JP2003520110A - 腹腔鏡手術で使用する電極装置 - Google Patents

腹腔鏡手術で使用する電極装置

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Abstract

(57)【要約】 腹内組織または内臓の電気刺激および/または電気監視に対して特に適合された医療用インプラント装置。このインプラント装置は一般に、治療対象の組織または内臓にそれを固定するための不動化機構または装置、電源に接続するための電気接続端子に電気的に接続される2つ以上の電極、治療対象の組織または内臓に侵入のための機構、および侵入装置を細長い本体から分離するクイックリリース接続装置を備えた細長い本体を有する。細長い本体に沿った電極および不動化機構の相対位置が正確に制御される。このインプラント装置は、刺激される対象の内臓に容易に挿入され、適切に配置または固定され得る。このインプラント装置は、哺乳類の組織または内臓、特に腹腔内の組織および内臓の効果的な電気刺激および/または電気監視を保証するために互いに対して適切に配置された電極および不動化構成要素を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、腹腔鏡手術で使用されるように設計され適合された医療用インプラ
ント装置に関する。この医療用インプラント装置は特に、腹内組織または内臓の
電気刺激および/または電気監視に対して適合されている。この医療用インプラ
ント装置は細長い本体を備え、この細長い本体は、治療対象の組織または内臓に
細長い本体を固定するための不動化または固定化装置、電源に接続するための電
気接続端子に電気的に接続される2つ以上の電極、治療対象の組織または内臓に
侵入するための機構、および前記侵入装置を細長い本体から分離するクイックリ
リース接続機構を備える。固定装置は特に、治療対象の組織内または組織の周囲
にインプラント装置が適切に配置されるように適合されており、その結果、治療
対象の組織との良好な電気接触が確立され維持される。このインプラント装置は
さらに、取外し可能な針または切開機構を備えることができる。
【0002】 (発明の背景) 消化管に影響を及ぼす疾患の70%超が機能性の疾患であることはよく知られ
ている。このような疾患は現在、主に薬理学的手段を使用して治療されている。
薬物には一般に副作用があり、薬物が症状だけを緩和し、根底にある問題または
機能不全を治さないときには特にそうであるので、薬物の投与はしばしば一時的
なものとならざるを得ない。実際、副作用が十分に深刻である場合には、患者に
対して十分な利益が得られる前に投薬を中断しなければならない場合があり、多
くの場合に根底にある疾患が治癒せずに残る。
【0003】 胃腸活動の制御における電気生理学が演じる重要な役割が、近年ますます明ら
かになっている。特定の周波数および様式(modality)で特定の部位に
適用された、胃腸器官または胃腸管の自己調節性電気運動性生理に関する電気刺
激によって、機能不全が矯正される可能性がある。例えば最近、摂食障害(例え
ば肥満、痩せ、過食症、食欲不振など)において胃管の自動運動性および電気運
動性が変化することが示された。糖尿病性胃不全麻痺、上部消化管での逆流、お
よび他の多数の胃腸病学的機能病理における電気運動性活動の障害も観察されて
いる。
【0004】 胃の内在神経系を刺激することには、2つの大きな結果または効果がありそう
である。これらはすなわち、(1)胃の電気運動性活動の矯正および直接制御、
および(2)内在神経系によって生み出される特定の物質(すなわち胃腸ニュー
ロメディエータ(neuromediator)および神経伝達物質)の内分泌
の増大の刺激である。消化器系を含む機能性疾患の治癒、より広くは、何らかの
形で消化器系に関係した、または消化器系に関連した障害を含む機能性疾患の治
癒は、したがって、胃電気生理学分野の研究の進歩に密接にリンクしている。
【0005】 消化器系の腸管の電気的活動および関係する神経ホルモンの内分泌を変化させ
る1つの方法は、電気インパルス(電気刺激)を生成するインプラントシステム
、ならびに刺激対象の内臓および/または腸管にそれらを接続する手段(例えば
電気カテーテル(electrocatheter)など)を使用する方法であ
る。これらの治療方法は、電気カテーテルを腹部に挿入する「侵襲性」の外科手
術技法を含む。これは開放性の外科手術、好ましくは最小限度に侵襲性の外科手
術(すなわちビデオ腹腔鏡手術)を含み得る。内臓を電気的に刺激しかつ/また
は監視する現行の電気カテーテルは、金属製の微小な鈎(マイクロバーブ(mi
crobarb))を有することができ、このマイクロバーブには、カテーテル
の端部の取付を可能にし、その後にそれが取り外されることを防ぐ角度が付けら
れている。しかし、金属製のマイクロバーブは周囲の組織を傷つける可能性があ
り、消化組織および/または消化器の活発な活動にさらされたときには特に傷つ
けやすい。このような損傷の望ましくない結果の1つが、胃腸管腔中での電極の
侵食である。こうなると腹腔および電極の汚染が発生する可能性がある。その後
に感染が起これば、少なくともカテーテルを除去し、追加の手術を実施する必要
が生じよう。
【0006】 腹腔鏡手技中、全身麻酔薬を投与した後に、CO2または他の不活性の可燃性
ガスを用いて患者の腹部をふくらませ、これによって腹腔を、仮想の腔から実際
の腔へと変化させる。次いで、気密弁機構を有する堅いチューブ(「トロカール
」)をガスが充てんされた腹腔に挿入して、ビデオカメラおよび他の手術器具を
腹部に導入できるようにする。次いで、カメラから送信されたビデオ画像を見る
ことによって手術を進める。複数のトロカールが必要である。一般に最初のトロ
カールは、手術手技を監視するためのビデオカメラを腹部へ挿入するアクセスを
提供する。第2のトロカールには通常、実行する手術のタイプに応じて、通常胃
の小弯を覆っている肝臓の縁または他の内臓を移動させ、あるいはこれを保持す
るクランプが挿入される。第3のトロカールは、操作クランプまたは腹腔鏡鉗子
にアクセスを提供する。第4のトロカールは、患者の胃壁の中にインプラントす
る器具および電気カテーテルを導入するのに使用される。刺激しようとする患者
の器官および/または内臓に対する特定の手術を容易にするのに、電気カテーテ
ルの構造は重要な役割を演じる。
【0007】 使用されるそれぞれのトロカールにはもちろん、皮膚および腹壁を貫通した別
々の管(tract)が必要である。腹部の膨張を維持するため、トロカールと
一緒に弁を使用して気密密封する。電気カテーテル、インプラント可能電極など
の医療用装置の腹部への導入には一般に、装置を把持する腹腔鏡鉗子の使用が必
要である。元々概して壊れやすいこのような装置は、鉗子によって強く握りすぎ
ると損傷する可能性がある。したがって例えば電極リードを有する電気カテーテ
ルの場合、内部の導線が切れる可能性があり、そうなると装置は機能不良となり
、または完全に役立たずとなる。
【0008】 さらに、関心の組織または器官に隣接して電気カテーテルを配置し、標的組織
または器官を電気的に刺激しかつ/または電気的に監視できるように電気カテー
テルを所定の位置に「ロック」することが望ましい。先に述べたように金属マイ
クロバーブは、装置を所定の位置にロックするのに使用された。このような金属
マイクロバーブは周囲の組織を傷つけ、または引き裂く可能性があり、特に、イ
ンプラント装置が、消化器の活発な活動またはぜん動運動にさらされたときにそ
うなる可能性が高い。最近になって、このようなインプラント装置に可撓性のマ
イクロバーブが使用された。このような可撓性マイクロバーブは周囲の組織を傷
つけにくいが、可撓性マイクロバーブが装備された電気カテーテルは、治療対象
の組織に対して正確に配置することが難しい。いくつかのケースでは、電極の1
つが実際に侵入トンネルの外側にあり、したがって治療対象の組織と直接には接
触していない。実際には、両方の電極を侵入トンネルの外側に置くこともできる
。もちろん、少なくとも1つの電極が組織と接触しないことによって、治療対象
の組織の電気刺激および/または監視は不十分なものとなる。さらに、例えば胃
の筋肉はいくぶん弛緩性であるので、両方の電極が標的組織と電気的に良好に接
触するようにインプラント装置を押したりまたは引いたりすることは、特に腹腔
鏡手術の条件下では、しばしば難しい。電極が当初、適切に配置されている(す
なわち両方の電極が侵入トンネル内にあり、かつ侵入トンネルを形成している組
織壁と接触している)場合でも、侵入トンネル内で細長い本体が移動することに
よって、少なくとも1つの電極が侵入トンネルの外側へ移動し、組織と接触しな
くなる可能性がある。もちろん、活発に運動している組織または器官(例えば消
化中の胃)では、電極の1つが侵入トンネルの外側の位置に移動する可能性は高
い。
【0009】 したがって、標的組織または器官に取り付けるために容易かつ正確に配置する
ことができ、所定の位置にしっかりとロックすることができる改良型のインプラ
ント装置を提供することが望ましい。さらに、標的組織または器官と電気的に良
好に接触するように電極リードを容易に配置することを可能にする不動化機構を
備えた、改良型のインプラント装置を提供することが望ましい。さらに、電極リ
ードと標的組織または器官とが電気的に良好に接触するように配置された後に、
電極リードの移動または変位に抵抗して、良好な電気接触があまりそこなわれな
いようにする不動化機構を備えた、改良型のインプラント装置を提供することが
望ましい。このような不動化機構は、組織が反復的かつ/または活発に運動して
いる場合(例えば消化中の胃の筋肉)に特に望ましい。さらに、腹腔内または他
の体腔内の内臓の活発な運動による変位に長期にわたって抵抗する改良型のイン
プラント装置を提供することが望ましい。さらに、交換可能な針または切開機構
を有し、そのため、外科医が、特定の患者および/またはインプラントするイン
プラント装置に対して最適なスタイル、サイズおよび/または構成を有する針ま
たは切開機構を選択することができるインプラント装置を提供することが望まし
い。本発明はこのようなインプラント装置を提供する。本発明のインプラント装
置は、腹腔内のインプランテーションに対して特に適合されているが、本発明の
インプラント装置は体内のいたるところで使用することができる。本発明のイン
プラント装置は、治療すべき組織に対して電極リードを正確に配置することがで
き、反復的かつ/または活発に運動している組織または器官からの変位に抵抗す
る。本発明のインプラント装置は、例えば腹腔または胸腔内で特に有用であろう
【0010】 (発明の概要) 本発明は、腹腔鏡手術で使用するように設計され適合された医療用インプラン
ト装置に関する。この医療用インプラント装置は特に、治療対象の組織に対して
電極リードを正確かつ適切に配置するように適合されている。さらに、適切に配
置された後にこの医療用インプラント装置を固定して、組織の通常の運動の間に
、装置、特に電極リードが変位する危険を大幅に低減することができる。この医
療用インプラント装置は特に、腹内組織または内臓の電気刺激および/または電
気監視に対して適合されている。本発明のインプラント装置は一般に細長い本体
を有し、この細長い本体は、治療対象の組織または内臓にインプラント装置を固
定するための不動化機構または装置、電源に接続するための電気接続端子に電気
的に接続された2つ以上の電極、治療対象の組織または内臓に侵入するための機
構、および前記侵入装置を細長い本体から分離するクイックリリース接続機構を
備える。細長い本体に沿った電極リードおよび不動化機構の相対位置を正確に制
御することによって、改良された本発明の医療用インプラント装置が得られる。
【0011】 このインプラント装置は、刺激する対象の内蔵に容易に挿入し、適切に配置ま
たは固定することができる。この改良型のインプラント装置は、哺乳類(特にヒ
ト)の組織または内臓、特に腹腔内の組織および内臓の効果的な電気刺激および
/または電気監視を保証するために互いに対して適切に配置された電極および不
動化構成要素を含む。このような組織および内臓の例には、胃、小腸、大腸、膀
胱、胆嚢、腹腔の筋肉、胸腔の組織、筋肉および/または器官(食道の頸部、胸
部および腹部、ならびに頸部の咽頭筋系を含む。ただしこれらに限定されない)
などが含まれる。ただしこれらに限定されるわけではない。
【0012】 他の実施形態では、本発明のインプラント装置が取外し可能な針または切開機
構を有し、これによって外科医は、特定のインプラント装置、患者および/また
はインプランテーション手技に対して適当なスタイル、サイズおよび/または構
成を有する切開機構を選択することができる。他の実施形態では、本発明のイン
プラント装置が、電極の遠位側に配置された細長い本体に沿った少なくとも1つ
の縫合糸穴または開口を有する。刺激対象の組織内にインプラント装置を適切に
位置した後に、これらの穴または開口を使用して、インプラント装置の遠位端を
侵入トンネルの外側の組織に縫合することができる。
【0013】 本発明は、腹腔鏡手術で使用するための改良型の医療装置であって、電極が治
療対象の組織と良好に電気接触するよう容易かつ正確に配置することができる装
置を提供する。本発明はさらに、体腔内の治療対象の組織の電気刺激および電気
監視のためのインプラント装置を提供する。このインプラント装置は、(1)遠
位端および近位端を有する細長い本体と、(2)前記遠位端に位置する、治療対
象の組織に侵入するための侵入機構と、(3)前記侵入機構に隣接したクイック
リリース接続機構と、(4)前記クイックリリース接続機構の近位側に隣接した
、治療対象の組織にインプラント装置を固定するための第1の不動化機構および
第2の不動化機構を備え、前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構が、前
記組織を十分にまたぐだけの間隔で前記細長い本体に沿って離隔されており、前
記第1の不動化機構が、前記クイックリリース接続機構と前記第2の不動化機構
の間に位置し、さらに、(5)前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構の
間に、前記第1の電極が前記第1の不動化機構に隣接し、前記第2の電極が前記
第2の不動化機構に隣接するように配置された第1および第2の電極と、(6)
前記近位端に位置する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第1お
よび第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接続され、前記クイックリリース
接続機構が、インプラント装置が体腔内に適切に配置された後に前記侵入装置を
前記細長い本体から分離するのに有効であり、前記第1の不動化機構が、前記第
1の電極から約5mm以上離れたところに位置し、前記第2の不動化機構が、前
記第2の電極から約5mm以上離れたところに位置する。前記第1の不動化機構
から前記第1の電極までの距離は約5mmから約20mm、前記第2の不動化機
構から前記第2の電極までの距離は約5mmから約20mmであることが好まし
い。
【0014】 本発明はさらに、腹腔内の治療対象の組織の電気刺激および電気監視のための
インプラント装置を提供する。このインプラント装置は、(1)遠位端および近
位端を有する細長い本体と、(2)前記遠位端にあって、治療対象の組織に侵入
し、侵入トンネルを前記組織中に形成するための侵入機構を備え、前記侵入トン
ネルが遠位末端および近位末端、ならびに前記侵入トンネルを通して前記遠位末
端から前記近位末端まで測った長さを有し、さらに、(3)前記侵入機構に隣接
して配置されたクイックリリース接続機構と、(4)第1の不動化機構および第
2の不動化機構を備え、前記第2の不動化機構が前記細長い本体に取り付けられ
ており、前記細長い本体と一体であり、前記侵入トンネルの近位末端と係合する
ように前記クイックリリース機構の近位側にあり、前記第1の不動化機構が、前
記侵入トンネルの遠位末端から外に出たときに前記細長い本体に添付され、治療
対象の組織にインプラント装置を固定するように適合されており、さらに、(5
)前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構の間に、前記第1の電極が前記
第1の不動化機構に隣接し、前記第2の電極が前記第2の不動化機構に隣接する
ように配置され、前記侵入トンネルを形成している組織と良好に電気接触した第
1および第2の電極と、(6)前記近位端に位置する、電源に接続するための電
気接続端子を備え、前記第1および第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接
続され、前記クイックリリース接続機構が、インプラント装置が腹腔内に適切に
配置された後に前記侵入装置を前記細長い本体から分離するのに有効であり、前
記第1の不動化機構が、前記第1の電極から約5mm以上離れたところに位置し
、前記第2の不動化機構が、前記第2の電極から約5mm以上離れたところに位
置し、前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構が、前記侵入トンネルの長
さにほぼ等しいか、またはそれよりも短い距離だけ離隔している。前記第1の不
動化ユニットから前記第1の電極までの距離は約5mmから約20mm、前記第
2の不動化機構から前記第2の電極までの距離は約5mmから約15mmである
ことが好ましい。
【0015】 本発明はさらに、腹腔内の治療対象の組織の電気刺激および電気監視のための
インプラント装置を提供する。このインプラント装置は、(1)遠位端および近
位端を有する細長い本体と、(2)前記遠位端にあって、治療対象の組織に侵入
し、侵入トンネルを前記組織中に形成するための侵入機構を備え、前記侵入トン
ネルが遠位末端および近位末端、ならびに前記侵入トンネルを通して前記近位末
端から前記遠位末端まで測った長さを有し、さらに、(3)前記侵入機構に隣接
して配置されたクイックリリース接続機構と、(4)前記細長い本体が治療対象
の組織に対して適切に配置された後に前記細長い本体に取り付けて、前記細長い
本体を前記侵入トンネル内の所定の位置に固定することができる第1の不動化機
構、および前記細長い本体が治療対象の組織に対して適切に配置される前または
後に前記細長い本体に取り付けて、前記細長い本体を前記侵入トンネル内の所定
の位置に固定することができる第2の不動化機構を備え、前記第1の不動化機構
が、前記侵入トンネルの遠位末端のところで前記細長い本体に取り付けられるよ
うに適合され、前記第2の不動化機構が、前記侵入トンネルの近位末端のところ
で前記細長い本体に取り付けられるように適合され、さらに、(5)前記細長い
本体に沿って互いに離隔され、前記侵入トンネル内に包含され、前記侵入トンネ
ルを形成している組織と良好に電気接触する第1の電極および第2の電極と、(
6)前記近位端に位置する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第
1および第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接続され、前記クイックリリ
ース接続機構が、インプラント装置が腹腔内に適切に配置された後に前記侵入装
置を前記細長い本体から分離するのに有効であり、前記第1および第2の電極が
前記侵入トンネル内に適切に配置されたときに、前記第1の不動化機構が、前記
第1の電極から約5mm以上離れたところに位置し、前記第2の不動化機構が、
前記第2の電極から約5mm以上離れたところに位置し、前記第1の不動化機構
と前記第2の不動化機構が、前記侵入トンネルの長さにほぼ等しいか、またはそ
れよりも短い距離だけ離隔している。前記第1の不動化ユニットから前記第1の
電極までの距離は約5mmから約20mm、前記第2の不動化機構から前記第2
の電極までの距離は約5mmから約15mmであることが好ましい。
【0016】 本発明はさらに、インプラント装置を治療対象の組織に取り付ける腹腔鏡手術
の方法を提供する。この方法は、(a)侵入機構ならびに第1および第2の電極
を有するインプラント装置を、治療対象の組織を含む体腔内にトロカールを通し
て挿入すること、および(b)前記侵入機構を使用して治療対象の組織内に侵入
トンネルを形成することを含み、前記侵入トンネルが遠位末端および近位末端、
ならびに前記侵入トンネルを通して前記近位末端から前記遠位末端まで測った長
さを有し、さらに、(c)前記第1および第2の電極を前記侵入トンネル内に配
置して、治療対象の組織と良好な電気接触を得ること、および(d)前記侵入ト
ンネル内で前記インプラント装置を不動化して、前記第1の電極と治療対象の組
織の間の電気接触および前記第2の電極と治療対象の組織の間の電気接触が治療
プログラムのあいだ良好に維持されるようにすることを含み、前記インプラント
装置が、(1)遠位端および近位端を有する細長い本体と、(2)前記遠位端に
位置する侵入機構であって、治療対象の組織に侵入し、その中に侵入トンネルを
形成するための侵入機構と、(3)前記侵入機構に隣接して配置されたクイック
リリース接続機構と、(4)前記クイックリリース接続機構の近位側に隣接した
、治療対象の組織にインプラント装置を不動化するための第1の不動化機構およ
び第2の不動化機構を備え、前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構が、
前記組織を十分にまたぐだけの間隔で前記細長い本体に沿って離隔されており、
前記第1の不動化機構が、前記クイックリリース接続機構と前記第2の不動化機
構の間に位置し、さらに、(5)前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構
の間に、前記第1の電極が前記第1の不動化機構に隣接し、前記第2の電極が前
記第2の不動化機構に隣接するように配置された第1および第2の電極と、(6
)前記近位端に位置する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第1
および第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接続され、前記クイックリリー
ス接続機構が、前記第1および第2の電極が前記侵入トンネル内に適切に配置さ
れた後に前記侵入装置を前記細長い本体から分離するのに有効であり、前記第1
および第2の電極が前記侵入トンネル内に適切に配置されたときに、前記第1の
不動化機構が、前記第1の電極から約5mm以上離れたところに位置し、前記第
2の不動化機構が、前記第2の電極から約5mm以上離れたところに位置し、前
記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構が、前記侵入トンネルの長さにほぼ
等しいか、またはそれよりも短い距離だけ離隔している。
【0017】 本発明はさらに、胃腸組織を電気刺激するための方法を提供する、この方法は
、 (a)第1および第2の電極、ならびに電気パルス発生器に接続するための電
気接続端子を有するインプラント装置を、トロカールを通して腹腔内に挿入する
こと、 (b)前記第1および第2の電極を胃腸管の領域内に配置して、アウエルバッ
ハ神経叢および/またはマイスナー神経叢の良好な電気刺激を提供すること、 (c)前記インプラント装置を不動化して、アウエルバッハ神経叢および/ま
たはマイスナー神経叢の良好な電気刺激が治療プログラムのあいだ維持されるよ
うにすること、 (d)前記インプラント装置の前記電気接続端子に電気パルス発生器を取り付
けること、および (e)前記インプラント装置に電気インパルスを送達し、それによってアウエ
ルバッハ神経叢および/またはマイスナー神経叢を電気的に刺激すること を含む。
【0018】 本発明はさらに、治療対象の組織の電気刺激および電気監視のためのインプラ
ント装置を提供する。このインプラント装置は、(1)遠位端および近位端を有
する細長い本体と、(2)前記遠位端に取り付けられた侵入機構であって、治療
対象の組織に侵入し、遠位末端および近位末端を有する侵入トンネルを前記組織
中に形成するための侵入機構と、(3)前記侵入機構に隣接して配置されたクイ
ックリリース接続機構と、(4)治療対象の組織にインプラント装置を固定する
ために前記侵入トンネルの両端で組織と係合する、前記細長い本体に沿った第1
の不動化機構および第2の不動化機構を備え、前記第1の不動化機構が、前記侵
入トンネルの遠位末端の外側で組織と係合し、前記第2の不動化機構が近位末端
で組織と係合し、さらに、(5)前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構
の間に配置され、前記侵入トンネルを形成している組織と良好に電気接触する少
なくとも第1および第2の電極と、(6)前記近位端に位置する、電源に接続す
るための電気接続端子を備え、前記第1および第2の電極が前記電気接続端子に
電気的に接続され、前記クイックリリース接続機構が、インプラント装置が腹腔
内に適切に配置された後に前記侵入装置を前記細長い本体から分離するのに有効
であり、前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通する少なくとも1つの
縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切に配置された
後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の遠位端を前記
遠位末端の外側の組織に縫合することができる。侵入機構は、インプラント装置
の遠位端に装着された取外し可能な針または他の切開機構であることが好ましい
【0019】 本発明はさらに、治療対象の組織の電気刺激および電気監視のためのインプラ
ント装置を提供する。このインプラント装置は、(1)遠位端および近位端を有
する細長い本体と、(2)前記遠位端に取り付けられた侵入機構であって、治療
対象の組織に侵入し、遠位末端および近位末端を有する侵入トンネルを前記組織
中に形成するための侵入機構と、(3)前記侵入機構に隣接して配置されたクイ
ックリリース接続機構と、(4)治療対象の組織にインプラント装置を固定する
ために前記侵入トンネルの両端で組織と係合する、前記細長い本体に沿った第1
の不動化機構および第2の不動化機構を備え、前記第1の不動化機構が、前記侵
入トンネルの遠位末端の外側で組織と係合し、前記第2の不動化機構が近位末端
で組織と係合し、さらに、(5)前記第1の不動化機構と前記第2の不動化機構
の間に配置され、前記侵入トンネルを形成している組織と良好に電気接触する少
なくとも第1および第2の電極と、(6)前記近位端に位置する、電源に接続す
るための電気接続端子を備え、前記第1および第2の電極が前記電気接続端子に
電気的に接続され、前記クイックリリース接続機構が、インプラント装置が腹腔
内に適切に配置された後に前記侵入装置を前記細長い本体から分離するのに有効
であり、前記侵入機構が、前記細長い本体の遠位端に取外し可能に取り付けられ
た針である。第1の不動化機構は、前記細長い本体を貫通する少なくとも1つの
縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切に配置された
後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の遠位端を前記
遠位末端の外側の組織に縫合することができることが好ましい。
【0020】 本発明の以上の特徴および利点、ならびに他の特徴および利点は、当業者が、
本発明の好ましい実施形態が示され記載された図面を参照して以下の詳細な説明
を読むことによって明白となろう。
【0021】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 本発明は、特に腹内内臓管の電気刺激および/または電気監視のためのインプ
ラント装置であって、インプラント装置の電極と治療対象の組織との間の良好な
電気接触を保証するために治療対象の組織内に容易かつ正確に配置することがで
きるインプラント装置を提供する。このインプラント装置は、胃腸壁に装置を固
定するための不動化機構または装置と、電源に接続するための電気接続端子に電
気的に接続された2つ以上の電極とを備えた細長い本体を有し、このインプラン
ト装置は、胃腸壁に侵入するための機構および前記侵入装置を細長い本体から分
離するクイックリリース接続機構を含むことを特徴とする。本発明のさまざまな
実施形態を図1〜3に示す。図4〜6は、不動化ユニットを示し、治療対象の組
織に形成された侵入トンネルと電極との関係を示す。インプラント装置の他の要
素はこれらの図には示されていない。特に腹内内臓管の電気刺激および/または
電気監視のためのこのインプラント装置は、その全体が参照番号1で識別され、
電気カテーテルの遠位端を所定の位置にロックし、内臓壁(図示せず)に電気カ
テーテルを固定する固定機構3(図1および2では尖叉14および15、図3で
は尖叉15およびクランプ(図示せず)を取り付ける位置14Aから成る)と、
電気カテーテルを電源(図示せず)に接続することができる電気接続端子ピン5
に電気的に接続された2つ以上の電極4A(遠位)および4B(近位)とを備え
た電気カテーテルの細長い本体2を含む。電源は例えば、予め設定されたパルス
数/分の動作周波数を有する電気パルセータ(pulsator)とすることが
できる。この議論全体を通して、インプラントまたは要素の遠位側または遠位端
は、侵入機構6の方向とし、近位側または近位端は、図1および2では電気接続
端子ピン5の方向、図3では近位端100の方向とする。より一般化すれば、遠
位端または遠位方向は図の左方向であり、近位端または近位方向は図の右方向で
ある。
【0022】 より詳細には、インプラント装置は、胃腸壁に侵入し、治療対象の組織に侵入
トンネル311を形成することができる侵入機構6、および電気カテーテルの細
長い本体2に侵入機構6を接続し、クイックリリースするための機構7を含む。
具体的には侵入機構6は、その末端に切開部分10を備えた滑らかな非切開性の
湾曲セクション9を有する中実のトンネリング装置またはスタイレット8を含む
。端部10の反対側には、細長い本体2に取り付けるための空洞11が位置する
。図1の接続/クイックリリース機構7は、一端が細長い本体2の端部に接続さ
れ、他端がスタイレット8の空洞11の内側に接続される接続要素12を含む。
【0023】 細長い本体2の外側の絶縁カバーおよび接続要素12は、シリコーン(医療用
等級であることが好ましい)または同様の特性を有する他の生体適合材料から形
成することが好ましい。接続要素12の長さは、細長い本体の中に位置する電気
構成要素を傷つけることなく曲げたり、撓ませたりできるように調整される。さ
らに、接続要素12は放射線不透過性であることが好ましい。有利には、ビデオ
腹腔鏡手術の間に電気カテーテルの細長い本体2からスタイレット8を分離する
ためには、腹腔からスタイレットを除去することができるように細長い本体2を
図2に示すように線13に沿ってはさみで切断するだけでよい。これについては
後にさらに説明する。
【0024】 さらに、図1および2から容易に分かるように、接続要素12は固定部分3を
有し、図1および2に示した実施形態では固定部分3が特に、別々に開いた弾力
に富み柔軟な第1の突起、はねまたは尖叉セット14を含む。固定部分3および
尖叉14もシリコーンから作られることが好ましいが、放射線不透過性でないほ
うがよい。複数の第1の尖叉14と対向して、細長い本体2は、第1の尖叉とは
反対方向に開き、細長い本体の内臓壁への侵入の最深点を画定するように設計さ
れた複数の第2の尖叉15を備える。一般に、第1および第2の尖叉の数はそれ
ぞれ少なくとも2本であり、それぞれのセットの尖叉の数が3本から5本である
ことが好ましい。第1の尖叉14および第2の尖叉15の直径は約1mm、長さ
は約3mmであることが好ましい。当業者なら分かるとおり、刺激および/また
は監視の対象の組織または内臓にインプラントを「ロック」するそれらの目的に
適合するかぎりにおいて、第1の尖叉セットおよび第2の尖叉セットの数、サイ
ズおよび形状は異なっていてもよい。尖叉は可撓性とし、インプラント装置を配
置するとき、および治療完了後に取り外すときの組織に対する損傷またはストレ
スを最小限に抑えるために、シリコーン(医療用等級であることが好ましい)ま
たは他の生体適合材料から形成されることが好ましい。
【0025】 尖叉14から電極4Aまでの相対距離(図1〜3の「x」)および尖叉15か
ら電極14Bまでの相対距離(図1〜3の「y」)は、本発明の決定的に重要な
パラメータである。具体的には、遠位対の尖叉14と電極4Aとの距離xは、約
5mm以上で、約5mmから約20mmであることが好ましく、近位対の尖叉1
5と電極4Bの距離yも約5mm以上で、約5mmから約15mmであることが
好ましい。これらの2つのパラメータを注意深く制御することによって、インプ
ラントを侵入トンネル311内に容易かつ正確に配置して、電極4Aおよび4B
が治療対象の組織と良好に電気接触するようにすることができる。侵入装置6に
よって形成された侵入トンネル311の端から電極までの距離は、電極4Aまた
は4Bが侵入トンネル311の外側の位置に移動して、電極と治療対象の組織と
の間の所望の電気接触が失なわれる危険を充分に低減する長さである。
【0026】 操作時、第2の尖叉15は、胃腸壁または刺激対象の他の組織の中に侵入しな
い。第2の尖叉15は第1の尖叉対と協力して、挿入後に電気カテーテルが押し
出されるのを防ぐ(図6も参照されたい)。実際に2組の尖叉14および15に
よって、電気カテーテルを固定するための縫合を必要とすることなく、刺激対象
の組織の所定の位置に電気カテーテルを「ロック」することができる。第1の尖
叉と第2の尖叉の間の距離は(距離xおよびyが所望の範囲にある限り)必要に
応じて変更することができ、この距離は、希望する2つの電極4Aと4Bの距離
に依存する。2極間の所望の距離はもちろん、刺激しようとする組織の厚さに関
係する。電極間の距離はさらに、電気シミュレータを刺激のためだけに使用する
のか、または電気監視にも使用するのかに応じて、かつ/あるいは3つ以上の電
極を有する電気カテーテルを使用するかどうかに応じて変更することができる。
第1の不動化機構と第2の不動化機構の間の距離は、侵入トンネル311の長さ
にほぼ等しいか、またはそれよりも短いことが好ましい。スタイレット8の直線
部分の長さは少なくとも、第1の尖叉セット14と第2の尖叉セット15の間の
距離に等しいことが好ましい。さらにスタイレット8は、外科医が、侵入トンネ
ル311の長さが正しいかどうかを評価し、したがってインプラント装置の配置
が適切かどうかを評価するのを助けるマーク108(図1および2を参照のこと
)または他の識別ラベルを有することができる。このようなマーク108は例え
ば、電極リードが侵入トンネル311内に適切に(すなわち侵入トンネル311
内に完全に含まれて)配置されることが保証される適当な距離を指示するように
、スタイレットの表面に刻印し、食刻し、着色しまたはけがくことができる。
【0027】 (図1および2に示すように)インプラント装置はさらに、例えば密封要素1
8を有する取外し可能な絶縁シースから成るカバーまたはキャップ16を含むこ
とができる。シースは、接続端子が腹内にある挿入の間、および電気接続のため
に回収する間の接続端子5の不浸透性を保証するやはりシリコーン製の小さな覆
いを含む。この理由から、シースは、その水密性を保ち、生物学的流体と端子5
の間の接触を防ぎ、電気接続端子が腹部から引き出されるときにシースが受ける
引張り力によってシースが裂けることを防ぐバインディング18から成る密封要
素を含む。シースはさらに、所定の長さの糸30に取り付けることができるリン
グ19から成る、挿入後に電気カテーテルを回収するための機構を備える。糸3
0の取り付けられた端とは反対の端は腹腔外に残り、これによって電気カテーテ
ルの電気端子端を回収することができる。
【0028】 所望ならば細長い本体は、インプラント手技中の電気カテーテルの方向および
位置を指示するのに使用することができる、互いに異なる一連の図形表示20を
有することができる。図形表示は例えば、端子5に向かってサイズが増大する黒
(または他の色)のシマウマ模様とすることができる。もちろん、インプランテ
ーション手技の間の電気カテーテルの方向および位置を(ビデオカメラを通して
)視覚的に決定することができるかぎりにおいて、他の図形表示を使用すること
もできる。
【0029】 さらに、図1および2に示した細長い本体は、細長い本体上の所望の位置にカ
ーソルを停止させることができるシート22を備えた円筒形のスライドカーソル
21を有する。カーソルは、糸25を通すことができる1つまたは複数の小さな
穴24を有する円盤状の延長部分23を有する。この穴は、希望する場合に腹腔
の外側の膜に電気カテーテルを取り付けることを可能にする。電気カテーテルを
内臓(すなわち刺激および/または監視対象の組織)に固定した後、外科医はこ
の小円筒を、電気カテーテル上の所望の位置に移動させ、それを腹腔の外側に取
り付けて、腹部内の電気カテーテルの余分な長さを最小化することができる。
【0030】 操作時には、患者に全身麻酔をかけ、適当なトロカールを挿入した後に、ビデ
オカメラからの画像を送信するモニタによって、使用する全ての器具を外側から
操作することができる。この時点で外科医は、バインディング18によってシー
ス16が電気端子5にしっかりと固定されていることを確認しなければならない
。次いで外科医は、シース16に取り付けられたリング19に糸30を接続する
。電気カテーテルを腹腔内に配置した後、外科医は、リング19に固定された糸
30を腹部の外側に保つ。糸30は十分な長さでなければならない。シマウマ縞
20のおかげで、カメラからの生の画像によって電気カテーテルの後端を識別す
ることは容易である。このようにして、針ホルダまたはクランプによって固定さ
れたスタイレット8を、胃腔に入らないように注意して胃の小弯の厚みの中に導
入する。この目的のため、トンネル形成操作の間に胃鏡検査を実施することがで
きる。
【0031】 スタイレット8の移動が完了したら、第1の尖叉対14(またはクランピング
位置14A)が、スタイレットによって作り出されたトンネルの外に出るように
、スタイレット8を静かに押し、または引く。第2の尖叉対15は、スタイレッ
トによって作り出されたトンネルの外側で停止する。この位置で、刺激する対象
の組織は、2つの尖叉対14と15の間に位置する。さらに、2つの尖叉対14
および15によって電気カテーテルは所定の位置に効果的に「ロック」されてい
る。2組の尖叉の間、したがって経筋肉トンネルの内部には、胃壁を刺激する2
つ以上の電極4Aおよび4Bが配置されている。
【0032】 電気カテーテルを適切に配置したら、スタイレット8を再び鉗子で固定し、ク
イックリリース接続要素12を図2に示すように線13に沿って内視鏡ばさみで
容易かつ単純に切断する。次いでスタイレットを患者の腹腔から取り出す。シー
ス16のリング19に取り付けられた糸30を使用して電気端子を腹部から引き
出して、適当な電源、または例えばペースメーカ、電気レコーダなどの電気シミ
ュレータに接続することができる。
【0033】 電気端子を腹部の外に引き出したら、小さなループ18を取り外し、端子5か
らシース16を取り外して電気端子を露出させる。この操作は乾いた場所で実行
することができる。次いで端子5をペースメーカまたはレコーダに接続し、シス
テムが適切に機能しているかどうか、ならびに電気カテーテルの完全性を、適当
な器具を使用してチェックする。腹部内にある部分が最も短くなるように外側に
向かって電気カテーテルを静かに引いた後に、腹壁に向かってカーソル21をス
ライドさせ、次いで例えばナイロン糸または縫合糸を使用してカーソル21を電
気カテーテルに固定する。所望ならば延長部分23を介して電気カテーテルを、
糸25によって腹壁に、好ましくはナイロン縫合糸によって筋の筋膜に固定する
ことができる。このようにして電気カテーテルは2つの位置に固定される。すな
わち(1)尖叉14および15によって刺激対象の組織の周囲に固定され、さら
に(2)延長部分23を介して腹壁に固定される。
【0034】 本発明の電気カテーテルの単純化された実施形態を図3に示す。この実施形態
はさらに、クランプを受け入れるように設計されたクランピング位置14Aを遠
位尖叉セットの代わりに使用した代替ロック機構(適当なクランプの例を図7に
示す)の使用を示す。この実施形態では、スタイレット8が遠位端102で細長
い本体2に取り付けられる。この実施形態のスタイレット8は、細長い本体2の
端部86およびスタイレット8のハブ82にはまる可撓性のチューブ84(細長
い本体2の絶縁カバーと同様に医療用等級のシリコーンであることが好ましい)
を使用して、細長い本体2に取り付けられる。所望ならば、スタイレット8と細
長い本体2を接合する医療用等級の接着剤および/あるいは(1本または数本の
)細いワイヤまたは糸を使用してこの接続を強化することができる。もちろん、
このようなワイヤまたは糸を使用して接続を強化する場合には、これらが非電導
性でなければならず、または刺激に使用する電気回路から電気的に分離されてい
なければならない。細長い本体は、尖叉またははね15を1組だけ有し、尖叉1
5の遠位側に位置する適当な極40および41を有する。距離y(すなわち電極
41と尖叉15の間の距離)は約5mm以上とし、約5mmから約15mmであ
ることが好ましい。図3に示した実施形態では、図1および2に示した遠位尖叉
セットの代わりに、電極40の遠位側の細長い本体2に配置された位置14Aが
使用される。位置14Aは、治療対象の組織に形成された侵入トンネル311内
にインプラントが適切に配置された後にクランプまたは他のロック装置を受け取
るように設計される。位置14Aと電極40の間の距離は約5mm以上とし、5
mmから約20mmであることが好ましい。これらの相対距離も、電極40およ
び41が侵入トンネル311内に適切に配置されて、治療対象の組織と良好に電
気接触することが保証されるように設計される。
【0035】 細長い本体2の近位端100には、電極50および51を有する電気端子5が
ある。操作時、電気カテーテルは、図1および2に示した実施形態に対して先に
説明したのと実質上同じ方法で配置されるが、(1)電気端子5が好ましくは体
腔の外側にとどまる点、および(2)侵入トンネル311内に適切に配置された
後、電気カテーテルを所定の位置にロックするために位置14Aのところにクラ
ンプが配置される点が異なる。いくつかの場合には、位置14Aにクランプを取
り付けてから侵入装置6を分離することが望ましい。これによって外科医は、ク
ランプを位置14Aに配置する間、インプラントをより容易に(特に平らな切欠
き80のところで)把持することができる。電気カテーテルを体腔内に正しく配
置したら、電気端子5を適当な電源に接続することができる。このように、図3
に示した単純化された電気カテーテルでは、インプランテーション手技のあいだ
電気端子5が体腔の外側にとどまるため、電気端子5を保護するための可動カー
ソル21またはシース16が必要ない(所望ならば使用してもよい)。スタイレ
ット8は、外科医が鉗子または他の手術器具を使用してインプラント装置を掴み
、操作し、適当な位置に導くのを助ける1つまたは複数の平らな部分80を有す
ることが好ましい。図3には示されていないが、近位尖叉セット15の代わりに
、位置14Aと同様のクランピング位置を用いることもできる。
【0036】 操作時には、位置14Aにクランプを配置することを除いて先に説明したのと
実質上同じ手術手技を使用して図3に示した電気カテーテルを配置する。所定の
位置に配置したら、電気端子5の2つの極50および51を電源に接続する。電
気端子5の一方の極50は細長い本体を通して一方の極41に電気的に接続し、
電気端子5の他方の極51は他方の極40に電気的に接続する。刺激および/ま
たは監視対象の組織を通して電気回路は完成する。このように、当業者なら分か
るとおり、インプラント装置内の全体電気回路は、電気端子5の一方の極51か
ら、細長い本体2の中を通る第1の電気経路に沿って電極40まで走り、次いで
刺激対象の組織を通して他方の電極41まで走り、次いでこの他方の電極41か
ら、細長い本体2の中を通る別の第2の電気経路を通して電気端子5の他方の極
50まで走る。これも当業者なら分かることだが、極40、41、50、51お
よび内部電気接続を含む、本発明のインプラント装置向けの電気回路を製造する
ための材料および方法は、当技術分野でよく知られている。
【0037】 もちろん、細長い本体上に2つ以上の位置14Aを配置することができる。例
えば図4には、電気カテーテルの遠位端に3つの位置14A、14Bおよび14
Cが示されている。この場合、位置14Aが電極40から距離x1のところに位
置し、位置14Bが電極40から距離x2のところに位置し、位置14Cが電極
40から距離x3のところに位置する。遠位クランプの位置は、この電極から約
5mmから約20mmのところにあることが好ましいので、x1は通常、電極か
ら約20mmのところにあり、x2は12から13mm、x3は約5mmのところ
にある。複数の位置決めサイトを使用して、外科医は、特定のインプラント位置
に対して最良の位置を選択することができ、次いでインプラントを所定の位置に
ロックすることができる。近位不動化ユニットには、図1および2に示した尖叉
あるいは図3または4に示したクランプ機構を使用することができる。図3およ
び4に示すように、特定のクランプに対して位置14を物理的に適合させ、また
は変更するることができる。細長い本体2のこの領域がなめらかである(例えば
グリップ型クランプを使用する)場合でも、外科医がクランプを適切に配置する
のを助けるため、許容される距離xおよび/またはyが視覚的にマークされてい
ることが望ましい。例えば、電極40から遠位方向に約5mmから約20mmの
好ましい距離をカラーコード化し、同様に、電極41から近位方向に約5mmか
ら約15mmの好ましい距離をカラーコード化することができる。外科医が容易
に区別できるように、近位クランピング位置と遠位クランピング位置で色(また
は他の可視標識)が異なることが好ましい。あるいは、細長い本体上の近位およ
び遠位クランピング位置に、関連する距離または範囲を直接に印刷することもで
きる。
【0038】 図5に、治療対象の組織に適切に配置された本発明の電気カテーテルを示す。
侵入機構(図1〜2の参照番号6)を使用して、組織壁(例えば胃壁)300を
通してその下にある組織または筋肉302にインプラントを挿入し、次いで再び
組織壁300を通して外に出す。侵入機構は、近位末端310および遠位末端3
12を有する侵入トンネル311を形成する。次いで、クランプ200Bが近位
末端310の組織と接触しこの組織によって保持されるまで、侵入トンネル31
1を通してインプラントを引っ張る。クランプ200Bから電極41までの距離
は約5mm以上であり、約5mmから約15mmであることが好ましい。図5に
示すように細長い本体2は、侵入トンネル311の遠位末端312から外に出る
。侵入トンネル311内にインプラントが適切に配置されたら、クランプ200
Aを固定してインプラントを所定の位置にロックする。クランプ200Aから電
極40までの距離は約5mm以上であり、約5mmから約20mmであることが
好ましい。図5に、治療対象の組織との良好な電気接触を保証する、侵入トンネ
ル311内での電極40および41の適切な位置を示す。電極間の距離は必要に
応じて変更することができる。電極40および41が侵入トンネル311内で適
切に配置されることを保証するためには、侵入トンネル311の長さが、クラン
プ200Bから電極41までの距離、電極40と41の間の距離およびクランプ
200Bから電極40までの距離の合計にほぼ等しいか、またはこれよりも短く
なければならない。一般に、侵入トンネルの長さがこの合計よりも短いことが好
ましく、侵入トンネル311の長さがこの合計よりも少なくとも約1mmから約
2mm短いことがより好ましい。クランプ200Aからクランプ200Bまでの
全体距離が侵入トンネル311の長さに等しいか、またはこれよりも短いことに
よって、組織の運動が大きいときでも一方の電極が侵入トンネル311から外に
移動する危険がかなり低減する。(例えば2つの電極間の距離を示す)スタイレ
ット8上のマークを、外科医が適当な長さの侵入トンネル311を形成するガイ
ドとして使用することができる。
【0039】 図6に、クランプ200Bの代わりに尖叉15が使用されているほかは同様の
、侵入トンネル311内に配置された電気カテーテルを示す。多くの場合に、細
長い本体と一体の近位不動化機構、およびインプランテーション手技の間に外科
医が必要に応じて配置することができる遠位不動化機構を有することが好ましい
。このような場合には、固定された尖叉15が近位末端と係合するまで侵入トン
ネル311を通してインプラントを引っ張り、次いで単一のクランプ200Aを
侵入トンネル311の遠位末端に配置する。
【0040】 適当ないくつかのクランプを図7に示す。図7Aのクランプ200は特に、図
3のクランピング位置14Aあるいは図4のクランピング位置14A、14Bま
たは14Cに適合するように設計されている。具体的には、上リング202およ
び下リング204が、位置14Aにぴったりはまるように設計されている。上リ
ング202と下リング204はヒンジ206を介して取り付けられている。細長
い本体を取り囲んで閉じるとき、クランプは、ロック機構212および214を
使用して閉位置に保持される。当技術分野で知られている適当な任意のロック機
構を使用することができる。はね208および210は、侵入トンネル311の
遠位または近位末端で組織と係合して、侵入トンネル311内の適当な位置にイ
ンプラントをロックする。はね208および210は、それぞれの上および下リ
ング202および204と一体とし、または単純に取り付けることができる。他
の形状のクランプおよび細長い本体上の対応するクランピング位置を使用するこ
とができる。このような1つの構成を図8に示す。この構成では、上および下ク
ランピングリング202および204が、細長い本体2上の位置14Aの表面2
20に対応しかつこの表面と対合する対合面222を有する。
【0041】 鋸歯状の歯216を有する他のクランプ200を図7Bに示す。このクランプ
は、ヒンジ206で接続された上あご208および下あご204を有する。この
場合も、細長い本体上の適当な位置に外科医がクランプをロックすることができ
るようにロック機構212および214が提供されている。もちろん、医療分野
で知られている他の周知のクランプを使用することもできる。
【0042】 クランプは一般に、例えばシリコーン、チタン、ステンレス鋼などの生体適合
材料から形成される。もちろんクランプが、組織を傷つける可能性がある鋭利な
縁または表面、あるいはギザギザの縁または表面を持つものであってはならない
。所望ならば、適当な金属または硬質プラスチックを使用してこのようなクラン
プを製造し、次いでより柔軟な生体適合材料(例えばシリコーン)でコーティン
グして、組織が傷つく可能性をさらに低減することもできる。インプラントを除
去するときには、細長い本体から遠位クランプを取り外し(または切り取り)、
残ったインプラント構造を「後退」させて侵入トンネルから取り出す。
【0043】 図9および10に本発明の他の実施形態を示す。これらの実施形態ではインプ
ラント装置が、(1)それによって侵入装置6を細長い本体に取り付けることが
できる取外し可能な機構250を有する侵入装置6と、(2)インプラント装置
を侵入トンネル311の外側の組織に取り付けるための、細長い本体の遠位端の
縫合糸開口または穴260を有する。本発明は、これらの特徴の一方または両方
を有するインプラント装置を提供する。さまざまな形態の取外し可能機構250
を図9A、9Bおよび9Cに示す。図9Aおよび9Bの取外し可能機構250は
、接続/クイックリリース機構7の遠位側の対応するねじ付きチャンバ254と
対合するねじ付きシャフト252を侵入機構の近位端(すなわち非切開端)に含
む。図9Cは、他の取外し可能機構250を示す。この機構では、ねじ付きシャ
フト252が細長い本体上に位置し、対応するねじ付きチャンバ254が侵入機
構6の近位端に形成されている。もちろん、他の機構を使用して、細長い本体2
の遠位端に侵入機構6を取り付けることもできる。このような代替機構には例え
ば、クリップまたはスナップアセンブリ、クリップロックアセンブリ、ボール/
ソケットなどが含まれる。この取外し可能な機構はもちろん、腹腔鏡手術中(例
えば腹腔鏡鉗子を使用して把持し引っ張るとき)にインプラント装置にかかる垂
直力によって起こる離脱に抵抗しなければならない。
【0044】 図9Aおよび9Bのインプラント装置はさらに、図1および2に示した基本の
接続/クイックリリース機構7を使用する。しかし図9Cでは、図9Cの線13
に沿って切断することによって侵入機構6を、インプラント装置の残りの部分か
ら分離することができる。この場合、接続/クイックリリース機構は単に、一般
に侵入装置6の近位側、縫合糸穴260の遠位側の細長い本体の部分であり、こ
れにより切断すると侵入装置6は、インプラント装置の残りの部分から分離され
る。
【0045】 このような取外し可能機構250を侵入機構6に付与すると、特定のインプラ
ント装置で、異なるスタイル、サイズおよび/または構成を有するいくつかの異
なる針を使用することができる。したがって外科医は、特定の患者、インプラン
トを挿入する器官、所望の侵入トンネルの所望の特性および/または外科手術上
の個人的な好みに基づいて適当な侵入機構または針を選択することができる。こ
のような取外し可能機構250を使用すると、希望に応じてさまざまな針を単一
のインプラント装置に取り付けることができる。このような取外し可能機構25
0がなければ、それぞれのタイプごとに完成したインプラント装置が必要となる
ので、さまざまな針または侵入機構を備えたインプラント装置を用意することは
経済的に不可能であろう。このシステムを使用すると、希望に応じたさまざまな
針を所与のインプラント装置で使用することができ、したがって外科医は、所与
の手術手技に対して最良の組合せの針/インプラントを選択することができる。
【0046】 一般に侵入装置6は、取外し可能であるかどうかに関わらず、侵入トンネルを
より制御可能かつ一貫して準備することを可能にする後に詳細に説明する特定の
構成および/またはインプラント装置に対する特定の寸法関係を有することが好
ましい。一般に、針の先端と細長い本体2の軸との間に形成される角度θ(図9
Aおよび9Bを参照)が急なほど、生み出される侵入トンネル311は短くなる
傾向がある。角度θは一般に約45°以下であることが好ましい。一般に、角度
θが約45°よりも大きい場合に侵入機構は、特に腹腔鏡手術で使用するときに
操作が難しくなり、一般に希望よりも短い侵入トンネルが形成される。角度θが
約15°から約30°の間であるとより好ましく、角度θが約20°から約25
°の間であるとさらに好ましい。さらに、侵入機構の湾曲部分の長さ(図9Aお
よび9Bの長さL2)が長いほど、より長い侵入トンネル211が生み出される
傾向がある。一般に、湾曲部分の長さL2は、図9Aおよび9Bの電極領域の長
さL1よりも短いことが好ましい。長さL1は、図9Aの電極40と41の線的な
広がりであり、または図9Bの微小電極アレイの線的な広がりである。長さL2
は、長さL1の約60から約90パーセントであることが好ましく、約75から
約85パーセントであることがより好ましい。侵入機構6のこれらのパラメータ
(すなわち角度θおよび湾曲部分の長さL2)を使用すると、適当な長さの侵入
トンネル311(図10参照)をより容易に得ることができる。当業者なら分か
ることだが、侵入トンネルのこの好ましい長さまたは所望の長さは、電極40お
よび41(図9A)または微小電極40A(図9Bおよび9C)が侵入トンネル
311(図10参照)内に完全にとどまることを可能にする。侵入機構6を(図
9A、9Bおよび9Cに示すように)取外し可能にすると、さまざまな角度およ
び湾曲部分の長さを有するインプラント装置を得ることができ、その結果、所望
の長さの侵入トンネル311をより容易に得ることができる。
【0047】 図9B、9Cおよび10に示すように、電極40および41の代わりに複数の
微小電極40Aを使用することができる。このような複数の微小電極または微小
電極アレイを使用すると、侵入トンネル内の関心の組織に電気刺激を与える適当
な微小電極対を選択することができる。したがって、時間の経過とともにインプ
ラント装置が移動する場合には、新たな微小電極セットを選択して、改善された
電気刺激を与えることができる。このような微小電極の使用は、ともに「Med
ical Implant Device For Electrostimu
lation Using Discrete Micro−Electrod
es」という名称の2000年2月9日に出願の米国仮出願第60/18132
0号、および2000年11月15日出願の米国仮出願第60/○○○○○○号
、代理人整理番号69873号により詳細に説明されている。これらの出願は、
本出願の譲受人によって所有されており、参照によって本明細書に組み込まれる
【0048】 図9A、9Bおよび9Cはさらに、電極または微小電極の遠位側に位置する縫
合糸ベースの不動化システムを示す。この縫合糸ベースの不動化システムは、細
長い本体を貫通した少なくとも1つの縫合糸穴または開口260を含む。1つま
たは複数の縫合糸穴260は、電極または微小電極の遠位側の、電極または微小
電極からの電気接続のない細長い本体の領域に位置する。したがって、細長い本
体のこの領域の縫合糸穴または開口260はインプラント装置の電気刺激機能に
干渉せず、またはこれを妨げない。縫合糸穴または開口260は一般に断面が円
形であり、細長い本体の長軸に垂直に細長い本体2を貫通する。この不動化シス
テムでは縫合糸穴または開口260が1つだけあればよいが、一般に、複数の縫
合糸穴または開口260が開けられることが好ましい。複数の縫合糸穴または開
口260は、外科医が最適な縫合位置を選択し、かつ/または、適当な場合に、
2カ所以上の縫合位置を利用することを可能にし、これによって侵入トンネルの
外側へのインプラント装置の遠位端の固定を強化することができる。一般に、約
1つから約4つの縫合糸穴または開口260を有するインプラント装置が好まし
い。
【0049】 図10に、このような縫合糸ベースの不動化システムの操作を、図9Bおよび
9Cに一般的に示したインプラント装置を使用して示す。先に説明した一般的な
手技を使用して侵入トンネル311内にインプラント2を配置する。適切に配置
されたら、外科医は、縫合糸262を通した縫合糸穴または開口260を使用し
、通常の縫合技法を使用して、侵入トンネル311の遠位端312の外側の組織
壁300の部分にインプラント装置2の遠位端を結びつける。侵入機構6は、イ
ンプラント装置2の遠位端を組織壁300に取り付ける前または後に除去するこ
とができる。インプラントの遠位部分に縫合糸穴または開口260を予め形成し
ておくことによって、比較的に容易に縫合を実施することができる。図10に示
すように、2つ以上の縫合糸穴260を使用して、組織壁200にインプラント
をよりしっかりと固定することができる。縫合糸262を単純に除去し、次いで
インプラント装置を後退させて侵入トンネル311の近位端310から取り出す
ことによって、図10に示したインプラント装置は、取り出したいときに容易に
取り出すことができる。
【0050】 図9Bおよび9Cに示したインプラント装置は、上で説明した縫合糸ベースの
不動化システムに依存し、近位不動化機構15と組み合わせて図10に示すよう
に実現することができる。この縫合糸ベースの不動化システムは、図9Aのイン
プラント装置に示した遠位不動化機構14と組み合わせて使用することもできる
。あるいはこの縫合糸ベースの不動化システムは、侵入トンネル311の遠位端
312と縫合糸262の間に配置された遠位クランプ200A(例えば図5の遠
位クランプ参照)と組み合わせて使用することもできる。縫合糸ベースの不動化
システムに加えて追加の不動化機構を使用すると、よりいっそうしっかりとイン
プラント装置を固定することができる。用途に応じて外科医は、特定の用途に対
して適当な不動化システムを選択することができる。
【0051】 本発明のインプラント装置は特に、米国特許第5,423,872号(1995
年6月13日発行)に記載されているような、肥満および/または胃の運動障害
に関係した症候群を治療するための電気刺激を胃に与えるように適合されている
。胃は一般に3つの平滑筋層、すなわち斜筋層、輪筋層および縦筋層を有する。
筋層間神経叢(またはアウエルバッハ神経叢)は一般に輪筋層と縦筋層の中間に
位置し、粘膜下神経叢(またはマイスナー神経叢)は一般に斜筋層と輪筋層の中
間に位置する。胃を刺激するために使用するときには本発明のインプラント装置
を、アウエルバッハ神経叢、好ましくはアウエルバッハ神経叢とマイスナー神経
叢の両方を刺激するように配置することが一般に好ましい。したがって一実施形
態では、アウエルバッハ神経叢およびマイスナー神経叢を刺激できるように胃壁
内に侵入トンネルを形成することが好ましい。侵入トンネル(したがって侵入ト
ンネル内にインプラントを適切に配置した後の電極リード)をこれらの神経複合
体の中に、またはそれらに隣接して置くことによって、神経のより効果的な直接
刺激(ならびに平滑筋の刺激)を実施することができる。あるいは、本発明のイ
ンプラントまたは他の電気刺激インプラントをアウエルバッハ神経叢およびマイ
スナー神経叢を電気刺激するようにアウエルバッハ神経叢およびマイスナー神経
叢に隣接して配置することによって、アウエルバッハ神経叢およびマイスナー神
経叢を刺激することができる。このような場合にはもちろん、侵入トンネルは必
要ない。
【0052】 本発明に基づくインプラント装置が先に述べたように特に有用であることが実
際に証明された。以上に記載の発明は、本発明の概念の範囲に含まれる多くの修
正および変更を受けることができる。さらに全ての詳細は、技術的に等価の要素
によって置き換えることができる。実際に、使用する材料ならびに寸法を、必要
性および現状技術に基づいて変更することができる。本発明のインプラント装置
を主に、胃腸管内での使用に関して説明してきたが、本発明のインプラント装置
は主として、その中の全ての内臓を含む腹腔内で使用することを意図したもので
ある。このような内臓には、胃、大腸、小腸、胆嚢、尿路、膀胱、筋肉などに関
連した組織が含まれる。さらに、このインプラント装置を腹腔内で使用する文脈
で説明してきたが、このインプラント装置はもちろん、適当な変更を施して体の
他の部分でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1および第2の不動化機構が可撓性の尖叉セットである、本発明に基づくイ
ンプラント装置の一実施形態の概略側面図である。
【図2】 第1および第2の不動化機構が可撓性の尖叉セットであり、クイックリリース
機構を介して侵入装置が取り外された、本発明に基づくインプラント装置の他の
実施形態の概略側面図である。
【図3】 第1の(または遠位の)不動化機構が、侵入トンネル内にインプラント装置が
適切に配置された後に遠位の細長い本体上のクランピング位置14Aに添付され
るクランプまたは他のロック装置であり、第2の(または近位の)不動化機構が
、侵入トンネルの近位末端と係合する可撓性の尖叉セットである、本発明に基づ
くインプラント装置の他の実施形態の概略側面図である。
【図4】 侵入トンネル内にインプラント装置が適切に配置された後にクランピング機構
を受け入れる3つのクランピング位置14A、14Bおよび14Cを有する電気
カテーテルの一部分を示す図である。
【図5】 胃を電気刺激するために胃の筋肉内に置かれた電気カテーテルの一実施形態を
示す図である。不動化機構は、侵入トンネル内に電気カテーテルが適切に配置さ
れた後に侵入トンネルの近位および遠位端のところで細長い本体に取り付けられ
たクランプである。
【図6】 胃を電気刺激するために胃の筋肉内に置かれた電気カテーテルの他の実施形態
を示す図である。不動化機構は、近位端では、ある角度で傾けられた尖叉セット
であり、遠位端では、侵入トンネル内に電気カテーテルが適切に配置された後に
侵入トンネルの遠位端のところで細長い本体に取り付けられたクランプである。
【図7A】 本発明の電気カテーテルが適切に配置された後に電気カテーテルを所定の位置
にロックするのに使用することができるクランプを示す図である。
【図7B】 本発明の電気カテーテルが適切に配置された後に電気カテーテルを所定の位置
にロックするのに使用することができるクランプを示す図である。
【図8】 細長い本体に沿ったクランピング位置、および整合クランピング面を有するク
ランプを示す図である。
【図9A】 取外し可能なトンネル形成装置、針またはスタイレット、および遠位端を組織
に縫合するための縫合糸穴を有する、本発明に基づくインプラント装置の他の実
施形態の概略側面図である。
【図9B】 取外し可能なトンネル形成装置、針またはスタイレット、および遠位端に組織
に縫合するための縫合糸穴を有する、本発明に基づくインプラント装置の他の実
施形態の概略側面図であり、インプラント装置が細長い本体に沿って微小電極を
有している。
【図9C】 取外し可能なトンネル形成装置、針またはスタイレット、および遠位端に組織
に縫合するための縫合糸穴を有する、本発明に基づくインプラント装置の他の実
施形態の概略側面図であり、インプラント装置が細長い本体に沿って微小電極を
有している。
【図10】 胃を電気刺激するために胃の筋肉内に置かれた図9の電気カテーテルの一実施
形態を示す図である。不動化機構は、近位端では、ある角度で傾けられた尖叉セ
ットであり、遠位端では、侵入トンネル内に電気カテーテルが適切に配置された
後に細長い本体の遠位端を侵入トンネルの外側の胃組織に取り付けるのに使用さ
れる縫合糸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),AU,C A,IL,JP

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療対象の組織の電気刺激または電気監視のためのインプラ
    ント装置であって、(1)遠位端および近位端を有する細長い本体と、(2)前
    記遠位端に取り付けられた侵入機構であって、治療対象の組織に侵入し、遠位末
    端および近位末端を有する侵入トンネルを前記組織中に形成するための侵入機構
    と、(3)前記侵入機構に隣接したクイックリリース接続機構と、(4)治療対
    象の組織にインプラント装置を固定するために前記侵入トンネルの両端で組織と
    係合する、前記細長い本体に沿った第1の不動化機構および第2の不動化機構を
    備え、前記第1の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側で組織と係
    合し、前記第2の不動化機構が近位末端で組織と係合し、さらに、(5)前記第
    1の不動化機構と前記第2の不動化機構の間に配置され、前記侵入トンネルを形
    成している組織と良好に電気接触した少なくとも第1および第2の電極と、(6
    )前記近位端に位置する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第1
    および第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接続され、前記クイックリリー
    ス接続機構が、インプラント装置が腹腔内に適切に配置された後に前記侵入装置
    を前記細長い本体から分離するのに有効であり、前記第1の不動化機構が、前記
    細長い本体を貫通した少なくとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプ
    ラント装置が腹腔内に適切に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用
    して、インプラント装置の遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することが
    できることを特徴とするインプラント装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の不動化機構が約1つから約4つの縫合糸穴を備え
    ることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント装置。
  3. 【請求項3】 第2の不動化機構が、前記細長い本体との間で、前記少なく
    とも第1および第2の電極の方向に鋭角を形成する、ある角度に傾けられた可撓
    性の尖叉セットであることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント装置。
  4. 【請求項4】 第2の不動化機構が、前記細長い本体との間で、前記少なく
    とも第1および第2の電極の方向に鋭角を形成する、ある角度に傾けられた可撓
    性の第1の尖叉セットであることを特徴とする、請求項2に記載のインプラント
    装置。
  5. 【請求項5】 前記細長い本体に沿って、前記第1の不動化機構と前記少な
    くとも第1および第2の電極との間に配置された第3の不動化機構をさらに備え
    、前記第3の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側の組織と係合す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント装置。
  6. 【請求項6】 前記細長い本体に沿って、前記第1の不動化機構と前記少な
    くとも第1および第2の電極との間に配置された第3の不動化機構をさらに備え
    、前記第3の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側の組織と係合す
    ることを特徴とする、請求項2に記載のインプラント装置。
  7. 【請求項7】 前記細長い本体に沿って、前記第1の不動化機構と前記少な
    くとも第1および第2の電極との間に配置された第3の不動化機構をさらに備え
    、前記第3の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側の組織と係合す
    ることを特徴とする、請求項3に記載のインプラント装置。
  8. 【請求項8】 前記細長い本体に沿って、前記第1の不動化機構と前記少な
    くとも第1および第2の電極との間に配置された第3の不動化機構をさらに備え
    、前記第3の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側の組織と係合す
    ることを特徴とする、請求項3に記載のインプラント装置。
  9. 【請求項9】 前記細長い本体に沿って、前記第1の不動化機構と前記少な
    くとも第1および第2の電極との間に配置された第3の不動化機構をさらに備え
    、前記第3の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側の組織と係合す
    ることを特徴とする、請求項4に記載のインプラント装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の不動化機構が、前記細長い本体との間で、前記
    少なくとも第1および第2の電極の方向に鋭角を形成する、ある角度に傾けられ
    た可撓性の第2の尖叉セットであることを特徴とする、請求項3に記載のインプ
    ラント装置。
  11. 【請求項11】 前記第3の不動化機構が、前記細長い本体との間で、前記
    少なくとも第1および第2の電極の方向に鋭角を形成する、ある角度に傾けられ
    た可撓性の第2の尖叉セットであることを特徴とする、請求項4に記載のインプ
    ラント装置。
  12. 【請求項12】 前記第3の不動化機構が、インプラント装置が適切に配置
    された後に、前記第1の不動化機構と前記少なくとも第1および第2の電極との
    間の前記細長い本体に取り付けられるクランプであることを特徴とする、請求項
    3に記載のインプラント装置。
  13. 【請求項13】 前記第3の不動化機構が、インプラント装置が適切に配置
    された後に、前記第1の不動化機構と前記少なくとも第1および第2の電極との
    間の前記細長い本体に取り付けられるクランプであることを特徴とする、請求項
    4に記載のインプラント装置。
  14. 【請求項14】 前記侵入機構が、取外し可能な方法で前記遠位端に取り付
    けられていることを特徴とする、請求項2に記載のインプラント装置。
  15. 【請求項15】 前記侵入機構が湾曲したスタイレットであり、湾曲した部
    分の長さがL1であり、前記湾曲した部分が、前記細長い本体との間で、前記細
    長い本体の遠位端の方向に角度θを形成し、角度θが約45°未満であることを
    特徴とする、請求項14に記載のインプラント装置。
  16. 【請求項16】 角度θが約20°から約25°の間にあることを特徴とす
    る、請求項15に記載のインプラント装置。
  17. 【請求項17】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1および第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1より
    も短いことを特徴とする、請求項15に記載のインプラント装置。
  18. 【請求項18】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1と第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1よりも短
    いことを特徴とする、請求項16に記載のインプラント装置。
  19. 【請求項19】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項17に記載のインプラント装置。
  20. 【請求項20】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項18に記載のインプラント装置。
  21. 【請求項21】 治療対象の組織の電気刺激または電気監視のためのインプ
    ラント装置であって、(1)遠位端および近位端を有する細長い本体と、(2)
    前記遠位端に取り付けられた侵入機構であって、治療対象の組織に侵入し、遠位
    末端および近位末端を有する侵入トンネルを前記組織中に形成するための侵入機
    構と、(3)前記侵入機構に隣接したクイックリリース接続機構と、(4)治療
    対象の組織にインプラント装置を固定するために前記侵入トンネルの両端で組織
    と係合する、前記細長い本体に沿った第1の不動化機構および第2の不動化機構
    を備え、前記第1の不動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側で組織と
    係合し、前記第2の不動化機構が近位末端で組織と係合し、さらに、(5)前記
    第1の不動化機構と前記第2の不動化機構の間に配置され、前記侵入トンネルを
    形成している組織と良好に電気接触した少なくとも第1および第2の電極と、(
    6)前記近位端に位置する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第
    1および第2の電極が前記電気接続端子に電気的に接続され、前記クイックリリ
    ース接続機構が、インプラント装置が腹腔内に適切に配置された後に前記侵入装
    置を前記細長い本体から分離するのに有効であり、前記侵入機構が、前記細長い
    本体の遠位端に取外し可能に取り付けられていることを特徴とするインプラント
    装置。
  22. 【請求項22】 前記侵入機構が湾曲したスタイレットを備え、湾曲した部
    分の長さがL1であり、前記湾曲した部分が、前記細長い本体との間で、前記細
    長い本体の遠位端の方向に角度θを形成し、角度θが約45°未満であることを
    特徴とする、請求項21に記載のインプラント装置。
  23. 【請求項23】 角度θが約15°から約30°の間にあることを特徴とす
    る、請求項15に記載のインプラント装置。
  24. 【請求項24】 角度θが約20°から約25°の間にあることを特徴とす
    る、請求項15に記載のインプラント装置。
  25. 【請求項25】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1および第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1より
    も短いことを特徴とする、請求項22に記載のインプラント装置。
  26. 【請求項26】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1および第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1より
    も短いことを特徴とする、請求項23に記載のインプラント装置。
  27. 【請求項27】 L2が、L1の約60から約90パーセントであることを特
    徴とする、請求項25に記載のインプラント装置。
  28. 【請求項28】 L2が、L1の約60から約90パーセントであることを特
    徴とする、請求項26に記載のインプラント装置。
  29. 【請求項29】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項25に記載のインプラント装置。
  30. 【請求項30】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項26に記載のインプラント装置。
  31. 【請求項31】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項22に記載のインプラント装置。
  32. 【請求項32】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項24に記載のインプラント装置。
  33. 【請求項33】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項25に記載のインプラント装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項26に記載のインプラント装置。
  35. 【請求項35】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項29に記載のインプラント装置。
  36. 【請求項36】 前記第1の不動化機構が、前記細長い本体を貫通した少な
    くとも1つの縫合糸穴を備え、それによって、インプラント装置が腹腔内に適切
    に配置された後に、少なくとも1つの縫合糸穴を使用して、インプラント装置の
    遠位端を前記遠位末端の外側の組織に縫合することができることを特徴とする、
    請求項30に記載のインプラント装置。
  37. 【請求項37】 組織を電気刺激するためのインプラント装置とともに使用
    する侵入機構であって、前記インプラント装置が、(1)遠位端および近位端を
    有する細長い本体と、(2)前記遠位端に取り付けられた侵入機構であって、治
    療対象の組織に侵入し、遠位末端および近位末端を有する侵入トンネルを前記組
    織中に形成するための侵入機構と、(3)治療対象の組織にインプラント装置を
    固定するために前記侵入トンネルの両端で組織と係合する、前記細長い本体に沿
    って配置された第1の不動化機構および第2の不動化機構を備え、前記第1の不
    動化機構が、前記侵入トンネルの遠位末端の外側で組織と係合し、前記第2の不
    動化機構が近位末端で組織と係合し、さらに、(4)前記第1の不動化機構と前
    記第2の不動化機構の間に配置され、前記侵入トンネルを形成している組織と良
    好に電気接触した少なくとも第1および第2の電極と、(6)前記近位端に位置
    する、電源に接続するための電気接続端子を備え、前記第1および第2の電極が
    前記電気接続端子に電気的に接続され、前記侵入機構が湾曲したスタイレットを
    備え、湾曲した部分の長さがL1であり、前記湾曲した部分が、前記細長い本体
    との間で、前記細長い本体の遠位端の方向に角度θを形成し、角度θが約45°
    未満であることを特徴とする侵入機構。
  38. 【請求項38】 前記侵入機構が、前記遠位端に取外し可能に取り付けられ
    ていることを特徴とする、請求項37に記載の侵入機構。
  39. 【請求項39】 角度θが約15°から約30°の間にあることを特徴とす
    る、請求項38に記載の侵入機構。
  40. 【請求項40】 角度θが約20°から約25°の間にあることを特徴とす
    る、請求項39に記載の侵入機構。
  41. 【請求項41】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1および第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1より
    も短いことを特徴とする、請求項38に記載の侵入機構。
  42. 【請求項42】 前記湾曲部分の長さL2が、前記細長い本体に沿った前記
    少なくとも第1および第2の電極の線的広がりによって定義される長さL1より
    も短いことを特徴とする、請求項40に記載の侵入機構。
  43. 【請求項43】 L2が、L1の約60から約90パーセントであることを特
    徴とする、請求項41に記載の侵入機構。
  44. 【請求項44】 L2が、L1の約60から約90パーセントであることを特
    徴とする、請求項42に記載の侵入機構。
  45. 【請求項45】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項43に記載の侵入機構。
  46. 【請求項46】 L2が、L1の約75から約85パーセントであることを特
    徴とする、請求項44に記載の侵入機構。
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