JP2004030240A - Icカードの再発行システム - Google Patents
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Abstract
【課題】カードの再発行処理が円滑に行えるようにしてイシュア側の負荷を軽減するとともに、カード利用者の利便性を向上させる。
【解決手段】少なくともカード発行に必要な情報をデータベース化して一元的に管理するICカードデータ管理センタ(3)においてカードイシュア(2−1〜2−n)からの再発行要求を受け付け、旧カードから新カードへの変更に伴って個人情報、カードライフサイクル、引き継ぎ情報のデータベースを更新するとともに、データベースからカード発行に必要なデータを取得してICカードデータを生成して書き込むようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくともカード発行に必要な情報をデータベース化して一元的に管理するICカードデータ管理センタ(3)においてカードイシュア(2−1〜2−n)からの再発行要求を受け付け、旧カードから新カードへの変更に伴って個人情報、カードライフサイクル、引き継ぎ情報のデータベースを更新するとともに、データベースからカード発行に必要なデータを取得してICカードデータを生成して書き込むようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はICカードのデータを一元的に管理するICカードデータ管理センタにおいてカードの再発行を行えるようにしたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ROM(リード・オンリ・メモリ)に制御プログラム、アプリケーションプログラムを格納する単機能ICカードが使用されてきたが、近年、EEPROM等の不揮発性メモリの容量の増加によって、複数のアプリケーションプログラムを不揮発性メモリに格納して多機能化を図ったマルチアプリケーションICカードの実現が可能になっている(例、MULTOS,Java Card)。
【0003】
定期券とプリペイドカードとを併用するICカードシステムも既に普及し、また、マルチアプリケーションICカードの余ったメモリエリアを提携会社等に貸与し、各提携会社が個別に発行するカードを1つのICカードに統合できるようにすることや、電子マネー、ポイントカード、チケット、クーポンなどを併用したり、ICカードを携帯電話にセットしてモバイル決済を可能にすることなども考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マルチアプリケーションICカードの場合、ICカードの単価が上昇するだけでなく、カード発行後のアプリケーションの追加、更新、削除が可能になるため、特にカード紛失時や更新時の再発行処理が煩雑になり、ICカード発行者(イシュア)にとって再発行業務の負荷が増大することが懸念され、カード管理業務の負荷を軽減し、かつカード再発行の迅速化が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、ICカードについてのデータを一元的に管理し、カードの再発行処理が円滑に行えるようにしてイシュア側のカード管理業務の負荷を軽減し、かつカード再発行の迅速化を図るとともに、カード利用者の利便性を向上させようとするものである。
そのために本発明は、少なくともカード発行に必要な情報をデータベース化して一元的に管理するICカードデータ管理センタにおいてカードイシュアからの再発行要求を受け付け、旧カードから新カードへの変更に伴って個人情報、カードライフサイクル、引き継ぎ情報のデータベースを更新するとともに、データベースからカード発行に必要なデータを取得してICカードデータを生成して書き込むことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICカードデータ管理センタは、搭載アプリケーション一覧データベースから再発行前にカードに搭載していたアプリケーションの一覧を取得するとともに、個人情報データベース、鍵・証明書データベースから必要なデータを取得してICカードデータを生成し、さらにアプリケーションに付随するバリューを書き込むことを特徴とする。
また、本発明は、ICカードへの書き込み後、新カードのライフサイクルステイタスを変更してライフサイクルデータベースに登録することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明のICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
図1は本発明のICカードデータ管理システムを説明する概念図である。
カードホルダ1−1〜1−nが、クレジット会社等のICカード発行者(イシュア)2−1〜2−nに対してカード発行を申し込み、カード発行に必要な個人情報を提供する。イシュアに集められたカード発行に必要な個人情報、別途サービス提供者からイシュアに提供されるアプリケーション等の情報はイシュアからICカードデータ管理センタ3に送られる。ICカードデータ管理センタ3はイシュアから預託された個人情報、アプリケーション等の情報をデータベース化し、イシュアに代わってデータ管理業務を行う。また、アプリケーションが未開発な場合にはこれを開発し、制御情報や顧客データとアプリケーションとの対応づけ、鍵の生成、データの暗号化処理等、必要なデータ処理を行い、ICカード発行データを生成する。
【0007】
こうしてアプリケーションを含むデータを生成して、ICカードの発行業務を担当するICカード発行センタ4へ送る。ICカード発行センタ4では、データ管理センタから送られたデータを各ICカードに書き込み、カード表面への印字処理等も行って、マルチアプリケーションICカードとして発行し、発送する。再発行依頼があった場合は、データベースから個人情報を取り出してデータをICカード発行センタ4に送り再発行し、データベースの当該カードの情報を更新する。なお、ICカード発行センタ4では大量のICカード発行を行うが、銀行のATMのようなICカード発行端末5を通して個別にリアルタイムでICカードの発行を行うこともできる。
【0008】
後日、アプリケーションの追加をしたい場合には、カードホルダから各種端末、パソコン、携帯電話機からインターネット網8を介して情報配信センタ6にアクセスし、「カード会社名」、「PIN」、「カード番号」の情報を入力するか、もしくはカードから自動的に取り出して送ることにより、ICカードデータ管理センタ3では、イシュア、サービス提供者、アプリケーションの各データベースを参照してダウンロードが許可できるかどうかを確認し、可能であれば情報配信センタ6を通してICカードへのダウンロードを実行する。誰(カード番号)が、どのアプリケーションのダイナミッグ・ダウンロードを実行したかの履歴が残るので、それをサービス提供者に提供して料金を請求する。
【0009】
また、サービスセンタ7を通してカード履歴等の照会があると、ICカードデータ管理センタではデータベースを参照し、照会に対する情報提供等のサービスを行う。
【0010】
図2はICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
ICカードデータ管理センタは、サーバ群10、データベース20とから構成されるシステムを有している。サーバ群10はイシュアから預託されるデータの登録や更新を行うと共に、データ管理業務を代行し、鍵の生成や証明書の受取や登録、カード発行データの生成等を行う発行処理サーバ11、カードホルダからの要求に対してアプリケーションのダイナミックダウンロードを行うDDLサーバ12、所定期間、例えば月次毎にアプリケーションのダウンロード、更新等の履歴を集計し、集計データをイシュアやサービス提供者に配信し、課金の元データを生成するバッチサーバ13等を有している。
【0011】
個人情報データベースは、カードホルダの住所、氏名、年齢、PIN、カード有効期限、使用アプリケーション等のICカードに関する情報のデータベースである。
イシュアデータベースは、ICカード発行者に関する一切の情報のデータベースである。
鍵・証明書データベースは、イシュアに関する鍵、カード個別の鍵、イシュアから受け取った鍵証明書、あるいは電子署名等の秘密情報データベースである。
カードプロファイルデータベースは、ICカードのチップの型番、製造メーカ、搭載するOS、メモリ容量等の主にカードのハード構成を規定する情報のデータベースである。
AP一覧・APプロファイルデータベースは、データ管理センタが保有するアプリケーションの一覧の情報、各個人のICカードに搭載されたアプリケーションについての過去の履歴、アプリケーションの提供者やバージョンNo、アプリケーションの容量等アプリケーションの内容を示す情報のデータベースである。
【0012】
SP(サービス提供者)プロファイルデータベースは、アプリケーションを登録申請するサービス提供者の情報のデータベースである。
課金用ログデータベースは、カードホルダがどのようなアプリケーションを何回ダウンロード、更新したかを示す履歴情報のデータベースである。
カードのライフサイクルデータベースはICカードの履歴情報のデータべースであり、ステイタス情報を有している。ステイタスは
1:初期状態
2:発行済み(利用可能)
3:一時使用不可
4:終了(有効期限切れ)
5:終了(失効)
6:その他(工場生産の工程毎のステイタス等)
からなり、ICカードがどのような状態にあるか把握できる情報である。
【0013】
アプリケーションのライフサイクルデータベースは、アプリケーションの履歴情報のデータべースであり、ステイタス情報を有している。ステイタスは
1:初期状態
2:アプリケーション搭載済み
3:一時退避中(サーバ等に退避する時)
4:一時使用不可
5:終了(有効期限切れ)
6:終了(失効)
からなり、アプリケーションの状態が把握できる情報である。
【0014】
バリューデータベースは、ポイントアプリケーション等におけるバーチャルな価値情報であり、該当するアプリケーションを何回使用したかにより価値が加算されるポイントのデータベースである。
引継ぎ情報データベースは、カードを再発行したときに旧カードの番号と、新カードの番号を対応させたもので、再発行を生じさせた事由を含む情報のデータベースである。
【0015】
ICカードデータ管理センタでは、このようなデータベースを利用してデータ管理業務の代行やカード発行・再発行処理を行う。
すなわち、データベースサーバ11によりイシュアから預託されるデータの登録や更新を行い、データベースに基づいてイシュアに代わってデータ管理を実行するので、イシュアのカード管理業務の負担を無くし、かつ確実にICカードデータの管理を行うことができる。また、鍵の生成や証明書の受取や登録、カード発行データの生成等を行って大量のカード発行処理を行うとともに、カードの紛失などによるカード再発行要求に対してもカードプロファイル、引き継ぎ情報データベース等の更新を行い、カード発行データを生成して的確にカードの再発行処理を実行する。
【0016】
DDLサーバ12はエンドユーザからの要求に対して個人情報、イシュア、カードプロファイル等のデータベースを参照してダウンロードが許可できるか否か判定し、許可できる場合には個別にアプリケーションのダイナミックダウンロードサービスを行って個人の利便性を向上させる。
【0017】
バッチサーバ13は、例えば月次毎にアプリケーションのダウンロード、更新等の履歴を集計し、課金用ログとして残すとともに、課金の元データを生成して集計データとしてイシュアやサービス提供者に配信し、イシュアやサービス提供者の収納業務の負荷を軽減している。
【0018】
図3はICカード再発行処理フローを説明する図、図4は引継ぎ情報データベースを説明する図である。
カードイシュアの独自審査を経て再発行が許可され、カードイシュアからの再発行要求があると、ICカードデータ管理センタでは再発行要求を受け付け(ステップS1)、旧カード番号、新カード番号及びその他更新された個人情報を入力し(ステップS2)、旧カード番号、新カード番号及びその他更新された個人情報を更新登録し(ステップS3)、個人情報データベースをアップデートする。次いで、旧カードのライフサイクルステイタスを変更し(ステップS4)、ライフサイクルデータベースをアップデートする。旧カードから、新カードへの引継ぎ情報を登録し(ステップS5)、引継ぎ情報データベースに書き込む。
【0019】
引継ぎ情報データベースは、図4(a)に示すように、旧カード番号と新カード番号を対応させて再発行の事由フラグを記述したもので、新カードからさらに新新カードが再発行された場合には、同様に新カード番号と新新カード番号を対応させて事由フラグが記述される。例えば、図4(b)に示すように、初回カード番号「0001」を発行し、紛失したのでカード番号「0012」を紛失再発行し、更新期限がきた場合、カード番号「0012」を「0231」に更新して更新再発行する。
【0020】
図3に戻って、搭載アプリケーション一覧データベースから再発行前に搭載していたアプリケーションの一覧を取得する(ステップS6)。
【0021】
次のステップS7〜S11はICカードへの書き込み処理を示し、まず、個人情報データベース、鍵・証明書データベースから必要なデータを取得してICカードデータを生成し、ICカードにアプリケーションと個人情報を書き込む(ステップS7)。次いで、搭載済みアプリケーションを全て書き込んだか否かを判断し(ステップS8)、全て書き込んでない場合には、再発行前に搭載していたアプリケーションの一覧を参照し(ステップS9)、鍵・証明書データベースから必要なデータを取り込んで必要なアプリケーションをロードし(ステップS10)、バリューデータベースからアプリケーションに付随するデータ(バリュー)を取得して書き込み(ステップS11)、搭載済みアプリケーションを全て書き込むと、新カードのライフサイクルステイタスを変更して(ステップS12)、ライフサイクルデータベースに登録し、ステイタスをセキュアード(利用可能)として処理が終了する。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マルチアプリケーションの再発行業務を全てICカードデータ管理センタにおいて、個人情報データベース、ライフサイクルデータベース、引継ぎ情報データベース、搭載アプリケーション一覧データベース、鍵・証明書データベース、バリューデータベースを参照して確実に実行できるので、ICカードの再発行業務を容易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
【図2】ICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
【図3】ICカード再発行処理フローを説明する図である。
【図4】引継ぎ情報データベースを説明する図である。
【符号の説明】
1…カードホルダ、2…イシュア、3…ICカードデータ管理センタ、4…ICカード発行センタ、5…ICカード発行端末、6…情報配信センタ、7…サービスセンタ、8…インターネット網、10…サーバ群、11…発行処理サーバ、12…DDLサーバ、13…バッチサーバ、20…データベース。
【発明の属する技術分野】
本発明はICカードのデータを一元的に管理するICカードデータ管理センタにおいてカードの再発行を行えるようにしたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ROM(リード・オンリ・メモリ)に制御プログラム、アプリケーションプログラムを格納する単機能ICカードが使用されてきたが、近年、EEPROM等の不揮発性メモリの容量の増加によって、複数のアプリケーションプログラムを不揮発性メモリに格納して多機能化を図ったマルチアプリケーションICカードの実現が可能になっている(例、MULTOS,Java Card)。
【0003】
定期券とプリペイドカードとを併用するICカードシステムも既に普及し、また、マルチアプリケーションICカードの余ったメモリエリアを提携会社等に貸与し、各提携会社が個別に発行するカードを1つのICカードに統合できるようにすることや、電子マネー、ポイントカード、チケット、クーポンなどを併用したり、ICカードを携帯電話にセットしてモバイル決済を可能にすることなども考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マルチアプリケーションICカードの場合、ICカードの単価が上昇するだけでなく、カード発行後のアプリケーションの追加、更新、削除が可能になるため、特にカード紛失時や更新時の再発行処理が煩雑になり、ICカード発行者(イシュア)にとって再発行業務の負荷が増大することが懸念され、カード管理業務の負荷を軽減し、かつカード再発行の迅速化が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、ICカードについてのデータを一元的に管理し、カードの再発行処理が円滑に行えるようにしてイシュア側のカード管理業務の負荷を軽減し、かつカード再発行の迅速化を図るとともに、カード利用者の利便性を向上させようとするものである。
そのために本発明は、少なくともカード発行に必要な情報をデータベース化して一元的に管理するICカードデータ管理センタにおいてカードイシュアからの再発行要求を受け付け、旧カードから新カードへの変更に伴って個人情報、カードライフサイクル、引き継ぎ情報のデータベースを更新するとともに、データベースからカード発行に必要なデータを取得してICカードデータを生成して書き込むことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICカードデータ管理センタは、搭載アプリケーション一覧データベースから再発行前にカードに搭載していたアプリケーションの一覧を取得するとともに、個人情報データベース、鍵・証明書データベースから必要なデータを取得してICカードデータを生成し、さらにアプリケーションに付随するバリューを書き込むことを特徴とする。
また、本発明は、ICカードへの書き込み後、新カードのライフサイクルステイタスを変更してライフサイクルデータベースに登録することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明のICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
図1は本発明のICカードデータ管理システムを説明する概念図である。
カードホルダ1−1〜1−nが、クレジット会社等のICカード発行者(イシュア)2−1〜2−nに対してカード発行を申し込み、カード発行に必要な個人情報を提供する。イシュアに集められたカード発行に必要な個人情報、別途サービス提供者からイシュアに提供されるアプリケーション等の情報はイシュアからICカードデータ管理センタ3に送られる。ICカードデータ管理センタ3はイシュアから預託された個人情報、アプリケーション等の情報をデータベース化し、イシュアに代わってデータ管理業務を行う。また、アプリケーションが未開発な場合にはこれを開発し、制御情報や顧客データとアプリケーションとの対応づけ、鍵の生成、データの暗号化処理等、必要なデータ処理を行い、ICカード発行データを生成する。
【0007】
こうしてアプリケーションを含むデータを生成して、ICカードの発行業務を担当するICカード発行センタ4へ送る。ICカード発行センタ4では、データ管理センタから送られたデータを各ICカードに書き込み、カード表面への印字処理等も行って、マルチアプリケーションICカードとして発行し、発送する。再発行依頼があった場合は、データベースから個人情報を取り出してデータをICカード発行センタ4に送り再発行し、データベースの当該カードの情報を更新する。なお、ICカード発行センタ4では大量のICカード発行を行うが、銀行のATMのようなICカード発行端末5を通して個別にリアルタイムでICカードの発行を行うこともできる。
【0008】
後日、アプリケーションの追加をしたい場合には、カードホルダから各種端末、パソコン、携帯電話機からインターネット網8を介して情報配信センタ6にアクセスし、「カード会社名」、「PIN」、「カード番号」の情報を入力するか、もしくはカードから自動的に取り出して送ることにより、ICカードデータ管理センタ3では、イシュア、サービス提供者、アプリケーションの各データベースを参照してダウンロードが許可できるかどうかを確認し、可能であれば情報配信センタ6を通してICカードへのダウンロードを実行する。誰(カード番号)が、どのアプリケーションのダイナミッグ・ダウンロードを実行したかの履歴が残るので、それをサービス提供者に提供して料金を請求する。
【0009】
また、サービスセンタ7を通してカード履歴等の照会があると、ICカードデータ管理センタではデータベースを参照し、照会に対する情報提供等のサービスを行う。
【0010】
図2はICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
ICカードデータ管理センタは、サーバ群10、データベース20とから構成されるシステムを有している。サーバ群10はイシュアから預託されるデータの登録や更新を行うと共に、データ管理業務を代行し、鍵の生成や証明書の受取や登録、カード発行データの生成等を行う発行処理サーバ11、カードホルダからの要求に対してアプリケーションのダイナミックダウンロードを行うDDLサーバ12、所定期間、例えば月次毎にアプリケーションのダウンロード、更新等の履歴を集計し、集計データをイシュアやサービス提供者に配信し、課金の元データを生成するバッチサーバ13等を有している。
【0011】
個人情報データベースは、カードホルダの住所、氏名、年齢、PIN、カード有効期限、使用アプリケーション等のICカードに関する情報のデータベースである。
イシュアデータベースは、ICカード発行者に関する一切の情報のデータベースである。
鍵・証明書データベースは、イシュアに関する鍵、カード個別の鍵、イシュアから受け取った鍵証明書、あるいは電子署名等の秘密情報データベースである。
カードプロファイルデータベースは、ICカードのチップの型番、製造メーカ、搭載するOS、メモリ容量等の主にカードのハード構成を規定する情報のデータベースである。
AP一覧・APプロファイルデータベースは、データ管理センタが保有するアプリケーションの一覧の情報、各個人のICカードに搭載されたアプリケーションについての過去の履歴、アプリケーションの提供者やバージョンNo、アプリケーションの容量等アプリケーションの内容を示す情報のデータベースである。
【0012】
SP(サービス提供者)プロファイルデータベースは、アプリケーションを登録申請するサービス提供者の情報のデータベースである。
課金用ログデータベースは、カードホルダがどのようなアプリケーションを何回ダウンロード、更新したかを示す履歴情報のデータベースである。
カードのライフサイクルデータベースはICカードの履歴情報のデータべースであり、ステイタス情報を有している。ステイタスは
1:初期状態
2:発行済み(利用可能)
3:一時使用不可
4:終了(有効期限切れ)
5:終了(失効)
6:その他(工場生産の工程毎のステイタス等)
からなり、ICカードがどのような状態にあるか把握できる情報である。
【0013】
アプリケーションのライフサイクルデータベースは、アプリケーションの履歴情報のデータべースであり、ステイタス情報を有している。ステイタスは
1:初期状態
2:アプリケーション搭載済み
3:一時退避中(サーバ等に退避する時)
4:一時使用不可
5:終了(有効期限切れ)
6:終了(失効)
からなり、アプリケーションの状態が把握できる情報である。
【0014】
バリューデータベースは、ポイントアプリケーション等におけるバーチャルな価値情報であり、該当するアプリケーションを何回使用したかにより価値が加算されるポイントのデータベースである。
引継ぎ情報データベースは、カードを再発行したときに旧カードの番号と、新カードの番号を対応させたもので、再発行を生じさせた事由を含む情報のデータベースである。
【0015】
ICカードデータ管理センタでは、このようなデータベースを利用してデータ管理業務の代行やカード発行・再発行処理を行う。
すなわち、データベースサーバ11によりイシュアから預託されるデータの登録や更新を行い、データベースに基づいてイシュアに代わってデータ管理を実行するので、イシュアのカード管理業務の負担を無くし、かつ確実にICカードデータの管理を行うことができる。また、鍵の生成や証明書の受取や登録、カード発行データの生成等を行って大量のカード発行処理を行うとともに、カードの紛失などによるカード再発行要求に対してもカードプロファイル、引き継ぎ情報データベース等の更新を行い、カード発行データを生成して的確にカードの再発行処理を実行する。
【0016】
DDLサーバ12はエンドユーザからの要求に対して個人情報、イシュア、カードプロファイル等のデータベースを参照してダウンロードが許可できるか否か判定し、許可できる場合には個別にアプリケーションのダイナミックダウンロードサービスを行って個人の利便性を向上させる。
【0017】
バッチサーバ13は、例えば月次毎にアプリケーションのダウンロード、更新等の履歴を集計し、課金用ログとして残すとともに、課金の元データを生成して集計データとしてイシュアやサービス提供者に配信し、イシュアやサービス提供者の収納業務の負荷を軽減している。
【0018】
図3はICカード再発行処理フローを説明する図、図4は引継ぎ情報データベースを説明する図である。
カードイシュアの独自審査を経て再発行が許可され、カードイシュアからの再発行要求があると、ICカードデータ管理センタでは再発行要求を受け付け(ステップS1)、旧カード番号、新カード番号及びその他更新された個人情報を入力し(ステップS2)、旧カード番号、新カード番号及びその他更新された個人情報を更新登録し(ステップS3)、個人情報データベースをアップデートする。次いで、旧カードのライフサイクルステイタスを変更し(ステップS4)、ライフサイクルデータベースをアップデートする。旧カードから、新カードへの引継ぎ情報を登録し(ステップS5)、引継ぎ情報データベースに書き込む。
【0019】
引継ぎ情報データベースは、図4(a)に示すように、旧カード番号と新カード番号を対応させて再発行の事由フラグを記述したもので、新カードからさらに新新カードが再発行された場合には、同様に新カード番号と新新カード番号を対応させて事由フラグが記述される。例えば、図4(b)に示すように、初回カード番号「0001」を発行し、紛失したのでカード番号「0012」を紛失再発行し、更新期限がきた場合、カード番号「0012」を「0231」に更新して更新再発行する。
【0020】
図3に戻って、搭載アプリケーション一覧データベースから再発行前に搭載していたアプリケーションの一覧を取得する(ステップS6)。
【0021】
次のステップS7〜S11はICカードへの書き込み処理を示し、まず、個人情報データベース、鍵・証明書データベースから必要なデータを取得してICカードデータを生成し、ICカードにアプリケーションと個人情報を書き込む(ステップS7)。次いで、搭載済みアプリケーションを全て書き込んだか否かを判断し(ステップS8)、全て書き込んでない場合には、再発行前に搭載していたアプリケーションの一覧を参照し(ステップS9)、鍵・証明書データベースから必要なデータを取り込んで必要なアプリケーションをロードし(ステップS10)、バリューデータベースからアプリケーションに付随するデータ(バリュー)を取得して書き込み(ステップS11)、搭載済みアプリケーションを全て書き込むと、新カードのライフサイクルステイタスを変更して(ステップS12)、ライフサイクルデータベースに登録し、ステイタスをセキュアード(利用可能)として処理が終了する。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マルチアプリケーションの再発行業務を全てICカードデータ管理センタにおいて、個人情報データベース、ライフサイクルデータベース、引継ぎ情報データベース、搭載アプリケーション一覧データベース、鍵・証明書データベース、バリューデータベースを参照して確実に実行できるので、ICカードの再発行業務を容易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
【図2】ICカードデータ管理センタを説明する概念図である。
【図3】ICカード再発行処理フローを説明する図である。
【図4】引継ぎ情報データベースを説明する図である。
【符号の説明】
1…カードホルダ、2…イシュア、3…ICカードデータ管理センタ、4…ICカード発行センタ、5…ICカード発行端末、6…情報配信センタ、7…サービスセンタ、8…インターネット網、10…サーバ群、11…発行処理サーバ、12…DDLサーバ、13…バッチサーバ、20…データベース。
Claims (3)
- 少なくともカード発行に必要な情報をデータベース化して一元的に管理するICカードデータ管理センタにおいてカードイシュアからの再発行要求を受け付け、旧カードから新カードへの変更に伴って個人情報、カードライフサイクル、引き継ぎ情報のデータベースを更新するとともに、データベースからカード発行に必要なデータを取得してICカードデータを生成して書き込むことを特徴とするICカードの再発行システム。
- 前記ICカードデータ管理センタは、
搭載アプリケーション一覧データベースから再発行前にカードに搭載していたアプリケーションの一覧を取得するとともに、個人情報データベース、鍵・証明書データベースから必要なデータを取得してICカードデータを生成し、さらにアプリケーションに付随するバリューを書き込むことを特徴とする請求項1記載のシステム。 - ICカードへの書き込み後、新カードのライフサイクルステイタスを変更してライフサイクルデータベースに登録することを特徴とする請求項2記載のシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185728A JP2004030240A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | Icカードの再発行システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185728A JP2004030240A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | Icカードの再発行システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004030240A true JP2004030240A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31181271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002185728A Pending JP2004030240A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | Icカードの再発行システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004030240A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007128468A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード発行システム、および、icカード発行方法 |
CN100527157C (zh) * | 2004-04-01 | 2009-08-12 | 株式会社日立制作所 | 识别信息管理方法及***以及中心服务器 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185728A patent/JP2004030240A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100527157C (zh) * | 2004-04-01 | 2009-08-12 | 株式会社日立制作所 | 识别信息管理方法及***以及中心服务器 |
JP2007128468A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード発行システム、および、icカード発行方法 |
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