JP2004015888A - ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具とその施工方法 - Google Patents

ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具とその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】螺旋状ケーブルハンガー同士の連結状態を確実に維持し、必要に応じて分離可能な連結具を提供する。
【解決手段】互いに連結する螺旋状ケーブルハンガーAの端末に固着する合成樹脂製の第一、第二の連結材1,2で成り、第一連結材1に、第二連結材2に設けた受入穴3に嵌挿する嵌挿部片4と、同じく第二連結材2に受入穴3に連通して設けた係合切欠6に係合する係合突部5とを設け、第二連結材2は、受入穴3及び係合切欠6を形成する一対の半割り筒体7,7と、一対の半割り筒体7,7の外周面に沿って摺動可能に嵌合されて一対の半割り筒体7,7が拡径するのを規制または開放する規制リング8とを有してなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
電柱間にケーブルを架設する際、電柱間に吊架した吊り線であるメッセンジャーワイヤーに螺旋状ケーブルハンガーを吊架せしめ、該螺旋状ケーブルハンガーにケーブルを受支させるようにし、前記螺旋状ケーブルハンガーは順次連結して電柱間のほぼ全域に吊架するようにしているが、本発明は、螺旋状ケーブルハンガーを順次連結する際に用いる連結具と、該連結具を用いた螺旋状ケーブルハンガーによるケーブルの架設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の最新の従来技術として、特許第3203556号公報に開示される発明を挙げることができる。
【0003】
この特許発明は、螺旋状ケーブルハンガーの両端に雌雄の連結材を取り付け、該雌雄の連結材を交互に嵌合することによって螺旋状ケーブルハンガーを順次連結していくものであるが、この種の螺旋状ケーブルハンガーには、その使用途上で強力な引張力が働き、この強力な引張力によって上記従来の雌雄の螺旋状ケーブルハンガーが離脱する事故が多々発生している。
【0004】
またこの特許発明では、これら雌雄の連結材を用いて、螺旋状ケーブルハンガーを電柱間に取り付けたメッセッンジャワイヤに支持させると共に、このケーブルハンガーを用いてケーブルを架設する方法が示されているが、この特許発明に開示される架設方法では、特に螺旋状ケーブルハンガーをメッセンジャワイヤに支持させる際の施工方法に難点があり、またケーブルを螺旋状ケーブルハンガーA内に引き込むために特別な作業具を必要とし、円滑に施工することができないという致命的な欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解消して、螺旋状ケーブルハンガーに強力な引張力が作用しても、連結具で連結された螺旋状ケーブルハンガーが離脱することのない、この種連結具を提案することを第一の目的とするものである。
【0006】
また、雌雄連結具によって連結された螺旋状ケーブルハンガーによってケーブルを電柱間に架設する際に、容易に螺旋状ケーブルハンガーをメッセンジャワイヤに支持させることができると共に、特別な引き込み作業具を用いることなく螺旋状ケーブルハンガーにケーブルを容易に引き込むことができ、電柱間にケーブルを容易に架設することができるケーブル架設方法を提案することを第二の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、互いに連結する螺旋状ケーブルハンガーAの端末に固着する合成樹脂製の第一、第二の連結材1,2で成り、第一連結材1に、第二連結材2に設けた受入穴3に嵌挿する嵌挿部片4と、同じく第二連結材2に該受入穴3に連通して設けた係合切欠6に係合する係合突部5とを設け、第二連結材2は、前記受入穴3及び前記係合切欠6を形成する一対の半割り筒体7,7と、該一対の半割り筒体7,7の外周面に沿って摺動可能に嵌合されて該一対の半割り筒体7,7が拡径するのを規制または開放する規制リング8とを有してなる、ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具に係る。
【0008】
請求項2に係る発明は、第一及び第二連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて溝条12(図7)が形成されてなる請求項1に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具に係る。
【0009】
請求項3に係る発明は、第一,二の連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面がその開口端側を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されてなる請求項1または2に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具に係る。
【0010】
請求項4に係る発明は、複数の電柱13a,13b間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、一方の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーAを一方の電柱13a側から他方の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが他方の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外す手順と、螺旋状ケーブルハンガーAを取り外した直動ロッド16に他方の電柱13b付近でケーブル15を連結し、この状態で直動ロッド16を復動させてケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内を通って一方の電柱13a側に引き込む手順とにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0011】
請求項5に係る発明は、複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーAを最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16のみを更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けて、この状態で直動ロッド16を更に次の電柱13d側に往動させる手順と、最後の電柱d付近の位置で、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外し、螺旋状ケーブルハンガーAを取り外した直動ロッド16に最後の電柱13d付近でケーブル15を連結し、この状態で直動ロッド16を復動させてケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内を通って最初の電柱13a側に引き込む手順とにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0012】
請求項6に係る発明は、複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを最初の電柱13a側に復動させる手順と、次の電柱13b付近から再び直動ロッド16を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を次の電柱13b側から更に次の電柱13c側に移送する手順と、その移送途中で前手順と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが更に次の電柱13cに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で該直動ロッド16のみを前の電柱13b側に復動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最後の電柱13d付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0013】
請求項7に係る発明は、複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAのみを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16とこれに取り付けられているケーブル牽引用ロープ23を更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを取り付け、この状態で直動ロッド16を更に電柱13d側に往動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最後の電柱13d付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0014】
請求項8に係る発明は、複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを最初の電柱13a側に復動させる手順と、次の電柱13b付近から再び直動ロッド16を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を次の電柱13b側から更に次の電柱13c側に移送する手順と、その移送途中で前手順と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが更に次の電柱13cに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で該直動ロッド16のみを前の電柱13b側に復動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最初の電柱13a付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最後の電柱13d側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0015】
請求項9に係る発明は、複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAのみを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16とこれに取り付けられているケーブル牽引用ロープ23を更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを取り付け、この状態で直動ロッド16を更に電柱13d側に往動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最初の電柱13a付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最後の電柱13d側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法に係る。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係る螺旋状ケーブル用ハンガーの連結具の一実施形態を示し、図1はケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの第一連結材を構成する雄側連結材1と、これが連結される第二連結材を構成する雌側連結材2との斜視図である。図2は、第一連結材1と第二連結材2とを連結した状態の縦断平面図である。図3、同作動状態の縦断平面図である。図4は、同縦断正面図で、図5は、同作動状態における正面図である。図6は、図5のVIーVI線断面図である。図7は、第一,第二の連結材1,2の螺旋状ケーブルハンガーAと接続される側の側面図である。
【0017】
本発明は、鋼線より成る芯材を合成樹脂で被覆して構成した公知の螺旋状ケーブルハンガーAを、ポリアセタール樹脂材等の合成樹脂材からなる第一、第二の連結材1,2で連結する連結具Bに係り、第一、第二の連結材1,2は基端側に長手方向に沿って設けた接続穴9に螺旋状ケーブルハンガーAの端末を嵌挿するようにして該ハンガーAに固着して用いるものである。
【0018】
この固着作業は、工場で行われ、接続穴9にケーブルハンガーAの端末を嵌挿して、螺旋状ケーブルハンガーA乃至連結材1,2の弾性変形を利用して固着状態を維持させる場合と、接続穴に接着剤を注入して接続剤の接着力を利用して固着状態を維持する場合があり、これ以外に、後述の図7で説明する独特の固着構造を採用することができるが、いずれにせよ、ここで「固着」とは本発明の連結具Bを用いた連結装置に外力が負荷した際、連結材1,2とケーブルハンガーAとが不測のとき以外は互いに離脱しない状態にあることをいう。
【0019】
雄側連結材である第一連結材1は、一端(基端)を開口して前記接続穴9を備えた基部片10の他の一端(先端)に嵌挿部片4を突設して構成したもので、基部片10の外周面は、その開口端側が適宜小径であるテーパー面10Aに形成され、この第一連結材1の前記嵌挿部片4は、角柱状の部片主体4Aからなり、この部片主体4Aの前後両側面に嵌挿部片4と同じ軸方向に延びる係合突部5が突設され、係合突部5は、嵌挿部片4の基端側の細径部片5bの先端に嵌挿部片4の基端側から先端側方向に漸次幅狭くしたやや三角形状の大径部片5aを、細径部片5bの延長上に設け、全体として矢印状とし、大径部片5aの後端縁5a′を係止縁として機能させ、第二連結材2に形成した係合切欠6の受止縁として機能させる後縁6a′に係止させるようにしたものである。
【0020】
雌側連結材である第二連結材2は、一端(基端)を開口して設けた前記接続穴9を備え、その外周面は、その開口端側が適宜小径のテーパー面11Aとする基部片11と、基部片11に他の一端(先端)を開口して設けた一対の半割り筒体7,7とからなり、該一対の半割り筒体7,7によって、その互いの対向面間に、第一連結材1の前記嵌挿部片4を嵌挿する、前記角柱状部片主体4Aの形状に合致する角筒形状の受入穴3と、該受入穴3に上下に連通して、第一連結材1の係合突部5を係合する係合切欠6とを形成したもので、係合切欠6は、細径部穴6bを通じて前記係合突部5の大径部片5aを係合する大径部穴6aと、該大径部穴6aと外界とを連通する前記細径部穴6bとで構成したものである。また、係合切欠6の大径部穴6aの奥行きには割り溝6cが延長して設けてあり、これによって一対の半割り筒体7,7が基部片11を中心に拡径状に弾性変形させることが容易になっている。
【0021】
係合切欠6の大径部穴6aは、第一連結材1の係合突部5の大径部片5aと反対に第二連結材2の先端側から後端側方向に漸次幅狭くして、係合突部5の大径片5aが係合する形態と成し、その後縁6a′を前記の通り前記大径部片5aの受止縁とし、該大径部分5aの後端縁5a′がこれに係止することにより、係合突部5側の大径部片5aが係合切欠6側の大径部穴6aからの離脱、すなわち、第一連結材1と第二連結材2との互いの離脱を防ぐものである。
【0022】
係合切欠6の大径部穴6aと外界とを連通する前記細径部穴6bは、係合突部5の大径部片5aと細径部片5bと同様その延長上に、大径部穴6aの長手方向に沿う中央が存するように連通させて、大径部穴6a及びその基端部側の逃げ溝6cと共に、係合切欠6は、全体としてやや矢印状を成すものであって、大径部片5aが楔のようにして、一対の半割り筒体7,7を拡径状に弾性変形させ、該細径部孔6bを拡開して第一連結材1の大径部片5aが第二連結材2の係合切欠6の大径部孔6aに嵌合され、しかして両半割り筒体7,7の弾性復元力によって係合突部5が係合切欠6に係止されるようにしてある。
【0023】
そして、本発明の特徴とする構成は、図1〜6に示すように、第二連結材2の外周面に軸方向に摺動可能な規制リング8を嵌合してなることである。
【0024】
即ち、規制リング8は、第二連結材2の基部片11の外周面と一対の半割り筒体7,7の外周面との間を摺動可能に嵌合されてなるもので、図1、図2、図4では規制リング8が基部片11の外周面に位置している状態を示し、図3、図5は規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面に位置している状態を示し、正確には、一対の半割り筒体7,7の外周面の対称位置には一対のストッパー突起18,18が突設され、これに対応して、規制リング8の径方向対称位置に軸方向に延びるストッパー溝19,19が穿設され、該規制リング8が一対の半割り筒体7,7の外周面を摺動して、該規制リング8のストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接した状態では、該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合された状態となっている。
【0025】
また、本発明では、図7に示すように、第1、第2連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけてスリット状の溝条12(図示では1条であるが、それ以上でも、2条でも、またそれ以上であってもよい。)を設けてある。
【0026】
従って、螺旋状ケーブルハンガーAを接続穴9に挿入したとき、該ハンガーAは鋼線より成る芯材を肉厚の合成樹脂材で被覆して形成されているため、その合成樹脂層の一部が、図7に示すように、溝条12に侵入した状態となって、この部分に段差が出来て、接続穴9に挿入されたケーブルハンガーAは段部に強く係合され、より一層強固に接続穴9に固着されることになる。勿論、接続穴9に挿入されるケーブルハンガーAは、前述のように接着材を併用するようにしてもよい。
【0027】
しかして、螺旋状ケーブルハンガーAを本発明に係る連結具Bによって連結する際には、前述の各図面に詳細に示すように、互いに連結する一方の螺旋状ケーブルハンガーAの端末に第一連結材1を、他の一方のケーブルハンガーAの端末に第二連結材2をそれぞれ前記のようにして接続固着し、規制リング8を、図1、図2、図4に示すように第二連結材2の基部片11側に位置させた状態で、係合突部5と係合切欠6を位置合わせして、第一連結材1側の嵌挿部片4を、第二連結材2側の受入穴3に押し込むと、一対の半割り筒体7,7は拡径弾性変形して、係合突部5の大径部片5aは、係合切欠6の細径部孔6bを強制的に拡開して、かつ、該細径部孔6bを通じて係合切欠6の大径部孔6aに、両半割り筒体7,7の弾性復元力によって係合し、両連結材1,2は互いに連結され、すなわち、前記ケーブルハンガーA,Aは互いに連結されることになる。そして、両連結材1,2は、係合突部5の後端縁5a′と係合切欠6の後縁6a′の係止関係によって連結状態が維持される。
【0028】
しかるのちに、規制リング8を、図3、図5に示すように、そのストッパー溝19,19が半割り筒体7,7のストッパー突起18,18に当接するまで摺動させることによって、該該規制リング8は一対の半割り筒体7,7の外周面と、第一連結材1の基部片10の外周面とにわたって嵌合され、これによって両半割り筒体7,7の拡径方向への弾性変形を物理的に阻止するようになっている。
【0029】
即ち、第一連結材1及び第二連結材2に連結された螺旋状ケーブルハンガーAに外部負荷によって強力な引張力が作用したときに、第一連結材1の嵌挿部片4及び係合突部5は、一対の半割り筒体7,7を拡径方向に弾性変形させて、第二連結材2の受入穴3及び係合切欠6を押し広げ、該受入穴3及び係合切欠6から抜け出ようとするが、両半割り筒体7,7の外周面には規制リング8が嵌合して、両半割り筒体7,7に負荷する拡径方向への弾性変形力に対向して、両半割り筒体7,7の拡径方向への開放を規制し、第二連結材2の受入穴3及び係合切欠6が押し広げられないようになっているため、例え螺旋状ケーブルハンガーAを介して第一、第二連結材1,2に強力な引き離し力が作用しても、規制リング8に規制されて、両連結材1,2は堅固にその連結状態が維持されることになる。
【0030】
このように、本発明によれば、規制リング8によって両半割り筒体7,7の拡径方向への開放を規制するようにしたものであるから、例えば、上記逃げ溝6cを長く形成して、両半割り筒体7,7の拡径方向への変移が若干容易であっても、言い換えれば、第二連結材2の両半割り筒体7,7によって形成される受入穴3及び係合切欠6への第一連結材1の嵌挿部片4及び係合突部5の嵌挿・係合が比較的に容易であっても、規制リング8によって、両連結材1,2は堅固にその連結状態が維持されることになり、結果的に第一連結材1の第二連結材2への連結作業を容易にすることが可能となる。
【0031】
なお、前述のように、第一連結材1側の嵌挿部片4を、第二連結材2側の受入穴3に嵌挿する際に、嵌挿部片4とこれが嵌挿する受入孔3が、図示では正四角形に形成されているが、台形等異形形状に形成されることが好ましく、これによって、第1及び第2の連結材1,2の表裏面の挿入位置が規制されることになり、互いの挿入操作を正確に行うことができる。なお、第一連結材1の嵌挿部片4を第二連結材2の受入穴3に嵌合することによって、第一、第二連結材1,2を互いに直線状態に強力に連結する作用を果たすことができる。
【0032】
更に、螺旋状ケーブルハンガーAによって形成される螺旋状孔に、後述のようにメッセンジャワイヤ14とケーブル15とを挿通させる際に、該ケーブルハンガーAの連結部である第1及び第2の連結材1,2のケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面がその開口端を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されているため、ケーブル15は、これらのテーパー面10A,11Aに案内されて導入され、ケーブル15が両連結材1,2に引っ掛かってその挿入作業の障害となることを可及的に防ぐことができる。また、メッセンジャワイヤ14に螺旋状ケーブルハンガーAを挿通させる際にも、テーパー面10A,11Aがガイドとなって円滑に該ハンガーAをメッセンジャワイヤ14に挿通させることができる。
【0033】
次に、上記のようなケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bを取り付けた螺旋状ケーブルハンガーAを用い、ケーブル15(図13、図14)を、例えば40〜60m間隔の電柱13a,13b間にわたって架設する第1の施工方法を説明する。
【0034】
なお、螺旋状ケーブルハンガーAは、螺旋形状に曲成して、長さが0.75m〜1.5mのもので、図8のIXーIX線拡大断面図である図9に示すように、その螺旋内径Dは、メッセンジャワイヤ14の外径dとケーブル15または後述の直動ロッド16の外径d′の和よりも大きくしており、例えば200%以上であることが好ましい。
【0035】
まず図8に示すように、予め周知の方法でメッセンジャワイヤ14を電柱13a,13b間に架設しておく。そして、一方の電柱13a付近で、作業者Mは適宜作業車のゴンドラGに乗って、一本目の1.5m前後の螺旋状ケーブルハンガーAを図示のように矢印a方向に回転してメッセンジャワイヤ14に巻き付けるようにして該ハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させると共に、地上ではリール20に巻き付け可能な程度に可撓性を有するが、伸展させた際に折れ曲がったり、湾曲することのない直進性を有する直動ロッド16、例えばガラス繊維含浸プラスチック(FRP)製のロッド16を螺旋状ケーブルハンガーAの内部を通過させて、その先端部を、図10に示すように、取り外し可能な取付具21a,21b、例えば図11に示すような市販のクリップ21aやダブルクリップ21bを介して直動ロッド16の先端部に取り付ける。なお、この取付具は、後述のように取り外す必要があるため、取り外し可能な取付具であれば、上記のクリップに限定されることはなく、例えば適当な針金によって上記両者を取り付けるようにしてもよい。
【0036】
次に、図12に示すように、リール20を駆動させて、強制的に直動ロッド16を矢印bに示すように前方に、即ち、他方の電柱13bに向かって約1m〜1.5m程度繰り出す。これによって、最初の螺旋状ケーブルハンガーAは、その先端部に取り付けられた直動ロッド16によって、約1m〜1.5m強制的に送り出される。この際に、螺旋状ケーブルハンガーAは、その先端部が直動ロッド16に取り付けられ、該先端部をガイドとして強制的に送り出されるため、螺旋状ケーブルハンガーAはメッセンジャワイヤ14に支持されながら円滑に移送され、その移送途中で螺旋状ケーブルハンガーAが湾曲や折曲することがない。
【0037】
この点で、冒頭に述べた従来技術によれば、螺旋状ケーブルハンガーをその移送方向の後端部から押し出すようにして、前方に移送するようになっているため、螺旋状ケーブルハンガーは、特にその連結材の部分でメッセンジャワイヤとの摺動抵抗によって折れ曲がり、円滑に螺旋状ケーブルハンガーを移送することができない事故があった。特に、電柱13a,13b間距離が長いもの、例えば40mを越える場合には、従来技術では度々上記のような事故が発生していた。
【0038】
そして、上述のように最初の螺旋状ケーブルハンガーAを1m〜1.5m繰り出した位置で、作業者Mは、新しい螺旋状ケーブルハンガーAを、図示のように矢印a方向に回転してメッセンジャワイヤ14に巻き付け、該ハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、しかるのちに、最初の螺旋状ケーブルハンガーAの後端部と新しい螺旋状ケーブルハンガーAの先端部とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bによって連結する。
【0039】
この状態で、更に直動ロッド16をリール20より繰り出して直動させ、2連結された螺旋状ケーブルハンガーA,Aを1m〜1.5m程前方に送り出す。このような手順を繰り返すことによって、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが他方の電柱13bに達し、電柱13a,13b間全域に螺旋状ケーブルハンガーAが架設されることになる。
【0040】
そして、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが他方の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAを取付具21a,21bによって直動ロッド16から取り外し、且つ適当な固定具17にて該螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に固定する。
【0041】
一方、図13に示すように、他方の電柱13b付近に設置しているリール22に巻き付けられているケーブル15を繰り出し、図示しないが、該電柱13bの付近でゴンドラに乗った作業者は、前述のように、取付具21a,21bによって螺旋状ケーブルハンガーAから取り外された直動ロッド16の先端部にケーブル15の先端部を、適当な周知の方法、例えば針金等の適当な連結具25(詳細構造の一例は後述する)を用いて連結し、この状態で、電柱13a側のリール20を駆動させて直動ロッド16を前記とは反対方向(矢印cで示す)に復動させて、該直動ロッド16に連結されているケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内に引き込み、直動ロッド16の先端部を電柱13aの位置まで復動させることによって、図14に示すようにケーブル15が螺旋状ケーブルハンガーAに支持されて電柱13a,13b間に架設され、架設作業が完了するのである。
【0042】
このように、本発明にあっては、直動ロッド16の往動によって、螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に沿って強制移送すると共に、該直動ロッド16の復動によってケーブル15を電柱13a,13b間に架設するようにしたことを特徴とするもので、直動ロッド16によって、前述のように螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持されながら円滑に移送することができるのみならず、冒頭で述べた従来技術のように特別なケーブル引き込み具を用いることなく、直動ロッド16をケーブル引き込み具として兼用するようにしたため、それだけケーブル架設費用が安価につき、引き込み操作も直動ロッド16を復動側に引き寄せるだけでよいから操作も容易であるという利点がある。
【0043】
しかも上述の従来技術であれば、特別な仕様のケーブル引き込み具を用いて、螺旋状ケーブルハンガー内を移送することになるが、その移送途中で該ケーブル引き込み具が螺旋状ケーブルハンガーに引っ掛かって円滑にケーブルを螺旋状ケーブルハンガーの全域にわたって移送することができない事故が多々発生しているが、本発明では、直動ロッド16によってケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内を移送させるものであるから、その移送途中で上記のような事故を発生することなく円滑に移送させることができる。
【0044】
上記の第1の施工方法の一実施形態は2電柱13a,13b間にわたってケーブル15を架設し、この施工方法を更に次の隣り会う電柱間で繰り返し実施するものであるが、勿論、これに限定されることはなく、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが他方の電柱13bに達した後も、直動ロッド16を復動させることなく、更に隣り会う電柱間(例えば、後述の電柱13c,13d間)に直動ロッド16の往動操作によって各電柱間に独立して螺旋状ケーブルハンガーAを繰り出し、電柱13cの付近あるいは電柱13dの付近で、直動ロッド16を螺旋状ケーブルハンガーAから取り外し、図13に示すようにリール22から繰り出されるケーブル15を直動ロッド16に連結具25によって連結して、該ケーブル15を最初の電柱13aまで引き寄せるようにした施工方法も含むものである。
【0045】
次に、上記のようなケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bを取り付けた螺旋状ケーブルハンガーAを用い、ケーブル15を、例えば40〜60m間隔の複数の電柱13a〜13d間にわたって架設する第2の施工方法を説明する。
【0046】
この第2の施工方法の、第1の施工方法との相違点は、図15に示すように、直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを前述の適当な取付具21a,21bによって取り付けると共に、直動ロッド16とは別に配したケーブル牽引用ロープ23の先端部も取付具21a,21b等を利用して、これに結び付ける等して取り付け、該直動ロッド16によって螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とを同時に矢印a方向に移送するようにしたことである。
【0047】
即ち、図16に示すように、最初の電柱13a付近に直動ロッド16の送り出し用リール20aと、ケーブル牽引用ロープ23の送り出し用リール24を設置して、直動ロッド16とケーブル牽引用ロープ23とを螺旋状ケーブルハンガーA内に送りこみ、螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とを上述のように直動ロッド16の先端部に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順を踏み、その移送途中で第1の施工方法と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返すようにし、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを最初の電柱13a側に復動させてリール20aに巻き取るようにする。
【0048】
そして次に、破線で示すように、直動ロッド16巻き付けリール20bを次の電柱13b付近にもちきたし、この位置でリール20bから直動ロッド16を再び繰り出して、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を該次の電柱13b側から更に次の電柱13c側に移送するようにし、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返すことは同じである。
【0049】
そして、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが電柱13cに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを電柱13b側に復動させる。そして更に電柱13b付近から電柱13c付近に移動させたリール20cによって再び直動ロッド16を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を該次の電柱13c側から更に次の電柱13d側に移送するようにし、その移送途中で前手順と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順を踏む。
【0050】
始めの螺旋状ケーブルハンガーAが更に次の電柱13dに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で該直動ロッド16のみを前の電柱13c側に復動させるようにする。
【0051】
これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、図17に示すように、最後の電柱13d付近に設置しているリール22からケーブル15を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を後述のような適当な連結具25によって連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側にリール24によって引き寄せることによって、図示に一例が示されるように4つの電柱13a〜13d間にわたって、一挙にケーブル15を架設することができる。
【0052】
なお、前記実施の形態では、直動ロッド16が一対の電柱区間に達すると、一旦直動ロッド16を元の電柱まで引き戻し、該直動ロッド16を次の電柱付近から再び螺旋状ケーブルハンガーA内に導入するようにしているが、これに限定されることはなく、直動ロッド16を一挙に複数の電柱区間、例えば電柱13a〜13c又は13d間に往動させ、その位置より前述のようにして復動させるようにしてもよい。
【0053】
更にまた、上記のようなケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bを取り付けた螺旋状ケーブルハンガーAを用い、ケーブル15を、例えば40〜60mm間隔の複数の電柱13a〜13d間にわたって架設する第3の方法を説明する。
【0054】
即ち、第2の施工方法を図16を参照して説明したように、第3の施工方法も、図15、図16に示すように、直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを前述の適当な取付具21a,21bによって取り付けると共に、直動ロッド16とは別に配したケーブル牽引用ロープ23の先端部も取付具21a,21bを利用して、螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とを同時に矢印a方向に移送し、第2の施工方法で説明した工程を経て、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設するようにする。
【0055】
しかして、ケーブル架設工程では、第2の架設工程と異なって、図18に示すように、最初の電柱13a付近に設置しているリール22からケーブル15を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23の後端部にケーブル15を後述のような適当な連結具25によって連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最後の電柱13d側にリール24によって引き寄せることによって、図示に一例が示されるように4つの電柱13a〜13d間にわたって、一挙にケーブル15を架設することができる。
【0056】
なお、前記実施の形態では、直動ロッド16が一対の電柱区間に達すると、一旦直動ロッド16を元の電柱まで引き戻し、該直動ロッド16を次の電柱付近から再び螺旋状ケーブルハンガーA内に導入するようにしているが、これに限定されることはなく、直動ロッド16を一挙に複数の電柱区間、例えば電柱13a〜13c又は13d間に往動させ、その位置より前述のようにして復動させるようにしてもよい。
【0057】
なおまた、ケーブル15をケーブル牽引用ロープ23または直動ロッド16に連結する連結具としては、図19に示すように金属網状の連結部材25aと金具部材25bとからなる市販の連結具25を用い、連結部材25aにケーブル15を連結し、金具部材25dにケーブル牽引用ロープ23又は直動ロッド16(図示せず)を連結して使用することが好ましい。
【0058】
この第2又は第3の施工方法によれば、一本のケーブル牽引用ロープ23を多数の電柱13a〜13dにわたって配設し、これにケーブル15を連結して各電柱13a〜13dを連続して移送させることによって、例えば各電柱間が50mとすれば、4つの電柱13a〜13d間の150mにわたって一挙にケーブル15を架設することができるから、それだけケーブル15の架設作業を迅速に且つ容易に行うことができる。
【0059】
また、この第2又は第3の施工方法によれば、第1の施工方法の利点をそのまま生かすことがてきると共に、更に一本のケーブル牽引用ロープ23によってケーブル15を牽引して全電柱13a〜13d間に架設するのであるから、その架設途中でケーブル15が螺旋状ケーブルハンガーAに引っ掛かったり、折れ曲がったりすることはなく、円滑に架設することができる。
【0060】
なお、請求項4〜9に係る発明にあっては、これに使用されるケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bは、請求項1〜3の構成のものに限定されることはなく、例えば冒頭で述べた従来技術の連結具を採用してもよく、要は、螺旋状ケーブルハンガーAを互いに連結することのできる連結具であれば、どのような構成のものでもよいことになる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第一連結材側の嵌挿部片を、第二連結材側の受入穴に押し込むだけで、係合突部が細径部を拡開し、かつ、該細径部を通じて係合切欠の大径部に係合して両連結材すなわち連結材を組付けた一対の螺旋状ケーブルハンガーが互いに連結され、該連結状態を確実に維持でき、また、第二連結材の弾性変形を利用して両連結材を分離することもでき、使用勝手良好な斬新な構造の連結具を提供できる。
【0062】
特に、第一連結材及び第二連結材に連結された螺旋状ケーブルハンガーに外部負荷によって強力な引張力が作用したときに、第一連結材の嵌挿部片及び係合突部は、一対の半割り筒体を拡径方向に弾性変形させて、第二連結材の受入穴及び係合切欠を押し広げ、該受入穴及び係合切欠から抜け出ようとするが、両半割り筒体の外周面には規制リングが嵌合して、両半割り筒体に負荷する拡径方向への弾性変形力に対向して、両半割り筒体の拡径方向への開放を規制し、第二連結材の受入穴及び係合切欠が押し広げられないようになっているため、例え螺旋状ケーブルハンガーを介して第一、第二連結材に強力な引張力が作用しても、規制リングに規制されて、両連結材は堅固にその連結状態が維持され、安定して使用することができる。
【0063】
請求項2に係る発明によれは、第一及び第二連結材の、螺旋状ケーブルハンガーが挿入される接続穴を形成する基部片の内周壁に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて逃げ溝が形成されてなるため、プレス機等で基部片の外周面を押圧することによって逃げ溝を中心に接続孔の内壁の一部が突出し、この突出部がケーブルハンガーの挿入部を係合して、該ケーブルハンガーと両連結材との連結状態を強固に維持することができる。
【0064】
請求項3に係る発明によれば、螺旋状孔ケーブルハンガーの連結部である第1及び第2の連結材のケーブルハンガーとの接続部である基部片の外周面がその開口端を小径とするテーパー面に形成されているため、ケーブルは、これらのテーパー面に案内されて導入され、ケーブルが両連結材に引っ掛かってその挿入作業の障害となるというようなことがない。また、メッセンジャーワイヤーに螺旋状ケーブルハンガーを挿通させる際にも、テーパー面がガイドとなって円滑に該ハンガーをメッセンジャーワイヤーに挿通させることができる。
【0065】
請求項4に係る発明に係る第1の施工方法によれば、螺旋状ケーブルハンガーは、その先端部が直動ロッドに取り付けられ、該先端部をガイドとして強制的に送り出されるため、螺旋状ケーブルハンガーはメッセンジャワイヤに沿って円滑に移送され、その移送途中で螺旋状ケーブルハンガーが湾曲や折曲することがない。このように、本発明によれば、螺旋状ケーブルハンガーのメッセンジャワイヤへの架設作業を非常に円滑容易に行うことができる。
【0066】
また、本発明にあっては、直動ロッドの往動によって、螺旋状ケーブルハンガーをメッセンジャワイヤに沿って強制移送すると共に、該直動ロッドの復動によってケーブルを電柱間に架設するようにしたことを特徴とするもので、直動ロッドによって、上述のように螺旋状ケーブルハンガーをメッセンジャワイヤに支持されながら円滑に移送することができるのみならず、従来技術のように特別なケーブル引き込み具を用いることなく、直動ロッドをケーブル引き込み具とに兼用するようにしたため、それだけケーブル架設費用が安価につき、また直動ロッドを復動側に引き寄せるだけでよいから、その操作も容易である。
【0067】
しかも従来技術であれば、特別な仕様のケーブル引き込み具を用いて、螺旋状ケーブルハンガー内を移送することになるが、その移送途中で該ケーブル引き込み具が螺旋状ケーブルハンガーに引っ掛かって円滑にケーブルを螺旋状ケーブルハンガーの全域にわたって移送することができない事故が多々発生しているが、本発明では、直動ロッドによってケーブルを螺旋状ケーブルハンガー内を移送させるものであるから、その移送途中で上記の従来技術のような事故を発生することなく円滑に移送させることができ、この面からもケーブルの架設作業を円滑容易に行うことができる。
【0068】
請求項5〜9の何れかに係る発明の第2〜第3の施工方法によれば、一本のケーブル牽引用ロープを多数の電柱にわたって配設し、これにケーブルを連結して各電柱を経由して連続して移送させ、各電柱間に一挙にケーブルを架設することができるから、それだけケーブルの架設作業を迅速に且つ容易に行うことができる。
【0069】
また請求項5〜9の何れかに係る発明の第2〜第3の施工方法によれば、第1の施工方法の利点をそのまま生かすことがてきると共に、更に一本のケーブル牽引用ロープによってケーブルを牽引して全電柱間に架設するのであるから、その架設途中でケーブルが螺旋状ケーブルハンガーに引っ掛かったり、折れ曲がったりすることはなく、円滑に架設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成部材である第一連結材と、第二連結材との斜視図で
ある。
【図2】第一連結材と第二連結材とを連結した状態の横断平面図である。
【図3】同作動状態の横断平面図である。
【図4】同縦断正面図である。
【図5】同作動状態の縦断正面図である。
【図6】図5のVIーVI線断面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の第1の施工方法を示す最初の手順を示す説明図である。
【図9】図8のIVーIV線拡大断面図である。
【図10】本発明に係る第1の施工方法の要部の一部を示す説明図である。
【図11】同要部の部品の一例を示す図である。
【図12】本発明に係る第1の施工方法の次の手順を示す説明図である。
【図13】本発明に係る第1の施工方法の更に次の手順を示す説明図である。
【図14】ケーブルの架設作業の完了した状態の説明図である。
【図15】本発明に係る第2の施工方法の要部の一部を示す説明図である。
【図16】ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の第2の施工方法を示す最初の手順を示す説明図である。
【図17】本発明に係る第2の施工方法の次の手順を示す説明図である。
【図18】本発明に係る第3の施工方法の次の手順を示す説明図である。
【図19】ケーブルとケーブル牽引用ロープまたは直動ロッドとの連結具の一例を示す図である。
【符号の説明】
A   螺旋状ケーブルハンガー
B   ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具
1   第一連結材
2   第二連結材
3   受入穴
4   嵌挿部片
5   係合突部
6   係合切欠
7   半割り筒体
8   規制リング
9   接続穴
10  基部片
10A テーパー面
11  基部片
10A テーパー面
10′ 内周壁
11′ 内周壁
12  溝条
13a 一方側の電柱
13b 他方側の電柱
14  メッセンジャワイヤ
15  ケーブル
16  直動ロッド
17  固定具
23  ケーブル牽引用ロープ

Claims (9)

  1. 互いに連結する螺旋状ケーブルハンガーAの端末に固着する合成樹脂製の第一、第二の連結材1,2で成り、第一連結材1に、第二連結材2に設けた受入穴3に嵌挿する嵌挿部片4と、同じく第二連結材2に該受入穴3に連通して設けた係合切欠6に係合する係合突部5とを設け、第二連結材2は、前記受入穴3及び前記係合切欠6を形成する一対の半割り筒体7,7と、該一対の半割り筒体7,7の外周面に沿って摺動可能に嵌合されて該一対の半割り筒体7,7が拡径するのを規制または開放する規制リング8とを有してなる、ケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
  2. 第一及び第二連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAが挿入される接続穴9を形成する基部片10,11の内周壁10′,11′に、その開口端側から接続穴挿入端側にかけて溝条12が形成されてなる請求項1に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
  3. 第一,二の連結材1,2の、螺旋状ケーブルハンガーAとの接続部である基部片10,11の外周面が、その開口端側を小径とするテーパー面10A,11Aに形成されてなる請求項1または2に記載のケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具。
  4. 複数の電柱13a,13b間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、一方の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーAを一方の電柱13a側から他方の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが他方の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外す手順と、螺旋状ケーブルハンガーAを取り外した直動ロッド17に他方の電柱13b付近でケーブル15を連結し、この状態で直動ロッド16を復動させてケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内を通って一方の電柱13a側に引き込む手順とにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
  5. 複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーAを最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16のみを更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けて、この状態で直動ロッド16を更に次の電柱13d側に往動させる手順と、最後の電柱d付近の位置で、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16から取り外し、螺旋状ケーブルハンガーAを取り外した直動ロッド16に最後の電柱13d付近でケーブル15を連結し、この状態で直動ロッド16を復動させてケーブル15を螺旋状ケーブルハンガーA内を通って最初の電柱13a側に引き込む手順とにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
  6. 複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを最初の電柱13a側に復動させる手順と、次の電柱13b付近から再び直動ロッド16を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を次の電柱13b側から更に次の電柱13c側に移送する手順と、その移送途中で前手順と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが更に次の電柱13cに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で該直動ロッド16のみを前の電柱13b側に復動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最後の電柱13d付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
  7. 複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAのみを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16とこれに取り付けられているケーブル牽引用ロープ23を更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを取り付け、この状態で直動ロッド16を更に電柱13d側に往動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最後の電柱13d付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
  8. 複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で、該直動ロッド16のみを最初の電柱13a側に復動させる手順と、次の電柱13b付近から再び直動ロッド16を引き出し、螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、先に螺旋状ケーブルハンガーA内に残存しているケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を次の電柱13b側から更に次の電柱13c側に移送する手順と、その移送途中で前手順と同じように該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが更に次の電柱13cに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23を直動ロッド16から取り外し、ケーブル牽引用ロープ23はその位置に残存させた状態で該直動ロッド16のみを前の電柱13b側に復動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最初の電柱13a付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最後の電柱13d側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
  9. 複数の電柱13a〜13d間に張設したメッセンジャワイヤ14にケーブル15を吊り下げるためのケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bの施工方法において、最初の電柱13a付近で上記メッセンジャワイヤ14の外径とケーブル15または直動ロッド16の外径の和より大きい内径を持つ螺旋状ケーブルハンガーAをメッセンジャワイヤ14に支持させ、且つ該螺旋状ケーブルハンガーAを直動ロッド16に取り付けると共に、ケーブル牽引用ロープ23も同時に取り付け、この状態で直動ロッド16を往動させて、該螺旋状ケーブルハンガーA及びケーブル牽引用ロープ23を最初の電柱13a側から次の電柱13b側に移送する手順と、その移送途中で該螺旋状ケーブルハンガーAの他端とこれに連接する螺旋状ケーブルハンガーAの一端とをケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具Bにて互いに連結を繰り返す手順と、始めの螺旋状ケーブルハンガーAが次の電柱13bに達した時点で、該螺旋状ケーブルハンガーAのみを直動ロッド16から取り外し、直動ロッド16とこれに取り付けられているケーブル牽引用ロープ23を更に次の電柱13c側に往動させ、この位置で再び直動ロッド16に螺旋状ケーブルハンガーAを取り付け、この状態で直動ロッド16を更に電柱13d側に往動させる手順とからなり、これらの手順を繰り返すことによって、複数の電柱13a〜13d間に螺旋状ケーブルハンガーAとケーブル牽引用ロープ23とをメッセンジャワイヤ14に架設し、最初の電柱13a付近で、螺旋状ケーブルハンガーA内に残存するケーブル牽引用ロープ23にケーブル15を連結し、この状態でケーブル牽引用ロープ23を最後の電柱13d側に引き寄せる手順を踏むことにより、電柱付近だけでケーブル15の架設工事が行えるようにしたことを特徴とするケーブル架設用螺旋状ケーブルハンガー連結具の施工方法。
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