JP2004025023A - 活性炭担体、触媒担持活性炭およびそれらの製造方法 - Google Patents

活性炭担体、触媒担持活性炭およびそれらの製造方法 Download PDF

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小林 真申
Makoto Inoue
井上 誠
Toshiaki Hayashi
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Abstract

【課題】触媒による水素化反応および脱水素化反応の反応効率の向上を図るために、比表面積が大きく、熱伝導性に優れかつ水素ガス、原料および生成物の拡散性に優れた活性炭担体および該活性炭担体が金属触媒を担持した触媒担持活性炭を提供すること。
【解決手段】繊維状高分子を製編後、炭化および賦活して得られる繊維状活性炭編物からなる活性炭担体であって、X線光電子分光法(XPS)による表面上のO/C比が10%以上であり、通気性が200cm/cm・s以上であり、トルエン吸着性能が25g/m以上であり、BET法による比表面積が500〜3000m/gであることを特徴とする。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属触媒を担持するための繊維状活性炭および金属触媒を担持した繊維状活性炭に関し、より詳細には、高分子固体電解質燃料電池の電極に使用され、水素化および脱水素化反応に用いられる活性炭担体および触媒担持活性炭に関する。
【0002】
たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの単環芳香族化合物、ナフタレン、メチルナフタレンなどの2環芳香族化合物およびアントラセンなどの3環芳香族化合物を水素化するシステム、あるいは水素化物であるシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサンなどの単環水素化芳香族化合物、テトラリン、デカリン、メチルデカリンなどの2環水素化芳香族化合物、およびテトラデカヒドロアントラセン、テトラデカヒドロメチルアントラセンなどの3環水素化芳香族化合物を脱水素するシステムなどに用いられる活性炭担体および触媒担持活性炭に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、触媒を担持する担体としては、表面積が大きく、耐薬品性の高い粒状活性炭、活性炭ペーパーなどが用いられている。たとえば、水素化物を脱水素するシステムに用いられる触媒担体は、脱水素反応が吸熱反応であるので、反応促進のために400℃までの雰囲気にする必要があり、したがって熱伝導性に優れ、かつ水素ガスや芳香族化合物などの生成物の拡散性にも優れていることを求められるが、十分な性能は得られていなかった。
【0004】
たとえば、特開2001−110437には、常温で液体の水素化芳香族化合物原料から加熱した脱水素触媒反応装置により水素を生成、分離し、燃料電池に水素を供給するシステムが考案されている。このシステムではCO、COなどの副生成物を生じることなく、高純度水素を効率よく製造、供給することができ、システムのコンパクト化ができる特徴を有する。
【0005】
上記公報では触媒として活性成分が白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケル、コバルト、レニウム、バナジウム、タングステン、モリブデンからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するものが用いられており、触媒担体として表面積970m/gのシルカアルミナ系メゾ細孔多孔質材や表面積3200m/gのアルカリ処理の活性炭が用いられているが、触媒担体の熱伝導性やガス・液の拡散性において重要なシート化については言及されるには至っていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる事情に鑑み、触媒による水素化反応および脱水素化反応の反応効率の向上を図るために、比表面積が大きく、熱伝導性に優れかつ水素ガス、原料および生成物の拡散性に優れた活性炭担体、該活性炭担体が金属触媒を担持した触媒担持活性炭およびそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、繊維状活性炭からなる活性炭担体であって、X線光電子分光法(XPS)による該活性炭担体上表面のO/C比が10%以上であり、かつ通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする。
【0008】
活性炭担体は、繊維状高分子を製編後、炭化して得られ、かつ編物であることが好ましい。さらに、トルエン吸着性能が25g/m以上であることが好ましい。
【0009】
好ましくは、BET法による比表面積が800〜3000m/gであり、繊維状活性炭の原料となる繊維状高分子の糸状の繊度が150dtex以上の太さを有してもよい。
【0010】
別の局面では、本発明の活性炭担体の製造方法は、繊維状高分子を製編して繊維状高分子編物を製造する工程と、該繊維状高分子編物を炭化して繊維状活性炭編物を製造する工程とを包含し、該活性炭担体は、X線光電子分光法によるO/C比が10%以上であり、通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記の活性炭担体に金属触媒が担持した触媒担持活性炭を提供し、該触媒担持活性炭は、好ましくは、トルエン吸着性能が、15g/m以上であり、BET法により求めた比表面積が、500〜2400m/gである。
【0012】
また別の局面では、本発明の触媒担持活性炭の製造方法は、繊維状高分子を製編して繊維状高分子編物を製造する工程と、該繊維状高分子編物を炭化して繊維状活性炭編物を製造する工程と、表面処理後の繊維状活性炭編物に金属触媒を担持させる工程と、を包含し、該触媒担持活性炭は通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる活性炭担体は、比表面積を大きくするために、繊維状活性炭により構成されることを必要とする。本発明にかかる活性炭担体は、繊維状であれば特に形状は問わないが、繊維状活性炭は編物であることが、活性炭担体の通気性を向上させる観点から、好ましい形態である。また、単繊維でなく繊維束とすることにより熱伝導率が良くなり、また疎な組織であるため通気性の向上が可能になる。
【0014】
繊維状活性炭編物の製造方法について特に制限はないが、繊維状高分子を製編後、炭化処理および必要に応じて賦活処理する方法が好ましい方法として挙げられる。そして、表面処理をさらに行なうことにより、触媒を効率良く担持することができ、またトルエンなどの吸着能も向上し、水素化および脱水素化反応の良好な触媒担体として使用することができる。
【0015】
本発明において、繊維状活性炭の原料となる繊維状高分子の材質は、フェノール系繊維であることが望ましい。繊維状活性炭の原料繊維としては他にセルロース系、ピッチ系やPAN系などがある。セルロース系繊維を原料繊維とする場合は、炭化・賦活により十分な吸着性能を発揮する比表面積を有する繊維状活性炭が得られるが、収率が低く、また収縮率が大きいので剛性が高く、布帛の強度、特に引裂強さの小さいものとなる。PAN系繊維を原料繊維とする場合は、比較的布帛強度の高いものが得られるが、大きな吸着性能を有する繊維状活性炭を得ることが困難である。ピッチ系繊維を用いるとセルロース系とPAN系の中間程度の強度と吸着性能が得られるが、必ずしも両方の特性とも満足するものではない。
【0016】
本発明において、繊維状高分子の形状は、ステープルから得られる紡績糸あるいはフィラメント糸のいずれの場合でもよく、また両者を混合した混繊糸状でもよい。全体としての糸状の繊度は、150dtex以上、好ましくは295〜590dtexがよい。150dtex以下の場合、製編し、炭化および賦活した後の繊維状活性炭編物の密度が緻密となって十分な通気性が得られないからである。
【0017】
紡績糸または混繊糸の場合、それを構成する各単繊維の繊度は、1.1dtex〜5.5dtexがよい。単繊維繊度が1.1dtex以下であると、加工後の単繊維強度が著しく弱くなり、編物を保持することができず、また単繊維繊度が5.5dtex以上であると、炭化、賦活の進行具合が繊維表面と内部で偏りを生じ、単繊維強度が著しく弱くなり、編物を保持することができないからである。
【0018】
このような糸状を用いて原料編地を製編するにあたって、繊維状活性炭にした後の編地の通気性と熱伝導性を保持するためには編組織としてはリブ編または両面編が好ましい。この中でもフライス網やスムース編は連続焼成する際に生地の収縮によるコース方向の応力によって生じる生地の耳部の巻き込みがほとんどなく、繊維状活性炭編物の均一な形態保持の点で好ましい。
【0019】
このようにして得られた原料編地を活性炭にする際には、炭化処理、必要に応じて賦活処理を行なうことができ、炭化および賦活処理を行なう場合は、バッチ式あるいは連続式に炭化および賦活することにより得ることができる。繊維状活性炭編物の生地特性や吸着性能の均一性を得ることや工業的生産性を考慮すると、炭化および賦活を連続的に行なうことが好ましい。原料シートを350℃以上1300℃以下の温度の不活性雰囲気で炭化し、次いで500℃以上1300℃以下の温度で炭素と反応する水蒸気、酸素、二酸化炭素などを含む活性な雰囲気で賦活し活性炭化する。
【0020】
また、場合によっては雰囲気条件を制御することにより炭化と賦活を同時に行なうことも可能である。なお、賦活処理、すなわち活性炭化を行なう際の最高到達温度を1300℃を超えると重量収率が著しく減少するため、最高到達温度は1300℃以下にすることが好ましい。これにより、BET法による比表面積が500〜3000m/gである繊維状活性炭が得られる。
【0021】
また、本発明にかかる活性炭担体は、XPSによるO/C比が、10%以上であることを必要とする。O/C比が、10%未満であると、水溶液系で触媒を担持する際の濡れ性が悪く均一に担持できず、また脱水素反応における反応原料および生成物の拡散性が著しく低下し、反応効率を低下させるからである。ここで、O/C比における、「O」および「C」は、それぞれ酸素原子および炭素原子を表わす。
【0022】
したがって、本発明の活性炭担体は、XPSによるO/C比が10%未満である場合には、10%以上になるように酸素雰囲気中で表面処理を行なう。これにより、繊維状活性炭の表面に酸素含有官能基を導入することができる。ここで、酸素含有官能基は、カルボキシル基、水酸基、ケトン基、ラクトン基などが挙げられるが、これらに限定されない。表面処理の方法は特に限定されないが、たとえば、1.33Pa以上の酸素分圧を有する酸素雰囲気下で、300〜700℃の温度にて、重量収率にして65〜99%の範囲にように乾式酸化することが好ましい。低温では処理する炭素材料の反応性が落ちるため、酸化の効果が得られない。また高温では表面に水酸基やカルボキシル基などの親水基が付与できない場合がある。特に、酸性基を強固に固定するためには450〜700℃で行なうことや、ホウ素、窒素などを導入するような炭化・賦活をすることが望ましい。酸素雰囲気中であれば強酸や電気酸化などによる湿式処理、プラズマ処理でも同様な効果を得ることができる。これにより、O/C比が10〜40%である編物状の繊維状活性炭を得ることが好ましい。より好ましくはO/C比が15〜40%であり、さらに好ましくは20〜40%である。
【0023】
本発明において、表面処理された後の活性炭担体の目付量は、50〜300g/mが好ましい。50g/m以下の場合は、活性炭の強度が弱く、300g/m以上の場合は、通気性が悪くなるからである。より好ましくは、60〜150g/mである。
【0024】
また、本発明にかかる活性炭担体は、通気性(編物状の活性炭担体である場合は、厚み方向の通気性)が200cm/cm・s以上であることを必要とする。通気性が200cm/cm・s未満であれば、触媒担体として用いた場合、生成した水素ガスの拡散が悪くなり、反応効率が低下するからである。
【0025】
また、活性炭担体のトルエン吸着性能またはBET法による比表面積等の吸着性能も触媒を担持する際の重要な指標となる。つまり、トルエン吸着性能とBET法による比表面積はいずれも触媒の担持、脱水素反応場としてのスペースを評価する点で共通するため相当の相関が認められるが、トルエン吸着性能は脱水素化反応における原料、生成物類似の化合物であるトルエンを用いて、主として反応場を評価するのに対し、BET法による比表面積は、窒素ガスを用いて、主として触媒の担持場を評価する点で異なり、それぞれ重要な指標である。
【0026】
本発明にかかる活性炭担体は、トルエン吸着性能が25g/m以上であることが好ましい。25g/m未満の場合は、脱水素および水素化反応に使用する原料化合物の反応場の低減より、触媒担持活性炭の性能が低下するからである。また、BET法による比表面積は、800m/g〜3000m/gであることが好ましい。800m/g未満であると触媒の担持量が低下し触媒担持活性炭の性能が低下し、3000m/gを超えると繊維の比重が著しく低下し担体の強度が低下するからである。
【0027】
本発明において、触媒担持活性炭とは、前記活性炭担体に金属触媒を担持させたものをいい、脱水素化または水素化反応等の触媒として使用し得る。本発明にかかる触媒担持活性炭は、上記活性炭担体に担持させたものであるので、比表面積が増大しており、水素ガス、反応原料および生成物の拡散性が向上しており、反応効率も高く、非常に高性能である。
【0028】
上記金属触媒としては、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケル、コバルト、レニウム、バナジウム、タングステン、モリブデン等の各種触媒が挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの触媒を複数組合せて用いることもできる。活性炭担体に触媒を担持させる方法は、特に限定されないが、たとえば、白金を担持させる場合、10質量%以下の塩化白金酸水溶液に該活性炭担体を12時間以上浸漬し、乾燥することによって行なうことができる。また、溶液はメタノール、エタノール、アセトン等の水溶性有機溶媒で希釈した水溶液を用いることもできる。なお、触媒活性を高めるため、使用前に還元処理を行なうことが極めて好ましい。
【0029】
本発明にかかる触媒担持活性炭は、トルエン吸着性能が15g/m以上であり、BET法による比表面積が500〜2400m/gであることが好ましい。トルエン吸着性能が15g/m未満であり、比表面積が500m/g未満であると、十分な触媒活性が得られず、比表面積が2400m/gを超えると、触媒担持活性炭を構成する繊維状活性炭の比重が低下し触媒担持活性炭の機械的強度が低下するからである。
【0030】
また、本発明にかかる触媒担持活性炭においては、通気性が触媒を担持する前の通気性と同様であることが好ましい。すなわち、触媒を担持した後の通気性も、200cm/cm・s以上であることが好ましい。触媒を担持した後の通気性が200cm/cm・s未満の場合は、脱水素反応において生成した水素ガスの拡散が悪くなり、反応効率が低下するからである。
【0031】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、繊維状高分子編物、繊維状活性炭編物、活性炭担体および触媒担持活性炭についての各特性値の測定方法は以下のとおりである。
【0032】
(1)通気性
通気性は、JIS L1018に準拠して、圧力125hPaにて単位面積当たりに試料を通過する空気の速度(cm/cm・s)を測定した。
【0033】
(2)トルエン吸着性能
トルエン吸着性能は、JIS 1477に準拠して、25℃で乾燥空気で1/10に希釈したトルエン蒸気を通じたときの、試料単位面積当たりに吸着したトルエン質量(g/m)を測定した。
【0034】
(3)比表面積
比表面積は、液体窒素の沸点(−195.8℃)雰囲気下、相対圧力0.0〜0.2の範囲で上昇させたときの試料への窒素吸着量を数点測定し、BETプロットにより試料単位質量当たりの表面積(m/g)を求めた。なお、試料は、予め1Mの塩酸水溶液で12時間洗浄し、十分に水荒いし乾燥したものを、約0.1g採取し120℃で12時間真空乾燥させたものを使用した。
【0035】
(4)XPSによるO/C比の測定
X線光電子分光法(ESCAまたはXPSと称される)による測定に用いた装置は島津ESCA750で、解析には島津ESCAPAC760を使用した。O/C比は、以下の手順により求めた。予め、測定前に試料を120℃に加熱し、3時間以上真空脱気した。試料を6mm径に打ち抜き、導電性ペーストにより加熱式試料台に貼り付け、分析に供した。線源にはMgKα線(1253.6eV)を用い、装置内真空度は133×10−7Paとした。測定はC1sピーク、O1sピークに対して行ない、各ピーク面積を求めた。得られた面積は、C1sピークについては1.00、O1sピークについては2.85の相対強度を乗じたものであり、その面積から直接表面(酸素/炭素)原子数比を百分率(%)で算出した。
【0036】
(5)水素発生速度
図1に水素発生装置の概略図を示す。10cm(直径3.5cm)の触媒担持活性炭2をアルゴン置換された丸底フラスコ1の下部に設置し、丸底フラスコ1の下方に設けた電気ヒータ3により200℃に熱しながら、該触媒担持活性炭に噴霧器付き水素化物導入部9よりシクロヘキサンを10ml/分にて吹き付けた。生成した水素ガスは冷却管4を通って水素捕集管6に捕集され、生成したベンゼンは未反応のシクロヘキサンとともに冷却管7を通って芳香族回収部8に回収された。30分後と5時間後の水素ガスの発生速度(L/min)を測定した。
【0037】
(実施例1)
単繊維繊度2.2dtex、糸状の繊度295dtexのフェノール系繊維を使用し、22ゲージ両面丸編み機によりフライス編物を編成した。この編物は、目付225g/m、厚さ1.65mm、見掛密度0.14g/cm、通気性は330cm/cm・sであった。
【0038】
この編物を常温から890℃まで30分間、不活性雰囲気中で炭化させ、次に水蒸気12質量%を含有する雰囲気中890℃の温度で90分間賦活した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、絶乾目付120g/m、厚さ1.05mm、通気性は330cm/cm・sであった。また、この繊維状活性炭編物のトルエン吸着性能は54g/m、BET比表面積は1380m/gと非常に高い吸着性能を有するものであった。
【0039】
この編物状の繊維状活性炭編物をさらに空気中450℃で5分間熱処理を行った。重量収率は97質量%であり、絶乾目付116g/m、厚さ1.05mm、通気性330cm/cm・s、XPSによるO/C比は12であった。また、トルエン吸着性能は52g/m、BET比表面積は、1380m/gと高い吸着性能を示した。
【0040】
さらに、塩化白金酸の水溶液に該編物状の繊維状活性炭編物を浸漬し、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は42g/m、BET比表面積は1100m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は5.1L/minで、5時間後も5.0L/minと非常に良好であった。結果を表1に示す。
【0041】
(実施例2)
実施例1と同じフライス編地を編成し、同じ条件で炭化および賦活処理した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、実施例1と同じ物性を有していた。この編物状の繊維状活性炭編物をさらに空気中450℃で10分間熱処理を行った。重量収率は93質量%であり、絶乾目付112g/m、厚さ1.05mm、通気性330cm/cm・s、XPSによるO/C比は30であった。また、トルエン吸着性能は50g/m、BET比表面積は、1380m/gであった。
【0042】
さらに、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は41g/m、BET比表面積は1150m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は5.5L/minで、5時間後も5.5L/minと非常に良好であった。結果を表1に示す。
【0043】
(実施例3)
実施例1と同じフライス編地を編成し、同じ条件で炭化および賦活処理した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、実施例1と同じ物性を有していた。この編物状の繊維状活性炭編物をさらに空気中450℃で15分間熱処理を行った。重量収率は90質量%であり、絶乾目付108g/m、厚さ1.05mm、通気性330cm/cm・s、XPSによるO/C比は43であった。また、トルエン吸着性能は50g/m、BET比表面積は、1360m/gであった。
【0044】
さらに、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は41g/m、BET比表面積は1180m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は5.2L/minで、5時間後も5.2L/minと非常に良好であった。結果を表1に示す。
【0045】
(実施例4)
実施例1と同じフライス編地を編成し、この編物を常温から890℃まで30分間、不活性雰囲気中で炭化させ、次に水蒸気12質量%を含有する雰囲気中890℃の温度で70分間賦活した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、絶乾目付126g/m、厚さ1.10mm、通気性は330cm/cm・sであった。また、この繊維状活性炭編物のトルエン吸着性能は50g/m、BET比表面積は1250m/gと非常に高い吸着性能を有するものであった。
【0046】
この編物状の繊維状活性炭編物をさらに空気中450℃で10分間熱処理を行った。重量収率は95質量%であり、絶乾目付120g/m、厚さ1.10mm、通気性330cm/cm・s、XPSによるO/C比は40であった。また、トルエン吸着性能は48g/m、BET比表面積は、1250m/gであった。
【0047】
さらに、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は42g/m、BET比表面積は1070m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は4.8L/minで、5時間後も4.7L/minと非常に良好であった。結果を表1に示す。
【0048】
(比較例1)
実施例1と同じフライス編地を編成し、同じ条件で炭化および賦活処理した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、実施例1と同様に、絶乾目付120g/m、厚さ1.05mm、通気性は330cm/cm・sであった。また、この繊維状活性炭編物のトルエン吸着性能は54g/m、BET比表面積は1380m/gと非常に高い吸着性能を有するものであった。この編物状の繊維状活性炭編物を空気中での熱処理を行なわず、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は34g/m、BET比表面積は840m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は3.3L/minで、5時間後は3.2L/minであった。結果を表1に示す。
【0049】
(比較例2)
実施例1と同じフライス編地を編成し、この編物を常温から890℃まで20分間、不活性雰囲気中で炭化させ、次に水蒸気12質量%を含有する雰囲気中890℃の温度で20分間賦活した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、絶乾目付130g/m、厚さ1.10mm、通気性は330cm/cm・sであった。また、この繊維状活性炭編物のトルエン吸着性能は43g/m、BET比表面積は1010m/gと非常に高い吸着性能を有するものであった。
【0050】
この編物状の繊維状活性炭編物を空気中での熱処理を行なわず、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は29g/m、BET比表面積は710m/g、通気性は330cm/cm・s、であった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は3.2L/minで、5時間後は3.1L/minであった。結果を表1に示す。
【0051】
(比較例3)
単繊維繊度2.2dtex、糸状の繊度295dtexのフェノール系繊維を使用し、18ゲージ両面丸編み機によりスムース編物を編成した。この編物は、目付140g/m、厚さ1.10mm、見掛密度0.14g/cm、通気性は174cm/cm・sであった。
【0052】
この編物を実施例1と同様に、常温から890℃まで30分間、不活性雰囲気中で炭化させ、次に水蒸気12質量%を含有する雰囲気中890℃の温度で90分間賦活した。得られた編物状の繊維状活性炭編物は、絶乾目付140g/m、厚さ1.10mm、通気性は174cm/cm・sであった。また、この繊維状活性炭編物のトルエン吸着性能は60g/m、BET比表面積は1330m/gであった。
【0053】
この編物状の繊維状活性炭編物を実施例2と同様に、さらに空気中450℃で10分間熱処理を行った。重量収率は93質量%であり、絶乾目付130g/m、厚さ1.10mm、XPSによるO/C比は25であった。また、トルエン吸着能性能は56g/m、BET比表面積は、1330m/g、通気性は174cm/cm・sであった。
【0054】
さらに、実施例1と同様に、5質量%の白金触媒担持活性炭を調製した。この白金触媒担持活性炭のトルエン吸着性能は43g/m、BET比表面積は990m/g、通気性は174cm/cm・sであった。この白金触媒担持活性炭10cmを120℃で12時間真空乾燥して還元した後、水素ガスの発生速度(L/min)を測定したところ、30分後の水素発生速度は2.2L/minで、5時間後は2.0L/minであった。結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
Figure 2004025023
【0056】
表1において、触媒担持前の数値は、繊維状活性炭に表面処理を行なった後の数値を表すが、比較例1および2においては、表面処理を行なっていないので、炭化および賦活後の数値を表わす。
【0057】
上記結果より、実施例1〜4の触媒担持活性炭は、表面処理を行なってO/C比が10%以上であるので、水素ガス発生量も多く、脱水素反応などの良好な触媒として使用することができる。一方、比較例1および2の触媒担持活性炭は、表面処理を行なっていなく、O/C比が10%未満であるので、水素ガス発生量が低い。
【0058】
また、実施例2と比較例3とを対比させると、実施例2は、比較例3に比べて水素発生量が明らかに多いことがわかる。したがって、繊維状高分子の編み方は、スムース編よりもフライス編みが好ましいことがわかる。なぜなら、フライス編は、スムース編と比べて良好な通気性を達成することができるからである。
【0059】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0060】
【発明の効果】
上述のとおり、本発明の活性炭担体および触媒担持活性炭は、繊維状構造、特に、編物構造をとっているため通気性が高いので、熱伝導性に優れ、水素ガス、水素化または脱水素化反応における反応原料および生成物の拡散性に優れている。また、本発明にかかる活性炭担体は、O/C比が10%以上であるので、触媒を担持する能力が飛躍的に向上し、反応原料および生成物も良好に拡散することができる。このため、本発明の触媒担持活性炭は、水素化および脱水素化反応の反応効率を向上することができ、高性能の触媒担体または触媒として機能し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる水素発生装置の概略図である。
【符号の説明】
1 丸底フラスコ、2 触媒担持活性炭、3 電気ヒータ、4 冷却管、5 コック、6 水素捕集管、7 冷却管、8 芳香族回収部、9 噴霧器付き水素化物導入部。

Claims (10)

  1. 繊維状活性炭からなる活性炭担体であって、X線光電子分光法(XPS)による該活性炭担体上表面のO/C比が10%以上であり、かつ通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする、活性炭担体。
  2. 繊維状高分子を製編後、炭化して得られ、かつ編物であることを特徴とする、請求項1に記載の活性炭担体。
  3. トルエン吸着性能が25g/m以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の活性炭担体。
  4. BET法による比表面積が800〜3000m/gであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の活性炭担体。
  5. 繊維状活性炭の原料となる繊維状高分子の糸状の繊度が150dtex以上の太さを有することを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の活性炭担体。
  6. 繊維状高分子を製編して繊維状高分子編物を製造する工程と、該繊維状高分子編物を炭化して繊維状活性炭編物を製造する工程とを包含する活性炭担体の製造方法であって、該活性炭担体は、X線光電子分光法によるO/C比が10%以上であり、通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする、活性炭担体の製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の活性炭担体に金属触媒が担持した触媒担持活性炭。
  8. トルエン吸着性能が、15g/m以上であることを特徴とする、請求項7に記載の触媒担持活性炭。
  9. BET法により求めた比表面積が、500〜2400m/gであることを特徴とする、請求項7または8に記載の触媒担持活性炭。
  10. 繊維状高分子を製編して繊維状高分子編物を製造する工程と、該繊維状高分子編物を炭化して繊維状活性炭編物を製造する工程と、前記工程で得られた繊維状活性炭編物に金属触媒を担持させる工程と、を包含する触媒担持活性炭の製造方法であって、該触媒担持活性炭は、通気性が200cm/cm・s以上であることを特徴とする触媒担持活性炭の製造方法。
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CN115463648A (zh) * 2021-06-10 2022-12-13 中国科学院大连化学物理研究所 一种含膦有机聚合物/活性炭复合载体及其制备与应用

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