JP2004039114A - 記録再生装置、記録方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体から読み出したデータを、本登録の指示が為されずとも仮登録データとして記憶媒体に対して記録するようにする。これにより、本登録データとして記録されるべきデータが上記仮登録データとして記録されていた場合に、記録媒体から該データを読み出してこれを記録するための動作を省略可能とする。その上で、記憶媒体から読み出したデータを仮登録データとして上記記憶手段に対して記録するのに応じ、該データとともにその記録時刻も記録しておく。そして、この記録時刻の情報を元に、上記記憶手段の記憶容量の状態に応じて、仮登録データとして記録されているデータのうち最も記録時刻が古いデータから順に消去可能としていく。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大容量記録媒体が備えられると共に、装填された記憶媒体についての記録又は再生を行うことのできる記録再生装置、及びこの記録再生装置における記録方法、及びこの記録再生装置が実行するプログラム、及びこのプログラムが記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザーの所有するオーディオビジュアル機器として各種のものが普及しており、いわゆる音楽ソフトや映像ソフトを個人で楽しむことが一般化している。
例えばユーザーがCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などのディスク記録媒体に対応するオーディオシステムなどを所有し、パッケージメディアとして販売されている所望のCD、MD、DVD等を購入してコンテンツを再生させたり、或いは記録可能なメディアに自分の好みの選曲で録音を行うなどのことが行われている。
【0003】
また、オーディオビジュアル機器としては、例えばハードディスクなどの大容量メディアを利用してオーディオデータファイルやビデオデータファイルを蓄積する記録再生装置が開発されている。
このような記録再生装置において、ユーザーは、例えばCDなどのパッケージメディアに収録されている楽曲等のコンテンツを、上記のような大容量メディアにダビング記録する、所謂リッピングを行うことができる。また、この際、このような記録再生装置においては大容量の記憶媒体を用いることで、例えばユーザーが所有する多数のCD等における全楽曲などを記録再生システム内に格納しておくことができる。
【0004】
このようにして記録再生装置内に備えられる大容量メディアにコンテンツデータを大量にリッピングすることができるようになることで、例えばユーザーが或る楽曲等を再生させたいときには、わざわざその楽曲が収録されたCD等を探して記録再生装置に装填する必要がなくなる。すなわち、この場合、記録再生装置はユーザーにより指定された楽曲をHDDから読み出して再生するようにすればよいこととなる。
従ってこのような記録再生装置は、特に大量のCD等を所有しているユーザーなどにとって非常に便利なものとなる。またCD等の入れ換え等も不要となるため、例えばその日の気分や状況に応じた選曲で音楽を楽しむなどといったことも手軽に可能となる。
【0005】
ところで、上記のようにしてHDD等の大容量記録媒体に対し、装填されたCDなどのパッケージメディアに収録されている楽曲等のコンテンツをリッピングする形態としては、メディアが装填された状態において、ユーザーがリッピングを指示する操作を行わずとも自動的にメディアからデータを読み出してこれをリッピングする、所謂バックグラウンドリッピングを行うことが可能とされている。
すなわち、装填されたメディアに収録されているデータを、ユーザーによるリッピング指示を待たずしてリッピングしておくことで、後に改めてこのメディアが装填され、このメディアに記録されているデータをリッピングする指示が為された際に、該データについての書き込み時間を省略可能にしようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来において、上記のように自動的にバックグラウンドリッピングが行われてしまうと、ユーザーはリッピング対象とすべきコンテンツについての選択を行うことができない。このため、上記のようなバックグラウンドリッピングによっては、装填されたメディアに収録されているコンテンツが内蔵メディアに対して無制限に取り込まれてしまうこととなる。
このため、上記のような従来のバックグラウンドリッピングによっては、記録再生装置内部の大容量メディアに対してユーザーにとって不要なコンテンツも取り込まれてしまう可能性が高く、この場合、上記のような大容量メディアの記憶資源が有効に利用されないという問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、記録媒体についての記録又は再生を行うことのできる記録再生装置として、以下のように構成することとした。
すなわち、装填された記録媒体からデータを読み出すことのできる読出手段と、現在時刻情報を生成する時刻情報生成手段と、上記読出手段によって読み出されたデータを記憶手段に記録することができる記録手段とを備えるようにし、さらに、上記記録手段によって記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録データとして管理する仮登録管理手段と、上記記録手段によって記録されたデータを、本登録データとして管理する本登録管理手段とを備えるようにする。
そして、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記読出手段でデータ読出を実行させたデータを上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることができるとともに、当該記録動作は、上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の管理内容に応じて実行制御する仮登録制御手段と、本登録を指示する操作入力に応じて、上記読出手段でデータ読出を実行させたデータを上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることができるとともに、当該記録動作は、上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の管理内容に応じて実行制御する本登録制御手段とを備え、さらに、上記記憶手段の容量状態に応じて、上記仮登録管理手段に管理されるデータのうちで上記現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可手段を備えるようにした。
【0008】
また、本発明では、上記記録再生装置における記録方法として以下のようにすることとした。
つまり、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理とを実行するようにした。
【0009】
さらに、本発明では、上記記録再生装置に実行させるプログラムとして以下のようにすることとした。
すなわち、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理とを記録再生装置に実行させるようにした。
【0010】
また、さらに本発明では、記録媒体として以下のようにすることとした。
つまり、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理とを記録再生装置に実行させるようにした。
【0011】
上記本発明によれば、記録媒体から読み出されたデータは、本登録の指示が為されずとも仮登録データとして記憶媒体に対して記録されるようになる。そして、これにより、本登録データとして記録されるべきデータが、上記仮登録データとして記録されていた場合は、記録媒体から該データを読み出してこれを記録するための動作が省略可能となる。
【0012】
また、本発明によれば、上記記憶手段に対して仮登録としてのデータが記録されるのに応じて、該データとともにその記録時刻も記録される。そして、この記録時刻の情報を元に、上記記憶手段の記憶容量の状態に応じて、仮登録データとして記録されているデータのうち最も記録時刻が古いデータから順に消去可能とされていく。
これにより、上記記憶手段においては、過去に装填された記録媒体より取り込まれたデータであって本登録指示の行われなかったデータは、不要なデータとして順に消去されていくようになり、該記憶手段における上記仮登録データの記録のために必要な記憶容量が、所定容量を超えないように制限されるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態としての記録再生装置について説明していく。
図1は本実施の形態の記録再生装置1の構成例を示している。
本実施の形態の記録再生装置1は、内部に大容量のデータファイル蓄積部として、図示するHDD(ハードディスクドライブ)31を備えるとともに、パッケージメディアについてのドライブ機能部として、CD(Compact Disc)に対応するCDドライブ29、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)に対応するMDドライブ36を備えている。
そして、この記録再生装置1では、例えばCD、或いはMDから再生されたオーディオコンテンツを、コンテンツファイルとして上記HDD31に取り込む、所謂リッピングを行うことができるものとされている。
なお、本例では音楽コンテンツを例に挙げるが、映像コンテンツ、テキストデータ、アプリケーションプログラム、ゲームソフトウエアなど、多様なコンテンツに対応可能とすることもできる。
また、備えられるドライブ装置としては、図示するCDドライブ29、MDドライブ36の他に、例えばCD−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリカード等のそれぞれのメディアに対応するドライブ装置が構成されてもよい。
【0014】
また記録再生装置1では、HDD31に格納したトラックファイル(例えば音楽等を1トラック単位で1つのファイルとして格納している)については、ユーザーが任意に再生させることなどが可能となる。従って、例えば多数のCDを有するユーザーが、全CDの全楽曲をそれぞれ1つのトラックファイルとして記録再生装置1内に格納しておけば、わざわざCD等を選び出して装填しなくても、所望の楽曲等の再生を実行させることができる。
【0015】
この記録再生装置1は、ユーザーの家庭でのオーディオ機器としての使用に適するように、いわゆるラジカセ型の機器とされることが考えられる。もちろんコンポーネントタイプでもよい。
そして記録再生装置1には、ユーザーが各種操作を行うための各種の操作キーや操作つまみ、ジョグダイヤルと呼ばれる回動プッシュ式のキーなどが、機器前面パネルなどに設けられている。
またユーザーに対する出力部位として、再生音声等を出力するスピーカや、各種情報を表示出力する表示部が設けられる。
また、ユーザーが所有するCDを挿入するためのCD挿入部、及びMDを挿入するためのMD挿入部も設けられる。
【0016】
先ず、この図1において、CPU21は、起動されたプログラムに基づいて記録再生装置1の全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザーに対する入出力動作、CDの再生やリッピング、HDD31へのトラックファイルの格納や管理情報の作成・更新、各トラックファイルを識別するための後述するトラックIDの生成を行う。
また、特に本実施の形態の場合、CPU21は、装填されたCDに記録されているコンテンツデータを、ユーザーによるリッピングを指示するための操作が行われなくとも自動的にHDD31に取り込む、所謂バックグラウンドリッピングを行うための各種制御を行うようにもされている。
また、さらに本実施の形態の場合、このCPU21には、図示しない時計機能ブロックが備えられ、上記のようにしてバックグラウンドリッピングを行ったコンテンツデータに対し、これらがリッピングされた時刻を対応づけるようにもされているのであるが、これらの動作については後述する。
なお、このCPU21は、図示するバス22を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
【0017】
メモリ部23はCPU21が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部23におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。メモリ部23におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。
特に本実施の形態の場合、このROM内には、上記CPU21が後述する図6〜図8に示す処理動作を行うためのプログラムも格納されている。
また、メモリ部23におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
【0018】
入力部25は、記録再生装置1の筐体に設けられた操作キーやジョグダイヤル、タッチパネル、リモートコマンダー、その他の入力デバイスであって、記録再生装置1のユーザーが各種操作入力やデータ入力を行う。キーボードやマウスが入力部25として設けられてもよい。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
【0019】
表示部27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、ユーザーに対して各種情報表示を行う。
CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいて表示部27に表示動作を実行させる。
例えばCD、MD再生時、或いはHDD31に格納されたコンテンツの再生時には、トラックナンバー、演奏時間、動作状態、音量状態などが表示される。また再生するコンテンツに対応してタイトル情報が格納されていれば曲名、アーティスト名等の各種情報を表示することもできる。
【0020】
CDドライブ29は、光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等を備え、装填されたCDに対する再生動作を行う。CDドライブ制御部28は、CDドライブ29におけるCDに対する再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザーが入力部25からCD再生操作を行った場合は、CPU21はCDドライブ制御部28にCD再生を指示する。するとCDドライブ制御部28は、CDドライブ29に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。CDドライブ29では、CDから読み出した信号に対してデコードを行い、再生データをCDドライブ制御部28を介してバス22に送出する。
この再生データはオーディオデータ処理部34においてイコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理が施され、スピーカ部35から出力される。
また、本実施の形態の場合、CPU21は、CDドライブ29で再生されたデータを、後述するATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)エンコード/デコード部38を介してデータベース管理部30に転送することにより、該データをATRAC方式の圧縮データ(例えばATRAC1、ATRAC3等)としてHDD31に対して記録することもできる。
【0021】
なお、公知のようにCDではその最内周側にTOC(Table Of Contents)と呼ばれる管理情報が記録されており、CD再生時にはTOCに基づいてディスク上のトラック(コンテンツ)のアクセスを行う。従ってCDドライブ制御部28は、CDが装填された際にはCDドライブ29にTOC読出を指示し、読み出されたTOCデータを得ることで、CDの再生制御が可能となる。
【0022】
MDドライブ36は、光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等を備え、装填されたMDに対する再生動作を行う。MDドライブ制御部37は、MDドライブ36におけるMDに対する再生動作、アクセス動作等を制御する。この場合もCPU21は、例えばユーザーにより入力部25を介したMD再生操作が行われたときは、MDドライブ制御部37にMD再生を指示する。そして、これに応じMDドライブ制御部37は、MDドライブ36に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。
MDドライブ36では、MDから読み出した信号に対してデコードを行い、再生データをMDドライブ制御部37を介してバス22に送出する。そして、この場合も、再生データはオーディオデータ処理部34においてイコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理が施され、スピーカ部35から出力される。
また、この場合、CPU21は、MDドライブ36で再生されたデータを、後述するデータベース管理部30に転送することにより、該データをHDD31に対して記録することもできる。
なお、この場合も上記したCDドライブ制御部28と同様、MDドライブ制御部37は、MDが装填された際にはMDドライブ36にTOC読出を指示し、読み出されたTOCデータを得ることでMDの再生制御が可能となる。
【0023】
ATRACエンコード/デコード部38は、CPU21の制御に基づき、バス22を介して入力されてくるデータについて、ATRAC圧縮方式によるエンコード/デコード処理を行う。そして、このようにしてエンコード/デコード処理を施したデータを、CPU21の制御に基づいた所要の部位に対して出力するようにされる。
【0024】
データベース管理部30は、CPU21の制御に基づき、HDD31に対してコンテンツファイルや、コンテンツファイルを管理するための管理情報の書込・読出アクセス動作を実行する。
例えばCDドライブ29で再生された1トラック単位のコンテンツを、トラックファイルとしてHDD31に蓄積するとともに、その管理情報を書込/更新する。
後述するが、本実施の形態の場合、上記HDD31には、先に説明したようにして装填された例えばCDから自動的にリッピング(バックグラウンドリッピング)したトラックファイルを、仮登録ファイルとして管理しておくための仮登録ファイル用管理情報が記憶されている。また、これに加え、ユーザー操作に基づいてリッピングしたトラックファイルを本登録ファイルとして管理しておくための本登録ファイル用管理情報も記憶されている
そして、トラックファイルがHDD31にリッピングされるのに応じ、後述するようにしてCPU21により生成される、該リッピングされたトラックファイルのトラックIDを対応する管理情報に書き込むようにすることにより、それぞれのトラックファイルについての仮登録、本登録の別を管理することができるようになっている。
このデータベース管理部30は、CPU21の指示に応じて、所定のトラックファイルを読み出してオーディオデータ処理部34に転送し、スピーカ部35から音声出力させることもできる。
なお、もちろんHDD31は、このようにトラックファイルのデータベースとして用いられるだけでなく、CPU21で起動されるアプリケーションプログラムや各種データ等の格納領域として利用されてもよい。
【0025】
通信処理部32は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェイス33は、通信処理部32でエンコードされた送信データをネットワークを介して所定の機器、例えば上記各種サーバ装置に送信する。またネットワークを介して上記サーバ等の外部機器から送信されてきた信号を通信処理部34に受け渡す。
通信処理部34は受信した情報をCPU21に転送する。
【0026】
なお、記録再生装置1の構成は、この図1の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。
例えばUSB、IEEE1394などの通信方式による周辺機器とのインターフェイスが設けられるようにしてもよい。
またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVD再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子等が設けられてもよい。
またPCMCIAスロット、メモリカードスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
【0027】
ここで、上述もしたように、本実施の形態の記録再生装置1においては、CDドライブ29に対して装填されたCDについて、自動的にデータの読み出しを行ってこれをHDD31に取り込むバックグラウンドリッピングを行うようにされる。つまり、CDドライブ29に対してCDが装填されている状態において、該記録再生装置1に対するユーザーの無操作状態が所定時間以上継続した場合や、例えばMD等の他のメディアの再生動作が行われている場合等、装填されたCDに対する操作が行われていない状態において自動的にCDからデータを読み出し、これをHDD31に取り込むようにするものである。
【0028】
本実施の形態において、このようにしてバックグラウンドリッピングによりHDD31に取り込んだファイルについては、ユーザー操作により取り込まれたファイルではないことより、仮登録ファイルとして管理する。
これに対し、ユーザー操作に基づいてリッピングが指示されたファイルについては、本登録ファイルとして管理する。
【0029】
このために、本実施の形態の記録再生装置1においては、上記図1において示したHDD31内に、次の図2、図3にそれぞれ示すような仮登録ファイル用管理情報、及び本登録ファイル用管理情報を記憶するようにしている。
先ず、図2において、仮登録ファイル用管理情報とは、HDD31内に記録されたトラックファイルを仮登録ファイルとして管理するための管理情報である。図示するように、この仮登録ファイル用管理情報内には、バックグラウンドリッピングによりHDD31に対して仮登録ファイルとして記録された、各トラックファイルに対応するトラックIDが書き込まれている。
【0030】
このトラックIDとは、例えばどのディスク(CDタイトル)の何番目のトラック等として各トラックファイルを識別するための識別情報であって、図1において説明したCPU21が生成するものである。そして、CPU21は、このように自ら生成したトラックIDにより、それぞれのトラックファイルを管理するようにされている。
すなわち、CPU21は、このトラックIDを仮登録ファイル用管理情報に対して書き込んでおくことにより、HDD31上に記録されているトラックファイルのうち、仮登録ファイルとして管理しているファイルを認識することができる。
このようなトラックIDとしては、例えば以下に例示するようにして生成されればよい。
【0031】
・トラックIDをCDのTOCデータから生成する。
CDのTOCデータには、CDに収録されているトラック数(曲数)、各トラックのアドレス(絶対時間情報)、総演奏時間などが記録されている。これは通常、同一タイトルのCDにおいて同一のデータとなるが、異なるタイトルのCDにおいて全てが一致することは、まずあり得ない。従って、TOCデータからCDタイトルに固有のコードを生成することができる。
例えばTOCデータから先頭トラックナンバー、最終トラックナンバー、各トラックのアドレス、総演奏時間などを抽出し、その値を合成して、また場合によっては特定の演算処理により各値を用いた演算を行うことで、固有のコード値を得ることができる。
先ず、これにより装填されたCDについての固有の識別子を得ることができる。
そして、この識別子に該トラックナンバーの値を合成すれば、各トラックに固有のトラックIDを得ることができるようになる。
【0032】
・CD識別子をISRC情報から生成する。
各CDタイトルには、そのアルバム又は各楽曲毎に、著作権管理コードとしてISRCが付与され、TOCに記録されている。そしてこのISRCコードはCDタイトルに固有のコードデータとして付与されている。従って、ISRCコードを用いて、或いはISRCコードに特定の演算処理を与えて、それをCD識別子とすることができる。
そして、上記と同様、この識別子に該トラックナンバーの値を合成するようにすれば、各トラックに固有のトラックIDを得ることができる。
【0033】
図2において、上記仮登録ファイル用管理情報には、さらに上記トラックIDに加え、図のようにそれぞれのトラックファイルがHDD31に記録された時点を示すための記録時刻情報が、各トラックIDに対応づけられるようにして書き込まれている。
これにより、CPU21は、仮登録ファイルとして管理している各トラックファイルの記録時刻を参照することが可能となり、各仮登録ファイルについての記録順序を把握することが可能となる。
【0034】
続いて、図3において、本登録ファイル用管理情報とは、HDD31上に記録されたトラックファイルを、本登録ファイルとして管理するための管理情報である。
図示するように、この本登録ファイル用管理情報には、ユーザー操作に基づいてリッピングされた各トラックファイルに対応するトラックIDが書き込まれている。
そして、このようにして本登録ファイル用管理情報として各トラックファイルに対応するトラックIDを書き込んでおくことにより、CPU21は、HDD31上に記録されているトラックファイルのうち、本登録ファイルとして管理しているファイルを認識することができる。
【0035】
上記のような仮登録ファイル用管理情報、及び本登録ファイル用管理情報を利用することにより、本実施の形態の記録再生装置1においては、以下のような動作を行う。
図4は、本実施の形態の記録再生装置1において得られる動作を模式的に説明するための図である。
先ず、この図4において、上記仮登録ファイル用管理情報、及び本登録ファイル用管理情報に基づいた管理が行われることにより、HDD31上には、図のような仮登録ファイルが記録される仮登録エリア、及び本登録ファイルが記録される本登録エリアの2つの仮想的な記憶エリアが形成される。
【0036】
そして、上記仮登録エリアに記録されている各ファイルは、上記仮登録ファイル用管理情報内における記録時刻情報に基づいて管理されることにより、図のようにそれぞれが記録時刻に従った順序で管理されるようになる。
すなわち、例えばこの仮登録エリアに対してこれまでに記録されたトラックファイルの記録順序が、例えばファイルE・・・ファイルD、ファイルC、ファイルB、ファイルAの順であったとすると、図4(a)に示すようにして、これらのファイルが記録時刻の新しい順に管理されるようになるものである。
【0037】
そして、このようにして仮登録エリアに記録されている各ファイルの記録順序を管理するようにした上で、新たにバックグラウンドリッピングされたファイルがこの仮登録エリアに記録された際に、最も古いファイルから順に消去していくようにする。
すなわち、新たなトラックファイルをこの仮登録エリアに記録するのに伴い、予めこの仮登録エリアの容量として設定されている容量を超えてしまう場合に、記録時刻が最も古いファイルから順に消去していくようにするものである。
【0038】
例えば、上記図4(a)に示すようにして、新たなトラックファイルFが仮登録エリアに対して記録されることに応じ、この仮登録エリアとして設定されている記憶容量がオーバーしてしまうといった場合を想定する。そして、この場合において、図2(b)に示すようにして最も記録時刻の古いファイルEを消去し、新たに記録された上記ファイルFを最も新しい記録ファイルとして管理しようとするものである。
このようにするで、この仮登録エリアに内には、過去にバックグラウンドリッピングされたトラックファイルのうち、記録時刻が新しいとされるファイルのみを保持することができるようになると共に、これらのファイルの総記憶容量が設定された容量を超えないように制御することができるようになる。
すなわち、バックグラウンドリッピングされたトラックファイルを無制限にHDD31に蓄積するのではなく、古くなったトラックファイルは順に消去していくようにするものである。
なお、この際、仮登録ファイルとして新たに記録されようとしているファイルと同一のファイルが既に仮登録エリアに記録されている場合は、重複記録はせず、このファイルの順位のみを繰り上げるようにする。
すなわち、この場合、上記図2において示した仮登録ファイル用管理情報においては、対応するトラックIDに対応づけられている時刻情報のみが更新されるようになるものである。
【0039】
ここで、上記のようにしてバックグラウンドリッピングされたトラックファイルが仮登録エリアに対して記録されている状態において、例えば装填されたCDに記録されているコンテンツデータのうちから、或るトラックデータをリッピングするためのユーザーの操作が行われたとする。
上述もしたように、本実施の形態の場合、このようにユーザー操作によりリッピングが指示されたトラックデータについては、本登録ファイルとして図示する本登録エリアに対して記録すべきものとして扱われる。
しかしながらこの場合、上記リッピングが指示されたトラックデータが、過去においてバックグラウンドリッピングされたデータであって、既にHDD31内に仮登録ファイルとして記録されていた場合には、以下のような動作を行うようにされる。
つまり、この場合のリッピング動作としては、例えば図4(c)に示すようにして、HDD31に既に記録されている仮登録ファイルが、本登録ファイルに属するよう、該仮登録ファイルについての属性を変更することのみで実現できるようになる。
すなわち、この場合は、上記のようにして装填されたCDから該トラックデータを読み出して、これをHDD31に対して記録するための動作が省略できるようになる。
【0040】
この際の動作を、次に示す図5を用いて実際の管理情報の更新動作に即した形で説明する。
先ず、図5において、図示するようにHDD31におけるトラックファイルの実際の記録状況として、例えばトラックIDとして「2」、「5」、「1」、「3」、「4」、「6」・・・のトラックファイルが記録されていたとする。
そして、図のように仮登録ファイル用管理情報上ではトラックID「1」、「2」、「3」・・・のトラックファイルが管理され、一方の本登録ファイル用管理情報上ではトラックID「4」、「5」、「6」・・・が管理されていたとする。
【0041】
このような状態において、ユーザー操作によりリッピングが指示されたトラックデータが、例えばトラックID「2」のトラックデータであった場合には、CPU21により、先ずこのトラックID「2」と、図示する仮登録ファイル用管理情報として書き込まれているトラックID「2」との一致が検出される。
そして、これに応じ、CPU21は、このように一致が検出された該トラックID「2」のトラックファイルを、本登録ファイルとして管理するよう、図示するようにして仮登録ファイル用管理情報に書き込まれているトラックIDの情報「2」を、本登録ファイル用管理情報に対して書き写すようにされる。
【0042】
これにより、当該記録再生装置1においては、ユーザーによりリッピング指示の為されたトラックID「2」のデータを、本登録ファイルとしてHDD31上に記録したのと同等の動作が得られるようになる。
すなわち、この場合、HDD31に対して何ら実データの書き込みを行うことなく、リッピング指示の為されたトラックデータを本登録ファイルとして記録することが可能となる。
そして、これによりユーザーは、該記録再生装置1に対し、リッピング指示を行ったトラックのデータを待ち時間なしでリッピングさせることができるようになる。
【0043】
これまでに説明した本実施の形態の記録再生装置1としての動作を実現するために、図1に示したCPU21が行うべき処理動作を次の図6〜図8のフローチャートを用いて説明する。
なお、これら図6〜図8に示す処理動作は、図1において示したメモリ部23におけるROMに対して格納されるプログラムに従ってCPU21が実行するものである。
【0044】
先ず、図6に、CDドライブ29に装填されたCDについてのバックグラウンドリッピングを行う際に上記CPU21が実行すべき処理動作について示す。
図6において、CPU21は、図示するステップS101において、CDドライブ29に対してCDが装填されたか否かの監視を行っている。そして、CDドライブ29に対してCDが装填された場合、ステップS102において、該CDに記録されているTOCデータを読み込むよう、CDドライブ制御部28に対する指示を行う。
【0045】
続くステップS103においては、バックグラウンドリッピングを開始する条件として、装填されたCDに対する操作が行われていないか否かを判別する。
すなわち、このステップS103においては、前述したようにして、CDが装填された状態において、該記録再生装置1に対するユーザーの無操作状態が所定時間以上継続した場合や、例えばMD等の他のメディアの再生指示された等、装填されたCDに対する操作が行われていないとされる所定の条件が成立したか否かを判別するものである。
ステップS103において、装填されたCDに対する操作が行われていないとされる、所定の条件が成立したと判別された場合はステップS104に進む。
【0046】
ステップS104においては、装填されたCDに記録されているトラックデータのうち、読み出しを開始すべきトラックデータのトラックナンバーを決定する。この際、CPU21は、装填されたCDに記録されているトラックデータを、1曲目から順に読み出していくようにされる。
そして、続くステップS105においては、上記ステップS104において決定したトラックナンバーを参照しておく。
【0047】
ステップS106においては、上記ステップS102にて読み込んだTOCデータと、上記ステップS105にて参照したトラックナンバーの値に基づいて、読み出しが決定されたトラックデータについてのトラックIDを取得する。
すなわち、このステップS106においては、前述したようにして、上記読み込んだTOCデータより、このCDについての固有の識別子を得るようにする。そして、この識別子に上記参照したトラックナンバーの値を合成することにより、該トラックデータに固有のトラックIDを得るようにするものである。
このようにして、読み出しが決定されたトラックデータについてのトラックIDを取得すると、ステップS107に進む。
【0048】
ステップS107においては、取得したトラックIDと同一のトラックIDが、先に図3において説明した本登録ファイル用管理情報として既に書き込まれているか否かの判別を行う。
このステップS107において、上記取得したトラックIDが既に上記本登録ファイル用管理情報として書き込まれていたと判別した場合には、図示するようにステップS115に進み、CDドライブ制御部28に対してトラックの順送りを指示した後に、再びステップS105におけるトラックナンバーの参照処理を行うようにされる。
すなわち、該トラックIDが付されているトラックデータが既に本登録ファイルとしてHDD31に記録されていた場合には、このトラックデータについてのHDD31への記録は不要であるため、次のトラック処理に移るものである。また、これにより、既に本登録ファイルとして記録されたトラックファイルを、重複して仮登録ファイルとして記録する(バックグラウンドリッピングする)ことを防止しようとするものである。
一方、このステップS107において、取得したトラックIDが上記本登録ファイル用管理情報として書き込まれていなかったと判別した場合には、ステップS108に進む。
【0049】
ステップS108においては、上記ステップS101にて取得したトラックIDと同一のトラックIDが、図3において説明した仮登録ファイル用管理情報として書き込まれているか否かの判別を行う。
このステップS108において、上記取得したトラックIDが上記仮登録ファイル用管理情報として書き込まれていなかったと判別した場合には、ステップS109に進む。
【0050】
ステップS109においては、上記ステップS105において参照されたトラックナンバーのトラックデータに基づいた仮登録ファイルを生成するために、HDD31に対する該トラックデータの書き込みを行うための各種制御処理を行う。
この場合、CPU21は、対応するトラックナンバーをCDドライブ制御部28に指示することにより、該トラックデータの読み出しを開始させる。そして、このようにしてCDドライブ制御部28を介して読み出されるデータをATRAC方式による圧縮データに変換するために、図1に示したATRACエンコード/デコード部38に対する制御を行う。また、このようにしてATRACエンコード/デコード部38により圧縮されたデータをHDD31に対して書き込むよう、データベース管理部30の動作を制御する。
【0051】
続くステップS110においては、上記したような動作が行われることにより、CDから読み出したトラックデータがトラックファイルとしてHDD31に記録されたか否かを監視する。
そして、HDD31に対してトラックファイルが記録された場合には、ステップS111に進み、このように記録されたトラックファイルの記録時刻を認識するために、図1において説明した時計機能ブロックにより生成される現在時刻情報を参照する。
【0052】
続くステップS112においては、先に説明したステップS106にて取得したトラックIDの情報と、上記ステップS111において参照した現在時刻情報とを対応づけた情報を、仮登録ファイル用管理情報として記録する。
このようにして、上記仮登録ファイル用管理情報に対してステップS106にて取得したトラックIDの情報を追加記録することにより、上記ステップS110においてHDD31に記録されたトラックファイルは、仮登録ファイルとして管理されるようになる。また、これと共に、このトラックIDに対し、現在時刻情報を対応づけて記録しておくことにより、CPU21は、該仮登録ファイルについての記録時刻を認識することが可能となる。
【0053】
このステップS112において、上記のようにして仮登録ファイル用管理情報としてトラックIDの情報と現在時刻情報とを追加記録すると、図示するようにステップS111に進んでCDドライブ制御部28に対してトラックの順送りを指示した後に、再びステップS105においてトラックナンバーを参照するようにされる。
【0054】
ここで、上記ステップS108における処理動作により、ステップS106にて取得したトラックIDが仮登録ファイル用管理情報として書き込まれていたと判別された場合について説明する。
このステップS108において、取得したトラックIDが仮登録ファイル用管理情報として書き込まれている場合とは、つまり、読み出しが決定されたトラックデータは、既にHDD31に対して仮登録ファイルとして記録されている場合を指すものである。
【0055】
上述もしたように、本実施の形態では、このような場合、同一ファイルについての重複記録は行わず、仮登録ファイル用管理情報にける対応する記録時刻のみを更新することとしている。
このため、このステップS108において、取得したトラックIDが仮登録ファイル用管理情報内に書き込まれているとされた場合には、ステップS113に進み、先ず時計機能ブロックにより生成される現在時刻情報を参照するようにされる。
そして、続くステップS114において、仮登録ファイル用管理情報として記録されている、該トラックIDに対応づけられている記録時刻情報を、上記ステップS113において参照した現在時刻情報に更新するようにされる。
【0056】
このようにして、ステップS114において、該トラックIDに対応する記録時刻情報を現在時刻情報に更新すると、ステップS111に進み、CDドライブ制御部28に対してトラックの順送りを指示する。
そして、その後、図示するようにステップS105におけるトラックナンバーの参照処理を行うようにされる。
【0057】
なお、図示はしなかったが、このようなバックグラウンドリッピング動作中に、例えば装填されたCDについての再生を指示する操作が検出された等、バックグラウンドリッピングを中止すべきとされる、予め設定された所定の要因が検出された場合には、この図に示す処理動作を中止するようにされる。
そして、この場合、処理動作が中止となった際に書き込み中であったトラックファイル等、有効に記録されなかったトラックファイルについては破棄されるものとなる。つまり、図6の処理によれば、そのような記録が完結していないトラックファイルについては、仮登録ファイル用管理情報に反映されないため、バックグラウンドリッピングは行われない状態となる。
【0058】
また、上記図6の処理動作としては、装填されたCDについてのバックグラウンドリッピングを1トラックごとに行うこととしたが、これに代え、例えば装填されたCDに記録されているトラックデータのうちから既にHDD31に記録されている仮登録ファイル、及び本登録ファイルと重複しないトラックのみを抽出しておき、これらのトラックのみについて記録を行うようにしてもいよい。
或いは、装填されたCDに記録されている全てのトラックデータについての書き込みを行った後に、既に記録されていた仮登録ファイル、及び本登録ファイルと重複しないもののみを保持するようにしてもよい。
さらに、このようなバックグラウンドリッピングの際には、CD再生は、通常の再生速度を1倍速としたときに、例えば2倍速、4倍速、8倍速などの高速再生とすればよい。
【0059】
続いて、図7のフローチャートを用い、仮登録ファイルとして管理しているトラックファイルを、記録時刻が古い順に消去可能ファイルに設定していく際の処理動作について説明する。
なお、この図に示す処理動作は、上記図6に示した処理動作と平行して実行されるものである。
先ず、CPU21は、図示するステップS201において、上記図6で説明したステップS112の処理動作が行われることにより、仮登録ファイル用管理情報の記録内容が更新されるのを監視している。
すなわち、このようにして仮登録ファイル用管理情報が更新されることを監視することにより、HDD31に対して仮登録ファイルとしてのトラックファイルが新たに記録されたことを検出しようとするものである。
なお、この場合の仮登録ファイル用管理情報の更新としては、図6に示すステップS114における記録時刻情報のみの更新が含まれないことは言うまでもない。
【0060】
続くステップS202においては、HDD31上に仮登録ファイルとしてのトラックファイルを記録可能な空き領域があるか否かの判別を行う。
すなわち、HDD31に対して新たに仮登録ファイルとしてのトラックファイルを記録するのに伴い、HDD31において記録されている仮登録ファイルの総記憶容量が、予め設定された容量をオーバーしてしまうか否かを判別しようとするものである。
このステップS202において、HDD31内に、上記仮登録ファイルを記録可能な空き容量があるとされた場合には、ステップS201に進んで仮登録ファイル用管理情報の更新の有無を監視するようにされる。
また、上記仮登録ファイルを記録可能な空き容量がないとされた場合には、ステップS203に進む。
【0061】
ステップS203においては、仮登録ファイル用管理情報を参照し、最も古い記録時刻情報が対応づけられて記録されているトラックIDを認識する。
そして、ステップS204においては、このようにして認識したトラックIDを元に、HDD31上において記録されているトラックファイルのうち、このトラックIDに対応するトラックファイルを消去可能ファイルとして設定する処理を行う。
これにより、上記ステップS202において、仮登録ファイルを記録可能な空き容量がないとされた場合は、HDD31上に仮登録ファイルとして記録されているトラックファイルのうち、最も記録時刻が古いとされるトラックファイルが消去されるようになる。
そして、図示するようにして、この図に示す処理動作が繰り返されることによっては、HDD31に記録される仮登録ファイルは、その総記憶容量が所定の容量を超えないように制御されるようになると共に、記録時刻が新しいとされるものが優先的に保持されるようになる。
【0062】
続いて、図8には、CDドライブ29に装填されたCDについて、リッピングを指示するための操作が行われた際にCPU21が実行すべき処理動作を示す。なお、この図において、上記CDドライブ制御部29には既にCDが装填されているものとする。また、さらにこのように装填されたCDより、既にTOCデータが読み込まれているものとする。
【0063】
先ず、CPU21は、図示するステップS301において、CDドライブ29に装填されたCDについての、ユーザーによるリッピングを指示するための操作が行われたかを監視する。
このステップS301において、上記リッピングを指示するための所定の操作が、図1で説明した入力部25を介して行われたことを検出すると、ステップS302に進む。
なお、この場合の上記リッピングを指示する操作としては、リッピングすべきトラックデータについてのトラックナンバーを指定するための操作が含まれているものとして想定されている。
【0064】
ステップS302においては、上記ステップS301におけるユーザー操作により指定された、リッピング対象となるトラックデータのトラックナンバーを認識する。
そして、ステップS303においては、上記のようにして認識したトラックナンバー、及び現在装填されているCDより既に読み込まれているTOCデータを元にして所要の演算処理を行い、指定されたトラックデータに対応するトラックIDを取得する。
【0065】
続くステップS304においては、上記取得したトラックIDと同一のトラックIDが仮登録ファイル用管理情報内に記録されているか否かの判別を行う。
取得したトラックIDと同一のトラックIDが仮登録ファイル用管理情報内に記録されていなかった場合は、ステップS306において通常のリッピング処理を行うようにされる。すなわち、先ずCDドライブ29に装填されているCDより指定されたトラックデータを読み出し、これをトラックファイルとしてHDD31に記録するための処理を行う。そして、このようにして記録されたトラックファイルが本登録ファイルとして管理されるよう本登録ファイル用管理情報を更新する処理を行うものである。
一方、認識したトラックIDと同一のトラックIDが仮登録ファイル用管理情報内に記録されていた場合には、ステップS305に進む。
【0066】
ステップS305においては、該当するトラックIDが付されている仮登録ファイルとしてのトラックファイルが、本登録ファイルとして管理されるよう、仮登録ファイル用管理情報、及び本登録ファイル用管理情報を更新する。
すなわち、先に図5において説明したようにして、仮登録ファイル用管理情報内に記録されている該トラックIDの情報を、本登録ファイル用管理情報内に書き写す処理を行う。そして、これにより、以降は該トラックIDの付されたトラックファイルが、本登録ファイルとして管理されるようになるものである。
この結果、当該記録再生装置1においては、上記ステップS301においてユーザーによりリッピング指示の為されたトラックデータを、本登録ファイルとしてHDD31上に記録したのと同等の結果が得られるようになる。
つまり、この場合、HDD31に対して何ら実データの書き込みを行うことなく、リッピング指示の為されたトラックデータを本登録ファイルとして記録することが可能となる。
【0067】
以上、本実施の形態の記録再生装置1について説明した。
上述もしたように、本実施の形態の記録再生装置1では、バックグラウンドリッピングによりHDD31に取り込まれたトラックファイルについては、このトラックファイルに固有のトラックIDの情報が仮登録ファイル用管理情報に対して記録されることにより、仮登録ファイルとして記録される。
また、ユーザー操作に基づいたリッピングによりHDD31に取り込まれたトラックファイルは、このトラックファイルに固有のトラックIDの情報が本登録ファイル用管理情報に対して記録されることにより本登録ファイルとして記録される。
これにより、装填されたCDについてのリッピングが指示された際に、HDD31にリッピング(本登録)されるべきトラックデータが、既に仮登録ファイルとしてHDD31に記録されていた場合には、該当する仮登録ファイルのトラックIDの情報を、仮登録ファイル用管理情報から本登録ファイル用管理情報に対して書き写すことのみで、該当するトラックデータについてのリッピングが実現されるようになる。
【0068】
また、上記仮登録ファイル用管理情報としては、それぞれのトラックIDの情報に対応づけて、各トラックファイルの記録時刻を示すの記録時刻情報も記録される。
そして、上記のようにしてバックグラウンドリッピングにより仮登録ファイルとして取り込まれたトラックファイルの総記憶容量が、予め設定された容量を超えた場合には、仮登録ファイルとして記録されているファイルのうち、記録時刻の古いものから順に消去されていくようになる。
これにより、HDD31に仮登録ファイルとして記録され、本登録(リッピング)指示の行われなかったファイルは、不要なデータとして記録時刻の古い順に消去されていくようになる。また、これと共に、HDD31に記録される仮登録ファイルの総記憶容量が所定の容量を超えないように制御されるようになる。
すなわち、当該記録再生装置1によっては、HDD31における記憶資源を有効利用しつつ、本登録ファイルとして記録されるべきデータが仮登録ファイルとして既に記録されていた場合には、装填されたCDから該データを読み出してこれを記録するための動作を省略することができるようになる。
【0069】
また、本実施の形態では、バックグラウンドリッピングにより仮登録ファイルとしてHDD31に記録されるべきトラックデータと同一のトラックデータが既に仮登録ファイルとして記録されている場合は、仮登録ファイル用管理情報における、対応するトラックIDに対応づけられている時刻情報のみが更新されるようになる。
つまり、この場合、HDD31において同一のファイルが重複記録されることが防止されており、この点でもHDD31における記憶資源が有効利用されるようになる。
【0070】
さらに、本実施の形態では、バックグラウンドリッピングにより仮登録ファイルとしてHDD31に記録されるべきトラックデータと同一のトラックデータが既に本登録ファイルとしてHDD31に記録されていた場合には、このトラックデータについての記録を行わないようにされている。
従って、この場合も、HDD31において同一のファイルが重複記録されることが防止されており、この点でもHDD31における記憶資源が有効利用されるようになる。
【0071】
また、本実施の形態の記録再生装置1においては、メモリ部23におけるROM内に、上記してきた記録方法の動作を実行させるためのプログラムが格納され、該プログラムにより本実施の形態の記録再生装置1としての動作を実現できるものである。
【0072】
さらに、そのようなプログラムが記録された記録媒体によれば、本実施の形態の記録再生装置1としての動作を実現するプログラムの提供が容易となり、装置設計やシステム構築に好適である。
該プログラムを記録する記録媒体は、或いはフレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magnet optical)ディスク、DVD、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体などにより実現されてもよい。
【0073】
なお、本実施の形態では、バックグラウンドリッピングを開始する条件として、装填されたCDに対する操作が行われないことを検出する場合を例に挙げた。しかしながら、このようなバックグラウンドリッピングを開始する条件としては、例えば装填されたCDに対する再生出力を指示する操作を検出するようにしてもよい。
つまり、再生出力のためにCDから読み出されるデータを、そのままHDD31に対して仮登録ファイルとして記録するようにするものである。
このようにして、ユーザーにより再生出力の指示されたデータのみをバックグラウンドリッピングするようにすることで、仮登録ファイルとして、不要なファイルがHDD31に保持されてしまうことがより防止されるようになる。
【0074】
また、本実施の形態では、CDについてのバックグラウンドリッピングを行う場合を例に挙げたが、この他MD、或いは対応するドライブ装置が備えられる場合はDVD等、他のメディアについてもバックグラウンドリッピングを行うようにしてもよい。
【0075】
また、これまでの説明からも理解されるように、本実施の形態では、仮登録ファイルとしてのトラックファイルを記録することのできる総記憶容量(図4において示した仮登録エリアの容量)を、一定の容量に固定する場合を例に挙げた。しかしながら、このような仮登録ファイルの総記憶容量としては、HDD31の空き容量に応じて、可変的に設定するようにしてもよい。
【0076】
また、本実施の形態では、バックグラウンドリッピング、及びユーザー操作に基づいたリッピングによりHDD31に対して取り込もうとするトラックデータを、ATRAC方式により圧縮したファイルとして記録する場合を例に挙げたが、このような圧縮方式としては、例えばMP3(MPEG audio layer 3)等の他の圧縮方式が採用されてもよい。或いは、これらのトラックデータをWAVEファイルとして取り込むようにしてもよい。
【0077】
また、本実施の形態では、仮登録ファイルを記憶するための領域、及びこのために必要な管理情報を記憶するための領域をHDD31とした場合を例に挙げたが、このような仮登録ファイルのための領域、及びその管理情報の全部、或いはその一部を、メモリ部23内のRAM、或いは他の記憶領域などに記憶させてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明では、記録媒体から読み出したデータを、本登録の指示が為されずとも仮登録データとして記憶手段に対して記録するようにしている。そして、これにより、本登録データとして記録されるべきデータが、上記記憶手段において仮登録データとして記録されていた場合に、記録媒体から該データを読み出してこれを記録するための動作を省略可能となるようにしている。
【0079】
また、本発明によれば、上記記憶手段に対して仮登録としてのデータを記録するのに応じて、該データとともにその記録時刻も記録するようにしている。そして、この記録時刻の情報を元に、上記記憶手段の記憶容量の状態に応じて、仮登録データとして記録されているデータのうち最も記録時刻が古いデータから順に消去可能とするようにしている。
【0080】
これにより、上記記憶手段において記録されている、過去に装填された記録媒体より取り込まれたデータであって本登録指示の行われなかったデータを、不要なデータとして順に消去することが可能となり、該記憶手段における上記仮登録データの記録のために必要な記憶容量が、所定容量を超えないように制限することができるようなる。
この結果、本発明によっては、記憶手段における記憶資源を有効利用しつつ、本登録データとして記録されるべきデータが仮登録データとして記録されていた場合には、記録媒体から該データを読み出してこれを記録するという動作を省略することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態としての記録再生装置の構成例を示したブロック図である。
【図2】仮登録ファイル用管理情報について示した図である。
【図3】本登録ファイル用管理情報について示した図である。
【図4】本実施の形態の記録再生装置において得られる動作について説明する図である。
【図5】本実施の形態の記録再生装置において得られる動作について説明する図である。
【図6】本実施の形態の記録再生装置において得られる処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態の記録再生装置において得られる処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態の記録再生装置において得られる処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置、21 CPU、22 バス、23 メモリ部、24 入力制御部、25 入力部、26 表示処理部、27 LCD、28 CDドライブ制御部、29 CDドライブ、30 データベース管理部、31 HDD、32通信処理部、33 ネットワークインターフェイス、34 オーディオデータ処理部、35 スピーカ部、36 MDドライブ、37 MDドライブ制御部、38 ATRACエンコード/デコード部
Claims (9)
- 装填された記録媒体からデータを読み出すことのできる読出手段と、
現在時刻情報を生成する時刻情報生成手段と、
上記読出手段によって読み出されたデータを記憶手段に記録することができる記録手段と、
上記記録手段によって記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録データとして管理する仮登録管理手段と、
上記記録手段によって記録されたデータを、本登録データとして管理する本登録管理手段と、
本登録を指示する操作入力がない状態で、上記読出手段でデータ読出を実行させたデータを上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることができるとともに、当該記録動作は、上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の管理内容に応じて実行制御する仮登録制御手段と、
本登録を指示する操作入力に応じて、上記読出手段でデータ読出を実行させたデータを上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることができるとともに、当該記録動作は、上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の管理内容に応じて実行制御する本登録制御手段と、
上記記憶手段の容量状態に応じて、上記仮登録管理手段に管理されるデータのうちで上記現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可手段と、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 上記仮登録制御手段は、上記読出手段に上記記録媒体が装填され、上記読出手段の動作を指示する操作入力がないときに、上記読出手段でデータ読出を実行させ、読み出されたデータを上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 上記仮登録制御手段は、上記読出手段に上記記録媒体が装填され、上記読出手段の読出動作をともなう再生操作入力がされた場合において、上記読出手段で読み出されるデータについて、上記記録手段によって記録する記録動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 上記仮登録制御手段は、上記読出手段に装填された記録媒体に記録されているデータに関して、
上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の両方に管理されていないデータについては上記読出手段でのデータ読出及び上記記録手段による記録動作を指示するとともに、上記仮登録管理手段による管理状態とされるように制御し、
上記仮登録管理手段に管理されているデータについては上記仮登録管理手段における現在時刻情報の更新のみを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 上記本登録制御手段は、上記読出手段に装填された記録媒体に記録されているデータに関して、
上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の両方に管理されていないデータについては上記読出手段でのデータ読出及び上記記録手段による記録動作を指示するとともに、上記本登録管理手段による管理状態とされるように制御し、
上記仮登録管理手段に管理されているデータについては上記仮登録管理手段による管理状態から上記本登録管理手段による管理状態に変更されるように、上記仮登録管理手段及び上記本登録管理手段の更新のみを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 上記記憶手段において、上記仮登録制御手段の制御によってデータ記録が行われる領域の記憶容量は可変設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、
上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理と、
が行われることを特徴とする記録再生方法。 - 装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、
上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理と、
を記録再生装置に実行させるプログラム。 - 装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で装填された記録媒体から読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、その記録時の現在時刻情報とともに仮登録管理情報において仮登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力がない状態で、上記仮登録管理情報における現在時刻情報の更新を行う処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、仮登録データ及び本登録データとして管理されていないデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、装填された記録媒体からデータ読出を行い、記憶手段に記憶させると共に、その記録されたデータを、本登録管理情報において本登録データとして管理する処理と、
装填された記録媒体に記録されているデータであって、かつ仮登録データとして管理されているデータについて、本登録を指示する操作入力に応じて、仮登録データから本登録データとされるように、上記仮登録管理情報及び本登録管理情報の更新を行う処理と、
上記記憶手段の容量状態に応じて、仮登録データのうちで現在時刻情報が古いものから順に、消去を許可する許可処理と、
を記録再生装置に実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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