニケーション訓練は、教育者と学習者が同じ部屋に集まって実施しているだけであり、教育者が学習者の立場で、逆に学習者が教育者の立場に立って行うことがなかったので、立場が常に一方的なものとなり、臨場感を高めることができなかった。
【0009】
従来技術では、3次元映像を使用した仮想実現の環境下での語学教育装置は存在していないが、臨場感をより高めるために教育者及び学習者をコンピュータグラフィックによる現実の人間により近い映像として関連付けて登録する機能が必須であり、このような機能の提供が要求されている。
【0010】
従って本発明の目的は前記の課題を解決した語学教育装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成を図1に示す。図1において1はサーバ、2は教育者用コンピュータ、3−1、3−2・・・3−nは学習者用コンピュータ、4はマイク付ヘッドフォン、5はヘッドマウントディスプレイ、NTはWAN、専用線、インターネット等のネットワーク、VLSは仮想語学装置、S−1は3次元人物映像、S−2は3次元背景映像である。
【0012】
本発明の前記目的は下記(1)〜(5)により達成することができる。
【0013】
(1)ネットワークにより接続された教育者用コンピュータと、学習者用コンピュータと、サーバにより構成された語学教育装置において、教育者用コンピュータには、メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と割込処理を行う割込処理手段を具備し、学習者用コンピュータには、メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と、割込処理を行う割込処理手段を具備し、サーバには、仮想現実の環境を実現するための3次元映像を出力する仮想現実環境実現手段と、メニュー画面を制御するメニュー画面制御手段と、教育者又は学習者から入力されたログインIDにもとづき、教育者又は学習者に対応したメニュー画面を出力制御するログインID・映像関連手段と、3次元映像を管理する3次元映像管理手段と、要求されたシナリオを選択管理するシナリオ管理手段と、メッセージの削除、編集、発信を行うメッセージ削除・編集・発信制御手段を具備し、複数の学習者に対してヘッドマウントディスプレイ制御手段により3次元映像及び音声による仮想現実の環境で語学教育を実施することを可能としたことを特徴とする語学教育装置。
【0014】
(2)前記(1)の語学教育装置において、サーバに学習の履歴を記録又は再生する学習履歴記録再生手段を設け、学習記録された選択されたときの学習内容を巻き戻し又は早送りを含む前記学習履歴記録再生手段で再生し、又は模範解答付きで再生することを特徴とする語学教育装置。
【0015】
(3)前記(1)の語学教育装置において、教育者用のコンピュータに割込処理手段を設け、教育者からのメッセージを個々の学習者又は学習者全員に伝達することを特徴とする語学教育装置。
【0016】
(4)前記(1)の語学教育装置において、サーバに仮想現実空間において体験を共有する体験共有手段を設け、教育者は任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験し、逆に教育者の行動を同じ視点で学習者が共有体験できることを特徴とする語学教育装置。
【0017】
(5)前記(1)の語学教育装置において、サーバに仮想現実の環境を使用する教育者又は学習者を、この語学教育装置に登録されるコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更又は解除する3次元映像管理手段を設け、前記教育者又は学習者を前記コンピュータグラフィックの映像として表示することを特徴とする語学教育装置。
【0018】
本発明により下記の作用効果を奏することができる。
【0019】
(1)3次元の仮想現実の環境下で教育または訓練を実施することにより、現実世界により近い臨場感のある体験が可能となり、教育効果を即戦力として活用可能となる。また学習者が遠隔地にいても、集合型教室の学習者と同等レベルの語学教育を受けることができるので、同等の教育効果が期待でき、教育費用の削減にも効果が期待できる。
【0020】
(2)学習または演習効果だけでなく、結果にたどり着くまでの過程を再現し、評価することができるため、教育等の結果をフィードバックし、教材の適正化を迅速に実施可能となる。
【0021】
(3)本語学教育装置の使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるが、教育者及び学習者に情報を伝達するため、3次元画像上にメッセージをテロップ表示することができる。また音声によってメッセージの割込みを実施、使用者にメッセージを伝達することができる。
【0022】
(4)教育者が任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験できるので、教育者が学習者の改善すべき点等を正確にチェックすることができる。逆に学習者が教育者の行動を同じ視点で共有体験できるので、教育者と他の学習者とのやりとりを共有することが可能となり、学習者が自己の学習に参考とすべき点を認識することができ、いずれの場合も学習効果を高めることができる。
【0023】
(5)本語学教育装置で提供できる仮想現実の環境内でコミュニケーションする際に、教育者及び又は学習者を登録されているコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更できるので、より臨場感を増すことができ、学習効果が向上できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の概略を図1により説明する。本発明においては、サーバ1、教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3−1、3−2・・・3−8等により集合型教室を構成するとともに、これらをWAN、専用線、インターネットNT等を経由して遠隔地に設けられた学習者用コンピュータ3−11、3−12・・・と接続し、論理的な教室である仮想語学装置VLSを構成する。
【0025】
サーバ1には、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元人物映像S−1、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元背景映像S−2(図1ではマーケットの映像)等を保持し、教材として使用する。
【0026】
教育者及び学習者はステレオ用のマイク付ヘッドフォン4と、3次元映像を表示するヘッドマウント・ディスプレイ5を使用して、サーバ1より出力される3次元映像にもとづき語学教育を行うものである。
【0027】
本発明の一実施の形態を図2〜図7にもとづき説明する。図2は本発明の実施の形態、図3は本発明における画面遷移図、図4は本発明における動作フローチャート、図5は本発明におけるメニュー画面説明図(その1)、図6は本発明におけるメニュー画面説明図(その2)、図7は本発明におけるメニュー画面説明図(その3)である。
【0028】
図2において、他図と同一部は同符号を付し、1はサーバ、2は教育者用コンピュータ、3は学習者用コンピュータ、4はマイク付ヘッドフォン、5はヘッドマウント・ディスプレイ、10はCPU、11は仮想現実環境実現手段、12はメニュー画面制御手段、13はログインID・映像関連手段、14は3次元映像管理手段、15はシナリオ選択管理手段、16はメッセージ削除・編集・発信制御手段、17は体験共有手段、18は学習履歴記録再生手段、19は外部記憶装置、20はCPU、21はメニュー画面受信表示制御装置、22はヘッド・マウントディスプレイ制御手段、23は割込処理手段、24は仮想現実環境移動割込処理手段、25はダウンロード手段、26は外部記憶手段、30はCPU、31はメニュー画面受信表示制御手段、32はヘッドマウントディスプレイ制御手段、33は割込処理手段、34は仮想現実環境移動割込処理手段、35はダウンロード手段、36は外部記憶装置である。
【0029】
サーバ1は本発明の語学教育装置において使用する複数の3次元映像を保持して教育者の要求にもとづき学習者に送出したり、教育者のログインIDや学習者のログインIDにもとづきメニュー画面を出力するものであり、CPU10、仮想現実環境実現手段11、メニュー画面制御手段12、ログインID・映像関連手段13、3次元映像管理手段14、シナリオ選択管理手段15、メッセージ削除・編集・発信制御手段16、体験共有手段17、学習履歴記録再生手段18を有し、外部記憶装置19が接続されている。
【0030】
なお前記仮想現実環境実現手段11は、CPU10をこのような手段として動作させるソフトウェアを図示省略した主記憶に保持させることにより得られる機能を示したものであり、メニュー画面制御手段12〜学習履歴記録再生手段18も同様である。
【0031】
仮想現実環境実現手段11は、シナリオ選択管理手段15が外部記憶装置19より選択抽出したシナリオや、コンピュータグラフィックによる3次元人物映像S−1、コンピュータグラフィックまたは実写による3次元背景映像S−2等の仮想現実世界での学習及び演習イメージを、教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3に送出するものである。
【0032】
メニュー画面制御手段12は、図5〜図7に示すメニュー画面を教育者用コンピュータ2あるいは学習者用コンピュータ3からの指示により選択的に読出してこれを送出するものである。
【0033】
ログインID・映像関連手段13は、教育者または学習者が自己のコンピュータの起動時において投入するIDを解読して、教育者用コンピュータに対してはそれに対応したメニュー画面を出力し、学習者用コンピュータに対してはそれに対応したメニュー画面を出力し、それに応じた制御を行うものである。なお教育者用コンピュータ2に対しては、このログインIDの解読にもとづき、図5のトップメニュー画面M0において、全項目1〜5が出力表示される。しかし学習者用コンピュータに対してはトップメニュー画面M0において○印の付加された項目1、2、5のみ表示され、項目3、4は表示されない。
【0034】
3次元映像管理手段14は、この語学教育装置にキャラクタの如きコンピュータグラフィック映像を登録したり、仮想現実の環境を使用する教育者または学習者をこのコンピュータグラフィック映像と関連付けて登録、変更、解除するものである。
【0035】
シナリオ選択管理手段15は、教育者が学習者に適した学習用のシナリオを指示されたとき、これに応じて指示されたシナリオを外部記憶装置19より読出すものである。この読出したシナリオは、仮想現実環境実現手段11により所定の学習者のコンピュータに対して出力される。
【0036】
メッセージ削除・編集・発信制御手段16は、教育者から学習者に対してメッセージを発信するとき、このメッセージを編集したり、発信したり、すでに発信ずみのメッセージを削除する制御を行うものである。
【0037】
体験共有手段17は、仮想空間内で例えば教育者が学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験したり、逆に教育者の行動を同じ視点で学習者が共有体験できるものである。
【0038】
学習履歴記録再生手段18は、学習した教材に、学習日時と、学習者名を記録するとともに、教材の早送り巻戻し機能を有する再生手段であり、学習した教材によっては模範解答を用意しておく。
【0039】
外部記憶装置19は、本発明の語学教育装置が必要とするソフトウエアや各種データを保持するものであり、例えば仮想現実環境用のデータや、キャラクタの如きコンピュータグラフィック映像等が格納されている。
【0040】
教育者用コンピュータ2は、教育者が使用してシナリオを選択したり、メッセージを作成出力したり、共有体験を設定したり、記録再生指示を行ったり、教育者、学習者を登録映像に対応設定するものであり、CPU20、メニュー画面受信表示制御手段21、ヘッドマウントディスプレイ制御手段22、割込処理手段23、仮想現実環境移動割込処理手段24、ダウンロード手段25を有し、外部記憶装置26が接続されている。
【0041】
メニュー画面受信表示制御手段21は、起動時におけるログインIDをサーバ1が識別して、教育者用コンピュータ2に対応した、図5に示すトップメニュー画面M0を出力して、教育者がこれにもとづき選択、処理等を行ったとき、これに対応した動作を行うものである。
【0042】
このメニュー画面受信表示制御手段21は、CPU20をこのような手段として動作させるソフトウェアを図示省略した主記憶に保持させることにより得られる機能を示したものであり、ヘッドマウントディスプレイ制御手段22〜ダウンロード手段26も同様である。
【0043】
ヘッドマウントディスプレイ制御手段22は、サーバ1から出力された仮想現実環境の3次元映像データ、3次元の音データを受信して3次元映像データはヘッドマウントディスプレイに出力し、3次元の音データはマイク付ヘッドフォンに出力し、3次元の仮想現実環境を再現するものである。
【0044】
割込処理手段23は、メッセージ配信または共有体験の設定等における割込処理を行うものであり、机上に設置されるCRTや液晶の如き表示装置にもとづき実施するものである。
【0045】
仮想現実環境移動割込処理手段24は、3次元の仮想現実環境での移動又は割込に対する処理を行うものであり、例えば学習者が学習か演習(自習のこと)を選択するものであり、キーボードあるいはマウス等により指示を行うものである。この機能は学習者が使用する場合が多いので学習者用コンピュータには必要なものであるが、教育者用コンピュータと学習者用コンピュータとは基本的に同一機能で構成されているので、このような手段を有するものである。
【0046】
ダウンロード手段25は、サーバ1からソフトウェアまたはデータをダウンロードするものである。教育者用コンピュータ2、学習者用コンピュータ3には基本ソフトウェア(OS)のみを格納し、学習または各種設定を実施するとき、サーバ1と直接通信するか、またはソフトウェア又はデータをサーバ1からダウンロードして実行するものである。
【0047】
外部記憶装置26は、使用頻度の大きいデータを保持するもので、例えばサーバ1側から送出された、図3に示す如き、トップメニュー画面、教育者、学習者設定画面、シナリオ選択画面、メッセージ選択画面、共有設定画面、記録再生指示画面等を一時保持するものである。
【0048】
学習者用コンピュータ3は、学習者が使用して仮想現実環境を実現して臨場感の高い学習雰囲気を得るものであり、CPU30、メニュー画面受信表示制御手段31、ヘッドマウントディスプレイ制御手段32、割込処理手段33、仮想現実環境移動割込処理手段34、ダウンロード手段35等を有し、外部記憶装置36が接続されている。
【0049】
学習者用コンピュータ3は、教育者用コンピュータ2と基本的に同機能であり、学習者用コンピュータ3のメニュー画面受信表示制御手段31は教育者用コンピュータ2のメニュー画面受信表示制御手段21と対応し、ヘッドマウントディスプレイ制御手段31はヘッドマウントディスプレイ制御手段22と対応し、割込処理手段33は割込処理手段23と対応し、仮想現実環境移動割込処理手段34は仮想現実環境移動割込処理手段24と対応し、ダウンロード手段35はダウンロード手段25と対応し、これらは同機能であるので詳細な説明は省略する。
【0050】
本発明の動作について、図4に示すフローチャートにもとづき説明する。
【0051】
S0.学習の開始に先立ち、教育者または学習者は自己の教育者用コンピュータまたは学習者用コンピュータの電源投し、ログインIDを行う。これらのログインIDがサーバ1のログインID・映像関連手段13に伝達され、教育者用コンピュータ2には、図5に示す項目1「教育者、学習者設定画面へ」〜項目5「記録再生指示画面へ」の5項目全体が表示されたトップメニュー画面M0が出力され、表示される。また学習者用コンピュータ31には、図5に示すトップメニュー画面M0より項目3「メッセージ選択画面へ」と項目4「共有体験設定画面へ」が削除された項目1、2、5の3つの項目が表示されたトップメニュー画面が、ログインID・映像関連手段13により出力される。これらのトップメニュー画面は、教育者用コンピュータまたは学習者用コンピュータにおいて選択制御が行われるとそれに対応して遷移するが、通常はこれらのトップメニュー画面は各コンピュータの表示面に出力された状態にある。
【0052】
このトップメニュー画面M0が出力された状態で、教育者は項目1「教育者、学習者設定画面へ」を、例えばキーボードにより選択する。これによりサーバ1のメニュー画面制御手段12が外部記憶装置19に保持された、図5に示す、教育者、学習者設定画面M1を読出し、これを教育者用コンピュータ2の図示省略した表示部に表示する。例えば学習者Aを登録映像4に設定するとき、学習者Aと登録映像4を選択し、登録キーをタッチすれば、シナリオにおける学習者Aを、キャラクタ画像の如き登録映像4を置換して表示することができる。このような学習者設定を学習開始前に実施する。
【0053】
S1.教育者及び学習者はヘッドマウントディスプレイ及びマイク付ヘッドフォンの装着を行い、その電源をオンにする。
【0054】
S2.教育者は、トップメニュー画面M0より項目2「シナリオ選択画面へ」を選択する。これによりメニュー画面制御手段12が、外部記憶装置19より、図5に示す、シナリオ選択画面M2を読み出して教育者用コンピュータ2に送出する。教育者用コンピュータ2では、メニュー画面受信表示制御手段21がこれを受信表示制御する。教育者はこのシナリオ選択画面M2より開始を指示してシナリオ選択を学習者に応じて行う。また教育者も参加するシナリオであればその選択を行う。このように学習者に応じたシナリオを選択したのち、終了を指示すると、トップメニュー画面M0が再び表示される。
【0055】
S3.教育者が学習状態を記録すべきであると判断したとき、図5に示すシナリオ選択画面M2において「記録する」という項目を選択する。これにより、学習履歴記録再生手段18により、学習者毎に、シナリオ番号と記録日時が記録されることになる。
【0056】
S4.このように記録状態でシナリオが学習者に送出されると、ヘッドアップディスプレイ制御手段32によりバーチャル環境での映像が出力され、学習開始となる。
【0057】
S5.その後バーチャル環境での学習が終了される。
【0058】
S6.そのとき記録も終了されることになる。
【0059】
S7.ところで前記S3において記録すると選択しない場合は、選択されたシナリオが学習者に出力されバーチャル環境での学習が開始される。
【0060】
S8.その後バーチャル環境での学習が終了される。
【0061】
このように記録された学習状態を例えば学習者が再生したいとき、トップメニュー画面M0の項目5「記録再生指示画面へ」を選択する。これによりサーバ1の学習履歴記録再生手段18が動作して、外部記憶装置19より、図7に示す記録再生指示画面M5−1を読出し、これを学習者に送る。学習者用コンピュータ3ではこれをメニュー画面受信表示制御手段32が受信して、図示省略した表示部に表示する。
【0062】
学習者はこれをみてシナリオ・記録時等より再生したいシナリオを選択すると、これがサーバ1より出力され、図7の記録再生画面M5−2に示す如く、再生される。なおこの再生画面は外人と会話中の学習を示している。再生が終了すれば記録再生指示画面M5−1に戻る。そして記録の再生は学習中でなければ可能である。
【0063】
学習中に、同一の視点から体験させるため教育者が共有体験をした方がよいと判断したとき、この共有設定は随時実施可能である。この共有設定に際して、教育者は、図5に示すトップメニュー画面より項目4「共有体験設定画面へ」を選択する。これにより図7に示す共有設定画面(能動的体験設定)M4−1が教育者用コンピュータ2の表示部に出力される。この図面は、例えば教育者用コンピュータ2を使用する教育者1の体験を学習者1、2、3の3名に体験させたい場合、共有者として学習者1、2、3を選択し、開始を指示する。これにより学習者1、2、3は教育者1と同じ視点で体験することができる。
【0064】
ところで教育者1が学習者と同じ視点で体験したい場合は、図7の共有設定画面M4−1の受動を選択する。これにより図7に示す共有設定画面(受動的体験設定)M4−2が出力される。教育者1は自分が共有体験したい相手として例えば学習者2を選択すると、これが選択され、開始と選択すると教育者1が学習者2のみと同席状態の同一視点での体験を共有することができる。その後能動を選択すれば再び図7の共有設定画面M4−1に戻る。
【0065】
なお学習中に共有体験の設定を実施する場合には、先に該当者に対してメッセージを伝えておく方が親切である。
【0066】
学習の途中に教育者から学習者にメッセージを伝達したい場合は、教育者用コンピュータ2に表示されているトップメニュー画面M0より項目3「メッセージ選択画面へ」を選択する。これによりサーバ1のメッセージ削除・編集・発信制御手段16が動作して、外部記憶装置19より、図6に示すメッセージ選択画面M3−1を出力し、これを教育者用コンピュータ2の表示部に表示する。
【0067】
教育者は、これより登録、変更、参照のいずれか1つの項目を選択すれば、教育者用コンピュータ2にサーバ1から図6に示すメッセージ編集画面M3−2が伝達、表示される。そしてこれにもとづき編集中のメッセージ番号、メッセージを映像(テロップ)で伝達するのか音声で伝達するのかを示す伝達手段、枠M内に示されるメッセージ内容、例えば「教育者Aからの指示です。学習を中断します。ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンを外して下さい。」を記入する。
【0068】
これら所定の入力が完了すると教育者は完了項目を選択する。これにより今度はメッセージ発信画面M3−3がサーバ1から伝達され、表示される。
【0069】
教育者はこの画面M3−3より通知先とメッセージ番号を入力し、発信項目を選択する。これにより割込処理手段23が発信処理を行い、通知先の学習者用コンピュータにおいてヘッドマウントディスプレイ制御手段32により学習者にメッセージが伝達される。
【0070】
図3はメニュー画面の遷移図を示す。そして斜線部分は教育者用コンピュータ2にのみ表示されるものであり、学習者用コンピュータ3には表示されないものである。
【0071】
例えばトップメニュー画面M0における選択状態により、教育者用コンピュータでは、教育者、学習者設定画面M1、シナリオ選択画面M2、メッセージ選択画面M3−1、共有設定画面M4−1、記録再生指示画面M5−1のいずれかが表示可能であるが、学習者用コンピュータでは教育者、学習者設定画面M1、シナリオ選択画面M2、記録再生指示画面M5−1のいずれかのみが表示可能であること、また記録再生指示画面M5−1において終了が選択されるときトップメニュー画面M0に戻ること、記録再生指示画面M5−1において再生が選択されるとき記録再生画面M5−2が表示されること、記録再生画面M5−2において終了が選択されるとき記録再生指示画面M5−1に戻ること等が示されている。
【0072】
【発明の効果】本発明により下記の効果を奏することができる。
【0073】
(1)3次元の仮想現実の環境下で教育または訓練を実施することにより、現実世界により近い臨場感のある体験が可能となり、教育効果を即戦力として活用可能となる。また学習者が遠隔地にいても、集合型教室の学習者と同等レベルの語学教育を受けることができるので、同等の教育効果が期待でき、教育費用の削減にも効果が期待できる。
【0074】
(2)学習または演習結果だけでなく、結果にたどり着くまでの過程を再現し、評価することができるため、教育等の結果をフィードバックし、教材の適正化を迅速に実施可能となる。
【0075】
(3)本語学教育装置の使用中は教育者及び学習者ともに、ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドフォンにより実世界から隔離された状態であるが、教育者及び学習者に情報を伝達するため、3次元画像上にメッセージをテロップ表示することができる。また音声によってメッセージの割込みを実施、使用者にメッセージを伝達することができる。
【0076】
(4)教育者が任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験できるので、教育者が学習者の改善すべき点等を正確にチェックすることができる。逆に学習者が教育者の行動を同じ視点で共有体験できるので、教育者と他の学習者とのやりとりを共有することが可能となり、学習者が自己の学習に参考とすべき点を認識することができ、いずれの場合も学習効果を高めることができる。
【0077】
(5)本語学教育装置で提供できる仮想現実の環境内でコミュニケーションする際に、教育者及び又は学習者を登録されているコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更できるので、より臨場感を増すことができ、学習効果が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施の形態である。
【図3】本発明におけるメニュー画面遷移図である。
【図4】本発明における動作フローチャートである。
【図5】本発明におけるメニュー画面説明図(その1)である。
【図6】本発明におけるメニュー画面説明図(その2)である。
【図7】本発明におけるメニュー画面説明図(その3)である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 教育者用コンピュータ
3 学習者用コンピュータ
4 マイク付ヘッドフォン
5 ヘッドマウントディスプレイ
10 CPU
11 仮想現実環境実現手段
12 メニュー画面制御手段
13 ログインID・映像関連手段
14 3次元映像管理手段
15 シナリオ選択管理手段
16 メッセージ削除・編集・発信制御手段
17 体験共有手段
18 学習履歴記録再生手段
19 外部記憶装置
Claims (5)
- ネットワークにより接続された教育者用コンピュータと、学習者用コンピュータと、サーバにより構成された語学教育装置において、
教育者用コンピュータには、
メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、
サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、
ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と割込処理を行う割込処理手段を具備し、
学習者用コンピュータには、
メニュー画面を受信表示するメニュー画面受信表示手段と、
サーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード手段と、
ヘッドマウントディスプレイに3次元映像を出力制御するヘッドマウントディスプレイ制御手段と、
割込処理を行う割込処理手段を具備し、
サーバには、
仮想現実の環境を実現するための3次元映像を出力する仮想現実環境実現手段と、
メニュー画面を制御するメニュー画面制御手段と、
教育者又は学習者から入力されたログインIDにもとづき、教育者又は学習者に対応したメニュー画面を出力制御するログインID・映像関連手段と、
3次元映像を管理する3次元映像管理手段と、
要求されたシナリオを選択管理するシナリオ管理手段と、
メッセージの削除、編集、発信を行うメッセージ削除・編集・発信制御手段を具備し、
複数の学習者に対してヘッドマウントディスプレイ制御手段により3次元映像及び音声による仮想現実の環境で語学教育を実施することを可能としたことを特徴とする語学教育装置。 - 請求項1の語学教育装置において、サーバに学習の履歴を記録又は再生する学習履歴記録再生手段を設け、学習記録された選択されたときの学習内容を巻き戻し又は早送りを含む前記学習履歴記録再生手段で再生し、又は模範解答付きで再生することを特徴とする語学教育装置。
- 請求項1の語学教育装置において、教育者用のコンピュータに割込処理手段を設け、教育者からのメッセージを個々の学習者又は学習者全員に伝達することを特徴とする語学教育装置。
- 請求項1の語学教育装置において、サーバに仮想現実空間において体験を共有する体験共有手段を設け、教育者は任意の学習者と同じ視点で学習者の行動を共有体験し、逆に教育者の行動を同じ視点で学習者が共有体験できることを特徴とする語学教育装置。
- 請求項1の語学教育装置において、サーバに仮想現実の環境を使用する教育者又は学習者を、この語学教育装置に登録されるコンピュータグラフィックの映像と関連付けて登録、変更又は解除する3次元映像管理手段を設け、前記教育者又は学習者を前記コンピュータグラフィックの映像として表示することを特徴とする語学教育装置。
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