JP2004049053A - 吸揚漁船及び探索集魚船 - Google Patents

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Abstract

【課題】新種の漁法である吸揚漁法を確立する。
【解決手段】船体から海中に向け吸揚管と給餌管とを垂下し、吸揚管の先端にはラッパ管を付け、ラッパ管の近くには逆流防止弁を設ける。ラッパ管と給餌管の先端部には照明装置を設ける。餌及び照明で集魚した魚を吸揚管で吸揚げる。吸揚管の直径は30〜80cmとし、サンドポンプ等大型ポンプで連続又は間欠作動させて吸揚げる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海中の魚類を集魚し、大径のポンプで一気に吸揚げるという漁法を現実のものとして実現することができる吸揚漁船及びこの吸揚漁船に付随して構成された魚群の探索及び集魚を行う探索集魚船に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚を捕獲する漁法としては、1本釣りを始め、定置網や、流し網、引き網、その他のものがある。1本釣りは、餌で滞びき寄せたカツオ等の魚を竿で1つづつ釣り上げるというものである。他のものは、いずれの場合も網を必要とし、大漁を得るためには相応の大がかりな網と人手を必要とする。例えば、一定の距離を介して配置された60トンクラスの2隻の漁船(真網船及び逆網船)の間に網を張り、これら2隻の船で魚群を追って巡回操行させる2船旋網漁法では、網は比較的小型で良いが各船に25人の乗組員を必要とし、合計50人を必要とし、相当大がかりな操業となる。また、捕獲できる魚も海表面を遊泳するアジやサバ等に限定される。また、1又は2隻の60トンクラスの漁船により、長さ1800m、深さ180mの網をリング状に打廻し、これを順次統括して前記リング内部に位置する魚群を一網打尽とする巻旋漁法では、網が相当大がかりで高価なものであり、操業は1船団60人位の多数の乗組員を必要とする。
【0003】
従来、本発明者等はこれら網による漁法に加えて、少ない乗組員にてより効率的な漁を行なうべく、吸揚漁法なる漁法を夢の漁法として構想してきた。本発明者の構想に近い漁法としては、例えば、実公昭35−32571号公報(魚類捕獲装置の構造)に示されるものの例がある。この公報には、先端を海中深部に開口した揚水管の先端近くに圧縮空気の吹出管を開口し、該揚水管の先端部をラッパ状に拡大しその内周面を光の反射面に形成し、これに沿わせて環状に集魚灯を固設して成る魚類捕獲装置が提案されている。
【0004】
実公昭35−32571号公報には、「本装置を備えた船を魚類の多い個所に位置させて集魚灯5,6を点灯すれば魚類はその習性によってその照明部分に集るからこのとき圧縮空気を噴出管3より供給すれば揚水管2を通してその前面の水は吸引せられ管内を上昇して甲板上に揚げられ、これに伴って魚類が揚げられるから水と分離すれば魚類が容易に捕獲する事が出来る。」とある。確かに、集魚灯に集った魚は、逃げる元気の無いものについては吸揚げられよう。また、誤って揚水管に入って浮上してしまうものも有るであろう。
【0005】
しかしながら、実公昭35−32571号公報に示される漁法は、あくまで集魚灯と揚水管によって魚を吸揚げ可能であることを示唆するのみで、これを業務上の捕獲漁法として確立できるよう具体的に構成されたものでは無い。揚水能力に問題がある。また、揚水作業に合わせて魚が逃げてしまう。しかも深海魚に適用できず、業としての利用は不可能である。
【0006】
本発明者は、実際魚湧と浚渫作業におけるサンドポンプ利用経緯を生かし、吸揚漁法に必要な揚水能力等を研究し、汎用漁法である1本釣りや流し網漁や引き網漁等と同様に活用でき、単独で又はこれら旧来の漁法と併合して業務上利用できるかつて夢の漁法であった吸揚漁法を実現可能なものとして提案するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に鑑みて、本発明は、吸揚管と集魚用の照明装置とを備えた吸揚漁法の基本的構想を改善し、業務上実用可能な吸揚漁法を確立し、これに用いることができる吸揚漁船を提供することを目的とする。
【0008】
また、吸揚漁船に付随して、魚類を効率良く探知集魚する探索集魚船を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することができる本発明の吸揚漁船は、漁船本体と、排水口を船体内に位置すると共に、その深度を適宜調整自在として吸水口を海中に向けて配置した大径の吸揚管と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管とを有し、前記吸揚管は、その吸水口をラッパ状に開口したラッパ管を有すると共に、その途中に逆流防止弁を有し、少なくともそのラッパ管の開口部分に魚類を集魚するための照明装置と、かつ前記吸水口から流入する水流を前記魚の遊泳速度に近い速度で餌と共に吸入する大型ポンプを備えたことを特徴とする。
【0010】
漁船本体は、基本的には、60トンクラス〜数100トン以上の大型船とすることが必要である。直径30〜80cmの大径の吸揚管を深度調節自在として所持し、先端ラッパ管から魚の遊泳速度に近い速度で大量の水を吸引し、吸引した水から魚を分離する設備、さらには前記大量の水を吸引するための大型ポンプを必要とし、これらの力に抗して円滑操業する必要が有る。
【0011】
吸揚管は、目的とする魚を大量に吸引するため、その直径は少なくとも30cm必要で、可能な限りでは、80cm程度必要である。吸揚管の下端吸水口には、ラッパ管を備える。ラッパ管の開度、大きさに限定は無いが、開口角度30〜60度程度で、長さ1.5〜3m程度で有る。小型の簡易構成のものでは固定的にすることもある。ラッパ管は、ラッパ管と称するも、トランペットのホーン部分のような朝顔形状のものの他、一端開口した後、再度絞り、そして再度開口するような形のものも含む。中間膨脹部分を含めれば、その部分に魚を集め、集めた魚を効率よく吸揚げることができる。これらのように、ラッパ管の形状は種々、効率等を考慮して設計されなければならない。吸揚管は、一般には、大型専用船では、その先端を魚群の居る位置、又は集魚できる位置へ自在に調節して位置決めする必要が有る。固定すると、そこに魚群を集められる場合に限定され、利用度が大幅に限定される。ただし、アジやサバ等浅部を遊泳する魚のみを対象とする数十トンクラスの小型船舶を対象とする場合には、例えばラッパ管部のみを姿勢変更可能とする等により、吸揚管を敢えて固定的にすることもある。
【0012】
吸揚管の途中には、一時吸込み停止制御を行うときに、水流の遮断を行うための逆流防止弁が設けられる。逆流防止等を設ければ、例えば、ポンプを作動させてラッパ管内に集魚した魚を数秒間吸込み、ポンプ停止し、次のラッパ管内への集魚を待つ場合、吸込み済みの魚類を再度ラッパ管内へ吐き出すようなことが無い。加えて、ポンプの作動は、必ずしも一気に吸揚動作すべきでない。一般には、通常は緩やかな吸引を行いつつ、魚を吸揚操作するときのみ負荷を上昇させ、魚を安定した状態とし、魚を逃がし、或いは散らすことが無いよう円滑に作動させるべきである。とは言え、餌及び照明により集魚した魚は、そう簡単には離散しないことが確認されている。従って、ポンプ動作は魚の性質や集魚状況に応じ適格に制御される。
【0013】
前記吸揚管に付属して設置する大型ポンプは、水流速度を魚の遊泳速度近くの速度で一気に吸上げるだけの能力を有するものとする。具体的には、現在浚渫作業で稼働しているサンドポンプを利用することができる。揚水方式は、ジェット方式の他、ピストン方式も利用できる。即ち、ジェット方式は、実公昭35−32571号広報にも示されるような水流吹込みによるものであるが、逆流防止弁を備えたピストンを往復動作させ、水を断続的に吸引するようなものも利用できる。羽根の回転によるスクリュー式のものは吸揚魚を傷付け又は破砕するので、好ましく無い。
【0014】
前記吸揚管の先端に備えるラッパ管は、その開口方向を変更自在とする姿勢変更装置を付属させる。姿勢変更装置の例としては、吸揚管に対し向きをずらせたラッパ管を軸の回りに回転させる例や、吸揚管の先端に揺動自在に設けたラッパ管をクレーンで吊り、高さ変更する方式等が有る。
【0015】
深度調節方式は、垂直方向のみの高さ調節では、ウォームギヤ等を利用してポスト部分を上下動させることでも対応可能であるが、一般には上端をヒンジ固定した長尺の吸揚管の中間及び先端部をクレーンで吊下げ、クレーン長さの変化で下端高さを調整する方式とすることができる。
【0016】
前記吸揚管の先端ラッパ管の内側、又はラッパ管の内側から吸揚管の内部にかけては照明装置を設け、集魚した魚をラッパ管の内部、又は吸揚管の内部へ誘導する。この照明装置は、魚群のラッパ管内部への集魚をも行うが、あくまで、ラッパ管及び吸揚管への誘導が主目的である。集魚には、照明以外の餌が必要である。照明は、例えば集魚灯5灯で3〜5000カンデラ程度とする。
【0017】
給餌管は、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、給餌管内に流れる水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流し、集魚する。餌はオキアミや魚のミンチ等を用いる。イワシの生餌を用いることもある。
【0018】
給餌管は、前記吸揚管に一体的に固定される場合と、別体に配置される場合とがある。給餌管を、吸揚管に一体的に固定する場合には、その餌排出口を前記ラッパ管内部に向けて開口する。これにより、海中でラッパ管の内外へ向けて餌を放出することができる。給餌管を吸揚管と別体に設置する場合には、その高さを調節自在として、給餌管そのものに、又はこれと並列配置して、餌排出口に集魚用の照明装置を設けるものとする。給餌管の先端には、下方に吐出する餌を上方に反射させるための餌反射板を設ける。餌が海中に一方的又は直線上に放出されて無駄を生じ集魚効率が低下するのを防ぐためである。
【0019】
前記吸揚管又は前記給餌管の先端部には、夫々に集魚状態を監視するための監視カメラを設けることができる。また、前記吸揚管の上端には、前記給餌管より排出した吸揚管で吸上げてしまった余剰の餌を濾し取り、前記餌投入口に再度返還する餌回収装置を設け、吸揚管に吸入される多量の餌の有効利用を図ることができる。
【0020】
以上の構成の吸揚漁船において、漁場に到着した吸揚漁船は、単独又は吸揚管と共に給餌管を下げ、照明装置をつけ、餌を放流して密度高く集魚することができる。給餌管は、剛管で製作しても良く、消防ホースのように布製とすることもできる。
【0021】
吸揚管を、餌及び照明で集魚した魚群の群れの中に位置させ、ラッパ管内の照明装置を付け、ラッパ管内に魚群を誘導することができる。また、吸揚管内の照明を付けることにより、ラッパ管から吸揚管へかけて魚をさらに誘導することができる。次いで、大型ポンプを急激に又はゆっくりと負荷を増大させて作動させ、ラッパ管内の水及び魚を強引に吸揚管内に引込むことにより、ラッパ管に近接する魚を円滑に吸い込むことができる。適用可能な魚種としては、イワシ、アジ、サバ、サンマ、イサキ、サケ、マス等照明と餌により集魚できるもの全てを対象とすることができる。イワシの生餌を用いてカツオにも適用可能である。
【0022】
ポンプの作動方式には注意を要する。急激に負荷をかけ、一気の吸込みを行う場合には、魚に衝撃を加え、群れを分散させてしまう恐れがある。数秒をかけ次方に負荷を上げると魚は気が付かず、自然に吸揚管内に吸込まれる。また、作動は、数分〜数十分連続させる場合と、数秒ないし数十秒毎の間欠動作させる方式とが有る。いずれの方式を取るかは、魚の種類と、群れの状況による。吸揚管の途中に逆流防止弁を設けているので、間欠作動によって魚が逆流することが無い。
【0023】
アジやサバ等水深数m〜十数mの浅部を遊泳する魚に対しては、吸揚管及び給餌管一体型のものを使用できる。即ち、給餌管を一体化した吸揚管を下げ、ラッパ管部から餌を放出すると共に照明を付け、集魚した魚を吸揚げることができる。
【0024】
また、水深100m以上の深部を遊泳する魚や瀬付き魚に対しては、給餌管を下げて集魚した後先端に魚を集魚したまま、ゆっくりと給餌管を上昇させ、これで魚を吸揚管のラッパ管まで誘導して吊上げ、餌及び照明の切換え制御と行って集魚した魚をラッパ管の方へ移動させ、吸揚管で揚げることができる。
【0025】
吸揚漁船を用いた吸揚漁法の一例を示すと、集魚専用の1又は複数の探索集魚船と、1隻の吸揚漁船で船団を組み、探索集魚船で集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げることができる。操業は、1船団25人程度で行うことができる。
【0026】
探索集魚船は、吸揚漁船から吸揚管を取除いた形で構成することができる。即ち、探索集魚船は海中の魚を探索集魚する探索集魚船であって、船本体と魚群探知器と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、深度調節自在とされ、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管と、集魚のため給餌管の先端部分を照明する照明装置とを有し、前記照明装置及び前記餌で集魚した魚群を海面近くまで引上げ、又は集魚魚群を他の漁船近くまで移動させることを特徴とする。
【0027】
従って、1又は複数の探索集魚船で船団を組み、例えば半径800mの円周上に位置する探索集魚船で魚群探知し、かつ餌及び照明によって集魚した魚を中央付近に位置する吸揚漁船に持ち来たし、包囲を縮めて、集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げることができる。操業人員は25人程度で済む。10m程度の風があっても十分操業できる。集魚状態及び吸揚状況は、魚群探知器であらましを観察できる。吸揚管及び給餌管の先端に監視カメラを設けておけば、照明中の魚の群を目視でき、確実な操業が行なえる。
【0028】
本発明の吸揚漁船は、カツオ漁にも利用できる。即ち、カツオは、生きた餌しか食べず、照明のみによって集魚させることは不可能である。しかし、1本釣りを行うときの撒き餌に群れる魚に対し吸揚管のラッパ管を位置させれば、1本釣りに併せて吸揚作業を実行可能である。また、給餌管から生きた魚を放出し、カツオの群に対して吸揚作業することも可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る吸揚漁船1の全体構成を示す側面図である。図2は、吸揚管の先端部の部分拡大説明図である。
【0030】
図1において、海2(潮流2F)の海面3上に浮かぶ船体4には、機関室5、冷凍室6(6a,6b.6c)、餌収納室7が配置され、機関室5には、船体4の推進用の大型ディーゼルエンジンの他に2000〜3000馬力の吸揚ポンプ8が配置されている。吸揚ポンプ8は、例えば、浚渫作業に用いられているサンドポンプを用いることができる。サンドポンプは、油圧駆動により、大旋回流を作り、これを吸揚管の一方向に吹込み、ジェット水流として吸揚管内の水を吸揚する構成である。吸揚ポンプ8は、1台に限定されず、2台に分けて吸揚することもできる。
【0031】
船体4には、管径60cm、長さ30〜50mの吸揚管9の上端を上下揺動自在にヒンジ支持するヒンジ機構10が配置され、該ヒンジ機構10と吸揚ポンプ8、吸揚ポンプ8と水揚げ処理装置11は、夫々吸揚管9の延長線上の管9と接続されている。処理装置11は、吸揚げた海水の中から魚及び餌を分離するものである。分離された魚は冷凍室6へ、餌は給餌管12の餌投入口13へ移される。
【0032】
本例の吸揚漁船1では、吸揚管9の側面に給餌管12が配置される。給餌管12は、船体4側にあっては、前記ヒンジ機構10の位置で吸揚管9から離れて餌投入口13と接続されている。餌投入口13の近傍には、図示しないポンプ等による海水供給装置が配置され、海水中にオキアミや魚ミンチ等の餌を混ぜて給餌管13に送られる。
【0033】
図2に詳細に示すように、吸揚管9の先端には、ラッパ管14が設けられる。先端より1〜3m手前には、逆流防止弁15が設けられている。必要に応じては、この逆流防止弁15の位置付近に第2の吸揚ポンプが配置されることもある。
【0034】
前記ラッパ管14のラッパ部分には、給餌管12と接続される餌タンク16が配置され、前記ラッパ管14の先端円周に沿ってリング状の餌放出管17が配置されている。餌放出管17の下方には複数の餌排出穴が明けられ、これから餌混じりの海水を海中に向けて放出できる。餌排出穴に抗して、餌反射板18が設けられ、放出餌をラッパ管14の内側方向に向けて散布反射させ海中に放流するようになっている。
【0035】
前記ラッパ管14の内部には集魚用の照明装置19が設けられている。照明装置19は、複数、例えば5灯の集魚灯で構成され、全体照度は、例えば5灯で5000カンデラ程度とされる。電線ケーブル20は、適宜吸揚管9に沿って配線される。照明装置は、例えば1灯1000カンデラの5個の集魚灯で構成し、内1灯は、赤色灯とする。また、電圧により、燭光制御可能とすることもできる。
【0036】
前記給餌管12等を1体的に備えた前記吸揚管9は、その中間を3対のクレーン21(21a,21b,21c)で吊り、クレーン21のロープ長さを変更することにより、吸揚管9をヒンジ機構10に対して回動させ、吸揚管9の先端高さを上下で自由に調節できるようになっている。
【0037】
図3に示すように、ラッパ管14の吸揚管9への取付け点を例えばゴム管22で構成し、クレーン21cを他のクレーン21a,21bより余計に引くことにより、ラッパ管14の向きを変更することもできる。この種ラッパ管14の姿勢変更装置は、ヒンジや、ギヤ等を用いて各種設計することができる。これにより、ラッパ管の向きは、上向き、横向き、下向き、いずれの方向でも自在に向けることができる。
【0038】
図4に示すように、吸揚管9の先端部には、吸揚管9内部を照明し、魚をできるだけ内側へ誘導するための照明装置23を設けることもできる。また、魚の集魚状況を目視で監視するための監視カメラ24を設けることもできる。さらに、ラッパ管14の形状は、一般的なラッパ形状に加えて、魚ができるだけラッパ管内に位置できるよう、ドラム形状、長ぐつ形状、あるいはボックス形状等、各種形状に設計できる。さらに、吸揚管9等の途中に例えばゴム製継手を介在させ、船体4の音を遮蔽する構造とすることもできる。逆に、吸揚管9を介して、魚の好む群れの音等を放射することも考えられる。
【0039】
図5は、吸揚漁船1の夏期水温上昇時における操業状況を示す側面説明図である。夏期水温上昇のときは、魚群は浮上し、海面近くを遊泳している。吸揚漁船1は、図1に示すものに比べ、吸揚管9Aの先端及びラッパ管14の形状が少し異なるが、その他の部材を含めて機能的には図1のものと同様である。
【0040】
海面3に浮かぶ船体4は、鎖25を介して図示しない錨と接続されている。魚群26に対して吸揚管9Aのラッパ管14を位置させ、サンドポンプ8を作動することにより魚を吸揚げ、処理装置11で水切り処理して漁することができる。
【0041】
密度の濃い魚群を得るためには、集魚作業を実行しなければならない。このためには、まず魚群探知器27を作動して破線で示す如く超音波を発信し、群れを集合可能な位置に錨を降し、吸揚管9Aのラッパ管14から餌を放出し、かつ照明を行う。しかる後、監視カメラ24を用いて十分な集魚が行い得た頃を見図らって、前記サンドポンプ8を駆動する。魚群の密度をより一層増大さすためには、集魚灯を4000カンデラから徐々に2000〜1500カンデラに下げ、最後に1000カンデラの赤色灯に切り替える。こうすると、魚群は最高の密度となるので、その時吸揚げ開始となる。ただし、この場合赤色灯に切り替えるか否かは魚種による。最近の魚群探知器2つの性能向上は著るしく、深海魚の魚種まで判る程である。従って、魚の集魚状態のあらましは、魚群探知器27であらまし知ることができる。ここに、本例では、監視カメラ24までを設けているので、集魚状態のみならず、吸揚制御の状況まで細かく知ることができ、適格な吸揚作業が可能になる。
【0042】
サンドポンプ8の作動は、必ずしも連続的には行なわない。寧ろ間欠動作させる方が好ましい。サンドポンプ8を作動させると、ラッパ管14の内部又は近傍に居る魚を一気に吸揚げることができる。しかし、1回の吸揚げ量は、魚群26の全体の1%にも満たないような量である。
【0043】
また、サンドポンプ8を作動させると、魚と共にオキアミ等の餌も吸引してしまう。従って、このままサンドポンプを作動し続けても、魚は散り、海水のみ吸引してしまうこととなる。そこで、サンドポンプ8は、吸引、停止を繰り返し行うよう作動させる。これにより、ラッパ管14内に再度魚を誘導し、十分集魚できた時点でサンドポンプ8を作動させることを繰り返すことで大漁を得ることができる。
【0044】
サンドポンプの作動時間は、例えば十秒ないし数十秒、停止時間は30秒〜数分程度である。従って吸揚途中の魚は、吸揚管9A内に位置することになる。逆流防止弁15を設けているので、処理装置11へ順送りすることができる。吸揚水流の速度は、必ずしも魚の遊泳速度以上とする必要はない。好ましくは遊泳速度の近傍であるが、その1/2以下の速度でも吸揚できる。即ち、魚は、給餌の間はほとんど停止状態であり、これを急に吸揚する場合には、魚は遊泳開始するも吸揚水流速度の方が優るからである。吸揚管9A内に吸込まれた余剰の餌は、処理装置11で分離し、餌投入口へ返還できるので、無駄が無い。
【0045】
図6は、本発明の他の実施形態に係る吸揚漁船28を示す側面図である。本例の吸揚漁船28は、クレーン21で吊られる長尺、例えば50mの吸揚管9Bに油圧配管29を添え、先端に第2のサンドポンプ30を備えて深海用として形成されている。逆流防止弁はサンドポンプ30の中に1体的に形成されている。また、給餌管31は、吸揚管9Bとは別体に構成され、その長さは、例えば150mとされ、より深海まで延長できるようになっている。給餌管31の先端には、給餌管31の反射板32の近くには照明装置33が別体に配置されている。照明装置33は、電線ケーブル34を介して船体4から吊下げられている。餌反射板32は、照明装置33に紐類等を用いて固定されて良い。又は一体的に構成されても良い。また、給餌管31は布製ホース等で構成することができる。照明装置33に反射板32を固定した状態において、これらを強固な電線ケーブル34で吊り、共に上下動作させることができる。
【0046】
水温の低い冬期(1〜3月)には、アジ、サバ、イサキ等の魚は水深100〜150mの海底に降下している。そこで、図6において、電線ケーブル34を下げて、餌反射板32及び照明装置33を岩礁35近くに居る瀬付き魚の所まで下げ、反射板32から餌36を撒き、照明装置33をつけて魚群26を集魚することができる。集魚後、電線ケーブル34を巻き上げ、魚群26を、前記吸揚管9Bの先端ラッパ管14近くまで引き上げ、餌及び照明の切替え制御を行って、ラッパ管14に魚群を提供することができる。
【0047】
図7は、本発明の探索集魚船の一実施の形態を示す側面図である。本例の探索集魚船は、図6に示した吸揚漁船28から吸揚管9Bを取り除いた形である。船体4は、海面3を照らす照明装置38を有し、1.5kgのおもり39を付けたブイ40とロープ41で接続されている。
【0048】
魚群探知器27を用いて漁場を定め、ブイ40を頼りに潮流2Fに合わせて魚群26を集魚する。具体的には、海中の照明装置33をつけ、餌36を撒き、魚群26を密度高く集魚することができる。集魚した魚は、他の漁船に提供するか、又は1本釣り等に利用させることができる。集魚した魚を逃さぬよう位置を変更するには、船体4の速度を微速として移動せねばならない。
【0049】
図8は、冬期において、図7で示した探索集魚船37を図6で示したと同様のアジ、サバ、イワシ等の瀬付き魚に適用し、ゆっくりと電線ケーブル34をたぐり、魚群26を海面3近くまで上昇させようというものである。上昇させた魚群26は、他の漁船に与え、又は釣りに提供することができる。
【0050】
図9は、2隻の探索集魚船37A,37Bと1隻の大型吸揚漁船1を用いた船団を組み、探索集魚船37A,37Bで集魚し、吸揚漁船1で吸揚げ漁をしようというものである。例えば、直径1.6kmの漁場において、散在する魚群26を集め、順次吸揚漁船1で吸揚げ、大漁を得ることができる。吸揚漁船1の錨43上部に浮かべているブイ42は、錨43が岩場にはまり、取り上げにくくなったとき、船との間に設けた第2のロープ44を引いて錨32を岩場から外すためのものである。探索集魚船の船上照明装置38は、集魚した魚群26を吸揚漁船に引き渡すとき、消灯し、火力を移すことが必要である。
【0051】
風速10m程度の風に対しては、風上に船首10向け、船尾に2n2n帆を立てれば安定して操業できる。潮流2Fが多少速くとも操業できる。大漁すぎて網が破れるような問題も無い。
図10は、比較的浅い岩礁35の瀬付き魚を図1に示した吸揚漁船1のみで吸揚漁することができることを示す説明図である。即ち、吸揚管9の長さを50m程度に長尺物としておけば、ラッパ管14を岩礁35に近づけることができ、アジ、サバ、イサキ、タイ等の瀬付き魚を餌36と照明で集魚することができ、吸揚管9で吸揚げることができる。
【0052】
図11は、本発明の吸揚漁船1をカツオ漁にも利用可能であることを示す説明図である。船体4の上部から、例えば人手を介してイワシの生餌45を撒き、カツオの群れ46を集魚することができる。集魚したカツオを吸揚管9で一気に吸揚げることができる。併せて1本釣りすることもできる。生餌45は、手で撒くのではなく、給餌管12を用いて行うことができる。この場合、給餌管12の直径は、イワシの生餌を通過させるに十分な大きさとする。
【0053】
以上示した吸揚漁船1,26において、吸揚ポンプ8はサンドポンプに限定されない。また、1台とするか複数台とするかは、設計上の自由である。吸揚ポンプの他の例としては、長尺大径の弁付きピストンを吸揚管9に対して往復動作させ、1回の往復動作 ピストンストローク分の海水及び魚を吸揚げるようにするもの等の例が有る。吸揚げ途中において魚に傷を付けることがなければどのような構成であっても良い。
【0054】
また、船体は、大型船を利用するものとして、通常の船舶形状の例を示したが、この形状は他の形状、例えば箱形、あるいはイカダ形等とすることができる。
【0055】
吸揚管9の重量は大であり、かつ吸揚げ時9に加わる力は大きく、船体4を転伏させたり、その推力によって大きく移動させる可能性が高いからである。
【0056】
通常の船舶形状とする場合でも、吸揚管9を船尾に位置させることにより、又は吸揚管9の取出口を舷ではなく寧ろ底から突出させた形の方が安定する。いずれの場合も、吸揚管9の作動内容を勘案して、力学的に細心の注意を払って安全設計されなければならない。
【0057】
さらに、以上示した実施例では、大型船を用いての吸揚漁船を示したが、本発明は数トンないし十数トンの比較的小型の吸揚漁船とすることができる。吸揚管9の直径を25〜30cm程度に小型化し、ラッパ管14の位置を固定化することもできる。この場合でも、ラッパ管14の向きを変更自在とするのが好ましい。
【0058】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計的変更を行うことができ、各種態様で実施できる。
【0059】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの吸揚漁船であるので、餌と照明とで魚を集魚し、大型ポンプの作動によって、ラッパ管の内側又は近傍の魚を吸揚管内部へ吸引することができる。吸揚管には、逆流防止弁が設けられており、大型ポンプを小刻みに間欠動作させても魚を逆流させることが無く、効率的に吸揚漁することができる。小型のものにあっては数人ないし十数人、大型のものにあっても20数人程度と、少ない人数で大漁を得ることができる。大形網を必要とせず、多少の風があっても操業できる。
【0060】
また、本発明の探索集魚船によれば、高さ調節自在の照明装置及び給餌管を備え、餌及び照明により集魚できるので、集魚高さ及び位置を微速で調節しながら他の漁船や1本釣りに提供できる。特に、1又は複数の探索集魚船に1隻の吸揚漁船で船団を組み、探索集魚船で集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げれば、効率良く大漁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吸揚管及び給餌管一体型の吸揚漁船を示す側面図である。
【図2】図1に示す吸揚管の先端部の部分拡大説明図である。
【図3】図1に示す吸揚漁船のラッパ管の向きを変更自在とする姿勢変更装置の構成例を示す側面図である。
【図4】図1に示す吸揚管の照明装置の変形例を示す説明図である。
【図5】吸揚漁船の操業状況を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る吸揚管及び給餌管別体型の吸揚漁船を示す側面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る探索集魚船の構成を示す説明図である。
【図8】探索集魚船の操業方式の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の吸揚漁船及び探索集魚船を用いて3隻の船団を結成して行う吸揚漁法の操業方式を示す説明図である。
【図10】本発明の吸揚漁船を用いて行う瀬付き魚漁の説明図である。
【図11】本発明の吸揚漁船をカツオ漁に利用した操業状態の説明図である。
【符号の説明】
1,1A,28…吸揚漁船
2…海
2F…潮流
3…海面
4…船体
5…機関室
6(6a,6b,6c)…冷凍室
7…餌収納室
8,30…吸揚ポンプ(サンドポンプ)
9,9A,9B…吸揚管
10…ヒンジ機構
11…処理装置
12,31…給餌管
13…餌投入口
14…ラッパ管
15…逆流防止弁
16…餌タンク
17…餌放出管
18…餌反射板
19,23,33,38…照明装置(集魚灯)
20,34…電線ケーブル
21(21a,21b,21c)…クレーン
22…ゴム管
24…監視カメラ
25…鎖
26…魚群
27…魚群探知器
29…油圧配管
35…岩礁
36…餌
37,37A,37B…探索集魚船
39…おもり
40,42…ブイ
41,44…ロープ
43…錨
45…生餌
46…カツオの群れ

Claims (10)

  1. 漁船本体と、排水口を船体内に位置すると共に、その深度を適宜調整自在として吸水口を海中に向けて配置した大径の吸揚管と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管とを有し、
    前記吸揚管は、その吸水口をラッパ状に開口したラッパ管を有すると共に、その途中に逆流防止弁を有し、少なくともそのラッパ管の開口部分に魚類を集魚するための照明装置と、かつ前記吸水口から流入する水流を前記魚の遊泳速度に近い速度で餌と共に吸入する大型ポンプを備えたことを特徴とする吸揚漁船。
  2. 請求項1に記載の吸揚漁船において、前記逆流防止弁は、前記ラッパ管の近くに配置されることを特徴とする吸揚漁船。
  3. 請求項1に記載の吸揚漁船において、前記照明装置は、前記吸揚管の内部まで設けられ、前記ラッパ管内を含めて前記吸揚管の先端部分内部まで照明し、前記魚を前記吸揚管内部まで誘導することを特徴とする吸揚漁船。
  4. 請求項1に記載の吸揚漁船において、前記吸揚管の前記ラッパ管の開口方向を変更自在とする姿勢変更装置が付属されることを特徴とする吸揚漁船。
  5. 請求項1に記載の吸揚漁船において、前記給餌管は、前記吸揚管の内又は外に固定的に設けられ、その餌排出口は、前記ラッパ管の開口部分に開口されることを特徴とする吸揚漁船。
  6. 請求項1に記載の吸揚漁船において、前記給餌管は、前記吸揚管とは別体に設けられ、その餌排出口には集魚のための照明装置が設けられ、かつ海中で深度調節自在に構成されることを特徴とする吸揚漁船。
  7. 請求項5又は6に記載の吸揚漁船において、前記給餌管の先端には、下方に放出する餌を上方に反射させるための餌反射板が設けられることを特徴とする吸揚漁船。
  8. 請求項5又は6に記載の吸揚漁船において、前記給餌管の上端には、前記吸揚管の排出流水中に混入する余剰の餌を網で濾し取り前記餌投入口に返還する餌回収装置が設けられることを特徴とする吸揚漁船。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の吸揚漁船において、前記吸揚管又は前記給餌管の先端部には、夫々に集魚する魚の集魚状態を監視する監視カメラが設けられることを特徴とする吸揚漁船。
  10. 海中の魚を、探索集魚する探索集漁船であって、船本体と魚群探知器と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、深度調節自在とされ、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管と、集魚のため、給餌管の先端部分を照明する照明装置とを有し、前記照明装置及び前記餌で集魚した魚群を海面近くまで引き上げ、又は集魚魚群を他の漁船近くまで移動させることを特徴とする探索集魚船。
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