JP2004024699A - 血糖管理システム、血糖管理プログラム、装着システムおよび血糖管理方法 - Google Patents

血糖管理システム、血糖管理プログラム、装着システムおよび血糖管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者の負担を軽減しつつ、適確な血糖管理を可能とすること。
【解決手段】血糖管理システム1は、それぞれ近距離無線通信機能を有する血糖値測定部21、制御部22、インシュリンポンプ23および運動量測定部24を含む装着システム20を患者が装着し、血糖値測定部21によって測定した血糖値を、移動通信ネットワークを含むネットワーク30を介して血糖管理サーバ10に送信する。そして、血糖管理サーバ10において、要素データおよび血糖管理データに基づいて、患者のインシュリン投与量が決定され、その投与量が装着システム20に送信される。すると、装着システム20は、送信された投与量に基づいて、患者にインシュリンを投与する。したがって、患者のQOLを向上させつつ、自動的に適確な血糖管理を行うことが可能となる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者の血糖値を管理するための血糖管理システム、血糖管理プログラム、装着システムおよび血糖管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1型糖尿病及び一部の2型糖尿病の患者においては、血糖値を適正な範囲に調整するため、日常的にインシュリンを投与する必要がある。
一般的に、糖尿病の患者は、1月に1回程度、通院して医師の診察および指導を受ける。また、日常生活においては、インシュリン投与が必要な患者は、血糖値の測定器およびインシュリンを投与するための注射器を携帯し、医師の指導を前提に、必要に応じて自ら注射することにより、血糖値を調整している。また、インシュリン投与は、注射器にて、毎回投与量を患者自身が調整するものの他に、インシュリンインフュージョンポンプ(以下、インシュリンポンプと称す)がある。これは、予めプログラムされた投与パターンに従って、インシュリンが自動的に体内に持続・間欠的に投与されるもので、より健常人のインシュリン濃度に近い血中濃度パターンを実現できる。また、近年、血糖値を測定する機能、インシュリンの投与量を算出する機能およびインシュリンの投与を行う機能が一体となった人工膵臓装置が研究されており、人工膵臓装置を装着することにより、患者は自らインシュリンの注射を行うことなく血糖値の調整を行うことができることを目指して研究開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インシュリンの投与については、糖尿病患者の生活の質(QOL:Quality Of Life)を維持・向上させつつ、できる限り細やかな医師の指導が行われることが望ましい。そのため、インシュリンの投与において患者に与える負担を軽減しつつ、医師が患者の健康状態を適確に把握する必要がある。
【0004】
ここで、患者が自らインシュリンを注射することにより血糖値を調整する場合、患者はインシュリンの投与時間、投与量等を医師の指導に基づいて自ら判断しなければならないため、患者に与える負担が大きいものであった。また、患者が医師と連絡をとり、その指導に基づいてインシュリンを注射する場合であっても、患者が医師と連絡を取ることは必ずしも容易ではなく、患者にとって負担の大きいものであった。
【0005】
また、研究段階ではあるが、人工膵臓装置を装着することにより血糖値を調整する場合、患者が感じる負担は軽減されるものの、医師が患者の健康状態を適確に把握することが困難であり、患者の健康状態の変化や人工膵臓装置のトラブルに柔軟に対応することが容易ではなかった。
なお、人工膵臓装置は、血糖管理に必要なすべての機能が1つの装置にまとめられているため、携帯する患者にとって比較的大きい装置となることも問題であった。
【0006】
さらに、糖尿病患者の血糖管理については、比較的症状が安定し、血糖管理が容易である場合や、妊娠中あるいは合併症を併発している等の理由により、特別な血糖管理を要する場合等、患者によって必要となる血糖管理の性質が異なるものである。
特に、他の疾病の治療のためにステロイドを投与されることにより、副作用として糖尿病の症状が表れることを容認せざるを得ない場合があるが、このような場合には、血糖管理を含め、医師による厳重な管理を行う必要がある。
【0007】
ところが、従来のように患者が自らインシュリンを注射する方法や人工膵臓装置を装着する方法においては、医師が患者の血糖状態をより頻繁に把握し、指示を与える等して厳重な管理を行う必要がある場合であっても、厳重な管理を柔軟に行うことができないか、あるいは、厳重な管理を柔軟に行うことが容易なものではなかった。
【0008】
なお、医師や管理栄養士等、患者の血糖状態を管理する者にとって、患者に対するインシュリンの投与量を指示する場合を含め、患者の健康状態を診断する際に、患者の現在の血糖値および血糖値の変動の履歴を適宜確認することができればさらに便宜である。
本発明の課題は、患者の負担を軽減しつつ、適確な血糖管理を可能とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
患者の血糖値を測定する測定手段(例えば、図1の血糖値測定部21)を備え、患者と共に移動可能な可搬部(例えば、図1の装着システム20)と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部(例えば、図1の血糖管理サーバ10)とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムであって、前記可搬部は、前記測定手段によって測定された血糖値を、移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部は、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質(例えば、インシュリン)の投与量を決定し、該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信し、前記可搬部において、前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能(例えば、表示して患者に告知する、あるいは、自動的に投与する際に参照する等)であることを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、前記投与量決定部から送信された投与量を表示する表示手段(例えば、図3のモニタ)をさらに備え、該投与量を前記患者に告知することを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段(例えば、図3のインシュリンポンプ23)をさらに備え、該投与手段は、前記投与量決定部から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、前記投与手段によって投与された血糖値調整物質の実際の投与量(例えば、図3のインシュリンポンプ23が実際に投与したインシュリンの量)を、前記移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部は、該患者についての前記血糖値および前記実際の投与量を履歴として管理することを特徴としている。
【0013】
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の血糖管理システムであって、
前記投与量決定部は、患者に関する前記履歴を表示可能であることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の血糖管理しシステムであって、
前記投与量決定部は、所定の権限を有する管理者(例えば、医師、管理栄養士あるいは看護師等)の指示入力(経験的あるいは統計的に算出された投与量の指示入力)に基づいて、前記投与量を決定することを特徴としている。
【0014】
請求項7記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記投与量決定部は、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、自動的に前記投与量を算出することを特徴としている。
請求項8記載の発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部に備えられる各手段は、近距離無線通信手段(例えば、ブルートゥースあるいは赤外線通信等)によって通信可能に構成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項9記載の発明は、
請求項1〜8のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、移動通信装置(例えば、携帯電話、カード型の移動通信ユニットあるいは自動車電話等)と接続可能なインターフェースを備え、該インターフェースに所定の移動通信装置を接続することにより、前記投与量決定部と移動通信ネットワークを介して通信可能となることを特徴としている。
【0016】
請求項10記載の発明は、
請求項1〜9のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段(例えば、図3のデジタルカメラ)をさらに備え、撮影された食事の画像を前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部において、該食事の画像に基づいて、前記投与量が決定されることを特徴としている。
【0017】
請求項11記載の発明は、
請求項10記載の血糖管理システムであって、
前記投与量決定部は、前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報(例えば、発明の実施の形態中の「指導内容」に含まれる食事量あるいは運動量)を生成して前記可搬部に送信し、前記可搬部は、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0018】
請求項12記載の発明は、
請求項1〜11のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部は、患者の運動量を測定する運動量測定手段(例えば、図3の歩数計)をさらに備え、測定された運動量を前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部において、該運動量に基づいて、前記投与量が決定されることを特徴としている。
【0019】
請求項13記載の発明は、
請求項12記載の血糖管理システムであって、
前記投与量決定部は、前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信し、前記可搬部は、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0020】
請求項14記載の発明は、
請求項1〜13のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記測定手段は、所定の指示入力(例えば、患者が任意の時期に血糖値を測定するための指示入力)に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴としている。
【0021】
請求項15記載の発明は、
請求項1〜13のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記測定手段は、所定時期(例えば、所定時間毎等)に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴としている。
請求項16記載の発明は、
請求項1〜15のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記投与量決定部は、前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて生成した情報を含む血糖管理情報を、所定の送信先機器に送信することを特徴としている。
【0022】
請求項17記載の発明は、
請求項1〜16のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
所定の端末装置(例えば、発明の実施の形態中の「指導者端末」)と、該端末装置からアクセス可能なサーバとを含み、該サーバは、前記投与量決定部が前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて前記投与量決定部が生成した情報を含む血糖管理情報を取得して管理し、前記端末装置からの要求に応じて、該血糖管理情報を提供可能であることを特徴としている。
【0023】
請求項18記載の発明は、
請求項17記載の血糖管理しシステムであって、
前記端末装置は、前記患者の血糖管理についての指導内容を示す指導情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記可搬部あるいは所定の端末装置に該指導情報を送信することにより、前記患者に前記指導内容を告知することを特徴としている。
【0024】
請求項19記載の発明は、
請求項1〜18のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記可搬部に備えられた各手段の機能を検査するための検査手段(例えば、図3のCPU)をさらに備え、前記可搬部は、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起(例えば、音、メッセージの表示あるいは振動等)することを特徴としている。
【0025】
請求項20記載の発明は、
請求項19記載の血糖管理システムであって、
前記検査手段が前記異常を検出した場合に、所定の送信先に異常を示すアラーム信号を送信することを特徴としている。
請求項21記載の発明は、
患者の血糖値を管理し、患者と共に移動可能な血糖値管理システムであって、患者の血糖値を測定する測定手段と、測定された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を算出する投与量算出手段と、前記投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能とする管理手段とを含み、前記各手段は、近距離無線通信手段によって通信可能に構成されていることを特徴としている。
【0026】
請求項22記載の発明は、
請求項21記載の血糖管理システムであって、
前記投与量算出手段から送信された投与量を表示する表示手段をさらに備え、該投与量を前記患者に告知することを特徴としている。
請求項23記載の発明は、
請求項21記載の血糖管理システムであって、
患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段をさらに備え、該投与手段は、前記投与量算出手段から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴としている。
【0027】
請求項24記載の発明は、
請求項21〜23のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段をさらに備え、
前記投与量算出手段は、該食事の画像に基づいて、前記投与量を算出することを特徴としている。
【0028】
請求項25記載の発明は、
請求項23記載の血糖管理システムであって、
前記投与量算出手段は、前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成し、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0029】
請求項26記載の発明は、
請求項21〜24のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
患者の運動量を測定する運動量測定手段をさらに備え、前記投与量算出手段は、該運動量に基づいて、前記投与量を算出することを特徴としている。
請求項27記載の発明は、
請求項26記載の血糖管理システムであって、
前記投与量算出手段は、前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成し、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0030】
請求項28記載の発明は、
請求項21〜27のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記測定手段は、所定の指示入力に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴としている。
請求項29記載の発明は、
請求項21〜27のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
前記測定手段は、所定時期に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴としている。
【0031】
請求項30記載の発明は、
請求項21〜29のいずれかに記載の血糖管理システムであって、
各手段の機能を検査するための検査手段をさらに備え、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起することを特徴としている。
【0032】
請求項31記載の発明は、
患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムにおける投与量決定部のための血糖管理プログラムであって、前記可搬部から移動通信ネットワークを介して送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する機能と、該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信する機能とをコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0033】
請求項32記載の発明は、
請求項31記載の血糖管理プログラムであって、
前記可搬部から前記移動通信ネットワークを介して送信された血糖値調整物質の実際の投与量を、該患者についての前記血糖値と共に履歴として管理する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0034】
請求項33記載の発明は、
請求項32記載の血糖管理プログラムであって、
患者に関する前記履歴を表示する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
請求項34記載の発明は、
請求項31〜33のいずれかに記載の血糖管理プログラムであって、
所定の権限を有する管理者の指示入力に基づいて、前記投与量を決定する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0035】
請求項35記載の発明は、
請求項31〜33のいずれかに記載の血糖管理プログラムであって、
前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、自動的に前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
請求項36記載の発明は、
請求項31〜35のいずれかに記載の血糖管理プログラムであって、
前記可搬部から送信された患者の食事の画像に基づいて、前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0036】
請求項37記載の発明は、
請求項36記載の血糖管理プログラムであって、
前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0037】
請求項38記載の発明は、
請求項31〜37のいずれかに記載の血糖管理プログラムであって、
前記運動量に基づいて、前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
請求項39記載の発明は、
請求項38記載の血糖管理プログラムであって、
前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0038】
請求項40記載の発明は、
請求項31〜39のいずれかに記載の血糖管理プログラムであって、
前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて生成した情報を含む血糖管理情報を、所定の送信先機器に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0039】
請求項41記載の発明は、
患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムの可搬部を構成する装着システムであって、前記測定手段によって測定された血糖値を、移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部において決定された血糖値調整物質の投与量を移動通信ネットワークを介して受信し、前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能であることを特徴としている。
【0040】
請求項42記載の発明は、
請求項41記載の装着システムであって、
前記投与量決定部から送信された投与量を表示する表示手段をさらに備え、該投与量を前記患者に告知可能であることを特徴としている。
請求項43記載の発明は、
請求項41記載の装着システムであって、
患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段をさらに備え、該投与手段は、前記投与量決定部から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴としている。
【0041】
請求項44記載の発明は、
請求項43記載の装着システムであって、
前記投与手段によって投与された血糖値調整物質の実際の投与量を、前記移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信することを特徴としている。
請求項45記載の発明は、
請求項41〜44のいずれかに記載の装着システムであって、
各手段が、近距離無線通信手段によって通信可能に構成されていることを特徴としている。
【0042】
請求項46記載の発明は、
請求項41〜45のいずれかに記載の装着システムであって、
移動通信装置と接続可能なインターフェースを備え、該インターフェースに所定の移動通信装置を接続することにより、前記投与量決定部と移動通信ネットワークを介して通信可能となることを特徴としている。
【0043】
請求項47記載の発明は、
請求項41〜46のいずれかに記載の装着システムであって、
患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段をさらに備え、撮影された食事の画像を前記投与量決定部に送信可能であることを特徴としている。
請求項48記載の発明は、
請求項47記載の装着システムであって、
前記食事の画像に基づいて、前記投与量決定部において生成されて送信された、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0044】
請求項49記載の発明は、
請求項41〜48のいずれかに記載の装着システムであって、
患者の運動量を測定する運動量測定手段をさらに備え、測定された運動量を前記投与量決定部に送信可能であることを特徴としている。
請求項50記載の発明は、
請求項49記載の装着システムであって、
前記測定された運動量に基づいて、前記投与量決定部において生成されて送信された、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を患者に提供可能であることを特徴としている。
【0045】
請求項51記載の発明は、
請求項41〜50のいずれかに記載の装着システムであって、
前記測定手段は、所定の指示入力に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴としている。
請求項52記載の発明は、
請求項41〜50のいずれかに記載の装着システムであって、
前記測定手段は、所定時期に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴としている。
【0046】
請求項53記載の発明は、
請求項41〜52のいずれかに記載の装着システムであって、
自システムに備える各手段の機能を検査するための検査手段をさらに備え、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起することを特徴としている。
【0047】
請求項54記載の発明は、
請求項53記載の装着システムであって、
前記検査手段が前記異常を検出した場合に、所定の送信先に異常を示すアラーム信号を送信することを特徴としている。
請求項55記載の発明は、
患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムを用いた血糖管理方法であって、前記測定手段によって患者の血糖値を測定し、その血糖値を移動通信ネットワークを介して前記可搬部から前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部において、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定し、該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信し、前記可搬部において、前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用することを特徴としている。
【0048】
請求項56記載の発明は、
患者の血糖値を管理し、患者と共に移動可能な血糖値管理システムを用いた血糖管理方法であって、患者の血糖値を測定する測定手段と、測定された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を算出する投与量算出手段と、前記投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能とする管理手段とを近距離無線通信手段によって通信可能に構成し、前記測定手段を患者の身体に装着し、前記投与量算出手段または前記管理手段の少なくともいずれかを、該測定手段と分離して備えることにより、患者の血糖値を管理することを特徴としている。
【0049】
本発明によれば、測定手段を患者が装着し、測定手段によって測定した血糖値を、移動通信ネットワークを介して投与量決定部に送信する。そして、投与量決定部において、患者の血糖値等に基づいて、患者のインシュリン投与量が決定される。このとき、インシュリンは、患者が自ら注射器で打つことや、投与手段によって自動的に打つことが可能である。
【0050】
したがって、血糖値の測定および投与量決定部との通信が容易となるため、患者のQOLを向上させることができると共に、投与量決定部においてインシュリンの投与量が決定されるため、適確な血糖管理を行うことが可能となる。
また、可搬部は、移動通信が可能であるため、必要な時期に、迅速に医師等といった管理者に血糖管理に関する情報を送信することができ、より適切かつ柔軟に患者の血糖管理を行うことができる。
【0051】
さらに、可搬部は、各手段が、近距離無線通信を行うことにより連携して動作可能である。
したがって、可搬部の機能を1つの装置(同一筐体内)にまとめる必要がなく、患者が装着あるいは携帯する個々の機器を小型化し、装着等により便利なものとすることができる。
【0052】
また、本発明によれば、可搬部から送信された血糖値等のデータと、投与量決定部において算出等されたデータとが、患者と対応付けられて、履歴として管理される。そして、管理者である医師等は、必要に応じてこれらのデータを閲覧したり、インシュリンの投与量を算出する際に参照したりすることが可能である。したがって、管理者である医師等が、患者の血糖状態を適確に把握することができ、より適切な血糖管理が可能となる。
【0053】
また、可搬部は、その各機能部の動作を検査し、異常がある場合には、投与量決定部等、所定の送信先にアラーム信号を送信する。
したがって、患者の血糖管理のために重要な役割を果たす可搬部の機能に異常が発生した場合であっても、可搬部の機能回復のための処置や、医師等による患者の血糖管理のための指示を迅速に行うことが可能であるため、患者の血糖管理をより適切に行うことができる。なお、可搬部において、移動通信装置の機能に異常が発生した場合には、他の移動通信装置に交換することにより、速やかに可搬部の機能を回復することができる。
【0054】
また、可搬部は、運動量測定手段によって測定した患者の運動量や、撮影手段で撮影した食事の画像を投与量決定部に送信し、投与量決定部において自動的にインシュリンの投与量を算出したり、管理者である医師等が血糖値等のデータおよび履歴等を参照してインシュリンの投与量を決定したりする。
したがって、患者に対するインシュリンの投与量を柔軟かつ適切に決定することができる。
【0055】
また、投与量決定部の機能の一部または全部を、患者が装着あるいは携帯する装着システムに投与量算出部として備えた場合、移動通信を行うことなく、装着システムにおいて迅速にインシュリンの投与量を算出することができる。また、装着システムの各手段を近距離無線通信によって通信可能とすることにより、血糖管理のための機能を1つの装置(同一筐体内)にまとめる必要がなく、患者が装着あるいは携帯する個々の機器を小型化し、装着等により便利なものとすることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る血糖管理システム1のネットワーク構成を示す図である。図1において、血糖管理システム1は、血糖管理サーバ10と、装着システム20とを含んで構成され、血糖管理サーバ10と装着システム20とはネットワーク30を介して通信可能に構成されている。
【0057】
血糖管理サーバ10は、装着システム20から患者の血糖値、インシュリン投与量、運動量および食事の画像を受信する。そして、これら血糖値を管理するための要素となるデータ(以下、「要素データ」と言う。)に基づいて決定されたインシュリンの投与量を、ネットワーク30を介して装着システム20に送信する。
【0058】
ここで、要素データに基づいてインシュリンの投与量を決定する場合、血糖管理サーバ10において要素データを表示し、医師、管理栄養士あるいは看護師が表示された要素データから経験上あるいは統計上適切と考えられるインシュリンの投与量を決定した上で、その値を入力することが可能である。また、血糖管理サーバ10がインシュリンの投与量を算出するためのプログラムを実行することにより、要素データに基づいて、その患者に対するインシュリン投与量を自動的に算出して決定することも可能である。
【0059】
なお、これらの場合のいずれにおいても、血糖管理サーバ10は、その患者に関する従前の血糖値とインシュリンの投与量とを履歴として記憶しておき、新たなインシュリンの投与量を決定するために利用することが可能である。
また、食事の画像に基づいて、インシュリンの投与量を決定する場合には、医師や管理栄養士等、血糖管理の権限を有する管理者が食事の画像から摂取カロリー、糖分あるいは脂質等を推測し、インシュリンの投与量を適宜増減することや、画像処理によって食事のメニューあるいは材料を判別し、自動的に摂取カロリー等を算出した上で、インシュリンの投与量を決定することが可能である。
【0060】
さらに、血糖管理サーバ10は、装着システム20から受信した血糖値、食事の画像あるいは運動量等の要素データや、その要素データに基づいて算出あるいは推測された摂取カロリー、糖分、脂質、消費カロリー等のデータ(以下、「血糖管理データ」と言う。)を医師あるいは管理栄養士等が使用する携帯電話やPC(Personal Computer)等の端末装置(以下、「指導者端末」と言う。)に送信する。
【0061】
この血糖管理データは、血糖管理サーバ10に履歴として記憶され、医師あるいは管理栄養士等が、ネットワークに接続された携帯電話やPC等によって適宜閲覧することが可能である。そして、その血糖管理データに基づき、医師あるいは管理栄養士は、推奨する食事量や運動量、インシュリンの投与量および生活習慣に関する注意等、患者に対する種々の指導内容を入力してアップロードし、患者は、装着システム20あるいは所定の端末装置から血糖管理サーバ10にアクセスすることで、その指導内容を閲覧することが可能となる。
【0062】
また、血糖管理サーバ10には、装着システム20の機能に異常が発生した場合、装着システム20から異常である旨を示すアラーム信号が送信され、血糖管理サーバ10は、アラーム信号を受信すると、指導者端末に対し、装着システム20に異常が発生している旨を通報する。なお、装着システム20の機能に異常が発生している場合の他、血糖値が異常となった場合にアラーム信号が送信されることとしてもよい。
【0063】
上述の機能を実現するため、血糖管理サーバ10は、例えばPCあるいはワークステーション等の情報処理装置で構成される。
図2は、血糖管理サーバ10のハードウェア構成を示す図である。図2において、血糖管理サーバ10は、入力部11と、制御部12と、記憶部13と、RAM(Random Access Memory)14と、VRAM(Video Random Access Memory)15と、表示部16と、通信部17とから構成される。
【0064】
入力部11は、カーソルキーや数字入力キー等を備えたキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを含み、キーボードにおいて押下されたキーの押下信号やマウスの位置信号を制御部12に出力する。
制御部12は、血糖管理サーバ10全体を制御するもので、入力部11から入力される各種の指示信号に従って、記憶部13に記憶された各種処理に関するプログラムを読み出して実行する。また、制御部12は、装着システム20から送信された要素データを受信し、インシュリンの投与量を算出したり、食事の画像から摂取カロリーを算出するといった、血糖管理サーバ10の機能に伴う種々の演算を実行する。そして、制御部12は、各種処理結果を記憶部13やRAM14の所定の領域に格納したり、表示部16に表示させたりする。
【0065】
記憶部13は、ハードディスク装置あるいはフラッシュROM等の不揮発性の記憶装置で構成される。この記憶部13は、血糖管理サーバ10の制御のための各種処理に関するプログラムを記憶する。また、記憶部13は、血糖管理データを患者と対応付けて記憶している。
RAM14は、各種データを記憶するもので、制御部12により実行される各種処理において生成された各種データを一時的に格納するワークエリア14aを有する。
【0066】
VRAM15は、表示部16で表示される表示データを格納するビデオメモリである。
表示部16は、例えばドットマトリクスタイプのカラー液晶表示セルもしくはCRT(Cathode Ray Tube)等から構成され、VRAM15に格納された各種データを表示する。
【0067】
通信部17は、制御部12から送信指示された各種データに対し、所定の形式へのデータ変換処理および変調処理を施して、ネットワークを介して送信先機器に出力する。また、通信部17は、装着システム20等の他の機器から送信された信号を受信し、原信号への復調処理およびオリジナルデータ形式へのデータ変換処理を施して、制御部12に出力する。
【0068】
次に、装着システム20について説明する。
装着システム20は、患者が身体に装着あるいは携帯する等して、身体と共に移動可能に構成されている。そして、装着システム20は、患者の血糖値を測定し、移動通信ネットワークを含むネットワーク30を介して、測定した血糖値を血糖管理サーバ10に送信する。また、装着システム20は、送信した血糖値に基づいて決定されたインシュリンの投与量を血糖管理サーバ10から受信し、そのインシュリン投与量に基づいて、インシュリンポンプ23(後述)が患者に適切な量のインシュリンを投与する。さらに、装着システム20は、自装置の各機能部の動作を検査し、異常がある場合には、音、表示あるいは振動等により患者にその旨を通知すると共に、血糖管理サーバ10に異常であることを示すアラーム信号を送信する。
【0069】
なお、装着システム20は、複数のユニットからなり、それぞれのユニットが後述する所定の機能部を備えている。そして、それぞれのユニットは、ブルートゥースや赤外線通信等の近距離無線通信によって通信することにより連携して機能する。
以下、装着システム20の各機能部について説明する。
【0070】
図3は、装着システム20の構成を示す図である。図3において、装着システム20は、血糖値測定部21と、制御部22と、インシュリンポンプ23と、運動量測定部24とを含んで構成される。
血糖値測定部21は、侵襲式(人体に針等を刺すことにより血糖値を測定する方式)あるいは非侵襲式(皮膚に接触させることにより血糖値を測定する方式)のセンサを備え、患者の血糖値を測定する。また、血糖値測定部21は、制御部22と近距離無線通信を行い、制御部21からの指示に応じて、所定時期(例えば、所定時間毎あるいは患者が測定を指示した時等)に血糖値測定を行う。そして、血糖値測定部21は、測定した血糖値を近距離無線通信によって制御部21に送信する。
【0071】
なお、血糖値測定部21は、任意の時期に血糖値を測定可能とするため、センサが人体に常時設置された状態とすることが可能な構成である。例えば、指輪型あるいは腕に巻き付けるバンド型といった形状とし、これらが人体と接触する側に侵襲式あるいは非侵襲式のセンサを備えた構成とすることが可能である。
制御部22は、装着システム20全体を制御するユニットであり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等を備えた小型の情報処理装置である。また、制御部22は、移動通信を行うための携帯電話あるいはカード型の移動通信ユニット等を接続するインターフェースを備え、これらの機器が接続されることにより移動通信端末として機能する。
【0072】
そして、制御部22は、血糖値測定部21から近距離無線通信によって送信された血糖値と運動量測定部24から近距離無線通信によって送信された運動量とを、移動通信を行うことによって血糖管理サーバ10に送信する。また、制御部22は、血糖管理サーバ10からネットワーク30を介して受信したインシュリン投与量を、近距離無線通信によってインシュリンポンプ23に送信する。
【0073】
さらに、制御部22は、デジタルカメラと、モニタと、警報装置とを備えている。そして、制御部22は、デジタルカメラで撮影した画像を血糖管理サーバ10に送信したり、血糖管理サーバ10から受信したインシュリン投与量や医師等による指導内容をモニタに表示したり、各機能部の動作あるいは血糖値に異常が生じた場合に警報装置によりその旨を報知したりする。
【0074】
なお、制御部22は、患者が手動でインシュリンを投与するための指示ボタンを備え、血糖管理サーバ10からの指示による場合以外にも、患者が自らの判断で、インシュリンポンプ23により所定量のインシュリンを投与することが可能である。
インシュリンポンプ23は、患者の血管にインシュリンを自動的に注射するための装置であり、制御部22から近距離無線通信によって送信されるインシュリン投与量に基づいて、投与プログラムを変更し患者の血管に所定量のインシュリンを注射する。また、インシュリンポンプ23は、インシュリンの投与が必要となった任意の時期にインシュリンを注射可能なように、注射針が患者の血管に常時刺された状態となっている。なお、インシュリンポンプ23は、インシュリンを患者に投与する機能に加え、ブドウ糖等の血糖値を上昇させる物質を投与する機能を備え、患者の血糖値が下がりすぎた場合に、血糖値をやや上昇させることとしてもよい。
【0075】
運動量測定部24は、例えば歩数計や加速度センサー等、患者の運動量を測定して数値化する装置であり、測定した運動量を近距離無線通信によって制御部22に送信する。
次に、動作を説明する。
ネットワーク30は、移動通信ネットワークおよび公衆ネットワークもしくは専用ネットワークを含み、装着システム20とは移動通信ネットワークにより、血糖管理サーバ10とは公衆ネットワークもしくは専用ネットワークにより接続されている。
【0076】
図4は、血糖管理システム1を用いた血糖管理の流れを示す図である。
血糖管理システム1を利用して血糖管理が行われる場合、患者は、血糖値測定部21およびインシュリンポンプ23を必ず身体に装着し、必要に応じて運動量測定部24も装着する。そして、患者は、身体に装着した血糖値測定部21等と近距離無線通信が可能な距離に制御部22を携帯する。例えば、患者は、血糖値測定部21をハンドバッグの中や上着のポケット等に携帯することが可能である。
【0077】
このような状態において、まず、血糖値測定部21が、患者の血糖値を測定する(ステップS1)。
そして、血糖値測定部21は、測定した血糖値を近距離無線通信によって制御部22に送信し(ステップS2)、制御部22は、その血糖値を含む要素データをネットワーク30を介して血糖管理サーバ10に送信する(ステップS3)。なお、このとき、患者が運動量測定部24を装着し、運動量測定部24から患者の運動量が送信されている場合や、患者がデジタルカメラで食事の画像を撮影した場合、制御部22は、併せて患者の運動量や食事の画像も血糖管理サーバ10に送信する。食事の画像からカロリーや糖分を推定することは、栄養士等が行ってもよいし、コンピュータによる自動画像解析で行ってもよい。
【0078】
すると、血糖管理サーバ10において、受信した血糖値を含む要素データと、その患者の既に記憶されている血糖管理データとに基づいて、インシュリンの投与量が決定される(ステップS4)。
次いで、血糖管理サーバ10は、決定したインシュリンの投与量をネットワーク30を介して装着システム20に送信する(ステップS5)。なお、血糖管理サーバ10は、ステップS5において、あるいは、所定の他のタイミングで、要素データおよび血糖管理データを指導者端末に送信する。
【0079】
そして、制御部22は、インシュリンの投与量を受信すると、近距離無線通信によって、その投与量をインシュリンポンプ23に送信し、インシュリンの投与を指示する(ステップS6)。
続いて、インシュリンポンプ23は、制御部22から指示された投与量のインシュリンを患者の血管に注射し(ステップS7)、血糖値の調整が行われる。
【0080】
さらに、制御部22は、インシュリンポンプ23によるインシュリンの投与量および血糖値測定部21によって測定された血糖値等の要素データを血糖管理サーバ10に送信し(ステップS8)、血糖管理サーバ10は、これらのデータを履歴として管理する(ステップS9)。
また、制御部22は、所定時期に、血糖値測定部21およびインシュリンポンプ23等の各機能部の動作を検査する(ステップS10)。この検査の方法は、一般に知られている種々の検査方法が可能であるが、例えば、制御部22が各機能部に検査信号を送信し、各機能部が対応する処理を行って正常に動作が終了した場合、正常である旨の応答信号を制御部22に返信するといった方法が可能である。
【0081】
そして、各機能部の動作に異常があると判定した場合、制御部22は、アラーム信号を血糖管理サーバ10に送信する(ステップS11)。
血糖管理サーバ10は、アラーム信号を受信した場合、指導者端末に異常が発生している旨を送信する(ステップS12)。また、このとき、血糖管理システム1のシステム管理を請け負う管理業者に対し、異常が発生している旨を送信することとしてもよい。この場合、管理業者が迅速に装着システム20の機能回復のための処置を行うことにより、患者の血糖管理をより適切に行うことが可能となる。
【0082】
以上のように、本発明を適用した血糖管理システム1は、それぞれ近距離無線通信機能を有する血糖値測定部21、制御部22、インシュリンポンプ23および運動量測定部24を含む装着システム20を患者が装着し、血糖値測定部21によって測定した血糖値を、移動通信ネットワークを含むネットワーク30を介して血糖管理サーバ10に送信する。そして、血糖管理サーバ10において、要素データおよび血糖管理データに基づいて、患者のインシュリン投与量が決定され、その投与量が装着システム20に送信される。すると、装着システム20は、送信された投与量に基づいて、患者にインシュリンを投与する。
【0083】
したがって、患者のQOLを向上させつつ、自動的に適確な血糖管理を行うことが可能となる。
また、装着システム20は、移動通信端末として機能するため、必要な時期に、迅速に医師等の管理者に血糖管理に関する情報を送信することができ、より適切かつ柔軟に患者の血糖管理を行うことができる。
【0084】
さらに、装着システム20は、血糖値測定部21、制御部22、インシュリンポンプ23および運動量測定部24が、近距離無線通信を行うことにより連携して動作可能である。
したがって、装着システム20の機能を1つの装置にまとめる必要がなく、患者が装着あるいは携帯する個々の機器を小型化し、装着等により便利なものとすることができる。
【0085】
また、血糖管理システム1においては、装着システム20から送信された要素データと、血糖管理サーバ10において算出等された血糖管理データとが、患者と対応付けられて、履歴として管理される。そして、医師等の管理者は、必要に応じてこれらのデータを閲覧したり、インシュリンの投与量を算出する際に参照したりすることが可能である。
【0086】
したがって、医師等の管理者が、患者の血糖状態を適確に把握することができ、より適切な血糖管理が可能となる。
また、装着システム20は、自装置の各機能部の動作を検査し、異常がある場合には、血糖管理サーバ10にアラーム信号を送信したり、患者や所定の管理業者にその旨を通知したりする。
【0087】
したがって、患者の血糖管理のために重要な役割を果たす装着システム20の機能に異常が発生した場合であっても、装着システム20の機能回復のための処置や、医師等による患者の血糖管理のための指示を迅速に行うことが可能であるため、患者の血糖管理をより適切に行うことができる。なお、装着システム20において、携帯電話等の移動通信装置の機能に異常が発生した場合には、他の携帯電話等に交換することにより、速やかに装着システム20の機能を回復することができる。
【0088】
また、装着システム20は、運動量測定部24によって測定した患者の運動量や、デジタルカメラで撮影した食事の画像を血糖管理サーバ10に送信し、血糖管理サーバ10が自動的にインシュリンの投与量を算出したり、医師等の管理者が要素データおよび血糖管理データを参照してインシュリンの投与量を決定したりする。
【0089】
したがって、患者に対するインシュリンの投与量を柔軟かつ適切に決定することができる。
なお、本実施の形態においては、装着システム20がインシュリンポンプ23を含み、制御部22の指示に基づいて、インシュリンポンプ23が自動的にインシュリンを投与する場合を例に挙げて説明したが、装着システム20がインシュリンポンプ23を含まず、制御部22がインシュリンの投与量を表示することにより、それを見て患者が自ら所定量のインシュリンを注射器で投与することとしてもよい。
【0090】
また、本実施の形態においては、装着システム20が測定した血糖値に基づいて、血糖管理サーバ10においてインシュリンの投与量が決定される場合を例に挙げて説明したが、装着システム20の制御部22あるいはそれに接続する携帯電話等の移動通信装置が、より高度な情報処理機能を備えることとし、装着システム20において、インシュリンの投与量を決定する処理を行うこととしてもよい。
【0091】
この場合、患者の血糖値の変化が安定している状態では、装着システム20内でインシュリンの投与量を決定し、患者の血糖値の変化が、より注意を要する状態となった場合に、移動通信により医師等の管理者に連絡し、医師等がインシュリンの投与量を決定するといったことが可能である。
さらに、本実施の形態においては、血糖管理サーバ10が要素データおよび血糖管理データを履歴として記憶することとして説明したが、図5に示すように、これらのデータを記憶する専用のサーバを設け、医師等の管理者や患者が、所定の端末装置から必要なデータにアクセス可能な構成としてもよい。
【0092】
また、本実施の形態においては、装着システム20のモニタに、インシュリンの投与量を表示する場合を例に挙げて説明したが、インシュリンの投与量以外にも、例えば、血糖値の正常値からのずれを表示することも可能である。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、測定手段を患者が装着し、測定手段によって測定した血糖値を、移動通信ネットワークを介して投与量決定部に送信する。そして、投与量決定部において、患者の血糖値等に基づいて、患者のインシュリン投与量が決定される。このとき、インシュリンは、患者が自ら注射器で打つことや、投与手段によって自動的に打つことが可能である。
【0094】
したがって、血糖値の測定および投与量決定部との通信が容易となるため、患者のQOLを向上させることができると共に、投与量決定部においてインシュリンの投与量が決定されるため、適確な血糖管理を行うことが可能となる。
また、可搬部は、移動通信が可能であるため、必要な時期に、迅速に医師等といった管理者に血糖管理に関する情報を送信することができ、より適切かつ柔軟に患者の血糖管理を行うことができる。
【0095】
さらに、可搬部は、各手段が、近距離無線通信を行うことにより連携して動作可能である。
したがって、可搬部の機能を1つの装置(同一筐体内)にまとめる必要がなく、患者が装着あるいは携帯する個々の機器を小型化し、装着等により便利なものとすることができる。
【0096】
また、本発明によれば、可搬部から送信された血糖値等のデータと、投与量決定部において算出等されたデータとが、患者と対応付けられて、履歴として管理される。そして、医師等といった管理者は、必要に応じてこれらのデータを閲覧したり、インシュリンの投与量を算出する際に参照したりすることが可能である。
【0097】
したがって、医師等といった管理者が、患者の血糖状態を適確に把握することができ、より適切な血糖管理が可能となる。
また、可搬部は、その各機能部の動作を検査し、異常がある場合には、投与量決定部等、所定の送信先にアラーム信号を送信する。
したがって、患者の血糖管理のために重要な役割を果たす可搬部の機能に異常が発生した場合であっても、可搬部の機能回復のための処置や、医師等による患者の血糖管理のための指示を迅速に行うことが可能であるため、患者の血糖管理をより適切に行うことができる。なお、可搬部において、移動通信装置の機能に異常が発生した場合には、他の移動通信装置に交換することにより、速やかに可搬部の機能を回復することができる。
【0098】
また、可搬部は、運動量測定手段によって測定した患者の運動量や、撮影手段で撮影した食事の画像を投与量決定部に送信し、投与量決定部において自動的にインシュリンの投与量を算出したり、医師等の管理者が血糖値等のデータおよび履歴等を参照してインシュリンの投与量を決定したりする。
したがって、患者に対するインシュリンの投与量を柔軟かつ適切に決定することができる。
【0099】
また、投与量決定部の機能の一部または全部を、患者が装着あるいは携帯する装着システムに投与量算出部として備えた場合、移動通信を行うことなく、装着システムにおいて迅速にインシュリンの投与量を算出することができる。また、装着システムの各手段を近距離無線通信によって通信可能とすることにより、血糖管理のための機能を1つの装置(同一筐体内)にまとめる必要がなく、患者が装着あるいは携帯する個々の機器を小型化し、装着等により便利なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る血糖管理システム1のネットワーク構成を示す図である。
【図2】血糖管理サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
【図3】装着システム20の構成を示す図である。
【図4】血糖管理システム1を用いた血糖管理の流れを示す図である。
【図5】要素データおよび血糖管理データを記憶するサーバを血糖管理サーバ10とは別に設ける場合の血糖管理システム1のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 血糖管理システム
10 血糖管理サーバ
11 入力部
12 制御部
13 記憶部
14 RAM
15 ROM
16 表示部
17 通信部
20 装着システム
21 血糖値測定部
22 制御部
23 インシュリンポンプ
24 運動量測定部
30 ネットワーク

Claims (56)

  1. 患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムであって、
    前記可搬部は、前記測定手段によって測定された血糖値を、移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、
    前記投与量決定部は、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定し、該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信し、
    前記可搬部において、前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能であることを特徴とする血糖管理システム。
  2. 前記可搬部は、前記投与量決定部から送信された投与量を表示する表示手段をさらに備え、該投与量を前記患者に告知することを特徴とする請求項1記載の血糖管理システム。
  3. 前記可搬部は、患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段をさらに備え、該投与手段は、前記投与量決定部から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴とする請求項1記載の血糖管理システム。
  4. 前記可搬部は、前記投与手段によって投与された血糖値調整物質の実際の投与量を、前記移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、前記投与量決定部は、該患者についての前記血糖値および前記実際の投与量を履歴として管理することを特徴とする請求項3記載の血糖管理システム。
  5. 前記投与量決定部は、患者に関する前記履歴を表示可能であることを特徴とする請求項4記載の血糖管理システム。
  6. 前記投与量決定部は、所定の権限を有する管理者の指示入力に基づいて、前記投与量を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の血糖管理システム。
  7. 前記投与量決定部は、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、自動的に前記投与量を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の血糖管理システム。
  8. 前記可搬部に備えられる各手段は、近距離無線通信手段によって通信可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の血糖管理システム。
  9. 前記可搬部は、移動通信装置と接続可能なインターフェースを備え、該インターフェースに所定の移動通信装置を接続することにより、前記投与量決定部と移動通信ネットワークを介して通信可能となることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の血糖管理システム。
  10. 前記可搬部は、患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段をさらに備え、撮影された食事の画像を前記投与量決定部に送信し、
    前記投与量決定部において、該食事の画像に基づいて、前記投与量が決定されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の血糖管理システム。
  11. 前記投与量決定部は、前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信し、前記可搬部は、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項10記載の血糖管理システム。
  12. 前記可搬部は、患者の運動量を測定する運動量測定手段をさらに備え、測定された運動量を前記投与量決定部に送信し、
    前記投与量決定部において、該運動量に基づいて、前記投与量が決定されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の血糖管理システム。
  13. 前記投与量決定部は、前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信し、前記可搬部は、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項12記載の血糖管理システム。
  14. 前記測定手段は、所定の指示入力に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の血糖管理システム。
  15. 前記測定手段は、所定時期に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の血糖管理システム。
  16. 前記投与量決定部は、前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて生成した情報を含む血糖管理情報を、所定の送信先機器に送信することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の血糖管理システム。
  17. 所定の端末装置と、該端末装置からアクセス可能なサーバとを含み、該サーバは、前記投与量決定部が前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて前記投与量決定部が生成した情報を含む血糖管理情報を取得して管理し、前記端末装置からの要求に応じて、該血糖管理情報を提供可能であることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の血糖管理システム。
  18. 前記端末装置は、前記患者の血糖管理についての指導内容を示す指導情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記可搬部あるいは所定の端末装置に該指導情報を送信することにより、前記患者に前記指導内容を告知することを特徴とする請求項17記載の血糖管理システム。
  19. 前記可搬部に備えられた各手段の機能を検査するための検査手段をさらに備え、前記可搬部は、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起することを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の血糖管理システム。
  20. 前記検査手段が前記異常を検出した場合に、所定の送信先に異常を示すアラーム信号を送信することを特徴とする請求項19記載の血糖管理システム。
  21. 患者の血糖値を管理し、患者と共に移動可能な血糖値管理システムであって、
    患者の血糖値を測定する測定手段と、
    測定された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を算出する投与量算出手段と、
    前記投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能とする管理手段と、
    を含み、
    前記各手段は、近距離無線通信手段によって通信可能に構成されていることを特徴とする血糖管理システム。
  22. 前記投与量算出手段から送信された投与量を表示する表示手段をさらに備え、該投与量を前記患者に告知することを特徴とする請求項21記載の血糖管理システム。
  23. 患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段をさらに備え、該投与手段は、前記投与量算出手段から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴とする請求項21記載の血糖管理システム。
  24. 患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段をさらに備え、
    前記投与量算出手段は、該食事の画像に基づいて、前記投与量を算出することを特徴とする請求項21〜23のいずれかに記載の血糖管理システム。
  25. 前記投与量算出手段は、前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成し、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項23記載の血糖管理システム。
  26. 患者の運動量を測定する運動量測定手段をさらに備え、
    前記投与量算出手段は、該運動量に基づいて、前記投与量を算出することを特徴とする請求項21〜24のいずれかに記載の血糖管理システム。
  27. 前記投与量算出手段は、前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成し、該推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項26記載の血糖管理システム。
  28. 前記測定手段は、所定の指示入力に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴とする請求項21〜27のいずれかに記載の血糖管理システム。
  29. 前記測定手段は、所定時期に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴とする請求項21〜27のいずれかに記載の血糖管理システム。
  30. 各手段の機能を検査するための検査手段をさらに備え、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起することを特徴とする請求項21〜29のいずれかに記載の血糖管理システム。
  31. 患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムにおける投与量決定部のための血糖管理プログラムであって、
    前記可搬部から移動通信ネットワークを介して送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する機能と、
    該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする血糖管理プログラム。
  32. 前記可搬部から前記移動通信ネットワークを介して送信された血糖値調整物質の実際の投与量を、該患者についての前記血糖値と共に履歴として管理する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31記載の血糖管理プログラム。
  33. 患者に関する前記履歴を表示する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項32記載の血糖管理プログラム。
  34. 所定の権限を有する管理者の指示入力に基づいて、前記投与量を決定する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31〜33のいずれかに記載の血糖管理プログラム。
  35. 前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、自動的に前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31〜33のいずれかに記載の血糖管理プログラム。
  36. 前記可搬部から送信された患者の食事の画像に基づいて、前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31〜35のいずれかに記載の血糖管理プログラム。
  37. 前記食事の画像に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項36記載の血糖管理プログラム。
  38. 前記運動量に基づいて、前記投与量を算出する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31〜37のいずれかに記載の血糖管理プログラム。
  39. 前記測定された運動量に基づいて、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を生成して前記可搬部に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項38記載の血糖管理プログラム。
  40. 前記可搬部から受信した情報あるいは該情報に基づいて生成した情報を含む血糖管理情報を、所定の送信先機器に送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項31〜39のいずれかに記載の血糖管理プログラム。
  41. 患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムの可搬部を構成する装着システムであって、
    前記測定手段によって測定された血糖値を、移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信し、
    前記投与量決定部において決定された血糖値調整物質の投与量を移動通信ネットワークを介して受信し、
    前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能であることを特徴とする装着システム。
  42. 前記投与量決定部から送信された投与量を表示する表示手段をさらに備え、該投与量を前記患者に告知可能であることを特徴とする請求項41記載の装着システム。
  43. 患者に対し血糖値調整物質を自動的に投与する投与手段をさらに備え、該投与手段は、前記投与量決定部から送信された投与量に基づいて、血糖値調整物質を投与することを特徴とする請求項41記載の装着システム。
  44. 前記投与手段によって投与された血糖値調整物質の実際の投与量を、前記移動通信ネットワークを介して前記投与量決定部に送信することを特徴とする請求項43記載の装着システム。
  45. 各手段が、近距離無線通信手段によって通信可能に構成されていることを特徴とする請求項41〜44のいずれかに記載の装着システム。
  46. 移動通信装置と接続可能なインターフェースを備え、該インターフェースに所定の移動通信装置を接続することにより、前記投与量決定部と移動通信ネットワークを介して通信可能となることを特徴とする請求項41〜45のいずれかに記載の装着システム。
  47. 患者の食事の画像を撮影可能な撮影手段をさらに備え、撮影された食事の画像を前記投与量決定部に送信可能であることを特徴とする請求項41〜46のいずれかに記載の装着システム。
  48. 前記食事の画像に基づいて、前記投与量決定部において生成されて送信された、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項47記載の装着システム。
  49. 患者の運動量を測定する運動量測定手段をさらに備え、測定された運動量を前記投与量決定部に送信可能であることを特徴とする請求項41〜48のいずれかに記載の装着システム。
  50. 前記測定された運動量に基づいて、前記投与量決定部において生成されて送信された、該患者に対して推奨する食事あるいは運動量の少なくともいずれかに関する推奨情報を患者に提供可能であることを特徴とする請求項49記載の装着システム。
  51. 前記測定手段は、所定の指示入力に対応して、該患者の血糖値を測定することを特徴とする請求項41〜50のいずれかに記載の装着システム。
  52. 前記測定手段は、所定時期に該患者の血糖値を自動的に測定することを特徴とする請求項41〜50のいずれかに記載の装着システム。
  53. 自システムに備える各手段の機能を検査するための検査手段をさらに備え、前記検出手段が該機能における異常を検出した場合に、患者に対する注意を喚起することを特徴とする請求項41〜52のいずれかに記載の装着システム。
  54. 前記検査手段が前記異常を検出した場合に、所定の送信先に異常を示すアラーム信号を送信することを特徴とする請求項53記載の装着システム。
  55. 患者の血糖値を測定する測定手段を備え、患者と共に移動可能な可搬部と、患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定する投与量決定部とを含み、前記可搬部と前記投与量決定部とが移動通信ネットワークによって通信可能に構成された血糖管理システムを用いた血糖管理方法であって、
    前記測定手段によって患者の血糖値を測定し、その血糖値を移動通信ネットワークを介して前記可搬部から前記投与量決定部に送信し、
    前記投与量決定部において、前記可搬部から送信された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を決定し、該投与量を移動通信ネットワークを介して前記可搬部に送信し、
    前記可搬部において、前記投与量決定部から送信された投与量を該患者の血糖値の管理に利用することを特徴とする血糖値管理方法。
  56. 患者の血糖値を管理し、患者と共に移動可能な血糖値管理システムを用いた血糖管理方法であって、
    患者の血糖値を測定する測定手段と、測定された血糖値に基づいて、該患者に対する血糖値調整物質の投与量を算出する投与量算出手段と、前記投与量を該患者の血糖値の管理に利用可能とする管理手段とを近距離無線通信手段によって通信可能に構成し、前記測定手段を患者の身体に装着し、前記投与量算出手段または前記管理手段の少なくともいずれかを、該測定手段と分離して備えることにより、患者の血糖値を管理することを特徴とする血糖管理方法。
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