JP2004056305A - 動きベクトル検出方法、動きベクトル検出装置、及びプログラム - Google Patents

動きベクトル検出方法、動きベクトル検出装置、及びプログラム Download PDF

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Shinichiro Nishioka
西岡 伸一郎
Masayuki Toyama
外山 昌之
Tsutomu Sekibe
関部 勉
Takao Matsumoto
松本 孝夫
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Abstract

【課題】本発明は、画像階層化及び動きベクトル検出における演算量を削減すると共に、高い動きベクトル検出精度を得ることができる動きベクトル検出方法を提供する。
【解決手段】本発明の動きベクトル検出方法は、第1画像及び第2画像から2組の近似画像群及びアクティビティデータ群を算出する階層化画像の算出において、動きベクトル検出精度の向上に寄与しない高周波成分を算出するための計算を省略して演算量を削減し、ブロックマッチングにおいては動きベクトル検出精度向上に寄与しないアクティビティデータに対するブロックマッチングを省略することにより演算量を削減することにより、全体的な計算量を削減する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動きベクトル検出方法及び動きベクトル検出装置であって、特に時間的に異なる2つの画像データをそれぞれ階層化してからブロックマッチングを行い、動きベクトルを検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像信号の高能率符号化方式の国際規格の1つであるMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)は、空間方向の冗長度削減に直交変換である離散コサイン変換を用い、時間方向の冗長度削減にフレーム間予測・動き補償を用いるハイブリッド符号化に分類される方法である。
【0003】
フレーム間予測には、ブロックマッチング法を用いる。
ブロックマッチング法では、第1画像及び第1画像と時間的に異なる画像を表す第2画像について、それぞれの画像を小さな矩形領域であるブロックに分割する。第1画像上で注目する注目ブロックと、第2画像上で当該注目ブロックと同位置のブロックを±m×±n画素の探索範囲内で水平方向にx画素,垂直方向にy画素だけずらしたしたシフトブロックとの類似度を、所定の評価関数にて評価し、評価値が最小となるシフト量v=(x,y)を動きベクトルとするものである。
【0004】
評価関数としては、絶対値差分がよく用いられる。
上記のブロックマッチング法では、探索範囲内をくまなく探索し絶対値差分を求める必要があるため、演算量が大きくなり、装置自体が大型化したり演算時間が長くなる問題がある。
上記問題を解決する手法の一つに階層型動きベクトル検出方法がある。
【0005】
これは第1画像及び第2画像の各々について低域通過処理を施して低解像度の近似画像(以下、階層1と呼ぶ)を作成し、順次同様の低域通過処理を適用してより高い階層の近似画像(階層2、階層3、・・・)を作成する画像階層化ステップと、下位階層において、上位階層で検出した動きベクトル候補の周囲の小探索領域で動きベクトル候補を検出し、順次下位階層の動きベクトル候補を求めていき、最終的に原画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップからなる。
【0006】
この方法によると大幅な演算量削減が望める一方、低域通過処理により上位階層になる程画像の特徴量である高周波成分が除去されるため、動きベクトル検出の精度が大きく低下する問題があった。
この問題に対し、特開平7−222157では低域通過処理によって選別される画像の高周波成分をアクティビティ画像(アクティビティデータとも言う)としてブロックマッチングに用いて検出精度を向上させる階層型動きベクトル検出方法が提案されており、上記低域通過処理については平均値化処理を用いる方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方法では、精度の高い動きベクトル検出を行うためには、アクティビティデータの算出に大きな演算量が必要である。さらに、画像の高解像度化、高画質化により単位時間あたりに実行すべき演算量は増加する一方であり、LSIで演算を実現させる場合に消費電力、発熱量の増加につながっている。
【0008】
上記の問題に鑑み、本発明は、画像階層化ステップ及び動きベクトル検出ステップにおける演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準に維持できる動きベクトル検出方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の動きベクトル検出方法は、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出ステップとを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態における動きベクトル検出装置について図面を参照しながら説明する。
1. 全体構成
図1は、本実施の形態における動きベクトル検出装置10の全体構成を示すブロック図である。動きベクトル検出装置10は、第1画像メモリ101、第2画像メモリ102、算出手段103、階層化第1画像メモリ104、階層化第2画像メモリ105、判断手段106及び動きベクトル検出手段107から構成される。
【0011】
動きベクトル検出装置10は、具体的にはプロセッサ、プログラムを記憶しているROM(Read Only Memory)、作業用のRAM(Random Access Memory)等のソフトウェア及びハードウェアにより実現される。各構成要素の機能は、プロセッサがROMに記憶されているプログラムを実行することにより実現される。構成要素間におけるデータの受け渡しは、RAM等のハードウェアを介して行われる。
【0012】
第1画像メモリ101は、入力された第1画像を保持する。
第2画像メモリ102は、入力された第2画像を保持する。
算出手段103は、第1画像メモリ101に保持している第1画像及び第2画像メモリ102に保持している第2画像を、それぞれ階層化第1画像メモリ104及び階層化第2画像メモリ105に読み出し、当該読み出した第1画像及び第2画像のそれぞれに含まれる低周波成分を当該各画像よりも低くかつ段階的に低下する複数の解像度をもって示す2組の近似画像群、及び当該第1画像及び第2画像のそれぞれに含まれる高周波成分を当該複数の解像度をもって示す2組のアクティビティデータ群を算出する。
【0013】
階層化第1画像メモリ104は、算出手段103が第1画像から算出した前記近似画像群及びアクティビティデータ群を保持する。
階層化第2画像メモリ105は、算出手段103が第2画像から算出した前記近似画像群及びアクティビティデータ群を保持する。
判断手段106は、算出手段103が第1画像から算出した各階層のアクティビティデータの重要度を評価し、第1画像及び第2画像の各階層のアクティビティデータを動きベクトル検出に用いるか否かを判断する。
【0014】
動きベクトル検出手段107は、低解像度の階層で選出した動きベクトル候補を順次高解像度の階層の動きベクトル候補の選出に利用し、動きベクトルを検出する。
2.データ構造
図2は、算出手段103が算出する各データの関係を模式的に示した図である。
【0015】
200及び201は、入力された原画像である第1画像と第2画像を示す。
202及び203は、第1画像200から算出した低域通過成分である近似画像及び高域通過成分を用いて生成するアクティビティデータを示し、204及び205は、第2画像201から算出した近似画像及びアクティビティデータを示す。
【0016】
前記202、203、204及び205は、階層1に属する。
同様に206及び207は、前記近似画像202から算出した近似画像及びアクティビティデータを示し、208及び209は、前記近似画像204から算出した近似画像及びアクティビティデータを示す。
前記206、207、208及び209は、階層2に属する。
【0017】
210は、202及び206からなる近似画像群を示し、211は203及び207からなるアクティビティデータ群を示す。
同様に212は204及び208からなる近似画像群を示し、213は205及び209からなるアクティビティデータ群を示す。
ここで表記について説明する。
【0018】
第1画像及び第2画像を、原画像においてブロックマッチングを行う単位であるブロック(16画素×16画素)に区分し、水平方向にi番目、垂直方向にj番目の位置の第1画像のブロックをBLK(i,j)、第2画像のブロックをrBLK(i,j)と表記する。
同様に、第1画像から算出した階層nの近似画像におけるブロックである近似画像ブロックをapxBLKn(i,j)と表記し、階層nのアクティビティデータにおけるブロックであるアクティビティブロックをactBLKn(i,j)と表記する。
また第2画像から算出した階層nの近似画像ブロックをrapxBLKn(i,j)と表記し、第2画像から算出した階層nでのアクティビティブロックをractBLKn(i,j)と表記する。
【0019】
apxBLKn(i,j)、rapxBLKn(i,j)、actBLKn(i,j)、ractBLKn(i,j)の各ブロックの画素数は、BLK(i,j)及びrBLK(i,j)の画素数に比べ、水平方向、垂直方向にそれぞれ1/(2のn乗)となる。
次に、図3を用い、原画像から近似画像群及びアクティビティデータ群を算出する画像階層化処理について説明する。
【0020】
図3は、画像階層化処理時の階層化第1画像メモリ104及び階層化第2画像105の内容を示している。
ここでは、第1画像について階層化する例を説明し、第2画像については説明が重複するので、説明を割愛する。
階層化第1画像メモリ104の内容は、画像階層化処理が進むに従い、図3の300から301、302へと変化する。
【0021】
300は、算出手段103が、第1画像を第1画像メモリ102から階層化第1画像メモリ104へ読み出した時の階層化第1画像メモリ104の内容である。
301は、300から階層1の近似画像及びアクティビティデータを算出した時の階層化第1画像メモリ104の内容である。
【0022】
302は、階層1の近似画像から、階層2の近似画像及びアクティビティデータを算出した時の階層化第1画像メモリ104の内容である。
図3中のam、bm、cm、dm(mは任意の自然数)は、それぞれ原画像を構成する画素データを表す。
図3中のapxnm(m、nは共に自然数)は近似画像を構成する画素データを表し、actnm(m、nは共に自然数)はアクティビティデータを構成するデータを表す。
【0023】
また、m、nは任意の自然数であり、nは各データが属する階層を示している。
算出手段103は、300を2画素×2画素の小画素領域に区分し、全ての小画素領域について小画素領域毎に定位置計算のウェーブレット変換を行い、階層1の近似画像及びアクティビティデータを得る。
【0024】
定位置計算のウェーブレット変換の詳細は後述する。
303は、画素データa1、b1、c1、d1を持つ2画素×2画素の小画素領域である。
算出手段103が、小画素領域303に対し定位置計算のウェーブレット変換を行った結果、303の内容が、近似画像を表す画素データapx11とアクティビティデータを表すデータact11からなる304に示す内容になる。
【0025】
ここで、304中にapx11が2個含まれるが、第1のapx11は、動きベクトル検出の際に使用する。
第2のapx11は、階層2の近似画像及びアクティビティデータを算出する演算に使用し、当該演算実施中に値が書き換えられる。
300内の全ての小画素領域に対しウェーブレット変換を行った結果、階層化第1画像メモリ104の内容が301で表す内容となる。
【0026】
301について、apx1mで示した画素の集まりが階層1の近似画像を構成し、図2中202に対応している。
またact1mで示したデータの集まりが階層1のアクティビティデータを構成し、図2中203に対応している。
以上のように算出した階層1の近似画像及びアクティビティデータの画素数は、原画像の画素数に比べ水平方向、垂直方向にそれぞれ1/2となる。
【0027】
更に、階層1の近似画像を用い、階層2の近似画像及び階層2のアクティビティデータを算出する。
301内の近似画像を表す画素データを2画素×2画素の小画素領域に区分し、全ての小画素領域について小画素領域毎にウェーブレット変換を行い階層2の近似画像及びアクティビティデータを得る。
【0028】
図3中301で斜線を施した、階層1の近似画像を表すapx11、apx12、apx13、apx14を2画素×2画素の小画素領域とし、当該小画素領域に対し、定位置計算のウェーブレット変換を行った結果、図3中302で斜線を施した階層2の近似画像を表す画素データであるapx21及び階層2のアクティビティデータを表すデータであるact21を得る。
【0029】
301内の全ての小画素領域に対しウェーブレット変換を行った結果、階層化第1画像メモリ104の内容は、302で表す内容となる。
302について、apx2mで示した画素の集まりが階層2の近似画像を構成し、図2中206に対応している。
またact2mで示したデータの集まりが階層2のアクティビティデータを構成し、図2中207に対応している。
【0030】
以上のように算出した階層2の近似画像及びアクティビティデータの画素数は、階層1の近似画像及びアクティビティデータの画素数に比べ水平方向、垂直方向にそれぞれ1/2となる。
階層nの近似画像及びアクティビティデータの画素数は、原画像に比べ水平方向、垂直方向にそれぞれ1/(2のn乗)となる。
【0031】
3階層化を行った時の階層化第1画像メモリ104の内容である302内には、階層1の近似画像及びアクティビティデータを表すデータと、階層2の近似画像及びアクティビティデータを表すデータが混在する。
また第2画像についても、第1画像の場合と同様に階層化処理を行い、算出した近似画像群及びアクティビティデータ群を階層化第2画像メモリ105に保持する。
3. 処理
3.1 全体処理
図4は、動きベクトル検出装置10の全体処理の概略を示すフローチャートである。
【0032】
算出手段103が近似画像群及びアクティビティデータ群の算出処理であるステップS401を行い、判断手段106と動きベクトル検出手段107が、動きベクトル検出処理であるステップS402を行う。
3.2 近似画像群及びアクティビティデータ群の算出処理
ステップS401では、算出手段103が、第1画像メモリ101内の第1画像を階層化第1画像メモリ104に読み出し、また第2画像メモリ102内の第2画像を階層化第2画像メモリ105に読み出し、各々の画像に対しリフティング構成のウェーブレット変換を適用する。
【0033】
リフティング構成とは離散ウェーブレット変換を定位置計算で実行する構成法であり、メモリの使用量が少ない、アドレスのデコード処理が少ない等の利点がある。
詳細は、公知論文 W.Sweldens,The lifting scheme: A custom design construction ofbiorthogonal wavelets, J.Appl.Comput.Harmonic Analysis, 3 (1996)に記載されているため、ここでは説明を省略する。
3.2.1 Haarウェーブレット変換
ステップS401では、低域通過成分として平均値を、高域通過成分として偏差を算出するリフティング構成のHaarウェーブレット変換を用いる。
【0034】
図5は、2画素×2画素の小画素領域に対し、リフティング構成の2次元Haarウェーブレット変換を実行する例である。
階層化第1画像メモリ104及び階層化第2画像メモリ105内に読み出した第1画像及び第2画像のそれぞれを図3中303と同様の2画素×2画素からなる小画素領域に区分し、小画素領域毎に前記リフティング構成のウェーブレット変換を適用する。
【0035】
ここでは、画素データがそれぞれa,b,c,dである小画素領域に対し、リフティング構成のウェーブレット変換を適用する例について説明する。
図5の各行はメモリ領域内のデータに行う演算とその結果であり、上から下へ順次処理が進行していることを示し、各列は各メモリ領域に対応し、最右列には使用する演算の種類を示す。
【0036】
演算開始時、前記画素データaをメモリ領域Aに保持し,前記画素データb,c,dを、それぞれメモリ領域B、C、Dに保持している。
ここではメモリ領域Aについてのみ説明を行い、メモリ領域B、メモリ領域C,メモリ領域Dについては、メモリ領域Aについての説明と重複するので、説明を割愛する。
【0037】
図5中のメモリ領域Aの列501の各欄は、上下に区切っており、上半分502,504,506,508が実施する演算、下半分503、505、507、509が演算後のメモリ領域Aの内容を示す。
501について、S0からS3までの動作を順を追って説明する。
S0において、502では演算を行わず、503に示す初期データaをメモリ領域Aに格納する。
【0038】
S0からS1に移行する際、メモリ領域Aの内容aとメモリ領域Bの内容bを加算(A+B)する演算504を行い、メモリ領域Aの内容は505に示す演算結果a+bとなる。
S1からS2に移行する際、S1でのメモリ領域Aの内容であるa+bと、S1でのメモリ領域Cの内容であるc+dを加算(A+C)する演算506を行い、メモリ領域Aの内容は607に示す演算結果a+b+c+dとなる。
【0039】
S2からS3に移行する際、S2でのメモリ領域Aの内容に対し割算(シフト)演算508を行い、メモリ領域Aの内容は、509に示す演算結果(a+b+c+d)/4となる
S0からS3まで行った結果、メモリ領域Aには、低域通過成分であるLL成分の(a+b+c+d)/4が、同様にメモリ領域Bには、水平方向のエッジ強調成分であるHL成分である(b+d)/2−(a+c)/2が、メモリ領域Cには、垂直方向のエッジ強調成分であるLH成分である(c+d)/2−(a+b)/2が、メモリ領域Dには、水平垂直方向のエッジ強調成分であるHH成分である(d−c)−(b−a)が格納されている。
【0040】
ここで、LL成分が低域通過成分、LH、HL及びHH成分が高域通過成分である。
算出手段103では、さらに、アクティビティデータの算出に使用する高域通過成分のみを算出することにより、演算量を削減できる。
アクティビティデータの算出に使用する高域通過成分としては、アクティビティデータとしてノイズの影響を受けやすいHH成分は用いず、第1画像がフレーム画像の場合、水平方向のエッジ強調成分であるHL成分と垂直方向のエッジ強調成分であるLH成分との絶対値平均(|HL|+|LH|)/2を用い、フィールド画像である場合、水平方向に比べて垂直方向に帯域制限されているため、LH成分のみを用いる。
3.2.2 簡略化リフティングスキーム
アクティビティデータの算出に使用しない高域通過成分は算出不要であり、算出手段103は前記リフティング構成のウェーブレット変換における高域通過成分を算出する過程で、不要な演算を省略することによりリフティング構成を簡略化する(以下、簡略化リフティングスキームと呼ぶ)。
【0041】
図6は、アクティビティデータとして(|HL|+|LH|)/2を採用し、2次元Haarウェーブレット変換を行う簡略化リフティングスキームの例である。
アクティビティデータを(|HL|+|LH|)/2とする場合、HH成分を算出する必要がないため、最終的にHH成分が算出されるメモリ領域Dへの演算は省略し、全体の処理を簡略化する。
【0042】
図7は、アクティビティデータとしてLH成分を採用し、2次元Haarウェーブレット変換を行う簡略化リフティングスキームの例である。
この場合、HL成分、HH成分を算出する必要が無いため、省略可能な演算がさらに増え演算量の削減効果が大きくなる。
ここで、図6及び図7のどちらの場合にも近似値であるLL成分は、次の階層での定位置計算で書き換えられるが、この近似値は後段の動きベクトル検出手段107でのブロックマッチングにも用いるため、採用しない高域通過成分のメモリ領域Dにコピーしておく。
3.2.3 従来例との演算量比較
図12に、従来方式の画像階層化ステップを示す。
【0043】
従来方式の画像階層化ステップでは、小画素領域内のデータa,b,c,dにおいて、近似値として平均値Avg=(a+b+c+d)/4を使用し、アクティビティとしてAct=(|a−Avg|+|b−Avg|+|c−Avg|+|d−Avg|)/4を使用する。
従来方式を用いて小画素領域について近似画像及びアクティビティを算出するのに要する演算は、図12に示すように、加算3回、減算4回、絶対値加算3回、シフト演算(除算)2回となる。
【0044】
一方本発明の前記簡略化リフティングスキームを用いると、上記演算は、図6の場合、加算4回、減算3回、絶対値加算1回、シフト演算2回であり、従来方式に比べ、減算が加算に置き換わり、絶対値加算2回を削減できる。
また、図7の場合、加算3回、減算1回、絶対値加算0回、シフト演算2回であり、従来方式に比べ、減算3回、絶対値加算3回を削減できる。
3.2.4 第1及び第2階層化画像メモリにおける適用
図8は、ステップS401を詳細に説明するフローである。
【0045】
本実施例では、原画像から階層1の近似画像及びアクティビティデータを算出し、当該階層1の近似画像から階層2の近似画像及びアクティビティデータを算出する3階層化について説明する。
ステップS801では演算対象の階層nを0とし、ステップS802では階層数Nを3とする。
【0046】
ステップS803では、n>(N−1)を判定し、YESの場合は処理を終了し、NOの場合ステップS804に進む。
ステップS804では、階層nの原画像(n=0の場合)或いは近似画像(n≠0の場合)内の全ての小画素領域についてウェーブレット変換を行ったかどうか判定し、YESの場合ステップS806でn=n+1とし、ステップS803に進み、NOの場合、ステップS805に進み、演算を行っていない小画素領域についてウェーブレット変換を行う。
【0047】
ステップS805で行う小画素領域に対するウェーブレット変換については、前述した通りである。
3.3 動きベクトル検出処理
図4中ステップS402の動きベクトル検出処理の詳細を図9、10、11を用いて説明する。
【0048】
図9は、ステップS402の処理を詳細に説明したものである。
ここでは、図9において、原画像における水平方向1番目、垂直方向1番目の位置のブロックであるBLK(1,1)の動きベクトル検出の例で説明する。
ステップS901では、原画像において、全てのブロックの動きベクトルを検出したかどうか判断する。
【0049】
検出した場合、処理を終了する。
検出していない場合、ステップS902に進む。
ステップS902では、原画像において、動きベクトルを検出していないブロックを選出する。
本実施例では、BLK(1,1)の動きベクトルを検出するものとする。
【0050】
ステップS903では、演算対象となる階層nをN−1とする。
ステップS401において画像を3階層化しているため、N=3とする。
ステップS904では、最上位階層のアクティビティブロックの重要度を評価する。
ここでは、BLK(1,1)から算出した最上位階層のアクティビティブロックであるactBLK2(1,1)の重要度の評価を行う。
【0051】
アクティビティブロックactBLKn(1,1)の重要度の評価は、判断手段106がactBLKn(1,1)内の各画素データ値のデータ総和を算出し、当該データ総和が予め設定したしきい値α以上であれば、当該アクティビティブロックの重要度は高いと判定し、しきい値α未満であれば当該アクティビティブロックの重要度は低いと判定する。
【0052】
前記しきい値αを高く設定すると、重要度が低いと判断されるアクティビティブロックが増え、逆に前記しきい値αを低く設定すると重要度が低いと判断されるアクティビティブロックは減る。
例えば、ブロックサイズが2画素×2画素である場合、画素値を256階調とするとアクティビティブロック内データの総和は0〜255×4となり、当該ブロック内総和最大値の25%を前記しきい値に設定するとしきい値は255となる。
【0053】
アクティビティデータとしてウェーブレット変換後の画像の高域通過成分を用いる場合、変動が小さく一様な画像領域でのアクティビティデータは無視できる値となり、後述する動きベクトル検出ステップにおける検出精度向上に貢献しない。
よって、判断手段106は、アクティビティブロックの重要度が高い場合ブロックマッチングにアクティビティデータを用い、重要度が低い場合には、ブロックマッチングにアクティビティデータを用いないと判断する。
【0054】
判断手段106が、アクティビティブロックを用いると判断した場合ステップS905に進み、用いないと判断した場合ステップS906に進む。
ステップS905では、動きベクトル検出手段107が、近似画像及びアクティビティデータを用いて、ブロックマッチングを行い動きベクトル候補MVC(N−1)を検出する。
【0055】
図10は、apxBLKn(1,1)についてのブロックマッチングを説明する図である。
図11は、動きベクトル検出について説明する図である。
apxBLKn(1,1)についてブロックマッチングを行う場合、apxBLKn(1,1)とシフトブロックとの類似度を評価関数により評価する。
【0056】
シフトブロックとは図10に示すように、apxBLKn(i,j)に対し同じi,jであるrapxBLKn(i,j)を、探索領域の範囲内で、水平方向、及び垂直方向に画素単位でずらしたものである。
また前記評価関数としては、偏差絶対総和や偏差2乗総和などをよく用いる。図10は、図中apxBLKn(1,1)をactBLKn(1,1)と読み替え、rapxBLKn(1,1)をractBLKn(1,1)と読み替えることにより、アクティビティブロックについてのブロックマッチングについても説明する図となる。
【0057】
actBLKn(1,1)についてのブロックマッチングは、apxBLKn(1,1)の場合と同様に、ractBLKn(1,1)を探索領域の範囲内で画素単位にシフトしたシフトブロックとの類似度を評価関数により評価する。
apxBLKn(1,1)についての評価関数による評価値とactBLKn(1,1)についての評価関数による評価値に重みw(0<w≦1)を付けた値とを加えた結果をブロックマッチングの最終的な評価値とする。
【0058】
前記ブロックマッチングの最終的な評価値が最小となるシフトブロックのシフト量が動きベクトルとなる。
最上位階層n=2の場合、動きベクトル検出手段107が、apxBLK2(1,1)及びactBLK2(1,1)について、探索領域SR2(1,1)(水平方向±12画素、垂直方向±8画素)内で前記ブロックマッチングを行い、図11に示す動きベクトル候補MVC(2)(1,1)を算出する。
【0059】
ステップS906では、actBLK2(1,1)を用いず、apxBLK2(1,1)について、探索領域SR2(1,1)(水平方向±12画素、垂直方向±8画素)内で前記ブロックマッチングを行い、図11に示す動きベクトル候補MVC(2)(1,1)を算出する。
ステップS907では、演算対象となる階層nについて、n=n−1とする。
【0060】
ステップS908では、nが原画像を表す0であるかどうかを判定する。
n=0である場合、ステップS912へ進む。
n≠0の場合、ステップS909へ進む。
ステップS909では、判断手段106が、階層nのアクティビティブロックの重要度を評価する。
【0061】
本実施例では、BLK(1,1)から算出した階層1のアクティビティブロックであるactBLK1(1,1)の重要度の評価を行う。
重要度の評価は、ステップS904で行った方法と同じ方法を用いる。
判断手段106が、アクティビティブロックを用いると判断した場合ステップS910に進み、用いないと判断した場合ステップS911に進む。
【0062】
ステップS910及びステップS911では、動きベクトル検出手段107が、最上位階層及び原画像を除く階層nにおいて、近似画像及びアクティビティデータを用いて動きベクトル候補MVC(n)(i,j)を検出する。
ブロックマッチングにおける探索領域は、MVC(n+1)(i,j)を用い、小探索領域を設定する。
【0063】
n=1の場合である階層1においては、図11に示すように探索領域SR1(1,1)(水平方向±24画素、垂直方向±16画素)内にMVC(2)(1,1)を2倍した位置から±2画素の小探索領域SSR1(1,1)を設定する。ここでステップS910では、小探索領域SSR1(1,1)内で、apxBLK1(1,1)及びactBLK1(1,1)についてブロックマッチングを行い、動きベクトル候補MVC(1)(1,1)を算出し、ステップS911では、小探索領域SSR1(1,1)内で、apxBLK1(1,1)のみについてブロックマッチングを行い、動きベクトル候補MVC(1)(1,1)を算出する。
【0064】
ステップS912では、原画像において動きベクトルを検出する。
ブロックマッチングには、原画像同士である第1画像と第2画像を用いる。
図11に示すように原画像中の探索領域SR(1,1)(水平方向±48画素、垂直方向±32画素)内にMVC(1)(1,1)を2倍した位置およびその周囲水平・垂直±2画素の小探索領域SSR(1,1)を設定し、SSR(1,1)内でブロックマッチングを行い、整数画素精度の動きベクトルMV(1,1)を検出する。
4.まとめ
以上説明したように、動きベクトル検出装置10は、第1画像及び第2画像から2組の近似画像群及びアクティビティデータ群を算出する階層化画像の算出において、動きベクトル検出精度の向上に寄与しない高周波成分を算出するための計算を省略して演算量を削減し、ブロックマッチングにおいては動きベクトル検出精度向上に寄与しないアクティビティデータに対するブロックマッチングを省略することにより演算量を削減することにより、全体的な計算量を削減する。またノイズの影響を受けやすい高域通過成分をアクティビティデータの算出に用いないことにより、ノイズに対し頑健なブロックマッチングを行う。
(その他の変形例)
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本発明は、実施の形態で説明したステップを含む方法であるとしてもよい。また、これらの方法を、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
【0065】
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、半導体メモリ等であるとしてもよい。
(2)最上位階層と原画像の間の間の階層においては探索領域SRn内に小探索領域SSRnを設定し、実施の形態で説明した例では当該SSRnのサイズを水平・垂直±2画素としているが、±1画素でもよいし誤検出抑制のため広くとっても良い。
(3)最上位階層において判断手段が行った、ブロックマッチングにアクティビティブロックを用いるか否かの判断結果を、下位階層において使用してもよい。
(4)最上位階層での全探索の結果において、ブロックマッチングの評価値が小さい順に複数の動きベクトル候補MVCを採用し、当該複数の動きベクトル候補を下位階層で用いてもよい。
(5)階層化した近似画像及びアクティビティデータを用いて動きベクトル検出を行う動きベクトル検出装置において、アクティビティデータの重要度を評価し、重要でないデータのブロックマッチングを省略する方法を、実施の形態で示した実施例に示したウェーブレット変換以外の方法で画像を階層化する場合に用いてもよい。
【0066】
【発明の効果】
(1)本発明の動きベクトル検出方法は、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出ステップとを含む。
【0067】
この構成によれば、動きベクトル検出方法は、動きベクトルの検出精度向上に寄与しないアクティビティ画像についてのブロックマッチング演算を省略することにより、動きベクトル検出についての演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(2)また、本発明の動きベクトル検出方法は、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、当該原解像度よりも低くかつ段階的に低下する複数の縮小解像度の各々について、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、各縮小解像度について、当該縮小解像度の第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと各縮小解像度について、当該閾値以上であると判断された場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果、及び当該縮小解像度の第1アクティビティ画像と当該縮小解像度の第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、当該動きベクトル候補を当該縮小解像度の低い順に段階的に用いて動きベクトルを検出する検出ステップとを含む。
【0068】
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(3)また、前記(2)の動きベクトル検出方法において、前記判断ステップは、所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度について、当該所定の縮小解像度における判断結果と同一の判断結果が得られたものとして前記判断を省略してもよい。
【0069】
この構成によれば、当該所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度のアクティビティ画像について、当該判断を行うための演算が不要となり、動きベクトル検出についての演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(4)また、前記(1)乃至(3)のいずれかの動きベクトル検出方法において、前記算出ステップは、リフティング構成のウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出してもよい。
【0070】
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(5)また、前記(4)の動きベクトル検出方法において、前記算出ステップは、リフティング構成のHaarウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出してもよい。
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(6)また、前記(4)又は(5)の動きベクトル検出方法において、画像を複数の周波数帯域に分割する演算を行う前記リフティング構成のウェーブレット変換及び前記リフティング構成のHaarウェーブレット変換について、前記算出ステップは、前記各近似画像及び前記各アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域のみを抜き出す演算を行ってもよい。
【0071】
この構成によれば、アクティビティ画像の算出に使用しない周波数帯域を抜き出すための演算を省略出来るため、演算量を削減することができる。
(7)また、前記(6)の動きベクトル検出方法において、前記算出ステップは、前記第1画像が、飛越走査画像であるか順次走査画像であるかによって、アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域を選択してもよい。
【0072】
この構成によれば、アクティビティ画像の算出に使用しない周波数帯域を抜き出すための演算を省略出来るため、演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(8)本発明の動きベクトル検出装置は、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出手段と、当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出手段と、当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出手段とを含む。
【0073】
この構成によれば、動きベクトル検出装置は、動きベクトルの検出精度向上に寄与しないアクティビティ画像についてのブロックマッチング演算を省略することにより、動きベクトル検出についての演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(9)また本発明の動きベクトル検出装置は、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、当該原解像度よりも低くかつ段階的に低下する複数の縮小解像度の各々について、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出手段と、各縮小解像度について、当該縮小解像度の第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断手段と各縮小解像度について、当該閾値以上であると判断された場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果、及び当該縮小解像度の第1アクティビティ画像と当該縮小解像度の第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出手段と、当該動きベクトル候補を当該縮小解像度の低い順に段階的に用いて動きベクトルを検出する検出手段とを含む。
【0074】
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(10)また、前記(9)の動きベクトル検出装置において、前記判断手段は、所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度について、当該所定の縮小解像度における判断結果と同一の判断結果が得られたものとして前記判断を省略してもよい。
この構成によれば、当該所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度のアクティビティ画像について、当該判断を行うための演算が不要となり、動きベクトル検出についての演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(11)また、前記(8)乃至(10)のいずれかの動きベクトル検出装置において、前記算出手段は、リフティング構成のウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出してもよい。
【0075】
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(12)また、前記(11)の動きベクトル検出装置において、前記算出手段は、リフティング構成のHaarウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出してもよい。
この構成によれば、(1)と同様の効果が得られる。
(13)また、前記(11)又は(12)の動きベクトル検出装置において、画像を複数の周波数帯域に分割する演算を行う前記リフティング構成のウェーブレット変換及び前記リフティング構成のHaarウェーブレット変換について、前記算出手段は、前記各近似画像及び前記各アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域のみを抜き出す演算を行ってもよい。
【0076】
この構成によれば、アクティビティ画像の算出に使用しない周波数帯域を抜き出すための演算を省略出来るため、演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(14)また、前記(13)の動きベクトル検出装置において、前記算出手段は、前記第1画像が、飛越走査画像であるか順次走査画像であるかによって、アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域を選択してもよい。
【0077】
この構成によれば、アクティビティ画像の算出に使用しない周波数帯域を抜き出すための演算を省略出来るため、演算量を削減すると共に、動きベクトル検出精度を従来程度の水準で維持できる。
(15)本発明のプログラムは、原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置をコンピュータを用いて実現するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、
当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、
当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出ステップとを含む。
【0078】
この構成によれば、当該プログラムを用いる動きベクトル検出装置は、(1)と同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】動きベクトル検出装置10の全体構成の一例を示している。
【図2】算出手段が算出する各データの関係を模式的に示した図である。
【図3】原画像、近似画像群及びアクティビティデータ群のデータ保持形式を示す。
【図4】動きベクトル検出装置の全体処理の概略を示すフローチャートである。
【図5】リフティング構成の2次元Haarウェーブレット変換を説明する図である。
【図6】アクティビティデータとして(|HL|+|LH|)/2を採用し、2次元Haarウェーブレット変換を行う簡略化リフティングスキームの例である。
【図7】アクティビティデータとしてLH成分を採用し、2次元Haarウェーブレット変換を行う簡略化リフティングスキームの例である。
【図8】画像階層化を詳細に説明するフローである。
【図9】動きベクトル検出処理を詳細に説明するフローである。
【図10】apxBLKn(1,1)についてのブロックマッチングを説明する図である。
【図11】動きベクトル検出について説明する図である。
【図12】従来方式の画像階層化ステップを示す。
【符号の説明】
10 動きベクトル検出装置
101 第1画像メモリ
102 第2画像メモリ
103 算出手段
104 階層化第1画像メモリ
105 階層化第2画像メモリ
106 判断手段
107 動きベクトル検出手段
200 第1画像
201 第2画像
202 第1画像についての階層1の近似画像
203 第1画像についての階層1のアクティビティデータ
204 第2画像についての階層1の近似画像
205 第2画像についての階層1のアクティビティデータ
206 第1画像についての階層2の近似画像
207 第1画像についての階層2のアクティビティデータ
208 第2画像についての階層2の近似画像
209 第2画像についての階層2のアクティビティデータ
210 第1画像についての近似画像群
211 第1画像についてのアクティビティデータ群
212 第2画像についての近似画像群
213 第2画像についてのアクティビティデータ群
300 原画像を表す階層化画像メモリ内容
301 2階層化後の階層化画像メモリ内容
302 3階層化後の階層化画像メモリ内容
303 小画素領域
304 小画素領域
501 メモリ領域A列
502 S0での演算
503 S0での演算結果
504 S1での演算
505 S1での演算結果
506 S2での演算
507 S2での演算結果
508 S3での演算
509 S3での演算結果

Claims (15)

  1. 原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、
    当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、
    当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、
    当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出ステップと
    を含むことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  2. 原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法であって、
    当該原解像度よりも低くかつ段階的に低下する複数の縮小解像度の各々について、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、
    各縮小解像度について、当該縮小解像度の第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと
    各縮小解像度について、当該閾値以上であると判断された場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果、及び当該縮小解像度の第1アクティビティ画像と当該縮小解像度の第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、
    当該動きベクトル候補を当該縮小解像度の低い順に段階的に用いて動きベクトルを検出する検出ステップと
    を含むことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  3. 前記判断ステップは、
    所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度について、当該所定の縮小解像度における判断結果と同一の判断結果が得られたものとして前記判断を省略する
    ことを特徴とする請求項2に記載の動きベクトル検出方法。
  4. 前記算出ステップは、リフティング構成のウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の動きベクトル検出方法。
  5. 前記算出ステップは、リフティング構成のHaarウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の動きベクトル検出方法。
  6. 画像を複数の周波数帯域に分割する演算を行う前記リフティング構成のウェーブレット変換及び前記リフティング構成のHaarウェーブレット変換において、
    前記算出ステップは、前記各近似画像及び前記各アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域のみを抜き出す演算を行う
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の動きベクトル検出方法。
  7. 前記算出ステップは、前記第1画像が、飛越走査画像であるか順次走査画像であるかによって、アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の動きベクトル検出方法。
  8. 原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
    当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出手段と、
    当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出手段と、
    当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出手段と
    を含むことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  9. 原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
    当該原解像度よりも低くかつ段階的に低下する複数の縮小解像度の各々について、当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出手段と、
    各縮小解像度について、当該縮小解像度の第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断手段と
    各縮小解像度について、当該閾値以上であると判断された場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果、及び当該縮小解像度の第1アクティビティ画像と当該縮小解像度の第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該縮小解像度の第1近似画像と当該縮小解像度の第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出手段と、
    当該動きベクトル候補を当該縮小解像度の低い順に段階的に用いて動きベクトルを検出する検出手段と
    を含むことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  10. 前記判断手段は、
    所定の縮小解像度よりも高い縮小解像度について、当該所定の縮小解像度における判断結果と同一の判断結果が得られたものとして前記判断を省略する
    ことを特徴とする請求項9に記載の動きベクトル検出装置。
  11. 前記算出手段は、リフティング構成のウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出する
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の動きベクトル検出装置。
  12. 前記算出手段は、リフティング構成のHaarウェーブレット変換を用いて、前記各近似画像及び各アクティビティ画像を算出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の動きベクトル検出装置。
  13. 画像を複数の周波数帯域に分割する演算を行う前記リフティング構成のウェーブレット変換及び前記リフティング構成のHaarウェーブレット変換において、
    前記算出手段は、前記各近似画像及び前記各アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域のみを抜き出す演算を行う
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の動きベクトル検出装置。
  14. 前記算出手段は、前記第1画像が、飛越走査画像であるか順次走査画像であるかによって、アクティビティ画像の算出に用いる周波数帯域を選択する
    ことを特徴とする請求項13に記載の動きベクトル検出装置。
  15. 原解像度でそれぞれ表された第1画像と第2画像との間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置をコンピュータを用いて実現するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    当該第1画像及び当該第2画像に含まれる低周波成分を当該原解像度よりも低い縮小解像度でそれぞれ表す第1近似画像及び第2近似画像、及び当該第1画像及び第2画像に含まれる高周波成分を当該縮小解像度でそれぞれ表す第1アクティビティ画像及び第2アクティビティ画像を算出する算出ステップと、
    当該第1アクティビティ画像により表された高周波成分の総量が所定閾値以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    当該閾値以上であると判断された場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果、及び当該第1アクティビティ画像と当該第2アクティビティ画像との比較結果の双方を用いて動きベクトル候補を選出し、その他の場合、当該第1近似画像と当該第2近似画像との比較結果のみを用いて動きベクトル候補を選出する選出ステップと、
    当該動きベクトル候補を用いて動きベクトルを検出する検出ステップと
    を前記コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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