JP2003532473A - 眼内圧検査 - Google Patents

眼内圧検査

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JP2003532473A
JP2003532473A JP2001581672A JP2001581672A JP2003532473A JP 2003532473 A JP2003532473 A JP 2003532473A JP 2001581672 A JP2001581672 A JP 2001581672A JP 2001581672 A JP2001581672 A JP 2001581672A JP 2003532473 A JP2003532473 A JP 2003532473A
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eye
force
intraocular pressure
measuring
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Application number
JP2001581672A
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Inventor
イズラエル、ヘンリー
Original Assignee
ネステック オフタルミック システムズ エル・ティー・ディー
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/16Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for measuring intraocular pressure, e.g. tonometers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/10Eye inspection

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Abstract

(57)【要約】 目の眼内圧検査装置は、ハウジングとプロセッサを含む。ハウジングは、平らな表面の突起を有する。プロセッサは距離測定装置と力測定装置を含む。力・距離関係に基づいて眼内圧を計算する。距離は目の内部成分までの測定値を含む。プロセッサは、ゼロ変位圧力を決定することによって、眼内圧を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野)
【0001】 本発明は、概して医学的な診断システムに関し、より詳細には、非侵襲性眼内
圧検査に関する。 (発明の背景)
【0002】 緑内障は視力低下を生じさせる視神経の退行変性状態であり、眼内圧(IOP
)の高さによって特徴付けられる。処置せずにおくと、ひどい視力低下と最終的
には失明を生じさせるかもしれない。この状態と戦う際に、薬物治療やレーザ及
び外科的処置を含む幾つかの処置方法が使用されるが、全ての方法の共通目標は
、視力低下を最低限に抑えるように、IOPを低下させることである。
【0003】 緑内障を制御する際に、IOPを綿密にモニタする必要がある。これは概して
医者または病院・診療所での定期検診によって達成される。この目的のために幾
つかの診断システムが利用できる。
【0004】 現在使用されている全ての診断システムは、機械的眼圧計の変形であり、ここ
で参照する図1A及び図1Bに示すように、直接的な圧力検査に基づいている。図
1Aは角膜22と水晶体24を備えた目20を描いている。図1Bは角膜22を
力Fによって平らにした目20を描いている。
【0005】 図1Bに示すように、角膜22に対して、平らな表面26(この場合、直径D
を有する円形表面)に力Fを加え、平らな表面で測定される面積まで角膜22を
平坦化するために必要な力Fを測定することにより、面積A当たりの力Fとしての
規定圧力P(P=F/A)、つまりIOPが得られる。決定された面積に対する
力Fの比として、圧力Pが計算される。
【0006】 IOPを測定する一般的な方法としては、(a)力を加え、(仮定された角膜
半径に基づく、ゆがみの測定及び結果的に生じた面積の計算によって、直接的ま
たは間接的に)その結果生じる平らな面積を測定する方法、あるいは(b)所定
の直径を有する平らな領域を得るまで角膜を押さえつけ、それに必要な力を測定
し、単位面積当たりの力として結果的に生じた圧力を計算する方法がある。
【0007】 最も広範囲に使用されている機械的眼圧計は、米国特許第3,070,997
号明細書に記載されている、ゴールドマン圧平眼圧計(Goldman App
lanation Tonometer)である。その全般的な原則は、角膜2
2の圧平(または平坦化)に続いて直接圧力を測定するという、図1Bに示すも
のである。この方法に対しては、3.06mmの平坦化された直径が最適である
ことが実験によって決定されている。平らな接触面が選ばれるのは、角膜の張力
成分が角膜と眼圧計の境界面に対して垂直にならないようにするためである。こ
の方法は、角膜の厚みと力Fの印加角度の違いから生じる検査の変化による不正
確さという問題があるが、「金本位制」であると考えられている。
【0008】 平坦化された面積あるいはぎざぎざのある面積あたりの力を測定するという同
じ原則を使用して、他の眼圧計も開発されている。圧入眼圧計(Indentation To
nometers)も同じ一般原則に従っているが、荷重プランジャを使用し、それは通
常大きな変位を生じさせる。特定の印加力に対して、プランジャの垂直移動をI
OP値に相関させる。これは一般にシエッツ眼圧計(例えば、米国ペンシルベニ
ア州フィラデルフィアのプレシジョン・オプティカル・マシーン社(Preci
sion Optical Machine、Philadelphia, P
A, USA)のように、錘を使用して行われるが、ばねを利用して行ってもよ
い。あるいは、マッケー-マーグ眼圧計(MacKay−Marg)及びトノペ
ン眼圧計(TonoPen)等(両者とも米国ペンシルベニア州フィラデルフィ
アのプレシジョン・オプティカル・マシーン社から入手できる)の電子圧入眼圧
計は、1ミクロン以下の変位にも敏感である平らなプランジャを有する。
【0009】 圧入眼圧計(Impression Tonometer)はディスクが取り付けられた様々な錘
を使用する。ディスクには染料インクが塗られており、角膜をへこませるために
使用される。異なる錘に対する痕跡面積を測定するために、紙面に残っている染
料を押し付けて、その直径を測定する。マクラコブ眼圧計(Maklakov
Tonometer)(例えば、米国ワシントン州ベルビューのバラケル(Ba
rraquer)65/90mmHg眼圧計、オクラーインストルメンツ社(O
cular Instruments,Inc., Bellevue, WA
,USA)がその一例である。
【0010】 角膜上に直接置くことを避けるために、非接触眼圧計も開発されている。これ
らの眼圧計は、機械的手段によるのではなく、空気を吹き込む(米国特許第3,
538,754明細書)ことによって、あるいは音響ビーム(米国特許第5,8
65,742明細書)によって変位を生じさせる。角膜平坦化が発生する瞬間を
、光電手段を使用して感知する。
【0011】 これら全ての方法では、IOP計算の簡単な原則を揺るがす多くの要素があり
、例えば以下のものが挙げられる。(1)球面から平面へと角膜部分を平坦化す
る際に、ドーム下の水性液の量が変位し、IOPが増大する。(2)涙液が角膜
と平らな表面間の角度を埋め、実際に存在するより大きな角膜接触面積を暗示し
、低いIOP示度を生じさせる。(3)涙液メニスカスの表面張力が印加力に別
の力を加える。(4)角膜が曲げに抵抗する。(5)角膜の厚みと眼の弾力性が
個人によって変化し、それが圧力測定値を偏らせる。(6)力の印加角度が測定
されず、それが圧力測定値を偏らせる。(7)事故とか、角膜彫刻等の医学的手
術により、角膜部分が測定前に平らになっているかもしれない。
【0012】 角膜を混乱させた結果を測定する手段に関わらず、計算方法はシステムによっ
て変化しない。従って、計算の不正確さや誤差が既存の装置全てに発生する。
【0013】 更に、既存の技術は自己管理テストに適していない。まず第一に、現在の検査
装置は角膜を直接的に検査する。非接触眼圧計であっても、角膜の検査を実施す
るために目を開いていなければならないし、それは、不適当に実施した場合、眼
の損傷を生じさせるかもしれない。従って、この手順は、自宅で安全に管理でき
るものではない。 (発明の概要)
【0014】 本発明の実施形態によれば、距離測定装置とプロセッサとを含む、目の眼内圧
検査装置が提供される。距離測定装置は目の外面から目の内部成分までの距離を
測定する。プロセッサは少なくとも距離測定値から眼内圧を発生させる。
【0015】 本発明の別の実施形態によれば、概して平らな表面を備えた突起を有するハウ
ジングとプロセッサを含む、非侵襲性眼内圧検査装置が提供される。プロセッサ
は、まぶたに対して突起により印加される力を測定する少なくとも1つの力測定
装置を含む。
【0016】 本発明の別の実施形態によれば、眼の外面から眼の内部成分までの距離を計算
するステップを含む眼の眼内圧を検出する方法が提供される。
【0017】 本発明の別の実施形態によれば、目の眼内圧を検出する方法が提供される。こ
の方法は、力測定装置を有する装置をまぶたに対して配置し、その配置から生じ
る力を測定し、少なくともその力測定値から眼内圧を計算することを含む。
【0018】 本発明の別の実施形態によれば、目の外部成分の材料特性を補正する方法が提
供される。この方法は、外部成分に印加される力を測定するステップと、目の外
部成分から内部成分までの距離を測定するステップと、その力と距離に関する関
数から1つの値を発生させるステップとを含む。
【0019】 本発明の別の実施形態によれば、目の眼内圧検査システムが提供される。該シ
ステムは、概して平らな表面を備えた突起を有するハウジングとプロセッサを含
む。プロセッサは、目の外面に対して突起により印加される力を測定する力測定
装置と、目の外面から目の内部成分までの距離を測定する距離測定装置とを含む
。プロセッサは、いろいろな値の範囲に亘って定義可能な圧力の関数を生じさせ
るために、力測定値と距離測定値間の関係を計算するように構成される。 (発明の説明)
【0020】 本発明は、印加力Fと結果的に生じる距離Xから眼内圧(IOP)の示度を発
生させる装置である。力Fはまぶたを通して、あるいは直接角膜に加えられてよ
い。距離Xは装置の端から、または目の角膜から、または目の外部にある他の点
から目の中の内部構造物までの距離を測定することができる。目の涙液は非圧縮
性であり、目の弾性特性は、考えられる測定範囲に亘って概ね線形であるので、
力Fと距離X間には定義可能な関係があり、下記に詳述するように、それを使用
してIOPを計算することができる。
【0021】 次に、本発明の一実施形態の概略図である図2Aと2Bを参照する。概して参
照符号30で示される装置がまぶた28の上に置かれている。同じ成分に対して
は上記において使用した参照符号を使用し、その説明は省略する。
【0022】 図2Aは力Fの印加前の装置30と目20を示しており、図2Bは力Fの印加
後の装置30と目20を示している。図2Aに示すように、力Fの印加前は、角
膜22は略球形であり、均衡状態にあると考えられる。空気圧や角膜の周応力等
の、目20に作用する外部の力は、IOPに対して均衡を保っている。この静止
IOPが望ましい値である。
【0023】 図2Bに示すように、力Fが加えられると、まぶた28はそれ以上圧縮できな
くなるまで圧縮される。角膜22が平坦化され、こうして量Mだけ変位される。
これが目20の内部構造に対する角膜の相対的移動を生じさせる。移動量は、正
方向であれ、負の方向であれ、距離Xとして描写し、測定することができる。例
えば、水晶体24と角膜22間の距離XAを測定してもよいし、あるいは角膜2
2に対する網膜26の距離XBを測定してもよい。角膜22に対して、あるいは
他の所定のスポットに対して、どの内部構造も使用することができる。
【0024】 距離Xは距離測定装置を介して測定される。距離測定は、特異距離を正確に測
定する装置であれば、超音波トランスデュサまたはレーザ距離測定器・機械的ス
ケール等、どのような装置を使用しても達成することができる。超音波トランス
デュサやレーザ等のフィールドベースの測定装置が使用される場合、ノイズと疑
似信号を減少させるために、狭ビーム装置を使用することが好ましい。生物測定
定規(Biometric Ruler)(DB3000)(米国ニューヨーク
州のオクサーブ・インストルメンツ)(Ocuserv Instrument
s, New York, USA)、または同等の”A” 走査装置等の超音波装置を使用できる。
【0025】 力は、単一ストレーンゲージまたは適当な指向性ストレーンゲージアレイを備
えた、簡単なロードセルを使用して測定することができる。直接的な機械手段を
使用して、運動と力の両方を測定することができる。しかしながら、コンピュー
タとの互換性を持つ2進信号に簡単に変換する方法を使用して、動きと力を測定
する方が便利である。力測定装置の一例は力計であり、例えば、米国ニューヨー
ク州のマーク10(Mark−10,New York, USA)により製造
されるEGシリーズ(EG Series)がある。後述するように、距離Xと
力F間の関係を使用してIOPを計算する。
【0026】 次に、力・圧力曲線のグラフである図3Aと3Bを参照するが、これは装置30
を使用したIOPの計算を理解しやすくする。これらのグラフはコンピュータ化
した目の機械的シミュレーションにより図示目的のために作成したもので、ここ
に参照して組み込まれる、ハーウッド・アカデミック出版社(Harwood
Academic Publishers)発行;ISBN 3−7186−0
013−7、ダンジュー・N・ギスタ(Dhanjoo N. Ghista)
編集、リチャード・コリンズ(Richard Collins)、応用生理学
力学(Applied Physiological Mechanics)、
「目の流体力学」(”Fluid Dynamics of the Eye”
、1980年、697〜729頁によって、全体の目の平均弾性応答を描いたモ
デルに基づいて、弾性容器内の圧縮不可能な流体量として目をシミュレートした
ものである。本モデルでは、まぶたを通した検査の実施効果をシミュレートする
ために、圧縮可能なコネクタを付加している。下記に示すように、まぶたを通し
た検査は最終的な値に何の影響も及ぼさない。
【0027】 図3Aは力曲線のグラフである。正規化された単位でY軸に力Fをプロットし
、X軸に距離X(mm)をプロットしている。そのプロットは増大する線形曲線
であり、力Fが距離Xの所定の範囲に亘って線形に増大することを表している。
【0028】 図3Bは、まぶた28を通して測定した、計算された圧力Pのグラフである。
Y軸に圧力P(mmHg)をプロットし、X軸に距離X(mm)をプロットして
いる。圧力Pは面積A当たりの力Fとして計算した。面積Aとは、目20に加え
られる力Fの横断面積である。機械的シミュレーションを使用するのではなく、
装置30を使用して計算を行う場合、面積Aは装置30の形状に基づく所定の値
である。図3Aに示すように、力Fが距離Xの範囲に亘って線形に増大するにつ
れて、図3Bに示した曲線に従って圧力Pが変化する。
【0029】 2つの別々のモデルを使用し、1つは実線で示すように薄いまぶた28を模倣
し、1つは点線で示すように厚いまぶた28を模倣している。両者の場合におい
て、まぶたの圧縮に対応して、曲線に対して初期の非線形部分46がある。薄い
まぶた(直線)の場合より、厚いまぶた(点線)の場合の方が、非線形部分46
が長くなっている。しかしながら、一旦まぶたがそれ以上圧縮できなくなると、
グラフに参照符号48で示すように、いずれの場合にもその関係が線形になる。
曲線の線形部分48は目20の弾性特性に対応し、それはほぼ弾性の線形定数を
有する。このように、曲線の線形部分48は、薄いまぶたと厚いまぶた両方に対
して同じである。曲線のこの部分を使用してIOPを計算し、まぶた28の構成
要素と機械特性の違いは、概してIOPの最終的な計算にほとんど影響を及ぼさ
ない。
【0030】 線形部分に関するデータに対する最小平均二乗のフィット性が平均スロープを
作り出し、そのスロープのy切片50(またはゼロ変位切片)に対する解がゼロ
変位圧力、つまりIOPを生み出す。つまり、 P(t)=m*X(t)+P(0) であり、P(t)は所定の時間tにおける圧力であり、X(t)は同じ時間tに
おける距離である。スロープの値mは曲線から生じる。P(0)は静止圧力であ
り、それがIOPである。P(0)に対する式を解くことによって、IOPが得
られる。例えば、図3Bにおいて、結果的に生じるIOPは略10mmHgであ
ろう。結果的に生じたIOP値は、概してまぶた28の圧縮により生じる測定混
乱・誤差のないものである。
【0031】 あるいは、まぶたの正・負変位の間に、力・圧力値表を作り出すことによって
、ゼロ変位圧力を計算してもよい。負の変位の間に力がゼロに達する直前の圧力
として、眼内圧の値を決定することができる。
【0032】 別の実施形態では、先行技術のシステムのように、装置30を角膜22の真上
に置くことができる。角膜22の上に置かれた場合のIOPの計算は、後述する
ように、まぶた28の上に置かれた場合のIOPの計算と類似するであろう。
【0033】 次に、力・圧力曲線のグラフである図4A・4Bを参照するが、これらの図は
角膜22に直接適用した場合の、装置30の操作を理解しやすくする。上述のよ
うに、数学モデルを使用した。図4Aは力曲線のグラフである。正規化された単
位でY軸に力Fをプロットし、X軸に距離X(mm)をプロットしている。その
プロットは増大する線形曲線であり、力Fが距離Xの所定の範囲に亘って線形に
増大することを表している。
【0034】 図4Bは、まぶた28上で為された測定から計算された圧力Pのグラフである
。Y軸に圧力P(mmHg)をプロットし、X軸に距離X(mm)をプロットし
ている。上述のように、圧力Pは面積A当たりの力Fとして計算した。図4Aに
示すように、力Fが線形に増大するにつれて、図4Bに示した曲線に従って圧力
Pが変化する。
【0035】 曲線の線形部分のy切片を解くことで、10mmHgのIOPに対する結果が
得られ、それは前述の実施形態におけるIOPに対して得られたものと略同じ値
である。このように、まぶたと角膜の反応の違いは、この方法によって概ね除去
される。角膜に対して直接検査することが望ましいアプリケーションでは、デー
タの非線形部分が小さくなり、実際の曲線のはめ合いは必要でないかもしれない
。その場合、眼内圧を計算する際に使用される力を、ゼロ変位における力とみな
す。
【0036】 次に図5を参照するが、図5は本発明の一実施形態の概略図である。図5に示
すように、装置30は、ロードセル32と、超音波計測系34と、プロセッサ3
6と、表示38とを備えた、携帯用のハンドヘルド装置である。一端に突起40
が位置付けられている。印加された力Fを測定するロードセル32と、その結果
生じる距離Xを測定する超音波計測系34は、プロセッサ36に対して並列に接
続されている。プロセッサ36は表示38に接続されている。突起40の全体の
領域Aを目20に接触させて、装置を目20に対して配置するにつれて、データ
収集が開始される。
【0037】 次に図6を参照する。図6は図5に描かれた装置30の操作を示す構成図であ
る。ロードセル32からプロセッサ36に力データが送られ、プロセッサ36か
ら超音波計測系34に距離データが送られる。接触面積、つまり、突起40の面
積で割ることによって、力データを圧力データに変換する。プロセッサ36はこ
の情報を使用して、上記プロセスに従って、静止IOPを計算し、この値が表示
38に数値的に投影される。
【0038】 次に、システムフローチャートである図7を参照する。装置はまず自己較正サ
イクルによって、基準線をゼロに設定する。ゼロ基準線を設定するために、まぶ
た28(または角膜22)と接触する前から、力Fを絶えず計測する。距離変化
の検出に際して、システムは連携ループに入り、そこで距離とロードペアを測定
する。これらのペアのスロープを計算し、直線性をテストする。距離・圧力関係
が線形になると、テスト基準に合格し、連携ループが停止する。この時点で、線
形曲線のゼロ変位切片を計算し、IOP値を得る。一旦IOP値が得られると、
アラームが鳴り、その値が表示されて格納される。時間切れまたは測定エラー等
の障害の場合、異なるアラームが鳴り、エラーメッセージが表示される。データ
照合を助けるために、ソフトウエア内に、遠隔コンピュータインターフェイスや
データ記憶(図示せず)等の幾つかの特徴を含んでいてもよい。
【0039】 本発明が特に図示したものや上述したものに制限されないことを、当業者は認
識するであろう。発明の範囲は特許請求の範囲によって限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 目の概略図である。
【図2】 使用前と使用中の、本発明の一実施形態の概略図である。
【図3】 本発明の一実施形態による力・圧力曲線を表すグラフである。
【図4】 本発明の別の実施形態による力・圧力曲線を表すグラフである。
【図5】 本発明の一実施形態の概略図である。
【図6】 本発明の一実施形態を示すハードウエア構成図である。
【図7】 計算及び表示方法を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼の眼内圧検査装置であって、該装置は、 眼の外面から眼の内部成分までの距離を測定する距離測定装置と、 少なくとも前記距離測定値から前記眼内圧を発生させるプロセッサとを備える
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記距離測定装置は超音波トランスデュサであることを特
    徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記距離測定装置はレーザであることを特徴とする、請求
    項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記外面はまぶたと角膜より成る群から選ばれることを特
    徴とする、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記内部成分は水晶体と網膜より成る群から選ばれること
    を特徴とする、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセッサはゼロ変位値の計算によって前記眼内圧を
    発生させるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記プロセッサは力測定装置を備え、前記眼内圧は前記距
    離測定と力測定とによって発生されることを特徴とする、請求項1に記載の装置
  8. 【請求項8】 非侵襲性眼内圧検査装置であって、 概して平らな表面を備えた突起を有するハウジングと、 まぶたに対して前記突起により印加される力を測定する少なくとも1つの力測
    定装置を含むプロセッサとを備えることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 前記プロセッサは、更に前記まぶたから眼の内部成分まで
    の距離を計算する距離測定装置を備えることを特徴とする、請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記距離測定装置は超音波トランスデュサとレーザより
    成る群から選ばれることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記距離測定装置はロードセルであることを特徴とする
    、請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】 眼の眼内圧検出方法であって、該方法は、 眼の外面から眼の内部成分までの距離を測定するステップと、 前記距離から前記眼内圧を計算するステップとを備えることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 前記外面はまぶたと角膜より成る群から選ばれることを徴
    とする、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記内部成分は水晶体と網膜より成る群から選ばれるこ
    とを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 眼の眼内圧を検出する方法であって、該方法は、 まぶたに対して配置される装置を有し、前記装置は少なくとも1つの力測定装
    置を備えるステップと、 前記配置から生じる少なくとも1つの力を測定するステップと、 少なくとも前記力測定値から眼内圧を計算するステップとを備えることを特徴
    とする方法。
  16. 【請求項16】 前記少なくとも1つの力を測定するステップは、更に前記
    まぶたから眼の内部成分までの距離を測定することを含み、前記計算ステップは
    、前記距離測定値から眼内圧を計算することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記計算ステップは、 前記距離測定値と前記力測定値に関する圧力の関数を決定するステップと、 ゼロ変位での前記関数に基づいて眼内圧値を計算するステップとを備えること
    を特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 眼の外部成分の材料特性を補正する方法であって、該方法
    は、 前記外部成分に印加される力を測定するステップと、 眼の前記外部成分から内部成分までの距離を測定するステップと、 前記力と前記距離に関する関数からゼロ変位値を発生させるステップとを備え
    ることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記外部成分はまぶたと角膜より成る群から選ばれること
    を特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記内部成分は水晶体と網膜より成る群から選ばれること
    を特徴とする、請求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記関数は直線線分を備えることを特徴とする請求項18
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記値は圧力値であることを特徴とする請求項18に記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 前記材料特性は圧縮性と、厚みと、弾力性とより成る群か
    ら選ばれることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  24. 【請求項24】 眼の眼内圧検査システムであって、該システムは、 概して平らな表面を備えた突起を有するハウジングと、 プロセッサとを備え、前記プロセッサは、 眼の外面に対して前記突起により印加される力を測定する力測定装置と、 眼の外面から眼の内部成分までの距離を測定する距離測定装置とを含み、 前記プロセッサは、複数の値の範囲に亘って定義可能な圧力の関数を生じさせる
    ために、力測定値と距離測定値間の関係を計算するように構成されることを特徴
    とするシステム。
  25. 【請求項25】 前記外面はまぶたと角膜より成る群から選ばれることを特
    徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記内部成分は水晶体と網膜より成る群から選ばれること
    を特徴とする請求項24に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記定義可能な関数は直線部分を含むことを特徴とする請
    求項24に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 前記距離測定装置は超音波トランスデュサとレーザより成
    る群から選ばれることを特徴とする、請求項24に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 前記距離測定装置はロードセルであることを特徴とする請
    求項24に記載のシステム。 【関連出願の引用】 本出願は、2000年5月8日に提出した米国仮特許出願番号60/202,
    648から優先権を主張するものであり、本出願はここに参照して組み込まれる
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