JP2003534129A5 - - Google Patents

Description

時間の関数としての粒径分布の変動を防止するために、本発明による実験を図２ａに概略的に示されているプラントで行った（系：硫酸アンモニウム／水）。分散液を、内部循環系１から輸送（再循環）用の配管８を介してポンプ７の前の外部循環系２に輸送した。その結果として、更に結晶、特に粒径の大きい結晶を、外部循環系および熱交換器６に輸送した。この結晶を給送することによって、熱交換器の溶解能力に過度の要求をした結果、熱交換器６において微粒子が十分に溶解するのを防止した。以下の運転条件を設定した：
外部循環系２での体積流量Ｖ_０／ｔ：６９０ｍ^３／時、
（装置への）給送量：５０ｍ^３／時、
生産率（図４によるプラントを用い後処理された結晶；沈降、遠心分離、乾燥）：９トン／時。

Claims (8)

1. 内部および外部循環系を有する装置で、物質を含む溶液または分散液から該物質を結晶化する方法であって、
   （ｉ）内部循環系が分級領域を含む晶出器に設けられ、該晶出器が、物質の結晶を含み且つ内部循環系を通って運ばれる分散液を含み、
   （ｉｉ）分散液の部分流が、分級領域を介して、晶出器から外部循環系に輸送され、
   （ｉｉｉ）この分散液に含まれる結晶を、熱交換器によって外部循環系で溶解し、
   （ｉｖ）分散液における結晶を完全に溶解することにより得られた分散液または溶液を、晶出器の内部循環系に再循環させ、
   （ｖ）新たな物質を含む溶液および／または分散液を、晶出器および／または外部循環系に給送し、
   （ｖｉ）物質の結晶を含む分散液を、外部循環系および／または晶出器から除去し、更に
   （ｖｉｉ）結晶を含む分散液の部分流を、内部循環系から除去して、熱交換器に入る前に外部循環系に入るようにされている分散液の再循環用配管を介して、外部循環系に給送し、そして、この部分流の給送により、熱交換器に、その溶解能力を超える要求をすることにより、分散液の結晶を相当量までは溶解させることがないようにすることを特徴とする結晶化方法。
2. 分散液の再循環用配管が、外部循環系に配置された熱交換器及び分散液輸送用配管の前の外部循環系に入っている請求項１に記載の方法。
3. （ｖｉｉ）における分散液の結晶を相当量までは溶解させるとは、分散液に結晶状で含まれる固体の少なくとも１０質量％を溶解することである請求項１又は２に記載の方法。
4. 使用される晶出器がＤＴＢ晶出器または固定床晶出器の形態である請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 使用される晶出器がオスロー晶出器の形態である請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
6. 分散液に含まれる結晶を、分散液の加熱によって溶解する請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
7. 結晶化させる物質が硫酸アンモニウムまたはアジピン酸である請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
8. 外部循環系および／または晶出器から除去された、物質の結晶を含む分散液を後処理して、これにより物質の結晶を純粋な状態で得る請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。