JP2004053497A - 検体処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オペレータは、各検体について、検体を採取した検体採取時刻を検体情報格納部50に対して入力する。この検体情報格納部50は、各検体について、遠心分離に適した凝固時間を格納している。検体前処理装置30に検体容器2が投入されると、検体容器2に付された検体容器ラベル4が読み取られ、検体が識別される。識別された検体について、検体情報格納部50を参照することにより、検体採取時刻および凝固時間が得られる。前処理制御部60は、検体採取時刻から凝固時間が経過したか否かに基づいて、検体を遠心分離に掛けても良いか否かを判断する。遠心分離に十分な凝固時間が経過していない検体容器2は、一時的に待機エリア120に搬送される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分析装置に検体を搬送する過程において遠心分離等の所定の処理機能を備えた検体処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療技術の急速な進歩に伴い、病院や検査センターなどの医療施設の臨床検査室においては、医師の診断に必要な血液(以下、検体という)の成分を測定する分析装置が必要不可欠となっている。
【0003】
検体は、そのままでは分析装置に掛けることができないため、遠心分離や分注などの前処理が行われる。特に、遠心分離においては、検体を採取した時間から所定の時間が経過しなければ、前処理の実行に適さない場合がある。例えば、血液が十分に凝固していない状態で遠心分離を開始すると、繊維状のフィブリンが血清中に残存することがあるため、後の分析に支障が生じる。このため、検体を遠心分離に掛ける場合には、検体に応じて所定の時間が経過していることが必要となる。
【0004】
従来、検体の遠心分離を行う場合には、操作者自身が各検体について検体の採取時間から所定の時間が経過したことを確認する作業を要している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一日の中で取り扱う検体が膨大な数に上る状況下において、各検体についての時間管理を行うことは、操作者にとって多大な負担となっている。また、操作者が各検体の前処理までの時間管理を完全に行うことは事実上不可能であり、検体によっては十分に時間が経過しないまま前処理に掛けられたり、逆に、検体によっては前処理まで必要な時間以上に放置される可能性がある。前者の場合には、前処理が適切に行われない結果として、分析に不具合が生じる可能性がある。後者の場合には、近年要望が強まっている検査および報告の迅速化の観点から、検体採取から前処理開始までの時間もできるだけ短縮したいという要望に応えることができない可能性がある。なお、遠心分離以外においても時間管理が必要な処理については、上記同様の問題が生じる可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、検体の前処理を適切に行えるようにすることである。他の目的は、検体が適切な時間経過を経てから確実に前処理を行えるようにすることである。また、他の目的は、検体前処理における人的労力の軽減を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の望ましい態様は、被検体から採取された検体に対して、前処理を実行する前処理部と、前記検体ごとにその採取時刻を管理する採取時刻管理部と、前記前処理の実行に先立って、前記検体ごとに前記採取時刻から所定の経過時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、前記適否判断部の判断結果に基づいて、前記検体ごとに前処理の実行を制御する制御部と、を含む。
【0008】
これによれば、検体ごとに採取時刻から所定の経過時間が経過したか否かに基づいて、前処理の実行が制御されるので、検体の採取から前処理までの時間管理に要する労力が軽減されるとともに、前処理をより適切かつ確実に実行することができる。
【0009】
望ましくは、前記採取時刻管理部は、前記採取時刻を入力する採取時刻入力部と、入力された前記採取時刻を前記検体に対応付けて記録する採取時刻記録部と、を備える。
【0010】
本発明の他の望ましい態様は、被検体から採取された検体に対して、遠心分離を実行する前処理部と、前記検体ごとにその採取時刻を管理する採取時刻管理部と、前記前処理の実行に先立って、前記検体ごとに前記採取時刻から所定の凝固時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、前記適否判断部が前記凝固時間を経過したと判断した場合に、前記検体の遠心分離を実行させる制御部と、を含む。
【0011】
望ましくは、前記凝固時間は、検体種別ごとに定められる。
【0012】
ここで、検体種別とは、例えば、検体容器に入れられた抗凝固剤、凝固剤、分離剤など、または検体自体の特性(たとえば、検体(血液)が人工透析患者から採取された場合と健常者から採取された場合で検体の凝固時間が異なる)によって分類される検体の種類をいう。検体種別ごとに適否判断の基準となる凝固時間が定められることにより、よりきめ細かな時間管理が可能となり、前処理制御をより適切に行うことができる。
【0013】
また、望ましくは、前記制御部は、前記適否判断部が凝固時間を経過していないと判断した場合に、前記検体を一時的に待機させる搬送制御を実行させる。
【0014】
本発明の他の望ましい態様は、被検体から採取された検体に対して、遠心分離を実行する前処理部と、前記各検体を識別するための識別ラベルを付するラベル貼付部と、前記各検体に対応付けて、前記検体を採取した検体採取時刻を記録する検体採取時刻記録部と、前記各検体に対応付けて、前記検体採取時刻から前記遠心分離までに必要な凝固時間を格納する凝固時間格納部と、前記識別ラベルを読み取ることにより前記遠心分離に掛けられる検体を識別する識別ラベル読取部と、前記前処理の実行に先立って、前記識別された検体について、対応する前記検体採取時刻および前記凝固時間を読み取り、前記検体採取時刻から前記凝固時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、前記適否判断部が前記凝固時間を経過したと判断した場合に、前記検体の遠心分離を実行させる制御部と、を含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求項にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0016】
図1は、実施形態に係る検体処理システム10を示す図である。検体処理システム10は、検体(本実施形態においては、採取された血液)の分析・検査前に必要な前処理を実施するシステムである。この検体処理システム10は、採血時刻の情報を収集すること等に用いられる採血支援装置20と分析前に検体に対して必要な前処理を実行する検体前処理装置30を含む。
【0017】
採血支援装置20は、ラベル貼付部32、採血時刻入力部40および検体情報格納部50を有する。
【0018】
ラベル貼付部32は、検体を収容する検体容器2(本実施形態においては、たとえば採血管)に、検体容器2を識別する検体容器IDと検体の採取元である患者を識別する患者IDとを情報として含む検体容器ラベル4(たとえば、バーコード)を貼付する。これにより、採取した検体を収容すべき検体容器2が患者ごとに割り当てられ、検体容器ラベル4に含まれた情報を読み取ることにより、検体容器2に収容された検体がどの患者のものかを特定することができる。検体容器IDと患者IDとの関連付けは、後述する検体情報格納部50に記録される。
【0019】
採血時刻入力部40は、患者から検体を採取した時刻を検体容器IDに関連付けて検体情報格納部50に入力する手段である。具体的には、マウス、キーボード、バーコードリーダ等の入力装置が用いられる。
【0020】
検体情報格納部50は、採取された検体に関する種種の情報を適宜記録または参照可能なデータベースであり、たとえば、病院内のホストコンピュータと電気通信回線により接続され、情報のやり取りが可能となっている。検体情報格納部50は、検体情報テーブル200、検体容器種別テーブル210、患者情報テーブル220を含む。
【0021】
検体情報テーブル200は、たとえば図2に示すように、検体容器ID(200A)に関連付けて、検体容器IDに採取された検体(採血)の採血時刻(200B)、検体容器種別(200C)、検体の提供者(被検体)を識別する患者ID(200D)、および遠心分離の要・不要に関する情報(200E)を格納する。ここで、検体容器種別は、たとえば、検体容器に入れられる抗凝固剤、凝固剤、または分離剤などの種類によって分類されている。
【0022】
検体容器種別テーブル210は、たとえば図3に示すように、検体容器種別(210A)に対応付けて、血液が凝固するのに必要な凝固時間(210B)を格納する。これにより、検体の検体容器種別に基づいて、標準的な凝固時間を求めることができる。
【0023】
患者情報テーブル220は、たとえば図4に示すように、患者ID(220A)に対応付けて、患者の血液の特性に応じた凝固し易さの目安となる指標(220B)が格納されている。患者の血液の特性は、患者の疾患によって異なる場合がある。たとえば、人工透析を行っている患者の血液は、通常より凝固し難い傾向にある。指標220Bは、たとえば、ホストコンピュータに記録された患者のカルテに基づいて算出することができる。
【0024】
これら検体情報テーブル200、検体容器種別テーブル210、および患者情報テーブル220を参照することにより、検体容器IDをキーとして、たとえば、検体容器を遠心分離に掛けるか否かについての情報、遠心分離に掛ける場合に適切な凝固時間についての情報等を取得することができる。
【0025】
一方、検体前処理装置30は、前処理制御部60、搬送ライン70、検体識別情報読取部80、ラック情報読取部90、遠心分離部110、待機エリア120、開栓部130および分注部140を有する。
【0026】
前処理制御部60は、検体前処理装置30における各動作を統括的に制御する役割を担い、前処理の制御に必要な情報を入手したり、入手した情報等に基づいて所定の判断を下したり、判断結果に基づいて所定の動作を制御したりする。前処理制御部60による判断、動作等の詳細については後述する。
【0027】
搬送ライン70は、検体容器2が保持されたラック6を所定の経路に沿って搬送する。搬送ライン70の動作は、前処理制御部60によって制御される。
【0028】
検体識別情報読取部80は、検体容器2に付された検体容器ラベル4に含まれる検体容器IDに関する情報を読み取る。ここで読み取られた情報は、前処理制御部60に送信される。
【0029】
ラック情報読取部90は、ラック6に付されたラックラベル8に含まれるラックIDに関する情報を読み取る。ここで読み取られた情報は、前処理制御部60に送信される。
【0030】
遠心分離部110は、検体を血漿と血餅に分けるために遠心分離を行う。待機エリア120は、所定のラック6を搬送ライン70から一時的に待避させるためのスペースである。
【0031】
開栓部130は、検体容器2の栓を開封する。分注部140は、検体容器2に収容された検体を子検体容器に分注する。子検体容器には、子検体容器に収容された検体を識別するために図示しないラベル貼付機によって子検体ラベルが貼付される。
【0032】
次に、本実施形態に係る検体処理システム10における検体処理の流れ採血支援装置20が関わる部分と検体前処理装置30が関わる部分とに分けて説明する。
【0033】
図5は、採血支援装置20における検体処理の流れを示すフローチャートである。まず、検体容器2に検体容器ラベル4が貼付され(S10)、検体容器ラベル4が付された検体容器2が操作者に届けられる。操作者は、患者から血液を採取し、採取した血液を患者に割り当てられた所定の検体容器2に収容する(S20)。操作者は、検体容器IDに対応づけて、血液を採取した時刻を採血時刻入力部40を用いて入力する(S30)。入力された採取時刻は、検体情報テーブル200に記録される(S40)。
【0034】
図6は、検体前処理装置30における検体処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、まず、操作者は採血を収容した検体容器2をラック6に収め、検体前処理装置30に投入する(S50)。投入されたラック6に保持された各検体容器2に付された検体容器ラベル4に含まれる検体容器ID等の情報が読み取られる(S60)とともに、ラック6に付されたラックラベル8に含まれる情報が読み取られる(S70)。これにより、ラック6に保持された検体容器2が特定されるとともに、ラック6内における検体容器2の位置が特定される。次に、検体情報テーブル200、検体容器種別テーブル210、および患者情報テーブル220を参照し、検体容器IDをキーとして、採血時刻、遠心処理が必要か否か、遠心処理をする場合の適切な凝固時間に関する情報が取得される(S80)。たとえば、検体容器ID(K001)についは(図2参照)、採血時刻は10:00であり、遠心処理を要し、検体容器種別に基づく標準的な凝固時間は5分であることがわかる(図3参照)。さらに、この検体については、凝固時間が検体固有の特性により標準の凝固時間の1.5倍となることから(図4参照)、結局、適切な凝固時間は、5(分)X1.5=7.5(分)であることがわかる。このように、検体容器種別および検体固有の特性(すなわち、検体種別)に基づいて、検体ごとに適切な凝固時間を求めることができる。
【0035】
次に、検体容器2について、採血時刻から凝固時間が経過したか否かが判断される(S90)。凝固時間が経過している場合には、当該検体容器2を保持するラック6を遠心分離位置へ搬送することが許可され、ラック6が遠心分離位置へ搬送される(S100)。遠心分離位置に置かれたラック6から、遠心分離を必要とする検体容器2が取り出されて、遠心分離部110にセットされ、遠心分離が行われる(S110)。なお、搬送ライン70から遠心分離装置へ検体容器2をセットすることおよび、遠心分離終了後に、遠心分離部110から元のラック6へ戻すことは、マニュピレータ等の搬送機構によって行われる。遠心分離が済んだ検体容器2がラック6に戻された後、ラック6は開栓部130へ搬送され、検体容器2の栓が開栓され、さらに、分注部140に搬送され、検体容器2に収容された検体が所定の子検体容器に分注される(S120)。
【0036】
一方、採血時刻から凝固時間が経過していないと判断された場合には、その検体容器2を保持するラック6は、搬送ライン70からはずされ、待機エリア120に一旦移動させられる(S130)。当該ラック6は、待機エリア120において、凝固時間が経過するまで待機させられた後(S140)、搬送ライン70に戻され(S150)、S100〜S120の処理が実行される。なお、搬送ライン70から待機エリア120へラック6を移動させること、および凝固時間が経過後に、待機エリア120から搬送ライン70へラック6を戻すことは、マニュピレータ等の搬送機構によって行われる。
【0037】
このように、各検体容器に収容された血液について、遠心分離に掛ける前に、採血時刻から凝固時間が経過したか否かに基づいて、前記血液が遠心分離に適した状態か否かを判断し、遠心分離に適した状態の血液については遠心分離に掛ける一方で、遠心分離に適さない状態の血液については、遠心分離に掛けず一旦待機させることにより、省力化が可能になる。また、検体の前処理を開始するまでの時間管理を適切に行うことができるので、検体の分析精度の向上や、検査結果報告に要する時間の短縮化が図られる。
【0038】
なお、上記実施形態において、血液の採血時刻は、採血時刻入力部40を介して、検体情報テーブル200に格納するようにしているが、検体容器2に付される検体容器ラベル4に採血時刻を情報として含ませてもよい。この場合には、検体識別情報読取部80は、検体容器ラベル4から検体容器IDとともに、採血時刻を読み取り、読みとった検体容器IDおよび採血時刻を前処理制御部60に送信する。これによっても、前処理制御部60は、各検体が遠心処理に適した状態か否かを判断するのに必要な採血時刻を取得することができる。
【0039】
また、上記実施形態においては、検体容器2はラック6ごとに搬送されているが、検体容器2を個別に搬送するシステムも可能である。この場合には、遠心分離に適さない状態の血液を収容した検体容器2は、待機エリア120において、凝固時間が経過するまで待機させられた後、搬送ライン70に戻される。これにより、検体容器個別のよりきめ細かな搬送制御が可能になる。
【0040】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0041】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、検体の前処理に掛かる手間を省力化することができる。また、検体の前処理を開始するまでの時間管理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る検体処理システム10を示す概略構成図である。
【図2】検体情報テーブル200の一例を例示する図である。
【図3】検体容器種別テーブル210の一例を例示する図である。
【図4】患者情報テーブル220の一例を例示する図である。
【図5】本実施形態に係る採血支援装置20における検体処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る検体前処理装置30における検体処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 検体容器、4 検体容器ラベル、6 ラック、8 ラックラベル、10 検体処理システム、20 採血支援装置、30 検体前処理装置、32 ラベル貼付部、40 採血時刻入力部、50 検体情報格納部、60 前処理制御部、70 搬送ライン、80 検体識別情報読取部、90 ラック情報読取部、110 遠心分離部、120 待機エリア、130 開栓部、140 分注部、200 検体情報テーブル、210 検体容器種別テーブル、220 患者情報テーブル。
Claims (6)
- 被検体から採取された検体に対して、前処理を実行する前処理部と、
前記検体ごとにその採取時刻を管理する採取時刻管理部と、
前記前処理の実行に先立って、前記検体ごとに前記採取時刻から所定の経過時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、
前記適否判断部の判断結果に基づいて、前記検体ごとに前処理の実行を制御する制御部と、
を含むことを特徴とする検体処理システム。 - 前記採取時刻管理部は、前記採取時刻を入力する採取時刻入力部と、
入力された前記採取時刻を前記検体に対応付けて記録する採取時刻記録部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の検体処理システム。 - 被検体から採取された検体に対して、遠心分離を実行する前処理部と、
前記検体ごとにその採取時刻を管理する採取時刻管理部と、
前記前処理の実行に先立って、前記検体ごとに前記採取時刻から所定の凝固時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、
前記適否判断部が前記凝固時間を経過したと判断した場合に、前記検体の遠心分離を実行させる制御部と、
を含むことを特徴とする検体処理システム。 - 前記凝固時間は、検体種別ごとに定められることを特徴とする請求項3に記載の検体処理システム。
- 前記制御部は、前記適否判断部が前記凝固時間を経過していないと判断した場合に、前記検体を一時的に待機させる搬送制御を実行させることを特徴とする請求項4に記載の検体処理システム。
- 被検体から採取された検体に対して、遠心分離を実行する前処理部と、
前記各検体を識別するための識別ラベルを付するラベル貼付部と、
前記各検体に対応付けて、前記検体を採取した検体採取時刻を記録する検体採取時刻記録部と、
前記各検体に対応付けて、前記検体採取時刻から前記遠心分離までに必要な凝固時間を格納する凝固時間格納部と、
前記識別ラベルを読み取ることにより前記遠心分離に掛けられる検体を識別する識別ラベル読取部と、
前記前処理の実行に先立って、前記識別された検体について、対応する前記検体採取時刻および前記凝固時間を読み取り、前記検体採取時刻から前記凝固時間が経過したか否かを判断する適否判断部と、
前記適否判断部が前記凝固時間を経過したと判断した場合に、前記検体の遠心分離を実行させる制御部と、
を含むことを特徴とする検体処理システム。
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JP2014224782A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 日本電信電話株式会社 | 血液凝固検査方法 |
WO2015056649A1 (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 検体検査自動化システムおよび容量チェックモジュールならびに生体試料のチェック方法 |
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