JP2004036139A

JP2004036139A - Earthquake-resistance reinforcing tool

Info

Publication number: JP2004036139A
Application number: JP2002192353A
Authority: JP
Inventors: Tadayuki Mori; 毛利　忠之; Norimitsu Sukejima; 祐島　典光
Original assignee: GIFU SEPPAN KOGYO KK
Current assignee: GIFU SEPPAN KOGYO KK
Priority date: 2002-07-01
Filing date: 2002-07-01
Publication date: 2004-02-05

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an earthquake-resistance reinforcing tool inhibiting the deformation or collapse of a wooden building due to the load of an earthquake. <P>SOLUTION: An earthquake-resistance reinforcing tool body 13 is constituted linealy by inserting one end section of supporting members 14 formed in a pair of cylindrical shapes into each inserting recessed section 16 recessed at both end sections of a load buffer 15 formed of an elastic material in a columnar shape. Connecting sections 19 joined at the other end sections of each supporting member 14 are supported rotatably to each T-shaped sectional mounting member 23. The earthquake-resistance reinforcing tool 11 is installed between a column 12a and a beam 12b, and the load buffer 15 absorbs a part of an elastic deformation by elastically deforming the buffer 15 when load is applied to the column 12a and the beam 12b from the outside so that the reinforcing tool 11 is deflected or twisted by the earthquake. When load is reduced or removed, the reinforcing tool body 13 is returned to an original shape by a return to the original shape of the load buffer 15, and the column 12a and the beam 12b are returned to a usual place. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造建築物の耐震補強具に関するものである。より詳しくは、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊を抑制することができる耐震補強具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の耐震補強具は、筒状をなすとともに内部にコイルばねが配設されているガイド部材と、柱状をなし、一端がガイド部材の端部にそれぞれ内挿されるとともに、他端が真壁構造や大壁構造を有する木造建築物の柱又は梁にそれぞれ取付けられている一対の支持部材とを備えている。コイルばねは、外方からの負荷によって、ガイド部材内をその長手方向にのみ弾性変形するように構成されている。
【０００３】
そして、地震によって、耐震補強具が取付けられた柱や梁に外方から負荷が加わったときには、その負荷によってコイルばねがガイド部材内を弾性変形することにより、負荷を吸収するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の耐震補強具においては、コイルばねは、外方からの負荷によって、ガイド部材内をその長手方向にのみ弾性変形するように、即ちガイド部材内を一方向にのみ伸縮するように構成されている。このため、地震によって、柱や梁に、耐震補強具が撓むように又は捻れるように外方から負荷が加わったときには、コイルばねは、弾性変形しにくいために負荷を十分に吸収することができない。よって、地震の負荷によって木造建築物が変形又は倒壊する場合があるという問題があった。
【０００５】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊を抑制することができる耐震補強具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１に記載の発明の耐震補強具は、木造建築物を補強するための耐震補強具本体と、耐震補強具本体の端部に回動可能に設けられるとともに、木造建築物に取付けられる取付け部材とを備え、前記耐震補強具本体は、一対の支持部材と、弾性材料により形成され、支持部材間に設けられるとともに、撓み及び捻れが許容される負荷緩衝部材とを備えているものである。
【０００７】
請求項２に記載の発明の耐震補強具は、請求項１に記載の発明において、前記負荷緩衝部材には支持部材の端部が内挿され、負荷緩衝部材及び支持部材には、支持部材の端部を負荷緩衝部材内に抜け止め保持するための抜け止め保持手段がそれぞれ設けられているものである。
【０００８】
請求項３に記載の発明の耐震補強具は、請求項１又は請求項２に記載の発明において、前記木造建築物の柱と、梁又は桁との間に取付けられ、柱に加わる負荷の１０〜１５％の力に耐える強度に設定されているものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１及び図４に示すように、木造建築物１２を構成する柱１２ａの上端部側面には図示しないホゾ孔が凹設され、梁１２ｂ又は桁の端面に突設された図示しないホゾが挿入されることにより、柱１２ａの上端部側面には梁１２ｂ又は桁が取付けられている。この木造建築物１２は、柱１２ａ、梁１２ｂ及び桁が図示しない壁の中に埋込まれている大壁構造や、柱１２ａ、梁１２ｂ及び桁の一部が壁から露出している真壁構造等の構造を有している。
【００１０】
図１及び図２（ａ），（ｂ）に示すように、木造建築物１２を補強する耐震補強具本体１３は、円筒状をなす一対の支持部材１４の一端部が、円柱状をなす負荷緩衝部材１５の両端部に凹設された断面円形状の各挿入凹部１６にそれぞれ挿入されることにより、直線状に構成されている。各挿入凹部１６の内径は、各支持部材１４の外径よりも若干大きくなるようにそれぞれ設定されている。
【００１１】
図２（ａ）に示すように、各挿入凹部１６の底部には、抜け止め保持手段を構成する円環状の抜け止め保持凹部１７がそれぞれ凹設され、各支持部材１４の一端部の外周面には、抜け止め保持手段を構成する円環状の抜け止め保持突条１８がそれぞれ突設されている。そして、各支持部材１４の一端部が各挿入凹部１６にそれぞれ挿入されたときには、各抜け止め保持突条１８が各抜け止め保持凹部１７にそれぞれ嵌合することにより、各支持部材１４の一端部は負荷緩衝部材１５内にそれぞれ抜け止め保持されるようになっている。
【００１２】
図１及び図３に示すように、各支持部材１４の他端部には、支持円板２０と、その一側面の中央に突設された半円板状の第１連結板２１とから断面Ｔ字状に形成された接続部１９がそれぞれ接合されている。第１連結板２１には、円孔状の第１連結孔２２が貫通形成されている。また、両第１連結板２１は、同一平面上に位置している。
【００１３】
耐震補強具１１を構成する取付け部材２３は、四角板状の取付け板２４と、取付け板２４に対して直交方向に延びるように取付け板２４の一側面の中央部に突設された半円板状の第２連結板２５とから、断面Ｔ字状に形成されている。取付け板２４には図示しない取付け孔が複数貫通形成され、複数の釘２６を各取付け孔に挿通して柱１２ａ又は梁１２ｂにそれぞれ打付けることにより、耐震補強具１１を例えば柱１２ａと梁１２ｂとの間に取付けることができるようになっている。
【００１４】
第２連結板２５には、第１連結板２１の第１連結孔２２に対応する箇所に円孔状の第２連結孔２７が貫通形成されている。そして、回動支持ボルト２８を第１及び第２連結孔２２，２７に挿通した後、ナット２９を回動支持ボルト２８に螺合させることにより、各取付け部材２３には第１連結板２１が回動可能に支持されている。
【００１５】
各支持部材１４、各接続部１９及び各取付け部材２３は、アルミニウムや鋼材等の金属材料によりそれぞれ形成されている。一方、負荷緩衝部材１５は弾性材料により形成され、撓み、捻れ、縮み及び伸びが許容されている。そして、外方からの負荷によって撓むように、捻れるように、縮むように又は伸びるように弾性変形することにより負荷を吸収するように構成されている。弾性材料の具体例としては、クロロプレンゴム等のゴム材料やポリウレタン等の合成樹脂材料等が挙げられる。
【００１６】
図１及び図４に示すように、耐震補強具１１は、柱１２ａと、梁１２ｂ又は桁との間に取付けられたときには、地震の負荷による木造建築物１２の変形又は倒壊をより確実に抑制するために、地震によって柱１２ａに加わる負荷の１０〜１５％の力に耐える強度に好ましくは設定されている。１０％未満の力に耐える強度では、強度が不十分なために、木造建築物１２が変形又は倒壊しやすい。
【００１７】
一方、１５％を超える力に耐える強度では、強度を高くするために支持部材１４等の厚みが厚くなりやすいために、又は支持部材１４等が比重の大きい鋼材等によって形成されやすいために、耐震補強具１１の重さが重くなりやすい。震度６〜７の地震によって耐震補強具１１が取付けられた柱１２ａに例えば２．０〜３．０ｋＮの負荷が加わるときには、耐震補強具１１は２００〜４５０Ｎの力に耐える強度に設定されている。
【００１８】
さて、この耐震補強具１１を使用するときには、例えば柱１２ａと梁１２ｂとの間に耐震補強具１１を取付ける。即ち、まず柱１２ａにおいて、梁１２ｂと対向する側面の所定の箇所に一方の取付け板２４の他側面を当接させた後、複数の釘２６を各取付け孔に挿通して柱１２ａにそれぞれ打付ける。
【００１９】
次いで、梁１２ｂの柱１２ａと対向する側面において、耐震補強具本体１３と柱１２ａ又は梁１２ｂとのなす角度が例えば４５度となる位置に他方の取付け板２４の他側面を当接させる。そして、複数の釘２６を各取付け孔に挿通して梁１２ｂにそれぞれ打付けることにより、柱１２ａと梁１２ｂとの間に耐震補強具１１を取付ける。
【００２０】
図５の実線で示すように、柱１２ａ及び梁１２ｂに、耐震補強具１１が撓むように外方から負荷が加わったときには、この負荷によって、各支持部材１４は、各回動支持ボルト２８を回動中心としてそれぞれ回動する。このため、負荷緩衝部材１５は撓むように弾性変形し、この弾性変形によって、柱１２ａ及び梁１２ｂに加わった負荷の一部は負荷緩衝部材１５に吸収されるとともに、耐震補強具本体１３は略Ｖ字状に撓むように変形する。
【００２１】
即ち、柱１２ａ及び梁１２ｂは、負荷緩衝部材１５に吸収されなかった負荷によって、図５の二点鎖線で示す通常位置から実線で示す変位位置に、耐震補強具本体１３の変形に伴ってそれぞれ一旦移動する。
【００２２】
一方、柱１２ａ及び梁１２ｂに、耐震補強具１１が捻れるように外方から負荷が加わったときには、図６に示すように、この負荷によって、各支持部材１４は、それらの中心軸を回動中心としてそれぞれ回動する。このため、負荷緩衝部材１５は捻れるように弾性変形し、この弾性変形によって、柱及び梁に加わった負荷の一部は負荷緩衝部材１５に吸収されるとともに、耐震補強具本体１３は捻れるように変形する。
【００２３】
即ち、図６及び図７に示すように、一方の第１連結板２１は、他方の第１連結板２１に対して傾斜する。さらに、柱及び梁は、通常位置から変位位置にそれぞれ一旦移動する。
【００２４】
柱１２ａ及び梁１２ｂに、柱１２ａと梁１２ｂとが互いに接近するように外方から負荷が加わったときには、この負荷によって、各支持部材１４は互いに接近する方向に押圧される。また、柱１２ａ及び梁１２ｂに、柱１２ａと梁１２ｂとが互いに離間するように外方から負荷が加わったときには、この負荷によって、各支持部材１４は互いに離間する方向に引っ張られる。
【００２５】
このため、負荷緩衝部材１５は、縮むように、又は伸びるように弾性変形し、この弾性変形によって、柱１２ａ及び梁１２ｂに加わった負荷の一部は負荷緩衝部材１５に吸収されるとともに、耐震補強具本体１３は縮むように又は伸びるように変形する。即ち、柱１２ａ及び梁１２ｂは、通常位置から変位位置に一旦移動する。
【００２６】
地震によって木造建築物１２に負荷が加わるときには、柱１２ａや梁１２ｂには、上記の各負荷が複合して加わる。そして、負荷緩衝部材１５によって吸収されなかった負荷が減少又は除去されたときには、負荷緩衝部材１５がその弾性力によって元の形状に戻ることにより、耐震補強具本体１３は元の形状に戻る。このため、柱１２ａ及び梁１２ｂは、変位位置から通常位置にそれぞれ戻る。
【００２７】
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、耐震補強具本体１３を構成する負荷緩衝部材１５は、弾性材料により円柱状に形成されている。この負荷緩衝部材１５は、撓むように又は捻れるように弾性変形するとともに、その弾性力によって元の形状に戻るように構成されている。
【００２８】
このため、耐震補強具１１が取付けられた柱１２ａや梁１２ｂに、耐震補強具１１が撓むように又は捻れるように外方から負荷が加わったときには、負荷緩衝部材１５の弾性変形によって負荷の一部を吸収することができる。さらに、負荷緩衝部材１５に吸収されなかった負荷が減少又は除去されたときには、耐震補強具本体１３が元の形状に戻ることにより、柱１２ａ及び梁１２ｂを通常位置に戻すことができる。よって、木造建築物１２は耐震補強具本体１３によって補強されるために、地震の負荷による木造建築物１２の変形又は倒壊を抑制することができる。
【００２９】
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、各取付け部材２３には第１連結板２１が回動可能に支持されている。このため、耐震補強具１１が取付けられた柱１２ａや梁１２ｂに、耐震補強具１１が撓むように外方から負荷が加わったときには、各支持部材１４は、回動支持ボルト２８を回動中心として容易に回動することができる。よって、負荷緩衝部材１５を容易に撓むように弾性変形させることができる。さらに、負荷緩衝部材１５がその弾性力によって元の形状に戻るときには、各支持部材１４が回動することによって、耐震補強具本体１３を元の形状に容易に戻すことができる。
【００３０】
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、各抜け止め保持突条１８が各抜け止め保持凹部１７にそれぞれ嵌合することにより、各支持部材１４の一端部は負荷緩衝部材１５内にそれぞれ抜け止め保持されている。このため、負荷緩衝部材１５の弾性変形に伴って各支持部材１４の一端部が負荷緩衝部材１５内から抜け落ちるのを防止することができる。よって、耐震補強具１１は耐震機能を保持することができる。
【００３１】
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、耐震補強具１１は、柱１２ａと、梁１２ｂ又は桁との間に取付けられたときには、地震によって柱１２ａに加わる負荷の１０〜１５％の力に耐える強度に好ましくは設定されている。このため、地震の負荷による木造建築物１２の変形又は倒壊をより確実に抑制することができる。
【００３２】
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、負荷緩衝部材１５は、縮むように又は伸びるように弾性変形するとともに、その弾性力によって元の形状に戻るように構成されている。よって、耐震補強具１１が取付けられた柱１２ａや梁１２ｂに、柱１２ａと梁１２ｂとが互いに接近するように、又は互いに離間するように外方から負荷が加わったときには、負荷緩衝部材１５の弾性変形によって負荷の一部を吸収することができる。
【００３３】
さらに、負荷緩衝部材１５に吸収されなかった負荷が減少又は除去されたときには、耐震補強具本体１３が元の形状に戻ることにより、柱１２ａ及び梁１２ｂを通常位置に戻すことができる。このため、地震の負荷による木造建築物１２の変形又は倒壊をさらに確実に抑制することができる。
【００３４】
・　本実施形態の耐震補強具１１においては、例えば木造建築物１２を構成する柱１２ａと梁１２ｂとの間に耐震補強具１１を取付けるときには、複数の釘２６を、各取付け板２４の各取付け孔に挿通して柱１２ａ又は梁１２ｂにそれぞれ打付ける。よって、耐震補強具１１を木造建築物１２に容易に取付けることができるために、木造建築物１２を建てるときだけでなく、既存の木造建築物１２にも耐震補強具１１を容易に取付けることができる。
【００３５】
さらに、接着剤を使用して耐震補強具１１を柱１２ａと梁１２ｂとの間に取付ける場合に対して、耐震補強具１１の柱１２ａ及び梁１２ｂへの取付け強度が高いために、耐震補強具１１の柱１２ａ及び梁１２ｂへの取付け状態を安定させることができる。
【００３６】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・　図８に示すように、前記接続部１９を、支持部材１４の他端部がプレス成形されることにより略半円板状に形成してもよい。このとき、接続部１９には第１連結孔２２が貫通形成される。
【００３７】
・　図９に示すように、前記各支持部材１４の形状を、断面Ｌ字状をなすアングル状に変更してもよい。このとき、支持部材１４を構成する側板１４ａ及び底板１４ｂの一端部の側面には、抜け止め保持手段を構成する四角柱状の抜け止め保持突起３０がそれぞれ突設されている。さらに、接続部は省略されるとともに、支持部材１４の側板１４ａの他端部には、第１連結孔２２が貫通形成されている。一方、負荷緩衝部材の各挿入凹部は、断面Ｌ字状にそれぞれ凹設されるとともに、抜け止め保持突起３０に対応する箇所に抜け止め保持凹部がそれぞれ凹設されている。
【００３８】
また、各支持部材１４の形状を、四角筒状や断面Ｈ字状等に変更してもよい。さらに、チャンネル状や断面Ｌ字状等の形状をなす一対の板材を、それらの側板同士で接合させることにより、各支持部材１４を、断面横Ｈ字状や階段状等の形状に形成してもよい。このとき、各支持部材１４は、その中心軸を中心として線対称となる形状が好ましい。
【００３９】
・　前記各支持部材１４、各接続部１９及び各取付け部材２３を、ＦＲＰ等の合成樹脂材料等によりそれぞれ形成してもよい。このとき、各接続部１９を、加熱溶着又は接着等によって各支持部材１４の他端部に接合することができる。
【００４０】
・　前記各挿入凹部１６の内径を、各支持部材１４の外径よりも若干小さく形成してもよい。また、各支持部材１４の一端部を各挿入凹部１６にそれぞれ挿入するときに、各支持部材１４の一端部の外周面又は各挿入凹部１６に内周面に接着剤を塗布してもよい。
【００４１】
さらに、各支持部材１４及び負荷緩衝部材１５が合成樹脂材料によりそれぞれ形成されているときには、各支持部材１４の一端部を各挿入凹部１６にそれぞれ挿入した後、負荷緩衝部材１５と各支持部材１４の一端部とを加熱溶着してもよい。このように構成した場合は、各支持部材１４の一端部を負荷緩衝部材１５内により強固に抜け止め保持することができる。
【００４２】
・　前記耐震補強具１１を例えば柱１２ａと梁１２ｂとの間に取付けるときに、各取付け板２４の他側面に接着剤を塗布してもよい。このように構成したときには、耐震補強具１１を柱１２ａ及び梁１２ｂにより強固に取付けることができる。
【００４３】
・　前記各取付け孔にねじを挿通して柱１２ａ又は１２ｂに螺入することにより、耐震補強具１１を例えば柱１２ａと梁１２ｂとの間に取付けても良い。
・　前記負荷緩衝部材１５の形状を、四角柱状等に変更してもよい。このとき、負荷緩衝部材１５は、その中心軸を含む平面を中心として対称となる形状が好ましい。
【００４４】
・　前記抜け止め保持突条１８を、一方の支持部材１４の一端部の外周面にのみ突設してもよい。
・　前記耐震補強具１１を、梁１２ｂ同士、桁同士、又は梁１２ｂと桁との間等に取付けてもよい。
【００４５】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
（１）前記負荷緩衝部材は、さらに縮み及び伸びが許容されるように構成されている請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の耐震補強具。この構成によれば、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊をより確実に抑制することができる。
【００４６】
（２）請求項１から請求項３及び上記（１）のいずれか一項に記載の耐震補強具を木造建築物に取付けることにより、木造建築物に補強を施すことを特徴とする木造建築物の耐震補強方法。この構成によれば、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊を抑制することができる。
【００４７】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項１に記載の発明の耐震補強具によれば、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊を抑制することができる。
【００４８】
請求項２に記載の発明の耐震補強具によれば、請求項１に記載の発明の効果に加え、耐震機能を保持することができる。
請求項３に記載の発明の耐震補強具によれば、請求項１又は請求項２に記載の発明の効果に加え、地震の負荷による木造建築物の変形又は倒壊をより確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態の耐震補強具が柱と梁との間に取付けられた状態を示す要部拡大側面図。
【図２】（ａ）は負荷緩衝部材を示す断面図、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ線における端面図。
【図３】耐震補強具を示す要部拡大断面図（図１のＡ矢視図）。
【図４】耐震補強具が柱と梁との間に取付けられた状態を示す要部斜視図。
【図５】耐震補強具本体が撓んだ状態を示す要部拡大側面図。
【図６】耐震補強具本体が捻れた状態を示す側面図。
【図７】耐震補強具本体が捻れた状態を示す正面図。
【図８】接続部の別例を示す斜視図。
【図９】支持部材の別例を示す斜視図。
【符号の説明】
１１…耐震補強具、１２…木造建築物、１２ａ…柱、１２ｂ…梁、１３…耐震補強具本体、１４…支持部材、１５…負荷緩衝部材、１７…抜け止め保持手段を構成する抜け止め保持凹部、１８…抜け止め保持手段を構成する抜け止め保持突条、２３…取付け部材、３０…抜け止め保持手段を構成する抜け止め保持突起。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a seismic reinforcement for wooden buildings. More specifically, the present invention relates to a seismic retrofit that can suppress deformation or collapse of a wooden building due to an earthquake load.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of earthquake-resistant reinforcement has a guide member having a cylindrical shape and a coil spring disposed therein, and a columnar shape. One end is inserted into the end of the guide member, and the other end is formed. A pair of support members respectively attached to columns or beams of a wooden building having a true wall structure or a large wall structure. The coil spring is configured to be elastically deformed only in the longitudinal direction in the guide member by an external load.
[0003]
When a load is applied to a column or a beam to which the seismic reinforcement is attached from outside due to an earthquake, the load is absorbed by the coil spring elastically deforming the inside of the guide member by the load. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional seismic reinforcement, the coil spring is elastically deformed only in the longitudinal direction of the guide member by an external load, that is, expanded and contracted only in one direction in the guide member. It is configured. For this reason, when a load is applied to a column or a beam from the outside such that the seismic stiffener is bent or twisted due to an earthquake, the coil spring is not easily elastically deformed and cannot sufficiently absorb the load. . Therefore, there is a problem that the wooden building may be deformed or collapsed by an earthquake load.
[0005]
The present invention has been made by paying attention to the problems existing in the prior art as described above. It is an object of the present invention to provide a seismic retrofit that can suppress deformation or collapse of a wooden building due to an earthquake load.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the seismic stiffener according to the first aspect of the present invention is provided rotatably at an end of the seismic stiffener main body for reinforcing a wooden building and an end of the seismic stiffener main body. And an attachment member attached to a wooden building, wherein the seismic stiffener body is formed of a pair of support members and an elastic material, is provided between the support members, and has a load buffer in which bending and twisting are allowed. And a member.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the seismic retrofitting device according to the first aspect, an end of a support member is inserted into the load buffering member, and the load buffering member and the support member are provided with support members. A retaining means for retaining the end portion in the load buffer member is provided.
[0008]
According to the third aspect of the present invention, there is provided the seismic retrofit according to the first or second aspect, wherein the seismic reinforcement is mounted between a pillar and a beam or a girder of the wooden building and has a load of 10%. The strength is set to withstand a force of １５15%.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1 and FIG. 4, a not-shown mortise is formed in a side surface of an upper end portion of a pillar 12 a constituting the wooden building 12, and a not-shown mortise projecting from an end face of a beam 12 b or a girder is inserted. As a result, a beam 12b or a girder is attached to the side surface of the upper end of the column 12a. The wooden building 12 has a large wall structure in which columns 12a, beams 12b, and girders are embedded in a wall (not shown), and a true wall structure in which columns 12a, beams 12b, and part of girders are exposed from the walls. Etc.
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2 (a) and 2 (b), the seismic retrofitting body 13 for reinforcing the wooden building 12 is configured such that one end of a pair of cylindrical support members 14 has a cylindrical load. Each of the cushioning members 15 is linearly inserted by being inserted into each of the insertion recesses 16 having a circular cross section which is recessed at both ends. The inner diameter of each insertion recess 16 is set to be slightly larger than the outer diameter of each support member 14.
[0011]
As shown in FIG. 2A, annular retaining retaining recesses 17 constituting retaining retaining means are respectively provided in the bottom of each insertion concave portion 16, and the outer peripheral surface of one end of each support member 14 is provided. Are provided with annular retaining retaining ridges 18 which constitute retaining retaining means, respectively. When one end of each support member 14 is inserted into each insertion recess 16, each retaining holding ridge 18 is fitted into each retaining holding recess 17, whereby one end of each support member 14 is inserted. Are retained in the load buffering member 15 respectively.
[0012]
As shown in FIGS. 1 and 3, the other end of each support member 14 is formed by a support disk 20 and a semi-disk-shaped first connection plate 21 protruding from the center of one side surface thereof. The connection portions 19 formed in a T shape are respectively joined. A circular first connection hole 22 is formed through the first connection plate 21. Further, both first connecting plates 21 are located on the same plane.
[0013]
The mounting member 23 constituting the seismic retrofit 11 is a square plate-shaped mounting plate 24 and a semicircular plate protruding from the center of one side surface of the mounting plate 24 so as to extend in a direction perpendicular to the mounting plate 24. The second connecting plate 25 is formed in a T-shaped cross section. A plurality of mounting holes (not shown) are formed through the mounting plate 24, and a plurality of nails 26 are inserted into the mounting holes and are hit on the columns 12a or the beams 12b, respectively. It can be installed between.
[0014]
A circular second connection hole 27 is formed through the second connection plate 25 at a position corresponding to the first connection hole 22 of the first connection plate 21. After the rotation support bolt 28 is inserted through the first and second connection holes 22 and 27, the nut 29 is screwed into the rotation support bolt 28, so that the first connection plate 21 is attached to each mounting member 23. It is rotatably supported.
[0015]
Each support member 14, each connection portion 19, and each attachment member 23 are each formed of a metal material such as aluminum or steel. On the other hand, the load buffering member 15 is formed of an elastic material, and is allowed to bend, twist, contract, and expand. The load is absorbed by being elastically deformed so as to bend, twist, contract, or expand by an external load. Specific examples of the elastic material include a rubber material such as chloroprene rubber and a synthetic resin material such as polyurethane.
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 4, the seismic stiffener 11 more reliably suppresses deformation or collapse of the wooden building 12 due to an earthquake load when attached between the column 12 a and the beam 12 b or girder. Therefore, the strength is preferably set to withstand a force of 10 to 15% of the load applied to the column 12a by the earthquake. If the strength withstands a force of less than 10%, the wooden building 12 is likely to deform or collapse due to insufficient strength.
[0017]
On the other hand, with a strength that can withstand a force exceeding 15%, the strength of the support member 14 or the like tends to be increased in order to increase the strength, or the support member 14 or the like is easily formed of a steel material or the like having a large specific gravity. The weight of the reinforcement 11 tends to be heavy. When a load of, for example, 2.0 to 3.0 kN is applied to the column 12a on which the seismic retrofit 11 is attached due to an earthquake of seismic intensity 6 to 7, the seismic retrofit 11 is set to have a strength to withstand a force of 200 to 450N. .
[0018]
When the seismic stiffener 11 is used, for example, the seismic stiffener 11 is attached between the column 12a and the beam 12b. That is, first, the other side surface of one of the mounting plates 24 is brought into contact with a predetermined portion of the side surface of the column 12a facing the beam 12b, and then a plurality of nails 26 are inserted into the mounting holes to strike the column 12a. wear.
[0019]
Next, the other side surface of the other mounting plate 24 is brought into contact with a position where the angle between the seismic stiffener body 13 and the column 12a or the beam 12b is, for example, 45 degrees on the side surface of the beam 12b facing the column 12a. Then, by inserting a plurality of nails 26 into the respective mounting holes and hitting the beams 12b, the seismic stiffener 11 is attached between the columns 12a and the beams 12b.
[0020]
As shown by the solid line in FIG. 5, when a load is applied to the columns 12a and the beams 12b from the outside so that the seismic stiffener 11 bends, each load causes each support member 14 to rotate each rotation support bolt 28. Each rotates as a center. For this reason, the load buffering member 15 is elastically deformed so as to bend. Due to the elastic deformation, a part of the load applied to the column 12a and the beam 12b is absorbed by the load buffering member 15, and the seismic stiffener body 13 is substantially V It is deformed so as to bend in a letter shape.
[0021]
In other words, the column 12a and the beam 12b are respectively moved from the normal position shown by the two-dot chain line to the displacement position shown by the solid line in FIG. Move once.
[0022]
On the other hand, when a load is applied to the columns 12a and the beams 12b from the outside so that the seismic stiffener 11 is twisted, as shown in FIG. 6, the loads cause the respective support members 14 to rotate around their central axes. Each rotates as a moving center. For this reason, the load buffering member 15 is elastically deformed to be twisted, and by this elastic deformation, a part of the load applied to the column and the beam is absorbed by the load buffering member 15 and the seismic stiffener main body 13 is twisted. To be deformed.
[0023]
That is, as shown in FIGS. 6 and 7, one first connecting plate 21 is inclined with respect to the other first connecting plate 21. Further, the column and the beam once move from the normal position to the displacement position, respectively.
[0024]
When a load is applied to the column 12a and the beam 12b from the outside such that the column 12a and the beam 12b approach each other, the load presses the support members 14 in a direction toward each other. Further, when a load is applied to the column 12a and the beam 12b from the outside so as to separate the column 12a and the beam 12b from each other, the load pulls the support members 14 in the direction away from each other.
[0025]
For this reason, the load buffering member 15 is elastically deformed so as to contract or expand, and by this elastic deformation, a part of the load applied to the column 12a and the beam 12b is absorbed by the load buffering member 15, and the seismic reinforcement is performed. The tool body 13 is deformed so as to contract or expand. That is, the column 12a and the beam 12b temporarily move from the normal position to the displacement position.
[0026]
When a load is applied to the wooden building 12 due to the earthquake, the loads described above are combined and applied to the columns 12a and the beams 12b. Then, when the load not absorbed by the load buffering member 15 is reduced or removed, the load buffering member 15 returns to its original shape by its elastic force, and the seismic stiffener body 13 returns to its original shape. Therefore, the columns 12a and the beams 12b return to the normal positions from the displaced positions.
[0027]
According to the present embodiment described in detail above, the following effects are exhibited.
In the seismic stiffener 11 of the present embodiment, the load buffering member 15 constituting the seismic stiffener main body 13 is formed in a cylindrical shape with an elastic material. The load buffering member 15 is configured to elastically deform to bend or twist, and to return to its original shape by its elastic force.
[0028]
For this reason, when a load is applied to the column 12 a or the beam 12 b to which the seismic stiffener 11 is attached from the outside so that the seismic stiffener 11 bends or twists, the load buffering member 15 elastically deforms the load. Part can be absorbed. Further, when the load not absorbed by the load buffering member 15 is reduced or removed, the columns 12a and the beams 12b can be returned to the normal positions by returning the seismic stiffener body 13 to its original shape. Therefore, since the wooden building 12 is reinforced by the seismic stiffener 13, deformation or collapse of the wooden building 12 due to an earthquake load can be suppressed.
[0029]
In the earthquake-resistant reinforcement 11 of the present embodiment, the first connecting plate 21 is rotatably supported by each mounting member 23. Therefore, when a load is applied to the column 12a or the beam 12b to which the seismic stiffener 11 is attached from the outside so that the seismic stiffener 11 bends, each of the support members 14 pivots about the pivot support bolt 28. It can be easily rotated. Therefore, the load buffering member 15 can be elastically deformed so as to be easily bent. Furthermore, when the load buffering member 15 returns to its original shape due to its elastic force, each of the support members 14 rotates, so that the seismic stiffener main body 13 can be easily returned to its original shape.
[0030]
In the anti-seismic reinforcement 11 of the present embodiment, one end of each support member 14 comes out of the load buffering member 15 by fitting each retaining ridge 18 into each retaining recess 17. Stopped and held. Therefore, it is possible to prevent one end of each support member 14 from dropping out of the load buffering member 15 due to the elastic deformation of the load buffering member 15. Therefore, the earthquake-resistant reinforcement 11 can maintain the earthquake-resistant function.
[0031]
In the seismic stiffener 11 of the present embodiment, when the seismic stiffener 11 is attached between the column 12a and the beam 12b or the girder, the seismic stiffener 11 is subjected to a force of 10 to 15% of the load applied to the column 12a due to the earthquake. The strength to withstand is preferably set. For this reason, deformation or collapse of the wooden building 12 due to the load of the earthquake can be suppressed more reliably.
[0032]
In the earthquake-resistant reinforcement 11 of this embodiment, the load buffering member 15 is configured to elastically deform so as to contract or expand, and to return to its original shape by its elastic force. Therefore, when a load is applied to the column 12a or the beam 12b to which the seismic stiffener 11 is attached from the outside such that the column 12a and the beam 12b approach each other or separate from each other, the load buffer member 15 Part of the load can be absorbed by the elastic deformation.
[0033]
Further, when the load not absorbed by the load buffering member 15 is reduced or removed, the columns 12a and the beams 12b can be returned to the normal positions by returning the seismic stiffener body 13 to its original shape. For this reason, the deformation or collapse of the wooden building 12 due to the load of the earthquake can be suppressed more reliably.
[0034]
In the aseismic reinforcement 11 of the present embodiment, for example, when attaching the aseismic reinforcement 11 between the column 12 a and the beam 12 b constituting the wooden building 12, a plurality of nails 26 are attached to each of the attachment plates 24. It is inserted into the hole and hits the column 12a or the beam 12b, respectively. Therefore, since the seismic stiffener 11 can be easily attached to the wooden building 12, the seismic stiffener 11 can be easily attached not only to the case where the wooden building 12 is built but also to the existing wooden building 12. it can.
[0035]
Further, when the seismic stiffener 11 is attached between the column 12a and the beam 12b using an adhesive, the seismic stiffener 11 has a higher attachment strength to the column 12a and the beam 12b. 11 can be stably attached to the pillar 12a and the beam 12b.
[0036]
The above-described embodiment can be modified as follows.
As shown in FIG. 8, the connecting portion 19 may be formed in a substantially semi-disc shape by pressing the other end of the supporting member 14. At this time, the first connection hole 22 is formed through the connection portion 19.
[0037]
As shown in FIG. 9, the shape of each of the support members 14 may be changed to an angle having an L-shaped cross section. At this time, on the side surface of one end of the side plate 14a and the bottom plate 14b constituting the support member 14, a square columnar retaining retaining projection 30 constituting the retaining retaining means is provided in a protruding manner. Further, the connection portion is omitted, and a first connection hole 22 is formed through the other end of the side plate 14 a of the support member 14. On the other hand, each of the insertion concave portions of the load buffering member is concavely formed in an L-shaped cross section, and a retaining retaining concave portion is concavely formed at a position corresponding to the retaining retaining projection 30.
[0038]
Further, the shape of each support member 14 may be changed to a square tube shape, an H-shaped cross section, or the like. Furthermore, by joining a pair of plate members having a channel shape or an L-shaped cross section with their side plates, each support member 14 is formed into a shape such as a horizontal H-shape or a step shape. Is also good. At this time, each support member 14 preferably has a shape that is line-symmetric about the center axis.
[0039]
The support members 14, the connection portions 19, and the attachment members 23 may be formed of a synthetic resin material such as FRP. At this time, each connecting portion 19 can be joined to the other end of each supporting member 14 by heat welding or bonding.
[0040]
The inside diameter of each insertion recess 16 may be formed slightly smaller than the outside diameter of each support member 14. When one end of each support member 14 is inserted into each insertion recess 16, an adhesive may be applied to the outer peripheral surface of one end of each support member 14 or the inner peripheral surface of each insertion recess 16.
[0041]
Further, when each of the support members 14 and the load buffering members 15 are respectively formed of a synthetic resin material, one end of each of the support members 14 is inserted into each of the insertion recesses 16, and then the load buffering member 15 and each of the support members 14 are inserted. May be heated and welded to one end. In the case of such a configuration, one end of each support member 14 can be more securely retained and held in the load buffering member 15.
[0042]
When attaching the seismic stiffener 11 between, for example, the column 12a and the beam 12b, an adhesive may be applied to the other side surface of each mounting plate 24. With this configuration, the seismic stiffener 11 can be firmly attached to the columns 12a and the beams 12b.
[0043]
By inserting a screw into each of the mounting holes and screwing into the columns 12a or 12b, the seismic stiffener 11 may be mounted between the columns 12a and the beams 12b, for example.
-The shape of the load buffering member 15 may be changed to a square pole or the like. At this time, the load buffering member 15 preferably has a shape that is symmetrical about a plane including the central axis.
[0044]
The retaining ridge 18 may be provided only on the outer peripheral surface of one end of the support member 14.
The seismic reinforcement 11 may be attached between the beams 12b, between the beams, or between the beams 12b and the beams.
[0045]
Next, technical ideas that can be grasped from the embodiment will be described below.
(1) The seismic retrofit according to any one of claims 1 to 3, wherein the load buffering member is configured to allow further contraction and elongation. According to this configuration, it is possible to more reliably suppress the deformation or collapse of the wooden building due to the load of the earthquake.
[0046]
(2) A wooden building characterized by reinforcing a wooden building by attaching the seismic retrofitting device according to any one of claims 1 to 3 and (1) to the wooden building. Seismic reinforcement method. According to this configuration, deformation or collapse of the wooden building due to the load of the earthquake can be suppressed.
[0047]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the earthquake-resistant reinforcement of the invention of Claim 1, the deformation | transformation or collapse of a wooden building by the load of an earthquake can be suppressed.
[0048]
According to the seismic retrofitting device of the second aspect, in addition to the effects of the first aspect, it is possible to maintain the antiseismic function.
According to the seismic retrofitting device of the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, it is possible to more reliably suppress deformation or collapse of a wooden building due to an earthquake load. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged side view of a main part showing a state in which an earthquake-resistant reinforcement of this embodiment is attached between a column and a beam.
FIG. 2A is a cross-sectional view showing a load buffering member, and FIG. 2B is an end view taken along line bb of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a main part showing the seismic retrofitting (a view in the direction of arrow A in FIG. 1).
FIG. 4 is an essential part perspective view showing a state in which the seismic retrofit is mounted between the column and the beam.
FIG. 5 is an enlarged side view of a main part showing a state in which the main body of the earthquake-resistant reinforcement is bent.
FIG. 6 is a side view showing a state in which the main body of the earthquake-resistant reinforcement is twisted.
FIG. 7 is a front view showing a state in which the main body of the earthquake-resistant reinforcement is twisted.
FIG. 8 is a perspective view showing another example of the connection unit.
FIG. 9 is a perspective view showing another example of the support member.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Seismic reinforcement, 12 ... Wooden building, 12a ... Column, 12b ... Beam, 13 ... Seismic reinforcement main body, 14 ... Support member, 15 ... Load buffering member, 17 ... Retainer holding which comprises retaining means Depressions, 18: retaining retaining ridges constituting retaining retaining means, 23: mounting members, 30: retaining retaining projections constituting retaining retaining means.

Claims

木造建築物を補強するための耐震補強具本体と、耐震補強具本体の端部に回動可能に設けられるとともに、木造建築物に取付けられる取付け部材とを備え、
前記耐震補強具本体は、一対の支持部材と、弾性材料により形成され、支持部材間に設けられるとともに、撓み及び捻れが許容される負荷緩衝部材とを備えていることを特徴とする耐震補強具。An earthquake-resistant reinforcement body for reinforcing a wooden building, and an attachment member that is rotatably provided at an end of the earthquake-resistant reinforcement body and that is attached to the wooden building,
The seismic stiffener is characterized in that the seismic stiffener body includes a pair of support members and a load buffer member formed of an elastic material, provided between the support members, and capable of allowing bending and twisting. .

前記負荷緩衝部材には支持部材の端部が内挿され、負荷緩衝部材及び支持部材には、支持部材の端部を負荷緩衝部材内に抜け止め保持するための抜け止め保持手段がそれぞれ設けられている請求項１に記載の耐震補強具。An end of a support member is inserted into the load buffering member, and the load buffering member and the support member are provided with retaining means for retaining the end of the support member in the load buffering member. The seismic retrofit according to claim 1, wherein:

前記木造建築物の柱と、梁又は桁との間に取付けられ、柱に加わる負荷の１０〜１５％の力に耐える強度に設定されている請求項１又は請求項２に記載の耐震補強具。The seismic retrofit according to claim 1 or 2, which is attached between the pillar and the beam or the girder of the wooden building, and has a strength set to withstand a force of 10 to 15% of a load applied to the pillar. .