JP2003534608A - 電力を含む区別できない短寿命商品に関する取引と、スケジュールと、決済とをサポートするエンジン・システムに関する方法及び装置 - Google Patents

電力を含む区別できない短寿命商品に関する取引と、スケジュールと、決済とをサポートするエンジン・システムに関する方法及び装置

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JP2003534608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のフローゲートに関する市場をサポートし、フローゲートによる制約への対応と、これによるAC電力ネットワークの物理特性への対応を保証する分かりやすいAC送電メカニズムを使用者に提供し、同時に投機的な機会の発生を阻止する方法及びシステムを提供すること。 【解決手段】特定の実施形態は、電力を含む区別できない短寿命商品と、電力の伝送と、コミットメントを形成するためのこうした商品の売買と、こうしたコミットメントのスケジューリング及び決済とに関する取引をサポートするコンピューティング・システムに関する方法及び装置を含む。特定の実施形態は、仮想立会場だけでなく、システムの認定クライアントによる双方向取引及び外部市場取引をサポートする市場エンジンを含む。特定の実施形態は、市場エンジンと、スケジューリング・エンジンと、決済エンジンとの少なくとも一部を結合するデータベース及びデータベース・エンジンを含む。特定の実施形態は、Webサポートをサポートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、一つ以上のAC電力ネットワークのグリッドに加えられる電力を売買
することに関して、区別できない短寿命商品に関する売買を実行し、運用に関す
るスケジューリングを行い、取引を決済するエンジン・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
本明細書での使用において、区別できない商品とは、厳密にその商品の量によ
り売買される商品を指す。区別できない商品の単一のユニットは、別のユニット
と区別されない。送電線で配電される60Hz AC電力のキロワット時は、同じ送電
線で同じ場所へ同時に配電される別のキロワット時と区別されない。区別できな
い短寿命商品は、その存在が極めて区別できない短寿命商品である。発電、ネッ
トワーク帯域幅、飛行機の座席、ラッシュアワーの高速道路の入口枠は、すべて
存在するが存続期間が短い区別できない商品の例である。対照的に、組立ライン
の開始ロットは、明確な結果を生みだし、この結果は、内容において大きく異な
る可能性があるため、これは、短寿命の区別できる商品の例を示している。
【0003】 AC電力技術の発明以来、我が国及びその他の多くの国では、遠距離間でAC電力
の共有利用する能力により恩恵を受けてきた。しかしながら、AC電力ネットワー
クの管理及び制御は、それ自体に根本的な問題があることが明らかになっている
。こうした管理及び制御の問題について説明する前に、配電の基本的な物理特性
のいくつかについて考えることが重要である。
【0004】 AC電力ネットワークとは、ネットワーク全体で基本的に一定の周波数及び均一
な位相でネットワークが機能するように、AC発電機を、制御された送電線上のAC
電力負荷装置に接続する電気ネットワークである。位相のドリフトは、位相シフ
トデバイスによって補正し、AC電力ネットワーク全体で均一な位相特性を強制す
る。周波数のドリフトは、発電機で補正される。こうした周波数の変動は、通常
、負荷装置と生成された電力との間の差異によって発生する。こうした補正の効
果として、AC電力ネットワーク全体では、基本的に一定の周波数と均一な位相と
が演算中に提供される。米国、カナダ、メキシコ、及びその他の一部の国におけ
るAC配電周波数は、60Hzであり、他の一部の国では、50Hzである。特定のケース
において、電力は、二相送電体系又は三相送電体系で配電される。
【0005】 本明細書での使用において、グリッドとは、二つ以上のAC電力ネットワークと
、異なるAC電力ネットワークのノード間、或いは単一のAC電力ネットワークのノ
ード間でエネルギをトランスファ(transfer)するDC送電線とを備えることが可能
な電力システムを指す。
【0006】 都市、発電機、及びその他は、AC電力ネットワークのノードとして機能する。
特定のノードは、実際には、二つ以上の発電機又は負荷装置を備えることができ
る。バスは、ノードのこうしたローカルな設備を局所的に接続する。高電圧AC送
電線は、AC電力ネットワークの主要な負荷集中部にある都市と発電機との間で電
力をトランスファする。例えば、米国では、西部諸州調整委員会と呼ばれるAC電
力ネットワークが存在し、これはカナダのブリティッシュコロンビア州から、北
メキシコ及びロッキー山脈をカバーする。テキサス州には、別のAC電力ネットワ
ークがあり、基本的に米国の残りとケベック州の一部を除くカナダとをカバーす
る別のAC電力ネットワークも存在する。これら三つのAC電力ネットワークは、直
流線によって共に接続され、北アメリカグリッドを形成している。これらは、AC
では接続されていない。これらは、米国と、カナダと、北メキシコとの全体で、
周波数又は位相に関して同期していない点において、非同期である。
【0007】 発電が、短寿命で区別できないものであることは、容易に確認できる。1キロ
ワットは、当然ながら別のキロワットと同様に扱われ、比較的短期間のみ存続す
る。送電も、短寿命で区別できないものであると考えることができる。送電は、
最も一般的には、AC電力ネットワークのノード間のAC送電線として実行される。
DC送電線は、単一又は二つ以上の別個のAC電力ネットワークにある特定のノード
を接続するために、追加的に使用される。
【0008】 電力貯蔵は、通常、持続時間が限られており、一日又は二日程度である場合が
多い。注意すべき点として、電力がこうしたシステムに入るインタフェースポイ
ントは、短寿命で区別できないものである。
【0009】 高電力(メガワット以上)を伴うライン間での電力スイッチングは、一般には
行われない。現在の電力スイッチングでは、通常、メガワットより遙かに少ない
電力しか関与しない。しかしながら、こうしたシステムコンポーネントが、いつ
か、大きな電力線に対処できるようになった場合、電力ネットワークへ続くこう
したスイッチのインタフェースを通る電力は、同様に短寿命で区別できないもの
となる。
【0010】 AC配電システムは、いくつかの基本的な物理特性により、DC電力、ガス、水、
及び油移送システム等、他のフローベースのシステムと区別される。AC電力ネッ
トワークは、発電及び負荷の変化が、ほぼ光の速度でネットワーク全体に広がる
点において、ガス、水、油、及びその他の流量分配システムとは異なる。発電及
び電力負荷の影響は、実際的には同時に、AC電力ネットワーク全体に及ぶ。
【0011】 AC電力ネットワーク全体での周波数及び位相の安定性から、電力の変化は、ス
ーパーポジショニング効果を有する。これにより、ネットワーク内の任意の線で
運ばれる電力が、基本的には、ネットワーク上の発電機及び負荷の一次関数とな
る状態が保証される。更に、線の経路が、二つのノードを接続する場合、この経
路によって運ばれる第一のノードでの出力は、前記の一次関数に関連して、第二
のノードで生成される電力によって相殺される。
【0012】 こうしたAC電力ネットワークは安全な範囲内で運用されるため、ネットワーク
構成が変化しなければ、フローパターンは、ほぼ予測可能である。電気信頼性評
議会(National Electric Council)では、トランスファ分布係数と呼ばれる一連
の数字による体系を計算しており、これは、こうした様々な線で電力がどのよう
に配分されているかを示すもので、信頼性評議会のWebサイトwww.nerc.comで入
手できる。これは、投入された量の一次関数であり、トランスファ(transfer)方
向が変化し、ノード1からノード2が、ノード2からノード1になった時、符号が変
わる。こうした関数は、ノードに関して歪対称である。
【0013】 DCネットワークについて考えると、ある地点から別の地点への電力の配送(del
ivery)を直接的に制御することができる。AC電力ネットワークでは、これは実行
できない。AC電力ネットワークの特徴として、すべての線は、ほぼ固定された比
率で、前述したトランスファ配分係数と特定のノードでの出力及び負荷とによっ
て影響される。
【0014】 一定のAC電力ネットワークのフローゲートは、本明細書では、少なくとも一本
の線の集合を指し、その合計最大安全送電容量は、ネットワークの輻輳要素とし
て作用し、そのネットワークの二つ以上のノード間でのAC電力の配送を制約する
【0015】 すべての線は、最大安全送電容量を有するため、一種のフローゲートと考える
ことができる。しかしながら、特定のAC電力ネットワークの輻輳履歴分析では、
少数のフローゲートのみが、ほぼすべての輻輳問題の原因であることが明らかに
なる。こうしたフローゲートを、本明細書では、重要フローゲートと呼ぶ。
【0016】 一定のフローゲート全体での関連するAC電力送電は、前記のスーパーポジショ
ニング効果のため、付加的なものとなる。したがって、ある経路に沿って100メ
ガワットを送る際には、この送電は、フローゲートに対して10%の影響を有し、
フローゲートに10メガワットを加える可能性がある。第二の発電機は、このフロ
ーゲートに対して5%の影響を有する可能性がある。第二の発電機で100メガワッ
トを発電すると、フローゲート全体に5メガワットが追加されることになる。
【0017】 なお、こうしたAC電力の関数は、基本的には一次関数であり、その係数によっ
て表すことができる。
【0018】 なお、これらのノードの設備は、関連するバスによって接続されており、発電
容量及び負荷容量に関して大きく異なる場合が多い。一例として、都市部では、
発電するよりも遙かに多くのAC電力を消費する場合が多い。別の例として、グラ
ンドクーリーダム等の水力発電ダムに関するノードは、消費するよりも遙かに多
くのAC電力を生成する傾向にある。
【0019】 電力及び電力送電のこれまでの市場は、様々な歴史的及び技術的理由から、長
い間、商品市場のアプローチにおいて注目すべき例外となってきた。買い手と売
り手とが交渉し、取引を実施する能力は、電力業界の規制が緩和されている地域
でさえ、未だに厳しく制限されている。こうした制限に関する主張は、通常、信
頼性を中心に展開されている。
【0020】 米国において、連邦エネルギ規制委員会(FERC: Federal Energy Regulatory
Commission)は、地域送電機関(RTO: Regional Transmissions Organization)
に対して、市場の調整を進め、信頼性を高めることを要求している(整理番号RM
-99-2-00、1999年5月13日発行)。
【0021】 電力業界は、自由市場とは対照的に、発電の管理に集中ディスパッチを使用し
てきた長い歴史を有する。集中ディスパッチは、垂直統合型独占企業で構成され
る業界には適していた。RTOが設計した従来のアプローチでは、これまで、こう
した集中管理を可能な限り残しながら、競争力のある卸売及び小売参入者に対し
てアクセスを開放してきた。その結果として、不安定な価格、及び決済に関する
論争が発生し、供給と需要を即座に一致させることが困難になっている。基本的
な問題は、参入者が共通の所有権又は方針を有しない場合に、集中ディスパッチ
が上手く機能しないことである。
【0022】 RTOは、特定の不可欠な技術機能を有しており、信頼性に対して全体的に注目
し、地域の安全性を調整し、緊急時にオペレータによる介入を行っている。RTO
は、スケジューリングと、輻輳管理と、付帯サービスの提供と、測定と、請求と
、決済との分野では、問題を有している。本明細書での使用において、付帯サー
ビスには、発電が関与する場合が多い。発電設備では、生産能力の一部を留保し
、オペレータの要求によりリアルタイムで利用できるようにして、ネットワーク
のバランスをサポートし、予備生産能力によって迅速に対応できる緊急要件に対
処している。なお、すべての問題分野は、短寿命の区別できない電気商品、或い
は短寿命の区別できない電気商品に関する取引の経済的結果に関連している。
【0023】 現在、北米の大部分で、AC電力送電がどのように管理されているかについて考
えてみる。送電権は、契約経路として知られるネットワーク内での二地点間トラ
ンスファの条件で考慮及び交渉される。任意のノードでの発電又は負荷における
変化は、ネットワーク内のあらゆる送電線に直線的な影響を与え、結果として、
ある程度までネットワーク内のすべてのフローゲートに影響するため、こうした
考え方は、以前に説明したAC電力ネットワークの物理的性質に反している。
【0024】 こうした契約経路システムでの送電のスケジューリングでは、AC電力ネットワ
ークを通じた特定の直接経路に沿って送電権を確保する。これは、直接経路を構
成するそれぞれの線に関して、送電線の所有者から送電権を購入することで達成
される。直接経路から離れた重要フローゲートで発生した一部の制約により、直
接経路での伝送能力が実際に制限される場合も多い。
【0025】 この契約経路システムでは、天然ガスにおいて可能であるように、ネットワー
ク内で選択した経路にしたがって、AC電力を送ることができるというフィクショ
ンによって成り立っている。この架空の方法では、バルブを変えることで、AC電
力ネットワークを通じて特定の経路でAC電力を送ることができるわけである。契
約経路システムが実施されたのは、単一の経路に沿って確保するだけでよいこと
から、概念的に簡単であると考えられたためである。契約経路のアプローチの根
本的な問題は、伝送用の契約経路の配列が、AC電力ネットワークにおいて電力が
実際に流れる経路と一致しない点である。
【0026】 現在の契約経路は、先着順の体系に基づいている。購入したものの再販能力は
、非常に限られている。一例として、AC電力ネットワークにおいて三角形を形成
する三つのノードA、B、及びCについて考える。AからBへの送電を購入し、Bから
Cへの送電を購入したとする。契約経路アプローチを使用すると、契約経路は付
加的ではないため、これは、AからCへの送電を所有したことを意味しない。Aか
らB及びBからCの送電を所有することで、AからCに送電する権利を得たことには
ならない。AからCへの送電には、AからCへの送電を別個に購入する必要がある。
これは、二つの別個の経路では出会わないが、これらを結合した経路では発生す
ることになるいくつかのフローゲート制約が存在する可能性があるためである。
そのため、従来の市場である契約ベースの市場では、AからBへの送電を購入した
ならば、その価値は、AからBへエネルギを移動させることのみとなる。
【0027】 現在、別の経路への影響から、一経路でのフローを制限するいくつかの場当た
り的なアプローチが存在している。こうした契約経路のアプローチは、AC電力ネ
ットワークの物理的性質を無視している。これは、実際に制約されているのが他
の経路であっても、特定の経路が過剰に制約された時、補正のために供給制限が
発せられる状況につながる。フローゲートが安全送電容量を超えようとするため
、中央オペレータは、補正のために、たいていは全く無関係な経路での送電の禁
止を実行する。この結果、取引によって実際に配送されるものが参加者に対して
妥当な形で保証されないため、市場は混乱する。
【0028】 別の代替アプローチでは、発電機のあらゆるコストと買い手の選択とを数学的
な最適化プログラムに入れ、最適なフローを算定する。この代替アプローチには
、大きな欠点がある。商業市場において、すべてのコストを明らかにさせるのは
、極めて困難である。たいていの人は、これを行うのを非常に嫌う。更に、こう
したコストは、頻繁に変化する。負荷側では、消費者と非消費者との間で、選択
を明らかにする必要があり、これは膨大な情報量の負担となる。これができる可
能性又はこれが行われる可能性は、極めて低い。行われた場合でも、すべての情
報を収集する中央オペレータにとって、こうしたすべての情報は膨大な負担とな
る。
【0029】 こうした代替アプローチでは、制御用のあらゆるデバイス及びシステムと共に
、すべての関係者の間での双方向通信が求められ、これは人間が電力を消費する
時、及びこうした分散デバイスをオン又はオフにする時に必要となる。必要なレ
ベルの信頼性がある通信及び直接制御システムを設けることは、不可能であるこ
とが証明されている。更に、自分たちのビジネス活動の管理を中央オペレータに
進んで委ねる人間はいない。
【0030】 業界での別のアプローチは、ペンシルバニア州、ニュージャージ州、及びメリ
ーランド州を意味するPJMと呼ばれるシステムオペレータが使用しているもので
、このオペレータが開発した地域限界価格設定(LMP)と呼ばれるシステムである
。これは、中央ディスパッチ方法である。しかしながら、その中には、ローカル
フローモデルが組み込まれている。このアプローチでは、配電マトリックスに基
づいた一貫したソリューションを得るために、発電機、関連機器、及び設備を一
部集中管理することをサポートしている。これは、AC電力ネットワークのノード
間に存在するあらゆる送電分配要素のマトリックスである。
【0031】 このアプローチは、少なくとも、他の任意の集中制御体制が直面するのと同じ
問題を有している。AC電力のトランスファを最適化するために、こうしたシステ
ムが取得又は使用できる詳細情報の量は非常に限られている。電力利用者は、こ
こでも、自分の選択肢を確認することができない。関係者は、自分たちにとって
最適な機能を果たすものを判断できない。指示を出すのは、中央オペレータであ
る。これは、最適な状況ではない。更に、LMPでは、取引が終了するまで価格が
判明せず、判明するのが配送した時点又は配送した翌日になる場合がある。発電
オペレータは、水力発電の計画と、保守と、及びユニット割り当ての判断とを行
うのに必要な情報を取得していない。更に、価格のリスクを簡単に回避すること
もできない。
【0032】 NERCでは、フローゲートにある程度対処する方法を策定している。これは、NE
RC取引予約及びスケジューリング自己管理ワークチームが1988年11月に配布した
「伝送予約とエネルギスケジュールを実際のフローに一致させることに関する審
議文書」という名称の文書で論じられている。このチームでは、電力業界が、輻
輳したフローゲートの実際の使用に基づいて、伝送の予約及びスケジューリング
を行うシステムへ移行することを提案しており、このチームでは、これをFLOWBA
T法と呼んでいる。この提案では、重要な問題が欠落しており、需要が供給を超
えた時にフローゲート容量を割り当てる問題について対処していない。この問題
に関して沈黙していることから、現行の方法である先着順割り当てが継続される
ことは明らかである。上で述べた集中プランニングの欠陥は、引き続き、このア
プローチに伴うことになる。
【0033】 NERCは、更に、並行経路実験に関する一般協定(GAPP)を支持してきた。GAPP
とは、第一の伝送プロバイダが、第二の伝送プロバイダに対して、第一の伝送プ
ロバイダによって許可された取引によって発生する第二の伝送プロバイダのシス
テム上での並行電力フローを補償するシステムである。GAPPは、分布関数に依存
しており、これは取引参加関数(TPF)と呼ばれている。こうした分布関数は、
フローゲートではなく、伝送経路を参照する。GAPPでは、伝送使用者が支払う補
償と、実際の電力フローとを一致させることを試みている。しかしながら、GAPP
は、厳密に言えば事後決済システムである。現在の契約経路の体系を変更し、収
入を再配分しているにすぎない。不十分な伝送容量の割り当てを試みてはいない
【0034】 一部のエコノミストは、限られた数のフローゲートを利用したフローゲート市
場モデルについて慎重な姿勢を示している。こうしたエコノミストは、任意のフ
ローゲートをシステムから除外すると、それが小さなものであっても、投機的な
機会が持ち込まれ、RTOは、全員が支払う必要のあるコストを被ることになると
考えている。しかしながら、フローゲートは、無数に存在し、発生を予測できな
い場合がある。潜在的な投機要素を克服する必要があるため、すべてのフローゲ
ートについて売買を行うことは実現できない可能性がある。
【0035】 市場モデルにおいて多数のフローゲートをサポートすることで、他にもいくつ
かの問題が生じる。第一に、使用者が無数のフローゲートの複雑性に対処するの
を可能にするユーザインタフェースを提供する上での技術的問題が存在する。
【0036】 第二に、こうした多数のフローゲートの流動性を維持する問題が存在する。顧
客は、ネットワーク上の一地点から別の地点へとエネルギを移動させるために必
要なフローゲートのバンドルを売買したいと考える。自分のバンドルに必要な残
りのフローゲートを妥当な価格で売買できることが保証されなければ、個々のフ
ローゲートについて、指値及びオファを安心して提示できない可能性がある。全
員が、売買したいすべてのフローゲートに関する指値及びオファを確認するまで
、指値及びオファを保留した場合、市場では流動性が大幅に失われる可能性があ
る。
【0037】 必要とされるものは、多数のフローゲートに関する市場をサポートし、フロー
ゲートによる制約への対応と、これによるAC電力ネットワークの物理特性への対
応を保証する分かりやすいAC送電メカニズムを使用者に提供し、同時に投機的な
機会の発生を阻止する方法及びシステムである。
【0038】 必要とされるものは、送電権及びエネルギを完全にバンドルした形態で売買す
ることをサポートするシステムである。こうした完全なバンドルにより、一度の
取引で配送されるエネルギを購入することが可能となる。顧客は、基盤となるフ
ローゲートの権利について認識する必要はなくなる。このシステムは、内部的に
大規模で複雑なバンドルを可能にし、あらゆるフローゲートの権利と、潜在的な
フローゲートの権利の売買をサポートするべきである。
【0039】 LMPは、これを達成しているが、FTRを限られた回数で売買することを参加者に
強制するコストを伴っている。必要とされるのは、LMPの柔軟性を、継続的に売
買される先物市場の利点に組み合わせるアプローチである。
【0040】 特定のRTOは、商業的に重要な意味を持つ少数の制約を特定したがらない。特
定のRTOは、こうした重要な制約を市場に特定させることを望んでいる。
【0041】 区別できない短寿命商品を売買するその他の試みでは、オースベルによる米国
特許第5,905,975号「競売に関するコンピュータ実施方法及び装置」に見られる
ような競売のメカニズムを重視する傾向にある。この特許の出願における第三の
例には、動的な競売を介して、一日の様々な時間に電力を生成する仕組みを意図
した地域の電力プールが関連していると考えられる。こうしたメカニズムは、関
与する商品の短寿命で区別できないな性質を認識する能力が欠如している点にお
いて、問題を内在している。こうした競売のアプローチでは、絶えず接近する存
在の瞬間及びその後の存在しない瞬間、つまり関与する商品の短寿命の性質を、
正しく評価することができない。電力の短寿命で区別できないな性質、つまり一
定の場所及び一定の期間において、一つのキロワットが別のキロワットと基本的
に同じである性質は、こうしたシステムでは完全に見逃されている。競売のパラ
ダイムは、一方向の売買であり、一定の場所及び一定の期間において一つのキロ
ワットが別のキロワットと基本的に同じであるという物理的性質に特有の事実を
適切にサポートする多方向性の売買の態様は、完全に欠如している。
【0042】 必要とされるものには、クライアントの集合と、こうしたクライアントの少な
くとも一部が関与するコミットメントの集合とに基づいて、自動化された決済エ
ンジンとスケジューリング・エンジンとを結合させる方法及びシステムが含まれ
る。更に必要とされるものには、クライアント間での既知のコミットメントに基
づいた、自動的で信頼性の高い決済の生成をサポートする方法及びシステムが含
まれる。更に必要とされるものには、こうしたクライアントに対するコミットメ
ントの少なくとも一部に関するスケジュールの生成が含まれる。
【0043】 必要とされるものは、一つ以上の形態でのクライアントベースの売買を管理し
、コミットメント・リストにコミットメントを提供する市場エンジンと、コミッ
トメント・リストへのアクセスに基づいて、少なくとも一つのクライアントに関
するスケジュールを生成するスケジュール・エンジンと、少なくともコミットメ
ント・リストに基づいて、クライアントに関する決済を作成する決済エンジンと
のうちの少なくとも二つにアクセス可能な、少なくともクライアント・リスト及
びコミットメント・リストを含む共有データベースである。
【0044】 加えて、バーマン及びバン・レネッセ編のReliable Distributed Computing W
ith the Isis Toolkit,ISBN 0-8186-5342-6、© 1994 Institute for Elect
rical and Electronic Engineers, Inc.に記載のように、従来技術において、信
頼性の高い分散コンピュータ・システムが開発されている。こうした信頼性の高
い分散システムは、マルチコンピュータ・システムによって分散した状態で、同
じデータのコピー上で同じ操作を重複して実行する協調的並行処理のプロセス・
グループに基づくものである。
【0045】 この従来技術(特に、Reliable Distributed Computing With the Isis Toolk
itの第11章「Reliable Communication in the Presence of Failures」、176か
ら200ページ)では、プロセス・グループ内でメッセージをブロードキャストし
、ネットワーク障害の検出及び対処を行う基本通信プロトコルABCAST及びGBCAST
が開示されている。これらのプロトコルは、メッセージ配信の因果関係とメッセ
ージ配信の原子性を強力に保証する。メッセージ配信の因果関係は、メッセージ
が先行するメッセージよりも先に配信されないことを保証するものである。メッ
セージ配信の原子性は、二つのメッセージがすべての受領者に同じ順序で配信さ
れることを保証するものである。
【0046】 しかしながら、ABCAST及びGBCASTプロトコルだけでは、メッセージ駆動アーキ
テクチャを実施するためには不十分である。メッセージ駆動アーキテクチャでは
、オブジェクトは互いにメッセージを送信できるだけでなく、こうしたメッセー
ジに応答できる必要がある。これは、以下の例で確認することができる。
【0047】 三種類の番号、P1、P2、及びP3が付いたプロセス・グループがあると考える。
P1が、メッセージAを全メンバ(P1、P2、及びP3)に送信すると仮定する。メッ
セージAは、「現在はTTT時で、XXX市場の競売を開始する時間です」といったも
のにすることができる。プロセス・グループでは、メッセージAに応答してメッ
セージBを送信したいと仮定する。メッセージBは「XXX市場の競売が開始されて
おり、新しい価格はYYYです」といったものにすることができる。この応答メッ
セージBは、どのグループが送信することになるだろう? Aはグループの全メン
バに送信され、全メンバは同様に演算するため、原則的には任意のメンバがBを
送信できる。しかしながら、実際には、三つのプロセスすべてが同じ応答を送信
するのは望ましくないため、最も上位のプロセスが、メッセージBを送信するた
めに選択される。
【0048】 ABCAST及びGBCASTの観点では、メッセージA及びBは、同様に扱われ、つまり同
じプロトコルを使用してプロセス・グループの全メンバにブロードキャストされ
る。メッセージ駆動アーキテクチャの観点では、メッセージA及びBは、本質的に
異なる。違いが存在するのは、各メッセージの発生原因であり、この違いは、二
つのメッセージが扱われる方法に影響を与えることになる。
【0049】 メッセージAは、非同期イベントによって発生する。例えば、P1が、タイマを
見て、メッセージAを送信する時間であることを判断すると仮定する。P1がAを送
信する直前にクラッシュした場合は、次に利用可能なプロセスが、タイマを見て
、Aを送信する。この送信は、P1よりも数分遅れる可能性があるが、仮想時間に
おけるAの正確なタイミングは重要ではないため、これは問題にならない。
【0050】 一方、メッセージBは、同期イベントによって発生する。つまり、メッセージB
は、メッセージAを受領した結果として送信される。したがって、メッセージBの
送信は、仮想時間における正確な瞬間に発生する必要がある。そのため、Bを送
信することになったプロセスが送信の直前に停止した場合には、別のプロセスが
、これを引き継がなければならない。しかしながら、メッセージAのケースとは
異なり、引き継いだプロセスは、オリジナルのプロセスが送信を行った正確な仮
想時間においてBを送信する必要があり、Bは正確に同じ情報を含む必要がある。
【0051】 上の説明では、A及びBを異なる方法で扱う必要があることを指摘したが、ABCA
ST及びGBCASTでは、これを行うための準備がされていない。必要とされるものは
、ABCAST及びGBCASTに対応し、信頼性の高い分散システム内でメッセージへの応
答を更にサポートするメカニズムである。
【0052】 まとめると、必要とされるものは、電気グリッドに関するスケジューリングと
、輻輳管理と、付帯サービスと、測定と、請求と、口座の決済とを最適化する、
電気に関する区別できない短寿命商品の売買メカニズムである。更に、必要とさ
れるものは、AC電力ネットワークの物理的性質に対応するAC電力送電市場システ
ムである。更に、必要とされるものでは、各契約された送電について、少なくと
も重要フローゲートへの影響を明らかにするべきである。電力グリッドの正しい
演算を自動的に保証するタイムリで信頼性の高い効率的な方法で、発電及び送電
の権利を売買するための方法及びメカニズムが必要である。
【0053】 必要とされるものには、クライアントの集合と、こうしたクライアントの少な
くとも一部が関与するコミットメントの集合とに基づいて、自動化された決済エ
ンジンとスケジューリング・エンジンとを結合させる方法及びシステムが含まれ
る。更に必要とされるものには、クライアント間での既知のコミットメントに基
づいた、自動的で信頼性の高い決済の生成をサポートする方法及びシステムが含
まれる。更に必要とされるものには、こうしたクライアントに対するコミットメ
ントの少なくとも一部に基づくスケジュールの生成が含まれる。更に必要とされ
るものには、自動化された測定データエントリと、更に測定データに基づいた決
済の生成とをサポートする方法及びシステムが含まれる。
【0054】 必要とされるものは、一つ以上の形態でのクライアントベースの売買を管理し
、コミットメント・リストにコミットメントを提供する市場エンジンと、コミッ
トメント・リストへのアクセスに基づいて、少なくとも一つのクライアントに関
するスケジュールを生成するスケジュール・エンジンと、少なくともコミットメ
ント・リストに基づいてクライアントに関する決済を作成する決済エンジンとの
うちの少なくとも二つにアクセス可能な、少なくともクライアント・リスト及び
コミットメント・リストを含む共有データベースである。必要とされるものには
、クライアントの少なくとも一部に関する測定データを更に維持する共有データ
ベースが含まれる。
【0055】 売買演算は、グリッド管理と、スケジューリングと、請求及び競合解消を含む
決済機能と、信頼性の高い状態でインタフェースする必要がある。こうした演算
のインタフェースは、将来の売買だけでなく、売買される商品の付帯サービス及
び様々な属性をシームレスに提供する必要がある。
【0056】 こうした運用システムは、メッセージングプロトコルを通じて、潜在的なシス
テムアクセスをサポートするべきである。こうしたメッセージングプロトコルは
、TCP-IPと、イントラネット、インターネット、及びエクストラネットでのその
応用とにおいて見られるようなエラー回復プロトコルを含むべきである。こうし
たメッセージング運用システムは、ログインにより開始されるべきであり、売買
ポジションと、オーダと、コミットメントと、スケジューリングと、パフォーマ
ンスコミュニケーションと、請求と、競合解消と、カスタマサポートとのうち、
少なくともいくつかを含むべきである。
【0057】 更に、運用システムは、外部負荷予測モジュールと、タギング/OASISシステ
ムと、SCADA/EMSシステムとのシステムレベルのインタフェース能力を提供する
べきである。運用システムは、更に、準拠規格の発展を含め、電力ネットワーク
通信の発展するニーズを満たす、モジュラ式のシステムレベルのアプローチを提
供するべきである。
【0058】
【課題を解決するための手段】
本発明の特定の実施形態は、少なくとも、従来技術に関して説明した要件及び
ニーズを満たす。
【0059】 特定の実施形態は、区別できない短寿命商品に関する取引をサポートするコン
ピューティング・システムに関する方法及び装置を含み、これには、電力と、電
力の送電と、コミットメントを形成するためのこうした商品の売買と、こうした
コミットメントのスケジューリング及び決済とが含まれる。市場エンジンは、認
定クライアント間での売買活動を統合する。スケジューリング・エンジンは、認
定クライアント向けのスケジューリングを統合する。決済エンジンは、認定クラ
イアント向けの決済を提供する。
【0060】 こうした区分は、電力等の区別できない短寿命商品に関するノード及び伝送ル
ートを有するネットワークと、こうしたネットワークにおける電力等の商品のト
ランスファ権とをプランニング及び制御する上で必要となる様々なニーズ及び複
雑な取引に対する効率的で信頼性の高いサービスの提供をサポートする。
【0061】 特定の実施形態は、仮想立会場だけでなく、システムの認定クライアントによ
る双方向取引及び外部市場取引もサポートする市場エンジンを含む。
【0062】 非常に強力で多目的な仮想立会場だけでなく、双方向取引及び外部市場取引に
関する取引もサポートすることで、柔軟性が増加し、他の取引メカニズムと対話
する能力が提供される。
【0063】 特定の実施形態は、市場エンジンと、スケジューリング・エンジンと、決済エ
ンジンとの少なくとも一部を結合するデータベース及びデータベース・エンジン
を含む。
【0064】 こうしたデータベースコンポーネントは、例えば、市場エンジン又はスケジュ
ール・エンジンといった一つのコンポーネントのアップグレードにより他のコン
ポーネントの完全性が変更されないモジュール性を提供する。データベースコン
ポーネントは、更に、市場エンジンといった他のエンジンへのアクセスを提供し
、これにより、市場エンジンを実施するプロセス・グループ内のプロセッサは、
データベースの関連部分をキャッシュすることができる。
【0065】 特定の実施形態は、Webサイトサポートをサポートする。こうしたサポートは
、クライアント側及びサーバ側の両方での強力なツールへのアクセスのために提
供される。
【0066】 本発明の前記その他の利点は、以下の詳細な説明を読み、図面の様々な図を調
べることで明らかになる。
【0067】
【発明を実施するための形態】
図1Aは、少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認
定クライアント及び第二の認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別で
きない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を実行する図2Aの演算6000の
詳細なフローチャートを示す。
【0068】 矢印6010は、開始演算6000から演算6012への実行の流れを方向付けている。演
算6012は、少なくとも一つのコミットメントをコミットメント・リストに提示す
る市場エンジンを演算する働きをする。矢印6014は、演算6012から演算6016への
実行を方向付けている。演算6016により、このフローチャートの演算は終了する
【0069】 矢印6020は、開始演算6000から演算6022への実行の流れを方向付けている。演
算6022は、認定クライアント集合に属する少なくとも一つの認定クライアントに
関するコミットメント・リストにアクセスすることに基づいて、少なくとも一つ
のスケジュールを提供するスケジュール・エンジンを演算する働きをする。矢印
6024は、演算6022から演算6016への実行を方向付けている。演算6016により、こ
のフローチャートの演算は終了する。
【0070】 矢印6030は、開始演算6000から演算6032への実行の流れを方向付けている。演
算6032は、コミットメント・リストにアクセスすることに基づき、更に認定クラ
イアント集合に属する認定クライアントそれぞれに関するパフォーマンス・デー
タベースに基づいて、決済を提供する決済エンジンを演算する働きをする。矢印
6034は、演算6032から演算6016への実行を方向付けている。演算6016により、こ
のフローチャートの演算は終了する。
【0071】 本発明の特定の実施形態は、市場エンジン6012を演算することと、スケジュー
ル・エンジン6022を演算することと、決済エンジン6032を演算することとのうち
、二つ以上を含む。
【0072】 図1Bは、市場エンジンを更に演算する図1Aの演算6012の詳細なフローチャート
を示す。
【0073】 矢印6050は、開始演算6012から演算6052への実行の流れを方向付けている。演
算6052は、コミットメントを形成するためにアクティブ認定クライアントと対話
する仮想立会場をサポートする働きをする。矢印6054は、演算6052から演算6056
への実行を方向付けている。演算6056により、このフローチャートの演算は終了
する。
【0074】 矢印6060は、開始演算6012から演算6062への実行の流れを方向付けている。演
算6062は、コミットメントを形成するためにアクティブ認定クライアントに関す
る双方向取引をサポートする働きをする。矢印6064は、演算6062から演算6056へ
の実行を方向付けている。演算6056により、このフローチャートの演算は終了す
る。
【0075】 矢印6070は、開始演算6012から演算6072への実行の流れを方向付けている。演
算6072は、コミットメントを形成するためにアクティブ認定クライアントに関す
る外部市場取引をサポートする働きをする。矢印6074は、演算6072から演算6056
への実行を方向付けている。演算6056により、このフローチャートの演算は終了
する。
【0076】 矢印6080は、開始演算6012から演算6082への実行の流れを方向付けている。演
算6082は、コミットメント・リストを維持する働きをする。矢印6084は、演算60
82から演算6056への実行を方向付けている。演算6056により、このフローチャー
トの演算は終了する。
【0077】 本発明の特定の実施形態は、図1Bの演算の少なくとも一つを含む市場エンジン
を演算することを含む。
【0078】 図1Cは、認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれについて、
スケジュール・エンジンを更に演算する図1Aの演算6022の詳細なフローチャート
を示す。
【0079】 矢印6090は、開始演算6022から演算6092への実行の流れを方向付けている。演
算6092は、コミットメント・リストに関する認定クライアントのスケジューリン
グ・コミットメント・アクセス要求を送信する働きをする。矢印6094は、演算60
92から演算6096への実行を方向付けている。演算6096により、このフローチャー
トの演算は終了する。
【0080】 矢印6100は、開始演算6022から演算6102への実行の流れを方向付けている。演
算6102は、認定クライアントに関する受領済みスケジューリング・コミットメン
ト報告を作成するために、コミットメント・リストに基づいたスケジューリング
・コミットメント・アクセス要求に対応するスケジューリング・コミットメント
報告を受領する働きをする。矢印6104は、演算6102から演算6096への実行を方向
付けている。演算6096により、このフローチャートの演算は終了する。
【0081】 矢印6110は、開始演算6022から演算6112への実行の流れを方向付けている。演
算6112は、受領済みスケジューリング・コミットメント・アクセス報告がスケジ
ューリングを必要とするコミットメントを参照する時は常に、認定クライアント
に関する受領済みスケジューリング・コミットメント報告に基づいて、認定クラ
イアントのスケジュールを生成する働きをする。矢印6114は、演算6112から演算
6096への実行を方向付けている。演算6096により、このフローチャートの演算は
終了する。
【0082】 図1Dは、認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれについて、
スケジュール・エンジンを更に演算する図1Aの演算6022の別の詳細なフローチャ
ートを示す。
【0083】 矢印6150は、開始演算6022から演算6152への実行の流れを方向付けている。演
算6152は、コミットメント・リストに関する認定クライアントのスケジューリン
グ・コミットメント・アクセス要求を送信する働きをする。矢印6154は、演算61
52から演算6156への実行を方向付けている。演算6156は、認定クライアントに関
する受領済みスケジューリング・コミットメント報告を作成するために、コミッ
トメント・リストに基づいたスケジューリング・コミットメント・アクセス要求
に対応するスケジューリング・コミットメント報告を受領する働きをする。矢印
6158は、演算6156から演算6160への実行を方向付けている。演算6160は、受領済
みスケジューリング・コミットメント・アクセス報告がスケジューリングを必要
とするコミットメントを参照する時は常に、認定クライアントに関する受領済み
スケジューリング・コミットメント報告に基づいて、認定クライアントのスケジ
ュールを生成する働きをする。矢印6162は、演算6160から演算6164への実行を方
向付けている。演算6164により、このフローチャートの演算は終了する。
【0084】 当業者が認識するように、図1C及び1Dは、同等の演算を実行しており、同等の
多くの実施のうち二種類を表している。図1Cは、リアルタイムイベント駆動運用
環境において利用される区分活動の代表的な形式を表している。図1Dは、区分の
別の代表的な形式を表しており、認定クライアントのために実行される連続的な
演算を示している。なお、図1Dではメッセージング制御が隠されており、一方、
図1Cでは認定クライアントのための演算の連続が明白ではなくなっている。これ
以降、よりトランスペアレントなアプローチを中心に説明することになるが、い
ずれのアプローチも本発明の特定の実施形態において見ることができると理解さ
れる。
【0085】 なお、コミットメントは、スケジュールを必要とせずに実行することができる
。例えば、第一の認定クライアントは、第二の認定クライアントから特定の量の
グリーンチケットを買うことができる。こうした状況では、そのコミットメント
に関して生成されたスケジュールが存在しない可能性があるが、このコミットメ
ントに関する各認定クライアントは、決済において参照されるコミットメントを
見つけることになる。
【0086】 コミットメントは、実際に実行されていないパフォーマンスに関してスケジュ
ールすることができる。例えば、ネットワークオペレータは、停電を回避するた
めに、特定のエリアの消費者に対する電力の可用性を節減することができる。こ
うした消費者は、スケジュールされたコミットメントを有するが、コミットメン
トのパフォーマンスを完全に享受しない。スケジュールはコミットメントを反映
するが、こうした消費者向けの決済では、コミットメントの実際のパフォーマン
スを参照することになる。
【0087】 図1Eは、決済エンジンを更に演算する図1Aの演算6032の詳細なフローチャート
を示す。
【0088】 矢印6190は、開始演算6032から演算6192への実行の流れを方向付けている。演
算6192は、認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれについて、
認定クライアントの決済を処理する働きをする。矢印6194は、演算6192から演算
6196への実行を方向付けている。演算6196により、このフローチャートの演算は
終了する。
【0089】 矢印6200は、開始演算6032から演算6202への実行の流れを方向付けている。演
算6202は、パフォーマンス・データベースを維持する働きをする。矢印6204は、
演算6202から演算6196への実行を方向付けている。演算6196により、このフロー
チャートの演算は終了する。
【0090】 パフォーマンス・データベースは、様々なコミットメントのパフォーマンスを
示す測定データを含むことができる。
【0091】 図1Fは、認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれに関する決
済を更に処理する図1Eの演算6192の詳細なフローチャートを示す。
【0092】 矢印6230は、開始演算619から演算6232への実行の流れを方向付けている。演
算6232は、認定クライアントのコミットメント・リストに関する決済コミットメ
ント・アクセス要求を送信する働きをする。矢印6234は、演算6232から演算6236
への実行を方向付けている。演算6236は、認定クライアントに関する受領済み決
済コミットメント報告を作成するために、決済コミットメント・アクセス要求に
対応する決済コミットメント報告を受領する働きをする。矢印6238は、演算6236
から演算6240への実行を方向付けている。演算6240は、認定クライアントのパフ
ォーマンス・データベースに関するパフォーマンス・アクセス要求を提示する働
きをする。矢印6242は、演算6240から演算6244への実行を方向付けている。演算
6244は、認定クライアントに関する受領済みパフォーマンス報告を作成するため
に、パフォーマンス・アクセス要求に対応するパフォーマンス報告を受領する働
きをする。矢印6246は、演算6244から演算6248への実行を方向付けている。演算
6248は、認定クライアントに関する受領済みパフォーマンス報告に基づき、更に
認定クライアントに関する受領済み決済コミットメント報告に基づいて、認定ク
ライアントに関する決済を作成する働きをする。矢印6250は、演算6248から演算
6252への実行を方向付けている。演算6252により、このフローチャートの演算は
終了する。
【0093】 図2Aは、本発明の特定の実施形態による、市場エンジン、スケジュール・エン
ジン、及び決済エンジンの演算をサポートすることに基づいて、認定クライアン
トの集合とコンピューティング・システムとの間の対話をサポートするコンピュ
ーティング・システム3000の簡略化したシステムブロックを示す。
【0094】 コンピューティング・システム3000は、コンピュータ可読メモリ3026に結合30
24された少なくとも一つのコンピュータ3020を備える。コンピューティング・シ
ステム3000とコンピュータ3020との間の通信及び対話は、矢印3022によって表さ
れる。こうした通信及び対話3022では、本発明の特定の実施形態におけるワイヤ
レス物理トランスポート層を含め、様々な通信技術を利用することができる。或
いは、通信及び対話3022では、ワイヤライン物理トランスポート層を利用するこ
とができる。
【0095】 なお、人間3100、企業体3120、エージェント3140、及びソフトウェア・エージ
ェント3160といった存在は、それぞれ、矢印3102、3122、3142、及び3182によっ
て表されるメッセージを使用して、コンピューティング・システム3000と通信す
ることができる。こうしたメッセージは、一つ以上の矢印3102、3122、3142、及
び3182によって表されるワイヤライン物理トランスポート層を使用することがで
きる。こうしたメッセージは、一つ以上の矢印3102、3122、3142、及び3182によ
って表されるワイヤレス物理トランスポート層を使用することができる。こうし
たメッセージは、本発明の特定の更なる実施形態において、ボディ信号を使用す
ることができる。こうしたメッセージは、更にハンド信号を使用することができ
る。こうしたメッセージは、メッセージの音響信号を使用することもできる。こ
うしたメッセージは、更に人間の言語である口頭のメッセージを使用することも
できる。
【0096】 なお、本発明の特定の実施形態は、仮想立会場6032、双方向取引6042、および
/または外部市場取引6052のうち少なくとも二つをサポートする本発明の市場エ
ンジンのみを含むことが可能であり、同時にコミットメント・リスト6062を維持
することができる。
【0097】 図2Bは、図2Aのシステム図で表したコンピューティング・システム3000の改良
点を示す。このコンピューティング・システムは、クライアント・コンピュータ
集合と、ネットワーク3200に結合されたサーバ・システム3500とを備える。
【0098】 このクライアント・コンピュータ集合は、認定クライアント1400によって操作
(使用)3192される少なくとも一つのクライアント・コンピュータ3600を備える
。クライアント・コンピュータ3610は、クライアント3100である人間が操作(使
用)3104することができる。クライアント・コンピュータ3620は、クライアント
3120である企業体が操作(使用)3124することができる。クライアント・コンピ
ュータ3630は、クライアント3140である公認エージェントが操作(使用)3144す
ることができる。認定クライアントは、第一の関係者によって認可され、契約に
関して第一の関係者に代わって行動するエージェントが代理を務めることができ
る。
【0099】 サーバ・システム3500は、ネットワーク3200に結合された少なくとも一つのサ
ーバ・コンピュータ3520を含む。ネットワーク3200は、更に、クライアント・コ
ンピュータ3600、3610、3620、3630、及び3640に、それぞれ結合3602、3612、36
22、3632、及び3642する。ネットワーク3200は、少なくとも、クライアント・コ
ンピュータと、サーバ・システム3500の少なくとも一つのサーバ・コンピュータ
3520との通信をサポートする。本明細書での使用において、ネットワークという
用語は、ローカルエリアネットワーク(LAN)だけでなく、広域ネットワーク(WAN)
も指す。本明細書での使用において、ネットワークをサポートする通信には、そ
の一部として、デジタル通信プロトコル及びアナログ通信プロトコルが含まれる
。本明細書での使用において、ネットワークをサポートする通信には、その一部
として、メッセージ受け渡しプロトコル及びパケットベースプロトコルが更に含
まれる。本明細書での使用において、ネットワークをサポートする通信には、そ
の一部として、TCP/IPを含む通信プロトコルが更に含まれる。本明細書での使用
において、ネットワークをサポートする通信には、その一部として、インターネ
ットをサポートする通信プロトコルが更に含まれる。本明細書での使用において
、ネットワークをサポートする通信には、その一部として、ワールドワイドウェ
ブをサポートする通信プロトコルが更に含まれる。
【0100】 結合3614されたコンピュータ可読メモリ3616を有するクライアント・コンピュ
ータ3610は、コンピュータ可読メモリ3606に更に結合3194されたクライアント14
00によって操作3104することができる。結合3644されたコンピュータ可読メモリ
3646を有するクライアント・コンピュータ3640は、クライアント3160であるソフ
トウェア・エージェントによって操作3164することができる。この結合3194は、
様々な個人的最適化及びショートカットを提供することが可能であり、これには
、その一部として、クライアント1400が利用するマクロ形式の機能及び標準の契
約書式が含まれる。
【0101】 サーバ・システム3500は、コンピュータ可読メモリ3526に結合3524された少な
くとも一つのサーバ・コンピュータ3520を含むことができる。
【0102】 図2Cは、図2Bのシステム図で表したコンピューティング・システム3000の改良
点を示す図である。このコンピューティング・システムは、クライアント・コン
ピュータ集合と、ネットワーク3200に結合されたサーバ・システム3500とを備え
る。
【0103】 サーバ・システム3500は、コンピュータ可読メモリ3526に結合3524された少な
くとも一つのサーバ・コンピュータ3520を含むことができる。
【0104】 なお、コンピュータ可読メモリに結合されたサーバ・コンピュータは、読み書
きアクセス可能メモリを含むことができる。なお、この読み書きアクセス可能メ
モリは、少なくとも一つの大容量記憶装置を含むことができる。特定の場合にお
いて、大容量記憶装置は、ディスクドライブを含むことができる。大容量記憶装
置は、ファイル管理システムを使用してアクセスすることができる。大容量記憶
装置は、データベースとしてアクセスすることができる。
【0105】 本発明の特定の実施形態は、関連するメッセージングアドレスを有するサーバ
・コンピュータを含むサーバ・システムを備える信頼性の高い分散システムとイ
ンタフェースするクライアント・コンピュータメッセージアドレスにより、クラ
イアント・コンピュータを演算する方法が含まれる。この方法は、ログイン手続
きと、信頼性の高い分散システムへの発信メッセージに関するメッセージ作成手
続きと、信頼性の高い分散システムからの着信メッセージに関するメッセージ分
析手続きとを含む。
【0106】 ログイン手続きでは、分散システムのコンピュータの集合に関するメッセージ
ングアドレスのリストと、第一のログインメッセージと、ログインプロトコルと
を維持し、以下を実行することができる。 a. サーバ・システムの第一のサーバ・コンピュータが選択され、第一のロ グインメッセージが、第一のサーバ・コンピュータの関連アドレスへ送信 される。 b. 第一のサーバ・コンピュータメッセージアドレスから受領した第一の確 認メッセージが存在する場合、ログイン手続きは、ログインプロトコルへ の実行へと進む。 c. 第一のサーバ・コンピュータでログインプロトコルが失敗した時、 ●或いは、既定の時間内に第一のサーバ・コンピュータから受領した確認メ ッセージが存在しない時、 ●或いは、サーバ・システム内にログインが試行されていないサーバ・コン ピュータが残っている時は、 ●常に、サーバ・システムの残りのサーバ・コンピュータから新しい第一の サーバ・コンピュータが選択され、前記のステップが繰り返される。 d. 第一のサーバ・コンピュータでログインプロトコルが成功した時は、常 に、第一のサーバ・コンピュータが接続コンピュータに指定される。
【0107】 分散システムへの発信メッセージに関するメッセージ作成手続きは、以下を実
行することを含む。メッセージ形式のリストを維持すること。第一のメッセージ
形式の選択を決定すること。発信メッセージを作成するために第一のメッセージ
形式を使用すること。接続コンピュータに発信メッセージを送信すること。
【0108】 分散システムからの着信メッセージに関するメッセージ分析手続きは、以下を
実行することを含む。接続コンピュータからメッセージを受領すること。有効な
受領済みメッセージを形成するために受領済みメッセージの有効性を確認するこ
と。
【0109】 メッセージの受け渡しをサポートするためにオブジェクトクラス構造を使用す
ることが可能であり、各メッセージは、メッセージタイプと、少なくとも一つの
メッセージフィールドとを備える。各メッセージ受け渡しオブジェクトは、未知
のメッセージタイプを処理することと、未知のメッセージフィールドを処理する
こととを含む。
【0110】 第二のオブジェクトが第一のオブジェクトから受領した受領済みメッセージの
未知のメッセージタイプを処理することは、未知の受領済みメッセージタイプを
示し、受領済みメッセージを参照する応答メッセージを、第一のオブジェクトが
第二のオブジェクトに送信することを含む場合がある。
【0111】 第二のオブジェクトが受領した受領済みメッセージの未知のメッセージフィー
ルドを処理することは、第二のオブジェクトが受領した受領済みメッセージの他
のフィールドを処理することを含む場合がある。
【0112】 本発明の特定の実施形態は、認定クライアントから確認メッセージを受領する
ことと、グループ状態を維持することとを含む、いくつかのコンピュータ上で実
行される少なくとも一つのプロセス・グループを包含する集合の信頼性の高い分
散システムを演算することができる。各プロセス・グループ・コンピュータは、
メッセージングアドレスを保有する。プロセス・グループのコンピュータは、仮
想同期メッセージングシステムにより、お互いの間で通信する。
【0113】 認定クライアントから確認メッセージを受領することは、プロセス・グループ
を実行するコンピュータの第一の集合に含まれる一つのコンピュータで発生する
場合がある。受領すると、受領したコンピュータは、認定クライアントからの確
認メッセージを、コンピュータの第一の集合に含まれるすべてのコンピュータに
ブロードキャストする。
【0114】 プロセス・グループのコンピュータの第一の集合に含まれる各コンピュータ上
でグループ状態を維持することは、以下の演算を含むことができる。各コンピュ
ータは、認定クライアントからの確認メッセージを処理し、グループ状態候補を
作成する。各コンピュータは、仮想同期グループ状態候補メッセージを他のコン
ピュータにブロードキャストする。各コンピュータは、他のコンピュータの仮想
同期グループ状態候補メッセージを受領する。各コンピュータは、受領した仮想
同期グループ状態候補メッセージと自分の仮想同期グループ状態候補とを分析し
、新しいグループ状態を作成する。
【0115】 本発明の特定の実施形態は、メッセージ受け渡し並行オブジェクトに関するメ
ッセージングシステムを利用し、このオブジェクトのインスタンスは、ABCASTプ
ロトコル及びGBCASTプロトコルを備えるコンピュータの集合に属し、それぞれが
コントローラを保有するコンピュータ上に常駐する。ABCASTプロトコルは、コン
ピュータの集合のコンピュータ全体に含まれるオブジェクト・インスタンス間で
メッセージを通信するために使用するアトミックブロードキャストプロトコルで
ある。GBCASTプロトコルは、コンピュータの集合のコンピュータに含まれるコン
トローラ間でメッセージを通信するグローバルブロードキャストプロトコルであ
る。
【0116】 本発明の特定の実施形態は、少なくとも仮想共時性をサポートするメッセージ
ングプロトコルを介して互いに通信するコンピュータのプロセス・グループにお
いて実行されるオブジェクトクラス構造を利用する。オブジェクトクラス構造の
各オブジェクトの各インスタンスは、それぞれのプロセス・グループ・コンピュ
ータ上で読み込みを行うオブジェクト・インスタンス・クローンを備える。
【0117】 各オブジェクト・インスタンスは、更に、他のオブジェクト・インスタンスと
の間でメッセージの送受信を行い、各オブジェクト・インスタンス・クローンは
、同じオブジェクト・インスタンスのオブジェクト・インスタンス・クローンと
メッセージの通信を行う。
【0118】 各オブジェクトクラスは、更に、状態を保有し、この状態は状態の集合の構成
要素である。各オブジェクト状態の各インスタンスは、アトミック・イベントに
したがって変化する。各オブジェクトクラスのすべての活動は、アトミック・イ
ベントとして発生する。アトミック・イベントは、メッセージの受領によって発
生させることができる。オブジェクトの各インスタンスは、そのオブジェクトの
他のあらゆるインスタンスと同じ順序で状態の変化を発生させるメッセージを受
領する。これにより、すべてのR-オブジェクト・インスタンスは、互いの間で新
しい状態を直接通信する必要なく、正確に同じ順序で状態を変化させるように強
制される。
【0119】 並行コンピューティング・エンティティは、コンピュータのプロセス・グルー
プの各コンピュータ上に常駐することが可能であり、復元性のあるオブジェクト
・インスタンス状態を格納するために使用されるバイナリファイル又はメモリへ
のアクセスを有する。このエンティティは、バイナリファイルのアップデートを
取引として実行する。バイナリファイル内の記憶内容は、表オブジェクトに整理
される。各表オブジェクトは、一組のレコードで構成される。
【0120】 図2Dは、サーバ・コンピュータ3520及びWebサーバ・コンピュータ3560を含む
サーバ・システム3500と、サーバ・コンピュータ3580及びデータベース・エンジ
ン3590とに、ネットワーク3200を通じてそれぞれ結合されるクライアント・コン
ピュータ3700、3720、3740、3760、及び3780の集合を含み、グリッド市場操作の
ための機能及びサービスを提供するグリッド管理システムを示す。
【0121】 クライアント・コンピュータの使用に関するバリエーションの説明は、図2B及
び2Cで行っている。人間、企業体、エージェント、又はソフトウェア・エージェ
ントである可能性がある認定クライアントは、任意のクライアント・コンピュー
タ3700、3720、3740、3760、及び3780をそれぞれ制御できる。
【0122】 本明細書での使用において、MOPIとは、市場操作参加者インタフェース(Mark
et Operations Participant Interface)を指す。MOPIは、システムの認定ク
ライアントである参加者の機能と能力を一部として含むことが可能なインタフェ
ースである。
【0123】 本明細書での使用において、RTOIとは、RTOオペレータインタフェースを指す
。RTOIは、システムの認定クライアントであり、一つ以上のグリッド内でRTOオ
ペレータとして対話する参加者の機能と能力を一部として含むことが可能なイン
タフェースである。RTOIコンポーネントは、更に、以下を一部として含む演算を
実行することができる。 ●エネルギ管理スケジュールを受領すること、 ●エネルギ管理スケジュールの受領を確認すること、 ●エネルギ設備状態の要求を受領すること、 ●エネルギ設備状態を提供すること、 ●エネルギ設備状態の要求を送信すること、 ●エネルギ設備状態報告を受領すること、 ●送電線に関する測定データを受領すること、 ●送電線に関する周波数データを受領すること、及び ●出力調整コマンドをリモートエネルギ生成サイトに送信すること。 ●なお、この出力調整コマンドは、送電線周波数を修正する効果を有し、更に
出力調整コマンドでは、こうしたコマンドの作成において、送電線周波数への影
響と、フローゲート制約とが考慮される。 ●コマンド無効化メッセージは、特定のリモートエネルギサイトでの自動制御
を禁止し、これをオペレータの手動制御下に置く。
【0124】 本明細書での使用において、EMSとは、エネルギ管理システム(Energy Manag
ement System)を指す。EMSリアルタイム・コンポーネントは、以下を一部とし
て含む演算を実行することができる。 ●エネルギ管理スケジュールを受領すること、 ●エネルギ管理スケジュールの受領を確認すること、 ●エネルギ設備状態の要求を受領すること、 ●エネルギ設備状態を提供すること、 ●エネルギ設備状態の要求を受領すること、 ●エネルギ設備状態を提供すること、 ●エネルギ設備状態の要求を送信すること、 ●エネルギ設備状態報告を受領すること、 ●送電線に関する測定データを受領すること、 ●送電線に関する周波数データを受領すること、 ●出力調整コマンドをリモートエネルギ生成サイトに送信すること。 ●なお、この出力調整コマンドは、送電線周波数を修正する効果を有し、更に
出力調整コマンドでは、こうしたコマンドの作成において、送電線周波数への影
響と、フローゲート制約とが考慮される。 ●コマンド無効化メッセージは、特定のリモートエネルギサイトでの自動制御
を禁止し、これをオペレータの手動制御下に置く。
【0125】 本発明の特定の実施形態においては、クライアント・コンピュータ3700及び37
20のようにMOPIコンポーネントを含むか、或いはクライアント・コンピュータ37
40及び3760のようにRTOIコンポーネントを含むか、或いはクライアント・コンピ
ュータ3780のようにEMSコンポーネントを含むアクセス可能メモリを有するクラ
イアント・コンピュータが存在する場合がある。クライアント・コンピュータ37
00及び3720のようにMOPIコンポーネントを含むアクセス可能メモリを有するクラ
イアント・コンピュータは、存在しない場合がある。クライアント・コンピュー
タ3740及び3760のようにRTOIコンポーネントを含むアクセス可能メモリを有する
クライアント・コンピュータは、存在しない場合がある。クライアント・コンピ
ュータ3780のようにEMSコンポーネントを含むアクセス可能メモリを有するクラ
イアント・コンピュータは、存在しない場合がある。
【0126】 本発明の特定の実施形態において、クライアント・コンピュータ3700は、アク
セス可能な状態でコンピュータ可読メモリ3706と結合3704し、更に、通信可能な
状態でネットワーク3200と結合3702する。MOPIリアルタイム・コンポーネント37
10とMOPIダイナミック及びスタティック・コンポーネント3712とは、両方とも、
アクセス可能な状態で結合されたメモリ3706に常駐することができる。
【0127】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3710は、MOPIダイナミック及びスタティッ
ク・コンポーネント3712により市場エンジン3810を使用する方法を含むことがで
きる。この市場エンジン3810を使用する方法には、その一部として、市場エンジ
ン3810とのセッションに参加することが含まれる場合があり、これにおいては以
下の少なくとも一つが発生する可能性がある。オーダが送信され、このオーダは
一つ以上の希望売り値オーダおよび/または一つ以上の指値オーダを含むことが
できる。市場価格が要求される。市場価格が受領される。有効なコミットメント
が受領される。市場インターバルの開始又は終了の通知が受領される。
【0128】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3710は、市場エンジン3810とのセッション
内で通信するために、サーバ・システム3500内の二つ以上のサーバ・コンピュー
タ3520との通信を使用する能力を含むことができる。
【0129】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3710は、サーバ・システム3500との通信を
暗号化する能力を含むことができる。或いは、クライアント・コンピュータ3700
は、市場エンジンを使用する方法に関係なくセキュリティを保証するセキュリテ
ィ・デバイスを含むことができる。加えて、MOPIリアルタイム・コンポーネント
3710及びクライアント・コンピュータ3700の両方は、共に機能して二層のセキュ
リティを提供することができる。
【0130】 本発明の特定の実施形態において、クライアント・コンピュータ3720は、アク
セス可能な状態でコンピュータ可読メモリ3726と結合3724し、更に、通信可能な
状態でネットワーク3200と結合3722する。MOPIソフトウェア・コンポーネント37
30とMOPIダイナミック及びスタティック・コンポーネント3732とは、両方とも、
アクセス可能な状態で結合されたメモリ3726に常駐することができる。
【0131】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3730は、MOPIダイナミック及びスタティッ
ク・コンポーネント3712により市場エンジン3810を使用する方法を含むことがで
きる。この市場エンジン3810を使用する方法には、その一部として、市場エンジ
ン3810とのセッションに参加することが含まれる場合があり、これにおいては以
下の少なくとも一つが発生する可能性がある。オーダが送信され、このオーダは
一つ以上の希望売り値オーダおよび/または一つ以上の指値オーダを含むことが
できる。市場価格が要求される。市場価格が受領される。有効なコミットメント
が受領される。市場インターバルの開始又は終了の通知が受領される。
【0132】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3730は、市場エンジン3810とのセッション
内で通信するために、サーバ・システム3500内の二つ以上のサーバ・コンピュー
タ3520との通信を使用する能力を含むことができる。MOPIリアルタイム・コンポ
ーネント3730は、更に、API3734を含むことが可能であり、これは、市場エンジ
ン3810とのセッション内で通信するためにサーバ・システム3500内の二つ以上の
サーバ・コンピュータ3520との通信を使用する能力を制御する。
【0133】 MOPIリアルタイム・コンポーネント3730は、サーバ・システム3500との通信を
暗号化する能力を含むことができる。或いは、クライアント・コンピュータ3720
は、市場エンジンを使用する方法に関係なくセキュリティを保証するセキュリテ
ィ・デバイスを含むことができる。加えて、MOPIリアルタイム・コンポーネント
3730及びクライアント・コンピュータ3720の両方は、共に機能して二層のセキュ
リティを提供することができる。MOPIリアルタイム・コンポーネント3730は、サ
ーバ・システム3500との通信を暗号化する能力を提供するセキュリティ・モジュ
ール3736を含むことができる。
【0134】 クライアント・コンピュータ3740は、アクセス可能な状態でコンピュータ可読
メモリ3746と結合3744し、更に、通信可能な状態でネットワーク3200と結合3742
する。RTOIソフトウェア・コンポーネント3750とRTOIダイナミック及びスタティ
ック・コンポーネント3752とは、両方とも、アクセス可能な状態で結合されたメ
モリ3746に常駐することができる。
【0135】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3750は、RTOIダイナミック及びスタティッ
ク・コンポーネント3712により市場エンジン3810を使用する方法を含むことがで
きる。この市場エンジン3810を使用する方法には、その一部として、市場エンジ
ン3810とのセッションに参加することが含まれる場合があり、これにおいては以
下の少なくとも一つが発生する可能性がある。オーダが送信され、このオーダは
一つ以上の希望売り値オーダおよび/または一つ以上の指値オーダを含むことが
できる。市場価格が要求される。市場価格が受領される。有効なコミットメント
が受領される。市場インターバルの開始又は終了の通知が受領される。
【0136】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3750は、市場エンジン3810とのセッション
内で通信するために、サーバ・システム3500内の二つ以上のサーバ・コンピュー
タ3520との通信を使用する能力を含むことができる。RTOIリアルタイム・コンポ
ーネント3750は、更に、API3754を含むことが可能であり、これは、市場エンジ
ン3810とのセッション内で通信するためにサーバ・システム3500内の二つ以上の
サーバ・コンピュータ3520との通信を使用する能力を制御する。
【0137】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3750は、サーバ・システム3500との通信を
暗号化する能力を含むことができる。或いは、クライアント・コンピュータ3740
は、市場エンジンを使用する方法に関係なくセキュリティを保証するセキュリテ
ィ・デバイスを含むことができる。加えて、RTOIリアルタイム・コンポーネント
3750及びクライアント・コンピュータ3740の両方は、共に機能して二層のセキュ
リティを提供することができる。RTOIリアルタイム・コンポーネント3750は、サ
ーバ・システム3500との通信を暗号化する能力を提供するセキュリティ・モジュ
ール3756を含むことができる。
【0138】 クライアント・コンピュータ3760は、アクセス可能な状態でコンピュータ可読
メモリ3766と結合3764し、更に、通信可能な状態でネットワーク3200と結合3762
する。RTOIソフトウェア・コンポーネント3770とRTOIダイナミック及びスタティ
ック・コンポーネント3772とは、両方とも、アクセス可能な状態で結合されたメ
モリ3766に常駐することができる。
【0139】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3770は、RTOIダイナミック及びスタティッ
ク・コンポーネント3712により市場エンジン3810を使用する方法を含むことがで
きる。この市場エンジン3810を使用する方法には、その一部として、市場エンジ
ン3810とのセッションに参加することが含まれる場合があり、これにおいては以
下の少なくとも一つが発生する可能性がある。オーダが送信され、このオーダは
一つ以上の希望売り値オーダおよび/または一つ以上の指値オーダを含むことが
できる。市場価格が要求される。市場価格が受領される。有効なコミットメント
が受領される。市場インターバルの開始又は終了の通知が受領される。
【0140】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3770は、市場エンジン3810とのセッション
内で通信するために、サーバ・システム3500内の二つ以上のサーバ・コンピュー
タ3520との通信を使用する能力を含むことができる。RTOIリアルタイム・コンポ
ーネント3770は、更に、API3774を含むことが可能であり、これは、市場エンジ
ン3810とのセッション内で通信するためにサーバ・システム3500内の二つ以上の
サーバ・コンピュータ3520との通信を使用する能力を制御する。
【0141】 RTOIリアルタイム・コンポーネント3770は、サーバ・システム3500との通信を
暗号化する能力を含むことができる。或いは、クライアント・コンピュータ3760
は、市場エンジンを使用する方法に関係なくセキュリティを保証するセキュリテ
ィ・デバイスを含むことができる。加えて、RTOIリアルタイム・コンポーネント
3770及びクライアント・コンピュータ3760の両方は、共に機能して二層のセキュ
リティを提供することができる。RTOIリアルタイム・コンポーネント3770は、サ
ーバ・システム3500との通信を暗号化する能力を提供するセキュリティ・モジュ
ール3776を含むことができる。
【0142】 クライアント・コンピュータ3780は、アクセス可能な状態でコンピュータ可読
メモリ3786と結合3784し、更に、通信可能な状態でネットワーク3200と結合3782
する。EMSリアルタイム・コンポーネント3790は、両方とも、アクセス可能な状
態で結合されたメモリ3706に常駐することができる。
【0143】 EMSリアルタイム・コンポーネント3790は、EMSダイナミック及びスタティック
・コンポーネント3712により市場エンジン3810を使用する方法を含むことができ
る。この市場エンジン3810を使用する方法には、その一部として、市場エンジン
3810とのセッションに参加することが含まれる場合があり、これにおいては以下
の少なくとも一つが発生する可能性がある。オーダが送信され、このオーダは一
つ以上の希望売り値オーダおよび/または一つ以上の指値オーダを含むことがで
きる。市場価格が要求される。市場価格が受領される。有効なコミットメントが
受領される。市場インターバルの開始又は終了の通知が受領される。
【0144】 EMSリアルタイム・コンポーネント3790は、市場エンジン3810とのセッション
内で通信するために、サーバ・システム3500内の二つ以上のサーバ・コンピュー
タ3520との通信を使用する能力を含むことができる。EMSリアルタイム・コンポ
ーネント3790は、更に、API3794を含むことが可能であり、これは、市場エンジ
ン3810とのセッション内で通信するためにサーバ・システム3500内の二つ以上の
サーバ・コンピュータ3520との通信を使用する能力を制御する。
【0145】 EMSリアルタイム・コンポーネント3790は、サーバ・システム3500との通信を
暗号化する能力を含むことができる。或いは、クライアント・コンピュータ3780
は、市場エンジンを使用する方法に関係なくセキュリティを保証するセキュリテ
ィ・デバイスを含むことができる。加えて、EMSリアルタイム・コンポーネント3
790及びクライアント・コンピュータ3780の両方は、共に機能して二層のセキュ
リティを提供することができる。EMSリアルタイム・コンポーネント3790は、サ
ーバ・システム3500との通信を暗号化する能力を提供するセキュリティ・モジュ
ール3796を含むことができる。
【0146】 多くのコンポーネントがアーキテクチャに統合されるため、これらは、すべて
の操作機能で利用することができる。例えば、RTOIソフトウェア・コンポーネン
ト3750及びRTOIダイナミック及びスタティック・コンポーネント3752は、共通の
通信を共有し、RTO参加者及びRTOスタッフと同時に直接通信することができる。
これにより、単一の接点で、こうしたシステムを介して提供されるサービスのあ
らゆる機能を含む、統合ユーザインタフェースの形成が可能となる。ユーザは、
RTOと通信するために統合の問題及び異質なメカニズムに対処することを強制さ
れない。
【0147】 本発明の特定の実施形態において、RTOシステムへのアクセスを希望するすべ
ての個人は、適切なシステムとのログイン・セッションを確立する必要がある。
これが当てはまるのは、RTO参加者、RTOスタッフ、及びこのプラットホームに統
合されるその他のシステムである。各ログイン・セッションは、RTOシステムに
統合されたセキュリティのプロトコルの下で確立される。セッションの位置は、
システムにとって重要ではなくすることができるため、これによりRTOは、多数
のサイトを運用することができる。多数のRTOサイトのそれぞれは、モニタサイ
トとして、フェールオーバサイトとして、或いは作業負荷を分担するために、運
用することができる。多数のサイトでのログイン・セッションは、同時にサーバ
・システム3500に接続することが可能であり、サーバ・システム3500によって同
期させることができる。
【0148】 各RTO参加者は、公認スケジューリングエンティティ(ASE)と、RTOオペレー
タと、トランスファ・オペレータ(TO)とに関する同じセキュリティ情報を共有
することができる。このセキュリティ情報は、各参加者に関するあらゆる許可を
維持することが可能な登録インタフェースを通じて維持することができる。この
情報は、あらゆるログイン・セッションの有効性を確認するために使用できる。
【0149】 サーバ・システム3500および/またはサーバ・コンピュータ3560へのアクセス
は、適切なシステムとのログイン・セッションを確立することで取得できる。こ
れが当てはまるのは、ASE、RTOオペレータ、及びTOを含むRTO参加者と、EMS/SC
ADAシステム等の他のコンピュータ・システムである。これにより、認可された
個人及びシステムのみが、APXシステムにアクセスできる状態が確保される。
【0150】 セキュリティ情報は、RTO参加者又はコンピュータ・システムが、サーバ・シ
ステム3500又はサーバ・コンピュータ3520又はWebサーバ3560へのログインを試
行するたびにチェックすることができる。ログイン情報は、ログインID及びパス
ワードを含むことができる。ログイン情報は、暗号化形態で受け渡すことができ
る。アクセスが許可された場合、ログイン・セッションは、特定のログインIDに
関連する許可にしたがって設定することができる。
【0151】 これにより、各RTO参加者が、その参加者に認められたシステム及びデータの
みにアクセスできる状態が確保される。
【0152】 各システムへのアクセスは、少なくともデータを受領することと、指値を行う
ことと、ポジションを見ることとを含むモードに関して、制御することも可能で
ある。このメカニズムにより、各ログイン・セッションは、認められたシステム
に制限され、認められた情報のみを、認められたモードにおいてのみ利用できる
ようになる。
【0153】 各ログイン・セッションは、RTO参加者ソフトウェアとサーバと間でのリアル
タイム双方向通信セッション又はセキュアWebベース接続を含むことができる。
各セッションは、通信をエンコードするために、一つ以上の暗号化メカニズムに
依存することができる。リアルタイム接続に関して、このメカニズムは、頻繁な
暗号鍵の変更を含むことが可能であり、これは更にユーザに対して不可視として
、各RTO参加者とシステム3500及び3560との間での通信のプライバシを確保する
ことができる。
【0154】 特定の実施形態は、ヘルプ・デスク・スタッフを含むことができる。ヘルプ・
デスク・スタッフは、市場データ、スケジューリングデータ、又は任意の参加者
のビジネスデータへのアクセスを有しない。更に、ヘルプ・デスク・スタッフは
、A/S競売又はEIS市場活動を観察することができない。ヘルプ・デスク・スタ
ッフは、誰が又は何が選択又は発送されたか、或いは価格がいくらかを知ること
ができない。ヘルプ・デスク・スタッフは、特定の実施形態において、ログオン
中のセッション数、(パフォーマンスをモニタするための)市場での活動レベル
、及び指値が開始又は終了となる時期といった、システムの状態のみをモニタで
きる。ヘルプ・デスク・スタッフは、すべてのサーバ上で信頼性の高いデータア
ーカイブ及びバックアップを維持することができる。ヘルプ・デスク・スタッフ
は、こうした維持及びアーカイブのタスクを、コンテンツに関係なく実行できる
【0155】 特定の実施形態において、認定ユーザは、主に、公認スケジューリングエンテ
ィティ(ASE)と、コントロールエリアオペレータ(CAO)と、RTOオペレータ(
位置を問わない)とである。こうした認定ユーザは、サービスシステム3500又は
Webサーバ3560のサービスを使用して、運用レベルでRTOに参加することができる
【0156】 特定の実施形態は、通信可能な状態でエンジン・システムに結合されたクライ
アント・コンピュータを演算する方法を含む。このエンジン・システムは、市場
エンジン、スケジューリング・エンジン、及び決済エンジンのうち、少なくとも
一つを含む。エンジン・システムと通信するクライアント・コンピュータは、市
場インターバルに関する認定クライアントの取引をサポートする。各市場インタ
ーバルは、少なくとも一つの区別できない短寿命商品と、位置と、時間インター
バルとを含む。
【0157】 エンジン・グループは、少なくとも二つのエンジン・グループ・コンピュータ
を含み、そのそれぞれは市場エンジン、スケジューリング・エンジン、又は決済
エンジンを実施する。なお、二つのエンジン・グループ・コンピュータが、市場
エンジンを重複して実施することができる。或いは、二つのエンジン・グループ
・コンピュータが、スケジューリング・エンジンを重複して実施することができ
る。加えて、二つのエンジン・グループ・コンピュータが、決済エンジンを重複
して実施することができる。エンジン・グループは、異なるエンジンを実施する
二つのエンジン・グループ・コンピュータを含むことができる。エンジン・グル
ープは、クライアント・コンピュータとエンジン・システムとの間での通信を行
うことが可能な多数のアクセスメカニズムを提供する。
【0158】 なお、エンジン・システムは、一つ以上のエンジン・グループを含むことがで
きる。なお、エンジン・システムは、エンジン・グループとして実施することが
できる。
【0159】 クライアント・コンピュータは、エンジン・システムとの通信を通じてクライ
アント・コンピュータを認定クライアントとして確立し、エンジン・システムと
通信する認定クライアントとして参加することにより、エンジン・グループの少
なくとも一つの構成要素と対話することができる。
【0160】 エンジン・グループは、有利なことに、クライアントとエンジン・グループが
実施するエンジンとの間での通信において、シングルポイント障害の可能性を取
り除き、全体的な通信システムの信頼性を増加させる。
【0161】 図3Aは、本発明の特定の実施形態による、関連する市場状態と共に有効オーダ
及び市場インターバルを含み、認定クライアントの認定クライアント集合を更に
含む、仮想立会場1000を示す。
【0162】 仮想立会場メカニズム1000は、市場インターバルの集合を含み、そのそれぞれ
には関連する市場状態と有効オーダとが伴う。市場は、製品タイプと位置とを含
む。市場での売買は、市場インターバル1000、1120、1140、及び1160の条件で行
われる。市場の各市場インターバルは、市場製品タイプと、市場位置と、インタ
ーバル終点が付いたカレンダ体系とを含む。市場インターバルの市場状態は、市
場インターバル時間インターバル中の市場インターバル位置での市場インターバ
ル製品タイプの市場価格を含む。
【0163】 有効オーダは、市場インターバル製品タイプの量と、市場インターバル製品タ
イプの価格とを含むことができる。この有効オーダは、指値有効オーダ又は希望
売り値有効オーダである。
【0164】 この図は、更に、認定クライアントを含む認定クライアント集合を示している
。認定クライアントは、その一部として、人間を含むことができる。認定クライ
アントは、更に、その一部として、企業体を含むことができる。認定クライアン
トは、更に、認定クライアントによって認可され、仮想立会場に関する対話にお
いてその代理を務めるエージェントを含むこともできる。認定クライアントは、
更に、認定クライアントによって認可され、仮想立会場に関する対話においてそ
の代理を務めるソフトウェア・エージェントコンピュータ上で実行されるソフト
ウェア・エージェントを含むこともできる。なお、本発明の特定の実施形態にお
いて、市場エンジンは、認定クライアント集合を管理および/または維持する。
【0165】 仮想立会場は、少なくとも一つのAC電力ネットワークを含む電力グリッドの区
別できない短寿命商品を売買することをサポートできる。各AC電力ネットワーク
は、少なくとも二つのノードのノード集合を更に含む。市場インターバル集合の
市場インターバルの製品タイプは、エネルギとAC電力送電とを含む製品タイプ集
合の構成要素にすることができる。エネルギ製品タイプを有する市場インターバ
ルの位置は、電力グリッドに含まれるAC電力ネットワークのノード集合の第一の
ノードにすることができる。AC電力送電製品タイプを有する市場インターバルの
位置は、電力グリッドに含まれる第一のAC電力ネットワークの第一のノードから
第一のAC電力ネットワークの第二のノードにすることができる。
【0166】 一部の認定クライアントは、「マーケット・メーカ」とすることができる。マ
ーケット・メーカは、輸送において鞘取り売買を試みる追加的な役割を負った市
場参加者である。マーケット・メーカは、二地点間輸送オーダ及び個別フローゲ
ートオーダにアクセスするコンピューティング・システムを使用する。マーケッ
ト・メーカは、更に、二地点間輸送及びフローゲート権の独自の在庫を有するこ
とが可能であり、これらを市場で掲示することを選択する場合と選択しない場合
とがある。
【0167】 マーケット・メーカは、「マーケット・メーカ」という用語が既に確立してお
り、別の意味を有する特定の経済システムでは、マーケット・プロバイダと表現
することもできる。
【0168】 マーケット・メーカは、参加者が特定の設備、市場、ストリップ、及びロット
サイズに関するエネルギ・マーケット画面を開いた時に常に発生する「見積もり
要求」を受領することができる。独自に選択した数学モデルを使用して、マーケ
ット・メーカは、参加者の画面上に表示される輸送製品の見積もりを生成できる
。こうした見積もりは、マーケット・メーカ見積もりとして、コンピューティン
グ・システムに提示することができる。
【0169】 コンピューティング・システムは、マーケット・メーカ見積もりを識別するこ
とが可能であり、実際に輸送を所有する参加者又は輸送の購入を希望する参加者
が提示した継続オーダから分離しておくことができる。これは、マーケット・メ
ーカ見積もりが継続オーダから派生したものであり、マーケット・メーカは、新
しい派生見積もりを作成する時に、こうした派生見積もりを考慮に入れたくない
ためである。これを考慮した場合、情報が得られない状態で、マーケット・メー
カが考慮すべき可能性の数は爆発的に増加する。
【0170】 マーケット・メーカは、コンピューティング・システムに対して見積もりを対
話式に提示することができる。マーケット・メーカにとって唯一の現実的なリス
クは陳腐化したデータに基づいて見積もりを掲示することであるため、見積もり
を計算する速度は、最も重要となる。
【0171】 マーケット・メーカは、常に自分の見積もりを撤回することが可能で、これは
参加者が自分の承諾を発信した後、この承諾がネットワークを通じてマーケット
・メーカに戻る途中であっても可能である。しかしながら、マーケット・メーカ
は、オーダを受領した時点で依然として掲示されている見積もりに基づいたオー
ダを拒否することはできない。このルールが存在しない場合、マーケット・メー
カによるあらゆる種類の投機が可能となり、市場の全体性が損なわれることにな
る。あらゆる市場のマーケット・メーカと同様に、このシステムのマーケット・
メーカは、見積もりの再評価及び更新を絶えず行う必要がある。
【0172】 単一の市場は、多数の競合するマーケット・メーカを有することができる。マ
ーケット・メーカは、反応の速度(これにより陳腐化した見積もりによる損失を
最少化する)と、最適な価格を見つけるアルゴリズムの能力と、フローゲート及
び二地点間送電権の戦略的な在庫を維持する技能と、営業経費とに基づいて、競
争上の優位性を競うことができる。この種の競合は、イノベーション、低コスト
、及び流動性を促進し、参加者の利益となる。
【0173】 マーケット・メーカがRTOに十分に信用されていることを前提として、個別の
フローゲート権、或いは二地点間権においても、マーケット・メーカがマイナス
のポジションを取るのを認めることができる。スケジューリングの期限が切れて
も、マーケット・メーカが依然としてマイナスのポジションである場合、そのマ
ーケット・メーカは、無権利のスケジュールを提示したのと全く同じように、不
足している送電権について請求を受けることになる。マイナスのポジションであ
るマーケット・メーカから送電権を購入した参加者にとって、その送電権は、他
のすべての送電権と同様である。このルールは、市場の流動性を保証する「クッ
ション」を提供する。つまり、マーケット・メーカは、常に、参加者が購入又は
販売を希望するあらゆる輸送に関する価格を見積もる方法を有することになる。
このルールは無害であり、こうした実施形態において、これらすべての送電権は
、財務決済のみに影響を与える。
【0174】 マーケット・メーカが送電権においてマイナスのポジションを取るのを認める
ことで、送電権を買いだめする動機が取り除かれる。このルールがなければ、数
百のフローゲートが存在するシステムにおいては、不足していると感じられてい
ない一部のフローゲートの権利を一人の参加者が非常に僅かな金額ですべて買い
占めることができるため、買いだめが魅力のあるものになる。たとえ一つのフロ
ーゲートであっても、市場の流動性が失われれば、マーケット・メーカは、多く
の二地点間権について見積もりを作成するのが不可能になる。
【0175】 単一の参加者が、単一のフローゲートについて特定の部分より多くを所有する
のを禁止するルールが存在してもよい。しかし、こうしたルールには、取り締ま
りが必要であり、合理的なニーズのある一部の参加者の障害になる可能性があり
、数人の参加者が(明示的な談合の有無を問わず)一致して行動した場合に有効
でなくなる場合がある。
【0176】 RTOの役割は、最初の競売から始まる場合がある。RTOは、受領する価値を最大
にするアルゴリズムに基づいて、フローゲート権と二地点間権の両方を競売にか
ける。このアルゴリズムは、FTRの競売にPJMが現在使用しているアルゴリズムと
同様のものである。
【0177】 通常の条件下では、RTOは、すべての二地点間権を、最初に競売にかけられた
ものと、マーケット・メーカ及び参加者が作成(及び再形成)したものとの両方
について支持する。任意の参加者は、二地点間権を購入することで、妥当な価格
の確実性を得ることができる。400のフローゲートのうち一つの出力を落とす必
要がある場合、RTOは、そのフローゲート権を買い戻すこと、或いは随意的に問
題を避けて再発送することが可能である。
【0178】 売買されるフローゲートの一つではないシステムにおいて新しい制約が発生し
た場合、RTOは、新しい制約を満たす流量を強制するために、既存のフローゲー
ト権を買い戻すこと、或いは随意的に問題を避けて再発送することが可能である
。最初のオークションの後、新しいフローゲートが追加されることはない。大き
な自由度があるため、RTOは、事実上、発生の可能性があるあらゆる制約に対処
する十分な手段を有する。リアルタイムLMPは、その制約が例示されていない制
約ではなく、RTOが流量の制限に実際に使用する売買用のフローゲートであるか
のように実行される。
【0179】 一般に、ネットワークの制約が例示されないと、参加者は、その制約上で輻輳
を形成し、その後、これを緩和するためのRTOによる支払を受けることができる
ため、潜在的な投機の機会が形成される。しかしながら、数百のフローゲートが
存在するシステムにおいて、例示済みのフローゲート上での制限を超えることな
く、個々の参加者が、未例示の制約上で大きな輻輳を形成できる可能性は低い。
未例示の制約上の輻輳が機器の故障によるものである場合、RTOは、FTRの下で行
われるように、その問題を緩和するために支払を行うことができる。
【0180】 極端な状況では、RTOは、フローゲート権を買い戻すこと、或いは妥当なコス
トで再発送することが不可能である。こうした状況においては、事前に設定され
た最高価格の日割り計算で、RTOが参加者から権利を買い戻すのを認めることが
できる。
【0181】 こうしたバンドルされた二地点間権は、少なくとも次のような利点を有する。 ●輻輳コストの先物価格を発見することで、ユニットのメンテナンスと、ユニ
ットのコミットメントと、水力発電のリソースとのプランニングが可能となる。 ●バンドルされた二地点間権は、有利なことに、商業的に重要なフローゲート
の選択への関与を含め、その市場におけるRTOの市場への関与を最少化する。 ●輻輳コストを回避する市場的手段を容易に売買し、参加者のリスクを、事実
上、完全に回避できる。 ●フローゲートは、制御エリア間の繋ぎ目の問題を解消するメカニズムを提供
する。 ●フローゲートを基盤とするバンドルされた二地点間権は、システム制約内に
おける最小コストでの再発送を保証する。 ●フローゲートを基盤とするバンドルされた二地点間権は、配送時のあらゆる
地点間での輻輳コストの完全なセットを提供する。 ●フローゲートを基盤とするバンドルされた二地点間権は、最少の事前スケジ
ューリングにより、参加者がエネルギを生成及び消費するのをサポートする。 ●フローゲートを基盤とするバンドルされた二地点間権は、多数の輻輳に対処
する能力を提供する。
【0182】 図3Bは、本発明の特定の実施形態による、製品タイプ、位置、及び時間インタ
ーバルを含む市場インターバルを示す。製品タイプは、区別できない短寿命商品
を含むことができる。すべての製品タイプは、区別できない短寿命商品にするこ
とができる。
【0183】 位置は、単一のノードを指す場合がある。ノードは、地理的に指定することが
できる。ノードは、ネットワーク内のノードによって指定することができる。こ
のネットワークは、ノードの集合と線の集合との両方を含み、各線は第一のノー
ドから第二のノードで延びる。なお、本明細書で使用する線という用語は、直線
のみを意味するものではない。ノードは、一つ以上のネットワークのグリッドに
含まれるネットワークのノードによって指定することが可能であり、区別可能な
ネットワークのノードを接続する特別な線を更に含むことができる。
【0184】 位置は、追加として、第一のノードから第二のノードへの移行又は転送を指す
ことができる。
【0185】 市場インターバルは、時間インターバル内で、製品タイプに関して均一な価格
を有する。市場インターバルは、更に、市場インターバル内での製品の均一な移
動をサポートするために、均一な買い及び売りポジションを有することができる
。単一の市場インターバルは、その製品タイプに関する区別できない短寿命商品
の独立した商品市場として機能すると考えることができる。
【0186】 図3Cは、多数の時間インターバルを更に含む、図3Bに示す市場インターバルの
改良点を示す。
【0187】 図3Cでは、一例として、二つの時間インターバルを示している。三つ以上の時
間インターバルを、一つの市場インターバルに含めることができる。多数の時間
間隔それぞれは、市場インターバルに含まれる他の時間インターバルと時間的に
重複しない。
【0188】 なお、市場ポジション及び市場価格は、両方とも同様の形式にすることができ
る。市場ポジション及び市場価格は、両方とも量としての表現を含むことが可能
であり、これはスカラ値であり、本明細書で時間インターバルと呼ばれるカレン
ダライン上のポイント又はポイントのセットである。加算、減算、否定、乗算、
最小値、及び最大値を一部として含む算術関数及び演算は、拡張して、こうした
暦時間上のスカラ値に適用することが容易である。
【0189】 本明細書を通じて述べるように、市場インターバルの時間インターバルに対す
る最少条件は、これらが重複しないことである。仮想立会場に提示するオーダに
関しては、市場インターバルに更に制約を加えることが有利となる場合が多い。
【0190】 こうした制約は、次のように考えることができる。オーダ市場インターバルを
カレンダライン上の足跡とする場合、ストリップは、この足跡を残した靴と考え
ることができる。カレンダラインをカバーする無制限に大きな数のオーダが存在
する場合があるが、通常、靴の数、つまりオーダに関するストリップの数は、僅
かで有限である。オーダの市場インターバルは、更に、カレンダライン上の別個
のポイントでのみ開始されるように制約することができる。
【0191】 一例として、次のストリップについて考える。 時間単位ストリップは、正時に開始され、一時間継続する市場インターバルに
オーダを提示できる市場インターバルである。
【0192】 日単位ストリップは、現地時間の一日の境界に開始され、現地時間の境界で終
了する市場インターバルにオーダを提示できる市場インターバルである。本明細
書での使用において、現地時間とは、市場セグメントの位置に関する現地時間を
意味する。なお、ストリップは現地時間によって指定されるため、実際の長さは
、その位置での現在の暦日に応じて変化する場合がある。例えば、米国における
夏時間から標準時間への移行中、日単位ストリップの期間は、標準の24時間では
なく25時間になる。
【0193】 日単位オフピークストリップでは、現地時間の一日の境界に開始され、現地時
間の午前六時まで継続し、その後、午後十時に再開され、一日が終了する境界ま
で継続する市場インターバルについてのオーダが可能である。
【0194】 その他の例には、その一部として、五分単位ストリップ、月単位ストリップ、
及び年単位ストリップが含まれる場合がある。市場がサポート可能なストリップ
のセットは、部分的に重複しないインターバルについてオーダが提示される状態
を保証する必要がある。こうした制約では、ストリップが、別のストリップの従
属期間となるか、或いはストリップを補完する必要がある。同じ市場で共存でき
ない二種類のストリップの例には、週単位ストリップ及び月単位ストリップがあ
る。これは、すべての週が任意の一ヶ月の従属期間であるとは限らないためであ
る。
【0195】 ロットは、オーダで契約する必要があるものの倍数単位の量である。
【0196】 市場セグメントの基本的な機能は、買い及び売りオーダを単一の価格で一致さ
せることである。本発明の特定の実施形態は、この一致プロセスに関して、様々
な規制領域に属する様々な市場に関して確立された、異なるルールを満たすこと
になる。一例として、指値希望売り値市場において、入ってきた買い/売りオー
ダは、市場で継続中の最善の買い/売りオーダと即座に一致させ、継続オーダの
指値価格が売買価格となる。
【0197】 コール-競売市場において、買い及び売りオーダは、共にバッチ内に収集され
、提示された後の何らかの時点で一致させる。バッチ内のすべてのオーダは、同
じ価格で取引され、この価格はバッチ内の全オーダの指値価格に基づいて計算さ
れる。
【0198】 図4は、本発明の特定の実施形態による、区別できない短寿命商品を売買する
仮想立会場の方法に関する演算のフローチャートを示す。
【0199】 演算2000により、このフローチャートの演算が開始される。矢印2002は、演算
2000から演算2004への実行の流れを方向付けている。演算2004は、市場インター
バルの市場インターバル集合を維持する働きをする。矢印2006は、演算2004から
演算2008への実行を方向付けている。演算2008により、このフローチャートの演
算は終了する。
【0200】 矢印2020は、開始演算2000から演算2022への実行の流れを方向付けている。演
算2022は、有効オーダの有効オーダ集合を維持する働きをする。矢印2024は、演
算2022から演算2008への実行を方向付けている。演算2008により、このフローチ
ャートの演算は終了する。
【0201】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0202】 なお、図4は、仮想立会場をサポートする図1Bの演算6032も参照している。
【0203】 本明細書での使用において、コンピュータという用語は、命令セットコンピュ
ータ、推論コンピュータ、アナログ・コンピュータ、及びこうした基本的な種類
のコンピュータの集合体を指す。コンピュータは、更に、その構造内に一つ以上
のコンピュータを組み込んだ情報機器を指す。こうした情報機器は、物理的に別
個のユニットにすることが可能であり、或いは、他のデバイスに明確に統合する
ことが可能であり、或いは、物理的に移動する一人以上の人間の近隣に明確に統
合することができる。
【0204】 本明細書での使用において、特定のコンピュータは、命令処理コンピュータ及
び推論コンピュータを含め、本明細書で命令と呼ばれるものを保持するために、
結合されたコンピュータ可読メモリを含む。命令セットコンピュータに関して本
明細書で使用される命令とは、こうした命令コンピュータの状態遷移を制御する
情報を指す。実行中である現在の個別の情報又は情報の集合と、内部状態とに基
づいて、命令処理コンピュータは、将来の状態を決定する。なお、こうした命令
は、この命令処理コンピュータによって直接的に実行することが可能であり、或
いは、この命令処理コンピュータによって解釈的に実行することが可能である。
【0205】 命令セットコンピュータに関して本明細書で使用される命令とは、推論コンピ
ュータに提示される情報を指し、この情報は、提示された命令によって指示を受
ける推論コンピュータの推論基盤に基づいて、コンピュータの将来の状態を推論
するのに使用される。こうした推論基盤は、特定の場合において推論コンピュー
タの内部に常駐すること、或いは、推論コンピュータによる読み取り及び書き込
みが可能な結合されたコンピュータアクセス可能メモリに常駐することが可能で
ある。なお、推論コンピュータは、その一部として、様々な形態のホーン節述語
と、制約規則、パターン認識テンプレート、フラクタル・パターン・テンプレー
ト、及びファジー理論述語構造要素とを実行するマシンを含む。
【0206】 本明細書で使用されるアナログ・コンピュータは、その一部として、アナログ
回路に直接的に結合されるデバイスを含む。本明細書で使用されるこうしたアナ
ログ回路は、その一部として、無線周波数IFステージと、光ファイバ通信システ
ムに埋め込まれたレーザ等の光電子インタフェースと、音声及びビデオパターン
認識回路と、音声及びビデオ出力デバイスとを含む。本明細書で使用するアナロ
グ・コンピュータは、その一部として、人間との音響インタフェース、フローゲ
ートに関するAC電力送電の契約に対する聴覚及び視覚的識別ポータルと、遠距離
通信において使用されるエンコード及びデコード・メカニズムと、合意契約の記
録デバイスとのインタフェースとを含む。
【0207】 本明細書で使用するプログラム・ステップとは、実行可能および/または推論
可能な形でコンピュータに指示を出す形態の命令を指す。このプログラム・ステ
ップは、アクセス可能な状態でコンピュータに結合されたコンピュータ可読メモ
リに常駐することができる。なお、プログラム・ステップは、命令処理コンピュ
ータのネイティブな実行可能命令にすることができる。プログラム・ステップは
、解釈的に実行される命令処理コンピュータの命令にすることができる。
【0208】 本発明の特定の実施形態は、アクセス可能な状態でコンピュータに結合された
少なくとも一つのコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップを含
むプログラムオペレーティングシステムを含む。こうしたプログラムオペレーテ
ィングシステムを、以後、プログラム・システムと呼ぶ。こうした実施形態は、
有利なことに、こうした実施形態を実施するコンピュータの利用をサポートする
【0209】 特定の実施形態は、有利なことに、結合されたコンピュータ可読メモリを有す
る少なくとも一つのコンピュータを含むコンピューティング・システムによって
実行されるプログラム・システムに含まれるプログラム・ステップとして、本明
細書で説明する演算をサポートする。プログラム・ステップは、すべて同じ命令
実行ファミリに属する必要はなく、有利なことに、多数のコンピュータ上で実行
されるプログラム・ステップを含むことができる。
【0210】 図5Aは、本発明の特定の実施形態による、有効オーダ集合の有効オーダ1200を
示す。
【0211】 有効オーダ1200は、市場インターバル集合の関連1300する市場インターバル11
00-Nを有する。この市場インターバル集合は、本発明の特定の実施形態において
、別個に維持される。有効オーダ集合及び市場インターバル集合の維持は、結合
させることができる。
【0212】 各有効オーダ1200は、更に、オーダタイプ集合1310の構成要素を含み、これは
関連1300する市場インターバル1100-Nの指値オーダ1312か、或いは関連1300する
市場インターバル1100-Nの希望売り値有効オーダ1314である。
【0213】 図5Bは、有効オーダ集合の有効オーダ1200に関する図5Aの改良点を示す。
【0214】 図5Aに示すように、有効オーダ1200は、市場インターバル集合の関連1300する
市場インターバル1100-Nを有する。この市場インターバル集合は、発明の特定の
実施形態において、別個に維持される。有効オーダ集合及び市場インターバル集
合の維持は、結合させることができる。
【0215】 図5Aに示すように、各有効オーダ1200は、更に、オーダタイプ集合1310の構成
要素を含み、これは関連1300する市場インターバル1100-Nの指値オーダ1312か、
或いは関連1300する市場インターバル1100-Nの希望売り値有効オーダ1314である
【0216】 有効オーダは、関連1300する市場インターバル1100-Nの製品タイプ1110-Nの量
1322を包含1320することができる。
【0217】 有効オーダは、関連1300する市場インターバル1100-Nの製品タイプ1110-Nの価
格1332を包含1330することができる。
【0218】 図6Aは、エネルギ製品タイプの市場インターバルに関する図3Bの改良点を示す
図である。市場インターバルの製品タイプ1110は、更に、エネルギ製品タイプ11
10として表される。位置1112は、電力グリッドに含まれるAC電力ネットワークの
第一のノードである。
【0219】 図6Bは、AC電力送電製品タイプの市場インターバルに関する図3Bの改良点を示
す。市場インターバルの製品タイプ1110は、更に、エネルギ製品タイプ1110とし
て表される。位置1112は、電力グリッドに含まれる第一のAC電力ネットワークの
第一のノードから第一のAC電力ネットワークの第二のノードである。なお、こう
した位置の形態は、第一のAC電力ネットワークの第一のノードと第一のAC電力ネ
ットワークの第二のノードとの間での送電を表す。
【0220】 図6Cは、AC電力送電製品タイプの市場インターバルに関する図6Bの改良点を示
す図である。市場インターバルの製品タイプ1110は、エネルギ製品タイプ1110と
して表される。位置1112は、電力グリッドに含まれる第一のAC電力ネットワーク
のフローゲート集合のフローゲートである。なお、フローゲートは、二つ以上の
送電線全体での輻輳制約を表すことが可能であり、特定の第一のノードから第二
のノードに関する説明を有しない。
【0221】 フローゲート市場インターバルの本発明のこうした実施形態は、ユーザ間の送
電能力を売買する市場を提供するのに有利である。AC電力ネットワーク全体での
AC電力送電の直線的な性質から、こうした送電権は、契約した送電によりAC電力
ネットワークの全体的なフローゲート制約を満たすことが物理的に実現可能な状
態を保証するために、直線的に蓄積することができる。
【0222】 図6Dは、AC電力送電二地点間製品タイプの市場インターバルに関する図6B及び
6Cの改良点を示す。市場インターバルの製品タイプ1116は、図6Bに示したAC電力
製品タイプ110を改良したものである。市場インターバルの製品タイプ1116は、
更に、エネルギ製品タイプ1110として表される。位置1112は、電力グリッドに含
まれる第一のAC電力ネットワークの第一のノードから第一のAC電力ネットワーク
の第二のノードである。
【0223】 なお、図6Bと同様に、こうした位置の形態は、第一のAC電力ネットワークの第
一のノードと、第一のAC電力ネットワークの第二のノードとの間の送電を表す。
しかしながら、AC電力送電二地点間製品タイプに関する市場インターバルは、更
に、AC電力ネットワークの第一のノードから第二のノードでの送電に必要なすべ
ての付帯フローゲート送電権を保有する。
【0224】 こうした市場インターバルは、フローゲート権のバンドルを二地点間権として
売買することをサポートする。ユーザの観点から見て、二地点間権は、市場参加
者が実際に売り買いしたいものである。これらは、フローゲート権に比べ、対処
及び理解が遙かに簡単である。
【0225】 市場の流動性を維持する点に関して、二地点間AC電力送電権は参加者の観点か
ら見て完全な製品を構成しているため、参加者は、これに関する指値及びオファ
を非常に快適に行えるはずである。
【0226】 AC電力送電二地点間市場インターバルに関する指値は、同じ位置を共有する少
なくとも一つのフローゲート送電権に関する指値を含む。AC電力送電二地点間市
場インターバルに関する指値は、更に、同じ位置を共有するフローゲート集合の
それぞれのフローゲートに関する指値を含むことができる。AC電力送電二地点間
市場インターバルに関する指値は、更に、異なる位置を有する少なくとも一つの
フローゲートに関する送電権を含むことができる。これは、有利なことに、一つ
以上のフローゲートに対する悪影響を取り消す送電を形成することをサポートす
る。
【0227】 図7は、本発明の特定の実施形態による、関連する市場インターバルがそれぞ
れに伴う、少なくとも二つの有効オーダを備える有効オーダ1200を示す。
【0228】 有効オーダ1200-1は、市場インターバル集合の関連1300-1する市場インターバ
ル1100-N-1を有する。有効オーダ1200-1は、更に、オーダタイプ集合1310-1の構
成要素を含み、これは関連1300する市場インターバル1100-N-1の指値オーダ1312
又は関連1300する市場インターバル1100-N-1の希望売り値有効オーダ1314である
【0229】 有効オーダ1200-2は、市場インターバル集合の関連1300-2する市場インターバ
ル1100-N-2を有する。有効オーダ1200-2は、更に、オーダタイプ集合1310-2の構
成要素を含み、これは関連1300する市場インターバル1100-N-2の指値オーダ1312
又は関連1300する市場インターバル1100-N-2の希望売り値有効オーダ1314である
【0230】 有効オーダ1200-3は、市場インターバル集合の関連1300-3する市場インターバ
ル1100-N-3を有する。有効オーダ1200-3は、更に、オーダタイプ集合1310-3の構
成要素を含み、これは関連1300する市場インターバル1100-N-3の指値オーダ1312
又は関連1300する市場インターバル1100-N-3の希望売り値有効オーダ1314である
【0231】 有効オーダに含まれる有効オーダの数に、特定の制限は存在しない場合がある
。有効オーダに含まれる有効オーダの数には、制限が存在する場合がある。
【0232】 有効オーダ内の多数の有効オーダに関連する市場インターバルは、同じ製品タ
イプを共有することができる。有効オーダ内の多数の有効オーダに関連する市場
インターバルは、同じ位置を共有することができる。
【0233】 有効オーダ内の多数の有効オーダに関連する市場インターバルは、製品タイプ
が異なる場合がある。有効オーダ内の多数の有効オーダに関連する市場インター
バルは、位置が異なる場合がある。
【0234】 「従来の技術」において説明したように、AC電力ネットワークの物理的性質は
、フローゲートのフローゲート集合を更に含む電力グリッドに含まれる各AC電力
ネットワークを示す。AC電力ネットワークの関連する第一のノードからAC電力ネ
ットワークの関連する第二のノードである各フローゲート位置、或いは制約され
た送電線の集合である場合の各フローゲート位置は、フローゲート指名子によっ
て示される。ノード1からノード2のAC電力送電量により、フローゲート集合のフ
ローゲートそれぞれに関して、基本的にはノード1からノード2での量の関連一次
歪対称関数として、フローゲートを通るAC電力送電の量が生成される。フローゲ
ート集合のフローゲートそれぞれに関して、フローゲート位置を有するAC電力送
電製品タイプの市場インターバル集合に含まれる少なくとも一つの市場インター
バルが存在する。
【0235】 関連する市場インターバルのAC電力送電製品タイプを伴う有効オーダ集合の各
有効オーダは、更に、量を含むことができる。第一のノードから第二のノードの
AC電力送電製品タイプの有効オーダは、更に、市場インターバルに関連するフロ
ーゲートの有効オーダを含む。このフローゲートに関してオーダされた量は、基
本的には、フローゲート集合のフローゲートそれぞれに関する第一のノードから
第二のノードでの量の関連する一次歪対称関数である。
【0236】 なお、フローゲートのAC電力送電の各有効オーダに関連する価格が存在する場
合がある。第一ノードから第二のノードのAC電力送電に関連する価格が存在する
場合がある。
【0237】 図8Aは、本発明の特定の実施形態による、DC送電線の市場インターバルを示す
。電力グリッドは、更に、第一のAC電力ネットワークの第一のノードから第二の
AC電力ネットワークの第二のノードのDC送電線の位置に、少なくとも一本のDC送
電線のDC送電線集合を含むことができる。製品タイプ集合は、更に、DC電力送電
を含む。DC送電線集合の各DC送電線に関して、DC送電線の位置として位置が伴う
DC電力送電製品タイプを有する少なくとも一つの関連する市場インターバルが存
在する。
【0238】 図8Bは、猶予時間インターバルを更に含む図3Bの市場インターバル1100を示す
図であり、この猶予時間インターバルの間だけ市場インターバルはアクティブと
なる。この市場インターバルの猶予時間インターバルは、各市場インターバルに
ついて、市場インターバルに含まれる時間インターバルの前にすべてが発生する
【0239】 図8Cは、猶予時間インターバルと多数の時間インターバルとを含む図8Bの市場
インターバル1100を示す。この猶予時間インターバルは、それぞれの時間インタ
ーバルの前に発生する。
【0240】 図9Aは、リアルタイムを確立する働きをする、図4の演算2000の詳細なフロー
チャートを示す。リアルタイムは、猶予時間インターバルがリアルタイムを含む
かどうかを判断し、関連する市場インターバルを伴う有効オーダをアクティブに
する時間の参照である。
【0241】 矢印2040は、開始演算2000から演算2042への実行の流れを方向付けている。演
算2042は、リアルタイムを確立する働きをする。矢印2044は、演算2042から演算
2046への実行を方向付けている。演算2046により、このフローチャートの演算は
終了する。
【0242】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0243】 図9Bは、関連する市場インターバルの猶予時間が過ぎた時に有効オーダ集合か
ら有効オーダを除去するかどうかを決定する働きをする、図4の演算2022の詳細
なフローチャートを示す。
【0244】 矢印2060は、開始演算2022から演算2062への実行の流れを方向付けている。演
算2062は、有効オーダ集合の有効オーダの市場インターバルに関する猶予時間イ
ンターバルにリアルタイムが含まれているかどうかを判断する働きをする。矢印
2064は、演算2062から演算2066への実行を方向付けている。演算2066は、有効オ
ーダの関連する市場インターバルに関する猶予時間インターバルにリアルタイム
が含まれていない時は常に、有効オーダ集合から有効オーダを除去する働きをす
る。矢印2068は、演算2066から演算2070への実行を方向付けている。演算2070に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0245】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0246】 図10Aは、有効オーダ集合から合意契約を形成するために契約を結ぶ働きをす
る、図4の演算2000の詳細なフローチャートを示す。
【0247】 矢印2090は、開始演算2000から演算2092への実行の流れを方向付けている。演
算2092は、有効オーダ集合から合意契約を形成するために契約を結ぶ働きをする
。矢印2094は、演算2092から演算2096への実行を方向付けている。演算2096によ
り、このフローチャートの演算は終了する。
【0248】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0249】 図10Bは、有効オーダ集合から合意契約を形成するために契約を結ぶ働きをす
る、図10Aの演算2092の詳細なフローチャートを示す。
【0250】 矢印2110は、開始演算2092から演算2112への実行の流れを方向付けている。演
算2112は、合意価格を形成するために、価格に関して、第一の市場インターバル
に関する第一の希望売り値有効オーダと一致する第一の市場インターバルに関す
る第一の指値オーダを決定する働きをする。矢印2114は、演算2112から演算2116
への実行を方向付けている。演算2116は、第一の指値オーダ及び第一の希望売り
値有効オーダに基づいて、合意価格での市場インターバルに関する合意量を計算
する働きをする。矢印2118は、演算2116から演算2120への実行を方向付けている
。演算2120は、価格に関して第一の指値オーダが第一の希望売り値有効オーダと
一致する時は常に、合意量に関して合意価格で市場インターバルの合意契約を形
成する働きをする。矢印2122は、演算2120から演算2124への実行を方向付けてい
る。演算2124により、このフローチャートの演算は終了する。
【0251】 すべての有効オーダが、その有効オーダに関連する価格を有しているとは限ら
ない。AC電力ネットワークのノード1からノード2でのAC電力送電について考える
。AC電力ネットワークが、少なくとも三つのフローゲートの集合を有すると仮定
する。ノード1からノード2でのAC電力送電量に関する有効オーダは、このフロー
ゲート集合の関連する各フローゲートに関する有効オーダを含むことができる。
それぞれのフローゲート有効オーダは、そのそれぞれのフローゲートに関する価
格を含むことができる。合意量は、フローゲートの関連する量及び価格に基づい
て計算されることになる。或いは、すべての有効オーダは、その有効オーダに関
連する価格を有することができる。
【0252】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0253】 図11Aは、有効オーダ集合から第一の指値及び第一の希望売り値有効オーダを
除去する働きをする、図4の演算2022の詳細なフローチャートを示す。
【0254】 矢印2140は、開始演算2022から演算2142への実行の流れを方向付けている。演
算2142は、有効オーダ集合から第一の指値有効オーダを除去する働きをする。矢
印2144は、演算2142から演算2146への実行を方向付けている。演算2146により、
このフローチャートの演算は終了する。
【0255】 矢印2150は、開始演算2022から演算2152への実行の流れを方向付けている。演
算2152は、有効オーダ集合から第一の希望売り値有効オーダを除去する働きをす
る。矢印2154は、演算2152から演算2146への実行を方向付けている。演算2146に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0256】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0257】 図11Bは、第一の指値有効オーダが、当初、第二の有効オーダを含む多重有効
オーダに含まれている状態で、多重有効オーダから第一の指値有効オーダを除去
する働きをする、図11Aの演算2142の詳細なフローチャートを示す。
【0258】 矢印2170は、開始演算2142から演算2172への実行の流れを方向付けている。演
算2172は、有効オーダ集合に含まれる多重有効オーダから第一の指値有効オーダ
を除去する働きをし、有効オーダから第一の指値有効オーダを除去することを含
む。矢印2174は、演算2172から演算2176への実行を方向付けている。演算2176に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0259】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0260】 図11Cは、第一の希望売り値有効オーダが、当初、第二の有効オーダを含む多
重有効オーダに含まれている状態の本発明の実施形態による、多重有効オーダか
ら第一の希望売り値有効オーダを除去する働きをする、図11Aの演算2152の詳細
なフローチャートを示す。
【0261】 矢印2190は、開始演算2152から演算2192への実行の流れを方向付けている。演
算2192は、有効オーダから第一の希望売り値有効オーダを除去する働きをする。
矢印2194は、演算2192から演算2196への実行を方向付けている。演算2196により
、このフローチャートの演算は終了する。
【0262】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0263】 図12Aは、認定クライアントの認定クライアント集合を維持する働きをする、
図4の演算2000の詳細なフローチャートを示す。
【0264】 矢印2210は、開始演算2000から演算2212への実行の流れを方向付けている。演
算2212は、認定クライアントの認定クライアント集合を維持する働きをする。矢
印2214は、演算2212から演算2216への実行を方向付けている。演算2216により、
このフローチャートの演算は終了する。
【0265】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0266】 図12Bは、有効オーダ集合の有効オーダそれぞれがオーダしたクライアントを
含む本発明の特定の実施形態による、認定クライアントからオーダ・メッセージ
を受領し、これを処理して有効オーダ集合に挿入する働きをする図4の演算2022
の詳細なフローチャートを示す
【0267】 矢印2230は、開始演算2022から演算2232への実行の流れを方向付けている。演
算2232は、第一の認定クライアントからの受領済みオーダ・メッセージを作成す
るために、認定クライアント集合の第一の認定クライアントからオーダ・メッセ
ージを受領する働きをする。矢印2234は、演算2232から演算2236への実行を方向
付けている。演算2236は、第一の認定クライアントからの第一の処理済みオーダ
を作成するために、第一の認定クライアントからの受領済みオーダ・メッセージ
を処理する働きをする。矢印2238は、演算2236から演算2240への実行を方向付け
ている。演算2240は、有効オーダ集合に含まれるオーダクライアントとして第一
の認定クライアントを含む有効オーダを作成するために、第一の認定クライアン
トからの第一の処理済みオーダを有効オーダ集合に挿入する働きをする。矢印22
42は、演算2240から演算2244への実行を方向付けている。演算2244により、この
フローチャートの演算は終了する。
【0268】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0269】 図13は、指値及び希望売り値を行ったクライアントに、それぞれの有効オーダ
に関する合意契約を通知する働きをする、図10Aの演算2092の詳細なフローチャ
ートを示す
【0270】 矢印2270は、開始演算2092から演算2272への実行の流れを方向付けている。演
算2272は、指値認定クライアントを作成するために、第一の指値有効オーダから
の抽出を行う働きをする。矢印2274は、演算2272から演算2276への実行を方向付
けている。演算2276は、希望売り値認定クライアントを作成するために、希望売
り値有効オーダからの抽出を行う働きをする。矢印2278は、演算2276から演算22
80への実行を方向付けている。演算2280は、合意契約に基づく指値契約メッセー
ジを指値クライアントに送信する働きをする。矢印2282は、演算2280から演算22
84への実行を方向付けている。演算2284は、合意契約に基づく希望売り値契約メ
ッセージを希望売り値クライアントに送信する働きをする。矢印2286は、演算22
84から演算2288への実行を方向付けている。演算2288により、このフローチャー
トの演算は終了する。
【0271】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0272】 図14Aは、市場インターバル集合の各市場インターバルの市場価格を計算する
働きをする、図4の演算2004の詳細なフローチャートを示す。
【0273】 矢印2310は、開始演算2004から演算2312への実行の流れを方向付けている。演
算2312は、市場インターバルに関する有効オーダ集合の指値有効オーダと、市場
インターバルに関する有効オーダ集合の希望売り値有効オーダとに基づいて、市
場インターバル集合の市場インターバルそれぞれの関連する市場価格を計算する
働きをする。矢印2314は、演算2312から演算2316への実行を方向付けている。演
算2316により、このフローチャートの演算は終了する。
【0274】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0275】 図14Bは、容量オプションタイプ1118を更に含む市場インターバル1100に関す
る図3Bの改良点を示す。本発明の特定の実施形態において、容量オプションは、
ネットワークオペレータにAC電力ネットワーク運用パラメータを規制及び安全性
限界内で維持するためのリアルタイムリソースを提供するAC電力ネットワーク内
の付帯サービスとして存在する。本発明の特定の実施形態において、容量オプシ
ョンは、仮想立会場で売買されている区別できない短寿命商品の生産施設から急
速に適用された増加に備えるために、認定クライアントが使用できる。
【0276】 図14Cは、容量オプション価格1342を更に包含1340する図5Bの有効オーダの改
良点を示す。容量オプションは、区別できない短寿命商品の予約を認めるために
売買することができる。こうした予約は、単なる購入の価格以外に、容量オプシ
ョン価格という価格を有する。容量オプション契約に合意する際に、売り手は、
容量オプション価格の収入のみを保証され、買い手は、リアルタイムで、或いは
リアルタイムに近い形で、その容量の量を買う権利を取得する(スケジューリン
グの制約を受ける)。買い手が、オプションの容量を買うことを選択した場合、
これは、契約の中で既に合意された価格で行われる。売り手は、その後、合意価
格で実際に購入された量により、追加収入を得る。
【0277】 仮想立会場は、少なくとも一つのAC電力ネットワークを含む電力グリッドに適
用することが可能であり、容量オプションは、様々な生産オプションに関して存
在することが可能であり、これにはスピニング及び非スピニングリソースと呼ば
れるものが含まれる。スピニングリソースは、既に運用速度で回転しているため
、短時間のうちに稼働させることが可能なタービン発電機である場合が多い。非
スピニングリソースは、停止しているか、或いは運用速度を遙かに下回るタービ
ンを含む。こうしたタービンは、運用速度に達するまでに15から30分を要する場
合が多い。これらの運用上の区別は、こうした容量オプション活動の使用をガイ
ドするスケジューリング制約の一部である。
【0278】 図15Aは、関連する容量オプション市場インターバルに関する希望売り値オー
ダと指値オーダとの一致を決定する働きをする、図10Bの演算2112の詳細なフロ
ーチャートを示す。
【0279】 矢印2330は、開始演算2112から演算2332への実行の流れを方向付けている。演
算2332は、合意容量オプション価格を形成するために、容量オプション価格に関
して、第一の市場インターバルに関する第一の希望売り値有効オーダと一致する
第一の市場インターバルに関する第一の指値有効オーダを決定する働きをする。
矢印2334は、演算2332から演算2336への実行を方向付けている。演算2336により
、このフローチャートの演算は終了する。
【0280】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0281】 図15Bは、合意オプション量を計算する働きをする、図10Bの演算2116の詳細な
フローチャートを示す。
【0282】 矢印2350は、開始演算2116から演算2352への実行の流れを方向付けている。演
算22352は、第一の指値有効オーダ及び第一の希望売り値有効オーダに基づいて
、合意価格及び合意容量オプション価格での市場インターバルに関する合意オプ
ション量を計算する働きをする。矢印2354は、演算2352から演算2356への実行を
方向付けている。演算2356により、このフローチャートの演算は終了する。
【0283】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0284】 図15Cは、第一の指値オーダが、価格及びオプション価格について、第一の希
望売り値オーダと一致する時は常に、合意価格及び合意オプション価格で合意量
に関する合意契約を形成する働きをする、図10Bの演算2120の詳細なフローチャ
ートを示す。
【0285】 矢印2370は、開始演算2120から演算2372への実行の流れを方向付けている。演
算2372は、価格及びオプション価格に関して第一の指値有効オーダが第一の希望
売り値有効オーダと一致する時は常に、合意量に関して合意価格及び合意オプシ
ョン価格で市場インターバルの合意契約を形成する働きをする。矢印2374は、演
算2372から演算2376への実行を方向付けている。演算2376により、このフローチ
ャートの演算は終了する。
【0286】 これらの演算は、区別できない短寿命商品のための仮想立会場をサポートする
コンピューティング・システム内の少なくとも一つのコンピュータ上にある結合
されたコンピュータ可読メモリに常駐するプログラム・ステップによってサポー
トすることができる。
【0287】 図16Aは、本発明の特定の実施形態による、図3A及び14Bに示す市場インターバ
ル1100に関連する市場状態1102を示す。
【0288】 市場状態1102は、価格1102-1を含むことができる。市場状態1102は、更に、図
17Bに示すように、容量オプションタイプ1118を含む市場インターバル1100に関
連付けることができる。市場状態1102は、更に、容量オプション価格1102-2を含
むことができる。
【0289】 図16Bは、容量オプション1118を含む図14Bに示す市場インターバルの図16Aに
示す市場状態1102に関する容量オプション価格1102-2を計算する働きをする、図
14Aの演算2004の詳細なフローチャートを示す。
【0290】 矢印2390は、開始演算2004から演算2392への実行の流れを方向付けている。演
算2392は、市場インターバルに関する有効オーダ集合の指値有効オーダ及び市場
インターバルに関する有効オーダ集合の希望売り値有効オーダに基づいて、各市
場インターバルの関連する容量オプション市場価格を計算する働きをする。矢印
2394は、演算2392から演算2396への実行を方向付けている。演算2396により、こ
のフローチャートの演算は終了する。
【0291】 図17は、本発明の特定の実施形態による、セッション・コンポーネント3300、
参加者コンポーネント3320、及び市場セグメント3340を維持することを含むクラ
イアント1400と仮想立会場との間の対話を制御する方法を示す。
【0292】 セッション・コンポーネント3300を維持することは、以下を含むことができる
。クライアント2190からオーダ要求メッセージ3302を受領すること。参加者コン
ポーネントに関する転送済みオーダ要求メッセージを作成するために、受領済み
オーダ要求メッセージ3322を参加者コンポーネント3320に送信すること。有効オ
ーダ要求メッセージに基づく確認メッセージと、有効オーダ要求メッセージに関
する関連クライアント・リストメッセージとを受領3324すること。有効オーダ要
求メッセージに関するブロードキャスト更新メッセージを作成するために、受領
済み確認メッセージと、有効オーダ要求メッセージに関する関連クライアント・
リストとを処理すること。関連クライアント・リストのクライアント2190それぞ
れに、ブロードキャスト更新メッセージ3304を送信すること。
【0293】 参加者コンポーネント3320を維持することは、更に以下を含むことができる。
セッション・コンポーネントからの転送済みオーダ要求メッセージ3302を受領す
ること。参加者データベース3330を維持3332すること。受領済みの転送済みオー
ダ要求メッセージの有効性を確認すること。及び、受領済みの転送済みオーダ要
求メッセージが有効である時は常に、有効オーダ要求メッセージに応答すること
【0294】 参加者データベースを維持することは、更に以下を含むことができる。受領済
みの転送済みオーダ要求メッセージ3332を参加者データベース3330に追加するこ
と。受領済みの転送済みオーダ要求メッセージの有効性を確認することは、有効
オーダ要求メッセージを形成するために、受領済みの転送済みオーダ要求メッセ
ージに基づいてセッションデータベースを調査3324及び3322することを必要とす
る。
【0295】 有効メッセージに応答することは、参加者コンポーネントが以下の活動を実行
することを含むことができる。有効オーダ要求メッセージに基づく確認メッセー
ジ3324をセッション・コンポーネント3300に送信すること。有効オーダ要求メッ
セージに関する関連クライアントのリストを組み立てること、及び有効オーダ要
求メッセージに関する関連クライアント・リストメッセージをセッション・コン
ポーネント3300に送信3324すること。市場オーダ要求メッセージ3342を、有効オ
ーダ要求メッセージに基づいて市場セグメント3340に送信すること。
【0296】 市場セグメント3340を維持することは、以下の活動を実行することを含むこと
ができる。市場オーダ要求メッセージ3342を受領すること。関連する市場状態が
アクティブ又は終了済みである市場インターバルを含む市場セグメントデータベ
ース3350を維持3352すること。アクティブな市場インターバルの市場状態は、合
計未決買いポジションと合計未決売りポジションとを含む。
【0297】 市場セグメントは、「エネルギ」、「スピニングリザーブ」、及び「送電権」
をその一部として含む電気商品といった特定の区別できない短寿命商品に関する
仮想立会場とみなすことができる。加えて、市場セグメントは、配送区域、グリ
ッド内のハブ又はノード、或いはAC電力ネットワーク内にある二つのノード間の
伝送経路といった特定の位置と関連する。
【0298】 市場セグメントデータベース3350を維持することは、以下の活動を実行するこ
とを含むことができる。受領済み市場オーダ要求メッセージ3342に基づいて少な
くとも一つの市場インターバル3352の市場状態を更新すること。合計未決買いポ
ジションを、少なくとも一つの市場インターバルの合計未決売りポジションと一
致させること。市場インターバルを終了させること。
【0299】 仮想取引メカニズムデータベースは、仮想取引メカニズムによる市場設定及び
参加者設定に関する読み取り専用データベース3360を備えることができる。決済
及びスケジュール・データベースは、仮想取引メカニズムにより直接アクセスす
ることができない。
【0300】 前に説明したように、信頼性の高い分散システムに関連するメッセージングプ
ロトコルは、それぞれABCAST及びGBCASTプロトコルとして知られている。これら
のプロトコルは、いくつかの強力なメッセージ配信の保証、つまり原子性及び因
果関係を提供するが、メッセージ駆動アーキテクチャを実施するには不十分であ
る。これらは、オブジェクトがお互いにメッセージを送信し、こうしたメッセー
ジに応答する十分なレベルの抽象性を提供しない。
【0301】 再び、三種類の番号、P1、P2、及びP3が付いたプロセス・グループがあると考
える。P1が、メッセージAを全メンバ(P1、P2、及びP3)に送信すると仮定する
。メッセージAは、「現在はTTT時で、XXX市場の競売を開始する時間です」とい
ったものにすることができる。プロセス・グループでは、メッセージAに応答し
てメッセージBを送信したいと仮定する。メッセージBは「XXX市場の競売が開始
されており、新しい価格はYYYです」といったものにすることができる。この応
答メッセージBは、どのグループが送信することになるだろう? Aはグループの
全メンバに送信され、全メンバは同様に演算するため、原則的には任意のメンバ
がBを送信できる。しかしながら、実際には、三つのプロセスすべてが同じ応答
を送信するのは望ましくないため、最も上位のプロセスがメッセージBを送信す
るために選択される。
【0302】 ABCAST及びGBCASTの観点では、メッセージA及びBは、同様に扱われ、つまり同
じプロトコルを使用してプロセス・グループの全メンバにブロードキャストされ
る。メッセージ駆動アーキテクチャの観点では、メッセージA及びBは、本質的に
異なる。違いが存在するのは、各メッセージの発生原因であり、この違いは、二
つのメッセージが扱われる方法に影響を与えることになる。
【0303】 前記の説明は、A及びBを異なる形で取り扱う必要があるが、ABCAST及びGBCAST
ではそのための準備が行われていないことを指摘している。必要とされるものは
、ABCAST及びGBCASTに対応し、信頼性の高い分散システム内でメッセージへの応
答を更にサポートするメカニズムである。
【0304】 こうした準備は、高いレベルで実施する必要があるが、ビジネスロジックの一
部といった最高の実施レベルの一部ではなく、依然としてリアルタイムオペレー
ティングシステムの機能の一部として実施する必要がある。
【0305】 本発明の特定の実施形態は、いくつかの層で構造化される。最低の層は、プロ
セスビュー層で、ABCAST及びGBCASTプロトコルを実施する。次の層は、R-オブジ
ェクト・ビュー層で、この層は、何よりも、メッセージ応答をサポートするため
に必要な機能を実施する(メッセージBはメッセージ応答の例である)。
【0306】 R-オブジェクト・ビュー層は、少なくとも二つの大きなイノベーション、つま
り高信頼性メッセージ応答と弾力的オブジェクトとを含む。
【0307】 高信頼性メッセージ応答は、上の例のメッセージBのような応答を、Bの実際の
送信者がクラッシュした場合でも、確実に送信する能力を指す。この能力は、大
まかに言って、以下のように機能する。
【0308】 1.すべてのプロセスP1、P2、及びP3がメッセージAを受領する。これらすべて
は互いに仮想共時性を有するため、これらすべては、Aに基づいて同一の形で演
算し、同一の応答Bを作成することができる。
【0309】 2.しかしながら、これらのプロセスのうち一つのみが、ABCASTプロトコルを
使用して物理的にBを送信する。残りのプロセスは、Bを送信する「ふりをする」
だけで、実際には、Bを一時バッファに格納する。
【0310】 3.Bが最終的に配信される時、Bを送信したふりをしただけのプロセスに配信
されると、このプロセスは一時バッファからBのコピーを除去する。
【0311】 4.Bを送信することになっていたプロセスが、Bが送信される直前に停止した
場合、次に利用可能なプロセス(通常は次に上位のプロセス)は、一時バッファ
に格納したコピーからBを再送信する。
【0312】 上のステップは、応答メッセージBが、個々のプロセスの障害に関係なく、常
に送信されることを保証する。この保証により、APX Engine用のアプリケーシ
ョンを書いているプログラマは、例えば、Aに応答するB、Bに応答するC、Cに応
答するDのように、完全な応答の連鎖を形成する能力を得る。こうした応答の連
鎖により、開始された限り(つまり、Aが受領された限り)、すべての応答メッ
セージが最終的には同様に受領されることが保証される。この保証は、ABCAST又
はGBCASTの保証に比べ、遙かに強力である。
【0313】 ステップ1、2、3、及び4は、一時バッファ内に格納されるメッセージに関する
一意のID(応答IDとも呼ばれる)を生成する能力に依存させることが可能であり
、こうしたIDはすべてのプロセスで同様に生成される。これが必要な理由はステ
ップ3から理解することが可能であり、このステップでは、プロセスはメッセー
ジを受領し、そのメッセージが一時バッファに以前格納されたものと同一である
ことを識別する必要がある。
【0314】 弾力的オブジェクトは、プログラミングのオブジェクト指向アプローチを、AP
X Engineが提供するプログラミングのメッセージ駆動形式と組み合わせたコン
セプトである。本明細書で説明した従来技術のプロトコルは、プロセスのレベル
とプロセス・グループとのみに基づいている。しかしながら、各プロセス内では
、お互いにメッセージの交換が可能な多数のオブジェクトが存在できる。
【0315】 APX EngineTMは、任意の方法のアプリケーションを構築可能なプラットフォ
ームである。APX EngineTMは、インターネットワークプロセス・グループを形
成する(通常)三つの冗長プロセスで構成される。
【0316】 図18は、本発明の特定の実施形態による、各プロセス・グループ内で実施され
る五種類の機能レベルを示す図である。
【0317】 この説明の中心となるのは、上部の三つの機能層であり、特に、弾力的オブジ
ェクト(Resilient Objects)又はR-オブジェクトと呼ばれる革新的なデータ処
理構造の説明である。R-オブジェクトは、プロセス・グループ内の各プロセス上
にある同じデータに関して同じ演算を実行する冗長エンティティである。R-オブ
ジェクトは、APX EngineTM上で構築されるシステムのプログラム能力、コンフ
ィギュレーション能力、及び信頼性に寄与する。APX EngineTMは、システムの
低レベルの汎用機能を提供し、R-オブジェクトは、高レベルのビジネス固有機能
を実施する。
【0318】 R-オブジェクトは、同一のメッセージを受領及び演算する多数の地理的に分離
したクローンとして存在し、結果として、構成クローンの一つ、或いは一つを除
く全部が災害に見舞われた場合でも、機能性が持続する堅牢なデータ構造となる
。R-オブジェクト・クローンは、仲間のクローンから分離されており、従来のソ
フトウェア構築物と同様に脆弱だが、集合的に見ると、頑丈で、弾力性さえ有す
る創造物である。
【0319】 カスタムR-オブジェクトは、アプリケーション設計者の建築用ブロックであり
、特定のビジネスアプリケーションで求められる数と変化とを満たすことができ
る。大規模で複雑なアプリケーションを設計する課題は、単一のタスクに容易に
分解し、僅かな数の明確な入力及び出力を有する単一のR-オブジェクトにするこ
とができる。
【0320】 内包されるR-オブジェクト・プロト・タイプの使用は、R-オブジェクトの基本
構造及び機能を提供することで、R-オブジェクト開発者のタスクを容易にする。
開発者は、カスタマイズの詳細を追加するだけで、特定のタスクを実施できる。
更に、新しいタイプのR-オブジェクト・メッセージをプログラムする時、開発者
は、このR-オブジェクトのクローンの数及び場所、或いはメッセージの配信を確
保する方法を意識する必要はなく、これらはプロセスビューがすべてを処理する
【0321】 R-オブジェクトは、動的で、存在を開始し(作成)、存在を終了し(破壊)、
変化する環境に応じて成長及び縮小する。プロセス上でのR-オブジェクトの作成
には四種類のシナリオが存在する。
【0322】 ●プロセス・グループが、全く最初にスタートされた時-このケースでは、リ
ストアする過去の状態(履歴)が存在しないため、初期化又は状態転送は必要な
い。
【0323】 ●プロセス・グループが、シャットダウン後、リスタートされた時-このケー
スでは、発生する第一のプロセス上のR-オブジェクトは、履歴ファイルからリス
トアされた状態を有する必要がある(状態転送と同じではない)。
【0324】 ●プロセスがスタート(又はリスタート)され、プロセス・グループに加わる
時(R-オブジェクトそれぞれについて状態転送が必要)。
【0325】 ●ログインユーザに対応して作成されるセッションR-オブジェクト等、非同期
イベントの結果としてR-オブジェクトが存在を開始する時(最初のセッションR-
オブジェクト・クローンを除くすべてについて状態転送が必要)。
【0326】 アプリケーション固有ではない二種類のR-オブジェクトが存在し、これはR-オ
ブジェクト・マネージャ及びログイン・マネージャである。これらのR-オブジェ
クトは、任意のアプリケーションが必要とする機能を提供し、R-オブジェクト設
計者によるカスタマイズができない。R-オブジェクト・マネージャの機能は、完
全にハードコーディングされる。R-オブジェクト・マネージャの状態は、プロセ
スに依存して存在する(或いは存在することになる)R-オブジェクトのリストで
ある。R-オブジェクト・マネージャは、状態転送において、既にプロセス・グル
ープに含まれるプロセス上のR-オブジェクト・マネージャからR-オブジェクトの
リストを受領する。インスタンス化すると、R-オブジェクト・マネージャは、カ
スタムR-オブジェクトの作成に参加し、それ以降、そのプロセス上のR-オブジェ
クトのリストを維持することに責任を負う。
【0327】 ログイン・マネージャの機能は、ログイン・マネージャタイプのR-オブジェク
トを作成するために要求を行ったR-オブジェクト・マネージャに対してメッセー
ジを送信するR-オブジェクト・ビューによって作成される。R-オブジェクト・マ
ネージャは、その後、要求されたタイプのオブジェクトを作成するために、R-オ
ブジェクト・ビューのオブジェクト作成方法を呼び出す。R-オブジェクト・ビュ
ーの方法は、ログイン・マネージャの機能を作成するR-オブジェクト・ファクト
リを呼び出す。R-オブジェクト・ビューは、その後、新しいR-オブジェクトに一
意のIDを添付し、これをスレッドプールに含まれるスレッドの一つに割り当て、
R-オブジェクト・マネージャに確認メッセージを送信する。ログイン・マネージ
ャは、その後、既にプロセス・グループに含まれるプロセス上のログイン・マネ
ージャからの状態を受領する。
【0328】 本発明の特定の実施形態において、アプリケーション固有機能は、カスタムR-
オブジェクト内で実施される。二つのカスタムR-オブジェクトは、APX EngineT M 内で指定(ハードコーディング)された名前(クラスID)を有し、これはコン
フィギュレーション及びセッションである。これらの名前は変更されないが、機
能性のあらゆる態様は、R-オブジェクト設計者がカスタマイズ可能である。カス
タムR-オブジェクトの機能は、R-オブジェクト・マネージャのR-オブジェクトの
リストに含まれる各R-オブジェクトに関するR-オブジェクト・マネージャにR-オ
ブジェクト作成要求メッセージを送信するR-オブジェクト・ビューによって作成
される。以前と同じ手続きが実行され、R-オブジェクト・マネージャは、要求さ
れたタイプのオブジェクトを作成するために、R-オブジェクト・ビューのオブジ
ェクト作成方法を呼び出す。R-オブジェクト・ビューの方法は、要求されたクラ
スの機能を作成するR-オブジェクト・ファクトリを呼び出す。R-オブジェクト・
ビューは、その後、新しいR-オブジェクトに一意のIDを添付し、これをスレッド
プールに含まれるスレッドの一つに割り当て、R-オブジェクト・マネージャに確
認メッセージを送信する。各カスタムR-オブジェクトが作成されると、提供側プ
ロセス上の対応するクローンから状態が転送される。
【0329】 例えば、市場セグメントという名前のカスタムR-オブジェクトの作成において
、R-オブジェクト・ビューは、R-オブジェクト・マネージャに要求を送信し、次
に、R-オブジェクト・マネージャは、市場セグメントタイプのR-オブジェクトを
作成するために、R-オブジェクト・ビューのオブジェクト作成方法を呼び出す。
R-オブジェクト・ビューの方法は、オブジェクトを作成するR-オブジェクト・フ
ァクトリを呼び出す。R-オブジェクト・ビューは、次に、新しいオブジェクトに
一意のIDを添付し、これをスレッドの一つに割り当て、R-オブジェクト・マネー
ジャに市場セグメントR-オブジェクトが作成されたことを確認するメッセージを
送信する。
【0330】 前記のように、すべてのR-オブジェクトは、同じタイプの既に存在するR-オブ
ジェクトから状態を獲得する。状態転送は、提供側及び受領側R-オブジェクトと
提供側R-オブジェクトのホームスレッドとの共同作業を通じて達成される。受領
側R-オブジェクトにとって、状態転送は、一連のメッセージとして見え、各メッ
セージは転送される状態の一部を搬送する。そのため、状態転送は、提供側又は
受領側R-オブジェクトに送信される可能性がある他のメッセージに関して、アト
ミック・イベント(介在するメッセージ無し)である必要がある。これは、状態
転送開始後、受領側又は提供側R-オブジェクトの状態を修正することになるメッ
セージは、それぞれのスレッドにバッファされ、状態転送が完了した後でのみ配
信されることを意味する。状態転送の開始前に、受領側R-オブジェクトへのすべ
てのメッセージは廃棄されるが、提供側R-オブジェクトによって通常通りに処理
される。
【0331】 状態転送は、以下のように達成される。
【0332】 ●受領側R-オブジェクト・マネージャは、R-オブジェクトを作成した直後に、
(対象となるR-オブジェクトを特定する)状態転送要求メッセージをブロードキ
ャストすることで状態転送を開始し、このメッセージは提供側R-オブジェクト・
スレッドと受領側R-オブジェクト・スレッドとの両方が受領する。
【0333】 ●提供側及び受領側R-オブジェクト両方のスレッドにとって、このメッセージ
は、手続きが完了するまですべての非状態転送コンテンツ・メッセージを保留さ
せる信号である。
【0334】 ●提供側R-オブジェクト・スレッドは、次に、提供側R-オブジェクトの状態を
バイトストリームに書き込む提供側R-オブジェクトのダンプ方法を呼び出す。
【0335】 ●提供側R-オブジェクト・マネージャは、ビットストリームを別個の状態転送
コンテンツ・メッセージに分割し、このメッセージは受領側R-オブジェクト向け
にアドレス指定され、ネットワークディスパッチのためにプロセスビューに渡さ
れる。
【0336】 ●受領側R-オブジェクトのホームスレッドは、状態転送コンテンツ・メッセー
ジを受領し、オリジナルのバイトストリームを再構築する。
【0337】 ●各状態転送コンテンツ・メッセージは、バイトストリームの合計サイズと、
特定のメッセージが搬送するデータのオフセットとに関する情報を含む。これに
より、(ネットワーク待ち時間のため)順序が狂って受領されたメッセージを正
しく並べ替えることが可能となり、受領側スレッドは、すべての状態転送コンテ
ンツ・メッセージが受領された時期を理解する。
【0338】 ●すべての状態転送コンテンツ・メッセージが受領されると、受領側R-オブジ
ェクトのスレッドは、R-オブジェクトの読み込み方法を呼び出し、バイトストリ
ームからの状態を初期化(ロード)する。
【0339】 ●提供側R-オブジェクトのスレッドは、すべての状態転送コンテンツ・メッセ
ージを送信すると、状態転送が行われている間に受領(サスペンド及びバッファ
)した任意のメッセージをリプレイする。同様に、受領側R-オブジェクトのスレ
ッドは、一次的に受領した任意のメッセージをリプレイする。
【0340】 ●新しいR-オブジェクト・クローンは、仲間の(複数の)クローンと同期する
ようになり、R-オブジェクト・マネージャのR-オブジェクトリストにおいて対応
するマーク付けが行われた初期化状態プロパティを有する。
【0341】 R-オブジェクトの破壊は、作成と同様の経路を辿る。通常の演算中、特定のR-
オブジェクトを破壊するために、いずれか(つまり別のR-オブジェクト)がR-オ
ブジェクト破壊要求メッセージを送信する。例えば、ログイン・マネージャR-オ
ブジェクトは、特定のセッションR-オブジェクトを破壊する要求を送信すること
ができる。R-オブジェクトは、更に、自らの破壊の要求を発行することができる
。両方のケースにおいて、R-オブジェクト・マネージャは、この要求を受領する
と、対象となるR-オブジェクトをR-オブジェクトのリストから取り除き、R-オブ
ジェクト・ビューに対して、対象となるR-オブジェクト・クローンを関連するス
レッドから除去するように命令する。R-オブジェクト・プロト・タイプは、R-オ
ブジェクト(クローン)へのすべての参照が取り除かれた時、そのR-オブジェク
ト(クローン)に割り当てられたメモリが自動的に開放されるように設計される
【0342】 R-オブジェクトは、お互いにメッセージを送信することで、お互いの機能を利
用することができる。R-オブジェクト・クローンは、プロセス・グループ内に同
じタイプのクローンが存在しているかどうか、或いはその数がいくつかを知らず
、意識しない。しかし、別のタイプのR-オブジェクトがプロセス・グループのど
こかに存在していることは意識し(ただし、ここでも場所は意識しない)、これ
は、機能を実行する過程で、こうしたR-オブジェクトとの間でメッセージの送受
信を行うためである。プロセスビューは、R-オブジェクトのクローンが、すべて
同じメッセージを同じ順序で獲得する状態を確保して、確実にR-オブジェクト同
士の同期を維持する。
【0343】 仮想共時性とは、R-オブジェクト(或いは、集合的にプロセス)の演算の流れ
が、リアルタイムの経過ではなく、メッセージの受領によって制御されることを
意味する。こうしたメッセージは、従属メッセージと呼ばれ、このメッセージに
ついては本明細書で更に詳しく説明する。従属メッセージは、多数回(一プロセ
スにつき一回)生成されるが、上位プロセスの従属メッセージが優先して処理さ
れる。つまり、上位プロセスの従属メッセージは、下位プロセスへ配信された時
、下位プロセスの従属メッセージに取って代わる。従属メッセージは、連続的な
作用-反応連鎖を形成するため、常に先行するものを有する。この作用-反応連鎖
は、プロセス・グループの作成(起動)時に発生した(定義上独立した)第一の
イベントまで遡る。
【0344】 R-オブジェクトは、他の一つのメッセージタイプ、つまり独立メッセージを生
成する。独立メッセージは、メッセージの作用-反応連鎖の一部ではない(先行
するものを有しない)ため、共時性を有しない。独立メッセージは、タイマイベ
ント又はクライアント・セッションユーザ入力イベントの結果として発生する。
タイマイベントメッセージは、すべてのプロセスがメッセージを生成するが、上
位プロセスのメッセージだけがネットワークを通り、下位プロセス上のメッセー
ジに取って代わる点において、同期メッセージと同様である。セッションR-オブ
ジェクトは、ユーザセッションを仲介する。こうしたセッションから発生するユ
ーザ入力イベントメッセージは、ユーザがログインしたプロセス上でのみ生成さ
れ、その後、当然ながら、このメッセージを有していないため、これと何らかの
ものとの置き換えが発生しない他のプロセスに送信される点において異なる。セ
ッションR-オブジェクトは、ユーザの接続が失われた場合に、R-オブジェクトの
クライアント部分が接続を再確立する点において、依然として弾力性を維持して
おり、この接続が異なるプロセス(ホスト)とのものであっても、このプロセス
上の適切な(既に存在する)セッションR-オブジェクトは、切断された古いセッ
ションR-オブジェクトが終了した場所を正しく引き継ぐことができる。
【0345】 R-オブジェクト・ビューは、(通常は非常に小さな)R-オブジェクト・メッセ
ージをグループ化して、プロセスビューに渡す前に大きなデータパケットにする
ことで、プロセスビューの効率を高める。逆に、受領側では、R-オブジェクト・
ビューは、プロセスビューから受領したデータパケットから、着信R-オブジェク
ト・メッセージを分離する。
【0346】 R-オブジェクト・マネージャの主な責任は、プロセス上のR-オブジェクトのリ
スト(それぞれのID及び初期化状態)を維持することである。これは、32ビット
カウンタに由来する数字である。カウンタの読み取りが行われ、その値がR-オブ
ジェクトのIDとして割り当てられた後、カウンタは、増分する。この新たに作成
されたR-オブジェクトの任意のクローンが同じIDを受領し、そのプロセス上のカ
ウンタが増分した値に設定されることで、これらは、将来のR-オブジェクトID生
成のために同期化される。
【0347】 各R-オブジェクトは、状態を受領済みかどうかと、着信メッセージを廃棄又は
処理するかどうかとを示す初期化状態プロパティを有する。同様に、プロセス上
のR-オブジェクトすべての集合的な初期化状態が、プロセスに関係なく決定され
る。プロセス・グループに加わっているが、すべてのR-オブジェクトに関する状
態転送が完了していないプロセスでは、プロセス準備値「Not Ready」が生じる
。この状態は、プロセスビューによってプロセス・グループ内の他のプロセスに
通信される。「Not Ready」の場合、新しいプロセスは、グループ内でブロード
キャストされるすべてのメッセージを受領できるが、上位プロセス継続活動1と
いったプロセスレベルの活動を実行することを禁止される。「Ready」であるR-
オブジェクトのみが、メッセージを受領し、更に計算を実行するか、或いはプロ
セス・グループ外部からの接続又はメッセージ(クライアントログイン等)を受
け入れることができる。プロセスのR-オブジェクトすべてが状態転送を完了して
いる時、新しいプロセスの準備の度合いは、「Ready」に設定される。ここでも
、この状態は、プロセス・グループのメンバに通信される。プロセスは、すべて
のR-オブジェクトがインスタンス化され、それぞれの状態を受領した後、プロセ
ス・グループの完全なメンバとなる。この時点で、プロセスは、プロセス・グル
ープのメンバのあらゆる権利と責任を有する。
【0348】 R-オブジェクト・ビューは、上で詳細に述べたR-オブジェクト作成機能とR-オ
ブジェクト・メッセージ処理とに加え、以下の機能を実行する。
【0349】 カスタムR-オブジェクトは、「白紙の状態から」設計されるのではなく、R-オ
ブジェクト・プロト・タイプに基づいたオブジェクトを修正することで、R-オブ
ジェクト設計者により構築される。R-オブジェクト・プロト・タイプは、R-オブ
ジェクトに含まれており、ベースクラスのようなものであり、つまり、すべての
R-オブジェクトが有する最低限の属性(プロパティ)及び機能の説明である。
【0350】 R-オブジェクト・プロト・タイプの属性は、以下を含む。
【0351】 ●R-オブジェクト・タイプ。
【0352】 ●R-オブジェクトID。
【0353】 ●R-オブジェクト初期化状態。
【0354】 R-オブジェクト・プロト・タイプの機能は、以下を含む。
【0355】 ●メッセージを受領すること。
【0356】 ●バイトストリームから状態を読み取ること。
【0357】 ●バイトストリームに状態を書き込むこと。
【0358】 ●実行(Run)方法。この実行方法は、R-オブジェクトが割り当てられたスレ
ッドにより周期的に呼び出される。実行方法の実施において、R-オブジェクトは
、メッセージ処理(別の方法において実行される)以外の必要なあらゆる演算を
実行する。例えば、ログイン・マネージャR-オブジェクト(標準R-オブジェクト
の一つ)は、着信TCP接続をチェックするために呼び出される実行方法を有する
【0359】 スタートアップ時、R-オブジェクト・ビューは、プロセス上で(ブートスクリ
プトにおいて指定された数の)スレッドのプールを作成し、その後、各R-オブジ
ェクトが作成されると、R-オブジェクト・ビューはこれをスレッドの一つに割り
当てる。多数のR-オブジェクトが単一のスレッド上で実行されるが、セッション
R-オブジェクトは、同じスレッド上で非セッションR-オブジェクトと混合されな
い。この理由は、セッションR-オブジェクトがホームスレッドによる訪問を頻繁
に短時間だけ受ける必要があり、一方、非セッションR-オブジェクトが訪問を受
ける回数は少なく時間が長いためである。セッション及び非セッションR-オブジ
ェクトを同じスレッド上で混合しない要件を満たした後、R-オブジェクトをどこ
に配置するかの選択は、スレッド間での均等に近い分布を維持することで、任意
の一つのスレッドに負担をかけすぎないように行われる。R-オブジェクト・ビュ
ーは、どのR-オブジェクトがどのスレッドに依存して存在するかに関するディレ
クトリを維持し、メッセージを受領した時、メッセージに添付されたR-オブジェ
クトIDに基づいて、どのスレッドの待ち行列に置くかをR-オブジェクト・ビュー
が判断できるようにする。
【0360】 双方向オーダは、二参加者間のプライベート契約を作成するために使用される
。双方向取引では、どちらの参加者が双方向取引を開始したかに基づいて、一方
の参加者は開始側の役割を果たし、他方の参加者は応答側の役割を果たす。開始
側は、買い及び売りオーダを両方とも提示できる。各オーダは、応答側参加者を
示す必要がある。双方向オーダが提示され次第、応答側参加者は、通知を受ける
。応答側は、オーダ全体を確定すること、或いは拒否することを選択できる。双
方向オーダが確定されると、APX Market EngineTMは、応答側に代わってカウ
ンタ・オーダを作成し、開始側及び応答側オーダの両方に、契約済みとしてマー
クを付ける。
【0361】 本発明の特定の実施形態において、双方向オーダはどの市場セグメントにも提
示されないが、市場セグメントに関して双方向取引が発生することになるため、
各双方向オーダは、関連する市場セグメントを示す必要がある。この要件の理由
は、双方向取引を処理するために、市場セグメントを定義するパラメータのほと
んど(製品、位置、時間帯、通貨、その他)が必要になるためである。更に、双
方向取引は、事実上、通常の市場取引と同一の方法で表現及び処理される。
【0362】 図19は、双方向取引を更にサポートする図1Bの演算6042の詳細なフローチャー
トを示す。
【0363】 矢印6310は、開始演算6042から演算6312への実行の流れを方向付けている。演
算6312は、第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オ
ーダを作成するために、第二のアクティブ認定クライアントを応答側として指定
する有効オーダを、第一のアクティブ認定クライアントから受領する働きをする
。矢印6314は、演算6312から演算6316への実行を方向付けている。演算6316は、
双方向オーダ通知を作成するために、第一のアクティブ認定クライアントを開始
側とする受領済み双方向オーダを第二のアクティブ認定クライアントに通知する
働きをする。矢印6318は、演算6316から演算6320への実行を方向付けている。演
算6320は、受領済み双方向オーダ応答を作成するために、双方向オーダ通知に基
づいた第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領する働
きをする。矢印6322は、演算6320から演算6324への実行を方向付けている。演算
6324は、受領済み双方向オーダ応答が受領済み双方向オーダを確定する時は常に
、開始側と応答側との間で受領済み双方向オーダを契約する働きをする。矢印63
26は、演算6324から演算6328への実行を方向付けている。演算6328により、この
フローチャートの演算は終了する。
【0364】 図20は、受領済み双方向オーダの契約を更に行う図1Bの演算6042の詳細なフロ
ーチャートを示す。
【0365】 矢印6350は、開始演算6042から演算6352への実行の流れを方向付けている。演
算6352は、応答側に関する受領済み双方向オーダに基づいてカウンタ・オーダを
作成する働きをする。矢印6354は、演算6352から演算6356への実行を方向付けて
いる。演算6356は、第一のアクティブ認定クライアントと第二のアクティブ認定
クライアントとの間でのコミットメントを形成するために、受領済み双方向オー
ダ及びカウンタ・オーダに契約済みとしてマークを付ける働きをする。矢印6358
は、演算6356から演算6360への実行を方向付けている。演算6360により、このフ
ローチャートの演算は終了する。
【0366】 APX Market EngineTMは、Cal PX、Cal ISO、その他の市場といった外部市
場とインタフェースする方法を備えている。外部市場は、ネイティブのAPX市場
セグメントと非常に似た行動を示す。本質的な違いは、外部市場内の市場価格が
、APX Market EngineTMの外部で決定されることである。
【0367】 そのため、APX Market EngineTMは、外部市場を単純に異なる市場セグメン
トとして実施し、その価格調整パラメータは価格が自動的に更新されないように
設定される。周期的に、オペレーションズ・セッションを通じて(11ページの「
セッション」参照)、この市場セグメントに関するオーダの提示及び撤回はブロ
ックされ、この市場の未決オーダは、適切な形式でフォーマットされ、外部マー
ケット・メーカに提示される。
【0368】 この設計は、外部市場からの応答が契約済みの量及び価格のカレンダ関数の形
態であることを前提としている。応答の量関数は、時価オーダとして、それぞれ
のAPX市場セグメントに入り、応答の価格関数は、オペレーションズ・セッショ
ンを通じて入る。市場精算が作動し、取引のブロックは、オペレーションズ・セ
ッションを使用して再び解除される。
【0369】 この外部マーケットの実施は、契約の指定価格を有していない既に契約済みの
時価オーダに関する契約価格の遡及修正を提供する。この理由は、外部市場のAP
X実施により、市場価格情報が入手可能となる前に、時価オーダを契約すること
可能になるためである。市場価格情報が外部市場から入手可能になった後、契約
済みオーダの価格は、外部市場の価格と一致するように調整される。
【0370】 外部マーケット・メーカに応じて、前記のプロセスは、異なる頻度で発生する
。例えば、Cal PX一時間前市場の場合、このプロセスが発生する回数は、一日
一回又は二回以下となる必要がある。しかしながら、外部マーケット・メーカが
リアルタイム市場精算を使用している場合。このプロセスは、数分ごとの頻度に
なる場合がある。必然的に、後者のケースでは、プロセスを完全自動化する必要
がある。
【0371】 APX Market EngineTMと実際の外部市場との間での対話は、以下の状態によ
って特徴付けることができる。各状態は、カレンダラインの領域に帰属する。
【0372】 ●オーダ受け入れ。この状態において、APX Market EngineTMは、クライア
ントのオーダを受け入れるが、一致は行わない。
【0373】 ●受け入れ及び時価で一致。この状態において、APX Market EngineTMは、
クライアントのオーダを受け入れ、時価オーダを一致させる
【0374】 ●オーダブロック。この状態において、APX Market EngineTMは、新しいオ
ーダを受け入れず、クライアントによるオーダの撤回を認めない。APX Market
【0375】 EngineTMは、外部市場にオーダ情報を送信する直前に、この状態に移行する。
この状態は、外部市場が価格及び量によって応答するまで維持される。
【0376】 ●ブロック及びレトロフィット。この状態において、APX Market EngineTM
は、未知の価格で既に契約されている時価オーダの契約価格を遡及修正する。新
しいクライアントオーダは、依然としてブロックされ、クライアントはオーダの
提示を認められない。APX Market EngineTMは、外部市場から価格情報を受領
した後、この状態に移行する。
【0377】 ●ブロック及び一致。この状態において、APX Market EngineTMは、市場内
のすべてのオーダを一致させる。これは、外部市場から価格情報を受領した後で
発生する。
【0378】 ●すべて一致。この状態は、自動一致を使用する市場セグメントのみで認めら
れる(認められる唯一の状態でもある)。この状態は、完全性に関してのみ定義
される。外部市場は、この状態に移行しない。
【0379】 前記の状態は、市場エンジンが完全な故障から正確に回復できる状態を確保す
るために、市場エンジンデータベースに記録することができる。
【0380】 図21は、外部市場取引を更にサポートする図1Bの演算6052の詳細なフローチャ
ートを示す。
【0381】 矢印6390は、開始演算6052から演算6392への実行の流れを方向付けている。演
算6392は、受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを形成するため
に、アクティブ認定クライアントからのオーダを受け入れる働きをする。矢印63
94は、演算6392から演算6396への実行を方向付けている。演算6396により、この
フローチャートの演算は終了する。
【0382】 矢印6400は、開始演算6052から演算6402への実行の流れを方向付けている。演
算6402は、受け入れ済みオーダ・プールに含まれる受け入れ済みオーダを時価で
一致させる働きをする。矢印6404は、演算6402から演算6396への実行を方向付け
ている。演算6396により、このフローチャートの演算は終了する。
【0383】 矢印6410は、開始演算6052から演算6412への実行の流れを方向付けている。演
算6412は、認定クライアントからのオーダをブロックする働きをする。矢印6414
は、演算6412から演算6396への実行を方向付けている。演算6396により、このフ
ローチャートの演算は終了する。
【0384】 矢印6420は、開始演算6052から演算6422への実行の流れを方向付けている。演
算6422は、外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、受け入れ済
みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを再調整する働きをする。矢印6424は
、演算6422から演算6396への実行を方向付けている。演算6396により、このフロ
ーチャートの演算は終了する。
【0385】 矢印6430は、開始演算6052から演算6432への実行の流れを方向付けている。演
算6432は、受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを一致させる働
きをする。矢印6434は、演算6432から演算6396への実行を方向付けている。演算
6396により、このフローチャートの演算は終了する。
【0386】 なお、本発明の特定の実施形態は、図21において説明したようなメカニズムを
使用可能であり、この場合、システムの状態は、例えば、ブロック6412及びレト
ロフィット6422等、フローチャートの二つ以上の演算を同時に含むことができる
。区別できない短寿命商品の外部市場取引の処理は、本明細書で説明した状態よ
り多くのものを含むことができる。こうした外部市場取引を処理する体系は、一
例として提供されるものであり、請求項の範囲を制限することを意図してはいな
い。
【0387】 図22は、市場エンジンを更に演算する図1Aの演算6012の詳細なフローチャート
を示す。
【0388】 矢印6470は、開始演算6012から演算6472への実行の流れを方向付けている。演
算6472は、有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場ポジショ
ンを一致させる働きをする。矢印6474は、演算6472から演算6476への実行を方向
付けている。演算6476により、このフローチャートの演算は終了する。
【0389】 矢印6480は、開始演算6012から演算6482への実行の流れを方向付けている。演
算6482は、有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調
整する働きをする。矢印6484は、演算6482から演算6476への実行を方向付けてい
る。演算6476により、このフローチャートの演算は終了する。
【0390】 矢印6490は、開始演算6012から演算6492への実行の流れを方向付けている。演
算6492は、有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポ
ージャを計算する働きをする。矢印6494は、演算6492から演算6476への実行を方
向付けている。演算6476により、このフローチャートの演算は終了する。
【0391】 矢印6500は、開始演算6012から演算6502への実行の流れを方向付けている。演
算6502は、有効オーダ集合内の有効オーダをカレンダにマーク付けする働きをす
る。矢印6504は、演算6502から演算6476への実行を方向付けている。演算6476に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0392】 矢印6510は、開始演算6012から演算6512への実行の流れを方向付けている。演
算6512は、有効オーダ集合内の有効オーダを取引データベースに記録する働きを
する。矢印6514は、演算6512から演算6476への実行を方向付けている。演算6476
により、このフローチャートの演算は終了する。
【0393】 図23は、有効オーダを更に記録する図22の演算6512の詳細なフローチャートを
示す。
【0394】 矢印6570は、開始演算6512から演算6572への実行の流れを方向付けている。演
算6572は、有効オーダ集合内の市場インターバルを含むすべての有効オーダに基
づいて、市場インターバルに関する市場価格を記録する働きをする。矢印6574は
、演算6572から演算6576への実行を方向付けている。演算6576は、有効オーダ集
合内の市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて、市場インターバ
ルに関する市場ボリュームを記録する働きをする。矢印6578は、演算6576から演
算6580への実行を方向付けている。演算6580は、認定クライアントに関与し、有
効オーダ集合内で市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて、認定
クライアント集合内の認定クライアントそれぞれに関する市場インターバルの契
約ポジションを記録する働きをする。矢印6582は、演算6580から演算6584への実
行を方向付けている。演算6584は、認定クライアントに関与し、有効オーダ集合
内で市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて、認定クライアント
集合内の認定クライアントそれぞれに関する市場インターバルの限界金融エクス
ポージャを記録する働きをする。矢印6586は、演算6584から演算6588への実行を
方向付けている。演算6588により、このフローチャートの演算は終了する。
【0395】 図24Aは、共に認定クライアント集合に属する少なくとも二つのアクティブ認
定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別できない短寿命商品に関する取
引をサポートする方法を更に実行する図1Aの演算6000の詳細なフローチャートを
示す。
【0396】 矢印6710は、開始演算6000から演算6712への実行の流れを方向付けている。演
算6712は、認定クライアント集合に基づくアクティブ認定クライアントを形成す
るために、ログインプロセスを提供する働きをする。矢印6714は、演算6712から
演算6716への実行を方向付けている。演算6716により、このフローチャートの演
算は終了する。
【0397】 矢印6720は、開始演算6000から演算6722への実行の流れを方向付けている。演
算6722は、少なくと二つのクライアントとのWebサイト通信を維持する働きをす
る。矢印6724は、演算6722から演算6716への実行を方向付けている。演算6716に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0398】 図24Bは、少なくとも二つのクライアントとのWebサイト通信を更に維持する図
24Aの演算6722の詳細なフローチャートを示す。
【0399】 矢印6730は、開始演算6722から演算6732への実行の流れを方向付けている。演
算6732は、クライアントと対話する市場ウィンドウを維持する働きをする。矢印
6734は、演算6732から演算6736への実行を方向付けている。演算6736により、こ
のフローチャートの演算は終了する。
【0400】 矢印6740は、開始演算6722から演算6742への実行の流れを方向付けている。演
算6742は、特定の認定クライアントに関する受領済み測定メッセージを作成する
ために、特定の認定クライアントに関する測定データ・メッセージを受領する測
定インタフェースを提供する働きをする。矢印6744は、演算6742から演算6736へ
の実行を方向付けている。演算6736により、このフローチャートの演算は終了す
る。
【0401】 矢印6750は、開始演算6722から演算6752への実行の流れを方向付けている。演
算6752は、スケジューリング・エンジンと対話するクライアントに関するスケジ
ューラ・ウィンドウを提供する働きをする。矢印6754は、演算6752から演算6736
への実行を方向付けている。演算6736により、このフローチャートの演算は終了
する。
【0402】 矢印6760は、開始演算6722から演算6762への実行の流れを方向付けている。演
算6762は、決済エンジンから認定クライアントに関する決済を提供する働きをす
る。矢印6764は、演算6762から演算6736への実行を方向付けている。演算6736に
より、このフローチャートの演算は終了する。
【0403】 図25Aは、少なくとも二つのアクティブ認定クライアントと対話し、少なくと
も一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を更に実行す
る図1Aの演算6000の詳細なフローチャートを示す。
【0404】 矢印6790は、開始演算6000から演算6792への実行の流れを方向付けている。演
算6792は、認定クライアントによる決済を必要とするコミットメント・リスト内
のコミットメントに基づいて、認定クライアントそれぞれの決済を作成するため
に、市場エンジンと対話する決済エンジンを演算する働きをする。矢印6794は、
演算6792から演算6796への実行を方向付けている。演算6796により、このフロー
チャートの演算は終了する。
【0405】 矢印6800は、開始演算6000から演算6802への実行の流れを方向付けている。演
算6802は、市場エンジン及び決済エンジンと対話するデータベース・エンジンを
演算する働きをする。矢印6804は、演算6802から演算6796への実行を方向付けて
いる。演算6796により、このフローチャートの演算は終了する。
【0406】 図25Bは、データベース・エンジンを更に演算する図25Aの演算6802の詳細なフ
ローチャートを示す。
【0407】 矢印6830は、開始演算6802から演算6832への実行の流れを方向付けている。演
算6832は、認定クライアント集合を維持する働きをする。矢印6834は、演算6832
から演算6836への実行を方向付けている。演算6836により、このフローチャート
の演算は終了する。
【0408】 矢印6840は、開始演算6802から演算6842への実行の流れを方向付けている。演
算6842は、コミットメント・リストを維持する働きをする。矢印6844は、演算68
42から演算6836への実行を方向付けている。演算6836により、このフローチャー
トの演算は終了する。
【0409】 矢印6850は、開始演算6802から演算6852への実行の流れを方向付けている。演
算6852は、データベース・エンジンによる市場エンジンとの対話の働きをする。
矢印6854は、演算6852から演算6836への実行を方向付けている。演算6836により
、このフローチャートの演算は終了する。
【0410】 矢印6860は、開始演算6802から演算6862への実行の流れを方向付けている。演
算6862は、データベース・エンジンによる決済エンジンとの対話の働きをする。
矢印6864は、演算6862から演算6836への実行を方向付けている。演算6836により
、このフローチャートの演算は終了する。
【0411】 なお、本発明の特定の代替実施形態は、市場エンジンと、スケジューリング・
エンジンと、決済エンジンとの一つ以上と同時に対話するデータベース・エンジ
ンを含むことができる。
【0412】 図26Aは、市場エンジンと更に対話するデータベース・エンジンに関する図25B
の演算6852の詳細なフローチャートを示す。
【0413】 矢印6870は、開始演算6852から演算6872への実行の流れを方向付けている。演
算6872は、市場エンジンに対する認定クライアント集合のアクセスを提供する働
きをする。矢印6874は、演算6872から演算6876への実行を方向付けている。演算
6876により、このフローチャートの演算は終了する。
【0414】 矢印6880は、開始演算6852から演算6882への実行の流れを方向付けている。演
算6882は、市場エンジンに対するコミットメント集合のアクセスを提供する働き
をする。矢印6884は、演算6882から演算6876への実行を方向付けている。演算68
76により、このフローチャートの演算は終了する。
【0415】 図26Bは、決済エンジンと更に対話するデータベース・エンジンに関する図25B
の演算6862の詳細なフローチャートを示す。
【0416】 矢印6890は、開始演算6862から演算6892への実行の流れを方向付けている。演
算6892は、決済エンジンに対する認定クライアント集合のアクセスを提供する働
きをする。矢印6894は、演算6892から演算6896への実行を方向付けている。演算
6896により、このフローチャートの演算は終了する。
【0417】 矢印6900は、開始演算6862から演算6902への実行の流れを方向付けている。演
算6902は、決済エンジンに対するコミットメント集合のアクセスを提供する働き
をする。矢印6904は、演算6902から演算6896への実行を方向付けている。演算68
96により、このフローチャートの演算は終了する。
【0418】 図27Aは、少なくとも二つのアクティブ認定クライアントと対話し、少なくと
も一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を更に実行す
る図1Aの演算6000の詳細なフローチャートを示す。
【0419】 矢印6910は、開始演算6000から演算6912への実行の流れを方向付けている。演
算6912は、市場エンジンと、決済エンジンと、データベース・エンジンとを含む
集合の少なくとも一つの構成要素と対話するスケジューリング・エンジンを演算
する働きをする。矢印6914は、演算6912から演算6916への実行を方向付けている
。演算6916により、このフローチャートの演算は終了する。
【0420】 図27Bは、スケジュール・エンジンを更に演算する図27Aの演算6912の詳細なフ
ローチャートを示す。
【0421】 矢印6920は、開始演算6902から演算6922への実行の流れを方向付けている。演
算6922は、認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれに関して、
認定クライアントによるスケジューリングが必要な少なくとも一つのコミットメ
ントをコミットメント・リストが含む時は常に、認定クライアントに対するスケ
ジュールを生成する働きをする。矢印6924は、演算6922から演算6926への実行を
方向付けている。演算6926により、このフローチャートの演算は終了する。
【0422】 矢印6930は、開始演算6902から演算6932への実行の流れを方向付けている。演
算6932は、前記市場エンジン及び前記データベース・エンジンを含む集合の少な
くとも一つと対話することで、容量オプション要求を処理する働きをする。矢印
6934は、演算6932から演算6926への実行を方向付けている。演算6926により、こ
のフローチャートの演算は終了する。
【0423】 本発明の特定の実施形態は、演算6922のみを含む。
【0424】 本発明の特定の実施形態は、ネットワーク運用権限を有する少なくとも一つの
認定クライアントを含む。こうした認定クライアントは、一つ以上の市場インタ
ーバルに関する利用可能な容量オプションについて市場エンジンを調べることを
スケジューリング・エンジンに要求できる。演算6932は、こうした容量オプショ
ン要求を処理するスケジューリング・エンジンを示している。
【0425】 図27Cは、データベース・エンジンを更に演算する図25Aの演算6802の詳細なフ
ローチャートを示す。
【0426】 矢印6940は、開始演算6802から演算6942への実行の流れを方向付けている。演
算6942は、データベース・エンジンによるスケジューリング・エンジンとの対話
の働きをする。矢印6944は、演算6942から演算6946への実行を方向付けている。
演算6946により、このフローチャートの演算は終了する。
【0427】 図28Aは、容量オプション要求を更に処理する図27Bの演算6932の詳細なフロー
チャートを示す。
【0428】 矢印6970は、開始演算6932から演算6972への実行の流れを方向付けている。演
算6972は、第一のアクティブ認定クライアントからの受領済み容量オプション要
求を作成するために、オペレータ権限を有する第一のアクティブ認定クライアン
トから容量オプション要求を受領する働きをする。矢印6974は、演算6972から演
算6976への実行を方向付けている。演算6976は、受領済み容量オプション要求と
一致する有効オーダ集合に含まれる有効オーダそれぞれへの参照を含む容量オプ
ション・オファ・リストを作成するために、受領済み容量オプション要求に基づ
いて、有効オーダ集合にアクセスする働きをする。矢印6978は、演算6976から演
算6980への実行を方向付けている。演算6980は、容量オプション・オファ・リス
トを処理する働きをする。矢印6982は、演算6980から演算6984への実行を方向付
けている。演算6984により、このフローチャートの演算は終了する。
【0429】 図28Bは、容量オファ・リストを更に処理する図28Aの演算6980の詳細なフロー
チャートを示す。
【0430】 矢印6990は、開始演算6980から演算6992への実行の流れを方向付けている。演
算6992は、第一のアクティブ認定クライアントに容量オファ・リストを提示する
働きをする。矢印6994は、演算6992から演算6996への実行を方向付けている。演
算6996により、このフローチャートの演算は終了する。
【0431】 図29Aは、少なくとも一つの市場インターバル1510を含み、希望売り値リミッ
ト量1520を随意的に含み、希望売り値リミット価格1530を随意的に含む、容量オ
プション要求1500を示す。
【0432】 なお、有効オーダ集合に含まれる有効オーダが容量オプション要求1500と一致
することは、有効オーダが同じ市場インターバル1510に関する容量オプションオ
ーダであることを示す。この一致は、更に、有効オーダの市場インターバルが市
場インターバル1510を示すこと、或いは代わりに、市場インターバル1510が有効
オーダの市場インターバルを含むことを示す場合がある。
【0433】 図29Bは、容量オファ・リストを更に処理する図28Aの演算6980の詳細なフロー
チャートを示す。
【0434】 矢印7000は、開始演算6980から演算7002への実行の流れを方向付けている。演
算7002は、容認可能なオファ容量リストと適格である可能性のあるオファ容量リ
ストとを作成するために、市場インターバルと、希望売り値リミット量と、希望
売り値リミット価格とに基づいて、容量オファ・リストを調べる働きをする。矢
印7004は、演算7002から演算7006への実行を方向付けている。演算7006は、第一
のアクティブ・クライアントに関する市場インターバルでの希望売り値有効オー
ダを作成するために、希望売り値リミット量に基づき、更に希望売り値リミット
価格に基づいて、仮想立会場に、容認可能なオファ容量リストを求める働きをす
る。矢印7008は、演算7006から演算7010への実行を方向付けている。演算7010は
、容認可能なオファ容量リストが希望売り値リミット量をカバーしない時は常に
、第一のアクティブ認定クライアントに対して適格である可能性のある容量オフ
ァ・リストを提示する働きをする。矢印7012は、演算7010から演算7014への実行
を方向付けている。演算7014により、このフローチャートの演算は終了する。
【0435】 適格である可能性のあるオファ容量リストは、容認可能なオファ容量リストが
市場インターバルに関する希望売り値リミット価格内で希望売り値リミット量を
カバーしない時のみ関連する。こうした状況において、適格である可能性のある
オファ容量リストは、第一のアクティブ認定クライアントに提示される。
【0436】 なお、スケジューリング・エンジンは、ネットワーク・オペレータ又は設備オ
ペレータのために、リアルタイムの運用上の不足に反応するエージェントとして
機能することができる。このエージェントは、希望売り値リミット量及び希望売
り値リミット価格に関して、不足を確認する。このエージェントは、容量オファ
・リストを調べ、容認可能な容量オファ・リストと適格である可能性のある容量
オファ・リストとを作成する、このエージェントは、その後、仮想立会場に、容
認可能な容量オファ・リストを求める。このエージェントは、容認可能なオファ
容量リストが不足をカバーしない時は常に、適格である可能性のあるオファ容量
リストを提示する。
【0437】 本発明の前記の実施形態は、例示として提供されたものであり、前記特許請求
の範囲を制約するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ
認定クライアント及び第二の認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別
できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を実行する図2Aの演算6000
の詳細なフローチャートを示す図である。
【図1B】 市場エンジンを更に演算する図1Aの演算6012の詳細なフローチャー
トを示す図である。
【図1C】 認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれについて
、更にスケジュール・エンジンを演算する図1Aの演算6022の詳細なフローチャー
トを示す図である。
【図1D】 認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれについて
、スケジュール・エンジンを更に演算する図1Aの演算6022の別の詳細なフローチ
ャートを示す図である。
【図1E】 決済エンジンを更に演算する図1Aの演算6032の詳細なフローチャー
トを示す図である。
【図1F】 認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれに関する
決済を更に処理する図1Eの演算6192の詳細なフローチャートを示す図である。
【図2A】 本発明の特定の実施形態による、市場エンジン、スケジュール・エ
ンジン、及び決済エンジンの演算をサポートすることに基づいて、認定クライア
ントの集合とコンピューティング・システムとの間の対話をサポートするコンピ
ューティング・システム3000の簡略化したシステムブロックを示す図である。
【図2B】 図2Aのシステム図で表したコンピューティング・システム3000の改
良点を示す図である。このコンピューティング・システムは、クライアント・コ
ンピュータ集合と、ネットワーク3200に結合されたサーバ・システム3500とを備
える。
【図2C】 図2Bのシステム図で表したコンピューティング・システム3000の改
良点を示す図である。このコンピューティング・システムは、クライアント・コ
ンピュータ集合と、ネットワーク3200に結合されたサーバ・システム3500とを備
える。
【図2D】 サーバ・コンピュータ3520及びWebサーバ・コンピュータ3560を含
むサーバ・システム3500と、サーバ・コンピュータ3580及びデータベース・エン
ジン3590とに、ネットワーク3200を通じてそれぞれ結合されるクライアント・コ
ンピュータ3700、3720、3740、3760、及び3780の集合を含み、グリッド市場操作
のための機能及びサービスを提供するグリッド管理システムを示す図である。
【図3A】 本発明の特定の実施形態による、関連する市場状態と共に有効オー
ダ及び市場インターバルを含み、認定クライアントの認定クライアント集合を更
に含む、仮想立会場1000を示す図である。
【図3B】 本発明の特定の実施形態による、製品タイプ、位置、及び時間イン
ターバルを含む市場インターバルを示す図である。製品タイプは、区別できない
短寿命商品を含むことができる。すべての製品タイプは、区別できない短寿命商
品にすることができる。
【図3C】 多数の時間インターバルを更に含む、図3Bに示す市場インターバル
の改良点を示す図である。
【図4】 本発明の特定の実施形態による、区別できない短寿命商品を売買する
仮想立会場の方法に関する演算のフローチャートを示す図である。
【図5A】 本発明の特定の実施形態による、有効オーダ集合の有効オーダ1200
を示す図である。
【図5B】 有効オーダ集合の有効オーダ1200に関する図5Aの改良点を示す図で
ある。
【図6A】 エネルギ製品タイプの市場インターバルに関する図3Bの改良点を示
す図である。
【図6B】 AC電力送電製品タイプの市場インターバルに関する図3Bの改良点を
示す図である。
【図6C】 AC電力送電製品タイプの市場インターバルに関する図6Bの改良点を
示す図である。
【図6D】 AC電力送電二地点間製品タイプの市場インターバルに関する図6B及
び6Cの改良点を示す図である。
【図7】 本発明の特定の実施形態による、関連する市場インターバルがそれぞ
れに伴う、少なくとも二つの有効オーダを備える有効オーダ1200を示す図である
【図8A】 本発明の特定の実施形態による、DC送電線の市場インターバルを示
す図である。
【図8B】 猶予時間インターバルを更に含む図3Bの市場インターバル1100を示
す図であり、この猶予時間インターバルの間だけ市場インターバルはアクティブ
となる。
【図8C】 猶予時間インターバルと多数の時間インターバルとを含む図8Bの市
場インターバル1100を示す図である。
【図9A】 リアルタイムを確立する働きをする、図4の演算2000の詳細なフロ
ーチャートを示す図である。
【図9B】 関連する市場インターバルの猶予時間が過ぎた時に有効オーダ集合
から有効オーダを除去するかどうかを決定する働きをする、図4の演算2022の詳
細なフローチャートを示す図である。
【図10A】 有効オーダ集合から合意契約を形成するために契約を結ぶ働きを
する、図4の演算2000の詳細なフローチャートを示す図である。
【図10B】 有効オーダ集合から合意契約を形成するために契約を結ぶ働きを
する、図10Aの演算2092の詳細なフローチャートを示す図である。
【図11A】 有効オーダ集合から第一の指値及び第一の希望売り値有効オーダ
を除去する働きをする、図4の演算2022の詳細なフローチャートを示す図である
【図11B】 第一の指値有効オーダが、当初、第二の有効オーダを含む多重有
効オーダに含まれている状態で、多重有効オーダから第一の指値有効オーダを除
去する働きをする、図11Aの演算2142の詳細なフローチャートを示す図である。
【図11C】 第一の希望売り値有効オーダが、当初、第二の有効オーダを含む
多重有効オーダに含まれている状態で、多重有効オーダから第一の希望売り値有
効オーダを除去する働きをする、図11Aの演算2152の詳細なフローチャートを示
す図である。
【図12A】 認定クライアントの認定クライアント集合を維持する働きをする
、図4の演算2000の詳細なフローチャートを示す図である。
【図12B】 有効オーダ集合の有効オーダそれぞれがオーダしたクライアント
を含む本発明の特定の実施形態による、認定クライアントからオーダ・メッセー
ジを受領し、これを処理して有効オーダ集合に挿入する働きをする図4の演算202
2の詳細なフローチャートを示す図である。
【図13】 指値及び希望売り値を行ったクライアントに、それぞれの有効オー
ダに関する合意契約を通知する働きをする、図10Aの演算2092の詳細なフローチ
ャートを示す図である。
【図14A】 市場インターバル集合の各市場インターバルの市場価格を計算す
る働きをする、図4の演算2004の詳細なフローチャートを示す図である。
【図14B】 容量オプションタイプ1118を更に含む市場インターバル1100に関
する図3Bの改良点を示す図である。
【図14C】 容量オプション価格1342を更に包含1340する図5Bの有効オーダの
改良点を示す図である。
【図15A】 関連する容量オプション市場インターバルに関する希望売り値オ
ーダと指値オーダとの一致を決定する働きをする、図10Bの演算2112の詳細なフ
ローチャートを示す図である。
【図15B】 合意オプション量を計算する働きをする、図10Bの演算2116の詳
細なフローチャートを示す図である。
【図15C】 第一の指値オーダが、価格及びオプション価格について、第一の
希望売り値オーダと一致する時は常に、合意価格及び合意オプション価格で合意
量に関する合意契約を形成する働きをする、図10Bの演算2120の詳細なフローチ
ャートを示す図である。
【図16A】 本発明の特定の実施形態による、図3A及び14Bに示す市場インタ
ーバル1100に関連する市場状態1102を示す図である。
【図16B】 容量オプション1118を含む図14Bに示す市場インターバルの図16A
に示す市場状態1102に関する容量オプション価格1102-2を計算する働きをする、
図14Aの演算2004の詳細なフローチャートを示す図である。
【図17】 本発明の特定の実施形態による、セッション・コンポーネント3300
、参加者コンポーネント3320、及び市場セグメント3340を維持することを含むク
ライアント1400と仮想立会場との間の対話を制御する方法を示す図である。
【図18】 本発明の特定の実施形態による、各プロセス・グループ内で実施さ
れる五種類の機能レベルを示す図である。
【図19】 双方向取引を更にサポートする図1Bの演算6042の詳細なフローチャ
ートを示す図である。
【図20】 受領済み双方向オーダの契約を更に行う図1Bの演算6042の詳細なフ
ローチャートを示す図である。
【図21】 外部市場取引を更にサポートする図1Bの演算6052の詳細なフローチ
ャートを示す図である。
【図22】 市場エンジンを更に演算する図1Aの演算6012の詳細なフローチャー
トを示す図である。
【図23】 有効オーダを更に記録する図22の演算6512の詳細なフローチャート
を示す図である。
【図24A】 共に認定クライアント集合に属する少なくとも二つのアクティブ
認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別できない短寿命商品に関する
取引をサポートする方法を更に実行する図1Aの演算6000の詳細なフローチャート
を示す図である。
【図24B】 少なくとも二つのクライアントとのWebサイト通信を更に維持す
る図24Aの演算6722の詳細なフローチャートを示す図である。
【図25A】 少なくとも二つのアクティブ認定クライアントと対話し、少なく
とも一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を更に実行
する図1Aの演算6000の詳細なフローチャートを示す図である。
【図25B】 データベース・エンジンを更に演算する図25Aの演算6802の詳細
なフローチャートを示す図である。
【図26A】 市場エンジンと更に対話するデータベース・エンジンに関する図
25Bの演算6852の詳細なフローチャートを示す図である。
【図26B】 決済エンジンと更に対話するデータベース・エンジンに関する図
25Bの演算6862の詳細なフローチャートを示す図である。
【図27A】 少なくとも二つのアクティブ認定クライアントと対話し、少なく
とも一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法を更に実行
する図1Aの演算6000の詳細なフローチャートを示す図である。
【図27B】 スケジュール・エンジンを更に演算する図27Aの演算6912の詳細
なフローチャートを示す図である。
【図27C】 データベース・エンジンを更に演算する図25Aの演算6802の詳細
なフローチャートを示す図である。
【図28A】 容量オプション要求を更に処理する図27Bの演算6932の詳細なフ
ローチャートを示す図である。
【図28B】 容量オファ・リストを更に処理する図28Aの演算6980の詳細なフ
ローチャートを示す図である。
【図29A】 少なくとも一つの市場インターバル1510を含み、希望売り値リミ
ット量1520を随意的に含み、希望売り値リミット価格1530を随意的に含む、容量
オプション要求1500を示す図である。
【図29B】 容量オファ・リストを更に処理する図28Aの演算6980の詳細なフ
ローチャートを示す図である。
【符号の説明】
3000 コンピューティング・システム 3020 コンピュータ 3022 通信及び対話 3100 人間 3120 企業体 3140 エージェント 3160 ソフトウェア・エージェント 6032 仮想立会場 6042 双方向取引 6052 外部市場取引 6062 コミットメント・リスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 サミュエルソン ラルフ アメリカ合衆国 94040 カリフォルニア マウンテンビュー クラークアベニュー 935 ユニット4 (72)発明者 スチリーメル ジョン アメリカ合衆国 95051 カリフォルニア ロスサンタクララ ドーソンドライブ 368 (72)発明者 テネフ タイチョミール アメリカ合衆国 95123 カリフォルニア サンノゼ クリーアベニュー 610 Fターム(参考) 5G066 AA20

Claims (91)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認定クライ
    アント及び第二の認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別できない短
    寿命商品に関する取引をサポートするシステムであって、 少なくとも第一のアクティブ認定クライアント及び第二の認定クライアントと
    対話し、少なくとも、コンピューティング・システムに含まれる少なくとも一つ
    のコンピュータにアクセス可能な状態で結合されたメモリに含まれるプログラム
    ・ステップを含むプログラム・システムによって制御されるコンピューティング
    ・システムを備え、 当該プログラム・システムが、 コミットメント・リストに少なくとも一つのコミットメントを提示する市場エ
    ンジンを演算するプログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合に属する少なくとも一つの当該認定クライアントに
    関する当該コミットメントにアクセスすることに基づいて、少なくとも一つのス
    ケジュールを提供するスケジューリング・エンジンを演算するプログラム・ステ
    ップと、 当該コミットメント・リストにアクセスすることに基づき、更に当該認定クラ
    イアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関するパフォーマンス・
    データベースに基づいて、決済を提供する決済エンジンを演算するプログラム・
    ステップとを含み、 当該市場エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントと対
    話する仮想立会場をサポートするプログラム・ステップと、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントに関
    する双方向取引をサポートするプログラム・ステップと、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントに関
    する外部市場取引をサポートするプログラム・ステップと、 当該コミットメント・リストを維持するプログラム・ステップとを含み、 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、当
    該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、更に
    、 当該コミットメント・リストに関する当該認定クライアントのスケジューリン
    グ・コミットメント・アクセス要求を送信するプログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する受領済みスケジューリング・コミットメント報
    告を作成するために、当該コミットメント・リストに基づく当該スケジューリン
    グ・コミットメント・アクセス要求に対応するスケジューリング・コミットメン
    ト報告を受領するプログラム・ステップと、 受領済みスケジューリング・コミットメント・アクセス報告がスケジューリン
    グを必要とするコミットメントを参照する時は常に、当該認定クライアントに関
    する受領済みスケジューリング・コミットメント報告に基づいて、当該認定クラ
    イアントに関する当該スケジュールを生成するプログラム・ステップとを含み、 当該決済エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれについて、
    当該認定クライアントに関する決済を処理するプログラム・ステップと、 パフォーマンス・データベースを維持するプログラム・ステップとを含み、 当該認定クライアントに関する当該決済を処理する前記プログラム・ステップ
    が、当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して
    、更に、 当該認定クライアントの当該コミットメント・リストに関する決済コミットメ
    ント・アクセス要求を送信するプログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済み決済コミットメント報告を作成す
    るために、当該決済コミットメント・アクセス要求に対応する決済コミットメン
    ト報告を受領するプログラム・ステップと、 当該認定クライアントの当該パフォーマンス・データベースに関するパフォー
    マンス・アクセス要求を提示するプログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済みパフォーマンス報告を作成するた
    めに、当該パフォーマンス・アクセス要求に対応するパフォーマンス報告を受領
    するプログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する受領済みパフォーマンス報告に基づき、更に当
    該認定クライアントに関する当該受領済み決済コミットメント報告に基づいて、
    当該認定クライアントに関する当該決済を作成するプログラム・ステップとを含
    み、 当該コミットメント・リストを維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該コミットメント・リストに追加された受領済みコミットメントを作成する
    ために、送信済みコミットメントを受領するプログラム・ステップと、 受領済みコミットメント要求を作成するために、要求エンジンから、当該認定
    クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに関するコミ
    ットメント・アクセス要求を受領し、当該要求エンジンが、当該市場エンジンと
    、当該スケジューリング・エンジンと、当該決済エンジンとを含む集合に属し、
    当該コミットメント・アクセス要求が、決済コミットメント・アクセス要求と、
    スケジューリング・コミットメント・アクセス要求とを含むアクセス要求集合に
    属するプログラム・ステップと、 当該コミットメント要求に対応する当該コミットメント・リストに属する当該
    コミットメントのコミットメント報告を要求エンジンに送信するプログラム・ス
    テップとを含み、 当該パフォーマンス・データベースを維持する前記プログラム・ステップが、
    更に、 パフォーマンス・データベースに追加される特定の認定クライアントに関する
    受領済み測定データを作成するために、当該特定の認定クライアントに関する測
    定データ・メッセージを受領するプログラム・ステップと、 受領済みコミットメント・パフォーマンス要求を作成するために、当該要求エ
    ンジンから、当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なく
    とも一つに関するコミットメント・パフォーマンス・アクセス要求を受領するプ
    ログラム・ステップと、 受領済みコミットメント・パフォーマンス要求への対応に基づいてコミットメ
    ント・パフォーマンス報告を送信するプログラム・ステップと、 を含むシステム。
  2. 【請求項2】 双方向取引をサポートする前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オーダ
    を作成するために、当該第一のアクティブ認定クライアントから、当該第二のア
    クティブ認定クライアントを当該応答側として指定する有効オーダを受領するプ
    ログラム・ステップと、 双方向オーダ通知を作成するために、当該第二のアクティブ認定クライアント
    に、当該第一のアクティブ認定クライアントを当該開始側とする当該受領済み双
    方向オーダを通知するプログラム・ステップと、 受領済み双方向オーダ応答を作成するために、当該双方向オーダ通知に基づく
    当該第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領するプロ
    グラム・ステップと、 当該受領済み双方向オーダ応答が当該受領済み双方向オーダを確定する時は常
    に、当該開始側と当該応答側との間で当該受領済み双方向オーダを契約するプロ
    グラム・ステップとを含む、請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 受領済み双方向オーダを契約する前記プログラム・ステップが、更に、 当該応答側のために当該受領済み双方向オーダに基づくカウンタ・オーダを作
    成するプログラム・ステップと、 当該第一のアクティブ認定クライアントと当該第二のアクティブ認定クライア
    ントとの間でのコミットメントを作成するために、当該受領済み双方向オーダと
    当該カウンタ・オーダとを契約済みとしてマーク付けするプログラム・ステップ
    とを含む、請求項2のシステム。
  4. 【請求項4】 外部市場取引をサポートする前記プログラム・ステップが、 受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを作成するために、当該
    アクティブ認定クライアントからオーダを受け入れるプログラム・ステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを時価で
    一致させるプログラム・ステップと、 当該認定クライアントからの当該オーダをブロックするプログラム・ステップ
    と、 外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、当該受け入れ済みオ
    ーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを再調整するプログラム・ステ
    ップと、 当該受け入れ済みオーダ・プール内の当該受け入れ済みオーダを一致させるプ
    ログラム・ステップとを含む、請求項1のシステム。
  5. 【請求項5】 当該市場エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場ポジションを
    一致させるプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調整す
    るプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポージ
    ャを計算するプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをカレンダ上でマーク付けするプログ
    ラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダを取引データベースに記録するプログ
    ラム・ステップとを含む、請求項1のシステム。
  6. 【請求項6】 有効オーダを記録する前記プログラム・ステップが、更に、 市場インターバルの市場価格を、当該有効オーダ集合内の当該市場インターバ
    ルを含むすべての有効オーダに基づいて記録するプログラム・ステップと、 当該市場インターバルに関する市場ボリュームを、当該有効オーダ集合内の当
    該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて記録するプログラム・
    ステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する契約済みポジションを、当該認定クライアントに関与し、当該
    有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて
    記録するプログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する限界金融エクスポージャを、当該認定クライアントに関与し、
    当該有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づ
    いて記録するプログラム・ステップとを含む、請求項5のシステム。
  7. 【請求項7】 当該プログラム・システムが、更に、 当該認定クライアント集合に基づく当該アクティブ認定クライアントを作成す
    るために、ログインプロセスを提供するプログラム・ステップを含む、請求項1
    のシステム。
  8. 【請求項8】 当該プログラム・システムが、更に、 少なくとも二つのクライアントとのWebサイト通信を維持するプログラム・ス
    テップを含み、更に、 当該クライアントと対話する市場ウィンドウを維持するプログラム・ステップ
    と、 当該特定の認定クライアントに関する当該受領済み測定メッセージを作成する
    ために、特定の認定クライアントに関する測定データ・メッセージを受領する測
    定インタフェースを提供するプログラム・ステップと、 当該スケジューリング・エンジンと対話する当該クライアントに関するスケジ
    ューラ・ウィンドウを提供するプログラム・ステップと、 当該決済エンジンから当該認定クライアントに関する当該決済を提供するプロ
    グラム・ステップとを含む集合のうち少なくとも一つを含む、請求項1のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 当該コンピューティング・システムが、更に、 アクセス可能な状態で結合されたメモリを有する少なくとも一つの第一のコン
    ピュータを含む第一のコンピュータ・グループと、 アクセス可能な状態で結合されたメモリを有する少なくとも一つの第二のコン
    ピュータを含む第二のコンピュータ・グループとを備え、 当該第一のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該市場エンジンを演算するプログラム・ステップを含み、 当該第二のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、 当該スケジューリング・エンジンを演算するプログラム・ステップと、 当該決済エンジンを演算するプログラム・ステップとを含むプログラム・ステ
    ップの集合のうち少なくとも一つのプログラム・ステップを含み、 当該第二のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該市場エンジンを演算するプログラム・ステップを含まず、 当該第一のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、 当該スケジューリング・エンジンを演算するプログラム・ステップと 当該決済エンジンを演算するプログラム・ステップとを含まない、請求項1の
    システム。
  10. 【請求項10】 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更
    に、 当該市場エンジン及び当該データベース・エンジンを含む集合のうち少なくと
    も一つと対話することで、容量オプション要求を処理するプログラム・ステップ
    を含む、請求項1のシステム。
  11. 【請求項11】 当該容量オプション要求を処理する前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントからの受領済み容量オプション要求を
    作成するために、オペレータ権限を有する当該第一のアクティブ認定クライアン
    トから当該容量オプション要求を受領するプログラム・ステップと、 当該受領済み容量オプション要求と一致する当該有効オーダ集合に含まれる当
    該有効オーダそれぞれへの参照を含む容量オプション・オファ・リストを作成す
    るために、当該受領済み容量オプション要求に基づいて、当該有効オーダ集合に
    アクセスするプログラム・ステップと、 当該容量オプション・オファ・リストを処理するプログラム・ステップとを含
    む、請求項10のシステム。
  12. 【請求項12】 当該容量オファ・リストを処理する前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントに当該容量オファ・リストを提示する
    プログラム・ステップを含む、請求項11のシステム。
  13. 【請求項13】 当該受領済み容量オプション要求が、市場インターバルを含み、更に希望売り
    値リミット量を含み、更に希望売り値リミット価格を含み、 当該容量オファ・リストを処理する前記プログラム・ステップが、更に、 容認可能なオファ容量リストを作成するため、及び適格である可能性のあるオ
    ファ容量リストを作成するために、当該市場インターバルに基づき、更に希望売
    り値リミット量に基づき、更に希望売り値リミット価格に基づいて、当該容量オ
    ファ・リストを調べるプログラム・ステップと、 当該第一のアクティブ・クライアントに関する当該市場インターバルでの希望
    売り値有効オーダを作成するために、当該希望売り値リミット量に基づき、更に
    当該希望売り値リミット価格に基づいて、当該仮想立会場に、当該容認可能なオ
    ファ容量リストを求めるプログラム・ステップと、 当該容認可能なオファ容量リストが当該希望売り値リミット量をカバーしない
    時は常に、当該第一のアクティブ認定クライアントに対して当該適格である可能
    性のある容量オファ・リストを提示するプログラム・ステップとを含む、請求項
    11のシステム。
  14. 【請求項14】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認定クライ
    アント及び第二のアクティブ認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別
    できない短寿命商品に関する取引をサポートするシステムであって、 少なくとも第一のアクティブ認定クライアント及び第二の認定クライアントと
    対話し、少なくとも、コンピューティング・システムに含まれる少なくとも一つ
    のコンピュータにアクセス可能な状態で結合されたメモリに含まれるプログラム
    ・ステップを含むプログラム・システムによって制御されるコンピューティング
    ・システムを備え、 当該プログラム・システムが、 当該短寿命で区別できないな商品に関与し、当該アクティブ認定クライアント
    と対話する仮想立会場を演算するプログラム・ステップと、 当該アクティブ認定クライアントに関する双方向取引をサポートするプログラ
    ム・ステップと、 当該アクティブ認定クライアントに関する外部市場取引をサポートするプログ
    ラム・ステップと、 を更に含む集合のうち少なくとも二つをサポートする市場エンジンを演算するプ
    ログラム・ステップを備え、 当該仮想立会場を演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該区別できない短寿命商品を製品タイプとする少なくとも一つの市場インタ
    ーバルの市場インターバル集合を維持するプログラム・ステップと、 当該市場インターバルの少なくとも一つに関連する少なくとも一つの有効オー
    ダの有効オーダ集合を維持するプログラム・ステップと、 コミットメント・リストに追加される合意契約を形成するために契約し、この
    合意契約が、有効オーダ集合からの少なくとも二つの有効オーダに基づいている
    プログラム・ステップと、 を含むシステム。
  15. 【請求項15】 当該アクティブ認定クライアントに関する双方向取引をサポートする前記プロ
    グラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オーダ
    を作成するために、当該第一のアクティブ認定クライアントから、当該第二のア
    クティブ認定クライアントを当該応答側として指定する有効オーダを受領するプ
    ログラム・ステップと、 双方向オーダ通知を作成するために、当該第二のアクティブ認定クライアント
    に、当該第一のアクティブ認定クライアントを当該開始側とする当該受領済み双
    方向オーダを通知するプログラム・ステップと、 受領済み双方向オーダ応答を作成するために、当該双方向オーダ通知に基づく
    当該第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領するプロ
    グラム・ステップと、 当該受領済み双方向オーダ応答が当該受領済み双方向オーダを確定する時は常
    に、当該開始側と当該応答側との間で当該受領済み双方向オーダを契約するプロ
    グラム・ステップとを含む、請求項14のシステム。
  16. 【請求項16】 受領済み双方向オーダを契約する前記プログラム・ステップが、更に、 当該応答側のために当該受領済み双方向オーダに基づくカウンタ・オーダを作
    成するプログラム・ステップと、 当該第一のアクティブ認定クライアントと当該第二のアクティブ認定クライア
    ントとの間での合意契約を作成するために、当該受領済み双方向オーダと当該カ
    ウンタ・オーダとを契約済みとしてマーク付けするプログラム・ステップとを含
    む、請求項15のシステム。
  17. 【請求項17】 当該アクティブ認定クライアントが関与する外部市場取引をサポートする前記
    プログラム・ステップが、 受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを作成するために、当該
    第一のアクティブ認定クライアントからオーダを受け入れるプログラム・ステッ
    プと、 当該受け入れ済みオーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを時価で
    一致させるプログラム・ステップと、 当該認定クライアントからの当該オーダの受け入れをブロックするプログラム
    ・ステップと、 外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、当該受け入れ済みオ
    ーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを再調整するプログラム・ステ
    ップと、 当該受け入れ済みオーダ・プール内の当該受け入れ済みオーダを一致させるプ
    ログラム・ステップとを含む、請求項14のシステム。
  18. 【請求項18】 当該市場エンジンを演算するプ前記ログラムステップが、更に、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場ポジションを
    一致させるプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調整す
    るプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポージ
    ャを計算するプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをカレンダ上にマーク付けするプログ
    ラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダを取引データベースに記録するプログ
    ラム・ステップとを含む、請求項14のシステム。
  19. 【請求項19】 当該有効オーダを当該取引データベースに記録する前記プログラム・ステップ
    が、更に、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する契約済みポジションを、当該認定クライアントに関与し、当該
    有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて
    当該取引データベースに記録するプログラム・ステップを含む請求項18のシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 当該有効オーダを取引データベースに記録する前記プログラム・ステップが、
    更に、 市場インターバルの市場価格を、当該有効オーダ集合内の当該市場インターバ
    ルを含むすべての有効オーダに基づいて当該取引データベースに記録するプログ
    ラム・ステップと、 当該市場インターバルに関する市場ボリュームを、当該有効オーダ集合内の当
    該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて当該取引データベース
    に記録するプログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する限界金融エクスポージャを、当該認定クライアントに関与し、
    当該有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づ
    いて当該取引データベースに記録するプログラム・ステップとを含む集合のうち
    少なくとも一つを含む、請求項19のシステム。
  21. 【請求項21】 当該プログラム・システムが、更に、 当該認定クライアントによる決済を必要とする当該コミットメント・リスト内
    のコミットメントに基づいて、当該認定クライアントそれぞれに関する決済を作
    成するために、当該市場エンジンと対話する決済エンジンを演算するプログラム
    ・ステップを含む請求項14のシステム。
  22. 【請求項22】 当該プログラム・システムが、更に、 データベース・エンジンが当該市場エンジン及び当該決済エンジンと対話する
    プログラム・ステップを含み、前記データベース・エンジンが当該市場エンジン
    及び当該決済エンジンと対話する前記プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するプログラム・ステップと、 当該コミットメント・リストを維持するプログラム・ステップと、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話するプログラム・ステ
    ップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するプログラム・ステ
    ップとを含み、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該市場エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するプ
    ログラム・ステップと、 当該市場エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するプロ
    グラム・ステップとを含み、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該決済エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するプ
    ログラム・ステップと、 当該決済エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するプロ
    グラム・ステップとを含む、請求項21のシステム。
  23. 【請求項23】 当該市場エンジンと、当該決済エンジンと、当該データベース・エンジンとを
    含む集合のうち少なくとも一つの構成要素と対話するスケジューリング・エンジ
    ンを操作し、更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    当該認定クライアントのスケジューリングが必要な少なくとも一つのコミットメ
    ントを当該コミットメント・リストが含む時は常に、当該認定クライアントに対
    するスケジュールを生成するプログラム・ステップを含み、 当該データベース・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 データベース・エンジンが当該スケジューリング・エンジンと対話するプログ
    ラム・ステップを含み、前記データベース・エンジンが当該スケジューリング・
    エンジンと対話する前記プログラム・ステップが、更に、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセ
    スを提供するプログラム・ステップと、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセス
    を提供するプログラム・ステップとを含む請求項21のシステム。
  24. 【請求項24】 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更
    に、 当該市場エンジン及び当該データベース・エンジンを含む集合のうち少なくと
    も一つと対話することで、容量オプション要求を処理するプログラム・ステップ
    を含む、請求項23のシステム。
  25. 【請求項25】 当該容量オプション要求を処理する前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントからの受領済み容量オプション要求を
    作成するために、オペレータ権限を有する当該第一のアクティブ認定クライアン
    トから当該容量オプション要求を受領するプログラム・ステップと、 当該受領済み容量オプション要求と一致する当該有効オーダ集合に含まれる当
    該有効オーダそれぞれへの参照を含む容量オプション・オファ・リストを作成す
    るために、当該受領済み容量オプション要求に基づいて、当該有効オーダ集合に
    アクセスするプログラム・ステップと、 当該容量オプション・オファ・リストを処理するプログラム・ステップとを含
    む、請求項24のシステム。
  26. 【請求項26】 当該容量オファ・リストを処理する前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントに当該容量オファ・リストを提示する
    プログラム・ステップを含む、請求項25のシステム。
  27. 【請求項27】 当該受領済み容量オプション要求が、市場インターバルを含み、更に希望売り
    値リミット量を含み、更に希望売り値リミット価格を含み、 当該容量オファ・リストを処理する前記プログラム・ステップが、更に、 容認可能なオファ容量リストを作成するため、及び適格である可能性のあるオ
    ファ容量リストを作成するために、当該市場インターバルに基づき、更に希望売
    り値リミット量に基づき、更に希望売り値リミット価格に基づいて、当該容量オ
    ファ・リストを調べるプログラム・ステップと、 当該第一のアクティブ・クライアントに関する当該市場インターバルでの希望
    売り値有効オーダを作成するために、当該希望売り値リミット量に基づき、更に
    当該希望売り値リミット価格に基づいて、当該仮想立会場に、当該容認可能なオ
    ファ容量リストを求めるプログラム・ステップと、 当該容認可能なオファ容量リストが当該希望売り値リミット量をカバーしない
    時は常に、当該第一のアクティブ認定クライアントに対して当該適格である可能
    性のある容量オファ・リストを提示するプログラム・ステップとを含む、請求項
    25のシステム。
  28. 【請求項28】 当該決済エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 一つのアクティブ認定クライアントとの当該決済の対話を形成するために、当
    該市場エンジンと対話し、更に当該スケジューリング・エンジンと対話する決済
    エンジンを演算するプログラム・ステップを含む、請求項23のシステム。
  29. 【請求項29】 当該市場エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するプログラム・ステップを含む、請求項14
    のシステム。
  30. 【請求項30】 当該プログラム・システムが、更に、 当該認定クライアントによる決済が必要な少なくとも一つの当該コミットメン
    トを当該コミットメント・リストが含む時は常に、当該認定クライアントそれぞ
    れに関する決済の対話を形成するために、当該市場エンジンと対話する決済エン
    ジンを演算するプログラム・ステップを含む、請求項14のシステム。
  31. 【請求項31】 当該プログラム・システムが、更に、 当該市場エンジン及び決済エンジンと対話するデータベース・エンジンを演算
    するプログラム・ステップを含み、当該市場エンジン及び決済エンジンと対話す
    るデータベース・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合を維持するプログラム・ステップと、 当該コミットメント集合を維持するプログラム・ステップと、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話するプログラム・ステ
    ップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するプログラム・ステ
    ップとを含み、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話するプログラム・ステ
    ップが、更に、 当該市場エンジンに当該認定クライアント集合を提供するプログラム・ステッ
    プと、 当該市場エンジンに当該有効オーダ集合を提供するプログラム・ステップと、 当該市場エンジンにコミットメント集合を提供するプログラム・ステップとを
    含み、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該決済エンジンに当該認定クライアント集合を提供するプログラム・ステッ
    プと、 当該決済エンジンに当該コミットメント集合を提供するプログラム・ステップ
    とを含む、請求項30のシステム。
  32. 【請求項32】 当該データベース・エンジンを演算する前記プログラムが、更に、 当該パフォーマンス集合を維持するプログラム・ステップを含み、当該パフォ
    ーマンス集合を維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該パフォーマンス集合内の当該第一の認定クライアントに関する測定パフォ
    ーマンス・エントリを作成するために、第一の当該認定クライアントに関する測
    定データ・メッセージを受領するプログラム・ステップを含む、請求項31のシス
    テム。
  33. 【請求項33】 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該第一の認定クライアントに関する当該測定パフォーマンス・エントリを参
    照する測定報告を提供するプログラム・ステップを含む、請求項32のシステム。
  34. 【請求項34】 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該決済エンジンに当該パフォーマンス集合を提供するプログラム・ステップ
    を含む、請求項32のシステム。
  35. 【請求項35】 当該プログラム・システムが、更に、 当該アクティブ認定クライアントの少なくとも一つに、少なくとも一つのスケ
    ジュールを提供するために、当該市場エンジンと対話するスケジューリング・エ
    ンジンを演算するプログラム・ステップを含む、請求項30のシステム。
  36. 【請求項36】 当該決済エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該一つのアクティブ認定クライアントとの当該決済の対話を作成するために
    、当該市場エンジンと対話し、更に当該スケジューリング・エンジンと対話する
    当該決済エンジンを演算するプログラム・ステップを含む、請求項35のシステム
  37. 【請求項37】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認定クライ
    アント及び第二のアクティブ認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別
    できない短寿命商品に関する取引をサポートするシステムであって、 少なくとも第一のアクティブ認定クライアント及び第二の認定クライアントと
    対話し、少なくとも、コンピューティング・システムに含まれる少なくとも一つ
    のコンピュータにアクセス可能な状態で結合されたメモリに含まれるプログラム
    ・ステップを含むプログラム・システムによって制御されるコンピューティング
    ・システムを備え、 当該プログラム・システムが、 当該短寿命で区別できないな商品に関与し、当該アクティブ認定クライアント
    と対話する仮想立会場を維持するプログラム・ステップと、 当該アクティブ認定クライアントに関する双方向取引をサポートするプログラ
    ム・ステップと、 当該アクティブ認定クライアントに関する外部市場取引をサポートするプログ
    ラム・ステップとを含み、 当該仮想立会場を維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該区別できない短寿命商品を製品タイプとする少なくとも一つの市場インタ
    ーバルの市場インターバル集合を維持するプログラム・ステップと、 当該市場インターバルの少なくとも一つに関連する少なくとも一つの有効オー
    ダの有効オーダ集合を維持するプログラム・ステップと、 コミットメント・リストに追加される合意契約を形成するために契約し、この
    合意契約が、有効オーダ集合からの少なくとも二つの有効オーダに基づいている
    プログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合を維持するプログラム・ステップとを含み、 双方向取引をサポートする前記プログラム・ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オーダ
    を作成するために、当該第一のアクティブ認定クライアントから、当該第二のア
    クティブ認定クライアントを当該応答側として指定する有効オーダを受領するプ
    ログラム・ステップと、 双方向オーダ通知を作成するために、当該第二のアクティブ認定クライアント
    に、当該第一のアクティブ認定クライアントを当該開始側とする当該受領済み双
    方向オーダを通知するプログラム・ステップと、 受領済み双方向オーダ応答を作成するために、当該双方向オーダ通知に基づく
    当該第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領するプロ
    グラム・ステップと、 当該受領済み双方向オーダ応答が当該受領済み双方向オーダを確定する時は常
    に、当該開始側と当該応答側との間で当該受領済み双方向オーダを契約するプロ
    グラム・ステップとを含み、 外部市場取引をサポートする前記プログラム・ステップが、 受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを作成するために、当該
    アクティブ認定クライアントからオーダを受け入れるプログラム・ステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを時価で
    一致させるプログラム・ステップと、 当該認定クライアントからの当該オーダの受け入れをブロックするプログラム
    ・ステップと、 外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、当該受け入れ済みオ
    ーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを再調整するプログラム・ステ
    ップと、 当該受け入れ済みオーダ・プール内の当該受け入れ済みオーダを一致させるプ
    ログラム・ステップとを含むシステム。
  38. 【請求項38】 当該受領済み双方向オーダを契約する前記プログラム・ステップが、更に、 当該応答側のために当該受領済み双方向オーダに基づくカウンタ・オーダを作
    成するプログラム・ステップと、 当該第一のアクティブ認定クライアントと当該第二のアクティブ認定クライア
    ントとの間での合意契約を作成するために、当該受領済み双方向オーダと当該カ
    ウンタ・オーダとを契約済みとしてマーク付けするプログラム・ステップとを含
    む、請求項37のシステム。
  39. 【請求項39】 当該アクティブ認定クライアントと対話する当該仮想立会場をサポートする前
    記プログラム・ステップが、更に、 当該有効オーダ集合内で表される当該市場インターバルに関する市場ポジショ
    ンを一致させるプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調整す
    るプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポージ
    ャを計算するプログラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをカレンダ上でマーク付けするプログ
    ラム・ステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをデータベースに記録するプログラム
    ・ステップとを含む、請求項37のシステム。
  40. 【請求項40】 当該有効オーダをデータベースに記録する前記プログラム・ステップが、更に
    、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する契約済みポジションを、当該認定クライアントに関与し、当該
    有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて
    当該データベースに記録するプログラム・ステップを含む請求項39のシステム。
  41. 【請求項41】 当該有効オーダを当該データベースに記録する前記プログラム・ステップが、
    更に、 市場インターバルの市場価格を、当該有効オーダ集合内の当該市場インターバ
    ルを含むすべての有効オーダに基づいて当該データベースに記録するプログラム
    ・ステップと、 当該市場インターバルに関する市場ボリュームを、当該有効オーダ集合内の当
    該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて当該データベースに記
    録するプログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する限界金融エクスポージャを、当該認定クライアントに関与し、
    当該有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づ
    いて当該データベースに記録するプログラム・ステップとを含む集合のうち少な
    くとも一つのプログラム・ステップを含む、請求項40のシステム。
  42. 【請求項42】 当該プログラム・システムが、更に、 当該コミットメント集合にアクセスすることに基づいて、当該アクティブ認定
    クライアントの当該少なくとも一つに、少なくとも一つのスケジュールを提供す
    るためにスケジューリング・エンジンを演算するプログラム・ステップと、 当該認定クライアント集合に属する認定クライアントそれぞれに関して、当該
    認定クライアントとの決済を作成するために、当該コミットメント集合にアクセ
    スする決済エンジンを演算するプログラム・ステップとを含む、請求項37のシス
    テム。
  43. 【請求項43】 当該プログラム・システムが、更に、 当該アクティブ認定クライアントの当該少なくとも一つに、少なくとも一つの
    スケジュールを提供するために対話するスケジュール・エンジンを演算するプロ
    グラム・ステップと、 当該一つのアクティブ認定クライアントとの当該決済の対話を作成するために
    、当該市場エンジンと対話し、更に当該スケジューリング・エンジンと対話する
    決済エンジンを演算するプログラム・ステップとを含む、請求項37のシステム。
  44. 【請求項44】 認定クライアント集合に属する少なくとも二つの認定クライアントと対話し、
    少なくとも一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートするシステム
    であって、 コンピュータによるアクセスが可能なメモリに常駐するプログラム・ステップ
    を含むプログラム・システムによって少なくとも部分的に制御される少なくとも
    一つのコンピュータを備え、 当該プログラム・システムが、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに
    関して、スケジューリング・エンジンが、当該認定クライアントを参照する少な
    くとも一つのコミットメントを含むコミットメント集合にアクセスするプログラ
    ム・ステップと、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    決済エンジンが、当該認定クライアントによる決済を必要とする当該区別できな
    い短寿命商品に関する当該コミットメント集合に含まれる当該コミットメントに
    基づいて、決済を作成するプログラム・ステップと 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    当該決済エンジンが、当該決済を当該認定クライアントに提供するプログラム・
    ステップとを含むシステム。
  45. 【請求項45】 当該プログラム・システムが、更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに
    関して、当該認定クライアントに関する受領済み測定データを作成するために、
    当該決済エンジンに当該認定クライアントに関する測定データを提供するプログ
    ラム・ステップを含み、 当該決済を作成する前記ステップが、更に、 当該認定クライアントに関する当該受領済み測定データに基づき、更に当該区
    別できない短寿命商品に関与し、当該認定クライアントによる決済を必要とする
    当該コミットメント集合に含まれる当該コミットメントに基づいて、当該決済を
    作成するステップを含む、請求項44のシステム。
  46. 【請求項46】 当該プログラム・システムが、更に、 当該データベース・エンジンを演算するプログラム・ステップを含み、当該デ
    ータベース・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するステップと、 当該コミットメント集合を維持するステップと 当該データベース・エンジンが当該スケジューリングと対話するステップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するステップとを含み
    、 当該データベース・エンジンが当該スケジューリング・エンジンと対話する前
    記プログラム・ステップが、更に、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセ
    スを提供するプログラム・ステップと、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセス
    を提供するプログラム・ステップとを含み 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記プログラム・
    ステップが、更に、 当該決済エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するプ
    ログラム・ステップと、 当該決済エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するプロ
    グラム・ステップとを含む、請求項45のシステム。
  47. 【請求項47】 当該データベース・エンジンを演算する前記プログラム・ステップが、更に、 測定データベースを維持するプログラム・ステップを含み、前記測定データベ
    ースを維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該測定データベース内の当該認定クライアントに関する測定データエントリ
    を作成するために、当該認定クライアントに関する当該測定データを受領するプ
    ログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する送信済み測定データを作成するために、当該測
    定データベース内の当該認定クライアントに関する当該測定データエントリに基
    づいて、当該認定クライアントに関する測定データ要求を処理するプログラム・
    ステップとを含み、 当該決済エンジンに当該認定クライアントに関する測定データを提供する前記
    プログラム・ステップが、更に、 当該認定クライアントに関する当該測定データ要求を送信するプログラム・ス
    テップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済み測定データを作成するために、当
    該認定クライアントに関する当該送信済み測定データを受領するプログラム・ス
    テップとを含む、請求項46のシステム。
  48. 【請求項48】 当該コンピューティング・システムが、更に、 アクセス可能な状態で結合されたメモリを有する少なくとも一つの第一のコン
    ピュータを含む第一のコンピュータ・グループと、 アクセス可能な状態で結合されたメモリを有する少なくとも一つの第二のコン
    ピュータを含む第二のコンピュータ・グループとを備え、 当該第一のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該市場エンジンを演算するプログラム・ステップを含み、 当該第二のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該決済エンジンを演算するプログラム・ステップを含み、 当該第二のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該スケジューリング・エンジンを演算するプログラム・ステップを含まず、 当該第一のコンピュータの当該アクセス可能な状態で結合されたメモリが、当
    該市場エンジンを演算するプログラム・ステップを含まない、請求項44のシステ
    ム。
  49. 【請求項49】 認定クライアント集合に属する認定クライアント間でのコミットメントに関す
    る取引をサポートする市場エンジンと、スケジューリング・エンジンと、決済エ
    ンジンとに通信可能な状態で結合されたコンピューティング・システムであって
    、当該コミットメントがコミットメント・リストに含まれ、当該コンピューティ
    ング・システムが、 アクセス可能な状態で当該コンピュータに結合されたメモリに常駐するプログ
    ラム・ステップを含むプログラム・システムによって少なくとも部分的に制御さ
    れる少なくとも一つのコンピュータを含み、 当該プログラム・システムが、 当該認定クライアント集合を維持するプログラム・ステップと、 当該コミットメント・リストを維持するプログラム・ステップとを含み、 認定クライアント集合を維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該市場エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセスを提供するプ
    ログラム・ステップと、 当該スケジューリング・エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセ
    スを提供するプログラム・ステップと、 当該決済エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセスを提供するプ
    ログラム・ステップとを含み、 当該コミットメント・リストを維持する前記プログラム・ステップが、更に、 受領済みコミットメントを作成するために、送信済みコミットメントを受領す
    るプログラム・ステップと、 送信済みコミットメントを当該コミットメント・リストに追加するプログラム
    ・ステップと、 特定の認定クライアントに関する受領済み測定メッセージを作成するために、
    特定の認定クライアントに関する測定データ・メッセージを受領するプログラム
    ・ステップと、 測定読み出しリスト内の特定の認定クライアントによる実行済みコミットメン
    トを作成するために、特定の認定クライアントに関する受領済み測定メッセージ
    を統合するプログラム・ステップと、 受領済みコミットメント・アクセス要求を作成するために、当該認定クライア
    ント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに関するコミットメン
    ト・アクセス要求を要求エンジンから受領し、この要求エンジンが、当該市場エ
    ンジンと、当該スケジューリング・エンジンと、当該決済エンジンとを含むエン
    ジン集合に属するプログラム・ステップと、 要求エンジンへの当該コミットメント・アクセス要求に対応する当該コミット
    メント・リストに属する当該コミットメントのコミットメント報告を送信するプ
    ログラム・ステップとを含むコンピューティング・システム。
  50. 【請求項50】 当該プログラム・システムが、更に、 測定データベースを維持するプログラム・ステップを含み、前記測定データベ
    ースを維持する前記プログラム・ステップが、更に、 当該測定データベース内の当該認定クライアントに関する測定データエントリ
    を作成するために、当該認定クライアントに関する当該測定データを受領するプ
    ログラム・ステップと、 当該認定クライアントに関する送信済み測定データを作成するために、当該測
    定データベース内の当該認定クライアントに関する当該測定データエントリに基
    づいて、当該認定クライアントに関する測定データ要求を処理するプログラム・
    ステップとを含む、請求項49のシステム。
  51. 【請求項51】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認定クライ
    アント及び第二の認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別できない短
    寿命商品に関する取引をサポートする方法であって、 コミットメント・リストに少なくとも一つのコミットメントを提示する市場エ
    ンジンを演算するステップと、 当該認定クライアント集合に属する少なくとも一つの当該認定クライアントに
    関する当該コミットメントにアクセスすることに基づいて、少なくとも一つのス
    ケジュールを提供するスケジューリング・エンジンを演算するステップと、 当該コミットメント・リストにアクセスすることに基づき、更に当該認定クラ
    イアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関するパフォーマンス・
    データベースに基づいて、決済を提供する決済エンジンを演算するステップとを
    含み、 当該市場エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントと対
    話する仮想立会場をサポートするステップと、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントに関
    する双方向取引をサポートするステップと、 当該コミットメントを作成するために、当該アクティブ認定クライアントに関
    する外部市場取引をサポートするステップと、 当該コミットメント・リストを維持するステップとを含み、 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記ステップが、当該認定クライ
    アント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、更に、 当該コミットメント・リストに関する当該認定クライアントのスケジューリン
    グ・コミットメント・アクセス要求を送信するステップと、 当該認定クライアントに関する受領済みスケジューリング・コミットメント報
    告を作成するために、当該コミットメント・リストに基づく当該スケジューリン
    グ・コミットメント・アクセス要求に対応するスケジューリング・コミットメン
    ト報告を受領するステップと、 受領済みスケジューリング・コミットメント・アクセス報告がスケジューリン
    グを必要とするコミットメントを参照する時は常に、当該認定クライアントに関
    する受領済みスケジューリング・コミットメント報告に基づいて、当該認定クラ
    イアントに関する当該スケジュールを生成するステップとを含み、 当該決済エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれについて、
    当該認定クライアントに関する決済を処理するステップと、 パフォーマンス・データベースを維持するステップとを含み、 当該認定クライアントに関する当該決済を処理する前記ステップが、更に、 当該認定クライアントの当該コミットメント・リストに関する決済コミットメ
    ント・アクセス要求を送信するステップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済み決済コミットメント報告を作成す
    るために、当該決済コミットメント・アクセス要求に対応する決済コミットメン
    ト報告を受領するステップと、 当該認定クライアントの当該パフォーマンス・データベースに関するパフォー
    マンス・アクセス要求を提示するステップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済みパフォーマンス報告を作成するた
    めに、当該決済コミットメント・パフォーマンス・アクセス要求に対応するパフ
    ォーマンス報告を受領するステップと、 当該認定クライアントに関する受領済みパフォーマンス報告に基づき、更に当
    該認定クライアントに関する当該受領済み決済コミットメント報告に基づいて、
    当該認定クライアントに関する当該決済を作成するステップとを含み、 当該コミットメント・リストを維持する前記ステップが、更に、 当該コミットメント・リストに追加された受領済みコミットメントを作成する
    ために、送信済みコミットメントを受領するステップと、 受領済みコミットメント要求を作成するために、要求エンジンから、当該認定
    クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに関するコミ
    ットメント・アクセス要求を受領し、当該要求エンジンが、当該市場エンジンと
    、当該スケジューリング・エンジンと、当該決済エンジンとを含む集合に属し、
    当該コミットメント・アクセス要求が、決済コミットメント・アクセス要求と、
    スケジューリング・コミットメント・アクセス要求とを含むアクセス要求集合に
    属するステップと、 当該コミットメント要求に対応する当該コミットメント・リストに属する当該
    コミットメントのコミットメント報告を要求エンジンに送信するステップとを含
    み、 当該パフォーマンス・データベースを維持する前記ステップが、更に、 パフォーマンス・データベースに追加される特定の認定クライアントに関する
    受領済み測定データを作成するために、当該特定の認定クライアントに関する測
    定データ・メッセージを受領するステップと、 受領済みコミットメント・パフォーマンス要求を作成するために、当該要求エ
    ンジンから、当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なく
    とも一つに関するコミットメント・パフォーマンス・アクセス要求を受領するス
    テップと、 受領済みコミットメント・パフォーマンス要求への対応に基づいてコミットメ
    ント・パフォーマンス報告を送信するステップとを含む方法。
  52. 【請求項52】 双方向取引をサポートする前記ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オーダ
    を作成するために、当該第一のアクティブ認定クライアントから、当該第二のア
    クティブ認定クライアントを当該応答側として指定する有効オーダを受領するス
    テップと、 双方向オーダ通知を作成するために、当該第二のアクティブ認定クライアント
    に、当該第一のアクティブ認定クライアントを当該開始側とする当該受領済み双
    方向オーダを通知するステップと、 受領済み双方向オーダ応答を作成するために、当該双方向オーダ通知に基づく
    当該第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領するステ
    ップと、 当該受領済み双方向オーダ応答が当該受領済み双方向オーダを確定する時は常
    に、当該開始側と当該応答側との間で当該受領済み双方向オーダを契約するステ
    ップとを含む、請求項51の方法。
  53. 【請求項53】 受領済み双方向オーダを契約する前記ステップが、更に、 当該応答側のために当該受領済み双方向オーダに基づくカウンタ・オーダを作
    成するステップと、 当該第一のアクティブ認定クライアントと当該第二のアクティブ認定クライア
    ントとの間でのコミットメントを作成するために、当該受領済み双方向オーダと
    当該カウンタ・オーダとを契約済みとしてマーク付けするステップとを含む、請
    求項52の方法。
  54. 【請求項54】 外部市場取引をサポートする前記ステップが、 受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを作成するために、当該
    アクティブ認定クライアントからオーダを受け入れるステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを時価で
    一致させるステップと、 当該認定クライアントからの当該オーダをブロックするステップと、 外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、当該受け入れ済みオ
    ーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを再調整するステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プール内の当該受け入れ済みオーダを一致させるス
    テップとを含む、請求項51の方法。
  55. 【請求項55】 当該市場エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場ポジションを
    一致させるステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調整す
    るステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポージ
    ャを計算するステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをカレンダ上でマーク付けするステッ
    プと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダを取引データベースに記録するステッ
    プとを含む、請求項51の方法。
  56. 【請求項56】 有効オーダを記録する前記ステップが、更に、 市場インターバルの市場価格を、当該有効オーダ集合内の当該市場インターバ
    ルを含むすべての有効オーダに基づいて記録するステップと、 当該市場インターバルに関する市場ボリュームを、当該有効オーダ集合内の当
    該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて記録するステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する契約済みポジションを、当該認定クライアントに関与し、当該
    有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて
    記録するステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する限界金融エクスポージャを、当該認定クライアントに関与し、
    当該有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づ
    いて記録するステップとを含む、請求項55の方法。
  57. 【請求項57】 当該方法が、更に、 当該認定クライアント集合に基づく当該アクティブ認定クライアントを作成す
    るために、ログインプロセスを提供するステップを含む、請求項51の方法。
  58. 【請求項58】 当該方法が、更に、 少なくとも二つのクライアントとのWebサイト通信を維持するステップを含み
    、更に、 当該クライアントと対話する市場ウィンドウを維持するステップと、 当該特定の認定クライアントに関する当該受領済み測定メッセージを作成する
    ために、特定の認定クライアントに関する測定データ・メッセージを受領する測
    定インタフェースを提供するステップと、 当該スケジューリング・エンジンと対話する当該クライアントに関するスケジ
    ューラ・ウィンドウを提供するステップと、 当該決済エンジンから当該認定クライアントに関する当該決済を提供するステ
    ップとを含む集合のうち少なくとも一つを含む、請求項51の方法。
  59. 【請求項59】 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該市場エンジン及び当該データベース・エンジンを含む集合のうち少なくと
    も一つと対話することで、容量オプション要求を処理するステップを含む、請求
    項51の方法。
  60. 【請求項60】 当該容量オプション要求を処理する前記ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントからの受領済み容量オプション要求を
    作成するために、オペレータ権限を有する当該第一のアクティブ認定クライアン
    トから当該容量オプション要求を受領するステップと、 当該受領済み容量オプション要求と一致する当該有効オーダ集合に含まれる当
    該有効オーダそれぞれへの参照を含む容量オプション・オファ・リストを作成す
    るために、当該受領済み容量オプション要求に基づいて、当該有効オーダ集合に
    アクセスするステップと、 当該容量オプション・オファ・リストを処理するステップとを含む、請求項59
    の方法。
  61. 【請求項61】 当該容量オファ・リストを処理する前記ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントに当該容量オファ・リストを提示する
    ステップを含む、請求項60の方法。
  62. 【請求項62】 当該受領済み容量オプション要求が、市場インターバルを含み、更に希望売り
    値リミット量を含み、更に希望売り値リミット価格を含み、 当該容量オファ・リストを処理する前記ステップが、更に、 容認可能なオファ容量リストを作成するため、及び適格である可能性のあるオ
    ファ容量リストを作成するために、当該市場インターバルに基づき、更に希望売
    り値リミット量に基づき、更に希望売り値リミット価格に基づいて、当該容量オ
    ファ・リストを調べるステップと、 当該第一のアクティブ・クライアントに関する当該市場インターバルでの希望
    売り値有効オーダを作成するために、当該希望売り値リミット量に基づき、更に
    当該希望売り値リミット価格に基づいて、当該仮想立会場に、当該容認可能なオ
    ファ容量リストを求めるステップと、 当該容認可能なオファ容量リストが当該希望売り値リミット量をカバーしない
    時は常に、当該第一のアクティブ認定クライアントに対して当該適格である可能
    性のある容量オファ・リストを提示するステップとを含む、請求項60の方法。
  63. 【請求項63】 少なくとも、共に認定クライアント集合に属する第一のアクティブ認定クライ
    アント及び第二のアクティブ認定クライアントと対話し、少なくとも一つの区別
    できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法であって、 当該短寿命で区別できないな商品に関与し、当該アクティブ認定クライアントと
    対話する仮想立会場を演算するステップと、 当該アクティブ認定クライアントに関する双方向取引をサポートするステップ
    と、 当該アクティブ認定クライアントに関する外部市場取引をサポートするステッ
    プと、 を含む集合のうち少なくとも二つをサポートする市場エンジンを演算するステッ
    プを備え、 当該仮想立会場を演算する前記ステップが、更に 当該区別できない短寿命商品を製品タイプとする少なくとも一つの市場インタ
    ーバルの市場インターバル集合を維持するステップと、 当該市場インターバルの少なくとも一つに関連する少なくとも一つの有効オー
    ダの有効オーダ集合を維持するステップと、 コミットメント・リストに追加される合意契約を形成するために契約し、この
    合意契約が、有効オーダ集合からの少なくとも二つの有効オーダに基づいている
    ステップとを含む方法。
  64. 【請求項64】 当該アクティブ認定クライアントに関する双方向取引をサポートする前記ステ
    ップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントを開始側とする受領済み双方向オーダ
    を作成するために、当該第一のアクティブ認定クライアントから、当該第二のア
    クティブ認定クライアントを当該応答側として指定する有効オーダを受領するス
    テップと、 双方向オーダ通知を作成するために、当該第二のアクティブ認定クライアント
    に、当該第一のアクティブ認定クライアントを当該開始側とする当該受領済み双
    方向オーダを通知するステップと、 受領済み双方向オーダ応答を作成するために、当該双方向オーダ通知に基づく
    当該第二のアクティブ認定クライアントからの双方向オーダ応答を受領するステ
    ップと、 当該受領済み双方向オーダ応答が当該受領済み双方向オーダを確定する時は常
    に、当該開始側と当該応答側との間で当該受領済み双方向オーダを契約するステ
    ップとを含む、請求項63の方法。
  65. 【請求項65】 受領済み双方向オーダを契約する前記プログラム・ステップが、更に、 当該応答側のために当該受領済み双方向オーダに基づくカウンタ・オーダを作
    成するステップと、 当該第一のアクティブ認定クライアントと当該第二のアクティブ認定クライア
    ントとの間での合意契約を作成するために、当該受領済み双方向オーダと当該カ
    ウンタ・オーダとを契約済みとしてマーク付けするステップとを含む、請求項65
    の方法。
  66. 【請求項66】 当該アクティブ認定クライアントが関与する外部市場取引をサポートする前記
    ステップが、 受け入れ済みオーダ・プール内の受け入れ済みオーダを作成するために、当該
    第一のアクティブ認定クライアントからオーダを受け入れるステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを時価で
    一致させるステップと、 当該認定クライアントからの当該オーダの受け入れをブロックするステップと
    、 外部市場の量に基づき、更に外部市場の価格に基づいて、当該受け入れ済みオ
    ーダ・プールに含まれる当該受け入れ済みオーダを再調整するステップと、 当該受け入れ済みオーダ・プール内の当該受け入れ済みオーダを一致させるス
    テップとを含む、請求項63の方法。
  67. 【請求項67】 当該市場エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場ポジションを
    一致させるステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場価格を調整す
    るステップと、 当該有効オーダ集合内で表される市場インターバルに関する市場エクスポージ
    ャを計算するステップと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダをカレンダ上でマーク付けするステッ
    プと、 当該有効オーダ集合内の当該有効オーダを取引データベースに記録するステッ
    プとを含む、請求項63の方法。
  68. 【請求項68】 有効オーダを取引データベースに記録する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する契約済みポジションを、当該認定クライアントに関与し、当該
    有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて
    当該取引データベースに記録するステップを含む請求項67の方法。
  69. 【請求項69】 当該有効オーダを取引データベースに記録する前記ステップが、更に、 市場インターバルの市場価格を、当該有効オーダ集合内の当該市場インターバ
    ルを含むすべての有効オーダに基づいて当該取引データベースに記録するステッ
    プと、 当該市場インターバルに関する市場ボリュームを、当該有効オーダ集合内の当
    該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づいて当該取引データベース
    に記録するステップと、 当該認定クライアント集合内の当該認定クライアントそれぞれの当該市場イン
    ターバルに関する限界金融エクスポージャを、当該認定クライアントに関与し、
    当該有効オーダ集合内で当該市場インターバルを含むすべての有効オーダに基づ
    いて当該取引データベースに記録するステップと、 を含む集合のうち少なくとも一つを含む、請求項68の方法。
  70. 【請求項70】 更に、 当該認定クライアントによる決済を必要とする当該コミットメント・リスト内
    のコミットメントに基づいて、当該認定クライアントそれぞれの決済を作成する
    ために、当該市場エンジンと対話する決済エンジンを演算するステップを含む請
    求項63の方法。
  71. 【請求項71】 更に、 当該市場エンジン及び当該決済エンジンと対話するデータベース・エンジンを
    演算するステップを含み、当該市場エンジン及び当該決済エンジンと対話するデ
    ータベース・エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するステップと、 当該コミットメント・リストを維持するステップと、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話するステップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するステップとを含み
    、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該市場エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するス
    テップと、 当該市場エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するステ
    ップとを含み、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するス前記テップが、
    更に、 当該決済エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するス
    テップと、 当該決済エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するステ
    ップとを含む、請求項70の方法。
  72. 【請求項72】 更に、 当該市場エンジンと、当該決済エンジンと、当該データベース・エンジンとを
    含む集合のうち少なくとも一つの構成要素と対話するスケジューリング・エンジ
    ンを演算するステップを含み、前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    当該認定クライアントのスケジューリングが必要な少なくとも一つのコミットメ
    ントを当該コミットメント・リストが含む時は常に、当該認定クライアントに対
    するスケジュールを生成するステップを含み、 当該データベース・エンジンを演算する前記ステップが、更に、 データベース・エンジンが当該スケジューリング・エンジンと対話するステッ
    プを含み、前記データベース・エンジンが当該スケジューリング・エンジンと対
    話する前記ステップが、更に、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセ
    スを提供するステップと、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセス
    を提供するステップとを含む請求項70の方法。
  73. 【請求項73】 当該スケジューリング・エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該市場エンジン及び当該データベース・エンジンを含む集合のうち少なくと
    も一つと対話することで、容量オプション要求を処理するステップを含む、請求
    項72の方法。
  74. 【請求項74】 当該容量オプション要求を処理する前記ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントからの受領済み容量オプション要求を
    作成するために、オペレータ権限を有する当該第一のアクティブ認定クライアン
    トから当該容量オプション要求を受領するステップと、 当該受領済み容量オプション要求と一致する当該有効オーダ集合に含まれる当
    該有効オーダそれぞれへの参照を含む容量オプション・オファ・リストを作成す
    るために、当該受領済み容量オプション要求に基づいて、当該有効オーダ集合に
    アクセスするステップと、 当該容量オプション・オファ・リストを処理するステップとを含む、請求項73
    の方法。
  75. 【請求項75】 当該容量オファ・リストを処理する前記ステップが、更に、 当該第一のアクティブ認定クライアントに当該容量オファ・リストを提示する
    ステップを含む、請求項73の方法。
  76. 【請求項76】 当該受領済み容量オプション要求が、市場インターバルを含み、更に希望売り
    値リミット量を含み、更に希望売り値リミット価格を含み、 当該容量オファ・リストを処理する前記ステップが、更に、 容認可能なオファ容量リストを作成するため、及び適格である可能性のあるオ
    ファ容量リストを作成するために、当該市場インターバルに基づき、更に希望売
    り値リミット量に基づき、更に希望売り値リミット価格に基づいて、当該容量オ
    ファ・リストを調べるステップと、 当該第一のアクティブ・クライアントに関する当該市場インターバルでの希望
    売り値有効オーダを作成するために、当該希望売り値リミット量に基づき、更に
    当該希望売り値リミット価格に基づいて、当該仮想立会場に、当該容認可能なオ
    ファ容量リストを求めるステップと、 当該容認可能なオファ容量リストが当該希望売り値リミット量をカバーしない
    時は常に、当該第一のアクティブ認定クライアントに対して当該適格である可能
    性のある容量オファ・リストを提示するステップとを含む、請求項74の方法。
  77. 【請求項77】 当該決済エンジンを演算する前記ステップが、更に、 一つのアクティブ認定クライアントとの当該決済の対話を形成するために、当
    該市場エンジンと対話すると共に当該スケジューリング・エンジンと対話する決
    済エンジンを演算するステップを含む、請求項72の方法。
  78. 【請求項78】 当該市場エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するステップを含む、請求項63の方法。
  79. 【請求項79】 更に、 当該認定クライアントによる決済が必要な少なくとも一つの当該コミットメン
    トを当該コミットメント・リストが含む時は常に、当該認定クライアントそれぞ
    れに関する決済の対話を形成するために、当該市場エンジンと対話する決済エン
    ジンを演算するステップを含む、請求項63の方法。
  80. 【請求項80】 更に、 当該市場エンジン及び決済エンジンと対話するデータベース・エンジンを演算
    するステップを含み、当該市場エンジン及び決済エンジンと対話するデータベー
    ス・エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するステップと、 当該有効オーダ集合を維持するステップと、 当該コミットメント集合を維持するステップと、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話するステップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するステップとを含み
    、 当該データベース・エンジンが当該市場エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該市場エンジンに当該認定クライアント集合を提供するステップと、 当該市場エンジンに当該有効オーダ集合を提供するステップと、 当該市場エンジンにコミットメント集合を提供するステップとを含み、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該決済エンジンに当該認定クライアント集合を提供するステップと、 当該決済エンジンに当該コミットメント集合を提供するステップとを含む、請
    求項79の方法。
  81. 【請求項81】 当該データベース・エンジンを演算する前記プログラムが、更に、 当該パフォーマンス集合を維持するステップを含み、当該パフォーマンス集合
    を維持する前記ステップが、更に、 当該パフォーマンス集合内の当該第一の認定クライアントに関する測定パフォ
    ーマンス・エントリを作成するために、第一の当該認定クライアントに関する測
    定データ・メッセージを受領するステップを含む、請求項80の方法。
  82. 【請求項82】 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該第一の認定クライアントに関する当該測定パフォーマンス・エントリを参
    照する測定報告を提供するステップを含む、請求項81の方法。
  83. 【請求項83】 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該決済エンジンに当該パフォーマンス集合を提供するステップを含む、請求
    項81の方法。
  84. 【請求項84】 更に、 当該アクティブ認定クライアントの少なくとも一つに、少なくとも一つのスケ
    ジュールを提供するために、当該市場エンジンと対話するスケジューリング・エ
    ンジンを演算するステップを含む、請求項79の方法。
  85. 【請求項85】 当該決済エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該一つのアクティブ認定クライアントとの当該決済の対話を作成するために
    、当該市場エンジンと対話し、更に当該スケジューリング・エンジンと対話する
    当該決済エンジンを演算するステップを含む、請求項84の方法。
  86. 【請求項86】 認定クライアント集合に属する少なくとも二つの認定クライアントと対話し、
    少なくとも一つの区別できない短寿命商品に関する取引をサポートする方法であ
    って、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに
    関して、スケジューリング・エンジンが、当該認定クライアントを参照する少な
    くとも一つのコミットメントを含むコミットメント集合にアクセスするステップ
    と、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    決済エンジンが、当該認定クライアントによる決済を必要とする当該区別できな
    い短寿命商品に関する当該コミットメント集合に含まれる当該コミットメントに
    基づいて、決済を作成するステップと 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントそれぞれに関して、
    当該決済エンジンが、当該決済を当該認定クライアントに提供するステップとを
    含む方法。
  87. 【請求項87】 更に、 当該認定クライアント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに
    関して、当該認定クライアントに関する受領済み測定データを作成するために、
    当該決済エンジンに当該認定クライアントに関する測定データを提供するステッ
    プを含み、 当該決済を作成する前記ステップが、更に、 当該認定クライアントに関する当該受領済み測定データに基づき、更に当該区
    別できない短寿命商品に関与し、当該認定クライアントによる決済を必要とする
    当該コミットメント集合に含まれる当該コミットメントに基づいて、当該決済を
    作成するステップを含む、請求項86の方法。
  88. 【請求項88】 更に、 当該データベース・エンジンを演算するステップを含み、当該データベース・
    エンジンを演算する前記ステップが、更に、 当該認定クライアント集合を維持するステップと、 当該コミットメント集合を維持するステップと 当該データベース・エンジンが当該スケジューリングと対話するステップと、 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話するステップとを含み
    、 当該データベース・エンジンが当該スケジューリング・エンジンと対話する前
    記ステップが、更に、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセ
    スを提供するステップと、 当該スケジューリング・エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセス
    を提供するステップとを含み 当該データベース・エンジンが当該決済エンジンと対話する前記ステップが、
    更に、 当該決済エンジンに対する当該認定クライアント集合のアクセスを提供するス
    テップと、 当該決済エンジンに対する当該コミットメント集合のアクセスを提供するステ
    ップとを含む、請求項87の方法。
  89. 【請求項89】 更に、 測定データベースを維持するステップを含み、前記測定データベースを維持す
    る前記ステップが、更に、 当該測定データベース内の当該認定クライアントに関する測定データエントリ
    を作成するために、当該認定クライアントに関する当該測定データを受領するス
    テップと、 当該認定クライアントに関する送信済み測定データを作成するために、当該測
    定データベース内の当該認定クライアントに関する当該測定データエントリに基
    づいて、当該認定クライアントに関する測定データ要求を処理するステップとを
    含み、 当該決済エンジンに当該認定クライアントに関する測定データを提供する前記
    ステップが、更に、 当該認定クライアントに関する当該測定データ要求を送信するステップと、 当該認定クライアントに関する当該受領済み測定データを作成するために、当
    該認定クライアントに関する当該送信済み測定データを受領するステップとを含
    む、請求項88の方法。
  90. 【請求項90】 認定クライアント集合に属する認定クライアント間でのコミットメントに関す
    る取引をサポートする市場エンジンと、スケジューリング・エンジンと、決済エ
    ンジンと、と通信する方法で、当該コミットメントがコミットメント・リストに
    含まれ、当該方法が、 当該認定クライアント集合を維持するステップと、 当該コミットメント・リストを維持するステップとを含み、 認定クライアント集合を維持する前記ステップが、更に、 当該市場エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセスを提供するス
    テップと、 当該スケジューリング・エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセ
    スを提供するステップと、 当該決済エンジンによる当該認定クライアント集合へのアクセスを提供するス
    テップとを含み、 当該コミットメント・リストを維持する前記ステップが、更に、 受領済みコミットメントを作成するために、送信済みコミットメントを受領す
    るステップと、 送信済みコミットメントを当該コミットメント・リストに追加するステップと
    、 特定の認定クライアントに関する受領済み測定メッセージを作成するために、
    特定の認定クライアントに関する測定データ・メッセージを受領するステップと
    、 測定読み出しリスト内の特定の認定クライアントによる実行済みコミットメン
    トを作成するために、特定の認定クライアントに関する受領済み測定メッセージ
    を統合するステップと、 受領済みコミットメント・アクセス要求を作成するために、当該認定クライア
    ント集合に属する当該認定クライアントの少なくとも一つに関するコミットメン
    ト・アクセス要求を要求エンジンから受領し、この要求エンジンが、当該市場エ
    ンジンと、当該スケジューリング・エンジンと、当該決済エンジンとを含むエン
    ジン集合に属するステップと、 要求エンジンへの当該コミットメント・アクセス要求に対応する当該コミット
    メント・リストに属する当該コミットメントのコミットメント報告を送信するス
    テップとを含む方法。
  91. 【請求項91】 更に、 測定データベースを維持するステップを含み、前記測定データベースを維持す
    る前記ステップが、更に、 当該測定データベース内の当該認定クライアントに関する測定データエントリ
    を作成するために、当該認定クライアントに関する当該測定データを受領するス
    テップと、 当該認定クライアントに関する送信済み測定データを作成するために、当該測
    定データベース内の当該認定クライアントに関する当該測定データエントリに基
    づいて、当該認定クライアントに関する測定データ要求を処理するステップとを
    含む、請求項90の方法。
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