JP2004060369A

JP2004060369A - Fastening method of column and continuous footing in wooden building

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Publication number: JP2004060369A
Application number: JP2002222713A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Tsuji; 辻　孝年
Original assignee: SANKEN HOME KK
Current assignee: SANKEN HOME KK
Priority date: 2002-07-31
Filing date: 2002-07-31
Publication date: 2004-02-26
Anticipated expiration: 2022-07-31
Also published as: JP3671170B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To easily center and adjust a column and an anchor bolt of a continuous footing and obtain a high-strength fastening state suitable for a wooden three-floor house. <P>SOLUTION: An anchor bolt holding sleeve (11) in which water perforations (11a) are distributively opened at a body face is vertically embedded fixedly in a predetermined position corresponding to the column (Y) with the placed concrete of the continuous footing (C). An anchor bolt (12) integrally built in a penetration state into a sill (X) in advance is implanted into the holding sleeve (11) almost together with the infilling of grout mortar (M). After the curing of the mortar (M), a holddown metal (A) is connectedly screwed in a series of an upright state to the upper end of the anchor bolt (12). Finally, by fixedly inserting the column (Y) into the holddown metal (A) from above, a framing state to the sill (X) is kept. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は木造建築物における柱と布基礎との締結工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に木造建築物の柱を布基礎へ、土台を介して締結する場合、アンカーボルトを柱との対応位置関係において、その布基礎へ正確な芯出し状態に埋設しておくことは至難の業であり、仮令基準墨に従ったとしても、必らずや位置ズレを生じ、このような事態は特に角隅部の通し柱（隅柱）について顕著となる。
【０００３】
そこで、従来では実用新案登録第３００８１７８号から例示されるように、ほぞ部材（ホールダウン金物）（２０）のみならず、アンカーボルト（３０１）よりも径大な貫通孔（１１ｂ）（１１ｃ）が開口形成されたベースレート（１０）も用意して、これによりアンカーボルト（３０１）の位置ズレを吸収し乍ら、布基礎（３００）へ土台（１００）と柱（２００）を締結一体化している。
【０００４】
つまり、建築現場において先ず布基礎（３００）の上面から垂立しているアンカーボルト（３０１）へ、土台（１００）のアンカー孔（１０２）を差し込むと共に、その土台（１００）のほぞ孔（１０１）へ上方からほぞ部材（２０）の下部を差し込み垂立させる。
【０００５】
次いで、土台（１００）の上面から垂立しているほぞ部材（２０）の上部とアンカーボルト（３０１）へ、ベースレート（１０）の貫通孔（１１ａ）（１１ｂ）（１１ｃ）を対応的に差し込んだ上、その貫通孔（１１ｂ）（１１ｃ）よりも径大なワッシャ（４１）を介して、アンカーボルト（３０１）へナット（４０）を螺合締結すると共に、ベースレート（１０）の釘孔（１２）へ釘を打ち込んで、そのベースレート（１０）と土台（１００）を布基礎（３００）の上面へ固定する。
【０００６】
その後、土台（１００）の上面から垂立しているほぞ部材（２０）の上部へ、柱（２００）のほぞ穴（２０１）を差し込んだ上、土台（１００）のピン孔（１０３）と柱（２００）のピン孔（２０２）からほぞ部材（２０）のピン貫通孔（２１ａ）（２１ｂ）（２１ｃ）を経て、複数のピン（３０）を打ち込み横断させることにより、柱（２００）を土台（１００）の上面へ固定している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような公知考案の構成では、布基礎（３００）に対する土台（１００）の固定位置（アンカーボルトの垂立位置）と、その土台（１００）に対する柱（２００）の固定位置（ほぞ部材の垂立位置）とが異なり、互いに分離しているため、布基礎（３００）に対して柱（２００）を一連の高強度な締結固定状態に維持することができない。
【０００８】
部品点数が多く、一文字型やＬ字型、Ｔ字型、十字型の各種べープレート（１０）を使い分けるなどの甚だ複雑・面倒な作業を要するにも拘らず、未だ木造３階建の住宅における構造耐力上の安全性に劣るのである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題の改良を企図しており、そのための構成上第１に凹凸粗面化された胴面にコンクリートやモルタルの通水用間隙又は目穴が開口分布するアンカーボルト受け入れスリーブを、布基礎の補強鉄筋に結束された垂立状態として、その布基礎の打設コンクリートにより柱との対応的な予定位置へ埋設一体化させ、
【００１０】
次いで、上記アンカーボルト受け入れスリーブの内部へグラウトモルタルを充填するとほぼ同時に、予じめ土台への差し込み貫通状態に組立一体化されているアンカーボルトもその受け入れスリーブの内部へ、柱との芯出し状態に位置調整し乍ら植え込み垂立させることにより、上記土台を布基礎の上面に設置して、
【００１１】
上記グラウトモルタルの硬化後に、その土台の上面から張り出し垂立しているアンカーボルトの上端部へ、上方からホールダウン金物を一連の垂立状態に螺合締結し、
【００１２】
上記ホールダウン金物へ最後に上方から差し込み嵌合させた柱を、その柱とホールダウン金物に貫通横断する固定ピンにより、上記土台と軸組み一体化させることを特徴とし、
【００１３】
第２に、凹凸粗面化された胴面にコンクリートやモルタルの通水用間隙又は目穴が開口分布するアンカーボルト受け入れスリーブを、布基礎の補強鉄筋に結束された垂立状態として、その布基礎の打設コンクリートにより柱との対応的な予定位置へ埋設一体化させ、
【００１４】
次いで、上記アンカーボルト受け入れスリーブの内部へグラウトモルタルを充填するとほぼ同時に、アンカーボルトもその受け入れスリーブの内部へ、柱との芯出し状態に位置調整し乍ら植え込み垂立させて、
【００１５】
上記グラウトモルタルの硬化後、その布基礎の上面から張り出し垂立しているアンカーボルトの上端部へ、上方からホールダウン金物を一連の垂立状態に螺合締結し、
【００１６】
上記ホールダウン金物へ最後に上方から差し込み嵌合させた柱を、その柱とホールダウン金物に貫通横断する固定ピンにより、布基礎へ固定一体化させることを特徴とするものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の詳細を説明すると、図１〜３は本発明による木造建築物の柱（角隅部の通し柱）（Ｙ）と、布基礎（Ｃ）との締結施工状態を示しており、（１０）はそのコンクリート造りの布基礎（Ｃ）に埋設された補強鉄筋、（１１）はその補強鉄筋（１０）と結束された垂立状態として、同じく布基礎（Ｃ）における柱（Ｙ）との対応的な予定位置（角隅部）へ埋設一体化されたアンカーボルト受け入れスリーブであり、その開口上端部が布基礎（Ｃ）の上面とほぼ面一状態に保たれる。
【００１８】
アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）は、図２、３のようなアンカーボルト（１２）よりも太い一定の口径（ｏ）と、そのアンカーボルト（１２）よりも深く埋め込まれることになる一定の長さ（ｈ１）とを有する好ましくは耐アルカリ性合成樹脂のコルゲート管や金属螺旋管などの管状体から成り、特にその凹凸粗面化された胴面には、多数の通水用間隙又は目穴（１１ａ）が設けられている。（１１ｂ）はその胴面の粗面化された凹部又は／及び凸部を示している。
【００１９】
茲に、アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の胴面を凹凸粗面化した理由は、布基礎（Ｃ）のコンクリートや後述するグラウトモルタルとの喰い付き力を昂め、これらの打設・充填時に圧縮力が作用するも、決して潰れない扁平強度を初め、高い衝撃強度や引張（引抜）強度を発揮させることにある。
【００２０】
又、同じくアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の胴面に開口分布する通水用間隙又は目穴（１１ａ）は、上記コンクリートやグラウトモルタルの含有水分を浸透させ得るも、その粒度の大きな骨材の侵入を遮断すると共に、これらの打設・充填時に加わる圧縮力を逃すためのものである。
【００２１】
この点、図４、５では高密度ポリエチレンのコルゲート管から成るアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を例示しているが、その可撓性を必要条件とするものではなく、上記諸機能を発揮し得る管状体である限り、そのアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を図６〜８のようなリブラスやワイヤーラス、その他の金網材から所定の口径（ｏ）に巻き曲げ立体化しても良い。その図示したリブラスのリブが上記胴面の凸部（１１ｂ）として、同じく網目が上記目穴（１１ａ）として各々機能することになる。
【００２２】
先に一言したアンカーボルト（１２）は図９のような一定長さ（ｈ２）の異形鉄筋から成り、上記布基礎（Ｃ）のコンクリートに埋設一体化されたアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へ、その後に上方から植え込み垂立されて、そのスリーブ（１１）の内部へ充填されるグラウトモルタル（Ｍ）の硬化により、上記布基礎（Ｃ）への埋設状態が固定維持されることとなる。
【００２３】
（１２ａ）はその布基礎（Ｃ）の上面から張り出し垂立するアンカーボルト（１２）の上端部に切削加工された雄ネジであり、これには上方から固定ナット（１３）が螺合締結されるようになっている。（１２ｂ）はそのアンカーボルト（１２）の中途高さ位置に溶接一体化された張り出しフランジであって、上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の口径（ｏ）よりも小さな外径（ｄ）の円板型を呈している。
【００２４】
（Ｘ）は布基礎（Ｃ）と柱（Ｙ）との相互間に介在する土台であり、図２に示す如く、上記アンカーボルト（１２）の張り出しフランジ（１２ｂ）により下方から受け止められた状態のもとで、そのアンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）に対する固定ナット（１３）の螺合締結によって、上方から押え付け拘束されている。
【００２５】
（１４）はその土台（Ｘ）の就中角隅部に貫通形成された垂直なアンカーボルト受け入れ孔、（１５）は土台（Ｘ）の下面に切り欠き加工された円形の逃し入れ凹溝であり、上記アンカーボルト（１２）の張り出しフランジ（１２ｂ）を逃し入れる。（１６）は同じく土台（Ｘ）の上面に切り欠き加工された円形の逃し入れ凹溝であり、上記固定ナット（１３）を逃し入れる。このような円形の逃し入れ凹溝（１５）（１６）は回転刃物の使用により、その土台（Ｘ）へ容易に切り欠くことができる。
【００２６】
又、（１７）は床下換気口を確保するため、上記土台（Ｘ）の下面と布基礎（Ｃ）の上面との相互間に介挿された硬質な合成樹脂製の土台受けパッキングであり、これにも上記アンカーボルト（１２）の受け入れ孔（１８）が貫通形成されている。
【００２７】
更に、（Ａ）は上記土台（Ｘ）と柱（Ｙ）とを軸組みするほぞピン形態のホールダウン金物であって、図１０に示すような一定の太さと長さを有する鋼管から成るが、その下端部は特に雌ネジ口筒（１９）として細く絞り加工されており、土台（Ｘ）の上面から張り出し垂立する上記アンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へ、その上方から継ぎ足しの垂立状態に螺合締結されるようになっている。
【００２８】
しかも、上記ホールダウン金物（Ａ）の残る太い胴面には、複数の固定ピン受け入れ貫通孔（２０）がその隣り合う上下相互間での直交する指向状態として、水平に横断しており、その内部へ横方向から固定ピン（Ｐ）を差し込むことができるようになっている。
【００２９】
他方、上記柱（Ｙ）の下端部にはホールダウン金物（Ａ）の受け入れ凹溝（２１）が、その下向き円形に開口する一定深さの盲穴形態として切り欠き加工されているほか、上記ホールダウン金物（Ａ）の固定ピン受け入れ貫通孔（２０）と合致連通する固定ピン受け入れ孔（２２）の複数も、やはりその隣り合う上下相互間での直交する指向状態に開口分布されている。
【００３０】
そして、上記アンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へ螺合締結されることにより、土台（Ｘ）の上面から張り出し垂立するホールダウン金物（Ａ）に対して、上方から柱（Ｙ）のホールダウン金物受け入れ凹溝（２１）を差し込み嵌合させた上、その柱（Ｙ）の固定ピン受け入れ孔（２２）からホールダウン金物（Ａ）の固定ピン受け入れ貫通孔（２０）へ、各々固定ピン（Ｐ）を差し込み横断させることにより、その柱（Ｙ）を土台（Ｘ）へ軸組み一体化するのである。
【００３１】
その際、上記固定ピン（Ｐ）としてはハンマーなどにより叩打される所謂こみ栓を採用してもさしつかえないが、特に図１１、１２のような回動操作工具（２３）を使って、柱（Ｙ）の上記固定ピン受け入れ孔（２２）へねじ込まれる金属製品を用いることが望ましい。
【００３２】
つまり、図１１、１２に示した固定ピン（Ｐ）では、鋼管から成る円筒型ピン本体（２４）の頭部（２５）が、上記柱（Ｙ）の固定ピン受け入れ孔（２２）よりも若干径大な長軸を備えたほぼ楕円形に塑性変形されており、しかもその頭部（２５）の外周面全体に刻設された雄ネジ（２６）が、上記固定ピン受け入れ孔（２２）の内周面へ喰い付くようになっている。
【００３３】
（２７）は上記塑性変形の結果として、その頭部（２５）に開口するほぼ楕円形の工具係止孔であり、ここへ回動操作工具（２３）を直接に、又は適当なビットなどの嵌合アダプター（２８）を介して抜き差し自在に差し込み係止させ、その回動操作工具（２３）により固定ピン（Ｐ）を回動操作して、上記柱（Ｙ）の固定ピン受け入れ孔（２２）へねじ込み使用するのであり、これによれば木造建築中の激しい振動や衝撃を受けるも、不慮に抜け出すおそれがなく、それにも拘らず上記回動操作工具（２３）の逆転操作によって、上記固定ピン受け入れ孔（２２）から固定ピン（Ｐ）を意図的に抜き出すこともできる利点がある。
【００３４】
又、図１０では鋼管から成るほぞピン形態のホールダウン金物（Ａ）を示したが、これに代る図１３〜１５のような繊維強化樹脂からの一体成形品や、図１６のような鋼板からの溶接品を採用することも可能である。
【００３５】
その図１３〜１６に示す２種のホールダウン金物（Ａ）は実質上同一形態として、土台（Ｘ）への係止円板（２９）とその直径線上から柱（Ｙ）に向かって一定長さ（ｈ３）だけ一体的に張り出すことにより、その柱（Ｙ）へ埋め込まれることになる埋込み翼板（３０）とから、正面視のほぼ倒立Ｔ字型をなしている。
【００３６】
（３１）はその埋込み翼板（３０）における係止円板（２９）との隣り合う基端部に開口形成されたナット挿入窓、（３２）は上記係止円板（２９）の中心部からナット挿入窓（３１）に向かって貫通形成されたアンカーボルト受け入れ孔、（３３）は同じく係止円板（２９）の偏心部に開口形成されたビス受け入れ孔である。
【００３７】
そして、図１７の使用状態から明白なように、上記係止円板（２９）のアンカーボルト受け入れ孔（３２）が土台（Ｘ）の上面から張り出し垂立するアンカーボルト（１２）へ差し込まれ、そのホールダウン金物（Ａ）の埋込み翼板（３０）が正規な指向状態となるように、上記係止円板（２９）のビス受け入れ孔（３３）から土台（Ｘ）へねじ込まれる皿ビス（３４）により、一旦仮り止め状態に保った後、上記アンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へナット挿入窓（３１）を通じて、固定ナット（１３）が螺合締結されるようになっている。その場合、上記土台（Ｘ）の上面に切り欠かれた円形の逃し入れ凹溝（１６）が、その係止円板（２９）を逃し入れることになる。
【００３８】
上記柱（Ｙ）の下端部に切り欠かれたホールダウン金物受け入れ凹溝（２１）は、その埋込み翼板（３０）と対応する割溝形態をなしており、これが上記ホールダウン金物（Ａ）の埋込み翼板（３０）へ差し込まれた後、その柱（Ｙ）の固定ピン受け入れ孔（２２）から埋込み翼板（３０）に対応開口する固定ピン受け入れ貫通孔（２０）へ、固定ピン（Ｐ）が差し込み横断されることは、図１０に示したほぞピン形態のホールダウン金物（Ａ）と同様である。
【００３９】
上記のような木造建築物の柱（Ｙ）と布基礎（Ｃ）とを、施工現場において締結作業するに当っては、先ず布基礎（Ｃ）の成形用型枠（図示省略）内へ補強鉄筋（１０）のみならず、アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）もその補強鉄筋（１０）との結束状態として、柱（Ｙ）との対応的な予定位置へ固定垂立させた上、コンクリートの打設により布基礎（Ｃ）を塑造する。
【００４０】
その際、アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）はコンクリートの含有水分を透過させ得るも、粒度の大きな骨材の侵入を遮断して、凹凸粗面化された胴面やその胴面の間隙又は目穴（１１ａ）にコンクリートが喰い付くため、図１８のように布基礎（Ｃ）へ高強度に埋設一体化されることとなり、そのアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）が内部の空洞に保たれる。
【００４１】
他方、土台（Ｘ）のアンカーボルト受け入れ孔（１４）へ下方からアンカーボルト（１２）を差し込み貫通させ、そのアンカーボルト（１２）の張り出しフランジ（１２ｂ）により受け止められた状態の土台（Ｘ）を、その上面から張り出し垂立するアンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へ、螺合締結される固定ナット（１３）により上方から押え付けて、その土台（Ｘ）とアンカーボルト（１２）とを予じめ組立一体化しておく。
【００４２】
そして、次に上記布基礎（Ｃ）に埋設されているアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へ、上方からグラウトモルタル（Ｍ）を充填するとほぼ同時に、上記アンカーボルト（１２）をアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へ植え込み垂立させることにより、その土台（Ｘ）を布基礎（Ｃ）の上面に設置して、上記グラウトモルタル（Ｍ）の硬化を待つのである。
【００４３】
上記アンカーボルト（１２）を植え込み垂立させる際、そのアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）はアンカーボルト（１２）よりも太い口径（ｏ）を有するため、その融通性によってアンカーボルト（１２）を柱（Ｙ）との正確な芯出し状態に位置調整することができ、やがてグラウトモルタル（Ｍ）の硬化により、上記アンカーボルト（１２）も図１９のような布基礎（Ｃ）への埋設状態に固定一体化されることとなる。尚、上記土台受けパッキング（１７）はアンカーボルト（１２）へ下方から通し込みセットしておけば良く、その布基礎（Ｃ）に対する土台（Ｘ）の設置により、自づと床下換気口が生成される。
【００４４】
上記布基礎（Ｃ）に対する土台（Ｘ）の設置状態では、その土台（Ｘ）の上面から依然としてアンカーボルト（１２）が張り出し垂立しているため、引き続きそのアンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）に対して、ほぞピン形態をなすホールダウン金物（Ａ）の雌ネジ口筒（１９）を、図２０のように上方から螺合締結することにより、上記アンカーボルト（１２）からの一連に垂立させるのである。
【００４５】
上記ホールダウン金物（Ａ）として、正面視のほぼ倒立Ｔ字形態品を採用する場合には、そのホールダウン金物（Ａ）の係止円板（２９）を図１７のように、土台（Ｘ）の上面に切り欠かれている円形の逃し入れ凹溝（１６）へ嵌め付けて、上記ナット挿入窓（３１）からアンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へ固定ナット（１３）を螺合締結することにより、そのアンカーボルト（１２）からやはり一連に垂立させれば良い。
【００４６】
何れにしても、上記アンカーボルト（１２）からはホールダウン金物（Ａ）が張り出し垂立するため、次にそのホールダウン金物（Ａ）に対して上方から柱（Ｙ）のホールダウン金物受け入れ凹溝（２１）を差し込んだ上、その柱（Ｙ）の固定ピン受け入れ孔（２２）からホールダウン金物（Ａ）の固定ピン受け入れ貫通孔（２０）へ、図２、１７のように固定ピン（Ｐ）を差し込み横断させて、その柱（Ｙ）を土台（Ｘ）と軸組み一体化するのであり、そうすれば土台（Ｘ）を介して、柱（Ｙ）と布基礎（Ｃ）との高強度な締結固定状態を得ることができ、木造３階建ての住宅における構造耐力上の安全性に優れる。
【００４７】
但し、居住しない倉庫や作業場、事務所などの木造建築物では、図２と対応する図２１の変形実施形態から例示されるように、上記土台（Ｘ）の設置を省略して、布基礎（Ｃ）の上面から張り出し垂立するアンカーボルト（１２）の雄ネジ（１２ａ）へ、ホールダウン金物（Ａ）を螺合締結した後、そのホールダウン金物（Ａ）へ上方から柱（Ｙ）を差し込み垂立させることにより、その柱（Ｙ）を布基礎（Ｃ）へ直かに締結一体化しても良い。
【００４８】
その場合、上記アンカーボルト（１２）の中途高さ位置に溶接一体化されている円形の張り出しフランジ（１２ｂ）は、アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の口径（ｏ）よりも小さな外径（ｄ）として、その受け入れスリーブ（１１）の開口上端部を言わば施蓋する状態のもとで、上記ホールダウン金物（Ａ）を下方から確実に受け止めることとなる。
【００４９】
尚、このような変形実施形態におけるその他の構成とその作業工程は、図１〜２０の上記実施形態と実質的に同一であるため、その図２１に図１〜２０との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【００５０】
【発明の効果】
以上のように、本発明では木造建築物における柱（Ｙ）と布基礎（Ｃ）との締結工法として、凹凸粗面化された胴面にコンクリートやモルタルの通水用間隙又は目穴（１１ａ）が開口分布するアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を、布基礎（Ｃ）の補強鉄筋（１０）に結束された垂立状態として、その布基礎（Ｃ）の打設コンクリートにより柱（Ｙ）との対応的な予定位置へ埋設一体化させ、
【００５１】
次いで、上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へグラウトモルタル（Ｍ）を充填するとほぼ同時に、予じめ土台（Ｘ）への差し込み貫通状態に組立一体化されているアンカーボルト（１２）もその受け入れスリーブ（１１）の内部へ、柱（Ｙ）との芯出し状態に位置調整し乍ら植え込み垂立させることにより、上記土台（Ｘ）を布基礎（Ｃ）の上面に設置して、
【００５２】
上記グラウトモルタル（Ｍ）の硬化後に、その土台（Ｘ）の上面から張り出し垂立しているアンカーボルト（１２）の上端部へ、上方からホールダウン金物（Ａ）を一連の垂立状態に螺合締結し、
【００５３】
上記ホールダウン金物（Ａ）へ最後に上方から差し込み嵌合させた柱（Ｙ）を、その柱（Ｙ）とホールダウン金物（Ａ）に貫通横断する固定ピン（Ｐ）により、上記土台（Ｘ）と軸組み一体化させるようになっているため、冒頭に述べた従来技術の課題を完全に改良できる効果がある。
【００５４】
即ち、本発明の上記構成によれば、布基礎（Ｃ）のコンクリート打設時にアンカーボルト（１２）よりも太い口径（ｏ）のアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を、その補強鉄筋（１０）に結束された垂立状態として、柱（Ｙ）と対応する予定位置に埋設一体化してあり、予じめ土台（Ｘ）への差し込み貫通状態に組立一体化されているアンカーボルト（１２）を、その後上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へ、グラウトモルタル（Ｍ）の充填とほぼ同時に植え込み垂立させる際、上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の融通性によって、そのアンカーボルト（１２）を柱（Ｙ）との正確な芯出し状態に位置調整し、その調整されたアンカーボルト（１２）の埋設状態を、上記グラウトモルタル（Ｍ）の硬化により固定するようになっているため、布基礎（Ｃ）に対して土台（Ｘ）を固定するアンカーボルト（１２）の垂立位置と、その土台（Ｘ）に対して柱（Ｙ）を固定するホールダウン金物（Ａ）の垂立位置とが、必らず同一軸線上に対応合致し、その結果柱（Ｙ）を布基礎（Ｃ）と一連の高強度な締結固定状態に保てるのであり、木造３階建の住宅にもふさわいしい耐震性を得られることとなる。
【００５５】
その場合、アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の胴面は布基礎（Ｃ）のコンクリートや上記グラウトモルタル（Ｍ）と喰い付きやすく凹凸粗面化されており、しかもその胴面に開口分布する間隙又は目穴（１１ａ）が、実質上コンクリートやモルタルの水分だけを透過させるようになっているため、そのアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へ確実にグラウトモルタル（Ｍ）を充填できることは勿論、その埋設状態での高い引張（引抜）強度を発揮させ得るのであり、その意味からも木造３階建の住宅における構造耐力上の安全性に優れる。
【００５６】
特に、請求項２の構成を採用するならば、土台（Ｘ）とアンカーボルト（１２）とを強固に安定良く組立一体化することができ、その土台（Ｘ）を下方から受け止めるアンカーボルト（１２）の張り出しフランジ（１２ｂ）と、同じく土台（Ｘ）を上方から押え付ける固定ナット（１３）は、何れも土台（Ｘ）の対応的な逃し入れ凹溝（１５）（１６）へ逃し入れられるようになっているため、布基礎（Ｃ）の上面に対する土台（Ｘ）の設置やその土台（Ｘ）に対する柱（Ｙ）の軸組みも、支障なく正確に行なえる効果があり、現場作業性にも役立つ。
【００５７】又、請求項３の構成によるも、上記請求項１の構成に対応する効果を達成することができ、柱（Ｙ）と布基礎（Ｃ）との直かに圧接する高強度な締結固定状態を得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による柱と布基礎との締結施工状態を示す斜面図である。
【図２】図１の中央縦断面図である。
【図３】図２の３−３線に沿う拡大断面図である。
【図４】本発明において使用するアンカーボルト受け入れスリーブを抽出して示す半欠截断面図である。
【図５】図４の５−５線に沿う拡大断面図である。
【図６】別なアンカーボルト受け入れスリーブを示す斜面図である。
【図７】図６の７−７線に沿う拡大断面図である。
【図８】図６のアンカーボルト受け入れスリーブを使用した締結施工状態の断面図である。
【図９】アンカーボルトを抽出して示す斜面図である。
【図１０】ほぞピン形態のホールダウン金物を抽出して示す半欠截断面図である。
【図１１】柱の固定ピンを抽出して示す斜面図である。
【図１２】固定ピンとその回動操作工具を示す斜面図である。
【図１３】別な繊維強化樹脂製のホールダウン金物を示す斜面図である。
【図１４】図１３の平面図である。
【図１５】図１４の１５−１５線断面図である。
【図１６】更に別な金属製のホールダウン金物を示す斜面図である。
【図１７】図１３のホールダウン金物を使用した締結施工状態の断面図である。
【図１８】アンカーボルト受け入れスリーブを布基礎に埋設一体化した作業工程の断面図である。
【図１９】図１８のアンカーボルト受け入れスリーブ内へ、土台との組立状態にあるアンカーボルトを植え込み垂立させた作業工程の断面図である。
【図２０】図１９のアンカーボルトへ上方からホールダウン金物を締結した作業工程の断面図である。
【図２１】本発明の変形実施形態として、土台の設置を省略した締結施工状態の図２に対応する断面図である。
【符号の説明】
（１０）・補強鉄筋
（１１）・アンカーボルト受け入れスリーブ
（１１ａ）・目穴（間隙）
（１１ｂ）・凹部（凸部）
（１２）・アンカーボルト
（１２ａ）・雄ネジ
（１２ｂ）・張り出しフランジ
（１３）・固定ナット
（１５）・逃し入れ凹溝
（１６）・逃し入れ凹溝
（１７）・土台受けパッキング
（１９）・雌ネジ口筒
（２０）・固定ピン受け入れ貫通孔
（２１）・ホールダウン金物受け入れ凹溝
（２２）・固定ピン受け入れ孔
（２３）・回動操作工具
（２９）・係止円板
（３０）・埋込み翼板
（３１）・ナット挿入窓
（３３）・ビス受け入れ孔
（３４）・皿ビス
（Ａ）・ホールダウン金物
（Ｃ）・布基礎
（Ｍ）・グラウトモルタル
（Ｐ）・固定ピン
（Ｘ）・土台
（Ｙ）・柱[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for fastening a pillar and a cloth foundation in a wooden building.
[0002]
[Prior art]
Generally, when fastening a wooden building column to a cloth foundation via a base, it is extremely difficult to embed the anchor bolts in the cloth foundation in the correct centering state in the corresponding positional relationship with the column. In addition, even if the provisional reference black ink is used, a positional deviation necessarily occurs, and such a situation is particularly remarkable for a through pillar (corner pillar) at a corner.
[0003]
Therefore, as exemplified in the conventional utility model registration No. 308178, not only the tenon member (hole down hardware) (20) but also the through holes (11b) (11c) having a diameter larger than that of the anchor bolt (301). A base plate (10) having an opening is also prepared, and the base (100) and the column (200) are integrally fastened to the cloth base (300) while absorbing the displacement of the anchor bolt (301). I have.
[0004]
That is, first, at the construction site, the anchor hole (102) of the base (100) is inserted into the anchor bolt (301) hanging from the upper surface of the cloth foundation (300), and the tenon (101) of the base (100). ) And insert the lower part of the tenon member (20) from above.
[0005]
Next, through holes (11a), (11b), and (11c) of the base plate (10) are correspondingly formed from the upper surface of the base (100) to the upper portion of the tenon member (20) and the anchor bolt (301) which are suspended. After being inserted, the nut (40) is screwed and fastened to the anchor bolt (301) via a washer (41) having a diameter larger than the through holes (11b) and (11c), and the nail of the base plate (10) is nailed. The base rate (10) and the base (100) are fixed to the upper surface of the cloth foundation (300) by driving a nail into the hole (12).
[0006]
Thereafter, the tenon (201) of the pillar (200) is inserted into the upper part of the tenon member (20) hanging from the upper surface of the base (100), and the pin hole (103) and the pillar of the base (100) are inserted. A plurality of pins (30) are driven and traversed from the pin holes (202) of the (200) through the pin through holes (21a) (21b) (21c) of the tenon member (20), whereby the pillar (200) is mounted on the base. It is fixed to the upper surface of (100).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a configuration of the known invention, the fixing position of the base (100) with respect to the cloth foundation (300) (the vertical position of the anchor bolt) and the fixing position of the column (200) with respect to the base (100) (tenon member) Different from the vertical position), the columns (200) cannot be maintained in a series of high-strength fastening and fixed states with respect to the cloth foundation (300).
[0008]
Despite the large number of parts and the need to use various types of base plates (10) in one-letter, L-shape, T-shape, and cross shapes, the structure is still a three-story wooden house, despite the need for complicated and troublesome work. It is inferior in safety in proof stress.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention is intended to improve such a problem, and for this purpose, first, an anchor bolt receiving sleeve in which gaps or holes for water passage of concrete or mortar are distributed on the body surface which is first roughened in terms of structure. Into a standing state tied to the reinforcing steel reinforcement of the cloth foundation, and buried and integrated into the corresponding planned position with the pillar by the concrete of the cloth foundation,
[0010]
Then, almost simultaneously with filling the grout mortar into the interior of the anchor bolt receiving sleeve, the anchor bolt which has been inserted and inserted into the base in advance and integrated into the receiving sleeve is also positioned inside the receiving sleeve in a centered state with the pillar. The base is installed on the upper surface of the cloth foundation by planting and vertically standing while adjusting the position to
[0011]
After hardening of the grout mortar, from the top to the upper end of the anchor bolt that is protruding from the upper surface of the base, a hole-down hardware is screwed and fastened in a series of vertical states,
[0012]
The pillar which was inserted and fitted to the hole-down metal fitting from the top lastly is characterized in that the pillar and the fixing pin which penetrates and traverses the hole-down metal fitting are integrated with the base and the shaft,
[0013]
Secondly, the anchor bolt receiving sleeve, in which the gaps for pores or holes of concrete or mortar are distributed on the roughened and roughened body surface, is placed in a vertical state tied to the reinforcing steel reinforcement of the cloth foundation, By embedding and integrating at the corresponding planned position with the pillars by casting the foundation concrete,
[0014]
Then, almost simultaneously with filling the grout mortar into the interior of the anchor bolt receiving sleeve, the anchor bolt is also implanted into the interior of the receiving sleeve so as to be centered with the pillar, and is implanted vertically.
[0015]
After hardening of the grout mortar, from the top to the upper end of the anchor bolt that is protruding from the upper surface of the cloth foundation, the hole-down hardware is screwed and fastened in a series of vertical from above,
[0016]
A pillar which is inserted and fitted into the hole-down metal fitting from the top last is fixedly integrated with the cloth base by a fixing pin penetrating and crossing the pillar and the hole-down metal fitting.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The details of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIGS. 1 to 3 show a fastening construction state between a pillar (a through pillar at a corner) (Y) of a wooden building according to the present invention and a cloth foundation (C). In the drawing, (10) is a reinforcing reinforcing bar buried in the concrete fabric foundation (C), and (11) is an upright state tied to the reinforcing reinforcing bar (10). An anchor bolt receiving sleeve embedded and integrated at a predetermined position (corner) corresponding to the column (Y), and the upper end of the opening is kept substantially flush with the upper surface of the cloth foundation (C). .
[0018]
The anchor bolt receiving sleeve (11) has a certain diameter (o) larger than the anchor bolt (12) as shown in FIGS. 2 and 3, and a certain length to be embedded deeper than the anchor bolt (12). (H1), preferably a tubular body such as a corrugated tube or a metal spiral tube made of an alkali-resistant synthetic resin. ) Is provided. (11b) shows a concave portion and / or a convex portion whose surface is roughened.
[0019]
Here, the reason why the body surface of the anchor bolt receiving sleeve (11) is roughened is that it increases the biting force with concrete of the cloth foundation (C) and grout mortar, which will be described later. The object is to exhibit high impact strength and tensile (pull-out) strength, including flat strength, which is never crushed even when compressive force acts.
[0020]
Similarly, the water gaps or eye holes (11a) which are openly distributed on the body surface of the anchor bolt receiving sleeve (11) can penetrate the water content of the concrete or the grout mortar, but the aggregate of the aggregate having a large particle size can be formed. The purpose is to block the intrusion and to release the compressive force applied at the time of casting and filling.
[0021]
In this regard, FIGS. 4 and 5 illustrate the anchor bolt receiving sleeve (11) made of a corrugated pipe of high-density polyethylene, but the flexibility is not a necessary condition, and the above functions can be exhibited. As long as it is a tubular body, its anchor bolt receiving sleeve (11) may be wound from ribs, wire laths, or other wire mesh materials as shown in FIGS. The ribs of the illustrated rib lath function as the projections (11b) on the body surface, and the mesh also functions as the eye holes (11a).
[0022]
The anchor bolt (12) mentioned above is made of a deformed reinforcing bar having a fixed length (h2) as shown in FIG. 9, and is formed of the anchor bolt receiving sleeve (11) embedded and integrated in the concrete of the cloth foundation (C). The grout mortar (M), which is implanted vertically from the inside and then from above and filled into the sleeve (11), hardens the embedding state in the cloth foundation (C) by hardening, and Become.
[0023]
(12a) is a male screw machined at the upper end of an anchor bolt (12) that protrudes from the upper surface of the cloth foundation (C), and to which a fixing nut (13) is screwed and fastened from above. It has become so. (12b) is a projecting flange welded and integrated at an intermediate height position of the anchor bolt (12), and is a circle having an outer diameter (d) smaller than the diameter (o) of the anchor bolt receiving sleeve (11). It has a plate shape.
[0024]
(X) is a base interposed between the cloth foundation (C) and the pillar (Y), and is received from below by the overhang flange (12b) of the anchor bolt (12) as shown in FIG. Under this condition, the anchor bolt (12) is pressed and restrained from above by screwing and fastening the fixing nut (13) to the male screw (12a) of the anchor bolt (12).
[0025]
(14) is a vertical anchor bolt receiving hole penetratingly formed at a corner of the base (X), and (15) is a circular recess groove cut out on the lower surface of the base (X). Yes, the projecting flange (12b) of the anchor bolt (12) is relieved. (16) is a circular recess groove which is also cut out on the upper surface of the base (X), and allows the fixing nut (13) to escape. Such circular recess grooves (15) and (16) can be easily cut into the base (X) by using a rotary blade.
[0026]
Further, (17) is a rigid synthetic resin base receiving packing interposed between the lower surface of the base (X) and the upper surface of the cloth foundation (C) in order to secure a ventilation opening under the floor. A receiving hole (18) for the anchor bolt (12) is formed therethrough.
[0027]
Further, FIG. 10A shows a tenon pin-shaped hole-down metal member having the above-mentioned base (X) and column (Y) as a shaft, and is made of a steel pipe having a certain thickness and length as shown in FIG. The lower end of the anchor bolt (12) is particularly thinly drawn as a female screw barrel (19), and is extended from above to the male screw (12a) of the anchor bolt (12) projecting from the upper surface of the base (X). Are screwed and fastened in the upright state.
[0028]
In addition, a plurality of fixing pin receiving through-holes (20) are horizontally traversed in the thick body surface where the hole-down hardware (A) remains in a perpendicular direction between the adjacent upper and lower sides. The fixing pin (P) can be inserted into the inside from the lateral direction.
[0029]
On the other hand, at the lower end of the column (Y), a receiving groove (21) for the hole-down hardware (A) is cut out in the form of a blind hole having a certain depth and opening downward in a circular shape. A plurality of the fixed pin receiving holes (22), which are in communication with the fixed pin receiving through holes (20) of the hole-down hardware (A), are also aperture-distributed in an orthogonal direction between the adjacent upper and lower portions.
[0030]
Then, by being screwed into the male screw (12a) of the anchor bolt (12), the hole (A) protruding from the upper surface of the base (X) and hanging down from the column (Y) from above. Of the hole (22) of the pillar (Y) to the fixing pin receiving through-hole (20) of the hole-down hardware (A). By inserting and crossing the fixing pin (P), the pillar (Y) is assembled to the base (X) and integrated.
[0031]
At this time, a so-called garbage plug which is hit with a hammer or the like may be used as the fixing pin (P). However, in particular, the column (P) is rotated by using a turning operation tool (23) as shown in FIGS. It is desirable to use a metal product screwed into the fixing pin receiving hole (22) of Y).
[0032]
That is, in the fixing pin (P) shown in FIGS. 11 and 12, the head (25) of the cylindrical pin body (24) made of a steel pipe is slightly larger than the fixing pin receiving hole (22) of the column (Y). A male screw (26), which is plastically deformed into an almost elliptical shape having a large-diameter major axis, and is engraved on the entire outer peripheral surface of the head (25), is provided in the fixing pin receiving hole (22). It is designed to bite into the inner surface.
[0033]
(27) is a substantially elliptical tool engagement hole which is opened in the head (25) as a result of the plastic deformation, into which the turning operation tool (23) can be directly or a suitable bit. The fixing pin (P) is turned by the turning operation tool (23) so as to be freely inserted and removed through the fitting adapter (28), and the fixing pin receiving hole (22) of the column (Y) is turned. ) Is screwed into the housing. According to this, there is no danger of accidental slipping out even if it is subjected to severe vibration or impact during wooden construction. Nevertheless, the fixing operation is performed by reversing the rotation operation tool (23). There is an advantage that the fixing pin (P) can be intentionally pulled out from the pin receiving hole (22).
[0034]
In addition, FIG. 10 shows a tenon pin-shaped hole-down hardware (A) made of a steel pipe, but an integrally molded product made of a fiber-reinforced resin as shown in FIGS. 13 to 15 or a steel plate as shown in FIG. It is also possible to adopt a welded product from.
[0035]
The two types of hole-down hardware (A) shown in FIGS. 13 to 16 have substantially the same form, and have a fixed disk (29) to the base (X) and a fixed length from the diameter line toward the column (Y). By projecting integrally by the length (h3), the wing plate (30) to be buried in the pillar (Y) forms a substantially inverted T-shape in a front view.
[0036]
(31) is a nut insertion window formed at the base end of the embedded wing plate (30) adjacent to the locking disk (29), and (32) is a central portion of the locking disk (29). An anchor bolt receiving hole is formed through the hole toward the nut insertion window (31), and a screw receiving hole (33) is also formed in the eccentric portion of the locking disk (29).
[0037]
17, the anchor bolt receiving holes (32) of the locking disk (29) are inserted into the anchor bolts (12) that protrude from the upper surface of the base (X) and stand upright, as is apparent from the use state of FIG. The countersunk screw (30) screwed into the base (X) from the screw receiving hole (33) of the locking disk (29) so that the embedded wing plate (30) of the hole-down hardware (A) is in a normal orientation state. According to 34), after temporarily holding the fixing nut, the fixing nut (13) is screwed into the male screw (12a) of the anchor bolt (12) through the nut insertion window (31). . In this case, the circular recess groove (16) cut out on the upper surface of the base (X) allows the locking disk (29) to escape.
[0038]
The hole-down hardware receiving groove (21) cut out at the lower end of the column (Y) has a split groove form corresponding to the embedded wing plate (30), and this is the hole-down hardware (A). After being inserted into the embedding wing plate (30), the fixing pin (22) of the column (Y) is inserted into the fixing pin receiving through hole (20) corresponding to the embedding wing plate (30). P) is inserted and traversed in the same manner as the tenon-shaped hole-down hardware (A) shown in FIG.
[0039]
In fastening the pillar (Y) of the wooden building and the cloth foundation (C) as described above at the construction site, first, a reinforcement is formed in a molding form (not shown) of the cloth foundation (C). Not only the reinforcing bar (10) but also the anchor bolt receiving sleeve (11) is tied to the reinforcing bar (10) in a binding state, and is fixed upright at a predetermined position corresponding to the column (Y), and then the concrete is struck. The cloth foundation (C) is molded by setting.
[0040]
At this time, the anchor bolt receiving sleeve (11) can permeate the moisture contained in the concrete, but blocks the intrusion of the aggregate having a large particle size, and makes the body surface roughened and uneven, the gap or the eye hole of the body surface. Since the concrete bites into (11a), it is buried and integrated with the fabric foundation (C) with high strength as shown in FIG. 18, and the anchor bolt receiving sleeve (11) is kept in the internal cavity.
[0041]
On the other hand, an anchor bolt (12) is inserted from below into an anchor bolt receiving hole (14) of the base (X) and penetrated, and the base (X) received by the overhang flange (12b) of the anchor bolt (12) is removed. The base (X) and the anchor bolt (12) are pressed against the male screw (12a) of the anchor bolt (12) projecting vertically from the upper surface thereof by a fixing nut (13) screwed and fastened from above. Is assembled and integrated in advance.
[0042]
Next, when the grout mortar (M) is filled from above into the anchor bolt receiving sleeve (11) embedded in the cloth foundation (C), the anchor bolt (12) is transferred to the anchor bolt receiving sleeve. The base (X) is placed on the upper surface of the cloth foundation (C) by planting and standing vertically inside (11), and the hardening of the grout mortar (M) is awaited.
[0043]
When the anchor bolt (12) is implanted and erected, the anchor bolt receiving sleeve (11) has a larger diameter (o) than the anchor bolt (12). Y), the position can be adjusted to an accurate centering state, and the anchor bolt (12) is also fixed to the embedded state in the cloth foundation (C) as shown in FIG. 19 by hardening of the grout mortar (M). It will be integrated. The base receiving packing (17) may be inserted into the anchor bolts (12) from below and set. The installation of the base (X) with respect to the cloth foundation (C) automatically generates an underfloor ventilation port. Is done.
[0044]
In the installation state of the base (X) with respect to the cloth foundation (C), since the anchor bolt (12) still protrudes from the upper surface of the base (X) and stands upright, the male screw (12) of the anchor bolt (12) continues. 12a), a female screw cylinder (19) of a hole down metal fitting (A) in the form of a tenon pin is screwed from above as shown in FIG. It is made to stand.
[0045]
When a substantially inverted T-shaped product as viewed from the front is used as the hole-down hardware (A), the locking disk (29) of the hole-down hardware (A) is mounted on the base (X) as shown in FIG. ) Is inserted into the circular recess groove (16) cut out on the upper surface of the fixing nut (13), and the fixing nut (13) is screwed from the nut insertion window (31) to the male screw (12a) of the anchor bolt (12). By joining together, the anchor bolt (12) may also be made to stand vertically in a series.
[0046]
In any case, since the hole-down hardware (A) protrudes from the anchor bolt (12) and falls down, the hole-down hardware (A) of the column (Y) is then recessed from above with respect to the hole-down hardware (A). After inserting the groove (21), the fixing pin (22) of the pillar (Y) is inserted into the fixing pin receiving through hole (20) of the hole-down hardware (A), as shown in FIGS. P) is inserted and traversed, and the column (Y) is integrated with the base (X) by frame assembly. Then, the column (Y) and the cloth foundation (C) are connected via the base (X). A high-strength fastening state can be obtained, and the structural strength of a three-story wooden house is excellent in safety.
[0047]
However, in wooden buildings such as warehouses, workshops, and offices that do not live, as illustrated in the modified embodiment of FIG. 21 corresponding to FIG. 2, the installation of the base (X) is omitted, and the cloth foundation ( After the hole-down hardware (A) is screwed into the male screw (12a) of the anchor bolt (12) that protrudes from the upper surface of C), the pillar (Y) is inserted into the hole-down hardware (A) from above. The column (Y) may be directly fastened and integrated with the fabric base (C) by inserting and standing upright.
[0048]
In this case, the circular projecting flange (12b) welded and integrated at an intermediate height position of the anchor bolt (12) has an outer diameter (d) smaller than the diameter (o) of the anchor bolt receiving sleeve (11). With the upper end of the opening of the receiving sleeve (11) covered, so to speak, the hole-down hardware (A) is reliably received from below.
[0049]
Since other configurations and working steps in such a modified embodiment are substantially the same as those in the above-described embodiment of FIGS. 1 to 20, the corresponding reference numerals to FIGS. And a detailed description thereof will be omitted.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, as a method of fastening the pillar (Y) and the cloth foundation (C) in a wooden building, a water gap or a hole (11a) for concrete or mortar is provided on the roughened body surface. The anchor bolt receiving sleeve (11) in which the openings are distributed is in an upright state tied to the reinforcing steel bar (10) of the cloth foundation (C), and the pillar (Y) is cast by the cast concrete of the cloth foundation (C). Buried and integrated at the corresponding planned position of
[0051]
Then, at the same time as the grout mortar (M) is filled into the anchor bolt receiving sleeve (11), the anchor bolt (12), which is inserted and inserted into the base (X) in advance, is also integrated. The base (X) is placed on the upper surface of the cloth foundation (C) by implanting and vertically standing the inside of the receiving sleeve (11) while adjusting the position with the column (Y) in a centered state,
[0052]
After the grout mortar (M) is hardened, the hole-down hardware (A) is screwed from above into a series of upright state from the top to the upper end of the anchor bolt (12) projecting from the upper surface of the base (X). Jointly concluded,
[0053]
The pillar (Y) inserted and fitted into the hole-down hardware (A) from above at the end is fixed to the base (X) by a fixing pin (P) penetrating and crossing the pillar (Y) and the hole-down hardware (A). ) Is integrated with the frame, so that the problem of the prior art described at the beginning can be completely improved.
[0054]
That is, according to the above configuration of the present invention, the anchor bolt receiving sleeve (11) having a diameter (o) larger than the anchor bolt (12) is attached to the reinforcing reinforcing bar (10) when the fabric foundation (C) is poured into concrete. An anchor bolt (12), which is buried and integrated at a predetermined position corresponding to the column (Y) in a bundled upright state and is inserted and inserted into the base (X) in advance and integrally assembled, Thereafter, when the grout mortar (M) is implanted into the inside of the anchor bolt receiving sleeve (11) almost at the same time as the grout mortar (M) is implanted and erected, the anchor bolt (12) is inserted into the pillar by the flexibility of the anchor bolt receiving sleeve (11). (Y) is adjusted to an accurate centering state, and the adjusted embedded state of the anchor bolt (12) is used for curing the grout mortar (M). The anchoring bolt (12) for fixing the base (X) to the cloth foundation (C) and the column (Y) are fixed to the base (X). The vertical position of the hole-down metal fitting (A) is necessarily aligned on the same axis, and as a result, the column (Y) can be kept in a series of high-strength fastening and fixed states with the cloth foundation (C). In addition, it is possible to obtain earthquake resistance suitable for a three-story wooden house.
[0055]
In this case, the body surface of the anchor bolt receiving sleeve (11) is easily roughened with the concrete of the cloth base (C) or the above-mentioned grout mortar (M), and is roughened. Since the eye holes (11a) substantially allow only the moisture of concrete or mortar to permeate, the interior of the anchor bolt receiving sleeve (11) can be surely filled with the grout mortar (M). It can exhibit high tensile (pulling) strength in a buried state, and in this sense, it is excellent in structural strength of a three-story wooden house.
[0056]
In particular, if the structure of claim 2 is adopted, the base (X) and the anchor bolt (12) can be firmly and stably assembled and integrated, and the anchor bolt (12) for receiving the base (X) from below. ) And the fixing nut (13) which presses the base (X) from above as well, are both retracted into the corresponding recess grooves (15) and (16) of the base (X). Therefore, the installation of the base (X) on the upper surface of the cloth foundation (C) and the framing of the column (Y) with respect to the base (X) can be performed accurately without any trouble, and the workability at the site is improved. Also useful.
According to the structure of claim 3, the effect corresponding to the structure of claim 1 can be achieved, and the column (Y) and the fabric base (C) are directly pressed against each other with high strength. The fastening and fixing state can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a pillar and a cloth foundation are fastened according to the present invention.
FIG. 2 is a central longitudinal sectional view of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view taken along line 3-3 in FIG.
FIG. 4 is a partially cutaway sectional view showing an anchor bolt receiving sleeve used in the present invention.
FIG. 5 is an enlarged sectional view taken along line 5-5 in FIG.
FIG. 6 is a perspective view showing another anchor bolt receiving sleeve.
FIG. 7 is an enlarged sectional view taken along line 7-7 of FIG.
8 is a cross-sectional view of a fastening construction state using the anchor bolt receiving sleeve of FIG.
FIG. 9 is a perspective view showing an extracted anchor bolt.
FIG. 10 is a partially cutaway sectional view showing a mortise pin-shaped hole-down hardware.
FIG. 11 is a perspective view showing extracted fixing pins of a pillar.
FIG. 12 is a perspective view showing a fixing pin and a rotation operation tool thereof.
FIG. 13 is a perspective view showing another hole-down hardware made of a fiber-reinforced resin.
FIG. 14 is a plan view of FIG.
FIG. 15 is a sectional view taken along line 15-15 of FIG. 14;
FIG. 16 is a perspective view showing still another metal hole-down hardware.
FIG. 17 is a cross-sectional view of a fastening state using the hole-down hardware of FIG. 13;
FIG. 18 is a cross-sectional view of an operation process in which an anchor bolt receiving sleeve is embedded and integrated in a cloth foundation.
FIG. 19 is a sectional view of an operation step in which an anchor bolt in an assembled state with a base is implanted into an anchor bolt receiving sleeve of FIG.
20 is a sectional view of an operation process in which a hole-down hardware is fastened to the anchor bolt of FIG. 19 from above.
FIG. 21 is a sectional view corresponding to FIG. 2 in a fastening construction state in which installation of a base is omitted as a modified embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
(10) ・ Reinforcing steel bars
(11) ・ Anchor bolt receiving sleeve
(11a) ・ Eye hole (gap)
(11b) ・ Concave part (convex part)
(12) ・ Anchor bolt
(12a) ・ Male screw
(12b) ・ Overhang flange
(13) ・ Fixed nut
(15) ・ Escape groove
(16) ・ Escape groove
(17) ・ Base packing
(19) ・ Female threaded cylinder
(20) ・ Fixed pin receiving through hole
(21) ・ Hole down hardware receiving groove
(22) ・ Fixed pin receiving hole
(23) ・ Rotating operation tool
(29) · Locking disk
(30) ・ Embedded wing plate
(31) ・ Nut insertion window
(33) · Screw receiving hole
(34) ・ Dish screw
(A) ・ Hall down hardware
(C) ・ Fabric foundation
(M) Grout mortar
(P) ・ Fixed pin
(X) ・ Base
(Y) ・ Pillar

Claims

凹凸粗面化された胴面にコンクリートやモルタルの通水用間隙又は目穴（１１ａ）が開口分布するアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を、布基礎（Ｃ）の補強鉄筋（１０）に結束された垂立状態として、その布基礎（Ｃ）の打設コンクリートにより柱（Ｙ）との対応的な予定位置へ埋設一体化させ、
次いで、上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へグラウトモルタル（Ｍ）を充填するとほぼ同時に、予じめ土台（Ｘ）への差し込み貫通状態に組立一体化されているアンカーボルト（１２）もその受け入れスリーブ（１１）の内部へ、柱（Ｙ）との芯出し状態に位置調整し乍ら植え込み垂立させることにより、上記土台（Ｘ）を布基礎（Ｃ）の上面に設置して、
上記グラウトモルタル（Ｍ）の硬化後に、その土台（Ｘ）の上面から張り出し垂立しているアンカーボルト（１２）の上端部へ、上方からホールダウン金物（Ａ）を一連の垂立状態に螺合締結し、
上記ホールダウン金物（Ａ）へ最後に上方から差し込み嵌合させた柱（Ｙ）を、その柱（Ｙ）とホールダウン金物（Ａ）に貫通横断する固定ピン（Ｐ）により、上記土台（Ｘ）と軸組み一体化させることを特徴とする木造建築物における柱と布基礎との締結工法。An anchor bolt receiving sleeve (11) in which a gap or a hole (11a) for water flow of concrete or mortar is distributed on the roughened body surface is bound to a reinforcing steel bar (10) of a cloth foundation (C). In the upright state, the cloth foundation (C) is buried and integrated at the corresponding planned position with the column (Y) by casting concrete,
Then, at the same time as the grout mortar (M) is filled into the anchor bolt receiving sleeve (11), the anchor bolt (12), which is inserted and inserted into the base (X) in advance, is also integrated. The base (X) is placed on the upper surface of the cloth foundation (C) by implanting and vertically standing the inside of the receiving sleeve (11) while adjusting the position with the column (Y) in a centered state,
After the grout mortar (M) is hardened, the hole-down hardware (A) is screwed from above into a series of upright state from the top to the upper end of the anchor bolt (12) projecting from the upper surface of the base (X). Jointly concluded,
The pillar (Y) inserted and fitted into the hole-down hardware (A) from above at the end is fixed to the base (X) by a fixing pin (P) penetrating and crossing the pillar (Y) and the hole-down hardware (A). ), And a method of fastening a pillar and a cloth foundation in a wooden building, which is integrated with a frame.

アンカーボルト（１２）を一定長さ（ｈ２）の異形鉄筋として、その上端部に雄ネジ（１２ａ）を切削加工すると共に、同じく中途高さ位置にアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の口径（ｏ）よりも小さな外径（ｄ）の円形張り出しフランジ（１２ｂ）を溶接する一方、
上記アンカーボルト（１２）と組立一体化される土台（Ｘ）の下面に張り出しフランジ用逃し入れ凹溝（１５）と、同じく上面に固定ナット用逃し入れ凹溝（１６）とを切り欠き加工して、
上記アンカーボルト（１２）の張り出しフランジ（１２ｂ）により下方から受け止めた土台（Ｘ）を、同じくアンカーボルト（１２）の上記雄ネジ（１２ａ）へ螺合締結される固定ナット（１３）によって、上方から押え付け拘束することを特徴とする請求項１記載の木造建築物における柱と布基礎との締結工法。Using the anchor bolt (12) as a deformed reinforcing bar having a fixed length (h2), a male screw (12a) is cut at the upper end thereof, and the diameter (o) of the anchor bolt receiving sleeve (11) is also set at an intermediate height position. While welding a circular overhang flange (12b) of smaller outer diameter (d),
An undercut groove (15) for a projecting flange and an undercut groove (16) for a fixing nut are cut out on the lower surface of the base (X) assembled and integrated with the anchor bolt (12). hand,
The base (X) received from below by the overhanging flange (12b) of the anchor bolt (12) is fixed to the male screw (12a) of the anchor bolt (12) by a fixing nut (13) which is screwed into the base. 2. The method for fastening a pillar and a cloth foundation in a wooden building according to claim 1, wherein the fastening is carried out by pressing.

凹凸粗面化された胴面にコンクリートやモルタルの通水用間隙又は目穴（１１ａ）が開口分布するアンカーボルト受け入れスリーブ（１１）を、布基礎（Ｃ）の補強鉄筋（１０）に結束された垂立状態として、その布基礎（Ｃ）の打設コンクリートにより柱（Ｙ）との対応的な予定位置へ埋設一体化させ、
次いで、上記アンカーボルト受け入れスリーブ（１１）の内部へグラウトモルタル（Ｍ）を充填するとほぼ同時に、アンカーボルト（１２）もその受け入れスリーブ（１１）の内部へ、柱（Ｙ）との芯出し状態に位置調整し乍ら植え込み垂立させて、
上記グラウトモルタル（Ｍ）の硬化後、その布基礎（Ｃ）の上面から張り出し垂立しているアンカーボルト（１２）の上端部へ、上方からホールダウン金物（Ａ）を一連の垂立状態に螺合締結し、
上記ホールダウン金物（Ａ）へ最後に上方から差し込み嵌合させた柱（Ｙ）を、その柱（Ｙ）とホールダウン金物（Ａ）に貫通横断する固定ピン（Ｐ）により、布基礎（Ｃ）へ固定一体化させることを特徴とする木造建築物における柱と布基礎との締結工法。An anchor bolt receiving sleeve (11) in which a gap or a hole (11a) for water flow of concrete or mortar is distributed on the roughened body surface is bound to a reinforcing steel bar (10) of a cloth foundation (C). In the upright state, the cloth foundation (C) is buried and integrated at the corresponding planned position with the column (Y) by casting concrete,
Next, almost simultaneously with the filling of the grout mortar (M) into the anchor bolt receiving sleeve (11), the anchor bolt (12) also enters the receiving sleeve (11) into a centered state with the column (Y). While adjusting the position, plant it vertically.
After the above grout mortar (M) is hardened, the hole-down hardware (A) is turned into a series of upright state from above to the upper end of the anchor bolt (12) projecting from the upper surface of the cloth foundation (C) and hanging up. Screwed together,
The pillar (Y) inserted and fitted into the hole-down hardware (A) from above at the end is fixed to the cloth foundation (C) by a fixing pin (P) penetrating and crossing the pillar (Y) and the hole-down hardware (A). A method for fastening a pillar and a cloth foundation in a wooden building, characterized by being fixedly integrated into a).