JP2004046606A - ソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】特別の資金を必要とせずにソフトウェアの販売や使用の規制を可能とするソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムを得る。
【解決手段】ソフトウェア製造業者202はネットワーク201を介してソフトウェア認証プロバイダ204からライセンスのチェック用ツールを受け取り、チェック部品を組み込んだソフトウェアを作成する。ソフトウェア使用者203は小売店206からこれを購入し、ソフトウェア使用マシン205にインストールする。ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア使用マシン205等から得た情報を基にしてこのマシンに許可情報を送るか否かを判断する。許可情報が送られるとソフトウェア使用マシン205のソフトウェア実行が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】ソフトウェア製造業者202はネットワーク201を介してソフトウェア認証プロバイダ204からライセンスのチェック用ツールを受け取り、チェック部品を組み込んだソフトウェアを作成する。ソフトウェア使用者203は小売店206からこれを購入し、ソフトウェア使用マシン205にインストールする。ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア使用マシン205等から得た情報を基にしてこのマシンに許可情報を送るか否かを判断する。許可情報が送られるとソフトウェア使用マシン205のソフトウェア実行が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はソフトウェアの違法なコピーを防止するためのソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムに係わり、特に小規模なソフトウェア製造者にとって有益なソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアの開発には斬新なアイデアと多くの人的資源ならびに開発期間が必要とされる。ところが、一度開発されたソフトウェア自体は一種のデータでしかない。このため、特別の費用や時間を要することなく複製(コピー)を行うことが可能である。そこで、正当権利者以外のコピー行為を阻止することが重要な課題となる。
【0003】
従来から、ソフトウェアの違法なコピー行為を防止する技術が提案されている。代表的なものとしては、ソフトウェアのインストール時にパスワードを要求し承認を行うステップをそのプログラム自体に組み込んでおく提案がある。この提案では、ソフトウェアをインストールする正当権利者にパスワードを与えておく。そして、インストール作業時にソフトウェア側がパスワードを要求し、入力されたパスワードが予め定めたものでない場合には、インストール作業を継続できないようにしている。
【0004】
ところがこの提案では、そのパスワードを何らかの手段を用いて違法に知り得た者も同様にそのソフトウェアを自由に使用することができる。また、第三者がパスワードを試行錯誤の上で解読できる可能性もある。正当権利者以外の者が一度パスワードを知り得ると、それが通信ネットワーク等の手段によって多くの者の知り得るものとなることは比較的容易である。したがって、パスワード自体が実質的に意味をなさなくなる可能性がある。
【0005】
そこで、正当権利者にはそのソフトウェアを格納した記録媒体と共にキー媒体を与える提案も行われている。この提案では、該当するソフトウェアのインストール時等の必要な場合にそのキー媒体をチェックして、これが存在する場合にのみインストールを続行させたり、そのソフトウェアが実行できるようにしている。ドングルと呼ばれるハードウェアキーを正当権利者に与えて、そのソフトウェアが実行される情報処理装置にこれが接続されていることを条件としてソフトウェアの所定の機能を有効化させる技術もこれに近い。
【0006】
この提案では、これを複製しにくいものにしたり、履歴情報等の所定の情報をキー媒体等に書き込む等の工夫を行うことで、第三者の複製をある程度防止することができる。しかしながら、ソフトウェアは本来別物のキー媒体等に特別の費用をかけにくいので、複製防止との両立を採りにくい。また、キー媒体等が破損したり誤動作した場合の手当てを行う必要があり、更にソフトウェアを使用する情報処理装置のそれぞれに信頼性よく対応させる措置も必要である。すなわち、正当権利者に係わらずキー媒体から情報を読み取れないとか情報を書き込めないという事態を発生させるとソフトウェア自体の販売にも響いてくるし、そのソフトウェアの管理システムの維持が煩雑となる。更に、ハードウェアキーを使用する場合には、これをプリンタポート等の所定の入出力部に接続しておくので、不便であるだけでなく、小型の情報処理装置を携行するような場合にはハードウェアキーが邪魔になるだけでなく装置全体の重量の増加を招くといった問題もある。
【0007】
一方、特開2001−266016号公報では、利用者が図示しない利用者端末からインターネットを介して情報課金システムにアクセスすることで所望の品物あるいはサービスを受けることのできるシステムを提案している。この提案では、たとえば特定のソフトウェアを使用したい者は利用者端末から図示しない情報データベースにアクセスしてメニュー情報をダウンロードする。そして、そのソフトウェアを使用するために図示しない情報課金システムにログオンして同じく図示しない情報データベースにアクセスする。そして、この情報データベースに個人情報を記録する共に、課金システムで課金を行うことで、記録された個人情報を基にしてその利用者にソフトウェアを記録した媒体が発送されることになる。
【0008】
しかしながら、この特開2001−266016号公報による提案では、使用料等を課金された正当な利用者がその希望したソフトウェアを使用することができるものの、発送あるいは通信によって利用者に送られたソフトウェア自体は違法コピーが可能である。たとえば鍵情報を使用して復号化に制限を加えることで正当な利用者以外の者がこの段階でソフトウェアを違法に入手することを防止することができるものの、利用者にソフトウェアが渡った後のコピーまでを禁止できるものではない。すなわち、ソフトウェア製造業者にとっては一度販売したり使用を許可したソフトウェアのその後の違法な使用を規制することができない。
【0009】
そこで、自社の開発あるいは販売するソフトウェアを自社で認証登録するといった技術も開発されている。更に、ソフトウェアの使用規約をそのソフトウェアの記述された記録媒体に添付して、使用者のモラルに訴えるといった提案も存在している。
【0010】
図17は、ソフトウェアを自社で認証登録するようにしたソフトウェア認証システムの一例を示したものである。特開2002−55726号公報に開示されたこの提案では、ソフトウェアを使用する第1〜第Nのクライアント1011、1012、……101Nがネットワーク102を介してウェブサーバ103および請求・信用調査部門104と接続されている。このソフトウェア認証システム100では、ウェブサーバ103に、第1〜第Nの1011、1012、……101Nに対してソフトウェアの使用を許可するアプリケーションソフトウェアを生成して配信するアプリケーション配信部111と各クライアントごとにソフトウェアの使用実態を登録するデータベース112とが用意されている。請求・信用調査部門104は、第1〜第Nのクライアント1011、1012、……101Nが該当するソフトウェアを使用する際の請求等を行うサーバである。
【0011】
この提案のソフトウェア認証システム100で、たとえば第1のクライアント1011が所定のソフトウェアを使用する場合を説明する。第1のクライアント1011はそのソフトウェアを格納したCD(Compact Disc)等の記録媒体を何らかの手段を用いて入手するか、そのソフトウェアをネットワーク102を通じてダウンロードする。この入手したソフトウェア114をインストールすると、ウェブサーバ103は第1のクライアント1011に対してエージェント115と呼ばれるアプリケーションソフトウェアを送出し、第1のクライアント1011で実効可能な状態にさせる。
【0012】
第1のクライアント1011でソフトウェア114を実行するに先立って、エージェント115はそのクライアントのID等をウェブサーバ103のデータベース112に登録する。この後、請求・信用調査部門104に対して例えばソフトウェアの使用料を払い、ウェブサーバ103から暗号化された許可信号を受信して第1のクライアント1011がそのソフトウェアを所定期間だけ使用できる状態となる。この期間が満了するまでに次の使用契約を行うことでそのソフトウェアの継続的な使用が可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この図17に示したソフトウェア認証システム100では、自社の開発あるいは販売するソフトウェアを自社で認証登録するようにしている。このため、ウェブサーバ103等の認証用サーバを独自に用意する必要がある。このため、システムの構築および運用に費用がかかり、ソフトウェアの使用実績が少ない開発当初の場合には適用し辛いという問題があった。
【0014】
そこで本発明の目的は、ソフトウェアの使用実績が少ないような場合でも、特別の資金を必要とせずにソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことのできるソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からインストールしたそのソフトウェアに伴って発生したその装置を特定する装置識別情報をネットワークを介して入力する装置識別情報入力手段と、(ロ)この装置識別情報入力手段から入力した装置識別情報を基にして装置に前記した特定のソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ハ)この許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0016】
すなわち請求項1記載の発明では、ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置から、インストールしたそのソフトウェアに伴って発生したその装置を特定する装置識別情報をネットワークを介して入力する。装置識別情報はインストールしたそのソフトウェアに伴って発生し、かつ装置を特定する情報であるので、インストールしたソフトウェアと装置との関係で、そのソフトウェアを実行させる許可を与えるべき装置であるかどうかをネットワークを介して判別する。ソフトウェアをインストールした装置はソフトウェア認証サーバが許可を与えることで、そのインストールしたソフトウェアを実行できる。したがって、たとえばインストールしたソフトウェアに使用期限等の使用条件等を組み込んでおけば、これを満足しない装置が勝手にそのソフトウェアを実行するのを防止することができる。
【0017】
請求項2記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ニ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ヘ)この許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0018】
すなわち請求項2記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。更に本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。また、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項2記載の発明では、許可決定手段が許可を与えると決定したとき、その装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与えるようにしている。すなわち、次の請求項3記載の発明と異なり、許可が与えられたとき以後でも使用条件を満たしているか否かのチェックがあるとすれば、それはソフトウェアをインストールした装置側で行われる。たとえばソフトウェアの実行が許可された時点で使用期限を満足していたとしても、時間の経過によって使用期限を満足しなくなれば装置側が該当するソフトウェアの実行を行えないようにすることができる。請求項2記載の発明はこのため、該当するソフトウェアを起動するときにソフトウェア認証サーバにそのチェックを依頼しないでよいという利点がある。
【0019】
請求項3記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ニ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ヘ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、(ト)この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、(チ)前記した許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0020】
すなわち請求項3記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。更に本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。また、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項3記載の発明では、許可決定手段が許可を与えると決定したとき以後も、装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびにそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号が送られてくる。ソフトウェア認証サーバ側ではその都度、その装置について許可を与えるかどうかを判別することになる。すなわち、前の請求項2記載の発明と異なり、ソフトウェアの起動のたびにソフトウェア認証サーバ側が許可を与えるかどうかをチェックするので、ソフトウェアの使用側が判別するのと比べると許可の有無の判別の信頼性が向上することになる。
【0021】
請求項4記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信手段と、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ハ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ホ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、(ヘ)この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、(ト)前記した許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0022】
すなわち請求項4記載の発明では、ソフトウェア認証サーバの使用条件受信手段はソフトウェア製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信するようになっている。ソフトウェア製造業者はソフトウェアの使用条件を独自に設定してもよいし、たとえばソフトウェア認証サーバから専用のツールの提供を受けてこれを基にしてそのソフトウェアの使用条件を設定してもよい。前者の場合には認証のための専用のツールが汎用品として出回っている場合にこれを当てることもできるし、このようなツールを使わなくてもよい。また本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。更に、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明と同様に、許可が与えられたとき以後でも使用条件を満たしているか否かのチェックがあるとすれば、それはソフトウェアをインストールした装置側で行われる。たとえばソフトウェアの実行が許可された時点で使用期限を満足していたとしても、時間の経過によって使用期限を満足しなくなれば装置側が該当するソフトウェアの実行を行えないようにすることができる。請求項4記載の発明はこのため、該当するソフトウェアを起動するときにソフトウェア認証サーバにそのチェックを依頼しないでよいという利点がある。
【0023】
請求項5記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信手段と、(ニ)この使用者情報受信手段で受信した者としての使用者の使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別手段と、(ホ)この判別手段によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0024】
すなわち請求項5記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。また、使用者情報受信手段は、所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する。判別手段は、その使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別し、合致すると判別されたときにはその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるようにしている。このように請求項5記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ側が認証の際にツールを提供し、これを用いて設定させた使用条件を基に使用者の使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別するので、使用者の装置におけるソフトウェアの使用の可否を適切に判断することができる。
【0025】
請求項6記載の発明では、請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴としている。
【0026】
すなわち請求項6記載の発明では、ソフトウェアの使用の許可が単一の使用者の1つの装置に対して行われてもよいし、自宅とオフィスで異なった時間で使用するといったように複数の装置に対して行われるようなものであってもよい。
【0027】
請求項7記載の発明では、請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置の1つのオペレーティングシステムに対して前記した特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴としている。
【0028】
すなわち請求項7記載の発明では、ソフトウェアの使用の許可が単一の使用者の1つのオペレーティングシステムに対して行われる可能性を示している。1つの装置を使用の対象とし、複数のオペレーティングシステムが時を異にして起動されるときこれら各オペレーティングシステムに一括して特定のソフトウェアの実行が許可されるものであってもよい。
【0029】
請求項8記載の発明では、請求項1記載のソフトウェア認証サーバで、実行許可手段は前記した特定のソフトウェアの実行を許可するときそのソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えることを特徴としている。
【0030】
すなわち請求項8記載の発明では、実行許可手段が特定のソフトウェアの実行を許可するとき時間的な制限を付けてもよいことを示している。この場合、ソフトウェアを使用できる期間が定められていれば、その期間以外の期間では実行することができなくなる。期限が設定されている場合にも、期限を超過した際のソフトウェアの実行はできなくなる。
【0031】
請求項9記載の発明では、請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可情報送付手段は許可情報を送付するとき前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えることを特徴としている。
【0032】
すなわち請求項9記載の発明では、ソフトウェア認証サーバの許可情報送付手段は許可情報を送付するときに、前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えるので、この与えられた使用時間制限情報を用いてソフトウェアの使用期限の管理が可能になる。
【0033】
請求項10記載の発明では、請求5記載のソフトウェア認証サーバで、使用条件は前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を含んでおり、判別手段はこれを満足しないとき使用条件と合致しないと判別することを特徴としている。
【0034】
すなわち請求項10記載の発明では、使用条件の一例として使用時間制限情報が含まれる場合を示している。判別手段はソフトウェアが使用のために起動されるときにこの制限に適合しているか否かを判別し、適合しないとき使用条件と合致しないと判別することになる。
【0035】
請求項11記載の発明では、請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可情報送付手段が許可情報を与える前にそのソフトウェアに対する対価を使用者から徴収する対価徴収手段を具備することを特徴としている。
【0036】
すなわち請求項11記載の発明では、対価と引き換えに許可情報を与えることにして、対価の確実な徴収を図っている。
【0037】
請求項12記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0038】
すなわち請求項12記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェアの認証先としてのソフトウェア認証サーバから認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得し、取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込んで、使用条件はソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールし、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0039】
請求項13記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の前記した特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0040】
すなわち請求項13記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバならびに使用者側装置で構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェアの認証先としてのソフトウェア認証サーバから認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得し、取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込んで、使用条件はソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。使用者側装置は、ソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するときに、使用者側の情報としての個人情報をソフトウェア認証サーバに登録のために送付し、ソフトウェア認証サーバがこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得するようになっている。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0041】
請求項14記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0042】
すなわち請求項14記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェア使用条件をソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアをインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0043】
請求項15記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0044】
すなわち請求項15記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよび使用者側装置で構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェア使用条件をソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。使用者側装置は、ソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するときに、使用者側の情報としての個人情報をソフトウェア認証サーバに登録のために送付し、ソフトウェア認証サーバがこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得するようになっている。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0045】
請求項16記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0046】
すなわち請求項16記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。請求項16記載の発明は請求項12記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項12記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項16記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0047】
請求項17記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が前記した特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0048】
すなわち請求項17記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよびソフトウェア使用装置で構成している。請求項17記載の発明は請求項13記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項13記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項17記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0049】
請求項18記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が前記した特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0050】
すなわち請求項18記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。請求項16記載の発明は請求項14記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項14記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項16記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0051】
請求項19記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0052】
すなわち請求項19記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよびソフトウェア使用装置で構成している。請求項19記載の発明は請求項15記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項15記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項19記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0053】
請求項20記載の発明では、請求項13、請求項15、請求項17、請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、使用者側装置から送られてくる個人情報はソフトウェアの使用に伴う代金の決済に関する情報を含んでおり、ソフトウェア認証サーバの許可情報発行有無判別手段は個人情報を用いて前記した特定のソフトウェアに関して決済を完了したことを前提条件として許可情報発行の有無を判別することを特徴としている。
【0054】
すなわち請求項20記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムで個人情報はクレジットカード番号等のソフトウェアの使用に伴う代金の決済に関する情報を含んでおり、ソフトウェア認証サーバはこれを用いて決済を行うことができる。ただし、代金の決済に関する情報が不正確あるいは不明確である場合には、決済を行うことができず、許可情報を発行すべきでなったというケースが発生する。そこで、特定のソフトウェアに関して決済を完了したことを前提条件として許可情報発行の有無を判別することにしている。
【0055】
請求項21記載の発明では、請求項12〜請求項15いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、ソフトウェア使用装置は、許可情報を登録する許可情報登録手段と、この許可情報登録手段に登録された許可情報にその前記した特定のソフトウェアに関してこれを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報が含まれている場合にはそのソフトウェアの起動を行う時点でこれによる制限を受けるか否かを判別する制限有無判別手段と、制限有無判別手段で制限を受けないと判別されたときのみそのソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを更に具備することを特徴としている。
【0056】
すなわち請求項21記載の発明では、許可情報がソフトウェア認証サーバからソフトウェア使用装置に送られてきた場合には、それ以後のソフトウェアの使用についての管理をソフトウェア使用装置が行うことにして、ソフトウェアに関してこれを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報が含まれている場合にはそのソフトウェアの起動を行う時点でこれによる制限を受けるか否かを判別することにしている。そして、ソフトウェアの起動時に制限を受けないと判別されたときのみそのソフトウェアの起動を行うことにしている。
【0057】
請求項22記載の発明では、請求項12〜請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、ソフトウェア製造業者側装置のソフトウェア識別情報組み込み手段でソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを小売りする小売り手段を具備することを特徴としている。
【0058】
すなわち請求項22記載の発明では、小売り手段がソフトウェア認証サーバ代行システムに組み込まれている。小売り手段が存在しなくてもソフトウェア認証サーバ代行システムは実現し得るが、ソフトウェアに不案内な者への対応を採ること等で小売り手段の存在の価値を主張することができる。
【0059】
請求項23記載の発明では、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得ステップと、(ロ)この装置識別情報取得ステップで取得した装置識別情報から前記した特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ハ)この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0060】
すなわち請求項23記載の発明は、請求項1記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0061】
請求項24記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ニ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ヘ)この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0062】
すなわち請求項24記載の発明では、請求項2記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0063】
請求項25記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ニ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ヘ) 装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、(ト)この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、(チ)前記した許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0064】
すなわち請求項25記載の発明では、請求項3記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0065】
請求項26記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信ステップと、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ハ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ホ)装置が特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、(ヘ)この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、(ト)前記した許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記した装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0066】
すなわち請求項26記載の発明では、請求項4記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0067】
請求項27記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信ステップと、(ニ)この使用者情報受信ステップで受信した者としての使用者の前記使用に関する情報が使用条件受信ステップによって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別ステップと、(ホ)この判別ステップによって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0068】
すなわち請求項27記載の発明では、請求項5記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0069】
請求項28記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得処理と、(ロ)この装置識別情報取得処理で取得した装置識別情報から前記した特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ハ)この許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可処理とを実行させることを特徴としている。
【0070】
すなわち請求項28記載の発明では、請求項1記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0071】
請求項29記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ニ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ヘ)この許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0072】
すなわち請求項29記載の発明では、請求項2記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0073】
請求項30記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ニ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ヘ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、(ト)この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、(チ)前記した許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0074】
すなわち請求項30記載の発明では、請求項3記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0075】
請求項31記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信処理と、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ハ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ホ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、(ヘ)この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、(ト)前記した許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0076】
すなわち請求項31記載の発明では、請求項4記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0077】
請求項32記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信処理と、(ニ)この使用者情報受信処理で受信した者としての使用者の前記使用に関する情報が使用条件受信処理によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別処理と、(ホ)この判別処理によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可処理とを実行させることを特徴としている。
【0078】
すなわち請求項32記載の発明では、請求項5記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0079】
【発明の実施の形態】
【0080】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0081】
図1は本発明の一実施例におけるソフトウェア認証システムの構成の概要を表わしたものである。このソフトウェア認証システム200は、インターネット、CATV(CAble TeleVision)網、電話網等の一部または全部を使用してなるネットワーク201を備えている。ただし、本実施例では説明を簡単にするためにネットワーク201をインターネットとして説明する。ネットワーク201には、ソフトウェア製造業者202や、ソフトウェア使用者203、ソフトウェアを認証するためのソフトウェア認証プロバイダ204および所定のソフトウェアを使用するソフトウェア使用マシン205が接続されている。ソフトウェア製造業者202とソフトウェア使用者203の間には、所定のソフトウェアの販売を行う小売店206が存在している。なお、この図ではソフトウェア製造業者202等を単数で示しているが、これらは複数存在する場合を含んでいる。
【0082】
ここで、ソフトウェア製造業者202はソフトウェアを開発する事業者である。ソフトウェア製造業者202は、ネットワーク201にアクセス可能な図示しない情報処理端末を有している。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204がネットワーク201上に提供しているソフトウェアの登録画面(図示せず)にアクセスしてライセンスチェック開発ツールを入手するようになっている。ここでライセンスチェック開発ツールとは、ライセンスを設定したソフトウェア使用マシン205をチェックするツールであり、ライセンスチェック部品(ソフトウエア使用マシン205がソフトウエアを起動させる時にそのソフトウェア使用マシン205を表わしたマシン識別情報と実際に起動されようとしているマシンとの差異をハードウェアの相違として検査する差異検査部品、ソフトウェアの不正な改造が行われているか否かを検査する改造検査部品等を含む)と、ライセンスチェック部品をソフトウェアに組み込むためのプログラムとを含んでいる。また、これらの部品やプログラムについての説明が記述されたファイルも含まれていることが望ましい。
【0083】
本実施例ではソフトウェア認証プロバイダ204がライセンスチェック開発ツールをソフトウェア製造業者202に提供することで、ソフトウェア製造業者202が特別な知識を必要とすることなくこのような検査部品を自社の開発したソフトウェアに組み込むことができるようにしている。また、ソフトウェアの認証側のソフトウェア認証サーバとしてのソフトウェア認証プロバイダ204がライセンスチェック開発ツールを提供しているので、ソフトウェア認証プロバイダ204のセキュリティについての技術の高さあるいはコストパフォーマンスの良さ等の特徴(独自性)を、他のソフトウェア認証プロバイダ(図示せず)と比較して主張することができる。ソフトウェア認証サーバ代行システムを構成するソフトウェア認証プロバイダ204が幾つか存在してソフトウェア製造業者202やソフトウェアの使用者側装置がこれらを選別できるようになると、他のソフトウェア認証プロバイダとの差別化の意味でこのような独自性は有効である。
【0084】
ソフトウェア製造業者202は、また自社の開発したソフトウェアを示した情報としてのソフトウェア情報をソフトウェア認証プロバイダ204に登録して、登録したソフトウェアを識別させるためのソフトウェア識別情報をこのソフトウェア認証プロバイダ204から取得するようになっている。ここでソフトウェア識別情報とは、ソフトウェア認証プロバイダ204を構成するサーバシステムで一意に認識可能なだけの十分な長さを有するキー情報と、改変防止のために合計をチェックするチェックサム(check−sum)等のチェック情報を含んだ情報である。
【0085】
ソフトウェア使用者203は、ソフトウェアを購入し使用しようとする者あるいはソフトウェアの使用者である。ソフトウェア使用者203は、ネットワーク201にアクセス可能な図示しない情報端末を所有している。ソフトウェア使用者203は、ソフトウェア認証プロバイダ204がネットワーク201上に提供している個人情報登録画面にアクセスし、その個人情報をこれに登録する。個人情報は、その者の氏名(個人名)あるいは事業者名、住所、電話番号、電子メールアドレス等のようなそのソフトウェア使用者203を一意に特定する情報と、決済に関する情報である。ここで、決済に関する情報とは、たとえばクレジットカードの種別、番号、有効期限等の決済に必要な情報である。個人識別情報は、ソフトウェア認証プロバイダ204の図示しないサーバシステムで一意に識別可能な長さを持ったキー情報あるいは改変を防止するためのチェックサム等のチェック情報を含んで構成してもよい。
【0086】
ソフトウェア使用マシン205は、図示しないがパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成されておりソフトウェア使用者203によって使用予定のソフトウェアをインストールされるようになっている。ソフトウェア使用マシン205は、使用予定のソフトウェアがインストールされた状態でソフトウェア認証プロバイダ204が許可情報を送ってきたときそのソフトウェアの使用が可能になる。ここで許可情報は、許可の対象を特定するために、前記したソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の他に、個人識別情報の形式のバージョン、マシン識別情報の生成アルゴリズムの形式やライセンスの取得日時を含んでいる。
【0087】
ソフトウェア認証プロバイダ204は、ソフトウェア製造業者202およびソフトウェア使用者203から送られてくる要求を処理する図示しないサーバを備えたサービス提供業者である。ソフトウェア認証プロバイダ204は、ソフトウェア製造業者202がネットワーク201を介して、ライセンスチェック機能を自社のソフトウェアに組み込むための開発ツールをダウンロードさせる機能を有している。また、ネットワーク201を介してソフトウェア識別情報の登録を行い、各ソフトウェアについてのソフトウェア識別情報を生成する機能も備えている。更にソフトウェア認証プロバイダ204は、個人識別情報を生成する機能や、ソフトウェア使用マシン205からソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報を登録する機能、ならびに識別情報の検査と許可情報の生成を行う機能を備えている。
【0088】
図2は、ソフトウェア製造業者の情報処理端末が行う処理の流れの概要を表わしたものである。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204に対して特定のソフトウェアを指定して、これに対応するライセンスチェック開発ツールのダウンロード要求を行う(ステップS301)。ソフトウェア認証プロバイダ204からライセンスチェック開発ツールを受信したら(ステップS302:Y)、ライセンスチェック開発ツールに含まれるプログラムを使用し、該当するソフトウェアに対してライセンスチェック部品を組み込む(ステップS303)。この際に、ソフトウェアの使用条件の設定内容の複雑さの程度やソフトウェア認証プロバイダ204に支払う料金等との関係で、ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア製造業者202に対してライセンスチェック開発ツールの種類を幾つか提示し、これらの中から適切なものを選択させるようにしてもよい。
【0089】
次にソフトウェア製造業者202は、該当するソフトウェアについての使用条件をソフトウェア認証プロバイダ204に対して登録する(ステップS304)。具体的には、ソフトウェア認証プロバイダ204の開設しているホームページにアクセスして、次に説明するソフトウェア使用条件登録画面を開き、登録を行う。この際に、ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204から予め与えられたパスワードを使用してホームページにアクセスするようにしている。これは、第三者の不正なアクセスを防止するためである。
【0090】
図3は、ソフトウェア製造業者のホームページにおけるソフトウェア登録画面の一例を示したものである。ソフトウェア登録画面221には、ソフトウェアの名称記載欄222、バージョンの記載欄223、製造者の表示欄224、そのソフトウェアを同時に使用できる人数の記入欄225、そのソフトウェアを同時に使用できるマシンの数の記入欄226および使用可能期限の記入欄227が設けられている。また、図示はしていないが、ソフトウェア販売代金を記入するための欄を設けてもよい。ソフトウェア製造業者202は必要事項を記入した後に、その内容を登録するのであれば登録ボタン228を押すことになる。なお、ソフトウェア製造業者202がソフトウェア認証プロバイダ204の主催する会に属しており、ソフトウェアの販売や使用を行うような場合には、ソフトウェア使用条件登録画面221にソフトウェア製造業者202の名称を新規登録することは不要である。この場合、ソフトウェア製造業者202の名称自体はソフトウェア認証プロバイダ204が知っているからである。このような場合には、製造者の確認のための表示がこれに代わって行われることになる。
【0091】
登録ボタン228が押されると、ソフトウェア使用条件登録画面221に記載あるいは表示された内容を基にしてソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェア識別情報を生成する。そして、図示しないがソフトウェア使用条件登録画面221の表示が切り替わって、たとえばソフトウェア製造業者202に向けて「登録は正常に終了しました。」という表示が行われる。これに対して、たとえば「障害により登録が行われませんでした。」というような登録以外の表示が行われたときには、ソフトウェア製造業者202が登録作業を再度試みることになる。
【0092】
ソフトウェア製造業者202はソフトウェア使用条件登録画面221での登録作業が正常終了した場合、ソフトウェア認証プロバイダ204からソフトウェア識別情報のダウンロードを行う(図2ステップS305)。そして、そのソフトウェアがソフトウェア使用者203によって購入されるようにするために小売店206に出荷を行う(ステップS306)。このとき、そのソフトウェアがソフトウェア使用マシン205にインストールされる際にソフトウェア識別情報も併せてインストールされるように、ソフトウェア製品にソフトウェア識別情報を組み込んで出荷する。
【0093】
なお、図1に例示された構成と異なり小売店206がネットワーク201に接続されている環境もあり得る。このような環境では、小売店206にソフトウェア製品を郵送する代わりにソフトウェアをデータ転送してもよいし、ネットワーク201を介してそのソフトウェアが小売店206からソフトウェア使用者203にダウンロードされるように手配してもよい。このときには、ソフトウェア識別情報もダウンロードさせることになる。
【0094】
図4は、小売店の行う処理の様子を表わしたものである。図1に示した小売店206では、ソフトウェア製造業者202がステップS306(図2)で出荷したソフトウェアを陳列している。ソフトウェアの使用予定者としてのソフトウェア使用者203がその中のソフトウェアを特定して購買を要求したら(ステップS331:Y)、小売店206はそのソフトウェアを販売する(ステップS332)。既に説明したように小売店206がネットワーク201に接続されている環境では、ソフトウェア使用者203に対してそのソフトウェアをダウンロードさせることも可能である。
【0095】
小売店206による販売は、ソフトウェア本体に取り扱い等を記載したマニュアルが含まれることがある。また、ソフトウェアの内容を店内に設置した図示しないコンピュータで顧客に示したり、実際に使用させてみて最適なソフトウェアを選択させることもできる。ただし、ソフトウェア使用者203が小売店206でソフトウェアの記録された記録媒体を入手しても、ソフトウェアを使用する権利がこれに含まれているものではない。本実施例では、後に説明するようにソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェアの使用料金を徴収し、その後に使用が可能になるからである。したがって、小売店206はソフトウェアを販売するが、その料金は必ずしも有料である必要はない。小売店206のサービスに対する料金のみが比較的低額の手数料としてこの販売の段階で徴収される場合もあるし、ソフトウェア認証プロバイダ204が徴収した金額の一部が小売店206に還元される場合もある。小売店206の徴収する金額の一部にソフトウェアの使用料が含まれていてもよいが、ソフトウェア使用者203はソフトウェア認証プロバイダ204による認証が行われた後でなければ、購入したソフトウェアの使用を開始することができない。
【0096】
図5は、ソフトウェアの使用を予定するソフトウェア使用者の情報処理端末が行う処理の流れを示したものである。ソフトウェアを使用しようとする者は、その購買や使用に先立ってソフトウェア使用者203として所定の個人情報をソフトウェア認証プロバイダ204に登録する必要がある。このためにソフトウェア使用者203はソフトウェア認証プロバイダ204のホームページにアクセスして個人情報の登録画面を開き、自己について個人情報の登録作業を行う(ステップS351)。
【0097】
図6は、ソフトウェア認証プロバイダのホームページにおける個人情報登録画面の一例を示したものである。個人情報登録画面241には、ソフトウェアを使用する者を一意に特定するために十分な情報を入力するための欄が設けられている。すなわち、ソフトウェア使用者203の氏名の記入欄242と、住所の記入欄243と、電話番号の記入欄244と、電子メールのアドレスの記入欄245と、支払いおよび個人の確認に使用するクレジット会社についての記入欄246と、クレジットカードの番号の記入欄247とが設けられている。ソフトウェア使用者203はその個人を特定するこれらの個人情報を記入した後に登録ボタン248を押すことになる。
【0098】
登録ボタン248が押されると、これを基にしてソフトウェア認証プロバイダ204が個人識別情報を生成する。そして、図示しないが個人情報登録画面241の表示が切り替わって、たとえば「登録は正常に終了しました。」という表示が行われる。これに対して、たとえば「障害により登録が行われませんでした。」というようなその他の表示が行われたときには、ソフトウェア使用者203が登録作業を再度試みることになる。
【0099】
なお、個人情報自体が正確であっても、その情報では支払いに障害が発生する場合がある。このような場合にはソフトウェア認証プロバイダ204の認証が行われない。たとえばクレジットカードの番号等の記入が正確であっても、有効期限を経過したカードに関する情報であった場合には、個人情報の登録は行われず、したがって個人識別情報の生成も行われない。また、クレジットカードの有効期限内であっても、そのソフトウェア使用者203がすでに登録を行っている場合には、個人情報の重複登録を行わない。この場合には、次に説明する個人識別情報のダウンロードも行われない。
【0100】
ソフトウェア使用者203は個人情報登録画面241での個人情報の登録作業が正常終了した場合、ソフトウェア認証プロバイダ204がこれを基にして作成したそのソフトウェア使用者203を識別するための個人識別情報をダウンロードする(図5ステップS352)。そして、小売店206で購入した該当するソフトウェアをソフトウェア使用マシン205にインストールすることになる(ステップS353)。このとき、該当するソフトウェアに含まれているインストーラを使用し、ソフトウェア識別情報とダウンロードした個人識別情報をソフトウェア使用マシン205の所定のフォルダに所定のファイル名でインストールする。なお、図5のステップS352で個人識別情報をソフトウェア使用マシン205に直接ダウンロードした場合には、ここでの個人識別情報のインストールは行わないようにしてもよい。
【0101】
図7は、ソフトウェア使用マシンの処理動作の流れを表わしたものである。ソフトウェア使用マシン205はソフトウェア使用者203が特定のソフトウェアをインストールして使用するマシンであり、パーソナルコンピュータが代表的なものである。図5のステップS353でソフトウェアのインストールが行われた場合には(ステップS371:Y)、インストールされたソフトウェアの初回の起動時にソフトウェア使用マシン205はソフトウェアに組み込まれたライセンスチェック部品によりそのマシンを識別するためのマシン識別情報を自動的に生成する(ステップS372)。
【0102】
マシン識別情報は、そのソフトウェア使用マシン205を構成する各種の部品あるいはソフトウェアのうちで比較的構成が変わりにくいものを組み合わせて一意にマシンを特定するようにした情報をいう。たとえば、そのソフトウェア使用マシン205を構成している図示しないCPU(中央処理装置)の種別や、そのCPUや同じく図示しない半導体メモリ等を実装したマザーボードの種別、ネットワークMACアドレス(Media Access Control Address)あるいはOS(Operating System)を表わしたシリアル番号等の一部または全部が使用される。そして、これらの情報と数百ビット程度あるいはそれ以上の十分長い乱数を組み合わせて、そのソフトウェア使用マシン205を特定するための一意となる情報が、マシン識別情報として生成される。以上のようにしてマシン識別情報が生成されたら、マシン識別情報は所定のフォルダに所定のファイル名で保存され、ソフトウェア使用マシン205にはソフトウェア認証画面が表示される(ステップS373)。
【0103】
図8は、ソフトウェア使用マシンのソフトウェア認証画面を表わしたものである。ソフトウェア認証画面261はソフトウェア認証プロバイダ204に認証を行わせるための確認表示を行うための画面である。ソフトウェア認証画面261は、ソフトウェア識別情報ファイルの所在を示す表示欄262と、マシン識別情報ファイルの所在を示す表示欄263ならびに個人情報識別情報の所在を示す表示欄264とから構成されている。ソフトウェア使用者203は、ソフトウェア識別情報ファイル、マシン識別情報ファイル、個人情別情報ファイルを保存したフォルダ名およびファイル名を表示欄262、263、264に指定し、これらのファイルに示す情報を認証させるときには登録ボタン265を押すことになる(図7ステップS374:Y)。これにより、これらの情報がソフトウェア使用マシン205からネットワーク201を経由してソフトウェア認証プロバイダ204に送信されることになる。なお、ここでは、ソフトウェア識別情報ファイル、マシン識別情報ファイル、個人識別情報ファイルを保存するフォルダ名およびファイル名はソフトウェア使用者203が決定するようにしたが、予め固定的に決めておいてもよい。その場合、ソフトウェア認証画面261には、ソフトウェア識別情報ファイルの所在を示す表示欄262、マシン識別情報ファイルの所在を示す表示欄263、個人識別情報ファイルの所在を示す表示欄264のいずれも設ける必要がなく、登録ボタン265を押すだけで、各識別情報が自動的に取得されてソフトウェア認証プロバイダ204に送信されることになる。
【0104】
この後、ソフトウェア使用マシン205はソフトウェア認証プロバイダ204から、認証の要求に対して許可情報が送られてくるのを待機する(ステップS375)。許可情報が送られてきたら(Y)、その許可情報をソフトウェア使用マシン205自体に登録する(ステップS376)。そして、そのソフトウェアの起動が指示されるたびに、ライセンステック部品が動作し、その許可情報に従ったチェックを行う(ステップS377)。つまり、後述するように、ソフトウェアが改変されていないかのチェック、ソフトウェア識別情報および個人識別情報が許可情報に含まれるこれらの情報と整合するかのチェック、マシン日付と日時が有効期限内であるかのチェック、ソフトウェア使用マシン205のマシン識別情報が許可情報に含まれるマシン識別情報と一致するかのチェックを行う。その結果として、そのソフトウェアの起動が可能と判別された場合には(ステップS378:Y)、ソフトウェアの起動を行い(ステップS379)、これを使用できる状態とする。
【0105】
たとえば、認証された使用期間が経過している状態でそのソフトウェアの起動が行われようとした場合には、起動が不可とされ(ステップS378:N)、そのソフトウェアの起動が行われない(エンド)。たとえばソフトウェア使用マシン205が許可情報に示されたハードウェア構成と同一でないと判別された場合にも、そのソフトウェアは起動されない。すなわち本実施例ではソフトウェア認証プロバイダ204から認証の要求に対して許可情報が送られて来ると、これが図示しない記憶手段に記憶される。そして、これ以後はソフトウェア使用マシン205が自律的にそのソフトウェアの起動の可否を判別することになる。したがって、使用時にネットワークに接続する必要のないソフトウェアのような場合には、許可情報を一度取得した後はソフトウェア認証プロバイダ204にその都度接続することなく、その起動の可否を制御することができる。使用期間を更新する場合には、その時点でソフトウェア認証プロバイダ204から再度、許可情報を取得する必要がある。
【0106】
ところで、ステップS375で、ソフトウェア認証プロバイダ204から、認証の要求に対して許可情報が送られず(N)、代わりに不許可情報が送られてくる場合がある。このような場合には(ステップS380:Y)、登録時の認証が拒絶されることになる。そこで、この場合にはソフトウェア使用マシン205に図示しないエラー表示を行って(ステップS381)、処理を終了させる(エンド)。すなわち、この場合にもそのソフトウェアは実行されない。
【0107】
図9および図10は、ソフトウェア認証プロバイダのサーバが処理の流れを表わしたものである。ソフトウェア認証プロバイダ204は、図5のステップS351で示したソフトウェア使用者203から個人情報の登録要求があるか(図9ステップS391)、あるいはソフトウェア製造業者202から図2のステップS304で示したソフトウェアの使用条件についての登録要求があるか(ステップS392)、あるいはソフトウェア使用マシン205から図7のステップS374で示した、ソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の登録要求があるか(図10ステップS393)を監視している。
【0108】
そして、ソフトウェア使用者203から個人情報の登録要求があった場合には(図9ステップS391:Y)、個人識別情報を生成する(ステップS394)。また、ソフトウェア使用者203の識別情報と登録された個人情報との対応情報を記憶する。そして、登録要求のあったソフトウェア使用者203から個人識別情報の要求があった場合には(ステップS395:Y)、このソフトウェア使用者203に対して生成した個人識別情報を送信する(ステップS396)。
【0109】
また、ソフトウェア製造業者202から図2のステップS304で示したソフトウェアの使用条件についての登録要求があった場合には(ステップS392:Y)、ソフトウェア識別情報を生成する(ステップS397)。また、ソフトウェア販売料金が登録された場合は、ソフトウェア製造業者202の識別情報とソフトウェアの識別情報とソフトウェア販売代金との対応情報を記憶する。そして、登録要求があったソフトウェア製造業者202から、この生成されたソフトウェア識別情報の要求があった場合には(ステップS398:Y)、そのソフトウェア識別情報を要求先に送信することになる(ステップS399)。
【0110】
更に、ソフトウェア使用マシン205から図7のステップS374で示した、ソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の登録要求があった場合には(ステップS393:Y)、認証情報が問題ないかをチェックする(図10ステップS400)。そして、問題がないとされる場合には(ステップS401:Y)、その情報および上記の対応情報を用いてソフトウェア販売代金の決済を行う(ステップS402)。ソフトウェア認証プロバイダ204は、決済が完了した時点で許可情報を生成してソフトウェア使用マシン205に送出する(ステップS403)。この後、ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア製造業者202に販売代金を支払う。既に説明したようにこの販売代金の中から小売店206に手数料を支払ってもよい。ソフトウェア認証プロバイダ204は、決済によって得られた残りの金額を手数料として徴収することになる(ステップS404)。
【0111】
一方、ステップS400で認証情報をチェックした結果、認証できないと判別された場合(ステップS401:N)、ソフトウェア認証プロバイダ204は、認証を許可しないことを示す不許可情報を生成し、これをソフトウェア使用マシン205に送信することになる(ステップS405)。
【0112】
図11は、本実施例のソフトウェア認証システムでソフトウェア使用マシンの起動時にチェックするためのライセンスチェック部品を表わしたものである。ライセンスチェック部品450は、ソフトウェア改変チェック用部品451と、ソフトウェア起動時の各ファイルのチェック用部品452と、マシン日付と日時の取得およびチェック用部品453ならびにマシン情報の収集用部品454に分けられる。これらの各チェック用部品の埋め込まれる位置は特に定められているわけではなく、プログラムの中に適宜配置することができる。
【0113】
ライセンスチェック部品450のうちのソフトウェア改変チェック用部品451は、ソフトウェア使用マシン205(図1)にインストールされた該当のソフトウェア起動時のプログラムの複数箇所で、これらに実装されたソフトウェアの改変をチェックする部品を呼び出して、ソフトウェア製造時に埋め込まれた実行コード部分のチェックサム等のチェック情報と、実際に動作している実行コード部分のチェックサム等が一致するかをチェックするものである。これらが異なる場合には、インストールされたソフトウェアが改変されたものと見なして、起動を停止し、エラー表示を行う。このソフトウェア改変チェック451を実行することで、ソフトウェアの改変をチェックする部品をスキップするように改造してソフトウェアが配布されることを防止することができる。
【0114】
次にソフトウェア起動時の各ファイルのチェック用部品ク452について説明する。チェックするファイルは、次のようなものがある。
(a)許可情報格納ファイル
(b)ソフトウェア使用マシンへのインストール時に共にインストールされるソフトウェア識別情報格納ファイル
(c)個人識別情報ファイル
(b)、(c)の各ファイルを読み込んだ後に各ファイルが(a)のファイルに格納された許可情報で許可されたものであるかを、読み込んだファイルから生成したバイト列と許可情報に含まれるバイト列を比較してチェックする。
【0115】
次にマシン日付と日時の取得およびチェック用部品453について説明する。本実施例ではソフトウェアの起動時に、ソフトウェア使用マシン205(図1)のオペレーティングシステム(OS)で設定されている日付と時刻をアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を利用して取得する。そして、ライセンス取得日時からとソフトウェア識別情報内の有効期限、有効期間から有効期限がいつからいつまでであるかを算定し、有効期限外であれば起動をエラーとする。
【0116】
なお、可能であれば日時は複数のAPIを使用してチェックすることが理想的である。例えば一時ファイルを作成し、ファイルの作成日時を取得するAPIで日時を取得し、これらの間で日時が大きく異なっていればAPIがフックされ日時が偽装されているとして起動をエラーとしてもよい。この手法によってはマシン内の時計そのものが変更されている場合をチェックすることができないが、時計そのものを変更しないと不正使用できないということが大きな不正使用抑止効果を持つ。また、過去に不正使用をしたソフトウェア使用者203の情報あるいはソフトウェア使用マシン205についての情報をソフトウェア認証プロバイダ204側が格納しておき、このような対象に対してライセンスの条件の条件を厳格にすることも不正使用抑止効果を持つ。
【0117】
最後にマシン情報の収集用部品454について説明する。ソフトウェアの起動時にソフトウェア使用マシン205の使用しているCPUの種別、マザーボードの種別、ネットワークMACアドレスあるいはオペレーティングシステムのシリアル番号を取得する。取得はオペレーティングシステムのAPIあるいはドライバ経由で取得する。取得した情報をもとに所定のアルゴリズムでマシン識別情報を生成し、許可情報に含まれるマシン識別情報と比較し、異なっていれば認可されていないマシンにおける起動であると判定し、起動をエラーとする。
【0118】
以上説明した各部品451〜454は、ソフトウェア認証プロバイダ204から提供されソフトウェア開発者によりソフトウェア製品に組み込まれる。これらの部品451〜454は、実行ファイルのコードのディスアッセンブルによる解析と改変を防止するために、実行ファイル中では暗号化しておき、実行時に復号化して実行する実装を行ってもよい。これにより、さらに改造による改変が困難になる。
【0119】
<発明の第1の変形例>
【0120】
図12は本発明の第1の変形例におけるソフトウェア認証システムの構成を表わしたものである。図12で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第1の変形例のソフトウェア認証システム200Aは、先の実施例の図1で示した小売店206がシステムの一部を構成しておらず、代わってネットワーク201上にダウンロードサーバ501が接続されている。ダウンロードサーバ501は、ソフトウェア製造業者202が製造したソフトウェアをソフトウェア使用者203に対して、ダウンロードさせることを専門に行う業者のサーバである。したがって、ソフトウェア製造業者202は製造したソフトウェアをネットワーク201を通じて、あるいは郵送によってダウンロードサーバ501に送り、ソフトウェア使用者203によるダウンロードの要求に対処させることになる。
【0121】
図13は、ソフトウェア製造業者の行う処理の流れの概要を表わしたものである。図13で図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204からソフトウェア識別情報のダウンロードを行ったら(ステップS305)、ソフトウェアをダウンロードサーバ501に格納することになる(ステップS511)。すなわち、図2で示したような小売店206への出荷は行わない。
【0122】
図14は、ダウンロードサーバの処理の流れを表わしたものである。ダウンロードサーバ501は図示しないホームページにダウンロードできるソフトウェアの一覧を表示している。ソフトウェア使用者203がその中のソフトウェアについて購買(あるいは使用)を要求したら(ステップS521:Y)、そのソフトウェアを要求された者にダウンロードさせる(ステップS522)。
【0123】
先の実施例で説明したようにソフトウェアのダウンロード自体がそのソフトウェアを直ちに使用できる権利でないので、ダウンロードは特に規制なく行わせることができる。したがって、たとえばダウンロード先をダウンロードを要求したソフトウェア使用予定のソフトウェア使用者203に限定する必要はなく、友人にソフトウェアを紹介するといったような形でダウンロードを行わせることもできる。この場には、そのソフトウェアの使用説明書等の内容を説明する文書データを添付することも有効である。
【0124】
図15は、この変形例におけるソフトウェアの使用を行うあるいはその予定のソフトウェア使用者の処理の流れを示したものである。図15で図5と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図15では、ソフトウェア認証プロバイダ204から個人識別情報をダウンロード(ステップS352)した後に、ダウンロードサーバ501からダウンロードしたソフトウェアをソフトウェア使用マシン205にインストールすることになる(ステップS521)。このとき、該当するソフトウェアに含まれているインストーラを使用し、ソフトウェア識別情報と個人識別情報をソフトウェア使用マシン205にインストールする。
【0125】
この第1の変形例のソフトウェア認証システム200Aにおけるこれ以外の構成部分としてのソフトウェア認証プロバイダ204およびソフトウェア使用マシン205の制御は先の実施例と実質的に同一である。ただし、この変形例のダウンロードサーバ501が先の小売店206と同様に独立して利潤を得て運営を行う必要がある場合には、ソフトウェア製造業者202あるいは決済を行ったソフトウェア認証プロバイダ204が得た売り上げの一部がダウンロードサーバ501に割り当てられる必要がある。
【0126】
<発明の第2の変形例>
【0127】
図16は本発明の第2の変形例におけるソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの要部を表わしたものである。この図16は先の実施例の図10に対応するもので、ソフトウェア認証プロバイダ204の行う図9の処理は第2の変形例も同一であるためその図示は省略する。
【0128】
この第2の変形例では、先の実施例と異なり図1に示したソフトウェア認証プロバイダ204は同じく図1に示したソフトウェア使用マシン205が認証の対象となった特定のソフトウェアを起動する際に起動が可能であるかどうかを問い合わせるようになっている(ステップS601)。このため、ソフトウェア認証プロバイダ204はステップS402でソフトウェア販売代金の決済を行った時点での使用許可を表わす一時許可情報の生成および送信をソフトウェア使用マシン205に対して行い(ステップS602)、使用期間等の使用条件を表わした許可情報を所定の記憶部に記憶しておく(ステップS603)。ソフトウェア使用マシン205は一時許可情報を受信することでその時点でそのソフトウェアを起動して直ちに使用することができる。次回以降にそのソフトウェアを使用しようとするときには、ステップS601の起動問い合わせを行うことになる。
【0129】
ステップS601の起動問い合わせが行われた場合、ソフトウェア認証プロバイダ204はステップS603で記憶されたそのソフトウェアについての使用条件をチェックして起動が可能であるかどうかを判別する(ステップS604)。たとえば、起動回数に制限があったり、使用期限が付いているような場合には、それらの条件を満足しているか否かの判別が行われる。この結果、使用条件を満足している場合には(Y)、問い合わせが行われた時点での使用許可を表わす一時許可情報の生成および送信をソフトウェア使用マシン205に対して行う(ステップS605)。これに対して使用条件を満たさなかった場合には(ステップS604:N)、ステップS405に進んで不許可情報の生成を行って、これをソフトウェア使用マシン205に送信する。
【0130】
この第2の変形例ではソフトウェア使用マシン205が認証を受けたソフトウェア認証プロバイダ204と少なくともソフトウェアの起動を行うそれぞれの時点で接続されていることが必要である。通信ネットワークがコンピュータのみならず多くの電気製品と常時接続する環境が整備されつつある昨今では、少なくともネットワークの接続と関係するソフトウェアについてこのソフトウェア認証システムは簡単に実現することができる。しかもこの第2の変形例のソフトウェア認証システムによれば、ソフトウェア使用マシン205側の計時機構に障害が発生したような場合でもソフトウェア認証プロバイダ204が使用期間等の時間管理を行うことができるので、ソフトウェアの管理をより簡単かつ確実に行うことができる。
【0131】
<発明のその他の変形可能性>
【0132】
以上説明した実施例および変形例では図2あるいは図13に示したようにソフトウェア認証プロバイダ204はライセンスチェック開発ツールをソフトウェア製造業者202に送って、ソフトウェアへのライセンスチェック部品の組み込みを行ったが、このような処理を場合によっては省略することができる。すなわち、ソフトウェア製造業者202はソフトウェア認証プロバイダ204を認証のために選定したら、これに対して該当するソフトウェアについての使用条件をいきなり登録することも可能である。また、ソフトウェア製造業者202はソフトウェア認証サーバ代行システム等のシステムに共通の汎用のツールを購入し、これを使用してライセンスチェック部品をソフトウェアに組み込むことも可能である。
【0133】
また、実施例および変形例では1つのソフトウェア使用マシン205の1つのオペレーティングシステムに対してソフトウェアを使用させる場合を例として説明したが、ライセンスの形態は各種存在し、それに応じた使用形態でソフトウェアの使用が行われることは自由である。たとえばソフトウェア使用者203が自宅と勤務先でソフトウェアを排他的に使用する場合には、これに対してソフトウェアの使用管理を行うようにしてもよい。この場合、それぞれのソフトウェア使用マシン205が共に起動時あるいはソフトウェアの使用時にネットワークと接続されるものであれば、ソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェアの起動時あるいは使用時にチェックを行い、使用条件を満たすように管理することが容易である。
【0134】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜請求項11記載の発明によれば、ソフトウェア認証サーバという独立したサーバが各種のソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアの認証を行うので、そのようなサーバを立ち上げる資金の無い者であっても、これを迅速に利用し、ソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。また、ソフトウェア認証サーバは取り扱うソフトウェアの内容をチェックすることができるので、使用者にとっても安心であるだけでなく、ソフトウェア認証サーバという仲介者を通すことで支払いについてのトラブルも避けることができる。
【0135】
また、請求項12〜請求項26記載の発明によれば、ソフトウェア認証サーバというサーバを用いたソフトウェア認証サーバ代行システムが構築されるので、ソフトウェア製造業者側装置が特別なサーバを用意することなくソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。また、ソフトウェア認証サーバは取り扱うソフトウェアの内容をチェックすることができるので、使用者にとっても安心であるだけでなく、ソフトウェア認証サーバという仲介者を通すことで支払いについてのトラブルも避けることができる。
【0136】
更に請求項23〜請求項27記載の発明によれば、ソフトウェアの認証代行が所定のステップで行われるので、これを利用することでソフトウェア製造業者側装置が特別なサーバを用意することなくソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。
【0137】
また、請求項28〜請求項32記載の発明によれば、所定のコンピュータにプログラムを組み込んで実行することでソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアの認証を行うソフトウェア認証サーバを実現することができるので、このようなサーバが存在することでソフトウェア製造業者が独自に自前でこのようなサーバを立ち上げなくても、これを迅速に利用し、ソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるソフトウェア認証システムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例でソフトウェア製造業者の処理の流れの概要を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例におけるソフトウェア登録画面の一例を示した平面図である。
【図4】本実施例における小売店の処理の様子を表わした流れ図である。
【図5】本実施例でソフトウェアの使用を行うソフトウェア使用者の処理の流れを示した流れ図である。
【図6】本実施例における個人情報登録画面の一例を示した平面図である。
【図7】本実施例でソフトウェア使用マシンの処理動作の流れを表わした流れ図である。
【図8】本実施例でソフトウェア使用マシンのソフトウェア認証画面を表わした平面図である。
【図9】本実施例でソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの一部を表わした流れ図である。
【図10】本実施例でソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの残りの部分を表わした流れ図である。
【図11】本実施例でソフトウェア使用マシンの起動時のチェック項目を表わした説明図である。
【図12】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア認証システムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図13】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア製造業者の処理の流れの概要を表わした流れ図である。
【図14】本発明の第1の変形例におけるダウンロードサーバの処理の流れを表わした流れ図である。
【図15】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア使用者の処理の流れを示した流れ図である。
【図16】本発明の第2の変形例におけるソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの要部を表わした流れ図である。
【図17】ソフトウェアを自社で認証登録するようにした従来のソフトウェア認証システムの一例を示したシステム構成図である。
【符号の説明】
200、200A ソフトウェア認証システム
201 ネットワーク
202 ソフトウェア製造業者
203 ソフトウェア使用者(使用予定者)
204 ソフトウェア認証プロバイダ
205 ソフトウェア使用マシン
501 ダウンロードサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明はソフトウェアの違法なコピーを防止するためのソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムに係わり、特に小規模なソフトウェア製造者にとって有益なソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアの開発には斬新なアイデアと多くの人的資源ならびに開発期間が必要とされる。ところが、一度開発されたソフトウェア自体は一種のデータでしかない。このため、特別の費用や時間を要することなく複製(コピー)を行うことが可能である。そこで、正当権利者以外のコピー行為を阻止することが重要な課題となる。
【0003】
従来から、ソフトウェアの違法なコピー行為を防止する技術が提案されている。代表的なものとしては、ソフトウェアのインストール時にパスワードを要求し承認を行うステップをそのプログラム自体に組み込んでおく提案がある。この提案では、ソフトウェアをインストールする正当権利者にパスワードを与えておく。そして、インストール作業時にソフトウェア側がパスワードを要求し、入力されたパスワードが予め定めたものでない場合には、インストール作業を継続できないようにしている。
【0004】
ところがこの提案では、そのパスワードを何らかの手段を用いて違法に知り得た者も同様にそのソフトウェアを自由に使用することができる。また、第三者がパスワードを試行錯誤の上で解読できる可能性もある。正当権利者以外の者が一度パスワードを知り得ると、それが通信ネットワーク等の手段によって多くの者の知り得るものとなることは比較的容易である。したがって、パスワード自体が実質的に意味をなさなくなる可能性がある。
【0005】
そこで、正当権利者にはそのソフトウェアを格納した記録媒体と共にキー媒体を与える提案も行われている。この提案では、該当するソフトウェアのインストール時等の必要な場合にそのキー媒体をチェックして、これが存在する場合にのみインストールを続行させたり、そのソフトウェアが実行できるようにしている。ドングルと呼ばれるハードウェアキーを正当権利者に与えて、そのソフトウェアが実行される情報処理装置にこれが接続されていることを条件としてソフトウェアの所定の機能を有効化させる技術もこれに近い。
【0006】
この提案では、これを複製しにくいものにしたり、履歴情報等の所定の情報をキー媒体等に書き込む等の工夫を行うことで、第三者の複製をある程度防止することができる。しかしながら、ソフトウェアは本来別物のキー媒体等に特別の費用をかけにくいので、複製防止との両立を採りにくい。また、キー媒体等が破損したり誤動作した場合の手当てを行う必要があり、更にソフトウェアを使用する情報処理装置のそれぞれに信頼性よく対応させる措置も必要である。すなわち、正当権利者に係わらずキー媒体から情報を読み取れないとか情報を書き込めないという事態を発生させるとソフトウェア自体の販売にも響いてくるし、そのソフトウェアの管理システムの維持が煩雑となる。更に、ハードウェアキーを使用する場合には、これをプリンタポート等の所定の入出力部に接続しておくので、不便であるだけでなく、小型の情報処理装置を携行するような場合にはハードウェアキーが邪魔になるだけでなく装置全体の重量の増加を招くといった問題もある。
【0007】
一方、特開2001−266016号公報では、利用者が図示しない利用者端末からインターネットを介して情報課金システムにアクセスすることで所望の品物あるいはサービスを受けることのできるシステムを提案している。この提案では、たとえば特定のソフトウェアを使用したい者は利用者端末から図示しない情報データベースにアクセスしてメニュー情報をダウンロードする。そして、そのソフトウェアを使用するために図示しない情報課金システムにログオンして同じく図示しない情報データベースにアクセスする。そして、この情報データベースに個人情報を記録する共に、課金システムで課金を行うことで、記録された個人情報を基にしてその利用者にソフトウェアを記録した媒体が発送されることになる。
【0008】
しかしながら、この特開2001−266016号公報による提案では、使用料等を課金された正当な利用者がその希望したソフトウェアを使用することができるものの、発送あるいは通信によって利用者に送られたソフトウェア自体は違法コピーが可能である。たとえば鍵情報を使用して復号化に制限を加えることで正当な利用者以外の者がこの段階でソフトウェアを違法に入手することを防止することができるものの、利用者にソフトウェアが渡った後のコピーまでを禁止できるものではない。すなわち、ソフトウェア製造業者にとっては一度販売したり使用を許可したソフトウェアのその後の違法な使用を規制することができない。
【0009】
そこで、自社の開発あるいは販売するソフトウェアを自社で認証登録するといった技術も開発されている。更に、ソフトウェアの使用規約をそのソフトウェアの記述された記録媒体に添付して、使用者のモラルに訴えるといった提案も存在している。
【0010】
図17は、ソフトウェアを自社で認証登録するようにしたソフトウェア認証システムの一例を示したものである。特開2002−55726号公報に開示されたこの提案では、ソフトウェアを使用する第1〜第Nのクライアント1011、1012、……101Nがネットワーク102を介してウェブサーバ103および請求・信用調査部門104と接続されている。このソフトウェア認証システム100では、ウェブサーバ103に、第1〜第Nの1011、1012、……101Nに対してソフトウェアの使用を許可するアプリケーションソフトウェアを生成して配信するアプリケーション配信部111と各クライアントごとにソフトウェアの使用実態を登録するデータベース112とが用意されている。請求・信用調査部門104は、第1〜第Nのクライアント1011、1012、……101Nが該当するソフトウェアを使用する際の請求等を行うサーバである。
【0011】
この提案のソフトウェア認証システム100で、たとえば第1のクライアント1011が所定のソフトウェアを使用する場合を説明する。第1のクライアント1011はそのソフトウェアを格納したCD(Compact Disc)等の記録媒体を何らかの手段を用いて入手するか、そのソフトウェアをネットワーク102を通じてダウンロードする。この入手したソフトウェア114をインストールすると、ウェブサーバ103は第1のクライアント1011に対してエージェント115と呼ばれるアプリケーションソフトウェアを送出し、第1のクライアント1011で実効可能な状態にさせる。
【0012】
第1のクライアント1011でソフトウェア114を実行するに先立って、エージェント115はそのクライアントのID等をウェブサーバ103のデータベース112に登録する。この後、請求・信用調査部門104に対して例えばソフトウェアの使用料を払い、ウェブサーバ103から暗号化された許可信号を受信して第1のクライアント1011がそのソフトウェアを所定期間だけ使用できる状態となる。この期間が満了するまでに次の使用契約を行うことでそのソフトウェアの継続的な使用が可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
この図17に示したソフトウェア認証システム100では、自社の開発あるいは販売するソフトウェアを自社で認証登録するようにしている。このため、ウェブサーバ103等の認証用サーバを独自に用意する必要がある。このため、システムの構築および運用に費用がかかり、ソフトウェアの使用実績が少ない開発当初の場合には適用し辛いという問題があった。
【0014】
そこで本発明の目的は、ソフトウェアの使用実績が少ないような場合でも、特別の資金を必要とせずにソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことのできるソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からインストールしたそのソフトウェアに伴って発生したその装置を特定する装置識別情報をネットワークを介して入力する装置識別情報入力手段と、(ロ)この装置識別情報入力手段から入力した装置識別情報を基にして装置に前記した特定のソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ハ)この許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0016】
すなわち請求項1記載の発明では、ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置から、インストールしたそのソフトウェアに伴って発生したその装置を特定する装置識別情報をネットワークを介して入力する。装置識別情報はインストールしたそのソフトウェアに伴って発生し、かつ装置を特定する情報であるので、インストールしたソフトウェアと装置との関係で、そのソフトウェアを実行させる許可を与えるべき装置であるかどうかをネットワークを介して判別する。ソフトウェアをインストールした装置はソフトウェア認証サーバが許可を与えることで、そのインストールしたソフトウェアを実行できる。したがって、たとえばインストールしたソフトウェアに使用期限等の使用条件等を組み込んでおけば、これを満足しない装置が勝手にそのソフトウェアを実行するのを防止することができる。
【0017】
請求項2記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ニ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ヘ)この許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0018】
すなわち請求項2記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。更に本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。また、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項2記載の発明では、許可決定手段が許可を与えると決定したとき、その装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与えるようにしている。すなわち、次の請求項3記載の発明と異なり、許可が与えられたとき以後でも使用条件を満たしているか否かのチェックがあるとすれば、それはソフトウェアをインストールした装置側で行われる。たとえばソフトウェアの実行が許可された時点で使用期限を満足していたとしても、時間の経過によって使用期限を満足しなくなれば装置側が該当するソフトウェアの実行を行えないようにすることができる。請求項2記載の発明はこのため、該当するソフトウェアを起動するときにソフトウェア認証サーバにそのチェックを依頼しないでよいという利点がある。
【0019】
請求項3記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ニ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ヘ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、(ト)この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、(チ)前記した許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0020】
すなわち請求項3記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。更に本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。また、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項3記載の発明では、許可決定手段が許可を与えると決定したとき以後も、装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびにそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号が送られてくる。ソフトウェア認証サーバ側ではその都度、その装置について許可を与えるかどうかを判別することになる。すなわち、前の請求項2記載の発明と異なり、ソフトウェアの起動のたびにソフトウェア認証サーバ側が許可を与えるかどうかをチェックするので、ソフトウェアの使用側が判別するのと比べると許可の有無の判別の信頼性が向上することになる。
【0021】
請求項4記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信手段と、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、(ハ)この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、(ホ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、(ヘ)この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、(ト)前記した許可決定手段が許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0022】
すなわち請求項4記載の発明では、ソフトウェア認証サーバの使用条件受信手段はソフトウェア製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信するようになっている。ソフトウェア製造業者はソフトウェアの使用条件を独自に設定してもよいし、たとえばソフトウェア認証サーバから専用のツールの提供を受けてこれを基にしてそのソフトウェアの使用条件を設定してもよい。前者の場合には認証のための専用のツールが汎用品として出回っている場合にこれを当てることもできるし、このようなツールを使わなくてもよい。また本発明では個人情報登録手段で特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報が登録される。更に、ソフトウェアの使用の許可を求める要求があったときに特定のソフトウェアをインストールした装置からも個人識別情報が送られてくるので、たとえばソフトウェアの使用予定者(使用者)とそのソフトウェアをインストールした装置との関係が明らかになる。許可決定手段は使用条件受信手段が受信した使用条件等を基にしてソフトウェアをインストールした装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定することになる。たとえば使用期限を経過した時点でのソフトウェアの使用要求や、使用者の個人情報とソフトウェアをインストールした装置の個人識別情報の不一致があると、そのソフトウェアの実行が許可されない。この請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明と同様に、許可が与えられたとき以後でも使用条件を満たしているか否かのチェックがあるとすれば、それはソフトウェアをインストールした装置側で行われる。たとえばソフトウェアの実行が許可された時点で使用期限を満足していたとしても、時間の経過によって使用期限を満足しなくなれば装置側が該当するソフトウェアの実行を行えないようにすることができる。請求項4記載の発明はこのため、該当するソフトウェアを起動するときにソフトウェア認証サーバにそのチェックを依頼しないでよいという利点がある。
【0023】
請求項5記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、(ロ)このツール提供手段によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信手段と、(ニ)この使用者情報受信手段で受信した者としての使用者の使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別手段と、(ホ)この判別手段によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可手段とをソフトウェア認証サーバに具備させる。
【0024】
すなわち請求項5記載の発明では、ソフトウェア製造業者がソフトウェアの使用条件を設定するツール自体をソフトウェア認証サーバ側が用意している。ソフトウェア製造業者はこのツールを基にして特定のソフトウェアの使用条件を設定するので、条件設定を簡便に行うことができると共にソフトウェア認証サーバ側も設定条件の解析が容易である。設定した使用条件は使用条件受信手段が受信する。また、使用者情報受信手段は、所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する。判別手段は、その使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別し、合致すると判別されたときにはその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるようにしている。このように請求項5記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ側が認証の際にツールを提供し、これを用いて設定させた使用条件を基に使用者の使用に関する情報が使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別するので、使用者の装置におけるソフトウェアの使用の可否を適切に判断することができる。
【0025】
請求項6記載の発明では、請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴としている。
【0026】
すなわち請求項6記載の発明では、ソフトウェアの使用の許可が単一の使用者の1つの装置に対して行われてもよいし、自宅とオフィスで異なった時間で使用するといったように複数の装置に対して行われるようなものであってもよい。
【0027】
請求項7記載の発明では、請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置の1つのオペレーティングシステムに対して前記した特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴としている。
【0028】
すなわち請求項7記載の発明では、ソフトウェアの使用の許可が単一の使用者の1つのオペレーティングシステムに対して行われる可能性を示している。1つの装置を使用の対象とし、複数のオペレーティングシステムが時を異にして起動されるときこれら各オペレーティングシステムに一括して特定のソフトウェアの実行が許可されるものであってもよい。
【0029】
請求項8記載の発明では、請求項1記載のソフトウェア認証サーバで、実行許可手段は前記した特定のソフトウェアの実行を許可するときそのソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えることを特徴としている。
【0030】
すなわち請求項8記載の発明では、実行許可手段が特定のソフトウェアの実行を許可するとき時間的な制限を付けてもよいことを示している。この場合、ソフトウェアを使用できる期間が定められていれば、その期間以外の期間では実行することができなくなる。期限が設定されている場合にも、期限を超過した際のソフトウェアの実行はできなくなる。
【0031】
請求項9記載の発明では、請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可情報送付手段は許可情報を送付するとき前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えることを特徴としている。
【0032】
すなわち請求項9記載の発明では、ソフトウェア認証サーバの許可情報送付手段は許可情報を送付するときに、前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を装置に与えるので、この与えられた使用時間制限情報を用いてソフトウェアの使用期限の管理が可能になる。
【0033】
請求項10記載の発明では、請求5記載のソフトウェア認証サーバで、使用条件は前記した特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を含んでおり、判別手段はこれを満足しないとき使用条件と合致しないと判別することを特徴としている。
【0034】
すなわち請求項10記載の発明では、使用条件の一例として使用時間制限情報が含まれる場合を示している。判別手段はソフトウェアが使用のために起動されるときにこの制限に適合しているか否かを判別し、適合しないとき使用条件と合致しないと判別することになる。
【0035】
請求項11記載の発明では、請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバで、許可情報送付手段が許可情報を与える前にそのソフトウェアに対する対価を使用者から徴収する対価徴収手段を具備することを特徴としている。
【0036】
すなわち請求項11記載の発明では、対価と引き換えに許可情報を与えることにして、対価の確実な徴収を図っている。
【0037】
請求項12記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0038】
すなわち請求項12記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェアの認証先としてのソフトウェア認証サーバから認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得し、取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込んで、使用条件はソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールし、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0039】
請求項13記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の前記した特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0040】
すなわち請求項13記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバならびに使用者側装置で構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェアの認証先としてのソフトウェア認証サーバから認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得し、取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込んで、使用条件はソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。使用者側装置は、ソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するときに、使用者側の情報としての個人情報をソフトウェア認証サーバに登録のために送付し、ソフトウェア認証サーバがこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得するようになっている。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0041】
請求項14記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0042】
すなわち請求項14記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェア使用条件をソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアをインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0043】
請求項15記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0044】
すなわち請求項15記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよび使用者側装置で構成している。ソフトウェア製造業者側装置はソフトウェア使用条件をソフトウェア認証サーバに送付するようにしている。そして、ソフトウェア認証サーバが使用条件を登録したときに発行するソフトウェア識別情報を取得し、このソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込む。使用者側装置は、ソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するときに、使用者側の情報としての個人情報をソフトウェア認証サーバに登録のために送付し、ソフトウェア認証サーバがこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得するようになっている。ソフトウェア使用装置は、ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールして、ソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報をソフトウェア認証サーバに送付する。ソフトウェア認証サーバは、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めるときには許可情報を発行する。ソフトウェア認証サーバが許可情報を発行したとき、ソフトウェア使用装置はこの許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動を行うようにしている。したがって、ソフトウェア認証サーバにソフトウェアの認証を代行させることで、ソフトウェアの使用実績が少ないソフトウェア製造業者であってもソフトウェアの販売や使用に関する規制を行うことができ、ソフトウェアの保護を図ることができる。
【0045】
請求項16記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0046】
すなわち請求項16記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。請求項16記載の発明は請求項12記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項12記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項16記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0047】
請求項17記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記した特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する前記した特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記した特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを使用者側装置が取得した個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記した特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報および個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が前記した特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0048】
すなわち請求項17記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよびソフトウェア使用装置で構成している。請求項17記載の発明は請求項13記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項13記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項17記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0049】
請求項18記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置から前記した特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が前記した特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0050】
すなわち請求項18記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバで構成している。請求項16記載の発明は請求項14記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項14記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項16記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0051】
請求項19記載の発明では、(イ)ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、認証先が使用条件を登録したときに発行する特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、(ロ)このソフトウェア製造業者側装置の特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、(ハ)ソフトウェア製造業者側装置がソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記した特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記した特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記した特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、(ニ)ソフトウェア製造業者側装置から特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記した特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、ソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバとをソフトウェア認証サーバ代行システムに具備させる。
【0052】
すなわち請求項19記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムを、ソフトウェア製造業者側装置とソフトウェア使用装置とソフトウェア認証サーバおよびソフトウェア使用装置で構成している。請求項19記載の発明は請求項15記載の発明とソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアを実行するときの起動条件が異なっている。すなわち請求項15記載の発明の場合にはソフトウェア認証サーバが許可情報を一度与えるが、請求項19記載の発明の場合にはソフトウェア使用装置が特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答するようにしている。これにより、ソフトウェア認証サーバによるソフトウェア使用装置の管理がより確実に行われる。
【0053】
請求項20記載の発明では、請求項13、請求項15、請求項17、請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、使用者側装置から送られてくる個人情報はソフトウェアの使用に伴う代金の決済に関する情報を含んでおり、ソフトウェア認証サーバの許可情報発行有無判別手段は個人情報を用いて前記した特定のソフトウェアに関して決済を完了したことを前提条件として許可情報発行の有無を判別することを特徴としている。
【0054】
すなわち請求項20記載の発明では、ソフトウェア認証サーバ代行システムで個人情報はクレジットカード番号等のソフトウェアの使用に伴う代金の決済に関する情報を含んでおり、ソフトウェア認証サーバはこれを用いて決済を行うことができる。ただし、代金の決済に関する情報が不正確あるいは不明確である場合には、決済を行うことができず、許可情報を発行すべきでなったというケースが発生する。そこで、特定のソフトウェアに関して決済を完了したことを前提条件として許可情報発行の有無を判別することにしている。
【0055】
請求項21記載の発明では、請求項12〜請求項15いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、ソフトウェア使用装置は、許可情報を登録する許可情報登録手段と、この許可情報登録手段に登録された許可情報にその前記した特定のソフトウェアに関してこれを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報が含まれている場合にはそのソフトウェアの起動を行う時点でこれによる制限を受けるか否かを判別する制限有無判別手段と、制限有無判別手段で制限を受けないと判別されたときのみそのソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを更に具備することを特徴としている。
【0056】
すなわち請求項21記載の発明では、許可情報がソフトウェア認証サーバからソフトウェア使用装置に送られてきた場合には、それ以後のソフトウェアの使用についての管理をソフトウェア使用装置が行うことにして、ソフトウェアに関してこれを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報が含まれている場合にはそのソフトウェアの起動を行う時点でこれによる制限を受けるか否かを判別することにしている。そして、ソフトウェアの起動時に制限を受けないと判別されたときのみそのソフトウェアの起動を行うことにしている。
【0057】
請求項22記載の発明では、請求項12〜請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システムで、ソフトウェア製造業者側装置のソフトウェア識別情報組み込み手段でソフトウェア識別情報を組み込んだ特定のソフトウェアを小売りする小売り手段を具備することを特徴としている。
【0058】
すなわち請求項22記載の発明では、小売り手段がソフトウェア認証サーバ代行システムに組み込まれている。小売り手段が存在しなくてもソフトウェア認証サーバ代行システムは実現し得るが、ソフトウェアに不案内な者への対応を採ること等で小売り手段の存在の価値を主張することができる。
【0059】
請求項23記載の発明では、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得ステップと、(ロ)この装置識別情報取得ステップで取得した装置識別情報から前記した特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ハ)この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0060】
すなわち請求項23記載の発明は、請求項1記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0061】
請求項24記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ニ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ヘ)この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0062】
すなわち請求項24記載の発明では、請求項2記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0063】
請求項25記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ニ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ヘ) 装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、(ト)この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、(チ)前記した許可決定ステップで許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0064】
すなわち請求項25記載の発明では、請求項3記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0065】
請求項26記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信ステップと、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、(ハ)この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、(ホ)装置が特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、(ヘ)この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、(ト)前記した許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記した装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0066】
すなわち請求項26記載の発明では、請求項4記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0067】
請求項27記載の発明では、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、(ロ)このツール提供ステップによって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信ステップと、(ニ)この使用者情報受信ステップで受信した者としての使用者の前記使用に関する情報が使用条件受信ステップによって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別ステップと、(ホ)この判別ステップによって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可ステップとをソフトウェア認証代行方法に具備させる。
【0068】
すなわち請求項27記載の発明では、請求項5記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行方法である。
【0069】
請求項28記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得処理と、(ロ)この装置識別情報取得処理で取得した装置識別情報から前記した特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ハ)この許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して前記した特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可処理とを実行させることを特徴としている。
【0070】
すなわち請求項28記載の発明では、請求項1記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0071】
請求項29記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ニ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ヘ)この許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0072】
すなわち請求項29記載の発明では、請求項2記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0073】
請求項30記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ニ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ホ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ヘ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、(ト)この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、(チ)前記した許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0074】
すなわち請求項30記載の発明では、請求項3記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0075】
請求項31記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信処理と、(ロ)前記した特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、(ハ)この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記した特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、(ニ)前記した特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、(ホ)装置が前記した特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、(ヘ)この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、(ト)前記した許可決定処理で許可を与えると決定したとき装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理とを実行させることを特徴としている。
【0076】
すなわち請求項31記載の発明では、請求項4記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0077】
請求項32記載の発明のソフトウェア認証代行プログラムでは、コンピュータに、(イ)ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、(ロ)このツール提供処理によって提供されたツールを基にしてソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、(ハ)所定の装置に前記した特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信処理と、(ニ)この使用者情報受信処理で受信した者としての使用者の前記使用に関する情報が使用条件受信処理によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別処理と、(ホ)この判別処理によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記した特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可処理とを実行させることを特徴としている。
【0078】
すなわち請求項32記載の発明では、請求項5記載の発明に対応したソフトウェア認証サーバによるソフトウェア認証代行プログラムである。
【0079】
【発明の実施の形態】
【0080】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0081】
図1は本発明の一実施例におけるソフトウェア認証システムの構成の概要を表わしたものである。このソフトウェア認証システム200は、インターネット、CATV(CAble TeleVision)網、電話網等の一部または全部を使用してなるネットワーク201を備えている。ただし、本実施例では説明を簡単にするためにネットワーク201をインターネットとして説明する。ネットワーク201には、ソフトウェア製造業者202や、ソフトウェア使用者203、ソフトウェアを認証するためのソフトウェア認証プロバイダ204および所定のソフトウェアを使用するソフトウェア使用マシン205が接続されている。ソフトウェア製造業者202とソフトウェア使用者203の間には、所定のソフトウェアの販売を行う小売店206が存在している。なお、この図ではソフトウェア製造業者202等を単数で示しているが、これらは複数存在する場合を含んでいる。
【0082】
ここで、ソフトウェア製造業者202はソフトウェアを開発する事業者である。ソフトウェア製造業者202は、ネットワーク201にアクセス可能な図示しない情報処理端末を有している。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204がネットワーク201上に提供しているソフトウェアの登録画面(図示せず)にアクセスしてライセンスチェック開発ツールを入手するようになっている。ここでライセンスチェック開発ツールとは、ライセンスを設定したソフトウェア使用マシン205をチェックするツールであり、ライセンスチェック部品(ソフトウエア使用マシン205がソフトウエアを起動させる時にそのソフトウェア使用マシン205を表わしたマシン識別情報と実際に起動されようとしているマシンとの差異をハードウェアの相違として検査する差異検査部品、ソフトウェアの不正な改造が行われているか否かを検査する改造検査部品等を含む)と、ライセンスチェック部品をソフトウェアに組み込むためのプログラムとを含んでいる。また、これらの部品やプログラムについての説明が記述されたファイルも含まれていることが望ましい。
【0083】
本実施例ではソフトウェア認証プロバイダ204がライセンスチェック開発ツールをソフトウェア製造業者202に提供することで、ソフトウェア製造業者202が特別な知識を必要とすることなくこのような検査部品を自社の開発したソフトウェアに組み込むことができるようにしている。また、ソフトウェアの認証側のソフトウェア認証サーバとしてのソフトウェア認証プロバイダ204がライセンスチェック開発ツールを提供しているので、ソフトウェア認証プロバイダ204のセキュリティについての技術の高さあるいはコストパフォーマンスの良さ等の特徴(独自性)を、他のソフトウェア認証プロバイダ(図示せず)と比較して主張することができる。ソフトウェア認証サーバ代行システムを構成するソフトウェア認証プロバイダ204が幾つか存在してソフトウェア製造業者202やソフトウェアの使用者側装置がこれらを選別できるようになると、他のソフトウェア認証プロバイダとの差別化の意味でこのような独自性は有効である。
【0084】
ソフトウェア製造業者202は、また自社の開発したソフトウェアを示した情報としてのソフトウェア情報をソフトウェア認証プロバイダ204に登録して、登録したソフトウェアを識別させるためのソフトウェア識別情報をこのソフトウェア認証プロバイダ204から取得するようになっている。ここでソフトウェア識別情報とは、ソフトウェア認証プロバイダ204を構成するサーバシステムで一意に認識可能なだけの十分な長さを有するキー情報と、改変防止のために合計をチェックするチェックサム(check−sum)等のチェック情報を含んだ情報である。
【0085】
ソフトウェア使用者203は、ソフトウェアを購入し使用しようとする者あるいはソフトウェアの使用者である。ソフトウェア使用者203は、ネットワーク201にアクセス可能な図示しない情報端末を所有している。ソフトウェア使用者203は、ソフトウェア認証プロバイダ204がネットワーク201上に提供している個人情報登録画面にアクセスし、その個人情報をこれに登録する。個人情報は、その者の氏名(個人名)あるいは事業者名、住所、電話番号、電子メールアドレス等のようなそのソフトウェア使用者203を一意に特定する情報と、決済に関する情報である。ここで、決済に関する情報とは、たとえばクレジットカードの種別、番号、有効期限等の決済に必要な情報である。個人識別情報は、ソフトウェア認証プロバイダ204の図示しないサーバシステムで一意に識別可能な長さを持ったキー情報あるいは改変を防止するためのチェックサム等のチェック情報を含んで構成してもよい。
【0086】
ソフトウェア使用マシン205は、図示しないがパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成されておりソフトウェア使用者203によって使用予定のソフトウェアをインストールされるようになっている。ソフトウェア使用マシン205は、使用予定のソフトウェアがインストールされた状態でソフトウェア認証プロバイダ204が許可情報を送ってきたときそのソフトウェアの使用が可能になる。ここで許可情報は、許可の対象を特定するために、前記したソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の他に、個人識別情報の形式のバージョン、マシン識別情報の生成アルゴリズムの形式やライセンスの取得日時を含んでいる。
【0087】
ソフトウェア認証プロバイダ204は、ソフトウェア製造業者202およびソフトウェア使用者203から送られてくる要求を処理する図示しないサーバを備えたサービス提供業者である。ソフトウェア認証プロバイダ204は、ソフトウェア製造業者202がネットワーク201を介して、ライセンスチェック機能を自社のソフトウェアに組み込むための開発ツールをダウンロードさせる機能を有している。また、ネットワーク201を介してソフトウェア識別情報の登録を行い、各ソフトウェアについてのソフトウェア識別情報を生成する機能も備えている。更にソフトウェア認証プロバイダ204は、個人識別情報を生成する機能や、ソフトウェア使用マシン205からソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報を登録する機能、ならびに識別情報の検査と許可情報の生成を行う機能を備えている。
【0088】
図2は、ソフトウェア製造業者の情報処理端末が行う処理の流れの概要を表わしたものである。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204に対して特定のソフトウェアを指定して、これに対応するライセンスチェック開発ツールのダウンロード要求を行う(ステップS301)。ソフトウェア認証プロバイダ204からライセンスチェック開発ツールを受信したら(ステップS302:Y)、ライセンスチェック開発ツールに含まれるプログラムを使用し、該当するソフトウェアに対してライセンスチェック部品を組み込む(ステップS303)。この際に、ソフトウェアの使用条件の設定内容の複雑さの程度やソフトウェア認証プロバイダ204に支払う料金等との関係で、ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア製造業者202に対してライセンスチェック開発ツールの種類を幾つか提示し、これらの中から適切なものを選択させるようにしてもよい。
【0089】
次にソフトウェア製造業者202は、該当するソフトウェアについての使用条件をソフトウェア認証プロバイダ204に対して登録する(ステップS304)。具体的には、ソフトウェア認証プロバイダ204の開設しているホームページにアクセスして、次に説明するソフトウェア使用条件登録画面を開き、登録を行う。この際に、ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204から予め与えられたパスワードを使用してホームページにアクセスするようにしている。これは、第三者の不正なアクセスを防止するためである。
【0090】
図3は、ソフトウェア製造業者のホームページにおけるソフトウェア登録画面の一例を示したものである。ソフトウェア登録画面221には、ソフトウェアの名称記載欄222、バージョンの記載欄223、製造者の表示欄224、そのソフトウェアを同時に使用できる人数の記入欄225、そのソフトウェアを同時に使用できるマシンの数の記入欄226および使用可能期限の記入欄227が設けられている。また、図示はしていないが、ソフトウェア販売代金を記入するための欄を設けてもよい。ソフトウェア製造業者202は必要事項を記入した後に、その内容を登録するのであれば登録ボタン228を押すことになる。なお、ソフトウェア製造業者202がソフトウェア認証プロバイダ204の主催する会に属しており、ソフトウェアの販売や使用を行うような場合には、ソフトウェア使用条件登録画面221にソフトウェア製造業者202の名称を新規登録することは不要である。この場合、ソフトウェア製造業者202の名称自体はソフトウェア認証プロバイダ204が知っているからである。このような場合には、製造者の確認のための表示がこれに代わって行われることになる。
【0091】
登録ボタン228が押されると、ソフトウェア使用条件登録画面221に記載あるいは表示された内容を基にしてソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェア識別情報を生成する。そして、図示しないがソフトウェア使用条件登録画面221の表示が切り替わって、たとえばソフトウェア製造業者202に向けて「登録は正常に終了しました。」という表示が行われる。これに対して、たとえば「障害により登録が行われませんでした。」というような登録以外の表示が行われたときには、ソフトウェア製造業者202が登録作業を再度試みることになる。
【0092】
ソフトウェア製造業者202はソフトウェア使用条件登録画面221での登録作業が正常終了した場合、ソフトウェア認証プロバイダ204からソフトウェア識別情報のダウンロードを行う(図2ステップS305)。そして、そのソフトウェアがソフトウェア使用者203によって購入されるようにするために小売店206に出荷を行う(ステップS306)。このとき、そのソフトウェアがソフトウェア使用マシン205にインストールされる際にソフトウェア識別情報も併せてインストールされるように、ソフトウェア製品にソフトウェア識別情報を組み込んで出荷する。
【0093】
なお、図1に例示された構成と異なり小売店206がネットワーク201に接続されている環境もあり得る。このような環境では、小売店206にソフトウェア製品を郵送する代わりにソフトウェアをデータ転送してもよいし、ネットワーク201を介してそのソフトウェアが小売店206からソフトウェア使用者203にダウンロードされるように手配してもよい。このときには、ソフトウェア識別情報もダウンロードさせることになる。
【0094】
図4は、小売店の行う処理の様子を表わしたものである。図1に示した小売店206では、ソフトウェア製造業者202がステップS306(図2)で出荷したソフトウェアを陳列している。ソフトウェアの使用予定者としてのソフトウェア使用者203がその中のソフトウェアを特定して購買を要求したら(ステップS331:Y)、小売店206はそのソフトウェアを販売する(ステップS332)。既に説明したように小売店206がネットワーク201に接続されている環境では、ソフトウェア使用者203に対してそのソフトウェアをダウンロードさせることも可能である。
【0095】
小売店206による販売は、ソフトウェア本体に取り扱い等を記載したマニュアルが含まれることがある。また、ソフトウェアの内容を店内に設置した図示しないコンピュータで顧客に示したり、実際に使用させてみて最適なソフトウェアを選択させることもできる。ただし、ソフトウェア使用者203が小売店206でソフトウェアの記録された記録媒体を入手しても、ソフトウェアを使用する権利がこれに含まれているものではない。本実施例では、後に説明するようにソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェアの使用料金を徴収し、その後に使用が可能になるからである。したがって、小売店206はソフトウェアを販売するが、その料金は必ずしも有料である必要はない。小売店206のサービスに対する料金のみが比較的低額の手数料としてこの販売の段階で徴収される場合もあるし、ソフトウェア認証プロバイダ204が徴収した金額の一部が小売店206に還元される場合もある。小売店206の徴収する金額の一部にソフトウェアの使用料が含まれていてもよいが、ソフトウェア使用者203はソフトウェア認証プロバイダ204による認証が行われた後でなければ、購入したソフトウェアの使用を開始することができない。
【0096】
図5は、ソフトウェアの使用を予定するソフトウェア使用者の情報処理端末が行う処理の流れを示したものである。ソフトウェアを使用しようとする者は、その購買や使用に先立ってソフトウェア使用者203として所定の個人情報をソフトウェア認証プロバイダ204に登録する必要がある。このためにソフトウェア使用者203はソフトウェア認証プロバイダ204のホームページにアクセスして個人情報の登録画面を開き、自己について個人情報の登録作業を行う(ステップS351)。
【0097】
図6は、ソフトウェア認証プロバイダのホームページにおける個人情報登録画面の一例を示したものである。個人情報登録画面241には、ソフトウェアを使用する者を一意に特定するために十分な情報を入力するための欄が設けられている。すなわち、ソフトウェア使用者203の氏名の記入欄242と、住所の記入欄243と、電話番号の記入欄244と、電子メールのアドレスの記入欄245と、支払いおよび個人の確認に使用するクレジット会社についての記入欄246と、クレジットカードの番号の記入欄247とが設けられている。ソフトウェア使用者203はその個人を特定するこれらの個人情報を記入した後に登録ボタン248を押すことになる。
【0098】
登録ボタン248が押されると、これを基にしてソフトウェア認証プロバイダ204が個人識別情報を生成する。そして、図示しないが個人情報登録画面241の表示が切り替わって、たとえば「登録は正常に終了しました。」という表示が行われる。これに対して、たとえば「障害により登録が行われませんでした。」というようなその他の表示が行われたときには、ソフトウェア使用者203が登録作業を再度試みることになる。
【0099】
なお、個人情報自体が正確であっても、その情報では支払いに障害が発生する場合がある。このような場合にはソフトウェア認証プロバイダ204の認証が行われない。たとえばクレジットカードの番号等の記入が正確であっても、有効期限を経過したカードに関する情報であった場合には、個人情報の登録は行われず、したがって個人識別情報の生成も行われない。また、クレジットカードの有効期限内であっても、そのソフトウェア使用者203がすでに登録を行っている場合には、個人情報の重複登録を行わない。この場合には、次に説明する個人識別情報のダウンロードも行われない。
【0100】
ソフトウェア使用者203は個人情報登録画面241での個人情報の登録作業が正常終了した場合、ソフトウェア認証プロバイダ204がこれを基にして作成したそのソフトウェア使用者203を識別するための個人識別情報をダウンロードする(図5ステップS352)。そして、小売店206で購入した該当するソフトウェアをソフトウェア使用マシン205にインストールすることになる(ステップS353)。このとき、該当するソフトウェアに含まれているインストーラを使用し、ソフトウェア識別情報とダウンロードした個人識別情報をソフトウェア使用マシン205の所定のフォルダに所定のファイル名でインストールする。なお、図5のステップS352で個人識別情報をソフトウェア使用マシン205に直接ダウンロードした場合には、ここでの個人識別情報のインストールは行わないようにしてもよい。
【0101】
図7は、ソフトウェア使用マシンの処理動作の流れを表わしたものである。ソフトウェア使用マシン205はソフトウェア使用者203が特定のソフトウェアをインストールして使用するマシンであり、パーソナルコンピュータが代表的なものである。図5のステップS353でソフトウェアのインストールが行われた場合には(ステップS371:Y)、インストールされたソフトウェアの初回の起動時にソフトウェア使用マシン205はソフトウェアに組み込まれたライセンスチェック部品によりそのマシンを識別するためのマシン識別情報を自動的に生成する(ステップS372)。
【0102】
マシン識別情報は、そのソフトウェア使用マシン205を構成する各種の部品あるいはソフトウェアのうちで比較的構成が変わりにくいものを組み合わせて一意にマシンを特定するようにした情報をいう。たとえば、そのソフトウェア使用マシン205を構成している図示しないCPU(中央処理装置)の種別や、そのCPUや同じく図示しない半導体メモリ等を実装したマザーボードの種別、ネットワークMACアドレス(Media Access Control Address)あるいはOS(Operating System)を表わしたシリアル番号等の一部または全部が使用される。そして、これらの情報と数百ビット程度あるいはそれ以上の十分長い乱数を組み合わせて、そのソフトウェア使用マシン205を特定するための一意となる情報が、マシン識別情報として生成される。以上のようにしてマシン識別情報が生成されたら、マシン識別情報は所定のフォルダに所定のファイル名で保存され、ソフトウェア使用マシン205にはソフトウェア認証画面が表示される(ステップS373)。
【0103】
図8は、ソフトウェア使用マシンのソフトウェア認証画面を表わしたものである。ソフトウェア認証画面261はソフトウェア認証プロバイダ204に認証を行わせるための確認表示を行うための画面である。ソフトウェア認証画面261は、ソフトウェア識別情報ファイルの所在を示す表示欄262と、マシン識別情報ファイルの所在を示す表示欄263ならびに個人情報識別情報の所在を示す表示欄264とから構成されている。ソフトウェア使用者203は、ソフトウェア識別情報ファイル、マシン識別情報ファイル、個人情別情報ファイルを保存したフォルダ名およびファイル名を表示欄262、263、264に指定し、これらのファイルに示す情報を認証させるときには登録ボタン265を押すことになる(図7ステップS374:Y)。これにより、これらの情報がソフトウェア使用マシン205からネットワーク201を経由してソフトウェア認証プロバイダ204に送信されることになる。なお、ここでは、ソフトウェア識別情報ファイル、マシン識別情報ファイル、個人識別情報ファイルを保存するフォルダ名およびファイル名はソフトウェア使用者203が決定するようにしたが、予め固定的に決めておいてもよい。その場合、ソフトウェア認証画面261には、ソフトウェア識別情報ファイルの所在を示す表示欄262、マシン識別情報ファイルの所在を示す表示欄263、個人識別情報ファイルの所在を示す表示欄264のいずれも設ける必要がなく、登録ボタン265を押すだけで、各識別情報が自動的に取得されてソフトウェア認証プロバイダ204に送信されることになる。
【0104】
この後、ソフトウェア使用マシン205はソフトウェア認証プロバイダ204から、認証の要求に対して許可情報が送られてくるのを待機する(ステップS375)。許可情報が送られてきたら(Y)、その許可情報をソフトウェア使用マシン205自体に登録する(ステップS376)。そして、そのソフトウェアの起動が指示されるたびに、ライセンステック部品が動作し、その許可情報に従ったチェックを行う(ステップS377)。つまり、後述するように、ソフトウェアが改変されていないかのチェック、ソフトウェア識別情報および個人識別情報が許可情報に含まれるこれらの情報と整合するかのチェック、マシン日付と日時が有効期限内であるかのチェック、ソフトウェア使用マシン205のマシン識別情報が許可情報に含まれるマシン識別情報と一致するかのチェックを行う。その結果として、そのソフトウェアの起動が可能と判別された場合には(ステップS378:Y)、ソフトウェアの起動を行い(ステップS379)、これを使用できる状態とする。
【0105】
たとえば、認証された使用期間が経過している状態でそのソフトウェアの起動が行われようとした場合には、起動が不可とされ(ステップS378:N)、そのソフトウェアの起動が行われない(エンド)。たとえばソフトウェア使用マシン205が許可情報に示されたハードウェア構成と同一でないと判別された場合にも、そのソフトウェアは起動されない。すなわち本実施例ではソフトウェア認証プロバイダ204から認証の要求に対して許可情報が送られて来ると、これが図示しない記憶手段に記憶される。そして、これ以後はソフトウェア使用マシン205が自律的にそのソフトウェアの起動の可否を判別することになる。したがって、使用時にネットワークに接続する必要のないソフトウェアのような場合には、許可情報を一度取得した後はソフトウェア認証プロバイダ204にその都度接続することなく、その起動の可否を制御することができる。使用期間を更新する場合には、その時点でソフトウェア認証プロバイダ204から再度、許可情報を取得する必要がある。
【0106】
ところで、ステップS375で、ソフトウェア認証プロバイダ204から、認証の要求に対して許可情報が送られず(N)、代わりに不許可情報が送られてくる場合がある。このような場合には(ステップS380:Y)、登録時の認証が拒絶されることになる。そこで、この場合にはソフトウェア使用マシン205に図示しないエラー表示を行って(ステップS381)、処理を終了させる(エンド)。すなわち、この場合にもそのソフトウェアは実行されない。
【0107】
図9および図10は、ソフトウェア認証プロバイダのサーバが処理の流れを表わしたものである。ソフトウェア認証プロバイダ204は、図5のステップS351で示したソフトウェア使用者203から個人情報の登録要求があるか(図9ステップS391)、あるいはソフトウェア製造業者202から図2のステップS304で示したソフトウェアの使用条件についての登録要求があるか(ステップS392)、あるいはソフトウェア使用マシン205から図7のステップS374で示した、ソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の登録要求があるか(図10ステップS393)を監視している。
【0108】
そして、ソフトウェア使用者203から個人情報の登録要求があった場合には(図9ステップS391:Y)、個人識別情報を生成する(ステップS394)。また、ソフトウェア使用者203の識別情報と登録された個人情報との対応情報を記憶する。そして、登録要求のあったソフトウェア使用者203から個人識別情報の要求があった場合には(ステップS395:Y)、このソフトウェア使用者203に対して生成した個人識別情報を送信する(ステップS396)。
【0109】
また、ソフトウェア製造業者202から図2のステップS304で示したソフトウェアの使用条件についての登録要求があった場合には(ステップS392:Y)、ソフトウェア識別情報を生成する(ステップS397)。また、ソフトウェア販売料金が登録された場合は、ソフトウェア製造業者202の識別情報とソフトウェアの識別情報とソフトウェア販売代金との対応情報を記憶する。そして、登録要求があったソフトウェア製造業者202から、この生成されたソフトウェア識別情報の要求があった場合には(ステップS398:Y)、そのソフトウェア識別情報を要求先に送信することになる(ステップS399)。
【0110】
更に、ソフトウェア使用マシン205から図7のステップS374で示した、ソフトウェア識別情報、個人識別情報およびマシン識別情報の登録要求があった場合には(ステップS393:Y)、認証情報が問題ないかをチェックする(図10ステップS400)。そして、問題がないとされる場合には(ステップS401:Y)、その情報および上記の対応情報を用いてソフトウェア販売代金の決済を行う(ステップS402)。ソフトウェア認証プロバイダ204は、決済が完了した時点で許可情報を生成してソフトウェア使用マシン205に送出する(ステップS403)。この後、ソフトウェア認証プロバイダ204はソフトウェア製造業者202に販売代金を支払う。既に説明したようにこの販売代金の中から小売店206に手数料を支払ってもよい。ソフトウェア認証プロバイダ204は、決済によって得られた残りの金額を手数料として徴収することになる(ステップS404)。
【0111】
一方、ステップS400で認証情報をチェックした結果、認証できないと判別された場合(ステップS401:N)、ソフトウェア認証プロバイダ204は、認証を許可しないことを示す不許可情報を生成し、これをソフトウェア使用マシン205に送信することになる(ステップS405)。
【0112】
図11は、本実施例のソフトウェア認証システムでソフトウェア使用マシンの起動時にチェックするためのライセンスチェック部品を表わしたものである。ライセンスチェック部品450は、ソフトウェア改変チェック用部品451と、ソフトウェア起動時の各ファイルのチェック用部品452と、マシン日付と日時の取得およびチェック用部品453ならびにマシン情報の収集用部品454に分けられる。これらの各チェック用部品の埋め込まれる位置は特に定められているわけではなく、プログラムの中に適宜配置することができる。
【0113】
ライセンスチェック部品450のうちのソフトウェア改変チェック用部品451は、ソフトウェア使用マシン205(図1)にインストールされた該当のソフトウェア起動時のプログラムの複数箇所で、これらに実装されたソフトウェアの改変をチェックする部品を呼び出して、ソフトウェア製造時に埋め込まれた実行コード部分のチェックサム等のチェック情報と、実際に動作している実行コード部分のチェックサム等が一致するかをチェックするものである。これらが異なる場合には、インストールされたソフトウェアが改変されたものと見なして、起動を停止し、エラー表示を行う。このソフトウェア改変チェック451を実行することで、ソフトウェアの改変をチェックする部品をスキップするように改造してソフトウェアが配布されることを防止することができる。
【0114】
次にソフトウェア起動時の各ファイルのチェック用部品ク452について説明する。チェックするファイルは、次のようなものがある。
(a)許可情報格納ファイル
(b)ソフトウェア使用マシンへのインストール時に共にインストールされるソフトウェア識別情報格納ファイル
(c)個人識別情報ファイル
(b)、(c)の各ファイルを読み込んだ後に各ファイルが(a)のファイルに格納された許可情報で許可されたものであるかを、読み込んだファイルから生成したバイト列と許可情報に含まれるバイト列を比較してチェックする。
【0115】
次にマシン日付と日時の取得およびチェック用部品453について説明する。本実施例ではソフトウェアの起動時に、ソフトウェア使用マシン205(図1)のオペレーティングシステム(OS)で設定されている日付と時刻をアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を利用して取得する。そして、ライセンス取得日時からとソフトウェア識別情報内の有効期限、有効期間から有効期限がいつからいつまでであるかを算定し、有効期限外であれば起動をエラーとする。
【0116】
なお、可能であれば日時は複数のAPIを使用してチェックすることが理想的である。例えば一時ファイルを作成し、ファイルの作成日時を取得するAPIで日時を取得し、これらの間で日時が大きく異なっていればAPIがフックされ日時が偽装されているとして起動をエラーとしてもよい。この手法によってはマシン内の時計そのものが変更されている場合をチェックすることができないが、時計そのものを変更しないと不正使用できないということが大きな不正使用抑止効果を持つ。また、過去に不正使用をしたソフトウェア使用者203の情報あるいはソフトウェア使用マシン205についての情報をソフトウェア認証プロバイダ204側が格納しておき、このような対象に対してライセンスの条件の条件を厳格にすることも不正使用抑止効果を持つ。
【0117】
最後にマシン情報の収集用部品454について説明する。ソフトウェアの起動時にソフトウェア使用マシン205の使用しているCPUの種別、マザーボードの種別、ネットワークMACアドレスあるいはオペレーティングシステムのシリアル番号を取得する。取得はオペレーティングシステムのAPIあるいはドライバ経由で取得する。取得した情報をもとに所定のアルゴリズムでマシン識別情報を生成し、許可情報に含まれるマシン識別情報と比較し、異なっていれば認可されていないマシンにおける起動であると判定し、起動をエラーとする。
【0118】
以上説明した各部品451〜454は、ソフトウェア認証プロバイダ204から提供されソフトウェア開発者によりソフトウェア製品に組み込まれる。これらの部品451〜454は、実行ファイルのコードのディスアッセンブルによる解析と改変を防止するために、実行ファイル中では暗号化しておき、実行時に復号化して実行する実装を行ってもよい。これにより、さらに改造による改変が困難になる。
【0119】
<発明の第1の変形例>
【0120】
図12は本発明の第1の変形例におけるソフトウェア認証システムの構成を表わしたものである。図12で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第1の変形例のソフトウェア認証システム200Aは、先の実施例の図1で示した小売店206がシステムの一部を構成しておらず、代わってネットワーク201上にダウンロードサーバ501が接続されている。ダウンロードサーバ501は、ソフトウェア製造業者202が製造したソフトウェアをソフトウェア使用者203に対して、ダウンロードさせることを専門に行う業者のサーバである。したがって、ソフトウェア製造業者202は製造したソフトウェアをネットワーク201を通じて、あるいは郵送によってダウンロードサーバ501に送り、ソフトウェア使用者203によるダウンロードの要求に対処させることになる。
【0121】
図13は、ソフトウェア製造業者の行う処理の流れの概要を表わしたものである。図13で図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。ソフトウェア製造業者202は、ソフトウェア認証プロバイダ204からソフトウェア識別情報のダウンロードを行ったら(ステップS305)、ソフトウェアをダウンロードサーバ501に格納することになる(ステップS511)。すなわち、図2で示したような小売店206への出荷は行わない。
【0122】
図14は、ダウンロードサーバの処理の流れを表わしたものである。ダウンロードサーバ501は図示しないホームページにダウンロードできるソフトウェアの一覧を表示している。ソフトウェア使用者203がその中のソフトウェアについて購買(あるいは使用)を要求したら(ステップS521:Y)、そのソフトウェアを要求された者にダウンロードさせる(ステップS522)。
【0123】
先の実施例で説明したようにソフトウェアのダウンロード自体がそのソフトウェアを直ちに使用できる権利でないので、ダウンロードは特に規制なく行わせることができる。したがって、たとえばダウンロード先をダウンロードを要求したソフトウェア使用予定のソフトウェア使用者203に限定する必要はなく、友人にソフトウェアを紹介するといったような形でダウンロードを行わせることもできる。この場には、そのソフトウェアの使用説明書等の内容を説明する文書データを添付することも有効である。
【0124】
図15は、この変形例におけるソフトウェアの使用を行うあるいはその予定のソフトウェア使用者の処理の流れを示したものである。図15で図5と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図15では、ソフトウェア認証プロバイダ204から個人識別情報をダウンロード(ステップS352)した後に、ダウンロードサーバ501からダウンロードしたソフトウェアをソフトウェア使用マシン205にインストールすることになる(ステップS521)。このとき、該当するソフトウェアに含まれているインストーラを使用し、ソフトウェア識別情報と個人識別情報をソフトウェア使用マシン205にインストールする。
【0125】
この第1の変形例のソフトウェア認証システム200Aにおけるこれ以外の構成部分としてのソフトウェア認証プロバイダ204およびソフトウェア使用マシン205の制御は先の実施例と実質的に同一である。ただし、この変形例のダウンロードサーバ501が先の小売店206と同様に独立して利潤を得て運営を行う必要がある場合には、ソフトウェア製造業者202あるいは決済を行ったソフトウェア認証プロバイダ204が得た売り上げの一部がダウンロードサーバ501に割り当てられる必要がある。
【0126】
<発明の第2の変形例>
【0127】
図16は本発明の第2の変形例におけるソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの要部を表わしたものである。この図16は先の実施例の図10に対応するもので、ソフトウェア認証プロバイダ204の行う図9の処理は第2の変形例も同一であるためその図示は省略する。
【0128】
この第2の変形例では、先の実施例と異なり図1に示したソフトウェア認証プロバイダ204は同じく図1に示したソフトウェア使用マシン205が認証の対象となった特定のソフトウェアを起動する際に起動が可能であるかどうかを問い合わせるようになっている(ステップS601)。このため、ソフトウェア認証プロバイダ204はステップS402でソフトウェア販売代金の決済を行った時点での使用許可を表わす一時許可情報の生成および送信をソフトウェア使用マシン205に対して行い(ステップS602)、使用期間等の使用条件を表わした許可情報を所定の記憶部に記憶しておく(ステップS603)。ソフトウェア使用マシン205は一時許可情報を受信することでその時点でそのソフトウェアを起動して直ちに使用することができる。次回以降にそのソフトウェアを使用しようとするときには、ステップS601の起動問い合わせを行うことになる。
【0129】
ステップS601の起動問い合わせが行われた場合、ソフトウェア認証プロバイダ204はステップS603で記憶されたそのソフトウェアについての使用条件をチェックして起動が可能であるかどうかを判別する(ステップS604)。たとえば、起動回数に制限があったり、使用期限が付いているような場合には、それらの条件を満足しているか否かの判別が行われる。この結果、使用条件を満足している場合には(Y)、問い合わせが行われた時点での使用許可を表わす一時許可情報の生成および送信をソフトウェア使用マシン205に対して行う(ステップS605)。これに対して使用条件を満たさなかった場合には(ステップS604:N)、ステップS405に進んで不許可情報の生成を行って、これをソフトウェア使用マシン205に送信する。
【0130】
この第2の変形例ではソフトウェア使用マシン205が認証を受けたソフトウェア認証プロバイダ204と少なくともソフトウェアの起動を行うそれぞれの時点で接続されていることが必要である。通信ネットワークがコンピュータのみならず多くの電気製品と常時接続する環境が整備されつつある昨今では、少なくともネットワークの接続と関係するソフトウェアについてこのソフトウェア認証システムは簡単に実現することができる。しかもこの第2の変形例のソフトウェア認証システムによれば、ソフトウェア使用マシン205側の計時機構に障害が発生したような場合でもソフトウェア認証プロバイダ204が使用期間等の時間管理を行うことができるので、ソフトウェアの管理をより簡単かつ確実に行うことができる。
【0131】
<発明のその他の変形可能性>
【0132】
以上説明した実施例および変形例では図2あるいは図13に示したようにソフトウェア認証プロバイダ204はライセンスチェック開発ツールをソフトウェア製造業者202に送って、ソフトウェアへのライセンスチェック部品の組み込みを行ったが、このような処理を場合によっては省略することができる。すなわち、ソフトウェア製造業者202はソフトウェア認証プロバイダ204を認証のために選定したら、これに対して該当するソフトウェアについての使用条件をいきなり登録することも可能である。また、ソフトウェア製造業者202はソフトウェア認証サーバ代行システム等のシステムに共通の汎用のツールを購入し、これを使用してライセンスチェック部品をソフトウェアに組み込むことも可能である。
【0133】
また、実施例および変形例では1つのソフトウェア使用マシン205の1つのオペレーティングシステムに対してソフトウェアを使用させる場合を例として説明したが、ライセンスの形態は各種存在し、それに応じた使用形態でソフトウェアの使用が行われることは自由である。たとえばソフトウェア使用者203が自宅と勤務先でソフトウェアを排他的に使用する場合には、これに対してソフトウェアの使用管理を行うようにしてもよい。この場合、それぞれのソフトウェア使用マシン205が共に起動時あるいはソフトウェアの使用時にネットワークと接続されるものであれば、ソフトウェア認証プロバイダ204がソフトウェアの起動時あるいは使用時にチェックを行い、使用条件を満たすように管理することが容易である。
【0134】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜請求項11記載の発明によれば、ソフトウェア認証サーバという独立したサーバが各種のソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアの認証を行うので、そのようなサーバを立ち上げる資金の無い者であっても、これを迅速に利用し、ソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。また、ソフトウェア認証サーバは取り扱うソフトウェアの内容をチェックすることができるので、使用者にとっても安心であるだけでなく、ソフトウェア認証サーバという仲介者を通すことで支払いについてのトラブルも避けることができる。
【0135】
また、請求項12〜請求項26記載の発明によれば、ソフトウェア認証サーバというサーバを用いたソフトウェア認証サーバ代行システムが構築されるので、ソフトウェア製造業者側装置が特別なサーバを用意することなくソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。また、ソフトウェア認証サーバは取り扱うソフトウェアの内容をチェックすることができるので、使用者にとっても安心であるだけでなく、ソフトウェア認証サーバという仲介者を通すことで支払いについてのトラブルも避けることができる。
【0136】
更に請求項23〜請求項27記載の発明によれば、ソフトウェアの認証代行が所定のステップで行われるので、これを利用することでソフトウェア製造業者側装置が特別なサーバを用意することなくソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。
【0137】
また、請求項28〜請求項32記載の発明によれば、所定のコンピュータにプログラムを組み込んで実行することでソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアの認証を行うソフトウェア認証サーバを実現することができるので、このようなサーバが存在することでソフトウェア製造業者が独自に自前でこのようなサーバを立ち上げなくても、これを迅速に利用し、ソフトウェアを第三者に使用させたり販売することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるソフトウェア認証システムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例でソフトウェア製造業者の処理の流れの概要を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例におけるソフトウェア登録画面の一例を示した平面図である。
【図4】本実施例における小売店の処理の様子を表わした流れ図である。
【図5】本実施例でソフトウェアの使用を行うソフトウェア使用者の処理の流れを示した流れ図である。
【図6】本実施例における個人情報登録画面の一例を示した平面図である。
【図7】本実施例でソフトウェア使用マシンの処理動作の流れを表わした流れ図である。
【図8】本実施例でソフトウェア使用マシンのソフトウェア認証画面を表わした平面図である。
【図9】本実施例でソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの一部を表わした流れ図である。
【図10】本実施例でソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの残りの部分を表わした流れ図である。
【図11】本実施例でソフトウェア使用マシンの起動時のチェック項目を表わした説明図である。
【図12】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア認証システムの構成を表わしたシステム構成図である。
【図13】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア製造業者の処理の流れの概要を表わした流れ図である。
【図14】本発明の第1の変形例におけるダウンロードサーバの処理の流れを表わした流れ図である。
【図15】本発明の第1の変形例におけるソフトウェア使用者の処理の流れを示した流れ図である。
【図16】本発明の第2の変形例におけるソフトウェア認証プロバイダ側の処理の流れの要部を表わした流れ図である。
【図17】ソフトウェアを自社で認証登録するようにした従来のソフトウェア認証システムの一例を示したシステム構成図である。
【符号の説明】
200、200A ソフトウェア認証システム
201 ネットワーク
202 ソフトウェア製造業者
203 ソフトウェア使用者(使用予定者)
204 ソフトウェア認証プロバイダ
205 ソフトウェア使用マシン
501 ダウンロードサーバ
Claims (32)
- ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からインストールしたそのソフトウェアに伴って発生したその装置を特定する装置識別情報をネットワークを介して入力する装置識別情報入力手段と、
この装置識別情報入力手段から入力した装置識別情報を基にして前記装置に前記特定のソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、
この許可決定手段が許可を与えると決定したとき前記装置に対して前記特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可手段
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、
このツール提供手段によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、
この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、
この許可決定手段が許可を与えると決定したとき前記装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、
このツール提供手段によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、
この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき前記許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、
前記許可決定手段が許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ。 - ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信手段と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録手段と、
この個人情報登録手段で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付手段と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定手段と、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信手段と、この許可要求信号受信手段が許可要求信号を受信したとき前記許可決定手段がその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付手段と、
前記許可決定手段が許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付手段
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供手段と、
このツール提供手段によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信手段と、
所定の装置に前記特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信手段と、
この使用者情報受信手段で受信した者としての使用者が前記使用条件受信手段によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可手段
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ。 - 前記許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置に対して前記特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ。
- 前記許可決定手段は単一の使用者の予め定めた数の装置の1つのオペレーティングシステムに対して前記特定のソフトウェアの実行を許可することを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ。
- 前記実行許可手段は前記特定のソフトウェアの実行を許可するときそのソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を前記装置に与えることを特徴とする請求項1記載のソフトウェア認証サーバ。
- 前記許可情報送付手段は前記許可情報を送付するとき前記特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を前記装置に与えることを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ。
- 前記使用条件は前記特定のソフトウェアを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報を含んでおり、前記判別手段はこれを満足しないとき使用条件と合致しないと判別することを特徴とする請求項5記載のソフトウェア認証サーバ。
- 前記許可情報送付手段が前記許可情報を与える前にそのソフトウェアに対する対価を前記使用者から徴収する対価徴収手段を具備することを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ。
- ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、このソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、このソフトウェア製造業者側装置の前記特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を前記認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた前記認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、
このソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、
このソフトウェア製造業者側装置の前記特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を前記認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた前記認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、この許可情報発行有無判別手段が許可情報の発行を可としたときこれを発行する許可情報発行手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、このソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を前記認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、前記ソフトウェア使用装置が前記特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証の際のソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールを取得するツール取得手段と、このツール取得手段によって取得したツールを使用して特定のソフトウェアにその使用条件を組み込む使用条件組み込み手段と、前記特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、このソフトウェア製造業者側装置の前記特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を前記認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた前記認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を前記認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、前記ソフトウェア使用装置が前記特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、
このソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアをインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を前記認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してがその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、前記ソフトウェア使用装置が前記特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - ソフトウェアの認証先から認証を受けようとする特定のソフトウェアの使用条件を前記認証先に登録のために送付する使用条件送付手段と、前記認証先が使用条件を登録したときに発行する前記特定のソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を取得するソフトウェア識別情報取得手段と、このソフトウェア識別情報取得手段によって取得したソフトウェア識別情報を前記特定のソフトウェアに組み込むソフトウェア識別情報組み込み手段とを備えたソフトウェア製造業者側装置と、
このソフトウェア製造業者側装置の前記特定のソフトウェアの使用を希望するとき使用者側の情報としての個人情報を前記認証先に登録のために送付する個人情報送付手段と、この個人情報送付手段の送付を受けた前記認証先がこれを基にして使用者の個人識別情報を発行したときこれを取得する個人識別情報取得手段とを備えた使用者側装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置が前記ソフトウェア識別情報組み込み手段によってソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアを前記使用者側装置が取得した前記個人識別情報と共にインストールするインストール手段と、このインストール手段によってインストールした前記特定のソフトウェアに組み込まれたソフトウェア識別情報と自装置を前記認証先で識別させるためのマシン識別情報および前記個人識別情報とを少なくとも備えた使用装置側識別情報を前記認証先に送付する使用装置側識別情報送付手段と、この使用装置側識別情報送付手段による使用装置側識別情報を少なくとも判断材料として前記認証先がその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行したときこれを取得する許可情報取得手段と、この許可情報取得手段が取得した許可情報を基にして対応する前記特定のソフトウェアの起動をその都度行うときその起動の可否を前記認証先に問い合わせる起動可否問い合わせ手段と、この起動可否問い合わせ手段の問い合わせに対して個別に判別した結果として起動を可とする回答があったとき前記特定のソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを備えたソフトウェア使用装置と、
前記ソフトウェア製造業者側装置から前記特定のソフトウェアの認証先としてソフトウェア使用条件のチェックに使用するツールの要求があったときこれを発行するツール発行手段と、前記ソフトウェア製造業者側装置の使用条件送付手段から前記特定のソフトウェアの使用条件が送られてきたときこれを基にしてそのソフトウェアを識別するためのソフトウェア識別情報を生成するソフトウェア識別情報生成手段と、前記ソフトウェア使用装置から使用装置側識別情報が送られてきたときこれを少なくとも判断材料としてそのソフトウェア製造業者側装置に対してその特定のソフトウェアの使用を認めることを示す許可情報を発行するか否かを判別する許可情報発行有無判別手段と、前記ソフトウェア使用装置が前記特定のソフトウェアの起動の可否を問い合わせてきたときその起動の可否を回答する起動可否回答手段とを備えたソフトウェア認証サーバ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証サーバ代行システム。 - 前記使用者側装置から送られてくる個人情報はソフトウェアの使用に伴う代金の決済に関する情報を含んでおり、前記ソフトウェア認証サーバの前記許可情報発行有無判別手段は個人情報を用いて前記特定のソフトウェアに関して決済を完了したことを前提条件として許可情報発行の有無を判別することを特徴とする請求項13、請求項15、請求項17、請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システム。
- 前記ソフトウェア使用装置は、前記許可情報を登録する許可情報登録手段と、この許可情報登録手段に登録された許可情報にその前記特定のソフトウェアに関してこれを使用できる期間あるいは期限からなる使用時間制限情報が含まれている場合にはそのソフトウェアの起動を行う時点でこれによる制限を受けるか否かを判別する制限有無判別手段と、この制限有無判別手段で制限を受けないと判別されたときのみそのソフトウェアの起動を行うソフトウェア起動制御手段とを更に具備することを特徴とする請求項12〜請求項15いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システム。
- 前記ソフトウェア製造業者側装置の前記ソフトウェア識別情報組み込み手段でソフトウェア識別情報を組み込んだ前記特定のソフトウェアを小売りする小売り手段を具備することを特徴とする請求項12〜請求項19いずれかに記載のソフトウェア認証サーバ代行システム。
- ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得ステップと、
この装置識別情報取得ステップで取得した装置識別情報から前記特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、
この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記装置に対して前記特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可ステップ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証代行方法。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、
このツール提供ステップによって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、
この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、
この許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証代行方法。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、
このツール提供ステップによって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、
この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、
この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき前記許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、
前記許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証代行方法。 - ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信ステップと、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録ステップと、
この個人情報登録ステップで登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付ステップと、前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定ステップと、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信ステップと、
この許可要求信号受信ステップで許可要求信号を受信したとき前記許可決定ステップでその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付ステップと、
前記許可決定ステップで許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付ステップ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証代行方法。 - ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供ステップと、
このツール提供ステップによって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信ステップと、
所定の装置に前記特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信ステップと、
この使用者情報受信ステップで受信した者としての使用者が前記使用条件受信ステップによって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別ステップと、
この判別ステップによって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可ステップ
とを具備することを特徴とするソフトウェア認証代行方法。 - コンピュータに、
ソフトウェア製造業者が製造した特定のソフトウェアをインストールした装置からその装置を特定する装置識別情報を取得する装置識別情報取得処理と、
この装置識別情報取得処理で取得した装置識別情報から前記特定のソフトウェアをインストールした装置に対してそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、
この許可決定処理で許可を与えると決定したとき前記装置に対して前記特定のソフトウェアの実行をネットワークを介して許可する実行許可処理
とを実行させることを特徴とするソフトウェア認証代行プログラム。 - コンピュータに、
ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、
このツール提供処理によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、
この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、
この許可決定処理で許可を与えると決定したとき前記装置に対して、それ以後におけるその特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理
とを実行させることを特徴とするソフトウェア認証代行プログラム。 - コンピュータに、
ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、
このツール提供処理によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、
この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき前記許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、
前記許可決定処理で許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理
とを実行させることを特徴とするソフトウェア認証代行プログラム。 - コンピュータに、
ソフトウェアを製造する製造業者から特定のソフトウェアの使用条件を受信する使用条件受信処理と、
前記特定のソフトウェアの使用を希望する者の個人情報を登録する個人情報登録処理と、
この個人情報登録処理で登録した使用者に対して前記特定のソフトウェアのインストールのための個人識別情報を送付する個人識別情報送付処理と、
前記特定のソフトウェアをインストールした装置からそのソフトウェアの使用の許可を求める要求があったとき、これと併せて送られてくる個人識別情報を基にしてその装置にそのソフトウェアを実行する許可を与えるか否かを決定する許可決定処理と、
前記装置が前記特定のソフトウェアを起動するたびに送ってくるそのソフトウェアの使用の許可を要求する許可要求信号を受信する許可要求信号受信処理と、この許可要求信号受信処理で許可要求信号を受信したとき前記許可決定処理でその装置について許可を与えると決定している場合にのみそのソフトウェアの使用の許可を与える許可送付処理と、
前記許可決定処理で許可を与えると決定したとき前記装置に対して、その起動時における特定のソフトウェアの実行を許可するための許可情報を与える許可情報送付処理
とを実行させることを特徴とするソフトウェア認証代行プログラム。 - コンピュータに、
ソフトウェアを製造するソフトウェア製造業者に対してその開発したソフトウェアの使用条件を設定するためのツールを提供するツール提供処理と、
このツール提供処理によって提供されたツールを基にして前記ソフトウェア製造業者が特定のソフトウェアの使用条件を設定したときこれを受信する使用条件受信処理と、
所定の装置に前記特定のソフトウェアを使用することを希望する者からその者の使用に関する情報を受信する使用者情報受信処理と、
この使用者情報受信処理で受信した者としての使用者が前記使用条件受信処理によって受信した使用条件と合致するか否かを判別する判別処理と、
この判別処理によって合致すると判別されたときその使用者の装置における前記特定のソフトウェアの使用を認めるソフトウェア使用許可処理
とを実行させることを特徴とするソフトウェア認証代行プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2002204250A JP2004046606A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | ソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラム |
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JP2002204250A JP2004046606A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | ソフトウェア認証サーバ、その代行システム、ソフトウェア認証代行方法およびそのプログラム |
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