JP2004057374A - 遊技機用シンボル表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置自体をコンパクトにする。
【解決手段】第2表示回転盤を回転させるための第2回転軸43を、円筒形状から形成する。第1表示回転盤を回転させるための第1回転軸42を第2回転軸43に挿通し、ベアリング45,46を第2回転軸43の両端部に取り付ける。ベアリング45,46により第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持される。第1及び第2回転軸42、43を含む回転盤駆動部を組み立てた後に、第2表示回転盤を第2回転盤用フランジ41に、第1表示回転盤を第1回転盤用フランジ40にそれぞれ組み付ける。第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持されるので、第1表示回転盤と第2表示回転盤とが同軸に、且つ個別に回転させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】第2表示回転盤を回転させるための第2回転軸43を、円筒形状から形成する。第1表示回転盤を回転させるための第1回転軸42を第2回転軸43に挿通し、ベアリング45,46を第2回転軸43の両端部に取り付ける。ベアリング45,46により第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持される。第1及び第2回転軸42、43を含む回転盤駆動部を組み立てた後に、第2表示回転盤を第2回転盤用フランジ41に、第1表示回転盤を第1回転盤用フランジ40にそれぞれ組み付ける。第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持されるので、第1表示回転盤と第2表示回転盤とが同軸に、且つ個別に回転させることができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば遊技機等に組み込まれ、ゲームを行う際の情報等を表示するための円盤型の遊技機用シンボル表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機用シンボル表示装置は、外周にシンボルを配列した複数の機械式リールを回転させるものや、CRTや液晶表示(LCD)パネルにシンボルの移動する様子を表示して、擬似的にリールの回転を再現させるものがある。このような遊技機用シンボル表示装置は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に一般的に組み込まれることが多い。
【0003】
このような遊技機用シンボル表示装置の中には、例えばルーレット遊技機のように、例えば文字、図柄等によりルーレットゲームの内容が設けられた円盤をゲームの開始とともに回転させ、所定のタイミングで回転している円盤を停止させる円盤型のシンボル表示装置がある。このようなシンボル表示装置の場合には、予め遊技機の所定位置に設けられた指標により円盤上に設けられた文字や図柄等のいずれか1つを指し示すことで、そのゲームでの入賞の有無が決定される。なお、このような円盤型のシンボル表示装置は、ルーレット遊技機だけでなく、スロットマシン等に組み込まれ、例えば配当コインの倍率等を決定するサブゲーム時に用いられる。これにより、遊技性の富んだ遊技機を提供することが可能となる。
【0004】
このような円盤型のシンボル表示装置の中には、外径の異なる2個の円盤体を同軸に配置して、これら2個の円盤体を回転させるものがある(例えば特開平7−323110号公報)。この場合、シンボルが表示された円盤部と、モータの駆動軸を固着するハブと、このハブから延設されたスポークとから構成された円盤体に、駆動用モータ及び駆動用モータを固定するための支持フレームが一体に組み込まれ、大円盤ユニット又は小円盤ユニットとしてそれぞれユニット化されている。なお、大円盤ユニットは遊技機の内部に設けられた補助支持板に、小円盤ユニットは遊技盤の内壁面にそれぞれ取り付けられる。このような構成とすることで、複数個の回転体を含む大小円盤ユニットの重みを1つの支持フレームに集中させずに分散させることが可能になるとともに、それぞれのユニットを容易に組み立てることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような複数の円盤ユニットを有するシンボル表示装置をスロットマシン等に組み込む場合には、シンボル表示装置を組み込むスペースが小さいため、シンボル表示装置自体をコンパクトにする必要がある。上記シンボル表示装置の場合には、小円盤体を回転させるための駆動用モータは小円盤体の前面に、大円盤体を回転させるための駆動用モータは大円盤体の後面にそれぞれ取り付けられ、これらユニットを遊技機に組み付けると、大円盤ユニットの前面に形成された凹部に小円盤ユニットの後部が入り込む配置となる。このため、小円盤体を回転させるための駆動用モータを組み付ける際のスペースが必要となり、装置の奥行きが長くなる。また、小円盤ユニットと大円盤ユニットとを個別に遊技機の所定位置に取り付けるため、遊技機への組み付けは容易になるが、小円盤ユニットと大円盤ユニットとの位置合わせが困難となり結果的に作業性が悪くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、小円盤体と大円盤体とからなる円盤体を有するシンボル表示装置の場合に、装置自体を容易に遊技機内部に組み付けることができるようにした遊技機用シンボル表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機用シンボル表示装置は、少なくとも1個のシンボルが配置された表示面を備えた円盤が複数設けられ、これら円盤を同軸に配置したものであり、前記円盤のそれぞれに設けられる複数の回転軸を、それぞれ外径が異なるように、且つ、外径が最も小さい回転軸を除く他の回転軸を中空から形成し、この中空から形成された回転軸に外径の小さい回転軸を挿通させることにより複数の円盤を同軸に保持し、複数の円盤の表示面のそれぞれを表示するようにしたものである。なお、シンボルとは図柄、記号、符号、数字、模様、色彩、背景絵、及びこれらと類似のものを含み、また、このシンボルの大きさや形状及び配置される種類や個数は実施形態に限定されるものではない。
【0008】
また、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動力により回転する円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とを設け、前記円盤の回転するステップ角度を小さくして、きめ細かな円盤の回転としたことが好ましい。この場合、例えばステッピングモータを前記円盤の個数分設けて、これらステッピングモータの少なくとも1つに駆動減速手段を設けるようにしたり、ステッピングモータのそれぞれに駆動減速手段を設けるようにしたり、ステッピングモータ1つで複数の円盤を回転させる場合には、複数の円盤のいずれかの回転速度を減速させるため駆動減速手段を設けることが挙げられる。また、前記駆動減速手段を、外径の異なる複数のプーリから構成したことが好ましい。また、前記駆動減速手段を、歯数の異なる複数の歯車から構成したことが好ましい。
【0009】
なお、前記表示面を備えた複数の円盤と、これら円盤のぞれぞれに取り付けられる複数の回転軸と、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とが一体化されたユニットとして構成されることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、スロットマシン10には、機械式リールを3個備えたシンボル表示装置が3体、第1リールユニット11、第2リールユニット12、第3リールユニット13として組み込まれている。各リールユニットの前面には、リール数に対応した表示窓15が形成された前面パネル16が設けられている。これにより、各リールのシンボルが各表示窓を通して上下方向に3個ずつ観察できるようになっている。
【0011】
前面パネル16の下部には、コイン投入口19、操作パネル20、コイン受け皿21が設けられ、前面パネル16の上部には配当決定装置として組み込まれる本発明のシンボル表示装置30が設けられている。また、スロットマシン10の側面にはスタートレバー22が設けられている。なお、配当決定装置として組み込まれるシンボル表示装置30は、その前面をガラス扉24により被覆されている。
【0012】
このスロットマシン10では、第1〜第3リールユニット11〜13のそれぞれで入賞の有無が決定される。なお、各リールユニットには予め入賞ラインが所定本数設けられており、ベット数に応じた入賞ラインが各リールユニットで有効化されるようになっている。そして、スタートレバー22の操作によりゲームが開始され、有効化された入賞ライン上に所定のシンボルの組み合わせが揃う場合や、所定のシンボルが入賞ライン上に停止した場合に当たりとなり、当たりの種類に応じた配当枚数のコインがコイン受け皿21に払い出される。また、例えばビッグトリガー役を構成するシンボルの組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃った場合に、シンボル表示装置30が作動する。なお、各リールユニットのリールに配列されるシンボルの種類、数、配列順序や入賞ラインの本数については記載しないが、ゲーム性を考慮して、適宜設定することが可能である。また、シンボル表示装置30の作動の契機となる条件については、ゲーム性を考慮して適宜設定してよい。
【0013】
シンボル表示装置30は、例えばビックトリガー役が入賞した場合に行われるフリーゲーム(コインを投入せずに行うゲーム)の回数と、このフリーゲームで当たりを得た場合の配当コインの倍率とをそれぞれ決定するために作動する。このシンボル表示装置30は、まず第1表示面31が回転し、所定時間後に停止する。これを受けて、第2表示面32が回転し、第1表示面31と同様に、所定時間後に停止する。そして、指標25により指し示された第1表示面31の数字及び第2表示面32の数字が、この後に実行されるフリーゲームの回数と、フリーゲームで当たりを得た場合の配当コインの倍率となる。
【0014】
図2に示すように、配当決定装置として用いられるシンボル表示装置30は、第1表示面31が形成された第1表示回転盤33、第2表示面32が形成された第2表示回転盤34の2枚の表示回転盤からなる表示部35と、これら表示回転盤33,34をそれぞれ駆動させるための回転盤駆動部36とが1つのユニットとして構成されている。なお、シンボル表示装置30は、ユニット支持板72によりスロットマシン10の内部に組み付けられる。
【0015】
第1表示回転盤33に形成される第1表示面31は、所定個数に区分けされており、これら区分けされた領域の1つ1つには、ビックトリガー役が得られた時に行われるフリーゲームの回数となるシンボル(例えば、1,5,7,10,20・・・)が描かれている。第2表示回転盤34は、第1表示回転盤33よりも外径が大きく形成され、且つその中央に、後述する第1回転盤用フランジ42が挿通される開口34aが形成されている。なお、第2表示回転盤34に形成される第2表示面32は、第1表示面31と重なり合わないように形成されている。この第2表示面32も、第1表示面31と同様に所定個数に区分けされており、区分けされた領域の1つ1つには、フリーゲームで入賞した場合の配当コインの倍率となるシンボル(例えば、×1,×3,×5,×7・・・)が描かれている。なお、フリーゲームの回数及び配当倍率として描く絵柄は、記号、符号、数字、模様、キャラクターなどを用いて適宜に設定してよい。
【0016】
図3〜図6は、回転盤駆動部36を順に分解して示す斜視図、図7はシンボル表示装置の断面図を示すものである。回転盤駆動部36は、第1回転盤用フランジ40、第2回転盤用フランジ41、第1回転軸42、第2回転軸43、カラー44、ベアリング45,46、軸受け部材47,48、軸受け用ブラケット49,50、ステッピングモータ51,52、モータ取り付け用ブラケット53,54、モータ側プーリ55、回転軸側プーリ56、歯付きベルト57、カップリング58、第1信号片59、第2信号片60、第1表示面位置検出センサ61、第2表示面位置検出センサ62、保持部材63,64から構成される。
【0017】
図2及び図3に示すように、第1回転盤用フランジ40は、第1表示回転盤33の後面側にネジ70により固定される。この第1回転盤用フランジ40には開口40aが形成されており、この開口40aに、ベアリング45、カラー44が挿通された第1回転軸42の一端が固着される。第2回転盤用フランジ41は、第2表示回転盤34の後面にネジ71により固定される。第2回転盤用フランジ41には凹部41aが形成されており、第1回転盤用フランジ40の一部が位置する。この第2回転盤用フランジ41には開口41bが形成されており、第1回転軸42が挿通されるとともに、第2回転軸43の一端が固着される(図7参照)。
【0018】
第2回転盤用フランジ41には第2信号片60が固着されており、その回転が第2表示面位置検出センサ62で監視されている。第2表示回転盤34が一回転するごとに第2表示面位置検出センサ62からリセット信号が出力される。なお、第2表示面位置検出センサ62は、軸受け用ブラケット49に固着される保持部材64に固定される。なお、符号78は保持部材64を固定するためのネジである。
【0019】
第1回転軸42は、第1表示回転盤33を回転させるために設けられている。この第1回転軸42は、第2回転軸43に挿通された後に、その一端側(第1回転盤用フランジ40に固着される端部側)からベアリング45、カラー44の順で挿通され、その他端側からベアリング46が挿通される。
【0020】
第2回転軸56は円筒形状から形成されており、その両端には、第1回転軸43の軸受け部材となるベアリング45,46が取り付けられる。この第2回転軸56の一端には、上述したように第2回転盤用フランジ41が、その他端側には回転軸側プーリ56がそれぞれ固着される。
【0021】
ベアリング45,46は、第1回転軸42の軸受け部材として機能するとともに、第1回転軸42と第2回転軸53とが同軸となるように第1回転軸42を保持する。カラー44は、第1回転軸42に取り付けられる第1回転盤用フランジ40の後面とベアリング45とに挟持される(図7参照)。これによりカラー44は、ベアリング45の押さえ部材として機能する。
【0022】
図4に示すように、軸受け部材47,48は、第2回転軸43を挿通させるための開口47a,48aが形成され、これら開口47a,48aと同軸となるように、ベアリング47b,48bがそれぞれ設けられている。軸受け部材47,48は、軸受け用ブラケット49,50にそれぞれネジ73により固定される。
【0023】
軸受け用ブラケット49,50は、固定された軸受け部材47,48を所定位置に保持するためのものである。これら軸受け用ブラケット49,50には、開口49a,50aがそれぞれ形成されており、第2回転軸43がこれら開口49a,50aに挿通される。なお、これら軸受け用ブラケット49,50は軸受け部材47,48が取り付けられた後に、ネジ74及びナット75によりユニット支持板72に共締めされる。
【0024】
図5及び図6に示すように、ステッピングモータ51,52はモータ取付用ブラケット53,54にそれぞれ組み付けられた状態で、ユニット支持板72にネジ76,77によりそれぞれ固定される。なお、モータ取付用ブラケット54は、ユニット支持板72の開口72aに挿通された状態で、ユニット支持軸72に固定される。また、モータ取付用ブラケット54には長穴54aが設けられており、この長穴54aは、後述する歯付きベルト57の張りの度合いを調整する調整穴となる。ステッピングモータ51の駆動軸51aにはカップリング58が、ステッピングモータ52の駆動軸52aにはモータ側プーリ55が、それぞれ固定される。なお、符号72bは、第2回転軸43が挿通される開口である。
【0025】
カップリング58は、例えば同軸で且つ内径の異なる円筒が組み合わされた円筒形状をしており、その一端側から第1回転軸42が、他端側からステッピングモータ51の駆動軸51aがそれぞれ取り付けられる(図7参照)。これにより、ステッピングモータ51の駆動とともに、第1表示回転盤33が回転する。
【0026】
カップリング58には基準位置を示す第1信号片59が取り付けられ、その回転が第1表示面位置検出センサ61で監視されている。そして、第1表示回転盤33が一回転するごとに第1表示面位置検出センサ61からリセット信号が出力される。なお、第1表示面位置検出センサ61は、モータ取付用ブラケット53に固定される保持部材63に取り付けられる。
【0027】
第2回転軸43に固定される回転軸側プーリ56及びステッピングモータ52の駆動軸52aに取り付けられるモータ側プーリ55とには歯付きベルト57が巻き付けられる。これにより、ステッピングモータ52からの駆動力が歯付きベルト57を介して回転軸側プーリ56へと伝達される。ステッピングモータ52に固着されるモータ側プーリ55の外径は回転軸側プーリ56の外径よりも小さく形成されており、第2回転軸43の回転速度が減速されることになる。これにより、第2表示回転板34の回転は、ステッピングモータ52の単位ステップ角度よりも小さい角度の回転となり、第2表示回転盤34の回転をきめ細かい回転とすることができるとともに、第2表示回転板34の低速回転時においても違和感を生じさせることがない。
【0028】
次に、本実施形態の作用について説明する。上記円盤型のシンボル表示装置30を組み立てる際には、まず、駆動軸51aに第1信号片59が固着されたカップリング58を取り付けたステッピングモータ51をモータ取付用ブラケット53に、駆動軸52aにモータ側プーリ55を固着したステッピングモータ52をモータ取付用ブラケット54にそれぞれ組み付ける。その後、モータ取付用ブラケット53に第1表示面位置検出センサ61が固着された保持部材63を組み付ける。図4及び図5に示すように、ユニット支持板72に、軸受け部材47,48がネジ73により固定された軸受け用ブラケット49,50を、ネジ74及びナット75により共締め固定する。そして、第2信号片62が取り付けられた保持部材64を軸受け用ブラケット49にネジ78により固定する。また、ステッピングモータ52が取り付けられたモータ取付用ブラケット54をネジ76により所定位置に仮止めする。
【0029】
第2回転軸43の一端に第2回転盤用フランジ41を固着する。第2回転盤用フランジ41が固着された第2回転軸43に第1回転軸42を挿通させる。ベアリング45,46を第1回転軸42に挿通させ、第2回転軸43に取り付ける。これにより、第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持されることになる。
【0030】
第1回転軸42にカラー44を挿通させた後に第1回転盤用フランジ40を固定する。図6に示すように、第2回転軸43をユニット支持板72に固着された軸受け部材47,48に挿通させる。その後、第2回転軸43の他端側に回転軸側プーリ56を取り付け、回転軸側プーリ56とモータ側プーリ55に歯付きベルト57を巻き付ける。この際、モータ取付用ブラケット54は仮止めされているので、歯付きベルト57が張る位置でモータ取付用ブラケット54を固定する。
【0031】
カップリング58の他端側に第1回転軸42の端部を取り付けた後に、モータ取付用ブラケット53をユニット支持板72に固定する。図2に示すように、最後に第2表示回転盤34を第2回転盤用フランジ41に、第1表示回転盤33を第1回転盤用フランジ40にそれぞれ固定することで、円盤型のシンボル表示装置30が完成する。なお、第1表示回転盤33及び第2表示回転盤34を回転させるためのステッピングモータ51,52を表示回転盤33,34の後面側にそれぞれ配置させることができるので、シンボル表示装置自体をコンパクトにすることができる。また、各部材はユニット支持板72に組み付けるので、作業性が向上する。
【0032】
このようにして組み立てられた円盤型のシンボル表示装置30は、配当決定装置として、第1〜第3リールユニット11〜13及びメダル払い出し器等の装置が組み付けられたスロットマシン10の上部に組み付けられる。この際、シンボル表示装置30は、ユニット支持板72をスロットマシン10の所定位置に取り付けるだけでよいので、組み付け作業の効率を向上させることが可能となる。また、シンボル表示装置30の取り付け位置はスロットマシン10の内部のみとなるので、ガラス扉24の形状を自由に設計することができる。
【0033】
なお、ゲームの際に特定の入賞を得た場合、第1表示回転盤33及び第2表示回転盤34は所定のタイミングでそれぞれ回転する。この際、モータ側プーリ55と回転軸側プーリ56とにより、第2表示回転盤34の回転速度がステッピングモータ52の回転速度に対して減速されるように設けたから、第2表示回転盤34の回転するステップ角度を小さくすることができ、第2表示回転盤34の回転をきめ細かな回転とすることが可能となる。
【0034】
本実施形態では、円盤型のシンボル表示装置30を配当決定装置としてスロットマシンに組み込んだが、これに限定させる必要はなく、図8に示すように、ルーレット遊技機80に用いられるシンボル表示装置81として組み込んでもよい。また、本発明のシンボル表示装置をスロットマシンの上部に組み込んだ場合の利用方法は、本実施形態に限定されるものではなく、ゲーム性等を考慮して適宜利用方法を設定してよい。
【0035】
本実施形態では、第1表示回転盤及び第2表示回転盤からなるシンボル表示装置の例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、例えば、第1〜第3表示回転板からなるシンボル表示装置に利用してもよい。この場合、図9に示すように、第1〜第3回転軸85〜87を設け、第2回転軸86及び第3回転軸87を円筒型の回転軸から形成する。そして、第1回転軸85を第2回転軸86に挿通し、ベアリング88,89を第2回転軸86の両端に取り付けることで、第1回転軸85は第2回転軸86に対して同軸に保持される。同様にして、第3回転軸87に第2回転軸86を挿通した後にベアリング90,91を第3回転軸87の両端に取り付けることで、第2回転軸86は第3回転軸87に対して同軸となる。これにより、第1〜第3回転軸85〜87が同軸となる。その後、第1〜第3回転軸85〜87の一端に第1〜第3回転盤用フランジ92〜94をそれぞれ取り付けた後に、第1〜第3表示回転盤95〜97を取り付けることで、第1〜第3表示回転盤95〜97は、それぞれ個別に且つ同軸で回転させることが可能となる。
【0036】
本実施形態では、第1表示回転板33を回転させるステッピングモータ51を、第1回転軸42と同軸に配置して、第1回転軸42とステッピングモータ51の駆動軸51aとをカップリング58により接続したが、これに限定する必要はなく、接続方法は適宜設定してよい。以下、構成上同じ部材となる場合には、本実施形態と同じ符号を用いて説明する。この場合、図10に示すように、例えば第1回転軸42の一端と、ステッピングモータ100の駆動軸100aとのそれぞれに、回転側プーリ101、モータ側プーリ102を取り付け、歯付きベルト103によりステッピングモータ100の駆動力を第1回転軸42に伝達するようにする。また、第1回転軸42に第1信号片104を取り付ける。この場合、回転側プーリ101はモータ側プーリ102よりも外径が大きく形成されており、第1表示回転盤33の回転はステッピングモータ100の回転に対して減速されるので、第2表示回転盤34だけでなく、第1表示回転盤33の回転をきめ細かいものとすることができる。また、シンボル表示装置自体の奥行きを短くすることができるので、シンボル表示装置をコンパクトにすることが可能である。
【0037】
本実施形態では、第2回転軸43に設けられた回転軸側プーリ56と、ステッピングモータ52の駆動軸52aに取り付けられたモータ側プーリ55とに歯付きベルト57を巻き付けて、ステッピングモータ52の駆動力を第2回転軸43に伝達させるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、プーリの代わりにギアを用いてもよい。また、図11に示すように、第2表示回転盤34の外周面にギア110を形成するとともに、ステッピングモータ111の駆動軸111aにギア112を設ける。ギア110及びギア112が噛み合うようにステッピングモータ111をモータ取付用ブラケット113を介してユニット支持板72に取り付ける。この場合、ステッピングモータ111の駆動力は第2回転軸43を介さずに伝達される。なお、第2回転軸43は、第2表示回転盤34と第1表示回転盤33とを同軸に保持するための保持部材として機能する。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機用シンボル表示装置によれば、円盤のそれぞれに設けられる複数の回転軸を、それぞれ外径が異なるように、且つ外径が最も小さくなる回転軸以外の回転軸を中空から形成し、中空となる回転軸に外径の小さい回転軸を挿通させることにより、複数の円盤を同軸に保持させ、複数の円盤の表示面のそれぞれを表示させるようにしたから、複数の円盤のそれぞれが同軸上に回転するので、組み付け時に複数の円盤の位置調整を簡単に行うことができる。
【0039】
また、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動力により回転する円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とを設け、前記円盤の回転するステップ角度を小さくしてきめ細かな円盤の回転としたから、低速回転時の円盤の回転により、遊技者に違和感を与えることがない。
【0040】
また、本実施形態の遊技機用シンボル装置を、一体化されたユニットとして構成したから、装置をコンパクト化することができる。また、遊技機へは、ユニット毎取り付けることができるので、作業性を向上させることが可能となる。また、遊技機の内部に取り付けるので、その前面に設けられる扉の形状等のバリエーションを多様化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】シンボル表示装置の構成を示す斜視図である。
【図3】回転盤用フランジ及び回転軸の構成を示す斜視図である。
【図4】軸受け部材、軸受け用ブラケット近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図5】第2回転軸を回転させるためのステッピングモータ近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図6】第1回転軸を回転させるためのステッピングモータ近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】シンボル表示装置の構成を示す断面図である。
【図8】シンボル表示装置をルーレット遊技機に用いた場合のルーレット遊技機の外観を示す斜視図である。
【図9】第1〜第3表示回転盤を有する場合の回転軸近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図10】第1回転軸をプーリを用いて回転させる場合の構成を示す断面図である。
【図11】第2表示回転盤の外周部にギアを形成した場合の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
30 シンボル表示装置
31 第1表示面
32 第2表示面
33 第1表示回転盤
34 第2表示回転盤
42 第1回転軸
43 第2回転軸
45,46 ベアリング
47,48 軸受け部材
49,50 軸受け用ブラケット
51,52 ステッピングモータ
55 モータ側プーリ
56 回転側プーリ
57 歯付きベルト
72 ユニット支持板
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば遊技機等に組み込まれ、ゲームを行う際の情報等を表示するための円盤型の遊技機用シンボル表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機用シンボル表示装置は、外周にシンボルを配列した複数の機械式リールを回転させるものや、CRTや液晶表示(LCD)パネルにシンボルの移動する様子を表示して、擬似的にリールの回転を再現させるものがある。このような遊技機用シンボル表示装置は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に一般的に組み込まれることが多い。
【0003】
このような遊技機用シンボル表示装置の中には、例えばルーレット遊技機のように、例えば文字、図柄等によりルーレットゲームの内容が設けられた円盤をゲームの開始とともに回転させ、所定のタイミングで回転している円盤を停止させる円盤型のシンボル表示装置がある。このようなシンボル表示装置の場合には、予め遊技機の所定位置に設けられた指標により円盤上に設けられた文字や図柄等のいずれか1つを指し示すことで、そのゲームでの入賞の有無が決定される。なお、このような円盤型のシンボル表示装置は、ルーレット遊技機だけでなく、スロットマシン等に組み込まれ、例えば配当コインの倍率等を決定するサブゲーム時に用いられる。これにより、遊技性の富んだ遊技機を提供することが可能となる。
【0004】
このような円盤型のシンボル表示装置の中には、外径の異なる2個の円盤体を同軸に配置して、これら2個の円盤体を回転させるものがある(例えば特開平7−323110号公報)。この場合、シンボルが表示された円盤部と、モータの駆動軸を固着するハブと、このハブから延設されたスポークとから構成された円盤体に、駆動用モータ及び駆動用モータを固定するための支持フレームが一体に組み込まれ、大円盤ユニット又は小円盤ユニットとしてそれぞれユニット化されている。なお、大円盤ユニットは遊技機の内部に設けられた補助支持板に、小円盤ユニットは遊技盤の内壁面にそれぞれ取り付けられる。このような構成とすることで、複数個の回転体を含む大小円盤ユニットの重みを1つの支持フレームに集中させずに分散させることが可能になるとともに、それぞれのユニットを容易に組み立てることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような複数の円盤ユニットを有するシンボル表示装置をスロットマシン等に組み込む場合には、シンボル表示装置を組み込むスペースが小さいため、シンボル表示装置自体をコンパクトにする必要がある。上記シンボル表示装置の場合には、小円盤体を回転させるための駆動用モータは小円盤体の前面に、大円盤体を回転させるための駆動用モータは大円盤体の後面にそれぞれ取り付けられ、これらユニットを遊技機に組み付けると、大円盤ユニットの前面に形成された凹部に小円盤ユニットの後部が入り込む配置となる。このため、小円盤体を回転させるための駆動用モータを組み付ける際のスペースが必要となり、装置の奥行きが長くなる。また、小円盤ユニットと大円盤ユニットとを個別に遊技機の所定位置に取り付けるため、遊技機への組み付けは容易になるが、小円盤ユニットと大円盤ユニットとの位置合わせが困難となり結果的に作業性が悪くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、小円盤体と大円盤体とからなる円盤体を有するシンボル表示装置の場合に、装置自体を容易に遊技機内部に組み付けることができるようにした遊技機用シンボル表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機用シンボル表示装置は、少なくとも1個のシンボルが配置された表示面を備えた円盤が複数設けられ、これら円盤を同軸に配置したものであり、前記円盤のそれぞれに設けられる複数の回転軸を、それぞれ外径が異なるように、且つ、外径が最も小さい回転軸を除く他の回転軸を中空から形成し、この中空から形成された回転軸に外径の小さい回転軸を挿通させることにより複数の円盤を同軸に保持し、複数の円盤の表示面のそれぞれを表示するようにしたものである。なお、シンボルとは図柄、記号、符号、数字、模様、色彩、背景絵、及びこれらと類似のものを含み、また、このシンボルの大きさや形状及び配置される種類や個数は実施形態に限定されるものではない。
【0008】
また、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動力により回転する円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とを設け、前記円盤の回転するステップ角度を小さくして、きめ細かな円盤の回転としたことが好ましい。この場合、例えばステッピングモータを前記円盤の個数分設けて、これらステッピングモータの少なくとも1つに駆動減速手段を設けるようにしたり、ステッピングモータのそれぞれに駆動減速手段を設けるようにしたり、ステッピングモータ1つで複数の円盤を回転させる場合には、複数の円盤のいずれかの回転速度を減速させるため駆動減速手段を設けることが挙げられる。また、前記駆動減速手段を、外径の異なる複数のプーリから構成したことが好ましい。また、前記駆動減速手段を、歯数の異なる複数の歯車から構成したことが好ましい。
【0009】
なお、前記表示面を備えた複数の円盤と、これら円盤のぞれぞれに取り付けられる複数の回転軸と、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とが一体化されたユニットとして構成されることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、スロットマシン10には、機械式リールを3個備えたシンボル表示装置が3体、第1リールユニット11、第2リールユニット12、第3リールユニット13として組み込まれている。各リールユニットの前面には、リール数に対応した表示窓15が形成された前面パネル16が設けられている。これにより、各リールのシンボルが各表示窓を通して上下方向に3個ずつ観察できるようになっている。
【0011】
前面パネル16の下部には、コイン投入口19、操作パネル20、コイン受け皿21が設けられ、前面パネル16の上部には配当決定装置として組み込まれる本発明のシンボル表示装置30が設けられている。また、スロットマシン10の側面にはスタートレバー22が設けられている。なお、配当決定装置として組み込まれるシンボル表示装置30は、その前面をガラス扉24により被覆されている。
【0012】
このスロットマシン10では、第1〜第3リールユニット11〜13のそれぞれで入賞の有無が決定される。なお、各リールユニットには予め入賞ラインが所定本数設けられており、ベット数に応じた入賞ラインが各リールユニットで有効化されるようになっている。そして、スタートレバー22の操作によりゲームが開始され、有効化された入賞ライン上に所定のシンボルの組み合わせが揃う場合や、所定のシンボルが入賞ライン上に停止した場合に当たりとなり、当たりの種類に応じた配当枚数のコインがコイン受け皿21に払い出される。また、例えばビッグトリガー役を構成するシンボルの組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃った場合に、シンボル表示装置30が作動する。なお、各リールユニットのリールに配列されるシンボルの種類、数、配列順序や入賞ラインの本数については記載しないが、ゲーム性を考慮して、適宜設定することが可能である。また、シンボル表示装置30の作動の契機となる条件については、ゲーム性を考慮して適宜設定してよい。
【0013】
シンボル表示装置30は、例えばビックトリガー役が入賞した場合に行われるフリーゲーム(コインを投入せずに行うゲーム)の回数と、このフリーゲームで当たりを得た場合の配当コインの倍率とをそれぞれ決定するために作動する。このシンボル表示装置30は、まず第1表示面31が回転し、所定時間後に停止する。これを受けて、第2表示面32が回転し、第1表示面31と同様に、所定時間後に停止する。そして、指標25により指し示された第1表示面31の数字及び第2表示面32の数字が、この後に実行されるフリーゲームの回数と、フリーゲームで当たりを得た場合の配当コインの倍率となる。
【0014】
図2に示すように、配当決定装置として用いられるシンボル表示装置30は、第1表示面31が形成された第1表示回転盤33、第2表示面32が形成された第2表示回転盤34の2枚の表示回転盤からなる表示部35と、これら表示回転盤33,34をそれぞれ駆動させるための回転盤駆動部36とが1つのユニットとして構成されている。なお、シンボル表示装置30は、ユニット支持板72によりスロットマシン10の内部に組み付けられる。
【0015】
第1表示回転盤33に形成される第1表示面31は、所定個数に区分けされており、これら区分けされた領域の1つ1つには、ビックトリガー役が得られた時に行われるフリーゲームの回数となるシンボル(例えば、1,5,7,10,20・・・)が描かれている。第2表示回転盤34は、第1表示回転盤33よりも外径が大きく形成され、且つその中央に、後述する第1回転盤用フランジ42が挿通される開口34aが形成されている。なお、第2表示回転盤34に形成される第2表示面32は、第1表示面31と重なり合わないように形成されている。この第2表示面32も、第1表示面31と同様に所定個数に区分けされており、区分けされた領域の1つ1つには、フリーゲームで入賞した場合の配当コインの倍率となるシンボル(例えば、×1,×3,×5,×7・・・)が描かれている。なお、フリーゲームの回数及び配当倍率として描く絵柄は、記号、符号、数字、模様、キャラクターなどを用いて適宜に設定してよい。
【0016】
図3〜図6は、回転盤駆動部36を順に分解して示す斜視図、図7はシンボル表示装置の断面図を示すものである。回転盤駆動部36は、第1回転盤用フランジ40、第2回転盤用フランジ41、第1回転軸42、第2回転軸43、カラー44、ベアリング45,46、軸受け部材47,48、軸受け用ブラケット49,50、ステッピングモータ51,52、モータ取り付け用ブラケット53,54、モータ側プーリ55、回転軸側プーリ56、歯付きベルト57、カップリング58、第1信号片59、第2信号片60、第1表示面位置検出センサ61、第2表示面位置検出センサ62、保持部材63,64から構成される。
【0017】
図2及び図3に示すように、第1回転盤用フランジ40は、第1表示回転盤33の後面側にネジ70により固定される。この第1回転盤用フランジ40には開口40aが形成されており、この開口40aに、ベアリング45、カラー44が挿通された第1回転軸42の一端が固着される。第2回転盤用フランジ41は、第2表示回転盤34の後面にネジ71により固定される。第2回転盤用フランジ41には凹部41aが形成されており、第1回転盤用フランジ40の一部が位置する。この第2回転盤用フランジ41には開口41bが形成されており、第1回転軸42が挿通されるとともに、第2回転軸43の一端が固着される(図7参照)。
【0018】
第2回転盤用フランジ41には第2信号片60が固着されており、その回転が第2表示面位置検出センサ62で監視されている。第2表示回転盤34が一回転するごとに第2表示面位置検出センサ62からリセット信号が出力される。なお、第2表示面位置検出センサ62は、軸受け用ブラケット49に固着される保持部材64に固定される。なお、符号78は保持部材64を固定するためのネジである。
【0019】
第1回転軸42は、第1表示回転盤33を回転させるために設けられている。この第1回転軸42は、第2回転軸43に挿通された後に、その一端側(第1回転盤用フランジ40に固着される端部側)からベアリング45、カラー44の順で挿通され、その他端側からベアリング46が挿通される。
【0020】
第2回転軸56は円筒形状から形成されており、その両端には、第1回転軸43の軸受け部材となるベアリング45,46が取り付けられる。この第2回転軸56の一端には、上述したように第2回転盤用フランジ41が、その他端側には回転軸側プーリ56がそれぞれ固着される。
【0021】
ベアリング45,46は、第1回転軸42の軸受け部材として機能するとともに、第1回転軸42と第2回転軸53とが同軸となるように第1回転軸42を保持する。カラー44は、第1回転軸42に取り付けられる第1回転盤用フランジ40の後面とベアリング45とに挟持される(図7参照)。これによりカラー44は、ベアリング45の押さえ部材として機能する。
【0022】
図4に示すように、軸受け部材47,48は、第2回転軸43を挿通させるための開口47a,48aが形成され、これら開口47a,48aと同軸となるように、ベアリング47b,48bがそれぞれ設けられている。軸受け部材47,48は、軸受け用ブラケット49,50にそれぞれネジ73により固定される。
【0023】
軸受け用ブラケット49,50は、固定された軸受け部材47,48を所定位置に保持するためのものである。これら軸受け用ブラケット49,50には、開口49a,50aがそれぞれ形成されており、第2回転軸43がこれら開口49a,50aに挿通される。なお、これら軸受け用ブラケット49,50は軸受け部材47,48が取り付けられた後に、ネジ74及びナット75によりユニット支持板72に共締めされる。
【0024】
図5及び図6に示すように、ステッピングモータ51,52はモータ取付用ブラケット53,54にそれぞれ組み付けられた状態で、ユニット支持板72にネジ76,77によりそれぞれ固定される。なお、モータ取付用ブラケット54は、ユニット支持板72の開口72aに挿通された状態で、ユニット支持軸72に固定される。また、モータ取付用ブラケット54には長穴54aが設けられており、この長穴54aは、後述する歯付きベルト57の張りの度合いを調整する調整穴となる。ステッピングモータ51の駆動軸51aにはカップリング58が、ステッピングモータ52の駆動軸52aにはモータ側プーリ55が、それぞれ固定される。なお、符号72bは、第2回転軸43が挿通される開口である。
【0025】
カップリング58は、例えば同軸で且つ内径の異なる円筒が組み合わされた円筒形状をしており、その一端側から第1回転軸42が、他端側からステッピングモータ51の駆動軸51aがそれぞれ取り付けられる(図7参照)。これにより、ステッピングモータ51の駆動とともに、第1表示回転盤33が回転する。
【0026】
カップリング58には基準位置を示す第1信号片59が取り付けられ、その回転が第1表示面位置検出センサ61で監視されている。そして、第1表示回転盤33が一回転するごとに第1表示面位置検出センサ61からリセット信号が出力される。なお、第1表示面位置検出センサ61は、モータ取付用ブラケット53に固定される保持部材63に取り付けられる。
【0027】
第2回転軸43に固定される回転軸側プーリ56及びステッピングモータ52の駆動軸52aに取り付けられるモータ側プーリ55とには歯付きベルト57が巻き付けられる。これにより、ステッピングモータ52からの駆動力が歯付きベルト57を介して回転軸側プーリ56へと伝達される。ステッピングモータ52に固着されるモータ側プーリ55の外径は回転軸側プーリ56の外径よりも小さく形成されており、第2回転軸43の回転速度が減速されることになる。これにより、第2表示回転板34の回転は、ステッピングモータ52の単位ステップ角度よりも小さい角度の回転となり、第2表示回転盤34の回転をきめ細かい回転とすることができるとともに、第2表示回転板34の低速回転時においても違和感を生じさせることがない。
【0028】
次に、本実施形態の作用について説明する。上記円盤型のシンボル表示装置30を組み立てる際には、まず、駆動軸51aに第1信号片59が固着されたカップリング58を取り付けたステッピングモータ51をモータ取付用ブラケット53に、駆動軸52aにモータ側プーリ55を固着したステッピングモータ52をモータ取付用ブラケット54にそれぞれ組み付ける。その後、モータ取付用ブラケット53に第1表示面位置検出センサ61が固着された保持部材63を組み付ける。図4及び図5に示すように、ユニット支持板72に、軸受け部材47,48がネジ73により固定された軸受け用ブラケット49,50を、ネジ74及びナット75により共締め固定する。そして、第2信号片62が取り付けられた保持部材64を軸受け用ブラケット49にネジ78により固定する。また、ステッピングモータ52が取り付けられたモータ取付用ブラケット54をネジ76により所定位置に仮止めする。
【0029】
第2回転軸43の一端に第2回転盤用フランジ41を固着する。第2回転盤用フランジ41が固着された第2回転軸43に第1回転軸42を挿通させる。ベアリング45,46を第1回転軸42に挿通させ、第2回転軸43に取り付ける。これにより、第1回転軸42と第2回転軸43とが同軸に保持されることになる。
【0030】
第1回転軸42にカラー44を挿通させた後に第1回転盤用フランジ40を固定する。図6に示すように、第2回転軸43をユニット支持板72に固着された軸受け部材47,48に挿通させる。その後、第2回転軸43の他端側に回転軸側プーリ56を取り付け、回転軸側プーリ56とモータ側プーリ55に歯付きベルト57を巻き付ける。この際、モータ取付用ブラケット54は仮止めされているので、歯付きベルト57が張る位置でモータ取付用ブラケット54を固定する。
【0031】
カップリング58の他端側に第1回転軸42の端部を取り付けた後に、モータ取付用ブラケット53をユニット支持板72に固定する。図2に示すように、最後に第2表示回転盤34を第2回転盤用フランジ41に、第1表示回転盤33を第1回転盤用フランジ40にそれぞれ固定することで、円盤型のシンボル表示装置30が完成する。なお、第1表示回転盤33及び第2表示回転盤34を回転させるためのステッピングモータ51,52を表示回転盤33,34の後面側にそれぞれ配置させることができるので、シンボル表示装置自体をコンパクトにすることができる。また、各部材はユニット支持板72に組み付けるので、作業性が向上する。
【0032】
このようにして組み立てられた円盤型のシンボル表示装置30は、配当決定装置として、第1〜第3リールユニット11〜13及びメダル払い出し器等の装置が組み付けられたスロットマシン10の上部に組み付けられる。この際、シンボル表示装置30は、ユニット支持板72をスロットマシン10の所定位置に取り付けるだけでよいので、組み付け作業の効率を向上させることが可能となる。また、シンボル表示装置30の取り付け位置はスロットマシン10の内部のみとなるので、ガラス扉24の形状を自由に設計することができる。
【0033】
なお、ゲームの際に特定の入賞を得た場合、第1表示回転盤33及び第2表示回転盤34は所定のタイミングでそれぞれ回転する。この際、モータ側プーリ55と回転軸側プーリ56とにより、第2表示回転盤34の回転速度がステッピングモータ52の回転速度に対して減速されるように設けたから、第2表示回転盤34の回転するステップ角度を小さくすることができ、第2表示回転盤34の回転をきめ細かな回転とすることが可能となる。
【0034】
本実施形態では、円盤型のシンボル表示装置30を配当決定装置としてスロットマシンに組み込んだが、これに限定させる必要はなく、図8に示すように、ルーレット遊技機80に用いられるシンボル表示装置81として組み込んでもよい。また、本発明のシンボル表示装置をスロットマシンの上部に組み込んだ場合の利用方法は、本実施形態に限定されるものではなく、ゲーム性等を考慮して適宜利用方法を設定してよい。
【0035】
本実施形態では、第1表示回転盤及び第2表示回転盤からなるシンボル表示装置の例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、例えば、第1〜第3表示回転板からなるシンボル表示装置に利用してもよい。この場合、図9に示すように、第1〜第3回転軸85〜87を設け、第2回転軸86及び第3回転軸87を円筒型の回転軸から形成する。そして、第1回転軸85を第2回転軸86に挿通し、ベアリング88,89を第2回転軸86の両端に取り付けることで、第1回転軸85は第2回転軸86に対して同軸に保持される。同様にして、第3回転軸87に第2回転軸86を挿通した後にベアリング90,91を第3回転軸87の両端に取り付けることで、第2回転軸86は第3回転軸87に対して同軸となる。これにより、第1〜第3回転軸85〜87が同軸となる。その後、第1〜第3回転軸85〜87の一端に第1〜第3回転盤用フランジ92〜94をそれぞれ取り付けた後に、第1〜第3表示回転盤95〜97を取り付けることで、第1〜第3表示回転盤95〜97は、それぞれ個別に且つ同軸で回転させることが可能となる。
【0036】
本実施形態では、第1表示回転板33を回転させるステッピングモータ51を、第1回転軸42と同軸に配置して、第1回転軸42とステッピングモータ51の駆動軸51aとをカップリング58により接続したが、これに限定する必要はなく、接続方法は適宜設定してよい。以下、構成上同じ部材となる場合には、本実施形態と同じ符号を用いて説明する。この場合、図10に示すように、例えば第1回転軸42の一端と、ステッピングモータ100の駆動軸100aとのそれぞれに、回転側プーリ101、モータ側プーリ102を取り付け、歯付きベルト103によりステッピングモータ100の駆動力を第1回転軸42に伝達するようにする。また、第1回転軸42に第1信号片104を取り付ける。この場合、回転側プーリ101はモータ側プーリ102よりも外径が大きく形成されており、第1表示回転盤33の回転はステッピングモータ100の回転に対して減速されるので、第2表示回転盤34だけでなく、第1表示回転盤33の回転をきめ細かいものとすることができる。また、シンボル表示装置自体の奥行きを短くすることができるので、シンボル表示装置をコンパクトにすることが可能である。
【0037】
本実施形態では、第2回転軸43に設けられた回転軸側プーリ56と、ステッピングモータ52の駆動軸52aに取り付けられたモータ側プーリ55とに歯付きベルト57を巻き付けて、ステッピングモータ52の駆動力を第2回転軸43に伝達させるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、プーリの代わりにギアを用いてもよい。また、図11に示すように、第2表示回転盤34の外周面にギア110を形成するとともに、ステッピングモータ111の駆動軸111aにギア112を設ける。ギア110及びギア112が噛み合うようにステッピングモータ111をモータ取付用ブラケット113を介してユニット支持板72に取り付ける。この場合、ステッピングモータ111の駆動力は第2回転軸43を介さずに伝達される。なお、第2回転軸43は、第2表示回転盤34と第1表示回転盤33とを同軸に保持するための保持部材として機能する。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機用シンボル表示装置によれば、円盤のそれぞれに設けられる複数の回転軸を、それぞれ外径が異なるように、且つ外径が最も小さくなる回転軸以外の回転軸を中空から形成し、中空となる回転軸に外径の小さい回転軸を挿通させることにより、複数の円盤を同軸に保持させ、複数の円盤の表示面のそれぞれを表示させるようにしたから、複数の円盤のそれぞれが同軸上に回転するので、組み付け時に複数の円盤の位置調整を簡単に行うことができる。
【0039】
また、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動力により回転する円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とを設け、前記円盤の回転するステップ角度を小さくしてきめ細かな円盤の回転としたから、低速回転時の円盤の回転により、遊技者に違和感を与えることがない。
【0040】
また、本実施形態の遊技機用シンボル装置を、一体化されたユニットとして構成したから、装置をコンパクト化することができる。また、遊技機へは、ユニット毎取り付けることができるので、作業性を向上させることが可能となる。また、遊技機の内部に取り付けるので、その前面に設けられる扉の形状等のバリエーションを多様化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】シンボル表示装置の構成を示す斜視図である。
【図3】回転盤用フランジ及び回転軸の構成を示す斜視図である。
【図4】軸受け部材、軸受け用ブラケット近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図5】第2回転軸を回転させるためのステッピングモータ近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図6】第1回転軸を回転させるためのステッピングモータ近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】シンボル表示装置の構成を示す断面図である。
【図8】シンボル表示装置をルーレット遊技機に用いた場合のルーレット遊技機の外観を示す斜視図である。
【図9】第1〜第3表示回転盤を有する場合の回転軸近傍の構成を分解して示す斜視図である。
【図10】第1回転軸をプーリを用いて回転させる場合の構成を示す断面図である。
【図11】第2表示回転盤の外周部にギアを形成した場合の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
30 シンボル表示装置
31 第1表示面
32 第2表示面
33 第1表示回転盤
34 第2表示回転盤
42 第1回転軸
43 第2回転軸
45,46 ベアリング
47,48 軸受け部材
49,50 軸受け用ブラケット
51,52 ステッピングモータ
55 モータ側プーリ
56 回転側プーリ
57 歯付きベルト
72 ユニット支持板
Claims (5)
- 少なくとも1個のシンボルが配置された表示面を備えた円盤が複数設けられ、これら円盤を同軸に配置した遊技機用シンボル表示装置において、
前記円盤のそれぞれに設けられる複数の回転軸を、それぞれ外径が異なるように、且つ、外径が最も小さい回転軸を除く他の回転軸を中空から形成し、この中空から形成された回転軸に外径の小さい回転軸を挿通させることにより複数の円盤を同軸に保持し、複数の円盤の表示面のそれぞれを表示するようにしたことを特徴とする遊技機用シンボル表示装置。 - 前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動力により回転する円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とを設け、前記円盤の回転するステップ角度を小さくして、きめ細かな円盤の回転としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用シンボル表示装置。
- 前記駆動減速手段を、外径の異なる複数のプーリから構成したことを特徴とする請求項2記載の遊技機用シンボル表示装置。
- 前記駆動減速手段を、歯数の異なる複数の歯車から構成したことを特徴とする請求項2記載の遊技機用シンボル表示装置。
- 前記表示面を備えた複数の円盤と、これら円盤のぞれぞれに取り付けられる複数の回転軸と、前記円盤を回転させるためのステッピングモータと、円盤の回転速度を減速させるための駆動減速手段とが一体化されたユニットとして構成されることを特徴とする請求項2〜4いずれか記載の遊技機用シンボル表示装置。
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JP2002218434A JP2004057374A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 遊技機用シンボル表示装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
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