JP2004051309A - エレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動戸閉する引き戸を戸開位置に安定状態に保持するエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を得る。
【解決手段】上阻止片10及び下阻止片7の両者を主要部材とする仮設戸閉阻止具を敷居の案内溝内に配置し上記両者を押圧ねじ14により押圧する。これにより、上記両者の互いに接して配置された斜面8,11の滑りによる案内溝幅方向変位による案内溝側壁の押圧作用により上記両者を敷居に装着する。
このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れて引き戸が戸閉し保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを防止することができる。そして、引き戸を戸開状態に不安なく保持できて保守等の作業能率を向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】上阻止片10及び下阻止片7の両者を主要部材とする仮設戸閉阻止具を敷居の案内溝内に配置し上記両者を押圧ねじ14により押圧する。これにより、上記両者の互いに接して配置された斜面8,11の滑りによる案内溝幅方向変位による案内溝側壁の押圧作用により上記両者を敷居に装着する。
このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れて引き戸が戸閉し保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを防止することができる。そして、引き戸を戸開状態に不安なく保持できて保守等の作業能率を向上する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、保守作業時等に出入口を開閉する引き戸を戸開位置に保持するエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4〜図6は、従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を示す図で、図4はエレベーターの乗場出入口を概念的に示す横断平面図、図5は図4の引き戸の戸閉阻止状態を示す図、図6は図5の楔片の拡大斜視図である。図において、1はエレベーターの乗場出入口2の縁部を構成する三方枠、3は乗場出入口2の下縁部を形成した敷居で、案内溝4が設けられている。
【0003】
5は乗場出入口2を開閉する引き戸で、図示が省略してあるが下端に設けられた戸の脚が敷居3の案内溝4に移動自在に係合されて、開閉動作時に戸の脚が案内溝4に案内されて移動する。6は楔片で、保守作業時等に三方枠1の側枠と戸開した引き戸5との隙間に圧入されて仮設され、戸閉方向に付勢された引き戸5の戸閉を阻止する。
【0004】
従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具は上記のように構成され、楔片6の尖端側が三方枠1の側枠と引き戸5の隙間に圧入されて摩擦力によって圧入状態に保持される。そして、出入口2を開閉し、また戸閉方向に付勢された引き戸5を保守作業時等に戸開位置に保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具では、楔片6が三方枠1の側枠と引き戸5の隙間に圧入されて摩擦力によって圧入状態に保持されるので、保守作業時の振動等によって楔片6が外れて引き戸5が戸閉し保守作業に支障が発生したり、脱落した楔片6がエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりするという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、引き戸を戸開位置に安定状態に保持するエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具においては、エレベーターの出入口を開閉する引き戸の開閉動作を案内する案内溝が設けられて出入口の下縁部に配置された敷居、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合されて上端が案内溝の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面が形成された下阻止片と、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面が形成され下阻止片の上側に配置されて、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合された上阻止片と、この上阻止片を上下方向に貫通して設けられて長手が溝幅方向に配置された長穴に上方から挿通され、下阻止片にねじ込まれて上阻止片を下阻止片に押圧して、上阻止片及び下阻止片をそれぞれ案内溝の互いに対向した側壁方向に変位させる押圧ねじとが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は斜視図、図2は図1の仮設戸閉阻止具の仮設作業状況を説明する図、図3は図1の仮設戸閉阻止具の仮設状況を説明する図である。なお、図1〜図3における仮設戸閉阻止具は前述の図4に示すエレベーターの乗場出入口に仮設される。
【0009】
図において、7は下阻止片で、敷居3の案内溝4の溝幅に対して空隙を形成して案内溝4に嵌合されて上端が案内溝4の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面8が形成され、また上面に開口したねじ孔9が設けられている。
【0010】
10は上阻止片で、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面11が形成され下阻止片7の上側に配置されて、敷居3の案内溝4の溝幅に対して空隙を形成して案内溝4に嵌合され、また上下方向に貫通して設けられて長手が案内溝4の溝幅方向に配置された長穴12が設けられている。13は上阻止片10上面の長穴12位置に配置された座金である。
【0011】
14は蝶ボルトからなる押圧ねじで、上阻止片10上面から座金13及び長穴12に挿通されて下阻止片7のねじ孔9にねじ込まれて、上阻止片10を下阻止片7に押圧して、互いに接して配置された上阻止片10の斜面8と下阻止片7の斜面11における滑り作用によって、上阻止片10及び下阻止片7をそれぞれ互いに対向した案内溝4の側壁方向に変位させる。
【0012】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具において、上阻止片10及び下阻止片7がそれぞれ斜面8,11を接して配置されて、上阻止片10の長穴12に押圧ねじ14が挿通されて、下阻止片7のねじ孔9にねじ込まれ上阻止片10が下阻止片7を押圧しない状態とする。この状態で図2に示すように、上阻止片10及び下阻止片7の両者が案内溝4の側壁との対向面を一致させて、引き戸5が戸開した敷居3の案内溝4に上記両者が挿入される。
【0013】
次いで図2に示す状態において、押圧ねじ14が締め込まれて上阻止片10が下阻止片7に押圧される。これによって、互いに接した上阻止片10の斜面8と下阻止片7の斜面11との相互間における滑り作用によって、上記両者がそれぞれ案内溝4の側壁方向に変位して、それぞれ対向した案内溝4の側壁を押圧する。これにより、上記両者が案内溝4の側壁との摩擦力によって案内溝4の側壁に固定的に保持される。
【0014】
このようにして、出入口2を開閉し、また戸閉方向に付勢された引き戸5が保守作業時等に戸開位置に保持される。そして、上阻止片10及び下阻止片7の両者が敷居3の案内溝4内に配置されて案内溝4の側壁を押圧して装着される。このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れ、引き戸5が戸閉して保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを未然に防止することができる。
【0015】
したがって、引き戸5を戸開状態に不安なく保持することができ保守等の作業能率を向上することができる。
また、前述の楔片6からなり保守作業時等に三方枠1の側枠と戸開した引き戸5との隙間に圧入して引き戸5の戸閉を阻止する仮設戸閉阻止具を使用したときに、楔片6の圧入によって引き戸5等に生じる変形、損傷を未然に防ぐことができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、エレベーターの出入口を開閉する引き戸の開閉動作を案内する案内溝が設けられて出入口の下縁部に配置された敷居、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合されて上端が案内溝の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面が形成された下阻止片と、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面が形成され下阻止片の上側に配置されて、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合された上阻止片と、この上阻止片を上下方向に貫通して設けられて長手が溝幅方向に配置された長穴に上方から挿通され、下阻止片にねじ込まれて上阻止片を下阻止片に押圧して、上阻止片及び下阻止片をそれぞれ案内溝の互いに対向した側壁方向に変位させる押圧ねじとを設けたものである。
【0017】
これによって、上阻止片及び下阻止片の両者を主要部材とする仮設戸閉阻止具が敷居の案内溝内に配置されて案内溝の側壁を押圧して装着される。このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れて引き戸が戸閉し保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを未然に防止することができる。これにより、引き戸を戸開状態に不安なく保持することができて保守等の作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す斜視図。
【図2】図1の仮設戸閉阻止具の仮設作業状況を説明する図。
【図3】図1の仮設戸閉阻止具の仮設状況を説明する図。
【図4】従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を示す図で、エレベーターの乗場出入口を概念的に示す横断平面図。
【図5】図4の引き戸の戸閉阻止状態を示す図。
【図6】図5の楔片の拡大斜視図。
【符号の説明】
2 出入口、3 敷居、4 案内溝、5 引き戸、7 下阻止片、8 斜面、10 上阻止片、11 斜面、12 長穴、14 押圧ねじ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、保守作業時等に出入口を開閉する引き戸を戸開位置に保持するエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4〜図6は、従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を示す図で、図4はエレベーターの乗場出入口を概念的に示す横断平面図、図5は図4の引き戸の戸閉阻止状態を示す図、図6は図5の楔片の拡大斜視図である。図において、1はエレベーターの乗場出入口2の縁部を構成する三方枠、3は乗場出入口2の下縁部を形成した敷居で、案内溝4が設けられている。
【0003】
5は乗場出入口2を開閉する引き戸で、図示が省略してあるが下端に設けられた戸の脚が敷居3の案内溝4に移動自在に係合されて、開閉動作時に戸の脚が案内溝4に案内されて移動する。6は楔片で、保守作業時等に三方枠1の側枠と戸開した引き戸5との隙間に圧入されて仮設され、戸閉方向に付勢された引き戸5の戸閉を阻止する。
【0004】
従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具は上記のように構成され、楔片6の尖端側が三方枠1の側枠と引き戸5の隙間に圧入されて摩擦力によって圧入状態に保持される。そして、出入口2を開閉し、また戸閉方向に付勢された引き戸5を保守作業時等に戸開位置に保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具では、楔片6が三方枠1の側枠と引き戸5の隙間に圧入されて摩擦力によって圧入状態に保持されるので、保守作業時の振動等によって楔片6が外れて引き戸5が戸閉し保守作業に支障が発生したり、脱落した楔片6がエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりするという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、引き戸を戸開位置に安定状態に保持するエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具においては、エレベーターの出入口を開閉する引き戸の開閉動作を案内する案内溝が設けられて出入口の下縁部に配置された敷居、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合されて上端が案内溝の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面が形成された下阻止片と、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面が形成され下阻止片の上側に配置されて、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合された上阻止片と、この上阻止片を上下方向に貫通して設けられて長手が溝幅方向に配置された長穴に上方から挿通され、下阻止片にねじ込まれて上阻止片を下阻止片に押圧して、上阻止片及び下阻止片をそれぞれ案内溝の互いに対向した側壁方向に変位させる押圧ねじとが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は斜視図、図2は図1の仮設戸閉阻止具の仮設作業状況を説明する図、図3は図1の仮設戸閉阻止具の仮設状況を説明する図である。なお、図1〜図3における仮設戸閉阻止具は前述の図4に示すエレベーターの乗場出入口に仮設される。
【0009】
図において、7は下阻止片で、敷居3の案内溝4の溝幅に対して空隙を形成して案内溝4に嵌合されて上端が案内溝4の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面8が形成され、また上面に開口したねじ孔9が設けられている。
【0010】
10は上阻止片で、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面11が形成され下阻止片7の上側に配置されて、敷居3の案内溝4の溝幅に対して空隙を形成して案内溝4に嵌合され、また上下方向に貫通して設けられて長手が案内溝4の溝幅方向に配置された長穴12が設けられている。13は上阻止片10上面の長穴12位置に配置された座金である。
【0011】
14は蝶ボルトからなる押圧ねじで、上阻止片10上面から座金13及び長穴12に挿通されて下阻止片7のねじ孔9にねじ込まれて、上阻止片10を下阻止片7に押圧して、互いに接して配置された上阻止片10の斜面8と下阻止片7の斜面11における滑り作用によって、上阻止片10及び下阻止片7をそれぞれ互いに対向した案内溝4の側壁方向に変位させる。
【0012】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具において、上阻止片10及び下阻止片7がそれぞれ斜面8,11を接して配置されて、上阻止片10の長穴12に押圧ねじ14が挿通されて、下阻止片7のねじ孔9にねじ込まれ上阻止片10が下阻止片7を押圧しない状態とする。この状態で図2に示すように、上阻止片10及び下阻止片7の両者が案内溝4の側壁との対向面を一致させて、引き戸5が戸開した敷居3の案内溝4に上記両者が挿入される。
【0013】
次いで図2に示す状態において、押圧ねじ14が締め込まれて上阻止片10が下阻止片7に押圧される。これによって、互いに接した上阻止片10の斜面8と下阻止片7の斜面11との相互間における滑り作用によって、上記両者がそれぞれ案内溝4の側壁方向に変位して、それぞれ対向した案内溝4の側壁を押圧する。これにより、上記両者が案内溝4の側壁との摩擦力によって案内溝4の側壁に固定的に保持される。
【0014】
このようにして、出入口2を開閉し、また戸閉方向に付勢された引き戸5が保守作業時等に戸開位置に保持される。そして、上阻止片10及び下阻止片7の両者が敷居3の案内溝4内に配置されて案内溝4の側壁を押圧して装着される。このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れ、引き戸5が戸閉して保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを未然に防止することができる。
【0015】
したがって、引き戸5を戸開状態に不安なく保持することができ保守等の作業能率を向上することができる。
また、前述の楔片6からなり保守作業時等に三方枠1の側枠と戸開した引き戸5との隙間に圧入して引き戸5の戸閉を阻止する仮設戸閉阻止具を使用したときに、楔片6の圧入によって引き戸5等に生じる変形、損傷を未然に防ぐことができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、エレベーターの出入口を開閉する引き戸の開閉動作を案内する案内溝が設けられて出入口の下縁部に配置された敷居、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合されて上端が案内溝の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面が形成された下阻止片と、下面に下阻止片の斜面に対応した斜面が形成され下阻止片の上側に配置されて、案内溝の溝幅に対して空隙を形成して案内溝に嵌合された上阻止片と、この上阻止片を上下方向に貫通して設けられて長手が溝幅方向に配置された長穴に上方から挿通され、下阻止片にねじ込まれて上阻止片を下阻止片に押圧して、上阻止片及び下阻止片をそれぞれ案内溝の互いに対向した側壁方向に変位させる押圧ねじとを設けたものである。
【0017】
これによって、上阻止片及び下阻止片の両者を主要部材とする仮設戸閉阻止具が敷居の案内溝内に配置されて案内溝の側壁を押圧して装着される。このため、上記両者が保守作業時の振動等によって外れて引き戸が戸閉し保守作業に支障が発生したり、また上記両者が脱落してエレベーターの昇降路に落下して二次的な障害を生じたりすることを未然に防止することができる。これにより、引き戸を戸開状態に不安なく保持することができて保守等の作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す斜視図。
【図2】図1の仮設戸閉阻止具の仮設作業状況を説明する図。
【図3】図1の仮設戸閉阻止具の仮設状況を説明する図。
【図4】従来のエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具を示す図で、エレベーターの乗場出入口を概念的に示す横断平面図。
【図5】図4の引き戸の戸閉阻止状態を示す図。
【図6】図5の楔片の拡大斜視図。
【符号の説明】
2 出入口、3 敷居、4 案内溝、5 引き戸、7 下阻止片、8 斜面、10 上阻止片、11 斜面、12 長穴、14 押圧ねじ。
Claims (1)
- エレベーターの出入口を開閉する引き戸の開閉動作を案内する案内溝が設けられて上記出入口の下縁部に配置された敷居、上記案内溝の溝幅に対して空隙を形成して上記案内溝に嵌合されて上端が上記案内溝の上縁よりも下降した位置に配置され、上面に上記溝幅方向における一側から他側に向かって下降する斜面が形成された下阻止片と、下面に上記下阻止片の斜面に対応した斜面が形成され上記下阻止片の上側に配置されて、上記案内溝の溝幅に対して空隙を形成して上記案内溝に嵌合された上阻止片と、この上阻止片を上下方向に貫通して設けられて長手が上記溝幅方向に配置された長穴に上方から挿通され、上記下阻止片にねじ込まれて上記上阻止片を上記下阻止片に押圧して、上記上阻止片及び下阻止片をそれぞれ上記案内溝の互いに対向した側壁方向に変位させる押圧ねじとを備えたエレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211151A JP2004051309A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | エレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211151A JP2004051309A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | エレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004051309A true JP2004051309A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31934471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002211151A Pending JP2004051309A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | エレベーター引き戸の仮設戸閉阻止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004051309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007022748A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーター用引き戸の戸閉阻止装置 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002211151A patent/JP2004051309A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007022748A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーター用引き戸の戸閉阻止装置 |
JP4563273B2 (ja) * | 2005-07-15 | 2010-10-13 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーター用引き戸の戸閉阻止装置 |
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