JP2004023071A - 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス - Google Patents

電子デバイスの作製方法及び電子デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2004023071A
JP2004023071A JP2002180269A JP2002180269A JP2004023071A JP 2004023071 A JP2004023071 A JP 2004023071A JP 2002180269 A JP2002180269 A JP 2002180269A JP 2002180269 A JP2002180269 A JP 2002180269A JP 2004023071 A JP2004023071 A JP 2004023071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electronic device
forming
manufacturing
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002180269A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Aramaki
荒牧 晋司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2002180269A priority Critical patent/JP2004023071A/ja
Publication of JP2004023071A publication Critical patent/JP2004023071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】電子デバイスの網目状或いは多孔質状の電極を、その構造を制御して容易に作製することができ、特に蒸着等の真空プロセスによる電子デバイスの作製方法と、この方法により作製された電子デバイスを提供する。
【解決手段】基体上に、電極材料と、この電極材料と不混和性の物質とを含む電極前駆層を真空プロセスにより形成した後、この電極前駆層から不混和性物質を除去することにより、網目状或いは多孔質状の電極を形成する。基体上の電極形成予定領域に粒状物質24Aを分散させて配置した後に、電極材料25Aをこの電極形成予定領域に成膜し、その後粒状物質24Aを除去することにより、基体上に網目状或いは多孔質状の電極25を形成する
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電界効果トランジスタ等の電子デバイスの作製方法及び電子デバイスに係り、特に、電子デバイスの網目状或いは多孔質状の電極の電極の作製方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
電界効果トランジスタは、バイポーラトランジスタと並んで重要なスイッチ、増幅素子として広く利用されている。電界効果トランジスタは、半導体材料にソース電極及びドレイン電極と、絶縁体層を介してゲート電極を設けた構造を有する。基本的には、p型あるいはn型の一方のキャリアが電荷を輸送するモノポーラ素子の代表的なものである。特に、MOS(Metal−Oxide−Semiconductor)構造と呼ばれる二酸化珪素(SiO)を絶縁体に用いたものは、メモリー素子、ゲート素子等に広く用いられている。また、半導体にアモルファスシリコンを用いたものは、ガラス等の基板上に半導体層を形成して薄膜トランジスタとして製造することが可能であり、これを各セルのスイッチング素子に利用したアクティブマトリクス液晶ディスプレーに広く利用されている。
【0003】
このような電界効果トランジスタの動作特性は、用いられる半導体のキャリア移動度μ、電解度σ、絶縁層の静電容量Ci、素子の構成(ソース・ドレイン電極間距離L及び幅W、絶縁層の膜厚d等)により決まるが、この中で、半導体材料の特性としては、高い移動度(μ)を有するものが良好な特性を示すことになる。
【0004】
現在、半導体材料としてはシリコンが広く用いられているが、シリコンに代表される無機半導体は、製造時に300℃以上の高温で処理する必要があることから、基板にプラシチック基板やフィルムを用いることが難しく、かつ製造に多くのエネルギーを必要とするという欠点がある。また、真空での素子作製プロセスを経るため、製造ラインに高価な設備を必要とし、高コストになるという欠点もある。
【0005】
これに対して、有機半導体を用いたトランジスタは、その殆どが無機半導体より低温プロセスで製造することができるため、基板としてプラスチック基板やフィルムを用いることができ、軽量で壊れにくい素子を作製することができるという利点がある。また、溶液の塗布や印刷法を用いた素子作製が可能なものもあり、大面積の素子を低コストで製造することが可能である。更に、材料のバリエーションが豊富であり、分子構造を変化させることにより容易に材料特性を根本的に変化させることが可能であるため、異なる機能を組み合わせることで、無機半導体では不可能な機能、素子を実現することも可能である。
【0006】
半導体として有機半導体を用いたトランジスタ(以下「有機トランジスタ」と称す場合がある。)については、これまでに幾つかの提案がなされており、例えば、特開昭61−202467号公報に示されたような、導電性高分子、共役高分子を利用したもの、特許2984370号公報に示された低分子化合物を利用したものが挙げられる。
【0007】
従来検討されてきたこれらの有機トランジスタは、その殆どが電界効果トランジスタと呼ばれる構造のものであり、これは、図4に示すような構造のものが代表的なものである。図4のトランジスタは、有機半導体層1が絶縁膜2、ソース電極3及びドレイン電極4上に形成されており、更に絶縁膜2の反対側にゲート電極5が設けられた構造になっている。6は基板である。ゲート電極5に電圧が印可されると、有機半導体層1に電荷(キャリア)が誘起され、これがソース電極3とドレイン電極4との間の導電性を変化させて、電極3,4間に流れる電流量を変化させる。このトランジスタは、電荷が基板1と平行方向(有機半導体層1の膜面方向)、即ち横方向に流れるため、このトランジスタ構造を横型と呼ぶ。
【0008】
この横型構造では、電荷が誘導されて流れるソース電極3とドレイン電極4との間の部分が、有機半導体層1の絶縁膜2との界面付近のわずか10nm程度の厚さ部分のみである。また、ソース電極3とドレイン電極4との間隔を小さくする方が素子の特性(流せる電流や応答速度)は向上するが、この間隔を1μm以下とするような微細な加工には、フォトリソグラフィー等の高価な加工法が必要となるため、電極3,4間の距離にも制限がある。従って、横型素子では高性能の素子を得るためには、有機半導体として高いキャリア移動度を示す材料を用いることが必要となる。
【0009】
前述の如く、有機半導体は無機半導体には無い優れた特長を有していることから、従来より、高性能電子デバイスへの応用が検討され、例えば有機半導体としてフタロアニン類やペンタセン、オリゴチオフェン類等を用いたものがあるが、これらは、その主にキャリア移動度の制限から、小電流、低速のスイッチング素子への応用に限定されているのが現状である。
【0010】
図4に示す横型素子に対して、縦方向、即ち、基板に対して垂直方向(有機半導体層の膜厚方向)に電流を流す素子も提案されており、その代表的なものとして、図5に示すような静電誘導型トランジスタと呼ばれるものがある。図5のトランジスタは、ソース電極7とドレイン電極8の間に、隙間を有するゲート電極9を層内に含む有機半導体層10を設けたものであり、ソース電極7から注入された電荷のうちドレイン電極8に到達するものを、ゲート電極9に印加した電圧により制御することにより、電極7,8間に流れる電流量を変化させるトランジスタとして機能する。この素子では、電荷が有機半導体層10の膜厚方向、即ち縦方向に流れるので、このような構造を縦型と呼ぶ。
【0011】
この縦型構造では、電荷は、有機半導体層10の両面の電極7,8の面積全体を流れ、また、電極7,8間の距離は有機半導体層10の膜厚で制御できるため、ソース電極3とドレイン電極4との間隔を1μm以下というように小さくしたものでも容易に作製することができる。従って、同等のキャリア移動度の半導体を用いた、横方向に同程度の寸法の素子の場合、横型構造よりも縦型構造の方が大電流で高速の応答性を容易に達成することができる。このような素子の例は、Nature372巻p344−346(1994)、Thin Solid Films vol.331、p51−54(1998)に示されている。
【0012】
このようなことから、素子構造として縦型構造を採用することにより、前述の如く、無機半導体に比べて優れた利点を有するものの、有機半導体の低いキャリア移動度のために適用が制限されていた有機トランジスタの高性能電子デバイスへの適用が可能となる。
【0013】
しかし、この縦型の素子では、ゲート電極9の作製に課題がある。即ち、ゲート電極9は、網目状又は多孔質状の構造として有機半導体層10中を電荷が通り抜けられるようにした上で、電場を印加できる構造にする必要がある。また、電場のみ制御して電荷の出入りが無いように、ゲート電極9と有機半導体層10との間に絶縁層あるいはショットキーバリヤーのような電気的に不活性な層を設ける必要がある。更に、電極部分が大きすぎると電荷の通り道が制限され、特性が落ちるため、その電極膜厚程度の微小な開口部分をできるだけ開口率を大きくして作製することが望ましい。
【0014】
従来、このような縦型素子の網目状の電極を作製するために、半導体上に蒸着により作製したアルミニウムの半透明の薄膜層が島状構造になることを利用する方法や、スリット状のシャドーマスクと複数の蒸着源の組み合せにより、微小な網目状の電極を作製することが行われている。これは例えば、Synthetic Metals vol.111−112、p11−14(2000)に記載されている。
【0015】
また、Nature372巻p344には、塗布で相分離を利用した網目状の電極の形成方法が記載されているが、一般に溶解性の低い導電性高分子を溶解するために、極性の高い溶媒を使うので、他の層への影響が及びやすく、用いられる材料に制限がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の網目状電極の作製方法では、所望の微小構造を的確に制御することが難しい。また、将来的には、有機物の特長である塗布プロセスにより、縦型の素子を作製できることがコスト等の面で望ましいが、上記従来法では塗布プロセスを採用することができない。塗布プロセスを採用した上で、有機半導体層内に網目状のゲート電極を作製する方法は未だ見出されていないのが現状である。
【0017】
このように、縦型素子は、特にそのゲート電極の作製が困難であることが、縦型有機トランジスタの実用化の障壁となっていた。
【0018】
本発明は上記従来の問題点を解決し、電子デバイスの網目状或いは多孔質状の電極を、その構造を制御した上で容易に作製することができる電子デバイスの作製方法と、この方法により作製された電子デバイスを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電子デバイスの作製方法は、基体上に網目状或いは多孔質状の電極を形成する工程を有する電子デバイスの作製方法において、基体上に、電極材料と、該電極材料と不混和性の物質とを含む電極前駆層を真空プロセスにより形成した後、該電極前駆層から前記電極材料と不混和性の物質を除去することにより、前記網目状或いは多孔質状の電極を形成することを特徴とする。
【0020】
基体上に、電極材料と、この電極材料と不混和性の物質(以下、単に「不混和性物質」と称す。)とを含む電極前駆層を形成した後、この電極前駆層から不混和性物質を除去することにより、電極前駆層の不混和性物質が存在した部分に孔が形成され、これにより網目状或いは多孔質状の電極を形成することができる。
【0021】
請求項2の電子デバイスの作製方法は、基体上に網目状或いは多孔質状の電極を形成する工程を有する電子デバイスの作製方法において、該基体上の電極形成予定領域に粒状物質を分散させて配置した後に、電極材料を該電極形成予定領域に成膜し、その後該粒状物質を除去することにより、前記網目状或いは多孔質状の電極を形成することを特徴とする。
【0022】
基体上の電極形成予定領域に粒状物質を分散させて配置した後に、電極材料をこの電極形成予定領域に成膜し、その後粒状物質を除去することにより、粒状物質が存在した部分に孔が形成され、これにより基体上に網目状或いは多孔質状の電極を形成することができる。
【0023】
本発明は、網目状或いは多孔質状の電極を形成する基体として有機半導体膜を用いる有機電子デバイス、特に有機トランジスタの作製に好適であり、特に本発明は、静電場誘導型トランジスタ(SITトランジスタ)、即ち、網目状又は多孔質状のゲート電極を形成する縦型有機トランジスタの作製に好適である。
【0024】
本発明の電子デバイスは、このような本発明の電子デバイスの作製方法により作製された電子デバイスであり、特に高性能縦型有機トランジスタに好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
図1は請求項1の電子デバイスの作製方法の網目状或いは多孔質状の電極(以下「多孔性電極」と称す場合がある。)の形成方法の実施の形態を示す模式的な断面図、図2は請求項2の電子デバイスの作製方法の多孔性電極の形成方法の実施の形態を示す模式的な断面図であり、図3は本発明の電子デバイスの作製方法の実施の形態に係るSITトランジスタの作製方法を示す模式的な断面図である。
【0027】
まず、図1を参照して請求項1の電子デバイスの作製方法における多孔性電極の形成方法について説明する。
【0028】
この方法では、基体11上に(図1(a))、電極材料12と不混和性物質13とを含む電極前駆層14を形成した後(図1(b))、この電極前駆層14から不混和性物質13を除去して多孔性電極15を形成する(図1(c))。
【0029】
この電極前駆層14の形成方法及び不混和性物質の除去方法としては、次のような真空プロセスによる方法を採用することができる。
【0030】
電極材料と不混和性物質とを用いて、共蒸着、2元(又は多元)スパッタといった真空プロセスで基体上に成膜することにより電極前駆層を形成する。
【0031】
この場合、電極材料としては、白金、金、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ナトリウム等の金属又は合金の他、酸化インジウムや酸化錫、あるいはその複合物(ITO)等の金属酸化物を用いることができる。
【0032】
このような電極材料と共蒸着又は2元スパッタさせる不混和性物質としては、電極材料と不混和性で、電極前駆層から電極材料とは異なる条件で除去することができるものであれば良く、特に制限はなく、例えば、上記電極材料や有機物、蒸着法で作製される有機EL等の有機デバイスに用いられる材料はその典型的なものである。例えば、ナフタセン、ペンタセン、ピレン、フラーレン等の縮合芳香族炭化水素、α−セキシチオフェン等のオリゴマー類、テトラフェニルベンジジン誘導体等のアリールアミン系化合物に代表される正孔輸送材料、オキサジアゾール誘導体やトリアゾール誘導体に代表される電子輸送材料、ルブレン、クマリン、テトラフェニルブタジエンに代表される蛍光性色素材料、アルミニウムトリスキノリノールに代表される発光材料、フタロシアニンやポルフィリン等の大環状化合物等を挙げることができる。
【0033】
例えば、上記電極材料の2種以上を共蒸着或いは2元(又は多元)スパッタして電極前駆層を形成した後、いずれかの電極材料を除去する方法を採用することができる。より具体的には金とアルミニウムとを共蒸着して電極前駆層を形成した後、いずれか一方のみを除去するエッチング液により一方のみを除去することにより、金又はアルミニウムよりなる多孔性電極を形成することができる。
【0034】
また、金属(又は合金)と有機物とを共蒸着させることにより、金属(又は合金)と上述のような有機物との電極前駆層を形成し、その後有機物を有機溶媒で溶解させることにより、或いは加熱して融解又は昇華させることにより、或いは酸化してガス状にして除去することができる。
【0035】
次に、図2を参照して請求項2の電子デバイスの作製方法における多孔性電極の形成方法について説明する。
【0036】
まず、基板11の電極形成面上に粒状物質12を分散させて、散点状に好ましくは単粒子層として配置した後(図2(a),(b))、電極材料12を成膜し(図2(c))、その後、粒状物質16を除去することにより、多孔性電極15を形成する(図2(d))。
【0037】
粒状物質16の形状には特に制限はなく、球状、サイコロ状、棒状等のいずれの形状のものでもよいが、その大きさ(粒径)は、作製しようとしている有機デバイスの膜厚の10倍以下、特に膜厚以下であることが好ましい。このような粒状物質16としては、シリカ、ガラス、チタニア、ジルコニア、アルミナ、酸化亜鉛、酸化カドミウム等の酸化物の微粒子、ポリメチルメタクリレートやポリスチレン等のポリマーの微粒子等を用いることができる。
【0038】
このような粒状物質が散点状に分散配置した単粒子層を形成する方法としては、次のような方法を採用することができる。
▲1▼ 粒状物質を分散媒に分散させた分散液を基体上に塗布した後、分散媒を乾燥させて除去する方法
▲2▼ 溶媒を用いず、粒状物質を直接基体上に散布する方法
【0039】
▲1▼の方法において、分散媒としては水、有機溶媒のいずれも用いることができるが、粒状物質の分散安定性が良好で、基体、例えば有機半導体膜への影響の少ないものであって、かつ容易に蒸発して基体上に残留しないものが好ましく、このような例として、水、メタノール、エタノール、プロパノール(イソ、ノルマル)等の低級アルコール、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン系溶媒、エーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒が挙げられる。
【0040】
粒状物質分散液の濃度は形成する粒状物質の単粒子層の密度及び分散液の塗布性に応じて適宜決定されるが、通常の場合0.1〜100g−粒状物質/1L−分散媒程度である。
【0041】
なお、粒状物質は分散媒への分散安定性を高めるために、予め表面に撥水処理を施したり、分散液に界面活性剤を添加しても良い。また複数の種類の粒子を混合して用いてもよい。
【0042】
このようにして粒状物質の単粒子層を形成した後は、電極材料を成膜する。この電極材料の成膜は真空プロセス、塗布法のいずれであっても良く、真空プロセスの場合には、前述の白金、金、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ナトリウム等の金属又は合金の他、酸化インジウムや酸化錫、あるいはその複合物(ITO)等の電極材料の1種又は2種以上を蒸着又はスパッタにより成膜すれば良い。
【0043】
電極材料を成膜した後の粒状物質の除去は、前述の図1の方法と同様に、高圧の気体を吹きかけてその圧力で粒状物質を吹き飛ばす方法、振動を加えて粒状物質を除く方法、溶媒により粒状物質を洗い流す方法、或いはこれらを複数組み合わせる方法を採用することができる。
【0044】
図1の方法において、電極前駆層14の形成に用いる電極材料12と不混和性物質13の割合は、形成される多孔性電極の多孔性の程度や孔径等を決定する因子となるため、所望の電極物性に応じて適宜使用割合を決定する。
【0045】
また、図2の方法における粒状物質及び図1の方法において不混和性物質として用いた粒状物質の大きさ(粒径)は、形成される多孔性電極の孔径を決定する因子となるため、所望の電極物性に応じて適宜粒状物質の粒径を選択する。また、図2の方法における粒状物質の分散配置の程度においても、形成される多孔性電極の多孔性の程度を決定する因子となるため、所望の電極物性に応じて適宜設計する。
【0046】
図1,図2の方法においても、粒状物質を用いる場合、これを除去するために、粒状物質は電極材料の成膜面からある程度突出している必要があり、このために、粒状物質の粒径は、形成する多孔性電極の厚さよりも大きいことが望ましい。従って、用いる粒状物質の粒径は、形成する多孔性電極の厚さによっても異なるが、一般的には、形成する多孔性電極の厚さの1〜100倍程度、例えば0.1〜10μm程度であることが好ましい。
【0047】
本発明において、形成する多孔性電極の多孔性の程度、孔径等には特に制限はないが、各種電子デバイスとしての用途上、直径又は長辺の寸法が0.1〜10μm程度の孔が形成された開孔率(基体上の電極形成面の面積に対する孔の合計面積の割合:百分率)10〜99%、好ましくは50〜95%の多孔性電極であることが好ましい。また、この多孔性電極の厚さは通常10〜1000nm程度であることが好ましい。
【0048】
次に、このようにして多孔性電極を形成することによりゲート電極を形成して縦型トランジスタとして代表的なSITトランジスタを作製する方法について、図3を参照して説明する。
【0049】
まず、基板21上にソース電極22を形成する(図3(a))。この基板21としては、ガラス、サファイア等の無機絶縁体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等のプラスチック基板或いはフィルム、ステンレス、アルミ、銅等の金属基板上に絶縁膜を設けたもの、紙、合成紙等が挙げられ、用途に応じて適宜選択使用される。基板の厚さは用途に応じて任意であるが、通常、0.01〜5mmの範囲で選定される。
【0050】
電極22の形成材料としては、白金、金、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ナトリウム等の金属又は合金の他、酸化インジウムや酸化錫、或いはその複合物(ITO)、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン等の導電性高分子及びそれに塩酸、硫酸、スルホン酸等の酸、PF、AsF、FeCl等のルイス酸、ヨウ素等のハロゲン原子、ナトリウムカリウム等の金属原子等のドーパントを添加したもの、金属粒子やカーボンブラック、フラーレン、カーボンナノチューブを分散した導電性の複合材料等の、導電性を有する材料であれば何でも用いることができる。
【0051】
電極22の厚さは、電極材料に応じて十分な導電性が発現される厚さとする必要があり、用いる材料により適宜決定されるが、通常10〜1000nmの範囲である。
【0052】
電極22の形成方法は、用いる材料に応じて、蒸着、スパッタ、塗布等の方法を採用することができる。
【0053】
次に、ソース電極22上に下部半導体膜23Aを形成する(図3(b))。この半導体としては、非晶質シリコン等の無機半導体等、膜状のものが形成できるものであれば何でも良いが、低温プロセスや溶液プロセスが利用できる有機半導体が特に好ましい。有機半導体の例としては、ペンタセンやナフタセン等の縮合多環芳香族、チオフェンや芳香族炭化水素の結合したオリゴチオフェン類、トリアリールアミン構造を含有するアミン系半導体、ポリチオフェン、ポリチエニレンビニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセチレン、ポリフルオレン等の共役高分子及びその誘導体、フタロシアニンやポルフィリン等の大環状分子が挙げられる。
【0054】
半導体膜23Aの形成方法としては、上記電極22の形成方法と同様、蒸着、スパッタ、塗布等の方法のうち、用いた半導体の溶解度や蒸気圧等の材料特性に応じた方法が用いられる。
【0055】
この下部半導体膜23Aの厚さは、通常10nm〜10μm好ましくは50nm〜1μmの範囲で適宜決定される。
【0056】
この下部半導体膜23A上に前述の図1又は図2に示す方法に従って、多孔性電極よりなるゲート電極25を形成する(図3(e))。この図3の方法では、粒状物質24Aを下部半導体膜23A上に散点状に配置して単粒子分散層24を形成し(図3(c))、この上に電極材料25Aを成膜した後(図3(d))、粒状物質を除去して多孔質状のゲート電極25を形成する。
【0057】
このゲート電極25の形成材料及び形成方法は、前述の真空プロセスで形成できる電極材料から選択して採用することができるが、用いた材料の特性に応じて適切な成膜方法を採用する必要がある。例えば、電極25の作製に加熱処理が必要な場合には、下の材料の耐熱性を超えないようなものを選択する必要がある。更に、SIT特性を得るためには、電極25から用いる半導体への電荷の注入が抑制されるようなもの、例えばショットキーバリヤーを形成するものや電極25と半導体の界面に絶縁層を有するものを選択する必要がある。
【0058】
このゲート電極25の厚さは、通常10nm〜1μm、好ましくは50nm〜500nmの範囲で適宜決定される。
【0059】
ゲート電極25の上に更に上部半導体膜23Bを形成する(図3(f))。この上部半導体膜は23Bは下部半導体膜23Aの材料として前述した材料を用いて形成されるが、下部半導体膜23Aと同材料で構成されていても良く、異なる材料で構成されていても良い。また、膜の形成方法は、前述の下部半導体膜23Aの形成方法と同様の方法を採用することができるが、下部半導体膜23Aの形成方法と同一であっても良く、異なっていても良い。
【0060】
この上部半導体膜23Bの厚さは通常10nm〜1μm、好ましくは50nm〜500nmの範囲で適宜決定される。
【0061】
このようにして、層内にゲート電極25が形成された半導体層23を形成することができる。この半導体層23の厚さは通常20nm〜2μm、好ましくは100nm〜1μmである。
【0062】
半導体層23を形成した後は、この半導体層23上にドレイン電極26を形成する。このドレイン電極26の形成材料としては、ソース電極22の形成材料として例示したものを用いることができ、また、その形成方法もソース電極22の形成方法と同様の方法を採用することができるが、ソース電極22の形成材料と必ずしも同一である必要はなく、異なる形成材料で形成しても良い。また、形成方法もソース電極22と同一の方法であっても異なる方法であっても良い。
【0063】
ドレイン電極26の厚さは通常10nm〜1000nm、好ましくは50nm〜500nmの範囲で適宜決定される。
【0064】
なお、このようにして形成した積層膜(電極22、半導体層23、電極26)により回路を作製するためには、他の回路要素と接続或いは分離するためのパターンを形成しておく必要がある。このためには、シャドウマスクを通した膜形成を行う方法、フォトレジストのパターニングとエッチング液や反応性のプラズマでのエッチングを組み合わせたフォトリソグラフィー法、インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷等の印刷法、マイクロコンタクトプリンティング法等のソフトリソグラフィーの手法及びこれらの手法の複数に組み合わせた手法を利用することができる。また、レーザーや電子線等のエネルギー線を照射して材料を除去したり材料の導電性を変化させることにより、直接パターンを作製する方法も利用することができる。
【0065】
このようにして作製される本発明の電子デバイスは、例えば、ディスプレーのアクティブマトリクスのスイッチング素子として利用することができる。これは、ゲート電極に印加される電圧でソース電極とドレイン電極との間の電流をスイッチングできることを利用して、ある表示素子に電圧を印加或いは電流を供給する時のみスイッチを入れ、その他の時間は回路を切断することにより、高速、高コントラストな表示を行うものである。このスイッチング素子が適用される表示素子としては、液晶表示素子、高分子分散型液晶表示素子、電気泳動表示素子、エレクトロルミネッセント素子、エレクトロクロミック素子等が挙げられる。
【0066】
特に、本発明の有機電子デバイスは、低温プロセスでの素子作製が可能であり、プラスチック基板、プラスチックフィルムや紙等の、高温処理に耐えない基板を用いることができる。また、塗布或いは印刷プロセスでの素子作製が可能であることから、大面積のディスプレーへの応用に適している。また、従来のアクティブマトリクスの代替としても、省エネルギープロセス、低コストプロセスの可能な素子として有利である。
【0067】
更に、本発明の電子デバイスでは、トランジスタを集積することにより、デジタル素子やアナログ素子の実現が可能である。このような例としては、AND、OR、NAND、NOT等の論理回路、メモリー素子、発振素子、増幅素子等が挙げられる。更に、これらを組み合わせることにより、ICカードやICタグを作製することもできる。
【0068】
また、有機半導体は、ガスや化学物質、温度等の外部の刺激により、特性が大きく変化するので、このような性質を利用して、本発明の有機電子デバイスを、これらのセンサーとして応用することも考えられる。例えば、本発明の有機電子デバイスの特性が、気体や液体との接触により変化する量を測定することにより、定性的或いは定量的にそれに含まれている化学物質を検出することが可能である。
【0069】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0070】
実施例1
図3に示す方法により、SIT素子を作製する。
【0071】
ガラス基板21上に金を50nm厚さに蒸着してソース電極22を形成し、その上に銅フタロシアニンを100nm厚さに蒸着して下部有機半導体膜23Aを形成する。この下部有機半導体膜23A上に直径1μmのシリカ微粒子をイソプロパノールに分散させた液(シリカ微粒子濃度0.1g/1L−アルコール)を塗布した後、溶媒を蒸着させて、シリカ微粒子が散点状に存在する単粒子分散層24を形成する。この上にアルミニウムを真空蒸着により50nm厚さに成膜し、その後、アルコールでシリカ微粒子を洗浄除去してゲート電極25を形成する。更にその上に上部有機半導体膜23Bとして銅フタロシアニンを100nm厚さに蒸着して有機半導体層23を形成した後、その上に金を50nm厚さに蒸着してドレイン電極26を形成してSIT構造の素子を作製する。
【0072】
このようにして作製されるSIT素子は、基板21上のソース電極22とドレイン電極26との間に、厚さ50nmで、直径約1μmの孔が、開孔率約50%で形成された多孔質状のゲート電極25が、層内に形成された銅フタロシアニンよりなる有機半導体層23を有するものであり、良好なスイッチング特性を示すものである。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば、電子デバイスの網目状或いは多孔質状の電極を、その構造を制御して容易に作製することができる。しかも、本発明によれば、蒸着等の真空プロセスにより、高性能有機電子デバイス、特に高性能有機SITトランジスタの実用化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の電子デバイスの作製方法の多孔性電極の形成方法の実施の形態を示す模式的な断面図である。
【図2】請求項2の電子デバイスの作製方法の多孔性電極の形成方法の実施の形態を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の電子デバイスの作製方法の実施の形態に係るSITトランジスタの作製方法を示す模式的な断面図である。
【図4】横型トランジスタの構造を示す断面図である。
【図5】縦型トランジスタの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,10 有機半導体層
2 絶縁膜
3,7 ソース電極
4,8 ドレイン電極
5,9 ゲート電極
6 基板
11 基板
12 電極材料
13 不混和性物質
14 電極前駆層
15 多孔性電極
16 粒状物質
21 基板
22 ソース電極
23 半導体層
23A 下部半導体膜
23B 上部半導体膜
24 単粒子分散層
24A 粒状物質
25 ゲート電極
25A 電極材料
26 ドレイン電極

Claims (7)

  1. 基体上に網目状或いは多孔質状の電極を形成する工程を有する電子デバイスの作製方法において、
    基体上に、電極材料と、該電極材料と不混和性の物質とを含む電極前駆層を真空プロセスにより形成した後、
    該電極前駆層から前記電極材料と不混和性の物質を除去することにより、前記網目状或いは多孔質状の電極を形成することを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  2. 基体上に網目状或いは多孔質状の電極を形成する工程を有する電子デバイスの作製方法において、
    該基体上の電極形成予定領域に粒状物質を分散させて配置した後に、電極材料を該電極形成予定領域に成膜し、
    その後該粒状物質を除去することにより、前記網目状或いは多孔質状の電極を形成することを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  3. 請求項1又は2において、該基体が有機半導体膜であることを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、該電子デバイスがトランジスタであることを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該網目状或いは多孔質状の電極がゲート電極であることを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、該電子デバイスが静電場誘導型トランジスタであることを特徴とする電子デバイスの作製方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項の電子デバイスの作製方法により作製されたことを特徴とする電子デバイス。
JP2002180269A 2002-06-20 2002-06-20 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス Pending JP2004023071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002180269A JP2004023071A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002180269A JP2004023071A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004023071A true JP2004023071A (ja) 2004-01-22

Family

ID=31177448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002180269A Pending JP2004023071A (ja) 2002-06-20 2002-06-20 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004023071A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049577A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sony Corp 電界効果型トランジスタ
JP2006179880A (ja) * 2004-11-26 2006-07-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置、及びそれらの作製方法、並びにテレビジョン装置
JP2007087974A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Fujifilm Corp 多孔薄膜堆積基板、その製造方法及びスイッチング素子
JP2007087976A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Fujifilm Corp 多孔薄膜堆積基板、その製造方法及びスイッチング素子
JP2009076891A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Dainippon Printing Co Ltd 縦型有機トランジスタ、その製造方法及び発光素子
JP2011035411A (ja) * 2010-10-06 2011-02-17 Sony Corp 電界効果型トランジスタ
JP2014057009A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Fuji Xerox Co Ltd 有機半導体トランジスタ
WO2015098192A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 シャープ株式会社 半導体装置及び表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049577A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sony Corp 電界効果型トランジスタ
JP2006179880A (ja) * 2004-11-26 2006-07-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置、表示装置、及びそれらの作製方法、並びにテレビジョン装置
JP2007087974A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Fujifilm Corp 多孔薄膜堆積基板、その製造方法及びスイッチング素子
JP2007087976A (ja) * 2005-09-16 2007-04-05 Fujifilm Corp 多孔薄膜堆積基板、その製造方法及びスイッチング素子
JP2009076891A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Dainippon Printing Co Ltd 縦型有機トランジスタ、その製造方法及び発光素子
JP2011035411A (ja) * 2010-10-06 2011-02-17 Sony Corp 電界効果型トランジスタ
JP2014057009A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Fuji Xerox Co Ltd 有機半導体トランジスタ
WO2015098192A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 シャープ株式会社 半導体装置及び表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5565732B2 (ja) 有機薄膜トランジスタ
JP5811640B2 (ja) 電子デバイス及び半導体装置の製造方法
US7470574B2 (en) OFET structures with both n- and p-type channels
TWI374545B (en) Manufacturing method of thin film transistor and thin film transistor, and display
US7285795B2 (en) Vertical field-effect transistor, method of manufacturing the same, and display device having the same
US9705098B2 (en) Method for producing an organic field effect transistor and an organic field effect transistor
TW200835010A (en) Organic thin film transistor with dual layer electrodes
KR20040078548A (ko) 보호층을 포함한 유기 반도체 전계효과 트랜지스터 및이의 제조방법
CA2514133C (en) Reverse printing
WO2007094164A1 (ja) 有機薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2004023071A (ja) 電子デバイスの作製方法及び電子デバイス
JP2007273594A (ja) 電界効果トランジスタ
KR101101479B1 (ko) 전하 주입성을 향상시킨 유기박막트랜지스터 및 이의 제조방법
KR20100122915A (ko) 상단 게이트 유기 반도체 트랜지스터의 제조 방법
JP4506228B2 (ja) 有機電界効果トランジスタ、表示素子及び電子ペーパー
JP2007324453A (ja) 有機電界効果トランジスタ並びにそれを用いた集積回路及び電子デバイス
WO2011065083A1 (ja) 有機薄膜トランジスタ、およびその製造方法
JP2005033185A (ja) 電界効果トランジスタ
KR102126526B1 (ko) 나노 구조를 이용한 유기 반도체 소자 및 이의 제조방법
WO2015004847A1 (en) Electronic device and manufacturing method therefor and image display apparatus and substrate for constituting image display apparatus
JP2008010676A (ja) 有機薄膜トランジスタ
JP2005303271A (ja) 電界効果トランジスタ
WO2013153998A1 (ja) 電子デバイス及びその製造方法並びに画像表示装置
JP2013197229A (ja) 積層構造体及びその形成方法、並びに、電子デバイス及びその製造方法
KR20160083749A (ko) 혼합 전하주입층 및 그 이용 방법