JP2004010760A - Pressure-sensitive adhesive tape for binding - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、野菜の束の結束や食品を収納したポリ袋等の比較的軽量物を結束するのに用いられる粘着テープで、長手方向と直交方向に手指で容易に切断できる結束用粘着テープに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ホーレン草やアスパラガス等の野菜の束をまとめたり、パン等の食料品を収納したポリ袋の開口部の結束に粘着テープが用いられている。
結束用の粘着テープは、最終消費者が結束を容易にはずせるように、カッター等の道具を用いることなく、手指で簡単に裂けることが望まれる。
【０００３】
手裂き性のよい結束用粘着テープとしては、特開平１０−２３７４００号公報に、テープ基材の一端縁に沿って非粘着剤部を設け、この非粘着剤部に微細な傷跡群を連続して線状に設けた粘着テープが提案されている。また、特開平１１−５９５６号公報には、テープ基材の端縁部からはなれた中央部に長手方向に沿って傷跡群を設けた粘着テープが提案されている。これらの上記粘着テープはいずれもテープ基材に傷跡を設けることにより、基材の強度を低下せしめて、手指で容易に切断できるようにしている。
【０００４】
しかしながら、傷を付すことによる手裂き性を高める方法は、傷による基材の強度低下により、粘着テープ製造工程における巻き取り張力やユーザーが結束作業を行うときにテープを引き出そうとすると粘着テープが切断してしまう場合がある。また、粘着テープの生産において、基材に傷をつけるという傷付与工程が単に増えるだけでなく、粘着テープの製造工程や結束作業に支障がでないように、傷跡群の位置や傷跡を工夫調整する必要があるため、面倒であった。
【０００５】
一方、支持体に傷を付けることなく手裂き性が良好な粘着テープとして、従来よりセロハンフィルムを基材とした粘着テープが知られている。しかしながら、セロハンフィルムは吸湿しやすく、吸湿により強度が低下するという性質があるため、野菜等の含水性物質の結束に用いることができない。
【０００６】
吸湿による強度低下がなく、かつ傷跡群を付すことなく、手裂き性を付与した粘着テープとして、幅方向の延伸倍率を長手方向の延伸倍率よりも大きくした２軸延伸又は横１軸延伸ポリプロピレンフィルムを基材に用いた粘着テープが提案されている（例えば、特開２０００−３４４５０号）。
しかしながら、このように基材に手裂き性がよく、切断しても伸びることなく切れやすい基材を用いても、粘着剤の種類によっては、粘着剤の糸引きにより、やはり手裂き性がよくない場合がある。
【０００７】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基材に傷跡群を付与することなく手裂き性がよい結束用粘着テープを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の結束用粘着テープは、幅方向の延伸倍率が長手方向の延伸倍率よりも大きい２軸延伸又は横１軸延伸ポリオレフィンフィルムからなる基材の片面に粘着面が設けられていて、前記粘着面は、該基材の両側端縁に延設された非粘着剤部と、該基材の中央部に該基材の長手方向に沿って延設された粘着剤部とからなり、前記粘着剤部は前記基材を長手方向と直交する方向に手裂きする際に実質的に伸張膜又は伸張糸を形成しない粘着剤で形成されているものである。
【０００９】
前記粘着剤部は、ゴム系ポリマー１００質量部に対して１０〜１００質量部のフィラーを含有するゴム系粘着剤で構成されていることが好ましい。
【００１０】
また、前記ゴム系粘着剤は、前記ゴム系ポリマーの５０質量％以上がスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましく、さらに前記スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレンドメインを可塑化できる可塑剤が、該スチレン系熱可塑性エラストマー１００質量部に対して１〜１０質量部含有されていることが好ましい。
【００１１】
また、本発明の結束用粘着テープは、被着体への粘着力が２〜８Ｎ／ｃｍであって、且つ自着力が５〜１５Ｎ／ｃｍであることが好ましい。また、ＪＩＳ Ｚ０２３７のボールタック試験で測定したタックがボールナンバー４〜２０であることが好ましく、自着保持力は、３０℃、接着面積２０ｍｍ×１０ｍｍの条件下で５００ｇ荷重を４０分間吊したときのズレ長さが５ｍｍ以下であることが好ましい。
【００１２】
前記各非粘着剤部の幅は２〜５ｍｍであることが好ましい。
前記基材は、厚みが２０〜８０μｍで、長手方向の引張り破断強度が１０〜３０Ｎ／ｃｍ、破断伸びが２０〜２００％であることが好ましい。
【００１３】
本発明の結束用粘着テープは、前記基材の片面又は両面に、着色印刷又は文字、数字、模様、図形、写真等が印刷されていてもよい。基材の片面に印刷されている場合、該印刷面に前記粘着剤部が設けられていてもよいし、印刷されていない側の面に粘着剤部が設けられていてもよい。
【００１４】
また、基材に着色印刷することに代えて、前記粘着剤部を着色粘着剤で構成してもよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の結束用粘着テープをロール状に巻いた原反を示している。
本発明の結束用粘着テープは、図１に示すように、基材１として幅方向の延伸倍率が長手方向の延伸倍率よりも大きい２軸延伸又は横１軸延伸ポリオレフィンフィルムを使用し、該基材１の片面に粘着面が設けられていて、この粘着面は、両側の端縁に沿って延設された非粘着剤部３と、中央部に長手方向に沿って延設された粘着剤部２とからなり、該粘着剤部２は、前記基材１を長手方向と直交する方向に手裂きする際に実質的に伸張膜又は伸張糸を形成しない粘着剤で構成されている。
【００１６】
まず、基材１について説明する。
基材に用いられるポリオレフィンフィルムは、幅方向の延伸倍率が長手方向の延伸倍率よりも大きい２軸延伸又は横１軸延伸ポリオレフィンフィルムであって、ポリオレフィンフィルムとしては吸水性が低く、引っ張り強度が高いという点から、ポリプロピレンフィルムが好ましく用いられ、より好ましくは２軸延伸ポリプロピレンフィルムが用いられる。
【００１７】
延伸倍率は幅方向の延伸倍率が長手方向の延伸倍率よりも大きければよいが、幅方向の延伸倍率が長手方向の延伸倍率に対して少なくとも２倍以上であることが好ましい。このように幅方向が高延伸倍率のフィルムは、幅方向の引張り強度と比べて長手方向の引張り強度の方が小さくなるため、長手方向に直交する方向で引き裂きやすくなっている。よって、手指で容易に引き裂き、切断することが可能となる。
【００１８】
具体的には、基材厚みが２０〜８０μｍで、長手方向引張り破断強度が１０〜３０Ｎ／ｃｍのポリプロピレンフィルムで、長手方向の破断伸びが２０〜２００％であることが好ましい。より好ましくは基材厚みが２０〜６０μｍで、長手方向引張り破断強度が１５〜２５Ｎ／ｃｍで、長手方向の破断伸びが３０〜１５０％であることが好ましい。
【００１９】
長手方向の引張り破断強度が１０Ｎ／ｃｍ未満、破断伸びが２０％未満では、ロール状に巻いた粘着テープ原反から引張り出す際に切れてしまう場合があり、結束作業に支障が出るからである。また、強度が３０Ｎ／ｃｍ超、伸びが２００％超の場合にはフィルムの強度と伸びが大きすぎ、手裂き性が悪くなるので好ましくない。
【００２０】
このような基材の一面には、商品名や製造者名、使用注意書き、製造年月日等の数値、文字、模様、図形、写真などが印刷されていてもよい。また、基材を着色印刷（ベタ印刷）してもよいし、基材として着色フィルムを使用してもよい。さらに印刷にあたり、基材フィルムの印刷適正を高めるために、コロナ放電処理や易接着処理などの表面処理が適宜行なわれていても良い。
【００２１】
以上のような構成を有する基材１の片面は粘着面となっていて、基材１の中央部に長手方向に沿って粘着剤部２が設けられ、粘着剤部の両側縁、すなわち基材の両側端縁は粘着剤が施されていない非粘着剤部３となっている。
【００２２】
非粘着剤部３は、粘着テープを引き裂くに際して、この部分に手指をひっかけて引裂き作業を行いやすくするために設けられている。従って、非粘着剤部の幅は２〜５ｍｍ程度とすることが好ましい。この程度あれば、指でテープ端縁をつまむことができるからである。一方、非粘着剤部を大きくしすぎると、相対的に粘着剤部の面積が小さくなるため、被着体への粘着力が低下しすぎて結束テープとして不適となる。
【００２３】
本発明の結束用粘着テープは、粘着剤部２が、粘着テープを長手方向と直交する方向に手裂きする際に実質的に伸張膜又は伸張糸を形成しない粘着剤で構成されている。従って、非粘着剤部をつまんで手裂きすると、基材のフィルムがその特性に基づいて長手方向と直交する方向に引き裂かれるとともに、粘着剤部の粘着剤も糸引き状態となることなく、フィルムとともに引裂かれ、容易に被着体から剥離切断されることができる。
【００２４】
粘着剤部２を構成する粘着剤は、粘着剤部の長手方向と直交する方向に手裂きするときに実質的に伸張膜又は伸張糸を形成しないゴム系粘着剤であればよいが、具体的には、ゴム系ポリマー１００質量部に対して１０〜１００質量部、好ましくは３０〜８０質量部のフィラーを含有するゴム系粘着剤が好ましく用いられ、さらにゴム系ポリマーの５０質量％以上がＳＢＳ、ＳＩＳ、ＳＥＢＳ、ＳＥＰＳ等のスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましく、より好ましくは該スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレンドメインを可塑化できる可塑剤をスチレン系熱可塑性エラストマー１００質量部に対して１〜１０質量部、特に１〜５質量部含有していることである。
【００２５】
ここで、ＳＢＳ系熱可塑性エラストマーとはポリスチレンブロック（Ｓ）とポリブタジエンブロック（Ｂ）がＳ−Ｂ−Ｓ型に結合したブロックコポリマーであり、ＳＩＳ系熱可塑性エラストマーとはポリスチレンブロック（Ｓ）とポリイソプレンブロック（Ｉ）がＳ−Ｉ−Ｓ型に結合したブロックコポリマーであり、ＳＥＢＳ系熱可塑性エラストマーとはＳＢＳ熱可塑性エラストマーの水素添加物であり、ＳＥＰＳ系熱可塑性エラストマーとはＳＩＳ系熱可塑性エラストマーの水素添加物である。
【００２６】
前記フィラーとしては、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、亜鉛華、酸化チタン、ベンガラ等に代表される金属酸化物；水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなどに代表される金属水酸化物；炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等に代表される炭酸塩；ホワイトカーボン等の珪酸、クレー等の含水珪酸アルミニウム、タルクなどの珪酸マグネシウムに代表される珪酸塩；ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸鉛等の有機金属塩；硫酸バリウム、硼酸亜鉛等に代表される無機金属塩；カーボンブラックなどが挙げられる。
【００２７】
このようなフィラーをゴム系ポリマー１００質量部に対して１０質量部以上含有させることにより、ゴム系粘着剤の粘着性を下げ、基材フィルムが手で裂かれるときの伸張膜や伸張糸が形成されることを抑制することができる。一方、ゴム系ポリマー１００質量部に対する上記フィラーの含有量が１００質量部を超えると、ゴム系粘着剤の粘着性が低下しすぎて、結束用粘着テープとしての自着力及び被着体への粘着力を確保できなくなる。
【００２８】
スチレン系熱可塑性エラストマーをゴム系ポリマーの５０質量％以上使用する場合、該スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレンドメインを可塑化する可塑剤を含有させることにより、ゴム系ポリマーの凝集力を低下せしめ、ひいては手裂きするときに、粘着剤に伸張膜又は伸張糸を形成させないようにすることができる。このような目的で使用できる可塑剤としては、ジオクチルフタレート（ＤＯＰ）、ジブチルフタレート（ＤＢＰ）等のフタレート系；ジオクチルセバケート（ＤＯＳ）等のセバケート系；ジオクチルアジペート（ＤＯＡ）等のアジペート系；ジオクチルアゼレート（ＤＯＺ）等のアゼレート系；トリオクチルトリメリット（ＴＯＴＭ）等のトリメリット酸系；その他のエステル系可塑剤やエポキシ化大豆油などが挙げられる。
【００２９】
本発明で用いられる粘着剤において、スチレン系熱可塑性エラストマー以外の他のポリマーを使用する場合、他のポリマーとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン・アクリルゴム、アクリル酸エステル共重合体、及び液状ゴムなどを用いることができる。
【００３０】
本発明で用いられる粘着剤は、粘着剤成分であるゴム系ポリマー、フィラー、可塑剤の他、シランカップリング剤、粘着付与剤を含有することが好ましい。シランカップリング剤はゴム系ポリマーとフィラーとの親和性を高めて、フィラーの粘着剤中の分散性を高め得るからである。
【００３１】
粘着付与剤としては、ロジン系、ロジンエステル系、ロジンフェノール系、テルペンフェノール系、ポリテルペン系、石油系樹脂及びこれらの水添物樹脂など、固形形状、液状形状の従来より粘着剤の分野で用いられている粘着付与樹脂を用いることができる。
【００３２】
また、本発明で用いられる粘着剤には、上記成分の他、適宜老化防止剤を用いることができる。本発明の粘着剤はこれらの成分を混合溶融せしめたホットメルト系粘着剤として、あるいはこれらの成分をトルエン等の溶剤に溶解させた溶剤系粘着剤として調製される。
【００３３】
以上のような構成を有する粘着剤は、透明であってもよいし、適宜着色されていてもよい。着色したい場合には、フィラーとして、所望の色に着色されたフィラーを選択すればよい。例えば、白色粘着剤を得たい場合には、フィラーとして酸化チタンを所望量含有させればよい。また、この他の顔料や染料を用いることもできる。
【００３４】
以上のような構成を有する粘着剤が、基材の片面に、基材の両側端縁に２〜５ｍｍのスペースを残すように塗布されて、粘着剤部が形成される。粘着剤部を構成する粘着剤層の厚みは、１５〜５０μｍであることが好ましい。非粘着剤部は、粘着剤を塗布しない部分であってもよいし、まず基材の一面全体に粘着剤を塗布し、その後粘着剤塗布部分の両側端縁２〜５ｍｍの部分に非粘着材（例えば狭幅のフィルムやインク）を設けることによって非粘着剤部を構成してもよい。
【００３５】
基材に文字等が印刷されている場合、粘着剤部は基材の印刷面上に設けてもよいし、印刷されていない側の面に設けてもよいし、基材の両面に印刷していずれか一方の印刷面に粘着剤部を設けてもよい。
【００３６】
製品名や注意書き、商標等の画一的情報が大量ロットで印刷される場合、予め基材に印刷しておき、印刷された基材に粘着剤を塗布する方法が一般的であるから、粘着剤部は、印刷面であっても印刷されていない面のいずれに形成してもよい。基材の印刷には、グラビア印刷が好ましく用いられる。
【００３７】
製造年月日のように、日々必要に応じて印刷を行う場合がある。また、近年、野菜については生産農家が明確にされていることが消費者に好まれる傾向にあり、かかる要求に応えるべく、結束テープに生産農家の写真を適宜印刷したい場合がある。このような少量ロットの印刷の場合、まず基材に粘着剤を塗布して粘着テープを製造し、その後、必要に応じて印刷する方法が生産上都合がよい。従って、粘着剤部が設けられていない側の面に印刷することになり、フレキソ印刷が好ましく用いられる。
【００３８】
印刷は、一色印刷でも多色印刷であってもよい。粘着剤が着色されている場合には、一色印刷で、印刷されていない部分に粘着剤の色が現れるようにすることにより、２色印刷としての効果を得ることができる。
【００３９】
本発明の結束用粘着テープは、粘着剤部が基材の片面に直接設けられていてもよいが、基材表面の平滑化、基材内部への粘着剤の浸透防止、基材と粘着剤との接着性向上、被着体に対する粘着力および剥離力の調整等のために、必要に応じて、下塗り剤を基材表面に塗布した後、その下塗り層上に粘着剤部を設けてもよい。
下塗り剤としては、主にゴム系グラフト共重合体が用いられる。
【００４０】
本発明の結束用粘着テープは、以上のような構成を有していて、且つ自着力が５〜１５Ｎ／ｃｍで、被着体に対する粘着力が２〜８Ｎ／ｃｍであるように調製されていることが好ましい。より好ましくは自着力が８〜１２Ｎ／ｃｍで、被着体に対する粘着力が３〜５Ｎ／ｃｍであることが好ましい。また、ＪＩＳ Ｚ０２３７のボールタック試験で測定したタックがボールナンバー４〜２０、好ましくは１０〜１５であり、さらに自着保持力が、３０℃、接着面積２０ｍｍ×１０ｍｍの条件下で５００ｇ荷重を４０分間吊したときのズレ長さが５ｍｍ以下、好ましくは１ｍｍ以下であるようにすることが好ましい。
【００４１】
ここで、ＪＩＳ Ｚ０２３７に準じて測定されるボールタックは、傾斜角３０度とし、粘着面上の測定部を１００ｍとしたときの測定範囲内で停止する最大のボールナンバー（ボールナンバーはＪＩＳに規定する軸受け鋼球の直径が１インチのものを３２番、すなわち３２／３２を３２番、３０／３２を３０番、２／３２を２番という具合に２番から３２番の番号で表す）の値をいう。また、自着保持力は、幅２０ｍｍ、長さ１００ｍｍの試験片のほぼ中央部で糊面同士を１０ｍｍ貼り合せて、荷重２ｋｇのローラーを５ｍｍ／ｓで一往復させて圧着した後、３０℃の雰囲気中に荷重５００ｇで４０分間吊したときのズレ長さ（ｍｍ）をいう。
【００４２】
本発明の結束用粘着テープは、主として被着体を束ねた後、粘着テープの始端と終端の粘着面同士を貼り合せるタイプの仕様に好適なもので、被着体に対する粘着力を２〜８Ｎ／ｃｍ、好ましくは３〜５Ｎ／ｃｍの範囲とすることにより、基材フィルムの特性に基づいて手で粘着テープを長手方向と略直交する方向に切断する際に容易に被着体から剥離し、しかも切断に際して粘着剤が実質的に伸張膜や伸張糸を形成せず、切れ味よく切断することができる。そして、自着力を５〜１５Ｎ／ｃｍ、好ましくは８〜１２Ｎ／ｃｍの範囲とすることにより、被着体に対する粘着力が低いにもかかわらず、被着体の束を束ねるという本来の結束テープとしての役割を十分に果たすことができる。また、粘着面同士を貼り合せる仕様とすることにより、粘着テープに印刷された製造年月日や商標などの商品に関する情報が顧客に見やすくなる。
【００４３】
なお、本発明の結束用粘着テープは、粘着面同士を接着する自着接着の仕様に限定されず、テープの背面（粘着面でない側の面）に接着していく仕様にも適用できる。この場合、自背面接着力は、０．５〜４Ｎ／ｃｍの範囲が好ましく、より好ましくは１〜３Ｎ／ｃｍである。
【００４４】
【実施例】
〔測定評価方法〕
（１）タック
ＪＩＳ Ｚ０２３７の傾斜式ボールタック試験に準じて行った。
すなわち、幅１５ｍｍ、長さ２００ｍｍの試験片を傾斜角３０度の傾斜式ボールタック装置に、粘着面が上になるように取り付け、試験片の粘着面上に助走路用のフィルム（長さ１００ｍｍ）を貼付した。次に、助走路用フィルムの上からボールを転がし、１００ｍｍの粘着面上で停止する最大のボールナンバーを測定した。
【００４５】
（２）自着保持力（ｍｍ）
幅２０ｍｍ、長さ１００ｍｍの粘着テープ試験片のほぼ中央部で粘着面同士を１０ｍｍ貼り合せ、荷重２ｋｇのローラーを５ｍｍ／ｓで一往復させて圧着した後、３０℃の雰囲気中においてテープ試験片の下部に荷重５００ｇを付け、４０分間吊したときのズレ長さ（ｍｍ）を測定した。
【００４６】
（３）自着力（Ｎ／ｃｍ）
幅２０ｍｍ、長さ６００ｍｍの試験片のほぼ中間から折り返し、粘着面同士を折り返した点から約２００ｍｍ貼り合せるとともに、試験片の両端を１００ｍｍづつ遊ばせておく。次に貼り合せた試験片をローラーで約３００ｍｍ／ｍｉｎの速さで一往復させて圧着する。次いで、試験片の遊び部分を９０度にそれぞれ折り返し、約２５ｍｍ剥がし、約２０〜４０分放置する。試験片の端をそれぞれ上下のチャックに挟み、約３００ｍｍ／ｍｉｎの速さで引き剥がす。２０ｍｍ剥がれるごとの力を読みとり、自着力を求めた。
【００４７】
（４）被着体への粘着力（Ｎ／ｃｍ）
ＪＩＳ Ｚ０２３７ の試験板に対する１８０°引き剥がし粘着力試験を行った。
すなわち、被着体としてＳＵＳ３０４鋼板の試験板を使用し、この試験板に幅２０ｍｍ、長さ２５０ｍｍの粘着テープを重さ２ｋｇのローラーを圧着速さ約５ｍｍ／ｓで一往復させて圧着した後、試験片の遊び部分を１８０°折り返し、約４０ｍｍ剥がした後、試験板の下端を試験機の下部チャックに、試験片の遊び部分は上部チャックに挟む。かかる状態で引張り試験機を稼働させて粘着テープを試験板より引き剥がし、粘着力を測定した。
【００４８】
（５）手裂き性
粘着テープ試験片を、非粘着剤部をつまんで、長手方向に略直交する方向に手で引き裂いてみて、引裂きやすさを調べた。
容易に引き裂け粘着剤の糸引き又は伸張膜が全く生じない場合を「◎」、容易に引き裂け粘着剤の糸引き又は伸張膜がわずかに目視できるが切れ味等には実質的に影響を与えない場合を「○」、引き裂くことはできるが、粘着剤の糸引き又は伸張膜が引き裂き部分で形成されて、切れ味がよくない場合を「△」、通常の力では手で引き裂くことが困難であった場合を「×」として、評価した。
【００４９】
（６）結束作業性
粘着テープを結束機に取り付け、手動でアスパラガス１０本の束を結束する作業を１００回行った。テープ繰り出し時に粘着テープが切れたり、破断することが全くない場合を「○」、５回未満ではあるが、粘着テープが切れて、再び先端を装置に取り付けなければならない場合を「△」、５回以上、粘着テープが切れた場合を「×」とした。
【００５０】
（７）結束力
粘着テープを結束機にセットし、手動でアスパラガス１０本の束を、粘着テープの始端と終端とが自着するようにして結束した。アスパラガスの束のうちの１本をつかんでみて、束から抜けないか否かを調べた。
上記テストを、１００束について行い、束から抜ける割合を調べた。全く抜けがない場合を「○」、１〜３束の抜けがあった場合を「△」、４束以上の抜けが合った場合を「×」とした。
【００５１】
〔粘着剤の調製〕
表１（配合Ｎｏ．１〜３及び７〜９）に示す割合（質量部）で、ゴム系ポリマー（日本ゼオン社製のＳＩＳ型スチレン系熱可塑性エラストマーで商品名「クインタック３４３５」及びマレーシア国製の天然ゴムで商品名「ＳＭＲＬ」）、炭酸カルシウム（白石カルシウム社製の表面処理軽質炭酸カルシウムで商品名「白艶華ＣＣ」）、酸化チタン（堺化学社製）、老化防止剤（吉富製薬社製商品名「トミノックスＴＴ）、シランカップリング剤（日本ユニカー（株）製シランカップリング剤Ａ−１１００）、ポリテルペン系粘着付与樹脂（ヤスハラケミカル社製商品名「ＹＳレジンＰＸ１０００」）を溶剤（トルエン）に溶解して粘着剤を調製した。
【００５２】
また、表１（配合Ｎｏ．４〜６）に示す割合（質量部）で、ゴム系ポリマー（日本ゼオン社製のＳＩＳ型スチレン系熱可塑性エラストマーで商品名「クインタック３４３５」）、炭酸カルシウム（白石カルシウム社製の表面処理軽質炭酸カルシウムで商品名「白艶華ＣＣ」）、酸化チタン（堺化学社製）、老化防止剤（吉富製薬社製商品名「トミノックスＴＴ）、シランカップリング剤（日本ユニカー（株）製シランカップリング剤Ａ−１１００）、及びポリテルペン系粘着付与樹脂（ヤスハラケミカル社製商品名「ＹＳレジンＰＸ１０００」）を１３０〜１５０℃で１００リットルのスーパーミキサー（川田製作所製）で混合溶融して粘着剤を調製した。
【００５３】
〔結束用粘着テープの製造〕
粘着テープＮｏ．１〜８：
フィルム基材として、東レ株式会社製の二軸延伸ポリプロピレンフィルム「トレファンＢＯ（ＹＴ−４２）」（幅６２０ｍｍ、厚み４０μｍ、長手方向の引張り破断強度２１Ｎ／ｃｍ、伸び１２０％）を用いた。このフィルム基材の両側端縁２ｍｍを残して、長手方向に沿って中央部に下塗り剤を塗布し、次いで表１に示す組成を有する粘着剤を塗布した後、巻取り裁断して、幅２０ｍｍ、長さ１００ｍ（粘着剤部の幅１６ｍｍ、厚み２０μｍ）の粘着テープを作製した。
作製した粘着テープについて、上記測定評価方法に基づいて、タック、自着保持力、自着力、被着体への粘着力、手裂き性、結束作業性、結束力を測定評価した。評価結果を併せて、表１に示す。尚、表１中、基材フィルム「トレファンＢＯ（ＹＴ−４２）」は、「Ａ」と表示する。
【００５４】
粘着テープＮｏ．９：
フィルム基材として、二村化学工業社製の二軸延伸ポリプロピレンフィルム「ＯＰＰ＃４０」（幅６２０ｍｍ、厚さ４０μｍ、長手方向引張り破断強度４０Ｎ／ｃｍ）を使用した以外は、Ｎｏ．１と同様にして粘着テープを作製した。
【００５５】
作製した粘着テープの非粘着剤部のほぼ中央に、５ｍｍの間隔を保ってＪＩＳ規格で１１０〜１２０メッシュのダイヤモンド砥粒を円周面上に２列に固定した加工ロールを用いて傷跡群をつけた。。
作製した粘着テープについて、上記測定評価方法に基づいて、タック、自着保持力、自着力、被着体への粘着力、手裂き性、結束作業性、結束力を測定評価した。評価結果を併せて、表１に示す。尚、表１中、基材フィルム「ＯＰＰ＃４０」は「Ｂ」と表示する。
【００５６】
【表１】
表１からわかるように、Ｎｏ．１〜３の粘着テープはいずれも良好な結束作業性を有するとともに、結束後のテープ手裂き性においても、手裂き時に粘着剤の伸張膜や伸張糸を形成することなく容易に手裂きできる優れたものであった。但し、ＳＩＳエラストマーの割合が３０質量％で、且つスチレンドメインを可塑化する可塑剤を含有していないＮｏ．３は、ＳＩＳエラストマーの割合が７０質量％以上であるＮｏ．１及びＮｏ．２と比べて、自着保持力、自着力、粘着力が若干劣る傾向にあった。
【００５８】
Ｎｏ．４〜６はゴム系ポリマーとしてＳＩＳエラストマーを用いたホットメルト型粘着剤を塗布した場合である。粘着付与剤の含有量の差異により、自着力、粘着力が多少変化したものの、Ｎｏ．１と同様の手裂き性、結束作業性、結束力を示した。
【００５９】
Ｎｏ．７は、Ｎｏ．１と比べてゴム系ポリマーに対するフィラーの含有割合が少ない場合であり、手で引裂く際に粘着剤部の伸張膜が形成され、切れ味が良くないばかりか、粘性が高いためにクリープを起こしやすく、自着保持力のテストでは、３０分後に荷重が落下してしまった。
【００６０】
Ｎｏ．８は、Ｎｏ．１と比べてゴム系ポリマーに対するフィラーの含有割合が高い場合であり、手裂き性は優れていたが、粘着力が低くなりすぎて結束力が劣っていた。
【００６１】
Ｎｏ．９は、基材に傷跡群を付したもので、もともとの基材フィルム自体の引張り破断強度は基材Ａよりも大きいが、傷跡群付与後は引張り強度が小さくなり結束作業中に切断する場合があり、結束作業性がよくなかった。
【００６２】
【発明の効果】
本発明の結束用粘着テープは、テープ両側端縁の非粘着剤部から指をかけて手で引裂くことができ、また手で引裂く時に粘着剤部の伸張膜や伸張糸が形成されないので、切れ味がよい。しかもテープ自体は、結束作業に必要十分な破断強度を有しているので、手で引裂くことが容易で切れ味がよいにもかかわらず、結束作業に支障をきたすことがない。
従って、本発明の結束用粘着テープは、現場で粘着テープを引張って結束作業を行う現場使用者にとっても、テープで結束された束を手で引裂く消費者にとっても、便利な結束用粘着テープである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の結束用粘着テープの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
１ 基材
２ 粘着剤部
３ 非粘着剤部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesive tape used for binding relatively light objects such as a bundle of vegetables and a plastic bag containing food, and which can be easily cut by a finger in a direction perpendicular to a longitudinal direction with a finger. .
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
BACKGROUND ART Adhesive tapes are used to bundle bundles of vegetables such as spinach and asparagus, and to bind the openings of plastic bags containing food items such as bread.
It is desired that the adhesive tape for bundling be easily torn with fingers without using a tool such as a cutter so that the final consumer can easily remove the bundling.
[0003]
As a pressure-sensitive adhesive tape having good hand tearability, a non-adhesive part is provided along one edge of a tape base material in JP-A-10-237400, and a fine scar group is continuously formed on the non-adhesive part. A pressure-sensitive adhesive tape provided linearly has been proposed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-5956 proposes an adhesive tape in which a group of scars is provided along a longitudinal direction at a central portion separated from an edge of a tape base material. In any of these adhesive tapes, a scar is provided on the tape base material to reduce the strength of the base material so that the tape can be easily cut with fingers.
[0004]
However, the method of improving hand tearability by scratching is that the adhesive tape is cut when the user tries to pull out the tape when performing the binding work or the winding tension in the adhesive tape manufacturing process due to the decrease in the strength of the base material due to the scratch. In some cases. In addition, in the production of the adhesive tape, the position and the scar of the scar group are devised and adjusted not only to increase the number of the scratching process of scratching the base material but also to hinder the manufacturing process and the binding work of the adhesive tape. It was troublesome because it was necessary.
[0005]
On the other hand, as a pressure-sensitive adhesive tape having good hand tearability without damaging the support, a pressure-sensitive adhesive tape using a cellophane film as a base material has been conventionally known. However, cellophane films tend to absorb moisture and have a property of decreasing their strength due to moisture absorption, and therefore cannot be used for binding water-containing substances such as vegetables.
[0006]
Biaxially stretched or transversely uniaxially stretched polypropylene film, in which the stretching ratio in the width direction is larger than the stretching ratio in the longitudinal direction, as an adhesive tape imparted with hand tearability without a decrease in strength due to moisture absorption and without attaching a scar group. A pressure-sensitive adhesive tape using a base material has been proposed (for example, JP-A-2000-34450).
However, even if a base material having good hand tearing properties is used as described above, even if a base material that is easy to cut without being stretched even when cut is used, depending on the type of the adhesive, the hand tearing property is also good due to stringing of the adhesive. May not be.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide an adhesive tape for binding that has good hand tearability without imparting a scar group to a substrate.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The adhesive tape for bundling of the present invention is characterized in that an adhesive surface is provided on one surface of a base material made of a biaxially stretched or transverse uniaxially stretched polyolefin film having a stretch ratio in the width direction larger than a stretch ratio in the longitudinal direction. The surface comprises a non-adhesive portion extending to both side edges of the base material, and an adhesive portion extending along a longitudinal direction of the base material at a central portion of the base material, The agent portion is formed of an adhesive that does not substantially form a stretch film or stretch yarn when the base material is manually split in a direction perpendicular to the longitudinal direction.
[0009]
The pressure-sensitive adhesive part is preferably formed of a rubber-based pressure-sensitive adhesive containing 10 to 100 parts by mass of a filler with respect to 100 parts by mass of the rubber-based polymer.
[0010]
In the rubber-based pressure-sensitive adhesive, 50% by mass or more of the rubber-based polymer is preferably a styrene-based thermoplastic elastomer, and the plasticizer capable of plasticizing a styrene domain of the styrene-based thermoplastic elastomer is a styrene-based thermoplastic elastomer. It is preferably contained in an amount of 1 to 10 parts by mass based on 100 parts by mass of the thermoplastic thermoplastic elastomer.
[0011]
Further, the adhesive tape for binding of the present invention preferably has an adhesive force to an adherend of 2 to 8 N / cm and a self-adhesive force of 5 to 15 N / cm. Further, it is preferable that the tack measured in the ball tack test of JIS Z0237 is a ball number of 4 to 20, and the self-adhesion holding force is 30 ° C., when a 500 g load is suspended for 40 minutes under the condition of an adhesion area of 20 mm × 10 mm. Is preferably 5 mm or less.
[0012]
The width of each non-adhesive part is preferably 2 to 5 mm.
The substrate preferably has a thickness of 20 to 80 μm, a tensile strength at break in the longitudinal direction of 10 to 30 N / cm, and a breaking elongation of 20 to 200%.
[0013]
In the adhesive tape for binding of the present invention, colored printing or letters, numbers, patterns, figures, photographs, etc. may be printed on one or both sides of the base material. When printed on one side of the base material, the pressure-sensitive adhesive portion may be provided on the printed surface, or the pressure-sensitive adhesive portion may be provided on the non-printed surface.
[0014]
Further, instead of coloring and printing on the base material, the pressure-sensitive adhesive portion may be constituted by a colored pressure-sensitive adhesive.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows a raw material obtained by winding the adhesive tape for binding according to the present invention in a roll shape.
As shown in FIG. 1, the adhesive tape for bundling of the present invention uses a biaxially stretched or transverse uniaxially stretched polyolefin film having a stretch ratio in the width direction larger than a stretch ratio in the longitudinal direction as the substrate 1. One side of the material 1 is provided with an adhesive surface, and the adhesive surface includes a
[0016]
First, the substrate 1 will be described.
The polyolefin film used for the base material is a biaxially stretched or uniaxially stretched polyolefin film in which the stretch ratio in the width direction is larger than the stretch ratio in the longitudinal direction, and has low water absorption and high tensile strength as the polyolefin film. In this respect, a polypropylene film is preferably used, and more preferably, a biaxially stretched polypropylene film is used.
[0017]
The stretching ratio may be any as long as the stretching ratio in the width direction is greater than the stretching ratio in the longitudinal direction. However, it is preferable that the stretching ratio in the width direction is at least two times the stretching ratio in the longitudinal direction. As described above, a film having a high stretching ratio in the width direction has a smaller tensile strength in the longitudinal direction than the tensile strength in the width direction, and thus is easily torn in a direction perpendicular to the longitudinal direction. Therefore, it can be easily torn and cut with fingers.
[0018]
Specifically, it is preferable that the base material is a polypropylene film having a thickness of 20 to 80 μm and a tensile strength at break in the longitudinal direction of 10 to 30 N / cm, and a breaking elongation in the longitudinal direction of 20 to 200%. More preferably, the base material thickness is preferably 20 to 60 μm, the tensile strength at break in the longitudinal direction is 15 to 25 N / cm, and the elongation at break in the longitudinal direction is preferably 30 to 150%.
[0019]
If the tensile breaking strength in the longitudinal direction is less than 10 N / cm and the breaking elongation is less than 20%, the adhesive tape may be cut when pulled out from the rolled adhesive tape, which hinders the binding operation. . On the other hand, if the strength is more than 30 N / cm and the elongation is more than 200%, the strength and the elongation of the film are too large, and the tearability is deteriorated.
[0020]
On one surface of such a base material, a product name, a manufacturer name, instructions for use, numerical values such as the date of manufacture, characters, patterns, figures, photographs, and the like may be printed. Further, the base material may be colored (solid printing), or a colored film may be used as the base material. Further, in printing, a surface treatment such as a corona discharge treatment or an easy adhesion treatment may be appropriately performed in order to enhance the printability of the base film.
[0021]
One side of the substrate 1 having the above-described configuration is an adhesive surface, and the adhesive portion 2 is provided in the center of the substrate 1 along the longitudinal direction. Are
[0022]
The
[0023]
The pressure-sensitive adhesive tape for binding according to the present invention is formed of a pressure-sensitive adhesive that does not substantially form a stretched film or a stretched thread when the pressure-sensitive adhesive portion 2 is cleaved by hand in a direction perpendicular to the longitudinal direction. Therefore, when the non-adhesive part is pinched and hand-teared, the base film is torn in a direction perpendicular to the longitudinal direction based on its properties, and the adhesive of the adhesive part is not in a stringing state. , And can be easily separated and cut from the adherend.
[0024]
The pressure-sensitive adhesive constituting the pressure-sensitive adhesive portion 2 may be a rubber-based pressure-sensitive adhesive that does not substantially form an elongated film or a stretched thread when the hand is split in a direction orthogonal to the longitudinal direction of the adhesive portion. A rubber-based pressure-sensitive adhesive containing 10 to 100 parts by mass, preferably 30 to 80 parts by mass of a filler with respect to 100 parts by mass of the rubber-based polymer is preferably used, and 50% by mass or more of the rubber-based polymer is SBS. , SIS, SEBS, SEPS, or other styrene-based thermoplastic elastomers. More preferably, a plasticizer capable of plasticizing the styrene domain of the styrene-based thermoplastic elastomer is added in an amount of 1 to 100 parts by mass of the styrene-based thermoplastic elastomer. 10 to 10 parts by mass, especially 1 to 5 parts by mass.
[0025]
Here, the SBS thermoplastic elastomer is a block copolymer in which a polystyrene block (S) and a polybutadiene block (B) are bonded in an SBS type, and the SIS thermoplastic elastomer is a polystyrene block (S) and a polystyrene block (S). Isoprene block (I) is a block copolymer in which SIS type is bonded, SEBS thermoplastic elastomer is a hydrogenated product of SBS thermoplastic elastomer, and SEPS thermoplastic elastomer is SIS thermoplastic elastomer. Hydrogenated product.
[0026]
Examples of the filler include metal oxides such as calcium oxide, magnesium oxide, zinc oxide, titanium oxide, and red iron oxide; metal hydroxides such as calcium hydroxide and magnesium hydroxide; calcium carbonate, magnesium carbonate, and the like. Silicates such as silicates such as white carbon, hydrous aluminum silicates such as clay, and magnesium silicates such as talc; organic metal salts such as magnesium stearate, zinc stearate and lead stearate; sulfuric acid Inorganic metal salts typified by barium, zinc borate and the like; carbon black and the like.
[0027]
By including such a filler in an amount of 10 parts by mass or more based on 100 parts by mass of the rubber-based polymer, the adhesiveness of the rubber-based pressure-sensitive adhesive is reduced, and a stretch film or a stretch yarn is formed when the base film is torn by hand. Can be suppressed. On the other hand, when the content of the filler with respect to 100 parts by mass of the rubber-based polymer exceeds 100 parts by mass, the tackiness of the rubber-based pressure-sensitive adhesive is excessively reduced, and the self-adhesive force as the adhesive tape for binding and the adhesion to the adherend are reduced. You cannot secure power.
[0028]
When the styrene-based thermoplastic elastomer is used in an amount of 50% by mass or more of the rubber-based polymer, a cohesive force of the rubber-based polymer is reduced by adding a plasticizer that plasticizes the styrene domain of the styrene-based thermoplastic elastomer, and When tearing by hand, it is possible to prevent the adhesive from forming a stretch film or stretch yarn. Examples of the plasticizer that can be used for such a purpose include phthalates such as dioctyl phthalate (DOP) and dibutyl phthalate (DBP); sebacates such as dioctyl sebacate (DOS); adipates such as dioctyl adipate (DOA); dioctyl An azelate type such as azelate (DOZ); a trimellitic acid type such as trioctyl trimellit (TOTM); and other ester plasticizers and epoxidized soybean oil.
[0029]
In the pressure-sensitive adhesive used in the present invention, when using a polymer other than the styrene-based thermoplastic elastomer, as the other polymer, natural rubber, isoprene rubber, butadiene rubber, styrene-butadiene rubber, acrylonitrile-butadiene rubber, butyl rubber , Acrylic rubber, ethylene / acryl rubber, acrylate copolymer, liquid rubber, and the like.
[0030]
The pressure-sensitive adhesive used in the present invention preferably contains a silane coupling agent and a tackifier in addition to a rubber-based polymer, a filler, and a plasticizer, which are pressure-sensitive adhesive components. This is because the silane coupling agent can increase the affinity between the rubber-based polymer and the filler, and enhance the dispersibility of the filler in the pressure-sensitive adhesive.
[0031]
As the tackifier, rosin-based, rosin ester-based, rosin phenol-based, terpene phenol-based, polyterpene-based, petroleum-based resins and their hydrogenated resins, etc., used in the field of solid-state and liquid-form pressure-sensitive adhesives. Used tackifier resin can be used.
[0032]
Further, in the pressure-sensitive adhesive used in the present invention, in addition to the above components, an antioxidant can be appropriately used. The pressure-sensitive adhesive of the present invention is prepared as a hot-melt pressure-sensitive adhesive in which these components are mixed and melted, or as a solvent-based pressure-sensitive adhesive in which these components are dissolved in a solvent such as toluene.
[0033]
The pressure-sensitive adhesive having the above configuration may be transparent or may be appropriately colored. When coloring is desired, a filler colored in a desired color may be selected as the filler. For example, when it is desired to obtain a white adhesive, a desired amount of titanium oxide may be contained as a filler. Further, other pigments and dyes can also be used.
[0034]
The pressure-sensitive adhesive having the above-described configuration is applied to one surface of the substrate so as to leave a space of 2 to 5 mm at both side edges of the substrate, thereby forming a pressure-sensitive adhesive portion. The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer constituting the pressure-sensitive adhesive part is preferably 15 to 50 μm. The non-adhesive part may be a part to which no adhesive is applied, or an adhesive is first applied to the entire surface of the base material, and then the non-adhesive material is applied to both sides of the adhesive-applied part at 2 to 5 mm. The non-adhesive portion may be formed by providing a thin film (eg, a thin film or ink).
[0035]
When characters or the like are printed on the base material, the adhesive portion may be provided on the printing surface of the base material, may be provided on the surface on which the printing is not performed, or may be printed on both surfaces of the base material. Alternatively, an adhesive portion may be provided on one of the printing surfaces.
[0036]
When uniform information such as product names, precautionary statements, and trademarks are printed in large lots, it is common to print on the base material in advance and apply an adhesive to the printed base material, The adhesive portion may be formed on either the printed surface or the non-printed surface. Gravure printing is preferably used for printing the substrate.
[0037]
In some cases, printing is performed on a daily basis, such as the date of manufacture. Further, in recent years, consumers have tended to prefer producing farmers for vegetables, and in order to meet such demands, there are cases where it is desired to appropriately print a photograph of the producing farmers on a binding tape. In the case of printing in such a small lot, a method in which an adhesive is first applied to a base material to produce an adhesive tape, and then printing is performed as necessary, which is convenient for production. Therefore, printing is performed on the surface on which the adhesive portion is not provided, and flexographic printing is preferably used.
[0038]
The printing may be one-color printing or multi-color printing. When the pressure-sensitive adhesive is colored, the effect of two-color printing can be obtained by making the color of the pressure-sensitive adhesive appear in an unprinted portion by one-color printing.
[0039]
The adhesive tape for binding of the present invention may have an adhesive portion directly provided on one side of the substrate, but the surface of the substrate is smoothed, the adhesive is prevented from penetrating into the inside of the substrate, and the substrate and the adhesive are For the purpose of improving the adhesiveness with the adhesive, adjusting the adhesive force and the peeling force to the adherend, etc., if necessary, after applying a primer to the surface of the base material, an adhesive portion may be provided on the undercoat layer. Good.
As the undercoating agent, a rubber-based graft copolymer is mainly used.
[0040]
The adhesive tape for bundling of the present invention has the above-mentioned configuration, and is prepared so that the self-adhesive force is 5 to 15 N / cm and the adhesive force to the adherend is 2 to 8 N / cm. Is preferred. More preferably, the self-adhesive force is 8 to 12 N / cm, and the adhesive force to the adherend is 3 to 5 N / cm. Further, the tack measured by the ball tack test of JIS Z0237 is 4 to 20, preferably 10 to 15, and the self-adhesion holding force is 30 ° C., and a 500 g load is 40 under the condition of an adhesion area of 20 mm × 10 mm. It is preferable that the displacement length when suspended for 5 minutes is 5 mm or less, preferably 1 mm or less.
[0041]
Here, the ball tack measured according to JIS Z0237 is a maximum ball number that stops within a measurement range when the measuring part on the adhesive surface is 100 m with an inclination angle of 30 degrees (the ball number is specified in JIS). The diameter of the bearing steel ball is 1 inch and the number is 32, that is, 32/32 is 32, 30/32 is 30, and 2/32 is 2 and so on. Value. In addition, the self-adhesion holding force was determined by bonding the adhesive surfaces at approximately the center of a test piece having a width of 20 mm and a length of 100 mm to each other by 10 mm, and reciprocating the roller with a load of 2 kg once at 5 mm / s. Means the displacement length (mm) when suspended under a load of 500 g for 40 minutes in an atmosphere of.
[0042]
The adhesive tape for bundling of the present invention is suitable for a specification of a type in which, after bundling an adherend, the adhesive surfaces at the start and end of the adhesive tape are bonded together, and the adhesive force to the adherend is 2 to 8N. / Cm, preferably in the range of 3 to 5 N / cm, the adhesive tape is easily peeled off from the adherend when the adhesive tape is cut by hand based on the characteristics of the base film in a direction substantially perpendicular to the longitudinal direction. Moreover, the adhesive can be cut sharply without substantially forming the stretched film or the stretched yarn at the time of cutting. And by setting the self-adhesive force in the range of 5 to 15 N / cm, preferably 8 to 12 N / cm, the original binding tape of bundling the bundle of adherends despite the low adhesive force to the adherend. Can play a sufficient role. In addition, by adopting a specification in which the adhesive surfaces are bonded to each other, information on the product such as the date of manufacture and a trademark printed on the adhesive tape can be easily seen by the customer.
[0043]
The adhesive tape for bundling of the present invention is not limited to the specification of self-adhesive bonding in which the adhesive surfaces are adhered to each other, but can also be applied to a specification in which the adhesive tape is adhered to the back surface (the surface on the side other than the adhesive surface) of the tape. In this case, the self-back surface adhesive strength is preferably in the range of 0.5 to 4 N / cm, more preferably 1 to 3 N / cm.
[0044]
【Example】
(Measurement evaluation method)
(1) Tack
The test was performed according to the inclined ball tack test of JIS Z0237.
That is, a test piece having a width of 15 mm and a length of 200 mm was attached to an inclined ball tacking device having a tilt angle of 30 degrees so that the adhesive surface was on the top, and a film for a runway (100 mm in length) was placed on the adhesive surface of the test sample. ) Was attached. Next, the ball was rolled over the film for the runway, and the maximum ball number that stopped on the adhesive surface of 100 mm was measured.
[0045]
(2) Self-holding force (mm)
At approximately the center of the adhesive tape test piece having a width of 20 mm and a length of 100 mm, the adhesive surfaces were bonded together at 10 mm, and a roller with a load of 2 kg was reciprocated once at 5 mm / s and pressure-bonded. A load of 500 g was applied to the lower part of the sample, and the shift length (mm) when the sample was suspended for 40 minutes was measured.
[0046]
(3) Self-adhesive force (N / cm)
The test piece having a width of 20 mm and a length of 600 mm is folded almost from the middle, and the adhesive surfaces are bonded together about 200 mm from the folded point, and both ends of the test piece are allowed to play by 100 mm. Next, the bonded test piece is reciprocated once at a speed of about 300 mm / min with a roller and pressed. Then, the play portion of the test piece is folded back at 90 degrees, peeled off by about 25 mm, and left for about 20 to 40 minutes. Each end of the test piece is sandwiched between upper and lower chucks and peeled off at a speed of about 300 mm / min. The force at every 20 mm peel was read to determine the self-adhesive force.
[0047]
(4) Adhesive strength to adherend (N / cm)
A 180 ° peel adhesion test was performed on a JIS Z0237 test plate.
That is, a test plate of SUS304 steel plate was used as an adherend, and a pressure-sensitive adhesive tape having a width of 20 mm and a length of 250 mm was reciprocated on the test plate by reciprocating a roller having a weight of 2 kg at a compression speed of about 5 mm / s. Then, the play portion of the test piece is turned 180 ° and peeled off by about 40 mm. Then, the lower end of the test plate is sandwiched by the lower chuck of the tester, and the play portion of the test piece is sandwiched by the upper chuck. In this state, the pressure-sensitive adhesive tape was peeled off from the test plate by operating a tensile tester, and the adhesive strength was measured.
[0048]
(5) Hand tearability
The adhesive tape test piece was gripped by the non-adhesive part and was torn by hand in a direction substantially perpendicular to the longitudinal direction to examine the ease of tearing.
"◎" indicates the case where no stringing or stretching film of the tearing adhesive is easily generated, and the case where the threading or stretching film of the tearing adhesive is slightly visible but does not substantially affect the sharpness, etc. Can be torn, but the stringing or stretch film of the pressure-sensitive adhesive is formed at the tearing portion, and if the sharpness is not good, it is difficult to tear by hand with normal force. The case was evaluated as "x".
[0049]
(6) Bundling workability
The operation of attaching the adhesive tape to the binding machine and manually binding 10 asparagus bundles was performed 100 times. "○" indicates that the adhesive tape did not break or break at the time of tape feeding, but "△" indicates that it was less than 5 times, but the adhesive tape was broken and the tip must be attached to the device again. The case where the pressure-sensitive adhesive tape was broken more than once was evaluated as “×”.
[0050]
(7) Binding power
The adhesive tape was set on a binding machine, and a bundle of ten asparagus was manually bound such that the start and end of the adhesive tape were self-adhered. One of the asparagus bundles was grabbed to see if it could get out of the bundle.
The above test was performed on 100 bundles, and the ratio of falling out of the bundle was examined. The case where there was no omission at all was indicated by “○”, the case where omissions of 1 to 3 bundles were found was “△”, and the case where omissions of 4 or more bundles were matched was “×”.
[0051]
(Preparation of adhesive)
In the ratio (parts by mass) shown in Table 1 (formulation Nos. 1 to 3 and 7 to 9), a rubber-based polymer (SIS type styrene-based thermoplastic elastomer manufactured by Zeon Corporation, trade name "Quintac 3435" and Malaysia) Natural rubber (trade name "SMRL"), calcium carbonate (Shiraishi Calcium Co., Ltd., surface-treated light calcium carbonate, trade name "Shiratsuka CC"), titanium oxide (Sakai Chemical Co., Ltd.), antioxidant (Yoshitomi Pharmaceutical Co., Ltd.) Product name "Tominox TT", silane coupling agent (Nippon Unicar Co., Ltd. silane coupling agent A-1100), polyterpene-based tackifying resin (Yasuhara Chemical Co., Ltd. product name "YS Resin PX1000") and solvent (toluene) ) To prepare an adhesive.
[0052]
In addition, at the ratio (parts by mass) shown in Table 1 (formulation Nos. 4 to 6), a rubber-based polymer (a SIS type styrene-based thermoplastic elastomer manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd. and trade name “Quintac 3435”), calcium carbonate ( Surface-treated light calcium carbonate manufactured by Shiraishi Calcium Co., Ltd. (trade name "Shirayuka CC"), titanium oxide (Sakai Chemical Co., Ltd.), anti-aging agent (trade name "Tominox TT" manufactured by Yoshitomi Pharmaceutical Co., Ltd.), silane coupling agent (Japan A silane coupling agent A-1100 manufactured by Unicar Co., Ltd. and a polyterpene-based tackifying resin (trade name “YS Resin PX1000” manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd.) are mixed at 130 to 150 ° C. with a 100 liter super mixer (manufactured by Kawada Seisakusho). The adhesive was prepared by melting.
[0053]
[Manufacture of adhesive tape for binding]
Adhesive tape No. 1-8:
As a film substrate, a biaxially stretched polypropylene film “Trefane BO (YT-42)” (manufactured by Toray Industries, Inc.) (width 620 mm, thickness 40 μm, tensile strength in longitudinal direction 21 N / cm, elongation 120%) was used. A primer is applied to the center along the longitudinal direction, leaving an edge of 2 mm on both sides of the film substrate, and then an adhesive having a composition shown in Table 1 is applied, and then wound and cut to a width of 20 mm. An adhesive tape having a length of 100 m (width of the adhesive portion 16 mm, thickness 20 μm) was produced.
The prepared adhesive tape was measured and evaluated for tackiness, self-adhesive holding power, self-adhesive power, adhesive power to an adherend, hand tearability, binding workability, and binding power based on the above-described measurement and evaluation method. Table 1 also shows the evaluation results. In Table 1, the base film “Trefane BO (YT-42)” is indicated as “A”.
[0054]
Adhesive tape No. 9:
As the film substrate, No. 2 was used except that a biaxially oriented polypropylene film “OPP # 40” (width 620 mm, thickness 40 μm, tensile strength at break in the longitudinal direction 40 N / cm) manufactured by Nimura Chemical Industry Co., Ltd. was used. In the same manner as in Example 1, an adhesive tape was produced.
[0055]
At approximately the center of the non-adhesive part of the prepared pressure-sensitive adhesive tape, a scar group was formed using a processing roll in which diamond abrasive grains of 110 to 120 mesh were fixed in two rows on the circumferential surface according to JIS while maintaining an interval of 5 mm. Wearing. .
The prepared adhesive tape was measured and evaluated for tackiness, self-adhesive holding power, self-adhesive power, adhesive power to an adherend, hand tearability, binding workability, and binding power based on the above-described measurement and evaluation method. Table 1 also shows the evaluation results. In Table 1, the base film “OPP # 40” is indicated as “B”.
[0056]
[Table 1]
As can be seen from Table 1, no. Each of the adhesive tapes 1 to 3 has good tying workability, and in the hand tearing property of the tied tape, it can be easily torn without forming a stretch film or a stretch yarn of the adhesive at the time of tearing. It was. However, the SIS elastomer had a ratio of 30% by mass and contained no plasticizer for plasticizing the styrene domain. No. 3 is No. 3 in which the proportion of the SIS elastomer is 70% by mass or more. 1 and No. 1 Compared with No. 2, the self-holding power, the self-adhesive strength, and the adhesive strength tended to be slightly inferior.
[0058]
No. Nos. 4 to 6 are cases where a hot-melt pressure-sensitive adhesive using an SIS elastomer as a rubber-based polymer was applied. Although the self-adhesive force and the adhesive force were slightly changed due to the difference in the content of the tackifier, the No. 2 adhesive was not used. The same hand tearing property, binding workability, and binding force as in No. 1 were exhibited.
[0059]
No. No. 7 is No. This is the case where the content ratio of the filler to the rubber polymer is smaller than that of No. 1, and when the film is torn by hand, the stretched film of the pressure-sensitive adhesive part is formed. Not only does it not cut well, but it is easy to creep due to high viscosity. In the self-adhesion holding force test, the load dropped after 30 minutes.
[0060]
No. No. 8 is No. This was a case where the content ratio of the filler to the rubber-based polymer was higher than that of No. 1, and the hand tearing property was excellent, but the adhesive strength was too low and the binding power was inferior.
[0061]
No. Reference numeral 9 denotes a structure in which a group of scars is attached to a base material, and the tensile strength of the original base film itself is larger than that of the base material A, but after the scar group is applied, the tensile strength becomes smaller and cutting is performed during the binding operation. And the workability of binding was not good.
[0062]
【The invention's effect】
The adhesive tape for bundling of the present invention can be torn by hand with fingers from the non-adhesive portions on both side edges of the tape, and since no stretch film or stretch yarn of the adhesive portion is formed when tearing by hand. , Sharp. Moreover, since the tape itself has a sufficient breaking strength necessary for the binding operation, it does not hinder the binding operation, though it is easy to tear by hand and sharp.
Therefore, the adhesive tape for bundling of the present invention is a convenient adhesive tape for bundling, even for a site user who performs a bundling operation by pulling the adhesive tape on site, and also for a consumer who tears a bundle bundled with a tape by hand. It is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a configuration of a binding adhesive tape of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Substrate
2 Adhesive part
3 Non-adhesive part
Claims (11)
前記粘着面は、該基材の両側端縁に延設された非粘着剤部と、該基材の中央部に該基材の長手方向に沿って延設された粘着剤部とからなり、
前記粘着剤部は前記基材を長手方向と直交する方向に手裂きする際に実質的に伸張膜又は伸張糸を形成しない粘着剤で形成されている結束用粘着テープ。An adhesive surface is provided on one surface of a substrate made of a biaxially stretched or transversely uniaxially stretched polyolefin film having a stretch ratio in the width direction larger than a stretch ratio in the longitudinal direction,
The adhesive surface comprises a non-adhesive portion extending to both side edges of the base material, and an adhesive portion extending along the longitudinal direction of the base material at a central portion of the base material,
A pressure-sensitive adhesive tape for binding, wherein the pressure-sensitive adhesive portion is formed of a pressure-sensitive adhesive that does not substantially form a stretched film or a stretched thread when the base material is manually split in a direction orthogonal to a longitudinal direction.
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