JP2003522570A - 振動組立体を有する脱毛装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、不要な毛を除去する脱毛装置である。脱毛装置１０は、毛抜き組立体１４と、毛抜き組立体１４に隣接して配置された振動組立体とを有している。振動組立体は、駆動ギヤに取付けられた振動ヘッドを有し、この振動ヘッドは、駆動ギヤの回転によって直線運動を行う。脱毛装置１０は、脱毛の際の不快感を最小にするために、皮膚を振動させながら毛を引っこ抜くことによって毛を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本出願は、１９９８年７月９日に出願した一部継続出願第 09/112,971号であ
る。

【０００２】 〔発明の分野〕 本発明は、一般的には、毛を捕捉し、引っこ抜くことによって不要な毛を除去
するための脱毛装置に関し、更に詳細には、使用者の皮膚をマッサージし且つ脱
毛中の痛みを最小にする振動組立体又は装置を有する、不要な毛を除去するため
の装置に関する。

【０００３】 〔本発明の背景〕 望ましい肉体的な外観を維持するために、不要な毛を除去する要望が存在する
。かみそり、毛抜き及びその他の脱毛装置のような、不要な毛を除去するのに有
用な多くの種類の装置が、従来技術で知られている。

【０００４】 かみそりは、迅速且つ容易な脱毛を行うけれども、毛は、皮膚の表面に見えた
ままであり、またすぐに生えてくる。従って、滑らかな皮膚と所望の外観を維持
するためには、頻繁に毛を剃らなければならない。毛抜きも使用されることがあ
る。従来技術の毛抜きは、互いに遠ざかるように弾性的に付勢された２つのアー
ムを有し、各アームは、対向面を有している。毛を２つの対向面の間に位置決め
し、アームを互いに押圧し、それにより、毛を毛抜きアームの２つの対向面の間
に把持する。次いで、毛を身体から引抜く。毛抜きは、より長く持続する毛の除
去を行う。しかしながら、伝統的な毛抜きは、一度に１本の毛を抜くことができ
るに過ぎないので、毛抜きで毛を除去することは、単調な作業になる。加えて、
普通には小さい２つの対向面の間に毛を位置決めし且つ把持するためには、正確
な操作が必要とされる。

【０００５】 毛を引っこ抜くことを含む方法では、毛を不十分に切断しないように注意を払
わなければならない。加えて、できるだけ多くの毛をできるだけ迅速に且つでき
るだけ痛みを伴わずに引抜くことが望ましい。

【０００６】 ドレフ(Dolev)に付与された米国特許第 5,281,233号(「ドレフ特許」)に記載さ
れているような、脱毛のための種々の装置が当該技術で知られている。ドレフの
脱毛装置は、概略的には、ハウジングと、このハウジングに回転可能に取付けら
れた毛抜き組立体とを有する。毛抜き組立体は、少なくとも１つのディスク組立
体を含み、ディスク組立体は、(ｉ)各々が少なくとも３つの半径方向に延びるア
ームを有する一対の相補的なディスクを有し、アームは、他のディスクのアーム
の対応する部分に押し付けられたときに毛のための捕捉部を形成する平らな周囲
部分で終っており、更に、(ii)ディスクの平らな周囲部分が、互いに捕捉部を形
成することと抜いた毛を排出するように離れることとを交互に行うように、一対
のディスクを収容し且つ回転させるハブを有している。

【０００７】 しかしながら、従来技術の脱毛装置と同じように組立て及び保守が容易且つ安
価であり、現在可能であるよりも多数の毛を引っこ抜くために、不要な毛を把持
するためのよりいっそう大きな捕捉領域を有する脱毛装置の要望がある。また、
毛を引っこ抜くことに関連した痛みを最小にする脱毛装置の要望もある。

【０００８】 〔本発明の概要〕 本発明は、毛を引っこ抜くことによって不要な毛を効率的に除去するための脱
毛装置に関し、この脱毛装置は、概略的には、ハウジングと、このハウジングに
回転可能に取付けられた毛抜き組立体とを有し、毛抜き組立体は、６つの毛捕捉
部を備えた少なくとも１つのディスク組立体を有する、 更に詳細には、少なくとも１つのディスク組立体は、(ｉ)各々が少なくとも３
つの半径方向に延びるアームを備えた一対の相補的なディスクを有し、アームは
、それに対応する他のディスクのアームの部分に押し付けられたときに毛の捕捉
部を形成する平らな周囲部分で終っており、２つの外側ディスクの平らな周囲部
分をそれに対応する内側ディスクの部分に押付け、更に、(ii)ディスクの平らな
周囲部分が互いに捕捉部を形成することと、抜いた毛を排出するように離れるこ
ととを交互に行うように、一対のディスクを収容し且つ回転させるハブを有して
いる。

【０００９】 本発明は、引っこ抜くことによる脱毛の痛みを緩和する振動機構を有する脱毛
装置にも関する。

【００１０】 本発明による脱毛装置を示す図面の簡単な説明が、図面の簡単な説明で参照で
きる。図面及び以下の詳細な説明は、単なる例示であり、特許請求の範囲に記載
した本発明の範囲を限定するものではない。

【００１１】 〔脱毛装置の詳細な説明〕 本発明は、２つの外側ディスクと１つの内側ディスクとを含む３つのディスク
を有する少なくとも１つのディスク組立体を備えた脱毛装置であり、従来技術の
ディスク組立体式脱毛装置よりも大きい毛つかみ領域を提供する。

【００１２】 図面を参照すれば、図１は、本発明による脱毛装置の好ましい実施形態を示し
ている。脱毛装置１０は、ハウジング１１と、ハウジングキャップ１３と、毛抜
き組立体１４とを有する。ハウジング１１は、片手で楽に且つ快適に握り易いよ
うに人間工学的に形状決めされており、好ましくは、プラスチックで構成されて
いるが、他の材料を使用しても良い。加えて、毛抜き組立体１４に対するハウジ
ング１１の向きを、使用の効率及び便利さが最適になるように任意数の変形形態
に変えても良い。適当な変形形態の例は、ドレフ(Dolev)の特許に記載され、そ
の全体をここに援用する。毛抜き組立体１４は、その一部分がハウジングキャッ
プ１３の開口を通って延び、毛抜き組立体１４を、掃除又は保守のために、離脱
ボタン１２を押すことによって取外すことができる。

【００１３】 図２に示すように、モーター２１６がハウジング１１内に収容され、このモー
ター２１６は、広範な種類の任意のミニチュアモーターである。モーター２１６
は、家庭用電源又はバッテリー(図示せず)を含む任意の便利で入手可能な動力源
によって作動される。毛抜き組立体１４は、オン／オフスイッチによって作動さ
れるモーター２１６によって動力が付与される。

【００１４】 図２に示す脱毛装置では、モーターハウジング２１８が、モーター２１６と、
このモーター２１６によって作られた回転速度を毛抜き組立体１４の適正な回転
速度に変換する減速ギヤ装置の両方を収容する。任意適当な減速ギヤ装置を使用
することができる。詳細には、モーターシャフト２０２が、モーターシャフトギ
ヤ２０３に連結され、このモーターシャフトギヤ２０３は、減速ギヤシャフト２
０５に取付けられている大きい方の減速ギヤ２０４と噛合っている。減速ギヤ２
０４の回転速度は、変速ギヤシャフト２０７に取付けられている変速ギヤ２０６
によって毛抜き組立体１４の駆動ギヤ２０８に伝達される。従来技術で知られて
いるように、各ギヤは、それに対応するシャフトに連結されているかそれと一体
に形成されているかの何れかであるのが良い。加えて、毛抜き組立体１４に十分
な回転運動を与える任意の装置が、本発明の脱毛装置に組込まれている。

【００１５】 毛抜き組立体１４は、少なくとも１つのディスク組立体５００で構成されてい
る。図２に示すように、好ましい実施形態は、６つのディスク組立体を含んでお
り、すべてのディスク組立体５００は同一である。各ディスク組立体５００は、
時計方向または反時計方向の回転に対して対称である。隣接したディスク組立体
５００は、係合手段によって互いに係合し、係合手段は、係合突出部３０３と係
合凹部３０４(図４参照)とを湾曲シャフト２１４に沿って有している。これらの
係合突出部３０３及び係合凹部３０４は、隣接したディスク組立体５００が適当
な角度だけ角度方向に互いにずらされることを確保し、隣接したディスク組立体
５００が効果的な毛捕捉部を形成するように正確に相互作用することを確保する
。湾曲シャフト２１４は、種々の剛性又は可撓性材料を含む任意適当な材料で作
られる。可撓性材料で作られた湾曲シャフトについては、適当な支持部が設けら
れなければならない。

【００１６】 加えて、毛抜き組立体１４の向きは、左側ブラケット２０１及び右側ブラケッ
ト２１３によって別々に制御される。更に、滑らかで安定した回転を提供するた
めに、２組のベアリング２１０が毛抜き組立体１４の端部に配置され、回転速度
が駆動ギヤ２０８からベアリング支持部２０９に伝達される。

【００１７】 図３に示すように、ディスク組立体５００は、内側ディスク組立体３０１と一
対の外側ディスク２１２とを含む３つの主エレメントを有する。各内側ディスク
組立体３０１は、ディスクキャリヤ３０２と、挿入ディスク５０１とを有する。
好ましくは、ディスクキャリヤ３０２は、アセタールプラスチックのようなプラ
スチック材料で作られ、挿入ディスク５０１及び外側ディスク２１２は、ステン
レススチールで作られる。換言すれば、毛と接触するディスク組立体５００の部
分は、毛を引抜くのに特に効果的な金属材料で作られ、湾曲シャフト２１４と接
触するディスク組立体５００の部分は、ディスク組立体５００の滑らかな回転を
容易にするプラスチックで作られる。変形例として、これらの構成要素が、従来
技術で知られている他の適当な材料で作られていても良い。

【００１８】 図３、図４及び図５に示すように、各挿入ディスク５０１及びすべての外側デ
ィスク２１２は、ほぼ１２０°ずつ離れるような向きに配置された３つの半径方
向に延びるアーム４０１を含んでいる。各アーム４０１は、平らな周囲部分４０
２で終っている。図５に示すように、平らな周囲部分４０２は、各ディスク組立
体５００の一対の外側ディスクの平らな周囲部分４０２がそれに対応する挿入デ
ィスク５０１の平らな周囲部分５０２に押し付けられたときにいかなる毛もつか
み且つ保持する傾向がある２つの捕捉部が周囲部分５０２及び４０２によって形
成されるように構成される。換言すれば、２つの捕捉部は、外側ディスク２１２
の平らな周囲部分４０１に一対の対向するクランプ力が付与されるときに毛をつ
かむように形成される。従って、ディスク組立体５００の３６０°の回転につい
て、６つの捕捉部が作動される。

【００１９】 図２に示すように、脱毛装置１０は、６組のディスク組立体５００を含んでい
る。各ディスク組立体５００は、少なくとも１つの他のディスク組立体５００に
隣接して湾曲シャフト２１４に取付けられ、６組すべてのディスク組立体５００
は、左側ブラケット２０１と右側ブラケット２１３とによって拘束されている。
加えて、左側ブラケット２０１と右側ブラケット２１３との間の上側寸法は、デ
ィスク組立体５００が図２に示すような傾斜角度で正確に回転するように設計さ
れており、それにより、効果的な毛捕捉部を形成する。

【００２０】 各外側ディスク２１２の中央部分は、ほぼ円形の開口を含んでおり、この開口
は、各外側ディスク２１２が内側ディスク組立体３０１に取付けられるように寸
法決めされ且つ形状決めされている。各ディスク組立体５００のすべての構成要
素２１２、３０１の形態、即ち、その寸法及び公差は、これらの構成要素が互い
にぴったり嵌り且つ脱毛装置１０の作動中に係合したままであるように設計され
る。

【００２１】 脱毛装置１０の変形実施形態では、ディスク組立体５００は、１又は２の一体
部品を有し、この一体部品はその中に上述した３つの構成要素２１２、３０１の
すべてのエレメントを有する。材料は、かかる変形実施形態が効果的な毛つかみ
捕捉部を形成することを可能にするように選択されなければならない。

【００２２】 内側ディスク組立体３０１のディスクキャリヤ３０２は、半径方向に延びるア
ーム４０１とほぼ同じ半径方向距離まで延びる３つのＵ字形状部材３０５を含む
。これらのＵ字形状部材３０５によって、時計方向又は反時計方向の何れかの回
転運動が外側ディスク２１２に付与される。ピンチ即ち押付け部３０６が各Ｕ字
形部材３０５の２つのアームの各々から延びている。換言すれば、各Ｕ字形部材
３０５は、一対の反対向きの押付け部３０６を有している。押付け部３０６は、
半径方向に延びるアーム４０１の平面を越えて延び、その結果、ディスク組立体
５００が回転するとき、各ディスク組立体５００の押付け部３０６は、隣接した
ディスク組立体５００の半径方向に延びるアーム４０１と接触するようになり、
それにより、アーム４０１にクランプ力を付与し、それにより、隣接したディス
ク組立体５００に捕捉部を形成させる。すべてのディスク組立体５００の回転中
、ディスク組立体５００は、隣接したディスク組立体５００の半径方向に延びる
アーム４０１と隣接したままである。

【００２３】 すべてのクランプ力は、外側ディスク２１２の平らな周囲部分４０２に付与さ
れる。それゆえ、各ディスク組立体５００の一対の外側ディスク２１２と内側デ
ィスク組立体３０１との間に形成されている捕捉部は、モーター２１６によって
提供される動力によって毛をつかみ且つそれを引抜くのに役立つ。

【００２４】 図１に示した脱毛装置では、図６に示すような、使用者の皮膚をマッサージし
、脱毛中の痛みを最小にするための振動組立体又は装置が、脱毛装置に追加され
ている。振動装置は、駆動ギヤ２０８に摺動自在に取付けられている振動ヘッド
２１７を有する。振動ヘッド２１７は、振動による刺激を使用者の皮膚に効果的
に付与する、当該技術で知られている任意の材料で作られる。適当な軟質材料は
、熱可塑性エラストマー又はゴム材料を含み、適当な硬質材料は、ＡＢＳ、ポリ
カーボネート、アセタール、又は当該技術で知られているその他の適当な材料を
含む。変形例として、図９乃至図１１に示すように、振動組立体は、一対の振動
ヘッドを有していても良い。図９及び図１０に示すように、振動ヘッド２１７は
、脱毛領域への振動の伝達のために、毛抜き組立体１４の近傍に又はそれにすぐ
隣接して配置されている。各振動ヘッド２１７は、毛抜き組立体１４から僅かに
約５乃至６ｍｍ離れている。図９及び図１０では、振動ヘッド２１７は、毛抜き
組立体１４の両端部に配置されている。変形例として、図１１に示すように、振
動ヘッド２１７は、毛抜き組立体１４の上側及び下側の側面に沿って配置されて
いても良い。各振動ヘッド２１７は、丸みのついた又は起伏のついた上面を有し
ており、その結果、脱毛装置１０を、皮膚を横切って任意の方向に且つ任意の角
度で滑らかに移動させることができる。

【００２５】 図６乃至図８に示すように、偏心シリンダー６０１が駆動ギヤ２０８に配置さ
れている。偏心シリンダー６０１は、その図心からずらされた回転軸線を有し、
その結果、駆動ギヤ２０８の回転により、振動ヘッド２１７を回転軸線に対して
上昇及び下降させる。この原理を図７及び図８に示している。図７では、振動ヘ
ッド２１７は、下降位置に循環されている。振動へッド２１７を１８０°循環さ
せると、振動ヘッド２１７は、図８に示すような上昇位置に移動する。従って、
駆動ギヤ２０８が回転するとき、振動ヘッド２１７は、下降位置から上昇位置ま
で連続的に移動したり、再び下降位置に戻ったりする。振動ヘッド２１７は、ま
た、左側ブラケット２０１及び右側ブラケット２１３によって横方向に拘束され
ている。

【００２６】 振動組立体は、脱毛装置を作動させているとき、使用者の皮膚をマッサージし
たり、使用者の皮膚に振動を付与したりするのに役立ち、それにより、脱毛工程
に関連した任意の不快感を最小にする。この振動装置は、マッサージ効果を提供
するために、毛抜き及びドレフの特許に具体化されている脱毛装置を含む、毛を
引っこ抜くことによって脱毛する任意種類の脱毛装置に組込まれているのが良い
。加えて、振動組立体は、当該技術で知られている仕方で、速度調整可能な制御
装置を備えていても良い。

【００２７】 好ましい実施形態では、振動装置は、毛抜き組立体１４に動力を与えるモータ
ーと同じモーター２１６によって動力が与えられ、駆動ギヤ２０８を共用する。
この設計は、便利でコンパクトなデザインを提供するけれども、必要とは限らな
い。変形実施形態では、振動組立体は、家庭用電源又はバッテリーによるような
、毛抜き組立体から独立した動力が与えられていても良い。かかる実施形態では
、振動速度を、毛抜き組立体が作動する速度と独立に調整することができる。

【００２８】 本発明は、その精神又は本質的な特徴から逸脱することなしに他の形態で実施
されても良い。上述した実施形態を例示としてのみ考慮すべきであり、限定とし
て考慮すべきではない。例えば、各ディスク組立体５００は、必ずしも３対の半
径方向に延びるアーム４０１を必要とするわけではない。より多くのアームを本
発明のデザインに組込み、それにより、ディスク組立体の１回転当たり、より多
くの捕捉部を構成しても良い。ドレフの特許に記載されているように、捕捉部が
構成されている間の時間を延長する追加手段を本デザインに組込んでも良い。従
って、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって指示される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による脱毛装置の正面図である。

【図２】 複数のディスク組立体を含む脱毛装置の正面からの断面図である。

【図３】 ２つの外側ディスクと１つの内側ディスクを含むディスク組立体の分解斜視図
である。

【図４】 図３のディスク組立体の平面図である。

【図５】 図３のディスク組立体の斜視図である。

【図６】 振動装置の斜視図である。

【図７】 図６の振動装置の機能を示す。

【図８】 図６の振動装置の機能を示す。

【図９】 毛抜き組立体及び振動組立体を示す、脱毛装置の斜視図である。

【図１０】 振動組立体を有する脱毛装置の平面図である。

【図１１】 振動組立体を有する脱毛装置の変形実施形態の平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，Ｔ Ｍ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ ，ＺＷ (72)発明者 ゴーラン ジーヴ イスラエル ハーツリア イェア スター ン ストリート ９

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 毛の捕捉部を形成するように一方のアームが他方のアームに
   押し付けられる少なくとも２つのアームを備えた毛抜き組立体を有する脱毛装置
   であって、前記毛抜き組立体に取付けられた振動組立体が前記毛抜き組立体と組
   合わされ、前記振動組立体は、駆動ギヤに取付けられた振動ヘッドを有し、この
   振動ヘッドは、前記駆動ギヤの回転によって直線運動を行う、脱毛装置。
2. 【請求項２】 前記振動ヘッドの直線運動は、上昇位置から下降位置までの
   運動と、下降位置から上昇位置までの運動とを有する、請求項１に記載の脱毛装
   置。
3. 【請求項３】 前記振動組立体は、更に、前記駆動ギヤに固定された偏心シ
   リンダーを有し、この偏心シリンダーは、前記駆動ギヤの回転中心からずらされ
   た図心を有し、前記振動ヘッドは、前記偏心シリンダーに摺動自在に取付けられ
   ている、請求項２に記載の脱毛装置。
4. 【請求項４】 前記振動組立体は、前記毛抜き組立体に隣接している、請求
   項１に記載の脱毛装置。
5. 【請求項５】 前記直線運動の速度は一定である、請求項１に記載の脱毛装
   置。
6. 【請求項６】 前記直線運動の速度は、調整可能である、請求項１に記載の
   脱毛装置。
7. 【請求項７】 脱毛装置であって、 (ａ)少なくとも２つのアームを備えた回転可能な毛抜き組立体を有し、この毛
   抜き組立体を回転させたときに少なくとも１つの毛捕捉部を形成するように、一
   方のアームが他方のアームに押し付けられ、 (ｂ)更に、モーターと駆動ギヤとを備えた、前記毛抜き組立体を回転させるた
   めの動力装置と、を有し、 第１の振動ヘッドを有する振動装置が、前記毛抜き組立体と組合わされ、前記
   第１の振動のヘッドは、前記動力装置の駆動ギヤの回転によって前記第１の振動
   ヘッドの直線運動を行わせるように前記駆動ギヤに取付けられている、脱毛装置
   。
8. 【請求項８】 前記振動組立体の第１の振動ヘッドは、それが脱毛部位の近
   傍の使用者の皮膚を振動させることができるように前記毛抜き組立体に隣接して
   いる、請求項７に記載の脱毛装置。
9. 【請求項９】 更に、前記毛抜き組立体が回転可能に取付けられるハウジン
   グと、このハウジングに取付けられ、前記毛抜き組立体が少なくとも１つの毛捕
   捉部を形成するように回転するときの前記毛抜き組立体の向きを定めるための左
   側ブラケット及び右側ブラケットと、を有する、請求項８に記載の脱毛装置。
10. 【請求項１０】 前記左側ブラケット及び前記右側ブラケットの一方が前記
    振動ヘッドの向きを定める、請求項９に記載の脱毛装置。
11. 【請求項１１】 前記振動組立体の第１の振動ヘッドは、前記毛抜き組立体
    から僅かにほぼ６ｍｍ離れている、請求項８に記載の脱毛装置。
12. 【請求項１２】 前記脱毛装置を皮膚を横切って任意の方向に且つ任意の感
    度で滑らかに動かせるように、前記第１の振動ヘッドは、丸みのついた上面を有
    する、請求項８に記載の脱毛装置。
13. 【請求項１３】 前記振動組立体は、更に、前記駆動ギヤの回転によって直
    線運動を行わせるように前記動力装置の駆動ギヤに取付けられた第２の振動ヘッ
    ドを有する、請求項８に記載の脱毛装置。
14. 【請求項１４】 前記振動組立体の第２の振動ヘッドは、前記第１の振動ヘ
    ッドの反対側で前記毛抜き組立体に隣接している、請求項１３に記載の脱毛装置
    。
15. 【請求項１５】 脱毛装置であって、 (Ａ)ハウジングと、 (Ｂ)このハウジングに取付けられた湾曲シャフトに回転可能に取付けられ、６
    つの同一のディスク組立体を含む毛抜き組立体と、を有し、 前記ディスク組立体の各々は、 (ｉ)３つのアームを備えており且つディスクキャリヤの上に取付けられている
    挿入ディスクを有する内側ディスク組立体と、 (ii)この内側ディスク組立体に取付けられており且つ３対のアームを備えてい
    る一対の外側ディスクと、を有し、前記３対のアームの各々は、６つの毛捕捉部
    を形成するように前記内側ディスクの３つのアームに交互に押し付けられ、 前記ディスクキャリヤは、 (ａ)前記内側ディスク組立体の軸線を中心とする前記内側ディスクの回転の際
    、一対の外側ディスクに回転運動を与えるように前記一対の外側ディスクの３対
    のアームに係合するための３つのＵ字形状部材と、 (ｂ)少なくとも１つの隣接したディスクキャリヤにクランプ力を与えるために
    、前記３つのＵ字形状部材の各々から外側ディスクの各対のアームの平面を越え
    て軸線方向に延びる３対の押付け部と、 (ｃ)１つのディスクキャリヤの回転運動が少なくとも１つの隣接したディスク
    キャリヤに回転運動を与えるように、少なくとも１つの隣接したディスクキャリ
    ヤに係合するための係合手段と、を有し、 前記脱毛装置は、更に、 (Ｃ)モーターと駆動ギヤとを備えた、前記毛抜き組立体を回転させるための動
    力装置と、 (Ｄ)振動ヘッドを備えた振動組立体と、を有し、前記振動ヘッドは、前記駆動
    ギヤの回転により前記振動ヘッドの直線運動を行わせるように前記駆動ギヤに取
    付けられている、脱毛装置。