JP2004023579A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車などで移動する放送受信装置において、放送サービスエリア域外にて受信状態が劣化した場合にも、大容量の記録装置を必要とせずに最適な放送サービスエリアの放送局情報を確保して受信中の番組を継続して受信可能とするとともに、放送局情報のデータが変更された場合の対応に優れた放送受信装置を提供する。
【解決手段】放送受信装置に設けた通信端末手段11で、インターネットを介して現在地の緯度経度情報と放送局情報を取得して放送局情報格納メモリ3に格納し、放送局情報格納メモリ3に記録した放送局情報に従い選局手段2を制御して放送を受信する。
【選択図】 図1
【解決手段】放送受信装置に設けた通信端末手段11で、インターネットを介して現在地の緯度経度情報と放送局情報を取得して放送局情報格納メモリ3に格納し、放送局情報格納メモリ3に記録した放送局情報に従い選局手段2を制御して放送を受信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、GPS測位機能とインターネット接続機能を持った通信端末を備えた放送受信装置に関し、特に放送受信装置の選局方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車で移動しながらテレビ放送やラジオ放送を楽しむ場合、複雑に変化する受信環境に対して、ユーザに負担の少ない選局方法が求められる。このような車などで遠隔地へ移動中にラジオやテレビ等を受信する場合に、受信状態が悪化しても極力同一の番組を継続して受信できるようにした従来例として、特開2002−9649号公報が挙げられる。この従来技術では、各放送局系列に属する放送局に係る地域及び周波数の一覧データからなる系列放送局情報を予め放送受信装置内に設けたメモリに格納しておくとともに、携帯電話基地局の識別番号を検出する携帯電話送受信手段と、検出した識別番号から現在の受信地域を推定する受信地域推定手段を設け、推定した受信地域に適合する放送局の周波数を系列放送局情報で検索し、前記検索した周波数の放送で選局することを提案している。
【0003】
また、他の従来技術として、特開2000−299644号公報では、GPS受信機等で現在位置の緯度経度情報を得るとともに、その緯度経度情報とメモリに格納している放送サービスエリアが一致しているかどうかを確認し、一致しない場合は、インターネット回線あるいはMONET回線を利用して外部情報網から送信される「放送サービス単位のテレビ放送番組のタイムテーブル」をダウンロードしてメモリに格納することで、受信地域に適合する放送局の周波数を随時選局することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2002−9649号公報に開示する従来技術では、各携帯電話基地局の識別番号、位置情報に対応した放送局のデータベースを個々の装置が持つため、大容量の記録メモリを必要とする。また、放送局情報の追加や削除、携帯電話基地局の追加や削除によりデータベースが変更された場合、個々の装置のデータベースを更新することが容易に行えないという問題を含んでいる。また、特開2002−299644号公報に開示する従来技術においても、GPS受信機等で得た緯度経度情報が現在受信している放送のサービスエリア内にあるかどうかを確認する為、大容量の地図データを必要とし、先の従来例同様、記録メモリの大容量化と地図データにおける放送局情報の更新を容易に行なえない問題を含んでいる。
【0005】
本発明の目的は、車等で移動中であっても放送を連続的に受信可能でユーザの利便性の高い放送受信装置を提供することに有る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の第1の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は記憶手段から読み出された放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本願の第2の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段と、放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を備え、受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、測位手段にてGPS衛星の位置情報を取得し、情報取得手段にて位置情報に基づいてサーバから取得した放送局情報を記録手段に格納するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本願の第3の発明は、テレビ放送、ラジオ放送を含む放送受信装置において、受信する放送局を選択する選択手段と、インターネット接続機能を有する通信端末手段と、放送局周波数と放送局系列情報を記憶するメモリと装置全体を制御する全体制御手段を備え、通信端末手段で携帯電話基地局の提供する緯度経度情報を受信し、かつ、緯度経度情報をインターネット網に接続されたデータベースサーバから緯度経度情報で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得して前記メモリに格納し、前記メモリから読み出した放送局周波数と放送局系列情報で選局することを特徴とするものである。
【0009】
さらに、本願の第4の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は携帯電話の基地局と通信が可能なエリアにおいては携帯電話の基地局に関連付けられた放送局情報に含まれる周波数の情報を用いて選局を行い、携帯電話の基地局と通信が不可能なエリアにおいては位置情報に基づいて最寄の携帯電話基地局の放送局情報を記憶手段から読み出して、この放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1により説明する。本実施の形態はテレビ放送、ラジオ放送を含む放送受信装置である。本実施の形態における放送受信装置は、受信アンテナにてテレビ放送あるいはラジオ放送を含む放送信号を受信し、この放送信号に対する選局手段を備えたものであって、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、測位手段にて受信した位置情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから位置情報の緯度経度情報を取得し、かつ、緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから取得された緯度経度で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得する通信端末手段と、放送局周波数と放送局系列情報を格納する記録手段を有している。放送局の選局は記録手段から読み出された周波数で行われる。
【0011】
図1において、1は放送電波を受信する放送受信アンテナ、2は受信信号から所望の放送局を選局し中間周波数に変換する選局手段、3は放送局の周波数情報等が記録されている放送局情報格納メモリであり、記録データの書き換えが可能である。5は中間周波数に変換した放送信号を復調あるいは復号する放送信号復調手段、6は入出力手段で、復調された放送信号を出力する音声再生出力部および装置の操作を行う操作部およびテレビ画面の表示や各種ガイダンス等を表示する画像再生表示部を備えている。10はGPS衛星が送信する信号を受信するGPSアンテナ、11はGPS捕捉測位機能を有するGPS受信部および携帯電話基地局との通信機能とインターネット接続機能とを有する携帯電話送受信部を備えた通信端末手段、12は携帯電話基地局との通信のために電波を送受信する通信アンテナ、13はこれらを制御する全体制御手段でマイクロプロセッサ(図示せず)とメモリ(図示せず)を有する。
【0012】
通信端末手段11は、携帯電話の基地局との送受信部と、GPS受信部とで構成される。携帯電話の基地局から送信された電波は、通信アンテナ12で受信され、その受信信号は通信端末手段11の送受信部に供給される。通信端末手段11は情報取得手段としての機能を有し、携帯電話基地局21の回線網を介して、インターネットサーバである放送局情報提供手段22と接続される。携帯電話基地局21は自局の緯度経度情報を送り出し通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給する。一方、GPS衛星20が出力している電波は、GPSアンテナ10で受信され、全体制御手段13にて生成したGPS補捉データは、通信端末手段11の送受信部から携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信される。通信端末手段11は携帯電話基地局21の回線網を介して、インターネットサーバである現在位置情報処理手段23と接続される。現在位置情報処理手段23は、通信端末手段11から送られてきたGPS捕捉データを処理し、緯度経度情報として携帯電話基地局21および通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給する。この場合は、現在位置情報処理手段23は、GPS捕捉データを緯度経度情報に変換し携帯電話基地局21から送り出し通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給するため、全体制御手段13の処理の負荷を軽くすることができる。なお、通信端末手段11のGPS受信部で全体制御手段13の制御によりGPS捕捉データを緯度経度情報に変換するように構成してもよい。
【0013】
全体制御手段13において取得した緯度経度情報は、通信端末手段11の携帯電話送受信部に送られ、携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信される。更に、緯度経度情報は、携帯電話基地局21から回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に送られ、緯度経度情報に基づく放送局の周波数や関連する系列局等の情報を取得する。緯度経度情報に対応した放送局の周波数や関連する系列局等の情報は、携帯電話基地局21から通信端末手段11を介して全体制御手段13に送信され、放送局情報格納メモリ3に格納する。なお、携帯電話基地局21が自基地局の緯度経度を携帯電話端末に位置登録情報として提供している場合は、この緯度経度情報を簡易的に現在位置情報として利用できる為、この携帯電話基地局21の緯度経度から放送局情報を得ることも可能である。
【0014】
放送局情報提供手段22は携帯電話の基地局がどの放送局のサービスエリアに属しているかをデータとして記憶しており、その基地局の圏内で受信可能な放送局の周波数や系列局の情報を携帯電話基地局21を介して通信端末手段11に送信できる。
【0015】
放送を受信する場合、全体制御手段13は、受信を希望する放送局情報を放送局情報格納メモリ3から参照し、選局手段2に周波数制御信号を出力する。放送電波は放送アンテナ1で受信され、出力信号は選局手段2に供給する。選局手段2では、供給された信号を増幅し、全体制御手段13から出力される周波数制御信号によって局部発振器の周波数を制御して選局を行い、生成した中間周波数信号を放送信号復調処理手段5に与える。
【0016】
放送信号復調処理手段5は、与えられた中間周波数信号を復調或いは復号し、復号信号を入出力手段6に供給する。入出力手段6には音声および音響を出力するスピーカ部、映像および画像の表示や受信チャンネルの表示等を行う画像表示部、携帯電話の電話番号やデータ設定および受信チャンネルの設定等を行うキー操作部が含まれている。入出力手段6で復号信号を信号種類に分離してスピーカ部や画像表示部に出力し放送を視聴出来る。
本実施の形態によれば、事前に放送局情報をメモリに保管しなくとも放送局の選局が可能になり、放送局情報の変更が生じても端末装置の放送局情報を更新、放送局情報の変更に即応した放送受信装置を実現できる。
【0017】
次に、本発明の第2の実施の形態を図2に示す。本実施の形態は、第1の実施の形態の放送受信装置に放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を設け、受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、測位手段にてGPS衛星の位置情報を取得し、通信手段にて位置情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから位置情報の緯度経度情報を取得するとともに、緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得し、放送局周波数と放送局系列情報を記録手段に格納するように構成したものである。図2において、第1の実施の形態と同じ部分は第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。以下、本実施の形態にて特徴的な動作について説明する。本実施の形態では図1の構成に加えて受信状態監視手段4が設けられ、受信した信号状態の監視を行う。受信監視手段4は、放送信号復調処理手段5で選局した放送局の中間周波数、または中間周波数をベースバンド信号に変換した信号の振幅などから受信が良好に行える状態かどうかを監視し、その結果を全体制御手段13に出力する。また、デジタル放送等の場合、放送信号復調手段5で復号されたデータのエラーレート等によって受信状態を監視しても良い。
【0018】
放送の受信状態が劣化した場合、全体制御手段13はGPS受信部10にてGPS衛星から現在位置の緯度経度情報を取得し、通信端末手段11の携帯電話送受信部に送り携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信する。携帯電話基地局21は、受信した緯度経度情報を前記回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に供給し、その緯度経度情報に基づく放送局周波数や関連する系列局等のデータを、携帯電話基地局21を介して通信端末手段にダウンロードし、全体制御手段13の内部メモリに格納する。全体制御手段13では、放送局情報格納メモリ3に格納されている旧放送局情報と全体制御手段13の内部メモリに格納した新放送局情報における系列放送局識別番号の比較を行い、識別番号が異なる場合は新放送局情報を放送局情報格納メモリ3に格納する。
【0019】
以下、本実施例における受信局切り替え手順を示すフローチャートを図3に示す。まず、処理31にて、放送の受信レベルが所定のレベルを満たすか否かをチェックする。所定のレベル以下に劣化(Yes)した場合は処理32に進み、Noなら処理31へ戻り監視を継続する。処理32にて、通信端末手段によりGPS衛星信号の捕捉処理を行い処理33に進む。処理33にて、通信端末手段11の携帯電話送受信部を通じてインターネット上の現在位置情報処理手段23にGPS衛星捕捉信号を送信して、その緯度経度情報を取得する。処理34にて、通信端末手段11の携帯電話送受信部を通じてインターネット上の放送局情報提供手段22に前記緯度経度情報を送信して、その緯度経度で受信可能な放送局の周波数と放送局の系列放送局識別情報を取得し、全体制御手段13の内部メモリに格納する。処理35にて、現在放送を受信している放送局の系列放送局識別番号と、処理34で取得した系列放送局識別番号の比較を行う。一致する(Yes)場合は、受信周波数の比較処理を行う処理36に進み、一致しない(No)の場合は処理37に進み、“同一放送局系列無し”を画面表示もしくは音声信号でユーザに通知して処理38に進む。処理36にて、旧放送局と新放送局の受信周波数の比較を行い、同一周波数(Yes)で有れば処理を終了し、周波数が一致しない(No)の場合は処理39に進み、放送局情報格納メモリ3に記憶している情報を新放送局の受信周波数に切り替え処理を終了する。処理38にて、別放送局系列の放送を受信するかをユーザに問いかけ、受信する(Yes)場合は処理39の受信チャンネルの切り替えに進み、受信しない(No)の場合は処理41に進み、放送の受信を終了する。
【0020】
以上の実施の形態によれば、移動などで現在受信している放送局の放送エリアから外れ、移動先の地域において同一の放送局系列の放送が他の周波数で行われている場合には、放送の受信状態が悪化した後も、引き続き同一の放送局系列の放送を受信でき、放送の受信状態が悪化する前後においても、同一の番組を継続して受信できる可能性が高くなる。
【0021】
本発明の第3の実施の形態を図2および図4〜7により説明する。本実施の形態はハードウェアは第2の実施の形態と同様であり、これらについては第2の実施の形態と同一の符号を付して説明は省略する。
【0022】
本実施の形態は放送受信装置が、携帯電話基地局の圏外になったときに緯度経度情報をGPS衛星の位置情報の受信結果から得る機能を有しているものである。本実施の形態では、全体制御手段13は通信端末手段11のGPS受信部でGPS捕捉データを緯度経度情報に変換するよう制御を行い、取得された緯度経度情報は、携帯電話送受信部のアンテナ12、携帯電話基地局21および回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に送られ、緯度経度情報に基づく放送局の周波数や関連する系列局等の情報を取得する。緯度経度情報に対応した放送局の周波数や関連する系列局等の情報は、携帯電話基地局21から通信端末手段11を介して全体制御手段13に送信され、放送局情報格納メモリ3に格納される。放送局情報提供手段22は携帯電話の基地局がどの放送局のサービスエリアに属しているかをデータとして記憶しており、その基地局の圏内で受信可能な放送局の周波数の情報と系列局の情報を含む情報(以下放送局情報)を携帯電話基地局21を介して通信端末手段11に送信できる。図7は本実施の形態における制御のフローチャートであり、以下の説明中で処理に該当するステップを()内に示す。
【0023】
位置情報提供手段23は通信端末手段11が現在位置登録している携帯電話基地局21の位置に対応する緯度経度情報と、この基地局21の周囲に存在する他の基地局の緯度経度情報をあわせて送信する。なお、基地局21の周囲に存在する他の基地局とは、放送局のサービスエリアの中心部付近では基地局21に隣接する他の基地局であり、放送局のサービスエリアの周辺部あるいは周縁部では基地局21に隣接する他の基地局および現在の放送局のサービスエリア外で且つ他の放送局のサービスエリア内にある他の基地局で距離の近いものが数箇所選ばれる。例えば、図4で基地局21が放送局HのサービスエリアRの中心部にある基地局Aであるときは、周囲に存在する基地局B、C、D、E、F、Gである。また、基地局J、K、LもこのサービスエリアR内の基地局である。このとき基地局21は自局(基地局A)および他の基地局(基地局B、C、D、E、F、G)のそれぞれにおける放送局情報を放送局情報提供手段22から得てこれらの情報も併せて通信端末手段11に送信する。全体制御手段13はこれらの情報をメモリ3に格納する。一方、GPS受信部でGPS捕捉データは緯度経度情報に変換され(301)、全体制御手段13はこの緯度経度情報に基づいて車の移動方向を判定する(303)。本実施の形態の放送受信装置を搭載した車100が現在の放送局HのサービスエリアR内を移動していて、かつ最寄の携帯電話基地局Aの圏内であれば(302−Y)この基地局Aから基地局Aの放送局情報および他の基地局の放送局情報を取得する(309)。車100がさらに進行し、基地局Bの圏内から区間Pに入ると、この区間では放送局HのサービスエリアR内であってもいずれの携帯電話基地局に対しても圏外となる(302−N)。全体制御手段13はGPSの位置情報と移動方向の情報から進行方向にある最寄の携帯電話基地局Kの放送局情報をメモリから読み出す(304)。この場合進行方向にある最寄の基地局Kが同じ放送局Hのサービスエリア内であれば(305−Y)全体制御手段13は同じ条件で受信を継続するよう指示する(309)。
【0024】
図5に示すように、車100が放送局のサービスエリアの周縁部を移動している場合には携帯電話基地局の圏外になり、さらに放送局のサービスエリアから外れてしまう場合がある。図5では車100は放送局H1のサービスエリアR1内を走行している。このとき、車100は基地局Aの圏内である。基地局B、C、Dは放送局H1のサービスエリアR1内の基地局である。車が進み、基地局Bの圏内に入ると、この基地局BはサービスエリアR1の周縁部にあるので、サービスエリアR1外で他の放送局のサービスエリア内にある最寄の基地局として基地局EとFの緯度経度情報および放送局情報が基地局Bの緯度経度情報および放送局情報とともに送信されてくる。そのため全体制御手段13は基地局EとFの緯度経度情報および放送局情報をメモリ3に記憶する。基地局Bの圏外でサービスエリアR1の範囲外となる区間Pにきた場合は、すなわち、放送局のサービスエリアからも、携帯電話基地局の圏内からも外れてしまった場合(305−N)、全体制御手段13はまずステップ302で基地局Bの圏外であることを検出し(302−N)、ステップ301で得た位置経度情報から現在位置と移動方向を判定し(303)、移動方向にある最寄の携帯電話基地局Fの情報をメモリから読み出し(304)、この基地局Fで受信できる放送局H2における放送局情報をチェックし、今まで受信していたH1と系列局であれば同じ番組を放送している可能性が高いので候補として選択し(306−Y)、次に受信状態監視手段4で現在受信している局H1の電波の電界強度と候補となる局H2の電波の電界強度を比較し、電界強度の強いほうを選択(310)して受信する(309)。なお、基地局E、G、J、Kは放送局H2のサービスエリアR2内の基地局である。放送局H2がH1と系列局でない場合(306−N)は、図6に示すように入出力手段6の表示部110に受信できる局名115とガイダンス116を表示し、放送局を切り替えるか問合せを行う(307)。進行方向にある最寄の基地局で複数の放送局を受信できるときは、表示手段をタッチパネルにしておき、表示された局名のうち希望する局をタッチするだけで選局できるようにしてもよい。これによりユーザは新たな放送局の選択(308)を行うことができる。
【0025】
以上の実施の形態によれば、事前に放送局情報をメモリに保管していなくとも放送局の選局が可能になり、放送局情報の変更が生じても端末装置の放送局情報を更新できる。本構成を装置に適用することで、放送局情報の変更に即応した放送受信装置を実現できる。また、移動などで現在受信している放送局の放送エリアから外れ、移動先の地域において同一の放送局系列の放送が他の周波数で行われている場合には、放送の受信状態が悪化した後も、引き続き同一の放送局系列の放送を受信でき、放送の受信状態が悪化する前後において、同一の番組を継続して受信できる。さらに、携帯電話基地局が自基地局の緯度経度を携帯電話端末に位置登録情報として供給している場合は、GPS衛星信号を捕捉することなく、この携帯電話基地局の緯度経度から前記放送局情報を得ることができ、放送受信装置を安価に提供することが可能となる。
【0026】
本実施の形態によれば、放送局(放送事業者)は携帯電話会社(通信事業者)と提携することにより、視聴者が車で移動していても自局の放送を自局あるいは系列局で連続して視聴してもらうことができ、視聴率を上げることができる。また、通信事業者はこのサービスを行うことにより契約者の利便性を向上させることができる。
【0027】
なお、以上の実施の形態において、放送局情報提供手段22あるいは現在位置情報処理手段23は必ずしもインターネットサーバである必要はなく、基地局に設置されたデータベースあるいは基地局と回線網を介して接続されたデータベースであってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、車等で移動中であっても放送を連続的に受信可能でユーザの利便性の高い放送受信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における放送受信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置が使用される状況を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置が使用される状況示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置の表示画面の例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:放送用アンテナ、2:選局手段、3:放送局情報格納メモリ、
4:受信状態監視手段、5:放送信号復調手段、6:入出力手段、
10:GPS受信アンテナ、11:携帯電話用アンテナ、12:通信端末手段、13:全体制御手段、20:GPS衛星、21:携帯電話基地局、
22:放送局情報提供手段、23:位置情報処理手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、GPS測位機能とインターネット接続機能を持った通信端末を備えた放送受信装置に関し、特に放送受信装置の選局方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車で移動しながらテレビ放送やラジオ放送を楽しむ場合、複雑に変化する受信環境に対して、ユーザに負担の少ない選局方法が求められる。このような車などで遠隔地へ移動中にラジオやテレビ等を受信する場合に、受信状態が悪化しても極力同一の番組を継続して受信できるようにした従来例として、特開2002−9649号公報が挙げられる。この従来技術では、各放送局系列に属する放送局に係る地域及び周波数の一覧データからなる系列放送局情報を予め放送受信装置内に設けたメモリに格納しておくとともに、携帯電話基地局の識別番号を検出する携帯電話送受信手段と、検出した識別番号から現在の受信地域を推定する受信地域推定手段を設け、推定した受信地域に適合する放送局の周波数を系列放送局情報で検索し、前記検索した周波数の放送で選局することを提案している。
【0003】
また、他の従来技術として、特開2000−299644号公報では、GPS受信機等で現在位置の緯度経度情報を得るとともに、その緯度経度情報とメモリに格納している放送サービスエリアが一致しているかどうかを確認し、一致しない場合は、インターネット回線あるいはMONET回線を利用して外部情報網から送信される「放送サービス単位のテレビ放送番組のタイムテーブル」をダウンロードしてメモリに格納することで、受信地域に適合する放送局の周波数を随時選局することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2002−9649号公報に開示する従来技術では、各携帯電話基地局の識別番号、位置情報に対応した放送局のデータベースを個々の装置が持つため、大容量の記録メモリを必要とする。また、放送局情報の追加や削除、携帯電話基地局の追加や削除によりデータベースが変更された場合、個々の装置のデータベースを更新することが容易に行えないという問題を含んでいる。また、特開2002−299644号公報に開示する従来技術においても、GPS受信機等で得た緯度経度情報が現在受信している放送のサービスエリア内にあるかどうかを確認する為、大容量の地図データを必要とし、先の従来例同様、記録メモリの大容量化と地図データにおける放送局情報の更新を容易に行なえない問題を含んでいる。
【0005】
本発明の目的は、車等で移動中であっても放送を連続的に受信可能でユーザの利便性の高い放送受信装置を提供することに有る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の第1の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は記憶手段から読み出された放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本願の第2の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段と、放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を備え、受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、測位手段にてGPS衛星の位置情報を取得し、情報取得手段にて位置情報に基づいてサーバから取得した放送局情報を記録手段に格納するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本願の第3の発明は、テレビ放送、ラジオ放送を含む放送受信装置において、受信する放送局を選択する選択手段と、インターネット接続機能を有する通信端末手段と、放送局周波数と放送局系列情報を記憶するメモリと装置全体を制御する全体制御手段を備え、通信端末手段で携帯電話基地局の提供する緯度経度情報を受信し、かつ、緯度経度情報をインターネット網に接続されたデータベースサーバから緯度経度情報で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得して前記メモリに格納し、前記メモリから読み出した放送局周波数と放送局系列情報で選局することを特徴とするものである。
【0009】
さらに、本願の第4の発明は、選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから放送局情報を取得する情報取得手段と、放送局情報を記憶する記憶手段と、選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は携帯電話の基地局と通信が可能なエリアにおいては携帯電話の基地局に関連付けられた放送局情報に含まれる周波数の情報を用いて選局を行い、携帯電話の基地局と通信が不可能なエリアにおいては位置情報に基づいて最寄の携帯電話基地局の放送局情報を記憶手段から読み出して、この放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1により説明する。本実施の形態はテレビ放送、ラジオ放送を含む放送受信装置である。本実施の形態における放送受信装置は、受信アンテナにてテレビ放送あるいはラジオ放送を含む放送信号を受信し、この放送信号に対する選局手段を備えたものであって、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、測位手段にて受信した位置情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから位置情報の緯度経度情報を取得し、かつ、緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから取得された緯度経度で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得する通信端末手段と、放送局周波数と放送局系列情報を格納する記録手段を有している。放送局の選局は記録手段から読み出された周波数で行われる。
【0011】
図1において、1は放送電波を受信する放送受信アンテナ、2は受信信号から所望の放送局を選局し中間周波数に変換する選局手段、3は放送局の周波数情報等が記録されている放送局情報格納メモリであり、記録データの書き換えが可能である。5は中間周波数に変換した放送信号を復調あるいは復号する放送信号復調手段、6は入出力手段で、復調された放送信号を出力する音声再生出力部および装置の操作を行う操作部およびテレビ画面の表示や各種ガイダンス等を表示する画像再生表示部を備えている。10はGPS衛星が送信する信号を受信するGPSアンテナ、11はGPS捕捉測位機能を有するGPS受信部および携帯電話基地局との通信機能とインターネット接続機能とを有する携帯電話送受信部を備えた通信端末手段、12は携帯電話基地局との通信のために電波を送受信する通信アンテナ、13はこれらを制御する全体制御手段でマイクロプロセッサ(図示せず)とメモリ(図示せず)を有する。
【0012】
通信端末手段11は、携帯電話の基地局との送受信部と、GPS受信部とで構成される。携帯電話の基地局から送信された電波は、通信アンテナ12で受信され、その受信信号は通信端末手段11の送受信部に供給される。通信端末手段11は情報取得手段としての機能を有し、携帯電話基地局21の回線網を介して、インターネットサーバである放送局情報提供手段22と接続される。携帯電話基地局21は自局の緯度経度情報を送り出し通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給する。一方、GPS衛星20が出力している電波は、GPSアンテナ10で受信され、全体制御手段13にて生成したGPS補捉データは、通信端末手段11の送受信部から携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信される。通信端末手段11は携帯電話基地局21の回線網を介して、インターネットサーバである現在位置情報処理手段23と接続される。現在位置情報処理手段23は、通信端末手段11から送られてきたGPS捕捉データを処理し、緯度経度情報として携帯電話基地局21および通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給する。この場合は、現在位置情報処理手段23は、GPS捕捉データを緯度経度情報に変換し携帯電話基地局21から送り出し通信端末手段11を介して全体制御手段13に供給するため、全体制御手段13の処理の負荷を軽くすることができる。なお、通信端末手段11のGPS受信部で全体制御手段13の制御によりGPS捕捉データを緯度経度情報に変換するように構成してもよい。
【0013】
全体制御手段13において取得した緯度経度情報は、通信端末手段11の携帯電話送受信部に送られ、携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信される。更に、緯度経度情報は、携帯電話基地局21から回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に送られ、緯度経度情報に基づく放送局の周波数や関連する系列局等の情報を取得する。緯度経度情報に対応した放送局の周波数や関連する系列局等の情報は、携帯電話基地局21から通信端末手段11を介して全体制御手段13に送信され、放送局情報格納メモリ3に格納する。なお、携帯電話基地局21が自基地局の緯度経度を携帯電話端末に位置登録情報として提供している場合は、この緯度経度情報を簡易的に現在位置情報として利用できる為、この携帯電話基地局21の緯度経度から放送局情報を得ることも可能である。
【0014】
放送局情報提供手段22は携帯電話の基地局がどの放送局のサービスエリアに属しているかをデータとして記憶しており、その基地局の圏内で受信可能な放送局の周波数や系列局の情報を携帯電話基地局21を介して通信端末手段11に送信できる。
【0015】
放送を受信する場合、全体制御手段13は、受信を希望する放送局情報を放送局情報格納メモリ3から参照し、選局手段2に周波数制御信号を出力する。放送電波は放送アンテナ1で受信され、出力信号は選局手段2に供給する。選局手段2では、供給された信号を増幅し、全体制御手段13から出力される周波数制御信号によって局部発振器の周波数を制御して選局を行い、生成した中間周波数信号を放送信号復調処理手段5に与える。
【0016】
放送信号復調処理手段5は、与えられた中間周波数信号を復調或いは復号し、復号信号を入出力手段6に供給する。入出力手段6には音声および音響を出力するスピーカ部、映像および画像の表示や受信チャンネルの表示等を行う画像表示部、携帯電話の電話番号やデータ設定および受信チャンネルの設定等を行うキー操作部が含まれている。入出力手段6で復号信号を信号種類に分離してスピーカ部や画像表示部に出力し放送を視聴出来る。
本実施の形態によれば、事前に放送局情報をメモリに保管しなくとも放送局の選局が可能になり、放送局情報の変更が生じても端末装置の放送局情報を更新、放送局情報の変更に即応した放送受信装置を実現できる。
【0017】
次に、本発明の第2の実施の形態を図2に示す。本実施の形態は、第1の実施の形態の放送受信装置に放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を設け、受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、測位手段にてGPS衛星の位置情報を取得し、通信手段にて位置情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから位置情報の緯度経度情報を取得するとともに、緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得し、放送局周波数と放送局系列情報を記録手段に格納するように構成したものである。図2において、第1の実施の形態と同じ部分は第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略する。以下、本実施の形態にて特徴的な動作について説明する。本実施の形態では図1の構成に加えて受信状態監視手段4が設けられ、受信した信号状態の監視を行う。受信監視手段4は、放送信号復調処理手段5で選局した放送局の中間周波数、または中間周波数をベースバンド信号に変換した信号の振幅などから受信が良好に行える状態かどうかを監視し、その結果を全体制御手段13に出力する。また、デジタル放送等の場合、放送信号復調手段5で復号されたデータのエラーレート等によって受信状態を監視しても良い。
【0018】
放送の受信状態が劣化した場合、全体制御手段13はGPS受信部10にてGPS衛星から現在位置の緯度経度情報を取得し、通信端末手段11の携帯電話送受信部に送り携帯電話アンテナ12を介して携帯電話基地局21に送信する。携帯電話基地局21は、受信した緯度経度情報を前記回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に供給し、その緯度経度情報に基づく放送局周波数や関連する系列局等のデータを、携帯電話基地局21を介して通信端末手段にダウンロードし、全体制御手段13の内部メモリに格納する。全体制御手段13では、放送局情報格納メモリ3に格納されている旧放送局情報と全体制御手段13の内部メモリに格納した新放送局情報における系列放送局識別番号の比較を行い、識別番号が異なる場合は新放送局情報を放送局情報格納メモリ3に格納する。
【0019】
以下、本実施例における受信局切り替え手順を示すフローチャートを図3に示す。まず、処理31にて、放送の受信レベルが所定のレベルを満たすか否かをチェックする。所定のレベル以下に劣化(Yes)した場合は処理32に進み、Noなら処理31へ戻り監視を継続する。処理32にて、通信端末手段によりGPS衛星信号の捕捉処理を行い処理33に進む。処理33にて、通信端末手段11の携帯電話送受信部を通じてインターネット上の現在位置情報処理手段23にGPS衛星捕捉信号を送信して、その緯度経度情報を取得する。処理34にて、通信端末手段11の携帯電話送受信部を通じてインターネット上の放送局情報提供手段22に前記緯度経度情報を送信して、その緯度経度で受信可能な放送局の周波数と放送局の系列放送局識別情報を取得し、全体制御手段13の内部メモリに格納する。処理35にて、現在放送を受信している放送局の系列放送局識別番号と、処理34で取得した系列放送局識別番号の比較を行う。一致する(Yes)場合は、受信周波数の比較処理を行う処理36に進み、一致しない(No)の場合は処理37に進み、“同一放送局系列無し”を画面表示もしくは音声信号でユーザに通知して処理38に進む。処理36にて、旧放送局と新放送局の受信周波数の比較を行い、同一周波数(Yes)で有れば処理を終了し、周波数が一致しない(No)の場合は処理39に進み、放送局情報格納メモリ3に記憶している情報を新放送局の受信周波数に切り替え処理を終了する。処理38にて、別放送局系列の放送を受信するかをユーザに問いかけ、受信する(Yes)場合は処理39の受信チャンネルの切り替えに進み、受信しない(No)の場合は処理41に進み、放送の受信を終了する。
【0020】
以上の実施の形態によれば、移動などで現在受信している放送局の放送エリアから外れ、移動先の地域において同一の放送局系列の放送が他の周波数で行われている場合には、放送の受信状態が悪化した後も、引き続き同一の放送局系列の放送を受信でき、放送の受信状態が悪化する前後においても、同一の番組を継続して受信できる可能性が高くなる。
【0021】
本発明の第3の実施の形態を図2および図4〜7により説明する。本実施の形態はハードウェアは第2の実施の形態と同様であり、これらについては第2の実施の形態と同一の符号を付して説明は省略する。
【0022】
本実施の形態は放送受信装置が、携帯電話基地局の圏外になったときに緯度経度情報をGPS衛星の位置情報の受信結果から得る機能を有しているものである。本実施の形態では、全体制御手段13は通信端末手段11のGPS受信部でGPS捕捉データを緯度経度情報に変換するよう制御を行い、取得された緯度経度情報は、携帯電話送受信部のアンテナ12、携帯電話基地局21および回線網を介してインターネットサーバである放送局情報提供手段22に送られ、緯度経度情報に基づく放送局の周波数や関連する系列局等の情報を取得する。緯度経度情報に対応した放送局の周波数や関連する系列局等の情報は、携帯電話基地局21から通信端末手段11を介して全体制御手段13に送信され、放送局情報格納メモリ3に格納される。放送局情報提供手段22は携帯電話の基地局がどの放送局のサービスエリアに属しているかをデータとして記憶しており、その基地局の圏内で受信可能な放送局の周波数の情報と系列局の情報を含む情報(以下放送局情報)を携帯電話基地局21を介して通信端末手段11に送信できる。図7は本実施の形態における制御のフローチャートであり、以下の説明中で処理に該当するステップを()内に示す。
【0023】
位置情報提供手段23は通信端末手段11が現在位置登録している携帯電話基地局21の位置に対応する緯度経度情報と、この基地局21の周囲に存在する他の基地局の緯度経度情報をあわせて送信する。なお、基地局21の周囲に存在する他の基地局とは、放送局のサービスエリアの中心部付近では基地局21に隣接する他の基地局であり、放送局のサービスエリアの周辺部あるいは周縁部では基地局21に隣接する他の基地局および現在の放送局のサービスエリア外で且つ他の放送局のサービスエリア内にある他の基地局で距離の近いものが数箇所選ばれる。例えば、図4で基地局21が放送局HのサービスエリアRの中心部にある基地局Aであるときは、周囲に存在する基地局B、C、D、E、F、Gである。また、基地局J、K、LもこのサービスエリアR内の基地局である。このとき基地局21は自局(基地局A)および他の基地局(基地局B、C、D、E、F、G)のそれぞれにおける放送局情報を放送局情報提供手段22から得てこれらの情報も併せて通信端末手段11に送信する。全体制御手段13はこれらの情報をメモリ3に格納する。一方、GPS受信部でGPS捕捉データは緯度経度情報に変換され(301)、全体制御手段13はこの緯度経度情報に基づいて車の移動方向を判定する(303)。本実施の形態の放送受信装置を搭載した車100が現在の放送局HのサービスエリアR内を移動していて、かつ最寄の携帯電話基地局Aの圏内であれば(302−Y)この基地局Aから基地局Aの放送局情報および他の基地局の放送局情報を取得する(309)。車100がさらに進行し、基地局Bの圏内から区間Pに入ると、この区間では放送局HのサービスエリアR内であってもいずれの携帯電話基地局に対しても圏外となる(302−N)。全体制御手段13はGPSの位置情報と移動方向の情報から進行方向にある最寄の携帯電話基地局Kの放送局情報をメモリから読み出す(304)。この場合進行方向にある最寄の基地局Kが同じ放送局Hのサービスエリア内であれば(305−Y)全体制御手段13は同じ条件で受信を継続するよう指示する(309)。
【0024】
図5に示すように、車100が放送局のサービスエリアの周縁部を移動している場合には携帯電話基地局の圏外になり、さらに放送局のサービスエリアから外れてしまう場合がある。図5では車100は放送局H1のサービスエリアR1内を走行している。このとき、車100は基地局Aの圏内である。基地局B、C、Dは放送局H1のサービスエリアR1内の基地局である。車が進み、基地局Bの圏内に入ると、この基地局BはサービスエリアR1の周縁部にあるので、サービスエリアR1外で他の放送局のサービスエリア内にある最寄の基地局として基地局EとFの緯度経度情報および放送局情報が基地局Bの緯度経度情報および放送局情報とともに送信されてくる。そのため全体制御手段13は基地局EとFの緯度経度情報および放送局情報をメモリ3に記憶する。基地局Bの圏外でサービスエリアR1の範囲外となる区間Pにきた場合は、すなわち、放送局のサービスエリアからも、携帯電話基地局の圏内からも外れてしまった場合(305−N)、全体制御手段13はまずステップ302で基地局Bの圏外であることを検出し(302−N)、ステップ301で得た位置経度情報から現在位置と移動方向を判定し(303)、移動方向にある最寄の携帯電話基地局Fの情報をメモリから読み出し(304)、この基地局Fで受信できる放送局H2における放送局情報をチェックし、今まで受信していたH1と系列局であれば同じ番組を放送している可能性が高いので候補として選択し(306−Y)、次に受信状態監視手段4で現在受信している局H1の電波の電界強度と候補となる局H2の電波の電界強度を比較し、電界強度の強いほうを選択(310)して受信する(309)。なお、基地局E、G、J、Kは放送局H2のサービスエリアR2内の基地局である。放送局H2がH1と系列局でない場合(306−N)は、図6に示すように入出力手段6の表示部110に受信できる局名115とガイダンス116を表示し、放送局を切り替えるか問合せを行う(307)。進行方向にある最寄の基地局で複数の放送局を受信できるときは、表示手段をタッチパネルにしておき、表示された局名のうち希望する局をタッチするだけで選局できるようにしてもよい。これによりユーザは新たな放送局の選択(308)を行うことができる。
【0025】
以上の実施の形態によれば、事前に放送局情報をメモリに保管していなくとも放送局の選局が可能になり、放送局情報の変更が生じても端末装置の放送局情報を更新できる。本構成を装置に適用することで、放送局情報の変更に即応した放送受信装置を実現できる。また、移動などで現在受信している放送局の放送エリアから外れ、移動先の地域において同一の放送局系列の放送が他の周波数で行われている場合には、放送の受信状態が悪化した後も、引き続き同一の放送局系列の放送を受信でき、放送の受信状態が悪化する前後において、同一の番組を継続して受信できる。さらに、携帯電話基地局が自基地局の緯度経度を携帯電話端末に位置登録情報として供給している場合は、GPS衛星信号を捕捉することなく、この携帯電話基地局の緯度経度から前記放送局情報を得ることができ、放送受信装置を安価に提供することが可能となる。
【0026】
本実施の形態によれば、放送局(放送事業者)は携帯電話会社(通信事業者)と提携することにより、視聴者が車で移動していても自局の放送を自局あるいは系列局で連続して視聴してもらうことができ、視聴率を上げることができる。また、通信事業者はこのサービスを行うことにより契約者の利便性を向上させることができる。
【0027】
なお、以上の実施の形態において、放送局情報提供手段22あるいは現在位置情報処理手段23は必ずしもインターネットサーバである必要はなく、基地局に設置されたデータベースあるいは基地局と回線網を介して接続されたデータベースであってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、車等で移動中であっても放送を連続的に受信可能でユーザの利便性の高い放送受信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における放送受信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置が使用される状況を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置が使用される状況示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置の表示画面の例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における放送受信装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:放送用アンテナ、2:選局手段、3:放送局情報格納メモリ、
4:受信状態監視手段、5:放送信号復調手段、6:入出力手段、
10:GPS受信アンテナ、11:携帯電話用アンテナ、12:通信端末手段、13:全体制御手段、20:GPS衛星、21:携帯電話基地局、
22:放送局情報提供手段、23:位置情報処理手段
Claims (5)
- 選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して前記位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから前記放送局情報を取得する情報取得手段と、前記放送局情報を記憶する記憶手段と、前記選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は前記記憶手段から読み出された前記放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とする放送受信装置。
- 請求項1記載の放送受信装置において、放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を備え、前記受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、前記測位手段にてGPS衛星の位置情報を取得し、前記情報取得手段にて前記位置情報に基づいて前記サーバから取得した前記放送局情報を前記記録手段に格納するよう構成されたことを特徴とする放送受信装置。
- 受信アンテナにてテレビ放送あるいはラジオ放送を含む放送信号を受信し、前記放送信号に対する選局手段を設けた放送受信装置において、携帯電話基地局の提供する緯度経度情報を受信し、かつ、前記緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから前記緯度経度で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得する通信端末手段と、前記放送局周波数と放送局系列情報を格納する記録手段を設け、前記記録手段から読み出した放送局の周波数で選局することを特徴とする放送受信装置。
- 請求項3記載の放送受信装置において、放送の受信レベルを監視する受信状態監視手段を設け、前記受信状態監視手段にて受信レベルが設定レベル以下に低下した場合、前記通信端末にて携帯電話基地局の提供する緯度経度情報を取得するとともに、前記緯度経度情報に基づいてインターネット網に接続されたサーバから前記緯度経度で受信可能な放送局周波数と放送局系列情報を取得し、前記記録手段に記憶させ、前記記録手段から読み出した前記放送局周波数と放送局系列情報に基づいて選局することを特徴とする放送受信装置。
- 選局手段で選局された放送信号を受信する放送受信装置において、GPS衛星の位置情報を受信する測位手段と、携帯電話の基地局を介して前記位置情報で特定される位置で受信可能な放送局の周波数の情報を含む放送局情報が格納されたサーバから前記放送局情報を取得する情報取得手段と、前記放送局情報を記憶する記憶手段と、前記選局手段の選局を制御する制御手段を備え、この制御手段は前記携帯電話の基地局と通信が可能なエリアにおいては前記携帯電話の基地局に関連付けられた放送局情報に含まれる周波数の情報を用いて選局を行い、前記携帯電話の基地局と通信が不可能なエリアにおいては前記位置情報に基づいて最寄の携帯電話基地局の放送局情報を前記記憶手段から読み出して、この放送局情報に含まれた周波数の情報を用いて選局するよう構成されたことを特徴とする放送受信装置。
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