JP2004041709A - カプセル医療装置 - Google Patents

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Akio Uchiyama
内山 昭夫
Takeshi Yokoi
横井 武司
Jun Hasegawa
長谷川 潤
Wataru Ono
大野 渉
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Abstract

【課題】動作させたい部位付近に達した時に動作させる等の制御ができるカプセル医療装置を提供する。
【解決手段】患者2は撮像手段を内蔵したカプセル3を飲み込み、体外に配置された体外ユニット4は、カプセル3から送信される位置検出用の信号を複数のアンテナからなるアンテナアレイ21を経て無線回路22で受信し、位置検出回路24によりカプセル3の位置を検出して比較回路25に送り、比較回路25はパソコン5の特定位置設定手段28により予め設定された特定空間位置の位置データと閾値以内で一致しているかを判断することにより、動作させたいと望む部位に達するまでは撮像動作を行わせないように制御することにより、カプセル3の電池16の無駄な消耗を抑制できるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は生体内に挿入または嚥下され、医療行為または生体情報を得るカプセル医療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特願2001−248217号に内視鏡の挿入形状の検出する装置が開示されている。また、特開2001−179700号公報にも位置検出する装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−179700号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
カプセル型医療装置は、体腔内で作用(具体的には、生体情報の取得、治療、処置、組織採取、薬剤の放出など)させたい部位に達したときのみ、その機能を動作させたいが、それを実現する手段がなかった。
【0005】
また、内部に電源を持つカプセル医療装置は、電源の容量より動作時間が限られてしまうという問題点がある。
また、カプセルで取得する生体情報が画像の場合、操作者は、注目領域以外で取得された画像についても確認しなくてはならず、画像の確認時間が増大してしまう問題点があった。
【0006】
そのため、動作させたい部位で動作させるためには、それまでの時間にカプセル医療装置が消費する電力を節約することが望ましい。
また、確認の時間が短縮できることが望ましい。
【0007】
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、動作させたい部位付近に達した時に動作させる等の制御ができるカプセル医療装置を提供することを目的とする。
また、確認時間の短縮ができるカプセル医療装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
生体内における特定空間を指定する特定空間設定部と、
生体内に挿入または嚥下されるカプセルと、
前記カプセルが特定空間設定部で設定された特定空間の内部に存在するか否かを認知する認知部と、
前記認知部の出力により前記カプセルの状態を制御する制御部と、
を設けたことにより、カプセルが特定空間に到達した際にカプセルの状態を変化させることができるようにしている。
【0009】
また、生体に挿入され、生体情報を得る生体情報検出部を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置であって、
前記カプセルの位置を検出する位置検出部と、
生体内における特定空間を指定する特定空間設定部と、
前記位置検出部からのカプセル位置情報と前記特定空間設定部で設定された特定空間を比較し、比較結果に対応した信号を出力する比較部と、
前記比較部から信号出力により前記カプセルの状態を制御する制御部と、
を設けることにより、その特定空間でカプセルの状態を変化させ、医療行為を行えるようにしている。その特定空間で生体情報を得る動作等をして、電力の節約等を行うことができるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1(A)及び図1(B)は第1の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成及びカプセルの構成を示し、図2はカプセル医療装置の動作説明のフローチャートを示し、図3は体外ユニットが画像情報を保存する場合のファイル形式を示し、図4はモニタでの撮影画像等の表示例を示す。
【0011】
図1(A)に示す本発明の第1の実施の形態のカプセル医療装置1は、患者2の体内での生体情報(本実施の形態では具体的には光学的に撮像した画像情報)を得るカプセル3と、体外に配置され、カプセル3と通信して生体情報を得ると共に、その空間位置の検出を行う体外ユニット4と、この体外ユニット4と着脱可能に接続され、体外ユニット4で蓄積した生体情報を取り込んだり、生体情報を取得する設定を行うパソコン(図ではPCと略記)5と、このパソコン5に接続され、生体情報等の表示を行うモニタ6と、患者2の任意の体表上などの基準位置に取り付けられ、その基準位置で発信信号を出力させることにより位置検出精度を向上するための基準マーカ7とからなる。
【0012】
患者2の体内に口部からの嚥下により挿入されるカプセル3は、図1(B)に示すようにカプセル状容器10の内部に撮像を行う撮像素子11と、撮像素子11による撮像を行うために照明する照明素子12と、撮像素子11及び照明素子12等を制御すると共に、撮像素子11で撮像した信号に対する信号処理を行う制御回路13と、制御回路13を経て撮像素子11で撮像した生体情報(具体的には画像情報)の送信等を行う無線回路14と、この無線回路14に接続され、画像情報を無線(電波)で体外ユニット4側に放射するアンテナ(図1(B)ではATと略記)15と、そして撮像素子11、照明素子12、制御回路13、無線回路14を動作させる電源を供給する電池16とが内蔵されている。
【0013】
無線回路14は撮像(撮影)開始の指示を受けるまでは、アンテナ15から位置検出用の信号を送信する。この場合、一定の振幅の信号を送信し、体外ユニット4側では、それぞれ異なる体表付近の各位置に設置した複数のアンテナで切り替えて受信することにより、その受信信号の強度等からカプセル3の空間位置を検出できるようにしている。
【0014】
また、アンテナ15は体外ユニット4側から無線で送信された信号を受け、無線回路14で復調して、制御回路13に送り、制御回路13は画像情報の取得開始(撮影の開始)のコマンドと判断した場合には撮像素子11及び照明素子12を駆動させ、撮影を開始させ、また撮影終了のコマンドと判断した場合には撮影を終了する。
【0015】
このため、制御回路13の内部には図示しないROM等、撮影の開始及び終了のコマンドのコードに対応する情報を記憶したメモリを有し、体外ユニット4から信号を受信した場合には、制御回路13は上記コマンドか否かの判断を行い、判断結果に対応した動作を行うようにカプセル3の内部の各回路を制御する。
【0016】
一方、体外ユニット4はカプセル3と無線通信を行うためのアンテナアレイ21と、このアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナと接続され、無線で通信を行う信号を変調及び復調処理を行う無線回路22と、この無線回路22と接続され、制御を行う制御回路23と、無線回路22と接続され、カプセル3の位置検出を行う位置検出回路24と、位置検出回路24からの位置情報を、パソコン5側で設定された特定位置の設定情報とを比較する比較回路25と、無線回路22で受信した画像情報を保存する画像保存装置26と、この画像保存装置26に画像情報を保存する日時の情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)27とを有する。
【0017】
画像保存装置26は無線回路22で受信した画像情報と共に、位置検出回路24で検出した位置情報も保存するようにしている。
また、パソコン5は、カプセル3により撮影を開始させる特定空間領域(この領域は位置検出誤差等に応じて小さく設定でき、位置検出回路24による検出精度が高い場合には位置と見なせるので特定空間位置等とも記す)と撮影を終了する特定空間領域(位置)とを設定する特定位置設定手段28と、画像保存装置26からの画像情報及び位置情報を取り込み、画像情報及び位置情報を表示する処理を行う画像表示処理手段29とを有する。
【0018】
特定位置設定手段28により患者2におけるカプセル3で検査を行おうとする部分が例えば小腸の場合には、特定位置設定手段28により撮影開始をする第1の特定空間位置として十二指腸付近を指定し、撮影終了をする第2の特定空間位置として盲腸付近を指定する。
【0019】
そして、設定した2箇所の位置データを体外ユニット4の比較回路25に転送し、比較回路25では内部の図示しないメモリ等に基準位置情報として記憶する。
【0020】
また、画像表示処理手段29は、画像保存装置26で保存した画像情報及び位置情報を取り込み、例えば図4に示すように、カプセル3で撮影した撮影画像と、位置検出回路24で検出した位置情報の位置画像とを表示する。
【0021】
なお、パソコン5により特定空間位置の設定を行う場合、カプセル3により検査を行おうとする患者2のデータの入力を行う患者データ入力手段も有し、その患者データは体外ユニット4の画像保存装置26に画像情報の蓄積前に保存される。そして、画像保存装置26には、患者データの後に、カプセル3により撮影された複数の画像情報が保存されるようにしている。
つまり、体外ユニット4の画像保存装置26には、患者情報と関連付けられて画像情報が保存されるようにしている。
【0022】
また、特定位置設定手段28により特定空間位置の設定を行う場合、基準位置マーカ7の基準位置情報や、超音波診断装置、X線装置による検査情報や、体形等による臓器位置の統計データ等を参照して、撮影開始及び撮影終了の位置の設定を行う。
【0023】
このようにして特定空間位置(領域)の設定を行うことにより、精度良く特定位置の設定を行うことができると共に、カプセル3からの位置検出用の信号により精度良く位置検出を行うことができるようにしている。
【0024】
また、本実施の形態では、撮影開始と撮影終了の特定空間位置を設定し、それらの間で生体情報(具体的には画像情報)を得るように制御することにより、カプセル3に内蔵した電池16により無駄な電力消費を抑制し、生体情報を得たいと望む部位では確実に生体情報を得ることができるようにしている。
【0025】
このような構成による本実施の形態の作用を図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1に示すようにパソコン5により特定位置の設定を行う。つまり、特定位置設定手段28により撮影開始及び撮影終了の両位置の設定を行い、体外ユニット4に送信する。具体的には、小腸を検査しようとする場合には、撮影開始の位置として十二指腸の位置を設定し、盲腸付近を撮影終了位置に設定する。
【0026】
この場合、位置検出誤差を考慮して、例えば撮影開始の位置を指定する場合に、十二指腸の位置付近の領域を指定するために複数の位置を撮影を開始する位置として指定して、比較回路25では複数の位置の範囲内にあるか否かにより撮影開始の位置か否かを比較判定をするようにしても良い。
【0027】
撮影開始及び撮影終了の位置の設定を終了したら、ステップS2に示すようにその位置設定データを体外ユニット3に送り、体外ユニット3は比較回路25の内部のメモリ等に設定データを記憶する。そして、ステップS3に示すようにパソコン5と体外ユニット4を切り離し、患者2は電源を投入したカプセル3を飲み込む。
【0028】
すると、ステップS4に示すようにカプセル3は位置検出用の信号を送信する。体外ユニット4は、この位置検出用の信号をアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを切り替え、無線回路22により復調し、復調した信号を位置検出回路24に送る。
そして、ステップS5に示すように位置検出回路24はカプセル3の位置算出を行い、算出した位置データを比較回路25に送る。
【0029】
比較回路25では、ステップS6に示すように算出された位置データが位置設定データにおける撮影開始位置の位置データと閾値以内で一致する(重なった)か否かの判断を行う。そして、一致していないと、ステップS4に戻り、カプセル3から送信される位置検出用信号から位置算出を行い、撮影開始位置の位置データと一致するか否かの処理を繰り返す。
【0030】
そして、カプセル3が撮影開始位置に達すると、算出された位置データが比較回路25のメモリに格納された撮影開始位置として設定された設定データと閾値以内で一致し、この場合にはステップS7に示すように体外ユニット4の比較回路25により一致した結果が制御回路23に送られ、制御回路23は撮影開始の指示信号を無線回路22を介してカプセル3に送信する。
【0031】
カプセル3側では制御回路13は、撮影開始の指示信号の命令内容を予め記憶して命令コードの記憶手段と比較する等して読み取り、ステップS8に示すように照明素子12と撮像素子11とを駆動して、撮影動作を開始し、撮影した画像データも位置データと共に送信する。この場合、照明素子12と撮像素子11とは所定周期で駆動される。
つまり、撮影開始の位置までは撮影動作を行わなくても済むので、その分の電池16のエネルギ消費を節約できる。
【0032】
体外ユニット4側では、無線回路22を介して受信した画像データが画像保存装置26に入力され、ステップS9に示すようにこの画像保存装置26は画像データを保存すると共に、位置検出回路24により検出した位置データと、さらにRTC27からの日時データとを保存する。
【0033】
例えば画像保存装置26には、図3(A)に示すようにヘッダ、画像データ、位置データ、フッタの順にした画像情報が蓄積(保存)される。このようにして、撮影開始位置にカプセル3が到達すると、カプセル3が撮影を開始し、撮影した画像データを位置信号と共に順次、体外ユニット4側に送信し、体外ユニット4側では画像データと位置データと、さらに日時データとを関連付けて保存する。
【0034】
また、位置検出回路24で検出した位置データは比較回路25に送られ、ステップS10に示すように比較回路25は位置検出回路24から送られた位置データが撮影終了位置の位置データと閾値以内で一致するか否かの判断を行い、一致していないと、ステップS8に戻り、撮影動作を続行する。
【0035】
そして、カプセル3が撮影終了位置に達すると、その位置データが比較回路25のメモリに記憶した設定データと一致することによって検出され、その結果が制御回路23に送られる。
【0036】
ステップS11に示すように制御回路23は撮影終了の指示信号をカプセル3に送信し、ステップS12に示すようにカプセル3はこの信号を受信すると、撮影動作を停止する。
【0037】
その後は、体外ユニット4を患者2から外して、体外ユニット4をパソコン5に接続し、体外ユニット4の画像保存装置26に保存された画像データ等を含む画像情報を画像表示処理手段29側に取り込み、モニタ6で表示する。
【0038】
モニタ6には、例えば図4に示すようにその表示面の右側の画像表示領域A1にカプセル3で撮影した撮影画像、左上の患者データ表示領域A2には患者データ、左下の位置データ表示領域A3には患者2の主要部の外形と位置検出回路24で算出したカプセル3の位置をそれぞれ表示する。
【0039】
また、撮影画像を表示する場合、その下側に撮影時間と、撮影したコマ番号を表示する。
なお、図4では左下の位置データ表示領域A3には、カプセル3の位置を時系列的に線で接続した軌跡として表示することにより、臓器の走行等を把握しやすい状態で表示している。
なお、図4の位置データ表示領域A3に、図3(A)の情報から撮影画像の表示と共に、そのカプセル3の位置を示す位置マーカMpを表示するようにしても良い。また、位置データを寄せ集めて、図4のように位置の軌跡を表示し、その軌跡上で表示される撮像画像に対応する位置を位置マーカMpで表示するようにしても良い。
【0040】
なお、図2のステップS12で撮影動作は終了するが、カプセル3に電力を残した状態で撮影を終了できるためその後も位置検出を継続できる。このため、カプセル3が体外に排出される時間を確認したり、予測し易い。
【0041】
このように作用する本実施の形態によれば、最初は体外ユニット4はパソコン5と接続する必要があるが、撮影したい領域の指定を行った後は、パソコン5と体外ユニット4とを切り離すことができ、患者2は自由に行動することができる。
【0042】
また、本実施の形態によれば、観察したい部位にカプセル3が到達するまでの間、撮影しなくてよく、かつ、目的の部位に到達したことを確認してから撮影動作を始めるようにできるので、カプセル3による画像撮影を効率的に行うことができるし、目的部位での長時間の駆動が実現できる。
【0043】
また、撮影された画像は、撮影終了後パソコン5を介してモニタ6に表示され、操作者が確認することになるが、目的の部位と違う部位の画像を確認しなくても済むため観察、診断の効率化を図ることができる。
【0044】
また、画像を観察するときは、カプセル位置を画像と同時に表示することでカプセルが観察している臓器の位置を把握しながら観察を行うことができる。
【0045】
また、カプセル3から画像を保存する際に、RTC27から時間情報を取得し、画像データに付加して保存することで、撮影時刻を明確に保存することができる。
【0046】
なお、上述の説明では画像データは図3(A)に示した形式で画像保存装置26に保存するようにしているが、図3(B)に示すような形式で保存するようにしても良い。
【0047】
つまり、画像取得と位置検出は異なるタイミングで行われるため、別々の関連付けを行った情報として保存するようにしても良い。
図3(B)に示すように例えば、画像情報はヘッダ、画像データ、日時、フッタの順とし、位置情報はヘッダ、位置データ、日時、フッタの順とすることで、画像情報と位置情報及び撮影時刻の対応をつけることができる。この時の位置情報は、例えば位置検出を行った最新のデータを付加すればよい。
【0048】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図5を参照して説明する。本実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様であり、パソコン5側による画像表示処理する画像表示処理手段による画像表示処理が第1の実施の形態と一部異なる。
【0049】
つまり、本実施の形態は、パソコン5は体外ユニット4の画像保存装置26から画像情報等を取り込んだ場合、図5に示すように撮影開始位置と撮影終了位置とを第1のマーカ位置M1、第2のマーカ位置M2とした観察範囲として画像表示領域A1に表示される撮影画像がその観察範囲全長に対してどの比率(例えばパーセント)にあるかを分かり易く表示するようにしている。
【0050】
つまり、モニタ6に表示される撮影画像と共に、その撮影画像を得た位置を観察範囲全長のどの割合の位置にあるかを同時に表示するようにして、診断を行う医者は、例えば疾患部位等をとらえた注目すべき撮像画像があった場合に、その疾患部位の撮影画像を得た位置(図5では例えばM3)が全長に対しての比率(図5では例えば50%)で表示されようにして、疾患部位等の位置を把握しやすくしている。
【0051】
また、このように疾患部位のような注目すべき撮影画像に対して、パソコン5のキーボードなどから、その撮影画像の情報に識別符号の付帯情報を付け、その撮影画像の情報を検索し易いようにしても良い。
【0052】
そして、その撮影画像を確認したいような場合には、この付帯情報が付けられた撮影画像を表示する指示入力を行うことにより、その撮影画像を検索して、表示し、かつその撮影画像を得た位置が全長に対しての比率で表示される。
【0053】
本実施の形態によれば、表示される撮影画像と共に、その撮影画像を得た位置が観察範囲の全長における比率で表示されるので、疾患部位等をとらえた場合においてもその位置を把握し易く、迅速な診断を行い易いカプセル医療装置を提供できる。
【0054】
なお、本実施の形態では、位置検出手段を設けているので、モニタ6に表示される撮影画像が観察範囲の全長におけるどの比率の位置であるかの表示を行うようにしているが、以下の変形例による表示形態を採用しても良い。
【0055】
この変形例では、位置検出手段による位置情報を用いないで、簡易的に撮影開始の位置の時刻情報と撮影終了の時刻情報から観察範囲全体を通過するのに要する全時間を算出し、表示されている撮影画像に対してその撮影画像を得た時刻情報から観察範囲全体に対してどの比率の時刻位置にあるかを表示するようにしても良い。
【0056】
この場合には、図5における位置データ表示領域A3における例えば位置マーカMpは(画像表示領域A1に表示される)撮影画像の時間位置を第1のマーカ位置M1を通過した時刻と第2のマーカ位置M2を通過した時刻との時刻差の時間に対して何パーセントの時間位置にあるかを表示することになる。
【0057】
換言すると、第1のマーカ位置M1を起点とし、第2のマーカ位置M2を終点として時間バーを表示し、画像表示領域A1に表示される撮影画像の撮影時刻をその時間バー上に表示するようにしても良い。この表示形態は、特に位置検出手段を有しないで、RTC27による日時情報を有するような場合に広く適用できる(後述する第9の実施の形態がその例となる)。
【0058】
(第3の実施の形態)
次に図6及び図7を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。図6は本発明の第3の実施の形態のカプセル医療装置の構成を示し、図7は体外ユニットで保存される信号強度情報と画像情報とのフォーマットを示す。
図6に示す本発明の第3の実施の形態のカプセル医療装置1Bは図1(A)に示す第1の実施の形態のカプセル医療装置1の構成を一部変更した構成にしている。
【0059】
具体的には、第1の実施の形態では体外ユニット4内部に位置検出(位置算出)を行う位置検出回路24を設けていたが、この位置検出機能をパソコン5B側に移すようにしたものである。
【0060】
つまり、本実施の形態のカプセル医療装置1Bは、第1の実施の形態のカプセル医療装置1における体外ユニット4の代わりに体外ユニット4Bを、パソコン5の代わりにパソコン5Bを採用し、体外ユニット4Bは無線回路22と接続され、アンテナアレイ21のアンテナを切り替えて受信した場合の信号強度の情報を保存する機能を備えた信号強度保存回路31を内蔵し、パソコン5Bは体外ユニット4に設けていた位置検出回路24と比較回路25を内蔵した構成にしている。
【0061】
体外ユニット4Bは無線回路22により、アンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを切り替えて受信した場合の信号強度の情報を信号強度保存回路31で保存する。なお、この信号強度保存回路31はカプセル3が撮影開始の位置に達するまでは、信号強度の情報を保存することなく、パソコン5Bの位置検出回路24に出力するようにしても良い。
【0062】
具体的には、信号強度保存回路31は体外ユニット4Bがパソコン5Bと接続された状態では複数のアンテナを切り替えて受信した信号、つまりアンテナI(アンテナアレイ21のアンテナの数をNとするとI=1〜N)のN個の強度データの信号をパソコン5Bの位置検出回路24に出力する。
【0063】
位置検出回路24はN個の強度データからカプセル3の位置を算出し、比較回路25に出力する。比較回路25は特定位置設定手段28で設定した撮影開始位置の位置データに閾値以内で一致するか否かの比較を行い、その比較結果を体外ユニット4Bの制御回路23に出力する。
【0064】
そして、制御回路23は比較結果が撮影開始位置に閾値以内で一致した場合には、第1の実施の形態と同様に撮影開始の指示信号を無線回路22を経てカプセル3に送信し、カプセル3は撮影を開始することになる。
【0065】
この後は、体外ユニット4Bをパソコン5Bと切り離して使用できる状態となる。また、制御回路23は撮影が開始状態になると、信号強度保存回路31に制御信号を送り、信号強度の信号データをRTC27からの日時データと共に、例えば図7(A)に示す信号強度情報のようなフォーマットで保存させるようにする。
【0066】
つまり、信号強度情報はヘッダ、アンテナ1強度データ、アンテナ2強度データ、…、アンテナN強度データ、日時データ、フッタの順で保存される。
また、カプセル3が撮影を行い撮影した画像データを送信し、体外ユニット4Bはその画像データを受信して、画像情報保存装置26で、例えば図7(B)に示す画像情報のフォーマットで保存する。このフォーマットは図3(B)で示した画像情報の場合と同様である。
【0067】
検査終了後は、体外ユニット4Bからパソコン5Bにデータを読み込み、その際に、信号強度情報から位置検出回路24を活用して位置情報を求め、画像情報と関連付けて表示することができる。
【0068】
例えば、図4に示したように表示することができるし、図5に示したように表示することもできる。
【0069】
また、カプセル3と体外ユニット4Bとの通信は、生体組織を通過してくる電波を使って通信される。生体組織は電磁波の吸収が大きいため、カプセル3と体外ユニット4Bとの通信状態を常に良好に確保するためにアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを患者2の近傍に配置する。アンテナを生体組織に略接触させることで、カプセル3と体外ユニット4Bの間の電磁的特性に境界をつくらずにアンテナを配置できる。これにより、信号強度から位置情報を算出する際の計算を単純化できる。そして、位置計測精度を向上させることができる。
【0070】
また、電磁波の減衰が生体組織の中では激しいため、全ての信号に十分な強度の受信感度があるとは限らない。
信号強度の強いデータを位置検出計算では優先的に採用し、ノイズレベルに近い信号強度の弱いデータは位置検出には用いないようにすることで位置検出精度を向上させることができる。
【0071】
このような構成及び作用をする本実施の形態によれば、体外ユニット4Bでの位置算出を行う比較的に負荷が大きい、電力消費を伴う処理をパソコン5B側で行うようにしているので、体外ユニット4Bの構成を簡単化して低コスト化もできると共に、軽量化やその電力消費を軽減して、使用時間を長くすることもできる。
【0072】
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態を図8を参照して説明する。本実施の形態は例えば第2或いは第3の実施の形態において、さらに特開2001−179700に開示されている2つの3次元磁気センサユニット或いは以下に説明する2つの3軸コイルを用いた位置検出手段を設けると共に、本実施の形態のカプセル3Cとして図8に示すようにカプセル3Cの視野方向と平行にその磁石41の双極子の向きがなるように磁石を設けるようにしている。
【0073】
例えば、カプセル状容器10の半球状の端部に形成した観察窓42の内側に対向するように配置した対物レンズ(撮像レンズ)43及びその結像位置に配置した撮像素子11による視野方向に沿った方向にN、S極を有する磁石41を配置した構成にしている。なお、このカプセル3Cは磁石41の他には図1(B)に示した照明素子12等を内蔵している。
このようなカプセル3Cとすることによりカプセル3Cの位置のみならず、観察方向も確認することができる。
【0074】
カプセル3Cの位置とカプセル3Cの向きを検出するためには、6自由度を検出できる位置検出手段が必要であるが、これは、例えば3軸コイルを2組み使用することで実現できる。
【0075】
さらには、この2組の3軸コイルを、患者の体表に接するように配置することで、カプセル3Cと3軸コイルの間の電磁波の減衰特性を一定にすることができ位置検出精度を向上させることができる。その他は第2或いは第3の実施の形態と同様の効果を有する。
【0076】
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態を図9ないし図11を参照して説明する。本実施の形態はカプセルの移動量(移動速度)を判断する手段を設け、移動量が小さい場合には、磁力で移動させるようにして、効率良く生体情報(ここでは画像情報)を得ることができるようにしたものである。
【0077】
図9は第5の実施の形態のカプセル医療装置1Dを示す。
このカプセル医療装置1Dは患者2の体腔内を検査するカプセル3Dと、カプセル3Dで撮影した画像を蓄積(保存)する体外ユニット4Dと、体外ユニット4Dで受信した信号からカプセル3Dの位置を検出すると共に、位置変化が少ない場合には移動させる制御を行うパソコン5Dと、画像情報等を表示するモニタ6と、パソコン5Dの制御下で磁界の向きを変更する磁界変更装置51と、この磁界変更装置51によって回転磁界を発生する回転磁界発生装置52とからなる。
【0078】
図10(A)はカプセル3Dの側面図を、図10(B)は視野方向側から見た正面図を示す。
図10に示すようにカプセル3Dは、図8のカプセル3Cにおける磁石41の向きを視野方向と直交する方向に変更して、この磁石41に回転磁界を印加することによりカプセル3Dを回転運動させるようにすると共に、カプセル状容器10の外面に、例えばカプセル3Dの軸方向にスパイラル状の突起を巻き付けたようなスクリュウ部53を設け、体腔内に挿入されたカプセル3Dを移動させたいような場合、このカプセル3Dを回転させることにより、スクリュウ部53によりカプセル3Dを推進させることができる構造にしている。
【0079】
より具体的には、カプセル3Dの中心軸が対物レンズ43の光軸と一致するように対物レンズ43が観察窓42内側に配置され、また対物レンズ43の光軸上に撮像素子11の撮像面の中心が臨むように配置され、また断面が円或いは四角で柱状の磁石41はその長手方向の中心軸がカプセル3Dの中心軸を通ってカプセル3Dの中心軸と直交する方向、より具体的には図10(B)に示すように撮像素子11の上方向の向きとなるようにカプセル3D内部に配置されている。
【0080】
つまり、磁石41のNSの着磁方向は、撮像素子11の撮像面における特定の方向(この場合には上方向)となるようにしてカプセル3Dの内部に取り付けられており、これにより磁石41による外部磁場を検出した方向から現在のカプセル3Dの画像の特定方向(上方向)がどの方向を向いているかを知ることができるようにしている。
【0081】
また、図9に示す体外ユニット4Dは、複数のアンテナからなるアンテナアレイ21と、このアンテナアレイ21に接続され、カプセル3Dからの信号を受信する受信回路54と、画像の保存をする画像保存装置26及びRTC27を有する。
【0082】
そして、受信回路54で受信した信号は画像保存装置26に送られ、例えば図7で示したように画像情報はRTC27からの日時データを含むようにして保存される。
また、受信回路54で受信したアンテナを切り換えて受信した信号強度データパソコン5Dに送られる。
【0083】
なお、本実施の形態では、カプセル3Dは体腔内に挿入される際に、撮像を行う動作状態に設定されているものとしている(外部から撮像の制御を行う実施の形態は第7の実施の形態で説明する)。
【0084】
パソコン5Dは、受信回路54から出力される信号強度データからカプセル3Dの位置を検出する位置検出回路24と、検出された位置データにより時間的な移動量を検出(或いは判断)する移動量検出機能56を備えた制御回路57と、画像表示処理を行う画像表示処理回路29とを有する。
【0085】
制御回路57は移動量検出機能56で検出された移動量が小さいと判断した場合には、磁界変更装置51に制御信号を送り、磁界変更装置51は制御信号により動作を開始し、回転磁界発生装置52により回転磁界を発生し、カプセル3Dの磁石41に回転磁界を印加して回転させ、カプセル3Dを推進させるようにする。
【0086】
この磁界発生装置52は、磁界変更装置51からの駆動信号を増幅するアンプと、そのアンプで増幅した駆動信号で、磁界方向が3軸方向に変更自在に設定されて回転されることにより回転磁界を発生する3軸マグネットとからなる。
【0087】
図11(A)は回転磁界発生装置52に係る構成を示し、図11(B)は回転磁界によりカプセル3Dに内蔵された磁石41に及ぼす動作の説明図を示す。 図11(A)に示すように回転磁界発生装置52はカプセル3Dを飲み込む患者の周囲に配置できるように中空部が設けてある。
【0088】
そして、図11(B)に示すようにカプセル3Dに回転磁界を印加することにより、回転磁界の方向が磁界回転平面上で順次、回転的に変化することにより磁石41に回転的な磁力が作用し、磁石41を内蔵したカプセル3Dが回転駆動される。
【0089】
そして、回転磁界の回転に伴い、(最初はずれた状態であっても)カプセル3D内の磁石41の回転平面と回転磁界の回転平面は一致するようにして回転駆動されるようになる。
【0090】
このようにして、カプセル3Dが患者2の体腔内で移動速度が小さくなったり、停止したような場合には、その状態を移動量検出機能56で検出し、カプセル3Dを回転させることにより、カプセル3D外周面に設けたスクリュウ部53の回転により、カプセル3Dを効率良く体腔内で推進させることができる。
このようにカプセル3Dを推進させることにより、カプセル3Dにより体腔内の画像情報を効率良く得ることができるようにしている。
【0091】
なお、位置検出回路24は検出した位置データを日時データを含む位置情報として保存し、画像表示処理回路29に出力し、画像情報を表示する場合に位置情報も表示できるようにしている。
【0092】
また、制御回路57は移動量が小さいと判断した場合には、画像保存装置26に対して、画像保存を間引いて行うように制御することもできる。
【0093】
なお、制御回路57は位置検出回路24により検出された位置データを画像保存装置26に転送し、画像保存装置26は画像情報の保存と共に、位置情報をRTC27からの日時データを含むように保存するようにしても良い。
【0094】
このような構成及び作用する本実施の形態によれば、カプセル3Dの移動量が小さくなった場合には、カプセル3Dに外部から強制的に移動させる推進力を与える制御を行うようにしているので、移動量が小さくなった場合にも、その移動量を大きくでき、体腔内の生体情報を効率良く得ることができる。
【0095】
(第6の実施の形態)
次に本発明の第6の実施の形態を図12を参照して説明する。図12は第6の実施の形態のカプセル医療装置1Eを示す。
図9のカプセル医療装置1Dにおいては、アンテナを切り換えて受信した信号強度からカプセル3Dの位置検出を行うようにしていたが、本実施の形態では例えば特開2000−179700に開示されている2つの3次元磁気センサユニットを用いた位置検出センサ61を患者2の周囲に設け、この位置検出センサ61による磁石41の磁界検出の信号出力を位置検出回路24に入力して(磁石41の位置から)カプセル3Dの位置検出を行うようにしたものである。
【0096】
つまり、このカプセル医療装置1Eは、図9のカプセル医療装置1Dにおいて、さらに位置検出センサ61を設け、この位置検出センサ61の出力をパソコン5Dの位置検出回路24に入力する構成にしている。
【0097】
この場合、回転磁界発生装置52を動作状態に設定した際、その回転磁界の影響を受けずに位置検出を行うことができるように、制御回路57は位置検出センサ61の動作を制御し、位置検出を行うタイミングと、磁界変更装置51を制御して回転磁界を付加するタイミングが重ならないように制御する。
このように制御することで精度の高い位置検出を実現している。
【0098】
その他の構成は第5の実施の形態と同様であり、また本実施の形態の作用も第5の実施の形態における電波で送られる信号強度の代わりに磁界により位置検出を行う点を除くと、第5の実施の形態とほぼ同様である。
本実施の形態は第5の実施の形態とほぼ同様の効果を有すると共に、画像取得を行う装置部分と、位置検出/磁界付加制御を行う装置部分を別々に構成できるため、必要なときのみ磁界変更装置51を使用できる効果がある。
【0099】
(第7の実施の形態)
次に本発明の第7の実施の形態を図13を参照して説明する。図13は第7の実施の形態のカプセル医療装置1Fを示す。
このカプセル医療装置1Fは、例えば図12のカプセル医療装置1Eにおいて、さらにパソコン5Dに(第1の実施の形態で説明した)特定位置設定手段28を追加した構成にし、この特定位置設定手段28の撮影開始と撮影終了の位置データは制御回路57に入力される。
【0100】
また、制御回路57は位置検出回路24により検出された位置データが撮影開始等の特定位置データと一致するか否かを判断する(比較回路25の)比較機能25′を備えた構成にし、比較機能25′の結果により、体外ユニット4D′の無線回路22を経てカプセル3D側に撮影を開始させたり、撮影を終了させたりする制御信号を送信できるようにしている(なお、この場合の体外ユニット4D′は、図12の体外ユニット4Dにおいて、受信回路54の代わりに送受信を行う無線回路22を採用している)。
【0101】
より具体的に説明すると、特定位置設定手段28では、撮影開始と撮影終了をする2つの特定位置(領域)として例えば、小腸を検査しようとする場合には、十二指腸の近傍空間に第1空間を設定し、盲腸近傍に第2の空間を設定する。
【0102】
そしてカプセル3Dを嚥下してから第1の空間に達するまでは、パソコン5Dの制御回路57により磁界変更装置51、回転磁界発生装置52を動作させカプセル3Dを早く第1空間に導くように制御する。この状態では画像の取得は行わない。
【0103】
第1空間にカプセル3Dが達すると、制御回路57は(比較機能25′により)第1空間内にカプセル3Dが到達したことを認識し、体外ユニット4D′の無線回路22を介してにカプセル3Dの画像取得開始と、磁界変更装置51に回転磁界の停止を命令する。
【0104】
カプセル3Dは画像取得を行い、小腸内を運動する。その後、カプセル3Dが小腸を通過して盲腸に達し、第2空間にカプセル3Dが存在する条件が成立する。この状態を制御回路57は(比較機能25′により)検出し、カプセル3Dによる画像取得を停止させる。さらに回転磁界を再度発生させカプセル3Dが大腸内を早く通過するように制御する。
【0105】
これにより、観察者は目的の部位(この場合は小腸)のみの画像を確認することができ観察の効率化を図ることができる。また、患者2にとっては、検査時間の短縮ができる効果がある。
【0106】
(第8の実施の形態)
次に本発明の第8の実施の形態を図14を参照して説明する。図14は第8の実施の形態のカプセル医療装置1Gを示す。
このカプセル医療装置1Gは、例えば図12のカプセル医療装置1Eにおいて、パソコン5Dに画像比較手段71を設け、体外ユニット4Dで受信した時経列で出力される画像データからカプセル3Dの移動量を検出するようにしたものである。
【0107】
つまり、図12のカプセル医療装置1Eにおいては、位置検出センサ61の出力信号により位置検出回路24でカプセル3Dの位置データを生成し、その位置データを移動量検出機能56に入力してカプセル3Dの移動量を検出していたが、本実施の形態では例えば画像保存装置26を経て出力される画像データをパソコン5Dに設けた画像比較手段71に入力して、複数の画像データの画像相関量を検出する処理により画像変化量を検出して、その検出結果を移動量検出機能56に入力してカプセル3Dの移動量を検出するようにしたものである。
【0108】
なお、画像比較手段71が比較する画像データは画像保存装置26からのものでも良いし、画像表示処理回路29を経て画像比較手段71に入力するようにしても良いし、受信回路54の出力信号からのものでも良い。
【0109】
このように本実施の形態では時経列の複数の画像に対して相関処理を行い画像が変化していることを検出する。画像に変化がない場合には制御回路56を介してカプセル3Dに回転磁界を付加し、カプセル3Dを強制的に運動させる。これによりカプセル3Dを移動させ、同一部位や同じ部位付近を観察する時間を減少でき、効率的な検査ができる。
【0110】
(第9の実施の形態)
次に本発明の第9の実施の形態を図15を参照して説明する。図15は第9の実施の形態のカプセル医療装置1Hを示す。
図5に示す第2の実施の形態では、撮影開始と撮影終了の位置を指定して、それらの位置の間で撮影を行わせるようにしたものであるが、以下に説明する第9の実施の形態のカプセル医療装置1Hでは、体外ユニット4Hに保存した画像情報をパソコン5Hに取り込んでモニタ6に表示し、そのモニタ6に表示した画像に対して、パソコン5Hに設けたキーボードなどによる設定手段81により、実際に観察(診断)しようとする観察範囲の開始の部位と終了の部位に相当する第1及び第2の特定撮影画像を指定するようにしても良い。
【0111】
この指定により第2の実施の形態の変形例で説明したように図5の位置データ表示領域A3には第1の特定撮影画像を得た時刻を起点とし、第2の特定撮影画像を得た時刻を終点とする時間バーが表示され、その時間バー上に撮影画像表示領域に表示されている撮影画像と共に、その撮影画像を得た時刻の位置が表示されるようにしたものである。
【0112】
この場合のカプセル医療装置1Hは第2の実施の形態のカプセル医療装置において、体外ユニット4はアンテナアレイ21に接続された無線回路22(或いは受信回路)と、画像保存装置26及びRTC27とを備えた構成であり、またパソコン5Hは画像表示処理手段29と設定手段81とで構成されている。
【0113】
本実施の形態では体外ユニット4Hの画像保存装置26に保存された画像情報はパソコン5Hの画像表示処理手段29に取り込まれ、モニタ6に撮影画像が表示される。
【0114】
そして、上述したように術者は観察範囲の両端に相当する第1の特定撮影画像と第2の特定撮影画像とを設定手段81により指定する。すると、その間で撮影画像を表示させると、その撮影画像が観察範囲を100パーセントとした時間バー上に何パーセントの位置にあるかを表示する。
【0115】
つまり、第2の実施の形態における図5に示す表示例とほぼ同様に表示させることができる。第2の実施の形態では、第1及び第2の特定撮影画像を指定するのでなく、その空間位置(領域)を指定したが、本実施の形態では観察範囲の両端の特定撮影画像を指定することにより、それらの特定撮影画像を得た時間に対して、それらの間で撮影した撮影画像を表示させた場合、その撮影画像が時間比率でパーセントの位置にあるかを表示する。
【0116】
従って、本実施の形態のようにカプセル3に対する位置検出手段を有しないような場合においても、撮影画像が観察範囲のほぼどの辺の位置にあるか把握し易い効果がある。
【0117】
(第10の実施の形態)
次に本発明の第10の実施の形態を図16を参照して説明する。尚、その他の構成は第1の実施の形態と同様であり、必要ない部分については説明を省略する。図16は本発明の第10の実施の形態におけるカプセル111を示す。本実施の形態では撮像素子11、照明素子12の代わりに、pHセンサ113が取り付けられている。
【0118】
このカプセル111は、円筒部分とその両端を丸く覆ったカバーで水密構造のカプセル本体112が形成され、その一方の端部側に体腔内の例えばpHを検出するpHセンサ113の検出部を突出(或いは露出)するように設けている。 このpHセンサ113の検出部をカプセル本体(容器)112の孔部から突出させる場合、水密機能が高い接着剤で固定して内部を水密構造にしている。
【0119】
このpHセンサ113の後端側はカプセル本体112内部に設けたpH検出の処理や検出したPHのデータを蓄積したり、外部に送信する通信手段等の機能を備えた回路基板114と接続されている。また、この回路基板114はこの回路基板114を動作させる電源を供給する電池115と接続されている。この電池115は、例えば酸化銀もしくは形状の自由度が高く、高効率の燃料電池を用いている。
【0120】
また、本実施の形態では、カプセル本体112内には、pHセンサ113と反対側の端部付近に永久磁石或いは磁性体116を収納している。
そして、例えばイレウスチューブなどの細長チューブ状で、先端付近に永久磁石を収納した回収具によって、このカプセル111が狭窄部等で詰まったような場合には回収できるようにしている。
【0121】
このような構成による本実施の形態の作用を図2のフローチャートを参照して説明する。尚、撮影をpH測定と読み替えること、画像データをpHデータと読み替えること、画像保存装置26を保存装置と読み替えることで説明する。
【0122】
まず、ステップS1に示すようにパソコン5により特定位置の設定を行う。つまり、特定位置設定手段28によりpH測定開始及びpH測定終了の両位置の設定を行い、体外ユニット4に送信する。具体的には、小腸を検査しようとする場合には、pH測定開始の位置として十二指腸の位置を設定し、盲腸付近をpH測定終了位置に設定する。
【0123】
この場合、位置検出誤差を考慮して、例えばpH測定開始の位置を指定する場合に、十二指腸の位置付近の領域を指定するために複数の位置をpH測定を開始する位置として指定して、比較回路25では複数の位置の範囲内にあるか否かによりpH測定開始の位置か否かを比較判定をするようにしても良い。
【0124】
pH測定開始及びpH測定終了の位置の設定を終了したら、ステップS2に示すようにその位置設定データを体外ユニット4に送り、体外ユニット4は比較回路25の内部のメモリ等に設定データを記憶する。そして、ステップS3に示すようにパソコン5と体外ユニット4を切り離し、患者2は電源を投入したカプセル111を飲み込む。
【0125】
すると、ステップS4に示すようにカプセル111は位置検出用の信号を送信する。体外ユニット4は、この位置検出用の信号をアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを切り替え、無線回路22により復調し、復調した信号を位置検出回路24に送る。
そして、ステップS5に示すように位置検出回路24はカプセル111の位置算出を行い、算出した位置データを比較回路25に送る。
【0126】
比較回路25では、ステップS6に示すように算出された位置データが位置設定データにおけるpH測定開始位置の位置データと閾値以内で一致する(重なった)か否かの判断を行う。そして、一致していないと、ステップS4に戻り、カプセル111から送信される位置検出用信号から位置算出を行い、pH測定開始位置の位置データと一致するか否かの処理を繰り返す。
【0127】
そして、カプセル111がpH測定開始位置に達すると、算出された位置データが比較回路25のメモリに格納されたpH測定開始位置として設定された設定データと閾値以内で一致し、この場合にはステップS7に示すように体外ユニット4の比較回路25により一致した結果が制御回路23に送られ、制御回路23はpH測定開始の指示信号を無線回路22を介してカプセル111に送信する。
【0128】
カプセル111側では制御回路13は、pH測定開始の指示信号の命令内容を予め記憶して命令コードの記憶手段と比較する等して読み取り、ステップS8に示すようにpH測定動作を開始し、pH測定したpHデータも位置データと共に送信する。この場合、pHセンサ113は所定周期で駆動される。
つまり、pH測定開始の位置まではpH測定動作を行わなくても済むので、その分の電池16のエネルギ消費を節約できる。
【0129】
体外ユニット4側では、無線回路22を介して受信したpHデータが保存装置26に入力され、ステップS9に示すようにこの保存装置26はpHデータを保存すると共に、位置検出回路24により検出した位置データと、さらにRTC27からの日時データとを保存する。
【0130】
例えば保存装置26には、図3(A)に示すようにヘッダ、pHデータ、位置データ、フッタの順にしたpH情報が蓄積(保存)される。このようにして、pH測定開始位置にカプセル111が到達すると、カプセル111がpH測定を開始し、pH測定したpHデータを位置信号と共に順次、体外ユニット4側に送信し、体外ユニット4側ではpHデータと位置データと、さらに日時データとを関連付けて保存する。
【0131】
また、位置検出回路24で検出した位置データは比較回路25に送られ、ステップS10に示すように比較回路25は位置検出回路24から送られた位置データがpH測定終了位置の位置データと閾値以内で一致するか否かの判断を行い、一致していないと、ステップS8に戻り、pH測定動作を続行する。
【0132】
そして、カプセル111がpH測定終了位置に達すると、その位置データが比較回路25のメモリに記憶した設定データと一致することによって検出され、その結果が制御回路23に送られる。
【0133】
ステップS11に示すように制御回路23はpH測定終了の指示信号をカプセル111に送信し、ステップS12に示すようにカプセル111はこの信号を受信すると、pH測定動作を停止する。
【0134】
本実施の形態では(医療用)生体情報検出手段として、pHを検出するpHセンサ113を採用しているが、この他に温度センサ、圧力センサ、光センサ、又は血液センサ(具体的にはヘモグロビン検出用センサ)等を採用しても良い。その他のカプセル111と体外ユニット5との送受信方法に関しては、先にも記述したとおり例えば第1の実施の形態と同様である。
【0135】
このように本実施の形態ではセンサ部分(検出部)により、生体内液の化学量(pH値)、各臓器の温度、カプセル通過時のカプセル外面にかかる管腔内面からの圧力、生体内の明るさ、各臓器のヘモグロビン量(出血の有無)等の情報を入手し、得られたデータはカプセル内部の無線通信手段により体外に置かれている体外ユニットの受信手段に送信される。
【0136】
そして、受信手段により得られたデータを蓄積し、基準値と比較することで、病気や出血等の異常の有無の判断、カプセル通過位置や通過状態の判断を体外において、医者やコメディカル等の医療従事者が行うことができる。
【0137】
特に、カプセル111により被検者は苦痛なく、生体の消化管内部のpH値やヘモグロビン量等を測定することができ、消化器疾患の診断や生理学的解析を行えることの効果が大きい。各種センサは、目的に応じて複数種類用意することで、効率良い検査を行うことができる。
【0138】
また、検査データは測定対象の期間だけで送受信されるように構成されているため、送受信を効率的に行っている。また、センサが動作する期間も測定対象の期間だけとなるため、電池寿命を長く保ちつつ、長時間の測定ができるという効果がある。また、測定対象の期間だけのデータを記録するためデータを確認する際に不要なデータを少なくすることができ、円滑な検査を行うことができるという効果がある。
【0139】
また、図16では各種センサを設けたカプセル111を説明したが、各種センサの代わりに図17に示すように超音波探触子142を設けたカプセル141でも良い。
【0140】
このカプセル141では、カプセル本体143の例えば前面には超音波探触子142の前面に設けた音響レンズ144がカプセル本体143の外面に露出するように配置され、音響レンズ144はカプセル本体143に接着剤等により水密的に固定され、カプセル内部は水密構造になっている。
【0141】
超音波探触子142の裏面側のカプセル内部には、超音波送受信回路や、その信号から超音波断層像を生成する処理等を行う回路基板114が配置され、回路基板114は電池115からの電源で駆動する。また、後端側には永久磁石116が収納されている。
【0142】
このカプセル141では、回路基板114により形成される超音波送受信回路により体腔内の超音波断層像が生成され、得られたデータは図16の場合と同様に、体外の受信手段に送信される。これにより、小腸等、体腔内深部の深さ方向の異常の有無の診断が長時間行える。
光学的な観察手段(撮像手段)と両方を備えても良く、そのような構成にすれば、体腔内表面と深部との診断を一度に行える。
【0143】
その他の構成、作用については先に示したとおりであり省略する。このような構成にすることで、超音波探触子142が動作する期間を測定対象通過中の期間だけにすることができ、電池寿命を長く保つことができるという効果がある。また、測定対象の期間だけのデータを記録するためデータを確認する際に不要なデータを少なくすることができ、円滑な検査を行うことができるという効果がある。
【0144】
図18は第2変形例のカプセル121を示す。
このカプセル121は、円筒とその両端を丸く覆ったカバーでカプセル本体122を形成し、さらにカプセル本体122を長手方向の2箇所でそれぞれ仕切部材123a、123bで仕切り、薬剤収納部124、永久磁石/磁性体収納部125、体液吸入部126との3つの収納手段を形成している。
【0145】
薬剤収納部124には治療のための薬剤127を収納し、また収納した薬剤127を外部に放出するための開口手段としての投薬口128が設けてある。
また、この薬剤収納部124と反対側に設けた体液吸入部126にも、このカプセル本体122外部からの体液を吸入するための体液吸入口129が設けてある。
【0146】
また、永久磁石/磁性体収納部125には永久磁石或いは磁性体130が収納されている。
投薬口128及び体液吸入口129の開口には、電子バルブ128a、129aが設けられており制御信号により開閉を制御することができる。
【0147】
次に動作を説明する。
まず、パソコン5により特定空間の設定を行う。ここでは、薬剤の放出を行いたい部位を指定する。
薬剤の放出の空間のの設定を終了したら、その空間設定データを体外ユニット4に送り、体外ユニット4は比較回路25の内部のメモリ等に設定データを記憶する。
パソコン5と体外ユニット4を切り離し、患者2は電源を投入したカプセル121を飲み込む。
【0148】
すると、カプセル121は位置検出用の信号を送信する。体外ユニット4は、この位置検出用の信号をアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを切り替え、無線回路22により復調し、復調した信号を位置検出回路24に送る。
【0149】
そして、位置検出回路24はカプセル121の位置算出を行い、算出した位置データを比較回路25に送る。
【0150】
比較回路25では、位置データが空間設定データと一致する(重なった)か否かの判断を行う。そして、一致していないと、カプセル121から送信される位置検出用信号から位置算出を行い、カプセル121の位置データと空間設定データと一致するか否かの処理を繰り返す。
【0151】
そして、カプセル121が薬剤の放出空間(空間設定データ)に達すると、算出された位置データが比較回路25のメモリに格納された薬剤の放出位置として設定された設定データと閾値以内で一致し、この場合には体外ユニット4の比較回路25により結果が制御回路23に送られ、制御回路23は薬剤の放出の指示信号を無線回路22を介してカプセル121に送信する。
【0152】
カプセル121側では制御回路13が、薬剤の放出開始の指示信号を受け、予め記憶してあった命令コードと比較する等して読み取り、薬剤の放出動作を開始する。
【0153】
電子バルブ128aまたは129a等が開く。これにより薬剤127の投与や、体液の吸入を行うことができる。又、体外ユニットから放出信号を送り、カプセル121で受信して、放出の制御を行うこともできる。
【0154】
その後、カプセル121が薬剤の放出空間(空間設定データに記録された空間)から外れると、比較回路25の出力が変化して、制御回路23に送られる。制御回路23は、薬剤の放出停止の指示信号を無線回路22を介してカプセル121に送信する。カプセル121では、制御回路13が、薬剤の放出停止の指示信号の命令を予め記憶してあった命令コードと比較する等して読込、薬剤の放出動作を停止する。
【0155】
このように本変形例によれば、目的部位で治療や検査のために体液の吸入等を行うことができる。また、このように構成することにより目的部位のみに薬剤を放出する、または、目的部位のみで体液の回収をすることができ、効率のよい投薬、検査を実現することができる。
【0156】
図19は第3変形例のカプセル131を示す。
このカプセル131は、円筒とその両端を丸く覆ったカバーでカプセル本体132を形成し、その一方の端部側には開口133を設けて、例えば薬剤注入用注射針134を突没自在にしている。このカプセル本体132内部には、この薬剤注入用注射針134を突没する駆動手段と、その制御手段が配置され、外部の体外ユニットから制御信号を送り、カプセル131で受信することにより、薬剤注入用注射針134を突没して、薬剤を注入できるようにしている。また、カプセル本体132内部における開口133と反対側の端部付近に永久磁石或いは磁性体135を収納している。
【0157】
次にその動作を説明する。
まず、パソコン5により特定空間の設定を行う。ここでは、薬剤の注入を行いたい部位を指定する。
薬剤の注入する空間の設定を終了したら、その空間設定データを体外ユニット4に送り、体外ユニット4は比較回路25の内部のメモリ等に設定データを記憶する。
【0158】
パソコン5と体外ユニット4を切り離し、患者2は電源を投入したカプセル131を飲み込む。
すると、カプセル131は位置検出用の信号を送信する。体外ユニット4は、この位置検出用の信号をアンテナアレイ21を構成する複数のアンテナを切り替え、無線回路22により復調し、復調した信号を位置検出回路24に送る。
【0159】
そして、位置検出回路24はカプセル3の位置算出を行い、算出した位置データを比較回路25に送る。
【0160】
比較回路25では、位置データが空間設定データと一致する(重なった)か否かの判断を行う。そして、一致していないと、カプセル131から送信される位置検出用信号から位置算出を行い、カプセル131の位置データと空間設定データと一致するか否かの処理を繰り返す。
【0161】
そして、カプセル131が薬剤の放出空間(空間設定データ)に達すると、算出された位置データが比較回路25のメモリに格納された薬剤の注入位置として設定された設定データと閾値以内で一致し、この場合には体外ユニット4の比較回路25により結果が制御回路23に送られ、制御回路23は薬剤の放出の指示信号を無線回路22を介してカプセル131に送信する。
【0162】
カプセル131側では制御回路13が、薬剤の注入開始の指示信号を受け、予め記憶してあった命令コードと比較する等して読み取り、薬剤の注入動作(薬剤注入用注射針134を突没する駆動部を動作させ注射針を突出させ、ついで、薬剤の注入を行う動作)を開始する。
【0163】
具体的には止血剤であるエタノールや粉末薬品を出血部位に注入して止血することができる。
本変形例によれば、電池寿命を長く保ちつつ止血等の処置を行うことができる。また、このように構成することにより目的部位のみに薬剤を注入することができ、効率のよい薬剤の注入を実現することができる。
【0164】
(第11の実施の形態)
次に本発明の第11の実施の形態を図20及び図21を参照して説明する。 図20に示す本実施の形態のカプセル144には、薬剤放出弁145が設けてあり、この薬剤放出弁145は薬剤収納部146に内包された薬剤をカプセル144の外部に放出する管路に設けられ、この管路の開閉動作を行う。
【0165】
またこのカプセル144には圧縮空気を内蔵した圧縮空気タンク148を設けている。この圧縮空気タンク148には管路により薬剤収納部146に接続されている。その間の管路中には加圧弁147が設けられており、圧縮空気タンク148と薬剤収納部146の間の管路の開閉を行っている。
【0166】
また、このカプセル144に設けた受信アンテナ150により、図21に示す患者139の体表面等に設置される送信アンテナ136及び送信アンテナ137から放射された信号を受信する。
【0167】
このアンテナ150で受信した信号は、アンプ151で増幅され、周波数分析を行う周波数分析部152に伝達される。この周波数分析部152の出力は制御部149に伝達される。制御部149は周波数分析部152の出力結果に基づき加圧弁147及び薬剤放出弁145の開閉動作を行う。なお、カプセル144には、薬剤放出弁145、加圧弁147、アンプ151、周波数分析部152、制御部149に電力を供給する電池153が設けられている。
【0168】
図21に示す符号136は第1の送信アンテナであり、周波数f1の信号を送信している。この送信アンテナ136は、符号141に示すように略長円体形状の強度分布の電波を放出するように指向性をもったアンテナになっている。
【0169】
また第2の送信アンテナ137は、周波数f2の信号を送信している。この送信アンテナ137は、符号142に示すような強度分布の電波を放出するように指向性をもったアンテナになっている。
【0170】
尚、周波数f1と周波数f2は異なる周波数になっている。第1の送信アンテナ136と第2の送信アンテナ137とは角度をもって(つまり同一平面上になく、図21に示すように指向性が患者139の体内でクロスするように)送信アンテナ台138に取り付けられる構造を採用している。この角度は調整できる構成にしてもよい。
【0171】
送信アンテナ台138は、患者139の体表に取り付けられる。送信アンテナ台138は図示されていないバンドまたはテープ等で患者139に固定される。図21において、符号140で示す球形部分は薬剤散布対象部位である。予め、CT、MRI、内視鏡装置等で確認され体内での位置が特定されている。
【0172】
送信アンテナ136と送信アンテナ137は角度を持って取り付けられているために、斜線で示した領域143では、送信アンテナ136からの送信信号、送信アンテナ137からの送信信号とも受信可能な領域になる。
【0173】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0174】
薬剤散布対象部位140は、CT、MRI、内視鏡装置等で確認され位置が特定されている。まず、薬剤散布対象部位140の領域と、領域143が重なるように送信アンテナ台138を患者の体表に取り付け、テープ等で固定する。その後、送信アンテナ136、送信アンテナ137から送信が開始されるように図示しないスイッチを動作させ、送信を開始させる。
【0175】
次に、圧縮空気タンク148に圧縮空気が収納され、薬剤収納部146に散布したい図示しない薬剤が収納され、加圧弁147、薬剤放出弁145は共に閉じられた状態になっているカプセル144の図示しないスイッチをオンして動作を開始させる。
動作したカプセル144を、患者139は嚥下する。
カプセル144は、受信アンテナ150で送信アンテナ136、送信アンテナ137からの受信強度を計測しながら体腔内を進んでいく。
【0176】
領域143内部にカプセル144が無い場合には、周波数f1の強度がある一定の値に達していないか、周波数f2の強度がある一定の値に達していないか、周波数f1、周波数f2の強度がどちらも一定の値に達していない状態になり、この場合は制御部149は状態を維持する。この情報は、受信アンテナ150で受信され、アンプ151で増幅され、周波数分析部152で分析されて制御部149に伝達される。
【0177】
カプセル144が、領域143に到達すると、周波数f1、f2ともある一定の値を超えた強度で受信される。この情報は受信アンテナ150で受信され、アンプ151で増幅され、周波数分析部152で分析されて制御部149に伝達される。
【0178】
制御部149は、カプセル144が領域143内部に入ったと認識し、加圧弁147、薬剤放出弁145を開く。すると、圧縮空気タンク148内部の圧縮空気が薬剤収納部146内部の薬剤をカプセル144の外部に押し出す。これにより、薬剤散布対象部位140に薬剤を散布することができる。
本実施の形態のような構成にすることにより、カプセル144により、簡便に目的部位に薬剤を散布することができ、また、薬剤の使用量を少なく抑えることができるという効果をえることができる。
【0179】
図22は第11の実施の形態の変形例を示す。
本変形例では、薬剤収納部146のかわりに、薬剤付着部156がカプセル157の表面に設けられている。この薬剤付着部156は、ポンプ155と管路を介して接続された微***163が(拡大図に示すように)空けられている。ポンプ155は、一端が溶液タンク154に接続されている。
【0180】
薬剤付着部156には、薬剤が固定されており、その薬剤は油脂に薬剤をまぶし固定されている。溶液タンク154にはアルコールが収められている。ポンプ155は、制御部158によってON/OFFがコントロールされる。
【0181】
また、このカプセル157に設けた受信アンテナ159、アンプ160、周波数分析部161、電池162については、図20に示したカプセル144と構成及び機能とも同様であり、その説明を省略する。
【0182】
制御部158は、ポンプ155をONにすると、溶液タンク154からアルコールが、微***163を通して薬剤付着部156に送られる。アルコールは油脂を溶かす。これにより薬剤が放出される。その他の作用、効果については図20のカプセル144の場合とほぼ同様である。
なお、上述した各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等は本発明に属する。
【0183】
[付記]
1.生体に挿入され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
前記カプセルの位置を検出する位置検出手段と、
生体内における特定空間を指定する特定空間設定手段と、
前記位置検出手段からのカプセル位置情報と、前記特定空間設定手段で設定された特定空間を比較し、比較結果に対応した信号を出力する比較手段と、
前記比較手段から信号出力により前記カプセルの状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするカプセル医療装置。
【0184】
2.付記1において、前記制御手段は、前記比較手段からの信号出力により、前記生体情報検出手段の動作を開始させる制御を行う。
3.付記1において、前記制御手段は、前記比較手段からの信号出力により、前記生体情報検出手段の動作を停止させる制御を行う。
4.付記1において、前記制御手段は、前記比較手段からの信号出力により、前記カプセルの電力マネージメントを変化させる制御を行う。
【0185】
5.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段 を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットと前記カプセルの位置を検出する位置検出手段からなるカプセル医療装置において、
位置検出のために生体外に配置されう検出手段が、生体に略接触するように配置されたことを特徴とするカプセル医療装置。
6.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットと前記カプセルの位置を検出する位置検出手段からなるカプセル医療装置において、
位置検出のために生体外に配置される信号手段が、生体に略接触するように配置されたことを特徴とするカプセル医療装置。
【0186】
7.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段 を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
臓器の第1の部位と、第2の部位を設定し、その間の観察情報を、時間分割した割合で表示する表示手段と、カプセル位置検出手段を有し、
前記第1の部位は、特定空間を設定する第1の空間設定手段で設定された第1の特定空間と、前記位置検出手段からのカプセル位置情報とが重なった部位とし、
前記第2の部位は、特定空間を設定する第2の空間設定手段で設定された第2の特定空間と、前記位置検出手段からのカプセル位置情報とが重なった部位とすることを特徴とするカプセル医療装置。
8.付記1、付記7において、前記第1の部位を観察した時刻を起点とし、前記第2の部位を観察した時刻を終点とする時間バーを表示し、表示している生体情報を取得した時刻を、前記時間バー上に表示することを特徴とする。
【0187】
9.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
カプセルに設けられた磁石と、前記カプセルの位置を検出する位置検出手段と、回転磁界を発生する磁界発生手段と、前記回転磁界の向きを変更する磁界変更手段と、カプセルに設けられた運動方向変換手段と、前記位置検出手段の出力より移動量を検出し、前記磁界変更手段を操作する制御手段を有することを特徴とするカプセル医療装置。
10.付記9において、前記制御手段がカプセルの移動量が基準量より少ない場合に前記磁界変更手段を操作し前記磁界発生手段から回転磁界を発生させることを特徴とする。
【0188】
11.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
カプセルに設けられた磁石と、前記カプセルの位置を検出する位置検出手段と、回転磁界を発生する磁界発生手段と、前記回転磁界の向きを変更する磁界変更手段と、カプセルに設けられた運動方向変換手段と、特定空間設定手段と有し、特定位置設定手段で設定された空間と、前記位置検出手段で検出したカプセルの位置との関係を評価し、前記磁界変更手段を操作する制御手段を有することを特徴とするカプセル医療装置。
【0189】
12.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
カプセルに設けられた磁石と、前記カプセルの位置を検出する位置検出手段と、回転磁界を発生する磁界発生手段と、前記回転磁界の向きを変更する磁界変更手段と、カプセルに設けられた運動方向変換手段と、位置検出手段を動作させるタイミングと、磁界変更手段を動作させるタイミングを制御する制御手段を有することを特徴とするカプセル医療装置。
13.付記12において、前記制御手段が、位置検出手段と磁界変更手段を同時に動作させない制御を行うことを特徴とする。
【0190】
14.生体に挿入(または嚥下)され、生体画像を得る撮像手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、カプセルに設けられた磁石と、回転磁界を発生する磁界発生手段と、前記回転磁界の向きを変更する磁界変更手段と、カプセルに設けられた運動方向変換手段と、前記撮像手段の複数の出力より移動量を検出する画像処理手段と、前記画像処理手段に基づき前記磁界変更手段を操作する制御手段を有することを特徴とするカプセル医療装置。
【0191】
(付記9〜14の背景)
特開2001−179700には、回転磁界を発生させ、磁石を有するマイクロマシンを運動させる技術が開示されている。また、同公報には、位置検出技術についても開示されている。
しかしながら、生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルでは、カプセル観察部位に向けて自然に移動していくことができるが、観察中移動が一時的に停止してしまう場合も考えられる。この場合、同一位置の測定を繰り返すことになり、観察の効率が悪くなるという問題点がある。
(付記9〜14の目的)
カプセルが一定時間以上同一個所にとまることなく効率良くデータ収集ができるカプセル医療装置を提供する事を目的として、付記9〜14の構成にした。
【0192】
15.生体に挿入(または嚥下)され、生体情報を得る生体情報検出手段を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
臓器の特定部位を設定する設定手段と、前記設定手段で設定された第一の部位と、前記設定手段で設定された第二の部位の間の観察情報を、時間分割した割合で表示表示手段を有することを特徴とするカプセル医療装置。
16.付記15において、前記設定手段が、前記カプセルの位置を検出する位置検出手段と、(前記位置検出手段がカプセルの位置を検出する空間内から)前記第一の部位、前記第二の部位を示す空間を指定する特定空間設定手段と、前記位置検出手段からのカプセル位置情報と、前記特定空間設定手段で設定された特定空間を比較し、信号を出力する比較手段とを有し、前記比較手段が信号を発生させた時刻をを記録する保存手段を有することを特徴とする。
【0193】
17.付記15において、前記設定手段が、前記カプセルから得られる画像を処理し第一の部位、第二の部位を検出する画像処理手段を有することを特徴とする。
18.付記15〜17において、前記画像処理手段が、カプセルからの観測情報を表示した状態で第一の部位、第二の部位を入力できる入力手段を有することを特徴とする。
19.付記17において、前記画像処理手段が、特徴量抽出により判定を行うことを特徴とする。
20.付記17において、前記画像処理手段が、画像データベースとの相関演算により判定を行うことを特徴とする。
【0194】
(付記15〜20の背景)
特願2001−248217に内視鏡の挿入形状の検出が発明されている。また、特開2001−179700にも位置検出手法が開示されている。
一方、内部に電源を持つカプセル医療装置は、電源の容量より動作時間が限られてしまうという問題点がある。
そのため、動作させたい部位で動作させるためには、それまでの時間にカプセル医療装置が消費する電力を節約することが望ましい。
小腸の観察を行う場合、小腸の体内での複雑で単純な位置情報のみでは後に位置を特定することが望ましい。また、手術を行う場合など位置情報よりも、十二指腸からの長さや、盲腸からの長さの方が有効な情報になる場合がある。
(付記15〜20の目的)
小腸等の対象部位の位置が解りやすいカプセル医療装置を提供することを目的として、付記15〜20の構成にした。
【0195】
21.請求項1のカプセル医療装置であって、前記認知部が、前記カプセル内部に配置されている。
22.請求項1のカプセル医療装置であって、前記カプセルと通信を行う通信部を有する体外装置を有し、
前記認知部は、前記体外装置に配置されている。
23.請求項1のカプセル型医療装置であって、前記特定空間設定部が生体外面に略接触するように配置される。
【0196】
24.請求項1のカプセル型医療装置であって、前記カプセルは、薬剤付着部と、前記薬剤付着部に付着した薬剤の放出を制御する放出制御部を有し、
前記放出制御部の動作を、前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御する。
25.請求項1のカプセル型医療装置であって、前記カプセルは、前記カプセル外部の物質を前記カプセル内部に採取する採取部を有し、
前記採取部の動作を、前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御する。
26.請求項1のカプセル型医療装置であって、前記カプセルは、生体に対して処置を行う処置部を有し、
前記処置部の動作を前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御する。
【0197】
27.生体に挿入(または嚥下)され、生体内の目的部位で薬剤などカプセル内収納物の放出または、体液など生体内物質の吸入を行う放出または吸入部を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
前記カプセルの位置を検出する位置検出部と、
生体内における特定空間を指定する特定空間指定部と、
前記位置検出部からのカプセル位置情報と、前記特定空間設定部で設定された特定空間を比較し、比較結果に対応した信号を出力する比較部と、
前記比較部からの信号出力により前記カプセルの放出または吸入部の動作を制御する制御部と、
を有することを特徴とするカプセル医療装置。
【0198】
28.生体に挿入(または嚥下)され、生体内の目的部位で治療または処置を行うための処置部を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
前記カプセルの位置を検出する位置検出部と、
生体内における特定空間を指定する特定空間指定部と、
前記位置検出部からのカプセル位置情報と、前記特定空間設定部で設定された特定空間を比較し、比較結果に対応した信号を出力する比較部と、
前記比較部からの信号出力により前記カプセルの処置部の動作を制御する制御部と、
を有することを特徴とするカプセル医療装置。
29.生体に挿入または嚥下され、生体内の目的部位で検査、治療または処置などの医療行為を行うカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
前記カプセルの位置を検出する位置検出部と、
生体内における特定空間を指定する特定空間指定部と、
を具備し、
前記位置検出部と前記特定空間指定部の少なくとも一方を、生体に略接触するように配置したことを特徴とするカプセル医療装置。
【0199】
30.生体内における特定空間を指定するステップと、
生体内のカプセル型医療装置の位置を検出するステップと、
検出された位置が、特定空間内に重なるか判断するステップと、
前記判断に基づきカプセル型医療装置の状態を決定するするステップと、
からなるカプセル医療装置制御方法。
【0200】
前記処置部の動作を、前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御する。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、生体に挿入または嚥下され、医療行為を行う部分(具体的には、生体情報の得る生体情報検出部、治療する部分、処置する部分、組織採取する部分、薬剤の放出をする部分など)を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置において、
カプセルが特定空間に存在するか否かを認知する認知部部と、
生体内における特定空間を指定する特定空間設定部と、
前記認知部からの信号出力により前記カプセルの状態を制御する制御部と、
を設けているので、動作させたい特定空間を指定することにより、その特定空間で医療行為を行う動作や、開始又は中止させる動作を制御ができるようにしているため、効率の良い医療行為を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成及びカプセルの構成を示す図。
【図2】カプセル医療装置の動作説明のフローチャート図。
【図3】体外ユニットが画像情報を保存する場合のファイル形式を示す図。
【図4】モニタでの撮影画像等の表示例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における撮影画像及びその位置を比率で表示した表示例を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図7】体外ユニットで保存される信号強度情報と画像情報のフォーマットを示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態における磁石を設けたカプセルを示す図。
【図9】本発明の第5の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図10】カプセルの側面及び正面を示す図。
【図11】回転磁界発生装置の概略及び動作の説明図。
【図12】本発明の第6の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図13】本発明の第7の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図14】本発明の第8の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図15】本発明の第9の実施の形態のカプセル医療装置の全体構成図。
【図16】本発明の第10の実施の形態におけるカプセルの概略の構成図。
【図17】本発明の第10の実施の形態の第1変形例のカプセルの概略の構成図。
【図18】第2変形例のカプセルの概略の構成図。
【図19】第3変形例のカプセルの概略の構成図。
【図20】本発明の第11の実施の形態のカプセルの概略の構成図。
【図21】第11の実施の形態における患者の体表面に配置される送信アンテナによる電波の指向性を示す図。
【図22】第11の実施の形態の変形例のカプセルの概略の構成図。
【符号の説明】
1…カプセル医療装置
2…患者
3…カプセル
4…体外ユニット
5…パソコン
6…モニタ
7…基準マーカ
10…カプセル状容器
11…撮像素子
12…照明素子
13…制御回路
14…無線回路
15…アンテナ
16…電池
21…アンテナアレイ
22…無線回路
23…制御回路
24…位置検出回路
25…比較回路
26…画像保存装置
27…RTC
28…特定位置設定手段
29…画像表示処理手段

Claims (4)

  1. 生体内における特定空間を指定する特定空間設定部と、
    生体内に挿入または嚥下されるカプセルと、
    前記カプセルが特定空間設定部で設定された特定空間の内部に存在するか否かを認知する認知部と、
    前記認知部の出力により前記カプセルの状態を制御する制御部
    を有するカプセル医療装置。
  2. 前記カプセルは、生体情報を取得する生体情報取得部を有し、
    前記生体情報取得部の動作を、前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御することを特徴とする請求項1記載のカプセル医療装置。
  3. 前記カプセルは、薬剤収納部と、前記薬剤収納部に収められた薬剤を前記カプセル医療装置外部へ放出する放出部を有し、
    前記放出部の動作を、前記認知部の出力に基づき前記制御部により制御することを特徴とする請求項1記載のカプセル医療装置。
  4. 生体に挿入され、生体情報を得る生体情報検出部を備えたカプセルと、生体外に配置される体外ユニットとからなるカプセル医療装置であって、
    前記カプセルの位置を検出する位置検出部と、
    生体内における特定空間を指定する特定空間設定部と、
    前記位置検出部からのカプセル位置情報と前記特定空間設定部で設定された特定空間を比較し、比較結果に対応した信号を出力する比較部と、
    前記比較部から信号出力により前記カプセルの状態を制御する制御部と、
    を有することを特徴とするカプセル医療装置。
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