JP2004010111A - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Satoshi Morimoto
森本 聡
Yasuhiro Yamaguchi
山口 保博
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】1つの被貼着物に複数のラベルを貼付することができ、かつ小さいスペースに設置することができるラベル貼付装置を得る。
【解決手段】このラベル貼付装置10は、移動する被貼着物Aに複数のラベル22bを貼付するための複数のラベル貼付機14a,14bを含むラベル貼付装置10であって、複数のラベル貼付機14a,14bは、被貼着物Aの移動方向と交わる向きに見たとき、被貼付物Aの移動方向における各ラベル貼付機の本体16および貼付手段の該本体16より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ラベル貼付装置に関し、特に、たとえば1つの被貼着物に複数のラベルを貼付するためのラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来のラベル貼付装置の一例を示す図解図である。ラベル貼付装置1は、架台に取り付けられたラベル貼付機2を含む。ラベル貼付機2は、ラベル保持具3を含む。ラベル保持具3には、帯状の剥離紙にラベルが複数枚仮着されたラベル連続体が保持される。ラベル保持具3から引き出されたラベル連続体は、複数のローラを介して、剥離プレート4で折り返される。剥離プレート4においては、剥離紙が折り返されることにより、仮着されたラベルの一部が剥離され、剥離プレート4からラベルの一部が繰り出された状態で停止する。剥離プレート4で折り返されてラベルが剥離された剥離紙は、巻取りローラ5によって巻き取られる。
【0003】
ラベル貼付機2の下方には、ベルトコンベアが配置される。ベルトコンベアには、剥離プレート4の近傍において、検出センサが取り付けられる。検出センサとしては、たとえば光センサなどが用いられ、この検出センサによって、ダンボール箱などの被貼着物が移動してきたことが検出される。被貼着物が移動してきたことが検出されると、ラベル連続体が一定距離だけ移動して、剥離プレート4からラベルが繰り出され、被貼着物にラベルが貼付される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、1つの被貼着物に貼付するラベルの数が多くなり、それに対応して1台のラベル貼付装置で複数のラベルを貼着できるようにすることが望まれているが、ラベル貼付装置1は、その設置スペースがベルトコンベアの長さや幅等から制限があり、自ずと形状や大きさが限られる。
【0005】
ところが、このようなラベル貼付装置1では、ラベル貼付機2が横長のために2つを並べて配置すると、ラベル貼付装置1全体が大きくなってしまう。そのため、1つのラベル貼付機2を有するラベル貼付装置1を小さいスペースに設置している場合、2つのラベル貼付機2を有するラベル貼付装置1を設置しようとすれば、ラベル貼付装置1の前後に配置された機器やベルトコンベアを含むシステム全体の構成を変更する必要がある。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、1つの被貼着物に複数のラベルを貼付することができ、かつ小さいスペースに設置することができるラベル貼付装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、移動する被貼着物に複数のラベルを貼付するための複数のラベル貼付機を含むラベル貼付装置であって、複数のラベル貼付機は、被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、被貼付物の移動方向における各ラベル貼付機の本体および貼付手段の該本体より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置されている。
このようなラベル貼付装置において、複数のラベル貼付機は、被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、剥離紙からラベルを剥離して繰り出すための剥離プレートと、剥離プレートから繰り出されたラベルを被貼着物に貼付した後にラベルを被貼着物に押し付けるための押さえ手段とを含む貼付手段が、ラベル貼付機本体より突出され、隣接して配置されたラベル貼付機の下部に位置するように配置されてもよい。
また、それぞれのラベル貼付機は、帯状の剥離紙にラベルが仮着されたラベル連続体を保持するためのラベル保持具と、剥離紙からラベルを剥離して被貼着物に貼付するための貼付手段と、ラベルが剥離された後の剥離紙を巻き取るための巻取りローラと、ラベル保持具と貼付手段と巻取りローラとが装備されたラベル貼付機本体とを含み、更に、貼付手段の位置に被貼着物が到達したことを検出する検出センサを含み、検出センサの信号に対応してラベルを被貼着物側に送り出すようにすることが好ましく、貼付手段の位置に取り付けてもよい。
さらに、貼付手段は、剥離紙からラベルを剥離して繰り出すための剥離プレートと、剥離プレートから繰り出されたラベルを被貼着物に貼付した後にラベルを被貼着物に押し付けるための押さえ手段とを含み、検出センサは、剥離プレートおよび/あるいは押さえローラが被貼着物によって動いたことを検出するものとすることができる。
さらに、それぞれのラベル貼付機は、帯状の剥離紙にラベルが仮着されたラベル連続体を保持するためのラベル保持具と、剥離紙からラベルを剥離して被貼着物に貼付するための貼付手段と、ラベルが剥離された後の剥離紙を巻き取るための巻取りローラと、ラベル保持具と貼付手段と巻取りローラとが装備されたラベル貼付機本体とを有しており、該ラベル貼付機本体は、略直方体状であり、前記ラベル貼付機本体は、被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、縦長に配置されるように構成した方が好ましい。
【0008】
被貼着物の移動方向と交わる向きにみたとき、複数のラベル貼付機を、被貼付物の移動方向における各ラベル貼付機の本体および貼付手段の該本体より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置することにより、ラベル貼付装置とベルトコンベアとを組み合わせたとき、1つのラベル貼付機を有するラベル貼付装置に比べても、ベルトコンベアの移動方向における大きさがあまり大きくならない。
このようなラベル貼付装置において、被貼着物の移動方向にみたとき、複数のラベル貼付機を、剥離紙からラベルを剥離して繰り出すための剥離プレートと、剥離プレートから繰り出されたラベルを被貼着物に貼付した後にラベルを被貼着物に押し付けるための押さえ手段とを含む貼付手段が、ラベル貼付機本体より突出され、隣接して配置されたラベル貼付機の下部に位置するように配置すれば、ベルトコンベアの幅方向における大きさもあまり大きくならない。
また、このラベル貼付装置に用いられるラベル貼付機において、ラベルを被貼着物に貼付するための貼着手段の位置に検出センサを形成し、被貼着物を検出できるようにすることにより、ベルトコンベアに検出センサを設置する必要がなくなる。そのため、ラベル貼付装置を移動する場合においても、検出センサを取り外したり、制御回路との接続を外したりする必要がない。
特に、被貼着物が到達したことを検出する検出センサをラベル貼付機に設けるようにすれば、他のものたとえばベルトコンベアに取り付けたような場合であれば検出センサの位置が不安定になるが、それをそのような問題がおきることなく、一定の位置において検出できる。
このような検出センサは、たとえばラベルを繰り出して被貼着物に押し付けるための剥離プレートや押さえ手段の近傍に取り付けられ、これらの剥離プレートや押さえ手段が被貼着物に当たって動いたことを検出するようにすれば、被貼着物が貼着手段まで到達したことを知ることができる。
【0009】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明のラベル貼付装置の一例を示す正面図解図である。ラベル貼付装置10は、架台12を含む。架台12には、2つのラベル貼付機すなわち第1のラベル貼付機14aと第2のラベル貼付機14bが取り付けられる。これらの第1のラベル貼付機14aと第2のラベル貼付機14bの下方に、ベルトコンベア90が配置される。
このラベル貼付装置10では、2つの第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bが、ベルトコンベア90の移動方向と交わる向き、すなわち、ベルトコンベア90によって移送される、被貼付物Aの移動方向における各ラベル貼付機の本体および貼付手段の該本体より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置されている。
【0011】
第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bは、いずれも、図3に示すように、全体が略直方体状のラベル貼付機本体16を備え、被貼付物Aの移動方向と交わる向きに見たとき、垂直方向に延びる縦長となるように配置されている。すなわち、被貼着物Aの移動方向に交わる方向に見たとき、図1において、第1のラベル貼付機14aは、そのラベル貼付機本体16の左端と第1のラベル貼付機14aの押さえローラ50の先端との幅Lと比して、ラベル貼付機本体16の上端と第1のラベル貼付機14aの押さえローラ50の先端との長さ(高さ)Hの方が長い縦長であり、また、第2のラベル貼付機14bも、そのラベル貼付機本体16の左端と第2のラベル貼付機14bの押さえローラ50の先端との幅Lと比して、ラベル貼付機本体16の上端と第2のラベル貼付機14bの押さえローラ50の先端との長さ(高さ)Hの方が長い縦長である。ラベル貼付機16は、それを構成する基板18の一方面側において、回転可能に形成されたラベル保持具20を含む。ラベル保持具20には、帯状の剥離紙22aに複数枚のラベル22bが粘着剤22cによって仮着されたラベル連続体22が保持される。ラベル連続体22は、巻回された状態でラベル保持具20に装着される。保持されたラベル連続体22の外周面には、ゴムなどで形成された押さえ具24が押し当てられる。この押さえ具24によって、ラベル連続体22が自由に回転しないように制動がかけられる。
【0012】
ラベル保持具20からラベル連続体22が引き出され、第1のローラ26に導かれる。第1のローラ26は、アーム28aに取り付けられる。アーム28aは、基板18の他方面側のアーム28bに接続される。アーム28aとアーム28bは、鉤状に折れ曲がった形状に接続され、折れ曲がった部分を支点として回転可能に取り付けられる。また、アーム28bの端部にはバネ30が取り付けられ、アーム28bを引っ張って、第1のローラ26を通るラベル連続体22に引っ張り力を与えるようにしてある。
【0013】
第1のローラ26を通ったラベル連続体22は、第2のローラ32を介して、第3のローラ34に導かれる。第3のローラ34の近傍には、ラベルブレーキ36が取り付けられ、ラベルブレーキ36によって第3のローラ34上のラベル連続体22が押さえられる。このラベルブレーキ36は、ラベル連続体22に弛みが発生しないようにするためのものである。
【0014】
第3のローラ34を通ったラベル連続体22は、ラベルセンサ38を通って、第4のローラ40に導かれる。ラベルセンサ38としては、たとえば光センサなどが用いられ、剥離紙22aに仮着されたラベルの端縁が検出される。したがって、剥離紙22aに等間隔で仮着された各ラベルの端縁を検出したときに、制御装置70の制御信号によってラベル連続体22の動きを停止するようにすれば、等間隔でラベル連続体22の送りを停止させることができる。
【0015】
第4のローラ40を通ったラベル連続体22は、剥離紙22aからラベル22bを剥離して被貼着物Aに貼付するための貼付手段を構成する剥離プレート42に導かれ、ラベル仮着面の反対側に向かって剥離紙22aが折り返されるように湾曲される。貼付手段は、剥離プレート42が、支持アーム44の一端に取り付けられ、この支持アーム44の他端が、支持軸46で揺動可能に支持されて構成されている。
剥離プレート42で剥離紙22aが湾曲されることによって、ラベル22bが剥離紙22aから剥離される。ここで、ラベルセンサ38からの信号に対応して制御装置70によってラベル連続体22の送り量を制御することにより、剥離紙22aから剥離されたラベル22bが所定量だけ剥離プレート42から繰り出された状態で停止させ、被貼着物Aが所定位置に到着するまで待機させることができる。
【0016】
さらに、剥離プレート42から延びるアーム48の先端部に、押さえローラ50が形成される。押さえローラ50を保持するアーム48は、揺動可能に形成される。貼付手段を構成する剥離プレート42、支持アーム44、押さえローラ50は、ベルトコンベア90の上方において、被貼着物Aの移動方向に沿って突き出し設けられている。したがって、ベルトコンベア90で搬送されてきた被貼着物Aに繰り出されているラベル22bの先端が接触し、被貼着物Aの移動に対応してラベル22b全体を繰り出し、ラベル22b裏面の粘着剤22cによって、ラベル22b全体が被貼着物Aに貼付される。そして、被貼着物A上に貼付されたラベル22b上を押さえローラ50で抑えることにより、ラベル22bが確実に被貼着物Aに貼付される。
【0017】
剥離プレート42で折り返された剥離紙22aは、第5のローラ52、第6のローラ54を介して、巻取りローラ56に巻き取られる。ここで、第5のローラ52の表面はゴムなどで形成され、剥離紙22aが滑りにくいようになっている。基板18の他方面側には、第5のローラ52を回転させるためのサーボモータ58が取り付けられる。サーボモータ58と第5のローラ52とは、滑りがないように、タイミングベルト60などで連結される。
【0018】
サーボーモータ58は、ラベルセンサ38の信号によって制御される。つまり、ラベル連続体22に仮着されたラベル22bの間隔にしたがってラベルセンサ38から信号が出力されるのに伴って、一定量だけ第5のローラ52を回転させ、一定間隔だけ剥離紙22aを引っ張ることにより、剥離プレート42から1枚ずつラベル22bを繰り出すことができる。
【0019】
基板18の上方には、制御装置70が取り付けられ、第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bの動作が制御される。さらに、制御装置70の隣には、支持軸72を通すための円筒体74が取付けられる。円筒体74には、ロックハンドル76が形成され、支持軸72の任意の位置で第1のラベル貼付機14aと第2のラベル貼付機14bを固定できるようにしてある。したがって、ロックハンドル76を緩め、円筒体74をスライドさせてロックハンドル76を締めることにより、支持軸72上の任意の位置に第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bを固定することができる。これによって、ベルトコンベア90の幅に対応して、第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bの位置決めを行うことができる。
【0020】
支持軸72は、架台12から延びるように形成される。架台12上には、高さ調整ハンドル78が形成され、この高さ調整ハンドル78によって、支持軸72の高さを調整することができる。したがって、高さ調整ハンドル78によって、第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bの高さを調整することができ、ベルトコンベア90の高さに適応させることができる。
【0021】
この第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bは、ラベル貼付機本体16の下端より下方、すなわちベルトコンベア90に向けて垂下された固定棒80に検出センサ82を設け、検出センサ82は、ベルトコンベア90によって搬送されてきた被貼着物Aを検出することができるように構成されている。
検出センサ82としては、たとえば光センサを用いることができる。この検出センサ82によって、ベルトコンベア90で搬送されてきたダンボール箱などの被貼着物Aが検出される。
なお、図5に示すように、剥離プレート42の近傍において、ベルトコンベア90の幅方向の両側あるいは片側に、被貼着物Aを検出するための検出センサ92を取り付け、ベルトコンベア90で搬送されてきた被貼着物Aを検出できるようにしてもよい。
【0022】
第1のラベル貼付機14aの貼付手段は、支持アーム44と、剥離プレート42と、押さえローラ50とを備え、ラベル貼付機本体16の下端で、第1のラベル貼付機14a側の隅部より、隣接する第2のラベル貼付機14bに向けて突き出し設けられ、ラベル貼付機本体16と支持アーム44との間に架け渡されたバネ30で、常時は、下方向に向けて剥離プレート42側が下がるように引っ張られている。
したがって、被貼着物Aの移動方向に交わる方向に見たとき、図1において、第1のラベル貼付機14aのラベル貼付機本体16の左端と第1のラベル貼付機14aの押さえローラ50の先端との幅Lに、第2のラベル貼付機14bのラベル貼付機本体16の左端と第2のラベル貼付機14bの押さえローラ50の先端との幅Lを足した長さより、第1のラベル貼付機14aの貼付手段がラベル貼付機本体16側に寄せられた分だけ短くなる。
【0023】
このラベル貼付装置10は、ベルトコンベア90で搬送される被貼着物Aにラベル22bを貼付するために用いられる。
ラベル22bの貼付は次のように行われる。
ラベル22bは、剥離プレート42から一定量だけ繰り出された状態で待機している。そして、投光器と受光器を含む検出センサ82によって被貼着物Aが検出されると、ベルトコンベア90による被貼着物Aの搬送に対応して、サーボモータ58が回転し、このサーボモータ58の回転によってラベル22bが更に繰り出されて、ラベル22bの全体が被貼着物Aの上に引き出され貼着され、次いで押さえローラ50によりラベル22bが被貼着物Aに押し付けられ、確実にラベル22bが被貼着物Aに貼付される。
回転しているサーボモータ58は、ラベル連続体に仮着されている次のラベル22bの端縁がラベルセンサ38によって検出されると、この次のラベル22bを剥離プレート42から一定量だけ繰り出された状態とし、停止する。このように次のラベル22bは一定量だけ繰り出された状態で待機し、次の被貼着物Aへの貼付に備える。
【0024】
このラベル貼付装置10では、2つの第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bが設けられているため、1つの被貼着物Aに2種類のラベル22bが貼付される。ラベル22bが貼付された被貼着物Aに続いて、次の被貼着物Aが搬送されてくると、上述の動作が繰り返されて、ラベル22bが貼付される。
【0025】
2つの第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bは、ベルトコンベア90に載置された被貼着物Aの移動方向と交わる向きに見たとき、被貼付物Aの移動方向における各ラベル貼付機14a,14bのラベル貼付機本体16および貼付手段の該ラベル貼付機本体16より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置される。さらに、第1のラベル貼付機14aは、図2に示すように、ベルトコンベア90に載置された被貼着物Aの移動方向と交わる向きにみたとき、剥離紙22aからラベル22bを剥離して繰り出すための剥離プレート42と、剥離プレート42から繰り出されたラベルを被貼着物Aに貼付した後にラベルを被貼着物Aに押し付けるための押さえ手段とを含む貼付手段が、ラベル貼付機本体16より突出され、隣接して配置された第2のラベル貼付機14bの下部に位置するように配置される。
つまり、一方の第1のラベル貼付機14aの剥離プレート42および押さえローラ50が、他方の第2のラベル貼付機14bと重なった位置に存在する。そのため、ベルトコンベア90に載置された被貼着物Aの移動方向におけるラベル貼付装置10の大きさがあまり大きくならない。したがって、ラベル貼付装置10の前後にある機器の配置を変えることなく、2つの第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bを有するラベル貼付装置10を設置することができる。また、ラベル貼付装置10の前後の機器を動かすとしても、最小限の移動でよく、システム全体を大きく変える必要がない。
【0026】
さらに、ベルトコンベア90に載置された被貼着物Aの移動方向と交わる向きにみたとき、第1のラベル貼付機14aおよび第2のラベル貼付機14bの一部が重なるように配置すれば、ベルトコンベア90の幅方向におけるラベル貼付装置10の大きさも小さくすることができる。したがって、幅の小さい被貼着物Aに対しても、複数のラベル22bを貼付することができる。
【0027】
なお、図1に示すラベル貼付装置10では、ベルトコンベア90の側端に設けた固定棒80に設けられた検出センサ82によって被貼着物Aを検出するようにしているが、図6に示すように、ラベル貼付装置10の支持アーム44の近傍に検出センサ102を取り付けてもよい。この場合、たとえば、剥離プレート42に被貼着物Aが接触して剥離プレート42を支持する支持アーム44を枢軸を中心にして回動させ、支持アーム44の動きを検出することにより、被貼着物Aが到達したことが検出されるようにしてもよい。
【0028】
このような検出センサ102としては、たとえば光センサ、リミットスイッチなどを用いることができる。支持アーム44は、たとえば鉤状に折れ曲がって形成され、その折れ曲がった部分44aで回転できるように支持される。そして、被貼着物Aが剥離プレート42に当たったとき、支持アーム44が回転し、検出センサ102に接触等することにより、被貼着物Aを検出することができる。もちろん、検出センサ102としては、リミットスイッチや光センサに限らず、他のセンサを用いてもよい。
【0029】
このように、ラベル貼付装置10に被貼着物Aを検出するための検出センサ102を取り付けることにより、ベルトコンベア90に検出センサ82を取り付ける必要がなくなる。そのため、ラベル貼付装置10を他の場所に移動させる場合においても、検出センサ82を取り外したり、検出センサ82と制御装置70とを切り離したりする必要がない。
【0030】
さらに、第3のローラ34の近傍にラベルブレーキ36が形成されているが、図7に示すように、ラベルブレーキ36に代えて、2つの板材112,114でラベル連続体22を挟み込んでもよい。これらの板材112,114で挟み込むことにより、ラベル連続体22に引っ張り力を与えることができる。
【0031】
なお、この発明のラベル貼付装置10においては、ラベル貼付機の数は2つに限らず、3つ以上のラベル貼付機を有するものであってもよい。このように、3つ以上のラベル貼付機を有するものであっても、ベルトコンベア90に載置された被貼着物Aの移動方向あるいはその移動方向と交差する方向にみたとき、互いの一部が重なるように配置することにより、ラベル貼付装置10が全体として大きくなることを防止することができる。したがって、ベルトコンベア90で搬送される被貼着物Aに、3種類以上のラベルを貼付する場合においても、狭いスペースにラベル貼付装置10を設置することができる。
【0032】
また、図8および図9に示すように、第1のラベル貼付機14aのラベル貼付機本体16と第2のラベル貼付機14bのラベル貼付機本体16とが、被貼着物Aの移動方向と交わる向きに見たとき、第1のラベル貼付機14aのラベル貼付機本体16の第2のラベル貼付機14b側端縁近傍と、第2のラベル貼付機14bのラベル貼付機本体16の第1のラベル貼付機14a側端縁近傍とにおいて、重なるように配置してもよい。この実施の形態においては、第1のラベル貼付機14aのラベル貼付機本体16およびラベル貼付機本体16に設けられた各構成部品の後部が、第2のラベル貼付機14bのラベル貼付機本体16およびラベル貼付機本体16に設けられた各構成部品の前部に配置されるように、第1のラベル貼付機14aの方が第2のラベル貼付機14bより前方に配置される。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、複数のラベル貼付機を被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、被貼着物の移動方向における各ラベル貼付機の本体および貼付手段の該本体より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置することにより、複数のラベルを被貼着物に貼付することができ、かつ設置スペースの小さいラベル貼付装置を得ることができる。また、被貼着物が到達したことを検出する検出センサをラベル貼付装置に取り付けることにより、ベルトコンベアに検出センサを取り付ける必要がなくなる。そのため、ラベル貼付装置の移設などの際に、検出センサを取り外したり、制御回路との接続を外したりする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラベル貼付装置の一例を示す正面図解図である。
【図2】図1に示すラベル貼付装置の側面図解図である。
【図3】図1に示すラベル貼付装置に用いられるラベル貼付機の一例を示す正面図解図である。
【図4】図1に示すラベル貼付装置に用いられるラベル貼付機の一例を示す側面図解図である。
【図5】図1に示すラベル貼付装置において、検出センサの取り付け位置を変えた平面図解図である。
【図6】被貼着物を検出するための検出センサの取り付け位置の例を示す図解図である。
【図7】ラベル連続体に引っ張り力を与えるための機構の一例を示す図解図である。
【図8】この発明の別のラベル貼付装置の一例を示す正面図解図である。
【図9】図8に示すラベル貼付装置の一部を省略した側面図解図である。
【図10】この発明の背景となるラベル貼付装置の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置
12 架台
14a 第1のラベル貼付機
14b 第2のラベル貼付機
16 ラベル貼付機本体
18 基板
20 ラベル保持具
22 ラベル連続体
22a 剥離紙
22b ラベル
22c 粘着剤
24 押さえ具
26 第1のローラ
28a,28b アーム
30 バネ
32 第2のローラ
34 第3のローラ
36 ラベルブレーキ
38 ラベルセンサ
40 第4のローラ
42 剥離プレート
44 支持アーム
46 支持軸
48 アーム
50 押さえローラ
52 第5のローラ
54 第6のローラ
56 巻取りローラ
58 サーボモータ
60 タイミングベルト
70 制御装置
72 支持軸
74 円筒体
76 ロックハンドル
78 高さ調整ハンドル
80 固定棒
82 検出センサ
112,114 板材
90 ベルトコンベア
92 検出センサ
102 検出センサ
A 被貼着物

Claims (6)

  1. 移動する被貼着物に複数のラベルを貼付するための複数のラベル貼付機を含むラベル貼付装置であって、
    前記複数のラベル貼付機は、前記被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、前記被貼着物の移動方向における各ラベル貼付機の本体および貼付手段の該本体より突出した部位の幅の合計より短くなるように配置された、ラベル貼付装置。
  2. 前記複数のラベル貼付機は、前記被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、剥離紙からラベルを剥離して繰り出すための剥離プレートと、前記剥離プレートから繰り出された前記ラベルを前記被貼着物に貼付した後に前記ラベルを前記被貼着物に押し付けるための押さえ手段とを含む貼付手段が、ラベル貼付機本体より突出され、隣接して配置されたラベル貼付機の下部に位置するように配置された、請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. それぞれの前記ラベル貼付機は、帯状の剥離紙にラベルが仮着されたラベル連続体を保持するためのラベル保持具と、前記剥離紙から前記ラベルを剥離して前記被貼着物に貼付するための貼付手段と、前記ラベルが剥離された後の前記剥離紙を巻き取るための巻取りローラと、前記ラベル保持具と前記貼付手段と前記巻取りローラとが装備されたラベル貼付機本体とを含み、
    更に、前記貼付手段の位置に前記被貼着物が到達したことを検出する検出センサを含み、前記検出センサの信号に対応して前記ラベルを前記被貼着物側に送り出すことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のラベル貼付装置。
  4. 前記検出センサは、ラベル貼付機に設けられたことを特徴とする、請求項3に記載のラベル貼付装置。
  5. 前記貼付手段は、前記剥離紙から前記ラベルを剥離して繰り出すための剥離プレートと、前記剥離プレートから繰り出された前記ラベルを前記被貼着物に貼付した後に前記ラベルを前記被貼着物に押し付けるための押さえ手段とを含み、
    前記検出センサは、前記剥離プレートおよび/あるいは前記ローラが前記被貼着物によって動いたことを検出するものである、請求項3に記載のラベル貼付装置。
  6. それぞれの前記ラベル貼付機は、帯状の剥離紙にラベルが仮着されたラベル連続体を保持するためのラベル保持具と、前記剥離紙から前記ラベルを剥離して前記被貼着物に貼付するための貼付手段と、前記ラベルが剥離された後の前記剥離紙を巻き取るための巻取りローラと、前記ラベル保持具と前記貼付手段と前記巻取りローラとが装備されたラベル貼付機本体を有しており、該ラベル貼付機本体は、略直方体状であり、
    前記ラベル貼付機本体は、被貼着物の移動方向と交わる向きに見たとき、縦長に配置された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のラベル貼付装置。
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