JP2004021949A - モバイル監視システム - Google Patents

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JP2004021949A
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Masaya Mizukami
水上 雅也
Kenichi Mogi
茂木 健一
Yutaka Yoshida
吉田 豊
Hiromitsu Ichino
市野 洋充
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Toshiba System Technology Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】発電所等のプラント監視において、利用者の誤操作と部外者のなりすましとに対するセキュリティを確保し、利便性を高め、プラント状況に速やかに対応できるととに、メニューから容易にデータ表示することができ、グループ単位で複数のデータを同時に表示することができるモバイル監視システムを提供する。
【解決手段】従来のモバイル監視システムにおいて、声紋をチェックすることによって利用者が誰であるかを特定させ、特定された利用者を重要機能利用許可者であると判定したときには、利用者からの操作要求を入出力処理部に伝達する重要機能判定部と、利用者が誰であるかを特定し、該特定者を前記重要機能判定部に伝達する声紋チェック処理部とをさらに具備する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電所等のプラント監視において、携帯端末を利用したモバイル監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図23は、従来のモバイル監視システムの構成例である。従来のモバイル監視システムは、プラント運転員(以下利用者と呼ぶ)が所要の表示・確認・操作等を行う携帯端末1、WANまたはLANを介して携帯端末1とモバイルサーバ3とを中継する通信装置2、モバイルサーバ3からの操作信号とプロセス入出力装置5からの信号を用いて、制御装置6に操作信号を送るプロセス計算機4、およびプラント7から構成されている。
【0003】
モバイルサーバ3は、携帯端末1の利用者がアクセス許可者であるか否かをアクセス許可者リスト311により判定するアクセス制御部31と、携帯端末1の利用者から要求されたメニューデータを、メニューデータベース321から検索し、送信するとともに、携帯端末1の利用者から要求された機能要求に応えて、プロセスデータ保存部322のプロセスデータから表示データを作成し、送信する入出力処理部32とから構成されている。
【0004】
従来、プラント運転員(以下利用者と呼ぶ)は、各自が持つ携帯端末のメニューを選択することにより、プラント情報の表示、データ設定および機器操作等のプラント操作を行うが、携帯端末からモバイルサーバへアクセスする際には、予め登録された携帯端末の電話番号のみが、アクセスを許可されている。
【0005】
図24は、従来のモバイル監視システムのフローチャートである。
【0006】
携帯端末1によって、利用者が、モバイル監視システムのメニュー表示を要求すると、メニュー表示要求が、携帯端末1から、ISDNやLAN/WANおよび通信装置2を介して、モバイルサーバ3のアクセス制御部31に送信される(S1)。
【0007】
アクセス制御部31は、メニュー表示要求を受信すると、要求した者が機能利用のためのアクセスを許可された者であるか否かを判定するために、携帯端末1の電話番号をキーにアクセス許可者リスト311を検索する。アクセス許可者リスト311には、図25に示すように、電話番号毎に機能利用可否を示すデータが予め保存されている。アクセス許可者リスト311を検索して、例えば、電話番号090−1111−1111を持つ携帯端末(A)11のように、機能利用が許可されている場合には、アクセス制御部31は、入出力処理部32に対してメニューデータを要求する(S2)。
【0008】
入出力処理部32は、メニューデータの要求を受けると、メニューデータベース321からメニューデータを抽出する。抽出されたメニューデータは、アクセス制御部31および通信装置2を介して、携帯端末1に送信され、携帯端末1の画面に表示される(S3)。
【0009】
携帯端末1に表示されたメニューから、利用者が、「機能」を選択すると、「機能」要求がアクセス制御部31に送信され、アクセス制御部31は、「機能」要求を入出力処理部32に送信する(S4)。
【0010】
入出力処理部32は、要求された機能に必要なデータをプロセスデータ保存部322より抽出し、機能表示データを作成する(S5)。
【0011】
作成された機能表示データは、入出力処理部32からアクセス制御部31および通信装置2を介して携帯端末(A)11に送信され、携帯端末(A)11の画面に表示される(S6)。
【0012】
一方、アクセス制御部31が、アクセス許可リスト311を検索して、例えば、電話番号090−4444−4444を持つ携帯端末(B)12や機能利用許可されていない電話番号090−3333−3333を持つ携帯端末(C)のように、電話番号が許可されていない場合には、アクセス制御部31は、「機能利用が許可されていない」ことを示すメッセージを通信装置2を介して携帯端末(B)12や携帯端末(C)13に送信し、処理を終える(S7)。
【0013】
図26は、入出力処理部32の詳細な構成図である。
データ送受信部325は、携帯端末1からの表示要求を受信すると、表示データ生成部326に対して表示データ生成を要求し、表示データ生成部326において作成される表示データを携帯端末1に送信する。
【0014】
表示データ生成部326は、データ読み込み部327を介してプロセスデータ保存部322に記憶されているプラントデータを入力し、プラントデータを基に携帯端末1に表示する表示データを作成する。
【0015】
プロセスデータ保存部322には、プラント7のプラントデータが、プロセス入出力装置5や制御装置6からプロセス計算機4を介して定周期で伝送され、更新・保存されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術には以下のような問題があった。
(1)携帯端末からのアクセスに対して、電話番号によるアクセス制御を行っているため、部外者が別の携帯端末からプラント情報の閲覧やプラント操作を行う危険性は少ないが、利用者がプラント機器に対する操作要求を、携帯端末の操作を誤って出す恐れがあるという問題があった。
(2)携帯端末の電話番号によるアクセス制御だけでは、例えば、部外者が他人の携帯端末を使用し、他人になりすましてプラント情報閲覧や操作を行う危険性があるという問題があった。
(3)利用者が携帯端末から要求した時点の最新のプラントデータのみに基づいて表示データを生成し携帯端末に送信するため、携帯端末によって確認した表示データだけでは、事後に原因解析が出来ないという問題があった。従来は、プロセス計算機において保存された情報を利用者が現場で採取して、FAX、メールなどで有識者に渡して解析していた。
(4)携帯端末の画面表示サイズが小さいため、一度に表示できるデータ量が少なく、表示内容がどのようなものであるか、重要か否か、どの系統の情報なのか、等を一目で認識することが困難であるという問題があった。
(5)プラントデータの変化傾向を把握するためには、数値表示の場合は、時間経過に伴って数値表示を記録することにより可能であるが、携帯端末の画面上で一目で変化傾向を把握することは困難であるという問題があった。
(6)警報発生時、携帯端末を用いて警報時のみのデータを確認することは可能であるが、警報発生に至るまでの変化傾向を瞬時に確認することは不可能であるという問題があった。
(7)ひとつのプラントで扱うプラントデータは非常に膨大な量であり、携帯端末上で必要なデータを検索して表示するまでに相当の時間を要するという問題があった。
(8)複数の表示データを確認したい場合は、データを検索して表示し、同様に次のデータを検索して表示することを繰り返し行うしか方法がなく、一度の作業で複数の表示データを確認することは困難であるという問題があった。
【0017】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、携帯端末の誤操作、部外者のなりすましを回避でき、小画面に多種の情報を見易く表示でき、通常時および異常時にプラントのプロセスデータのトレンドを表示することができるとともに、メニューから容易にデータ表示することができ、グループ単位で複数のデータを同時に表示することができるようにして、セキュリティおよび利便性の高いモバイル監視システムを提供することを目的とするものである。
【0018】
【問題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載のモバイル監視システムは、携帯端末との通信を行う通信装置と、携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された携帯端末の電話番号をアクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを携帯端末に出力するとともに携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、携帯端末からの操作要求が重要機能か否かを判定し、重要機能であれば、声紋をチェックして携帯端末の利用者を特定させ、特定された利用者を重要機能利用許可者リストと照合して、該利用者が重要機能利用許可者であれば、携帯端末の利用者からの操作要求を入出力処理部に通知する重要機能判定部と、重要機能判定部から携帯端末の利用者を特定する指令を受けると、携帯端末を介して利用者に発声を要求し、得られた声紋を予め登録された声紋データベースと照合して利用者を特定し、該特定者を重要機能判定部に通知する声紋チェック処理部とを具備することを特徴とする。
【0019】
請求項1記載のモバイル監視システムによれば、重要機能判定部および重要機能利用者リストと、声紋チェック処理部および声紋データベースとを設け、重要操作機能については、機能利用許可者からの要求のみを有効とするので、携帯端末の誤操作、部外者のなりすましを回避することができる。
【0020】
請求項2記載のモバイル監視システムは、携帯端末との通信を行う通信装置と、携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを携帯端末に出力するとともに携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、携帯端末の利用者に前記携帯端末を介して発声を要求し、声紋を予め登録された声紋データベースと照合して利用者を特定する声紋チェック処理部と、アクセス許可者リストと引き換えて、携帯端末の利用者毎にサーバへのアクセス可否を示す声紋アクセス許可者リストと、アクセス制御部と引き換えて、声紋チェック処理部より携帯端末の利用者特定結果を受信し、声紋アクセス許可者リストから、携帯端末の利用者が機能利用許可者であるか否かを判定し、機能利用許可者であれば、入出力処理部に操作要求を通知する声紋アクセス制御部とを具備することを特徴とする。
【0021】
請求項2記載のモバイル監視システムによれば、声紋チェック処理部および声紋データベースと、アクセス制御部に代わり、声紋アクセス制御部と、アクセス許可者リストに代わり、声紋アクセス許可者リストとを備えることにより、声紋チェックにより利用者を特定して、機能利用許可者からの操作要求のみ有効とするので、携帯端末の誤操作、部外者のなりすましを回避することができる。
【0022】
請求項3記載のモバイル監視システムは、携帯端末との通信を行う通信装置と、携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを携帯端末に出力するとともに携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、携帯端末の表示データを一時的に保存する表示データ一時保存域と、携帯端末からデータ保存要求を受けて表示データ一時保存域に存在する表示データの保存処理を行う表示データ保存部と、表示データの保存先となる表示データ記憶装置と、携帯端末からデータ再表示要求を受けて表示データ記憶装置に保存されている表示データの表示処理を行う表示データ再表示部とを具備することを特徴とする。
【0023】
請求項3記載のモバイル監視システムによれば、携帯端末に表示した表示データを保存し、要求操作により容易に再表示することが可能となる。したがって、携帯端末において確認した表示データを元に、事後に原因を解析することができる。
【0024】
請求項4記載のモバイル監視システムは、請求項3記載のモバイル監視システムにおいて、携帯端末毎に表示データの保存先が設定されているデータ保存先設定テーブルを、さらに具備することを特徴とする。
【0025】
請求項4記載のモバイル監視システムによれば、携帯端末毎に、つまり利用者毎に個別のディレクトリへ表示データを保存することが可能となり、再表示を容易にして重要な個別データを一目で認識することができる。
【0026】
請求項5記載のモバイル監視システムは、携帯端末との通信を行う通信装置と、携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された携帯端末の電話番号をアクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを携帯端末に出力するとともに携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、表示データに対応するシンボル情報を記憶するシンボルリストと、携帯端末に表示するデータを入出力処理部より受信し、その表示データに対応するシンボルを前記シンボルリストより抽出し、携帯端末におけるシンボルの表示位置を画面上の所定の場所に指定し、シンボルデータおよび表示位置データを入出力処理部に送信するシンボル判定処理部とを具備することを特徴とする。
【0027】
請求項5記載のモバイル監視システムによれば、シンボルリストとシンボル判定処理部とが設けられて、携帯端末に表示されるデータの重要性や種別を一目で判別することができる。
【0028】
請求項6記載のモバイル監視システムは、携帯端末との通信を行う通信装置と、携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを携帯端末に出力するとともに携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、プラント側から読み込んだプロセスデータを時刻とともに記録し、保存する履歴データ保存部と、携帯端末で指定したポイントの履歴データを前記履歴データ保存部から抽出し、履歴データをトレンドグラフとして描画データ化し、携帯端末で表示可能なファイル形式に変換する履歴データ処理部と、メニューデータベースと引き換えて、携帯端末に表示するメニュー項目にトレンドグラフ表示機能を追加したメニューデータベース(a)とを具備することを特徴とする。
【0029】
請求項6記載のモバイル監視システムによれば、履歴データ保存部および履歴データ処理部と、トレンドグラフ表示機能を追加したメニューデータベースaとを設けることにより、携帯端末でプロセスデータの変化傾向をグラフ表示確認することが可能となり、容易に事後の原因を解析することができる。
【0030】
請求項7記載のモバイル監視システムは、請求項6記載のモバイル監視システムにおいて、携帯端末で警報情報を表示する場合に、前記メニューデータベース(a)と引き換えて、当該警報項目のトレンドグラフ表示機能を追加したメニューを含むメニューデータベース(b)を具備することを特徴とする。
【0031】
請求項7記載のモバイル監視システムによれば、メニューデータベースbを設けることにより、携帯端末で確認した警報情報の変化傾向をグラフに表示して確認することが可能となり、警報発生に至るまでの変化傾向を確認でき、容易に原因を究明することができる。
【0032】
請求項8記載のモバイル監視システムは、請求項1乃至7記載のモバイル監視システムにおいて、機能利用許可者を特定して個人情報抽出処理部に個人コードおよび部門コードを送信するアクセス制御部と、個人情報データベースから利用許可者自身の個人情報を抽出する個人情報抽出処理部と、抽出された個人情報の中に個人メニュー更新フラグが成立していれば、個人メニュー情報を抽出してメニュー表示処理部へ送信する個人メニュー抽出処理部と、抽出された個人情報の中に個人メニュー更新フラグが成立していなければ、抽出された個人情報の中の部門コードから部門別メニュー情報を抽出してメニュー表示処理部へ送信する部門メニュー抽出処理部と、抽出された個人メニュー情報または部門別メニュー情報を携帯端末へ表示するメニュー表示処理部とをさらに具備することを特徴とする。
【0033】
請求項8記載のモバイル監視システムによれば、機能利用許可者は、携帯端末を使用してサーバへアクセスするだけで、機能利用許可者用のメニュー画面を携帯端末に表示することが可能となる。
【0034】
請求項9記載のモバイル監視システムは、請求項8記載のモバイル監視システムにおいて、部門ごとに表示するメニューアイテムが記録されている部門メニューアイテムデータベースと、部門メニューアイテムデータベースから、機能利用許可者の属する部門のメニューアイテムを抽出する部門メニューアイテム抽出処理部と、機能利用許可者毎に表示/非表示するメニューアイテムが記憶されている個人メニュー表示項目データベースと、個人メニュー表示項目データベースから、機能利用許可者のメニューアイテムを読み出す個人メニュー表示項目読み出し処理部と、読み出されたメニューアイテムを機能利用許可者の要求によって、メニューを更新する個人メニューアイテム更新処理部と、更新された内容を携帯端末上に表示する個人メニューアイテム一覧画面表示処理部とをさらに具備することを特徴とする。
【0035】
請求項9記載のモバイル監視システムによれば、機能利用者ごとにメニューをカスタマイズすることが可能となり、機能利用者が必要とするメニュ−のみを携帯端末上に表示することができる。
【0036】
請求項10記載のモバイル監視システムは、請求項1乃至7記載のモバイル監視システムにおいて、機能利用許可者が必要とする複数のポイントを一括してグループ化した情報を格納するグループデータベースと、そのグループに機能利用許可者が付けた名称を一覧表示するグループ名称一覧表示処理部と、グループ内に登録されたポイントを一覧表示し選択することによりポイントの入れ替えを可能とする登録ポイント変更画面表示処理部と、グループ内に登録された任意のポイントを機能利用許可者の要求によって、他のポイントと入れ替えて登録する登録ポイント変更処理部とをさらに具備することを特徴とする。
【0037】
請求項10記載のモバイル監視システムによれば、グループ名称一覧、登録ポイント変更画面を介してグループ内のポイント情報を設定・変更する機能を提供することにより、機能利用許可者が必要とするデータをグループとしてひとまとめにすることができ、グループ名称を任意の名称にすることで他グループとの識別を容易にすることができる。
【0038】
請求項11記載のモバイル監視システムは、請求項10記載のモバイル監視システムにおいて、グループ化した情報を携帯端末に一覧表示するグループ名称一覧表示処理部と、一覧表示されたグループから、そのグループに登録されているポイントを一括表示するポイント一覧表示処理部と、一括表示されたポイントの任意のポイントを選択することにより、選択されたポイントの詳細情報を表示するポイント一覧詳細表示処理部とをさらに具備することを特徴とする。
【0039】
請求項11記載のモバイル監視システムによれば、抽出されたグループ情報をグループ情報一覧として携帯端末上に表示させ、任意のグループを選択することにより、グル−プに登録されたポイントおよびその現在値をポイント一覧として表示する。ポイント一覧に表示されたポイントをさらに選択することにより、そのポイント情報をポイント一覧詳細表示処理部に受け渡すことで、そのポイントの上限値や制限値などの詳細情報を閲覧することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0041】
(第1の実施の形態、請求項1に対応)
図1は、本実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図である。従来のモバイル監視システムの構成を示す図23においては、携帯端末からの機能要求が、アクセス制御部31から入出力処理部32に直接送られていたのに対し、本図においては、その中間に重要機能判定部33が設けられている。
【0042】
該重要機能判定部33は、携帯端末1からの操作要求が機器操作要求やプラントデータ変更要求等の重要機能であるか否かを判定し、重要機能であると判定した場合には、声紋チェック処理部34に、声紋データベース341と比較して利用者が誰であるかを特定させる。声紋チェック処理部34において利用者が特定された際には、重要機能利用者リスト331と比較して、携帯端末1の利用者が予め登録されている機能利用許可者であるか否かを判定する。利用者が機能利用許可者であると判定されたときには、該重要機能判定部33は、その機能利用許可者からの機能要求を入出力処理部32に送る。
【0043】
図3は、携帯端末1の画面上のメニュー表示例を示す図である。利用者が、携帯端末1から重要機能である、例えば「2.データ挿入」機能を要求した場合には、携帯端末1からアクセス制御部31を介して重要機能判定部33に「2.データ挿入」の機能要求が送信される。
【0044】
重要機能判定部33では、この要求機能「2.データ挿入」が予め決められている重要機能であると判定されると、声紋チェック処理部34による携帯端末の利用者判定が行われる。
【0045】
声紋チェック処理部34は、通信装置2を介して利用者に発声を要求し、入力される声紋により利用者が誰であるかを特定する。利用者が特定されると、重要機能判定部33は、重要機能利用者リスト331において、該利用者が重要機能利用許可者であるか否かを判定する。例えば、利用者が「佐藤一郎」であれば、図2に示したように、「佐藤一郎」は重要機能利用許可者であるので、重要機能判定部33は、入出力処理部32に携帯端末1で選択された指令を送信する。それ以後は、入出力処理部32が、携帯端末1からの要求に対する処理を行う。
【0046】
本実施の形態により、重要操作に対する部外者のなりすましを回避して、セキュリティの向上を図ることができる。また、パスワード等一般的なセキュリティ確保の方法と異なる声紋を用いることにより、運転員に対して「通常とは違う操作(機能)を要求している」ことを直感的に知らせることができるので、誤操作要求を防止することができる。
【0047】
(第2の実施の形態、請求項2に対応)
図4は、本実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図である。
従来のアクセス制御部31が、図24に示すように、携帯端末1の電話番号によりアクセス制御を行っていたのに対して、図4では、声紋アクセス制御部31aが、声紋チェック処理部34からの利用者特定結果を読み込み、声紋アクセス許可者リスト311aと比較して、利用者が声紋アクセス許可者であれば、携帯端末からの要求を入出力処理部32へ伝送するというアクセス制御を行う。
【0048】
声紋チェック処理部34は、第1の実施の形態と同様に、携帯端末利用者の声紋を解析し、声紋データベース341と比較して、利用者が誰であるかを特定する。
声紋アクセス許可者リスト311aは、図5に示すように、利用者のサーバへのアクセス可否を示した表である。
声紋アクセス制御部31aは、声紋チェック処理部34において特定された利用者情報を読み込み、声紋アクセス許可者リスト311aと比較して、利用者のアクセス許可/不許可を判定する。
【0049】
例えば、「佐藤一郎」のように、サーバへのアクセスが許可された者であれば、声紋アクセス制御部31aは、携帯端末1からの要求を入出力処理部32に送信し、それ以後、入出力処理部32は、携帯端末1からの要求に対する処理を行う。一方、利用者が、「田中三郎」のように、サーバへのアクセスを許可されていない者やリストに載っていない利用者であれば、声紋アクセス制御部31aは、携帯端末1に対して使用不可である旨のメッセージを送信する。
【0050】
本実施の形態により、従来の電話番号によるアクセス制御において生じた「なりすまし」を回避できるので、セキュリティの向上を図ることができる。また、パスワード等一般的なセキュリティ確保の方法と異なる声紋を用いることにより、運転員に対して「通常とは違う操作(機能)を要求している」ことを直感的に知らせることができるので、誤操作要求を防止することができる。
【0051】
(第3の実施の形態、請求項3に対応)
図6は、本実施の形態のモバイル監視システムの全体構成図である。また、図6中の表示データ処理部の詳細例を図7に示す。さらに、図8は、表示データ要求受信時の処理の流れを示す図である。
図8に示すように、利用者が、携帯端末1のメニューから「警報表示」画面の表示要求を選択した場合には、入出力処理部32において、データ送受信部325が、携帯端末1から画面名称「警報表示」の表示要求を受信し、それを表示データ生成部326に渡す。この表示データ生成部326は、画面名称「警報表示」に対応したプラントデータをデータ読み込み部327より取り込み、取り込んだプラントデータを基に、「警報表示」画面の表示データとして、携帯端末に表示する描画情報や文字情報を含むファイルhtmlを作成する。作成されたファイルhtmlには、画面名称にファイル作成日付を付加した名称、例えば、「警報表示_20010906_001000.html」が設定される。
【0052】
表示データ生成部326において設定された「警報表示_20010906_001000.html」は、データ送受信部325に表示データとして送信される。データ送受信部325は、この表示データをアクセス制御部31を介して携帯端末1に送信する。そこで、携帯端末1は、要求した「警報表示_20010906_001000.html」の画像を表示することができる。
【0053】
また、上述の動作と同時に、表示データ生成部326は、表示データ一時保存域362に表示データ(「警報表示_20010906_001000.html」)を保存する。
【0054】
図9は、表示データの保存処理の流れを示す図である。
利用者が携帯端末1のメニューから「表示情報の保存要求」を選択した場合、データ送受信部325は、携帯端末1から表示データ(例えば、「グラフ表示_20010905_105010」)の保存要求を受信し、表示データ保存部363に保存要求のあった表示データ名(「グラフ表示_20010905_105010」)を送信する。表示データ保存部363は、受信した表示データ名を基に表示データ一時保存域362を検索し、該当する表示データ(「グラフ表示_20010905_105010.html」)を取り込み、表示データ記憶装置361に保存する。
【0055】
図10は、表示データの再表示処理の流れを示す図である。
利用者が、携帯端末1のメニューから「保存情報の再表示」要求を選択した場合、データ送受信部325は、携帯端末1から「再表示画像一覧表示」の要求を受信し、表示データ再表示部364に「再表示画像一覧表示」を指示する。
【0056】
表示データ再表示部364は、表示データ記憶装置361より「再表示画像一覧データ」を取り込み、データ送受信部325に「再表示画像一覧データ」を送信する。データ送受信部325は、携帯端末1に「再表示画像一覧データ」を送信する。これにより、携帯端末1において「再表示画像一覧」が表示される。
【0057】
利用者は、携帯端末1に表示される「再表示画像一覧」の中から任意の画像を選択することにより、再表示を要求することができる。
【0058】
例えば、データ送受信部325がアクセス制御部31を介して携帯端末1から表示データ名、「炉心表示_20010905_110000」の再表示要求を受信した場合、データ送受信部325は、表示データ再表示部364に表示データ名(「炉心表示_20010905_110000」)を送信する。表示データ再表示部364は、表示データ名(「炉心表示_20010905_110000」)に基づいて、表示データ記憶装置361を検索し、該当する表示データ「炉心表示_20010905_110000.html」を取り込み、その表示データをデータ送受信部325に送信する。データ送受信部325は、アクセス制御部31を介して携帯端末1に表示データ「炉心表示_20010905_110000.html」を送信する。そこで、携帯端末1は、再表示要求した画像を表示することができる。
【0059】
本実施の形態により、携帯端末に表示した表示データを保存し、再表示の要求操作により、容易に再表示することができる。これにより、携帯端末において表示したデータを元に、事後に原因解析を行うことができる。
【0060】
(第4の実施の形態、請求項4に対応)
図11は、 本実施の形態におけるモバイル監視システムの全体構成図である。図6に示すような第3の実施の形態に較べて、データ保存先設定テーブル366を加えた構成になっている。
【0061】
また、図12は、図11中の表示データ処理部36の詳細図である。さらに、図13は、本実施の形態における表示データ保存方法の処理の流れを示した図である。
図13に示すように、利用者が、携帯端末1のメニューから「表示情報の保存要求」を選択した場合、データ送受信部325は、携帯端末1から、アクセス制御部31を介して、表示データ(例えば、「炉心表示_20010905_110000」)の保存要求を受信し、表示データ保存部363に表示データ名(「炉心表示_20010905_110000」)と保存要求を受けた携帯端末の電話番号(090−1111−1111)とを送信する。表示データ保存部363は、表示データ名(「炉心表示_20010905_110000」)に基づいて、表示データ一時保存域362を検索し、該当する表示データ(「炉心表示_20010905_110000.html」)を取り込む。表示データ保存部363は、電話番号(090−1111−1111)に基づいて、電話番号毎の保存先ディレクトリが設定されているデータ保存先設定テーブル366を検索し、保存先ディレクトリ名(ディレクトリC)を取出し、複数のディレクトリ(ディレクトリA、ディレクトリB、ディレクトリC)で構成された表示データ記憶装置361の中から、該当するディレクトリ(ディレクトリC)に表示データ(「炉心表示_20010905_110000.html」)を保存する。
【0062】
本実施の形態により、表示データを保存する表示データ保存部において、携帯端末からの表示データ保存要求を受信したときに、表示データは、表示データ記憶装置の予め決められたディレクトリへ自動的に保存されるので、携帯端末ごと、つまり利用者毎に個別のディレクトリへ表示データを保存することが可能となる。したがって、再表示を容易にして重要な個別データを一目で認識することができる。
【0063】
(第5の実施の形態、請求項5に対応)
図14は、本発明の第5の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成図を示したものである。
本図では、従来、入出力処理部32で作成されて携帯端末1に表示されていた文字情報に加えて、表示情報の種類や重要性を表したシンボルを、例えば携帯端末の画面最上部に表示するシンボル判定処理部35とそれを支えるシンボルリスト351とが、追加設定されている。
【0064】
利用者が、携帯端末1から、例えば、警報情報の表示要求をした場合、入出力処理部32は、表示情報を作成する。
【0065】
警報として、重要警報あるいは一般警報の2つのレベルがある場合、シンボル判定処理部35は、警報表示内容がどちらのレベルであるか、入出力処理部32を介してプロセスデータ保存部322より読み込む。
【0066】
警報レベルは、プロセス計算機4によって判定された情報であり、モバイルサーバ3側では、プロセスデータとともに入出力処理部32を介して、プロセスデータ保存部322に保存されている。
【0067】
シンボルリスト351は、警報レベル等の状態に応じたシンボルが登録されたデータベースである。図16は、シンボルリスト351の例を示した図である。重要警報レベルの警報が発生した場合、シンボル判定処理部35は、シンボルリスト351から重要警報レベルに該当するシンボル情報を検索し、検出したシンボル情報を入出力処理部32に送信する。入出力処理部32は、当該シンボル情報を、予め決められた携帯端末の表示位置に表示するように設定して、携帯端末1に向けて送信する。
【0068】
図16は、携帯電話1において、警報レベルが重要警報であり、かつ、系統情報がタービンに関する警報「タービントリップ」であることを表示した例である。
【0069】
本実施の形態により、携帯端末1は、シンボルデータを携帯端末1の画面の予め決められた表示位置に表示するので、表示情報をスクロールせずに情報の種別と重要度を一目で判断することができる。したがって、携帯端末の小さい画面に、表示内容の種類、系統および重要度等を一目で認識することができる。
【0070】
(第6の実施の形態、請求項6に対応)
図17は、本発明の第6の実施の形態にかかるモバイル監視システムの構成図を示したものである。
本図は、図24における従来の構成に、従来のメニューデータベース321に代わって、メニュー項目にトレンドグラフ表示要求を追加したメニューデータベース(a)321aを設け、プラントからのプロセスデータを入出力処理部32を介して読み込み、収集時刻と合わせて保存する履歴データ保存部329と、指定されたポイントの履歴データを履歴データ保存部329から抽出して当該ポイントのトレンドグラフを作成し、携帯端末で表示可能なファイル形式に変換し、携帯端末1に送信する履歴データ処理部328とを追加したものである。
【0071】
プラントのプロセス情報は、プロセス入出力装置5からプロセス計算機4を介して、入出力処理部32で読み込み、最新の値がプロセスデータ保存部322に保存されている。通常、携帯端末1から要求されるプロセスデータを表示する際は、プロセスデータ保存部322に保存されている値が利用されている。
【0072】
一方、新たに設けた履歴データ保存部329は、プロセスデータを収集時刻とともに保存している。図18は、この履歴データ保存部329におけるプロセスデータの保存例を示した図である。
【0073】
利用者が、携帯端末1を操作すると、携帯端末1で利用可能な機能一覧が、メニューデータベース(a)321aから通信装置2を介して、携帯端末1に表示される。図19は、携帯端末1でのメニュー表示例をに示した図である。
【0074】
利用者が、携帯端末1に表示される機能一覧の中から、「3.トレンド表示」を選択し、表示したいプロセスデータの入力点番号「1A001」を携帯端末1から入力すると、その要求は、携帯端末1から通信装置2を介して、履歴データ処理部328に送信される。
【0075】
履歴データ処理部328では、まず、指定されたプロセスデータ「1A001」の履歴情報を履歴データ保存部329から読み込む。次に読み込んだ「1A001」の時刻およびプロセスデータ値、上・下限値に基づいて、トレンドグラフを作成する。続いて、作成したトレンドグラフデータを、携帯端末1で表示可能な描画ファイル形式に変換し、携帯端末1に送信する。
【0076】
携帯端末1では、受信した描画ファイルを表示する。図20は、携帯端末1の画面上に描画されたトレンドグラフの表示例を示した図である。
【0077】
携帯端末は機種が多く、同じキャリアでも機種によって表示可能な描画ファイルの形式が異なるが、履歴データ処理部328では携帯端末に適合したファイル形式に変換処理を行うことにより、機種に左右されることなく、描画データを作成することができる。
【0078】
本実施の形態によれば、携帯端末1にプロセスデータのトレンドグラフを表示することができる。これにより、数値表示だけでは困難であったプロセスデータの変化傾向を一目で確認でき、原因究明を速やかに行うことができる。
【0079】
(第7の実施の形態、請求項7に対応)
図21は、本発明の第7の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成図を示したものである。
本図は、第6の実施の形態におけるメニューデータベース(a)321aの代わりに、警報情報表示の項目中に、「トレンドグラフ表示」要求を追加したメニューデータベース(b)321bを設けたものである。
【0080】
第6の実施の形態では、機能一覧から選択することにより、トレンドグラフ表示を要求することを可能としたが、本実施の形態では、警報表示からトレンドグラフ表示を要求することを可能としたものである。
【0081】
図22は、利用者が携帯端末1を操作し、警報情報を表示した例である。本実施の形態では、メニューデータベース(b)321bに「3.トレンド表示」を追加している。
本図を携帯端末1に表示中に「3.トレンド表示」を選択すると、携帯端末1から通信装置2を介して履歴データ処理部328に表示要求が送信される。その際、第6の実施の形態では、利用者が携帯端末1から入力点番号を指定する必要があったが、本実施の形態では、携帯端末に既に入力点番号が表示されているため、入力点番号を指定する操作は不要である。
【0082】
本実施の形態により、携帯端末1において、警報表示時に、トレンド表示要求が可能となり、警報表示しているプロセスデータの警報発生に至る変化傾向を認識することができる。また、警報状態となっている入力点番号を入力する必要がないため、誤入力を回避することができる。さらに、警報表示画面から1操作でトレンドグラフを表示できるので、素早いマンマシン操作により対応することができる。
【0083】
(第8の実施の形態:請求項8に対応)
図23は、本発明の第8の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成図を示したものである。
図23に示すように、携帯端末からの機能要求が、通信装置2を介してアクセス制御部31’に送られ、第1乃至第7の実施の形態における手段により機能利用許可者が特定されると、機能利用許可者の個人コード及び部門コードが、個人情報抽出処理部81に送られる。
【0084】
個人情報抽出処理部81は、受け渡された個人コードをキーにして、個人情報データベース811を検索し、個人情報を抽出する。
【0085】
個人情報データベース811の構成は、図24に示す通りである。例えば、機能利用許可者の個人コードが「87002」の場合、部門コード「1002」、個人名称「鈴木二郎」、個人電話番号「090−1111−0002」、個人メニュー更新フラグ「OFF」など個人コードに該当する1レコードを抽出し、結果を個人メニュー抽出処理部82に送る。
【0086】
個人メニュー抽出処理部82は、受け渡された個人情報に含まれる個人メニュー更新フラグを参照する。個人メニュー更新フラグが成立「ON」の場合には、個人によってカスタマイズされたメニュー画面を優先的に表示するために、個人メニューファイル名称をメニュー表示処理部84に送る。
【0087】
図25(a)は、個人メニューファイル名称の設定例を示したものである。個人メニューファイル名称は、個人メニューを識別する文字列「KojinMenu」と個人コード「87001」と携帯端末に表示可能な拡張子「.html」から構成されている。
【0088】
個人メニュー更新フラグが、不成立「OFF」の場合には、部門共通メニューを表示させるために、部門コードを部門メニュー抽出処理部83に送る。例えば、個人コードが「87002」の鈴木二郎の場合、個人メニュー更新フラグは「OFF」であるため、部門コード「1002」を部門メニュー抽出処理部83に送る。
【0089】
部門メニュー抽出処理部83は、受け渡された部門コードをキーにして、部門情報データベース831を検索し、該当する部門メニューファイル名称をメニュー表示処理部84に送る。
【0090】
図25(b)は、部門情報データベース831の構成を示したものである。例えば、部門コードが「1002」の場合、同一レコードに存在する部門メニューファイル名称「BumonMenu1002.html」をメニュー表示処理部84に送る。
【0091】
部門メニューファイル名称は、部門メニューを識別する文字列「BumonMenu」と部門コード「1001」と携帯端末に表示可能な拡張子「.html」から構成される。
【0092】
メニュー表示処理部84は、個人メニュー抽出処理部82あるいは部門メニュー抽出処理部83より受け渡されたメニューファイル名称を元に、個人メニューファイル841あるいは部門メニューファイル842から、メニューファイルを読み取り、メニュー画面を通信装置2を介して携帯端末に出力する。
【0093】
図26は、メニュー画面の表示例である。部門メニューは、利用者の所属する部門に共通のメニュー画面であり、個人メニューは、数あるメニュー項目のうち利用者の必要な項目のみにカスタマイズされたメニュー画面である。
【0094】
このように、第8の実施の形態によれば、第1乃至7の実施の形態の構成に、上述の4種類の処理部をさらに加えることにより、機能利用許可者は、携帯端末を使用してサーバにアクセスするだけで、機能利用許可者用のメニュー画面を携帯端末に表示することができる。
【0095】
(第9の実施の形態:請求項9に対応)
図27は、本発明の第9の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成を示すものである。
同図に示すように、携帯端末からの機能要求が、通信装置2を介してアクセス制御部31’に送られ、請求項1乃至第7の実施の形態における手段によって、機能利用許可者が特定されると、機能利用許可者の個人コード及び部門コードが、部門メニューアイテム抽出処理部85に送られる。
【0096】
部門メニューアイテム抽出処理部85は、受け渡された部門コードをキーにして、部門メニューアイテムデータベース851を検索し、機能利用許可者の部門の監視対象となっているメニュー項目(データベース上でONの項目)を抽出する。
【0097】
図28は、部門メニューアイテムデータベース851の構成を示したものであり、例えば、部門コードが「1003」の場合、データベース上で「ON」となっているメニュー項目である「タービン」「ボイラ」「海水」「制御装置」「屋外」を抽出する。
【0098】
さらに、個人によるメニュー項目のカスタマイズ情報を得るために、個人コードを個人メニュー表示項目読み出し処理部86に送る。
【0099】
個人メニュー表示項目読み出し処理部86は、受け渡された個人コードをキーにして、個人メニュー表示項目データベース861を検索し、部門メニューアイテム抽出処理部85において抽出したメニュー項目に対するカスタマイズ情報を読み出す。メニュー画面に表示する項目は「ON」、非表示にする項目は「OFF」となっている。
【0100】
個人メニュー表示項目データベース861の構成は、図28に示す通りである。
【0101】
例えば、個人コードが「87002」の場合は、「タービン」が「OFF」、「ボイラ」が「ON」などのカスタマイズ情報を読み出す。
【0102】
このように、前記2つのデータベースにより抽出したメニュー項目およびカスタマイズ情報を個人メニューアイテム一覧画面表示処理部87に送る。
【0103】
個人メニューアイテム一覧画面表示処理部87は、受け渡されたメニュー項目およびカスタマイズ情報を組み合わせ、携帯端末から容易にメニュー項目のカスタマイズが行えるようにした個人メニューアイテム一覧画面を、通信装置2を介して携帯端末に表示する。
【0104】
図29は、個人メニューアイテム一覧画面の表示例である。例えば、部門コードが「1003」、個人コードが「87002」の場合、前述の例の結果を参考にする。
【0105】
まず、メニュー項目として抽出される「タービン」、「ボイラ」、「海水」、「制御装置」、「屋外」を携帯端末に一覧表示する。
【0106】
次に、カスタマイズ情報として抽出される「OFF」、「ON」、「ON」、「OFF」、「OFF」をもとに、「OFF」はチェックなし表示、「ON」はチェックあり表示として、項目順にメニュー項目の左側にチェック指標を表示する。
【0107】
さらに、メニューの表示時にカスタマイズした個人メニューを表示するか部門共通の部門メニューを表示するかを選択できる項目を択一選択形式で表示する。
【0108】
図29のような個人メニューアイテム一覧画面が表示された携帯端末から、任意の項目を変更し、更新が選択された場合には、更新情報が通信装置2およびアクセス制御部31’を介して個人メニューアイテム更新処理部88に送られる。
【0109】
個人メニューアイテム更新処理部88は、まず、送られてきたメニュー項目の更新情報を個人コードをキーにして、個人メニューアイテムデータベース861に更新する。例えば、図29において「タービン」がチェックされている場合には、個人メニューアイテムデータベース861の「タービン」の項目を「ON」にする。
【0110】
次に、メニュー表示を個人メニューにするか部門メニューにするかの情報を個人情報データベース811に更新する。例えば、図29において個人メニューが選択されている場合には、個人情報データベース811の個人メニュー更新フラグを「ON」にする。部門メニューが選択されている場合は、同個所を「OFF」にする。
【0111】
最後に、個人メニューの更新結果から、利用者専用の個人メニューファイルを作成し、個人メニューファイル841に格納する。格納した結果を、個人メニューアイテム一覧画面表示処理部87へ通知し、通信装置2を介して携帯端末上に更新結果を表示する。
【0112】
このように、第9の実施の形態によれば、第1乃至7の実施の形態の構成に、上述の4種類の処理部をさらに加えることにより、機能利用者毎にメニューをカスタマイズすることが可能となり、機能利用者が必要とするメニューアイテムのみを携帯端末上に表示することができる。
【0113】
(第10の実施の形態:請求項10に対応)
図30は、本発明の第10の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成図を示したものである。
図30に示すように、携帯端末からの機能要求が、通信装置2を介してアクセス制御部31’に送られ、第1乃至第7の実施の形態における手段により機能利用許可者が特定され、機能利用許可者の個人コードがグループ名称一覧表示処理部89に送られる。
【0114】
グループ名称一覧表示処理部89は、受け渡された個人コードを使用してグループデータベースのファイル名称を決定した上で、ファイル名称に一致するグループデータベース891を検索し、データベースに含まれるグループ名称を全て抽出する。抽出したグループ名称は、通信装置2を介して、携帯端末にグループ名称一覧画面として表示される。
【0115】
図31は、グループデータベースのファイル名称設定例を示したものである。
【0116】
グループデータベース891は、利用者ごとに用意され、ファイル名称に個人コードを付加することにより、システムにおいて固有の名称とする。例えば、個人コードが「96601」である場合、グループデータベースを示す文字列「GroupData」と個人コード「96601」とデータファイルであることを示す拡張子「.dat」から「GroupData96601.dat」というファイル名称を導き出す。
【0117】
図32は、グループデータベースの構成を示すものである。また、図33は、グループ名称一覧画面の表示例を示すものである。本例は、グループデータベース891に含まれるグループ名称「ボイラ起動時監視用」「タービン起動時監視用」などを画面に一覧表示し、グループ名称を択一選択できるようにしたものである。
【0118】
図33のようなグループ名称一覧画面において、任意のグループが選ばれ、変更が選択されることにより、通信装置2およびアクセス制御部を介して、変更要求が登録ポイント変更画面表示処理部90に送信される。
【0119】
登録ポイント変更画面表示処理部90は、グループ名称一覧画面において選択されたグループのグループIDをキーにして、グループデータベース891を検索し、登録されているグループ名称、ポイントIDを抽出し、通信装置2を介して、図33のような登録ポイント変更画面を携帯端末に表示する。
【0120】
例えばグループIDが「02」の場合は、グループデータベース891を検索することによって、グループ名称「タービン起動時監視」、ポイントID「3B005」「2C054」「2A002」「2C002」「1B004」が抽出される。抽出されたグループ名称をグループ名称入力エリアに設定し、ポイントIDを一覧表示したものが、図33に示す登録ポイント変更画面である。
【0121】
図33のような登録ポイント変更画面において、携帯端末の利用者が、グループ名称の書き換えあるいはポイント変更用画面などを使用して、ポイントIDの入れ換えを行った後更新を選択すると、選択されたグループIDおよび画面上の情報が、通信装置2およびアクセス制御部31’を介して、登録ポイント変更処理部91に送信される。
【0122】
登録ポイント変更処理部91は、グループIDをキーにして、変更されたグループ名称あるいは、ポイントIDをグループデータベース891の該当レコードに上書きすることにより、該当グループへのポイントの追加あるいは変更を行う。
【0123】
このように、第10の実施の形態によれば、グループ名称一覧、登録ポイント変更画面を介してグループ内のポイント情報を設定・変更する機能を提供することによって、機能利用許可者が必要とするデータをグループとしてひとまとめにすることができ、グループ名称を任意の名称にすることで他グループとの識別を容易にすることができる。
【0124】
(第11の実施の形態:請求項11に対応)
図34は、本発明の第11の実施の形態に係るモバイル監視システムの構成図を示したものである。
図34に示すように、第10の実施の形態と同様に、アクセス制御部、グループ一覧表示処理部89の処理が実施され、図35のようなグループ名称一覧画面が、携帯端末に表示される。
【0125】
携帯端末の利用者は、図35のグループ名称一覧画面において任意のグループを選び、表示を選択することにより、通信装置2およびアクセス制御部31’を介して、表示要求をポイント一覧表示処理部92に送信する。
【0126】
ポイント一覧表示処理部92は、グループ名称一覧画面において選択されたグループのグループIDをキーにして、グループデータベース891を検索し、登録されているポイントIDを抽出する。また、そのポイントIDをキーにして、ポイントデータベース931を検索し、現在値、単位を抽出する。さらに、抽出した結果を、通信装置2を介して、図35に示すようなポイント一覧画面として携帯端末に表示する。
【0127】
図36は、ポイントデータベース931の構成を示したものである。例えば、選択したグループIDが「02」の場合、まず、グループIDをキーにして、グループデータベース891を検索し、登録されているポイントID「3B005」が抽出される。さらに、抽出されたポイントID「3B005」をキーにして、ポイントデータベース931を検索し、現在値「231.6」、単位「T/H」を抽出する。
【0128】
図35は、こうして抽出された結果を表示したものである。
携帯端末に表示されたポイント一覧画面のポイントID、例えば「3B005」が選択されると、選択要求が、通信装置2およびアクセス制御部31’を介して、ポイント一覧詳細表示処理部93に送信される。
【0129】
ポイント一覧詳細表示処理部93は、選択されたポイントID「3B005」をキーにして、ポイントデータベース931を検索し、該当ポイントの名称「タービン出口蒸気流量」、単位「T/H」、上限値「200」、下限値「0」などの詳細情報を通信装置2を介して送信し、図35に示すようなポイント詳細画面として携帯端末に表示する。
【0130】
このように、第11の実施の形態によれば、携帯端末からの要求により、グループに登録されたポイントの上限値や制限値などの詳細情報を閲覧することができる。
【0131】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、携帯端末の利用者による誤操作や部外者によるなりすましを回避し、通常時ならびに異常発生時にプロセスデータのトレンドグラフを携帯端末に表示して解析をスムーズに行い速やかに対応することができ、表示項目のシンボル化により表示内容を一目で認識することができるとともに、メニューから容易にデータ表示することができ、グループ単位で複数のデータを同時に表示することができる。したがって、セキュリティと利便性を高くして、速やかにプラント状況の解析と対応を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図2】第1の実施の形態における重要機能利用者リストの構成図
【図3】第1の実施の形態における携帯端末で表示されるメニューの構成図
【図4】第2の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図5】第2の実施の形態における声紋アクセス許可者リスト(a)の構成図
【図6】第3の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図7】第3の実施の形態における表示データ処理部の構成図
【図8】第3の実施の形態における表示データ要求受信時のフローチャート
【図9】第3の実施の形態における表示データ保存処理のフローチャート
【図10】第3の実施の形態における表示データ再表示処理のフローチャート
【図11】第4の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図12】第4の実施の形態における表示データ処理部の構成図
【図13】第4の実施の形態におけるデータ保存方法を説明する図
【図14】第5の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図15】第5の実施の形態におけるシンボルリスト351の構成図
【図16】第5の実施の形態において携帯端末に表示される画面
【図17】第6の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図18】第6の実施の形態における履歴データ保存部で保存されたプロセスデータを示す図
【図19】第6の実施の形態における携帯端末1でのメニュー表示例を示す図
【図20】第6の実施の形態における携帯端末1でのトレンドグラフ表示例を示す図
【図21】第7の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図22】第7の実施の形態における携帯端末1での警報情報表示例を示す図
【図23】第8の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図24】第8の実施の形態におけるデータベースの構成図
【図25】第8の実施の形態におけるメニューファイル名称設定例を示す図
【図26】第8の実施の形態における携帯端末でのメニュー画面表示例を示す図
【図27】第9の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図28】第9の実施の形態におけるデータベースの構成図
【図29】第9の実施の形態における携帯端末でのメニューアイテム一覧画面表示例を示す図
【図30】第10の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図31】第10の実施の形態におけるファイル名称設定例を示す図
【図32】第10の実施の形態におけるデータベースの構成図
【図33】第10の実施の形態における携帯端末での登録ポイント変更画面表示例を示す図
【図34】第11の実施の形態におけるモバイル監視システムの構成図
【図35】第11の実施の形態における携帯端末でのポイント一覧、ポイント詳細画面表示例を示す図
【図36】第11の実施の形態におけるデータベースの構成図
【図37】従来のモバイル監視システムの構成図
【図38】従来のモバイル監視システムの処理フロー例を示すフローチャート
【図39】従来のアクセス許可者リストの構成図
【図40】従来の入出力処理部の構成図
【符号の説明】
1…携帯端末、11…携帯端末(A)、12…携帯端末(B)、13…携帯端末(C)、2…通信装置、3…モバイルサーバ、31…アクセス制御部、31a…声紋アクセス制御部、311…アクセス許可者リスト、311a…声紋アクセス許可者リスト、32…入出力処理部、321…メニューデータベース、321a…メニューデータベースa、321b…メニューデータベースb、322…プロセスデータ保存部、325…データ送受信部、326…表示データ生成部、327…データ読み込み部、328…履歴データ処理部、329…履歴データ保存部、33…重要機能判定部、331…重要機能利用者リスト、34…声紋チェック処理部、341…声紋データベース、35…シンボル判定処理部、351…シンボルリスト、36…表示データ処理部、361…表示データ記憶装置、362…表示データ一時保存域、363…表示データ保存部、364…表示データ再表示部、365…データ保存先設定テーブル、4…プロセス計算機、5…プロセス入出力装置、6…製御装置、7…プラント、81…個人情報抽出処理部、811…個人情報データベース、82…個人メニュー抽出処理部、83部門メニュー抽出処理部、831…部門情報データベース、84…メニュー表示処理部、841…個人情報ファイル、842…部門情報ファイル、85…部門メニューアイテム抽出処理部、86…個人メニューアイテム抽出処理部、87…個人メニューアイテム更新画面表示処理部、88…個人メニューアイテム更新処理部、89…グループ一覧表示処理部、891…グループデータベース、90…登録ポイント変更画面表示処理部、91…登録ポイント変更処理部、92…ポイント一覧表示処理部、93…ポイント一覧詳細表示処理部、931…ポイントデータベース

Claims (11)

  1. 携帯端末との通信を行う通信装置と、前記携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して前記携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ前記携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを前記携帯端末に出力するとともに前記携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、
    前記携帯端末からの操作要求が重要機能か否かを判定し、重要機能であれば、声紋をチェックして携帯端末の利用者を特定させ、特定された利用者を重要機能利用許可者リストと照合して、該利用者が重要機能利用許可者であれば、前記携帯端末の利用者からの操作要求を入出力処理部に通知する重要機能判定部と、
    前記重要機能判定部から携帯端末の利用者を特定する指令を受けると、前記携帯端末を介して利用者に発声を要求し、得られた声紋を予め登録された声紋データベースと照合して利用者を特定し、該特定者を前記重要機能判定部に通知する声紋チェック処理部と
    を具備することを特徴とするモバイル監視システム。
  2. 携帯端末との通信を行う通信装置と、前記携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して前記携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ前記携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを前記携帯端末に出力するとともに前記携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、
    前記携帯端末の利用者に前記携帯端末を介して発声を要求し、声紋を予め登録された声紋データベースと照合して利用者を特定する声紋チェック処理部と、
    前記アクセス許可者リストと引き換えて、前記携帯端末の利用者毎にサーバへのアクセス可否を示す声紋アクセス許可者リストと、
    前記アクセス制御部と引き換えて、前記声紋チェック処理部より携帯端末の利用者特定結果を受信し、前記声紋アクセス許可者リストから、前記携帯端末の利用者が機能利用許可者であるか否かを判定し、機能利用許可者であれば、入出力処理部に操作要求を通知する声紋アクセス制御部と
    を具備することを特徴とするモバイル監視システム。
  3. 携帯端末との通信を行う通信装置と、前記携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して前記携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ前記携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを前記携帯端末に出力するとともに前記携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、
    前記携帯端末の表示データを一時的に保存する表示データ一時保存域と、
    前記携帯端末からデータ保存要求を受けて前記表示データ一時保存域に存在する表示データの保存処理を行う表示データ保存部と、
    前記表示データの保存先となる表示データ記憶装置と、
    前記携帯端末からデータ再表示要求を受けて前記表示データ記憶装置に保存されている表示データの表示処理を行う表示データ再表示部と
    を具備することを特徴とするモバイル監視システム。
  4. 前記携帯端末毎に表示データの保存先が設定されているデータ保存先設定テーブルを、さらに具備することを特徴とする請求項3記載のモバイル監視システム。
  5. 携帯端末との通信を行う通信装置と、前記携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して前記携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ前記携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを前記携帯端末に出力するとともに前記携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、
    表示データに対応するシンボル情報を記憶するシンボルリストと、
    携帯端末に表示するデータを前記入出力処理部より受信し、その表示データに対応するシンボルを前記シンボルリストより抽出し、前記携帯端末におけるシンボルの表示位置を画面上の所定の場所に指定し、シンボルデータおよび表示位置データを前記入出力処理部に送信するシンボル判定処理部と
    を具備することを特徴とするモバイル監視システム。
  6. 携帯端末との通信を行う通信装置と、前記携帯端末の電話番号毎のサーバへのアクセス可否を示したアクセス許可者リストと、指定された前記携帯端末の電話番号を前記アクセス許可者リストと照合して、アクセス許可者のみを入出力処理部に通知するアクセス制御部と、プラントからのプロセスデータにより携帯端末用の表示データを作成して前記携帯端末に出力するとともにプロセスデータ保存部に保存し、かつ前記携帯端末からの操作要求によりメニューデータベースから操作要求メニューを前記携帯端末に出力するとともに前記携帯端末からのプラント操作信号をプラント側に出力する入出力制御部とを備えたモバイル監視システムにおいて、
    プラント側から読み込んだプロセスデータを時刻とともに記録し、保存する履歴データ保存部と、
    携帯端末で指定したポイントの履歴データを前記履歴データ保存部から抽出し、履歴データをトレンドグラフとして描画データ化し、携帯端末で表示可能なファイル形式に変換する履歴データ処理部と、
    前記メニューデータベースと引き換えて、携帯端末に表示するメニュー項目にトレンドグラフ表示機能を追加したメニューデータベース(a)と
    を具備することを特徴とするモバイル監視システム。
  7. 携帯端末で警報情報を表示する場合に、前記メニューデータベース(a)と引き換えて、当該警報項目のトレンドグラフ表示機能を追加したメニューを含むメニューデータベース(b)を具備することを特徴とする請求項6記載のモバイル監視システム。
  8. 機能利用許可者を特定して個人情報抽出処理部に個人コードおよび部門コードを送信するアクセス制御部と、
    個人情報データベースから利用許可者自身の個人情報を抽出する個人情報抽出処理部と、
    抽出された個人情報の中に個人メニュー更新フラグが成立していれば、個人メニュー情報を抽出してメニュー表示処理部へ送信する個人メニュー抽出処理部と、
    抽出された個人情報の中に個人メニュー更新フラグが成立していなければ、 抽出された個人情報の中の部門コードから部門別メニュー情報を抽出してメニュー表示処理部へ送信する部門メニュー抽出処理部と、
    抽出された個人メニュー情報または部門別メニュー情報を携帯端末へ表示するメニュー表示処理部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7記載のモバイル監視システム。
  9. 部門ごとに表示するメニューアイテムが記録されている部門メニューアイテムデータベースと、
    前記部門メニューアイテムデータベースから、機能利用許可者の属する部門のメニューアイテムを抽出する部門メニューアイテム抽出処理部と、
    機能利用許可者ごとに表示/非表示するメニューアイテムが記憶されている個人メニュー表示項目データベースと、
    前記個人メニュー表示項目データベースから、機能利用許可者のメニューアイテムを読み出す個人メニュー表示項目読み出し処理部と、
    読み出されたメニューアイテムを機能利用許可者の要求によって、メニューを更新する個人メニューアイテム更新処理部と、
    更新された内容を携帯端末上に表示する個人メニューアイテム一覧画面表示処理部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項8記載のモバイル監視システム。
  10. 機能利用許可者が必要とする複数のポイントを一括してグループ化した情報を格納するグループデータベースと、
    そのグループに機能利用許可者が付けた名称を一覧表示するグループ名称一覧表示処理部と、
    グループ内に登録されたポイントを一覧表示し選択することによりポイントの入れ替えを可能とする登録ポイント変更画面表示処理部と、
    グループ内に登録された任意のポイントを機能利用許可者の要求によって、他のポイントと入れ替えて登録する登録ポイント変更処理部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7記載のモバイル監視システム。
  11. 前記グループ化した情報を携帯端末に一覧表示するグループ名称一覧表示処理部と、
    一覧表示されたグループから、そのグループに登録されているポイントを一括表示するポイント一覧表示処理部と、
    一括表示されたポイントの任意のポイントを選択することにより、選択されたポイントの詳細情報を表示するポイント一覧詳細表示処理部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項10記載のモバイル監視システム。
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