JP2003513531A - デジタル無線通信システムにおけるリソースのダイナミック割り当て方法 - Google Patents

デジタル無線通信システムにおけるリソースのダイナミック割り当て方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、デジタル無線通信システム、殊に移動無線システムにおけるリソースのダイナミック割り当て方法であって、リソースが加入者と基地局との間の無線インタフェースにおける制限された数の物理チャネルによって形成されかつ加入者にリソース管理によって割り当てられるという形式の方法に関する。少なくとも複数の加入者に前記リソース管理によって排他的ではなく、その都度の時点の需要を上回る伝送容量を割り当てることによって特徴付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、デジタル無線通信システム、例えば移動無線システムにおけるリソ
ースのダイナミック割り当て方法、およびこの形式に構成されている無線通信シ
ステムに関する。
【0002】 図1には、将来的なユニバーサルなテレコミュニケーションシステムUMTS
(Universal Mobile Telecommunications Sysytem)のロジック・アーキテクチ
ャが例示されているが、本発明はこれに制限されるものではない。
【0003】 所謂無線インタフェースを介して少なくとも1つの基地局ノードBと複数の加
入者UE(User Equipment)との間のコネクションが確立される。加入者は殊に
移動機であるが、定置の送信機および受信機であってよくかつ無線コミュニケー
ションシステム の最下位の構成部分である。基地局ノードBは数平方キロメー
トルまでの大きさの無線ゾーン、所謂無線セルZを使用できるようになっている
。無線ゾーンの空間的な制限のために、データを変調して伝送する狭い範囲の搬
送周波数が所定の距離において同時に再使用されるが、相互干渉(セル間干渉、
Interzell-Interferenzen)が生じることはない。複数の無線セルZはこのため
に、基地局制御部RNC(Radio Network Controller)によって管理される1つ
の共通の無線領域RNS(Radio Nrtwork Subsystem)を形成している。複数の
無線領域RNSは1つの無線ネットワーク(UTRAN=Universal Telecommun
ications Radio Access Network)を形成している。これを介して移動通信シス
テムUMTSのコアネットワークCN(Core Network)とのコネクションが確立
されかつこの無線ネットワークによりとりわけ、アナログおよびデジタルの固定
ネットワークPSTN,ISDNに対するアクセスが固有のパケット交換網、殊
にATM(Asynchron Transfer Mode)およびIP(Internet Protocol)ネット
ワークにおいてまたは別の移動無線ネットワークにおいて可能になる。
【0004】 全体として使用できるようになっている、搬送周波数におけるスペクトルの要
求を一層効率よく利用できるようにするために、周波数、時間および/または拡
散符号選択性の多元接続に基づいた同期マルチプル方式が導入されて、1つのチ
ャネルの伝送容量が複数のコネクションに分割されるようにしている。これらは
相応にFDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Div
ision Multiple Access)およびCDMA(Code Division Multiple Access)と
称される。このために基地局に取り込まれた送信機と受信機との間の取り決めに
おいて、送信および受信同期周波数帯、タイムスロットおよび/または符号から
成る固定的に前以て決められている割り当てが利用される。
【0005】 以下の説明において概念「チャネル」または「物理チャネル」が使用されると
き、それは概念「リソース」と同じに使用される。ここでリソースは場合によっ
ては複数の物理チャネルを介してもその都度、無線インタフェースを介する所定
の伝送伝送速度を使用することができるものである。
【0006】 これらのマルチプレックス方式には、この種の有線交換されるコネクションの
伝送容量がマルチプレックス同期化によって固定的に前以て決められておりかつ
瞬時的に伝送容量が必要とされないときにも、これらの伝送容量を別の加入者の
ために使用できるようにはなっていないという不都合がある。
【0007】 このために別の基本的な方式、パケット交換が実現され、効果を上げている。
それは物理チャネルの伝送容量を複数のコネクションによって共通に利用するこ
とに基づいている(ベアラ)。またこのために、チャネルは時間軸に分割される
が、表面的に固定のタイムスロットにおいてではなく、可変長のアドレッシング
されたデータパケットにおいてである。データは時間分散されて伝送され、それ
故に非同期のマルチプレックス方式とも言われる。各送信機はいつでも、その時
にまで利用されていない伝送容量にアクセスすることができかつそのデータは例
えば推計的なアクセス方式ALOHAに従って伝送することができる。更に、コ
ネクションのデータ伝送速度は非常に容易に無段階に変化される。送信機はデー
タ伝送速度を、送信機がデータパケットをどのような時間間隔で送信するかによ
っても、時間間隔の長さによっても調節することができる。
【0008】 UMTSのような将来的な移動無線システムは加入者に種々異なっているデー
タ伝送速度を有する沢山の種々異なっているサービスを提供することになる。純
然たる音声伝送の他に、多種多様なサービスが行われるマルチメディア用途がデ
ータ生成の大きな部分を占めることになる。この場合パケット交換をネットワー
ク側で組み込むことが特別有望視される。
【0009】 加入者からの(アップリンク)および加入者への(ダウンリンク)双方向の通
信伝送のためにUMTSにおいてTDDモード(TDD=時分割多重)、広帯域
TDMA/FDMAシステムの、CDMAシステムとの組み合わせも、FDDモ
ード(FDD=周波数デュプレックス)、広帯域CDMAも設定されている。特
別な広帯域CDMA(W−CDMA)を使用すれば、異なっているデータ伝送速
度およびサービス品質(Quality of Service=QoS)に対する要求を考えた高
いフレキシビリティおよび効率が約束される。このことは符号分割多元接続方式
(CDMA)によって実現される。すなわちここではそれぞれのベアラは加入者
間の通信の伝送のために短い符号シーケンスと長い符号シーケンスとの種々の組
み合わせを使用する。受信機は、受信したデータ流を適当な短い符号シーケンス
および長い符号シーケンスと相関をとることによって個々のベアラを再び使用す
ることができることになる。
【0010】 このアクセス方式では、リソースの非常にフレキシブルな割り当てが可能であ
る。というのはこの方式では、データ伝送速度に対するピーク値が種々異なって
いるベアラおよび可変のデータ伝送速度を有するベアラが可能であるからである
。他方においてこのフレキシビリティのためにチャネルへのアクセスが厳格にコ
ントロールされて、過負荷が生じないようにかつ予め定義されている伝送品質が
保証されるようにすることが必要である。これらの目的は帯域幅を割り当てるた
めの2ステップストラテジーによって実現される: コネクション確立時に、ある種の伝送リソースがそれぞれのベアラに対してその
帯域幅およびQoS要求に依存して用意される。このことはアドミッション・コ
ントロール機能(Admission Control Funktion)(コネクション許可機能)によ
って実現される。この機能により、コネクション確立の際に適当な数の符号およ
び干渉リソースがリザーブされかつ所謂トランスポート・フォーマットセットT
FCS(Transport Format Combination Set)が割り当てられる。このセットと
は、実質的に、ベアラによって利用することができる生じうるすべてのデータ伝
送速度の設定および無線伝送に対するその符号化のことである。この機能は要求
される伝送リソースの長時間の割り当てを使用することができかつ可変のデータ
伝送速度を有するベアラの所要ビット伝送速度の相互調整によって生じる所謂統
計学的に見たマルチプレックス・メリットを考慮することができる。
【0011】 これに対して短期間のリソース割り当ては所謂MAC(Media Access Control
)によって制御される。MACは、通信システムの広範な標準化に対して作成さ
れたISO−OSI層モデルによれば、層2(レイヤ2)に配属されておりかつ
種々のトラヒックチャネルTCH(Transport Channels)の利用に預かっている
。MACは所定のトランスポートフォーマット(Transportformat=TF)、実
質的に伝送に対する所定のデータ伝送速度を、コネクション確立の際に定義され
たトランスポートフォーマットのリストから選択し、その際種々異なっているベ
アラ・パケット・スケジューリング・アルゴリズムのその時点の要求に依存した
使用可能な帯域幅の適正なまたは優先化された割り当てが考慮される。
【0012】 確かに、無線セルの容量に作用する境界状態が存在している。空きリソースを
もはや使用することができない(所謂ハード・ブロッキング)ときかまたは実際
には実現できても非常に難しい完全には直交していないシステムにおいて、隣接
セルの相互干渉によって引き起こされて、信号の全体干渉が所定のしきい値を上
回る(所謂ソフト・ブロッキング)場合に、1つの無線セルにおいて最大の伝送
容量が実現されている。
【0013】 一般にハード・ブロッキングが伝送容量を制限するTDMAベースドシステム
において特に、使用することができるリソースをできるだけ最適に利用するため
に、リソースは加入者間で、個々の加入者の全体のサービスの一時的な容量要求
に応じて、ダイナミックに切り換えることができるようになっているべきである
。このためにそれぞれの無線セルにおいて、使用可能なリソースおよび所定のベ
アラに対するその割り当てが管理されなければならない。
【0014】 高速のパケット指向型コア・ネットワーク(ATMまたはIPベースド)の導
入に基づいて、将来的に実時間サービス(Real-Time-Service)および非実時間
サービス(Non-Real-Time-Service)の厳密な区別がなくなりかつサービスは単
にQoSパラメータ(実質的にビットエラー伝送速度、遅延時間、ジッタ)にお
いて区別されることを予測すべきであるので、第3世代のセルラ無線通信システ
ムは全体のサービスに対する一貫のとれた伝送メカニズムを提供しなければなら
ないという要求が立てられる。このメカニズムはフレキシブルにパラメータ化で
きるものである。
【0015】 このために、ダイナミックに変化するデータ伝送速度に基づいたリソースの切
換を、伝送すべきデータが送信側において分割される、それぞれのTDMAフレ
ームに従ってまたはそれぞれの伝送されるデータブロックに従って非常に高速に
行って、利用されないリソースが生じないように、かつこれによりスペクトル効
率が最大になるようにしたい。システムアーキテクチャUTRAN(UMTS=
Terrestrial Radio Access Network)において例えば、切換は約10ms毎に
可能でなければならない。このことはTDMAフレームの長さ、従って16個の
タイムスロット(UTRA TDD多元接続=UTRA TDD multiple access)に相
応している。
【0016】 これまでは、リソース割り当ての際に可能なダイナミック特性を意図的に制限
することによって、この問題は避けられる。このために、それぞれのベアラに基
地局制御部RNCによって、実時間サービスのデータ伝送速度のピーク値の伝送
のために必要である数のチャネル(DCH=Dedicated Channels)が与えられ、
すなわち排他的に割り当てられる。
【0017】 ダイナミック要求が高いことに基づいて、リソースの占有はMAC(レイヤ2
)によって制御されるようにしたい。レイヤ2はOSI参照モデルにおけるガー
ド層に関しかつ、データブロックの始端および終端を区切りかつこれらを所望の
確実さを以てコネクションの一方のエンドから他方のエンドに運搬するように特
性を持たされている。これに対して、コアネットワークの基地局制御部RNCの
通信に対するOSI参照モデルに従ったトラヒック層レイヤ3での無線リソース
マネージャーRRC(=Radio Resource Control)は、データブロックベースま
たはTDMAフレームベースに対する割り当ての変化を実施することはできない
【0018】 それぞれのコネクションに非常に低い容量を有する連続的に占有される物理チ
ャネル、とりわけリソース割り当て情報を担っているチャネルを割り当てること
ができるFDDモード(W−CDMA)に対して、この解決法はTDDモード(
TD−CDMA)には向いていない。というのは、極めて僅かなリソースしか使
用することができずかつこれらはその上更に、その都度の大きな伝送容量を有し
ているからである。それ故に、TDDおよびバースト形状のデータトラヒックで
は、ハードブロッキングを回避する目的でデータが不連続的に生起するコネクシ
ョンに対するリソースの連続的な占有は不都合なことに効率の低減と結び付いて
いる。
【0019】 無線通信システムにおいて、任意の多元接続方式によって定義される物理チャ
ネルは多数の無線を無線インタフェースに持っていく目的で(例えばシグナリン
グ、一般的なシステム情報の同報、同期化、リソース割り当て、ページング、デ
ータ伝送)、一連の論理チャネルに振り当てられる。有効データ(例えば音声、
FAX,ビデオ)は普通トラヒックチャネル(Traffic Channels TCH)を介して
かつ制御チャネルは普通シグナリングチャネル(Control Channels CCH)を介し
て伝送される。
【0020】 公知のTDDシステムアーキテクチャによればダウンリンクではリソース割り
当てのシグナリングのためにシグナリングチャネルFACH(Forward Link Acc
ess Channel)が使用され、一方アップリンクではリソース要求のシグナリング
はシグナリングチャネルRACH(Random Access Channel)において行われ、
CCHも使用される。
【0021】 FACHもRACHも高い伝送容量を必要とする。その理由は、リソース割り
当ては、連続的には専用物理チャネルが割り当てられていない無線セルの全部の
加入者に対して処理されなければならないからである。その容量がセル内の全体
の負荷に依存してスケーリングされかつこれに関するシングナリングはダウンリ
ンクにおいて単方向の論理制御チャネルBCH(Broadcast Channel)を介して
行われものと仮定されるときでさえ、連続的にリソースはこの目的のためにリザ
ーブされなければならない。その理由は、この整合はセミ・スタチックにしか行
うことができないからである。
【0022】 別の欠点として挙げられるのは、FACHでは送信電力制御(Power Control
)が可能でなく、従って加入者の所在地が無線セルの近傍にある場合には高いセ
ル間干渉電力が発生されることである。
【0023】 更に、高いシグナリング負荷に基づいてRACHをパケット伝送のために付加
的に利用することはできない。このことは、アップリンクで伝送されるべきデー
タパケットが非常に小さい場合でも、高いシグナリングオーバヘッドを回避する
ことができないことを意味している。RACHおよびFACHの固定の割り当て
はその都度所定のタイムスロットにおいて、殊にネットワークが整合調整されて
いない場合には、隣接セルの干渉に特別陥り易い。
【0024】 更に、RACHおよびFACHを用いた今日のシグナリング構想は、TFCI
(Transport Format Combination Indicator)を使用したサービスの任意の組み
合わせのフレキシブルな伝送を可能にするのではなく、所定のリソースを前以て
決められている時間間隔の間だけ可能にするものであり、ここで固定のデータフ
ォーマットが仮定される。
【0025】 特に、CCHチャネルを介するバンド外シグナリングに基づいて、連続的に占
有される専用チャネルが割り当てられていないそれぞれの加入者は同時に、シグ
ナリングチャネルFACHも一時的に割り当てられているトラヒックチャネルT
CHも受信しなければならず、このために複雑さは増しかつ加入者のエネルギー
消費量は高められることになる。
【0026】 従って本発明の課題は、無線通信システムにおける無線リソース管理を、これ
まで挙げた欠点が回避されるように改善することである。殊に、フレキシブルな
ダイナミックなリソース占有によって、システムが全体で使用することができる
、時間単位当たりの周波数を一層有効に管理するようにしたい。この課題は、請
求項1の特徴部分に記載の構成を有する方法および請求項21の特徴部分に記載
の構成を有する無線通信システムによって解決される。有利な実施形態は従属請
求項からわかる。
【0027】 本発明の方法は、説明したUMTS移動無線システムに基づいて例えば次のよ
うに実現される。その際物理チャネルの多重割り当てが、UMTSまたは匹敵す
る無線通信システムのTDDモード(TD−CDMA)において、すなわちタイ
ムスロットおよび/または符号において許容される。これにより、一方において
、リソースの、無線リソースマネージャーRRCによる準スタチックな割り当て
がネットワークすべてのチャネルに対して一貫的に実施され、他方において専有
メディアアクセス制御(dedicated Medium Access Comtrol(MAC−d))エ
ンティティには相互作用(インタラクション)によって、複数の加入者間で非常
に高速な伝送容量を交換する可能性がでてくる。MAC−dエンティティは加入
者のDCHにおけるサービスのリソースの加入者固有の管理に預かっており、そ
の際従来のデザインによれば種々異なっているMAC−dエンティティ間の直接
的なインタラクションは設定されていない。
【0028】 本発明の別の形態において、従来の、RACHおよびFACHを用いたバンド
外シグナリングを所定の専有物理チャネルDPCH(Dedicated Physical Chann
es)内のバンド内シグナリングによって置換することが提案される。これにより
フレキシビリティが高められかつ生成される干渉が低減されると共に隣接セルの
干渉(セル間干渉)にも陥りにくくなる。更に、加入者はパケット伝送のために
1つのダウンリンクタイムスロット(TDD)だけを観察していればよいので、
加入者に対する要求が低減される。
【0029】 更に本発明によれば、従来のTFCI構想は、所定のTFCI値の、所定の加
入者に対する一義的な割り当てによって付加的な加入者標識が挿入されるまでに
拡張される。これにより、シグナリングコストは著しく低減されるが、同時に非
常にフレキシブルに保持されもする。
【0030】 本発明によれば、アップリンクおよびダウンリンクにあるそれぞれの加入者に
その都度の最大総データ伝送速度、ディレイ要求、平均データ伝送速度並びに干
渉状況に依存して、所定数のDPCHが割り当てられる。この場合決定的なこと
は、リソースのリザーブは排他的に行う必要はなく、それぞれのリソースは無線
リソースマネージャーRRCによって同時に複数の加入者に割り当てられるよう
にすることができることである。物理チャネルのこの「オーバーローディング」
によって可変のデータ伝送速度において、リソースを非常に高速にMACレイヤ
(MAC−d)においてデータブロックベースでまたはTDMAフレームベース
で複数の加入者間を切り換えることができ、しかもこの場合無線リソースマネー
ジャーRRCにおいてリソースの割り当てを相対的に時間をかけて変更する必要
もない。その際すべての割り当てられたリソースを介して加入者が使用すること
ができる伝送容量の合計は普通、MACレイヤがリソースの専有の際に申し分な
く大きい決定空間を使用することができるようにするためには必要とされる伝送
速度を著しく上回る。
【0031】 基本的に、データ伝送はある加入者に対するダウンリンクにおいてもアップリ
ンクにおいても加入者に無線リソースマネージャーRRCによって割り当てられ
るリソースにおいてしか行うことができない。
【0032】 無線リソースマネージャーRRCにおけるリソースの割り当ての際、別の実施
形態においてそれぞれの加入者の測定(ダウンリンクにおいて)および基地局の
測定(アップリンクにおいて)が評価される。測定結果に基づいて、それぞれ使
用可能なリソースは所定のインデックス(指標)を得る。このインデックスは複
数のCCTrCH(Coded Composite Transport Channel)に対してどの順序で
かつどのサービスに対してリソースが専有されるべきであるかを定めている。測
定はコネクションの期間に規則的に繰り返され、これにより無線リソースマネー
ジャーRRCにおいて必要の際に適時にインデックスの新たな付与および場合に
より所定のリソースの再割り当てを行うことができる。
【0033】 別の実施形態において、それぞれの加入者にはまさに、それに割り当てられて
いるリソースがシグナリングリソースとして定義される。このシグナリングリソ
ースにはそれぞれのTDMAフレームにおいてデータに対して付加的に、コネク
ション確立の際に定められるフォーマットにおいてTFCIが供給される。これ
により伝送速度マッチングの反転並びにデータパケットの分離が可能になる。こ
の場合TFCIは常に全部のマルチプレックス信号に関連している。これは全部
の加入者データを含んでおりかつ一般に複数のリソースにおいて伝送される。
【0034】 別の実施形態によれば、シグナリングリソースが複数の加入者によって占有さ
れる場合には、該リソースがすべての加入者に対するTFCIを支持しており、
その際TFCIに対して、加入者の全体の可能なトランスポートフォーマットを
相互に区別するコーディングスキーマが使用される。これらリソースの全部の加
入者はこの場合TDMAフレームにおいて伝送されるそれぞれのデータブロック
においてTFCI値を読み取りかつこの値に基づいて、実時点のデータブロック
において当該加入者のためにデータが伝送されるかどうかを検出する。
【0035】 加入者が少なくともそれに対して排他的に割り当てられているリソースを有し
てる、すなわち「オーバロード」されていないリソースを有している場合には、
別の実施形態において、これらリソースの1つがこの加入者のTFCIをこれま
でのTFCIシグナリングに類似してDPCH内に担持している。
【0036】 加入者の使用可能なリソースが複数のタイムスロットを介して分配される場合
に対して、ダウンリンクにおいては特別に、TFCIをデータブロックの時間的
に第1のタイムスロット配置して、とりわけ加入者におけるデータの不必要な一
時記憶が回避されるようにすると有利である。
【0037】 TFCIを支持するリソースが複数の加入者に対して有効である場合には、別
の実施の形態においてTFCIの送信電力が相応に調整設定され、その際ダウン
リンクとアップリンクとの間の区別が必要である。
【0038】 このために、本発明の思想を発展させる中でダウンリンクにおいてTFCI(
およびデータパケットのミドアンブル)に対して出力ないし電力が、これらリソ
ースの最も遠くに離れている加入者に到達することができるように選択される。
その際加入者を共通のシグナリング用リソースにプールする際の不必要な干渉を
回避するために、大体同じ送信電力を必要とするような加入者が別の実施形態に
おいてまとめられる。TFCIとは異なって、シグナリングリソースのデータ部
は常に1つの加入者にだけ向けられており、それ故に相応の加入者に到達するの
に十分である出力ないし電力でのみ送信される。
【0039】 アップリンクにおいては送信出力に関する特別な調整は必要でない。というの
は、TFCI情報の同報(ポイント・ツー・マルチポイント送信)は必要でなく
、それ故に所定のTDMAフレーム周期に対して一時的に種々異なっている加入
者に割り当てられるリソースにおいても、いわゆる共有リソースにおいても、そ
れぞれの加入者はチャネル減衰を考慮して個々の送信電力を選択するからである
【0040】 データ伝送の確認は別の形態において、比較的高いレイヤ間の通報によって行
われる。これらレイヤは包括的な多重構想(generic Multiplexconcept)に相応
して加入者データに類似して別個のトラヒックチャネルとして定義される。この
ような確認を交換するために、それぞれの加入者に少なくとも1つの独占的に利
用されないダウンリンクおよびアップリンクリソースを割り当て、それがTFC
Iを担持するようにすることが必要である。
【0041】 ダウンリンクにおいてデータ伝送のシグナリングが所定のリソースにおいて常
に、基地局がデータパケットの大きさおよび数に応じて並びに同じリソースにお
いてデータ伝送を行うことができる加入者の優先度を考慮して、適当なトランス
ポートフォーマットが選択されかつ割り当てられているTFCI値に伝送するよ
うに行われる一方、アップリンクに対して2つの択一選択例が提案される: 1つの実施形態では次のようになっている、すなわちアップリンクにおいて共有
リソースにALOHA原理に従ってアクセスされる。それぞれの加入者は自立的
にデータボリュームに応じてトランスポートフォーマットを選択しかつ割り当て
られているTFCI並びに相応のデータブロックを割り当てられているリソース
において伝送する。所定のリソースを分かつ加入者の数の制限によって、生じう
る平均データ伝送速度およびコンフリクトの確率を定めることができる。加入者
間の優先度は別の実施形態において、加入者の、リソースへの割り当ての際に優
先度クラスを形成することによって考慮することができる。
【0042】 共有リソースにおけるスループットを最適化するために、別の実施形態によれ
ば、このリソースの割り当ては基地局において中央で制御することができる。こ
のためにデータを伝送しようとするそれぞれの加入者において1つの特有のトラ
ンスポートフォーマットおよび所属のTFCIを送信する。このトランスポート
フォーマットは専らTFCIを担持するリソースを占有しかつリソース要求を有
するシグナリングベアラだけを含んでいる。基地局はこの要求を検査しかつ基地
局側で特有のトランスポートフォーマットを、同じくシグナリングベアラによっ
てだけ送信する。すなわちこの場合には要求が拒絶されるかまたはTFCIを担
持していないリソースの1つまたは複数がこれらの加入者の1つに所定の時間期
間の間だけ割り当てられる。これまでのRACH−FACH構想に相応して、こ
の一時的に占有されているリソース内で伝送の続行をシグナリングすることがで
き、その場合に新たなALOHAアクセスが行われることもない。
【0043】 本発明を実施例に基づいて一層詳細に説明したい。所属の図面において 図1は、冒頭に説明した無線通信システムを示し、 図2は、図1の無線通信システムにリソースを割り当てる際のMACおよびRR
Cの相互作用を示し、 図3は、公知技術と本発明のリソース割り当ての比較を示し、 図4は、リソース割り当てのためのテーブルの利用例を示し、 図5は、シグナリングリソースが3つのUEによって利用されるという、ダウン
リンク伝送の一例を示し、 図6は、複数の加入者にリソースが分配される例を示している。
【0044】 図2には、層2(レイヤL2)、MAC(Medium Access Control)へのリソ
ース分配のためのエンティティ、層3(レイヤL3)、RRC(Radio Ressourc
e Control)に対する無線リソースマネージャー並びに論理チャネルを物理チャ
ネルPCH(レイヤL1)に分配する際のこれらの間の相互作用が示されている
。レイヤ1は加入者UEとネットワーク(ノードB)との間の無線インタフェー
スを介する物理的なビット伝送を実現し、これには送信電力の制御も含まれてい
る。加入者UEに対するリソースの分配は基地局制御部RNCにインストールさ
れている無線リソースマネージャーRRCによって直接行われるかまたは基地局
ノードBにインストールされているMACを介して行われるかである。
【0045】 Macは機能的には詳しく図示されていない手法において付加的に、加入者固
有のエンティティMAC−d(dedicated Medium Access Control)とエンティ
ティMAC−sh(Shared MAC)とに分割されている。MAC−shはセル特有
にリソースを管理している。これらリソースは所定のTDMAフレーム周期に対
して一時的に種々の加入者に対して割り当てられていることができるものである
【0046】 図3には、従来技術(図3a)によるシステムアーキテクチャと本発明のシス
テムアーキテクチャ(図3b)との間の、無線リソースマネージャーRRCにお
けるリソース分配の際の根本的な差異が集合論の概念で示されている。図3aに
示されているように、それぞれの加入者は無線リソースマネージャーRRCによ
って所定数のリソースが専有的に割り当てられる。このことは分離されている小
さな円によって図示されている。これらは、MAC−dによってダイナミックに
管理され、すなわち、伝送すべきサービスおよびデータパケットの所定の組み合
わせを有するデータ発生に依存して充足される。サービスが可変のデータ伝送速
度に基づいて、使用することができる容量を一時的に必要としない場合には、別
の加入者からのデータをこれらリソースにおいて伝送することはできない。付加
的に、いわゆる共有領域が定義されている。この領域はMAC−shによってま
たはもっと最近のコンセプトに従って無線リソースマネージャーRRCによって
管理される。MAC−sh−エンティティ間の直接的なインタラクションは従来
では設定されていない。
【0047】 両方のコンセプトによって、この共有領域は非実時間サービスしか使用するこ
とができずかつ加入者のすべてのサービスに対する一貫性のあるマルチプレック
スおよびシグナリング方法は可能ではない。
【0048】 図3bに示されているように、本発明によれば、それぞれの加入者には所定数
のリソースが無線リソースマネージャーRRCにより一貫性のあるシグナリング
方法によって割り当てられる。比較的大きいが、重なり合っている円は、所定の
リソースが複数の加入者に同時に割り当てることができること、それ故に割り当
てられるリソースの数が増大することを表している。円によって規定的に表され
ている指定空間内で、本発明によればMAC−dによって一時的な割り当てを行
うことができ、その際同じリソースにアクセスすることができる別のMAC−d
−エンティティとの適当な調整によって、多元接続は排除される。
【0049】 図4には、基地局制御部RNC(Radio Network Controller)が示されており
、この制御部を介してそのエンティティMAC−shを用いて加入者UE1,U
E2,…UEmとのコネクションが確立されたものである。それぞれの加入者U
Eに対して、加入者固有のエンティティMAC−dが管理プロセスの意味におい
て確立され、これはコネクションの持続時間の間にはこれら加入者UEに対する
無線技術的なリソースが要求される。
【0050】 基地局制御部RNCにおいてこれによって管理されるそれぞれのセルZ1…Z
nに対して、テーブルSCT(Shared Channel Table)が配置される。これらは
それぞれ、セルリソースのその都度の占有状態を記憶している。これらテーブル
SCTはMAC−shにおいてロカライズされている。MAC−shは確かにこ
のコンセプトにおいて別のレイヤに対する外部のインタフェースとして役立たず
、それ故に標準化の対象ではない。
【0051】 加入者UE1…UEmにリソースを割り当てるために、テーブルSCT(Shar
ed Channel Table)にアクセスされる。つまりテーブルはセルZにおいて使用可
能なチャネルR1…Rmaxに対して、どの加入者UE1…UEmにどのリソー
スR1…Rmaxがその時点で割り当て可能であり(all)かつどれが占有さ
れている(occ)かを指示する。
【0052】 それぞれの加入者固有のMAC−dにはそのRLCエンティティ(RLC=Ra
dio Link Control)からそれぞれのTTI(Transmission Time Interval)にお
いて所定数のデータパケットが伝送されるように供給され、するとMAC−dは
それに配属されているテーブルSCTにおいて相応のリソースR1…Rmaxを
占有しかつデータパケットをTFI(Transport Format Indication)と一緒に
物理レイヤ(レイヤ1)に転送する。その際MAC−dは常に1つのリソースし
か占有しない。というのは、今のところUTRA TDDモードにおいてソフト
・ハンドオーバは考察されないからである。
【0053】 テーブルSCTにおいて更に、それぞれのリソースR1…Rmaxに対して、
どの加入者UE1…UEmがどんな優先順位で当該のリソースにアクセスするこ
とが許されているのかを決めておくようにすることができる。これにより例えば
、それぞれの加入者UE1は実時間において、実時間でないそれぞれの加入者U
Eまたは実時間でない複数の加入者UEと一緒に同じリソースにアクセスするこ
とができる。その際リソース割り当ての際のコンフリクトを回避するために、そ
れぞれのリソースを高々1つの実時間−加入者UEにしか割り当てることができ
ないことが保証されなければならない。加入者UEに複数のCCTrCH(Code
d Composite Transport Channels)が割り当てられている場合には、これらのチ
ャネルCCTrCH1,CCTrCH2にも異なっている優先度を割り当てるこ
とができる。このことは図4において加入者UE2のMAC−dに対して示され
ている。付加的に、Z1に対するテーブルSCT…Znに対するSCTの協働機
能を設定することができる。この機能により、隣接セルのテーブルSCT間の調
整によってセル間干渉を低減することができるようになる。
【0054】 図5には、TFCI(Transport Format Combination Indicator)を伝送する
シグナリングリソースが3つの加入者UE1…UE3によって利用される場合の
TFCS(Transport Format Combination Set)がダウンリンクにおいて例示さ
れている。それぞれの加入者にはTFCIの所定の値領域が固定的に割り当てら
れている。加入者UE1には値領域2−4が割り当てられおり、加入者UE2に
は値領域5−8が割り当てられおりかつ加入者UE13には値領域9−10が割
り当てられている。データが伝送されないとき、値0が伝送される。コネクショ
ンの確立の際(ベアラ1…ベアラ4)、所定の加入者UEに対して重要な、これ
らテーブルのすべての行が加入者UEに通報されて、TFCIのデコーディング
が可能になる。最後の列TS/Codeには、どのリソース(タイムスロットT
S、コードシーケンスCode)がその都度占有されているかが規定されている
。図示の例において、すべてのリソースはタイムスロットTS1に存在し、かつ
すべての加入者UEにコードシーケンス1−3が割り当てられており、これらに
全体のデータ伝送速度に従ってアクセスされる。すべてのUEによって共通に利
用されるシグナリングリソースはリソース(1/1)にあり、すなわちタイムス
ロット1においてコードシーケンス1にある。付加的なリソース(1/2)およ
び(1/3)は全体のデータ伝送速度が増加していく場合付け加えられる。すな
わち個々のリソースは約160ビットに対して十分であり、更に2ないし3つの
リソースユニットが必要とされる。
【0055】 図6には、リソースが複数の加入者UE1…UE5にアップリンクおよびダウ
ンリンクにおいてTDMAフレームの16のタイムスロット1にどのように分配
されるかが示されている。
【0056】 加入者UE1はアップリンクではタイムスロットTS1において4つのリソー
スを使用することができ、そのうち2つは加入者UE2と分かち合う。加入者U
E1に対してTFC1はコードシーケンスCode7によって伝送される一方、
加入者UE2に対してTFC2はコードシーケンスタイムスロットTS2におい
てCode5が設定されている。これにより、2つの加入者UE1およびUE2
は相互に無関係にそれぞれ2つのタイムスロットTS1,TS2にアクセスする
ことができかつ2つの加入者UE1,UE2間で2つの別のリソースを「共有」
することができる。ダウンリンクでは、2つの加入者UE1,UE2に対して、
比較的大きなカバー領域が定義された。更に、1つの共通のシグナリングリソー
ス(タイムスロットTS16におけるコードシーケンスCode4)が設けられ
た。というのは、非実時間データだけが伝送されるものと考えるべきであるから
である。加入者UE3およびUE4はダウンリンクおよびアップリンクにおいて
その都度1つの共通のリソースを利用するにすぎず、一方加入者UE5はそれに
対して排他的にリザーブされているリソースにアクセスする。
【0057】 提案された方法により、それぞれの加入者によって該加入者のデータ発生に応
じて、無線リソースマネージャーRRCによって固有の割り当てを行って、セル
負荷が高い場合に全体のスループットが最大限になるようにすることができる。
これに対して、非常に低いトラヒック発生に対しては更に、セル内でまたは第1
のTDDリリースに対しても常時排他的にリザーブを行えるだけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冒頭に説明した無線通信システムを示す図である。
【図2】 図1の無線通信システムにリソースを割り当てる際のMACおよびRRCの相
互作用を示す図である。
【図3】 公知技術と本発明のリソース割り当ての比較を示す図である。
【図4】 リソース割り当てのためのテーブルの利用例を示す図である。
【図5】 シグナリングリソースが3つのUEによって利用されるという、ダウンリンク
伝送の一例を示す表図である。
【図6】 複数の加入者にリソースが分配される例を示す表図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/36 (72)発明者 フランク ヴェークナー ドイツ連邦共和国 ベルリン クラマンシ ュトラーセ 14 アー (72)発明者 ベルンハルト ヴェークマン ドイツ連邦共和国 ホルツキルヒェン ヴ ァルベルクシュトラーセ 15 (72)発明者 アーヒム フォン ブラント ドイツ連邦共和国 ミュンヘン アム エ シュビヒル 7 アー (72)発明者 マルティン エトゥル ドイツ連邦共和国 ヴァイルハイム ヨハ ン−バウア−シュトラーセ 16 (72)発明者 トーマス グルーン ドイツ連邦共和国 ベルリン シェーンハ ウザー シュトラーセ 16 ベー エター ジュ 4 リ Fターム(参考) 5K033 CC01 DA17 5K067 AA13 CC08 EE02 EE10 EE16 EE63 HH21

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル無線通信システムにおけるリソースのダイナミック
    割り当て方法であって、 リソースが加入者(UE)と基地局(ノードB)との間の無線インタフェースに
    おける制限された数の物理チャネル(PCH)によって形成されかつ加入者(U
    E)にリソース管理によって割り当てられる という形式の方法において、 少なくとも複数の加入者(UE)に前記リソース管理によって排他的ではなく、
    その都度実時点の需要を上回る伝送容量を割り当てる ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 リソース管理の低い層(MAC−LAYER)のエンティテ
    ィが相互に作用しながら、管理される加入者(UE)の物理チャネル(PCH)
    における実時点の需要を求めかつ リソース管理の比較的高い層(RRC−LAYER)のうち加入者(UE)が排
    他的に使用することができない伝送容量を加入者(UE)に加入者固有に一時的
    に割り当てる 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 基地局(ノードB)に対する(アップリンク)および基地局
    からの加入者(ダウンリンク)に、所定数の排他的に割り当てられていない物理
    チャネル(DPCH)をリソース管理によって使用できるようにかつ加入者固有
    に一時的に割り当てる 請求項1および2記載の方法。
  4. 【請求項4】 物理チャネル(PCH)を組み合わされた多元接続方式、周
    波数分割、時分割および符号分割選択(TD−CDMA)により分離しかつタイ
    ムデュプレックモード(TDD)において利用しかつ物理チャネル(PCH)の
    割り当てはタイムスロット(TS)および符号の割り当てに基づいている 請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 TDMAフレームの物理チャネルの占有をTDMAフレーム
    に対してダイナミックに整合する 請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 複数の排他的に割り当てられていない物理チャネル(DPC
    H)を加入者(UE)に、その都度の最大の総データ伝送速度、平均データ伝送
    速度、最大の遅延時間および/または干渉状況に依存してリソース管理によって
    割り当てる 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 リソース管理におけるリソースの割り当ての際に、それぞれ
    の加入者(UE)および/または基地局(ノードB)の規則的に繰り返される測
    定を評価し、かつ それぞれしよう可能であるリソースの測定結果に基づいて、リソースに対する順
    序および/またはサービスを定めるインデックスを割り当てる 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 所定の専有物理チャネル(DPCH)を上り方向(アップリ
    ンク)におけるリソース要求のシグナリングに対しておよび下り方向(ダウンリ
    ンク)におけるリソース割り当てのシグナリングに対して利用する 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 それぞれの加入者(UE)に対して、割り当てられている物
    理チャネル(DPCH)内に少なくとも1つのシグナリングリソースを定義する
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記シグナリングリソースは、1つまたは複数の加入者(
    UE)に割り当てられているデータを有している伝送すべきそれぞれのデータブ
    ロックにおいて付加的に、コネクション確立の際に正確に固定されているフォー
    マットのトランスポートフォーマットポインタ(TFCI)を含んでいる 請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 トランスポートフォーマットポインタ(TFCI)は、1
    つまたは複数の加入者(UE)に配属されているデータブロックのその都度時間
    的に第1のタイムスロット(TS)においてTDMAフレームに配置されている
    請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 それぞれの加入者(UE)に対して、非排他的なシグナリ
    ングリソースを正確に定義する 請求項9から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 リソーステーブル(SCT)を配置しかつシグナリングリ
    ソースは複数の加入者(UE)に割り当て可能である 請求項9から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 下り方向(ダウンリンク)においてトランスポートフォー
    マットポインタ(TFCI)の送信電力をその都度最も遠隔の加入者(UE)に
    調整する 請求項10から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 シグナリングリソースの共通利用に対して、実質的に同じ
    伝送特性を有する加入者(UE)をまとめる 請求項13または14記載の方法。
  16. 【請求項16】 シグナリングリソースを複数の加入者(UE)によって同
    時に利用する際にトランスポートフォーマットポインタ(TFCI)に加入者固
    有の標識を設ける 請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 加入者(UE)に少なくとも1つのリソースを専有的に割
    り当て、かつ 該割り当てられたリソースの少なくとも1つにおいて、トランスポートフォーマ
    ットポインタ(TFCI)を専有物理チャネル(DPCH)内で伝送する 請求項9から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 加入者(UE)は上り方向(アップリンク)において、該
    加入者が一時的に使用することができる共通に利用可能なリソースで推計学的な
    ランダム原理に従ってアクセスし、つまり必要とされる伝送容量に依存してトラ
    ンスポートフォーマットを選択しかつ相応のトランスポートフォーマットポイン
    タ(TFCI)をデータブロックと一緒に割り当てられているリソースにおいて
    送信する 請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 加入者(UE)の、共通に利用可能なリソースに対する割
    り当てを優先度クラスに従って行う 請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 加入者(UE)はリソース要求をシグナリングリソースを
    介して特有のトランスポートフォーマットおよび特有のトランスポートフォーマ
    ットポインタ(TFCイ)において送信しかつ 基地局(ノードB)は検査して自分の方から前記加入者(UE)に、拒否されて
    いるまたはTFCIを支持していないリソースの1つまたは複数が一時的に割り
    当てられている特有のトランスポートフォーマットを返送する 請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のリソースをダイナミックに割り当てるた
    めの方法を実施するための無線通信システム、例えば移動無線システム。
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