JP2004051080A - 車両用昼間点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】四輪車において、昼間点灯のつけ忘れや消し忘れを防止するとともに、昼間点灯の視認性を向上させる。
【解決手段】車両用昼間点灯装置100は、車両10に付設され、その点灯により車両10の存在を強調する昼間走行用ライト110と、車両10におけるキースイッチ16のON/OFF、又は、車両10におけるエンジンの回転/停止に応じて、昼間走行用ライト110を点灯/消灯させる昼間走行用ライト点灯回路120とにより構成される。また、昼間走行用ライト110の光源は、発光ダイオード112であることが好ましい。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昼間点灯により車両の存在を強調する車両用昼間点灯装置に関し、特に、四輪車(自動車)に付設される車両用昼間点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両走行において、事故の発生を防止するには、自分が他者(他の車両や歩行者)の存在を正確に認識するだけでなく、自分が運転する車両の存在を他者に確実に認識させることが重要とされている。
夜間の走行においては、ヘッドライトの点灯により、車両の存在が強調されるので、相互の認識が容易になるが、昼間の走行においては、自然光のみで車両を視認するため、状況によって相互の認識が不足する可能性がある。
【0003】
近年、ヘッドライトの被視認効果に着目し、昼間走行においてもヘッドライトを点灯させることが奨励されており、自動二輪車では、既に、ヘッドライトの常時点灯(昼間点灯)が一般化している。
一方、四輪車においても、一部の企業(運送会社、タクシー会社など)ではヘッドライトの昼間点灯を実施しており、その事故防止効果が報告されている。
【0004】
なお、従来、車両用ヘッドライトの点灯制御に関する技術が、種々提案されている。
たとえば、車載用のバッテリからの直流を交流に変換するインバータと、そのバッテリからの直流とインバータからの交流とを加算する加算手段とを備えることによって、より高輝度で、寿命を縮めることのない、白熱電球等からなるヘッドライトを点灯する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3080620号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の四輪車においては、キースイッチ(エンジンキー)のON/OFFと無関係に、ヘッドライトを点灯/消灯させるため、ヘッドライトの昼間点灯を実施しようとした場合、ライティングスイッチの意識的な点灯操作が必要になるとともに、降車時には、ライティングスイッチを消灯操作する必要がある。そのため、ヘッドライトのつけ忘れが発生するばかりでなく、ヘッドライトの消し忘れによってバッテリを放電させる可能性がある。
【0007】
また、ヘッドライトは、その明るさや向きが、夜間点灯を基準として設定されているため、昼間の点灯においては、良好な視認性を発揮できないという問題がある。
【0008】
また、ヘッドライトの光源には、通常、ハロゲンランプなどの白熱球が使用されるため、ヘッドライトを昼間点灯させると、光源の寿命が縮まるばかりでなく、消費電力の増大に伴って、バッテリの寿命が短くなったり、燃費が低下したりする不都合がある。
【0009】
さらに、たとえば、ヘッドライトとは別の新たなライトを車体前面に設けて、これを点灯させることとした場合、この新たなライトの点灯が他者にとって迅速かつ確実に認識できることが必要とされていた。
ところが、昼間は、自然光だけで周囲が十分明るく、人間の目もその明るさに慣らされていた。このため、光量の弱いライトを昼間屋外で単に点灯させただけでは、周囲の明るさにかき消されてしまい、その点灯が認識しずらくなることもあった。
【0010】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、昼間点灯のつけ忘れを防止するとともに、消し忘れによるバッテリの放電を回避し、しかも、ヘッドライトによる昼間点灯に比べ、良好な視認性を発揮して、他者に対し自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることが可能な車両用昼間点灯装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の車両用昼間点灯装置は、車両に付設され、その点灯により前記車両の存在を強調する昼間走行用ライトと、前記車両におけるキースイッチのON/OFF、又は、前記車両におけるエンジンの回転/停止に応じて、前記昼間走行用ライトを点灯/消灯させる昼間走行用ライト点灯回路とを有する構成としてある。
【0012】
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、従来のように、ライティングスイッチを意識的に操作することなく、キースイッチの操作だけで昼間点灯を行うことが可能になる。これにより、昼間点灯のつけ忘れを防止できるとともに、消し忘れによるバッテリの放電を回避することができる。
また、車両に昼間走行用ライトを付設するため、その明るさや向きを昼間点灯用に最適化することが可能になり、その結果、ヘッドライトを利用して昼間点灯を行う場合に比べ、良好な視認性を発揮することができる。
【0013】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、前記昼間走行用ライトの光源が、発光ダイオードで構成してある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、ハロゲンランプなどの白熱球を光源にする場合に比べ、消費電力を大幅に削減(1/50〜1/100)できるばかりでなく、消費電力の削減に伴い、燃費も向上させることができる。例えば、一台の車両において、燃費向上による消費燃料の節約が1リットル/月であったとしても、約7000万台の四輪車を保有する日本国内においては、約7000万リットル/月の燃料を節約することが可能になる。
【0014】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、前記昼間走行用ライト点灯回路が、昼夜を判別する昼夜判別手段と、この昼夜判別手段が夜間であると判定したとき、前記昼間走行用ライトを自動的に減光又は消灯させる減光・消灯手段とを有する構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、夜間走行において、昼間走行用ライトの光量が過剰になることを防止し、他の車両や歩行者にまぶしさを感じさせる不都合が回避される。
【0015】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、前記昼夜判別手段が、前記車両に設けられるヘッドライト又はスモールランプの点灯にもとづいて、夜間であると判定する構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、簡単な回路構成で昼夜判別が可能になり、コストダウンを図ることができる。
【0016】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、前記昼間走行用ライトが、二つを一組として、前記車両の前部に、所定の間隔で左右対称に配置される構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトを左右非対称に配置した場合に比べ、車幅や車間距離の認識を容易にすることができる。
【0017】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、前記昼間走行用ライトが、前記ヘッドライトの下方近傍に配置される構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトの視認性を向上させることができ、また、昼間走行用ライトとヘッドライトとを同時点灯させても違和感がない。
【0018】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、昼間走行用ライト点灯回路が、昼間走行用ライトへ供給される電圧及び/又は電流を制御する供給電力制御部を有した構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトに供給される電圧や電流の制御が可能となるため、その昼間走行用ライトの明るさや点滅間隔等を調整できる。
これにより、昼間点灯に適した明るさや点滅間隔で昼間走行用ライトを点灯させることができるため、他者に対し自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることが可能となる。
【0019】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、供給電力制御部が、電圧及び/又は電流をパルス波として出力する発振回路部と、この発振回路部から出力されるパルス波の周期及び/又は振幅を制御するパルス波制御回路部とを有した構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、パルス波の周期を制御して、昼間走行用ライトを点滅させることができる。これにより、車両の運転者は、他の車両の運転者や歩行者等に対し、注意を促すことができる。
【0020】
さらに、パルス波の周期や振幅を制御することで、昼間走行用ライトの点滅間隔や明るさも調整可能となる。これによっても、車両の運転者は、自分の車両の存在を他者に認識させて、注意を喚起させることができる。
加えて、走行の状態や周囲の状況等に応じた点滅時間や明るさを実現可能とすることで、他の車両等による自己の車両の認識を確実なものとすることができる。
【0021】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、供給電力制御部が、昼間走行用ライトへ供給されるバイアス分の電力として、一定値を示す電圧及び/又は電流を出力するバイアス電力供給回路部と、一定値を超過する分の電圧及び/又は電流について、周期を制御して、この周期制御した電圧及び/又は電流を昼間走行用ライトへ供給する超過電力制御回路部とを有した構成としてある。
【0022】
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトの明るさを一定以上確保しながら、その明るさをより明るくしたり、また暗くしたりすることができる。これにより、自分の車両の存在を確実に他者に知らせて、その他者の注意を喚起させることができる。
さらに、周囲の明るさに応じて昼間走行用ライトの明るさを調整することにより、他者による自己の車両の認識を確実なものとすることができる。
本発明の車両用昼間点灯装置は、昼間にライトを点灯させるための装置であるが、たとえ昼間であっても、例えば、日差しの強い日と弱い日,屋外と構内,朝夕と日中などをそれぞれ比較すると、周囲の明るさはそれぞれ異っている。これに対し、人間の目は、周囲の明るさに適応して、取り込む光量を調節している。このことから、例えば、周囲の明るさが異なる複数の場所で(あるいは、周囲の明るさが異なる時間帯に)、それぞれ同一人が同じ光を見たとしても、その人が認識する光の明るさの程度はそれぞれ異なってくる。
そこで、点灯している昼間走行用ライトの明るさを一定以上保つことにより、他者が自分の車両の存在を認識し得る最低限の明るさを確保しておき、さらに、その昼間走行用ライトの明るさを周囲の明るさに応じて調整可能とすることで、どのような周囲の状況においても、その他者による認識をより確実なものとすることができる。
【0023】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、超過電力制御回路部が、一定値を超過する分の電圧及び/又は電流について、周期を制御して、この周期制御した電圧及び/又は電流を、バイアス電力供給回路部から受けた一定値を示す電圧及び/又は電流に加算して、昼間走行用ライトへ供給する構成としてある。
【0024】
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、バイアス電力供給回路部から出力されたバイアス電力(一定値を示す電圧又は電流)に、超過電力制御回路部で周期制御された電力(電圧又は電流)を加算して、昼間走行用ライトへ供給することができる。
このため、昼間走行用ライトは、バイアス電力によって、その明るさを一定以上確保することができ、かつ、周期制御された電力によって、その明るさをより明るくしたり、また暗くしたりすることができる。
このような明るさの制御が可能な昼間走行用ライトを点けることにより、他の車両の運転者や通行人等は、一定の光量を維持しつつ明るさが変化する昼間走行用ライトをいち早く発見できる。したがって、その昼間走行用ライトを点けた車両の運転者は、自分の車両の存在を確実に他者に知らせて、その他者の注意を喚起させることができる。
【0025】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、昼間走行用ライトが、色の異なる複数の光源を有した構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトは、単色ではなく、複数の色で発光できる。このため、たとえば、赤色や黄色など注意をひくような色で発光することにより、他者に対し自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることができる。
【0026】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、供給電力制御部が、複数の光源をそれぞれ同一又は異なるタイミングで点灯させる構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトは、一定の明るさで単調に発光し続けるのではなく、異なる色で様々なタイミングにより発光することができる。
これにより、車両の運転手や歩行者等は、その発光色が変化する昼間走行用ライトを容易に見つけて、その車両の存在を確実に認識できる。
【0027】
また、本発明の車両用昼間点灯装置は、供給電力制御部が、複数の光源をそれぞれ交互に点滅させる構成としてある。
車両用昼間点灯装置をこのような構成にすれば、昼間走行用ライトにおいて、たとえば、赤色と黄色とが交互に点滅を繰り返すことから、他者に対し、自分の車両に注意をひかせることができる。このため、その他者は、昼間走行用ライトを点灯させている車両の存在を迅速かつ確実に認識できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の車両用昼間点灯装置が設けられた車両の正面図、図2及び図4は、第一実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図、図3は、ライティングスイッチでの制御内容を示す説明図、図5は、第一実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【0029】
本実施形態の車両用昼間点灯装置100が設けられる車両10は、図1に示すように、四輪車であり、その前部(フロントグリル)11に、あらかじめ、ヘッドライト12と、スモールランプ13と、方向指示ランプ14とを備えている。
これらヘッドライト12、スモールランプ13及び方向指示ランプ14は、いずれも二つを一組とし、所定の間隔で左右対称に配置されている。
【0030】
ヘッドライト12とスモールランプ13は、図2に示すように、車内に設けられるライティングスイッチ15の切り替えによって点灯/消灯が切り替えられる。
例えば、図3に示すように、ライティングスイッチ15が“OFF”のときは、ヘッドライト12もスモールランプ13も消灯する。これに対し、ライティングスイッチ15が“第一ポジション(1段)”のときは、スモールランプ13だけが点灯し、ヘッドライト12は点灯しない。さらに、ライティングスイッチ15が“第二ポジション(2段)”のときは、ヘッドライト12とスモールランプ13との双方が点灯する。
方向指示ランプ14は、車内に設けられる方向指示レバー(図示せず)の操作に応じて、左右いずれかが選択的に点滅される。
【0031】
また、車両10は、図2に示すように、メインスイッチ及びエンジン始動スイッチとして機能するキースイッチ16を備えている。キースイッチ16に所定のキーを差し込み、このポジション(OFF)から第一ポジション(ON)まで回し操作すると、車両10に設けられる電装部品にバッテリ17の電流が供給される。更に、キーを、図示しない第二ポジション(ON)まで回し操作すると、スタータモータ(図示せず)が起動し、エンジンが始動される。
そして、エンジンが始動すると、車両10の走行が可能になるとともに、オルタネータ(図示せず)がエンジン動力で発電し、バッテリ17の充電が行われる。なお、バッテリ17から各電装品への電流供給は、ヒューズボックス18を経由して行われる。
【0032】
また、キースイッチ16とライティングスイッチ15は、図2に示すように、バッテリ17に並列に接続されている。したがって、ライティングスイッチ15によるヘッドライト12やスモールランプ13の点灯は、キースイッチ16のポジションと無関係に、常時許容される。
【0033】
車両用昼間点灯装置100は、図2に示すように、昼間走行用ライト110と、昼間走行用ライト点灯回路120とを備えて構成されている。昼間走行用ライト110は、左右方向に長い長方形のケース111と、このケース111の内部に前方を向いて配列される複数の発光ダイオード112と、ケース111の前面開口部を覆う透光性のカバー113とにより構成されている。
発光ダイオード112は、例えば、高輝度白色発光ダイオードであり、ハロゲンランプなどの白熱球に比べ、極めて少ない消費電力で点灯させることができる。
【0034】
昼間走行用ライト110は、図1に示すように、車両10の前部11に付設され、昼間走行用ライト点灯回路120によって昼間点灯される。すなわち、ヘッドライト12を利用して昼間点灯を行うことなく、車両10に付設した昼間走行用ライト110を昼間点灯させるので、その明るさや向きを昼間点灯用に最適化し、ヘッドライト12に比べて良好な視認性を発揮することができる。
【0035】
また、昼間走行用ライト110は、図1に示すように、二つを一組とし、車両10の前部11に、所定の間隔で左右対称に配置されている。そのため、左右の昼間走行用ライト110を点灯させることにより、車幅や車間距離を容易に認識することが可能になる。
【0036】
また、昼間走行用ライト110は、図1に示すように、ヘッドライト12の下側近傍に配置されている。これにより、昼間走行用ライト110の視認性を向上させることができるとともに、昼間走行用ライト110とヘッドライト12とを同時点灯させたときの違和感を解消することができる。
【0037】
昼間走行用ライト点灯回路120は、図2に示すように、減光ユニット(減光・消灯手段、昼夜判別手段)121と、この減光ユニット121から引き出される複数の配線122〜126とを有する。
配線122は、減光ユニット121の電流入力端子t1から引き出され、キースイッチ16の下流側で電流供給線に接続される。
配線123は、減光ユニット121のアース端子t2から引き出され、車両10のボディに接続される。
配線124は、減光ユニット121のプラス出力端子t3から引き出され、昼間走行用ライト110のプラス配線に接続される。
配線125は、減光ユニット121のマイナス出力端子t4から引き出され、昼間走行用ライト110のマイナス配線に接続される。
更に、配線126は、減光ユニット121の信号入力端子t5から引き出され、ライティングスイッチ15の下流側でスモールランプ配線に接続される。
【0038】
減光ユニット121の内部回路121aは、図4に示すように、キースイッチ16と昼間走行用ライト110(〔LED〕あるいは〔放電灯及び有機発光体(光源)〕の点灯ユニットを有するset灯体)とを直列に接続するようにしてある(DC点灯)。このため、基本的に、キースイッチ16のON/OFFに応じて、昼間走行用ライト110を点灯/消灯させることができる。
これにより、ライティングスイッチ15を意識的に操作することなく、キースイッチ16の操作だけで昼間点灯を行うことが可能になる。その結果、昼間点灯のつけ忘れを防止できるとともに、消し忘れによるバッテリ17の放電を回避することができる。
【0039】
また、減光ユニット121は、信号入力端子がマイナス電圧のとき、つまり、ライティングスイッチ15がOFFポジションのとき、昼間走行用ライト110に規定の点灯電流を供給し、信号入力端子がプラス電圧のとき、つまり、ライティングスイッチ15が第一又は第二ポジションのとき、昼間走行用ライト110に規定値よりも低い減光用電流を供給する。
すなわち、ライティングスイッチ15が第一又は第二ポジションに操作される夜間走行においては、昼間走行用ライト110が減光状態で点灯される。これにより、夜間走行において、昼間走行用ライト110の光量が過剰になることを防止し、他の車両や歩行者にまぶしさを感じさせる不都合が回避できる。
【0040】
また、減光ユニット121は、スモールランプ13の点灯にもとづいて、夜間であると判定するので、簡単な回路構成で昼夜判別が可能になる。なお、減光ユニット121は、ヘッドライト12を減光制御するために構成された公知のものを利用することができる。
【0041】
つぎに、第一実施形態における車両用昼間点灯装置100の作用について、図5を参照して説明する。
同図に示すように、昼間走行用ライト110は、キースイッチ16がOFFのとき、ライティングスイッチ15のポジションに拘わらず、消灯する。一方、キースイッチ16がONのとき、ライティングスイッチ15がOFFポジションであれば、通常状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第一又は第二ポジション(スモールランプ13又はヘッドライト12が点灯)であれば、減光状態で点灯する。
【0042】
以下、本発明の第二〜第六実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、第一実施形態と共通の構成は、符号の百の位のみを変更し、その説明は省略する。
【0043】
[第二実施形態]
つぎに、本発明の第二実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第二実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図、図7は、第二実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【0044】
図6に示すように、第二実施形態の車両用昼間点灯装置200は、減光ユニット221の信号入力端子から引き出される配線226の接続先が第一実施形態と相違する。
すなわち、配線226は、ライティングスイッチ15の下流側でヘッドライト配線に接続されている。
【0045】
これにより、昼間走行用ライト210は、図7に示すように、キースイッチ16がONのとき、ライティングスイッチ15がOFF又は第一ポジション(スモールランプ13が点灯)であれば、通常状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第二ポジション(スモールランプ13及びヘッドライト12が点灯)であれば、減光状態で点灯する。
【0046】
[第三実施形態]
つぎに、本発明の第三実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、第三実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図、図9は、第三実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【0047】
図8に示すように、第三実施形態の車両用昼間点灯装置300は、第一実施形態の減光ユニット121に代えて、消灯ユニット321を備える点が第一実施形態と相違する。
すなわち、消灯ユニット321は、信号入力端子がマイナス電圧のとき、つまり、ライティングスイッチ15がOFFポジションのとき、昼間走行用ライト310に規定の点灯電流を供給し、信号入力端子がプラス電圧のとき、つまり、ライティングスイッチ15が第一又は第二ポジションのとき、昼間走行用ライト110への電流供給を遮断する。
【0048】
これにより、昼間走行用ライト310は、図9に示すように、キースイッチ16がONのとき、ライティングスイッチ15がOFFポジションであれば、通常状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第一又は第二ポジション(スモールランプ13又はヘッドライト12が点灯)であれば、消灯する。
【0049】
[第四実施形態]
つぎに、本発明の第四実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、第四実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図、図11は、第四実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【0050】
図10に示すように、第四実施形態の車両用昼間点灯装置400は、消灯ユニット421の信号入力端子から引き出される配線426の接続先が第三実施形態と相違する。
すなわち、配線426は、ライティングスイッチ15の下流側でヘッドライト配線に接続されている。
【0051】
これにより、昼間走行用ライト410は、図11に示すように、キースイッチ16がONのとき、ライティングスイッチ15がOFF又は第一ポジション(スモールランプ13が点灯)であれば、通常状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第二ポジション(スモールランプ13及びヘッドライト12が点灯)であれば、消灯する。
【0052】
[第五実施形態]
つぎに、本発明の第五実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、第五実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図、図13は、第五実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【0053】
図12に示すように、第五実施形態の車両用昼間点灯装置500は、第一実施形態の減光ユニット121に代えて、減光・消灯ユニット521を備える点が第一実施形態と相違する。
すなわち、減光・消灯ユニット521は、信号入力端子を二つ備えており、一方の端子入力に応じて昼間走行用ライト510を減光状態で点灯させ、他方の端子入力に応じて昼間走行用ライト510を消灯させるように構成される。
そして、減光用信号入力端子から引き出される配線526は、ライティングスイッチ15の下流側でスモールランプ配線に接続され、消灯用信号入力端子から引き出される配線527は、ライティングスイッチ15の下流側でヘッドライト配線に接続される。
【0054】
これにより、昼間走行用ライト510は、図13に示すように、キースイッチ16がONのとき、ライティングスイッチ15がOFFポジションであれば、通常状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第一ポジション(スモールランプ13が点灯)であれば、減光状態で点灯し、ライティングスイッチ15が第二ポジション(スモールランプ13及びヘッドライト12が点灯)であれば、消灯する。
【0055】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、昼間走行用ライトの光源は、発光ダイオードに限らず、たとえば、放電灯などの各種の光源を用いることができる。
また、前記各実施形態では、キースイッチのON/OFFに応じて、昼間走行用ライトを点灯/消灯させるが、車両におけるエンジンの回転/停止に応じて、昼間走行用ライトを点灯/消灯させてもよい。その際には、エンジン回転検出手段として、オルタネータの発電信号を利用することができる。
【0056】
[第六実施形態]
つぎに、本発明の第六実施形態について、図14を参照して説明する。
同図は、本発明の車両用昼間点灯装置における昼間走行用ライト点灯回路の構成を示す回路構成図である。
【0057】
本実施形態は、第一実施形態と比較して、昼間走行用ライト点灯回路の構成が相違する。すなわち、第一実施形態では、昼間走行用ライトの点灯制御をDC(直流)で行なっていたのに対し、本実施形態では、その点灯制御をパルス波を用いて行う点で相違する。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図14において、図2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0058】
図14に示すように、昼間走行用ライト点灯回路620は、減光ユニット(減光・消灯ユニット)621や複数の配線622〜626の他、供給電力制御部631を有している。
供給電力制御部631は、バッテリ17から昼間走行用ライト110へ供給される電圧や電流を制御する部分であって、定電圧回路部632と、発振回路部633と、発振コントロール回路部634と、スイッチングブロック635とを有している。
【0059】
ここで、定電圧回路部632は、バッテリ17から供給されてきた電圧を、所定の電圧値に変換し、この電圧値を保ちながら、発振回路部633へ供給する回路である。
この定電圧回路部632には、例えば、電圧値を変換するためのトランス(図示せず),ノイズをカットするフィルタ(図示せず),リップル分を低減する平滑回路(図示せず)などが含まれている。
【0060】
発振回路部633は、定電圧回路部632からの電圧にもとづいて、所定の周期と振幅とを有するパルス波を発振する回路である。
この発振回路部633には、たとえば、非正弦波発振回路であるマルチバイブレータやブロッキングオシレータなどを用いることができる。
なお、本実施形態においては、発振回路部633からの発振出力の波形はパルス波としているが、パルス波に限るものではなく、昼間走行用ライト110の点灯制御を可能とする波形であれば、たとえば、交流波(sine curve)の全波(あるいは半波)整流波形、鋸歯状波形、台形波形などであってもよい。
【0061】
発振コントロール回路部634は、発振回路部633から出力されるパルス波の振幅(duty)や周期(Hz)を制御する回路である。
つまり、発振コントロール回路部634は、スイッチングブロック635と同様、パルス波制御回路部としての機能を有している。
【0062】
スイッチングブロック635は、発振回路部633からのパルス波を昼間走行用ライト110へ供給するとともに、キースイッチ16のON/OFFにもとづいて、そのパルス波を供給/停止するパルス波制御回路部636を有している。
このパルス波形制御回路部636は、トランスやチョーク等を用いて電圧(あるいは、電流)の調整を行う。
【0063】
なお、このパルス波制御回路部636から昼間走行用ライト110へ供給される電圧(プラス出力端子t3における出力電圧)の波形は、図15に示すようになる。すなわち、供給電圧が“Vout”のとき、昼間走行用ライト110は点灯する。一方、供給電圧が“0”のとき、昼間走行用ライト110は消灯する。このため、同図に示すパルス波が供給されると、昼間走行用ライト110は、所定時間間隔で点灯・消灯を繰り返す。
【0064】
さらにスイッチングブロック635は、昼間走行用ライト110に供給する電圧又は電流として、バイアス電力(一定の電圧値を示すバイアス電圧、及び、一定の電流値を示すバイアス電流を含む)を出力するバイアス電力供給回路部637と、バイアス電圧又はバイアス電流の示す値よりも超過する分の電圧又は電流の周期制御を行う超過電力制御回路部638とを有している。
バイアス電力供給回路部637は、バッテリ17からの直流電圧(あるいは直流電流)を、超過電力制御回路部638を介して昼間走行用ライト110へ供給する。なお、バイアス電力供給回路部637は、バッテリ17からの直流電圧(あるいは直流電流)に代えて、発振回路部633からのパルス波を直流波形に整流して直流電圧とすることもできる。
【0065】
超過電力制御回路部638は、バイアス電力供給回路部637からの直流電圧(あるいは直流電流)に、発振回路部633からのパルス波を加算して、昼間走行用ライト110へ供給する。
つまり、超過電力制御回路部638は、直流電圧にパルス波を加算したときは“Vout”の値を示す電圧を出力し、直流電圧にパルス波を加算しないときはバイアス電圧“Vb”の値を示す電圧を出力し、昼間走行用ライト110を点灯させないときは電圧を出力しない(出力電圧は“0”〔V〕)。
【0066】
なお、超過電力制御回路部638から昼間走行用ライト110へ供給される電圧(プラス出力端子t3における電圧)の波形は、図16に示すようになる。すなわち、昼間走行用ライト110に供給される電圧が“Vout”のとき、昼間走行用ライト110は強い光で点灯する。これに対し、供給電圧がバイアス電圧“Vb”のとき、昼間走行用ライト110は弱い光で点灯する。そして、供給電圧が出力されないとき(“0”のとき)、昼間走行用ライト110は消灯する。
【0067】
ただし、バイアス制御を行なわない場合は、バイアス電力供給回路部637や超過電力制御回路部638は、設けなくてもよい。
また、以上の説明においては主に電圧を制御して昼間走行用ライト110の明るさ等を調整することとしていたが、電圧ではなく電流によっても同様に調整可能である。
【0068】
さらに、スイッチングブロック635のパルス波制御回路部636や超過電力制御回路部638においては、パルス波の周期の他、振幅を制御することもできる。この振幅の制御は、例えば、トランジスタなどを用いた増幅回路等によって実現可能である。
そして、振幅の変化量は、車両の周囲の明るさにもとづいて定めることができる。この場合、昼間走行用ライト点灯回路620には、その車両の周囲の明るさを検知するための明度検知装置(例えば、フォトダイオードやフォトトランジスタなど、図示せず)や、この明度検知装置からの信号にもとづきパルス波の振幅の変化量を設定してパルス波制御回路部636や超過電力制御回路部638へ伝える変化量設定部(図示せず)などが設けられる。
このようにパルス波の振幅を制御することで、昼間走行用ライト110の明るさを調整できる。
【0069】
なお、昼間走行用ライト110の点滅時間間隔や明るさの調整、つまりパルス波の周期や振幅の調整は、その車両の運転者が行うような構成とすることもできる。
この場合、昼間走行用ライト点灯回路620には、運転者によって操作される調整操作部(例えば、調整つまみや調整スライドなど、図示せず)と、この調整操作部の変位量に応じてパルス波の周期や振幅を変化させる調整制御部(図示せず)とが設けられる。
なお、この調整制御部には、例えば、パルス波の周期を調整するためのコンバータ回路や、その振幅を調整するための増幅回路などを設けることができる。
【0070】
昼間走行用ライトへ供給される電圧(あるいは電流)の周期や振幅を制御する供給電力制御部を昼間走行用ライト点灯回路に設けることにより、昼間走行用ライトを所定時間間隔で点滅させることができる。
したがって、自己の車両で昼間に昼間走行用ライトを点滅させることで、他者に対し自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることが可能となる。
【0071】
さらに、供給電力制御部にバイアス電力供給回路部や超過電力制御回路部を設けることにより、点灯している昼間走行用ライトの明るさが常時一定以上確保されるため、他者に対し自分の車両の存在を確実に認識させることができ、さらに、その昼間走行用ライトの明るさを周囲の明るさに応じて調整可能とすることで、その他者による認識をより確実なものとすることができる。
【0072】
[第七実施形態]
つぎに、本発明の第七実施形態について、図17を参照して説明する。
同図は、本発明の車両用昼間点灯装置における昼間走行用ライトの構成を示す正面構成図である。
【0073】
本実施形態は、第一実施形態と比較して、昼間走行用ライトの構成が相違する。すなわち、第一実施形態では、昼間走行用ライトの光源がすべて同一色であったのに対し、本実施形態では、その光源が複数の異なる色で構成されている点で相違する。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図17において、図2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0074】
図17に示すように、昼間走行用ライト110は、色の異なる複数の光源(発光ダイオード112)を有している。
この光源(発光ダイオード112)は、色1(例えば、赤色)に発光する発光ダイオード112aと、色2(例えば、黄色)に発光する発光ダイオード112bとの組み合わせによって構成できる。
【0075】
なお、同図においては、昼間走行用ライト110の有する光源が発光可能な色を2色としているが、2色に限るものではなく、3色以上であってもよい。
また、各色の配置は、同図においては、昼間走行用ライト110の向かって左半分に色a、右半分に色bで配置しているが、これらの配置に限るものではなく、たとえば、上半分と下半分との配置などであってもよい。
さらに、光源に用いられる色は、赤色や黄色に限るものではなく、たとえば、白色,青色,橙色,緑色など様々な色を用いることができる。
【0076】
この昼間走行用ライト110の有する各光源は、昼間走行用ライト点灯回路620のスイッチングブロック635の制御により、それぞれ同一又は異なるタイミングで点灯することができる。
さらに、各光源は、スイッチングブロック635の制御により、それぞれ交互に点滅させることもできる。
【0077】
昼間走行用ライトに色の異なる複数の光源を設け、各光源の発光タイミングを異ならせることにより、車両の運転手や通行人等が、その昼間走行用ライトに注目しやすくなる。
したがって、昼間においても昼間走行用ライトを点灯させることで、他者に対し自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることが可能となる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、車両(四輪車)において、キースイッチの操作だけで昼間点灯を行うことが可能になるため、昼間点灯のつけ忘れを防止できるとともに、消し忘れによるバッテリの放電を回避することができる。
【0079】
また、車両に昼間走行用ライトを付設するので、その明るさや向きを昼間点灯用に最適化することが可能になり、その結果、ヘッドライトを利用して昼間点灯を行う場合に比べ、良好な視認性を発揮することができる。
【0080】
また、昼間走行用ライトの光源を発光ダイオードで構成した場合は、ハロゲンランプなどの白熱球を光源にする場合に比べ、消費電力を大幅に削減できるばかりでなく、消費電力の削減に伴い、燃費も向上させることができる。
【0081】
さらに、昼間走行用ライト点灯回路が、昼間走行用ライトへ供給される電圧や電流を制御するため、昼間点灯に適した明るさで昼間走行用ライトを点灯させることができ、これにより、他者に対し、自分の車両の存在を迅速かつ確実に認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用昼間点灯装置が設けられた車両の正面図である。
【図2】第一実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ライティングスイッチの制御内容を示す説明図である。
【図4】昼間走行用ライトに直流電圧を印加する場合の回路構成を示すブロック図である。
【図5】第一実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【図6】第二実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第二実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【図8】第三実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第三実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【図10】第四実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図11】第四実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【図12】第五実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図13】第五実施形態における車両用昼間点灯装置の作用を示す説明図である。
【図14】第六実施形態における車両用昼間点灯装置の構成を示すブロック図である。
【図15】パルス波により昼間走行用ライトに電圧を印加するときの供給電力制御部の出力波形を示す波形図である。
【図16】直流電圧にパルス波を加算した電圧を昼間走行用ライトに印加するときの供給電力制御部の出力波形を示す波形図である。
【図17】第七実施形態における昼間走行用ライトの構成例を示す正面構成図である。
【符号の説明】
10 車両
12 ヘッドライト
13 スモールランプ
15 ライティングスイッチ
16 キースイッチ
100 車両用昼間点灯装置
110 昼間走行用ライト
112 発光ダイオード
112a 発光ダイオード(色1)
112b 発光ダイオード(色2)
120 昼間走行用ライト点灯回路
121 減光ユニット
200 車両用昼間点灯装置
210 昼間走行用ライト
221 減光ユニット
226 配線
300 車両用昼間点灯装置
400 車両用昼間点灯装置
421 消灯ユニット
500 車両用昼間点灯装置
521 減光・消灯ユニット
631 供給電力制御部
632 定電圧回路部
633 発振回路部
634 発振コントロール回路部
635 スイッチングブロック
636 パルス波制御回路部
637 バイアス電力供給回路部
638 超過電力制御回路部

Claims (13)

  1. 車両に付設され、その点灯により前記車両の存在を強調する昼間走行用ライトと、
    前記車両におけるキースイッチのON/OFF、又は、前記車両におけるエンジンの回転/停止に応じて、前記昼間走行用ライトを点灯/消灯させる昼間走行用ライト点灯回路とを有する
    ことを特徴とする車両用昼間点灯装置。
  2. 前記昼間走行用ライトの光源が、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の車両用昼間点灯装置。
  3. 前記昼間走行用ライト点灯回路が、
    昼夜を判別する昼夜判別手段と、
    この昼夜判別手段が夜間であると判定したとき、前記昼間走行用ライトを自動的に減光又は消灯させる減光・消灯手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用昼間点灯装置。
  4. 前記昼夜判別手段が、前記車両に設けられるヘッドライト又はスモールランプの点灯にもとづいて、夜間であると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用昼間点灯装置。
  5. 前記昼間走行用ライトが、二つを一組として、前記車両の前部に、所定の間隔で左右対称に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用昼間点灯装置。
  6. 前記昼間走行用ライトが、前記ヘッドライトの下方近傍に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用昼間点灯装置。
  7. 前記昼間走行用ライト点灯回路が、
    前記昼間走行用ライトへ供給される電圧及び/又は電流を制御する供給電力制御部を有した
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用昼間点灯装置。
  8. 前記供給電力制御部が、
    前記電圧及び/又は電流をパルス波として出力する発振回路部と、
    この発振回路部から出力されるパルス波の周期及び/又は振幅を制御するパルス波制御回路部とを有した
    ことを特徴とする請求項7記載の車両用昼間点灯装置。
  9. 前記供給電力制御部が、
    前記昼間走行用ライトへ供給されるバイアス分の電力として、一定値を示す電圧及び/又は電流を出力するバイアス電力供給回路部と、
    前記一定値を超過する分の前記電圧及び/又は電流について、前記周期を制御して、この周期制御した電圧及び/又は電流を前記昼間走行用ライトへ供給する超過電力制御回路部とを有した
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の車両用昼間点灯装置。
  10. 前記超過電力制御回路部が、
    前記一定値を超過する分の前記電圧及び/又は電流について、前記周期を制御して、この周期制御した電圧及び/又は電流を、前記バイアス電力供給回路部から受けた前記一定値を示す電圧及び/又は電流に加算して、前記昼間走行用ライトへ供給する
    ことを特徴とする請求項9記載の車両用昼間点灯装置。
  11. 前記昼間走行用ライトが、色の異なる複数の光源を有した
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車両用昼間点灯装置。
  12. 前記供給電力制御部が、前記複数の光源をそれぞれ同一又は異なるタイミングで点灯させる
    ことを特徴とする請求項11記載の車両用昼間点灯装置。
  13. 前記供給電力制御部が、前記複数の光源をそれぞれ交互に点滅させる
    ことを特徴とする請求項11又は12記載の車両用昼間点灯装置。
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