JP2003529734A - 耐疲労性を有するネジを付けられた管継ぎ手用の、ネジを付けられた管形の要素、および、結果として生じるネジを付された管継ぎ手 - Google Patents

耐疲労性を有するネジを付けられた管継ぎ手用の、ネジを付けられた管形の要素、および、結果として生じるネジを付された管継ぎ手

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    • F16L15/001Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads
    • F16L15/004Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads with axial sealings having at least one plastically deformable sealing surface

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Abstract

(57)【要約】 ねじ管要素のねじ付けは、特に、ロード・フランク側(13)に関して、ねじ基部での少なくとも1つの接線マルチプル半径交差点領域(21)を有する。この領域(21)は、サポート円がポイント(PRF1)においてフランク(13)を切断する半径(rp1)をもつプリンシパル円弧(23)を有する。この円に対する点(PRF1)における接線は、フランク(13)と正しく正の角度(D)を作る。半径(rp1)より低い半径(rS1及びrT1)をもつ第二次円弧(25、27)は、一方ではフランク(13)に対し、他方ではねじ基部(19)に対し、プリンシパル円弧の接線交差点をもたらす。半径(rp1)は、ポイント(PRF1)を通って通過する及び単独で接線の交差点領域を構成する標準円(29)の半径(rH1)より大きい。そのようなねじ要素は、静的及び繰返応力に良好な耐性を組み込むねじ管継手を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特に静的及び繰返し応力に耐えることができるねじを付された管継
手の、雄ねじ又は雌ねじを付けられた管状の要素に関する。
【0002】 本発明は、さらに、特に静的及び繰返し応力の両方に耐性を有するに適したね
じ付された管形の継手(ねじ管継手)に関する。
【0003】 ねじ管継手は、長大なパイプ又はカプリングである可能性がある第一の管の端
部に雄ねじ要素及び第二の管の端部に雌ねじ要素を有する。
【0004】 このようなねじ接続は、特に、炭化水素井戸のための、又は、例えば、地熱井
戸のような井戸のためのケーシング・ストリングまたはプロダクションストリン
グまたはドリルパイプ・ストリングを構成するのに用いられる。
【0005】 アメリカ石油協会(API)が、そのAPI仕様書5Bで、台形の又は丸味のある三角
ねじを持つ、特にテーパの付いたねじ切りによる、ケーシングパイプ間又はプロ
ダクションパイプ間でのねじ接続を定義している。
【0006】 ストレートか又はテーパの付いた二段階ねじを使用するその他のタイプのねじ
接続も知られている。例えば、米国特許第4 521 042号明細書参照。
【0007】 最近まで、深井戸を利用し、他のコラムに異なる直径の様々なコラムを挿入す
ることができるようにすると云う必要性から生じる限られた厚さにもかかわらず
、ケーシングパイプまたはプロダクションパイプは、静的応力(張力、軸方向の
圧縮力、面曲げ力、内部または外部の圧力)の種々の組合せに本質的に耐えるこ
とができなければならなかった。
【0008】 対照的に、井戸を掘るためにだけ使用されるドリルパイプは、実質的には繰り
返し応力を受けるが、与えられた時点では与えられた直径を持つ単一のストリン
グが地面に挿入されるのであるから、寸法の制約を受けない。
【0009】 厳密な制約がなければ、繰返し応力は、操作の間、ねじの基部(一般的には、
負荷の下にある負荷フランクの側部)から始まる疲労破壊を導く。
【0010】 疲労亀裂が始まり易い位置は、負荷フランクとねじの基部の間の交差点におけ
る応力集中から結果として生じる。
【0011】 繰返応力に対する抵抗力を増進するためには、負荷フランクにかかる応力の総
体的なレベルを減軽すること、及び、負荷フランクとねじの基部との間の交差点
における可能な最小の角を作り出すことによって、応力の最大のレベルを減軽す
ることが必要である。
【0012】 API仕様書7Dは、操作中の応力に適合する強力なテーパねじによってドリルパ
イプを定義する。 API仕様書7Dねじは、形状が三角形で、ねじ付けられた要素の
軸線への垂線に関して各々30°に配置される、負荷フランク及び突き刺しフラン
クによって非常に丸くされる。
【0013】 ロード(負荷)・フランクは、要素の自由端の反対側に側面の上で各々のねじ
の上に配置されるものである。この定義は、この明細書を通して使用される。
【0014】 ねじ基部は、そのねじ基部の軸線の心合わせをされた0.97mm(0.038")の半径
で、円弧状に丸くされる。この円弧は、フランクに接線方向で接続する。
【0015】 ねじの三角形の形状から結果として生じるねじフランクの間の60°の角度は、
円の円弧の半径を実質的なものにする。
【0016】 ねじ頂部は、ねじ頂部と組み合わせられたねじ切りのねじ基部との間でのどん
な半径方向の干渉をも回避するために面取りされる。
【0017】 頭を切って短くされたねじの高さは、API 5Bのねじ接続の二倍の高さに相当す
る3.08mm(0.121")である。
【0018】 しかしながら、米国特許第4 549 754号明細書が、応力集中をさらに減少させ
るようにするドリルパイプ用のAPI仕様書7Dに関して修正されたねじを切るプロ
フィルを記載しているので、これらの手段は、不十分であることを証明できる。
【0019】 US 4 549 754のねじは、切断面で、対称的でない丸くされた領域を含む基部を
示す。その丸くされた領域の中心は、API半径、すなわち、1.45mm(0.057")に
関して、およそ50%増やされる半径で、スタビング・フランク(ロード・フラン
クの反対側の)の方に偏っている。
【0020】 この丸くされた領域は、接線方向でロード・フランクを接続するが、他方、よ
り臨界でない輪郭(即ち、単一のストレートなセグメントまたはストレートなセ
グメントによって後に続かれた0.81mm(0.032")の半径)で突き刺し(スタビン
グ)フランクに接続する。
【0021】 ねじ基部は、APIねじよりこのように多くアンダーカットされ、それゆえに、
ねじを切断するためにはじめに大きい肉厚を必要とする。
【0022】 このような配置は、静的及び動的応力の両方を受けるので、井戸を利用するパ
イプのストリングに関して予見することができない。
【0023】 応力耐性のそのような要求は、現在、海底を沖合の炭化水素採鉱プラットホー
ムに連結している水中ストリングで経験されている。
【0024】 そのような「ライザー」として英語を話す熟練した人に知られているパイプの
コラムは、特に、コラムに振動を誘起する潮流によって、波によって、潮の干満
によって、及び、プラットホーム自身の可能な変位によって引き起こされる繰り
返し応力を受ける。
【0025】 応力耐性に対するそのような要求は、また、特に、垂直線からそれたり曲がっ
たりすると云う非常に頻繁に起こる事案において井戸を接続するために回転する
パイプを垂下する時に、陸上の井戸でも経験される。
【0026】 この理由のために、ケーシング管のための、生産パイプのためのまたは「ライ
ザー」のためのねじ管接続の改善は、それらの疲労強度を増やすために求めて努
力された。
【0027】 特許出願 WO 98/50720 は、そのような改良されたねじ管接続を記述する。
【0028】 この文書に記載されたねじ切りは、「バットレス」ねじとして知られているAP
I仕様書5Bのねじから演繹した台形ねじを有する。
【0029】 ねじの台形の形状は、ねじを付けられた要素の歪みの危険を制限する。それら
のねじを付けられた要素は、特に、過度にトルクを与えることによって、連結の
際、該要素が移動する結果をもたらすことがある。
【0030】 ねじ基部は、実質的に直線からなっており、フランクに及びねじ基部に接線方
向に接続する丸くされた領域を介してフランクの各々に接続する。その丸くされ
た領域の半径は、ねじ基部のトータル幅の10%及び50%の間で(好ましくはそのト
ータル幅の16%及び26%の間で)設けられる。
【0031】 ねじ高さは、1つのねじの基部と1対のねじのそれに対応するねじの頂部の間
の半径方向の干渉は、少なくとも0.25mm(0.010”)の半径方向すきまを維持す
ることによって完全に回避するように設定される。
【0032】 例としてに与えられたねじを考慮すると、ねじ基部の半径は、API 5Bで指定さ
れる半径の0.15mmに対して、0.5mmのオーダーである。
【0033】 もし、そのような半径がドリルパイプのそれらと比較されるならば、そのよう
な半径は低く現れる可能性がある。しかし、もし接触しているフランクの受け面
を急激に減らすことが許容可能でなければ、使用されるねじの台形の形状は、三
角ねじの場合のような大きい半径の形成を許さない。
【0034】 明細書WO 98/50720のねじ付けは、また、1つのねじ付けのねじ頂部と組み合わ
せられたねじ付けの対応するねじ基部との間で半径方向の干渉を持つタイプのね
じに適応しない。示されたねじは、US Re 30647において示される様な、様々な
幅を持つ「楔」形式ねじである。
【0035】 本発明の目的は、ねじ管継手用の雄ねじ又は雌ねじを付けられた管形の要素を
製造することである。そして、それは下記の両事項に対し、特に、耐性がある: a) 静的応力、特に、軸方向の張力、軸方向の圧縮力、曲げ、捻り、内部又
は外部圧力、接続中のずれ、単一のもの又は複合したもの(例えば、張力+内部
圧力)、 b) 繰返し応力。
【0036】 本明細書の残部で、そのようなねじ要素が、反疲労の形状を持つことについて
解説される。
【0037】 本発明は、さらに、本発明のねじ付けられた管形の要素がねじ付けの全ての形
式で成形できることを確保することを目的とする。即ち、テーパー付き、ストレ
ート、ストレートとテーパー付きとの組み合わせ、1又はそれ以上のステップを
有するもの、干渉又は非干渉の可能性がある台形又は三角形ねじ付き等の形式で
成形できる。非干渉のねじ付けは、軸方向の締りばめを有する、対のねじ(同様
に「がん丈なねじ」と呼ばれている)のフランクと2つのフランクとが同時に接
触する、たとえば、ヨーロッパの特許出願EP O 454 1 47で解説される形式、又
は、たとえば、US Re 30 647において解説される様々な幅を有する楔型式のもの
である。
【0038】 更なる目的は、ねじを付けられた要素が容易に生産されることができ、検査さ
れることができるということである。
【0039】 本発明のねじを付けられた要素は、炭化水素生産パイプのストリングのため、
井戸ケーシングのため、又は、水中の採鉱(「ライザー」)のため、或いは、同
様の用途のためのねじ継手を構成するために使用されることができなければなら
ない。
【0040】 なお更なる目的は、繰返応力の下でさえ、特に気密に、密封されるねじ管継手
を製作することである。
【0041】 一つのバリエーションにおいては、本発明のねじを付けられた要素は、ドリル
パイプ・ストリングで使用されることができなければならない。
【0042】 なお更なる目的は、ねじ要素(たとえば雌の要素)のうちの1つだけが繰返応
力に耐えるために修正されるが、対のねじ要素で非修正のものと互換性があるね
じ管継手を生産することである。
【0043】 一つのバリエーションにおいては、ねじ管継手の両方のねじ要素が、繰返応力
に耐えるために修正される。
【0044】 本発明によれば、耐疲労形状を有する雄ねじ又は雌ねじを付けられた管形の要
素が、パイプの端部に形成され、ねじ要素の形式が雄であるか雌であるかによっ
て外側に雄ねじ又は内側に雌ねじを有する。
【0045】 ねじは、ねじ頂部、ねじ基部、直線からなるロード・フランク、直線からなる
スタビング・フランクと「ねじ基部」領域と呼ばれる2つの接線方向交差点領域
を設ける。
【0046】 2つの接線方向ねじ基部交差点領域の各々は、ねじ基部と2つのねじフランクの
うちの1つ(「対応フランク」と呼ばれる)との間に配置され、円の円弧を有す
る。
【0047】 2つの接線方向ねじ基部交差点領域のうちの少なくとも1つは、「マルチプル半
径領域」と呼ばれ、「プリンシパル円弧」と呼ばれる円の円弧を有する。そこで
は、サポート円が「フランク基準点」と呼ばれる1点で、対応するフランクのサ
ポート直線を切断する。そして、また、「二次曲線」と呼ばれる決まった曲線を
、プリンシパル円弧の何れかの側で切断する。この切断された「二次(セカンダ
リ)曲線」と呼ばれる決まった曲線を対応するフランク及びねじ基部に接線方向
に接続する。即ち、非接線方向交差点は、特に単一の接続点での疲労に有害であ
る応力ピークをもたらす。
【0048】 同様に、第2の曲線は、いつものものでなければならない。即ち、その位置で
応力のピークをもたらすような単一の点を有しては成らない。
【0049】 フランク基準点において、プリンシパル円弧のサポート円への接線は、相当す
るフランクのサポート直線とで、厳密に正の鋭角を作る。
【0050】 残りの本文書においては、正の意味は、プリンシパル円弧がねじ材料をアンダ
ーカットしないようにすることである。接線とフランクの間の負の角度は、明ら
かに特に疲労作用にとって有害である。
【0051】 プリンシパル円弧の前記サポート円は、ねじ基部のサポート直線を切断するか
又はねじ基部のサポート直線に対して接線方向にある。前記サポート円に対する
接線は、その接点又は交差点において、ねじ基部のサポート直線に関し−15°
と+15°の間の角度をなす。
【0052】 プリンシパル円弧の円サポートがねじ基部のサポート直線に対し接線方向にあ
るとき、この角度はゼロで、ねじ基部側面上の第2曲線は1点になる。
【0053】 ねじ基部が1点に減少するとき、通念によって、ねじ基部のサポート直線は、
ねじ付けられた要素の軸線に平行であるねじ基部を通して通過する直線である。
【0054】 どんなマルチプル半径領域においてもプリンシパル円弧の形状と配置は、次の
事項によって完全に定義される: ・フランク基準点の位置によって ・プリンシパル円弧の円サポートへの接線と、相当するフランクの間の角
度によって; ・前記円に対する接線とねじ基部との間の角度によって ねじ基部の各マルチプル半径領域のプリンシパル円弧の半径は、相当するフラ
ンクとねじ基部との間の接線方向の交差点領域をそれ自身で構成する前記フラン
ク基準点を通って通過する「標準円弧」と呼ばれる円の円弧の半径よりも大きい
【0055】 本発明は、このように、プリンシパル円弧が位置する交差点領域の中間に向け
て位置する臨界領域では、高い交差点半径を、そして、ねじ高さをあまり高くす
ることなく、セカンダリ(2次)曲線が位置する対応するフランク及びねじ基部
を有する交差点において、より低い半径を、用いることができる。
【0056】 与えられたねじ高さに対して、ねじ基部へのフランク基準点が近ければ近いほ
ど、フランク表面は、対のねじ要素の対応する表面でより多く負担するように利
用でき、結果として形成されたねじ継手の静的作用が増加する。
【0057】 先行技術ねじ要素の場合、交差点領域(ねじ基部からフランク基準点までの距
離)の半径方向の高さは、この領域の半径に比例的である。その結果、これらの
ねじ付き要素及び与えられたねじ高さの故に、疲労特性(繰返応力)でのどんな
利得でも、静特性を弱める結果となる。
【0058】 本発明の場合、プリンシパル円弧のサポート円への接線とフランクとの間の正
の角度のため、交差点領域の半径方向の高さはプリンシパル円弧の半径に比例的
である、しかし、この正の角度が増加するにつれて、比例係数はよりいっそう低
くなる。このように、静的条件に基づく疲労作用は改善され、且つ、与えられた
疲労作用或いは疲労作用に対する静的条件、及び、静的特性も同時に改善される
【0059】 検討中のマルチプル半径領域のプリンシパル円弧のサポート円への接線と、フ
ランク基準点における対応するフランクとの間の角度が、+10°から(70°−J
)までの範囲にあることが好ましい。Jは、対応するフランク角、すなわち、検
討中のフランクの直線からなる部分とねじを付された管状の要素の軸線への垂線
との間の角度、を示す。フランク角は、考慮中のフランクがねじ基部上に突出し
ないようにするとき、正になると言われている。
【0060】 検討中のマルチプル半径領域のプリンシパル円弧のサポート円への接線とフラ
ンク基準点におけるロード・フランクの間の角度は、+15°から(45°−J
)までの範囲にあることが非常に好ましい。Jは、前述したものと同じ意味であ
る。
【0061】 正かゼロのフランク角を持つ形状は、ねじ基部に応力が集中するという観点か
ら好ましい。
【0062】 マルチプル半径領域のプリンシパル円弧の半径は、フランク基準点を通過する
接線の交差点領域を構成する標準円弧の半径の150%から250%までの範囲である
ことが好ましい。
【0063】 マルチプル半径領域の各々の二次カーブが円の円弧であることが、更に、好ま
しい。
【0064】 プリンシパル円弧の半径に対する各々の二次カーブの円弧の半径の割合は、0.
1から0.4まで範囲であることが非常に好ましい。
【0065】 この割合の最小の値は、二次曲線におけるストレスの過多な増加を回避する。
【0066】 この割合の最大値は、マルチプル半径領域の全体的な規模を規制する。
【0067】 本発明は、単一つのフランク、特に、一般に最も多くの負荷の掛かる負荷フラ
ンク、の側部、又は、2つのフランク、上の何れかのねじの輪郭を修正すること
によって適用することが出来る。
【0068】 本発明は、また、一定の又は様々な幅を有する三角形ねじ及び台形ねじに、及
び、テーパ付き、ストレート、それらの組み合せ、単一又はマルチプル・ステッ
プのねじの両方に適用することができる。
【0069】 本発明の範囲を具体的に例示するいろいろな実施例(これらに限定されない)
を以下に解説する。
【0070】 本発明は、また、静的又は繰返し応力に高度な耐性を持つねじ管継手を提供す
る。このねじ管継手は、雄ねじ管要素上の雄ねじと雌ねじ管要素上の雌ねじ手段
によって、第一の管端部の雄ねじ管要素が第二の管端部の雌ねじ要素にねじ込み
によって接続される構成を有する。
【0071】 用語「管(pipe)」は、長大な管及び継手のような短い管の両方を意味する。
【0072】 各々のねじ付けのねじは、ねじ頂部、ねじ基部、直線からなるロード・フラン
ク、直線からなるスタビング・フランク、そして各々が円の円弧を構成している
4つの交差点領域を有する。
【0073】 これらの4つの領域の中の2つの領域は、接線ねじ基部交差点領域と呼ばれ、各
々が、ねじ基部を対応するフランクと呼ばれるフランクに接続する。そして、ね
じ頂部交差点領域と呼ばれる2つの領域は、各々、ねじ頂部をフランクに接続す
る。
【0074】 各々のねじ頂部交差点領域の輪郭及び配置は、対のねじ付き要素の接線方向ね
じ基部交差点領域と干渉しないように適合させられる。
【0075】 2つのねじ付き要素(雌と雄)のうちの少なくとも1つは、本発明の耐疲労輪郭
を有するねじを付けられた管形の要素である。
【0076】 好ましい一つのバリエーションでは、耐疲労形状を有する対のねじ管要素の複
数の半径を持つ接線方向ねじ基部交差点領域の反対側のねじ管要素の少なくとも
一つのねじ頂部交差点領域は、相互に、すなわち、接線方向に接続する円の2つ
の円弧(プリンシパル円弧とセカンダリ円弧)を構成するフォロワーと呼ばれる
領域である。前記セカンダリ円弧は、対応するフランクへの接線方向のねじ頂部
を作り出す。
【0077】 さらに、次の領域のプリンシパル円弧のサポート円が対応するフランクのサポ
ート直線を切断する対応するフランクの「高い交差点」と呼ばれる点で、前記円
への接線は、当該フランクのサポート直線とはっきりした負の鋭角を作る。
【0078】 上記の正負記号のルールの下では、そのような負の角は、ねじ頂部のプリンシ
パル円弧がねじの材料に切り込むことを意味する。
【0079】 そのような配置は、与えられたねじ高さにおいて接触するフランクの表面積が
増加するのを可能にする。
【0080】 コストの視点からの有利な一つのバリエーションは、ねじ付き要素(雄または
雌)のうちの1つだけを本発明の耐疲労型とすることである。本発明の耐疲労型
のねじ付き要素は、従来技術のねじ付き要素であるその他のねじ付き要素と互換
性がある。
【0081】 性能を最大にする視点からの有利なバリエーションの一つは、2つのねじ付き
要素(雌及び雄の)とも本発明の耐疲労型とすることである。
【0082】 一のバリエーションにおいて、本発明のねじ管継手は、1つのねじ部のねじ頂
部が、対のねじのねじ基部と半径方向で干渉する干渉型ねじに適用可能である。
【0083】 更なるバリエーションにおいて、本発明のねじ管継手は、各ねじの2つのフラ
ンクが、接触圧力の有無にかかわらず、対のねじ付けされたねじの2つのフラン
クと、該ねじ長さの少なくとも一部にわたり、接触するねじ部に適用可能である
。従って、本発明は、軸方向の締りばめを有するまたはくさび形の様々な高さを
有する「がん丈なねじ」として知られているねじに適用可能である。
【0084】 本発明のその他の利点と特徴は、以下の詳細な説明から、及び、添付の図面か
ら、明らかになるであろう。これらは、本発明の理解に役立つのみならず、本発
明の定義にも役立つであろう。
【0085】 以下に解説される図の全ては、要素のまたはねじ付けられた接続の軸線を通っ
て通過している縦方向の横断面に関係する。
【0086】 図1は、テーパの付いたねじを付された2つのパイプの間のねじ接続及びねじ
継手を示す。
【0087】 図2は、ストレートな二段階ねじを用いた2つのパイプの間の「一体化された
」接続と呼ばれるねじ接続を示す。
【0088】 図3Aは、従来技術の雌ねじ要素の若干の台形ねじを示す。
【0089】 図3B、3C、3Dと3Eは、図3Aのねじ面の間で、交差点領域を示す。
【0090】 図4Aは、本発明の雄ねじ要素における若干の台形ねじを示す。
【0091】 図4B、4C、4d及び4Eは、図4Aのねじ面の間の交差点領域を示す。
【0092】 図4F及び4Gのそれぞれは、図4Bの詳細を示す。
【0093】 図5Aは、図3A及び4Aのねじ要素を連結することによって構成される本発明の
ねじ継手の若干の台形ねじを示す。
【0094】 図5Bは、図3C及び4Bの交差点領域での、図5Aの接続の詳細を示す。
【0095】 図6Aは、本発明の雌ねじ要素のバリエーションの若干の台形ねじを示す。
【0096】 図6B、6C、6d及び6Eは、図6Aのねじの面の間の交差点領域を示す。
【0097】 図7Aは、本発明の1雄ねじ要素の1バリエーションの若干の台形ねじを示す。
【0098】 図7B、7C、7D及び7Eは、図7Aのねじの面の間の、交差点領域を示す。
【0099】 図8Aは、図6A及び7A.のねじ要素を連結することによって構成される本発明の
ねじ継手のバリエーションの若干の台形ねじを示す。
【0100】 図8Bは、6C、図及び7Bの交差点領域での図8Aの接続の詳細を示す。
【0101】 図8Cは、図6B及び7Cの交差点領域での、図8Aの接続の詳細を示す。
【0102】 図9Aは、本発明の1雌ねじ要素の更なる1バリエーションの若干の三角ねじを示
す。
【0103】 図9B及び9Cは、図9Aのねじフランクの間の、交差点領域を示す 図10Aは、本発明の雄ねじ要素の更なるバリエーションの若干の三角ねじを示
す。
【0104】 図10B及び10Cは、図10Aのねじフランクの間の、交差点領域を示す。
【0105】 図11Aは、図9A及び10Aのねじ要素を連結することによって構成される本発明の
1ねじ継手の更なるバリエーションの若干のねじを示す。
【0106】 図11Bは、図9C及び10Bの交差点領域での、図11Aの接続の詳細を示す。
【0107】 図は、11C、図9B及び11Cの交差点領域での、図11Aの接続の詳細を示す。
【0108】 図1 2は、ねじ基部交差点ポイントでの角度の異なる値のためにフランク基準
点での角度の関数として交差点領域の標準の円の半径に対する、プリンシパル円
弧の半径の割合のバリエーションを示しているグラフである。
【0109】 図1 3は、ロード・フランク角の異なる値のために、同じグラフを示す。
【0110】 図14は、流体の内圧を受けるねじ管継手のねじ基部とロード・フランクとの間
の交差点領域における角度で計った位置の関数として、主応力のバリエーション
を示しているグラフである。
【0111】 図1は、2つの長大なパイプ101、101’の間の、ねじ付けされ、連結された継手
200を示す。
【0112】 用語「大きい長さ」は、長さ数メートル、例えば、約10メートルの長さ、の
パイプを意味する。
【0113】 そのようなパイプは、ケーシングパイプまたは生産パイプのストリング、また
は、陸上乃至沖合のハイドロカーボン井戸用のライザー又は同様の井戸用のドリ
ルパイプのストリングのためのライザーを構成するために通常連結される。
【0114】 パイプは、異なる操業状態、機械的ストレスのレベルまたはパイプの内外部の
流体の腐食性特質のレベル、に適応するために非合金鋼、低合金鋼または高合金
鋼の全てのタイプからまたは第一鉄または非合金鉄から形づくられることができ
る。
【0115】 また、たとえば、鋼及び腐食性流体の間の接触も防ぐ、例えば、合成材料の被
覆を有する低い耐食性パイプを用いることはあり得る。
【0116】 パイプ101、101’は、端部に同型の雄ねじ要素1、1’を具備し、各々の端部に
雌ねじ要素2、2’を具備する継手202を介して連結される。
【0117】 雄ねじ要素1、1’は、各々雌ねじ要素2、2’にねじ込むことによって連結され
、長さ数センチメートルの突出部10によって接続される2つの左右対称のねじ継
手100、100’を構成する。
【0118】 継手の突出部10の内部の直径は、内部で循環している流体の流れがかき乱され
ないように、実質的にパイプ101、101’の直径と同一である。
【0119】 ねじ継手100、100’は、左右対称であるので、これらの接続の一つだけを説明
する。
【0120】 図1では、ねじ付けは、ねじ頂部及びねじ基部の母線またはエンベロープによ
って概略的に示される。
【0121】 雄ねじ要素1は、API仕様書5Bに従って雄ねじ3を具備し、場合によりテーパを
付けられた三角形又は台形ねじを有すると共に、これらのねじは雄の要素の外側
に配置される。雄のねじ付け3は、ねじ無し1舌片1 1によって、前記要素の自由
端7と離隔される。自由端7は、実質的に横断環状1面である。
【0122】 舌片11の外部表面5で自由端7に隣接するのは、雄ねじ3のテーパより大きいテ
ーパの付いた受け面である。
【0123】 雌の要素2は、雄の要素1の手段と組み合わされる手段を具備する。即ち、それ
らは形状において符合し、雄の手段との位置については協力するようにする。
【0124】 雌の要素2は、このように、ねじと突出部10の間に内側にテーパの付いた雌ね
じ4及びねじ無し部を具備する。
【0125】 このねじ無し部は、突出部の端部に肩部を形成する実質的に横断する環状のオ
リエンテーション表面8及び該肩部に続くテーパの付いた受け面6を具備する。
【0126】 雌の要素2に雄の要素1をねじ込むと、継手になる。
【0127】 横断面7及び8が互いに接すると、雌の要素への雄の要素の組立ては終了する。
受け面5、6は、互いに半径方向に干渉するように設計され、それ故に、金属-金
属接点圧力の下にある。受け面5、6は、このように高い内側又は外側の流体圧力
の下でさえ、ねじ継手密着を作るシール面を構成する。
【0128】 密着したシールが必要ないならば、突出部10を省くことができ、従って、横断
的突合せ面8及び受け面5、6を省くことが出来る。
【0129】 一つのバリエーションにおいて、2つの大きい長さのパイプは、図2で示すよう
に直接に連結されるねじでありえる。一つの1ねじ接続だけを用いるこの種の継
手300は、完結的と呼ばれる。
【0130】 パイプ301の一端は、雄ねじ要素1を有する。第二のパイプ302は、対応してい
る端部での1雌ねじ要素2を有する。
【0131】 雄ねじ要素1は、本件の場合、横断環状肩部307によって分離される、丸められ
た三角形又は台形のねじを有する2つの直線ステップ又は環状体303、303’によ
って構成される外側雄ねじを有し、より小さい直径303’を有する前記環状体は
、前記要素の自由端309’に配置される。自由端309’は、横断環状表面である。
【0132】 テーパの付いた受け面311’は、ねじ部分303’と端面309’との間の外表面の
上に配置される。
【0133】 雄の要素の反対側では、ねじ部303は、テーパの付いた受け面311を具備してい
るねじ無し部及び肩部を形づくっている横断環状面309に向かって延びている。
【0134】 雌ねじ要素2は、雄の手段と組み合わされる内側の雌の手段を具備する。
【0135】 このように、雌の要素2は、2つの直線環状体304、304’によって構成される雌
ねじを具備する。該直線環状体は、横断環状肩部308によって分離される。そし
て、最大の直径304を有する環状体が雌の要素の横断環状自由端310の方へ向かっ
て配置される。
【0136】 雌の要素も、雄の受け面311、311’に対応している2つのテーパの付いた受け
面312、312’を具備する。そして、横断環状面310’は、自由端310の反対側の前
記要素の端部に肩部を形成する。
【0137】 その組み立てられた状態では、雄のねじ部303、303’は、各々雌ねじ要素304
、304’にねじ込まれ、中央の肩部307、308は互いに当接する。横断端面309、30
9’は、各々肩部310、310’の横断端面と部分的に接触し、主たる当接307、308
のために、補助の当接を構成する。
【0138】 雄の受け面3 1 1、3 1 1’は、各々半径方向に、雌の受け面3 1 2、312’と干
渉する。そして、外側又は内側の流体に対して継手を密封することができる高い
金属-金属接点圧力を形成する。
【0139】 図示されないバリエーションにおいて、ねじ付けされ、連結された継手は、直
線ねじを持つことができ、完結的(インテグラル)継手は、テーパの付いたねじ
を持つことができる。
【0140】 ねじ付けはまた、異なる勾配を有する2つのテーパの付いたねじ部を各々持つ
ことも、ストレート−テーパを付けることもできる。そして、同じねじのねじ部
は、段があってもなくてもよい。
【0141】 以下の図は、静的及び繰返応力に耐えることができる一つのねじ管継手用の、
ねじ管要素のねじのバリエーションを解説する。
【0142】 図3Aは、図1の雌のねじ管要素2のテーパの付いた雌の内側のねじ付け部分4
のねじ12を示す。
【0143】 雌のねじ12は、形状が台形で、4つの直線からなる面、すなわち、ねじ頂部20
、ねじ基部18及び2つのフランク:ロード・フランク14及び1スタビング・フラン
ク16、を具備する。
【0144】 以下に示される場合において、ねじ頂部及び基部は、ねじ要素の軸線に関して
角度Cで傾けられる。角度Cは、ねじ付け部の勾配角度である。ねじ高さは、各々
のフランクにとって一定である。
【0145】 あるいは、ねじ要素の軸線に平行に配置されたねじ頂部と基部を有するテーパ
の付いたねじ付けを持つことも出来る。また、ねじ高さは、ねじ付けにテーパを
付けるために、ロード・フランク側におけるよりもスタビング・フランク側にお
ける方がより高い。
【0146】 スタビング・フランク16は、雄及び雌の要素が互いに係合されるとき、相手方
のねじ付け部における対応しているフランクに最初に接触するフランクである。
それは、ねじ要素の自由端の側におけるねじ上に位置する。
【0147】 従って、ロード・フランク14は、ねじ要素の自由端とは反対の側に配置される
【0148】 ロード・フランク14は、ねじ要素の軸線上の垂線と角度Aを作る。そして、ス
タビング・フランクは、同じ垂線と角度Bを作る。
【0149】 角度A及びBは、対応するフランク14及び16がねじ基部18上に張り出さないので
、ルールにより、正と定義される。
【0150】 フランクは、図3B、3C、3D及び3Eで示すように円の単一の円弧によって各々構
成される4つの接線方向交差点領域22、32、42、52によって、ねじ頂部及び基部
に接続される。
【0151】 半径r2sp及びr2seを有する領域32及び42が、ねじ頂部交差点領域である一方、
それぞれの半径r2fp及びr2feを有する領域22及び52は、接線方向ねじ基部交差点
領域である。
【0152】 交差点領域22、33、42、52に関する用語「接線方向」は、これらの領域を形成
する円の円弧が、端部において該円弧が接続する面に対し接線方向であることを
意味する。これは、これらの領域が応力の下に置かれるとき、応力ピークをつく
ることができるどんな角をも回避する。
【0153】 図4Aは、図1の雄のねじ管要素1のテーパの付いた外側の雄ねじ3のねじ11を描
く。
【0154】 雌の要素12と同様に、雄のねじ111は、形状で台形で及び4つの直線からなる面
(すなわち、ねじ頂部177、ねじ基部19及び2つのフランク、ロード・フランク13
及びスタビング・フランク15)を具備する。
【0155】 雄のねじ11は、雌のねじ12にねじ込まれるように構成される。従って、雄のね
じ頂部及び基部は、雌のねじ頂部及び基部と同じ角度Cに傾けられる。雄のねじ1
1のロード・フランクの角度A及びスタビング・フランクの角度Bは、雌のねじ12
のそれらの角度と同様である。
【0156】 フランクは、4つの接線方向交差点領域21、31, 41, 51を介して、ねじ頂部及
びねじ基部に接続される。
【0157】 ねじ頂部31、41及び、ねじ基部用の接線方向交差点領域51は、それぞれの半径
rlsp、rlse及びrlfeを有する円の単一の円弧によって構成され、図4C、4d及び4E
に示される。
【0158】 ねじ基部及びロード・フランクの間に配置される接線方向ねじ基部交差点領域
21は、異なる半径及び接線を有する円の連続的ないくつかの円弧によって構成さ
れる。
【0159】 この領域21は、図4B、4F及び4Gで詳細に示され、この理由のために「マルチプ
ル半径領域」と呼ばれる。
【0160】 マルチプル半径領域21は、半径rp1の「プリンシパル円弧」23と呼ばれる円の
円弧及びこのプリンシパル円弧の両側に「セカンダリ円弧」と呼ばれる円の円弧
を有する。該セカンダリ円弧は、半径rp1を有するロード・フランク13上で、且
つ、該ロード・フランクの接線方向にある第1のセカンダリ円弧25、及び、半径r
T1のねじ基部の側部上で、且つ、ねじ基部の接線方向にある第2のセカンダリ円
弧27である。
【0161】 プリンシパル円弧23のサポート円は、サポート直線の接線方向でない「フラン
ク基準」と呼ばれるポイントPRFIでロード・フランク13のサポート直線を切断す
る。
【0162】 このようにして、ポイントPRFIにおいて、プリンシパル円弧23のサポート円へ
の接線61とロード・フランク13のサポート直線との間の角度Dを形成する。この
角度Dは、プリンシパル円弧がねじの材料を切り込まないときそのような角度が
正であるというルールを用いる場合に、正しく正である。接線61は、このように
ロード・フランクのサポート直線に関して、ねじ1 1内部にある。
【0163】 プリンシパル円弧23のサポート円は、このサポート直線の接線上になくポイン
トPRRIでねじ基部19のサポート直線を切断する。
【0164】 ポイントPRLRIでのプリンシパル円弧23のサポート円への接線63は、このよう
に、わずかに正であるねじ基部19のサポート直線に関し、角度Eをなす。
【0165】 ねじ継手が適切に機能するには、角度Eは、+15から−15°の範囲に、例えば
、10°に、我々の正負記号のルールを用いれば、本件の場合においてねじまたは
ねじ基部材料に切り込む、プリンシパル円弧に対応する負の角度に、限られてい
なければならないことを確認した。
【0166】 従って、ロード・フランク13におけるポイントPRFIの位置、及び、角度D及びE
を定めることにより、完全にプリンシパル円弧23の半径rp1を定義することがで
きる。
【0167】 ねじ部の勾配が低く(角度Cが、数度であり)、ロード・フランク13が実質的
にねじ基部19への垂線であるとき、半径rp1は、ポイントPRFIを通って通過して
いる「標準円」29と呼ばれ、ロード・フランク及びねじ基部の間に単独で接線方
向交差点領域を構成する仮定的円の半径rH1の二倍に近い。これは、PRFIを通っ
て通過している標準円29は、ねじ基部19に及びロード・フランク13に接線方向に
あることを意味する。
【0168】 許されたバリエーションでの割合(rp1/rH1)の値に対し最も影響力があるフ
ァクターは、角度Dである。
【0169】 角度Dがあまりに低く、10°より低いとき、この割合(rp1/rH1)は、かろうじ
て1以上であって及びこのように疲労動作に対して限られた影響しか持っていな
い。その結果、10°以上の、好ましくは15°より大きい角度Dが選ばれる。
【0170】 あまりに大きい角度Dは、大きく正に傾いたロード・フランクを有するねじの
場合、幾何学的な不相容性を生じることがありえる。この理由により、Dの上限
は、(70'-A)、好ましくは(45'-A)である。
【0171】 さらに、大きい正の角度Aの場合、あまりに高い角度Dは、あまりに高い割合(
rp1/rH1)の値を生じる。そして、その値は、円弧25及び27での動作応力におけ
る望ましくないピークの原因となる低い半径を有するセカンダリ円弧の使用を必
要とする。
【0172】 この理由によって、角度D及びEが角度A及びCに関して選ばれ、それ故、割合(
rp1/rH1)が1.5から2.5まで範囲となる。
【0173】 セカンダリ円弧25、27は、それぞれ、rp1と比べて低い半径rS1、rT1を持って
いる。
【0174】 これは、最も応力を加えられる部分、従って、ねじ基部交差点領域の最も重要
な部分が、ロード・フランク側部上におけるねじ基部のプリンシパル円弧23の中
間の部分であることを発明者が見出したので、ねじの操作上の動作に影響を及ぼ
さない。
【0175】 大きくて、様々な強度の引張荷重を受けるねじ継手では、一般的に、ねじ要素
における引張荷重を支持するロード・フランク側上における、ねじ基部交差点領
域の中間の部分で疲労亀裂が始まるのが見られる。
【0176】 セカンダリ円弧のあまりにも低い半径は、しかしながら、円弧25または27での
第二次の応力ピークをもたらす可能性がある。第二次の応力ピークは、第2の例
において、操作中の疲労亀裂を生じる可能性がある。
【0177】 他方、あまりに高いセカンダリ円弧半径は、特に、半径rp1が大きいとき、寸
法が相対的に非常に大きい円弧25または27をもたらす。
【0178】 好ましくは、値rsl/rplは、0.1から0.4の範囲である。
【0179】 図5Aは、雄及び雌の要素1、2が図1で示されるタイプ100のねじ管継手を構成す
るためにねじ込むことによって連結されたときの、図4Aの雄のねじ11及び図3Aの
雌のねじ12を示す。
【0180】 ねじ付けのうちの1つ、この場合、雌ねじ、のねじ頂部20は、対のねじ付け(
この場合、雄のねじ)のねじ基部19と半径方向に干渉するので、図5Aのねじ11、
12は、干渉するねじと言われる。
【0181】 雄及び雌のロード・フランク13、14は、また、接触し、ストリングでパイプの
重量によって発生する軸方向の引張荷重を受ける。そして、図1のねじ継手の場
合、数kN.m.の組立て回転力を有する、横断面7、8の当接によって発生させられ
る力を受ける。
【0182】 図2の肩部307、308が当接するとき、類似の引張荷重が得られる点に留意する
必要がある。
【0183】 図5Aへ戻ると、雄のねじ頂部17及び雌のねじ基部18の間、及び、スタビング・
フランク15、16の間にクリアランスが生じる。
【0184】 これらのクリアランスも、例えば、31/22、41/52及び51/42のような、対の交
差点領域の間の同じ半径の場合においてさえ、雄及び雌の交差点領域の間の干渉
の危険を制限する。
【0185】 負荷フランク側部の雌ねじ頂部の交差点領域32の半径r2spは、マルチプル半径
領域21と干渉しないために十分に大きいものが選ばれる。
【0186】 領域21と32の間のどんな干渉でも、操業中にストレス・ピーク及び容認できな
い割れの危険を生じる。
【0187】 接線の交差点領域の出発点が負荷フランクの上に固定されるならば、負荷フラ
ンク側部の雄型ねじ基部のマルチプル半径領域21を使用すると、最も応力を加え
られる接線交差点領域の重要な部分の半径を増やすことができる。割合rpl/rH1
の値の上記の解析を参照せよ。
【0188】 また、プリンシパル円弧の値を最小にして及びねじの受け面におけるゲイン及
び従ってねじ継手の静特性を分析することが可能である。このゲインが対の相手
方の雌交差点に単一の半径r2spを用いて部分的に減軽されるというのは本当であ
る。図5Bを参照せよ。
【0189】 しかし、先行技術を考慮すると、1の機素(この場合雄型機素)に関し1の単一
の交差点領域を修正するのみで足りることに注意するべきである。
【0190】 また、雌機素だけを修正することも可能である。このとき、ユーザーは先行技
術の雄型ねじ機素を有しているパイプ101を用いることができ、そのときは、ね
じ基部及び負荷フランクの間にマルチプル半径領域を有している修正された雌ね
じを合わせて用いる、カップリング202を提供することが可能である。
【0191】 最後に、マルチプル半径領域をもつ交差点領域を有するねじは、機械加工及び
検査をするのが単一の半径をもつ交差点領域を有する標準の先行技術ねじより難
しくはないことが強調されなければならない。機械加工は、適当な形状をもつツ
ールを使って、実施され、そして、検査は、製作許容公差の上限下限に合うよう
に機械加工される2つのゲージを重畳することによって、従来は、実施される(
「オーバーレー検査」として知られている)。
【0192】 図6Aは、図3Aの形状に包括的に類似した台形の形状を有する、雌のねじ12を
示す。
【0193】 しかしながら、このねじは、2つのロード・フランク側交差点領域(すなわち
、両方のマルチプル半径領域である)ねじ基部の領域22及びねじ頂部の領域32に
関係する図3Aの領域にわたってこれとの差異を組み込んでいる。
【0194】 領域22は、図6Bで詳細に示される。
【0195】 それは、片方ではプリンシパル円弧への及び他方ロード・フランク14への接線
方向にあるプリンシパル円弧24及び第二次円弧26を包含する。
【0196】 上記プリンシパル円弧は、点PRF2で負荷フランク14を切断する。そして、PRF2
のプリンシパル円弧24のサポート円への接線62は、負荷フランク14のサポート直
線と、正しく正の角度Dを作る。
【0197】 上に述べたと同じ記号ルールが使われる。
【0198】 図4Bにおいて、角度Dは、+30°である。
【0199】 正の角度Dのため、プリンシパル円弧24の半径rp2は負荷フランク14とねじ基部
18の間で接線の交差点領域を単独で構成している標準円30のrH2より大きい。
【0200】 割合rp2/rH2の値は、図4Bの交差点21のために記述したと同じ考慮を満足させ
る。そして、本件が角度Eがゼロである具体的事例を構成する 。
【0201】 二次円弧26は、図4Bの場合にすでに記述した理由によってプリンシパル円弧の
半径より、低い半径rS2を持つ。
【0202】 ねじ頂部交差点領域32は、図6Cで詳細に示される。
【0203】 それは、プリンシパル円弧34と二次円弧36を備える。後者は、片方では、プリ
ンシパル円弧34への接線であり、他方では、負荷フランク14への接線である。
【0204】 プリンシパル円弧34のサポート円は、「高位接続点」と呼ばれる点PRH2で、負
荷フランクを切断する。
【0205】 プリンシパル円弧34へのPRH2での接線66は、ロード・フランク14を有する角度
Hを作る。
【0206】 角度Hは、我々の正負記号のルールを使えば、正しく負である。すなわち、プ
リンシパル円弧34は、ねじ12の原材料を切り取るか、切り込む。
【0207】 交差点領域32のためのそのような形状の重要性は、同一の半径を使った、例え
ば、円の単一の円弧によって構成した42(図6Dを参照する)のような交差点の場
合よりも、ねじ頂部により近い点PRH2に、位置決めをすることができる程のもの
である。
【0208】 必要に応じて、領域32とねじ頂部の間の交差点は、第二のセカンダリー円弧を
介して、図6Cで示されない仕方で接線になり得る。
【0209】 さらに、必要であるならば、プリンシパル円弧34の半径rp6は無限であり得る
。そして、その時円弧34は直線になる。
【0210】 セカンダリー円弧36の半径rS6は、プリンシパル円弧34の半径rp6より常に低い
。これは、ねじ頂部側部における更なるセカンダリー円弧に関しても同じである
【0211】 図7Aは、図4Aのそれに同様の包括的に台形の形状をもつ、雄型ねじ11を示す。
【0212】 このねじは、図6Aの雌ねじ12に、組立てのために適応させられる形状である。
【0213】 図6Aに関しては、負荷フランクの21と31の交差点領域がマルチプル半径を持つ
のに対して、スタビング・フランク側部の交差点領域41、51は、単一の半径(図
6Dと6Eを参照する)を有する。
【0214】 接線のねじ頂部交差点領域(図7C)は、角度Eがゼロであることを除いては、
図4Aの領域21と同様である。そして、ねじ基部19にプリンシパル円弧23を結合す
るセカンダリー円弧の必要がない。領域21は、このようにして完全に図6Bの領域
22に合致する。特に、角度Dは、+30°である。
【0215】 ねじ頂部交差点領域31(図7B)は、同様であり、図6Cの領域32に合致する。
【0216】 図8Aは、ねじ機素1、2が図1のねじ管接ぎ手100を構成するようにねじ込みによ
って接続し次第、図7Aの雄型ねじ11、及び、図6Aの雌ねじ12を示す。
【0217】 図8Aのねじ11、l2は、図5Aのねじと同じ干渉タイプである。ただ雌ねじ頂部20
だけは、雄型ねじ基部19、さらに雌及び雄の負荷フランク13、14と接点圧力の下
で接触している。
【0218】 図8Bと8Cは、連結したマルチプル半径交差点領域21、32、31、32の相対的位置
を示す。ねじ頂部交差点の修正によって、雌及び雄の負荷フランク13、14は、図
5Aの場合より大きい表面に関して耐えることができ、そして、このようにしてよ
り高い静止の引張荷重を維持することができる。
【0219】 さらに、雌及び雄のねじ機素は、両方とも修正されており、そして、接続部の
疲労動作が、修正されていないねじ機素の疲労作用によって制約されないのは、
図5Aの事例と同様である。
【0220】 これに対し、この種のねじ結合は修正された雄、雌耐疲労プロフィール型の要
素を必要とする。
【0221】 図9Aは、図1の雌ねじを付された管状の要素における三角形の形状を有する雌
ねじ1 2を示す。
【0222】 雌ねじ12は次の要素を含む: ・ねじ頂部S2、 ・ねじ基部F2、 ・ねじ機素2の軸線に対する垂線と角度Aをなす負荷フランク14、 ・ねじ機素2の軸線に対する垂線と角度Bをなすスタビング・フラン
ク16。
【0223】 角度A及びBが、API仕様書5Bの場合と同様に、両方とも30°である。
【0224】 負荷フランクの及びスタビング・フランクの定義は、上記で与えられたと同じ
ものである。
【0225】 ねじ切り4にテーパが付いているので、ねじ頂部をつないでいる線及びねじ基
部をつないでいる線は、ねじ機素の軸線と角度Cを作る。
【0226】 フランク14、16は、接線の交差点領域22、32、42、52によって、ねじの頂部S2
に及び基部F2に接続される。
【0227】 ねじ頂部の領域32、42は、頂部S2を通して通過しているねじ機素の軸線に対す
る、垂線に関して対称である。それらは、半径r2sと円の単一の円弧によって構
成される。図9Cを参照せよ。
【0228】 ねじ基部の領域22、52は、基部F2を通して通過しているねじ機素の軸線に対す
る、垂線に関して対称でない。それらは、マルチプル半径によって構成される。
図9Bを参照せよ。
【0229】 領域22は、ねじ基部サポート直線でF2に対する接線である半径rp2を有するプ
リンシパル円弧24を備える。円弧24のためのサポート円は、PRF2で負荷フランク
14のサポート直線を切断する。
【0230】 三角ねじの場合にねじ基部のサポート直線は、ねじ基部F2を通して通過する接
続部の軸線に対する平行な直線であるとして、定義される。
【0231】 PRF2で、プリンシパル円弧24の接線62は、負荷フランク14と正の角度Dを作る
。例えば、角度Dは、30’である。
【0232】 領域22は、さらに半径rs2をもつセカンダリー円弧26を備える。その一端は、
プリンシパル円弧24の端部に対する接線である。そして、その他端は、負荷フラ
ンク14に対する接線である。
【0233】 プリンシパル円弧24の半径rp2は、このように、負荷フランクのPRF2でとねじ
基部のサポート直線に対するF2で引き延ばされない接線をもつ標準の円の半径rH
2より大きく、そして、このように、ねじ基部と負荷フランクの間の交差点にお
いて反疲労特性をもたらす。
【0234】 半径rS2は、半径rp2より低く、そして、好ましくは、rp2の0.1から0.4倍まで
の範囲である。
【0235】 領域52は、ねじ基部のサポート直線に対しF2で接線である半径rp4をもつプリ
ンシパル円弧54を備える。円弧54のサポート円は、PRF4でスタビング・フランク
16のサポート直線を切断する。
【0236】 PRF4で、プリンシパル円弧24に対する接線68は、スタビング・フランク16と正
の角度Fを作る。例えば、角度Fは、15°である。
【0237】 領域52は、さらに半径rS4をもつセカンダリー円弧56を備える。その一端は、
プリンシパル円弧54の端部に対し接線であり、その他端は、スタビング・フラン
ク16に対する接線である。
【0238】 プリンシパル円弧54の半径rp4は、このように、スタビング・フランク16に対
してPRF4で、そして、ねじ基部のサポート直線に対してF2で引き延ばされない接
線をもつ標準の円の半径rH4より高く、そして、このように、ねじ基部及び負荷
フランクの間の交差点の反疲労特性をもたらす。
【0239】 半径rS4は、半径rp4より低く、好ましくは調律rp40.1から0.4までの範囲であ
る。
【0240】 このように、ねじ機素のデザインは、2つのフランク14、16が周期的負荷を受
けるが、しかし、負荷フランクがさらに応力を加えられる時、全部のねじ基部の
疲労作用を改善することを目指す。そして、それは、一般に、圧縮を交替に作用
させ、曲げ力を受けるパイプ・ストリングをもつ事例である。
【0241】 図10Aは、図9Aの雌ねじ12へのねじ込が可能である雄型ねじ11を示す。
【0242】 この雄型ねじ11は、ねじ頂部SI、ねじ基部F1、負荷フランク13及びスタビング
・フランク15を備える。 フランク13、15は、交差点領域21、31、41、51によってねじ頂部S1及び基部F1に
接続される。
【0243】 ねじ頂部の領域31、41は、図10Bに示され、半径rlsをもつ円の円弧によって構
成され、そして、図9Cで示される32、42に類似している。
【0244】 図10Cで示されるねじ基部領域21、51は、マルチプル半径領域である。これら
は図9Bに示されるねじ基部領域22、52と同様であり、これらに対応する。
【0245】 図11Aは、図1のねじ管接ぎ手を構成するためにねじ込んた後の接続している図
10Aの雄型ねじ11及び図9Aの雌ねじ12を示す。
【0246】 ねじ11、12は、それらの2つのフランクによって接点圧力の下で接触している
。雄型負荷フランク13は雌型負荷フランク14と接触している、そして、雄型スタ
ビング・フランク15は雌型スタビング・フランク16と接触している。
【0247】 対照的に、対のねじ(F1/S2とF2/S1)の頂部と基部の間に、及び、対応してい
る交差点領域(21/42、51/32、41/52、31/22_)の間に(:図11B及び11Cを参照。
)クリアランスがある。
【0248】 ねじのこのクリアランスと形状、及び、ねじ基部での大きい半径プリンシパル
円弧を有する交差点領域は、三角ねじを有するこの種のねじ管継手の良好な引張
-圧縮疲労作用または曲げ作用を作り出す。
【0249】 図12及び13は、接線交差点領域のみを構成している標準円弧の半径に比較した
、ねじ基部のマルチプル半径領域のプリンシパル円弧の半径の割合rp1/rHlの値
に基づいて、角度Dの角度A及びEの異なる組合せによる影響を解説する。
【0250】 図12と13から、割合rp1/rH1は、角度Dと共に増大することが明らかである。図
12は、角度Eの影響が穏当であること及びこの角度のために許容される小さい変
化量に適合することを示している。15°の角度Eは、E = 0°のときよりrpl/rH1
に関しわずかに高い値を作り出すことができる。
【0251】 一般にあまり傾けられず、そして、0°に近い(A-C)に対応する台形ねじのロー
ド・フランクに関しては、角度Dは、15°から 45°の範囲で有利に選ばれること
ができる。そして、角度Dは、角度Aがゼロの時、この角度のために主張される好
ましい範囲に対応する。
【0252】 図13は、角度Aの影響を示す。角度Aが代数的に増大するとき、割合rp1/rH1も
増大する。
【0253】 わずかに負の角度A(「鈎ねじ」と呼ばれるねじ上に突き出ているロード・フ
ランク)は、rplで実質的な利得を得るためには比較的大きい角度Dを必要とする
【0254】 正の角度Aは、30°または20°に角度Dの値を制限する。角度Aのためのそのよ
うな値は、三角ねじの場合に遭遇する。
【0255】 台形ねじのスタビング・フランクは、また、概して、ロード・フランクより急
勾配に傾斜している。角度Bの影響は、直接に角度Aの影響にまでさかのぼること
ができる。
【0256】 図14は、海底と沖合油田採鉱用のプラットホームの間の接合部用の「ライザー
」のためのねじ継手の下記の形状において、ねじの中間の部分で、ねじ基部とロ
ード・フランクの間の接合部領域での主応力の変化量を示す。
【0257】 ・図1で示される型式のねじ付きの連結された継手によって連結された339.7
mm(13 3/8”)の外径を有するパイプ、 ・テーパ付きねじ(1/6勾配、すなわち4.8°の角度C)、 ・4 山数(ねじピッチ6.35mm)、 ・管軸に平行な頂部と基部を有する高さ2.1 mmの台形ねじ、 ・直線負荷フランク(A=0°)、 ・傾斜したスタビング・フランク(B=15°)、 ・材料の弾性限度の80%のパイプ・ボディーにおいて引張応力を発生する引
張力下の軸荷重、 ・標準組立て回転力によって当接するように構成された継手。
【0258】 図14は、0.375mm(STDカーブ)の半径をもつ単一の円弧を有し、そして、マル
チプル1半径接合部領域(RMカーブ)を有する標準交差点の場合において、ねじ
基部とロード・フランクの間の交差点領域の表面における、材料の基本立方体に
かかるプリンシパル引張応力の計算値を比較する。
【0259】 マルチプル半径領域のパラメーターは: D=30° E=0° Rpl=0.64mm rsl=0.19mm rpl=0.3 ロード・フランク上のポイントPRF1の位置=ねじ基部のサポート直線からの0.3
2mm。
【0260】 図14は、角位置θでの交差点領域の表面における材料の基本の立方体、及び、
角位置θの関数として交差点領域の表面への接線に垂直な立方体の面におけるプ
リンシパル引張応力σの値を示す。0°の位置は、ねじ基部に関する交差点領域
の端部及びロード・フランク側における領域の他端に対する90°の位置に対応す
る。
【0261】 主応力σの最大値は、交差点領域の中間の部分において、及び、特に、角度位
置30°のあたりに見ることができる。
【0262】 マルチプル半径交差点領域の使用は、標準の交差点のための0.375mmに対して
フランク基準点の位置を0.32mmまで、そして、主応力σの最大値のおよそ20%だ
けわずかに減軽することができる。
【0263】 そのような減少は、ねじ継手の疲れ破断の前の繰返し数でかなりの利得を生じ
る。
【0264】 0.3の割合rS1/rplの使用は、70°位置にセカンダリー応力のピークの出現を制
限することができる。
【0265】 本発明は、上記で記載された実施態様に限定されない。
【0266】 この発明は、図2のねじ管接ぎ手300に使用される303、303’、304、304’で示
されるタイプのストレートねじ切り(角度C =0)に、特に応用されることができ
る。
【0267】 この発明は、2つのフランクが対のねじの2つのフランクと、接点圧力の有無に
かかわらず接触している台形ねじに、同様に、適用できる。
【0268】 これは、張力と圧縮力の下で機能するように設計された、例えば、EP 0 454 1
47に記載されたような、がん丈なねじ継手として知られているねじの事例である
。その文献では、雌及び雄のロード・フランクは、接点圧力の下で接触している
。そして、雌及び雄のスタビング・フランクは、また、ねじの実質的な長さにわ
たって接触している。
【0269】 これは、また、WO 00/14441において記載される軸方向の締まりばめフランク
を使った事例である。
【0270】 これは、また、WO 94/29627に記載される可変の幅をもつ楔ねじについての事
例である。
【0271】 台形ねじは、単に頂部と基部が頭を切って短くされた三角ねじであるので、各
々のフランクにマルチプル半径ねじ基部交差点領域をもつ三角ねじのこの説明は
、そのような台形ねじに直接に適応させられることができる。
【0272】 そのような台形ねじの場合、そのロード・フランクに関する領域とそのスタビ
ング・フランクに関する領域との間において異なっているプリンシパル円弧半径
をもつマルチプル半径領域交差点領域を、そのねじ基部で使用することが可能で
ある。
【0273】 このスタビング・フランクは、2つのフランクが対のねじ機素の対応するフラ
ンクと接触しているところで台形ねじにおいてロード・フランクより一般に荷重
を与えないので、プリンシパル円弧rpは、ロード・フランク側部の交差点21や22
のためより、スタビング・フランク側部における交差点51や52のために好都合に
もより高くなり得る。
【0274】 あるいは、プリンシパル半径rpは、領域21、22、51と52に関して同一であり得
る。
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ(101、102、202、301、302)の端部に形成されるねじ管
    接ぎ手(100、300)のための雄型又は雌型ねじを付された管状の要素(1、2)で
    あって、ねじ機素の形式が雄型であるか雌型かによって、外部的な雄型ねじ切り
    (3、303、303’)又は内部的な雌型ねじ切り(4、304、304’)を備え、該機素
    のねじ(11、12)は、ねじ機素の軸線を通って通過する縦の断面図で見て、ねじ
    頂部(17、20、S1、S2)、ねじ基部(18、19、F1、F2)、直線からなるロード・
    フランク(13、14)、直線からなるスタビング・フランク(15、16)と2つの接
    線のねじ基部交差点領域(21、22、51、52)を備え、これらの2つの領域の各々
    は、ねじ基部と対応するフランクと呼ばれる2つのフランクのうちの1つのと間に
    配置され、円の円弧を備え、「マルチプル半径領域」と呼ばれる2つの接線のね
    じ基部交差点領域のうちの少なくとも1つは、プリンシパル円弧(23、24、53、5
    4)と呼ばれる円の円弧を備え、そこではサポート円は、フランク基準点(PRF1
    、PRF2、PRF3、PRF4)と呼ばれる点で対応するフランクのサポート直線を切断す
    る、そして、プリンシパル円弧のどちらの側部でもセカンダリー曲線(25、26、
    27、55、56)と呼ばれる通常の曲線を備え、このセカンダリー曲線は、接線とし
    て一方では対応するフランクに、そして、他方ではねじ基部にプリンシパル円弧
    を接続することを特徴とする、そして、その特徴において: a)フランク基準点で、プリンシパル円弧のサポート円の接線(61、62、67、68)
    は、対応するフランクのサポート直線と、プリンシパル円弧がねじフランク材に
    食い込まないような、正しく正である鋭角(D. F)を作る; b)プリンシパル円弧の前記サポート円は、ねじ基部のサポート直線を切る、又は
    、該サポート直線に対する接線であり、前記サポート円(63)に対する接線は、
    考慮中の交点(PRR1)または接点においてねじ基部のサポート直線と、-15°か
    ら+15°の範囲で角度(E)を作る ねじを付された管状の要素。
  2. 【請求項2】 考慮中のマルチプル半径領域のフランク基準点において、プリン
    シパル円弧のサポート円に対する接線と対応するフランクの間の角度(D、F)は
    、10°と差(70°−J)(Jが、対応するフランクとねじ機素の軸線に対する垂線の
    間の代数的角度(A、B)であるとして)の間に設定されることを特徴とする請求
    項1のねじを付された管状の要素。
  3. 【請求項3】 考慮中のマルチプル半径領域のフランク基準点において、プリン
    シパル円弧のサポート円への接線と対応しているフランクの間との角度(D、F)
    は、Jが対応するフランクとねじ要素の軸線への垂線の間の代数的角度(A、B)
    であるならば、15°と差(45°−J)の間に設定されることを特徴とする請求項
    2のねじを付された管状の要素。
  4. 【請求項4】 マルチプル半径領域のプリンシパル円弧(23、24)の半径(rp1
    、rp2)は、対応しているフランクとねじ基部との間において接線方向にある交
    差点領域を単独で構成するフランク基準点を通って通過している標準円弧(29、
    30)の半径(rH1、rH2)の150%と250%の間に設定されることを特徴とする請求
    項1から3の中の1のねじを付された管状の要素。
  5. 【請求項5】 マルチプル半径領域の各々のセカンダリ曲線(25、26、27、55、
    56)は、円の円弧であることを特徴とする請求項1から4の中の1のねじを付さ
    れた管状の要素。
  6. 【請求項6】 マルチプル半径領域のプリンシパル円弧の半径(rpl、rp2、rp3
    、rp4)に対する各々のセカンダリ・カーブ(25、26、27、55、56)の円弧の半
    径(rs1、rs2、rS3、rS4、rT1)の割合は、0.1から0.4までの範囲であることを
    特徴とする請求項5のねじを付された管状の要素。
  7. 【請求項7】 ロード・フランク(21、22)をもつねじ基部の接線の交差点領域
    のみは、マルチプル半径領域であることを特徴とする請求項1から6の中の1の
    ねじを付された管状の要素。
  8. 【請求項8】 ねじ基部の2つの接線交差点領域の各々は、マルチプル半径領域
    であることを特徴とする請求項1から6の中の1のねじを付された管状の要素。
  9. 【請求項9】 ロード・フランク側のマルチプル半径領域のプリンシパル円弧(
    23、24)の半径(rp1、rp2)は、スタビング・フランク側のマルチプル半径領域
    のプリンシパル円弧(53、54)の半径(rp3、rp4)より大きい、又は、同じであ
    ることを特徴とする請求項8のねじを付された管状の要素。
  10. 【請求項10】 フランクの各々がねじ要素の軸線に垂線を有する作る角度(A
    、B)は、正またはゼロであることを特徴とする請求項1から9の中の1のねじ
    を付された管状の要素。
  11. 【請求項11】 静的及び動的応力への高い耐性を有するねじ管継手(100、300
    )であって、雄のねじ管要素の雄ねじ(3、303、303’)及び雌のねじ管要素の
    雌ねじ(4、304、304’)によって第二のパイプ(102、302)の端部において雌
    のねじ管要素(2)にねじ込むことによって連結される第1のパイプ(101、301)の
    端部の雄のねじ管要素(1)を有し、 雄及び雌のねじを付された各々のねじ(11、12)は、ねじ頂部(17、20、S1、
    S2)、ねじ基部(18、19、F1、F2)、直線からなるロード・フランク(13、14)
    、直線からなるスタビング・フランク(15、16)及び4つの交差点領域を有し、 夫々のねじは、円弧の円、2つの領域、即ち、接線ねじ基部交差点領域(21、
    22、51、52)を有し、 夫々ねじは、ねじ基部を、1つのフランク及び2つの領域、即ち、ねじ頂部交
    差点領域(31、32、41、42)に連結し、 夫々ねじは、ねじ頂部をフランクに連結し、 各々のねじ頂部交差点領域の輪郭及び配置は、対のねじ要素の接線ねじ基部交
    差点領域に干渉しないように適合され、 2つのねじ管要素のうちの少なくとも1つは、請求項1から10の中の1の耐疲
    労形状要素と呼ばれるねじ要素であることを特徴とするねじ管継手。
  12. 【請求項12】 請求項11のねじ管継手であって、 耐疲労形状を有する対のねじ管要素のマルチプル半径をもつ接線ねじ基部交差
    点領域の反対側のねじ管要素の少なくとも1つのねじ頂部交差点領域は、フォロ
    ワー領域(31、32)と呼ばれる領域であり、 そして、その領域は、互いに接線方向に接続する円の2つの円弧、即ち、プリ
    ンシパル円弧(33、34)及びセカンダリ円弧(35、36)、を有し、 この後者は、対応しているフランクの接線のねじ頂部交差点を作り出すこと、 及び、フォロワー領域のプリンシパル円弧のサポート円が対応しているフラン
    クのサポート直線を切断するところの、対応するフランクの高い交差点ポイント
    (PRH1、PRH2)と呼ばれるポイントにおいて、 前記円への接線は、考慮中のフランクのサポート直線に対して、正しく負であ
    る鋭角(G、H)を作ることを特徴とするねじ管継手。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12のねじ管継手であって、 ねじ管継手の2つの雄及び雌の要素は、請求項1から10の中の何れかの1つおい
    て定義される型式のものであることを特徴とするねじ管継手。
  14. 【請求項14】 請求項11から13の中の1のねじ管継手であって、 ねじ付けは、干渉ねじ付けである、即ち、1つのねじ付け(4)のねじ頂部(20)は
    、対のねじ付け(3)のねじ基部(19)と、半径方向に干渉していることを特徴とす
    るねじ管継手。
  15. 【請求項15】 請求項11から13の中の1のねじ管継手であって、 1つのねじ付け(3)の2つのねじフランク(13、15)は、ねじ付け(3、4)の少
    なくとも一部の長さにわたって対のねじ付け(4)の2つのねじフランク(14、16)
    と接点圧力の有無にかかわらず接触していることを特徴とするねじ管継手。
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